JP2016179663A - 画像処理システム、情報処理装置、画像形成装置、管理方法、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーの利便性を高めると共に、ジョブ処理の管理を適切に行なうことのできる画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理システムにおいて、情報処理装置としての端末装置100およびMFP300Aは、非サポート機であるMFP400のユーザー認証を実行する(S3〜S10)。情報処理装置は、ジョブと当該ジョブを印刷するMFPとを指定するユーザー操作を受け付ける(S1,S14)。ユーザー操作によってMFP400が指定された場合に、情報処理装置としてのMFP300Aは、当該ジョブを、ユーザーを特定する情報および情報処理装置を特定する情報と共にMFP400に発行する(S11〜S17)。MFP400は該ジョブを印刷し、ユーザーごとに印刷結果を記憶する(S18,S19)。そして、MFP400は、当該印刷結果をMFP300Aに送信する(S20)。
【選択図】図4
【解決手段】画像処理システムにおいて、情報処理装置としての端末装置100およびMFP300Aは、非サポート機であるMFP400のユーザー認証を実行する(S3〜S10)。情報処理装置は、ジョブと当該ジョブを印刷するMFPとを指定するユーザー操作を受け付ける(S1,S14)。ユーザー操作によってMFP400が指定された場合に、情報処理装置としてのMFP300Aは、当該ジョブを、ユーザーを特定する情報および情報処理装置を特定する情報と共にMFP400に発行する(S11〜S17)。MFP400は該ジョブを印刷し、ユーザーごとに印刷結果を記憶する(S18,S19)。そして、MFP400は、当該印刷結果をMFP300Aに送信する(S20)。
【選択図】図4
Description
この開示は画像処理システム、情報処理装置、画像形成装置、管理方法、および制御プログラムに関し、特に、ジョブ処理情報を一元管理するサーバーを含んだ画像処理システム、該システムに含まれる情報処理装置および画像形成装置、該システムでの管理方法、ならびに制御プログラムに関する。
MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置を含む画像処理システムが構成されることがある。該システムにおいては、画像形成装置、または該システムに含まれるサーバーにジョブが格納される。ユーザーは、PC(パーソナルコンピューター)などの情報処理装置から該システムに対してジョブを発行した後に画像形成装置にログインし、該ジョブの処理を指示することができる。このようなジョブの処理方法は、ユビキタスプリントなどとも呼ばれる。
ユビキタスプリントを実現するためには、ユーザーは、上記システムに含まれる画像形成装置に対してログイン操作を行なう。該画像形成装置においてログイン成功の場合に、該画像形成装置は、システム中の当該ユーザーの発行したジョブを格納している装置から、ジョブの情報を取得する。そして、ログインを受けた画像形成装置は、当該ユーザーの発行したジョブのうちの指定されたジョブを、格納している装置から取得して、処理する。
こういったシステムでは、ユーザーごと、またはユーザーグループごとのジョブの処理情報が一元管理されることがある。ユーザーごとにジョブ処理量の上限が設定されていたり、ジョブの処理量によって課金されたりするためである。この一元管理を実現するために、システムは管理用のサーバーを含み、該サーバーがユーザーごと、またはユーザーグループごとのジョブの処理量をカウントする。
ところが、該システムに、ログイン処理を実行する機能や、サーバーと通信する機能を有さない、低機能の画像形成装置が含まれる場合がある。そういった場合に、ユーザーは、その画像形成装置にログインしてジョブ処理を指示することができないという課題がある。これは、ユーザーの利便性を妨げる。
また、当該画像形成装置でジョブ処理を行なった場合に、サーバーで適切な管理がなされないという課題がある。これは、システムでのジョブ処理の適切な管理の妨げとなる。
この課題に対して、たとえば特開2013−191000号公報は、認証機能を有していないプリンターが他の装置に機能を代行する技術を開示している。しかしながら、認証サーバーを有しないシステムの場合には、この技術を利用することができない。
また、特開2008−186270号公報は、機器の状態に応じてデータを転送するシステムを開示している。また、特開2013−210860号公報は、印刷ジョブが指定されたプリンターで印刷できない場合に、パネル表示機能の低い装置の場合には、当該ジョブを印刷できない理由を印刷にて報知する技術を開示している。
本開示のある局面における目的は、画像形成装置と情報処理装置とを含むシステムのユーザーの利便性を高めると共に、ジョブ処理の管理を適切に行なうことができるようにすることである。
ある実施の形態に従うと、画像処理システムは、所定の機能を有しない画像形成装置と当該所定の機能を有する情報処理装置とが通信可能に接続された画像処理システムである。情報処理装置は、ユーザーを認証するための認証手段と、認証されたユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として画像形成装置を指定するための指定手段と、印刷ジョブの印刷指示を、ユーザーを特定するユーザー情報および情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するための発行手段と、を含む。画像形成装置は、受信した印刷指示に基づき、印刷ジョブの印刷を実行するための印刷実行手段と、ユーザー情報ごとに、情報処理装置から発行された印刷ジョブの印刷結果を記憶するための記憶手段と、ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を、代替装置情報に基づき情報処理装置に送信するための送信手段と、を含む。情報処理装置は、画像形成装置から、ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を取得するための取得手段をさらに含む。
好ましくは、情報処理装置は、認証機能を有する画像形成装置である。
好ましくは、情報処理装置は、認証機能を有する携帯端末である。
好ましくは、情報処理装置は、認証機能を有する携帯端末である。
好ましくは、所定の機能は、認証機能である。
好ましくは、所定の機能は、他の装置からジョブを読み出す機能である。
