JP2016198946A - レーザー加工装置、印刷装置、レーザー加工方法、および印刷物の加工方法 - Google Patents

レーザー加工装置、印刷装置、レーザー加工方法、および印刷物の加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザーによる個片化におけるラベル外縁部の白濁の発生を抑制する。
【解決手段】本発明のレーザー加工装置100は、樹脂シート11の一面11a側の所定の部位に、冷媒となる液体Kを付与する吐出部130と、前記樹脂シート11の前記液体Kが付与された部位に対して、前記一面11a側からレーザーLを照射し、前記樹脂シート11を切断する照射部140と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザー加工装置、印刷装置、レーザー加工方法、および印刷物の加工方法に関する。
近年、商品などに貼付するラベルは、手書きからラベルプリンター装置によって印刷されたラベルが多用されるようになってきた。そのため、このようなラベルプリンター装置には、外観品質を向上させたラベルが製作可能であり、かつ、多品種少量生産に対応できることなどが要求されている。
このようなことから、例えば、特許文献1には、連続したラベルシート(ラベル連続体)を搬送する工程中に、ラベルシートに印刷(印字)する印刷装置と、印刷されたラベルの外形に沿って切断するレーザーカット機構と、を備えているラベルプリンター装置が開示されている。このラベルプリンター装置は、入力された印刷データに基づいて、ラベルシートの印刷領域内に印刷を行い、印刷(印字)データと連携した外形(枠)データに基づいて、ラベルの外形に沿ってラベルシートにレーザーを照射し、切断することによってラベルを製作することができる。
従って、このラベルプリンター装置では、印刷データおよび外形データを、各ラベル毎に異ならせて、印刷する文字や画像、印刷領域、切断される大きさや形状などを容易に変更することができるので、多品種少量生産に対応できる。
特開2003−226313号公報
しかしながら、特許文献1にはラベルシートの素材について言及されておらず、ラベルシートが樹脂製の素材(樹脂シート)を含む場合には、ラベルシートに照射されるレーザーの熱によって、ラベルの外縁に沿って溶けた樹脂がラベルの表面に覆いかぶさるように盛り上がり、ラベルの外縁を白濁させてしまう。特にラベルの縁まで色がついている場合には、盛り上がった部分が縁のようになってしまう。その結果、この外縁の白濁が印刷されたラベルの外観品質を損なうという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
〔適用例〕本適用例に係るレーザー加工装置は、樹脂シートの一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する吐出部と、前記樹脂シートに前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する照射部と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、付与された液体にレーザーを照射することによって液体が気化し、気化熱で樹脂シートが冷却され、樹脂シートのレーザーによる過熱を抑制し、溶けた樹脂がラベルの表面にはみ出し覆いかぶさるように盛り上がってラベルの外縁を白濁することを低減することができる。
つまり、このようなレーザー加工装置を用いることによって、外観品質を向上させた見栄えのよいラベルを製造することができる。
上記適用例に係るレーザー加工装置において、前記吐出部は、前記液体を液滴として吐出する吐出ヘッドを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂シートの所定の部位の正確な位置に適量の液体を容易に付与することができる。
上記適用例に係るレーザー加工装置において、前記照射部と前記吐出部とが一体構造であることを特徴とする。
この構成によれば、レーザー加工装置の構造を簡単にすることができるため、レーザー加工装置の小型化が可能になる。
〔適用例〕本適用例に係る印刷装置は、樹脂シートの一面側に印刷する印刷部と、前記一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する吐出部と、前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する照射部と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂シートに印刷し、所定の部位に液体を付与し、切断することによって、外観品質を向上させた見栄えのよいラベルを製造することができる。
上記適用例に係る印刷装置において、前記印刷部は、インクを液滴として吐出する印刷ヘッドを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、文字や画像などの印刷データに基づいて印刷を容易に行うことができる。
