JP2016193004A - クリップおよび内視鏡用処置具 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の内視鏡用処置具に用いられるクリップとして、下記の特許文献1および特許文献2を例示する。
また、締付部材が基端側から先端側に変位されて湾曲部が閉塞されるとき、その変位に対する腕部の閉じ方が、締付部材が湾曲部の基端側にかかっている間は緩やかなので、進退操作しながら結紮対象となる生体組織を探ることができ、精細な取扱いがより容易になる。従って、本クリップを用いた内視鏡用処置具による手技の操作性が向上する。
なお、本実施の形態では図示するように上下左右の方向を規定して説明する場合がある。しかし、これは構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する製品の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
本発明の内視鏡用処置具の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本発明において、「自己拡開力」とは、閉じようとする外力に対して反発し、自ら開こうとする力のことをいう。
本発明を説明する際、「先端側」とは、特に断りのない限り、内視鏡用処置具、またはこれに装着されたクリップの先端部がある側をいう。すなわち、「先端側」は内視鏡用処置具を操作する操作者(以下、単に「操作者」という)が操作する側から遠い側と等しく、内視鏡用処置具の遠位側と略等しい。
また、本発明を説明する際、「基端側」とは、特に断りのない限り、内視鏡用処置具、またはこれに装着されたクリップの基端部がある側をいう。すなわち、「基端側」は操作者が操作する側から近い側と等しく、内視鏡用処置具の近位側に略等しい。
また本発明を説明する際、特に断りがない限り、「内側」とは、クリップの軸または当該軸の延長線に向かう方向を意味する。また「外側」とは、クリップの軸または当該軸の延長線から離間する方向を意味する。
また本発明を説明する際に、特に断りがない限り、「軸方向」とは、クリップの軸または当該軸の延長線に向かう方向を意味し、内視鏡用処置具の操作ワイヤの進退方向と略等しい。
以下に、本発明の実施形態の一例である内視鏡用処置具100の構成について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施態様を例示する内視鏡用処置具100の斜視図であって、クリップ200が装着された状態を示している。内視鏡用処置具100は、図1に示すとおり、クリップ200が操作ワイヤ20の先端側に装着されている状態で使用される。
操作者が操作部本体520に対し駆動部510を相対移動させて操作することにより、シース10に挿通された操作ワイヤ20は、シース10の延伸方向に進退する。また、指かけリング500に指をかけて固定するとともに、操作部本体520の全体を軸周りに回転させる。これにより、操作ワイヤ20およびクリップ200を回転操作することができる。ただし、上述する内視鏡用処置具100の操作に関する操作の動作の説明は本実施形態にかかる内視鏡用処置具100の一例であり、本発明を何ら限定するものではない。
クリップ200は、係止部(第一係止部30)と、複数の腕部(腕部40aおよび腕部40b)と、締付部材60と、複数の爪部(先端爪49aおよび先端爪49b)と、を有している。
第一係止部30は、操作ワイヤ(図1の操作ワイヤ20)の先端側と係合する。
複数の腕部40は、第一係止部30より先端側に設けられ、自己拡開力により外側に開く。
締付部材60は、内部に複数の腕部40が挿通しており、複数の腕部40に対する相対的な位置が基端側から先端側に変位することで複数の腕部40を内側に閉塞させる。
複数の先端爪49は、複数の腕部40より先端側に設けられ、内側に突出している。
各々の腕部40は、基端側の曲率半径が先端側の曲率半径より大きくなるように外側に湾曲している湾曲部42を含んでいる。
また、締付部材60が基端側から先端側に変位されて湾曲部42が閉塞されるとき、その変位に対する腕部40の閉じ方が、締付部材60が湾曲部42の基端側(基端部43)にかかっている間は緩やかなので、進退操作しながら結紮対象となる生体組織を探ることができ、精細な取扱いがより容易になる。
そして、締付部材60が湾曲部42の先端側(先端部45)にかかっている間は、基端側(基端部43)にかかっている間より操作負荷が大きくなるので、誤操作で閉塞されるリスクが低減する。
このような構成を有しているので、クリップ200は精細な取扱いが要求される生体組織の結紮等の用途に適している。
また、特許文献1に図示されている形状のクリップは、複数の腕部が交差する近傍では内側に屈曲する構成を採らざるを得ないため、本発明の湾曲部42に相当する部位を設けがたい。従って、本実施形態のように、複数の腕部40が交差することなく基端側で終端される形状を採用することが本発明の実施には好ましい。
