JP2016199352A - エレベータのかご内映像記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】犯罪の可能性が高い所望の映像を検索する際の利便性を向上させることができるエレベータのかご内映像記録システムの提供。
【解決手段】本発明は、乗りかご3内における犯罪の可能性が高い所定の事象を検知する挙動検知装置16、カメラ映像解析部173、及び高音声センサ7と、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を、上記所定の事象が検知されたかどうかを識別する識別情報と関連付けた映像データとして記録する映像記録部175と、映像記録部175に記録された識別情報に基づいて、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像の重要度を判定する重要度判定部176Aと、重要度判定部175Aによって判定された重要度に応じて、映像記録部175に記録された映像データから乗りかご3内の映像を検索するための一覧を作成する一覧作成部176Bとを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、乗りかご内の映像を記録して検索するエレベータのかご内映像記録システムに関する。
一般に、この種のかご内映像記録システムは、乗りかご内の適宜な位置にカメラを設置し、さらに乗りかごの上部に映像記録装置を設置したエレベータに対して、乗りかごのドアが開いたとき、あるいは乗りかごの走行中のように乗客がエレベータを利用しているときに、カメラが撮影した乗りかご内の映像を映像記録装置に記録するようにしている。
このようなかご内映像記録システムは、エレベータを遠隔的に監視するセンタ装置等において、映像記録装置に記録された映像の中から犯罪の可能性が高い映像を、当該映像と共に記録された記録時刻を検索キーとして検索することにより再生している。しかしながら、エレベータを乗客が利用している限り、カメラで撮影された乗りかご内の映像の記録が継続されるので、映像記録装置の記録量は膨大になり易く、映像記録装置に記録された映像の中から所望の映像を検索するのに、多くの手間を要することが問題となっていた。
そこで、防犯カメラで撮影されたかご内映像を記録する一次映像記録部と、犯罪の可能性が高い事象信号を受信したとき、事象受信時間及び各事象を意味する検索キーとなる識別データと共に、事象発生時の一次映像記録部に記録されるかご内映像を映像・データ記録部に保存する映像・データ管理部とを設けた映像記録装置を備えたエレベータのかご内映像記録システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−21852号公報
上述した特許文献1に開示された従来技術のかご内映像記録システムは、通常運転とは異なる特異の振動が生じたときや通常時とは異なる音声レベル以上の音声が発せられたときのように、検索キーとなる犯罪の可能性が高い事象毎の識別データに従って映像・データ記録部のかご内映像を検索しているが、これらの識別データのうちどのデータに対応する映像の重要度が高いかについてまでは考慮されておらず、映像記録装置に記録された犯罪の可能性が高い映像の中から優先的に再生する必要がある映像を検索するのに時間がかかる。このように、従来技術のかご内映像記録システムは、犯罪の可能性が高い所望の映像を検索する際の利便性が低いことが懸念されている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、犯罪の可能性が高い所望の映像を検索する際の利便性を向上させることができるエレベータのかご内映像記録システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のエレベータのかご内映像記録システムは、昇降路内を昇降する乗りかご、及び前記乗りかご内の映像を取得する映像取得装置を備えたエレベータに設けられ、前記映像取得装置によって取得された前記乗りかご内の映像を記録すると共に、記録した前記乗りかご内の映像を検索するエレベータのかご内映像記録システムにおいて、前記乗りかご内における犯罪の可能性が高い所定の事象を検知する事象検知装置と、前記映像取得装置によって取得された前記乗りかご内の映像を、前記事象検知装置によって前記所定の事象が検知されたかどうかを識別する識別情報と関連付けた映像データとして記録する映像記録部と、前記映像記録部に記録された前記識別情報に基づいて、前記映像取得装置によって取得された前記乗りかご内の映像の重要度を判定する重要度判定部と、前記重要度判定部によって判定された前記重要度に応じて、前記映像記録部に記録された前記映像データから前記乗りかご内の映像を検索するための一覧を作成する一覧作成部とを備えたことを特徴としている。
本発明のエレベータのかご内映像記録システムによれば、犯罪の可能性が高い所望の映像を検索する際の利便性を向上させることができる。なお、上述した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係るかご内映像記録システムの一実施形態が適用されるエレベータの構成を示す全体図である。 本発明に係るエレベータのかご内映像記録システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図2に示す挙動検知装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2に示す映像記録処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るかご内映像記録システムにおいて犯罪の可能性が高い事象を示す条件として設定された内容を示す図である。 図4に示す映像記録部に記録された撮影映像記録テーブルの構成を示す図である。 図4に示す重要度判定部によって判定される乗りかご内の映像の重要度と識別結果との関係を示す図である。 図4に示す一覧作成部によって作成された撮影映像一覧送信テーブルの構成を示す図である。 図4に示す映像記録制御部による撮影映像記録テーブルの作成処理の流れを示すフローチャートである。 図4に示す映像記録制御部による撮影映像一覧送信テーブルの作成処理及び伝送処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係るエレベータのかご内映像記録システムを実施するための形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係るかご内映像記録システムの一実施形態が適用されるエレベータの構成を示す全体図である。
