JP2016201911A - モータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法 - Google Patents

モータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータ位置を推定する計算における処理負荷の増加を抑制できるモータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法を提供する。
【解決手段】ブラシレスモータ11と、ホールセンサ12と、制御部13と、ゲートドライバ14と、インバータ15とを備えるモータ駆動装置であって、ブラシレスモータ11は、3相のモータ構造を有し、ホールセンサ12は、ブラシレスモータ11の動作時における磁束変化の信号を検出し、制御部13は、磁束変化の信号に基づいてブラシレスモータ11のロータ回転数を求め、ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、所定の電気角でブラシレスモータ11の各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号をゲートドライバ14に出力させ、インバータ15は、PWM信号に基づいて、ブラシレスモータ11のステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法に関する。
モータのステータコイル電圧を正弦波状に変化させる正弦波駆動は、矩形波状に変化させる矩形波駆動よりも低騒音、低振動である。正弦波駆動を行うためには高価な絶対角度センサ(レゾルバ等)が必要となる。絶対角度センサを使用しない場合、例えばホールセンサを使用する場合は、ホールセンサの出力間隔を一定時間経過(レゾルバの出力値を読み込むサンプリングタイミングに相当する時間)毎に、ロータ位置を推定して通電タイミングを切り替えることにより、精度は低下するが正弦波駆動を行うことができる。
特開平9−121583号公報
しかし、この場合、設定した時間からロータ位置を推定する計算が複雑になり、処理負荷が増加してしまうという問題がある。また、ロータ位置推定の計算誤差が大きくなってしまうという問題がある。また、誤差を小さくするために、高分解能のマップデータ(SIN、COS等)を保持しようとすると、使用するメモリ容量が増加してしまうという問題がある。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、ロータ位置を推定する計算における処理負荷の増加を抑制できるモータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、実施形態のモータ駆動装置は、ブラシレスモータと、ホールセンサと、制御部と、ゲートドライバと、インバータとを備えるモータ駆動装置であって、前記ブラシレスモータは、3相のモータ構造を有し、前記ホールセンサは、前記ブラシレスモータの動作時における磁束変化の信号を検出し、前記制御部は、前記磁束変化の信号に基づいて前記ブラシレスモータのロータ回転数を求め、前記ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、前記所定の電気角で前記ブラシレスモータの各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号を前記ゲートドライバに出力させ、前記インバータは、前記PWM信号に基づいて、前記ブラシレスモータのステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する、ことを特徴とする。
また、実施形態のモータ駆動装置は、前記制御部は、前記所定の電気角を、前記ホールセンサのエッジ間隔時間である電気角60度回転時間を60の約数で除算することにより算出し、前記電気角60度回転時間から前記所定の電気角が経過する毎に前記PWM信号を変化させる、ことを特徴とする。
また、実施形態のモータ駆動装置は、前記制御部は、前記PWM信号の生成に用いる三角関数の値を記憶するテーブルを有する、ことを特徴とする。
また、実施形態のモータ駆動装置は、前記制御部は、前記所定の電気角を、所定の電気角で算出される制御次数成分が、前記ブラシレスモータの共振周波数と一致しないように設定する、ことを特徴とする。
