JP2016192034A - 統計モデル作成装置、統計モデル作成方法及び統計モデル作成プログラム - Google Patents

統計モデル作成装置、統計モデル作成方法及び統計モデル作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存の統計モデルに内在する設計知識を流出させることなく既存の統計モデルを流用し、新たな統計モデルの開発コストを削減する。【解決手段】本発明の統計モデル作成装置は、機器に対する取扱についての動作手順及び動作手順のそれぞれに対応する動作条件を含む統計モデルが格納される記憶部と、記憶部を参照して第1の機器に対する取扱についての第1の統計モデルを取得し、取得した第1の統計モデルを基に、第2の機器に対する取扱についての第2の統計モデルを新たに作成し、第1の統計モデルの動作手順及び動作条件、並びに、第2の統計モデルの動作手順及び動作条件を対比形式でユーザに対して出力する際に、第1の統計モデルの動作条件の少なくとも一部、又は、第2の統計モデルの動作条件の少なくとも一部を、出力先のユーザの立場に応じて異なる態様で出力する制御部と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、統計モデル作成装置、統計モデル作成方法及び統計モデル作成プログラムに関する。
従来、機器の保守は機器運転時間を基準とした“時間基準保守(TBM:Time-Based Maintenance)”が主流であった。しかしながら、機器稼働状態のセンシング技術の発達により、機器稼働状態を基準とした“状態基準保守(CBM:Condition-Based Maintenance)”が普及しつつある。CBMは、機器の稼働状態に応じた統計モデルを使用して機器の状態を監視し、機器が異常であると判断した場合に警告等を発し、機器の早期保守を促す。診断対象となる機器の種類は様々であり、機器の使用環境も様々である。したがって、CBMにおいては、診断対象となる機器ごとにカスタマイズされた統計モデルを作成する必要がある。一方、機器ごとに全くゼロから統計モデルを作成する(スクラッチ開発する)ことはコストアップにつながる。
特許文献1の電子制御システムは、このようなスクラッチ開発のコストを削減する。ノイズ、季節変動のような過渡フォールトがあるセンサに発生した場合、センサの種類によらず、他のセンサにおいても同じ傾向の過渡フォールトが生じる場合が多い。そこで、特許文献1の電子制御システムは、過渡フォールトを検出する診断処理と、本来検出すべき固定フォールトを検出する診断処理とを分離し、過渡フォールトを検出する診断処理を、複数の診断対象の機器について共通化する。
特開2012−252412号公報(段落0019)
開発効率を向上させることを目的に、既存の統計モデルの一部を流用し、他の部分のみを別の機器向けに新たに変更することが一般的に行われている。いま機器A向けの統計モデルの一部を変更し、機器B向けの統計モデルを作成することを想定する。この際、機器B向けの統計モデル内に、機器Aの設計知識(例えば異常判定閾値、センサ検出の時間帯又は周期等)を想像させるような情報が残ってしまう危険性がある。通常、機器Aのユーザは、機器Bのユーザに対して秘密にしておきたい情報と、開示してもかまわない情報を区別する。同様に、機器Bのユーザは、機器Aのユーザに対して秘密にしておきたい情報と、開示してもかまわない情報を区別する。
機器ごとの設計知識は、その機器のユーザにとって公開したくない情報である。しかしながら、実際にはこのような区別が明確にできないために、本来公開可能な情報を公開することに対して慎重になりすぎ、統計モデルの部分共有化(使い回し)の可能性が阻害されることもある。特許文献1の電子制御システムは、統計モデルの部分共有化を前提とするセキュリティ管理(どのような立場の者がどのような情報を知ってよいのかの管理)を特に狙ったものではない。
そこで、本発明は、既存の統計モデルに内在する設計知識を流出させることなく既存の統計モデルを流用し、新たな統計モデルの開発コストを削減することを目的とする。
本発明の統計モデル作成装置は、機器に対する取扱についての動作手順及び動作手順のそれぞれに対応する動作条件を含む統計モデルが格納される記憶部と、記憶部を参照して第1の機器に対する取扱についての第1の統計モデルを取得し、取得した第1の統計モデルを基に、第2の機器に対する取扱についての第2の統計モデルを新たに作成し、第1の統計モデルの動作手順及び動作条件、並びに、第2の統計モデルの動作手順及び動作条件を対比形式でユーザに対して出力する際に、第1の統計モデルの動作条件の少なくとも一部、又は、第2の統計モデルの動作条件の少なくとも一部を、出力先のユーザの立場に応じて異なる態様で出力する制御部と、を備える。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、既存の統計モデルに内在する設計知識を流出させることなく既存の統計モデルを流用し、新たな統計モデルの開発コストを削減することが可能になる。
統計モデル作成装置の構成を説明する図である。 統計モデルの一例を説明する図である。 (a)はアクセス権限の一例を説明する図である。(b)はモデル差分の一例を説明する図である。 加工前モデル選択処理手順のフローチャートである。 動作条件加工処理手順のフローチャートである。 加工後モデル作成処理手順のフローチャートである。 モデル差分確認処理手順のフローチャートである。 モデルマスク処理手順のフローチャートである。 インセンティブ処理手順のフローチャートである。 ひな型モデル選択画面の一例を示す図である。 モデル作成者用モデル差分表示画面の一例を示す図である。 モデル提供者用モデル差分表示画面の一例を示す図である。 モデル利用者用モデル差分表示画面の一例を示す図である。 (a)は、ポイント表示画面の一例を示す図である。(b)は、ユーザ詳細情報表示画面の一例を示す図である。
以降、本発明を実施するための2つの実施形態を、図等を参照しながら詳細に説明する。2つの実施形態は、基本型としての第1の実施形態、及び、応用型としての第2の実施形態からなる。詳細は後記するが、これらの間の相違点は、ポイント付与部が行うインセンティブ処理手順(詳細後記)の有無である。まず、インセンティブ処理手順を有さない第1の実施形態を説明し、その後、インセンティブ処理手順を有する第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点に注目して説明する。2つの実施形態は、機器の異常を診断する例であるが、本発明は、機器の診断だけでなく、機器の取扱全般に対して適用できる。
(第1の実施形態)
(実施形態の背景等)
いま、A社が自社の機器Aの診断を行うために統計モデルAを使用しているとする。統計モデルAはある程度の運用実績を有する。一方、B社が自社の機器Bの使用を開始し、機器Bの診断を行うために、新たに機器B向けの統計モデルBを必要としている。C社は、統計モデルBの開発をB社から請け負っている。C社は、統計モデルAの開発をA社から請け負った実績を有する。そこで、C社としては、統計モデルAを基に、できるだけ少ないコストで、かつ、機器Aの設計知識がB社に知られないように、統計モデルBを開発したい。さらに、C社としては、統計モデルBを、機器Bの設計知識が知られないように、A社にフィードバックしたい。なお、詳細は後記するが、統計モデルとは、過去のデータを機械学習し機械学習の結果に基づいて機器の状態を判定するための処理手順等である。
(加工前モデル、加工後モデル、モデル作成者、モデル提供者及びモデル利用者)
