JP2016179880A - 印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置 - Google Patents

印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016179880A
JP2016179880A JP2015060557A JP2015060557A JP2016179880A JP 2016179880 A JP2016179880 A JP 2016179880A JP 2015060557 A JP2015060557 A JP 2015060557A JP 2015060557 A JP2015060557 A JP 2015060557A JP 2016179880 A JP2016179880 A JP 2016179880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
static
sheet
static eliminator
main body
static electricity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015060557A
Other languages
English (en)
Inventor
隆 布施木
Takashi Fuseki
隆 布施木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP2015060557A priority Critical patent/JP2016179880A/ja
Publication of JP2016179880A publication Critical patent/JP2016179880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

【課題】印刷機の任意の被除電部において静電気を充分に除去可能な印刷機の静電気除去装置を提供する。【解決手段】イオンが含まれた除電用エアー52を送風する除電装置本体34を備える。印刷機1とは別体に形成され、除電装置本体34を印刷機1に対して移動自在に支持する支持体33を備える。支持体33は、除電装置本体34の高さと、除電用エアー52が送風される方向とが変更可能なものである。【選択図】 図2

Description

本発明は、イオンを含む除電用エアーを積載シートや印刷機の被除電部に吹き付ける静電気除去装置に関する。
従来の枚葉印刷機は、紙やフィルムなどのシートを1枚ずつシート供給部から印刷部に送り、印刷後のシートをシート排出部において1枚ずつ積載台の上に積載させる構成が採られている。シートは、印刷前の積載シートの状態で静電気を帯びていたり、他のシートとの擦れや印刷機の中の搬送過程で静電気を帯びた状態でシート排出部に排出されて、重なり合うシートが互いに静電気によって吸着されることがある。
シート供給部にあるシートに静電気が帯電すると、複数のシートが一度にシート供給部から印刷部に送られてしまうおそれがある。複数のシートが一度に送られると、印刷部で不具合が生じてしまうため、印刷部に送られる前に複数のシートが送られたことを検出して停止する制御が行われており、印刷機が頻繁に停止することになり、生産性が低くなってしまう。
静電気を帯びたシートがシート排出部に送られると、積載台に積載されるときに重なり合うシートどうしが静電気によって互いに吸着し合い、シートの水平方向の位置を揃えることが難しくなる。
このような静電気による不具合は、例えば特許文献1に記載されているように、シートにイオンを送給することによってある程度は解消することができる。
特許文献1に開示された静電気除去装置は、印刷機のシート供給部とシート排出部とにおいてシートにイオンを吹き付ける構成が採られている。シート供給部には、給紙台上に積み重ねられたシートにイオンを送給する除電装置と、フィーダーボード上でシートにイオンを送給する除電装置とが設けられている。シート排出部には、吸引車に吸引されているシートの静電気を中和させる除電装置と、排紙台上に積載されたシートの静電気を中和する除電装置とが設けられている。
特開2009−1418号公報
特許文献1に示す静電気除去装置では、静電気を除去するにも限界があった。この理由は、シートの静電気が帯電している部位に除電装置からイオンが充分に送給されなかったり、イオンが送給される除電領域を通過した後にシートに静電気が生じることもあるからである。このため、静電気が発生する部位や静電気が滞留する部位でシートから静電気を充分に除去できる静電気除去装置が要請されていた。
