JP2016184042A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016184042A
JP2016184042A JP2015063379A JP2015063379A JP2016184042A JP 2016184042 A JP2016184042 A JP 2016184042A JP 2015063379 A JP2015063379 A JP 2015063379A JP 2015063379 A JP2015063379 A JP 2015063379A JP 2016184042 A JP2016184042 A JP 2016184042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
magnetic
magnetic pole
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015063379A
Other languages
English (en)
Inventor
良太 冨士
Ryota Fuji
良太 冨士
倉本 新一
Shinichi Kuramoto
新一 倉本
由高 中島
Yoshitaka Nakajima
由高 中島
重美 村田
Shigemi Murata
重美 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015063379A priority Critical patent/JP2016184042A/ja
Publication of JP2016184042A publication Critical patent/JP2016184042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像容器内で発生した飛翔トナーが外部へ漏出する事態を防止する。
【解決手段】現像回転体3、及び、現像回転体3の周方向に複数の磁極5が配列され、少なくとも隣り合う異極性の磁極対且つ像保持体10に対向する部位に配置される現像用磁極5aが含まれる磁石部材4を具備する現像剤保持体2と、現像剤保持体2の現像用磁極5aが位置する現像領域Pdよりも現像剤保持体2の回転方向下流側に設けられ、現像容器1に一部が固定されて現像剤保持体2側に向かって延びる弾性変形可能な板状部材にて構成され、先端部が現像剤保持体2上の現像剤に接触することで現像容器1と現像剤保持体2との間を封止する封止部材6と、を備え、封止部材6は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対の間のうち、現像剤保持体2の磁極5による磁束密度の径方向成分Mrの極大部位Ppよりも極小部位Pm寄りの位置にて現像剤保持体2上の現像剤Gに接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
従来この種の画像形成装置で用いられる現像装置としては、特許文献1,2に記載のものが既に知られている。
特許文献1には、磁気ブラシの挙動と局所的な現像器ケーシングとの相互作用によって現像器ケーシングの下流側位置から発生する異常な吹き出し気流に起因するトナーやキャリアの飛散を防止ないしは軽減させるために、潜像担持体に対向する部分で現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されてこの現像剤担持体を覆う現像器ケーシングと、主極となる永久磁石よりも現像剤担持体の回転方向下流側位置かつ現像器ケーシングの開口部近傍位置に現像剤担持体内に固定状態で内蔵されて補助極となる永久磁石と、を備え、現像器ケーシングの補助極となる永久磁石に対向する部分は、潜像担持体に接近して開口部を形成する先端部よりも潜像担持体から離れるよう補助極の磁界により形成される磁気ブラシの突出方向に凹んで圧力抜き空間を形成する凹構造を有する現像装置が開示されている。
特許文献2には、現像装置内部でのトナークラウドの発生量を減少させて、画像形成装置内部に漏出するトナークラウド量を低減するために、現像剤を担持して回動する現像スリーブと、現像スリーブに内包され、現像スリーブの回動方向上流側から順に隣り合って配置された、同極性の第1反発磁極と第2反発磁極とを有する現像マグネットと、現像マグネットの第1反発磁極Nによって現像スリーブ上に形成された現像剤の穂立ちに対し、現像スリーブの回動方向上流側への倒れを規制する穂倒れ規制部材と、を備えている現像装置が開示されている。
特開2004−20772号公報(発明の実施の形態,図2) 特開2005−352077号公報(発明を実施するための最良の形態,図2)
本発明が解決しようとする技術的課題は、現像容器内で発生した飛翔トナーが外部へ漏出する事態を防止することにある。
請求項1に係る発明は、トナー及びキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像が保持可能な像保持体に対向して開口する現像容器と、前記現像容器の開口に面して設けられ、前記像保持体に対向して回転する中空状の現像回転体、及び、前記現像回転体内に固定的に内包され、前記現像回転体の周方向に複数の磁極が配列されると共にこれらの磁極には少なくとも隣り合う異極性の磁極対且つ前記像保持体に対向する部位に配置される現像用磁極が含まれる磁石部材を具備し、前記現像回転体を回転させることで前記磁石部材の磁極による磁力にて前記現像回転体上に前記現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体の前記現像用磁極が位置する現像領域よりも前記現像剤保持体の回転方向下流側に設けられ、前記現像容器に一部が固定されて前記現像剤保持体側に向かって延びる弾性変形可能な板状部材にて構成され、先端部が前記現像剤保持体上の現像剤に接触することで前記現像容器と前記現像剤保持体との間を封止する封止部材と、を備え、前記封止部材は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対の間のうち、前記現像剤保持体の磁極による磁束密度の径方向成分の極大部位よりも極小部位寄りの位置にて前記現像剤保持体上の現像剤に接触するものであることを特徴とする現像装置である。