上記適用例に係る印刷装置において、前記液体は、前記インクと同じ材料で色素を含まないものであることを特徴とする。
この構成によれば、印刷ヘッドと冷媒となる液体を付与するヘッドとを同じ構造にすることができる。
上記適用例に係る印刷装置において、前記吐出部は、前記液体を液滴として吐出する吐出ヘッドを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂シートの所定の部位の正確な位置に適量の液体を容易に付与することができる。
上記適用例に係る印刷装置において、前記印刷部と前記吐出部とが一体構造であることを特徴とする。
この構成によれば、印刷装置の構造を簡単にすることができるため、印刷装置の小型化が可能になる。
上記適用例に係る印刷装置において、前記照射部と前記吐出部とが一体構造であることを特徴とする。
この構成によれば、印刷装置の構造を簡単にすることができるため、印刷装置の小型化が可能になる。
〔適用例〕本適用例に係るレーザー加工方法は、樹脂シートの一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する工程と、前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する工程と、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、付与された液体にレーザーを照射することによって液体が気化し、気化熱で樹脂シートが冷却され、レーザーによる過熱を抑制し、溶けた樹脂がラベルの表面にはみ出し覆いかぶさるように盛り上がって白濁することを低減することができる。つまり、このようなレーザー加工方法を用いることによって、外観品質を向上させた見栄えのよいラベルを製造することができる。
〔適用例〕本適用例に係る印刷物の加工方法は、樹脂シートの一面側に印刷する工程と、前記一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する工程と、前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する工程と、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、樹脂シートに印刷し、所定の部位に液体を付与し、樹脂シートを切断することによって、外観品質を向上させた見栄えのよいラベルなどを製造することができる。
第1実施形態に係るレーザー加工装置の加工対象となるラベルシートの概略断面図。 レーザー加工装置の構成を示す概略構成図。 レーザー加工装置の機能ブロック図。 レーザー加工装置を適用した印刷装置の構成を示す概略構成図。 印刷物の加工方法を示すフローチャート。 (a)〜(e)レーザー加工方法における主要な工程ごとの樹脂シートの概略断面図。 ***部が形成される過程を模式的に説明する切断部の拡大断面図。 第2実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略構成図。 第3実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略構成図。 (a)第4実施形態に係る印刷物の加工方法によって得られる個片ラベルの外観斜視図。(b)図10(a)に示す個片ラベルのA−A部の概略断面図。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさにして、説明を分かりやすくするため、各構成要素の尺度を実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
[第1実施形態]
<ラベルシート>
まず、本実施形態のレーザー加工装置の加工対象となるラベルシートについて説明する。図1は、第1実施形態に係るレーザー加工装置の加工対象となるラベルシートの概略断面図である。
図1に示すように、ラベルシート10は、樹脂シート11と、粘着剤12と、剥離シート13と、を備えている。ラベルシート10は、剥離シート13上に、粘着剤12と樹脂シート11とが、この順にシート状(長尺)に積層されている。以下の説明では、樹脂シート11において、剥離シート13と反対側の面を印刷面11aとし、剥離シート13側の面を台紙面11bとする。本発明の一面側とは、印刷面11a側のことをいう。
樹脂シート11は、好適例として、ポリスチレン樹脂で形成されており、文字や画像などを印刷するシートであり、厚みは100μm程度である。樹脂シート11は、ポリスチレン樹脂に限定されず、印刷および切断が可能な材料であればよい。本実施形態の樹脂シート11は、ポリスチレン樹脂を具体例にして説明する。
樹脂シート11に付与される冷媒となる液体(以下、液体Kという)は、冷却材であり、例えば、水(H2O)や、有機溶剤である。本実施形態の液体Kは、インクと同じ材料で、インクの色材である染料や顔料成分を除いた溶媒、例えば、グリコールエステル、環状エステルを含むソフトソルベントである。また、液体Kは、常温、常圧にて蒸発し難い液体を選択することが好ましい。
