JP2016176823A - 電流計測装置、画像形成装置、搬送装置、及び電流計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータに流れる電流を低コストで計測できることを目的とする。【解決手段】モータに流れる第1電流を計測し、前記モータの各相に流れるそれぞれの電流を合成した第2電流を示す第1電圧を第1信号として検出する検出部と、前記第1信号を平滑化して第2信号を生成する平滑部と、前記第2信号を入力する第1入力端子、増幅率を定める第1抵抗器及び第2抵抗器にそれぞれ接続される第2入力端子、前記第2信号を前記増幅率に基づいて増幅させた第3信号を出力する出力端子、グラウンドに接続される第1電源端子、及び第1電源に接続される第2電源端子を有する増幅部と、前記第1入力端子に第2電圧を入力する入力部とを含む電流計測装置が、前記モータが停止している場合に前記第3信号が示す第3電圧を記憶し、前記モータが回転している場合に前記第3信号が示す第4電圧を取得する取得し、前記第3電圧及び前記第4電圧の差に基づいて前記第1電流を計算することにより上記課題を解決する。【選択図】図1
Description
本発明は、電流計測装置、画像形成装置、搬送装置、及び電流計測方法に関する。
従来、入力される信号を増幅させるオペアンプ(operational amplifier)等の増幅器が知られている。
また、第1のオペアンプ及び第2のオペアンプの2つのオペアンプを組み合わせ、まず、第1のオペアンプが有する負帰還部に帰還抵抗を接続させ、第1のオペアンプが有する反転入力端子に入力抵抗を接続させる。次に、第2のオペアンプが有する非反転入力端子を接地させ、第2のオペアンプが有する出力端子を入力抵抗に接続させる。このような非反転増幅回路によって入力オフセット電圧を把握しなくとも、入力オフセットが利得に応じて増幅されないようにできる方法が知られている(例えば、特許文献1等)。
しかしながら、従来の方法では、電流を計測するのに、2つ以上のオペアンプを使用する必要がある。そのため、モータに流れる電流を計測するコストが高くなる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、モータに流れる電流を低コストで計測できる電流計測装置を提供することを目的とする。
一態様における、モータに流れる第1電流を計測する電流計測装置は、前記モータの各相に流れるそれぞれの電流を合成した第2電流を示す第1電圧を第1信号として検出する検出部と、前記第1信号を平滑化して第2信号を生成する平滑部と、前記第2信号を入力する第1入力端子、増幅率を定める第1抵抗器及び第2抵抗器にそれぞれ接続される第2入力端子、前記第2信号を前記増幅率に基づいて増幅させた第3信号を出力する出力端子、グラウンドに接続される第1電源端子、及び第1電源に接続される第2電源端子を有する増幅部と、前記第1入力端子に第2電圧を入力する入力部と、前記モータが停止している場合に前記第3信号が示す第3電圧を記憶する記憶部と、前記モータが回転している場合に前記第3信号が示す第4電圧を取得する取得部と、前記第3電圧及び前記第4電圧の差に基づいて前記第1電流を計算する計算部とを含む。
本発明の各実施形態によれば、モータに流れる電流を低コストで計測できる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<電流計測装置例>
はじめに、本実施形態に係る電流計測装置のハードウェア構成の一例について説明する。
<電流計測装置例>
はじめに、本実施形態に係る電流計測装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る電流計測装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、電流計測装置100は、情報処理装置110と、電流検出回路(ドライバ側)160とを有する。また、情報処理装置110は、電動モータ140及び位置/回転速度検出部150に接続されるドライバ130に接続され、ドライバ130を介して、電動モータ140の回転速度又は回転位置を制御する。さらに、情報処理装置110は、電動モータ140に流れる第1電流を計算する。