本発明に係るかご内映像記録システムの一実施形態は、例えば、図1に示すエレベータ1に適用される。このエレベータ1は、建物の昇降路2内を昇降し、エレベータ1を利用する利用者が建物の各階へ移動するために乗り込む乗りかご3と、一端が乗りかご3に取付けられた主ロープ4と、この主ロープ4の他端が取付けられ、昇降路2内に吊り下げられた釣合い錘5とを備えている。
また、エレベータ1は、乗りかご3内の映像を取得する映像取得装置6を備えており、この映像取得装置6は、例えば、乗りかご3の天井に設置され、乗りかご3内の状態を撮影するステレオカメラ(以下、便宜的に映像取得装置と同じ符号を付す)から構成されている。なお、映像取得装置6は、乗りかご3内の映像を取得可能な装置であれば、ステレオカメラ以外の装置であってもよい。
乗りかご3内には、ステレオカメラ6以外に、開閉可能に設けられ、乗りかご3と建物の各階の乗り場10とを連絡する出入口を開閉するドア(図示せず)、乗りかご3内で発生した音声を検知する音声検知装置としての高音声センサ7、及び乗りかご3の行先階へのかご呼びの登録及びドアの開閉動作の指令を出力する操作盤8が設置されている。
乗りかご3のドアは、例えば、各階の乗り場10側(正面側)から見て乗りかご3の出入口の中央から左右の両側へ開閉する両開き構造になっている。高音声センサ7は、例えば、予め設定された大きさ(dB)未満の音声を入力したときには動作せず、当該大きさ以上の音声を入力したときにのみ動作するセンサである。なお、乗りかご3のドアは、上述した両開き構造の場合に限らず、例えば、各階の乗り場10側から見て左右の一方向へ開閉する片開き構造であってもよい。
上述したステレオカメラ6、高音声センサ7、及び操作盤8を含む乗りかご3内の各機器は、昇降路2内に配設されたテールコード9A、中継器9B、及び通信ケーブル9Cを介して後述のエレベータ制御装置14に電気的に接続されている。テールコード9Aは、一端が乗りかご3の下部に接続され、他端が中継器9Bに接続されており、昇降路2内においてU字状に垂下されている。中継器9Bは、昇降路2の壁面に固定されており、乗りかご3内の各機器とエレベータ制御装置14との間で行われる通信を中継する装置である。
さらに、エレベータ1は、昇降路2の上方に位置する機械室11に設けられ、乗りかご3及び釣合い錘5を駆動する巻上機12と、この巻上機12の近傍に配置されたそらせ車13とを備えている。さらに、エレベータ1は、乗り場10側の出入口近傍の壁に設けられ、乗りかご3の乗り場呼びの登録を行う乗り場釦(図示せず)と、機械室11に設けられ、乗りかご3の運転及びドアの開閉駆動等のエレベータ1全体の動作を制御する前述のエレベータ制御装置14とを備えている。なお、建物の各階の乗り場10には、乗りかご3のドアと連動して出入口を開閉するドア10Aが設けられている。
巻上機12は、主ロープ4が巻き掛けられた駆動シーブ12Aと、この駆動シーブ12Aを回転させるモータ12Bと、駆動シーブ12Aの回転を制動するブレーキ装置(図示せず)とを有し、これらのモータ12B及びブレーキ装置はエレベータ制御装置14に電気的に接続されている。このような構成の巻上機12は、エレベータ制御装置14からの制御指令を受けてモータ12B及びブレーキ装置を作動させることにより、乗りかご3を釣合い錘5に対して相対的に昇降させるようにしている。
エレベータ制御装置14は、例えば図示されないが、乗りかご3の運転及びドアの開閉駆動を含むエレベータ1全体の動作を制御するための各種の演算を行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置と、CPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)とを含むハードウェアから構成されている。
本実施形態に係るかご内映像記録システムは、このような構成のエレベータ1に適用され、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を記録すると共に、記録した乗りかご3内の映像を検索する構成に特徴がある。以下、本実施形態に係るかご内映像記録システムの具体的な構成について、図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は本実施形態に係るかご内映像記録システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るかご内映像記録システムは、図2に示すように、エレベータ1の利用者が暴れる等の乗りかご3内における利用者の挙動を検知する挙動検知装置16と、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を記録する処理を行う映像記録処理装置17と、及びエレベータ1から離れた場所に設置され、エレベータ1の動作や状態を遠隔的に監視するセンタ装置18とを備えている。