請求項2に係る発明は、トナー及びキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像が保持可能な像保持体に対向して開口する現像容器と、前記現像容器の開口に面して設けられ、前記像保持体に対向して回転する中空状の現像回転体、及び、前記現像回転体内に固定的に内包され、前記現像回転体の周方向に複数の磁極が配列されると共にこれらの磁極には少なくとも隣り合う異極性の磁極対且つ前記像保持体に対向する部位に配置される現像用磁極が含まれる磁石部材を具備し、前記現像回転体を回転させることで前記磁石部材の磁極による磁力にて前記現像回転体上に前記現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体の前記現像用磁極が位置する現像領域よりも前記現像剤保持体の回転方向下流側に設けられ、前記現像容器に一部が固定されて前記現像剤保持体側に向かって延びる弾性変形可能な板状部材にて構成され、先端部が前記現像剤保持体上の現像剤に接触することで前記現像容器と前記現像剤保持体との間を封止する封止部材と、を備え、前記封止部材は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対の間の位置にて前記現像剤保持体上の現像剤に接触するものであって、前記封止部材の先端部と前記現像剤保持体の中心とを通る直線と前記現像回転体の表面との交点における磁束密度の径方向成分をBs、前記交点に最も近い位置に位置する磁極の磁束密度の径方向成分をBpとすると、Bs/Bp≦0.65の関係を満たすことを特徴とする現像装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る現像装置において、前記現像剤保持体は、前記磁石部材として少なくとも隣り合う一対の同極性の磁極対からなる剥離用磁極を有し、前記封止部材は、その先端部が前記現像剤保持体の前記剥離用磁極よりも前記現像剤保持体の回転方向上流側に位置する前記現像剤保持体上の現像剤に接触するものであることを特徴とする現像装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに係る現像装置において、前記封止部材は、その先端部が前記現像用磁極に対して前記現像剤保持体の回転方向下流側に隣接する磁極よりも更に下流側に位置する当該現像剤保持体上の現像剤に接触するものであることを特徴とする現像装置である。
請求項5に係る発明は、静電潜像が保持可能な像保持体と、前記像保持体に対向して設けられ、前記像保持体上の静電潜像を現像剤にて現像する請求項1ないし4のいずれかに係る現像装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、現像容器内で発生した飛翔トナーが外部へ漏出する事態を防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、現像剤保持体の表面における磁束密度の径方向成分を踏まえて封止部材の先端部の接触位置を選定することで、現像容器内で発生した飛翔トナーが外部へ漏出する事態を防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、現像剤保持体の剥離用磁極周辺でトナーの飛翔が発生したとしても、現像容器内で発生した飛翔トナーが外部へ漏出する事態を防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、封止部材による封止位置を現像磁極から離すことができ、現像磁極による現像剤の挙動を安定させることができる。
請求項5に係る発明によれば、現像容器内で発生した飛翔トナーが外部へ漏出する事態を防止することが可能な現像装置を含む画像形成装置を提供することができる。
(a)は本発明が適用された現像装置を含む画像形成装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)に示す現像装置の要部を示す説明図である。 (a)は図1で示す現像装置の封止部材の接触部周辺における現像剤保持体の表面磁束分布及び現像剤の挙動を模式的に示す説明図、(b)は本実施の形態における封止部材の現像剤保持体との接触状態を模式的に示す説明図、(c)は比較の形態におれる封止部材の現像剤保持体との接触状態を模式的に示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる現像装置の要部を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる現像装置の封止フィルム周辺の構造を示す説明図、(b)は封止フィルムの現像ロールとの接触位置を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる現像装置の現像ロールの磁束密度分布を示す説明図である。 実施例1に係る現像装置における封止フィルムの長さ変化と当該封止フィルムの接触部における現像ロール表面の磁束密度との関係を示すグラフ図である。 実施例1に係る現像装置において、封止フィルムの長さ(フィルム長さ)と、封止フィルムの封止効果を示すトナー付着量との関係を示すグラフ図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態の概要を示す。
同図において、画像形成装置は、静電潜像が保持可能な像保持体10と、像保持体10に対向して設けられ、像保持体10上の静電潜像を現像剤にて現像する現像装置11と、を備えている。