ドライバ130は、電流検出回路(ドライバ側)160を有し、電動モータ140を駆動させる。また、電流検出回路(ドライバ側)160は、電動モータ140の各相に流れるそれぞれの駆動電流を合成した合成値を検出する。
情報処理装置110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read−Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、及び補助記憶装置114を備える。さらに、情報処理装置110は、表示部115、入力装置116、インタフェース部117、及び電流検出回路(装置側)118を備える。なお、情報処理装置110が有する各部(CPU111乃至インタフェース部117)は、バス119を介して相互に接続される。
CPU111は、補助記憶装置114に格納されるプログラム120を実行する演算装置及び制御装置である。
ROM112は、不揮発性メモリである。また、ROM112は、例えば、プログラム120をCPU111が実行するのに必要な各種プログラム及びデータ等を格納する記憶装置として機能する。具体的には、ROM112は、BIOS(Basic Input/Output System)及びEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
RAM113は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。また、RAM113は、プログラム120がCPU111によって実行される際に作業領域を提供する。
補助記憶装置114には、各種プログラムがインストールされる。即ち、補助記憶装置114は、例えばハードディスク等である。
表示部115は、電動モータ140の制御目標値(目標回転速度又は目標位置)を入力するための画面、電動モータ140の回転速度の検出結果(実測値)、及び回転位置の検出結果(実測値)を表示するための画面等を表示する。さらに、推定された負荷トルク(推定トルク値)等を表示するための画面を表示する。
入力装置116は、情報処理装置110に対して各種入力操作(制御目標値を入力したりするための操作)を行うための操作部材であり、例えば、マウス及びキーボード等が含まれる。
インタフェース部117は、制御対象である電動モータ140を制御するための制御値を、電動モータ140に接続されるドライバ130に送信する。また、インタフェース部117は、位置/回転速度検出部150より、制御対象である電動モータ140の状態を示す情報(回転速度の実測値又は回転位置の実測値等)を受信する。さらに、ドライバ130が有する電流検出回路(ドライバ側)160は、電動モータ140の各相に流れるそれぞれの駆動電流を合成した合成値を示す信号を平滑化する。次に、情報処理装置110は、電流検出回路(装置側)118を介して、増幅される信号を受信する。
電流検出回路(装置側)118は、電流検出回路(ドライバ側)160より送信される信号が有するノイズを除去する。また、電流検出回路(装置側)118は、ADC(A/D(Analog/Digital)変換 コンバータ)によってA/D変換等を行い、インタフェース部117から信号を入力する。
ドライバ130は、インタフェース部117より送信される制御値に基づいて、電動モータ140を駆動する。また、電動モータ140は、例えば、3相のブラシレスモータ(DC(direct−current)モータ)等である。なお、電動モータは、他の種類のモータでもよい。
位置/回転速度検出部150は、例えば電動モータ140が有し、検出信号(回転速度を示す信号又は回転位置を示す信号)を出力する。具体的には、位置/回転速度検出部150より出力される検出信号は、回転速度を示す実測値又は回転位置を示す実測値として、ドライバ130を介してインタフェース部117に送信される。さらに、本実施形態において、位置/回転速度検出部150には、例えば、2相エンコーダ又は1相フォトディテクタ等が含まれる。また、位置/回転速度検出部150には、FG(Frequency Generator)センサ又はホール素子センサ等の磁気センサが含まれてもよい。