次に、本実施形態のクリップ200について主に図2から図5を用いて説明する。
なお、図2は、クリップ200から締付部材60を除いた状態を示す説明図である。図2(a)は正面図であり、図2(b)は側面図である。図3は、締付部材60が装着されたクリップ200を示す説明図である。(a)は、クリップ200を基端側から視た斜視図である。(b)は、締付部材60の断面図である。図4は、クリップ200の状態変化を示す説明図であって、(a)はクリップ200が開放している状態を示す図であり、(b)はクリップ200が閉塞された状態を示す図である。図5は、図1に示す内視鏡用処置具100の先端側において破線で囲われている端部領域の拡大説明図である。
本実施形態のクリップ200では、締付部材60を除く第一係止部30と腕部40と先端爪49とが単一部材で形成されており、これらが継ぎ目無く(シームレスに)繋がっている。
第一係止部30は、例えば、適度な厚みの金属板から筒状体の展開体を裁断し、これを周方向に湾曲させて形成することができる。上記裁断の際、複数の腕部40や先端爪49も一体的に金属板から切り取ることによって、一材で一体形成されたクリップ200を容易に形成することができる。
この金属板を構成する金属材料としては、ステンレス鋼、チタンまたはチタン合金などを例示することができるが、これに限定されない。また上記金属材料は、適宜、耐腐食性被覆処理がなされたものであってもよい。
また、第一係止部30と第二係止部50との係合は、操作ワイヤ20を進退移動させることで解除可能になっており、内視鏡下の処置によってクリップ200を脱離させて体腔内に留置させることができる。第一係止部30と第二係止部50との解除については後に詳述する。
湾曲部42は、第一係止部30と直線部46の間にて形成され、外側に湾曲している。
直線部46は、湾曲部42より先端側にて直線状に形成されている。
補強部47は、湾曲部42と直線部46とにわたって、湾曲部42の他の部分より肉厚に形成されている。より具体的には、直線部46の外側から内側に向けてエンボス加工が施されており、当該エンボス加工により窪んでいる補強部47が直線部46から湾曲部42に到達するまで延在している。
このように各段階で曲率半径が一定に形成されているので、湾曲部に対して締付部材を変位させる際の操作負荷の変動が各段階で一定になる。従って、本実施形態のクリップ200は滑らかな操作性を実現することができる。
また、このような構成になっているので、クリップ200を製造する際には、湾曲部42の湾曲具合いを所望の程度に収めることが容易であり、クリップ200の歩留まりが改善される。
(i)基端部43は第一曲率半径R3で形成されており、先端部45は第二曲率半径R5で形成されており、第二曲率半径R5は第一曲率半径R3より小さい。
(ii)湾曲部42の長手方向における遷移部44の長さが、締付部材60の軸方向の厚さより小さい。
(iii)遷移部44は第三曲率半径R4で形成されており、第三曲率半径R4は、第一曲率半径R3より小さく、かつ第二曲率半径R5より大きい。
なお、基端部43、遷移部44、先端部45の具体的な範囲は図2に図示しているので、これを参照されたい。また、本実施形態における湾曲部42は、基端部43・遷移部44・先端部45の三段階である例で説明するが、二段階であってもよいし、四段階以上であってもよい。
ここで「軸方向に接する」とは、筒状体である第一係止部30の軸または当該軸の延長線に、湾曲部42または当該湾曲部42の延長部分が接する状態をいう。
また、「直角に屈曲」とは、図2(a)等に示すとおり、外側への屈曲であり、より詳細には筒状体である第一係止部30の周面に向かう方向への屈曲である。
ここで第一係止部30の軸方向とは、本実施形態ではクリップ200の軸方向と等しく、操作ワイヤ20の進退方向と略等しい。
このような構成になっているので、締付部材60を腕部40の基端側から先端側に変位させる場合であって締付部材60が湾曲部42にかかっているとき、段階的に操作負荷が強くなる(徐々に変位させづらくなる)。従って、内視鏡用処置具100の操作者は、締付部材60が進行している程度を操作負荷から知ることができる。
このような構成になっているので、図4(a)に示すように、凸部64が第一拡径部431に係合し、締付部材60がクリップ200の基端側から脱離することを抑制できる。
このような構成になっているので、締付部材60を腕部40の基端側から先端側に変位させる場合、締付部材60が直線部46にかかると急に操作負荷が弱くなり、直ぐに締付部材60が凹部48に嵌合してクリップ200がロックされる。従って、内視鏡用処置具100の操作者は、クリップ200がロックされるタイミングを操作負荷から知ることができる。
