JP2016185041A - 送電装置および受電装置 - Google Patents

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潤 丸山
Jun Maruyama
潤 丸山
良平 長瀬
Ryohei Nagase
良平 長瀬
飯室 暁之
Akiyuki Iimuro
暁之 飯室
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Abstract

【課題】一つの部材に二つの機能を持たせることで、小型化を阻害せずに、同時に送電装置と受電装置に方式や規格に不整合がある場合でも送電装置から受電装置に給電することができるワイヤレス電力伝送が実現できる送電装置および受電装置を提供する。
【解決手段】送電装置1は、ループ状導体3と前記ループ状導体3を介して電磁誘導方式で外部の受電機器2へ電力を送電する送電回路7と、前記ループ状導体3を電界結合方式の電極として用いることにより電界結合方式で外部の受電機器2へ電力を送電する送電回路6と、前記ループ状導体3を介した電磁誘導方式による電力送電、または、前記ループ状導体3を介した電界結合方式による電力送電の何れかの状態に切り替える切替手段4と5を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電界結合方式と電磁誘導方式の双方に対応したワイヤレス電力伝送が可能な送電装置および受電装置に関する。
従来から、様々な機器や装置に搭載されている蓄電池への送受電手段として、機器や装置の表面には電極が露出していない非接触型の送受電がある。非接触型の送受電における方法として、電磁誘導方式が広く採用されている。電磁誘導方式では、受電用のコイルを機器や装置に組み込んでおき、送電用のコイルから受電用のコイルに伝送される電力を蓄電池へ充電している。また、電磁誘導方式では、磁界結合で電力を伝送する場合、各コイルを通る磁束の大きさが起電力に大きく影響するため、送電用のコイルと受電用のコイルとの相対位置関係に高い精度が要求される。また、コイルを利用するため、装置の小型化が難しい。
また、新しい技術として電界結合方式による電力伝送が検討されている。電界結合方式では、電磁誘導方式と異なる点として、送受電アンテナの形状をコイル形状とする必要がないという利点がある。このため、銅などの導電体をベタ塗り(パターンなし)した状態でアンテナとして使用することができる。電界結合方式では、パッシブ電極およびアクティブ電極を備えた送電装置および受電装置で構成される。そして、送電装置のアクティブ電極と受電装置のアクティブ電極とが空隙を介して近接することにより、二つの電極間に強い電場が形成され、電極同士が電界結合する。これにより、送電装置および受電装置間での高い伝送効率の電力伝送を可能としている。電界結合方式においては、結合電極に要求される相対位置精度は比較的緩く、結合電極の小型化および薄型化が可能である。
WO2013/061899
しかし、電磁誘導方式、電界結合方式の両方を利用可能な送電装置、または、受電装置を実現する際、電磁誘導方式用のコイルと電界結合方式用の電極の2種類が必要となり、構造が複雑、スペースの点で望ましくないという問題がある。また、方式を変換する変換器を送電装置と受電装置の間に設けて、電磁誘導方式と電界結合方式の両方を利用可能とすることも考えられるが、別に変換器を用意しなければならないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、一つの部材に二つの機能を持たせることで、小型化を阻害せずに、同時に送電装置と受電装置に方式や規格に不整合がある場合でも送電装置から受電装置に給電することができるワイヤレス電力伝送が実現できる送電装置および受電装置を提供することにある。
本発明においては、前述の課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る第1の態様の送電装置は、ループ状導体と前記ループ状導体を介して電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路と、前記ループ状導体を電界結合方式の電極として用いることにより電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路と、前記ループ状導体を介した電磁誘導方式による電力送電、または、前記ループ状導体を介した電界結合方式による電力送電の何れかの状態に切り替える切替手段、を有するものである。このように構成された第1の態様の送電装置においては、一つの部材に二つの機能を持たせることで、構造が簡素、省スペースで方式や規格の異なる電磁誘導方式、電界結合方式の両方の受電装置で利用可能とすることができる。