また、実施形態のモータ駆動装置の制御方法は、3相のモータ構造を有するブラシレスモータと、ホールセンサと、制御部と、ゲートドライバと、インバータとを備えるモータ駆動装置の制御方法であって、前記ホールセンサが、前記ブラシレスモータの動作時における磁束変化の信号を検出する検出工程と、前記制御部が、前記磁束変化の信号に基づいて前記ブラシレスモータのロータ回転数を求め、前記ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、前記所定の電気角で前記ブラシレスモータの各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号を前記ゲートドライバに出力させる出力工程と、前記インバータが、前記PWM信号に基づいて、前記ブラシレスモータのステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する供給工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、制御部は、磁束変化の信号に基づいて、ロータの回転数を算出し、当該回転数が変化しても、所定の電気角で前記ブラシレスモータの各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号をゲートドライバに出力させる。インバータは、PWM信号に基づいて、ブラシレスモータのステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する。これにより、ロータ位置を推定する計算における処理負荷の増加を抑制できるモータ駆動装置及びモータ駆動装置の制御方法を提供することができる。
モータ駆動装置1の構成を示す図である。 モータ駆動装置1の動作におけるフローチャートである。 モータ駆動装置1の動作を示すタイミングチャートである。 電気角θの設定の仕方について説明するための図である。 駆動方式が異なる場合のPWM Dutyの変換方法を説明するための図である。 駆動方式を切り換える方法について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、モータ駆動装置1の構成を示す図である。図1に示したモータ駆動装置1は、ブラシレスモータ11と、ホールセンサ12と、制御部13と、ゲートドライバ14と、インバータ15と、直流電源16とを備える。
ブラシレスモータ11は、3相のモータ構造を有するモータである。ブラシレスモータ11は、3相の電機子巻線であるU相ステータコイル、V相ステータコイル及びW相ステータコイルが巻かれたステータと、複数の磁極を有する永久磁石ロータとを備えている。
また、ブラシレスモータ11には、永久磁石ロータ近傍に、ホールセンサ12が取り付けられている。ホールセンサ12は、ブラシレスモータの動作時における磁束変化の信号を検出する3個のU相ホールセンサ、V相ホールセンサ、W相ホールセンサから構成される。U相ホールセンサは、永久磁石ロータの磁極の切り替わりを検出し、検出した結果をハイ(H)又はロー(L)の2値信号であるU相ホールセンサ信号を制御部13に出力する。また、V相ホールセンサは、永久磁石ロータの磁極の切り替わりを検出し、検出した結果をH又はLの2値信号であるV相ホールセンサ信号を制御部13に出力する。また、W相ホールセンサは、永久磁石ロータの磁極の切り替わりを検出し、検出した結果をH又はLの2値信号であるW相ホールセンサ信号を制御部13に出力する。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号に基づいて、ブラシレスモータ11のロータ回転数を求め、ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、所定の電気角でブラシレスモータ11の各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号をゲートドライバ14に出力させる。
インバータ15は、PWM信号に基づいて、ブラシレスモータ11のステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する。
直流電源16は、インバータ15がブラシレスモータ11のステータコイルへの電圧供給をするための、直流電圧を供給する。