そして、本例では、現像装置11は、図1(a)(b)に示すように、トナー及びキャリアを含む現像剤Gが収容され、静電潜像が保持可能な像保持体10に対向して開口する現像容器1と、現像容器1の開口に面して設けられ、像保持体10に対向して回転する中空状の現像回転体3、及び、現像回転体3内に固定的に内包され、現像回転体3の周方向に複数の磁極5(本例では5a〜5e)が配列されると共にこれらの磁極5には少なくとも隣り合う異極性の磁極対(本例では5d−5e−5a−5b−5c)且つ像保持体10に対向する部位に配置される現像用磁極5aが含まれる磁石部材4を具備し、現像回転体3を回転させることで磁石部材4の磁極5による磁力にて現像回転体3上に現像剤Gを保持する現像剤保持体2と、現像剤保持体2の現像用磁極5aが位置する現像領域Pdよりも現像剤保持体2の回転方向下流側に設けられ、現像容器1に一部が固定されて現像剤保持体2側に向かって延びる弾性変形可能な板状部材にて構成され、先端部が現像剤保持体2上の現像剤Gに接触することで現像容器1と現像剤保持体2との間を封止する封止部材6と、を備え、封止部材6は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対(本例では5b,5c)の間のうち、現像剤保持体2の磁極5による磁束密度の径方向成分の極大部位(本例では磁極5b,5cに対応した部位に相当)よりも極小部位(本例では磁極5b,5cの略中央付近の部位に相当)寄りの位置にて現像剤保持体2上の現像剤Gに接触するものである。
尚、図1(a)において、符号7は現像剤保持体2に保持される現像剤Gの層厚を現像領域Pdに至る前に規制する層規制部材、符号8は現像容器1内の現像剤Gを撹拌して搬送する撹拌搬送部材であり、現像剤Gを帯電した後に現像剤保持体2に保持させるようにするものである。
本実施の形態において、現像剤保持体2は、磁石部材4として少なくとも隣り合う異極性の磁極対(本例では5d−5e−5a−5b−5c)、像保持体10に対向する部位に現像用磁極5aを有する。
ここで、現像剤保持体2から現像剤Gを一旦剥離する手段としては、通常同極性の磁極対(図1(a)では5c−5d)からなる剥離用磁極(ピックオフ磁極)を設けることが多く採用されているが、例えば別途掻き取り部材を付設し、現像剤保持体上の現像剤を一旦掻き取るようにしてもよい。
また、封止部材6は現像剤保持体2上の現像剤Gが通過可能であることを要するため、弾性変形可能な板状部材(弾性体フィルムなど)である態様が代表的である。また、封止部材6は、その一部が現像容器1に直接又はブラケットを介して固定されていればよく、板状部材の一端を固定してもよいし、一端から離れた部位を固定してもよい。
本例では、現像剤Gによる磁気ブラシBHは、図2(a)に示すように、磁極5による磁束密度の径方向成分Mrに依存し、穂立ちの形状を変化させながら移動する。このとき、磁極位置(例えば磁極5b,5c)では磁束密度の径方向成分Mrが極大になるため、磁気ブラシBHは穂立ちを立てた状態になり、一方、異極性の磁極対(例えば磁極5b,5c)の略中央付近では磁束密度の径方向成分Mrが極小になるため、磁気ブラシBHは穂立ちを寝かせた状態になる。このため、磁束密度の径方向成分Mrが極小部位Pmに減少していくにつれて、磁気ブラシBHの穂立ちの体積密度は次第に高密度になっていく。
本例では、図2(b)に示すように、異極性の磁極対(例えば磁極5b,5c)の間のうち、磁束密度の径方向成分Mrの極大部位Pp(例えば磁極5b,5cに相当する部位)に比べて極小部位Pm(例えば磁極5b,5cの略中央付近に相当する部位)寄りに封止部材6の先端部が接触しているため、現像容器1内で飛翔したトナーが封止部材6による封止位置(封止部材6の先端部の接触部位Psに相当)にて磁気ブラシBHの内部を通過し難く、飛翔したトナーが現像容器1から漏出し難い。
これに対し、例えば図2(c)示すように、封止部材6’の先端部が磁束密度の径方向成分Mrの極大部位Pp(例えば磁極5b,5cに相当する部位)にて現像剤保持体2上の現像剤に接触すると仮定すると、当該部位では、現像剤Gによる磁気ブラシBHは穂立ちを立たせた状態になるため、磁気ブラシBHの体積密度は粗の状態にあり、現像容器1内で飛翔するトナーは磁気ブラシBH部分を通じて外部に漏出し易いという懸念がある。
また、本実施の形態において、現像剤Gによる磁気ブラシBHは、現像剤保持体2の磁極5による磁束密度の径方向成分Mrに依存して挙動するが、封止部材6による封止効果を得る上で、封止部材6の先端部の現像剤保持体2の表面への接触部位が磁束密度の径方向成分Mrとしてどの程度あればよいのかを調べたところ、以下のような結果が判明した。
つまり、封止部材6は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対(例えば磁極5b,5c)の間の位置にて現像剤保持体2上の現像剤に接触するものであって、図1(b)に示すように、封止部材6の先端部と現像剤保持体2の中心とを通る直線と現像回転体3の表面との交点における磁束密度の径方向成分をBs、前記交点に最も近い位置に位置する磁極(本例では例えば5b)の磁束密度の径方向成分をBpとすると、Bsが小さい程、当該部位での磁気ブラシBHは穂立ちを高密度で寝かせた状態になる。このとき、Bsを変化させるという条件で封止部材6の封止部位からのトナー吹出量を測定したところ、Bs/Bp≦0.65であれば、トナー吹出量を許容レベルに抑えることが可能であることが判明した。
次に、本実施の形態に係る現像装置の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
現像剤保持体2の磁石部材4に剥離用磁極を備えた態様としては、磁石部材4として少なくとも隣り合う一対の同極性の磁極対(本例では5c−5d)からなる剥離用磁極を有する態様が採用されるが、本態様では、封止部材6は、その先端部が現像剤保持体2の剥離用磁極よりも現像剤保持体2の回転方向上流側に位置する現像剤保持体2上の現像剤に接触する態様が好ましい。
