JP2016192613A - 画像の表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1回の撮影で数多くの画像が生成される、ブラケット撮影と連続撮影を組み合わせた撮影において、タブレットやスマートフォンを用いて、これらの画像を表示領域内に効率良く表示する。
【解決手段】ブラケット設定枚数と、連続撮影の回数と、表示領域の辺の長さに応じて、連続撮影と露出の設定値Eの異なるブラケットで撮影した画像群を並べる方向を異ならせる。ブラケットの設定枚数と連続撮影した回数が多い方を画像を、表示領域の辺が長い方向に合わせて表示する。
【選択図】図3(b)
【解決手段】ブラケット設定枚数と、連続撮影の回数と、表示領域の辺の長さに応じて、連続撮影と露出の設定値Eの異なるブラケットで撮影した画像群を並べる方向を異ならせる。ブラケットの設定枚数と連続撮影した回数が多い方を画像を、表示領域の辺が長い方向に合わせて表示する。
【選択図】図3(b)
Description
本発明は、画像を表示する方法に関する。
所望の瞬間を撮り逃さないために、露出やホワイトバランスを変えたブラケット撮影と、短い間隔での連続撮影を組み合わせて撮影することがある。このようなブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影すると、一回の撮影で数多くの画像が生成される。ここで、タブレットやスマートフォンを用いて、これらの画像群の中から所望の画像を探すことが考えられる。
特許文献1では、第一の撮影条件と第二の撮影条件をそれぞれ変えてブラケット撮影するカメラにおいて、第一の撮影条件に沿って画像を縦方向に並べて表示し、第二の撮影条件に沿って画像を横方向に並べて表示することが出来る。また、撮影条件に応じた順番に画像を表示することが出来る。
特許文献1では、撮影条件の設定枚数によっては、表示領域に効率良く画像を表示することが出来るかが分からない。特に、タブレットやスマートフォンは、縦と横のどちらの方向でも使うことが出来るため、その時々によって、最適な方向に画像を並べて表示することが望ましい。
本発明の画像表示方法は、ブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影した画像群を表示するアプリケーションにおいて、前記画像群を表示する表示手段と、ブラケットの設定枚数を取得する手段と、連続撮影した回数を取得する手段とを持ち、前記ブラケット設定枚数と、前記連続撮影の回数と、画像表示領域の辺の長さに応じて、1回の連続撮影の間にブラケットで撮影した画像群を所定方向に並べて表示し、前記方向とは異なる方向に、連続撮影した画像群を並べて表示することを特徴とする。
本発明の画像表示方法によれば、ブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影した画像群を、限られた表示領域内に分かり易く表示することが出来る。
本発明の実施形態について説明する。ここでは、露出ブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影した画像群をタブレットに取り込んで、タブレット上のアプリケーションで所望の画像を探す場合を例にして説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る装置の構成を示すブロック図である。100は、画像群を取り込んだタブレットである。101はCPUである。103は、フラッシュメモリなどの二次記憶装置であり、CPUを動かすプログラムを格納する。102は、RAMなどの一次記憶装置であり、二次記憶装置から読み込まれたプログラムが格納される。104は、液晶ディスプレーなどの表示部であり、アプリケーションのGUIを表示する。105は、タブレットを操作するための操作部であり、アプリケーションの操作を行う。なお、近年のタブレットでは、表示部104と操作部105が一体となっていることが一般的である。
図2(a)は露出ブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影した、計30枚の画像群である。本実施例では、この画像群をタブレット100に取り込んだ場合を例にして説明する。この画像群は、露出ブラケットとして5段階の設定を行っている。露出を変えて撮影した5枚の画像が200〜204である。露出を変えて撮影していることで、段々と画像が明るくなっていることが分かる。また、この画像群は6回の連続撮影を行っている。露出を固定して連続撮影した画像が200、205〜209である。一定の間隔を空けて連続撮影していることで、段々と被写体のスキーヤーの位置が変わっていることが分かる。なお、露出と連続撮影を組み合わせて撮影する場合は、撮影中に撮像装置の向きを変えることは考えづらい。従って、撮影した画像群は縦横が全て同じサイズであるものとする。