好ましくは、所定の機能は、他の装置からジョブを読み出す機能である。
好ましくは、所定の機能は、管理サーバーに印刷結果を送信する機能である。
好ましくは、画像形成装置は、情報処理装置をログインする装置としてユーザーに示す手段をさらに含む。
好ましくは、画像形成装置は、情報処理装置をログインする装置としてユーザーに示す手段をさらに含む。
他の実施の形態に従うと、情報処理装置は、所定の機能を有しない画像形成装置と通信可能に接続され、当該所定の機能を有する。情報処理装置は、ユーザーを認証するための認証手段と、認証されたユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として上記画像形成装置を指定するための指定手段と、印刷ジョブの印刷指示を、ユーザーを特定するユーザー情報および情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するための発行手段と、画像形成装置から、ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を取得するための取得手段と、を備える。
好ましくは、情報処理装置は、認証機能を有する画像形成装置である。
好ましくは、情報処理装置は、認証機能を有する携帯端末である。
好ましくは、情報処理装置は、認証機能を有する携帯端末である。
好ましくは、所定の機能は、認証機能である。
好ましくは、所定の機能は、他の装置からジョブを読み出す機能である。
好ましくは、所定の機能は、他の装置からジョブを読み出す機能である。
好ましくは、所定の機能は、管理サーバーに印刷結果を送信する機能である。
好ましくは、情報処理装置は、当該情報処理装置をログインする装置としてユーザーに示す手段をさらに備える。
好ましくは、情報処理装置は、当該情報処理装置をログインする装置としてユーザーに示す手段をさらに備える。
他の実施の形態に従うと、管理方法は、所定の機能を有しない画像形成装置と当該所定の機能を有する情報処理装置とが通信可能に接続された画像処理システムでの印刷ジョブの管理方法である。この管理方法は、情報処理装置がユーザーを認証するステップと、情報処理装置が、認証されたユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として画像形成装置を指定するステップと、情報処理装置が、印刷ジョブの印刷指示を、ユーザーを特定するユーザー情報および情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するステップと、画像形成装置が、受信した印刷指示に基づき、印刷ジョブの印刷を実行するステップと、画像形成装置が、ユーザー情報ごとに、情報処理装置から発行された印刷ジョブの印刷結果を記憶するステップと、画像形成装置が、ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を、代替装置情報に基づき情報処理装置に送信するステップと、情報処理装置が、画像形成装置からユーザー情報に関連付けられた印刷結果を取得するステップとを備える。
他の実施の形態に従うと、制御プログラムは、所定の機能を有しない画像形成装置と通信可能に接続され、当該所定の機能を有する情報処理装置の制御プログラムである。この制御プログラムは情報処理装置に搭載されているコンピューターに、ユーザーを認証するステップと、認証されたユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として上記画像形成装置を指定するステップと、印刷ジョブの印刷指示を、ユーザーを特定するユーザー情報および情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するステップと、画像形成装置から、ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を取得するステップと、を実行させる。
この開示によると、画像形成装置と情報処理装置とを含むシステムのユーザーの利便性を高めることができると共に、当該システムにおけるジョブ処理の管理を適切に行なうことができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システムと略する)の構成の一例を表わした図である。図1を参照して、本システムは、端末装置100と、複数の、画像形成装置の一例であるMFP(Multi-Functional Peripheral)300A,300B,400と、管理サーバー500とを含む。MFP300A,300Bを代表してMFP300とも称する。
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システムと略する)の構成の一例を表わした図である。図1を参照して、本システムは、端末装置100と、複数の、画像形成装置の一例であるMFP(Multi-Functional Peripheral)300A,300B,400と、管理サーバー500とを含む。MFP300A,300Bを代表してMFP300とも称する。
端末装置100は、通信機能と表示機能と操作入力機能とを有する装置であればよい。端末装置100は、たとえば、タブレットなどとも呼ばれる装置である。また、端末装置100は、一般的なパーソナルコンピューター(PC)であってもよい。
端末装置100は、複数のMFP300およびMFP400のそれぞれと通信可能である。端末装置100とMFP300およびMFP400との間の通信は、赤外線通信などの無線通信であってもよいし、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介した通信であってもよい。
管理サーバー500は、一般的なPC(パーソナルコンピューター)であってよい。MFP300およびMFP400は、一般的なMFPであってよい。
<装置構成>
図2は、端末装置100の装置構成の具体例を示すブロック図である。図2を参照して、端末装置100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)
10を含む。また、端末装置100は、CPU10で実行されるプログラムやその他データを記憶するためROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域になったりするためのRAM(Random Access Memory)12とを含む。また、端末装置100は、タッチパネル13と、ネットワークコントローラー14とを含む。ネットワークコントローラー14は、端末装置100とMFP300およびMFP400との通信を制御する。
