JP2016194558A - 量子ドットシート、バックライト装置、および表示装置 - Google Patents

量子ドットシート、バックライト装置、および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光を量子ドットシートに入射させた場合に、量子ドットシートの周縁部から出射する光の色味が量子ドットシートの中央部から出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できる量子ドットシートを提供する。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、第1の光透過性基体11と、第1の光透過性基体11の一方の面11Aに密着し、光の波長変換を行う量子ドット16とバインダ樹脂17とを含む量子ドット層12とを備え、量子ドット層12の周縁部12Cにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量が量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多い、量子ドットシート10が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、量子ドットシート、バックライト装置、および表示装置に関する。
液晶表示装置等の透過型画像表示装置は、一般に、液晶表示パネル等の透過型画像表示パネルの背面側に配置され、透過型画像表示パネルを照明するバックライト装置を備えている。バックライト装置としては、エッジライト型や直下型のバックライト装置が知られている。
現在、色再現性を高めるために、量子ドットをバックライト装置に組み込むことが検討されている(特許文献1参照)。量子ドットは、光を吸収して異なる波長の光を放出することができる。量子ドットが放出する光の波長は、主として量子ドットの粒径に依存する。したがって、量子ドットが組み込まれたバックライト装置では、単一の波長域の光を投射する光源を用いながら、種々の色を再現することができる。例えば、青色光を発する光源を用いる場合、量子ドットが青色光を吸収して緑色光および赤色光を放出することもできる。このようなバックライト装置は色純度に優れることから、このバックライト装置を用いた表示装置は優れた色再現性を有することになる。
特開2013−218953号公報
量子ドットをバックライト装置に組み込む方式としては、光源中に量子ドットを組み込むオンチップ方式、量子ドットを収容した透明チューブを光源と導光板との間に配置するオンエッジ方式、および導光板の出光側や光源上に量子ドットを含有するシートを配置するオンサーフェス方式が知られている。
しかしながら、オンチップ方式においては、光源中に量子ドットを組み込むので、量子ドットが高温に晒されてしまい、量子ドットの波長変換効率が劣る。また、オンエッジ方式においては、量子ドットを収容した透明チューブを光源と導光板との間に配置するので、サイズが大きくなってしまう。特に、モバイル機器においては、小型化が要求されるので、オンエッジ方式では対応することが難しい。
一方、オンサーフェス方式においては、上記の問題がなく、また従来から用いられてきたバックライト装置を利用することも可能である。このようなことから、現在、オンサーフェス方式で量子ドットをバックライト装置に組み込むことが検討されている。
オンサーフェス方式においては、量子ドットとバインダ樹脂とを含む量子ドット層を含む量子ドットシートを用いるが、オンサーフェス方式においては、光源からの光を量子ドットシートに入射させた場合、量子ドットシートの周縁部から出射する光は量子ドットシートの中央部から出射する光よりも光源の光の色味が強く現れてしまうという問題がある。この現象は、量子ドットのようにサイズが小さい(nmサイズ)発光物質を用いた場合により顕著に表れる。例えば、光源として青色光を発する光源を用いた場合には、量子ドット層の周縁部から出射する光は、量子ドットシートの中央部から出射する光よりも青味が強くなってしまう(ブルーイング)。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、光を量子ドットシートに入射させた場合に、量子ドットシートの周縁部から出射する光の色味が量子ドットシートの中央部から出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できる量子ドットシート、バックライト装置および表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、第1の光透過性基体と、前記第1の光透過性基体の一方の面に密着し、光の波長変換を行う量子ドットとバインダ樹脂とを含む量子ドット層とを備え、前記量子ドット層の周縁部における単位面積当たりの前記量子ドットの含有量が前記量子ドット層の中央部における単位面積当たりの前記量子ドットの含有量より多いことを特徴とする、量子ドットシートが提供される。
本発明の他の態様によれば、光源と、前記光源からの光を受ける上記の量子ドットシートとを備える、バックライト装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、上記のバックライト装置と、前記バックライト装置の出光側に配置された表示パネルとを備える、表示装置が提供される。
本発明の一の態様の量子ドットシートならびに他の態様の量子ドットシート、バックライト装置および表示装置によれば、光を量子ドットシートに入射させた場合に、量子ドットシートの周縁部から出射する光の色味が量子ドットシートの中央部から出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できる。
第1の実施形態に係る量子ドットシートの平面図である。 図1の量子ドットシートのI−I線に沿った断面図である。 図2の量子ドットシートの一部の拡大断面図である。 第1の実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。 第1の実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。 第1の実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。 第1の実施形態に係る量子ドットシートを含むバックライト装置および表示装置の概略構成図である。 第1の実施形態に係る他のバックライト装置の概略構成図である。 第1の実施形態に係るレンズシートの斜視図である。 図9のレンズシートのII−II線に沿った断面図である。 第2の実施形態に係る量子ドットシートの平面図である。 図11の量子ドットシートのIII−III線に沿った断面図である。 第2の実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。 第2の実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。
[第1の実施形態]
以下、本実施形態に係る量子ドットシート、バックライト装置および表示装置について、図面を参照しながら説明する。本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む意味で用いられる。図1は本実施形態に係る量子ドットシートの平面図であり、図2は図1の量子ドットシートのI−I線に沿った断面図であり、図3は図2の量子ドットシートの一部の拡大断面図である。
<<<量子ドットシート>>>
図1および図2に示されるように、量子ドットシート10は、第1の光透過性基体11と、第1の光透過性基体11の一方の面11Aに密着した量子ドット層12と、量子ドット層12の第1の光透過性基体11側の面12A(以下、この面を「第1の面」と称する。)とは反対側の面12B(以下、この面を「第2の面」と称する。)に密着した第2の光透過性基体13と、第1の光透過性基体11上に設けられた光拡散層14と、第2の光透過性基体13上に設けられた光拡散層15とを備えている。量子ドットシート10は、第1の光透過性基体11および量子ドット層12を備えていればよく、第2の光透過性基体13および光拡散層14、15を備えていなくともよい。なお、以下、説明の簡略化のために、第1の光透過性基体11を光透過性基体11と称し、第2の光透過性基体13を光透過性基体13と称する。
<<量子ドット層>>
量子ドット層12は、入射した光の波長変換を行うための量子ドット16とバインダ樹脂17とを含んでいる。また、量子ドット層12は、光散乱材をさらに含んでいてもよい。図3に示されるように、光透過性基体11および光拡散層14を介して第1の面12Aから光を入射させた場合には、量子ドット16に入射した光L1は光L1とは異なる波長の光L2に波長変換されて、第2の面12Bから出射する。一方、光透過性基体11および光拡散層14を介して第1の面12Aから光を入射させた場合であっても、量子ドット16間を通過する光L1は波長変換されずに、第2の面12Bから出射する。