粘着剤12は、樹脂シート11との粘着性、ラベル貼付対象物との粘着性などの要求品質によって選択される。また、剥離シート13も、粘着剤12との粘着性および離型性などの要求品質によって選択されるが、一般的には、剥離層、目止め層、基材を含む積層シートなどが用いられる。
剥離層は、粘着剤12が接する層であり、シリコーン樹脂が好適に用いられる。目止め層は、剥離層の薬剤が基材へ浸透することを防止し、クレーコート、あるいはPVA(ポリビニルアルコール)が用いられる。基材には、上質紙、グラシン紙などが用いられる。
<レーザー加工装置の構成>
次に、本実施形態のレーザー加工装置について、図2を参照して説明する。
図2は、レーザー加工装置の構成を示す概略構成図である。図2に示すように、レーザー加工装置100は、ラベルシート10がローラーによって搬送される経路(以下、搬送経路Sという)に沿って加工され、ラベルシート10からラベル40を製造する装置である。
具体的には、レーザー加工装置100は、樹脂シート11の印刷面11a側の所定の部位に液体Kを付与し、液体Kが付与された部位に対して、印刷面11a側からレーザーLを照射し、樹脂シート11を切断することによって、ラベル40の外形を含む所定の部位を切断する装置である。
図3は、レーザー加工装置の機能ブロック図である。図3に示すように、レーザー加工装置100は、電源110と、搬送部120と、吐出部130と、照射部140と、制御部150などを備えている。以下に、レーザー加工装置100の構成について、図2および図3を参照しながら説明する。
(電源)
電源110は、外部の電源供給装置と接続されており、搬送部120、吐出部130、照射部140、制御部150などのレーザー加工装置100の各部に電源を供給している。
(搬送部)
搬送部120は、供給部121と、ローラー122と、ステージ123と、排出部124を備えている。供給部121は、搬送経路Sに沿ってステージ123の前段の位置に設けられており、ラベルシート10がロール状に巻かれている。
ローラー122は、搬送経路Sを挟んで両側に設けられており、ステージ123に対して、上流側のローラー122aと、下流側のローラー122bと、を備えている。図2では、ローラー122aおよびローラー122bを、ともに一組ずつで図示しているが、どちらも二組以上の組み合わせで構成されていてもよい。
ローラー122aは、供給部121とステージ123との間、つまり、ステージ123に対して、ラベルシート10の搬送方向上流側(前段)に配置されている。ローラー122aは、回転駆動され、供給部121に巻かれているラベルシート10を、搬送経路S上に沿ってステージ123に搬送する。
ローラー122bは、ステージ123と排出部124との間、つまり、ステージ123に対して、ラベルシート10の搬送方向下流側(後段)に配置されている。ローラー122bは、ローラー122aとラベルシート10を搬送するタイミングを計りながら回転駆動され、ラベルシート10をステージ123上を経由して、排出部124まで搬送する。
ステージ123は、ラベルシート10の剥離シート13側に接しており、搬送経路S上の吐出部130と、照射部140と、から所定のギャップを隔てて対向配置されている。
排出部124は、ステージ123の後段の位置に設けられており、外形に沿って切断されたラベル40が配置されたラベルシート10がロール状に巻かれている。
(吐出部)
吐出部130は、吐出ヘッド131と、吐出キャリッジ(図示せず)と、液体タンク132と、を備えている。吐出ヘッド131は、吐出ノズル133を備えており、搬送経路S上において、ラベルシート10の印刷面11aに平行な面を自由に移動できる吐出キャリッジに搭載されている。
吐出ヘッド131は、ラベルシート10上の所定の部位に、指示されたタイミングで、指示された量の液体Kを、吐出ノズル133から液滴として吐出するインクジェットヘッドである。
液体タンク132は、液体Kを貯めておく容器であり、液体Kが吐出ヘッド131に供給されるように接続されている。
(照射部)
照射部140は、レーザー発振部141と、照射ヘッド142と、を備えており、ラベルシート10上の印刷面11aに向けてレーザーLを照射し、ラベルシート10からラベル40を切断する。
具体的には、レーザーLは、例えば、波長9.4μmまたは10.6μm、出力約177W程度の炭酸ガスレーザーが好適に用いられる。レーザーLは、照射部140のレーザー発振部141から発振され、ビームスポット径が200μm程度に調整される。
そして、レーザーLは、ラベル40の外形データに基づいて、約3000mm/秒の走査速度でガルバノミラー(図示せず)を走査、駆動して、照射ヘッド142からラベルシート10上のラベル40の外形を含む所定の部位に沿って照射される。照射されたレーザーLは、樹脂シート11および粘着剤12を溶かし、一部を蒸発させる。
(制御部)