図2は、端末装置100の装置構成の具体例を示すブロック図である。図2を参照して、端末装置100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)
10を含む。また、端末装置100は、CPU10で実行されるプログラムやその他データを記憶するためROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域になったりするためのRAM(Random Access Memory)12とを含む。また、端末装置100は、タッチパネル13と、ネットワークコントローラー14とを含む。ネットワークコントローラー14は、端末装置100とMFP300およびMFP400との通信を制御する。
図3は、MFP300の装置構成の具体例を示すブロック図である。上記のように、MFP300は一般的なMFPであってよく、図3は、一般的なMFPの装置構成の一例を表わしている。また、MFP400も一般的なMFPであってよいため、図3の括弧内の参照符号は、MFP400の装置構成を指している。
図3を参照して、MFP300は、装置全体を制御するためのCPU30を含む。また、MFP300は、CPU30で実行されるプログラムを記憶するためのROM31と、CPU30でプログラムを実行する際の作業領域になるRAM32と、画像データなどを記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)33とを含む。また、MFP300は、画像形成機構の一例として、プリンター34およびスキャナー35を含む。また、MFP300は、操作パネル36と、ネットワークコントローラー37とを含む。ネットワークコントローラー37は、MFP300と端末装置100との間の通信や、MFP同士の通信を制御する。
<動作概要>
ユーザーは、PCなどの処理装置(図示しない)を用いて印刷ジョブを本システムに対して発行する。印刷ジョブは、当該ユーザーに対して予め対応付けられているいずれかのMFPや、発行時に割り当てられたMFP、または、文書サーバーなどの他の装置(図示しない)に格納される。ユーザーの発行したジョブを格納しているMFPを、ストレージMFPとも称する。
ユーザーは、PCなどの処理装置(図示しない)を用いて印刷ジョブを本システムに対して発行する。印刷ジョブは、当該ユーザーに対して予め対応付けられているいずれかのMFPや、発行時に割り当てられたMFP、または、文書サーバーなどの他の装置(図示しない)に格納される。ユーザーの発行したジョブを格納しているMFPを、ストレージMFPとも称する。
その後、ユーザーは、いずれかのMFPにログインする。ユーザーのログインしたMFPを、ログインMFPとも称する。ログインMFPは、システム内の各MFPに、ログインユーザーに関連付けられたジョブの有無を問い合わせ、ジョブ情報を取得する。すなわち、ログインMFPは、システム内の、ログインユーザーに関連付けられた1つ以上のジョブにアクセスし、当該ジョブからジョブ情報を取得する。ジョブ情報は、たとえばジョブ名やジョブの作成日時などの、当該ジョブを特定するための情報である。
ログインMFPは、ログインユーザーに対して、本システム内のいずれかのMFPに格納されている、当該ユーザーに関連付けられた1つ以上のジョブについてのジョブ情報を、選択可能に提示する。ユーザーは、選択画面の中から、印刷対象とするジョブを選択する。ジョブの選択は、ジョブ情報に対応付けられた選択肢を選択する方法でなされてもよいし、ジョブ名などのジョブ情報を入力する方法でなされてもよい。
ログインMFPは、選択されたジョブを、当該ジョブを格納しているMFPから取得し、印刷処理を実行する。
これにより、本システムでは、ユーザーは、どの装置に当該ユーザーの発行したジョブが格納されているかを意識することなく、システム内のいずれのMFPにログインしても指定したジョブの印刷を実行することができる。このような印刷方法は、ユビキタスプリントとも呼ばれる。
各MFPでの印刷結果は、管理サーバー500にて、ユーザーごと、またはユーザーグループごとに一元管理されている。これは、ユーザーごとの印刷上限の設定や、印刷に対する課金などを可能にするためである。各MFPは、印刷結果を、ユーザー名などのユーザーを特定する情報に関連付けて管理サーバー500に送信する。管理サーバー500は印刷結果に基づいてカウンター処理を行なう。カウンター処理は、たとえば、ユーザーごとに印刷枚数をカウント(蓄積)したり、印刷金額を算出したりする処理を含む。
端末装置100は、いわゆるリモートパネルと呼ばれる機能を実現するためのアプリケーションを搭載している。端末装置100は、該アプリケーションを実行し、ユーザーから、ログイン先のMFPの指定を受け付ける。そして、端末装置100は、指定されたMFPにアクセスして操作画面を表示するための情報を得て、タッチパネル13に指定されたMFPの操作画面を表示する。端末装置100は、該操作画面に対するユーザー操作(タッチ)を受け付けると、操作位置を表わす情報を指定されたMFPに対して送信する。MFPは、端末装置100から上記情報を受け付けると、上記情報に基づいて操作内容を特定し、該操作に従う処理を実行する。
これにより、端末装置100のユーザーは、端末装置100を用いて指定したMFPを遠隔操作することができる。
ユーザーは、ログインして印刷を実行させようとするMFPに対して、端末装置100を利用してアクセスを要求することができる。ユーザーは、端末装置100でMFPにアクセスすることで、MFPを遠隔操作でログインMFPとすることができる。
ところが、ログインMFPに指定したMFPが、端末装置100で遠隔操作ができない場合がある。たとえば、指定されたMFPがユーザー認証機能を有さなかったり、他の装置からジョブを読み出す機能を有さなかったり、管理サーバー500に印刷結果を送信する機能を有さなかったりするような低機能の機種であることがある。本システムでは、MFP400が上記のような低機能の機種であり、MFP300が上記の機能をすべて有する高機能の機種であるものとする。MFP400は、ユビキタスプリントのシステムをサポートしていない機種であるため、非サポート機とも称される。この場合、端末装置100を利用した遠隔操作でMFP400をログインMFPとすることができない。また、MFP400で印刷処理を行なわせた場合に、印刷結果が管理サーバー500に蓄積されないため、本システムでのジョブ処理情報が適切に管理されなくなる。