量子ドット層12においては、量子ドット層12の周縁部12Cにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量が、量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くなっている。本明細書における「単位面積当たりの量子ドットの含有量」とは、量子ドット層を量子ドット層の厚み方向(図2に示される方向T)から観察して、図1のように量子ドット層を二次元平面として捉えたときの、二次元的な単位面積で区画された範囲内において、実際の三次元な量子ドット層の内部に存在する量子ドットの絶対量を意味するものとする。「量子ドット層の周縁部」とは、量子ドット層の外周側面と、この外周側面から量子ドット層の中央部に向かう方向において5mm離れた位置との間の部分を意味するものとする。量子ドット層12の周縁部12Cは、量子ドットシート10の周縁部10Aに対応しており、また量子ドット層12の中央部12Dは、量子ドットシート10の中央部10Bに対応している。
量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の単位面積当たりの含有量が、量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多いことは、一例として、次のようにして確認することができるが、これに限定されない。まず、量子ドット層12を量子ドット層12の厚み方向Tから観察して、量子ドット層12を二次元平面として捉え、この平面においてそれぞれ面積が同じとなるように量子ドット層を断片化し、量子ドット層の周縁部および中央部から断片を採取する。そして、それぞれの断片を硝酸などの酸性液で分解後、高周波誘導結合プラズマ(ICP)により、量子ドットの定量分析を行い、それぞれの断片に含まれる量子ドットの含有量を測定する。したがって、量子ドット層の周縁部から採取した断片に含まれる量子ドットの含有量が、量子ドットの中央部から採取した断片に含まれる量子ドットの含有量より多ければ、量子ドット層の周縁部における量子ドットの単位面積当たりの含有量が、量子ドット層の中央部における単位面積当たりの量子ドットの含有量より多いと判断できる。
量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量に対する量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の単位面積当たりの含有量の比(量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の含有量/量子ドット層12の中央部12Dにおける量子ドット16の含有量)は、量子ドット層12の周縁部12Cから出射する光の色味が量子ドット層12の中央部12Dから出射する光の色味に比べて際立つことを確実に抑制する観点から、1.2以上3.0以下が好ましい。この比の下限は1.2超であることがより好ましく、1.23以上であることがさらに好ましい。この比の上限は2.5以下であることがより好ましい。
本実施形態においては、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の単位面積当たりの含有量を、量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くする手段として、図2に示されるように、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の濃度を量子ドット層12の中央部12Dにおける量子ドット16の濃度よりも高くしている。本実施形態では、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の濃度が量子ドット層12の中央部12Dにおける量子ドット16の濃度よりも高くなっているが、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の単位面積当たりの含有量が、量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くなっていれば、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の濃度が量子ドット層12の中央部12Dにおける量子ドット16の濃度よりも高くなっていなくともよい。例えば、第2の実施形態に示されるように、量子ドット層の周縁部の膜厚が量子ドット層の中央部の膜厚よりも大きくなっていてもよい。
後述するように量子ドット16として2種類以上の量子ドットを用いた場合には、「量子ドット層の周縁部における量子ドットの濃度」とは、量子ドット層の周縁部に存在する2種類以上の量子ドットの合計の濃度を意味するものであり、「量子ドット層の中央部における量子ドットの濃度」とは、量子ドット層の中央部に存在する2種類以上の量子ドットの合計の濃度を意味するものとする。
量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の濃度および量子ドット層12の中央部12Dにおける量子ドット16の濃度はそれぞれ0.001質量%以上10質量%以下であることが好ましい。
図2に示される量子ドット層12は膜厚がほぼ均一となっている。量子ドット層12の平均膜厚は、10μm以上150μm以下となっていることが好ましい。量子ドット層12の膜厚がこの範囲であれば、表示装置の軽量化および薄膜化に適している。
量子ドット層12の平均膜厚は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)又は走査透過型電子顕微鏡(STEM)でランダムに数箇所撮影した断面の画像を用いて算出できる。これらの中でも、量子ドット層12の膜厚がμmオーダーであることを考慮すると、SEMを用いることが好ましい。SEMの場合、加速電圧は30kV、倍率は1000〜7000倍とすることが好ましく、TEM又はSTEMの場合、加速電圧は30kV、倍率は5万〜30万倍とすることが好ましい。
<量子ドット>
量子ドット16は、量子閉じ込め効果(quantum confinement effect)を有するナノサイズの半導体粒子である。量子ドット16の粒径は、例えば、1nm以上20nm以下となっている。量子ドット16は、励起源から光を吸収してエネルギー励起状態に達すると、量子ドット16のエネルギーバンドギャップに該当するエネルギーを放出する。よって、量子ドット16の粒径又は物質の組成を調節すると、エネルギーバンドギャップを調節することができ、様々なレベルの波長帯のエネルギーを得ることができる。とりわけ、量子ドット16は、狭い波長帯で強い蛍光を発生することができる。
具体的には、量子ドット16は粒径が小さくなるに従い、エネルギーバンドギャップが大きくなる。すなわち、結晶サイズが小さくなるにつれて、量子ドットの発光は青色側へ、つまり、高エネルギー側へとシフトする。そのため、量子ドットの粒径を変化させることにより、紫外領域、可視領域、赤外領域のスペクトルの波長全域にわたって、その発光波長を調節することができる。例えば、量子ドットの粒径が2.0nm以上3.5nm以下の場合は青色光を発し、量子ドットの粒径が4.0nm以上5.0nm以下の場合は緑色光を発し、量子ドットの粒径が5.5nm以上6.5nm以下の場合は赤色光を発する。
本明細書における「青色光」とは、380nm以上480nm未満の波長域を有する光であり、「緑色光」とは、480nm以上590nm未満の波長域を有する光であり、「赤色光」とは、590nm以上750nm以下の波長域を有する光である。
量子ドット層12に含まれる量子ドット16としては、1種類の量子ドットを用いてもよいが、粒径または材料が異なる少なくとも2種類以上の量子ドットを用いることも可能である。量子ドット層12は、図3に示されるように、量子ドット16として、第1の量子ドット16Aと、第1の量子ドットより粒径が大きい第2の量子ドット16Bとを含んでいる。
上記したように量子ドットシート10から出射される光としては波長変換されない光も存在するので、光源として青色光を発する光源を用い、第1の量子ドット16Aとして青色光を緑色光に変換する量子ドットを用い、第2の量子ドット16Bとして青色光を赤色光に変換する量子ドットを用いた場合には、量子ドットシート10から、青色光、緑色光、赤色光が混合した光を出射させることができる。
量子ドット16は、所望の狭い波長域で強い蛍光を発生することができる。このため、量子ドットシート10を用いたバックライト装置は、色純度の優れた三原色の光で、表示パネル30を照明することができる。この場合、表示パネルは、優れた色再現性を有することになる。
量子ドット16は、主に、約2nm以上10nm以下の半導体化合物からなるコアと、このコアと異なる半導体化合物からなるシェルとを有するコアシェル型構造を有していてもよい。シェルはコアを保護する保護層としての機能を有する。
コアとなる材料としては、例えば、MgS、MgSe、MgTe、CaS、CaSe、CaTe、SrS、SrSe、SrTe、BaS、BaSe、BaTe、ZnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、HgS、HgSe及びHgTeのようなII−VI族半導体化合物、AlN、AlP、AlAs、AlSb、GaAs、GaP、GaN、GaSb、InN、InAs、InP、InSb、TiN、TiP、TiAs及びTiSbのようなIII−V族半導体化合物、Si、Ge及びPbのようなIV族半導体、等の半導体化合物又は半導体を含有する半導体結晶が挙げられる。また、InGaPのような3元素以上を含んだ半導体化合物を含む半導体結晶を用いることもできる。これらの中もで、作製の容易性、可視域での発光を得られる粒径の制御性等の観点から、CdS、CdSe、CdTe、InP、InGaP等の半導体結晶が好適である。