電流検出回路(ドライバ側)160は、例えばドライバ130が有する。また、電流検出回路(ドライバ側)160は、ローパスフィルタ(low−passfilter)等を有し、電動モータ140の各相に流れるそれぞれの駆動電流を合成した合成値を示す信号を平滑化する。さらに、電流検出回路(ドライバ側)160は、オペアンプ等を有し、信号を増幅させる。また、電流検出回路(ドライバ側)160は、増幅させた信号をハーネス等で電流検出回路(装置側)118に送信する。なお、電流検出回路(ドライバ側)160が行う処理の一部又は全部は、電流検出回路(装置側)118が行ってもよい。
<機能構成例>
図2は、実施形態に係る電流計測装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、電流計測装置100は、検出部200、平滑部201、増幅部202、入力部203、記憶部204、取得部205、及び計算部206を含む。
図2は、実施形態に係る電流計測装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、電流計測装置100は、検出部200、平滑部201、増幅部202、入力部203、記憶部204、取得部205、及び計算部206を含む。
<検出部の例>
検出部200は、電動モータ140の各相に流れるそれぞれの駆動電流を合成した第2電流I2を示す第1電圧V1を第1信号SIG1として検出する。
検出部200は、電動モータ140の各相に流れるそれぞれの駆動電流を合成した第2電流I2を示す第1電圧V1を第1信号SIG1として検出する。
図3は、実施形態に係る検出部の回路構成の一例を示す回路図である。
検出部200は、例えば電流検出回路(ドライバ側)160(図1)によって実現される。具体的には、検出部200は、例えば、図3に示すように、いわゆるシャント(shunt)抵抗器430を有する。
また、図3に示すように、電流検出回路は、トランジスタ401乃至406を有する。具体的には、トランジスタ401乃至403が有するそれぞれのエミッタ(emitter)端子は、トランジスタ404乃至406が有するそれぞれのコレクタ(collector)端子と接続される。
電動モータ140の各相に流れるそれぞれの駆動電流は、第1固定子巻線411、第2固定子巻線412、及び第3固定子巻線413にそれぞれ流れ、それぞれの駆動電流を合成した電流が第2電流I2である。図示するように、第1固定子巻線411は、トランジスタ401が有するエミッタ端子及びトランジスタ404が有するコレクタ端子にそれぞれ接続される。また、第2固定子巻線412は、トランジスタ402が有するエミッタ端子及びトランジスタ405が有するコレクタ端子にそれぞれ接続される。さらに、第3固定子巻線413は、トランジスタ403が有するエミッタ端子及びトランジスタ406が有するコレクタ端子にそれぞれ接続される。
また、トランジスタ401乃至403がそれぞれ有するコレクタ端子は、電動モータ140に電力を供給するモータ電源420に接続される。一方、トランジスタ404乃至406がそれぞれ有するエミッタ端子は、シャント抵抗器430に接続される。
図3では、シャント抵抗器430が有する一方の端子は、トランジスタ404乃至406に接続され、シャント抵抗器430が有する他方の端子は、グラウンドGNDに接続される。
トランジスタ404乃至406に対するオン(on)又はオフ(off)は、出力OPTによって切り替えられる。即ち、出力OPTによって、モータ電源420から駆動電流を流すか否かが切り替えられる。これにより、トランジスタ401乃至406は、駆動電流を流す電動モータ140の各相、即ち、電動モータ140の励磁相(固定子巻線411乃至413のうち、励磁する固定子巻線)を切り替える。
シャント抵抗器430は、モータ電源420からトランジスタ401乃至406の少なくともいずれかを流れる駆動電流を合成した第2電流I2を検出する。また、シャント抵抗器430によって検出される第2電流I2は、第1電圧V1で示される。即ち、第1電圧V1は、例えばシャント抵抗器間電圧であり、第1電圧V1は、第1信号SIG1として電流検出回路(ドライバ側)160に入力される。
なお、シャント抵抗器間電圧を示す信号は、パルス状の波形で、負荷トルクが大きくなると、振幅が大きくなり、回転速度が上がると、デューティ比(duty ratio)が大きくなる特性がある。また、シャント抵抗器間電圧を示す信号は、数十mV程度の振幅を有する微弱な信号である場合が多い。また、シャント抵抗器間電圧信号は、電動モータ140のトルク計算等に用いられてもよい。
