JP2016195036A - 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 - Google Patents

蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集電体と電極端子とを接続する接続部を備える蓄電素子であって、信頼性の高い蓄電素子を提供する。
【解決手段】電極体141及び142と、電極体141及び142に接続された正極集電体120と、正極端子200とを備える蓄電素子10であって、正極集電体120及び正極端子200の一方から延設されたリベット部230であって、正極集電体120及び正極端子200の他方に設けられた貫通孔200aを貫通し、端部が当該他方と接続されることで、正極集電体120と正極端子200とを電気的に接続するリベット部230と、リベット部230を挿通させる孔241aを有する筒体241であって、軸方向の端部が貫通孔200aに挿入される筒体241とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、電極体と、電極体に接続された集電体と、電極端子とを備える蓄電素子に関する。
従来、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)などの動力源として、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子が用いられている。このような蓄電素子は、一般的に、電極体、電極体に接続された集電体、及び、電極端子等を備えている。
また、例えば、電極端子に固定されたリベットが、集電体に設けられた孔に挿入されてかしめられることで、集電体と電極端子とが電気的及び機械的に接続される。
例えば特許文献1には、装置筐体を貫通する状態で集電体を装置筐体に固定するリベット部材であって、集電体と電気的に接続されて通電経路を構成するリベット部材が配置された蓄電装置について開示されている。この蓄電装置において、電極端子は、リベット部材の頭部と接続するための接続部と、他の装置と電気的に接続するための接続部とが、連結部で連結されている。
この構成によれば、リベット部材の貫通箇所に配置されるシール部材を可及的に保護しながら、リベット部材の回り止めの確実化が図られる。
特開2014−222675号公報
上述のように、集電体を貫通する金属部材をかしめることで、電極端子と集電体とを接続する場合、金属部材は、かしめられることで径方向に膨張し、これにより集電体の貫通孔を有する部分が径方向の圧力を受ける。その結果、集電体に変形が生じる可能性がある。集電体に生じる変形は、例えば、集電体と容器との間に配置された絶縁部材の変形または損傷等の要因ともなる。
また、例えば、集電体から延設された金属部材を、電極端子の貫通孔に挿入してかしめる場合も同様に、かしめに起因して電極端子に変形が生じ得る。電極端子に生じる変形は、例えば、電極端子とバスバー等の導電部材との接合の品質の低下の要因ともなる。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、集電体と電極端子とを接続する接続部を備える蓄電素子であって、信頼性の高い蓄電素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、電極体と、前記電極体に接続された集電体と、電極端子とを備える蓄電素子であって、前記集電体及び前記電極端子の一方から延設された接続部であって、前記集電体及び前記電極端子の他方に設けられた貫通孔を貫通し、端部が前記他方に接続されることで、前記集電体と前記電極端子とを電気的に接続する接続部と、前記接続部を挿通させる孔を有する筒体であって、軸方向の端部が前記貫通孔に挿入された筒体とを備える。
この構成によれば、集電体及び電極端子の一方から延設された接続部は、筒体に挿通され、かつ、集電体及び電極端子の他方に設けられた貫通孔を貫通して、当該他方と接続される。つまり、筒体は、例えば、接続部と、蓄電素子の容器等の他の部材との間の電気的な絶縁または気密の維持のための部材として機能することができる。
また、筒体は、集電体及び電極端子の他方に設けられた貫通孔に少なくともその一部が挿入される。そのため、例えば、蓄電素子の製造工程において、筒体を、集電体及び電極端子の他方の位置決め部材として用いることができる。従って、例えば、集電体または電極端子が正規の位置からずれた状態で、接続部に対するかしめ等の接続工程が行われることによる不具合の発生が抑制される。
以上のように、本態様の蓄電素子は、集電体と電極端子とを接続する接続部を備える蓄電素子であって、信頼性の高い蓄電素子である。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子において、前記筒体の、前記貫通孔への挿入長さは、前記貫通孔の軸方向の長さよりも短いとしてもよい。
この構成によれば、筒体は、集電体及び電極端子の他方に設けられた貫通孔に一部が挿入され、その長さ(挿入長さ)は、貫通孔の軸方向の長さよりも短い。つまり、貫通孔における筒体の軸方向の存在範囲は、貫通孔の途中までであり、残りの範囲は、かしめられた接続部の逃げ(肉逃げ)の空間として利用されている。そのため、接続部がかしめ等によって接続されることで生じ得る、接続部が他の部材に与える圧力が抑制される。その結果、例えば、貫通孔を有する集電体または電極端子等における変形の発生が抑制される。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子は、前記電極体及び前記集電体を収容する容器と、前記集電体と前記電極端子との間の前記容器の壁部と、前記集電体及び前記電極端子の少なくとも一方との間に配置された絶縁部材とを備え、前記筒体は、前記絶縁部材から延設されているとしてもよい。
この構成によれば、筒体は、例えば、絶縁部材と一体に形成された部材、または、絶縁部材に固定された別部材として蓄電素子に配置される。そのため、例えば、蓄電素子の製造(組み立て)を効率よく行うことができる。
また、絶縁部材から延設された筒体を、貫通孔を有する集電体または電極端子の、容器に対する位置決め部材としても機能させることができる。その結果、例えば、蓄電素子を精度よく製造することができる。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子において、前記絶縁部材は、前記電極端子と前記容器の前記壁部との間に配置された上部絶縁部材、及び、前記集電体と前記容器の前記壁部との間に配置された下部絶縁部材を有し、前記筒体は、前記上部絶縁部材及び前記下部絶縁部材の一方から延設され、かつ、前記壁部、並びに、前記上部絶縁部材及び前記下部絶縁部材の他方を貫通した状態で配置されているとしてもよい。
