JP2016203200A - 下金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】バリの押し潰しを行うバリ押し潰し部とエジェクタ部材とを一体的に回転自在に備えた下金型を提供する。【解決手段】板状のワークの切断縁下部に生じたバリを除去するための下金型であって、パンチプレスにおけるダイホルダ3に支持される下型本体5を備え、この下型本体5内に上下方向の軸心回りに回転自在な回転本体13を備え、この回転本体13の中心位置に、上端部に円錐形状のバリ押し潰し部17を備えたピン部材15を備え、前記ピン部材15が上下に貫通自在な貫通穴31を備えたエジェクタ部材21を、前記回転本体13に上下動自在かつ当該回転本体13と一体的に回転自在に備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの1例としての金属板の切断加工、打抜き加工等の剪断加工を行った際に、ワーク下面に生じたバリを押し潰して除去するための下金型に係り、さらに詳細には、ワークを支持するエジェクタプレート(エジェクタ部材)を上下動自在かつワークの移動に追従して回転自在に備えた下金型に関する。
例えば、タレットパンチプレスなどのプレス機械に備えた上下の金型によって板状のワークに打抜き加工や切断加工等の剪断加工を行うと、加工縁の下部にバリを生じるものである。そこで、プレス機械に備えた別個の上下の金型によってバリの除去(押し潰し)を行うことが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第4916104号公報 特許第4659026号公報
前記特許文献1に記載の構成は、タレットパンチプレスにおける下部タレットに、バリ除去を行う工具としてのボールを備えた下型を装着して使用する構成である。そして、前記下型を加工位置に割出し位置決めした後に、パンチプレスに備えた下型昇降手段によって、前記下型を所定高さに上昇して使用するものである。したがって、特許文献1に記載の構成においては、下型昇降手段を必要とするものである。
引用文献2に記載の工具下側部分は、上端部に円錐形の加圧面を備えたピン状の転動体を、垂直な軸心回りに回転自在に備えた構成である。そして、前記加圧面は、工具下側部分におけるワーク台架の上面から常に突出した状態にある。したがって、特許文献2に記載の工具下側部分を、特許文献1に記載の下部タレットに装着して使用する場合は、前記下型昇降手段を省略することができる。
しかし、特許文献2に記載の工具下側部分を、特許文献1に記載の下部タレットに装着すると、工具下側部分における加圧面は、ワークが水平に移動されるパスラインから常に突出した状態にあり、タレットパンチプレスによってプレス加工を行う板状のワークの下面に擦り傷を生じ易い、という新たな問題を生じることになる。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、板状のワークの切断縁下部に生じたバリを除去するための下金型であって、パンチプレスにおけるダイホルダに支持される下型本体を備え、この下型本体内に上下方向の軸心回りに回転自在な回転本体を備え、この回転本体の中心位置に、上端部に円錐形状のバリ押し潰し部を備えたピン部材を備え、前記ピン部材が上下に貫通自在な貫通穴を備えたエジェクタ部材を、前記回転本体に上下動自在かつ当該回転本体と一体的に回転自在に備えていることを特徴とするものである。
また、前記下金型において、前記エジェクタ部材の上面は凸曲面に形成してあり、かつ常態においては、前記ピン部材の前記バリ押し潰し部は前記エジェクタ部材の上面と同一高さ又は上面から没入してあることを特徴とするものである。
また、前記下金型において、前記ピン部材の上端部に備えたバリ押し潰し部の形状は、截頭円錐形状であって、前記ピン部材の上面中央部に突出してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、上端部にバリ押し潰し部を備えたピン部材に対してエジェクタ部材を上下動自在かつ前記ピン部材と一体的に回転自在に備えているので、エジェクタ部材でもって、ワーク下面がピン部材の上端部に接触することを防止できるものである。