シェルは、励起子がコアに閉じ込められるように、コアを形成する半導体化合物よりもバンドギャップの高い半導体化合物を用いることで、量子ドットの発光効率を高めることができる。このようなバンドギャップの大小関係を有するコアシェル構造(コア/シェル)としては、例えば、CdSe/ZnS、CdSe/ZnSe、CdSe/CdS、CdTe/CdS、InP/ZnS、Gap/ZnS、Si/ZnS、InN/GaN、InP/CdSSe、InP/ZnSeTe、InGaP/ZnSe、InGaP/ZnS、Si/AlP、InP/ZnSTe、InGaP/ZnSTe、InGaP/ZnSSe等が挙げられる。
量子ドット16は、シェルの外側にリガンドと呼ばれる有機ポリマーを有していてもよい。有機ポリマーは、量子ドットとバインダ樹脂との相溶性を高める機能を有しており、バインダ樹脂の種類によって適宜選択される。
量子ドット16の形状は特に限定されず、例えば、球状、棒状、円盤状、その他の形状であってもよい。量子ドット16の粒径は、量子ドット16が球状でない場合、同体積を有する真球状の値とすることができる。
量子ドット16の粒径、形状、分散状態等の情報については、透過型電子顕微鏡(TEM)により得ることができる。また、量子ドットの結晶構造、粒径については、X線結晶回折(XRD)により知ることができる。さらには、紫外−可視(UV−Vis)吸収スペクトルによって、量子ドットの粒径等に関する情報を得ることもできる。
<バインダ樹脂>
バインダ樹脂17としては、特に限定されないが、硬化性バインダ樹脂前駆体の硬化物(重合物、架橋物)が挙げられる。硬化性バインダ樹脂前駆体としては、光重合性化合物の重合物(架橋物)、エポキシ樹脂等の熱硬化合物の重合物(架橋物)、熱可塑性樹脂、またはシリコーン樹脂が挙げられる。光重合性化合物は、光重合性官能基を少なくとも1つ有するものである。本明細書における、「光重合性官能基」とは、光照射により重合反応し得る官能基である。光重合性官能基としては、例えば、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等のエチレン性二重結合が挙げられる。なお、「(メタ)アクリロイル基」とは、「アクリロイル基」および「メタクリロイル基」の両方を含む意味である。また、光重合性化合物を重合する際に照射される光としては、可視光線、並びに紫外線、X線、電子線、α線、β線、およびγ線のような電離放射線が挙げられる。
光重合性化合物としては、光重合性モノマー、光重合性オリゴマー、または光重合性プレポリマーが挙げられ、これらを適宜調整して、用いることができる。光重合性化合物としては、光重合性モノマーと、光重合性オリゴマーまたは光重合性プレポリマーとの組み合わせが好ましい。
光重合性モノマーは、重量平均分子量が1000以下のものである。光重合性モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等の水酸基を含むモノマーや、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類が挙げられる。
光重合性オリゴマーは、重量平均分子量が1000を超え10000以下のものである。上記光重合性オリゴマーとしては、2官能以上の多官能オリゴマーが好ましく、光重合性官能基が3つ(3官能)以上の多官能オリゴマーが好ましい。上記多官能オリゴマーとしては、例えば、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル−ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、イソシアヌレート(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
光重合性プレポリマーは、重量平均分子量が1万を超えるものであり、重量平均分子量としては1万以上8万以下が好ましく、1万以上4万以下がより好ましい。重量平均分子量が8万を超える場合は、粘度が高いため塗工適性が低下してしまい、得られる量子ドット層の外観が悪化するおそれがある。多官能プレポリマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、イソシアヌレート(メタ)アクリレート、ポリエステル−ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
<光散乱材>
光散乱材としては、量子ドット層12に進入した光の進行方向を反射や屈折等によって変化させる作用を有するものであれば特に限定されないが、例えば光散乱粒子を用いることができる。光散乱粒子としては、無機粒子が好ましく、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)粒子、酸化インジウムスズ(ITO)粒子、MgO粒子、Al粒子、TiO粒子、BaTiO粒子、Sb粒子、SiO粒子、ZrO粒子及びZnO粒子からなる群より選択される少なくとも1種であることがより好ましい。量子ドット層12にこれらの光散乱材を添加することで、量子ドット層12に進入する光の利用効率を上げ、光波長変換を促進させることが出来る。
<<光透過性基体>>
光透過性基体11、13としては、光透過性を有すれば特に限定されないが、量子ドット16は水分や酸素等で劣化し、発光効率が低下しておそれがあるため、光透過性基体11、13は量子ドット16を水分や酸素から保護するためのバリアフィルムとして機能するものであることが好ましい。本実施形態においては、光透過性基体11、13が光透過性の他に水分や酸素から保護するバリア性を有する例について説明する。
光透過性基体11、13の平均厚みは、10μm以上150μm以下であることが好ましい。光透過性基体11、13の平均厚みがこの範囲内であれば、光透過性基体11、13によって量子ドット16を確実に水分や酸素から保護することができ、量子ドット層12との密着強度も確保することができる。また、光透過性基体11、13の平均厚みをこの範囲内とすることで、量子ドットシートのアッセンブリ、取扱い時における皺や折れの発生が抑えられ、かつ、ディスプレイの軽量化および薄膜化に有利となる。
光透過性基体11、13の平均厚みは、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)又は走査透過型電子顕微鏡(STEM)で撮影した断面の画像を用いて算出できる。
光透過性基体11、13は、下記の基材フィルム単体であってもよいが、水分や酸素等を遮断する機能を有し、かつ、量子ドット層12との密着性が良好な観点から、基材フィルムとバリア層とで構成されるものが好ましい。
そのような基材フィルムの構成原料としては、例えば、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、又は、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。基材フィルムの構成材料としては、好ましくは、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、セルローストリアセテートが挙げられる。
上記基材フィルムの厚みは、特に限定されないが、10μm以上150μm以下であることが好ましい。基材フィルムの厚みが、10μm未満であると、量子ドットシートのアッセンブリ、取扱い時における皺や折れが発生するおそれがあり、また150μmを超えると、ディスプレイの軽量化および薄膜化に適さないおそれがある。上記基材フィルムの厚みのより好ましい下限は50μm以上、より好ましい上限は125μm以下である。
基材フィルムは、単一のフィルムから構成されていてもよいが、複数のフィルムから構成される積層フィルムであってもよい。このような積層フィルムは、用途に応じて、同種の構成原料の層からなる複数の層から構成されていてもよく、異なる種類の構成原料の層からなる複数の層から構成されていてもよい。
バリア層の形成材料としては、上述したバリア性が得られるものであれば特に限定されないが、例えば、無機酸化物、金属、ゾルゲル材料等が挙げられる。具体的には、上記無機酸化物としては、例えば、酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、酸化イットリウム、酸化ホウ素(B)、酸化カルシウム(CaO)、酸化窒化炭化ケイ素(SiO)等が挙げられ、上記金属としては、例えば、Ti、Al、Mg、Zr等が挙げられ、上記ゾルゲル材料としては、例えば、シロキサン系ゾルゲル材料等が挙げられる。これらの材料は、単独で用いられてもよく2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
上記バリア層の厚みは、特に限定されないが、0.01μm以上1μm以下であることが好ましい。0.01μm未満であると、バリア層のバリア性能が不充分となることがあり、1μmを超えると、バリア層のクラック等によりバリア性能の劣化が起こりやすくなることがある。上記バリア層の厚みのより好ましい下限は0.03μm、より好ましい上限は0.5μmである。
上記バリア層の厚みは、断面顕微鏡観察において、20箇所について測定したバリア層の厚みの平均値として求めることができる。また、上記バリア層は、単一の層であってもよく、複数の層が積層されたものであってもよい。上記バリア層が複数層積層されたものである場合、バリア層を構成する各層は、直接積層形成されていてもよく、貼り合わされていてもよい。