そこで、本システムでは、ログインし印刷を行なうMFP(ログインMFP)にMFP400が指定された場合に、端末装置100が、指定されたMFP400に代わるMFP300に接続を要求し、以降の処理を行なわせる。MFP300は、端末装置100からの指示に従って、MFP400がサポートしていない機能を補足してMFP400に印刷を実行させる。指定されたMFP400に代わるMFP300を、以降の説明では、代替MFPとも称する。したがって、端末装置100、または端末装置100および代替MFPであるMFP300は、非サポート機であるMFP400を管理する情報処理装置であると言える。
図4は、本システムの動作概要を表わした図である。図4を参照して、端末装置100は、ユーザー操作に従ってリモートパネル用のアプリケーションを起動し、ユーザーから、ログインMFPとするMFPとしてMFP400の指定を受け付ける(ステップS1)。
端末装置100は、該アプリケーションを起動すると図示しないメニュー画面を表示し、当該メニュー画面に、本システムに含まれる複数のMFP300およびMFP400を選択可能に表示してその中からログインして印刷を実行させるMFPの選択(指定)を受け付ける。
なお、MFP400にログインして印刷を実行させたいと考えたユーザーは、まず、MFP400に接近して操作パネル46での操作を試みる可能性もある。そこで、好ましくは、MFP400は、図1に表わされたように、当該MFP400へのログイン操作が可能な装置が端末装置100であることを表わした画面を操作パネル46に表示する。この表示は、MFP400にインストールされているアプリケーションによって実現されてもよい。好ましくは、MFP400は、操作パネル46に対する操作を受け付けない、パネルロック状態とする。より好ましくは、MFP400は、図示しないメニュー画面においてユビキタスプリントのためのログインの開始が指示された場合にパネルロック状態とし、ログインを伴わない、つまりユビキタスプリントではない通常の画像処理(たとえばスキャン等)の開始が指示された場合にはパネルロック状態を解除する。
端末装置100は、MFP400が非サポート機であることを予め記憶している。そして、端末装置100は、ログインして印刷を実行させるMFPとしてMFP400の指定を受け付けた場合には、代替MFPとしてのMFP300Aに接続を要求する(ステップS2)。
なお、端末装置100は、MFP400が非サポート機であることを予め記憶していなくてもよい。この場合、端末装置100は、指定されたMFP400に接続を要求する際に当該MFP400に対してログインMFPとしての機能に関する情報を要求する。そして、MFP400からの情報に基づいてMFP400がログインMFPとする高機能を有していないと判断された場合に、端末装置100は、代替MFPとしてのMFP300Aに接続を要求してもよい。
上記ステップS2で代替MFPとしてのMFP300Aに接続を要求する際に、端末装置100は、ログインMFPとして指定されたMFP400を特定する情報を、上記要求と共にMFP300Aに渡す。
接続要求を受けた代替MFPとしてのMFP300Aは、リモートパネル用のアプリケーションを起動するなど、リモート接続のための処理を行なう(ステップS3)。そして、MFP300Aは、端末装置100に対してログイン画面を表示するための表示情報を送信する(ステップS4)。MFP300Aから上記情報を受信した端末装置100は、タッチパネル13にログイン画面を表示する(ステップS5)。
表示されたログイン画面に対して、ユーザーからログイン操作を受け付けると(ステップS6)、端末装置100は、操作位置を表わす情報である操作情報をMFP300Aに送信する(ステップS7)。操作情報は、たとえば、操作画面上のタッチ位置を表わした座標である。
MFP300Aは、端末装置100からの操作情報から操作内容を特定する。つまり、MFP300Aは、ユーザーがログイン画面で入力したログイン情報を特定する。そして、MFP300Aは、そのログイン情報を用いてユーザー認証を行なう。
一例として、管理サーバー500が認証サーバーとしても機能している場合、MFP300Aは、入力されたログイン情報を管理サーバー500に送信して認証を要求する(ステップS8)。
管理サーバー500は、MFP300Aからの要求に応じてユーザー認証処理を実行し(ステップS9)、その結果をMFP300Aに返す(ステップS10)。
認証成功の場合、MFP300Aは、本システム上に当該ユーザーに関連付けて記憶されている1つ以上のジョブにアクセスし、当該ジョブのジョブ情報を当該ジョブから取得する(ステップS11)。MFP300Aは、ログインユーザーに関連付けられているジョブを一覧表示し、その中から印刷するジョブを選択可能に提示するための選択画面を生成する。そして、MFP300Aは、その選択画面を表示するための表示情報を、端末装置100に送信する(ステップS12)。
表示情報を受信した端末装置100は、当該情報に基づいて選択画面をタッチパネル13に表示する(ステップS13)。タッチパネル13に表示された選択画面でジョブを選択(指定)するユーザー操作を受け付けると(ステップS14)、端末装置100は、ユーザー操作を表わした操作情報をMFP300Aに送信する(ステップS15)。
MFP300Aは、端末装置100からの操作情報から操作内容を特定する。つまり、MFP300Aは、選択されたジョブを特定する。そして、MFP300Aは、選択されたジョブを、当該ジョブを記憶している装置から取得する(ステップS16)。
上記のように、端末装置100からの接続要求には、端末装置100がユーザーからログインMFPとして指定されたMFP400を識別する情報が含まれている。そこで、MFP300Aは、接続要求を受け取った時点で以降の動作がMFP400の代替MFPとしての動作であると判断することができる。または、MFP300Aは、制御信号の入力元が端末装置100である場合には代替MFPであると判断し、操作パネル36である場合には当該MFP300AがログインMFPであると判断してもよい。または、MFP300Aは、制御信号が入力された際に、スキャナー35に原稿がセットされていた場合には当該MFP300AがログインMFPであると判断し、そうでない場合には代替MFPであると判断してもよい。