挙動検知装置16は、例えば図示されないが、乗りかご3内の利用者の挙動を検知するための各種の演算を行うCPUと、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROMやHDD等の記憶装置と、CPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAMとを含むハードウェアと、記憶装置に記憶され、CPUにより実行されるソフトウェアとを含んで構成され、これらが協働することで挙動検知装置16としての機能が実現される。また、当該ソフトウェアには、乗りかご3内の利用者の挙動を検知するための挙動検知プログラムが含まれている。なお、挙動検知装置16の機能を示す具体的な構成については、後述する。
映像記録処理装置17は、例えば図示されないが、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を記録する処理を実行するための各種の演算を行うCPUと、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROMやHDD等の記憶装置と、CPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAMとを含むハードウェアと、記憶装置に記憶され、CPUにより実行されるソフトウェアとを含んで構成され、これらが協働することで映像記録処理装置17としての機能が実現される。また、当該ソフトウェアには、乗りかご3内の映像を記録する処理を実行するための映像記録処理プログラムが含まれている。なお、映像記録処理装置17の機能を示す具体的な構成については、後述する。
センタ装置18は、映像記録処理装置17とインターネット等の公衆通信回線19を介して通信接続され、映像記録処理装置17との間で各種の情報や信号の送受信を行う。また、センタ装置18は、例えば図示されないが、映像記録処理装置17が処理した乗りかご3内の映像を検索して選択する操作を行う操作装置と、この操作装置によって選択された乗りかご3内の映像を含む各種の情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置とを有している。
次に、挙動検知装置16における利用者の挙動を検知する機能を示す具体的な構成について、図3を参照しながら詳細に説明する。
図3は挙動検知装置16の構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、挙動検知装置16は、エレベータ通信部161、カメラ映像入手部162、挙動解析部163、及び映像記録処理装置通信部164を含んで構成されている。
エレベータ通信部161は、エレベータ制御装置14に通信接続し、エレベータ制御装置14との間で各種の情報や信号を送受信する。例えば、エレベータ通信部161は、ステレオカメラ6の映像信号や、エレベータ制御装置14が乗りかご3のドアを開く制御を行ったときに、ドアを開いた旨のドア開信号をエレベータ制御装置14から受信したり、後述の暴れ検知情報を含む挙動解析部163の解析結果をエレベータ制御装置14へ送信する。
カメラ映像入手部162は、エレベータ通信部161がエレベータ制御装置14から受信した情報や信号の中からステレオカメラ6の映像信号を入手し、入手した映像信号を挙動解析部163へ送信する。
挙動解析部163は、カメラ映像入手部162から映像信号を受信すると、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を解析し、利用者の挙動として、例えば、利用者が乗りかご3内で暴れているかどうかを判定する。具体的には、エレベータ1の利用者が乗りかご3に乗り込むと、目的階へ到着するまで大きな動作を行うことなく待機する状況を考慮し、挙動解析部163は、ドアが閉じている間の乗りかご3の映像の変化量を演算した後、演算した変化量が所定の閾値を超えている場合に、利用者が乗りかご3内で暴れていると判定し、演算した変化量が所定の閾値を超えていない場合に、利用者が乗りかご3内で暴れていないと判定する。
そして、挙動解析部163は、利用者が乗りかご3内で暴れていると判定すると、その状況を示す暴れ検知情報をエレベータ通信部161及び映像記録処理装置通信部164へ送信する。なお、挙動解析部163による利用者が暴れているかどうかの判定は、上述した乗りかご3の映像の変化量を演算して行う場合に限らず、例えば、乗りかご3内の映像に映し出された利用者を表す被写体の動作速度を演算して行ってもよい。
映像記録処理装置通信部164は、映像記録処理装置17に通信接続し、映像記録処理装置17との間で各種の情報や信号を送受信する。例えば、映像記録処理装置通信部164は、暴れ検知情報を含む挙動解析部163の解析結果を映像記録処理装置17へ送信する。
次に、映像記録処理装置17における乗りかご3内の映像の記録処理の機能を示す具体的な構成について、図4を参照しながら詳細に説明する。
図4は映像記録処理装置17の構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、映像記録処理装置17は、エレベータ通信部171、カメラ映像入手部172、カメラ映像解析部173、挙動検知装置通信部174、映像記録部175、映像記録制御部176、及びセンタ装置通信部177を含んで構成されている。
エレベータ通信部171は、エレベータ制御装置14に通信接続し、エレベータ制御装置14との間で各種の情報や信号を送受信する。例えば、エレベータ通信部171は、ステレオカメラ6の映像信号、高音声センサ7の検知信号、及びエレベータ1の動作状態を含む各種の情報や信号をエレベータ制御装置14から受信する。
カメラ映像入手部172は、エレベータ通信部171がエレベータ制御装置14から受信した情報や信号の中からステレオカメラ6の映像信号を入手し、入手した映像信号をカメラ映像解析部173及び映像記録制御部176へ送信する。