このように、露出ブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影することで、所望の瞬間を撮り逃さないように撮影することが出来るが、撮影した画像群の中から所望の画像を探す必要が出てくる。ここでは、タブレット300に画像群を取り込んで、所望の画像を探すものとする。なお、301がタブレットの表示部兼、操作部である。ここで、表示領域301は、縦が1200ピクセル、横が2000ピクセルの表示画素数を持っているものとする。また、説明の便宜上、図2(a)の画像群を図2(b)の画像群に置き換えて説明する。ここで、画像210は画像200に、画像211は画像201のように対応している。
図中の「E」は露出の設定値を示しており、画像210〜214において、それぞれ「−2」「−1」「±0」「+1」「+2」の露出値となっている。また、図中の「T」は撮影時刻を示しており、画像210、215〜219において、それぞれ「1」「2」「3」「4」「5」「6」の値を示している。画像の露出値と撮影時刻は画像内に埋め込まれているものであり、タブレット上のアプリケーションは、これらの値を取得できるものとする。図5(a)は、取り込んだ画像群の露出値と撮影時刻を表にまとめたものである。画像210は501に、画像211は502のように対応している。
図4はタブレットの縦と横方向に並べる画像群を決定するためのフローチャートである。
ステップ400でCPU101は、画像群を連続撮影した設定枚数を取得する。連続撮影した設定枚数は、図5(a)の「連続撮影」属性で設定されている値の数から求めることができる。連続撮影の設定値は1〜6となっているため、連続撮影の設定枚数Aは6となる。
次にステップ401でCPU101は、画像群をブラケット撮影した設定枚数を取得する。露出の設定枚数は、図5(a)の「露出」属性で設定されている個数から求めることができる。露出の設定値は「−2」「−1」「±0」「+1」「+2」の5つであるため、露出の設定枚数Bは5となる。
次にステップ402でCPU101は、タブレットの表示領域の辺の長さをを取得する。図3より、タブレットは横向きになっているため、横Xの値が2000、縦Yの値が1200となる。
次にステップ403でCPU101は、A、B、X、Yの値を比較する。ステップ401〜403で求めたA、B、X、Yの値を比較すると、A>B、X>Yとなるので、ステップ404へ進む。
ステップ404でCPU101は、横方向に連続撮影した画像を、縦方向に露出の異なる画像を並べて表示する。このように並べたものが図3(b)である。図3(b)を見ると、撮影時刻の異なる画像が横方向に並んでおり、また、露出の異なる画像が縦方向に並んでいることが分かる。図2(b)の画像210は310に、画像211は311に対応していることが分かる。このように並べることで、表示領域内に効率良く画像を並べて表示することができる。また、タブレットが縦向きであった場合は、Xの値が1200、Yの値が2000となり、A>B、X<Yとなる。従って、ステップ405へ進むことになる。
ステップ405でCPU101は、横方向に露出を変えた画像を、縦方向に連続撮影した画像を並べて表示する。このように並べたものが図3(c)である。露出の異なる画像が横方向に並んでおり、また、撮影時刻の異なる画像が縦方向に並んでいることが分かる。このようにして、タブレットが縦、横のどちらの向きであっても、その時々に応じて最適な方向に撮影画像を並べて表示することが出来る。ここで、A、B、X、Yの値と画像を並べる方向をまとめたものが、図3(d)になる。図3(b)に相当するのが320、図3(c)に相当するのが321となる。また、連続撮影の設定枚数Aより露出の設定枚数Bの方が大きい場合は、表示領域の辺の長い方向に合わせて露出の異なる画像を並べて表示する。従って、322のようにタブレットが横向きであれば、露出の異なる画像を横方向に並べて、撮影時刻の異なる画像を縦方向に並べる。また、323のようにタブレットが縦向きであれば、撮影時刻の異なる画像を横方向に並べて、露出の異なる画像を縦方向に並べる。
前述の説明では、ブラケットと連続撮影の設定枚数に応じて、表示領域内に画像を並べる方向を動的に変更できるようにした。ここで、画像を表示する際は、表示領域内に収まるような最大のサムネイルサイズで表示することがユーザーにとって望ましい。そこで、画像の縦横比も考慮して、表示領域内に収まる最大のサムネイルサイズと表示方向を決定する手順について説明する。ここで、取り込む画像群は、露出の設定枚数が5枚で連続撮影の設定枚数が4枚の計20枚の画像群であるものとする。また、画像1枚のサイズは縦2000ピクセル、横3000ピクセルで、縦横比が2:3であるものとする。また、タブレットの表示領域は、縦が1200ピクセル、横が2000ピクセルの表示画素数であるものとする。