ここで、通電タイミングについて説明する。従来において、例えば6極9スロット3相ブラシレスモータの場合、180度正弦波駆動を行う際、通電タイミングTが固定なので、ここから電気角θを算出しなければならなかった。通電タイミングTは、T=電気角60度回転時間÷60×電気角θという式で求まる。ここで、電気角60度回転時間とは、例えばU相ホールセンサ信号がLからHに変わった時刻とW相ホールセンサがHからLに変わった時刻との間の時間である。例えば、電気角60度回転時間が1.11msの場合、ロータの回転数が3000rpmと求まる。従って、上記式に電気角60度回転時間=1.11ms、T=0.1msを代入すると、ロータの回転数が3000rpmのときの電気角θは、5.4度となる。また、電気角60度回転時間が3.33msの場合、ロータの回転数が1000rpmと求まる。従って、上記式に電気角60度回転時間=3.33ms、T=0.1msを代入すると、ロータの回転数が1000rpmのときの電気角θは、1.8度となる。このように、通電タイミングTを固定すると、この通電タイミングTからロータの回転数に応じて電気角θを計算しなければなかった。このため、従来においては、通電タイミングTからロータ位置(電気角θ)を推定する計算が複雑になり、ロータ位置を推定する計算における処理負荷が増加してしまうという問題があった。
また、仮に分解能1度でsin、cosのマップデータを保持する場合、最低でも0〜359度の360個のデータが必要となるうえ、0.4度、0.2度の計算誤差が生じる。また、例えば分解能0.1度にしようとすると、10倍の3600個のデータが必要となってしまう。
そこで、本実施形態では、通電タイミングTを、従来のような固定のタイミングではなく、電気角60度回転時間を所定の数で除算して求まる所定の電気角として変化させることを特徴とする。すなわち、電気角θを所定の電気角に固定すれば、通電タイミングTをロータの回転数に応じて決めることができる。
例えば、電気角60度回転時間が3.33msの場合、ホールセンサ信号からロータの回転数が1000rpmと求まる。このとき、通電タイミングを0.555msとするには、電気角60度回転時間を所定の数として6で割って所定の電気角(θ=10度)とすればよい。また、電気角60度回転時間が1.11msの場合、ホールセンサ信号からロータの回転数が3000rpmと求まる。このとき、通電タイミングを0.185msとするには、電気角60度回転時間を所定の数6で割って所定の電気角(θ=10度)とすればよい。
このように、本実施形態では、通電タイミングTを、電気角60度回転時間を所定の数で除算して求まる所定の電気角として変化させることを特徴とする。
このため、制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号に基づいて、ブラシレスモータ11のロータ回転数を求め、ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、前記所定の電気角でブラシレスモータ11の各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号をゲートドライバ14に出力させる。また、制御部13は、所定の電気角を、ホールセンサ12のエッジ間隔時間である電気角60度回転時間を所定の数で除算することにより算出し、電気角60度回転時間から所定の電気角が経過する毎にPWM信号を変化させる。
以下、まず制御部13が所定の電気角をどのように決定し、電気角60度回転時間から所定の電気角が経過する毎にPWM信号を変化させるかについて、図2を用いて説明する。図2は、モータ駆動装置1の動作におけるフローチャートである。
制御部13は、ホールセンサ信号(U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号)のレベルを判定する(ステップST1)。
制御部13は、ホールセンサ信号のレベルから、磁極位置=0、磁極位置=60、磁極位置=120、磁極位置=180、磁極位置=240、磁極位置=300を確定する。
磁極位置=0とは、電気角θが0度〜60度の範囲である。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号がそれぞれH、L、Hのとき、磁極位置=0と判定する。
磁極位置=60とは、電気角θが60度〜120度の範囲である。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号がそれぞれH、L、Lのとき磁極位置=60と判定する。
磁極位置=120とは、電気角θが120度〜180度の範囲である。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号がそれぞれH、H、Lのとき磁極位置=120と判定する。
磁極位置=180とは、電気角θが180度〜240度の範囲である。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号がそれぞれL、H、Lのとき磁極位置=180と判定する。
磁極位置=240とは、電気角θが240度〜300度の範囲である。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号がそれぞれL、H、Hのとき磁極位置=240と判定する。