この構成によれば、筒体を、例えば、上部絶縁部材及び下部絶縁部材の一方に対する他方の位置決め部材としても機能させることができる。その結果、例えば、蓄電素子を精度よく製造することができる。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子において、前記筒体の前記孔の内周面は、前記貫通孔に挿入された前記端部の開口に近づくほど内径が大きくなるテーパ状になっているとしてもよい。
つまり、かしめ等の接続工程において径方向に膨張した接続部が、筒体の孔の内周面を径方向に押し広げるように作用した結果、当該内周面がテーパ状となり、例えば、筒体と、筒体の周囲の部材(容器等)との気密性が向上される。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子の製造方法は、電極体と、前記電極体に接続された集電体と、電極端子と、前記集電体及び前記電極端子の一方から延設された接続部と、前記接続部を挿通させる孔を有する筒体とを備える蓄電素子を製造するための製造方法であって、前記接続部を、前記筒体の前記孔に挿通させる工程と、前記筒体の軸方向の端部を、前記集電体及び前記電極端子の他方に設けられた貫通孔に挿入することで、前記筒体を、前記集電体及び前記電極端子の他方に対して配置する工程と、前記接続部の、前記貫通孔を貫通した端部をかしめる工程とを含む。
この製造方法によれば、集電体及び電極端子の一方から延設された接続部を挿通させる孔を有する筒体は、貫通孔に少なくとも一部が挿入される。さらに、接続部の、貫通孔を貫通した端部がかしめられる。
すなわち、例えば、接続部の端部をかしめる工程において、筒体を、集電体及び電極端子の他方の位置決め部材として用いることができる。従って、例えば、集電体または電極端子が正規の位置からずれた状態で、接続部に対するかしめ等の接続工程が行われることによる不具合の発生が抑制される。以上のように、本態様の蓄電素子の製造方法によれば、かしめられることで集電体と電極端子とを接続する接続部を備える蓄電素子であって、信頼性の高い蓄電素子を製造することができる。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子の製造方法において、前記筒体を配置する工程では、前記筒体の、前記貫通孔への挿入長さが、前記貫通孔の軸方向の長さよりも短い状態で、前記筒体が、前記集電体及び前記電極端子の他方に対して配置されるとしてもよい。
この製造方法によれば、貫通孔における筒体の軸方向の存在範囲は、貫通孔の途中まであり、残りの範囲を、かしめられた接続部の逃げ(肉逃げ)の空間として利用することができる。そのため、接続部がかしめ等によって接続されることで生じ得る、接続部が他の部材に与える圧力が抑制される。その結果、例えば、貫通孔を有する集電体または電極端子等における変形の発生が抑制される。
また、本発明の一態様に係る蓄電素子の製造方法は、前記筒体の前記孔の内周面には、前記貫通孔に挿入された端部の開口に近づくほど内径が大きくなるテーパ面が形成されており、前記接続部の前記端部をかしめる工程では、前記筒体の孔に挿通され、かつ、前記貫通孔を貫通した前記端部がかしめられるとしてもよい。
この製造方法によれば、例えば、かしめ時における、接続部の肉逃げがテーパ面を利用してスムーズに行われる。また、例えば、かしめた結果における、接続部と、集電体及び電極端子の他方との密着性が確保されるため、当該肉逃げに利用される空間によって、接続部と当該他方との導通が阻害されることが抑制される。
本発明によれば、かしめられることで集電体と電極端子とを接続する接続部を備える蓄電素子であって、信頼性の高い蓄電素子を提供することができる。
実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の容器の容器本体を分離して蓄電素子が備える各構成要素を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の、筒体およびその周辺の構造を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の、筒体およびその周辺の構造を示す第1の断面図である。 図5に対応する第2の断面図である。 実施の形態の変形例1に係る蓄電素子の、筒体およびその周辺の構造を示す断面図である。 実施の形態の変形例2に係る蓄電素子の、筒体およびその周辺の構造を示す断面図である。 実施の形態の変形例3に係る蓄電素子の、筒体およびその周辺の構造を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る蓄電素子について説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態及びその変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及び変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及び変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、以下の説明及び図面中において、蓄電素子の電極体の巻回軸方向をX軸方向と定義する。つまり、X軸方向は、集電体もしくは電極端子の並び方向、または、容器の短側面の対向方向として定義できる。また、蓄電素子の上下方向をZ軸方向と定義する。つまり、Z軸方向は、集電体の脚が延びる方向、または、容器の短側面の長手方向として定義できる。また、X軸方向及びZ軸方向と交差する方向をY軸方向と定義する。つまり、Y軸方向は、容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、または、容器の厚さ方向として定義できる。
図1は、実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る蓄電素子10の容器100の容器本体111を分離して蓄電素子10が備える各構成要素を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る蓄電素子10を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。なお、図3では、容器100の容器本体111の図示は省略されている。