代替MFPとしてのMFP300Aは、上記ステップS16で取得したジョブを、ログインMFPとして指定されたMFP400に発行する(ステップS17)。ステップS17でMFP300Aは、ジョブを、ユーザーを特定する情報および当該MFP300Aを特定する情報と共にMFP400に発行する。このとき、MFP300Aは、当該ジョブの印刷に必要な処理をジョブに施した上で、MFP400に送信してもよい。なお、ジョブの発行は、MFP300AからMFP400に直接なされなくてもよい。すなわち、いったん、MFP300Aが端末装置100に送信し、端末装置100がMFP400にジョブを転送してもよい。いずれの動作も、情報処理装置からログインMFPであるMFP400へのジョブの発行と言える。
ジョブを受け付けたMFP400は、当該ジョブを印刷する(ステップS18)。そして、MFP400は、印刷結果を、ユーザーを特定する情報に関連付けて記憶する(ステップS19)。印刷結果は、たとえば、印刷枚数、カラー/モノクロ別の印刷枚数、ジョブごとの印刷枚数などであって、MFP400は、これらをユーザーごとにカウンター情報として記憶する。
MFP400は、当該ログインユーザーについてのカウンター情報を、当該ジョブを発行したMFP300Aに送信する(ステップS20)。ステップS20の送信は、MFP400が当該ジョブの印刷を完了した時点で行なわれてもよいし、MFP300Aからの要求に応じて行なわれてもよいし、管理サーバー500からのMFP300Aや端末装置100を介した要求に応じて行なわれてもよい。
MFP400からログインユーザーについてのカウンター情報を取得したMFP300Aは、当該カウンター情報を管理サーバー500に送信する(ステップS21)。好ましくは、代替MFPとしてのMFP300Aは、MFP400との通信に用いるプロトコルを管理サーバー500との通信に用いるプロトコルに変換した上でカウンター情報を管理サーバー500に送信する。管理サーバー500は、受信した印刷結果に基づいて上述のカウンター処理を実行することができる(ステップS22)。
<機能構成>
図5は、上記動作を行なうための端末装置100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図5の各機能は、端末装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主に、CPU10で実現される。しかしながら、一部機能が、図2に表わされたハードウェア、または電気回路(図示しない)などの他のハードウェアによって実現されてもよい。
図5は、上記動作を行なうための端末装置100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図5の各機能は、端末装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主に、CPU10で実現される。しかしながら、一部機能が、図2に表わされたハードウェア、または電気回路(図示しない)などの他のハードウェアによって実現されてもよい。
図5を参照して、端末装置100のCPU10は、タッチパネル13に対するユーザー操作を表わす指示入力を受け付けるための指示入力部106を含む。指示入力部106の受け付けるユーザーの指示は、端末装置100を用いた遠隔操作の対象とするMFPを指定することを含む。
さらに、CPU10は、認証部101と、画面入力部104と、表示処理部105と、発行部107とを含む。認証部101は、さらに、ログイン部102と接続要求部103とを含む。ログイン部102は、ログイン情報の入力を受け付ける。ログインが要求されたMFPがMFP400である場合、接続要求部103は、代替MFPであるMFP300に接続を要求する。
画面入力部104は、MFP300から画面情報の入力を受け付ける。表示処理部105は、該画面情報に基づいて、接続を要求したMFP300の操作画面をタッチパネル13に表示する。
発行部107は、ユーザー操作によって処理対象のジョブとして選択されたジョブを特定する情報をMFP300に渡して、該当するジョブのMFP400への発行を指示する。
図6は、上記動作を行なうためのMFP300の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図6の各機能は、MFP300のCPU30がROM31に記憶されているプログラムをRAM32上に読み出して実行することで、主に、CPU30で実現される。しかしながら、一部機能が、図3に表わされたハードウェア、または電気回路(図示しない)などの他のハードウェアによって実現されてもよい。
図6を参照して、MFP300のCPU30は、端末装置100からの操作情報の入力を受け付けるための入力部301を含む。また、CPU30は、操作情報がログイン情報であった場合に、当該情報を用いてユーザー認証を行なうための認証部302を含む。認証部302は、予め記憶している認証情報とログイン情報とを比較することでユーザー認証を行なってもよい。また、認証部302は、ログイン情報を管理サーバー500に送信して、ユーザー認証を要求してもよい。
CPU30は、さらに、第1取得部303と、提示部304と、第2取得部313と、送信部314とを含む。第1取得部303は、ユーザー認証が成功であった場合に、当該ユーザーに関連付けられたジョブのジョブ情報やジョブを取得する。提示部304は、第1取得部303によって取得されたジョブ情報を提示する。第2取得部313は、MFP400から、ログインユーザーの印刷結果であるカウンター情報を取得する。送信部314は、MFP400からのカウンター情報を管理サーバー500に送信する。好ましくは、第2取得部313は、MFP400にカウンター情報の送信を要求するための要求部315を含む。
CPU30は、さらに、表示処理部305を含む。表示処理部305は、操作画面を表示させるための情報である画面情報を生成し、表示装置に操作画面を表示させる処理を行なう。表示装置がMFP300の操作パネル36である場合、表示処理部305は、操作パネル36の表示を制御する。表示処理部305は、転送部306を含む。表示装置が端末装置100のタッチパネル13である場合、転送部306は、画面情報を端末装置100に転送する。
CPU30は、さらに、操作情報から指示された処理を特定するための処理特定部307と、指示された処理を実行するための処理部308とを含む。処理部308は、指示された処理として、指定されたジョブの印刷などの処理を実行する。
処理部308、さらに、指定部309、装置特定部310、およびジョブ処理部311を含む。指定部309は、印刷するジョブの指定を受け付ける。装置特定部310は、ジョブの印刷を実行する装置を特定する。端末装置100からの接続要求に、端末装置100がユーザーから接続先として指定されたMFPとして他のMFPを示す情報が含まれている場合、装置特定部310は、当該接続要求から、ジョブの印刷を実行する装置を上記他のMFPと特定する。