先端側開口62に近傍している締付部材60の内周面には凸部64が周方向に延在している。凸部64は、上述のように、クリップ200が閉塞された状態において凹部48に係合する部位である。
縮径スリーブ70の詳細については、後に詳述する。
次に、図5または図6を用いて、内視鏡用処置具100の詳細を説明する。
図5は、図1に示す内視鏡用処置具100の先端側における破線円で示された先端側端部領域の拡大説明図である。図6は、クリップ200が装着された内視鏡用処置具100の把持動作を説明する説明図である。(a)は、装着されたクリップ200がシース10の内部に収容された状態を示し、(b)は、クリップ200がシース10の先端側より突出し腕部40が拡開した状態を示し、(c)は、クリップ200が閉塞した状態を示す。
なお、図5には、シース10、締付部材60、縮径スリーブ70、および伸縮部80について断面を図示し、それ以外の構成については側面を図示し、クリップ200が装着された内視鏡用処置具100を模式的に示している。また、後述する図6についても同様に断面と側面とを併せて本発明を模式的に図示する。
内視鏡用処置具100は、長尺のシース10と、シース10の内部を進退移動可能に挿通された操作ワイヤ20と、クリップ200における第一係止部30と係合する第二係止部50と、を備える。
本実施態様における段差部74は、スリーブ本体76と拡径部72との間においてテーパー状に形成されている。縮径スリーブ70に外力が付加されて拡径部72および段差部74が縮径することにより、縮径スリーブ70は、シース10内へ移動することが許容される。
これにより縮径スリーブ70がシース10内へ再度の移動することを規制可能である。上記状態から、縮径スリーブ70を再度収納したい場合、外力により拡径部72および段差部74を縮径させる。
次に、図6を用いて、クリップ200による結紮について説明する。
なお、図6は、クリップ200が装着された内視鏡用処置具100の把持動作を説明する説明図である。(a)は、装着されたクリップ200がシース10の内部に収容された状態を示し、(b)は、クリップ200がシース10の先端側より突出し腕部40が拡開した状態を示し、(c)は、クリップ200が閉塞した状態を示す。
シース10の先端側端部が結紮を要する生体組織近傍に至ったら、まず、操作ワイヤ20を先端側へ押し出す。クリップ200および締付部材60がシース10先端より突出し、クリップ200は自己拡開力により自然に最大開口幅まで広がる(図示せず)。
なお、操作ワイヤ20が先端側に押し出される場合、図6(b)に示すように、第二係止部50の先端面が腕部40(湾曲部42)と第一係止部30との繋ぎ目、すなわち湾曲部42の基端側の屈曲部に当接する。そして、当該先端面が当該屈曲部を押圧することによって、操作ワイヤ20と共にクリップ200も先端側に押し出される。
なお、操作ワイヤ20が基端側へ引き込まれる場合、第二係止部50が第一係止部30に係合されるので、操作ワイヤ20と共にクリップ200も基端側に引き込まれる。
操作ワイヤ20と縮径スリーブ70とは、伸縮部80によって繋がっている。そのため、縮径スリーブ70が内視鏡用処置具100に対する基端側への相対移動を規制された後も、操作ワイヤ20を基端側に引き込むことによって伸縮部80が伸びるとともに、操作ワイヤ20の先端に設けられた第一係止部30は、シース10内において更に基端側へ引き込まれる。
以上の動作により、クリップ200は内視鏡用処置具100から脱離し、体内に留置される。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様を含む。
(1)長尺のシースと、前記シースの内部を進退移動可能に挿通された操作ワイヤと、を備える内視鏡用処置具に用いられるクリップであって、前記クリップは、前記操作ワイヤの先端側と係合する係止部と、前記係止部より先端側に設けられ、自己拡開力により外側に開く複数の腕部と、内部に複数の前記腕部が挿通しており、複数の前記腕部に対する相対的な位置が基端側から先端側に変位することで複数の前記腕部を内側に閉塞させる締付部材と、複数の前記腕部より先端側に設けられ、内側に突出している複数の爪部と、を有しており、各々の前記腕部は、基端側の曲率半径が先端側の曲率半径より大きくなるように外側に湾曲している湾曲部を含んでいるクリップ。
(2)前記湾曲部の曲率半径が多段階に形成され、かつ各段階で一定になっている(1)に記載のクリップ。
(3)前記湾曲部は、当該湾曲部の基端側に第一曲率半径で形成された基端部と、前記基端部より先端側に前記第一曲率半径より小さい第二曲率半径で形成された先端部と、前記基端部から前記先端部に遷移する箇所に形成された遷移部と、を含んでおり、前記湾曲部の長手方向における前記遷移部の長さが、前記締付部材の軸方向の厚さより小さい(1)または(2)に記載のクリップ。