カメラ映像解析部173は、カメラ映像入手部172から映像信号を受信すると、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を解析し、乗りかご3内で待機する利用者の人数、すなわち乗りかご3の乗車人数を演算する。具体的には、カメラ映像解析部173は、例えば、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像の画素数と、予め記憶された乗りかご3に利用者が一人も乗車していない基本映像の画素数との差分値を演算し、演算した差分値に基づいて、乗りかご3の乗車人数を算出する。
そして、カメラ映像解析部173は、乗りかご3の乗車人数を算出すると、その算出結果を映像記録制御部176へ送信する。なお、カメラ映像解析部173による乗りかご3の乗車人数の演算は、上述した乗りかご3の映像の画素数を用いて行う場合に限らず、他の手段を用いて行ってもよい。
本実施形態に係るかご内映像記録システムでは、カメラ映像解析部173が乗りかご3内の利用者の人数を検知する利用者検知装置として機能し、挙動検知装置16、カメラ映像解析部173、及び高音声センサ7が、乗りかご3内における犯罪の可能性が高い所定の事象を検知する事象検知装置として機能する。
図5は本実施形態に係るかご内映像記録システムにおいて犯罪の可能性が高い事象を示す条件として設定された内容を示す図である。
本実施形態に係るかご内映像記録システムにおいて、乗りかご3内における犯罪の可能性が高い事象とは、図5に示す下記の3つの条件1〜3として設定されている。条件1は、乗りかご3内の利用者が予め設定された挙動、例えば、乗りかご3内の利用者の暴れを示していること、すなわち挙動解析部163によって利用者が乗りかご3内で暴れていると判定されたことである。条件2は、乗りかご3内の利用者の人数が予め設定された人数、例えば、2人であること、すなわちカメラ映像解析部173によって乗りかご3の乗車人数が2人として算出されたことである。そして、条件3は、乗りかご3内で発生した音声が予め設定された大きさ以上であること、すなわち高音声センサ7が動作したことである。
図4において、挙動検知装置通信部174は、挙動検知装置16に通信接続し、挙動検知装置16との間で各種の情報や信号を送受信する。例えば、挙動検知装置通信部174は、暴れ検知情報を挙動検知装置16から受信し、受信した暴れ検知情報を映像記録制御部176へ送信する。
映像記録部175は、映像記録制御部176からの指示に従って、カメラ映像入手部172が入手したステレオカメラ6の映像信号の記録、当該映像信号の記録開始日時の記録、カメラ映像解析部173から受信した乗りかご3の乗車人数の記録、挙動検知装置16から受信した暴れ検知情報の記録、エレベータ制御装置14から受信した高音声センサ7の動作信号の記録、及び後述の重要度判定部176Aによって判定される乗りかご3内の映像の重要度の記録を行う。
本実施形態に係るかご内映像記録システムでは、映像記録部175は、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を、事象検知装置によって上記所定の事象が検知されたかどうか、すなわち挙動検知装置16、カメラ映像解析部173、及び高音声センサ7によって上記各条件1〜3が成立したかどうかを識別する識別情報と関連付けた映像データとして記録する。
図6は映像記録部175に記録された映像データの構成を示す図である。
映像記録部175に記録された映像データは、例えば図6に示すように、ステレオカメラ6の映像信号の識別番号(以下、便宜的に映像No.と称する)を示す映像No.項目と、当該映像信号の記録開始日時を示す記録日時項目と、暴れ検知情報の有無を示す挙動検知項目と、乗りかご3内の利用者の人数を示す乗車人数項目と、高音声センサ7の動作の有無を示す高音声項目と、乗りかご3内の映像の重要度を示す重要度項目とを関連付けた撮影映像記録テーブルから構成されている。
従って、この撮影映像記録テーブルの挙動検知項目、乗車人数項目、及び高音声項目が識別情報を示しており、挙動検知項目が「有」であれば、条件1が成立しており、挙動検知項目が「無」であれば、条件1が成立していないことが把握される。乗車人数項目が「2」であれば、条件2が成立しており、乗車人数項目が「2」でなければ、条件2が成立していないことが把握される。高音声項目が「有」であれば、条件3が成立しており、高音声項目が「無」であれば、条件3が成立していないことが把握される。
映像記録制御部176は、エレベータ通信部171、カメラ映像入手部172、カメラ映像解析部173、及び挙動検知装置通信部174から受信した各種の情報や信号を映像記録部175に記録する制御を行う機能を有している。例えば、映像記録制御部176は、カメラ映像入手部172から受信したステレオカメラ6の映像信号の記録を開始したり、ステレオカメラ6の映像信号の記録を終了する動作を制御する。
本実施形態に係るかご内映像記録システムでは、映像記録制御部176は、映像記録部175に記録された識別情報に基づいて、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像の重要度を判定する重要度判定部176Aと、重要度判定部176Aによって判定された重要度に応じて、映像記録部175に記録された撮影映像記録テーブルから乗りかご3内の映像を検索するための一覧を作成する一覧作成部176Bとを備えている。
図7は重要度判定部176Aによって判定される乗りかご3内の映像の重要度と識別結果との関係を示す図である。
重要度判定部176Aは、例えば図7に示すように、映像記録部175に記録された撮影映像記録テーブルのうち、ステレオカメラ6の映像信号の映像No.毎に対応する挙動検知項目、乗車人数項目、及び高音声項目を参照し、当該ステレオカメラ6の映像信号が示す乗りかご3内の映像の重要度を「0」〜「7」の8段階で評価する。