本発明の実施形態に係る下金型の構成を示す断面説明図である。 ピン部材の上端部に備えたバリ押し潰し部の拡大説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る下金型1は、例えばタレットパンチプレス(図示省略)におけるダイホルダの1例としての下部タレット3に着脱自在に支持される構成である。前記下金型1は、前記下部タレット3におけるダイ装着孔3H内に支持される円筒形状の下型本体5を備えている。この下型本体5内には、スラスト軸受部7及びラジアル軸受部9を備えた軸受ブロック11が備えられている。そして、前記軸受ブロック11には、回転本体13が上下方向の軸心回りに水平に回転自在に支持されている。なお、前記スラスト軸受部7とラジアル軸受部9は、それぞれ別個に設けてもよいものである。
前記回転本体13は、前記ラジアル軸受部9に回転自在に支持された上下方向の軸部13Aの上部に、前記スラスト軸受部7に回転自在に支持された大径の軸部13Bを一体に備えた構成である。この大径軸部13Bの上面中央部(中心位置)には、ピン部材15が上方向に突出して備えられている。このピン部材15の上端部には、板状のワークWの切断縁下側に生じたバリ(図示省略)の除去(押し潰し)を行うバリ押し潰し部17が備えられている。
より詳細には、前記バリ押し潰し部17は、図2に示すように、前記ピン部材15の上面中央部に上方向に僅かに突出して備えられている。前記バリ押し潰し部17は、截頭円錐形状に形成してあって、円錐面19は凹曲面に形成してある。前記バリ押し潰し部17は、ワークWに形成した、例えば四角形状の穴における角部付近のバリの押し潰しも可能なように、小径(中間高さ位置の直径が1mm〜2mm)に形成してあり、前記ピン部材15の上面15Fからの突出高さは前記直径よりも小さな寸法に設定してある。
すなわち、図2に想像線で示すように、ワークWの切断縁下側を前記円錐面19に強固に押圧してバリの押し潰しを行うとき、ピン部材15の変形を抑制するために、前記バリ押し潰し部17の直径は、ピン部材15の直径に比較して約1/3程度に小さく設定してある。換言すれば、ピン部材15の剛性を大きく保持しつつ、角穴の角部付近のバリ潰しが可能なように、バリ押し潰し部17の径を小さくし、かつバリ押し潰し部17の剛性を大きく保持するために、バリ押し潰し部17の前記上面15Fからの突出高さは、当該バリ押し潰し部17の直径よりも小さく設定してある。なお、前記ピン部材15の上面15Fは、バリの押し潰し時に、ワークWとの接触を回避すべく、外周側が僅かに低くなるテーパ面に形成してある。
前記回転本体13における大径軸部13Bの外周には、ワークWを支持する筒状のエジェクタ部材21が上下動自在に備えられている。より詳細には、前記エジェクタ部材21は、前記大径軸部13Bの上面において周方向に適宜間隔に備えた複数のコイルスプリングなどのごとき弾性部材23によって常に上方向に押圧付勢されている。前記エジェクタ部材21の上方向への移動を規制するために、前記エジェクタ部材21には、前記大径軸部13Bの外周面に周方向に適宜間隔に備えた上下方向の溝25に先端部が上下動自在に係合した複数の規制ピン27が備えられている。
したがって、前記溝25の上端部において前記規制ピン27の上方向への移動が規制されることにより、前記エジェクタ部材21の上方向への移動が規制されるものである。また、前記溝25と規制ピン27との係合により、前記回転本体13に対するエジェクタ部材21の相対的な回転が規制されるものである。前記エジェクタ部材21の上面29は、中央部が最も高位置となる球面形状などのごとき凸曲面に形成してあり、中央部には、前記ピン部材15が上下に貫通自在な貫通穴31が備えられている。
前記構成において、エジェクタ部材21が弾性部材23によって常に上方向へ押圧付勢され、かつエジェクタ部材21の上方向への移動が規制された状態においては、前記ピン部材15の上端部に備えた前記バリ押し潰し部17の上面は、前記エジェクタ部材21の最上部の上面と同一高さに、又はエジェクタ部材21の上面から僅かに没入した状態にあるものである。したがって、常態においては、ワークWはエジェクタ部材21に支持され、前記バリ押し潰し部17に対して非接触状態に保持されるものである。
以上のごとき構成において、下金型1をタレットパンチプレスにおける下部タレットに装着した状態であって、前記下金型1がタレットパンチプレスの加工位置に割出し位置決めされることなく、前記加工位置から離れた状態にあるときは、前記ピン部材15に備えた前記バリ押し潰し部17はエジェクタ部材21の上面と同一高さ、又はエジェクタ部材21の上面から没入した状態にある。したがって、常態においては、下金型1上を通過するワークWは下金型1におけるエジェクタ部材21に支持されることになる。よって、ワークWの下面が前記バリ押し潰し部17に接触して擦り傷を生じるようなことはないものである。