磁極位置=300とは、電気角θが300度〜360度の範囲である。
制御部13は、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号がそれぞれL、L、Hのとき磁極位置=300と判定する。
制御部13は、センサエッジ間隔時間を取得する(ステップST2)。
制御部13は、磁極位置=0の場合、センサエッジ間隔時間(電気角60度回転時間)を、ホールセンサ信号(U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号)から取得する。
制御部13は、U相ホールセンサ信号がLからHに変わった時刻とW相ホールセンサがHからLに変わった時刻との間の時間から、磁極位置=0におけるセンサエッジ間隔時間を取得する。
制御部13は、W相ホールセンサ信号がHからLに変わった時刻とV相ホールセンサがLからHに変わった時刻との間の時間から、磁極位置=60におけるセンサエッジ間隔時間を取得する。
制御部13は、V相ホールセンサ信号がLからHに変わった時刻とU相ホールセンサがHからLに変わった時刻との間の時間から、磁極位置=120におけるセンサエッジ間隔時間を取得する。
制御部13は、U相ホールセンサ信号がHからLに変わった時刻とW相ホールセンサがLからHに変わった時刻との間の時間から、磁極位置=180におけるセンサエッジ間隔時間を取得する。
制御部13は、W相ホールセンサ信号がLからHに変わった時刻とV相ホールセンサがHからLに変わった時刻との間の時間から、磁極位置=240におけるセンサエッジ間隔時間を取得する。
制御部13は、V相ホールセンサ信号がHからLに変わった時刻とU相ホールセンサがLからHに変わった時刻との間の時間から、磁極位置=300におけるセンサエッジ間隔時間を取得する。
制御部13は、センサエッジ間隔時間を元に電気角X度回転時間を算出する(ステップST3)。ここで、制御部13は、電気角X度回転時間(所定の電気角)を算出する際、センサエッジ間隔時間(電気角60度回転時間)を、例えば、60の約数(所定の数)で除算することにより電気角X度回転時間を算出する。
制御部13は、ホールセンサ信号間隔(電気角X度回転時間)を直前の電気角60度回転時間から推定して補正する。なお、ホールセンサ12の取付ばらつきを補正するには、電気角X度回転時間の移動平均結果から推定して補正するのが好ましい。
制御部13は、通電切り替えタイマの動作を開始させ、電気角X度回転時間経過毎に割り込み処理を行う(ステップST4)。この際、制御部13は、最新のセンサエッジ間隔時間で算出した時間でタイマを更新する。
制御部13は、ステップST1で確定した磁極位置i×60(i=0、1、2、3、4、5のいずれか)の次の磁極位置(i+1)×60における一番目の電気角X度回転時間において、通電切り替えタイマの動作を開始させる。
制御部13は、dq三相変換(PWM Duty算出)を行う(ステップST5)。
この算出には、ホールセンサ12の磁極位置で算出するため、電気角θ=(i+1)×60度が用いられる。
制御部13は、PWM Dutyを出力する(ステップST6)。制御部13は、算出されたPWM Duty(PWM指令信号)をゲートドライバ14に出力し、ゲートドライバ14にPWM信号を出力させる。
制御部13は、磁極位置(i+1)におけるj(j=2〜60/X)番目の電気角X度回転時間において、通電切り替えタイマの動作を開始させる(ステップST4)。
制御部13は、磁極位置をX度加える処理を行う(ステップST7)。
これは、電気角X度回転時間毎に割り込みを発生させるため、電気角X度回転したと推定するためである。
制御部13は、dq三相変換(PWM Duty算出)を行う(ステップST8)。
この算出にはホールセンサ12の磁極位置で算出するため、電気角θ=(i+1)×60+(j−1)×X度が用いられる。
制御部13は、PWM Dutyを出力する(ステップST9)。制御部13は、算出されたPWM Dutyをゲートドライバ14に出力し、ゲートドライバ14にPWM信号を出力させる。
このようにして、磁極位置(i+1)における磁極位置検出が終了した後、制御部13は、ステップ2に戻り磁極位置(i+2)における磁極位置検出へ移行する。すなわち、制御部13は、ホールセンサ12の切り替わりで磁極位置認識を更新する。この際、ロータが加速または減速した場合であっても絶対位置(電気角θ)が更新される。
ここで、制御部13が行う、dq三相変換(PWM Duty算出)について説明する。