本発明はこのような要請に応えるためになされたもので、積載シートや印刷機の任意の被除電部において静電気を充分に除去可能な印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る印刷機用静電気除去装置は、イオンが含まれた除電用エアーを送風する除電装置本体と、印刷機とは別体に形成され、前記除電装置本体を前記印刷機に対して移動自在に支持する支持体とを備え、前記支持体は、前記除電装置本体の高さと、前記除電用エアーが送風される方向とを変更可能なものである。
また、本発明に係る積載シートのための静電気除去装置は、印刷機内の積載シートあるいは床置きされている積載シートにイオンが含まれた除電用エアーを送風する除電装置本体と、載置面上に載置される設置部材を備え 前記除電装置本体を支持する可搬式の支持体とを備え、前記支持体は、前記除電装置本体の高さと、前記除電用エアーが送風される方向とを変更可能なものである。
静電気の発生箇所および滞留箇所は、印刷機の状態や、被印刷媒体である紙やフィルムなどのシートの性質などの影響を受けて常に同じ箇所に発生するものではない。本発明に係る静電気除去装置は、実際に静電気が発生したり滞留している被除電部の近傍に設置し、この被除電部に除電用エアーを吹き付けることができるものである。このため、本発明によれば、印刷機の任意の被除電部において静電気を充分に除去可能な印刷機の静電気除去装置を提供することができる。
また、除電装置本体を可搬式の支持体に支持させたことにより、除電装置本体を印刷機内の積載シートや倉庫に床置きされている積載シートの近傍に配置させることができ、積載シートに帯電した静電気を除去することができる。
本発明に係る静電気除去装置の使用状態を示す側面図である。 静電気除去装置の斜視図である。 静電気除去装置の他の実施の形態を示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置の一実施の形態を図1および図2によって詳細に説明する。
図1に示す印刷機1は、枚葉オフセット印刷機で、図1において右から左へ被印刷媒体としてのシート2を送り、このシート2に印刷とコーティングとを施すものである。この印刷機1は、シート2を供給するシート供給部3と、シート2に印刷を施す印刷部4と、シート2にコーティングを施すコーティング部5と、シート2を排出するためのシート排出部6などを備えている。
シート供給部3は、積載台3aの上に積み重ねられた多数のシート2を1枚ずつ吸い上げるサッカー装置(図示せず)と、このサッカー装置に吸着されたシート2を印刷部4に送るフィーダーボード7などを備えている。
印刷部4は、第1〜第4の印刷ユニット11〜14を備えている。第1〜第4の印刷ユニット11〜14は、それぞれ圧胴15と、ゴム胴16と、版胴17と、インキ供給装置18と、給水装置19などを備えている。
第1〜第4の印刷ユニット11〜14の圧胴15は、シート2をくわえる爪装置(図示せず)を備え、シート2を搬送方向の下流側へ送る機能を有している。第1〜第4の印刷ユニット11〜14の圧胴15どうしの間には、第1〜第3の渡胴21〜23が設けられている。第1〜第3の渡胴21〜23は、シート2をくわえる爪装置(図示せず)を有し、シート2を搬送方向の上流側に位置する圧胴15から下流側に位置する圧胴15へ送る。第4の印刷ユニット14の圧胴15は、後述するコーティング部5の圧胴24との間に位置する第4の渡胴25にシート2を送る。この第4の渡胴25は、第1〜第3の渡胴21〜23と同一の構成のものである。
コーティング部5は、第4の渡胴25からシート2が送られる圧胴24と、この圧胴24に対接するコーター胴26と、このコーター胴26にコーティング液を転写するコーティング液供給装置(図示せず)などを備えている。
シート排出部6は、シート2をコーティング部5からデリバリチェーン27と爪竿(図示せず)などによって積載台28の上方に搬送し、積載台28の上に積み重ねる構成が採られている。積載台28にシート2が積み重ねられて形成されたシートパイル29の上方近傍には、シート2の幅方向の位置を揃えるために横寄せ部材30が設けられている。この横寄せ部材30は、シート2の幅方向(図1の紙面とは直交する方向)に往復してシート2の幅方向の両側部を中央側に向けて押す。
この印刷機1のシート供給部3の近傍と、シート排出部6の近傍とには、それぞれ本発明に係る静電気除去装置31が設置されている。静電気除去装置31は、図2に示すように、上下方向に延びる2本の支柱32を有する支持体33と、この支持体33の上端部に設けられた除電装置本体34とを備えている。支持体33は、印刷機1とは別体に形成されており、除電装置本体34を印刷機1に対して移動自在に支持している。
この支持体33は、複数の機能部材によって構成されている。この機能部材とは、上述した2本の支柱32と、これらの支柱32の下端に設けられた設置部材35と、2本の支柱32の上端部どうしを接続する梁部材36と、支柱32の上端部に除電装置本体34を取付けるための2本の可動式アーム37などである。