同極性の磁極対(本例では5c−5d)からなる剥離用磁極では、反発磁界が生成されるため、現像剤Gによる磁気ブラシBHからトナーが離脱して飛翔する。また、剥離用磁極のうち現像剤保持体2の回転方向下流側では、磁気力による中心方向・搬送方向の力が加わらないため、磁気ブラシBHに対する磁気による束縛が解ける。これにより、磁気ブラシBHは現像剤保持体2の回転方向上流側に引き寄せられ、搬送される現像剤Gと衝突してトナーが離脱して飛翔する。このように、剥離用磁極周辺ではトナーが飛翔し易く、現像容器1からトナーが漏出する懸念が高い。このため、本態様では、現像容器1からトナーが漏出し易い構成であるものの、封止部材6を工夫することでトナーの漏出を効果的に抑えることが可能である。
また、封止部材6のレイアウトの好ましい態様としては、その先端部が現像用磁極5aに対して現像剤保持体2の回転方向下流側に隣接する磁極(本例では5b)よりも更に下流側に位置する当該現像剤保持体2上の現像剤に接触するものである態様が挙げられる。
本例では、封止部材6による封止位置と現像用磁極5aとの間に異極性の磁極(本例では磁極5b)があるため、現像用磁極5aによる現像剤Gの挙動に封止部材6による封止動作が影響し難い点で好ましい。
◎実施の形態1
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図3は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
同図において、画像形成装置20は、装置筐体21内に四つの色(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)の画像形成部22(具体的には22a〜22d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成部22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト230が含まれる転写モジュール23を配設する一方、装置筐体21の下方には用紙等の記録材が収容される記録材供給装置24を配設すると共に、この記録材供給装置24からの記録材搬送路25を略鉛直方向に配置したものである。
本実施の形態において、各画像形成部22(22a〜22d)は、中間転写ベルト230の循環方向上流側から順に、例えばブラック用、イエロ用、マゼンタ用、シアン用(配列は必ずしもこの順番とは限らない)のトナー像を形成するものであり、感光体31と、この感光体31を予め帯電する帯電装置(本例では帯電ロール)32と、この帯電装置32にて帯電された各感光体31に静電潜像を書き込む露光装置33(本例では各画像形成部22に共通の露光装置を使用)と、感光体31上に形成された静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態では例えば負極性)で現像する現像装置34と、感光体31上の残留物を清掃する清掃装置35と、を備えている。
尚、本実施の形態では、各画像形成部22は、図3に示すように、感光体31、帯電装置32、現像装置34及び清掃装置35を一体化したプロセスカートリッジとして構成され、装置筐体21の図示外の組立体受部に対して着脱可能に装着されるようになっている。
ここで、露光装置33は、露光筐体41内に例えば四つの半導体レーザ(図示せず)、一つのポリゴンミラー42、結像レンズ(図示せず)及び各感光体に対応するそれぞれミラー(図示せず)を格納し、各色成分の半導体レーザからの光をポリゴンミラー42で偏向走査し、結像レンズ、ミラーを介して対応する感光体31上の露光ポイントに光像を導くようにしたものである。
尚、符号36(36a〜36d)は各現像装置34に各色成分トナーを補給するためのトナーカートリッジである。
また、本実施の形態において、転写モジュール23は、例えば一対の張架ロール(一方が駆動ロール)231,232間に中間転写ベルト230を掛け渡したものであり、各画像形成部22の感光体31に対応した中間転写ベルト230の裏面には一次転写装置(本例では一次転写ロール)51が配設され、この一次転写装置51にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体31上のトナー像を中間転写ベルト230側に静電的に転写するようになっている。
更に、中間転写ベルト230の最下流画像形成部22dの下流側の張架ロール232に対応した部位には二次転写装置52が配設されており、中間転写ベルト230上の一次転写像を記録材に二次転写(一括転写)するようになっている。
本実施の形態では、二次転写装置52は、中間転写ベルト230のトナー像保持面側に圧接配置される二次転写ロール521と、中間転写ベルト230の裏面側に配置されて二次転写ロール521の対向電極をなすバックアップロール(本例では張架ロール232を兼用)とを備えている。
そして、例えば二次転写ロール521が接地されており、また、バックアップロール(張架ロール232)にはトナーの帯電極性と同極性のバイアスが印加されている。
更にまた、中間転写ベルト230の最上流画像形成部22aの上流側にはベルト清掃装置53が配設されており、中間転写ベルト230上の残留トナーを除去するようになっている。
また、記録材供給装置24には記録材を供給する供給ロール61が設けられ、この供給ロール61の直後には記録材を搬送する搬送ロール62が配設されると共に、二次転写部位の直前に位置する記録材搬送路25には記録材を所定のタイミングで二次転写部位へ供給する位置決めロール(レジストレーションロール)63が配設されている。
一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送路25には定着装置66が設けられ、この定着装置66は、図3に示すように、図示外の加熱ヒータが内蔵された加熱定着ロール66aと、これに圧接配置されて追従回転する加圧定着ロール66bとを備えている。また、定着装置66の下流側には記録材排出装置67が設けられている。この記録材排出装置67は装置筐体21内の記録材を排出する対構成の排出ロール67a,67bからなり、記録材を挟持搬送して排出し、装置筐体21の上部に形成された記録材収容受け68に記録材を収容するようになっている。