蓄電素子10は、電極体と、電極体に接続された集電体と、電極端子とを備える蓄電素子である。また、蓄電素子10はさらに、かしめられることで集電体と電極端子とを接続する接続部を備えている。本実施の形態に係る蓄電素子10は、具体的には以下のように説明される。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。特に、蓄電素子10は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)、またはハイブリッド電気自動車(HEV)に適用される。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、容器100と、正極端子200と、負極端子300とを備えている。また、容器100の内方には、正極集電体120と、負極集電体130と、2つの電極体141及び142とが収容されている。正極端子200には、接続部の一例であるリベット部230が設けられており、負極端子300には、接続部の一例であるリベット部330が設けられている。
蓄電素子10はさらに、正極集電体120及び正極端子200の少なくとも一方と、容器100の、正極集電体120が配置される側面を形成する壁部(本実施の形態では蓋板110)との間に配置された絶縁部材250を備える。負極側にも同様に、負極集電体130及び負極端子300の少なくとも一方と、容器100の蓋板110との間に配置された絶縁部材350が備えられている。
本実施の形態では、絶縁部材250及び350のそれぞれは、蓋板110を挟んで上下に配置された絶縁部材を有している。具体的には、絶縁部材250は、上部絶縁部材240と下部絶縁部材150とを有し、絶縁部材350は、上部絶縁部材340と、下部絶縁部材160とを有する。
上部絶縁部材240は、正極端子200と蓋板110との間に配置される部材であり、下部絶縁部材150は、正極集電体120と蓋板110との間に配置される部材である。上部絶縁部材340は、負極端子300と蓋板110との間に配置される部材であり、下部絶縁部材160は、負極集電体130と蓋板110との間に配置される部材である。上部絶縁部材240、340及び下部絶縁部材150、160は、例えば、絶縁性を有する樹脂を成形することで作製される。
本実施の形態では、このように構成された絶縁部材250及び350によって、容器100の蓋板110と、電極端子(200、300)及び集電体(120、130)とが電気的に絶縁されている。
なお、また、上部絶縁部材240、340は、例えば上部パッキンと呼ばれる場合もあり、下部絶縁部材150、160は、例えば下部パッキンと呼ばれる場合もある。つまり、本実施の形態では、絶縁部材250及び350のそれぞれは、電極端子(200または300)と容器100との間を封止する機能も有している。
また、蓄電素子10の容器100の内部には電解液(非水電解液)などの液体が封入されているが、当該液体の図示は省略する。なお、容器100に封入される電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく様々なものを選択することができる。
容器100は、矩形筒状で底を備える容器本体111と、容器本体111の開口を閉塞する蓋板110とで構成されている。また、容器100は、電極体141及び142等を内部に収容後、蓋板110と容器本体111とが溶接等されることにより、内部を密封することができるものとなっている。なお、蓋板110及び容器本体111の材質は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金など溶接可能な金属であるのが好ましい。
蓋板110には、容器100内の圧力が上昇したときに、容器100内で発生したガスを放出し、当該圧力を開放するための安全弁110cが設けられている。また、蓋板110には、正極端子200から延設されたリベット部230が挿入される開口部110aと、負極端子300から延設されたリベット部330が挿入される開口部110bとが形成されている。
電極体141及び142は、並列に配置される2つの発電要素であり、ともに、正極集電体120及び負極集電体130と電気的に接続される。なお、本実施の形態では、電極体141と電極体142とは、同一の構成を有している。
具体的には、電極体141及び142は、正極と負極とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる部材である。正極は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる長尺帯状の金属箔である正極基材層上に正極活物質層が形成されたものである。また、負極は、銅または銅合金などからなる長尺帯状の金属箔である負極基材層上に負極活物質層が形成されたものである。また、セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。
正極活物質層に用いられる正極活物質、または負極活物質層に用いられる負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な正極活物質または負極活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。
そして、電極体141及び142は、正極と負極との間にセパレータが挟み込まれるように層状に配置されたものが巻き回されて形成されている。なお、図2及び図3では、電極体141及び142の形状としては長円形状を示したが、円形状または楕円形状でもよい。
ここで、電極体141及び142は、正極と負極とが、セパレータを介して、巻回軸(本実施の形態ではX軸方向に平行な仮想軸)の方向に互いにずらして巻回されている。そして、正極及び負極は、それぞれのずらされた方向の端縁部に、活物質が塗工されず基材層が露出した(活物質層が形成されていない)部分(未塗工部)を有している。なお、未塗工部は、「活物質層非形成部」とも表現される場合もある。
具体的には、電極体141は、巻回軸方向の一端(X軸方向プラス側の端部)に、正極の未塗工部が積層された正極側の端部141aを有している。また、同様に、電極体142は、X軸方向プラス側の端部に、正極の未塗工部が積層された正極側の端部142aを有している。また、電極体141及び142は、負極側にも同様に、負極の未塗工部が積層された端部を有している。