ジョブ処理部311は、MFP300でのジョブの印刷処理を制御する。ジョブ処理部311は、ジョブを発行するための発行部312を含む。ジョブの印刷を実行する装置がMFP400である場合、発行部312は、MFP400にジョブを発行する。その際に、発行部312は、ログインユーザーを特定する情報およびMFP300を特定する情報をジョブと共に発行する。
図7は、上記動作を行なうためのMFP400の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図7の各機能は、MFP400のCPU40がROM41に記憶されているプログラムをRAM42上に読み出して実行することで、おコンピューターに、CPU40で実現される。しかしながら、一部機能が図3に表わされたハードウェア、または電気回路(図示しない)などの他のハードウェアによって実現されてもよい。
図7を参照して、MFP400のCPU40は、入力部401と、ジョブ処理部402と、格納部403と、送信部404とを含む。
入力部401は、代替MFPであるMFP300から発行されたジョブの入力を受け付ける。ジョブ処理部402は、入力されたジョブのMFP400での印刷処理を制御する。格納部403は、印刷結果をカウンター情報として、ジョブと共に発行されたユーザーを特定する情報に関連付けて、メモリーの一例であるHDD43の印刷結果記憶部431に格納する。送信部404は、ユーザーを特定する情報に関連付けられたカウンター情報である印刷結果を、ジョブと共に発行されたMFP300を特定する情報に基づいて、MFP300に送信する。送信部404は、当該ジョブの印刷が完了したタイミングでMFP300に印刷結果を送信してもよいし、MFP300または管理サーバー500からの要求に応じてMFP300に印刷結果を送信してもよい。
<動作フロー>
図8は、端末装置100およびMFP300それぞれの動作の流れの一例を表わすフローチャートである。図8の左側のフローチャートに表わされた動作は、端末装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図5の各機能を実現する処理を実行することによって実現される。図8の右側のフローチャートに表わされた動作は、MFP300のCPU30がROM31に記憶されたプログラムをRAM32上に読み出して実行し、図6の各機能を実現する処理を実行することによって実現される。
図8は、端末装置100およびMFP300それぞれの動作の流れの一例を表わすフローチャートである。図8の左側のフローチャートに表わされた動作は、端末装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図5の各機能を実現する処理を実行することによって実現される。図8の右側のフローチャートに表わされた動作は、MFP300のCPU30がROM31に記憶されたプログラムをRAM32上に読み出して実行し、図6の各機能を実現する処理を実行することによって実現される。
図8を参照して、端末装置100のCPU10は、ログインMFPとするMFPの選択を受け付け(ステップS101でYES)、指定されたMFPが非サポート機であるMFP400であった場合(ステップS103でYES)、代替MFPとしてのMFP300に接続を要求する(ステップS105)。ステップS105での要求の際に、CPU10は、MFP300に対してログインMFPであるMFP400を特定する情報も送信する。
端末装置100から接続要求を受け付けたMFP300のCPU30は、接続処理を実行する(ステップS201)。そして、CPU30は、ログイン画面を表示するための表示情報を端末装置100に送信する(ステップS203)。
端末装置100のCPU10は、MFP300からログイン画面を表示するための表示情報を受信すると(ステップS107でYES)、タッチパネル13にログイン画面を表示する(ステップS109)。該ログイン画面に対するユーザーのログイン操作を受け付けると(ステップS111でYES)、CPU10は、当該画面における操作位置をMFP300に送信することで、ログイン情報をMFP300に送信する(ステップS113)。
端末装置100からログイン情報を受け付けたMFP300のCPU30は(ステップS205でYES)、当該ログイン情報を用いてユーザー認証を実行する(ステップS207)。一例として、CPU30は、ログイン情報を管理サーバー500に送信してユーザー認証を要求する。ログイン成功の場合、CPU30は、当該ユーザーに関連付けられたジョブのジョブ情報を本システムに属するMFP300のうちの当該ジョブを保持しているMFP300から取得する(ステップS209)。そして、CPU30は、ジョブの一覧を表示してジョブを選択するための選択画面を生成し、当該画面の表示情報を端末装置100に送信する(ステップS211)。
端末装置100のCPU10は、MFP300からジョブの選択画面を表示するための表示情報を受信すると(ステップS115でYES)、タッチパネル13にジョブの選択画面を表示する(ステップS117)。ジョブの選択画面においてジョブを選択(指定)するユーザー操作を受け付けると(ステップS119でYES)、CPU10は、当該画面における操作位置をMFP300に送信することで、指定されたジョブを特定する情報をMFP300に送信する(ステップS121)。
端末装置100から指定されたジョブを特定する情報を受け付けたMFP300のCPU30は、該当するジョブを当該ジョブを保持しているMFP300から取得する(ステップS213)。そして、CPU30は、指定されたジョブをログインMFPであるMFP400に発行する(ステップS215)。ステップS215でCPU30は、指定されたジョブと共に、ログインユーザーを特定する情報およびMFP300を特定する情報もMFP400に送信する。
MFP300のCPU30は、ログインMFPであるMFP400から当該ユーザーのカウンター情報としての印刷結果を受信する(ステップS217)。カウンター情報は、MFP400で印刷処理が行なわれた後に自動的にMFP400から送信されてきてもよいし、MFP300がMFP400に要求することによってMFP400から送信されてきてもよいし、MFP300が管理サーバー500から要求を受け付けてMFP400に要求することによってMFP400から送信されてきてもよい。CPU30は、MFP400から取得した、ユーザーを特定する情報に関連付けられた当該MFP400での印刷結果を表わしたカウンター情報を、管理サーバー500に送信する(ステップS219)。