制御部150は、搬送制御部151と、吐出制御部152と、照射制御部153と、CPU(Central Processing Unit)154と、操作入力部155などを備えている。制御部150は、操作入力部155からラベル40の外形データやレーザー加工データなどが入力され、CPU154を介して、搬送部120と、吐出部130と、照射部140と、を駆動制御するコントローラーである。
具体的に説明すると、搬送制御部151は、搬送部120を制御し、ローラー122aおよびローラー122bを駆動し、フォトセンサーなどの検出部(図示せず)からの信号に基づいてラベルシート10の位置を検出しながら、ラベルシート10を搬送経路S上に沿って、ステージ123上の吐出部130や照射部140と対向する位置を経由して排出部124まで搬送する。
吐出制御部152は、吐出部130を制御し、ラベル40の外形データ、検出部からのラベルシート10の位置データなどに基づいて、ラベルシート10の搬送動作に連動させて、液体Kを付与する位置まで吐出キャリッジを移動させ、ヘッドドライバー(図示せず)を介して吐出ヘッド131を駆動する。
また、吐出制御部152は、指示されたタイミングで、指示された量の液体Kを吐出ノズル133から、ラベルシート10上の所定の部位に合わせて、インクジェット法により吐出するように制御する。このとき、所定の部位は、ラベル40の外形を含んでいる。
照射制御部153は、照射部140を制御し、ラベル40の外形データ、レーザー加工データに基づいて、ガルバノミラーを走査、駆動し、照射部140からラベルシート10上の印刷面11aに向けてレーザーLを照射し、ラベル40の外形を含む所定の部位に沿って切断するように制御する。
CPU154は、搬送制御部151と、吐出制御部152と、照射制御部153などに接続されており、ラベル40の印刷方法の条件を設定するためのユーザーインターフェイス(入出力機器)が付属されているMCU(Micro Controller Unit)である。
操作入力部155は、CPU154と接続されており、ラベル40の外形データ、液体Kの吐出データ、レーザー加工データやその他の制御に必要なデータ(情報)などを入力するキーボードやタッチパネルである。
<印刷装置の構成>
次に、レーザー加工装置100を適用した印刷装置の具体例について説明する。図4は、レーザー加工装置を適用した印刷装置の構成を示す概略構成図である。図4に示すように、印刷装置200は、レーザー加工装置100(電源110(図3参照)、搬送部120、吐出部130、照射部140、制御部150(図3参照))に加えて、印刷部160を備えている。
また、印刷部160が加えられたことに伴って、印刷装置200の制御部150には、レーザー加工装置100の構成で説明した搬送制御部151と、吐出制御部152と、照射制御部153と、CPU154と、操作入力部155と、に加えて、印刷部160を制御する印刷制御部(図示せず)が備えられている。
つまり、印刷装置200は、ラベルシート10に印刷し、樹脂シート11の印刷面11a側の所定の部位に液体Kを付与し、液体Kが付与された部位に対して、印刷面11a側からレーザーLを照射し、樹脂シート11を切断することによって、ラベル40を製造する装置である。
(印刷部)
印刷部160は、印刷ヘッド161と、印刷キャリッジ(図示せず)と、インクタンク162と、を備えている。印刷ヘッド161は、搬送経路S上の印刷する位置で、搬送経路Sを横断する方向に往復移動する印刷キャリッジに搭載されており、印刷ノズル163を備えている。
印刷ヘッド161は、ラベル40の印刷データに従って、ラベルシート10の搬送動作に連動させて、印刷キャリッジを移動させることにより、ラベルシート10上に、指示されたタイミングで指示された量のインクを印刷ノズル163から液滴として付与し、文字や画像を印刷する。
インクタンク162は、インクを貯めておく容器であり、インクが印刷ヘッド161に供給されるように接続されている。
<印刷物の加工方法>
図5は、印刷物の加工方法を示すフローチャートである。図6(a)〜(e)は、レーザー加工方法における樹脂シートの概略断面図である。以下、図5および図6を参照しながら、本実施形態に係る印刷物の加工方法の概要を説明する。
本実施形態の印刷物の加工方法は、樹脂シート11の印刷面11a側に印刷する工程(ステップS1)と、印刷面11a側の所定の部位に冷媒となる液体Kを付与する工程(ステップS2)と、樹脂シート11の液体Kが付与された部位に対して、印刷面11a側からレーザーLを照射し、樹脂シート11を切断する工程(ステップS3)と、を含んでいる。
以下に、印刷装置200を用いた印刷物としてのラベルシート10の加工方法の各工程について詳細を説明する。
(ステップS1)印刷する工程
供給部121にロール状に巻かれたラベルシート10を、ローラー122によって、搬送経路Sに沿ってステージ123上の印刷部160へ搬送する(図4参照)。
図6(a)に示すように、印刷部160は、ラベルシート10が通過するときに、印刷制御部の指示に基づき、印刷面11aの印刷領域11c内に画像Pを印刷する。なお、印刷するのは、画像Pに限定されず、文字などであってもよい。