また、本実施の形態では、電極体141及び142は、絶縁性のフィルムである絶縁フィルム143が周囲に巻きつけられて束ねられている。絶縁フィルム143は、長方形状のシート状の樹脂製の部材であり、電極体141及び142に巻きつけられて、巻き終わり部分を絶縁テープ144により留められることで、固定されている。
なお、蓄電素子10が備える電極体の数に特に限定はなく、1でもよく、また3以上でもよい。蓄電素子10が複数の電極体(本実施の形態では2つの電極体141及び142)を有する場合、同一体積(容積)の容器100に単数の電極体を収容する場合に比べ、例えば、以下の点で好ましい。
つまり、複数の電極体を用いることで、単数の電極体を用いる場合に比べ、容器100のコーナー部のデッドスペースが減り、電極体の占める割合が向上するため、蓄電素子10の蓄電容量アップにつながる。また、特に、高入出力(ハイレート)用の電極体では、高容量タイプの電極体に比べて、金属箔上の活物質の量を減らす必要があり、電極体における金属箔及びセパレータの割合が高まる。このため、単数の電極体を用いた場合は電極の巻き数が多くなり、その結果、硬くて柔軟性が低く容器100に挿入しづらくなる。しかし、複数の電極体を用いる場合は、1つの電極体における巻き数を少なくすることができるため、柔軟性が高い電極体を実現することができる。これにより、容器100におけるデッドスペースを比較的に小さくすることが可能である。
正極集電体120は、電極体141及び142の正極側(X軸方向プラス側)に配置され、正極端子200と電極体141及び142の正極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、正極集電体120は、電極体141及び142の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。
具体的には、正極集電体120は、電極体141及び142の正極側の端部141a及び端部142aに溶接等によって接合されることで、電極体141及び142の正極と接続される。また、正極集電体120には、貫通孔120aが形成されており、貫通孔120aに、正極端子200に備えられたリベット部230が挿入されてかしめられることで、正極集電体120と正極端子200とが接続される。
負極集電体130は、電極体141及び142の負極側(X軸方向マイナス側)に配置され、負極端子300と電極体141及び142の負極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、負極集電体130は、電極体141及び142の負極基材層と同様、銅または銅合金などで形成されている。
具体的には、負極集電体130は、電極体141及び142の負極側の端部に溶接等によって接合されることで、電極体141及び142の負極と接続される。また、負極集電体130には、貫通孔130aが形成されており、貫通孔130aに、負極端子300に備えられたリベット部330が挿入されてかしめられることで、負極集電体130と負極端子300とが接続される。
なお、本実施の形態では、絶縁部材250(350)から延設された筒体が、貫通孔120a(130a)の途中まで挿入されており、その筒体に挿通されたリベット部230(330)がかしめられている点に特徴を有する。この特徴については、図4〜図6を用いて後述する。
正極端子200及び負極端子300は、電極体141及び142に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体141及び142に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。
また、正極端子200及び負極端子300は、電極体141及び142の上方に配置された蓋板110に取り付けられている。具体的には、図3に示すように、正極端子200には、正極端子200と正極集電体120とを電気的に接続するリベット部230が設けられている。
リベット部230は、正極端子200から延設された部材であり、正極集電体120の貫通孔120aに挿入されてかしめられることで、正極端子200と正極集電体120とを接続する接続部である。具体的には、リベット部230は、上部絶縁部材240の開口部240aと蓋板110の開口部110aと下部絶縁部材150の開口部150aと正極集電体120の貫通孔120aとに挿入されてかしめられる。これにより、正極端子200は、上部絶縁部材240、下部絶縁部材150及び正極集電体120とともに蓋板110に固定される。
リベット部330は、負極端子300から延設された部材であり、負極集電体130の貫通孔130aに挿入されてかしめられることで、負極端子300と負極集電体130とを接続する接続部である。具体的には、リベット部330は、上部絶縁部材340の開口部340aと蓋板110の開口部110bと下部絶縁部材160の開口部160aと負極集電体130の貫通孔130aとに挿入されてかしめられる。これにより、負極端子300は、上部絶縁部材340、下部絶縁部材160及び負極集電体130とともに蓋板110に固定される。
ここで、リベット部230は、正極端子200との一体物として形成されていてもよく、正極端子200とは別部品として作成されたリベット部230が、かしめまたは溶接などの手法によって正極端子200に固定されてもよい。リベット部330と負極集電体130との関係についても同じである。
次に、本実施の形態に係る蓄電素子10が備える、リベット部230の外周を覆うように配置された筒体について詳細に説明する。なお、負極側にもリベット部330の外周を覆うように配置された筒体が存在し、筒体およびその周辺の構造は、正極側と負極側とで共通する。そのため、以下では正極側の筒体およびその周辺の構造についての説明を行い、負極側の筒体およびその周辺の構造についての説明は省略する。
図4は、実施の形態に係る蓄電素子10の、筒体241およびその周辺の構造を示す分解斜視図である。図5は、実施の形態に係る蓄電素子10の、筒体241およびその周辺の構造を示す第1の断面図である。図6は、図5に対応する第2の断面図である。
具体的には、図5は、リベット部230のかしめ前における筒体241およびその周辺の構造を示す断面図であり、図6は、リベット部230のかしめ後における筒体241およびその周辺の構造を示す断面図である。なお、図5及び図6では、図2におけるV−V断面の一部が図示されている。
