JP2016203386A - 除湿・消臭シート - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型で、破損しても除湿・消臭剤が飛び出さない除湿・消臭シートを提供する。【解決手段】ポリエステルやポリプロピレンなどの長繊維により形成した第1長繊維層10と第2長繊維層20との間に、粒状のシリカゲルなどの多孔質吸着剤32を挟み込み、第1長繊維層10と第2長繊維層20とをニードルパンチ加工で接合することにより多孔質吸着剤32を固定して吸着層30を形成する。また、フレームラミネート加工により、ポリウレタンを第2長繊維層20に接着して積層し、ポリウレタン層40を形成する。さらに、フレームラミネート加工により、ポリウレタン層40に表面層50を接着して積層し、除湿・消臭シート1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、薄型で、破損しても除湿・消臭剤が外部に飛び出さない除湿・消臭シートに関する。
従来、少なくとも一方が通気性を有する2枚のシートを重ねて、両シートの外縁部及び内側部分を接合して複数の袋状部を構成し、その袋部に粒状の竹炭や備長炭などの除湿・消臭剤を封入した除湿・消臭シートがある。この除湿・消臭シートは、皮膚障害のおそれがなく、かつ、血行の向上など人体への効果も得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−024420号公報
ところが、上記特許文献1に記載の除湿シートでは、2枚のシートを重ねて複数の袋状部を形成し、その袋状部内に竹炭などの除湿・消臭剤を封入しているため、厚みがあり、また、使用中に袋が何らかの原因で破損した場合には、内部に封入されている竹炭などの除湿・消臭剤が外部に飛び出し、周囲を汚してしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、薄型で、破損しても除湿・消臭剤が飛び出さない除湿・消臭シートを提供することを目的とする。
この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。
上記「発明が解決しようとする課題」において述べた問題を解決するためになされた発明は、第1長繊維層(10)、第2長繊維層(20)、吸着層(30)、ポリウレタン層(40)及び表面層(50)を備えた除湿・消臭シート(1)である。
第1長繊維層(10)及び第2長繊維層(20)は、長繊維により形成された層であり、吸着層(30)は、第1長繊維層(10)と第2長繊維層(20)との間に、粒状の吸着剤(32)を挟み込み、第1長繊維層(10)と第2長繊維層(20)とを接合することにより吸着剤(32)を固定した層である。
ポリウレタン層(40)は、第2長繊維層(20)に積層された層であり、表面層(50)は、ポリウレタン層(40)に接着された層である。
このような除湿・消臭シート(1)によれば、従来の除湿・消臭シートに比べ、薄型で、破損しても消臭剤が飛び出さない除湿・消臭シートとすることができる。
つまり、長繊維で形成された第1長繊維層(10)と第2長繊維層(20)との間に粒状の吸着剤(32)を挟み込んで固定してある。したがって、従来の除湿・消臭シートのように袋状部を形成して、その内部に、除湿・消臭剤を封入する場合に比べ、薄くするこ
とができる。
また、シートを折り曲げるなどにより破損した場合に、袋状部が破損して、内部の除湿・消臭剤が外部に飛び出してしまうこともない。
また、請求項2に記載のように、吸収層(30)を、ニードルパンチ加工又は熱可塑性プラスチックを用いたホットメルト加工により第1長繊維層(10)と第2長繊維層(20)とを接合し、吸着剤(32)を固定した層とするとよい。
このようにすると、ニードルパンチ加工又はホットメルト加工により、粒状の吸着剤(32)が第1長繊維層(10)及び第2長繊維層(20)の全域に亘って配置され、第1長繊維層(10)及び第2長繊維層(20)に直接接触するので、効率よく除湿・消臭効果を得ることができる。
さらに、請求項3に記載のように、ポリウレタン層(40)を、フレームラミネート加工により、第2長繊維層(20)に接着して積層し、表面層(50)を、フレームラミネート加工によりポリウレタン層(40)に接着して積層するとよい。
また、請求項4に記載のように、第1長繊維層(10)及び第2長繊維層(20)をポリエステル又はポリプロピレンの不織布とし、吸着剤(32)を多孔質吸着剤(32)とすると、ニードルパンチ加工を行いやすく、また、除湿・消臭効果を高めることができる
除湿・消臭シートの概略の構成を示す図である。 除湿・消臭シートを腕時計に適用する場合の例を示す図である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[除湿・消臭シート1の構成]
図1は、除湿・消臭シート1の概略の構成を示す図である。なお、図1では、説明を分かりやすくするため、除湿・消臭シート1を形成する層の厚さの比率等は実際のものとは異なっている。
図1に示すように、除湿・消臭シート1は、第1長繊維層10、第2長繊維層20、吸着層30、ポリウレタン層40及び表面層50の層を備えている。
第1長繊維層10及び第2長繊維層20は、ポリエステル又はポリプロピレンなどの長繊維で形成したシート状の不織布であり、厚さ及びシート形状は、用途によって決めることができる。
吸着層30は、第1長繊維層10と第2長繊維層20との間に、シリカゲルB型などの多孔質吸着剤32を粒状にしたものを挟み込み、第1長繊維層10と第2長繊維層20とをニードルパンチ加工で接合することで形成される層である。