設置部材35は、平面視において四角形の枠状に形成されている。2本の支柱32の下端は、この設置部材35の両端部に接続されている。なお、設置部材35はこのような枠状に形成された部材に限定されず、板状部材でも良く、下面にキャスターなどの移動を容易にする補助部材が設けられていても良い。そして、設置部材35は床や印刷機のステップなどの載置面上に載置される。
梁部材36は、2本の支柱32が互いに平行になる状態で2本の支柱32の上端部どうしを接続している。
可動式アーム37の一端部は、支柱32の上端部に後述する第1の支持機構41を介して揺動自在に連結されている。可動式アーム37の他端部(揺動端部)は、後述する第2の支持機構42を介して除電装置本体34に取付けられている。
第1の支持機構41は、可動式アーム37の一端部を水平方向の両側から挟む構造のブラケット43と、このブラケット43と可動式アーム37とを貫通するねじ軸44とを有している。ねじ軸44は、ブラケット43と可動式アーム37とを水平方向に貫通している。
ねじ軸44の一端部には、操作用ハンドル45が設けられている。ねじ軸44の他端部は、ブラケット43のナット部46に螺着されている。可動式アーム37は、ねじ軸44が緩んでいる状態で上下方向に揺動可能である。可動式アーム37は、作業者(図示せず)が操作用ハンドル45を回してねじ軸44をナット部材46にねじ込むことによって、ブラケット43に挟持され、揺動が規制された状態で固定される。すなわち、第1の支持機構41は、可動式アーム37が揺動自在になる非固定状態と、可動式アーム37の揺動が規制される固定状態とを切替え可能に構成されている。この第1の支持機構41は、除電装置本体34の高さ位置を調整する高さ調整手段として機能する。
第2の支持機構42は、ロック用ハンドル47と、このロック用ハンドル47と一体に回転するねじ軸(図示せず)とを有している。このねじ軸は、可動式アーム37の他端部を水平方向に貫通し、除電装置本体34側のナット部材48に螺着している。すなわち、作業者(図示せず)がロック用ハンドル47を回してねじ軸を緩めることによって、可動式アーム37に対して除電装置本体34がねじ軸の軸線を中心にして回動可能になる。また、ねじ軸がナット部材48にねじ込まれることによって、可動式アーム37に対する除電装置本体34の回動が規制される。すなわち、第2の支持機構42は、除電装置本体34が回動自在になる非固定状態と、除電装置本体34の回動が規制される固定状態とを切替可能に構成されている。この第2の支持機構42は、除電装置本体34から送風されるエアーの送風方向を調整する送風方向調整手段として機能する。
除電装置本体34は、可動式アーム37に支持された筐体51と、この筐体51内に設けられたイオン発生装置(図示せず)などによって構成されている。イオン発生装置は、後述する第1〜第3の機能を有している。第1の機能は、筐体51内でイオンを発生させる機能である。
第2の機能は、イオンを含む筐体51内の空気からなる除電用エアー52を筐体51の送風口53から吹き出させる機能である。これを実現するにあたっては、筐体51内に設けられた送風ファン(図示せず)を使用して行う。空気は、筐体51の上面に開口する吸気口54から筐体51内に吸い込まれ、筐体51内で生じたイオンとともに除電用エアー52として送風口53から吹き出す。筐体51の送風口53は、筐体51の上部に一方向(筐体51の前方)を指向する状態で開口している。
第3の機能は、除電用エアー52の風量を変更する機能である。この機能は、例えば筐体51に設けた風量切替用のスイッチ(図示せず)が操作されることにより、送風ファンの回転数が変化する構成を採ることにより実施可能である。
この実施の形態による静電気除去装置31は、第1および第2の支持機構41,42をそれぞれ非固定状態とし、可動式アーム37を支柱32に対して揺動させることによって、除電装置本体34の上下方向の位置を変更することができる。また、このとき、除電装置本体34を可動式アーム37に対して回すことによって、送風口53が水平方向を指向する状態に保つことができる。
すなわち、図2中に実線で示す上側の位置から、図2中に二点鎖線で示す下側の位置に変更することができる。除電装置本体34の高さは、可動式アーム37が第1の支持機構41のねじ軸44を中心として回るときの回転可能な範囲内で変更できる。
また、筐体51の送風口53が指向する方向は、第2の支持機構42を非固定状態とすることによって変更することができる。送風口53が指向する方向は、除電装置本体34を第2の支持機構42のねじ軸を中心として回したときの回転可能な範囲内で変更できる。そして支持体33は可搬式の支持体であり、除電装置本体34を必要な場所に持ち運んで設置することができる。