図9は、非サポート機であるMFP400の動作の流れの一例を表わすフローチャートである。図9には、MFP400の動作と共に、関連する、代替MFPであるMFP300(中央)および管理サーバー500(右端)の動作も示されている。図9のフローチャートに表わされた動作は、MFP400のCPU40がROM41に記憶されているプログラムをRAM42上に読み出して実行し、図7の各機能を実現する処理を実行することによって実現される。
図9を参照して、MFP400のCPU40は、代替MFPであるMFP300からジョブと共に、上記ステップS215で送信された、ユーザー情報および当該MFP300を特定する情報である装置情報を受け付ける。MFP400のCPU40は、代替MFPであるMFP300からジョブが渡されて印刷の指示を受け付けると(ステップS301でYES)、該指示に従って印刷を実行する(ステップS303)。
印刷が完了すると、CPU40は、当該ジョブと共にMFP300から渡されたユーザーを特定する情報に関連付けて印刷結果を記憶する(ステップS305)。CPU40は、ユーザーごとに印刷結果を記憶している。好ましくは、ステップS305でCPU40は、ユーザーごとの印刷結果に、さらに、代替MFPであるMFP300を示す情報を関連付けて記憶する。
CPU40は、たとえばMFP300から要求されたタイミングなどに(ステップS307でYES)、記憶している印刷結果をMFP300に送信する(ステップS309)。印刷の完了時に印刷結果を送信する場合、CPU40は、当該ジョブと共に渡されたMFP300を特定する情報に基づいて、当該MFP300に印刷結果を送信する。MFP300からの要求に応じて印刷結果を送信する場合、CPU40は、記憶している印刷結果のうち、要求したMFP300が代替MFPとして関連付けられている印刷結果を、ユーザーに関連付けて該MFP300に送信する。
CPU40は、以上の動作を、代替MFPであるMFP300から印刷指示を受け付けるたびに繰り返す。
代替MFPであるMFP300は、上記ステップS217で、上記ステップS309でMFP400から送信された印刷結果を受信する。そして、MFP300は、上記ステップS219で、受信したユーザー情報と関連付けられた印刷結果を表わしたカウンター情報を管理サーバー500に送信する。
管理サーバー500は、上記ステップS219でMFP300から送信された、ユーザー情報と関連付けられた印刷結果を表わしたカウンター情報を受信する(ステップS401)。そして、管理サーバー500は、当該カウンター情報に基づいてユーザーごとのカウンター処理を実行する(ステップS403)。
<他の実施の形態>
なお、以上の説明では、端末装置100はMFP300とは異なる装置であって、端末装置とMFP300とがMFP400を管理する情報処理装置として機能するものとしている。他の例として、上記した端末装置100の機能がMFP300に搭載されていてもよい。すなわち、MFP300が単独でMFP400を管理する情報処理装置として機能してもよい。この場合、ユーザーは、リモートパネルを用いず、MFP300の操作パネル36に表示された操作画面を用いてMFP400を操作することになる。
なお、以上の説明では、端末装置100はMFP300とは異なる装置であって、端末装置とMFP300とがMFP400を管理する情報処理装置として機能するものとしている。他の例として、上記した端末装置100の機能がMFP300に搭載されていてもよい。すなわち、MFP300が単独でMFP400を管理する情報処理装置として機能してもよい。この場合、ユーザーは、リモートパネルを用いず、MFP300の操作パネル36に表示された操作画面を用いてMFP400を操作することになる。
<実施の形態の効果>
本システムが上記動作を行なうことによって、ユビキタスプリントに対応できる高機能を有していない、低機能のMFP400が本システムに含まれ、当該低機能のMFP400がログインMFPとして指定された場合であっても、ユーザーはそのことを意識することなく当該低機能のMFP400を端末装置100または代替MFP300を用いて遠隔操作して、指定したジョブを印刷させることができる。したがって、ユーザーの利便性を高めることができる。
本システムが上記動作を行なうことによって、ユビキタスプリントに対応できる高機能を有していない、低機能のMFP400が本システムに含まれ、当該低機能のMFP400がログインMFPとして指定された場合であっても、ユーザーはそのことを意識することなく当該低機能のMFP400を端末装置100または代替MFP300を用いて遠隔操作して、指定したジョブを印刷させることができる。したがって、ユーザーの利便性を高めることができる。
さらに、上記の低機能のMFP400が管理サーバー500に印刷結果を送信する機能を有していない場合であっても、本システムではMFP300で管理サーバー500への印刷結果の送信を代替させることができる。これにより、たとえ低機能のMFP400が印刷するMFPと指定された場合であっても、本システムではジョブ処理の管理を適切に行なうことができる。
<他の例>
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
上述の動作を端末装置100やMFP300などである情報処理装置、およびMFP400に実行させるための、1つ以上のソフトウェアモジュールの組み合わせであるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムを提供することによって、既存の端末装置やMFPを上記の情報処理装置として機能させることができ、容易に本システムを構築することができる。
このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,30,40 CPU、11,31,41 ROM、12,32,42 RAM、13 タッチパネル、14,37 ネットワークコントローラー、34 プリンター、35 スキャナー、36,46 操作パネル、43 HDD、100 端末装置、101,302 認証部、102 ログイン部、103 接続要求部、104 画面入力部、105,305 表示処理部、106 指示入力部、107,312 発行部、300,300A,300B,400 MFP、301,401 入力部、303 第1取得部、304 提示部、306 転送部、307 処理特定部、308 処理部、309 指定部、310 装置特定部、311,402 ジョブ処理部、313 第2取得部、314,404 送信部、315 要求部、403 格納部、431 印刷結果記憶部、500 管理サーバー。