すなわち、重要度判定部176Aは、条件1〜3の全てが成立しているとき、乗りかご3内の映像の重要度が最も高い「7」であると判定し、条件1と条件3が成立し、条件2が成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が2番目に高い「6」であると判定し、条件1と条件2が成立し、条件3が成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が3番目に高い「5」であると判定し、条件2と条件3が成立し、条件1が成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が4番目に高い「4」であると判定する。
重要度判定部176Aは、条件1が成立し、条件2と条件3が成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が5番目に高い「3」であると判定し、条件2が成立し、条件1と条件3が成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が6番目に高い「2」であると判定し、条件3が成立し、条件1と条件2が成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が7番目に高い「1」であると判定し、条件1〜3のいずれも成立していないとき、乗りかご3内の映像の重要度が最も低い「0」であると判定する。
図8は一覧作成部176Bによって作成された乗りかご3内の映像を検索するための一覧の構成を示す図である。
一覧作成部176Bは、例えば、映像記録部175に記録された撮影映像記録テーブルを参照し、図8に示すように、ステレオカメラ6の映像信号が示す乗りかご3内の映像のサムネイルデータを、重要度判定部176Aによって判定された重要度の高い順に並べた撮影映像一覧送信テーブルを作成する。
具体的には、この撮影映像一覧送信テーブルは、例えば、センタ装置18へ送信するために、ステレオカメラ6の映像信号に対してNo.1から順番に割り当てた固有のデータ番号(以下、便宜的に伝送データNo.と称する)を示す伝送データNo.項目と、ステレオカメラ6の映像信号の映像No.を示す映像No.項目と、当該映像信号の記録開始日時を示す記録日時項目と、乗りかご3内の映像のサムネイルデータを示す撮影映像サムネイルデータ項目とを関連付けて構成されている。なお、図8には、伝送データNo.1〜No.100までの撮影映像一覧送信テーブルが一例として示されている。
図4において、映像記録制御部176は、重要度判定部176Aの判定結果を映像記録部175に記録すると共に、センタ装置通信部177を介してセンタ装置18から受信した撮影映像一覧送信テーブルの取得を要求する一覧取得要求信号に応じて、一覧作成部176Bが作成した撮影映像一覧送信テーブルをセンタ装置通信部177へ送信する。
センタ装置通信部177は、センタ装置18に通信接続し、センタ装置18との間で各種の情報や信号を送受信する。例えば、センタ装置通信部177は、一覧取得要求信号をセンタ装置18から受信したり、映像記録制御部176から受信した撮影映像一覧送信テーブルやステレオカメラ6の映像信号等をセンタ装置18へ送信する。
次に、映像記録制御部176による撮影映像記録テーブルの作成処理について、図9のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図9は映像記録制御部176による撮影映像記録テーブルの作成処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、まず映像記録制御部176は、映像記録部175に記録する撮影映像記録テーブルのうち、乗りかご3内の映像を区別するための映像No.を初期化する((ステップ(以下、Sと記す)901))。次に、映像記録制御部176は、利用者がエレベータ1を利用しているときに限り、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像を映像記録部175に記録するために、エレベータ通信部171を介して乗りかご3のドアの動作状態を監視し、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信したかどうかを判断する(S902)。
このとき、映像記録制御部176は、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信していないと判断すると(S902/No)、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信するまでS902の処理が繰り返される。一方、S902において、映像記録制御部176は、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信すると(S902/Yes)、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する記録日時項目に現在の日時を登録し(S903)、ステレオカメラ6の映像信号を映像記録部175に記録する(S904)。
次に、映像記録制御部176は、エレベータ通信部171を介してエレベータ1の動作状態を監視し、乗りかご3の走行が終了した旨の走行終了信号をエレベータ制御装置14から受信したかどうかを判断する(S905)。このとき、映像記録制御部176は、走行終了信号をエレベータ制御装置14から受信していないと判断すると(S905/No)、走行終了信号をエレベータ制御装置14から受信するまでS905の処理が繰り返される。