なお、検出部200は、シャント抵抗器430が有する一方の端子が、モータ電源420に接続されるように、シャント抵抗器430を有してもよい。
図4は、実施形態に係る検出部の回路構成の別の一例を示す回路図である。
図4は、図3と比較すると、シャント抵抗器430が接続される位置が異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
図4では、シャント抵抗器430は、一方の端子が、モータ電源420に接続される。図3に示す構成は、シャント抵抗器430をグラウンドGND側に有する、いわゆるローサイド検出を行う構成である。これに対して、図4に示す構成は、シャント抵抗器430をモータ電源420側に有する、いわゆるハイサイド検出を行う構成である。
図3に示すように、ローサイド検出を行う構成にすると、電流検出回路は、シングルエンドの検出回路、即ち、簡単な単一電源のデザインとなるため、設計が容易にできる。また、ローサイド検出を行う構成にすると、電流検出回路は、大きなコモンモード除去比(CMR)及びコモンモード耐圧(CMV)を持たない構成にできる。
一方、図4に示すように、ハイサイド検出を行う構成にすると、電流検出回路は、電源の近くに配置できるため、制御回路等に接続しやすい。例えば、電源と、制御回路を有する本体とが離れた構成である場合、ハイサイド検出を行う構成にすると、電流検出回路は、本体側で検出が行えるため、ローサイド検出のように、検出結果を本体側に送信する必要が少なくできる。
<検出部による検出結果例>
図5は、実施形態に係る検出部による検出結果の一例を示す図である。具体的には、図5は、検出部200(図2)によって検出される第1電圧V1の例を示す。図示する第1電圧V1の最大値Aは、100mV程度となる。一方、第1電圧V1には、±20mV程度のオフセットがある。
図5は、実施形態に係る検出部による検出結果の一例を示す図である。具体的には、図5は、検出部200(図2)によって検出される第1電圧V1の例を示す。図示する第1電圧V1の最大値Aは、100mV程度となる。一方、第1電圧V1には、±20mV程度のオフセットがある。
<平滑部の例>
図6は、実施形態に係る平滑部の回路構成の一例を示す回路図である。
図6は、実施形態に係る平滑部の回路構成の一例を示す回路図である。
平滑部201は、例えば電流検出回路(ドライバ側)160(図1)によって実現される。具体的には、平滑部201は、第3抵抗器の例である抵抗器451と、コンデンサ452とを有し、抵抗器451と、コンデンサ452とが図示するように接続され、ローパスフィルタを実現する。つまり、抵抗器451は、第5端子と第6端子とを有し、第5端子が第1信号SIG1を入力して、第6端子が平滑化して生成した第2信号SIG2を増幅部202(図2)に出力するように接続される。
即ち、平滑部201は、検出部200から入力される第1信号SIG1が有する信号のうち、所定の周波数以上の周波数となる信号を減衰させる。なお、平滑部201が減衰させる信号の周波数は、抵抗器451の抵抗値と、コンデンサ452の容量とに基づいて定まる。したがって、平滑部201は、第1信号SIG1が有するノイズを減衰させることができる。次に、平滑部201は、第1信号SIG1が有するノイズを減衰させて第2信号SIG2を出力する。
<増幅部の例>
図7は、実施形態に係る増幅部の回路構成の一例を示す回路図である。
図7は、実施形態に係る増幅部の回路構成の一例を示す回路図である。
増幅部202は、例えば電流検出回路(ドライバ側)160(図1)によって実現される。増幅部202は、オペアンプAMPを有する。また、オペアンプAMPは、第1入力端子の例として正側入力端子IN1と、第2入力端子の例として負側入力端子IN2と、出力端子の例として出力端子OUTとを有する。さらに、オペアンプAMPは、第2電源端子の例として第1電源421に接続される正側電源端子PWR1と、第1電源端子の例としてグラウンドGNDに接続される負側電源端子PWR2とを有する。
即ち、オペアンプAMPは、電源電圧の基準をグラウンドGNDとする単電源(片電源といってもよい。)である。したがって、オペアンプAMPが出力する第3信号SIG3は、グラウンドGNDが示す0Vから第1電源421の電源電圧が示す値までとなる。