Claims (16)
- 所定の機能を有しない画像形成装置と当該所定の機能を有する情報処理装置とが通信可能に接続された画像処理システムであって、
前記情報処理装置は、
ユーザーを認証するための認証手段と、
認証された前記ユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として前記画像形成装置を指定するための指定手段と、
前記印刷ジョブの印刷指示を、前記ユーザーを特定するユーザー情報および前記情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するための発行手段と、を含み、
前記画像形成装置は、
受信した印刷指示に基づき、前記印刷ジョブの印刷を実行するための印刷実行手段と、
ユーザー情報ごとに、前記情報処理装置から発行された印刷ジョブの印刷結果を記憶するための記憶手段と、
前記ユーザー情報に関連付けられた前記印刷結果を、前記代替装置情報に基づき前記情報処理装置に送信するための送信手段と、を含み、
前記情報処理装置は、
前記画像形成装置から、前記ユーザー情報に関連付けられた前記印刷結果を取得するための取得手段をさらに含む、画像処理システム。 - 前記情報処理装置は、認証機能を有する画像形成装置である、請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記情報処理装置は、認証機能を有する携帯端末である、請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記所定の機能は、認証機能である、請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記所定の機能は、他の装置からジョブを読み出す機能である、請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記所定の機能は、管理サーバーに印刷結果を送信する機能である、請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記画像形成装置は、前記情報処理装置をログインする装置としてユーザーに示す手段をさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理システム。
- 所定の機能を有しない画像形成装置と通信可能に接続され、当該所定の機能を有する情報処理装置であって、
ユーザーを認証するための認証手段と、
認証された前記ユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として前記画像形成装置を指定するための指定手段と、
前記印刷ジョブの印刷指示を、前記ユーザーを特定するユーザー情報および前記情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するための発行手段と、
前記画像形成装置から、前記ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を取得するための取得手段と、を備える、情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、認証機能を有する画像形成装置である、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、認証機能を有する携帯端末である、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記所定の機能は、認証機能である、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記所定の機能は、他の装置からジョブを読み出す機能である、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記所定の機能は、管理サーバーに印刷結果を送信する機能である、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置をログインする装置としてユーザーに示す手段をさらに備える、請求項8〜13のいずれかに記載の情報処理装置。
- 所定の機能を有しない画像形成装置と当該所定の機能を有する情報処理装置とが通信可能に接続された画像処理システムでの印刷ジョブの管理方法であって、
前記情報処理装置がユーザーを認証するステップと、
前記情報処理装置が、認証された前記ユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として前記画像形成装置を指定するステップと、
前記情報処理装置が、前記印刷ジョブの印刷指示を、前記ユーザーを特定するユーザー情報および前記情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するステップと、
前記画像形成装置が、受信した前記印刷指示に基づき、前記印刷ジョブの印刷を実行するステップと、
前記画像形成装置が、ユーザー情報ごとに、前記情報処理装置から発行された前記印刷ジョブの印刷結果を記憶するステップと、
前記画像形成装置が、前記ユーザー情報に関連付けられた前記印刷結果を、前記代替装置情報に基づき前記情報処理装置に送信するステップと、
前記情報処理装置が、前記画像形成装置から前記ユーザー情報に関連付けられた前記印刷結果を取得するステップとを備える、管理方法。 - 所定の機能を有しない画像形成装置と通信可能に接続され、当該所定の機能を有する情報処理装置の制御プログラムであって、
前記制御プログラムは前記情報処理装置に搭載されているコンピューターに、
ユーザーを認証するステップと、
認証された前記ユーザーの印刷ジョブを印刷する画像形成装置として前記画像形成装置を指定するステップと、
前記印刷ジョブの印刷指示を、前記ユーザーを特定するユーザー情報および前記情報処理装置を特定する代替装置情報と共に、指定された画像形成装置に発行するステップと、
前記画像形成装置から、前記ユーザー情報に関連付けられた印刷結果を取得するステップと、を実行させる、制御プログラム。
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