図6(a)は表示領域内に全画像を表示できる最大のサムネイルサイズと、画像を並べる方向を決定するためのフローチャートである。
ステップ600でCPU101は、連続撮影またはブラケット撮影のうち、設定枚数の多い画像を横方向に並べた場合の最大サムネイルサイズPを算出する。ステップ600を詳細に説明したものが図6(b)のフローチャートである。
ステップ610でCPU101は、表示領域の縦の辺に合わせた最大サムネイルサイズMを算出する。設定枚数の多い画像を横方向に並べるので、縦方向には撮影時刻の異なる4枚の画像を並べて表示する。タブレットの表示領域の縦の長さは1200ピクセルであるため、縦の辺のみを考慮した場合の最大のサムネイルサイズMは、縦375ピクセル、横562ピクセルとなる。
次にステップ611でCPU101は、表示領域の横の辺に合わせた最大サムネイルサイズNを算出する。設定枚数の多い画像を横方向に並べるので、横方向には露出の異なる5枚の画像を並べて表示する。タブレットの表示領域の横の長さは2000ピクセルであるため、横の辺のみを考慮した場合の最大のサムネイルサイズNは、縦266ピクセル、横400ピクセルとなる。
次にステップ612でCPU101は、MとNの値を比較する。ここではM>Nとなるため、ステップ613へ進む。
ステップ613でCPU101は、Nを最大サムネイルサイズとする。ここでMとNを比較しているのは、表示領域内に画像が収まるサムネイルサイズを算出するためである。例えば、サムネイルサイズMの場合、表示領域の縦方向には画像が収まるが、横方向には画像が収まらなくなってしまう。このように、MとNを比較して、小さい方に合わせたサムネイルサイズを求める。
図6(a)の説明に戻る。前述のようにして、ステップ600で縦266ピクセル、横400ピクセルの最大サムネイルサイズが求まる。
次にステップ601でCPU101は、設定枚数の多い画像を縦方向に並べた場合の最大サムネイルサイズQを算出する。ここでの最大サムネイルサイズの算出方法は、ステップ600と同様に図6(b)のフローチャートに従う。図6(b)のフローチャートに従って最大サムネイルサイズQを算出すると、縦300ピクセル、横450ピクセルが求まる。
次にステップ602でCPU101は、PとQの値を比較する。ここではP<Qとなるため、ステップ603へ進む。P<Qであるということは、設定枚数の多い画像を横方向に並べた方が、サムネイルサイズを大きく出来るということになる。
ステップ603でCPU101は、設定枚数が多い画像を縦方向に並べて、設定枚数の少ない画像を横方向に並べて表示する。即ち、露出の異なる画像を縦方向に並べて表示し、撮影時刻の異なる画像を横方向に並べて表示する。このように画像を並べて表示したものが図7である。このようにして、連続撮影とブラケットの設定枚数だけでなく、画像の縦横比も考慮することで、更に効率的良く画像を表示することが出来る。なお、タブレット上にサムネイルを表示する際は、図7のようにサムネイルの表示間隔を空けても良い。
ここまでは、撮影した画像群を並べる方向を自動で決定してきた。ここで、ユーザーにとっては、自動的に決めた方向とは異なる方向に画像を並べた方が好ましい場合もある。そこで、画像を並べる方向を変えることの出来るボタンを設けたものが、図8(a)である。図8(a)を見ると分かるように、タブレット800では、撮影時刻の異なる画像が横方向に、露出の異なる画像が縦方向に並んでいる。ここで、801は画像の表示方向を変更するボタンである。ボタン801を押下すると、図9のフローチャートに沿って、画像を並べる方向とサムネイルサイズを変更して画像を再表示する。図9のフローチャートについて説明する。
ステップ900でCPU101は、縦方向に表示している画像枚数を取得する。ここでは、縦方向に5枚の画像を並べて表示している。
次にステップ901でCPU101は、表示領域の横の辺の長さを取得する。ここで、タブレットの表示領域の大きさは、縦が1200ピクセル、横が2000ピクセルの表示画素数であるものとする。従って、表示領域の横の辺の長さとして2000ピクセルという値を取得する。
次にステップ902でCPU101は、表示領域の横の辺に合わせたサムネイルサイズを算出する。2000ピクセルの長さに画像5枚を並べて表示する必要があるため、最大サムネイルサイズの横の長さは400ピクセルとなる。なお、前述したとおり、サムネイルの表示間隔を空けるように、表示するサムネイルサイズに余裕を持っても良い。