更に、本実施の形態では、装置筐体21の側方には手差し供給装置(MSI)71が設けられており、この手差し供給装置71上の記録材は供給ロール72にて記録材搬送路25に向かって供給されるようになっている。
更にまた、装置筐体21には両面記録モジュール73が付設されており、この両面記録モジュール73は、記録材の両面に画像記録を行う両面モード選択時に、記録材排出装置67を逆転させ、かつ、入口手前の案内ロール74にて片面記録済みの記録材を内部に取り込み、適宜数の搬送ロール77にて内部の記録材戻し搬送路76に沿って記録材を搬送し、再度位置決めロール63側へと供給するものである。
<現像装置>
現像装置34は、図4に示すように、感光体31に向かって開口し且つトナー及びキャリアが含まれる二成分現像剤が収容される現像容器120を有し、この現像容器120の開口に面した部位には現像剤が保持搬送される現像ロール121を配設すると共に、現像容器120内の現像ロール121の背面側には現像剤が撹拌搬送される一対の撹拌搬送部材122,123を配設し、更に、現像ロール121の現像部位よりも回転方向上流側には現像ロール121に保持される現像剤の層厚が規制される層規制部材124を設けたものである。
更に、本例では、現像ロール121の両端には現像ロール121径よりも僅かに大きい位置調整用のトラッキングロール(図示せず)が設けられ、このトラッキングロールを感光体31表面に接触させることで現像ロール121と感光体31との間のギャップが予め決められた所定量に調整されるようになっている。
−現像ロール−
現像ロール121は、図4に示すように、例えばアルミニウム製の円筒状の現像スリーブ131と、この現像スリーブ131内に固定的に設けられ、周囲に複数(本例では5つ)の磁極が配列される磁石ロール132とを備えている。
本例では、磁石ロール132の磁極133としては、感光体31と対向する現像領域Pdに設けられて感光体31上の静電潜像を現像する現像用磁極(S1)と、現像領域Pdに対して現像スリーブ131の回転方向の下流側に設けられる搬送用磁極(N1,S2,N2)と、更に、現像スリーブ131の回転方向の下流側であって層規制部材124に対応した部位に設けられ、現像スリーブ131の表面に現像剤を吸着すると共に、層規制部材124との間に現像剤の層厚を規制する吸着・層規制用磁極(N3)とを備えている。
そして、本例では、吸着・層規制用磁極(N3)、現像用磁極(S1)、搬送用磁極(N1,S2,N2)の間は隣り合う磁極が異なる極性に着磁されており、搬送用磁極(N2)と吸着・層規制用磁極(N3)とは隣り合う磁極が同極性であることから、反発磁界を生成することで現像スリーブ131に保持される現像剤を一端剥離する剥離用磁極として機能するようになっている。
尚、現像スリーブ131には図示外の現像電圧が印加され、感光体31と現像スリーブ131との間に所定の現像電界が形成されるようになっている。
−撹拌搬送部材−
本例では、現像容器120の現像剤収容室134は仕切り壁135を介して二室134a,134bに区分され、一方の現像剤収容室134aには現像ロール121及び一方の撹拌搬送部材122が収容され、他方の現像剤収容室134bには他方の撹拌搬送部材123が収容されている。そして、仕切り壁135の長手方向の両端付近に通過口(図示せず)が開設され、現像剤収容室134の二室で対構成の撹拌搬送部材122,123が回転することで現像剤収容室134内の現像剤が二室に分かれて通過口を通じて循環して搬送するようになっている。
本例では、撹拌搬送部材122,123は、いずれも回転軸136の周囲に螺旋状羽根137を付した態様のものであり、一方の撹拌搬送部材122は現像ロール121の略直下に配設されており、撹拌搬送部材122で撹拌搬送されている現像剤が現像ロール121側に向けて供給されることから、現像ロール121への現像剤供給部材として機能している。
−層規制部材−
本例では、層規制部材124は板状部材にて構成されており、現像容器120に予め形成された被取付部140に固定され、現像容器120と現像ロール121との間に現像剤の層厚を規制するための間隙を確保するようになっている。尚、本例では、層規制部材124としては板状部材が用いられているが、これに限られるものではなく、例えばロール状部材を用いるようにしても差し支えない。
−封止フィルム−
本実施の形態では、現像領域Pdよりも現像ロール121の回転方向下流側に位置する現像容器120の開口上縁には、現像容器120と現像ロール121との間を封止する封止フィルム150が設けられている。
本例では、封止フィルム150は例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の弾性フィルム材で現像ロール121の軸方向に延びる長尺な薄板にて構成されたものであり、図4及び図5(a)に示すように、現像容器120の開口上縁に、薄板の短手方向(幅方向)の一端側を接着剤や止め具にて固定し、薄板の幅方向他端側である先端部を現像ロール121上の現像剤に弾性的に接触させるようにしたものである。
特に、本実施の形態では、封止フィルム150の先端部は、極性の異なる搬送用磁極N1、S2の間のうち、予め決められた範囲内で現像ロール121上の現像剤に接触するようになっている。
より具体的に述べると、本例では、現像ロール121の表面には、例えば図6に示すように、磁極133による所定の磁束密度分布が生成されている。
同図において、実線は磁束密度の径方向成分Mrを、一点鎖線は磁束密度の周方向成分Mcを夫々示しており、磁束密度の径方向成分Mrは各磁極133(S1〜S3、N1,N2)に対応した部位において極大値を示し、各磁極133の略中央付近において極小値を示している。尚、磁束密度の周方向成分Mcは、磁束密度の径方向成分Mrとは逆に、各磁極133(S1〜S3、N1,N2)に対応した部位において極小値を示し、各磁極133の略中央付近において極大値を示している。