本発明に係る第2の態様の送電装置は、前記の第1の態様における前記ループ状導体が第1端および第2端を有し、前記切替手段は、前記ループ状導体の第1端を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路または前記電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路の何れかに接続する第1切替手段と、前記ループ状導体の第2端を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路または前記ループ状導体の第1端の何れかに接続する第2切替手段と、を有し、前記第1切替手段を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路に接続した電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する状態、および、前記第1切替手段を前記電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記ループ状導体の第1端に接続した電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する状態の何れかに切り替えるように構成されている。このように構成された第2の態様の送電装置においては、各切替手段の切り替え制御を行うことで、ループ状導体の機能を切り替えることができると同時に、電界結合方式による電力送電の際に不要な電磁波を放射させないことができる。
本発明に係る第3の態様の送電装置は、前記の第1の態様または第2の態様において、前記電磁誘導方式による電力送電または前記電界結合方式による電力送電の何れの状態にするかを検知する検知手段を備え、前記切替手段は前記検知手段の検知結果に基づいて切り替えるように構成されている。このように構成された第3の態様の送電装置においては、検知手段の検知結果に応じて切替手段を切り替えることで、ループ状導体の機能を自動で切り替えることができる。
本発明に係る第4の態様の受電装置は、ループ状導体と前記ループ状導体を介して電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路と、前記ループ状導体を電界結合方式の電極として用いることにより電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路と、前記ループ状導体を介した電磁誘導方式による電力受電、または、前記ループ状導体を介した電界結合方式による電力受電の何れかの状態に切り替える切替手段、を有するものである。このように構成された第4の態様の受電装置においては、一つの部材に二つの機能を持たせることで、構造が簡素、省スペースで方式や規格の異なる電磁誘導方式、電界結合方式の両方の送電装置で利用可能とすることができる。
本発明に係る第5の態様の受電装置は、前記の第4の態様における前記ループ状導体が第1端および第2端を有し、前記切替手段は、前記ループ状導体の第1端を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路または前記電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路の何れかに接続する第1切替手段と、前記ループ状導体の第2端を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路または前記ループ状導体の第1端の何れかに接続する第2切替手段と、を有し、前記第1切替手段を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路に接続した電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する状態、および、前記第1切替手段を前記電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記ループ状導体の第1端に接続した電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する状態の何れかに切り替えるように構成されている。このように構成された第5の態様の受電装置においては、各切替手段の切り替え制御を行うことで、ループ状導体の機能を切り替えることができると同時に、電界結合方式による電力送電の際に不要な電磁波を放射させないことができる。
本発明に係る第6の態様の受電装置は、前記の第4の態様または第5の態様において、前記電磁誘導方式による電力受電または前記電界結合方式による電力受電の何れの状態にするかを検知する検知手段を備え、前記切替手段は前記検知手段の検知結果に基づいて切り替えるように構成されている。このように構成された第6の態様の受電装置においては、検知手段の検知結果に応じて切替手段を切り替えることで、ループ状導体の機能を自動で切り替えることができる。
本発明によれば、ループ状導体を電磁誘導方式のコイル、または、電界結合方式の電極として用いることができる。したがって、本発明による受電装置および送電装置は、一つの部材に二つの機能を持たせることで、方式を変換する変換を必要せず、構造が簡素、省スペースで方式や規格の異なる電磁誘導方式、電界結合方式の両方の送電装置および受電装置で利用可能とすることができる。