上記バリア層の形成方法としては、例えば、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理気相成長(PVD)法や化学気相成長(CVD)法等の蒸着法、又は、ロールコート法、スピンコート法等が挙げられる。また、これらの方法を組み合わせてもよい。
上記バリア層としては、上述したバリア性を有する層であれば特に限定されるものではないが、そのバリア性の高さ等の観点から、蒸着法により形成された蒸着層を用いることが好ましい。
このような蒸着層としては、蒸着法により形成される層であれば、その蒸着法の種類等は特に限定されるものではなく、CVD法によって形成した層であってもよく、またPVD法によって形成した層であってもよい。
上記蒸着層が、例えばプラズマCVD法等のCVD法により形成される場合、緻密でバリア性の高い層を形成することが可能となるが、製造効率やコスト等の面からはPVD法で蒸着層を形成することが好ましい。
PVD法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等が挙げられるが、そのなかでも、そのバリア性等の面から真空蒸着法を用いることが好ましい。真空蒸着法としては、例えば、エレクトロンビーム(EB)加熱方式による真空蒸着法、又は、高周波誘電加熱方式による真空蒸着法等が挙げられる。
上記蒸着層の材料としては、金属又は無機酸化物が好ましく、具体的には、Ti、Al、Mg、Zr等の金属、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化窒化ケイ素、酸化窒化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化スズ、酸化イットリウム、B、CaO等の無機酸化物等が挙げられる。そのなかでも、高いバリア性及び透明性を有する点から、酸化ケイ素が好ましい。
上記蒸着層の厚さは、用いられる材料の種類や構成により最適条件が異なり適宜選択されるが、0.01μm以上1μm以下であることが好ましく、より好ましい上限は500nmである。上記蒸着層の厚さが上記の範囲より薄い場合には、均一な層とすることが困難な場合があり、上記バリア性を得ることができないことがある。また、上記蒸着層の厚さが上記の範囲より厚い場合、蒸着層の成膜後に引っ張り等の外的要因により蒸着層に亀裂が生じること等により、バリア性が著しく損なわれる可能性があり、また、形成に時間を要し、生産性も低下することがある。
上記バリア層の下地層として、アンカー層が形成されていてもよい。これにより、バリア性や耐候性を高めることができる。アンカー層の形成材料としては、例えば、接着性樹脂、無機酸化物、有機酸化物、金属等が挙げられる。
上記アンカー層の形成方法としては、例えば、スパッタリング法、イオンプレーティング法等のPVD法、CVD法、ロールコート法、スピンコート法などが挙げられる。また、これらの方法を組み合わせてもよい。量産性に優れ、アンカー層の密着性を高めることができることから、そのなかでも、成膜時のインラインコートが好ましい。
光透過性基体11、13の酸素透過率(OTR: Oxygen Transmission Rate)は、23℃、90%Rh(相対湿度)の条件において、1.0×10−1cc/m/day/atm以下であることが好ましく、1.0×10−2cc/m/day/atm以下であることが更に好ましい。なお、上記酸素透過率は、酸素ガス透過率測定装置(MOCON社製、OX−TRAN 2/21)を用いて測定することができる。
光透過性基体11、13の水蒸気透過率(WVTR:Water Vaper Transmission Rate)は、40℃、90%Rhの条件においては、1.0×10−1g/m/day以下であることが好ましく、1.0×10−2g/m/day以下であることが更に好ましい。なお、上記水蒸気透過率は、水蒸気透過率測定装置(DELTAPERM(Technolox社製))を用いて測定することができる。
<光拡散層>
光拡散層14、15は、量子ドットシート10に入射する光や量子ドットシート10から出射する光を拡散させる機能を有している。光拡散層14、15を設けることにより、量子ドットシート10における光の変換効率を高めることができる。光拡散層14、15は、光拡散粒子(図示せず)とバインダ樹脂(図示せず)とを含んでいる。
量子ドットシート10は、例えば、以下のようにして作製することができる。図4〜図6は本実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。まず、光透過性基体11、13を用意し、図4(A)に示されるように、光透過性基体11、13の一方の面11A、13Aとは反対側の他方の面11B、13Bに、光硬化性の光拡散層用組成物をそれぞれ塗布し、乾燥させて、光拡散層用組成物の塗膜21、22を形成する。次いで、図4(B)に示されるように、塗膜21、22に、光を照射して、塗膜を硬化させる。これにより、光透過性基体11、13の他方の面11B、13Bに光拡散層14、15が形成されて、光拡散層14付き光透過性基材11および光拡散層15付き光透過性基材13が形成される。
図5(A)に示されるように、光拡散層14付き光透過性基体11の一方の面11Aに、スクリーン印刷法等によって、量子ドット16および硬化性バインダ樹脂前駆体18を含む第1の量子ドット層用組成物を光拡散層14付き光透過性基体11の周縁部11Cを除く領域上に塗布し、乾燥させて、第1の量子ドット層用組成物の塗膜19を形成する。
次いで、図5(B)に示されるように、光拡散層14付き光透過性基体11における塗膜19が存在する面11Aに、スクリーン印刷法等によって、量子ドット16および硬化性バインダ樹脂前駆体18を含み、かつ量子ドット16の濃度が第1の量子ドット層用組成物における量子ドット16の濃度よりも高い第2の量子ドット層用組成物を、塗膜19を取り囲むように光拡散層14付き光透過性基体11の周縁部11C上に塗布し、乾燥させて、第2の量子ドット層用組成物の塗膜20を形成する。
そして、図6(A)に示されるように、この塗膜19、20の光拡散層14付き光透過性基体11側の面とは反対側の面に、光拡散層15付き光透過性基体13の一方の面13Aが接触するように、塗膜19、20上に光拡散層15付き光透過性基体13を配置する。
次いで、図6(B)に示されるように、光拡散層15付き光透過性基体13を介して塗膜19、20に光を照射して、または熱を加えて、硬化性バインダ樹脂前駆体18を硬化させて、量子ドット層12を形成する。これにより、図1および図2に示される量子ドットシート10が得られる。
本実施形態によれば、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の単位面積当たりの含有量が、量子ドット層12の中央部12Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くなっているので、光を量子ドットシート10に入射させた場合に、量子ドットシート10の周縁部10Aから出射する光の色味が量子ドットシート10の中央部10Bから出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できる。すなわち、光源からの光を量子ドットシートの一方の面に入射させた場合に、量子ドットシートの他方の面の周縁部の色味が他方の面の中央部の色味に比べて際立ってしまうのは、以下が原因であると考えられる。まず、光が出光側に進むように量子ドットシートに入射させた場合、量子ドットによる波長変換が行われなかった光は出光側に進むが、量子ドットは等方的に発光するので、量子ドットによる波長変換が行われた光は様々な方向を向いた光となっている。このため、量子ドットによる波長変換が行われていない光よりも量子ドットによる波長変換された光は量子ドット層の周縁部から漏れやすい。なお、量子ドットシートの代わりに蛍光体シートを用いた場合には、蛍光シートに含まれる蛍光体はμmサイズであり、量子ドットよりも極めて大きいので、蛍光体シートにおいては、入射する光源からの光の進行方向前方への発光が強くなる。したがって、蛍光体によって波長変換された光の多くが光源からの光の進行方向前方へ向かって進行することとなり、蛍光体シートの周縁部から漏れる光は、量子ドットシートの周縁部から漏れる光に比べて少ない。したがって、波長変換された光が量子ドットシートの周縁部から漏れやすいという問題は、量子ドットシートを用いたことにより生じた特有の問題である。また、通常、量子ドット層の外周面は露出しているので、量子ドット層の周縁部の量子ドットは劣化してしまい、変換効率が低下しやすい。この2つのことが原因で、量子ドットシートの周縁部においては量子ドットによる波長変換が行われていない光の色味が強くなり、これにより、光を量子ドットシートに入射させた場合に、量子ドットシートの周縁部から出射する光の色味が量子ドットシートの中央部から出射する光の色味に比べて際立ってしまうと考えられる。これに対し、本実施形態においては、量子ドット層12の周縁部12Cにおける量子ドット16の含有量が、量子ドット層12の中央部12Dにおける量子ドット16の含有量よりも多くなっているので、波長変換された光が量子ドット層12の周縁部12Cから漏れたとしても、および/または量子ドット層12の周縁部12Cの量子ドット16が劣化した場合であっても、量子ドット層12の周縁部12Cから出射する量子ドット16による波長変換が行われた光の量を増やすことができる。これにより、光を量子ドットシート10に入射させた場合に、量子ドットシート10の周縁部10Aから出射する光の色味が量子ドットシート10の中央部10Bから出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できる。