加工前モデルとは、新たな統計モデルを開発する際の基になる統計モデルであり、前記の例における統計モデルAに相当する。加工後モデルとは、加工前モデルを基にして新たに開発される統計モデルであり、前記の例における統計モデルBに相当する。なお、“第1の統計モデル”及び“第2の統計モデル”には、それぞれ、加工前モデル及び加工後モデルが相当する。
モデル作成者とは、加工前モデルを基にして加工後モデルを開発する主体であり、前記の例におけるC社(の従業員)に相当する。モデル提供者とは、他者の機器向けの加工後モデルを作成するために自社の機器向けの加工前モデルをモデル作成者が使用する(使い回す)ことを許可した主体であり、前記の例におけるA社(の従業員)に相当する。モデル利用者とは、加工後モデルを自社の機器向けに使用する者であり、前記の例におけるB社(の従業員)に相当する。なお、“第1の機器に関係する者”及び“第2の機器に関係する者”には、それぞれ、モデル提供者及びモデル利用者が相当する。
(機器構成)
図1に沿って、統計モデル作成装置の構成を説明する。統計モデル作成システム1は、統計モデル作成装置2及び端末装置3を有する。これらは、ネットワーク4を介して接続可能である。統計モデル作成装置2は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、主記憶装置12、補助記憶装置13及び通信装置14を有する。これらはバスで相互に接続されている。補助記憶装置13は、加工前モデルDB(Date Base)31、加工後モデルDB32及びモデル差分DB33を格納している。加工前モデルDB31は、(加工前モデルである)統計モデル41を格納している。加工後モデルDB32は、(加工後モデルである)統計モデル42を格納している。モデル差分DB33は、アクセス権限43及びモデル差分44を格納している(詳細後記)。
なお、加工前モデルDB31及び加工後モデルDB32を記憶する補助記憶装置13が統計モデル作成装置2からは独立した構成であって、統計モデル作成装置2は、ネットワーク4を介して、加工前モデルDB31及び加工後モデルDB32にアクセスすることにしてもよい。
主記憶装置12における、加工前モデル選択部21、動作条件加工部22、加工後モデル作成部23、モデル差分確認部24及びポイント付与部25はプログラムである。以降、“○○部は”と主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置13から各プログラムを読み出し、主記憶装置12にロードしたうえで、各プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。
端末装置3もまた、一般的なコンピュータであり、通信装置15、入力装置16、出力装置17、中央制御装置18、主記憶装置19及び補助記憶装置20を有する。これらはバスで相互に接続されている。端末装置3は、モデル作成者、モデル提供者又はモデル利用者によって操作される。なお、第1の実施形態に係る統計モデル作成装置2は、プログラムとしてのポイント付与部25を有さない。第2の実施形態に係る統計モデル作成装置2は、前記した5つのプログラムをすべて有する(説明の便宜上、最大構成を図1に記載した)。
(統計モデル)
図2に沿って、統計モデル41を説明する。図2において、実線の矢印は、処理の流れを示し、破線の矢印は、データの流れを示す。統計モデル41自身は、統計モデル作成装置2とは別の任意のシステム(図示せず。以降“診断システム”と呼ぶ)に読み込まれることによって、機器の異常を判定する。
本実施形態において、機器とは、センサによって時系列の物理量を測定することができる一般的な装置であり、例えばコピー機である。物理量は、例えば、温度、騒音、振動、稼働時間、回転数、電流、電圧、液体等の流量及び圧力、情報処理量等の値、並びに、これらの値を演算して算出される値を含む。統計モデルとは、前記したように、過去のデータを機械学習し機械学習の結果に基づいて機器の状態を判定するための処理手順であり、診断手順101、動作条件102、モデル管理情報103及び動作条件書換え情報104から構成される。
診断手順101は、診断システムが所定の順序で実行する複数のプログラムの集合であり、“動作手順”に相当する。ここでの診断手順101は、センサ入力処理Si、学習処理St及び識別処理Sdから構成され、各処理はこの順で実行される。
センサ入力処理Siは、診断システムがセンサの測定値を読み込む処理である。例えば、振動センサの値を所定の周期ごとに標本化(サンプリング)する処理である。
学習処理Stは、過去のデータに基づいて診断システムが機械学習を行い、統計モデル41を最適化する処理である。
識別処理Sdは、最適化された統計モデル41を使用して、診断システムが機器の異常を判定する処理である。
動作条件102は、センサ入力動作条件Pi、学習動作条件Pt、識別動作条件Pd及びコードブックCBから構成される。これらのうちセンサ入力動作条件Pi、学習動作条件Pt及び識別動作条件Pdは、それぞれ、センサ入力処理Si、学習処理St及び識別処理Sdに1対1に対応しており、それぞれの処理のセンサの種別又はアルゴリズムの種別、及び、動作を決定するパラメータである。
具体的には、センサ入力動作条件Piとしては、センサの種別(振動センサや温度センサ)、センサの数、センサごとの標本化周期(サンプリングレート)等が指定される。
学習動作条件Ptとして、例えば、機械学習のアルゴリズムとしての“k-means法”、“n層ニューロ法”等が指定される。なお、n=2、3、・・・であり、“ニューロ”とは、“神経ネットワーク”の略である。またその他にも、学習動作条件Ptとして、例えば、機械学習アルゴリズムが“k-means法”である場合、クラスタ分割数等が指定され、機械学習アルゴリズムが“n層ニューロ法”である場合、入出力層及び隠れ層の各ユニット数等が指定される。
識別動作条件Pdとしては、識別アルゴリズムとしての“k-means法”、“n層ニューロ法”等が指定される。“k-means法”の場合、識別処理Sdは、機械学習されたクラスタ情報(例えば異常を示すクラスタの重心)とセンサ値との間の距離を求め、その距離と所定の閾値との大小関係に基づき機器の異常を判定する。多くの場合、学習処理Stのアルゴリズムの種別と識別処理Sdのアルゴリズムの種別は一致している。例えば、学習処理の種別が“k-means法”であれば、識別処理の種別も“k-means法”であることが多い。同様に、学習処理の種別が“n層ニューロ法”であれば、識別処理の種別も“n層ニューロ法”であることが多い。
またその他にも、識別動作条件Pdとして、例えば、識別アルゴリズムが“k-means法”である場合、クラスタ重心とセンサ値との間の距離に対して適用される異常判定閾値等が指定される。また、識別アルゴリズムが“n層ニューロ法”である場合、異常出力ユニットの評価値に対して適用される、出力ユニット間の異常判定閾値等が指定される。
コードブックCBは、機械学習の結果であり、例えば“k-means法”の場合におけるクラスタの重心情報、“n層ニューロ法”の場合における各ユニット間の結合荷重等である。
モデル管理情報103は、統計モデル41全体に対して付されるメタ情報である。モデル管理情報103は、機器種別103a、センサ種別103b、モデル作成者103c、利用承認状態103d及びひな型適用実績103eから構成される。
機器種別103aは、診断の対象となる機器の種別(型式)である。
センサ種別103bは、センサの種別である。