印刷装置200では、印刷部160が、インクを液滴として吐出する印刷ノズル163を有する印刷ヘッド161を備えていることから、文字や画像などの印刷データに基づいて印刷を容易に行うことができる。
また、印刷装置200では、ラベルシート10の搬送を停止させずに印刷が可能であり、印刷データの切り替え、実行が容易に行える。なお、印刷はインクを液滴として吐出するインクジェット法に限定されず、例えば、オフセット印刷、スクリーン印刷などであってもよい。
(ステップS2)液体を付与する工程
印刷部160で印刷したラベルシート10を、搬送経路Sに設けられたフォトセンサーなどの検出部(図示せず)からの信号に基づいて、ラベルシート10の位置を検出しながら、ローラー122によって、吐出部130まで搬送する(図4参照)。
図6(b)に示すように、ラベル40の外形データに基づいて、ラベルシート10の搬送動作に連動させて、吐出キャリッジを移動させることにより、吐出ヘッド131を走査しながら、樹脂シート11の印刷面11a上にラベル40の外形を含む所定の部位に、インクジェット法により指示されたタイミングで指示された量だけ吐出ノズル133から液体Kを付与する。付与した液体Kは、印刷面11a上に表面張力によって定着する。
液体Kを付与する量は、切断する部位の幅によるが、少なくともレーザーLのスポット径以上の範囲に定着する量であればよい。なお、液体Kを付与する方法は、インクジェット法に限定されず、例えば、ディスペンサーなどで塗布してもよい。
このとき、吐出制御部152の指示に基づき、液体Kを付与する位置、回数、時間間隔、および1回に付与する量を変えることによって、樹脂シート11に液体Kを定着させる部位の形状をコントロールすることができる。具体的には、切断する部位に1回に付与する液体Kの量をごく微量、例えば、10pl程度にして、微量の付与を所定時間以上の時間間隔で2回行うように印刷装置200の各部を制御する。
一度、液体Kを付与して樹脂シート11に定着させた部位は、まだ液体Kを付与していない他の部位と比べて、液体Kが定着しやすい。そのため、切断する部位に所定時間間隔で、微量ずつ2回に分けて液体Kを付与すると、次に付与した液体Kが面方向に広がることを低減し、ラベルシート10の印刷面11aに定着させることが可能になる。
従って、このような方法で液体Kを付与すれば、定着させる部位、つまり、後に切断する部位を精度よく形成することができる。これにより、ラベル40の外縁部45を複雑な形状にすることができ、外観品質を向上させたラベル40を製造することができる。
なお、本説明では液体Kの付与回数を2回として説明したが、形状がさらに複雑なラベルシート10の場合には、付与する回数を増加させればよい。また、1回に付与する液体Kの量をさらに少なくすれば、付与する部位をさらに精度よく形成することができる。
このように、液体Kの付与する方法を樹脂シート11の材質、ラベル40の形状などに応じて適宜設定することにより、液体Kを付与する部位の形状をコントロールすることができる。
(ステップS3)切断する工程
吐出部130で液体Kを付与したラベルシート10を、搬送経路Sに設けられたフォトセンサーなどの検出部(図示せず)からの信号に基づいて、ラベルシート10の位置を検出しながら、ローラー122によって、照射部140まで搬送する(図4参照)。
図6(c)に示すように、樹脂シート11上の液体Kを付与した部位に向けてレーザーLを照射する。具体的には、ラベルシート10からラベル40を切断するために、ラベル40の外形データに基づいて、約3000mm/秒の走査速度でガルバノミラーを走査、駆動する。
図6(d)に示すように、レーザーLを照射すると、印刷面11aの表面から徐々に伝わるレーザーLのエネルギー(熱)によって、ラベルシート10の厚さ方向に、樹脂シート11が溶けて、溶けた部位は切断部22となる。このとき、液体Kは気化し、気化熱によって樹脂シート11が冷却される。
図6(e)に示すように、溶けた樹脂シート11の一部は流動性を有し、切断部22を剥離シート13側から印刷面11a側に移動し、印刷面11a上に覆いかぶさるように盛り上がり、ラベルの外縁部45に***部15が形成されるが、液体Kの気化熱によって樹脂シート11が冷却されるので、印刷面11a上に覆いかぶさる量が低減されて白濁が目立ち難い。
このとき、ラベルシート10には、ラベル40とは切断部22で分離された、分離シート51と、分離粘着剤52とを備える分離ラベル50が同時に形成される。分離ラベル50は、後にラベル40を剥離シート13から剥離して添付する際には不要となる。
このように、切断する工程(ステップS3)を終了し、ラベルシート10を、図4に示す排出部124で巻き取ると、剥離シート13上に、切断部22によって切断された樹脂シート41と粘着剤42とを備えたラベル40が配置されたラベルシート10が完成する。
なお、予め印刷されているラベルシート10を用いる場合には、印刷する工程(ステップS1)を省略することができる。