量子ドットシート10は、例えば、バックライト装置および表示装置に組み込んで使用することができる。図7は本実施形態に係る量子ドットシートを含むバックライト装置および表示装置の概略構成図であり、図8は本実施形態に係る量子ドットシートを含む他のバックライト装置の概略構成図である。図9は本実施形態に係るレンズシートの斜視図であり、図10は図9のレンズシートのII−II線に沿った断面図である。
<<<表示装置>>>
図7に示される表示装置30は、バックライト装置40と、バックライト装置40の出光側に配置された表示パネル50とを備えている。表示装置30は、画像を表示する表示面30Aを有している。図7に示される表示装置30においては、表示パネル50の表面が表示面30Aとなっている。
バックライト装置40は、表示パネル50を背面側から面状に照らすものである。表示パネル50は、バックライト装置40からの光の透過または遮断を画素毎に制御するシャッターとして機能し、表示面30Aに像を表示するように構成されている。
<<表示パネル>>
図7に示される表示パネル50は、液晶表示パネルであり、入光側に配置された偏光板51と、出光側に配置された偏光板52と、偏光板51と偏光板52との間に配置された液晶セル53とを備えている。偏光板51、52は、入射した光を直交する二つの直線偏光成分(S偏光およびP偏光)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、P偏光)を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、S偏光)を吸収する機能を有している。
液晶セル53には、一つの画素を形成する領域毎に、電圧の印加がなされ得るように構成されている。そして、電圧印加の有無によって液晶セル53中の液晶分子の配向方向が変化するようになる。一例として、入光側に配置された偏光板51を透過した特定方向の直線偏光成分は、電圧印加がなされた液晶セル53を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電圧印加がなされていない液晶セル53を通過する際にその偏光方向を維持する。この場合、液晶セル53への電圧印加の有無によって、偏光板51を透過した特定方向に振動する直線偏光成分を偏光板52に対して透過させ、または偏光板52で吸収して遮断することができる。このようにして、表示パネル50では、バックライト装置40からの光の透過または遮断を画素毎に制御し得るように構成されている。なお、液晶表示パネルの詳細については、種々の公知文献(例えば、「フラットパネルディスプレイ大辞典(内田龍男、内池平樹監修)」2001年工業調査会発行)に記載されており、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
<<バックライト装置>>
図7に示されるバックライト装置40は、エッジライト型のバックライト装置として構成され、光源60と、光源60の側方に配置された導光板70と、導光板70の出光側に配置された量子ドットシート10、量子ドットシート10の出光側に配置されたレンズシート80、レンズシート80の出光側に配置されたレンズシート85と、レンズシート85の出光側に配置された反射型偏光分離シート90と、導光板70の出光側とは反対側に配置された反射シート95とを備えている。バックライト装置40は、導光板70、レンズシート80、85、反射型偏光分離シート90、反射シート95を備えているが、これらのシートは備えられていなくともよい。また、バックライト装置は、図8に示されるような直下型のバックライト装置であってもよい。図8に示されるバックライト装置100においては、光源60が量子ドットシート10の直下に位置し、かつ光源60と量子ドットシート10との間には光拡散板105が配置されている。なお、バックライト装置100においては、導光板は備えられていない。また、光拡散板105は、光源60からの光を拡散させることができれば、特に限定されない。本明細書において、「出光側」とは、各部材においてバックライト装置から出射する方向に向かう光が出射される側を意味する。
バックライト置40は、面状に光を発光する発光面40Aを有している。図7に示されるバックライト装置40においては、反射型偏光分離シート90の出光面がバックライト装置40の発光面40Aとなっている。
バックライト装置40においては、量子ドット層12は、例えば、第1の面12Aが導光板70側となり、かつ第2の面12Bがレンズシート80側となるように配置されている。この場合、第1の面12Aが入光面となっており、第2の面12Bが出光面となっている。
<光源>
光源60は、例えば、線状の冷陰極管等の蛍光灯や、点状の発光ダイオード(LED)や白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本実施の形態において、光源60は、導光板70の後述する入光面70Cの長手方向(図6においては、紙面に直交する方向、即ち、紙面の表裏方向)に沿って、並べて配置された多数の点状発光体、具体的には、多数の発光ダイオード(LED)によって、構成されている。
バックライト装置40においては量子ドットシート10が配置されていることに伴い、光源60は、単一の波長域の光を放出する発光体のみを用いることができる。例えば、光源は、色純度の高い青色光を発する青色発光ダイオードのみを用いることができる。
<導光板>
導光板70は、平面視形状が四角形形状に形成されている。導光板70は、表示パネル50側の一方の主面によって構成された出光面70Aと、出光面70Aに対向するもう一方の主面からなる裏面70Bと、出光面70Aおよび裏面70Bの間を延びる側面と、を有している。側面のうちの光源60側の側面が、光源からの光を受ける入光面70Cとなっている。入光面70Cから導光板70内に入射した光は、入光面70Cと、入光面70Cと対向する反対面とを結ぶ方向(導光方向)に導光板内を導光され、出光面70Aから出射される。
導光板70を構成する材料としては、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。なお、必要に応じて、導光板60中に光を拡散させる機能を有する拡散材を添加することもできる。拡散材としては、例えば、平均粒径が0.5μm以上100μm以下のシリカ(二酸化珪素)、アルミナ(酸化アルミニウム)、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂等の透明物質からなる粒子を用いることができる。
<レンズシート>
レンズシート80、85は、図10に示されるように、入射した光L3の進行方向を変化させて出光側から出射させて、正面方向の輝度を集中的に向上させる機能(集光機能)とともに、入射した光L4を反射させて、量子ドットシート10側に戻す機能(再帰反射機能)を有する。レンズシ−トのレンズ形状は三角柱状であってもよいし、波状や例えば半球状のような椀状であってもよい。本実施形態では、レンズシートとして、レンズ形状が三角形状となったレンズシートについて説明する。なお、レンズシート80、85は、配置が異なるだけであって、互いに同様の構成を有することができる。したがって、レンズシートについて共通する説明については、符号「80、85」を用いて説明する。以下、各構成要素の構成について説明する。
レンズシート80、85は、シート状の本体部81と、本体部81の出光側に並べて配置された複数の単位レンズ82とを備えている。
本体部81は、単位レンズ82を支持するシート状部材として機能する。図9に示されるように、本体部81の出光側面81A上には、単位レンズ82が隙間をあけることなく並べられている。したがって、レンズシート80、85の出光面は、単位レンズ82のレンズ面82Aによって形成されている。その一方で、図10に示すように、本実施の形態において、本体部81は、出光側面81Aに対向する入光側面81Bとして、レンズシート80、85の入光側面をなす平滑な面を有している。
単位レンズ82は、本体部81の出光側面81A上に並べて配列されている。図8に示されるように単位レンズ82は、単位レンズ82の配列方向Aと交差する方向に線状、とりわけ本実施の形態においては直線状に、延びている。また本実施の形態において、一つのレンズシート80、85に含まれる多数の単位レンズ82は、互いに平行に延びている。また、レンズシート80、85の単位レンズ82の長手方向Lは、レンズシート80、85における単位レンズ82の配列方向Aと直交している。
図8から理解され得るように、レンズシート80の単位レンズ82の配列方向とレンズシート85の単位レンズ82の配列方向とは交差、さらに限定的には直交している。
単位レンズ82は、出光側に向けて幅が狭くなる三角柱状となっている。したがって、本体部82のシート面の法線方向Nおよび単位レンズ82の配列方向Aの両方に平行な断面(レンズシートの主切断面とも呼ぶ)の形状は、出光側に突出する三角形形状となっている。とりわけ、正面方向輝度を集中的に向上させるという観点から、主切断面における単位レンズ82の断面形状は二等辺三角形形状であるとともに、等辺の間に位置する頂角が本体部81の出光側面81Aから出光側に突出するように、各単位レンズ82が構成されている。
単位レンズ82は、レンズシート80、85の再帰反射機能を向上させる観点から、80°以上100°以下の頂角を有することが好ましく、約90°の頂角を有することがより好ましい。