図4〜図6に示すように、蓄電素子10は、リベット部230を挿通させる孔241aを有する筒体241であって、軸方向の端部が貫通孔120aに挿入された筒体241を備える。なお、リベット部230の軸方向、及び、貫通孔120aの軸方向は、本実施の形態ではともにZ軸方向である。また、本実施の形態では、筒体241の孔241aの上端は、上部絶縁部材240の開口部240aと接続されている。
また、筒体241の貫通孔120aへの挿入長さは、貫通孔120aの軸方向の長さよりも短い。具体的には、図5に示すように、リベット部230がかしめられる前において、筒体241の貫通孔120aへの挿入長さL1は、貫通孔120aの軸方向の長さTよりも短い。さらに、図6に示すように、リベット部230がかしめられた後において、筒体241の貫通孔120aへの挿入長さL2は、貫通孔120aの軸方向の長さTよりも短い。
より詳細には、本実施の形態では、リベット部230の一端を、正極集電体120が有する貫通孔120aに貫通させ、かつ、当該一端をかしめることで、正極端子200と正極集電体120とが接続されている。また、筒体241の貫通孔120aへの挿入長さ(L1、L2)は、正極集電体120における貫通孔120aが設けられた部分の厚み(T)よりも短い。例えば、Tが2mmである場合、L1は1mm程度であり、L2は、1mm以上であって、2mm未満である。
つまり、図5及び図6に示されるように、貫通孔120aにおける筒体241の存在範囲は、貫通孔120aの途中までであり、残りの範囲に対応する空間Sは、かしめられることで膨張するリベット部230の逃げ(肉逃げ)の空間として利用されている。
そのため、リベット部230がかしめられることで生じ得る、リベット部230周辺の部材に対する圧力が抑制される。その結果、例えば、貫通孔120aを有する正極集電体120または絶縁部材250等における変形の発生が抑制される。
ここで、正極集電体120の貫通孔120aが形成された部分は、例えば、電気的な絶縁の確実性の向上のために、下部絶縁部材150の周壁部151に囲まれている(図5及び図6参照)。そのため、正極集電体120の当該部分が、リベット部230のかしめの際のかしめ力によって、XY平面に平行な方向に延びた場合、周壁部151が、当該部分によって圧迫される可能性がある。しかしながら、上述のように、貫通孔120a内部にはリベット部230の肉逃げに利用される空間Sが形成されているため、正極集電体120の変形は抑制され、その結果、下部絶縁部材150に不要な力が与えられることが抑制される。
なお、筒体241の、貫通孔120aの内部に挿入された部分は、リベット部230がかしめられた場合に、リベット部230が膨張することで押圧され、これにより、筒体241の軸方向に伸びる(挿入長さがL1からL2に増加する)場合がある。つまり、リベット部230のかしめ前において貫通孔120aの内部に存在する空間Sの一部は、筒体241自体の肉逃げの空間として利用される場合がある。しかし、この場合であっても、筒体241の変形については、リベット部230が径方向への膨張による径方向の押圧力が支配的となり、かしめ後における筒体241の挿入長さL2は、貫通孔120aの長さ(正極集電体120の厚みT)を超えない。また、筒体241が、径方向に広げられるように押圧されることで、例えば、筒体241と、貫通孔120aの内面及び下部絶縁部材150の開口部150aの内面との密着性が向上する。これにより、例えば、容器100の、筒体241の部分における気密性が向上される。
ここで、リベット部230がかしめられた場合に、貫通孔120aが形成された部分を変形させないように、筒体241を配置せずに、貫通孔120aの内径を大きくすることも考えられる。しかしながら、この場合、例えば、リベット部230と、貫通孔120aを有する正極集電体120との間において、いわゆる“遊び”が大きくなる。その結果、例えば、蓄電素子10の製造時における正極集電体120の位置決めをどのようにするかの問題が生じる。
その点、本実施の形態に係る蓄電素子10では、正極集電体120が有する貫通孔120aに、リベット部230が挿通された筒体241の一部が挿入され、かつ、リベット部230の肉逃げの空間として利用される空間Sが存在する。また、筒体241は、容器100に取り付けられた絶縁部材250から延設されている。従って、筒体241の存在により形成された空間Sによって正極集電体120の変形を抑制しつつ、筒体241を、正極集電体120の、容器100に対する位置決め部材として機能させることができる。その結果、例えば、蓄電素子10を精度よく製造することができる。
また、筒体241は、絶縁部材250に対して固定された部材であるため、例えば、容器100への絶縁部材250の配置によって、筒体241の容器100への配置も完了する。このことは、例えば、蓄電素子10の製造の効率化にとって有利である。
また、リベット部230が、筒体241を介さずに、例えば下部絶縁部材150の開口部150aの内面と接触する場合を想定する。この場合、リベット部230がかしめられることで径方向に膨張した場合、リベット部230から受ける力に起因して、下部絶縁部材150の開口部150aの周縁に割れ等の損傷が発生する可能性もある。このような損傷が蓄電素子10に生じた場合、その蓄電素子10は、例えば出荷前に不良品として処分される。
その点、本実施の形態に係る蓄電素子10では、リベット部230の外周を覆うように筒体241が配置されており、かつ、上述のように、空間S(図5参照)の一部が、筒体241の肉逃げの空間として利用される。そのため、リベット部230がかしめられることに起因する下部絶縁部材150の損傷の発生は抑制される。
さらに、本実施の形態では、図4〜図6に示されるように、筒体241は、上部絶縁部材240から延設され、かつ、容器100の蓋板110、及び、下部絶縁部材150を貫通した状態で配置されている。従って、筒体241を、例えば、上部絶縁部材240及び下部絶縁部材150の一方に対する他方の位置決め部材としても機能させることができる。このことは、蓄電素子10の精度のよい製造にとって有利である。
また、正極端子200から延設されたリベット部230の端部を、正極集電体120の貫通孔120aに貫通させた状態でかしめているため、例えば、正極端子200の表面(図6における上面)のほぼ全域をフラットに形成することができる。これにより、例えば正極端子200における、バスバー等の導電部材との接合可能面積が増加される。