実施の形態1におけるワイヤレス電力伝送システムを説明する構成図である。 実施の形態2におけるワイヤレス電力伝送システムを説明する構成図である。 実施の形態3におけるワイヤレス電力伝送システムを説明する構成図である。 実施の形態4におけるワイヤレス電力伝送システムを説明する構成図である。 実施の形態5におけるワイヤレス電力伝送システムを説明する構成図である。 実施の形態6におけるワイヤレス電力伝送システムを説明する構成図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態として、携帯型の受電装置としてスマートフォンおよびそのスマートフォンに電力を供給する送電装置について説明するが、本発明は以下の実施の形態に具体的に記載した構成に限定されるものではなく、実施の形態において説明する技術的思想と同様の技術的思想及び当技術分野における技術常識に基づいて構成される送電装置および受電機器に適用される。
[実施の形態1]
図1は、本発明に係る実施の形態1のワイヤレス電力伝送装置を構成する送電装置1と、送電装置1から電力を受電する受電装置2とを示す回路図である。図1において、受電装置2はたとえばスマートフォンであり、電力を充電する蓄電池を有している。実施の形態1においては、受電装置2が送電装置1の載置部(載置部とは、送電装置に設けられた受電装置を配置する場所)に設けられることによって、ワイヤレスで電力を送電装置1から受電装置2へ送電する。
送電装置1は、コイル3(ループ状導体)の第1端に第1切替手段4と第2端に第2切替手段5を有し、電界結合方式による電力伝送のための電界結合送電回路6と電磁誘導方式による電力伝送のための電磁誘導送電回路7を有する。
実施の形態1では、第1端の第1切替手段4および第2端の第2切替手段5の両方ともに電磁誘導送電回路と接続される。この状態で受電装置2が送電装置1の載置部に設けられることにより、送電装置1のコイル3と受電装置2のコイル8が対向することで、お互いのコイルが電磁誘導結合を行うことにより、送電装置1から受電装置2へワイヤレスで電力が送電され受電装置2の蓄電池が充電される。
コイル3、コイル8は図1に示すような円柱状体に螺旋状に巻回されるように形成された態様でもよいし、平面的に渦巻き状に巻回されるように形成された態様でもよい。後者の場合は、細長い形状を有し厚みが線幅より小さい平板状導体を用いてもよい。
[実施の形態2]
図2は、本発明に係る実施の形態2のワイヤレス電力伝送装置に用いられる送電装置1およびその送電装置1から電力を受電する受電装置9を示す回路図である。図2において、受電装置9はたとえばスマートフォンであり、電力を充電する蓄電池を有している。実施の形態2においては、受電装置9が送電装置1の載置部に設けられることによって、ワイヤレスで電力を送電装置1から受電装置9へ送電する。
送電装置1は、コイル3(ループ状導体)の第1端に第1切替手段4と第2端に第2切替手段5を有し、電界結合方式による電力伝送のための電界結合送電回路6と電磁誘導方式による電力伝送のための電磁誘導送電回路7を有する。
実施の形態2では、第1端の第1切替手段4は電界結合送電回路と接続され、第2端の第2切替手段5はコイル3の第1端に接続される。したがって、コイル3は電界結合送電回路の電極の機能を果たすことができる。この状態で受電装置9が送電装置1の載置部に設けられることにより、電界結合送電回路の電極10およびコイル3が受電装置9の第1外部電極11および第2外部電極12と対向することで容量結合する。したがって、送電装置1から受電装置9へワイヤレスで電力が送電され受電装置9の蓄電池が充電される。
コイル3は実施の形態1では、電磁誘導方式のコイルとしての役割を担い、また、実施の形態2では、電界結合方式の電極としての役割を担うことになる。したがって、1つの部品に2つの機能を持たせることが可能になり、構造が簡素、省スペースで方式や規格の異なる電磁誘導方式、電界結合方式の両方の受電装置で利用することができる。
また、第2切替手段5がコイル3の第1端に接続されることで、コイル3の両端が繋がり短絡されることになる。したがって、不要な電磁波の放射を抑制することになり、送電装置、受電装置、その周囲に置かれている電子機器の電磁波による誤作動などを抑えることができる。コイル3の両端が繋がらず、短絡されていない状態(第2切替手段5がコイル3の第1端にも、電磁誘導送電回路にも接続されず、どこにも接続されていない状態)であると、余計な電磁波が漏れ、容量結合の効率が低下する恐れがあるが、実施の形態2ではコイル3の両端が短絡されているため、そのような心配は生じない。
[実施の形態3]
図3は、実施の形態2において、送電装置1に検波回路(検知手段)13を追加した形態である。ここで、図示していないが、実施の形態1において検波回路13を追加した場合についても同様である。検波回路13は、送電装置1の載置部に設置された受電装置9の信号を検波することで、受電装置が電界結合方式の受電装置もしくは電磁誘導方式の受電装置かを判別する。検波回路13は、たとえば受信した信号の周波数により信号の種別を判別する。
検波結果が電磁誘導方式の受電装置と判断された場合、自動で第1切替手段および第2切替手段は実施の形態1の形態となることにより、送電装置1から受電装置9へワイヤレスで電力が送電され受電装置9の蓄電池が充電される。また、検波結果が電界結合方式の受電装置と判断された場合、自動で第1切替手段および第2切替手段は実施の形態2の形態となることにより、送電装置1から受電装置9へワイヤレスで電力が送電され受電装置9の蓄電池が充電される。