モデル作成者103cは、当該統計モデルを開発した者の氏名である。
利用承認状態103dは、当該統計モデルを基にして作成された加工後モデルをモデル利用者が使用することが承認されたことを示す“承認済”、又は、承認されていないことを示す“未承認”のいずれかである。
ひな型適用実績103eは、前記の“承認済”又は“未承認”とは関係なく、加工前モデル(詳細後記)として選択された実績があること及びその回数を示す“あり(m回)”、又は、実績がないことを示す“なし”のいずれかである。但し、m=1、2、3、・・・である。
動作条件書換え情報104もまた、統計モデル41全体に対して付されるメタ情報である。動作条件書換え情報104は、センサ入力104a、学習104b及び識別104cから構成される。
センサ入力104aは、センサ入力動作条件が書換えられたことを示す“あり”、又は、書換えられていないことを示す“なし”のいずれかである。
学習104bは、学習動作条件が書換えられたことを示す“あり”、又は、書換えられていないことを示す“なし”のいずれかである。
識別104cは、識別動作条件が書換えられたことを示す“あり”、又は、書換えられていないことを示す“なし”のいずれかである。
補助記憶装置13は、加工前モデルDB31内に、複数の統計モデル41を記憶している。
図3(a)に沿って、アクセス権限43を説明する。アクセス権限43は、縦軸をモデル作成者、モデル提供者及びモデル利用者とし、横軸を加工前モデル及び加工後モデルとするマトリクスである。縦軸と横軸との交点のセルにアクセス権限フラグが記憶されている。アクセス権限フラグは“○”又は“×”のいずれかである。“○”は、縦軸のユーザが、横軸のモデルの動作条件の種別及び動作条件のパラメータを完全に知り得ることを示す。“×”は、完全には知り得ないことを示す(詳細後記)。
図3(b)に沿って、モデル差分44を説明する。モデル差分44は、診断手順欄151に関連付けて、加工前モデル欄152及び加工後モデル欄153を有する。
診断手順欄151には、前記した診断手順が記憶される。
加工前モデル欄152は、動作条件の種別欄152a及び動作条件のパラメータ欄152bを有する。同様に、加工後モデル欄153も、動作条件の種別欄153a及び動作条件のパラメータ欄153bを有する。動作条件の種別欄152aには、センサ入力処理についてはセンサ種別が記憶され、学習処理及び識別処理についてはアルゴリズム種別が記憶される。動作条件のパラメータ欄152bには、センサ入力処理についてはセンサ数、標本化周期等のパラメータと、そのパラメータの具体的な値が記憶される。そして、学習処理及び識別処理についてはアルゴリズムに使用されるパラメータと、そのパラメータの具体的な値が記憶される。これらのことは、動作条件の種別欄153a及び動作条件のパラメータ欄153bについても同様である。
(モデル作成者用モデル差分表示画面)
説明の都合上、図4〜図10を飛ばして、図11に沿って、モデル作成者用モデル差分表示画面51を説明する。モデル作成者用モデル差分表示画面51のモデル差分欄201は、図3(b)のモデル差分44と同じ構成を有する。
モデル作成者用モデル差分表示画面51は、モデル作成者によって視認される画面である。統計モデル作成装置2のモデル差分確認部24は、モデル作成者用モデル差分表示画面51において、加工前モデル及び加工後モデルを対比形式で表示する。モデル作成者は、モデル作成者用モデル差分表示画面51を視認することによって、例えば以下のことを知る。
(1:診断手順について)
・加工前モデル及び加工後モデルのいずれもが、診断手順として、実行される順に“センサ入力処理”、“学習処理”及び“識別処理”を含むこと。
(2:センサ入力処理について)
・加工前モデルの“センサ入力処理”のセンサ種別は“振動センサ”であり、加工後モデルの“センサ入力処理”のセンサ種別も“振動センサ”であること。つまり、両者において、“センサ入力処理”のセンサ種別には差異がないこと。
・加工前モデルのセンサ数が“3”であるのに対し、加工後モデルのセンサ数は“2”であること。
・加工前モデルの標本化周期(周波数)が“1kHz”であるのに対し、加工後モデルの標本化周期は“2kHz”であること。
(3:学習処理について)
・加工前モデルが“k-means法”を使用するのに対し、加工後モデルは“3層ニューロ法”を使用すること。
・加工前モデルの“k-means法”のクラスタ数が“5”であるのに対し、加工後モデルの“3層ニューロ法”の中間層ノード数は“10”であること。
(4:識別処理について)
・加工前モデルが“k-means法”を使用するのに対し、加工後モデルは“3層ニューロ法”を使用すること。
・加工前モデルの“k-means法”のクラスタ数が“5”であるのに対し、加工後モデルの“3層ニューロ法”の中間層ノード数は“10”であること。
前記から明らかなように、モデル作成者が視認できる“動作条件の種別”及び“動作条件のパラメータ”は特に制限されない。なぜならば、モデル作成者は、モデル提供者及びモデル利用者のそれぞれに対し守秘義務を負っているからである。このことは、アクセス権限43(図3(a))において、“モデル作成者”の行のアクセス権限フラグが2つとも“○”であることに対応している。
図12に沿って、モデル提供者用モデル差分表示画面52を説明する。モデル提供者用モデル差分表示画面52のモデル差分欄221は、図3(b)のモデル差分44と同じ構成を有する。しかしながら、表示される情報は、図3(b)とは異なる。モデル提供者用モデル差分表示画面52は、モデル提供者によって視認される画面である。統計モデル作成装置2のモデル差分確認部24は、モデル提供者用モデル差分表示画面52において、加工前モデル及び加工後モデルを対比形式で表示する。モデル提供者は、モデル提供者用モデル差分表示画面52を視認することによって、例えば以下のことを知る。
(1:加工前モデルについて)
・加工前モデル223として表示されている情報は、過去において自身がモデル作成者へ提供した情報であること。
・モデル作成者は、加工前モデルを基にして、ある主体(モデル利用者である)向けの加工後モデルを開発しようとしていること。
(2:加工後モデルについて)
・加工後モデル224においては、“センサ入力処理”のセンサ種別は“機械量センサ”であり、これは加工前モデルの“振動センサ”の上位概念であること。
・加工後モデルが、いくつかのセンサを使用して、ある周期でなんらかの“機械量”を標本化することは分かるが、具体的なセンサ数及び具体的な標本化周期は不明であること。
・加工後モデルの“学習処理”のアルゴリズム種別は“k-means法以外”であり、加工前モデルのアルゴリズム種別である“k-means法”ではないこと。
・加工後モデルの“学習処理”の“動作条件のパラメータ”については全くわからないこと。
・加工後モデルの“識別処理”のアルゴリズム種別は“k-means法以外”であり、加工前モデルのアルゴリズム種別である“k-means法”ではないこと。
・加工後モデルの“識別処理”の“動作条件のパラメータ”については全くわからないこと。
・結局、自身は、モデル利用者の秘密(設計知識)を知り得ないこと。
前記から明らかなように、モデル提供者は、モデル利用者の秘密(設計知識)に属する “動作条件の種別”及び“動作条件のパラメータ”を視認することはできない。このことは、アクセス権限43(図3(a))において、“モデル提供者”の行のアクセス権限フラグが加工前モデルについて“○”であるのに対し、加工後モデルについて“×”であることに対応している。