このように構成された静電気除去装置31は、印刷機1において静電気が発生する箇所や、静電気が滞留している箇所に向けてイオンが含まれた除電用エアーを送風できる最適な位置に設置することができる。
この実施の形態による静電気除去装置31は、上述したように、シート供給部3の近傍とシート排出部6の近傍とに設置されている。もちろん、シート供給部3またはシート排出部6の一方に静電気が滞留しているのであれば、その一方に設置すれば良い。
シート供給部3に設置された多数のシート2から構成される積載シート55に静電気が帯電している場合、静電気除去装置31はこの積載シート55の近傍に設置される。図1には静電気除去装置31の送風方向を分かりやすくするため、静電気除去装置31を積載シート55の後端側(シート2の搬送方向でみて後端側)に設置しているが、積載シート55の左右端部の一方あるいは両方に静電気除去装置31を設置することが好適である。その場合、静電気除去装置31の設置部材35は印刷機1のステップあるいは床の上に載置される。
図1にしたがって説明すると、静電気除去装置31を積載シート55の後端側に設置し、送風口53から送風される除電用エアー52が積載シート55の上部に吹き付けられるように除電装置本体34の高さと送風方向を調整する。この形態で除電用エアー52が送風口53から吹き出すと、この除電用エアー52が積載シート55の上面や後端面に吹き付けられる。この除電用エアー52は、積載シート55の上部に位置するシート2の間や、サッカー装置によって引き上げられたシート2の上面および下面、このシート2の下方に位置する次のシート2の上面に沿って流れる。
この除電用エアー52の風量は、サッカー装置に吸着され搬送されるシート2の姿勢が大きく乱れることがない風量に設定することが望ましい。
このように除電用エアー52がシート2や積載シート55に吹き付けられることによって、シート2や積載シート55に帯電した静電気がイオンによって中和されて除電される。この結果、シート供給部3においてシート2の静電気が充分に除去される。ここで、積載シート55の特定箇所に静電気が帯電している場合には、その帯電箇所に除電用エアー52が吹き付けられるように、静電気除去装置31を設置し、除電装置本体34の高さと送風方向を調整すればよい。
シート排出部6から排出される印刷済のシート2に静電気が帯電している場合、静電気除去装置31はシートパイル29の近傍に設置される。図1には静電気除去装置31の送風方向を分かりやすくするため、静電気除去装置31をシートパイル29の先端側(シート2の搬送方向でみて前端側)に設置しているが、シートパイル29の左右端部の一方あるいは両方に静電気除去装置31を設置することが好適である。その場合、静電気除去装置31の設置部材35は印刷機1のステップあるいは床の上に載置される。図1にしたがって説明すると、静電気除去装置31をシートパイル29の前端側に設置し、側方から見てシートパイル29の最も上に位置するシート2とこのシート2の上方に位置するデリバリチェーン27との間のシート落下空間Sに除電用エアー52が吹き出すように除電装置本体34の高さと送風方向を調整する。この形態で除電用エアー52が送風口53から吹き出すと、デリバリチェーン27の爪竿による保持から解放され落下空間S内で落下するシート2の下面と、シートパイル29の最も上に位置するシート2の上面との間を除電用エアー52が流れる。この除電用エアー52の風量は、シートパイル29に向けて落下するシート2の姿勢が大きく乱れることがない風量に設定されている。
このように除電用エアー52がシート落下空間Sに送られることによって、シート排出部6内の略全域にイオンが充満する。すなわち、デリバリチェーン27によって搬送された印刷後のシート2は、イオンが充満しているシート搬送空間Sを通って積載台28側に落下することになる。このため、印刷後のシート2に帯電した静電気と、このシート2と積載台28上のシート2との間に滞留した電荷からなる静電気とが除去される。
この結果、静電気を帯びていない状態でシート2が積載台28に積み重ねられるから、シート2が他のシート2に静電気によって吸着されることがなく、シート2の水平方向の位置を横寄せ部材30によって正確に揃えることが可能になる。ここで、シートパイル29の特定箇所に静電気が帯電している場合には、その帯電箇所に除電用エアー52が吹き付けられるように、静電気除去装置31を設置し、除電装置本体34の高さと送風方向を調整すればよい。
この実施の形態による除電装置本体34は、除電用エアー52の風量を変更可能なものである。この実施の形態によれば、シート2の重量に適した風量で除電用エアー52を送ることが可能になる。このため、除電用エアー52が吹き付けられているにもかかわらず、シート2が搬送されるときのシート2の姿勢や、シート2が積載台28に向けて落下するときのシート2の姿勢が安定するから、印刷品質や生産性を高く保つことができる。