また、本実施の形態では、図5に示すように、かしめ前において、筒体241の孔241aの内周面には、貫通孔120aに挿入される端部の開口に近づくほど内径が大きくなるテーパ面241bが形成されている。つまり、リベット部230の端部をかしめる工程では、開口近傍にテーパ面241bが形成された孔241aに挿通され、かつ、貫通孔120aを貫通した端部がかしめられる。その結果、例えば、かしめ時における、リベット部230の肉逃げがテーパ面241bを利用してスムーズに行われる。また、例えば、かしめ後における、リベット部230と正極集電体120との密着性が確保される。そのため、リベット部230の肉逃げに利用される空間Sによって、リベット部230と正極集電体120との導通が阻害されることが抑制される。
また、本実施の形態では、図6に示すように、かしめ後において、筒体241の孔241aの内周面は、貫通孔120aに挿入された端部の開口に近づくほど内径が広がるテーパ状になっている。つまり、かしめ工程において径方向に膨張したリベット部230が、筒体241の孔241aの内周面を径方向に押し広げるように作用した結果、当該内周面がテーパ状となり、例えば、筒体241と、蓋板110との気密性が向上される。
なお、本実施の形態係る蓄電素子10の製造方法は、例えば以下の各工程を含む。すなわち、電極体141及び142と、電極体141及び142に接続された正極集電体120と、正極端子200と、正極集電体120及び正極端子200の一方から延設されたリベット部230と、リベット部230を挿通させる孔241aを有する筒体241とを備える蓄電素子10を製造するための製造方法であって、リベット部230を、筒体241の孔241aに挿通させる工程と、筒体241の軸方向の端部を、正極集電体120及び正極端子200の他方に設けられた貫通孔(本実施の形態では正極集電体120の貫通孔120a)に挿入することで、筒体241を、正極集電体120及び正極端子200の他方に対して配置する工程と、リベット部230の、貫通孔120aを貫通した端部をかしめる工程とを含む。
具体的には、筒体241を配置する工程では、筒体241の、貫通孔120aへの挿入長さが、貫通孔120aの軸方向の長さ(T)よりも短い状態で、筒体241が、正極集電体120及び正極端子200の他方に対して配置される。
より詳細には、例えば、以下の一例の作業が行われる。筒体241が、蓋板110の開口部110a(図3参照)に挿入されるように上部絶縁部材240が配置され、その状態の筒体241にリベット部230が挿入されるように正極端子200が配置される。さらに、これらの部材を一体として上下を反転させ、筒体241が、下部絶縁部材150の開口部150aに挿入されるように、下部絶縁部材150が配置される。その後、正極集電体120の貫通孔120aに、下部絶縁部材150から露出した、筒体241の端部を挿入し、貫通孔120aを貫通した状態の、リベット部230の端部がかしめられる。
ここで、上記の、リベット部230を孔241aに挿通させる工程と、筒体241を配置する工程とは、リベット部230の端部をかしめる工程の前に実行されるのであれば、どちらが先に実行されてもよく、同時に実行されてもよい。つまり、筒体241を正極集電体120及び正極端子200の他方に対して配置する工程を行う際に、筒体241の孔241aに、リベット部230が挿通された状態であるか否かはいずれであってもよい。
以上のように、本実施の形態に係る蓄電素子10では、リベット部230が挿通された筒体241の一部が、正極集電体120の貫通孔120aに挿入されている。そのため、例えば、蓄電素子10の製造工程において、筒体241を正極集電体120の位置決め部材として用いることができる。従って、例えば、正極集電体120が正規の位置からずれた状態で、リベット部230がかしめられることよる不具合の発生が抑制される。
従って、本実施の形態に係る蓄電素子10は、正極集電体120と正極端子200とを接続する接続部(リベット部230)を備える蓄電素子10であって、信頼性の高い蓄電素子10である。
また、本実施の形態では、例えば、リベット部230がかしめられた後における、筒体241の、貫通孔120aへの挿入長さ(筒体241の貫通孔120aに挿入されている長さ(図6におけるL2))は、貫通孔120aの軸方向の長さよりも短い。つまり、筒体241は、貫通孔120aの途中まで挿入された状態であり、残りの範囲(空間S)は、かしめられたリベット部230の肉逃げのための空間として利用されている。
そのため、リベット部230がかしめられることで生じ得る、リベット部230の周辺の部材に対する圧力が抑制される。その結果、例えば、貫通孔120aを有する正極集電体120における変形の発生が抑制される。また、リベット部230が貫通する絶縁部材250の変形または損傷の発生が抑制される。
なお、筒体241は、例えば、下部絶縁部材150から延設されていてもよい。また、正極集電体120と正極端子200とを接続する接続部は、正極集電体120から正極端子200の方向に延設されていてもよい。つまり、蓄電素子10における筒体241およびその周辺の構造は、図4〜図6に示す構造以外の構造であってもよい。そこで、蓄電素子10における筒体241およびその周辺の構造についての各種の変形例を、上記実施の形態との差分を中心に説明する。
(変形例1)
図7は、実施の形態の変形例1に係る蓄電素子10aの、筒体155およびその周辺の構造を示す断面図である。なお、図7に示す断面図は、図2におけるV−V断面に相当する断面の一部を示す図である。このことは、後述する図8及び図9においても同じである。
図7に示す、実施の形態の変形例1に係る蓄電素子10aでは、絶縁部材250から筒体155が延設されており、この点では、上記実施の形態に係る蓄電素子10と共通する。しかし、変形例1に係る蓄電素子10aでは、筒体155は、下部絶縁部材150から延設されている点で、上記実施の形態に係る蓄電素子10とは異なる。
この場合であっても、筒体155の貫通孔120aへの挿入長さL2は、貫通孔120aの軸方向の長さTよりも短い。つまり、貫通孔120aにおける筒体155の軸方向の存在範囲は、貫通孔120aの途中までであり、残りの範囲(空間S(図5参照、以下同じ))は、かしめられたリベット部230の肉逃げの空間として利用されている。そのため、例えば、貫通孔120aを有する正極集電体120における変形の発生が抑制される。また、リベット部230が貫通する絶縁部材250の変形または損傷の発生が抑制される。
また、例えば、下部絶縁部材150が蓋板110に配置され、かつ、リベット部230が筒体155の孔155aに挿通された状態であれば、筒体155による、正極集電体120の位置決め機能も発揮される。