次にステップ903でCPU101は、算出したサムネイルサイズに従って、表示方向を入れ替えて画像を表示する。このようにして表示方向を入れ替えたものが、図8(b)である。タブレット810の横方向に露出が異なる画像を並べて表示し、撮影時刻の異なる画像を縦方向に並べて表示している。連続撮影の設定枚数は6枚であるため、一部の画像は画面外にはみ出ることになる。タブレットの表示領域をを下方に移すことで、これらの画像も表示することが出来る。なお、画像を並べる方向を入れ替える際は、画面内に全ての画像群が収まるようにサムネイルサイズを決定しても良い。
以上のように、ここまでは撮影した画像群を表示領域内に効率良く並べる方法について説明してきた。このように並べて表示した画像は、細部を確認するために拡大表示することが考えられる。また使い勝手の点からも、選択した1枚の画像のみを表示するモードを設けた方が使い勝手が良い。そこで、以降は画像1枚のみを表示する表示モードへの遷移について説明する。
図10(a)は露出ブラケットの設定枚数を5枚、連続撮影の設定枚数を4枚にして撮影した、計20枚の画像群をタブレットに表示したものである。ここで、ユーザーが1001の画像を拡大して確認したい場合は、画像1001を選択することで、拡大表示モードに遷移することができる。画像1001のみをタブレットに表示した拡大表示モードを示したものが、図10(b)である。また、図10(a)の画像1001を選択して、図10(b)の拡大表示モードに遷移する処理を示したものが、図11(a)のフローチャートである。画像1001を選択すると、ステップ1100でCPU101は、選択された画像を拡大してタブレットに表示する。前述したように、画像1001を選択すると、図10(b)のように、選択された画像のみをタブレットに表示する。即ち、画像1001と画像1012が対応している。また、拡大表示モードで表示されるボタン1011は、元々表示していた図10(a)の状態に戻るためのボタンである。ボタン1011を押下することで、図10(a)の表示モードに遷移する。
次に、拡大表示モードにおいて、ブラケットや連続撮影の設定値が、現在表示中の拡大画像と近い値を持つ候補画像群を表示する例について、説明する。前述の説明と同様に、図10(a)の画像1001を選択すると、図10(c)の拡大表示モードに遷移する。図10(c)の拡大表示モードに遷移する際の処理を示したものが、図11(b)のフローチャートである。
画像1001を選択すると、ステップ1110でCPU101は、選択された画像を拡大してタブレットに表示する。即ち、選択した画像を1020のように拡大して表示する。
次にステップ1111でCPU101は、選択された画像と連続撮影の設定値が同じ画像を、画面上部に並べて表示する。図10(c)の画面上部に表示している画像1025〜1029は、画像1001、1005〜1008を表示したものである。画像1028は画像1001と同じであり、画像1025〜1027、1029は、画像1001と連続撮影の設定値が同じで、露出の設定値のみが異なる候補画像群となる。ここで、画像1028は拡大画像1020と同一のものであるため、画像1028が選択されていることが分かるように、画像の枠を太くして表示する。
次にステップ1112でCPU101は、選択された画像とブラケットの設定値が同じ画像を、画面左部に並べて表示する。ここで、画面左部に表示している画像1021〜1024は、画像1001〜1004を表示したものである。画像1023は画像1001と同じであり、画像1021、1022、1024は、画像1001と露出の設定値が同じで、連続撮影の設定値のみが異なる候補画像群となる。ここでも、画像1023は拡大画像1020と同一のものであるため、画像1023が選択されていることが分かるように、画像の枠を太くして表示する。このように、ユーザーが選択した画像1001を拡大表示して、更に露出と連続撮影の片方の設定値のみが異なる候補画像群を、繊維前と同じ並び順で表示することによって、選択した画像の位置関係が一目で分かるようになっている。
次に、拡大画像群と候補画像群を表示した図10(b)の状態で、拡大画像1020を別の画像に切り替えた場合の動作について説明する。拡大画像の切り替え方法は、タブレット上で拡大画像を上下左右にフリックしたり、候補画像群1021〜1029を選択することで、切り替えることが可能となる。ここでは、画像1020を右方向にフリックした場合を例にして説明する。拡大画像を切り替えた際の処理を示したものが、図11(c)のフローチャートである。