静電気除去装置31を可搬式にすることにより当該静電気除去装置31を適切な箇所に設置することができ、除電装置本体34の高さと送風方向を調整可能とすることにより、除電が必要な箇所に除電用エアー52を吹き付けることができる。これにより、静電気の帯電箇所にかかわらず除電することが可能となり、シート2を1枚ずつ確実に印刷機へ供給したり、排出されたシート2がきれいに揃った状態のシートパイル29を作成することができる。
また、印刷機1の積載シート55やシートパイル29だけではなく、印刷機1の周囲や倉庫に置いてある印刷前の積載シートや印刷後の積載シートを除電することもできる。すなわち、印刷機1の周囲や倉庫に床置きされている積載シートの近傍に可搬式の静電気除去装置31を設置すれば良い。
(第2の実施の形態)
静電気除去装置の支持体は図3に示すように構成することができる。図3において、図1および図2によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図3に示す静電気除去装置61の支持体62は、上下方向に伸縮可能な2本の支柱63を備えている。
支柱63は、設置部材35から上方に延びる筒状部64と、この筒状部64内に上方から挿入された可動部65と、筒状部64の上端部に設けられた操作部66とを備えている。
操作部66は、操作用ハンドル66aと、このハンドル66aに取付けられたボルト(図示せず)とを備えている。ボルトは、筒状部64を貫通する状態で筒状部64に螺合している。ボルトの先端は、可動部65の側面と対向している。この操作部66においては、操作用ハンドル66aを回してボルトを緩めることによって、可動部65が筒状部64に対して上下方向に移動自在になる。また、操作用ハンドル66aを回してボルトを締め込み、可動部65に押し付けることによって、可動部65の移動が規制される。
可動部65の上端部には、梁部材36と固定式アーム67とが設けられている。固定式アーム67は、可動部65の上端部から水平方向に突出している。この固定式アーム67の先端部には、支持機構68を介して除電装置本体34が取付けられている。この支持機構68は、第1の実施の形態で示した第2の支持機構42と同等のもので、ロック用ハンドル69を回し、ナット部材70に螺合するねじ軸を回転させる構造が採られている。
この実施の形態においては、支柱32の可動部65を筒状部64に対して上下方向に移動させることにより、除電装置本体34の高さを変えることができる。このように伸縮式の支柱63を用いて除電装置本体34の高さを変える形態であっても、第1の実施の形態を採る場合と同等の効果が得られる。
上述した第1および第2の実施の形態においては、除電装置本体34を支持するために揺動する可動式アーム37や、上下方向に移動可能な固定式アーム67を使用する例を示した。しかし、本発明に係る静電気除去装置は、このような限定にとらわれることはなく、除電装置本体34を支持する構造は適宜変更することができる。例えば、いわゆるフレキシブルアームと呼称されている自在アームによって除電装置本体34を支持することができる。この場合は、除電装置本体34の高さと向きを変えることができる。
さらに、上述した各実施の形態においては、静電気除去装置を枚葉オフセット印刷機の近傍に設置する例を示した。しかし、本発明に係る静電気除去装置が静電気を除去する対象となる印刷機としては、オフセット方式に限らず、グラビアやフレキソ、あるいはスクリーン方式の印刷機でも良く、さらには、インクジェットや静電印刷、電子写真方式などのデジタル印刷機も良い。
1…印刷機、31…静電気除去装置、32,63…支柱、33…支持体、34…除電装置本体、37…可動式アーム、51…筐体、52…除電用エアー、53…送風口、55…積載シート、65…可動部。

Claims (2)

  1. イオンが含まれた除電用エアーを送風する除電装置本体と、
    印刷機とは別体に形成され、前記除電装置本体を前記印刷機に対して移動自在に支持する支持体とを備え、
    前記支持体は、前記除電装置本体の高さと、前記除電用エアーが送風される方向とを変更可能なものであることを特徴とする印刷機用静電気除去装置。
  2. 印刷機内の積載シートあるいは床置きされている積載シートにイオンが含まれた除電用エアーを送風する除電装置本体と、
    載置面上に載置される設置部材を備え 前記除電装置本体を支持する可搬式の支持体とを備え、
    前記支持体は、前記除電装置本体の高さと、前記除電用エアーが送風される方向とを変更可能なものであることを特徴とする積載シートのための静電気除去装置。