また、ラベル40が配置されたラベルシート10は、排出部124で巻き取らず、ステージ123から直接取り出してもよい。
<***部>
次に、切断する工程(ステップS3)において、ラベル40の印刷面11aに***部15が形成される過程について詳しく説明する。図7は、***部が形成される過程を模式的に説明する切断部の拡大断面図である。
切断する工程(ステップS3)において、樹脂シート11の一部は、ステップS2で液体Kを付与した部位に向けてレーザーLを照射することによって溶けて流動性を有する。
図7に示すように、切断部22を深く形成するに従って、溶けた樹脂シート11の一部は、図示の矢印25の方向へ***するように流動する。そして、溶けた樹脂シート11の一部は、印刷面11aの矢印26の方向に広がり、外気により冷却されて、流動性が失われて固体の樹脂となり、徐々に大きくなる。この現象が、レーザーLの照射の進行によって繰り返され、ラベルの外縁部45に***部15を形成する。
上述したように、本実施形態に係る印刷物の加工方法は、切断する工程(ステップS3)の前に、液体Kを付与する工程(ステップS2)を備えており、所定の量の液体Kが付与されている。そのため、切断する工程(ステップS3)において、ポリスチレン樹脂製の樹脂シート11は、付与された液体KにレーザーLが照射されることによって、液体Kが気化し、その際の気化熱で冷却される。
つまり、液体Kが冷媒として働き、樹脂シート11の温度が下がることによって、液体Kが付与されていない場合と比較して、レーザーLによる過熱を抑制することができる。
この液体Kの付与の有無による切断する工程(ステップS3)における状態の差は、***部15と***部16との違いとして現れる。図7では、***部15と比較するため、***部16は、液体Kを付与していない、言い換えれば、液体Kを付与する工程(ステップS2)を備えない印刷物の加工方法によって形成された***部を示す。
液体Kを付与していない樹脂シート11は、レーザーLによって切断部22が必要以上の範囲まで溶けて流動性を有する。そして、液体Kを付与した樹脂シート11より多い量の溶けた樹脂が、印刷面11aの平面視において、図示の矢印27の方向へ、つまり、矢印26よりさらに広がるように流動し、***部16を形成する。
そのため、樹脂シート11の平面視において、切断部の境界23からの***部15の広がりをα、***部16の広がりをβとすると、β>αとなる。
樹脂シート11が、透明シートである場合には、***部16は、レーザーLが照射された熱によって一旦溶けて、その後、凝固した部位であるから、液体Kの気化熱によって冷却されてから凝固する場合と比べて、白濁化し透明性を著しく損なってしまう。つまり、ラベルの外縁部45に白濁が帯状に形成され、ラベル40の外観を損ねることとなる。
一方、樹脂シート11上に液体Kを付与したラベルシート10では、レーザーLを照射した際に、液体Kが気化し、その際の気化熱でラベルシート10が冷却される。そのため、液体Kが冷媒として働き、樹脂シート11のレーザーLによる過熱を抑制できる。
以上述べたように、本実施形態に係るレーザー加工装置100、印刷装置200、レーザー加工方法、印刷物の加工方法によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)レーザー加工装置100およびレーザー加工装置100を用いたレーザー加工方法によれば、樹脂シート11の印刷面11a側の所定の部位に、吐出部130から冷媒となる液体Kを付与し、液体Kが付与された部位に対して、照射部140により印刷面11a側からレーザーLを照射し、樹脂シート11を切断する際に、液体Kが気化し、その際の気化熱によって、ラベルシート10が冷却される。そのため、樹脂シート11のレーザーLによる過熱を抑制できる。
従って、樹脂シート11を個片のラベル40に切断する際に、照射されるレーザーLの熱で、ラベル40の外縁部45に沿って溶けた樹脂が、ラベル40の印刷面11aにはみ出し覆いかぶさるように盛り上がって白濁することを低減し、ラベル40の表面へ溶け拡がることを抑制できる。その結果、外観品質を向上させた見栄えのよいラベル40を製造することができる。
(2)吐出部130は、液体Kを液滴として吐出する吐出ヘッド131を備えていることから、樹脂シート11の所定の部位に適量の液体Kを容易に付与することができる。
(3)印刷装置200および印刷装置200を用いた印刷物の加工方法によれば、樹脂シート11の印刷面11a側に印刷する印刷部160と、印刷面11a側の所定の部位に、液体Kを付与する吐出部130と、樹脂シート11の液体Kが付与された部位に対して、印刷面11a側からレーザーLを照射し、樹脂シート11を切断する照射部140と、を備えている。
そのため、樹脂シート11に印刷し、所定の部位に液体Kを付与し、樹脂シート11を切断することによって、外観品質を向上させた見栄えのよいラベル40を製造することができる。