タレットパンチプレスによってワークWに穴の打抜き加工や剪断加工を行った際に、剪断縁下側に生じたバリの除去(押し潰し)を行うには、前記下金型1を、前記加工位置に割出し位置決めする。そして、タレットパンチプレスに備えられているワーク移動位置決め手段によって、ワークWの剪断縁を、図2に想像線で示すように、下金型1に備えたピン部材15のバリ押し潰し部17における円錐面19に対応した位置に位置決めする。
その後、タレットパンチプレスの上部タレットに装着されている上金型(図示省略)を下降し、この上金型に備えられているボール、ローラなどのごときワーク押圧転動部材33によってワークWにおける剪断縁の上部を押圧すると、弾性部材23の付勢力に抗してエジェクタ部材21が下降される。エジェクタ部材21が下降されると、ワークWの剪断縁下側に生じていたバリはバリ押し潰し部17における円錐面19へ強力に押圧されて押し潰される(除去される)ことになる。したがって、上述のように、ワークWの剪断縁下部をバリ押し潰し部17における円錐面19へ強力に押圧した状態を保持して、ワークWの剪断縁下部に沿って下金型1を相対的に移動することにより、剪断縁下部に生じたバリを押し潰すことができることになる。
前述のように、ワークWの剪断縁下部に沿って下金型1を相対的に移動するとき、ピン部材15は上下方向の軸心回りに回転される。また、エジェクタ部材21も前記ピン部材21と一体的に回転するものである。前述したように、バリ押し潰し部17における円錐面19へワークWの剪断縁下部を強固に押圧しつつ相対的に移動するとき、ピン部材15における上面15Fは、外周側が僅かに低くなるテーパ面に形成してあるので、前記上面15FはワークWの下面から逃げることとなり、接触による擦れが抑制されるものである。
また、前記バリ押し潰し部17は、ピン部材15に比較して小径(例えば直径が1mm〜2mm)であっても、突出寸法が小さいので剛性を大きく保持できるものである。したがって、例えば四角形状の穴の角部付近のバリを押し潰す場合であっても、バリ押し潰し部17が変形するようなことがなく、バリの押し潰しを容易に行い得るものである。
以上のごとき説明から理解されるように、本実施形態に係る下金型1によれば、常態においては、ワークWは、下金型1に上下動自在に備えたエジェクタ部材21に支持されて、バリ押し潰し部17に接触するようなことがないので、ワークWの下面に擦り傷を生じるようなことはないものである。また、例えば角穴の角部付近のバリ潰しをも行うべくバリ押し潰し部17の径を小さくした場合であっても、ピン部材15の上面15Fからのバリ押し潰し部17の突出高さは、バリ押し潰し部17の直径寸法よりも小さいので、バリ押し潰し部17の剛性を大きく保持することができ、角穴の角部付近のバリ潰しをも容易に行い得るものである。
なお、前記説明においては、回転本体13とピン部材15とを別個に設けたが一体に設けることも可能である。
1 下金型
5 下型本体
13 回転本体
15 ピン部材
15F 上面
17 バリ押し潰し部
19 円錐面
21 エジェクタ部材
23 弾性部材
29 上面
31 貫通穴

Claims (3)

  1. 板状のワークの切断縁下部に生じたバリを除去するための下金型であって、パンチプレスにおけるダイホルダに支持される下型本体を備え、この下型本体内に上下方向の軸心回りに回転自在な回転本体を備え、この回転本体の中心位置に、上端部に円錐形状のバリ押し潰し部を備えたピン部材を備え、前記ピン部材が上下に貫通自在な貫通穴を備えたエジェクタ部材を、前記回転本体に上下動自在かつ当該回転本体と一体的に回転自在に備えていることを特徴とする下金型。
  2. 請求項1に記載の下金型において、前記エジェクタ部材の上面は凸曲面に形成してあり、かつ常態においては、前記ピン部材の前記バリ押し潰し部は前記エジェクタ部材の上面と同一高さ又は上面から没入してあることを特徴とする下金型。
  3. 請求項1又は2に記載の下金型において、前記ピン部材の上端部に備えたバリ押し潰し部の形状は、截頭円錐形状であって、前記ピン部材の上面中央部に突出してあることを特徴とする下金型。
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