このような磁束密度分布の現像ロール121に対し、封止フィルム150の先端部の接触部位Psとしては、図5(b)に実線で示すように、磁束密度の径方向成分Mrの極小部位Pm(磁極N1,S2の略中央付近)に配置するのが好ましいが、これに限られるものではなく、当該極小部位Pmの近く、例えば図5(b)の点線で示すように、搬送用磁極N1による極大部位Ppに比べて極小部位Pm寄りの領域R内に配置するか、あるいは、例えば図5(b)に二点鎖線で示すように、搬送用磁極S2による極大部位Ppに比べて極小部位Pm寄りの領域R内に配置するようにすればよい。
更に、本実施の形態では、封止フィルム150の先端部の接触部位Psにおける磁極133による磁束密度の径方向成分Mrの値が極大値に比べてどの程度小さければ、封止フィルム150による封止性能が確保されるかについて実証する実験を行ったところ、以下のような結果が得られた。
今、図5(b)及び図6に示すように、封止フィルム150の先端部と現像ロール121の中心とを通る直線と現像スリーブ131の表面との交点における磁束密度の径方向成分MrをBs、前記交点に最も近い位置に位置する磁極133(本例では搬送用磁極N1)の磁束密度の径方向成分MrをBpとし、Bsを変化させるという条件で封止フィルム150の先端部の接触部位(封止部位に相当)Psからのトナー吹出量を測定したところ、Bs/Bp≦0.65であれば、トナー吹出量を予め選定した許容レベルに抑えることが可能であることが判明した。
ここで、この許容レベルについては適宜選定することが可能であり、例えばトナー吹出量の許容レベルを更に厳格に選定すれば、Bs/Bpの閾値は0.65よりも小さい値が選定され、逆に、トナー吹出量の許容レベルを緩やかに選定すれば、Bs/Bpの閾値は0.65よりも大きい値が選定されることになるが、本実施の形態では封止フィルム150の封止効果として0.65の閾値を選定するものである。
尚、本実験については、後述する実施例にて詳述する。
−現像装置の作動−
次に、本実施の形態に係る現像装置の作動について説明する。
今、画像形成装置による作像過程が行われていると仮定し、そのときの現像装置の作動に着目すると以下のようである。
各画像形成部22の感光体31上に静電潜像が形成されると、現像装置34は、現像ロール121及び撹拌搬送部材122,123を所定方向に回転させ、現像剤を帯電した後に現像ロール121の吸着用磁極S3にて現像剤を吸着し、層規制部材124にて現像剤の層厚を規制した後に、現像領域Pdにて感光体31上の静電潜像を現像する。
現像後の現像剤は現像ロール121の回転に伴って、封止フィルム150による封止部位を通過した後に現像容器120内に戻され、剥離用磁極N2,N3の反発磁界にて現像剤が剥離される。
このとき、剥離用磁極N2,N3から現像剤が剥離されると、これに伴ってトナーが飛翔する現象が見られる。このように飛翔したトナーは現像容器120内でクラウド状になり、トナークラウドによる内部圧力が増加すると、現像容器120の開口から漏出する懸念が高まる。
このような事態において、本例では、封止フィルム150の先端部は、搬送用磁極N1,S2の間のうち、磁極133による磁束密度の径方向成分Mrの極小部位Pm寄りに位置する現像ロール121上の現像剤に接触しているため、以下の理由から、トナークラウドの漏出を封止する。
つまり、本例では、磁束密度の径方向成分Mrは、極大部位Ppから極小部位Pmに向かって連続的に減少する変化を示すことから、封止フィルム150の先端部の接触部位Psは、極大部位Ppに比べて極小部位Pm寄りに配置されるようになっていれば、極大部位Pp寄りに配置される場合よりも、接触部位Psにおける磁束密度の径方向成分Mrが小さく抑えられる。
このように、現像ロール121の表面における磁束密度の径方向成分Mrが小さい個所で封止フィルム150の先端部が接触して当該部位を封止すると、当該封止部位における現像剤による磁気ブラシBHは穂立ちを寝かせた状態にあることから、現像剤が高密度に充填されることになり、磁気ブラシBH部分の通気抵抗が大きくなる。このため、現像容器120内のトナークラウドは封止フィルム150の封止部位にて磁気ブラシBH内を通過することは難しく、トナークラウドの吹き出しは抑えられる。
特に、本実施の形態において、封止フィルム150の封止条件として、Bs/Bp≦0.65を満たすように選定しているため、トナー吹出量を予め決められた許容レベルに抑えることが可能である。
◎実施例1
本実施例は実施の形態1に係る現像装置を具現化し、封止フィルムによる封止性能を評価するための実験を行ったものである。
今、本実施例で用いられる現像ロールの表面における磁束密度の径方向成分Mrを現像領域Pdの中心位置を原点0とし、現像ロールの時計回り方向に沿って磁束密度の径方向成分Mrの変化をプロットしたものを図7に示す。
同図において、横軸は現像ロールの原点からの角度位置を示し、縦軸は現像ロールの表面における磁束密度の径方向成分Mrの値を示す。
更に、封止フィルムの基端から現像ロール側に延びる先端までの長さ(幅方向長さ)として、6mm、8mm、10mm、12mmのサンプルを作成し、夫々の封止フィルムを装備したときに、封止フィルムの先端部が現像ロールの表面のどの位置に接触しているかを調べたところ、図7のa〜dに示すように、サンプルaは搬送用磁極N1に対応する磁束密度の径方向成分Mrの極大部位Pp(図5参照)に、サンプルdは搬送用磁極S2に対応する磁束密度の径方向成分Mrの極大部位Pp(図5参照)に、サンプルb,cはいずれも搬送用磁極N1,S2の間のうち、磁束密度の径方向成分Mrの極小部位Pm寄りの領域R(図5参照)内に配置されている態様であることが確認された。
尚、封止フィルムの長さが9mmであるサンプルを作成したところ、当該封止フィルムの先端部は磁束密度の径方向成分Mrの極小部位Pmに接触する態様であることが確認された。
このような封止フィルムの各サンプルを使用し、実施例1に係る現像装置の現像容器の開口に対向した部位に実験用の用紙を置き、現像装置を予め決められた時間3分間稼働した条件下で、現像容器からのトナーの吹き出しに伴う用紙上におけるトナー付着量を測定したところ、図8に示す結果が得られた。
同図において、横軸は封止フィルムの長さ(フィルム長さ)、縦軸はトナー付着量(mg)を示す。