また、第1電源421の電源電圧は、例えば+5V等である。なお、第1電源421の電源電圧は、オペアンプAMPの仕様によって定まる。
また、増幅部202は、第1抵抗器の例として抵抗器453と、第2抵抗器の例として抵抗器454とを有する。さらに、抵抗器453及び抵抗器454がそれぞれ有する一方の端子は、負側入力端子IN2にそれぞれ接続される。さらにまた、抵抗器453が有する他方の端子は、グラウンドGNDに接続され、抵抗器454が有する他方の端子は、出力端子OUTに接続される。
正側入力端子IN1は、いわゆる非反転端子であり、正側入力端子IN1には、平滑部201から第2信号SIG2が入力される。また、正側入力端子IN1には、入力部203から第2電圧V2が入力される。したがって、第2信号SIG2が示す第1電圧は、平滑部201から出力される電圧に、第2電圧V2が加算された電圧となる。
オペアンプAMPは、正側入力端子IN1に入力される信号を増幅させて、第3信号SIG3を生成する。なお、増幅率は、抵抗器453の抵抗値及び抵抗器454の抵抗値に基づいて定まる。
<入力部の例>
図8は、実施形態に係る入力部の回路構成の一例を示す回路図である。
図8は、実施形態に係る入力部の回路構成の一例を示す回路図である。
入力部203は、例えば電流検出回路(ドライバ側)160(図1)によって実現される。具体的には、入力部203は、第4抵抗器の例として抵抗器455と、第5抵抗器の例として抵抗器456とを有する。また、抵抗器455は、第2電源422に接続される第1端子457と、増幅部202が有する正側入力端子IN1(図7)に接続される第2端子458とを有する。一方、抵抗器456は、グラウンドGNDに接続される第3端子459と、増幅部202が有する正側入力端子IN1に接続される第4端子460とを有する。
入力部203は、抵抗器455及び抵抗器456で第2電源422の電源電圧を分圧した第2電圧V2を正側入力端子IN1に入力する。
なお、第2電源422は、第1電源421(図7)と同じ電源であってもよい。即ち、第2電源422及び第1電源421は、同じ電源から電力を供給する構成でもよい。同じ電源にすると、電源の種類が少なくなるため、電子回路基板が小さくできる。
<記憶部、取得部、及び計算部の例>
図9は、実施形態に係る記憶部、取得部、及び計算部の回路構成の一例を示す回路図である。なお、記憶部204は、例えば電流検出回路(装置側)118(図1)が有するADC207及び補助記憶装置114等によって実現される。また、取得部205は、例えばADC207等によって実現される。さらに、計算部206は、例えばCPU111等によって実現される。
図9は、実施形態に係る記憶部、取得部、及び計算部の回路構成の一例を示す回路図である。なお、記憶部204は、例えば電流検出回路(装置側)118(図1)が有するADC207及び補助記憶装置114等によって実現される。また、取得部205は、例えばADC207等によって実現される。さらに、計算部206は、例えばCPU111等によって実現される。
図示するように、増幅部202が出力する第3信号SIG3は、例えばハーネスHRを介して送信される。また、電流検出回路(装置側)118(図1)がローパスフィルタLPを有し、第3信号SIG3が有するノイズは、ローパスフィルタLPによって減衰されてもよい。
記憶部204は、電動モータ140(図1)が停止している場合の第3信号SIG3が示す第3電圧V3を記憶する。
取得部205は、電動モータ140が回転している場合の第3信号SIG3が示す第4電圧V4を取得する。なお、取得部205は、第4電圧V4を複数取得し、平均値を算出してもよい。
なお、第3電圧V3は、複数の第3電圧V3を平均した平均値でもよい。同様に、第4電圧V4は、複数の第4電圧V4を平均した平均値でもよい。
計算部206は、記憶部204が記憶する第3電圧V3と、取得部205が取得する第4電圧V4との差を計算する。また、計算部206は、第3電圧V3と第4電圧V4との差に基づいて第1電流I1(図2)を計算する。
<ブロック線図の説明>
次に、電動モータ140の回転速度又は回転位置を制御するとともに、負荷トルクを推定するためのブロック線図の一例について説明する。
次に、電動モータ140の回転速度又は回転位置を制御するとともに、負荷トルクを推定するためのブロック線図の一例について説明する。