図13に沿って、モデル利用者用モデル差分表示画面53を説明する。モデル利用者用モデル差分表示画面53のモデル差分欄241は、図3(b)のモデル差分44と同じ構成を有する。しかしながら、表示される情報は、図3(b)とは異なる。モデル利用者用モデル差分表示画面53は、モデル利用者によって視認される画面である。統計モデル作成装置2のモデル差分確認部24は、モデル利用者用モデル差分表示画面53において、加工前モデル及び加工後モデルを対比形式で表示する。モデル利用者は、モデル利用者用モデル差分表示画面53を視認することによって、例えば以下のことを知る。
(1:加工後モデルについて)
・加工後モデル244として表示されている情報は、モデル作成者に対して加工後モデルの開発を依頼するに際し、自身がモデル作成者へ提供した情報であること。
・モデル作成者は、ある主体(モデル提供者である)向けの加工前モデルを基にして、自身向けの加工後モデルを開発しようとしていること。
(2:加工前モデルについて)
・加工前モデル243においては、“センサ入力処理”のセンサ種別は“機械量センサ”であり、これは加工後モデルの“振動センサ”の上位概念であること。
・加工前モデルが、いくつかのセンサを使用して、ある周期でなんらかの“機械量”を標本化することはわかるが、具体的なセンサ数及び具体的な周期は不明であること。
・加工前モデルの“学習処理”のアルゴリズム種別は“3層ニューロ法以外”であり、加工後モデルのアルゴリズム種別である“3層ニューロ法”ではないこと。
・加工前モデルの“学習処理”の“動作条件のパラメータ”については全くわからないこと。
・加工前モデルの“識別処理”のアルゴリズム種別は“3層ニューロ法以外”であり、加工後モデルのアルゴリズム種別である“3層ニューロ法”ではないこと。
・加工前モデルの“識別処理”の“動作条件のパラメータ”については全くわからないこと。
・結局、自身は、モデル提供者の秘密(機械知識)を知り得ないこと。
前記から明らかなように、モデル利用者は、モデル提供者の秘密(設計知識)に属する “動作条件の種別”及び“動作条件のパラメータ”を視認することはできない。このことは、アクセス権限43(図3(a))において、“モデル利用者”の行のアクセス権限フラグが加工後モデルについて“○”であるのに対し、加工前モデルについて“×”であることに対応している。
(処理手順)
以降、本実施形態の処理手順を説明する。処理手順として、(1)加工前モデル選択処理手順、(2)動作条件加工処理手順、(3)加工後モデル作成処理手順、(4)モデル差分確認処理手順、及び、(5)モデルマスク処理手順が存在する。(5)は、(4)のサブルーチンである。(1)→(2)→(3)→(4)の順に各処理手順は実行される。
(加工前モデル選択処理手順)
図4に沿って、加工前モデル選択処理手順を説明する。
ステップS301において、統計モデル作成装置2の加工前モデル選択部21は、ひな型モデル選択画面50(図10)を表示する。具体的には、加工前モデル選択部21は、モデル作成者が使用する端末装置3の出力装置17にひな型モデル選択画面50表示する。
ステップS302において、加工前モデル選択部21は、機器種別及びセンサ種別を受け付ける。具体的には、加工前モデル選択部21は、モデル作成者がひな型モデル選択画面50の機器種別欄191及びセンサ種別欄192に対して、それぞれ機器種別及びセンサ種別を入力するのを受け付ける。そして、モデル作成者が検索ボタン193を押下するのを受け付ける。もちろん、モデル作成者は、機器種別及びセンサ種別のうちのいずれかのみを入力してもよい。さらに、モデル作成者等、他の検索条件を入力してもよい。
ステップS303において、加工前モデル選択部21は、加工前モデルを検索する。具体的には、加工前モデル選択部21は、加工前モデルDB31を検索し、ステップS302において受け付けた機器種別及びセンサ種別をそれぞれ機器種別103a(図2)及びセンサ種別103bとして有する統計モデル41をすべて取得する。このとき、加工前モデル選択部21は、検索キー(機器種別及び/又はセンサ種別)の文字列を完全一致させる必要はなく、部分一致させてもよい。さらに、類義語又は同義語を検索してもよい。
ステップS304において、加工前モデル選択部21は、検索結果を表示する。具体的には、加工前モデル選択部21は、ステップS303において取得した統計モデル41の機器種別103a、センサ種別103b、モデル作成者103c及びひな型適用実績103eを、ひな型モデル選択画面50の検索結果欄194に表示する。図10の例を見ると、加工前モデル選択部21は、少なくとも4個の統計モデル41を取得し、それぞれの統計モデル41ごとに少なくとも4つのレコード(行)を表示していることがわかる。
ステップS305において、加工前モデル選択部21は、モデル作成者による選択を受け付ける。具体的には、加工前モデル選択部21は、モデル作成者が、ひな型モデル選択画面50の検索結果欄194の複数のレコード(加工前モデルの候補である)のうちの1つを選択し(ラジオボタンをクリックし)OKボタン195を押下するのを受け付ける。
ステップS306において、加工前モデル選択部21は、ひな型適用実績を記憶する。具体的には、加工前モデル選択部21は、ステップS305において選択されたレコードに対応する統計モデル41のひな型適用実績103e(図2)が“なし”である場合は、“あり(1回)”に書換える。ひな型適用実績が“あり(1回)”である場合は、“あり(2回)”に書き換える。すると、ある1つの統計モデル41が選択される都度、当該統計モデル41のひな型適用実績は、“なし”→“あり(1回)”→“あり(2回)”→“あり(3回)”→・・・のように変化していく。
その後、加工前モデル選択処理手順を終了する。
(動作条件加工処理手順)
図5に沿って、動作条件加工処理手順を説明する。
ステップS311において、統計モデル作成装置2の動作条件加工部22は、センサ入力動作条件を書換える。具体的には、第1に、動作条件加工部22は、ステップS305において選択されたレコードに対応する統計モデル41を取得する。以降、当該統計モデル41を対象加工前モデルと呼ぶ。
第2に、動作条件加工部22は、対象加工前モデルの機器種別103a及びセンサ種別103bのうち機器及びセンサを特定する箇所を意味のない記号又は文字列に書換える。例えば、“吸収式冷温熱機”を“♭式♭機”に書換え、“ABC社製振動センサ”を“♭社製♭センサ”に書換える
第3に、動作条件加工部22は、センサ入力動作条件Piを意味のない数字で初期化する。例えば、“標本化周期=2kHz”を“標本化周期=999kHz”に書換える。
ステップS312において、動作条件加工部22は、学習動作条件を書換える。具体的には、動作条件加工部22は、対象加工前モデルの学習動作条件Ptのパラメータの値を意味のない数字で初期化する。例えば、“クラスタ数=5”を“クラスタ数=999”に書換える。
ステップS313において、動作条件加工部22は、識別動作条件を書換える。具体的には、動作条件加工部22は、対象加工前モデルの識別動作条件Pdのパラメータの値を意味のない数字で初期化する。例えば、“異常判定閾値=10”を“異常判定閾値=999”に書換える。
ステップS314において、動作条件加工部22は、書換えた統計モデルを記憶する。具体的には、動作条件加工部22は、ステップS311〜S313においてセンサ入力動作条件Pi、学習動作条件Pt及び識別動作条件Pdが書き換えられた対象加工前モデルを主記憶装置12に一時的に記憶する。なお、動作条件加工部22は、対象加工前モデルのコードブックCBを消去しておくことが望ましい。その後、動作条件加工処理手順を終了する。