(4)印刷部160は、インクを液滴として吐出する印刷ノズル163を有する印刷ヘッド161を備えていることから、文字や画像などの印刷データに基づいて印刷を容易に行うことができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る印刷装置について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略構成図である。図8は、第1実施形態における図4に対応する概略構成図である。第1実施形態の印刷装置200と同じ構成には同じ符号を付して、詳細の説明は省略する。
<印刷装置の構成>
第1実施形態に係る印刷装置200では、印刷部160とは別に、吐出部130が設けられていたが、本実施形態に係る印刷装置300では、図8に示すように、吐出部330と印刷部360とが一体構造であるところが、第1実施形態に係る印刷装置200と異なっている。
つまり、印刷装置300の吐出部330(印刷部360)には、印刷ヘッド361と一体になった吐出ヘッド331と、吐出用の液体タンク332と、印刷用のインクタンク362と、が備えられている。吐出ヘッド331と印刷ヘッド361とは、搬送経路Sと平行な方向に並んで配置されている。図8では、印刷ヘッド361が搬送経路Sの上流側に配置されており、吐出ヘッド331が下流側に配置されている。
吐出ヘッド331は、ラベルシート10の搬送動作に連動させて、ラベルシート10上の所定の部位に、指示されたタイミングで指示された量の液体Kを、吐出ノズル333から液滴として吐出する。
また、印刷ヘッド361は、ラベル40の印刷データに従って、ラベルシート10上の印刷領域11cに、指示されたタイミングで指示された量のインクを印刷ノズル363から液滴として付与し、文字や画像を印刷する。
以上のことから、本実施形態に係る印刷装置300は、吐出キャリッジと印刷キャリッジとが共通となり、キャリッジが1つで済む。そのため、第1実施形態に係る印刷装置200に比べて、印刷装置300の構造を簡単にすることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る印刷装置について、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略構成図である。図9は、第1実施形態における図4に対応する概略構成図である。第1実施形態の印刷装置200と同じ構成には同じ符号を付して、詳細の説明は省略する。
<印刷装置の構成>
第1実施形態に係る印刷装置200では、照射部140とは別に、吐出部130が設けられていたが、本実施形態に係る印刷装置400では、図9に示すように、吐出部430と照射部440とが一体構造であるところが、第1実施形態に係る印刷装置200と異なっている。
つまり、印刷装置400の照射部440(吐出部430)には、照射ヘッド442と一体になった吐出ヘッド431と、吐出用の液体タンク432と、レーザー発振部441と、が備えられている。吐出ヘッド431は、吐出ノズル433を備えており、吐出ヘッド431と照射ヘッド442とは、搬送経路Sと平行な方向に並んで配置されている。
図9では、吐出ヘッド431が搬送経路Sの上流側に配置されており、照射ヘッド442が下流側に配置されている。このようにすることによって、搬送経路Sにおいて、吐出ヘッド431から液体Kを吐出した直後に、照射ヘッド442からレーザーLを照射することが容易になる。
以上のことから、本実施形態に係る印刷装置400によれば、第1実施形態に係る印刷装置200に比べて、印刷装置400の構造を簡単にすることができるため、印刷装置400の小型化が可能になる。
[第4実施形態]
図10(a)は、第4実施形態に係る印刷物の加工方法によって得られる個片ラベルの外観斜視図である。図10(b)は、(a)に示す個片ラベルのA−A断面図である。第4実施形態として、印刷装置200を用いて製造されたラベルシート10から得られる個片ラベル44について説明する。
図10(a)に示すように、個片ラベル44は、個片化されたラベルである。個片ラベル44は、個片剥離シート43上に粘着剤42および樹脂シート41が積層されている。個片剥離シート43は、平面視で、樹脂シート41および粘着剤42より外形が大きくなっている。
図10(b)に示すように、個片ラベル44は、図6(e)に示すラベルシート10において、ラベル40の外形を含む所定の部位に液体Kを付与し切断し、ラベル40とは切断部22で分離された分離ラベル50を剥離、除去し、さらに、平面視で、ラベル40を含むように一回り大きく剥離シート13を切断し、個片剥離シート43とすることによって得られる。
このような個片ラベル44を用いれば、ラベル40を個片剥離シート43から剥離する際に、剥離しやすいので、貼付対象物にラベル40を貼付する際の作業性が高められる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。なお、上記実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
<変形例1>
以下、変形例1に係るラベルシート(図示せず)について説明する。