図10は、電動モータを制御し、負荷トルクを推定するためのブロック線図である。図10に示すように、制御部210は、制御目標値(目標回転速度ωtgt又は目標位置xtgt)と、フィードバックされる実測値(回転速度の実測値ωdet又は回転位置の実測値xdet)とに基づいて、制御値(電圧値Vctl)を出力する。
制御部210より出力される制御値(電圧値Vctl)に基づいて、ドライバ130では、電動モータ140の各相に駆動電流が流される。なお、電動モータ140の各相に流れる駆動電流を合成した第2電流は、ドライバ130が有するシャント抵抗器を介して電流検出回路(ドライバ側)160により検出される。そして、検出される第2電流を示す信号は、電流検出回路(ドライバ側)160によって、平滑化及び増幅され、電流検出回路(装置側)118を介して信号として推定部211に入力される。
電動モータ140の各相に駆動電流が流れることで、電動モータ140には、所定の回転トルクTが発生し、電動モータ140が駆動する。これに対して、電動モータ140には、負荷トルクτがかかるため、電動モータ140は、回転トルクTと負荷トルクτとの差分値に応じた回転速度で回転する。
位置/回転速度検出部150では、電動モータ140の回転速度が検出され、回転速度の実測値ωdetが制御部210にフィードバックされる。
あるいは、検出した回転速度に基づいて回転位置が算出され(又は直接回転位置を検出し)、回転位置は、回転位置の実測値xdetとして制御部210にフィードバックされる。
このように、回転速度の実測値ωdet又は回転位置の実測値xdetに基づくフィードバック制御が行われることで、電動モータ140は、目標回転速度ωtgt又は目標位置xtgtとなるように制御される。
一方、推定部211では、電動モータ140の回転速度の制御又は回転位置の制御とは別に、逐次、負荷トルクが推定されてもよい。具体的には、目標回転速度ωtgt又は回転速度の実測値ωdetと、電流検出回路(装置側)118を介して入力される信号とに基づいて負荷トルクが算出されると、推定部211は、負荷トルクを推定できる。
なお、制御目標値(目標回転速度ωtgt又は目標位置xtgt)又は実測値(回転速度の実測値ωdet又は回転位置の実測値xdet)は、制御部210の制御周期ごとに出力される。このため、推定部211は、制御部210の制御周期ごとに、負荷トルクを推定できる。
<全体構成例>
図11は、実施形態に係る全体構成の一例を示す回路図である。
図11は、実施形態に係る全体構成の一例を示す回路図である。
図11に示す回路には、シャント抵抗器間電圧である第1電圧V1(図3又は図4)を示す第1信号SIG1が入力される。次に、第1信号SIG1は、平滑部201によって平滑化され、第2信号が生成される。さらに、第2信号は、増幅部202が有するオペアンプAMPに入力される。
ここで、平滑化させないでオペアンプに信号を増幅させるには、スルーレート及び利得帯域幅(GB)積が優れた高価格のオペアンプが必要となる。これに対して、本発明に係る一実施形態では、平滑部201が平滑化を行うため、増幅部202は、低価格のオペアンプで実現できる。
単電源のオペアンプAMPは、マイナスの出力を行わない場合が多い。具体的には、正側入力端子IN1に入力される信号がゼロであり、かつ、オフセット電圧がプラスとなると、単電源のオペアンプAMPは、オフセット電圧に基づく出力値を出力する。一方、正側入力端子IN1に入力される信号がゼロであり、かつ、オフセット電圧がマイナスとなると、単電源のオペアンプAMPは、ゼロを出力する。
そこで、本発明に係る一実施形態では、入力部203は、正側入力端子IN1に、第2電圧V2を入力する。また、第2電源422の電源電圧をVrefとすると、第2電圧V2は、抵抗器455と、抵抗器456とによってVrefを分圧した電圧となる。
また、第2電圧V2が正側入力端子IN1に入力されると、正側入力端子IN1に入力される電圧は、第2電圧V2分加算される。したがって、正側入力端子IN1に入力される電圧がマイナスであっても、加算によって、入力部203は、正側入力端子IN1に入力される電圧をプラスにできる。ゆえに、入力部203が第2電圧V2を入力することによって、単電源のオペアンプAMPは、マイナスの電圧が入力されても、出力を行うことができる。