一方、S905において、映像記録制御部176は、走行終了信号をエレベータ制御装置14から受信したと判断すると(S905/Yes)、再度、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信したかどうかを判断する(S906)。このとき、映像記録制御部176は、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信していないと判断すると(S906/No)、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信するまでS906の処理が繰り返される。
一方、映像記録制御部176は、ドア開信号をエレベータ制御装置14から受信したと判断すると(S906/Yes)、ステレオカメラ6の映像信号の映像記録部175への記録を終了させる(S907)。従って、S901〜S907の処理が行われることにより、撮影映像記録テーブルの映像No.1に対応する最初のデータが映像記録部175に記録されることになる。
次に、映像記録制御部176は、挙動検知装置通信部174を介して挙動検知装置16から暴れ検知情報を受信したかどうか、すなわち挙動解析部163によって利用者が乗りかご3内で暴れていると判定されたかどうかを確認する(S908)。このとき、映像記録制御部176は、挙動検知装置16から暴れ検知情報を受信していないことを確認すると(S908/No)、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する挙動検知項目に「無」を登録した後(S909)、後述のS911の処理が行われる。
一方、S908において、映像記録制御部176は、挙動検知装置16から暴れ検知情報を受信したことを確認すると(S908/Yes)、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する挙動検知項目に「有」を登録する(S910)。その後、映像記録制御部176は、カメラ映像解析部173から乗りかご3の乗車人数の算出結果を受信し、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する乗車人数項目に乗りかご3の乗車人数を登録する(S911)。
そして、映像記録制御部176は、エレベータ通信部171を介してエレベータ制御装置14から高音声センサ7の動作信号を受信したかどうかを確認する(S912)。このとき、映像記録制御部176は、高音声センサ7の動作信号を受信していないことを確認すると(S912/No)、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する高音声項目に「無」を登録した後(S913)、後述のS915の処理が行われる。一方、S912において、映像記録制御部176は、高音声センサ7の動作信号を受信したことを確認すると(S912/Yes)、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する高音声項目に「有」を登録する(S914)。
次に、映像記録制御部176の重要度判定部176Aは、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.に対応する挙動検知項目、乗車人数項目、及び高音声項目を参照し、犯罪の可能性が高い事象を示す条件1〜3の全てが成立しているかどうかを判断する(S915)。このとき、重要度判定部176Aは、条件1〜3の全てが成立していると判断すると(S915/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「7」であると判定し(S916)、後述のS930の処理が行われる。
S915において、重要度判定部176Aは、条件1〜3の全てが成立していない、すなわち条件1〜3の少なくとも1つが成立していないと判断すると(S915/No)、条件1と条件3のみが成立しているかどうかを判断する(S917)。このとき、重要度判定部176Aは、条件1と条件3のみが成立していると判断すると(S917/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「6」であると判定し(S918)、後述のS930の処理が行われる。
S917において、重要度判定部176Aは、条件1と条件3のみが成立しているわけではないと判断すると(S917/No)、条件1と条件2のみが成立しているかどうかを判断する(S919)。このとき、重要度判定部176Aは、条件1と条件2のみが成立していると判断すると(S919/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「5」であると判定し(S920)、後述のS930の処理が行われる。
S919において、重要度判定部176Aは、条件1と条件2のみが成立しているわけではないと判断すると(S919/No)、条件2と条件3のみが成立しているかどうかを判断する(S921)。このとき、重要度判定部176Aは、条件2と条件3のみが成立していると判断すると(S921/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「4」であると判定し(S922)、後述のS930の処理が行われる。
S921において、重要度判定部176Aは、条件2と条件3のみが成立しているわけではないと判断すると(S921/No)、条件1のみが成立しているかどうかを判断する(S923)。このとき、重要度判定部176Aは、条件1のみが成立していると判断すると(S923/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「3」であると判定し(S924)、後述のS930の処理が行われる。