また、本変形例において、筒体155は、蓋板110の開口部110a(図3参照)を貫通し、上部絶縁部材240の開口部240a(図3参照)に挿入される部分を有している。つまり、本変形例に係る下部絶縁部材150は、上下双方向に延設された筒体155を有している。この場合、筒体155は、上記実施の形態に係る筒体241と同じく、リベット部230と蓋板110とを絶縁する部材としても機能する。また、筒体155は、正極集電体120の位置決めだけでなく、上部絶縁部材240の位置決めを行う部材としても機能する。
従って、本変形例に係る蓄電素子10aは、正極集電体120と正極端子200とを接続するリベット部230を備える蓄電素子10aであって、信頼性の高い蓄電素子10aである。
(変形例2)
図8は、実施の形態の変形例2に係る蓄電素子10bの、筒体156およびその周辺の構造を示す断面図である。図8に示す、実施の形態の変形例2に係る蓄電素子10bでは、筒体156の孔156aにリベット部125が挿通され、かつ、筒体156が、蓋板110を貫通した状態で配置されている。この点では、上記実施の形態に係る蓄電素子10と共通する。しかし、変形例2に係る蓄電素子10bでは、筒体156は、その一部が、正極端子200に設けられた貫通孔200aに挿入されている点で、上記実施の形態に係る蓄電素子10とは異なる。
また、本変形例では、正極集電体120と正極端子200とを接続する接続部であるリベット部125は、正極集電体120から延設されており、かつ、筒体156は、下部絶縁部材150から、正極端子200の方向に延設されている。つまり、簡単にいうと、本変形例に係る蓄電素子10bでは、筒体156およびその周辺の構造が、上記実施の形態における構造(例えば図6参照)とは逆になっている。
この場合であっても、筒体156の貫通孔200aへの挿入長さは、正極端子200における貫通孔200aが設けられた部分の厚みよりも短い。具体的には、図8に示すように、筒体156の貫通孔200aへの挿入長さL2は、正極端子200における貫通孔200aが設けられた部分の厚みTよりも短い。
つまり、貫通孔200aにおける筒体156の軸方向の存在範囲は、貫通孔200aの途中までであり、残りの範囲は、かしめられたリベット部125の肉逃げの空間として利用されている。そのため、例えば、貫通孔200aを有する正極端子200における変形の発生が抑制される。その結果、正極端子200の表面(図8における上面)の歪みが抑制されるため、例えば、当該表面と、バスバー等の導電部材との接合(例えば、超音波溶接)を精度よく行うことができる。また、リベット部125が貫通する絶縁部材250の変形または損傷の発生が抑制される。
さらに、例えば、筒体156が正極端子200の貫通孔200aに挿入されるため、筒体156による、正極端子200位置決め機能も発揮される。また、下部絶縁部材150から延設された筒体156が、上部絶縁部材240を貫通している。そのため、筒体241は、下部絶縁部材150及び上部絶縁部材240の一方の他方に対する位置決め部材としても機能する。
また、例えば、接続部であるリベット部125の、かしめられた端部が正極集電体120側に存在しない。その結果、例えば、容器100内における電極体141及び142の配置空間として利用できる割合を、より大きくすることができる。このことは、例えば、蓄電素子10bにおける蓄電容量の増加の観点から有利である。
従って、本変形例に係る蓄電素子10bは、正極集電体120と正極端子200とを接続するリベット部125を備える蓄電素子10bであって、信頼性の高い蓄電素子10bである。
(変形例3)
図9は、実施の形態の変形例3に係る蓄電素子10cの、筒体246およびその周辺の構造を示す断面図である。図9に示す、実施の形態の変形例3に係る蓄電素子10cでは、リベット部125が正極集電体120から正極端子200の方向に延設されている。また、蓄電素子10cでは、筒体246は、上部絶縁部材240から延設されている。
具体的には、上部絶縁部材240から延設された筒体246の孔246aには、正極集電体120から延設されたリベット部125が挿通されており、かつ、筒体246の一部は、正極端子200に設けられた貫通孔200aに挿入されている。また、正極端子200の貫通孔200aを貫通した、リベット部125の端部がかしめられている。
この場合であっても、筒体246の、貫通孔200aへの挿入長さL2は、貫通孔200aの軸方向の長さTよりも短い。つまり、貫通孔200aにおける筒体246の軸方向の存在範囲は、貫通孔200aの途中までであり、残りの範囲は、かしめられたリベット部125の肉逃げの空間として利用されている。そのため、例えば、貫通孔200aを有する正極端子200における変形の発生が抑制される。また、リベット部125が貫通する絶縁部材250の変形または損傷の発生が抑制される。
また、例えば、上部絶縁部材240が蓋板110に配置され、かつ、リベット部125が筒体246の孔246aに挿通された状態であれば、筒体246による、正極端子200の位置決め機能も発揮される。
また、リベット部125の、かしめられた端部が正極集電体120側に存在しないため、上記変形例2に係る蓄電素子10bと同じく、蓄電容量の増加という効果を得ることができる。
また、本変形例において、筒体246は、蓋板110の開口部110a(図3参照)を貫通し、下部絶縁部材150の開口部150a(図3参照)に挿入される部分を有している。つまり、本変形例に係る上部絶縁部材240は、上下双方向に延設された筒体246を有している。この場合、筒体246は、上記実施の形態に係る筒体241と同じく、リベット部125と蓋板110とを絶縁する部材としても機能する。また、筒体246は、正極端子200の位置決めだけでなく、下部絶縁部材150の位置決めを行う部材としても機能する。
従って、本変形例に係る蓄電素子10cは、正極集電体120と正極端子200とを接続するリベット部125を備える蓄電素子10cであって、信頼性の高い蓄電素子10cである。
(その他)
以上、本発明に係る蓄電素子について、実施の形態及びその変形例に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態またはその変形例に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、蓄電素子10が備える筒体241は、絶縁部材250とは別部品として配置されてもよい。例えば、上部絶縁部材240とは別部品である筒体241を、上部絶縁部材240に固定または仮固定した後に、例えば図5に示すように、蓋板110に対して配置してもよい。この場合であっても、例えば、かしめられることで膨張するリベット部230の圧力によって、筒体241と上部絶縁部材240との間の気密性は確保される。