インバータ15は、PWM信号に基づいて、ブラシレスモータ11のステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する。このため、制御部13は、インバータ15がステータコイルへ供給する電圧(U相電圧、V相電圧、W相電圧)が、下記各式で表されるように、PWM Duty(PWM指令信号)の算出を行う。
Vu=(√2/3)×(Vd×cosθ−Vq×sinθ)
Vv=(√2/3)×{Vd×cos(θ−2π/3)−Vq×sin(θ−2π/3)}
Vw=−Vu−Vv
なお、Vd、Vqは制御部13の外部から入力される指令電圧であり、Vdはd軸電圧を示し、Vqはq軸電圧を示している。
PWM Duty(デューティ)とは、直流電源16の電圧レベル、例えば12Vに対する上記各Vu、Vv、Vwのレベルの割合である。そこで、制御部13は、上記式に基づき、デューティ(電気角X度回転時間に対するPWM指令信号がHである時間の割合)を算出して、このデューティを持つ、デジタル信号であるPWM指令信号6本をゲートドライバ14に対して出力する。
ゲートドライバ14は、インバータ15を構成する上側のFETを駆動する場合は、デジタル信号であるPWM指令信号3本のレベルを昇圧してPWM信号を生成し、FETのゲートを駆動する。また、ゲートドライバ14は、インバータ15を構成する下側のFETを駆動する場合は、デジタル信号であるPWM指令信号3本のレベルのままPWM信号を生成し、FETのゲートを駆動する。
これにより、制御部13は、電気角X度回転時間でブラシレスモータ11の各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号をゲートドライバ14に出力させる。インバータ15は、PWM信号に基づいて、ブラシレスモータ11のステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する。
本実施形態において、制御部13の外部から入力される指令電圧は、q軸電圧Vqであり、d軸電圧Vdは常に0としている。なお、進角制御を行う場合は、ホールセンサ信号を用いて実施すればよい。
すなわち、インバータ15がステータコイルへ供給する電圧(U相電圧、V相電圧、W相電圧)が、下記各式で表される。
Vu=(√2/3)×(−Vq×sinθ)
Vv=(√2/3)×{−Vq×sin(θ−2π/3)}
Vw=−Vu−Vv
これにより、制御部13がPWM信号の生成に用いる三角関数の値を記憶するテーブルは、(360度/電気角X度)=(60度/所定の数)×6個のsinθをマップデータとして予め記憶しておけばよい。このようにして、従来のような計算誤差が生じることがなくなり、使用するメモリ容量の増加を抑制することができる。
また、図2に示す処理を、電気角0度〜360度について行うことにより、すなわち通電タイミングを(360度/電気角X)回に分けた所定の電気角において行うことにより、ブラシレスモータ11のステータコイル電圧を正弦波状に変化させることが可能となる。すなわち、モータ駆動装置1によれば、レゾルバに比べて安価なホールセンサ12及び回路構成が簡易な制御部13を用いてロータ位置の推定を正確に行うことができ、ブラシレスモータ11のステータコイル電圧を正弦波状に変化させるという適切なモータ駆動を行うことができる。
図3は、モータ駆動装置1の動作を示すタイミングチャートである。
図3において、電気角X度回転時間を電気角10度回転時間(所定の角度)とした場合の、U相電圧、V相電圧、W相電圧各々のレベル変化、U相ホールセンサ信号、V相ホールセンサ信号、W相ホールセンサ信号のレベル変化を、電気角θを横軸にして示している。
電気角θ=0度〜360度において60度毎に縦方向に一点鎖線を引いてある。このそれぞれの一点鎖線の間が、センサエッジ間隔(電気角60度回転時間)を示している。
このうち、電気角θ=0度〜60度で示される電気角60度回転時間を6で割った値が、電気角θ=60度〜120度で示される電気角10度回転時間となる。電気角θ=60度〜120度で示される電気角10度回転時間毎に、dq三相変換が6回行われる。これにより、電気角θ=60度〜120度におけるU相電圧、V相電圧、W相電圧各々のレベル変化が得られる。このdq三相変換が36回行われることで、ブラシレスモータ11のステータコイル電圧が正弦波状に変化させられる。
以上のように本発明の実施形態によれば、制御部13は、ホールセンサ信号(磁束変化の信号)に基づいて、ロータの回転数を算出し、当該回転数が変化しても、電気角10度回転時間(所定の電気角)でブラシレスモータ11の各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号をゲートドライバ14に出力させる。インバータ15は、PWM信号に基づいて、ブラシレスモータ11のステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する。これにより、ロータ位置を推定する計算における処理負荷の増加を抑制できるモータ駆動装置1及びモータ駆動装置1の制御方法を提供することができる。