S923において、重要度判定部176Aは、条件1のみが成立しているわけではないと判断すると(S923/No)、条件2のみが成立しているかどうかを判断する(S925)。このとき、重要度判定部176Aは、条件2のみが成立していると判断すると(S925/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「2」であると判定し(S926)、後述のS930の処理が行われる。
S925において、重要度判定部176Aは、条件2のみが成立しているわけではないと判断すると(S925/No)、条件3のみが成立しているかどうかを判断する(S927)。このとき、重要度判定部176Aは、条件3のみが成立していると判断すると(S927/Yes)、乗りかご3内の映像の重要度が「1」であると判定し(S928)、後述のS930の処理が行われる。
S927において、重要度判定部176Aは、条件3のみが成立しているわけではないと判断すると(S927/No)、乗りかご3内の映像の重要度が「0」であると判定し(S929)、映像記録部175における撮影映像記録テーブルのうち該当する映像No.をインクリメントし(S930)、S902からの処理が繰り返される。なお、図6に示す例では、撮影映像記録テーブルの映像No.1に対応する挙動検知項目は「無」、乗車人数項目は「3」、高音声項目は「無」となっており、図5に示す条件1〜3のいずれも成立していないので、重要度判定部176Aによって重要度が「0」であると判定されている。
以上の処理を繰り返すことにより、例えば、ステレオカメラ6によって撮影された乗りかご3内の映像が100回記録された場合には、撮影映像記録テーブルにおける映像No.1〜100にそれぞれ対応する記録日時項目、挙動検知項目、乗車人数項目、高音声項目、及び重要度項目が登録される。これにより、映像記録部175に記録される撮影映像記録テーブルが作成される。
次に、映像記録制御部176による撮影映像一覧送信テーブルの作成処理及び伝送処理について、図10のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図10は映像記録制御部176による撮影映像一覧送信テーブルの作成処理及び伝送処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、映像記録制御部176は、センタ装置通信部177を介してセンタ装置18から一覧取得要求信号を受信したかどうかを確認する(S1001)。このとき、映像記録制御部176は、一覧取得要求信号を受信していないことを確認すると(S1001/No)、S1001の処理が繰り返される。
一方、S1001において、映像記録制御部176は、一覧取得要求信号を受信したことを確認すると(S1001/Yes)、映像記録制御部176の一覧作成部176Bは、映像記録部175に記録された撮影映像記録テーブルの重要度項目のうち重要度が最も高い「7」を検索対象として設定する(S1002)。
次に、一覧作成部176Bは、撮影映像一覧送信テーブルに登録する伝送データNo.を初期化し(S1003)、例えば、伝送データNo.を新たに1〜100まで付与して撮影映像一覧送信テーブルを伝送データNo.1から伝送データNo.100まで上から順番に並べる。そして、一覧作成部176Bは、映像記録部175に記録された撮影映像記録テーブルにおける映像No.の映像信号を順番に検索するための映像No.を初期化する(S1004)。
次に、一覧作成部176Bは、撮影映像記録テーブルにおける映像No.を最初から検索し、検索した映像No.に対応する重要度が検索対象の「7」と一致するかどうかを判断する(S1005)。このとき、一覧作成部176Bは、検索した映像No.に対応する重要度が「7」と一致しないと判断した場合には(S1005/No)、後述のS1008の処理が行われる。
一方、S1005において、一覧作成部176Bは、検索した映像No.に対応する重要度が「7」と一致すると判断した場合には(S1005/Yes)、撮影映像一覧送信テーブルのうち該当する伝送データNo.に対応する映像No.項目、記録日時項目、及び撮影映像サムネイルデータ項目に、撮影映像記録テーブルにおいて検索した映像No.、当該映像No.に対応する記録日時、及びステレオカメラ6の映像信号のサムネイルデータをそれぞれ登録する(S1006)。
図6に示す例では、映像記録部175に記録された撮影映像記録テーブルの重要度「7」に対応する映像No.項目は「3」、記録日時項目は「2015/1/20 08:08」となっている。そのため、一覧作成部176Bは、撮影映像一覧送信テーブルのうち該当する伝送データNo.に対応する映像No.項目、記録日時項目、及び撮影映像サムネイルデータ項目に、「3」、「2015/1/20 08:08」、及び映像No.3のステレオカメラ6の映像信号のサムネイルデータを登録する。
次に、一覧作成部176Bは、撮影映像一覧送信テーブルにおける映像No.項目、記録日時項目、及び撮影映像サムネイルデータ項目への登録を完了した伝送データNo.をインクリメントし(S1007)、次の伝送データNo.に対応する映像No.項目、記録日時項目、及び撮影映像サムネイルデータ項目への登録へ処理を進める。
次に、一覧作成部176Bは、撮影映像記録テーブルのうち最初の映像No.1から最後の映像No.100まで、検索対象である重要度「7」の映像No.を全て検索したかどうかを判断する(S1008)。このとき、一覧作成部176Bは、検索対象である重要度「7」の映像No.を全て検索していないと判断すると(S1008/No)、検索し終えた映像No.をインクリメントし(S1009)、S1005からの処理が繰り返される。