(加工後モデル作成処理手順)
図6に沿って、加工後モデル作成処理手順を説明する。
ステップS321において、統計モデル作成装置2の加工後モデル作成部23は、加工後モデルを作成する。具体的には、加工後モデル作成部23は、診断手順101、動作条件102、モデル管理情報103及び動作条件書換え情報104が未設定である統計モデル41を作成する。以降この統計モデル41を“対象加工後モデル”と呼ぶ。
ステップS322において、加工後モデル作成部23は、加工後モデルの診断手順を作成する。具体的には、加工後モデル作成部23は、対象加工後モデルの診断手順101の箇所に、対象加工前モデルの診断手順をコピーする。
ステップS323において、加工後モデル作成部23は、加工後モデルの動作条件を作成する。具体的には、加工後モデル作成部23は、対象加工後モデルの動作条件102の箇所に、対象加工前モデルの動作条件をコピーする。この段階で、対象加工後モデルの診断手順は、対象加工前モデルの診断条件と同じであり、対象加工後モデルの動作条件は、初期値(意味のない数字又は記号)に書換えられている。
ステップS324において、加工後モデル作成部23は、加工後モデルを編集する。具体的には、加工後モデル作成部23は、モデル作成者が以下の情報を入力するのを受け付ける。
・センサ入力動作条件として、モデル利用者の診断対象機器のセンサ種別及びセンサの数
・学習処理及び識別処理に使用されるアルゴリズム種別
・学習動作条件及び識別条件として、パラメータ及びその値
ステップS325において、加工後モデル作成部23は、加工後モデルを完成させる。具体的には、加工後モデル作成部23は、対象加工後モデルの利用承認状態103dとして“未承認”を記憶し、対象加工後モデルを加工後モデルDB42に格納する。その後、加工後モデル作成処理手順を終了する。
(モデル差分確認処理手順)
図7に沿って、モデル差分確認処理手順を説明する。
ステップS331において、統計モデル作成装置2のモデル差分確認部24は、ユーザがモデル提供者であるか否かを判断する。具体的には、第1に、モデル差分確認部24は、統計モデル作成装置2のユーザが自身の端末装置3の入力装置16を介して、自身の立場を示す情報を入力するのを受け付ける。自身の立場を示す情報は、“モデル提供者”、“モデル作成者”、又は、“モデル利用者”のいずれかである。
第2に、モデル差分確認部24は、受け付けた情報が “モデル提供者”である場合(ステップS331“Yes”)、ステップS332に進み、それ以外の場合(ステップS331“No”)、ステップS335に進む。
ステップS332において、モデル差分確認部24は、加工後モデルを引数としてモデルマスク処理手順を実行する。ステップS332の詳細は後記するが、結果としてモデル差分確認部24は、モデル提供者用モデル差分表示画面52(図12)のモデル差分221を表示するための情報を作成することとなる。
ステップS333において、モデル差分確認部24は、モデル提供者用モデル差分表示画面52(図12)を表示する。具体的には、モデル差分確認部24は、モデル提供者が使用する端末装置3の出力装置17に、モデル提供者用モデル差分表示画面52を表示する。
ステップS334において、モデル差分確認部24は、承認を受け付ける。モデル提供者は、モデル提供者用モデル差分表示画面52の加工後モデル欄224に注目する。そして、自身はモデル利用者の秘密(設計知識)がわからないのと同様に、自身の秘密もまたモデル利用者に対しては加工後モデル欄224のように隠されることを確認する。また、モデル提供者は加工前モデルを基に加工後モデルが新たに作成されることを確認する。そして、モデル利用者は、当該確認の証として、モデル利用承認欄225の承認状態欄225aの“承認する”を選択し(ラジオボタンをクリックし)、最終承認者欄225cに自身の氏名を入力した後、“OK”ボタン226を押下する。モデル差分確認部24は、これらの入力情報を受け付ける。そして、モデル差分確認部24は、最終承認日時欄225bに現在時点の西暦年月日時分を表示し、その後、モデル差分確認処理手順を終了する。
ステップS335において、モデル差分確認部24は、ユーザがモデル作成者であるか否かを判断する。具体的には、モデル差分確認部24は、ステップS331の“第1”において受け付けた情報が “モデル作成者”である場合(ステップS335“Yes”)、ステップS336に進み、それ以外の場合(ステップS335“No”)、ステップS337に進む。
ステップS336において、モデル差分確認部24は、モデル作成者用モデル差分表示画面51(図11)を表示する。具体的には、モデル差分確認部24は、モデル作成者が使用する端末装置3の出力装置17に、モデル作成者用モデル差分表示画面52を表示する。その後、モデル差分確認処理手順を終了する。
なお、モデル差分確認部24は、モデル利用承認状態確認欄205に、モデル提供者用モデル差分表示画面52(図12)のモデル利用承認欄225のコピーを表示する。因みに、図11の例においては、モデル提供者は未承認である。
ステップS337において、モデル差分確認部24は、加工前モデルを引数としてモデルマスク処理手順を実行する。ステップS337の詳細は後記するが、結果としてモデル差分確認部24は、モデル利用者用モデル差分表示画面53(図13)のモデル差分241を表示するための情報を作成することとなる。
ステップS338において、モデル差分確認部24は、承認済であるか否かを判断する。具体的には、モデル差分確認部24は、ステップS334においてモデル提供者が“承認する”を選択した場合(ステップS338“Yes”)、ステップS339に進み、それ以外の場合(ステップS338“No”)、モデル差分確認処理手順を終了する。
ステップS339において、モデル差分確認部24は、モデル利用者用モデル差分表示画面53(図13)を表示する。具体的には、モデル差分確認部24は、モデル利用者が使用する端末装置3の出力装置17に、モデル利用者用モデル差分表示画面53を表示する。その後、モデル差分確認処理手順を終了する。
なお、ステップS333、S336及びS339では、画面表示の例を記したが、これらは一例に過ぎない。モデル差分確認部24は、例えば、各画面を作成するためのデータを、記録媒体等に対して出力してもよいし、他の装置に対して送信してもよい。つまり、モデル差分確認部24は、任意の方法で、モデル差分を対比形式で出力できればよい。
(モデルマスク処理手順)
図8に沿って、モデルマスク処理手順を説明する。モデルマスク処理手順は、モデル差分確認処理手順のステップS332及びS337の詳細である。モデルマスク処理手順の処理内容は、引数が“加工後モデル”である場合(ステップS332)と、引数が“加工前モデル”である場合(ステップS337)とに応じて僅かに異なる。最初に引数が“加工後モデル”である場合を説明する。
大きな流れとして、統計モデル作成装置2のモデル差分確認部24は、ステップS351〜S354の繰り返し処理を、センサ入力処理Si、学習処理St及び識別処理Sdについて繰り返す。
ステップS351において、モデル差分確認部24は、動作条件の種別が同じであるか否かを判断する。具体的には、第1に、モデル差分確認部24は、対象加工前モデルと対象加工後モデルの動作条件の種別同士が同じであるか否かを判断する。動作条件の種別とは、センサ入力処理Siにおいてはセンサ種別であり、学習処理St及び識別処理Sdにおいてはアルゴリズム種別である。
第2に、モデル差分確認部24は、動作条件の種別が同じである場合(ステップS351“Yes”)、ステップS352に進み、それ以外の場合(ステップS351“No”)、ステップS353に進む。