ステップ1120でCPU101は、切り替え後の画像を拡大表示する。ここでは、画像1020を右方向にフリックしているため、画像1028の左に位置している画像1027を拡大して表示する。画像を切り替えた後にタブレットの表示状態を示したものが、図10(d)である。前述のように、拡大画像1030は、画像1027を拡大表示したものである。
次にステップ1121でCPU101は、画像横方向に切り替えたかたを判定する。ここでは画像を横方向に切り替えているため、ステップ1122へ進む。ステップ1122でCPU101は、画面左部の候補画像群を、切り替え後の拡大画像と同じブラケット設定値を持つ画像群に更新する。切り替え後の拡大画像1030は、露出の設定値として「±0」が設定されているので、露出の設定値が「±0」で連続撮影の設定値のみが異なる画像群を、画面左部に表示する。
次にステップ1123でCPU101は、拡大画像1030が選択状態となるように、画面上部と左部の画像選択状態を更新する。ここで、画像1030と同一の画像は1033、1037であるため、この2つの画像が選択状態になるようにする。また、ユーザーが画像を縦方向に切り替えた場合は、ステップ1124へ進む。
ステップ1124でCPU101は、画面上部の候補画像群を、切り替え後の拡大画像と同じ連続撮影の設定値を持つ画像群に更新する。このようにして、ユーザーが画像を切り替えた方向に合わせて拡大画像を更新すると共に、候補画像群とその選択状態も更新する。また、前述の実施例では縦と横方向に画像を切り替えた場合を例に説明したが、画像を斜め方向に切り替えることが出来ても良い。
今までの例では、並べて表示した画像から1枚を選択して、その1枚を拡大表示する際の説明をしてきた。ここで、拡大した画像の一部を更に部分拡大して、画像を確認するようなことも考えられる。特に、撮影した画像群は連続撮影とブラケット撮影を組み合わせて撮影したものであるため、細部を確認して画像毎の違いを比較することも考えられる。そこで、図10(d)のよう拡大表示した画像の一部を部分拡大して、その状態で別の画像に切り替えた場合の例について説明する。まず、図10(d)の状態で、拡大画像の一部を部分拡大すると、図10(e)の状態に遷移する。画像の一部を部分拡大する方法としては、タブレット上で画像をピンチアウトしたり、拡大率を変えるスライダーバーを設けて、スライダーバーを操作して拡大率を変更する方法が考えられる。画像1030の一部を部分拡大したものが、画像1040である。次に、この状態で画像1040を右方向にフリックした場合の処理について説明する。このときの処理を示したものが、図11(d)のフローチャートである。
ステップ1130でCPU101は、切り替え前の画像の表示情報を取得する。ここで、取得する表示情報とは、図12に示したような、表示画像の拡大率と表示位置である。ここでは、画像1040の表示情報として1200が取得できたものとする。画像情報1200のうち、拡大率1201は、画像の拡大率を示したものである。即ち、画像1040は、画像1030を200%に拡大して表示していることを示している。また、1202の表示位置Xと1203の表示位置Yは、表示している中心位置を画像の辺の長さの相対値で示したものである。即ち、画像1040の中心位置のX座標は、画像の横の辺を4:6で分割した位置であり、画像1040の中心位置のY座標は、画像の縦の辺を3:7で分割した位置であることを示している。このように、切り替え前の画像の表紙情報を取得することで、画像を切り替えた後でも、同じ拡大率で同じ位置を表示することが出来る。
次にステップ1131でCPU101は、ステップ1130で取得した拡大率が100%であるかを判定する。ここで、拡大率1201は200%であるため、ステップ1133へ進む。
ステップ1133でCPU101は、ステップ1130で取得した拡大率と表示位置に合わせて、切り替え後の画像を表示する。ここで、切り替え後の画像を表示した状態を示したものが、図10(f)である。ここでは画像を右方向にフリックしているため、露出の設定値が「±0」である画像1050が表示されている。また、画像1050は、画像1040と同じ拡大率で同じ位置が表示されている。このように、画像の一部を部分拡大した状態で画像を切り替えた場合でも、切り替え後の画像では同じ位置を同じ拡大率で確認することが出来る。
次に、撮影した画像群から所望の画像を検索する際に、ブラケットと連続撮影の異なる画像を2段階で検索する方法について述べる。図13(a)は、タブレット上に並べて表示した画像群の中から画像1300を選択した際の状態を示したものである。画像1300を選択すると、露出ブラケットまたは連続撮影の設定値を固定するための吹き出し1301が表示される。吹き出し1301の中には、露出ブラケットの設定値を固定するためのボタン1302と、連続撮影の設定値を固定するためのボタン1303が存在する。ここでは、ユーザーがボタン1303を選択したものとする。ユーザーがボタン1303を選択すると、図14(a)のフローチャートに沿って画像を表示する。