なお、第2電圧V2は、正側入力端子IN1に入力されるオフセット電圧がプラスとなる程度の電圧であるのが望ましい。また、正側入力端子IN1に入力される電圧は、オペアンプの仕様等によって定まる。例えば、オペアンプAMPに−100mVから+100mVの電圧が入力される場合、第2電圧V2は、+100mV以上であるのが望ましい。さらに、第2電圧V2に余裕を含ませるため、第2電圧V2は、+100mVの2倍の値である+200mV程度であるのがより望ましい。また、オペアンプAMPは、第1電源421(図7)の電源電圧が最大出力となるため、第2電圧V2は、第1電源421の電源電圧以下であるのが望ましい。
次に、オペアンプAMPは、抵抗器453の抵抗値及び抵抗器454の抵抗値に基づいて定まる増幅率で、正側入力端子IN1に入力される電圧を増幅させ、第3信号SIG3として、ハーネスHRを介してADC207に出力する。なお、第3信号SIG3は、ローパスフィルタLPによってノイズが減衰されてもよい。
<電流計測処理の流れの一例>
図12は、実施形態に係る電流計測処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12は、実施形態に係る電流計測処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS1201において、電動モータが停止している場合に、記憶部204は、ADC207に入力される第3信号SIG3(図11)が示す第3電圧V3(図9)を記憶する。例えば、記憶部204は、電動モータの負荷測定が行われる前、1日1回等の定期的、及び工場出荷の際等に記憶する。
また、電動モータが停止している場合は、電動モータの回転が停止している状態、電動モータにブレーキがかかっている状態、又は回転速度が0rpm(revolution per minute)状態等である。
ステップS1202において、制御部210は、電動モータを回転させる。
ステップS1203において、電動モータが回転している場合に、取得部205は、ADC207に入力される第3信号SIG3が示す第4電圧V4(図9)を取得する。即ち、ステップS1203において、計測したい負荷が電動モータに加えられ、かつ、目標回転速度で電動モータが回転している場合、取得部205は、第3信号SIG3が示す第4電圧V4を取得する。
ステップS1204において、計算部206は、第3電圧V3と、第4電圧V4との差を計算する。即ち、計算部206は、ステップS1201で記憶部204が記憶する第3電圧V3と、ステップS1203で取得部205が取得する第4電圧V4との差を計算する。この計算によって、計算部206は、オフセット電圧をキャンセルすることができる。
ステップS1205において、計算部206は、第1電流I1を計算する。
なお、電流計測処理の流れは、例えば図13に示す流れでもよい。
図13は、実施形態に係る電流計測処理の流れの別の一例を示すフローチャートである。図13は、図12と比較すると、ステップS1301が加わる点が異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
ステップS1301において、電動モータが回転している場合、取得部205は、ADC207に入力される第3信号SIG3が示す第4電圧V4(図9)を複数取得する。次に、ステップS1301において、取得部205は、取得した複数の値の平均値を算出する。例えば、取得部205は、ステップS1203をサンプリング時間1msで100回行い、100回取得された電圧の平均値を取得する。さらに、後段のステップS1204では、計算部206は、平均値を用いて差を計算する。
平均値を用いると、計算部206は、ノイズ等が入力されても精度よく差を計算できる。
<電流計測処理の処理結果例>
図14は、実施形態に係る全体構成の回路と等価の回路の一例を示す回路図である。即ち、図14は、図11に示す回路の等価回路の一例を示す。
図14は、実施形態に係る全体構成の回路と等価の回路の一例を示す回路図である。即ち、図14は、図11に示す回路の等価回路の一例を示す。