ステップS352において、モデル差分確認部24は、動作条件の種別を上位概念化する。具体的には、モデル差分確認部24は、以下の処理を実行する。
(センサ入力処理Siについての処理中)
例えば、対象加工前モデルのセンサ種別が“振動センサ”であり、対象加工後モデルのセンサ種別も“振動センサ”である場合、モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件の種別を“機械量センサ”に書換える。
(学習処理St及び識別処理Sdについての処理中)
例えば、対象加工前モデルのアルゴリズム種別が“k-means法”であり、対象加工後モデルのアルゴリズム種別も“k-means法”である場合、モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件の種別を“クラスタリング”に書換える。“クラスタリング”は、“k-means法”の上位概念である。
ステップS353において、モデル差分確認部24は、動作条件の種別をマスクする。具体的には、モデル差分確認部24は、以下の処理を実行する。
(センサ入力処理Siについての処理中)
例えば、対象加工前モデルのセンサ種別が“振動センサ”であり、対象加工後モデルのセンサ種別が“温度センサ”である場合、モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件の種別を“振動センサ以外”に書換える。
(学習処理St及び識別処理Sdについての処理中)
例えば、対象加工前モデルのアルゴリズム種別が“k-means法”であり、対象加工後モデルのアルゴリズム種別が“n層ニューロ法”である場合、モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件の種別を“k-means法以外”に書換える。
ステップS354において、モデル差分確認部24は、動作条件のパラメータをマスクする。具体的には、モデル差分確認部24は、以下の処理を実行する。
(センサ入力処理Siについての処理中)
例えば、対象加工前モデルの動作条件のパラメータが“センサ数=999”(意味のない値に初期化されている)であり、対象加工後モデルの動作条件のパラメータが“センサ数=20”(編集されている)であるとする。この場合、モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件のパラメータを“センサ数=#”に書換える。
他の例として、対象加工前モデルの動作条件のパラメータが“標本化周期=999kHz”であり、対象加工後モデルの動作条件のパラメータが“標本化周期=10kHz”である場合、モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件のパラメータを“標本化周期=#kHz”に書換える。
(学習処理St及び識別処理Sdについての処理中)
モデル差分確認部24は、対象加工後モデルの動作条件のパラメータを“−”に書換える。
モデル差分確認部24は、繰り返し処理を抜け出した後、モデルマスク処理手順を終了し、ステップS333に進む。
続いて、引数が“加工前モデル”である場合のモデルマスク処理手順を説明する。この場合のモデルマスク処理手順は、引数が“加工後モデル”である場合に比して、以下の(1)〜(3)のみが異なる。
(1)ステップS352において、書換えの対象となる動作条件の種別は、“対象加工前モデルの動作条件の種別”である。
(2)ステップS353において、書換えの対象となる動作条件の種別は、“対象加工前モデルの動作条件の種別”である。
(3)ステップS354において、書換えの対象となる動作条件のパラメータは、“対象加工前モデルの動作条件のパラメータ”である。
(初期化、上位概念化及びマスクの範囲)
前記では、動作条件加工部22が動作条件を初期化する例として、センサ種別の文字列の一部を意味のない記号又は文字列で書換える例、パラメータ値を意味のない数字で書換える例を挙げた。しかしながら、初期化対象の単位はこれに限定されない。例えば、パラメータの一部(例えば、“クラスタ数”のうちの“クラスタ”)も初期化の対象にしてもよいし、パラメータ値の一部(例えば、特定の桁)のみを初期化の対象にしてもよい。つまり、動作条件の少なくとも一部が初期化されればよい。上位概念化及びマスクについても同様である。
(第1の実施形態の変形例1)
前記の例において、統計モデル作成装置2は、対象加工前モデル及び対象加工後モデル間のアルゴリズム種別の同異に応じて、対象加工前モデル又は対象加工後モデルの動作条件の種別の書換え態様(マスク又は上位概念化)を決定した。しかしながら、アルゴリズム種別が同じ統計モデル41の候補のうちから、モデル作成者が対象加工前モデルを選択できることがより望ましい。
例えば“n層ニューロ法”のパラメータは、“k-means法”のパラメータとは異なる。例えば、対象加工後モデルが“n層ニューロ法”を使用しているとする。すると、対象加工前モデルが“k-means法”を使用している場合と、対象加工前モデルが“n層ニューロ法”を使用している場合とを比較すると、後者の場合のほうが、モデル作成者にとって開発負担がより軽い。
そこで、第1の実施形態の変形例においては、前記の説明を以下のように変更する。
(1)ひな型モデル選択画面50(図10)は、必須の検索条件が入力される欄として、“アルゴリズム種別”の入力欄を有するものとする。
(2)ステップS302において、統計モデル作成装置2の加工前モデル選択部21は、モデル作成者が“アルゴリズム種別”を入力するのを受け付ける。
(3)ステップS303において、加工前モデル選択部21は、受け付けた“アルゴリズム種別”を“検索キー”に加える。加工前モデル選択部21は、学習動作条件Pt及び識別動作条件Pdの内容から、当該アルゴリズム種別を知ることができる。
(第1の実施形態の変形例2)
モデル差分確認処理手順(図7)のステップS334において、モデル差分確認部24は、モデル提供者から承認を受け付けている。しかしながら、モデル差分確認部24は、モデル作成者から承認を受け付けてもよい。この場合、モデル提供者は、承認する権限をモデル作成者に対して予め与えているものとする。つまり、モデル差分確認部24は、ステップS334の処理を、ステップS336の処理の直後(ステップS338“No”からのパスが合流する前)に実行してもよい。
(第2の実施形態)
モデル作成者Xが、ある既存の統計モデル41aを基に、新たな統計モデル41bを作成した後、当該新たな統計モデル41bが運用され始める。すると、別のモデル作成者Yが、当該統計モデル41bを基に、さらに新たな統計モデル41cを作成する。基となる統計モデルを作成するモデル作成者の数が増加すると、又は、あるモデル作成者が作成する統計モデルの数が増加すると、それに続くモデル作成者にとって、基とする統計モデルの選択肢が増加し、統計モデル開発は促進される。そこで、第2の実施形態は、モデル作成者のそれぞれにポイントを与え、統計モデルの作成を動機付ける“インセンティブ処理手順”を有する。
(インセンティブ処理手順)
図9に沿って、インセンティブ処理手順を説明する。
インセンティブ処理が開始される契機は、加工前モデル選択処理手順のステップS305である。前記したように、ステップS305において、統計モデル作成装置2の加工前モデル選択部21は、モデル作成者による選択を受け付ける。統計モデル作成装置2のポイント付与部25は、当該処理を常時監視している。そして、ポイント付与部25は、このとき選択した(ラジオボタンをクリックした)モデル作成者を“新規モデル作成者”として認識し、このとき選択された統計モデル41のモデル作成者を“既存モデル作成者”として認識する。