続いて、電気角θの設定の仕方について説明する。
モータヨークや、モータの振動が伝わる関係にあるものの共振周波数(ブラシレスモータの共振周波数)と、電気角θで通電タイミングを切り換えるときの周波数とが一致する場合、作動音が増大するという問題があった。
図4は、電気角θの設定の仕方について説明するための図である。図4(a)は、電気角θで通電タイミングを切り換えるときの周波数と音圧との関係を示す図であり、図4(b)は、電気角θでの制御次数成分を示す図である。
制御次数成分とは、モータ(ロータ)が機械的に1回転する場合の所定の電気角θでの通電タイミングの周波数のことであり、下記式で表される。
制御次数成分[Hz]={(360×P×N)/(θ×60)}×次数
制御次数成分は、ここで、Pは極対数であり、Nは回転数[rpm]を表す。
θ=60(矩形波)の場合、1次の720Hz、2次の1440Hz、…、10次の7200Hzとなるにつれて、ピークが徐々に小さくなっている。また、θ=6の場合は、1次の7200Hzでピークが表れる。このように、通電タイミングの周波数が、ブラシレスモータの共振周波数(7000Hz付近の共振周波数)と一致する場合、作動音が増大している。これにたいして、θ=10の場合は、ピークが表れることがない。
このように、モータヨークや、モータの振動が伝わる関係にあるものの共振周波数(ブラシレスモータの共振周波数)と、モータ相電流でピークとなる次数成分が一致しないように電気角θを設定することで作動音を低減できる。なお、共振周波数は、予め設計のときに判っている値である。
すなわち、制御部13は、電気角θ(所定の電気角)を、電気角θで算出される制御次数成分が、ブラシレスモータの共振周波数と一致しないように設定することにより、作動音を低減することができる。
次に、電圧指令方式の矩形波駆動と正弦波駆動のコントローラ(制御部13)に対して、指令を与える側のECUの指令値を変更しなくて済ませる手法について説明する。
従来の電圧指令方式の矩形波駆動においては、指令電圧=モータ端子電圧となるように、指令電圧をモータ駆動用のPWM Dutyに変換していた。
これに対して、電圧を正弦波状に印可する場合、駆動PWM Dutyは、上記説明によりロータ位置(所定の電気角)により可変となるため、矩形波駆動時のような単純なPWM Dutyへの変換はできない。
図5は、駆動方式が異なる場合のPWM Dutyの変換方法を説明するための図である。
制御部13は、指令電圧を外部のECUから取得する(ステップST21)。
制御部13は、駆動方式が矩形波駆動か否かを判定する(ステップST22)。
制御部13は、駆動方式が矩形波駆動の場合(ステップST22−Yes)、矩形波駆動処理に進む(ステップST23)。
ステップST23において、制御部13は、通電パターンの確定を行う(ステップST31)。
制御部13は、指令電圧をPWM Dutyレジスタに入力する(ステップST32)。制御部13は、指令電圧=モータ電圧となるようにPWM Dutyレジスタを設定する。
一方、制御部13は、駆動方式が正弦波駆動の場合(ステップST22−No)、正弦波駆動処理に進む(ステップST24)。
ステップST24において、制御部13は、指令電圧であるq軸電圧Vqを√(3)倍する(ステップST41)。これにより、矩形波駆動時のモータ電圧と正弦波駆動時のモータ電圧実効値を同等にできる。
制御部13は、d軸電圧Vdは常に0とする(ステップST42)。制御部13は、座標変換を行う(ステップST43)。この座標変換は、上記説明のdq三相変換(PWM Duty算出)である。
制御部13は、座標変換をPWM Dutyレジスタに入力する(ステップST44)。制御部13は、座標変換結果=モータ電圧となるように、PWM Dutyレジスタを設定する。ここで、制御部13は、PWM Dutyレジスタが有するモータ電圧を基に、デジタル信号であるPWM指令信号をゲートドライバ14に対して出力する。
これにより、電圧指令方式の矩形波駆動と正弦波駆動のコントローラ(制御部13)に対して、指令を与える側のECUの指令値を変更しなくて済ませることができる。また、制御部13が、指令値を電流値や回転数に置き換える処理を不要とすることができる。
次に、電圧正弦波駆動と、矩形波駆動とを切り替える手法について説明する。