また、蓄電素子10は、例えば、絶縁部材250の一部である下部絶縁部材150を備えなくてもよい。この場合、正極集電体120と蓋板110とが電気的に接続されることで、容器100を電極体141及び142の正極と同電位にすることができる。
また、上記実施の形態および各変形例において、正極端子200と正極集電体120とを接続する接続部として、リベットを例示したが、接続部はリベット以外で実現されてもよい。例えば、外周面の少なくとも一部にネジ山が形成された棒体(雄ネジ)が、正極端子200または正極集電体120から延設された接続部として採用されてもよい。
例えば、上記実施の形態において、正極端子200から延設された雄ネジが、筒体241に挿通され、かつ、正極集電体120の貫通孔120aを貫通し、この状態で、雄ネジとナットとを螺合させてナットを締めてもよい。つまり、雄ネジと螺合するナットを締めることで、正極端子200、絶縁部材250、及び正極集電体120を、蓋板110に固定してもよい。この場合であっても、例えば、当該固定の工程において、正極集電体120を筒体241によって位置決めすることができる。これにより、例えば、正極集電体120が正規の位置からずれた状態でナットが締められることに起因する、正極集電体120の変形等の不具合が抑制される。また、例えば、筒体241の先端付近に形成される空間S(図5参照)が、ナットに押圧される正極集電体120の肉逃げの空間として利用される。
さらに、筒体241等の筒体は、正極端子200及び負極端子300のそれぞれに対応して配置される必要はなく、例えば、正極端子200及び負極端子300のいずれか一方のみに対応して配置されてもよい。
また、例えば、蓄電素子10が備える電極体141及び142の構造は巻回型でなくてもよく、平板状の正極と負極とがセパレータを挟んで交互に積層された構造であってもよい。また、電極体141及び142は、長尺帯状の正極と負極とがセパレータを挟んで蛇腹状に折り畳まれた構造であってもよい。
また、正極端子200及び負極端子300は、例えば図1に示すように、表面がフラットな形状であるが、正極端子200または負極端子300の形状に特に限定はない。例えば、外周面にネジ山が形成された棒体が、正極端子200と一体に、または、正極端子200とは別部材として、正極端子200に設けられてもよい。この場合、バスバー等の導電部材を、ナットを用いて正極端子200に締結することができる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10、10a、10b、10c 蓄電素子
100 容器
110 蓋板
110a、110b、150a、160a、240a、340a 開口部
110c 安全弁
111 容器本体
120 正極集電体
120a、130a、200a 貫通孔
125、230、330 リベット部
130 負極集電体
141、142 電極体
141a、142a 端部
143 絶縁フィルム
144 絶縁テープ
150、160 下部絶縁部材
151 周壁部
155、156、241、246 筒体
155a、241a、246a、 孔
200 正極端子
240、340 上部絶縁部材
241b テーパ面
250、350 絶縁部材
300 負極端子

Claims (8)

  1. 電極体と、前記電極体に接続された集電体と、電極端子とを備える蓄電素子であって、
    前記集電体及び前記電極端子の一方から延設された接続部であって、前記集電体及び前記電極端子の他方に設けられた貫通孔を貫通し、端部が前記他方に接続されることで、前記集電体と前記電極端子とを電気的に接続する接続部と、
    前記接続部を挿通させる孔を有する筒体であって、軸方向の端部が前記貫通孔に挿入された筒体とを備える、
    蓄電素子。
  2. 前記筒体の、前記貫通孔への挿入長さは、前記貫通孔の軸方向の長さよりも短い、
    請求項1記載の蓄電素子。
  3. 前記電極体及び前記集電体を収容する容器と、
    前記集電体と前記電極端子との間の前記容器の壁部と、前記集電体及び前記電極端子の少なくとも一方との間に配置された絶縁部材とを備え、
    前記筒体は、前記絶縁部材から延設されている、
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記絶縁部材は、前記電極端子と前記容器の前記壁部との間に配置された上部絶縁部材、及び、前記集電体と前記容器の前記壁部との間に配置された下部絶縁部材を有し、
    前記筒体は、前記上部絶縁部材及び前記下部絶縁部材の一方から延設され、かつ、前記壁部、並びに、前記上部絶縁部材及び前記下部絶縁部材の他方を貫通した状態で配置されている、
    請求項3記載の蓄電素子。
  5. 前記筒体の前記孔の内周面は、前記貫通孔に挿入された前記端部の開口に近づくほど内径が大きくなるテーパ状になっている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 電極体と、前記電極体に接続された集電体と、電極端子と、前記集電体及び前記電極端子の一方から延設された接続部と、前記接続部を挿通させる孔を有する筒体とを備える蓄電素子を製造するための製造方法であって、
    前記接続部を、前記筒体の前記孔に挿通させる工程と、
    前記筒体の軸方向の端部を、前記集電体及び前記電極端子の他方に設けられた貫通孔に挿入することで、前記筒体を、前記集電体及び前記電極端子の他方に対して配置する工程と、
    前記接続部の、前記貫通孔を貫通した端部をかしめる工程と、
    を含む蓄電素子の製造方法。
  7. 前記筒体を配置する工程では、前記筒体の、前記貫通孔への挿入長さが、前記貫通孔の軸方向の長さよりも短い状態で、前記筒体が、前記集電体及び前記電極端子の他方に対して配置される、
    請求項6記載の蓄電素子の製造方法。
  8. 前記筒体の前記孔の内周面には、前記貫通孔に挿入された端部の開口に近づくほど内径が大きくなるテーパ面が形成されており、
    前記接続部の前記端部をかしめる工程では、前記筒体の孔に挿通され、かつ、前記貫通孔を貫通した前記端部がかしめられる、
    請求項6または7に記載の蓄電素子の製造方法。
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