つまり、第1長繊維層10と第2長繊維層20とをニードルパンチ加工することにより第1長繊維層10及び第2長繊維層20の長繊維を絡ませ、絡んだ長繊維の間に多孔質吸着剤32が入り込むことで、多孔質吸着剤32を固定し、吸着層30を形成する。
ポリウレタン層40は、シート状に形成したポリウレタンを、フレームラミネート加工により第2長繊維層20に接着して形成される層である。
表面層50は、使用目的に合わせて、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、フィルム、
合成皮革あるいは綿布などのシート材をフレームラミネート加工によりポリウレタン層40に貼り合わせた層である。
[除湿・消臭シート1の適用例]
図2に基づき、除湿・消臭シート1の適用例について説明する。図2は、除湿・消臭シート1を腕時計60に適用する場合の例を示す図であり、図2(a)は、除湿・消臭シート1の平面図であり、図2(b)は、除湿・消臭シート1の側面図である。
この場合、ポリエステル等の表面層50の表面に接着剤を塗布し、接着剤の塗布面に表面にセパレータ52を貼付して、接着剤表面を保護するようにシール状にする(図2(b)参照)。
そして、図2(a)に示すように、シール状にした除湿・消臭シート1を腕時計60のケース部分1a及びバンド部分の一部1bの略平面形状となるように切断する。
除湿・消臭シート1を腕時計60に適用するには、図2(a)に示すように、腕時計60の平面形状に切断した除湿・消臭シート1の表面層50のセパレータ52を剥がし、腕時計60の裏面(腕に接触する側)に貼り付ける。このようにして、腕時計60の裏面の金属が腕に直接接触しないようにする。
[除湿・消臭シート1の特徴]
以上のような除湿・消臭シート1では、第1長繊維層10と第2長繊維層20との間にニードルパンチ加工により多孔質吸着剤32を挟み込んで固定してある。したがって、従来の除湿・消臭シートのように袋状部を形成して、その内部に、除湿・消臭剤(多孔質吸着剤32)を封入する場合に比べ、薄くすることができる。
また、シートを折り曲げたりして破損した場合に、袋状部が破損して、内部の除湿・消臭剤が外部に飛び出して、周囲を汚してしまうこともない。
さらに、ニードルパンチ加工により、粒状の多孔質吸着剤32が第1長繊維層10及び第2長繊維層20の全域に亘って配置され、第1長繊維層10及び第2長繊維層20に直接接触するので、効率よく除湿・消臭効果を得ることができる。
また、除湿・消臭シート1を腕時計60の裏面など人の皮膚に接触するような箇所に適用すると、多孔質吸着剤32の除湿効果により皮膚表面の汗を吸収するとともに、消臭効果により汗や埃による臭いを消臭することができ、快適に腕時計60を装着することができる。
[その他の実施形態]
(1)上記実施形態では、第1長繊維層10と第2長繊維層20とをニードルパンチ加工することにより第1長繊維層10と第2長繊維層20の間に吸着層30を形成していたが、ニードルパンチ加工に代わりに、エチレン酢酸ビニルなどの熱可塑性プラスチックを接着剤として、ホットメルト加工により、第1長繊維層10と第2長繊維層20との間に、シリカゲルB型などの多孔質吸着剤32を粒状にしたものを挟み込んで吸着層30を形成するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、除湿・消臭シート1を腕時計60に適用したが、人の皮膚に接触する物品であれば、どのような物品に適用してもよい。たとえば、ランドセルのパット、リュックサックのパットあるいはサポータ等に適用してもよい。
(3)上記実施形態では、多孔質吸着剤32としてシリカゲルB型を用いたが、それ以外にも、竹炭、活性炭、活性アルミナ、シリカ・アルミナあるいは合成ゼオライトなどを用いてもよい。
1… 除湿・消臭シート 1a… ケース部分 1b… バンド部分の一部 10… 第1長繊維層 20… 第2長繊維層 30… 吸着層 32… 多孔質吸着剤 40… ポリウ
レタン層 50… 表面層 52… セパレータ 60… 腕時計。

Claims (4)

  1. 長繊維により形成された第1長繊維層と、
    長繊維により形成された第2長繊維層と、
    前記第1長繊維層と前記第2長繊維層との間に、粒状の吸着剤を挟み込み、前記第1長繊維層と前記第2長繊維層とを接合することにより前記吸着剤を固定した層である吸着層と、
    前記第2長繊維層に積層されたポリウレタン層と、
    前記ポリウレタン層に積層された表面層と、
    を備えたことを特徴とする除湿・消臭シート。
  2. 請求項1に記載の除湿・消臭シートにおいて
    前記吸収層は、ニードルパンチ加工又は熱可塑性プラスチックを用いたホットメルト加工により前記第1長繊維層と前記第2長繊維層とを接合し、前記吸着剤を固定した層であることを特徴とする除湿・消臭シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の除湿・消臭シートにおいて、
    前記ポリウレタン層は、フレームラミネート加工により、前記第2長繊維層に接着されて積層され、
    前記表面層は、フレームラミネート加工により前記ポリウレタン層に接着され積層されていることを特徴とする除湿・消臭シート。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の除湿・消臭シートにおいて、
    前記第1長繊維層及び前記第2長繊維層は、ポリエステル又はポリプロピレンの不織布であり、
    前記吸着剤は、多孔質吸着剤であることを特徴とする除湿・消臭シート。
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