モータの駆動方法において、正弦波着磁されたモータに対して、モータ相電流が正弦波状になるように駆動する正弦波駆動は、矩形波駆動と比較してトルクリップルが小さくなるため作動音が小さくなる。ただし、進角等の駆動条件によっては、矩形波駆動と比較してトルクが低減する場合があり、高負荷、高回転領域では、必要なトルクを出せない場合がある。
そこで、電圧正弦波駆動ではトルクが足りない領域では矩形波駆動を使用する。そして、作動音が気になる領域と、トルクが多く必要な領域とに対して、モータの動作領域毎に駆動方式を電圧正弦波駆動方式、矩形波駆動方式と切り替える。
図6は、駆動方式を切り換える方法について説明するための図である。
制御部13は、高回転指令があるか否かを判定する(ステップST51)。
制御部13は、高回転指令がある場合(ステップST51−Yes)、矩形波駆動処理に進む(ステップST52)。このステップST52は、図5に示すステップS23と同じである。制御部13は、図5に示すステップS31に進む。
一方、制御部13は、高回転指令がない場合(ステップST51−No)、正弦波駆動処理に進む(ステップST53)。このステップST53は、図5に示すステップS24と同じである。制御部13は、図5に示すステップS41に進む。
これにより、モータ側の仕様変更(トルク定数アップ)無しで、高負荷、高回転域での作動と、特に作動音が気になる低負荷、低回転域での作動音低減作動とを両立することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明のモータ駆動装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 モータ駆動装置
11 ブラシレスモータ
12 ホールセンサ
13 制御部
14 ゲートドライバ
15 インバータ
16 直流電源

Claims (5)

  1. ブラシレスモータと、ホールセンサと、制御部と、ゲートドライバと、インバータとを備えるモータ駆動装置であって、
    前記ブラシレスモータは、3相のモータ構造を有し、
    前記ホールセンサは、前記ブラシレスモータの動作時における磁束変化の信号を検出し、
    前記制御部は、前記磁束変化の信号に基づいて前記ブラシレスモータのロータ回転数を求め、前記ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、前記所定の電気角で前記ブラシレスモータの各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号を前記ゲートドライバに出力させ、
    前記インバータは、前記PWM信号に基づいて、前記ブラシレスモータのステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する、
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記制御部は、前記所定の電気角を、前記ホールセンサのエッジ間隔時間である電気角60度回転時間を所定の数で除算することにより算出し、前記電気角60度回転時間から前記所定の電気角が経過する毎に前記PWM信号を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記制御部は、前記PWM信号の生成に用いる三角関数の値を記憶するテーブルを有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記制御部は、
    前記所定の電気角を、前記所定の電気角で算出される制御次数成分が、前記ブラシレスモータの共振周波数と一致しないように設定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3いずれか一項に記載のモータ駆動装置。
  5. 3相のモータ構造を有するブラシレスモータと、ホールセンサと、制御部と、ゲートドライバと、インバータとを備えるモータ駆動装置の制御方法であって、
    前記ホールセンサが、前記ブラシレスモータの動作時における磁束変化の信号を検出する検出工程と、
    前記制御部が、前記磁束変化の信号に基づいて前記ブラシレスモータのロータ回転数を求め、前記ロータ回転数が変化しても、所定の電気角を算出し、前記所定の電気角で前記ブラシレスモータの各相への通電タイミングを切り替えるPWM信号を前記ゲートドライバに出力させる出力工程と、
    前記インバータが、前記PWM信号に基づいて、前記ブラシレスモータのステータコイルへの電圧供給を、正弦波状に変化させて供給する供給工程と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置の制御方法。
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