レンズシート80、85の寸法は、一例として、以下のように設定され得る。まず、単位レンズ82の具体例として、単位レンズ82の配列ピッチ(図示された例では、単位レンズ82の幅に相当)を10μm以上200μm以下とすることができる。ただし、昨今においては、単位レンズ82の配列の高精細化が急速に進んでおり、単位レンズ82の配列ピッチを10μm以上50μm以下とすることが好ましい。また、レンズシート80、85のシート面への法線方向Nに沿った本体部81からの単位レンズ82の突出高さを5μm以上100μm以下とすることができる。さらに、単位レンズ82の頂角θを60°以上120°以下とすることができる。
レンズシート80、85は、基材上に単位レンズ82を賦型することにより、または、押し出し成型により、作製することができる。本体部81及び単位レンズ82の構成材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の光重合性化合物が好適に使用され得る。
光重合性化合物を基材上に硬化させることによってレンズシート80、85を作製する場合、単位レンズ82とともに、単位レンズ82と基材との間に位置するようになるシート状のランド部を、基材上に形成するようにしてもよい。この場合、本体部81は、基材と光重合性化合物の硬化物によって形成されたランド部とから構成されるようになる。一方、押し出し成型で作製されたレンズシート80、85においては、本体部81と、本体部81の出光側面81A上の複数の単位レンズ82と、が一体的に形成され得る。
<反射型偏光分離シート>
反射型偏光分離シート90は、レンズシート85から出射される光のうち、第1の直線偏光成分(例えば、P偏光)のみを透過し、かつ第1の直線偏光成分と直交する第2の直線偏光成分(例えば、S偏光)を吸収せずに反射する機能を有する。反射型偏光分離シート90で反射された第2の直線偏光成分は反射シート95等によって反射され、偏光が解消された状態(第1の直線偏光成分と第2の直線偏光成分とを両方含んだ状態)で、再度、反射型偏光分離シート90に入射する。よって、反射型偏光分離シート90は再度入射する光のうち第1の直線偏光成分を透過し、第1の直線偏光成分と直交する第2の直線偏光成分は再度反射される。以下、同上の過程を繰り返す事により、当初レンズシート85から出光した光の70〜80%程度が第1の直線偏光成分となった光源光として出光される。したがって、反射型偏光分離シート90の第1の直線偏光成分(透過軸成分)の偏光方向と表示パネル50の偏光板51の透過軸方向とを一致させることにより、バックライト装置40からの出射光は全て表示パネル50で画像形成に利用可能となる。したがって、光源60から投入される光エネルギーが同じであっても、反射型偏光分離シート90を未配置の場合に比べて、より高輝度の画像形成が可能となり、又光源60のエネルギー利用効率も向上する。とりわけ、反射型偏光分離シート90で反射された光は、量子ドットシート10の量子ドット16で波長変換が行われ得る。したがって、反射型偏光分離シート90を配置することによって、量子ドットシート10の波長変換効率がさらに上昇させることができる。したがって、更なる光源光の利用効率の改善を期待することができる。
反射型偏光分離シート90としては、3M社から入手可能な「DBEF」(登録商標)を用いることができる。また、「DBEF」以外にも、Shinwha Intertek社から入手可能な高輝度偏光シート「WRPS」やワイヤーグリッド偏光子等を、反射型偏光分離シート90として用いることができる。
<反射シート>
反射シート95は、導光板70の裏面70Bから漏れ出した光を反射して、再び導光板70内に入射させる機能を有する。反射シート95は、白色の散乱反射シート、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート等から、構成され得る。反射シート95での反射は、正反射(鏡面反射)でもよく、拡散反射でもよい。反射シート95での反射が拡散反射の場合には、当該拡散反射は、等方性拡散反射であってもよいし、異方性拡散反射であってもよい。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係る量子ドットシートについて、図面を参照しながら説明する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と重複する内容については、特記しない限り、省略するものとする。図11は本実施形態に係る量子ドットシートの平面図であり、図12は図11の量子ドットシートのIII−III線に沿った断面図である。
図11および図12に示される量子ドットシート110は、光透過性基体11と、光透過性基体11の一方の面11Aに密着した量子ドット層111と、量子ドット層111における光透過性基体11側の面112A(以下、この面を「第1の面」と称する。)とは反対側の面112B(以下、この面を「第2の面」と称する。)に密着した光透過性基体13と、光透過性基体11上に設けられた光拡散層14と、光透過性基体13上に設けられた光拡散層15とを備えている。量子ドットシート110は、光透過性基体11および量子ドット層111を備えていればよく、光透過性基体13および光拡散層14、15を備えていなくともよい。
本実施形態においても、量子ドット層111の周縁部111Cにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量が、量子ドット層111の中央部111Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くなっている。ここで、本実施形態においては、量子ドット層111の周縁部111Cにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量を、量子ドット層111の中央部111Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くする手段として、図12に示されるように量子ドット層111の周縁部111Cの平均膜厚を量子ドット層111の中央部111Dの平均膜厚より大きくしている。
量子ドット層111の周縁部111Cおよび中央部111Dの平均膜厚は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)又は走査透過型電子顕微鏡(STEM)でランダムに10箇所撮影した断面の画像を用いて算出することができる。これらの中でも、量子ドット層111の平均膜厚がμmオーダーであることを考慮すると、SEMを用いることが好ましい。SEMの場合、加速電圧は30kV、倍率は1000〜7000倍とすることが好ましく、TEM又はSTEMの場合、加速電圧は30kV、倍率は5万〜30万倍とすることが好ましい。
量子ドット層111の中央部111Dの平均膜厚に対する量子ドット層111の周縁部111Cの平均膜厚の比(量子ドット層111の周縁部111Cの平均膜厚/量子ドット層111の中央部111Dの平均膜厚)は、量子ドット層111の周縁部111Cから出射する光の色味が量子ドット層111の中央部111Dから出射する光の色味に比べて際立つことを確実に抑制する観点から、1.2以上3.0以下が好ましい。この平均膜厚の比の下限は1.2超であることがより好ましく、1.23以上であることがさらに好ましい。この平均膜厚の比の上限は2.5以下であることがより好ましい。
本実施形態においては、量子ドット層111の周縁部111Cにおける量子ドット16の濃度は、量子ドット層111の中央部111Dにおける量子ドット16の濃度と同一となっている。ただし、量子ドット層111の周縁部111Cにおける量子ドット16の濃度は、量子ドット層111の中央部111Dにおける量子ドット16の濃度よりも高くなっていてもよい。
量子ドット層111の周縁部111Cは、量子ドットシート110の周縁部110Aに対応しており、また量子ドット層111の中央部111Dは、量子ドットシート110の中央部110Bに対応している。
量子ドットシート110は、例えば、以下のようにして作製することができる。図13および図14は本実施形態に係る量子ドットシートの模式的な製造工程図である。まず、第1の実施形態と同様の方法で光拡散層14付き光透過性基体11および光拡散層15付き光透過性基体13を形成する。そして、図13(A)に示されるように光拡散層14付き光透過性基体11の一方の面11Aに、スクリーン印刷法等によって、量子ドット16および硬化性バインダ樹脂前駆体18を含む第1の量子ドット層用組成物を光拡散層14付き光透過性基体11の周縁部11Cを除く領域上に塗布し、乾燥させて、第1の量子ドット層用組成物の塗膜112を形成する。
次いで、図13(B)に示されるように、光拡散層14付き光透過性基体11における塗膜112が存在する面に、スクリーン印刷法等によって、量子ドット16の濃度が、第1の量子ドット層用組成物と同じ第2の量子ドット層用組成物を、塗膜112を取り囲むように光拡散層14付き光透過性基体11の周縁部11C上に塗布し、乾燥させて、第2の量子ドット層用組成物の塗膜113を形成する。ここで、塗膜113は膜厚が塗膜112の膜厚より大きくなるように形成される。
そして、図14(A)に示されるように、この塗膜112、113の光拡散層14付き光透過性基体11側の面とは反対側の面に光拡散層15付き光透過性基体13の一方の面13Aが接触するように、塗膜112、113上に光拡散層15付き光透過性基体13を配置する。