ステップS361において、ポイント付与部25は、ひな型ポイントを算出する。具体的には、第1に、ポイント付与部25は、“選択回数”を“1”とする。
第2に、ポイント付与部25は、“選択回数”に対して所定の係数を乗算した値を“ひな型ポイント”とする。
ステップS362において、ポイント付与部25は、動作条件ポイントを算出する。具体的には、第1に、ポイント付与部25は、対象加工前モデルのセンサ入力動作条件Piから対象加工後モデルのセンサ入力動作条件Piに書換えられたデータ量ΔPiを算出する。同様にして、対象加工前モデルの学習動作条件Ptから対象加工後モデルの学習動作条件Ptに書換えられたデータ量ΔPtを算出し、対象加工前モデルの識別動作条件Pdから対象加工後モデルの識別動作条件Pdに書換えられたデータ量ΔPdを算出する。
第2に、ポイント付与部25は、“ΔPi+ΔPt+ΔPd”に対して所定の係数を乗算した値を“動作条件ポイント”とする。なお、ポイント付与部25は、“w×ΔPi+w×ΔPt+w×ΔPd”に対して所定の係数を乗算した値を“動作条件ポイント”としてもよい。ここで、w+w+w=1、0≦w≦1、0≦w≦1及び0≦w≦1が成り立っている。つまり、w、w及びwは、それぞれ、ΔPi、ΔPt及びΔPdに対する重みである。
ステップS363において、ポイント付与部25は、インセンティブポイントを算出する。インセンティブポイントは、ひな型ポイントに対して動作条件ポイントを加算した値である。
ステップS364において、ポイント付与部25は、ポイントを付加する。具体的には、第1に、ポイント付与部25は、 “r×インセンティブポイント”の値、並びに、その内数としての“r×ひな型ポイント”の値及び“r×動作条件ポイント”の値を既存モデル作成者に対し付与する。
第2に、ポイント付与部25は、 “r×インセンティブポイント”の値、並びに、その内数としての“r×ひな型ポイント”の値及び“r×動作条件ポイント”の値を新規モデル作成者に対し付与する。
ここで、0≦r≦r≦1である。つまり、既存モデル作成者に対してより大きなポイントが付与される。
ポイント付与部25は、ステップS305を経由する都度、ステップS361〜S364の処理を繰り返す。そして、ポイント付与部25は、モデル作成者ごとに、“r×インセンティブポイント”の値、“r×ひな型ポイント”の値、及び、“r×動作条件ポイント”の値をそれぞれ加算し、加算結果を補助記憶装置13に記憶する。同様に、モデル作成者ごとに、“r×インセンティブポイント”の値、“r×ひな型ポイント”の値、及び、“r×動作条件ポイント”の値をそれぞれ加算し、加算結果を補助記憶装置13に記憶する。ここで一旦インセンティブ処理手順は中断する。
ステップS365において、ポイント付与部25は、ポイント表示画面54(図14(a))を表示する。具体的には、第1に、ポイント付与部25は、任意の時点において、モデル作成者が自身の端末装置3の入力装置16を介して、“ポイント照会要求”を入力するのを受け付けるのを契機に、インセンティブ処理手順を再開する。
第2に、ポイント付与部25は、“ポイント照会要求”を入力したモデル作成者の端末装置3の出力装置17にポイント表示画面54を表示する。
第3に、ポイント付与部25は、補助記憶装置13から加算結果を読み出し、ポイント表示画面54のユーザリスト欄251に加算結果を表示する。
ステップS366において、ポイント付与部25は、ユーザ詳細情報表示画面55(図14(b))を表示する。具体的には、第1に、ポイント付与部25は、モデル作成者がユーザリスト欄251の任意のレコードを選択し(ラジオボックスをクリックし)“OK”ボタン252を押下するのを受け付ける。いま、モデル作成者は“鈴木○男”のレコードを選択したとする。
第2に、ポイント付与部25は、加工前モデルDB31を検索し、モデル作成者103cが“鈴木○男”である統計モデル41をすべて取得する。そして、取得した統計モデル41の機器種別103a及びセンサ種別103bをすべて取得する。
第3に、ポイント付与部25は、“ポイント照会要求”を入力したモデル作成者の端末装置3の出力装置17にユーザ詳細情報表示画面55を表示する。
第4に、ポイント付与部25は、ユーザ詳細情報表示画面55のユーザ名欄261aに“鈴木○男”を表示する。そして、インセンティブポイント欄261b、ひな型ポイント欄261c及び動作条件ポイント欄261dに、それぞれ、“鈴木○男”のインセンティブポイント、ひな型ポイント及び動作条件ポイントの現在値(加算結果)を表示する。
第5に、ポイント付与部25は、“第2”において取得した機器種別及びセンサ種別を、それぞれ、診断可能な機器欄261e及び取扱可能なセンサ欄261fに表示する。
その後、インセンティブ処理手順を終了する。
(実施形態の効果)
本実施形態の統計モデル作成装置2は、以下の効果を奏する。
(1)新たな統計モデルの開発効率が向上し、既存の統計モデルに含まれる設計知識をユーザの立場に応じた態様で視認することができる。
(2)モデル提供者及びモデル利用者相互間で、動作条件についての設計知識を秘密にすることができる。
(3)動作条件の一部を上位概念化することによって、秘密にする必要性が比較的低い設計知識については概略を開示し、動作条件の一部をマスクすることによって、秘密にする必要性が比較的高い設計知識については、完全に秘密にすることができる。
(4)動作条件の一部を予め初期化することによって、仮に上位概念化又はマスクに失敗しても設計条件の開示を最小限に限定することができる。
(5)機器の取扱にとって枢要なアルゴリズムの種別及びパラメータ値を秘密にすることができる。
(6)機器の異常状態を検知することができる。
(7)モデル提供者の意向を無視することなく、新規の設計モデルを作成できる。
(8)同じ種別のアルゴリズムを有する設計モデルを基に、効率的に新規の設計モデルを作成することができる。
(9)設計モデルの作成者は、基となる設計モデルを選択することができる。
(10)既存の設計モデルの作成者及び新規の設計モデルの両者に対して、設計モデルを流用する動機を与えることができる。
(11)既存の設計モデルの作成者に、より流用されやすい統計モデルを作成する動機を与えることができる。
(12)既存の設計モデルの作成者により多くのポイントを与えることによって、既存の統計モデルの供給不足を回避できる。
(13)統計モデルを格納する記憶部が独立しているので、外部の顧客との連携が容易になる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 統計モデル作成システム
2 統計モデル作成装置
3 端末装置
11、18 中央制御装置(制御部)
12、19 主記憶装置(記憶部)
13、20 補助記憶装置(記憶部)
14、15 通信装置
16 入力装置
17 出力装置
21 加工前モデル選択部
22 動作条件加工部
23 加工後モデル作成部
24 モデル差分確認部
25 ポイント付与部
41、42 統計モデル
43 アクセス権限
44 モデル差分

Claims (15)

  1. 機器に対する取扱についての動作手順及び前記動作手順のそれぞれに対応する動作条件を含む統計モデルが格納される記憶部と、
    前記記憶部を参照して第1の機器に対する取扱についての第1の統計モデルを取得し、前記取得した第1の統計モデルを基に、第2の機器に対する取扱についての第2の統計モデルを新たに作成し、