上述した実施形態で説明したラベル40は、ラベルシート10の印刷面11a側に印刷されているが、これに限定されない。
つまり、台紙面11b側に印刷が施されていてもよい。この場合には、予め印刷され、印刷面11a側に粘着剤12が配置されたラベルシートが準備される。また、ラベルシート10の両面に印刷が施されていてもよい。
このようにすることによって、印刷が施されている台紙面11b側に***部15が形成されることを防ぎ、外観品質を向上させた見栄えのよいラベル40を製造することができる。
<変形例2>
以下、変形例2に係る吐出ヘッドおよび印刷ヘッドについて説明する。
図8に示すように、第2実施形態で説明した印刷装置300では、吐出ヘッド331と印刷ヘッド361とが一体となっており、吐出ヘッド331および印刷ヘッド361は、搬送経路Sと平行な方向に並んで配置されている。
吐出ヘッド331および印刷ヘッド361は、搬送経路Sと交差する方向、例えば、キャリッジの走査方向に並んで配置されていてもよい。
このようにすることによって、吐出ヘッド331および印刷ヘッド361の搬送経路S方向の長さを小さくすることができることから、印刷装置の小型化が可能となる。
<変形例3>
以下、変形例3に係る印刷物の加工方法について説明する。
レーザーLによって、樹脂シート11と粘着剤12と剥離シート13の一部とを切断してもよい。
このようにすることによって、粘着剤12が分離粘着剤52と切断され、ラベル40が剥離シート13から剥離しやすくなる。
11…樹脂シート、11a…印刷面、40…ラベル、41…樹脂シート、44…個片ラベル、100…レーザー加工装置、130…吐出部、131…吐出ヘッド、140…照射部、160…印刷部、161…印刷ヘッド、200…印刷装置、300…印刷装置、330…吐出部、331…吐出ヘッド、360…印刷部、361…印刷ヘッド、400…印刷装置、431…吐出ヘッド、440…照射部、K…液体、L…レーザー。

Claims (11)

  1. 樹脂シートの一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する吐出部と、
    前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する照射部と、を備えていることを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 前記吐出部は、前記液体を液滴として吐出する吐出ヘッドを備えていることを特徴とする請求項1に記載のレーザー加工装置。
  3. 前記照射部と前記吐出部とが一体構造であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーザー加工装置。
  4. 樹脂シートの一面側に印刷する印刷部と、
    前記一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する吐出部と、
    前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する照射部と、を備えていることを特徴とする印刷装置。
  5. 前記印刷部は、インクを液滴として吐出する印刷ヘッドを備えていることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記液体は、前記インクと同じ材料で色素を含まないものであることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記吐出部は、前記液体を液滴として吐出する吐出ヘッドを備えていることを特徴とする請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷部と前記吐出部とが一体構造であることを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか一項に記載の印刷装置。
  9. 前記照射部と前記吐出部とが一体構造であることを特徴とする請求項4から請求項8までのいずれか一項に記載の印刷装置。
  10. 樹脂シートの一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する工程と、
    前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する工程と、を含むことを特徴とするレーザー加工方法。
  11. 樹脂シートの一面側に印刷する工程と、
    前記一面側の所定の部位に、冷媒となる液体を付与する工程と、
    前記樹脂シートの前記液体が付与された部位に対して、前記一面側からレーザーを照射し、前記樹脂シートを切断する工程と、を含むことを特徴とする印刷物の加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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