次いで、図14(B)に示されるように、光拡散層15付き光透過性基体13を介して塗膜112、113に光を照射して、または熱を加えて、硬化性バインダ樹脂前駆体18を硬化させて、量子ドット層111を形成する。これにより、図11および図12に示される量子ドットシート110が得られる。なお、量子ドットシート110は、第1の実施形態で説明した表示装置30およびバックライト装置40に組み込んで使用することができる。
本実施形態によれば、量子ドット層111の周縁部111Cにおける量子ドット16の単位面積当たりの含有量が、量子ドット層111の中央部111Dにおける単位面積当たりの量子ドット16の含有量より多くなっているので、第1の実施形態と同様の理由から、光を量子ドットシート110に入射させた場合に、量子ドットシート110の周縁部110Aから出射する光の色味が量子ドットシート110の中央部110Bから出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できる。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの記載に限定されない。
<量子ドット層用組成物の調製>
まず、下記に示す組成となるように各成分を配合して、量子ドット層用組成物を得た。
(量子ドット層用組成物1)
・エポキシアクリレート(製品名「ユニディックV−5500」、DIC社製):99質量部
・緑色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 530」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径3.3nm):0.20質量部
・赤色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 610」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径5.2nm):0.20質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184」、BASFジャパン社製):1質量部
(量子ドット層用組成物2)
・エポキシアクリレート(製品名「ユニディックV−5500」、DIC社製):99質量部
・緑色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 530」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径3.3nm):0.246質量部
・赤色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 610」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径5.2nm):0.246質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184」、BASFジャパン社製):1質量部
(量子ドット層用組成物3)
・エポキシアクリレート(製品名「ユニディックV−5500」、DIC社製):99質量部
・緑色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 530」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径3.3nm):0.274質量部
・赤色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 610」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径5.2nm):0.274質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184」、BASFジャパン社製):1質量部
(量子ドット層用組成物4)
・エポキシアクリレート(製品名「ユニディックV−5500」、DIC社製):99質量部
・緑色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 530」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径3.3nm):0.408質量部
・赤色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 610」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径5.2nm):0.408質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184」、BASFジャパン社製):1質量部
(量子ドット層用組成物5)
・エポキシアクリレート(製品名「ユニディックV−5500」、DIC社製):99質量部
・緑色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 530」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径3.3nm):0.236質量部
・赤色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 610」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径5.2nm):0.236質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184」、BASFジャパン社製):1質量部
(量子ドット層用組成物6)
・エポキシアクリレート(製品名「ユニディックV−5500」、DIC社製):99質量部
・緑色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 530」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径3.3nm):0.620質量部
・赤色光発光量子ドット(製品名「CdSe/ZnS 610」、SIGMA−ALDRICH社製、コア:CdSe、シェル:ZnS、平均粒径5.2nm):0.620質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184」、BASFジャパン社製):1質量部
<光拡散層用組成物の調製>
下記に示す組成となるように各成分を配合して、光拡散層用組成物を得た。
(光拡散層用組成物)
・ペンタエリスリトールトリアクリレート:99質量部
・光拡散粒子(架橋アクリル樹脂ビーズ、製品名「SSX−105」、積水化成品工業株式会社製、平均粒子径5μm):158質量部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、製品名「Irgacure(登録商標)184、BASFジャパン社製):1質量部
・溶剤(メチルイソブチルケトン:シクロヘキサノン=1:1(質量比)):387質量部
<実施例1>
まず、光透過性基体としての2枚のバリアフィルムを次のような方法で作製した。高周波スパッタリング装置において、電極に周波数13.56MHz、電力5kWの高周波電力を印加することにより、チャンバー内で放電を生じさせて、大きさ7インチおよび厚みが50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(製品名「ルミラーT60」、東レ社製)の片面にターゲット物質(シリカ)からなる、厚みが50nmであり、かつ屈折率が1.46であるシリカ蒸着層を形成し、これにより、ポリエチレンテレフタレートフィルムおよびシリカ蒸着層からなるバリアフィルムを2枚形成した。次いで、両方のバリアフィルムにおけるシリカ蒸着層側の面とは反対側の面に光拡散層用組成物を、それぞれ塗布し、塗膜を形成した。次いで、形成した塗膜に対して、80℃の乾燥空気を30秒間流通させて乾燥させることにより塗膜中の溶剤を蒸発させた。その後、紫外線を積算光量が500mJ/cmになるように照射して塗膜を硬化させることにより膜厚が10μmの光拡散層を形成し、光拡散層付きバリアフィルムを形成した。次いで、一方の光拡散層付きバリアフィルムのシリカ蒸着層側かつ光拡散層付きバリアフィルムの周縁部を除く領域上にスクリーン印刷法によって量子ドット層用組成物1を塗布し、第1の塗膜を形成した。ここで、光拡散層付きバリアフィルムの周縁部は、光拡散層付きバリアフィルムの外周側面と、この外周側面から光拡散層付きバリアフィルムの中央部に向かう方向において5mm離れた位置との間の部分とした。次いで、光拡散層付きバリアフィルムの周縁部上に第1の塗膜を取り囲むようにスクリーン印刷法によって量子ドット層用組成物2を塗布し、枠状の第2の塗膜を形成した。次いで、第1の塗膜および第2の塗膜における光拡散層付きバリアフィルム側の面とは反対側の面に、シリカ蒸着層が接するように他方の光拡散層付きバリアフィルムを配置し、第1の塗膜および第2の塗膜に他方の光拡散層付きバリアフィルムを接触させた。この状態で、紫外線を積算光量が500mJ/cmになるように照射して第1の塗膜および第2の塗膜を硬化させることにより、両方の光拡散層付きバリアフィルムが密着し、周縁部および中央部の膜厚が共に100μmであり、かつ周縁部における量子ドットの濃度が中央部における量子ドットの濃度よりも高い量子ドット層を形成した。これにより、量子ドットシートを得た。なお、量子ドット層の周縁部および中央部の膜厚は、量子ドットシートの断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、10箇所ランダムに撮影し、その断面の画像から求めた。