JP2015060557A 2015-03-24 2015-03-24 印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置 Pending JP2016179880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060557A JP2016179880A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060557A JP2016179880A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016179880A true JP2016179880A (ja) 2016-10-13

Family

ID=57131474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015060557A Pending JP2016179880A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016179880A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS479503U (ja) * 1971-03-03 1972-10-04
JPH07275757A (ja) * 1994-04-12 1995-10-24 Hiroshi Imamura 静電気除去装置付流体吹付装置
JPH08262091A (ja) * 1995-03-18 1996-10-11 Tokyo Electron Ltd 検査装置
JP2007112622A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 K D K Kk 排出用紙の積載器具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS479503U (ja) * 1971-03-03 1972-10-04
JPH07275757A (ja) * 1994-04-12 1995-10-24 Hiroshi Imamura 静電気除去装置付流体吹付装置
JPH08262091A (ja) * 1995-03-18 1996-10-11 Tokyo Electron Ltd 検査装置
JP2007112622A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 K D K Kk 排出用紙の積載器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006305788A (ja) 液体供給装置
JP4964357B2 (ja) 枚葉紙印刷機
JP2010234743A (ja) 被印刷媒体排出部用排気装置および被印刷媒体排出装置、並びに印刷機
JP2006297734A (ja) 印刷機のエア吹き装置
JP2016179880A (ja) 印刷機用静電気除去装置および積載シートのための静電気除去装置
JPH08174795A (ja) 印刷版供給装置
JP4118953B2 (ja) 印刷製品の散粉装置
JP6522188B2 (ja) 枚葉印刷機
US7284482B2 (en) Sheet-fed offset rotary printing press with convertible press mechanism
JP2016199358A (ja) シート状物取扱い装置
JP5280644B2 (ja) 被印刷体処理機械用の非整数型のストリームフィーダ
JP2011224993A (ja) 枚葉紙材料のためのデリバリを有する加工機
JP2009143182A (ja) コーティング装置および印刷機
JP6075598B2 (ja) 両面印刷機の検査装置
JP6529305B2 (ja) シート排出装置
JP7463099B2 (ja) 印刷機
JP2003251785A (ja) 枚葉紙処理機械における枚葉紙案内を安定化するための装置
WO2016013436A1 (ja) 印刷機用静電除去装置および印刷機
JP2012061602A (ja) 凹版印刷機
JP2018062094A (ja) 印刷機
KR20130112660A (ko) 매엽시트 반송장치 및 인쇄기
JP6384987B2 (ja) 枚葉印刷機
JP2010194727A (ja) 印刷機における乾燥装置
JP2002192689A (ja) 枚葉紙の無接触保持のための方法及び装置
JP2007320739A (ja) 紙押え装置およびこれを用いた枚葉印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190423