ステップ1400でCPU101は、選択された画像を拡大表示する。ここでは画像1300が選択されているので、画像1300を拡大表示する。画像1300を拡大表示したものが、図13(b)である。タブレット中央の画像1310が、画像1300を拡大表示したものである。
次にステップ1401でCPU101は、ブラケットの設定値を固定するためのボタンが押下されたのかを判定する。ここでは、連続撮影の設定値を固定するボタン1303を押下しているので、ステップ1403へ進む。
ステップ1403でCPU101は、選択した画像1300と連続撮影の設定値が同じ画像を画面上部に並べて表示する。このように、連続撮影の設定値を固定するボタンを押下した場合は、選択した画像を拡大表示する共に、連続撮影の設定値が同じ候補画像群を並べて表示する。
次にユーザーが画面上部の1311を押下した場合の処理について、図14(b)のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1410でCPU101は、選択された画像を拡大表示する。ここでは画像1311が選択されているので、画像1311を拡大表示する。画像1311を拡大表示したものが、図13(c)である。タブレット中央の画像1320が、画像1311を拡大表示したものである。
次にステップ1411でCPU101は、最初に押下されたボタンがブラケットの設定値を固定するためのボタンであるかを判定する。ここでは、連続撮影の設定値を固定するボタン1303を押下しているので、ステップ1413へ進む。
ステップ1413でCPU101は、選択した画像1300とブラケットの設定値が同じ画像を画面左部に並べて表示する。このように、ブラケットの設定値を決めた後は、連続撮影の設定値を決めることが出来るようになっている。ここで、画面左部に表示されている画像を選択すると、その画像が拡大表示されるものとする。以上は、最初に連続撮影の設定値を固定するためのボタンを押下した場合であったが、ブラケットの設定値を固定するためのボタンを押下した場合は、図14(a)のフローチャートに沿って図13(c)の表示状態に遷移する。そして、画面左部のいずれかの画像を選択すると、図14(b)のフローチャートに沿って図13(b)の表示状態に遷移する。
次に、複数のブラケット設定で連続撮影した画像群を表示する際の例について説明する。ここでは、露出とホワイトバランスの2つブラケット設定で連続撮影したものとする。図5(b)に示すように、「−2」「±0」「+2」の露出の設定値、「−5」「±0」「+5」のホワイトバランスの設定値、「1」「2」「3」「4」の連続撮影の設定値を持つ画像群を撮影したものとする。ここで、図16のフローチャートは、これらの画像群を表示する際の最初の処理を示したものである。
ステップ1600でCPU101は、連続撮影の情報を取得する。ここでは、画像群が連続撮影の設定を行っているかの情報を取得する。
次に、ステップ1601でCPU101は,ブラケット撮影の情報を取得する。図5より、露出とホワイトバランスのブラケット撮影を行っていることが分かる。
次にステップ1602でCPU101は、取得した撮影条件をタブレット上に表示する。ここでは、連続撮影と2つのブラケット撮影で撮影していることが分かったため、これからの項目をタブレット上に表示する。タブレット上に表示したものが、図15(a)である。1501〜1503に、連続撮影と2つのブラケットの項目名が表示されていることが分かる。ユーザーは、これらの項目の中から、最初に表示する2つの撮影条件を選択することが出来る。ここでは、連続撮影と露出ブラケットを選択したものとする。これらの項目を選択してOKボタン1504を押下すると、選択した撮影条件に従った画像を並べて表示する。ここでの画像表示方法は、前述の通りである。画像を並べて表示したものが、図15(b)である。ここで、ユーザーが任意の画像を選択すると、選択した画像を拡大表示すると共に、選択した画像と同じ設定値を持つ候補画像群を表示する。即ち、ユーザーが画像1511を選択した場合は、画像1511を拡大表示すると共に、連続撮影の設定値が「3」で、露出の設定値が「±0」である候補画像群を表示する。このようにして、拡大画像と候補画像群を表示したものが、図15(c)である。画像1511を拡大表示したものが画像1520であり、候補画像群が1521〜1523となる。このようにして、複数のブラケット設定値を持つ画像を連続撮影した場合でも、前述の手順によって、所望の画像を検索することが出来る。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 タブレット、101 CPU、103 二次記憶装置