(4)前記遷移部は第三曲率半径で形成されており、前記第三曲率半径は、前記第一曲率半径より小さく、かつ前記第二曲率半径より大きい(3)に記載のクリップ。
(5)前記腕部は、前記湾曲部より先端側にて直線状に形成されている直線部と、前記湾曲部と前記直線部とにわたって、前記湾曲部の他の部分より肉厚に形成されている補強部と、を有しており、前記腕部は前記直線部と前記湾曲部との境界で内側に屈曲している(1)から(4)のいずれか一つに記載のクリップ。
(6)前記湾曲部は、前記係止部に向かって前記係止部の軸方向に接するように終端されてから直角に屈曲して前記係止部に繋がっている(1)から(5)のいずれか一つに記載のクリップ。
(7)前記湾曲部の幅長さが、先端側に向けて大きくなっている(1)から(6)のいずれか一つに記載のクリップ。
(8)前記腕部は、前記湾曲部より先端側にて直線状に形成されている直線部と当該湾曲部との境界で内側に屈曲しており、前記直線部の基端側には、当該直線部の他の部分より幅方向に窪んでいる凹部が形成されており、前記凹部は、複数の前記腕部が閉塞している状態で前記締付部材が嵌合可能になっている(7)に記載のクリップ。
(9)(1)から(8)のいずれか一つに記載のクリップと、長尺のシースと、前記シースの内部を進退移動可能に挿通された操作ワイヤと、を備え、前記クリップが前記操作ワイヤの先端側に装着されている内視鏡用処置具。
200 クリップ
500 指かけリング
510 駆動部
520 操作部本体
10 シース
20 操作ワイヤ
30 第一係止部
40、40a、40b 腕部
42 湾曲部
43 基端部
431 第一拡径部
44 遷移部
45 先端部
451 第二拡径部
46 直線部
47 補強部
48 凹部
49、49a、49b 先端爪
50 第二係止部
60 締付部材
62 先端側開口
64 凸部
66 基端側開口
68 傾斜部
70 縮径スリーブ
72 拡径部
74 段差部
76 スリーブ本体
80 伸縮部
90 センタリング部材
Claims (9)
- 長尺のシースと、前記シースの内部を進退移動可能に挿通された操作ワイヤと、を備える内視鏡用処置具に用いられるクリップであって、
前記クリップは、
前記操作ワイヤの先端側と係合する係止部と、
前記係止部より先端側に設けられ、自己拡開力により外側に開く複数の腕部と、
内部に複数の前記腕部が挿通しており、複数の前記腕部に対する相対的な位置が基端側から先端側に変位することで複数の前記腕部を内側に閉塞させる締付部材と、
複数の前記腕部より先端側に設けられ、内側に突出している複数の爪部と、を有しており、
各々の前記腕部は、基端側の曲率半径が先端側の曲率半径より大きくなるように外側に湾曲している湾曲部を含んでいるクリップ。 - 前記湾曲部の曲率半径が多段階に形成され、かつ各段階で一定になっている請求項1に記載のクリップ。
- 前記湾曲部は、当該湾曲部の基端側に第一曲率半径で形成された基端部と、前記基端部より先端側に前記第一曲率半径より小さい第二曲率半径で形成された先端部と、前記基端部から前記先端部に遷移する箇所に形成された遷移部と、を含んでおり、
前記湾曲部の長手方向における前記遷移部の長さが、前記締付部材の軸方向の厚さより小さい請求項1または2に記載のクリップ。 - 前記遷移部は第三曲率半径で形成されており、
前記第三曲率半径は、前記第一曲率半径より小さく、かつ前記第二曲率半径より大きい請求項3に記載のクリップ。 - 前記腕部は、
前記湾曲部より先端側にて直線状に形成されている直線部と、
前記湾曲部と前記直線部とにわたって、前記湾曲部の他の部分より肉厚に形成されている補強部と、を有しており、
前記腕部は前記直線部と前記湾曲部との境界で内側に屈曲している請求項1から4のいずれか一項に記載のクリップ。 - 前記湾曲部は、前記係止部に向かって前記係止部の軸方向に接するように終端されてから直角に屈曲して前記係止部に繋がっている請求項1から5のいずれか一項に記載のクリップ。
- 前記湾曲部の幅長さが、先端側に向けて大きくなっている請求項1から6のいずれか一項に記載のクリップ。
- 前記腕部は、前記湾曲部より先端側にて直線状に形成されている直線部と当該湾曲部との境界で内側に屈曲しており、
前記直線部の基端側には、当該直線部の他の部分より幅方向に窪んでいる凹部が形成されており、
前記凹部は、複数の前記腕部が閉塞している状態で前記締付部材が嵌合可能になっている請求項7に記載のクリップ。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載のクリップと、長尺のシースと、前記シースの内部を進退移動可能に挿通された操作ワイヤと、を備え、
前記クリップが前記操作ワイヤの先端側に装着されている内視鏡用処置具。
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