したがって、送電装置の載置部に設置される受電装置が、電界結合方式の受電装置もしくは電磁誘導方式の受電装置のいずれかであっても、方式を変換する変換器を別に用意する必要がなく、自動で送電装置から受電装置へワイヤレスで電力が送電され受電装置の蓄電池が充電される。
[実施の形態4]
図4は、本発明に係る実施の形態4のワイヤレス電力伝送装置を構成する送電装置14と、送電装置14から電力を受電する受電装置15とを示す回路図である。図4において、受電装置15はたとえばスマートフォンであり、電力を充電する蓄電池を有している。実施の形態4においては、受電装置15が送電装置14の載置部に設けられることによって、ワイヤレスで電力を送電装置14から受電装置15へ送電する。
受電装置15は、コイル16(ループ状導体)の第1端に第1切替手段17と第2端に第2切替手段18を有し、電界結合方式による電力伝送のための電界結合受電回路19と電磁誘導方式による電力伝送のための電磁誘導受電回路20を有する。
実施の形態4では、第1端の第1切替手段17および第2端の第2切替手段18の両方ともに電磁誘導送電回路と接続される。この状態で受電装置15が送電装置14の載置部に設けられることにより、送電装置14のコイル21と受電装置15のコイル16が対向することで、お互いのコイルが電磁誘導結合を行うことにより、送電装置14から受電装置15へワイヤレスで電力が送電され受電装置15の蓄電池が充電される。
コイル16、コイル21は図4に示すような円柱状体に螺旋状に巻回されるように形成された態様でもよいし、平面的に渦巻き状に巻回されるように形成された態様でもよい。後者の場合は、細長い形状を有し厚みが線幅より小さい平板状導体を用いてもよい。
[実施の形態5]
図5は、本発明に係る実施の形態5のワイヤレス電力伝送装置に用いられる送電装置25およびその送電装置25から電力を受電する受電装置15を示す回路図である。図5において、受電装置15はたとえばスマートフォンであり、電力を充電する蓄電池を有している。実施の形態5においては、受電装置15が送電装置25の載置部に設けられることによって、ワイヤレスで電力を送電装置25から受電装置15へ送電する。
受電装置15は、コイル16(ループ状導体)の第1端に第1切替手段17と第2端に第2切替手段18を有し、電界結合方式による電力伝送のための電界結合受電回路19と電磁誘導方式による電力伝送のための電磁誘導受電回路20を有する。
実施の形態5では、第1端の第1切替手段17は電界結合受電回路と接続され、第2端の第2切替手段18はコイル16の第1端に接続される。したがって、コイル16は電界結合受電回路の電極の機能を果たすことができる。この状態で受電装置15が送電装置25の載置部に設けられることにより、電界結合受電回路の電極21およびコイル16が送電装置25の第1外部電極22および第2外部電極23と対向することで容量結合する。したがって、送電装置25から受電装置15へワイヤレスで電力が送電され受電装置15の蓄電池が充電される。
コイル16は実施の形態4では、電磁誘導方式のコイルとしての役割を担い、また、実施の形態5では、電界結合方式の電極としての役割を担うことになる。したがって、1つの部品に2つの機能を持たせることが可能になり、構造が簡素、省スペースで方式や規格の異なる電磁誘導方式、電界結合方式の両方の受電装置で利用することができる。
また、第2切替手段18がコイル16の第1端に接続されることで、コイル16の両端が繋がり短絡されることになる。したがって、不要な電磁波の放射を抑制することになり、送電装置、受電装置、その周囲に置かれている電子機器の電磁波による誤作動などを抑えることができる。コイル16の両端が繋がらず、短絡されていない状態(第2切替手段18がコイル16の第1端にも、電磁誘導受電回路にも接続されず、どこにも接続されていない状態)であると、余計な電磁波が漏れ、容量結合の効率が低下する恐れがあるが、実施の形態5ではコイル16の両端が短絡されているため、そのような心配は生じない。
[実施の形態6]
図6は、実施の形態5において、受電装置15に検波回路(検知手段)24を追加した形態である。ここで、図示していないが、実施の形態4において検波回路24を追加した場合についても同様である。検波回路24は、受電装置15が載置部に設置された送電装置25の信号を検波することで、送電装置が電界結合方式の送電装置もしくは電磁誘導方式の送電装置かを判別する。検波回路24は、たとえば受信した信号の周波数により信号の種別を判別する。
検波結果が電磁誘導方式の送電装置と判断された場合、自動で第1切替手段および第2切替手段は実施の形態4の形態となることにより、送電装置25から受電装置15へワイヤレスで電力が送電され受電装置15の蓄電池が充電される。また、検波結果が電界結合方式の送電装置と判断された場合、自動で第1切替手段および第2切替手段は実施の形態5の形態となることにより、送電装置25から受電装置15へワイヤレスで電力が送電され受電装置15の蓄電池が充電される。