一方、S1008において、一覧作成部176Bは、重要度「7」の映像No.を全て検索したと判断すると(S1008/Yes)、撮影映像記録テーブルの重要度項目のうち重要度が最も低い「0」が検索対象として設定されているかどうかを判断する(S1010)。このとき、一覧作成部176Bは、重要度が最も低い「0」が検索対象として設定されていないと判断すると(S1010/No)、現在の検索対象である重要度「7」をデクリメントし(S1011)、重要度「6」が新たな検索対象として設定される。そして、重要度が最も低い「0」が検索対象として設定されるまでS1004からの処理が繰り返される。
次に、S1010において、一覧作成部176Bは、重要度が最も低い「0」が検索対象として設定されたと判断すると(S1011/Yes)、乗りかご3内の映像のサムネイルデータが重要度の高い順に伝送データNo.1〜100まで並べられた撮影映像一覧送信テーブルの作成が完了する。そして、映像記録制御部176は、この撮影映像一覧送信テーブルをセンタ装置通信部177を介してセンタ装置18へ送信することにより、映像記録制御部176による撮影映像一覧送信テーブルの作成処理及び伝送処理を終了する。
このように構成した本実施形態に係るかご内映像記録システムによれば、センタ装置18が、映像記録制御部176の一覧作成部176Bによって作成された撮影映像一覧送信テーブルを表示装置へ出力することにより、映像記録制御部176の重要度判定部176Aによって判定された重要度が高い順に、乗りかご3内の映像のサムネイルデータを表示装置の画面上に一覧表示することができる。そのため、乗りかご3内の映像の確認作業を行う作業者が、映像記録処理装置17に記録された犯罪の可能性が高い映像の中から優先的に再生する必要がある映像を容易に検索することができる。このように、本実施形態に係るかご内映像記録システムは、犯罪の可能性が高い所望の映像を検索する際の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るかご内映像記録システムでは、乗りかご3内における犯罪の可能性が高い事象として、挙動解析部163によって利用者が乗りかご3内で暴れていると判定されたこと、カメラ映像解析部173によって乗りかご3の乗車人数が2人として算出されたこと、及び高音声センサ7が動作したことの3つの条件1〜3が設定されている。そのため、重要度判定部176Aが、これらの条件1〜3の成立結果の組合せに応じて、乗りかご3内の映像の重要度を多段階で評価することができる。これにより、作業者が、センタ装置18の表示装置に表示された撮影映像一覧送信テーブルの中から犯罪の可能性が高い映像を効率良く選択して再生できるので、乗りかご3内の映像の確認作業に要する手間と時間を省くことができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
また、本実施形態では、一覧作成部176Bによって作成される撮影映像一覧送信テーブルは、図8に示すように、伝送データNo.項目と、記録日時項目と、撮影映像サムネイルデータ項目とを関連付けて構成された場合について説明したが、この場合に限らず、さらに重要度判定部176Aによって判定された重要度を加えた構成であってもよい。これにより、乗りかご3内の映像の確認作業を行う作業者に対して、より高い利便性を提供することができる。
1…エレベータ、2…昇降路、3…乗りかご、6…ステレオカメラ(映像取得装置)(事象検知装置)、7…高音声センサ(音声検知装置)(事象検知装置)、14…エレベータ制御装置、16…挙動検知装置(事象検知装置)、17…映像記録処理装置、18…センタ装置、19…公衆通信回線
161…エレベータ通信部、162…カメラ映像入手部、163…挙動解析部、164…映像記録処理装置通信部、171…エレベータ通信部、172…カメラ映像入手部、173…カメラ映像解析部(利用者検知装置)(事象検知装置)、174…挙動検知装置通信部、175…映像記録部、176…映像記録制御部、177…センタ装置通信部

Claims (2)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかご、及び前記乗りかご内の映像を取得する映像取得装置を備えたエレベータに設けられ、
    前記映像取得装置によって取得された前記乗りかご内の映像を記録すると共に、記録した前記乗りかご内の映像を検索するエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    前記乗りかご内における犯罪の可能性が高い所定の事象を検知する事象検知装置と、
    前記映像取得装置によって取得された前記乗りかご内の映像を、前記事象検知装置によって前記所定の事象が検知されたかどうかを識別する識別情報と関連付けた映像データとして記録する映像記録部と、
    前記映像記録部に記録された前記識別情報に基づいて、前記映像取得装置によって取得された前記乗りかご内の映像の重要度を判定する重要度判定部と、
    前記重要度判定部によって判定された前記重要度に応じて、前記映像記録部に記録された前記映像データから前記乗りかご内の映像を検索するための一覧を作成する一覧作成部とを備えたことを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    前記事象検知装置は、
    前記乗りかご内の利用者の挙動を検知する挙動検知装置と、
    前記乗りかご内の利用者の人数を検知する利用者検知装置と、
    前記乗りかご内で発生した音声を検知する音声検知装置とを少なくとも1つ含み、
    前記所定の事象は、前記乗りかご内の利用者が予め設定された挙動を示していること、前記乗りかご内の利用者の人数が予め設定された人数であること、及び前記乗りかご内で発生した音声が予め設定された大きさ以上であることの少なくとも1つであることを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
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