Claims (12)
- ブラケットと連続撮影を組み合わせて撮影した画像群を表示するアプリケーションにおいて、前記画像群を表示する表示手段と、ブラケットの設定枚数を取得する手段と、連続撮影した回数を取得する手段とを持ち、前記ブラケット設定枚数と、前記連続撮影の回数と、画像表示領域の辺の長さに応じて、1回の連続撮影の間にブラケットで撮影した画像群を所定方向に並べて表示し、前記方向とは異なる方向に、連続撮影した画像群を並べて表示することを特徴とする画像表示方法。
- ブラケットの設定枚数と連続撮影した回数を比較して、ブラケットの設定枚数が多い場合は、表示領域の辺が長い方向に合わせてブラケットの設定を変えた画像を並べて表示し、連続撮影した回数が多い場合は、表示領域の辺が長い方向に合わせて連続撮影した画像を並べて表示することを特徴する請求項1に記載の画像表示方法。
- 画像の辺の長さを取得する手段を持ち、画像の辺の長さも条件に加えて、画像を並べる方向を決定することを特徴する請求項1に記載の画像表示方法。
- 表示領域内に全画像を表示することが出来る画像サイズを算出する手段を持ち、算出した画像サイズに従って画像を表示することを特徴する請求項3に記載の画像表示方法。
- 1回の連続撮影の間にブラケットで撮影した画像群を並べる方向と、連続撮影した画像群を並べる方向を入れ替える手段を持つを特徴する請求項1に記載の画像表示方法。
- 表示している画像群の一枚を選択する手段を持ち、前記画像選択手段で画像を選択すると、前記選択画像を拡大表示する表示モードに遷移することを特徴する請求項1に記載の画像表示方法。
- 拡大画像を表示すると共に、同一の連続撮影の中で撮影したブラケットの設定値のみが異なる候補画像群を所定方向に並べて表示して、同一のブラケット設定値で撮影した他の連続撮影した候補画像群を、前記方向とは異なる方向に並べて表示することを特徴する請求項6に記載の画像表示方法。
- 所定操作によって拡大画像を異なる画像に切り替える手段を持ち、前記画像切り替え手段で画像を切り替えると、拡大画像を更新すると共に、 2つの前記候補画像群も更新することを特徴する請求項7に記載の画像表示方法。
- 拡大画像の一部分を拡大表示する手段と、部分拡大画像を異なる画像に切り替える手段とを持ち、画像の一部分を拡大表示している状態で異なる画像に切り替えた場合は、切り替える前の画像と同じ位置を同じ拡大率で表示することを特徴する請求項7に記載の画像表示方法。
- 表示している画像群の一枚を選択する手段と、ブラケットまたは連続撮影の設定値を固定するための撮影条件選択手段とを持ち、前記画像選択手段で画像を選択すると、撮影条件を選択する所定モードに遷移し、前記撮影条件選択手段によって撮影条件を選択すると、前記選択画像を拡大表示すると共に、前記撮影条件選択手段で選択した撮影条件が、拡大画像の設定値と同一である候補画像群を表示することを特徴する請求項1に記載の画像表示方法。
- ブラケット設定が複数であるかを判定する手段と、画像の表示条件を設定する手段とを持ち、ブラケット設定が複数であると判定した場合は、画像の表示条件を選択する所定モードに遷移し、表示条件を選択すると、前記表示条件設定手段で設定された画像群を所定方向に並べて表示することを特徴する請求項1に記載の画像表示方法。
- 表示している画像群の一枚を選択する手段を持ち、前記画像選択手段で画像を選択すると、前記選択画像を拡大表示すると共に、表示条件設定手段で選択されていない設定条件のみが異なる画像群を並べて表示することを特徴する請求項11に記載の画像表示方法。
Priority Applications (1)
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JP2015070539A JP2016192613A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 画像の表示方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018124051A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 画像選択装置、カメラ及び画像選択方法 |
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2015
- 2015-03-31 JP JP2015070539A patent/JP2016192613A/ja active Pending
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