したがって、受電装置が載置部に設置された送電装置が、電界結合方式の送電装置もしくは電磁誘導方式の送電装置のいずれかであっても、方式を変換する変換器を別に用意する必要がなく、自動で送電装置から受電装置へワイヤレスで電力が送電され受電装置の蓄電池が充電される。
本発明は、スマートフォン、タブレット、携帯電話器、携帯型ゲーム機、デジタルカメラ、携帯情報端末(PDA)、デジタルオーディオ機器、デジタル情報機器などの各種の電子機器に用いられているワイヤレス電力伝送の送電装置および受電装置として用いるものであり、汎用性が高く、多くの携帯型電子機器において有用である。
1,14,25 送電装置
2,9,15 受電装置
3,8,16,21 コイル
4,17 第1切替手段
5,18 第2切替手段
6 電界結合送電回路
7 電磁誘導送電回路
19 電界結合受電回路
20 電磁誘導受電回路
10,11,12,21,22,23 電極
13,24 検波回路

Claims (6)

  1. ループ状導体と前記ループ状導体を介して電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路と、前記ループ状導体を電界結合方式の電極として用いることにより電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路と、前記ループ状導体を介した電磁誘導方式による電力送電、または、前記ループ状導体を介した電界結合方式による電力送電の何れかの状態に切り替える切替手段を有することを特徴とする送電装置。
  2. 前記ループ状導体は第1端および第2端を有し、前記切替手段は、前記ループ状導体の第1端を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路または前記電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路の何れかに接続する第1切替手段と、前記ループ状導体の第2端を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路または前記ループ状導体の第1端の何れかに接続する第2切替手段と、を有し、前記第1切替手段を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路に接続した電磁誘導方式で外部の受電機器へ電力を送電する状態、および、前記第1切替手段を前記電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する送電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記ループ状導体の第1端に接続した電界結合方式で外部の受電機器へ電力を送電する状態の何れかに切り替える、請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記電磁誘導方式による電力送電または前記電界結合方式による電力送電の何れの状態にするかを検知する検知手段を備え、前記切替手段は前記検知手段の検知結果に基づいて切り替える、請求項1または2に記載の送電装置。
  4. ループ状導体と前記ループ状導体を介して電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路と、前記ループ状導体を電界結合方式の電極として用いることにより電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路と、前記ループ状導体を介した電磁誘導方式による電力受電、または、前記ループ状導体を介した電界結合方式による電力受電の何れかの状態に切り替える切替手段を有することを特徴とする受電装置。
  5. 前記ループ状導体は第1端および第2端を有し、前記切替手段は、前記ループ状導体の第1端を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路または前記電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路の何れかに接続する第1切替手段と、前記ループ状導体の第2端を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路または前記ループ状導体の第1端の何れかに接続する第2切替手段と、を有し、
    前記第1切替手段を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路に接続した電磁誘導方式で外部の送電機器から電力を受電する状態、および、前記第1切替手段を前記電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する受電回路に接続し、かつ、前記第2切替手段を前記ループ状導体の第1端に接続した電界結合方式で外部の送電機器から電力を受電する状態の何れかに切り替える、請求項1に記載の受電装置。
  6. 前記電磁誘導方式による電力受電または前記電界結合方式による電力受電の何れの状態にするかを検知する検知手段を備え、前記切替手段は前記検知手段の検知結果に基づいて切り替える、請求項5または6に記載の受電装置。
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