同図によれば、封止フィルムの長さの変化に伴ってトナー付着量が増減していることが理解される。このとき、トナー付着量が少ない程トナークラウドの漏出が少ないことを意味するため、トナー付着量が予め決められた許容値(許容レベル)以内であるためには、本例では、封止フィルムの長さが8〜10.4mmであればよいことが判明した。尚、現像ロールの周方向の角度範囲としては86〜110°であった。
このような実験結果に基づいて、図7において、封止フィルムの先端部の接触部位Psにおける現像ロールの表面での磁束密度の径方向成分Bsと、搬送用磁極N1における現像ロールの表面での磁束密度の径方向成分Mrである極大値Bpとの比率を調べたところ、Bs/Bp≦0.65であることが判明した。
また、本実験において、封止フィルムの長さが9mmのサンプルが現像ロールの表面での磁束密度の径方向成分Mrの極小部位Pmであり、封止フィルムの長さが6mm、12mmのサンプルa,dが現像ロールの表面での磁束密度の径方向成分Mrの極大部位Ppであるから、サンプルb,cはいずれも封止フィルムの先端部の接触部位Psが現像ロールの表面での磁束密度の径方向成分Mrの極小部位Pm寄りである態様を示している。
1…現像容器,2…現像剤保持体,3…現像回転体,4…磁石部材,5(5a〜5e)…磁極,6…封止部材,7…層規制部材,8…撹拌搬送部材,10…像保持体,11…現像装置,G…現像剤,Pp…磁束密度の径方向成分の極大部位,Bp…磁束密度の径方向成分の極大値,Pm…磁束密度の径方向成分の極小部位,Bm…磁束密度の径方向成分の極小値,Ps…封止部材の先端部と現像剤保持体の表面との接触部位,Bs…封止部材の先端部と現像剤保持体の表面との接触部位における磁束密度の径方向成分

Claims (5)

  1. トナー及びキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像が保持可能な像保持体に対向して開口する現像容器と、
    前記現像容器の開口に面して設けられ、前記像保持体に対向して回転する中空状の現像回転体、及び、前記現像回転体内に固定的に内包され、前記現像回転体の周方向に複数の磁極が配列されると共にこれらの磁極には少なくとも隣り合う異極性の磁極対且つ前記像保持体に対向する部位に配置される現像用磁極が含まれる磁石部材を具備し、前記現像回転体を回転させることで前記磁石部材の磁極による磁力にて前記現像回転体上に前記現像剤を保持する現像剤保持体と、
    前記現像剤保持体の前記現像用磁極が位置する現像領域よりも前記現像剤保持体の回転方向下流側に設けられ、前記現像容器に一部が固定されて前記現像剤保持体側に向かって延びる弾性変形可能な板状部材にて構成され、先端部が前記現像剤保持体上の現像剤に接触することで前記現像容器と前記現像剤保持体との間を封止する封止部材と、を備え、
    前記封止部材は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対の間のうち、前記現像剤保持体の磁極による磁束密度の径方向成分の極大部位よりも極小部位寄りの位置にて前記現像剤保持体上の現像剤に接触するものであることを特徴とする現像装置。
  2. トナー及びキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像が保持可能な像保持体に対向して開口する現像容器と、
    前記現像容器の開口に面して設けられ、前記像保持体に対向して回転する中空状の現像回転体、及び、前記現像回転体内に固定的に内包され、前記現像回転体の周方向に複数の磁極が配列されると共にこれらの磁極には少なくとも隣り合う異極性の磁極対且つ前記像保持体に対向する部位に配置される現像用磁極が含まれる磁石部材を具備し、前記現像回転体を回転させることで前記磁石部材の磁極による磁力にて前記現像回転体上に前記現像剤を保持する現像剤保持体と、
    前記現像剤保持体の前記現像用磁極が位置する現像領域よりも前記現像剤保持体の回転方向下流側に設けられ、前記現像容器に一部が固定されて前記現像剤保持体側に向かって延びる弾性変形可能な板状部材にて構成され、先端部が前記現像剤保持体上の現像剤に接触することで前記現像容器と前記現像剤保持体との間を封止する封止部材と、を備え、
    前記封止部材は、その先端部が隣り合う異極性の磁極対の間の位置にて前記現像剤保持体上の現像剤に接触するものであって、
    前記封止部材の先端部と前記現像剤保持体の中心とを通る直線と前記現像回転体の表面との交点における磁束密度の径方向成分をBs、前記交点に最も近い位置に位置する磁極の磁束密度の径方向成分をBpとすると、
    Bs/Bp≦0.65の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記現像剤保持体は、前記磁石部材として少なくとも隣り合う一対の同極性の磁極対からなる剥離用磁極を有し、
    前記封止部材は、その先端部が前記現像剤保持体の前記剥離用磁極よりも前記現像剤保持体の回転方向上流側に位置する前記現像剤保持体上の現像剤に接触するものであることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置において、
    前記封止部材は、その先端部が前記現像用磁極に対して前記現像剤保持体の回転方向下流側に隣接する磁極よりも更に下流側に位置する当該現像剤保持体上の現像剤に接触するものであることを特徴とする現像装置。
  5. 静電潜像が保持可能な像保持体と、