<実施例2>
実施例2においては、量子ドット層用組成物2に代わりに、量子ドット層用組成物3を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<実施例3>
実施例3においては、量子ドット層用組成物2に代わりに、量子ドット層用組成物4を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<実施例4>
実施例4においては、量子ドット層用組成物2に代わりに、量子ドット層用組成物5を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<実施例5>
実施例5においては、量子ドット層用組成物2に代わりに、量子ドット層用組成物6を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<比較例1>
比較例1においては、量子ドット層用組成物1のみを用いて膜厚が均一な量子ドット層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<実施例6>
まず、実施例1と同様の方法によって、ポリエステルフィルムおよびシリカ蒸着層からなる、光透過性基体としてのバリアフィルムを2枚形成した。次いで、両方のバリアフィルムにおけるシリカ蒸着層側の面とは反対側の面に光拡散層用組成物を、それぞれ塗布し、塗膜を形成した。次いで、形成した塗膜に対して、80℃の乾燥空気を30秒間流通させて乾燥させることにより塗膜中の溶剤を蒸発させた。その後、紫外線を積算光量が500mJ/cmになるように照射して塗膜を硬化させることにより膜厚が10μmの光拡散層を形成し、光拡散層付きバリアフィルムを形成した。次いで、一方の光拡散層付きバリアフィルムのシリカ蒸着層側かつ光拡散層付きバリアフィルムの周縁部を除く領域上にスクリーン印刷法によって量子ドット層用組成物1を塗布し、第1の塗膜を形成した。光拡散層付きバリアフィルムの周縁部は、バリアフィルムの外周側面と、この外周側面から光拡散層付きバリアフィルムの中央部に向かう方向において5mm離れた位置との間の部分とした。次いで、光拡散層付きバリアフィルムの周縁部上に、第1の塗膜を取り囲むように、かつ膜厚が第1の塗膜の膜厚より大きくなるように、スクリーン印刷法によって量子ドット層用組成物1を塗布し、枠状の第2の塗膜を形成した。次いで、第1の塗膜および第2の塗膜における光拡散層付きバリアフィルム側の面とは反対側の面に、シリカ蒸着層が接するように他方の光拡散層付きバリアフィルムを配置し、第1の塗膜および第2の塗膜に他方の光拡散層付きバリアフィルムを接触させた。この状態で、紫外線を積算光量が500mJ/cmになるように照射して第1の塗膜および第2の塗膜を硬化させることにより、両方の光拡散層付きバリアフィルムが密着し、かつ周縁部の膜厚が120μmであり、かつ中央部の膜厚が100μmである量子ドット層を形成した。これにより、量子ドットシートを得た。なお、量子ドット層の周縁部および中央部の膜厚は、量子ドットシートの断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、10箇所ランダムに撮影し、その断面の画像から求めた。
<実施例7>
実施例2においては、量子ドット層の周縁部の膜厚を150μmとしたこと以外は、実施例6と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<実施例8>
実施例8においては、量子ドット層の周縁部の膜厚を200μmとしたこと以外は、実施例6と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<比較例2>
比較例においては、量子ドット層の周縁部の膜厚を100μmとしたこと以外は、実施例6と同様にして、量子ドットシートを作製した。
<発光面の色度測定>
実施例1〜7および比較例1、2に係る量子ドットシートをそれぞれバックライト装置に組み込み、実施例1〜7および比較例1、2に係る量子ドットシートを組み込んだバックライト装置において、発光時のバックライト装置の発光面の周縁部および中央部の色度を、分光放射計(製品名「SR−UL2」、トプコン社製)を用いてそれぞれ測定した。
実施例1〜7および比較例1、2に係る量子ドットシートをバックライト装置に組み込む際に、まず、光源としてKindle Fire(登録商標)HDX7のバックライト(発光ピーク波長が450nmの青色発光ダイオード)、導光板、2枚のプリズムシート、反射シートを用意した。2枚のプリズムシートは、シート状の本体部と、この本体部上に並べて配置され、かつ各々が配列方向と交差する方向に延びた三角柱状の複数の単位プリズムとを備え、単位プリズムの頂角が90°となっているものであった。
そして、バックライト側が入光面となるように導光板を配置するとともに、導光板の出光面上に、実施例1に係る量子ドットシート、プリズムシート、プリズムシートをこの順で配置し、また導光板の背面に反射シートを配置し、バックライト装置を得た。なお、観察者側のプリズムシートは、単位プリズムの配列方向がプリズムシートの単位プリズムの配列方向と直交するように配置された。また、同様にして、実施例2〜7および比較例1、2に係る量子ドットシートが組み込まれたバックライト装置を得た。
<発光面の目視評価>
上記で実施例1〜7および比較例1、2に係る量子ドットシートを組み込んだバックライト装置を用いて、暗室において、実施例1〜7および比較例1、2に係る量子ドットシートを組み込んだバックライト装置における発光時の発光面の周縁部(端と端から5mm付近の位置との間の部分)および中央部を目視で観察し、発光面の周縁部の色味が中央部の色味に比べて際立っているか観察した。評価基準は以下の通りとした。
○:周縁部の色味が中央部の色味と同等であった。
△:周縁部の色味が中央部の色味と若干異なっていたが実用上問題のないレベルであった。
×:周縁部の色味が中央部の色味に比べて際立っていた。
以下、結果を表1および表2に示す。
Figure 2016194558
Figure 2016194558
以下、結果について述べる。まず、実施例1〜5および比較例1は、周縁部および中央部の膜厚が共に100μmであるため、周縁部と中央部における量子ドットの濃度比は量子ドットの含有量の比と単純に換言できる。また、実施例6〜8および比較例2は、周縁部および中央部で量子ドットの濃度が同じであるため、量子ドット層における周縁部と中央部の膜厚の比は量子ドットの含有量の比と単純に換言できる。比較例1および2においては、発光面の周縁部の青味が中央部に比べて強く、際立っていた。これに対し、実施例1〜7においては、比較例1、2に比べて、発光面の周縁部の青味が低減されていた。したがって、実施例1〜7において、光を量子ドットシートに入射させた場合に、量子ドットシートの周縁部から出射する光の色味が量子ドットシートの中央部から出射する光の色味に比べて際立つことを抑制できることが確認された。
10、110…量子ドットシート
11、13…光透過性基体
11A…一方の面
12、111…量子ドット層
12A、111A…第1の面
12B、111B…第2の面
12C、111C…周縁部
12D、111D…中央部
16…量子ドット
17…バインダ樹脂
18…硬化性バインダ樹脂前駆体
19、20、112、113…塗膜
30…表示装置
40…バックライト装置
50…表示パネル
60…光源
70…導光板
70A…出光面
70C…入光面

Claims (8)

  1. 第1の光透過性基体と、
    前記第1の光透過性基体の一方の面に密着し、光の波長変換を行う量子ドットとバインダ樹脂とを含む量子ドット層とを備え、
    前記量子ドット層の周縁部における単位面積当たりの前記量子ドットの含有量が前記量子ドット層の中央部における単位面積当たりの前記量子ドットの含有量より多いことを特徴とする、量子ドットシート。
  2. 前記量子ドット層の周縁部における前記量子ドットの濃度が、前記量子ドット層の中央部における前記量子ドットの濃度より高い、請求項1に記載の量子ドットシート。
  3. 前記量子ドット層の周縁部の平均膜厚が、前記量子ドット層の中央部の平均膜厚より大きい、請求項1に記載の量子ドットシート。
  4. 前記量子ドット層の中央部における単位面積当たりの前記量子ドットの含有量に対する前記量子ドット層の周縁部における単位面積当たりの前記量子ドットの含有量の比が1.2以上3.0以下である、請求項1に記載の量子ドットシート。
  5. 前記量子ドット層に入射する光が青色光であり、かつ前記量子ドットが、青色光を緑色光に変換する第1の量子ドットと、前記青色光を赤色光に変換する第2の量子ドットとを含む、請求項1に記載の量子ドットシート。
  6. 前記量子ドット層における第1の光透過性基体側の面とは反対側の面に密着した第2の光透過性基体をさらに備える、量子ドットシート。
  7. 光源と、
    前記光源からの光を受ける、請求項1に記載の量子ドットシートと
    を備える、バックライト装置。
  8. 請求項7に記載のバックライト装置と、
    前記バックライト装置の出光側に配置された表示パネルと
    を備える、表示装置。
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