    前記第1の統計モデルの前記動作手順及び前記動作条件、並びに、前記第2の統計モデルの前記動作手順及び前記動作条件を対比形式でユーザに対して出力する際に、前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部、又は、前記第2の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部を、出力先の前記ユーザの立場に応じて異なる態様で出力する制御部と、
    を備えることを特徴とする統計モデル作成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記出力先の前記ユーザが前記第1の機器に関係する者である場合、
    前記第1の統計モデルの前記動作条件を変更することなく前記第2の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部の出力態様を変更し、
    前記出力先の前記ユーザが前記第2の機器に関係する者である場合、
    前記第2の統計モデルの前記動作条件を変更することなく前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部の出力態様を変更すること、
    を特徴とする請求項1に記載の統計モデル作成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の統計モデルの前記動作条件と前記第2の統計モデルの前記動作条件とが同じである場合は、
    前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部又は第2の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部を上位概念化して出力し、
    前記第1の統計モデルの前記動作条件と前記第2の統計モデルの前記動作条件とが異なる場合は、
    前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部又は第2の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部をマスクして出力すること、
    を特徴とする請求項2に記載の統計モデル作成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記変更に先立ち、前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部を意味のないデータで初期化すること、
    を特徴とする請求項3に記載の統計モデル作成装置。
  5. 前記変更される前記動作条件の一部は、
    前記機器に対する取扱についてのアルゴリズムの種別、及び、前記アルゴリズムによって使用されるパラメータ値を含むこと、
    を特徴とする請求項4に記載の統計モデル作成装置。
  6. 前記取扱は、
    前記機器が異常状態にあるか否かを診断することを含むこと、
    を特徴とする請求項5に記載の統計モデル作成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1の統計モデルを基に、前記第2の統計モデルを新たに作成することについて、前記第1の機器に関係する者の承認又は前記第1の機器に関係する者から権限を与えられた者の承認を受け付けること、
    を特徴とする請求項6に記載の統計モデル作成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1の機器に対する取扱についての前記第1の統計モデルを取得するに際し、
    前記記憶部から、前記第2の統計モデルのアルゴリズムの種別と同じ種別のアルゴリズムを使用する前記第1の統計モデルを取得すること、
    を特徴とする請求項7に記載の統計モデル作成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1の統計モデルを取得するに際し、
    前記第1の統計モデルの複数の候補を取得し、
    前記ユーザが前記取得した複数の候補のうちの1つを選択するのを受け付けること、
    を特徴とする請求項8に記載の統計モデル作成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記選択された第1の統計モデルの作成者及び前記選択を行った者に対して、ポイントを付与すること、
    を特徴とする請求項9に記載の統計モデル作成装置。
  11. 前記制御部は、
    前記選択された回数、及び、前記第1の統計モデルから前記第2の統計モデルに書換えられたデータ量に応じて、前記ポイントを算出すること、
    を特徴とする請求項10に記載の統計モデル作成装置。
  12. 前記制御部は、
    前記選択を行った者に付与するポイントを前記選択された第1の統計モデルの作成者に付与するポイントに比して少なくすること、
    を特徴とする請求項11に記載の統計モデル作成装置。
  13. 前記記憶部と前記制御部は、
    それぞれ独立した構成であり、
    前記制御部は、
    ネットワークを介して前記記憶部にアクセスすること、
    を特徴とする請求項12に記載の統計モデル作成装置。
  14. 統計モデル作成装置の記憶部は、
    機器に対する取扱についての動作手順及び前記動作手順のそれぞれに対応する動作条件を含む統計モデルを格納しており、
    前記統計モデル作成装置の制御部は、
    前記記憶部を参照して第1の機器に対する取扱についての第1の統計モデルを取得し、前記取得した第1の統計モデルを基に、第2の機器に対する取扱についての第2の統計モデルを新たに作成し、
    前記第1の統計モデルの前記動作手順及び前記動作条件、並びに、前記第2の統計モデルの前記動作手順及び前記動作条件を対比形式でユーザに対して出力する際に、前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部、又は、前記第2の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部を、出力先の前記ユーザの立場に応じて異なる態様で出力すること、
    を特徴とする統計モデル作成装置の統計モデル作成方法。
  15. 統計モデル作成装置の記憶部に対し、
    機器に対する取扱についての動作手順及び前記動作手順のそれぞれに対応する動作条件を含む統計モデルを格納させ、
    前記統計モデル作成装置の制御部に対し、
    前記記憶部を参照して第1の機器に対する取扱についての第1の統計モデルを取得し、前記取得した第1の統計モデルを基に、第2の機器に対する取扱についての第2の統計モデルを新たに作成し、
    前記第1の統計モデルの前記動作手順及び前記動作条件、並びに、前記第2の統計モデルの前記動作手順及び前記動作条件を対比形式でユーザに対して出力する際に、前記第1の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部、又は、前記第2の統計モデルの前記動作条件の少なくとも一部を、出力先の前記ユーザの立場に応じて異なる態様で出力する処理を実行させること、
    を特徴とする統計モデル作成装置を機能させるための統計モデル作成プログラム。
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