    前記像保持体に対向して設けられ、前記像保持体上の静電潜像を現像剤にて現像する請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2015063379A 2015-03-25 2015-03-25 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 Pending JP2016184042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015063379A JP2016184042A (ja) 2015-03-25 2015-03-25 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015063379A JP2016184042A (ja) 2015-03-25 2015-03-25 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016184042A true JP2016184042A (ja) 2016-10-20

Family

ID=57242815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015063379A Pending JP2016184042A (ja) 2015-03-25 2015-03-25 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016184042A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62135863A (ja) * 1985-12-10 1987-06-18 Canon Inc 現像装置
US20040165907A1 (en) * 2003-02-24 2004-08-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Developing device and developing method
JP2005352077A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62135863A (ja) * 1985-12-10 1987-06-18 Canon Inc 現像装置
US20040165907A1 (en) * 2003-02-24 2004-08-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Developing device and developing method
JP2005352077A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4661625B2 (ja) 現像剤カートリッジおよび攪拌部材
JP6547359B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2013033077A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US9141073B2 (en) Waste-developer collecting device and image forming apparatus including the waste-developer collecting device
US20130315636A1 (en) Development device and image forming apparatus incorporating same
US20100226688A1 (en) Developing device, process cartridge and image forming apparatus
JP6663587B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US10088771B1 (en) Developing device and image forming apparatus
JP2008275719A (ja) 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置
JP6102601B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP2000075666A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6102572B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP6291958B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2016184042A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2015007810A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2014153608A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2013190633A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2007219295A (ja) 現像装置,画像形成装置
JP2010026132A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5268386B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2015072332A (ja) 画像形成装置及び現像装置
JP5103222B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2013152398A (ja) 現像装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2017223790A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5939420B2 (ja) 現像装置およびこれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190219