図14では、第1信号が示す第1電圧をVinとする。また、抵抗器453の抵抗値を第1抵抗値R1、抵抗器454の抵抗値を第2抵抗値R2、抵抗器451の抵抗値を第3抵抗値R3、抵抗器455の抵抗値を第4抵抗値R4、及び抵抗器456の抵抗値を第5抵抗値R5とする。さらに、第3信号が示す第3電圧をVoとし、第2電源422の電源電圧をVrefとし、オペアンプに入力される電圧のオフセット電圧をVostとする。
Vinに入力がある場合、即ち、ステップS1202によって電動モータが回転している場合、Voは、第2電圧をV1とすると、下記(1)式のようになる。
また、ステップS1205において、第1電流I1は、シャント抵抗器430の抵抗値をRfとし、ADC207によって取得される電圧をVADCとすると、下記(5)式のようになる。
なお、上記(2)式で示すように、Voffの値は、第1抵抗値R1、第2抵抗値R2、第3抵抗値R3、第4抵抗値R4、及び第5抵抗値R5に基づいて求められる。一方、オペアンプAMPが出力できる最大電圧は、第2電源の電源電圧によって定まる。
例えば、第2電源の電源電圧を5Vとすると、オペアンプAMPは、0乃至5Vの電圧を出力できる。この場合、Voffを2Vとすると、上記(3)式に示すVonは、2V乃至5Vの電圧となる。これに対して、Voffの値が大きいと、Vonの値は、値の幅が狭くなり、オペアンプAMPの分解能が低くなる場合がある。例えば、Voffを4Vとすると、Vonは、4V乃至5Vの電圧となり、Voffを2Vとする場合と比較して、オペアンプAMPの分解能が低くなる。
ゆえに、Voffは、値が小さいのが望ましい。したがって、上記(2)式(Voff)の値が小さくなるように、第1抵抗値R1、第2抵抗値R2、第3抵抗値R3、第4抵抗値R4、及び第5抵抗値R5をそれぞれ調整し、上記(4)式が調整されると、オペアンプAMPの分解能を高くすることができる。
なお、電流計測装置100は、ダイオード(diode)を、さらに含んでもよい。
図15は、実施形態に係るダイオードを含む全体構成の回路と等価の回路の一例を示す回路図である。また、ダイオードは、図16に示す位置に含まれてもよい。
図16は、実施形態に係るダイオードを含む全体構成の回路と等価の回路の別の一例を示す回路図である。
図14と、図15及び図16とを比較すると、電流計測装置100がダイオードDIOを含む点が異なる。具体的には、図15では、ダイオードDIOは、図示するように、ダイオードDIOが有するカソード(cathode)が抵抗器451に接続される。即ち、図15に示す構成にすると、電流は、抵抗器451からVin側に流れにくくなる。
一方、図16では、ダイオードDIOは、図示するように、ダイオードDIOが有するカソードが抵抗器455に接続される。即ち、図16に示す構成にすると、電流は、抵抗器455から抵抗器451に流れにくくなる。
図14のように、入力部を構成する抵抗器455、抵抗器456、及び第2電源422を有する回路が接続されると、第2電源422から電流がVin側に流れる場合がある。これに対して、図15のように、Vin側から抵抗器451の間又は図16のように、抵抗器455から抵抗器451の間にダイオードDIOを接続させると、電流が、第2電源422から電流がVin側に流れるのを少なくできる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る電流計測装置100では、
・検出部は、シャント抵抗器を有し、シャント抵抗器間電圧信号を検出する構成とした。
・平滑部は、検出したシャント抵抗器間電圧信号を平滑化し、平滑化された信号をオペアンプに入力する構成とした。
・入力部は、オペアンプに入力される電圧に第2電圧分加算する構成とした。
・増幅部は、オペアンプを有し、オペアンプに入力される信号を増幅させる構成とした。
・記憶部は、電動モータが停止している場合の第3信号が示す第3電圧を記憶する構成とした。
・取得部は、電動モータが回転している場合の第3信号が示す第4電圧を取得する構成とした。
・計算部は、第3電圧及び第4電圧の差を計算し、差の値から第1電流値を計算する構成とした。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る電流計測装置100では、
・検出部は、シャント抵抗器を有し、シャント抵抗器間電圧信号を検出する構成とした。
・平滑部は、検出したシャント抵抗器間電圧信号を平滑化し、平滑化された信号をオペアンプに入力する構成とした。
・入力部は、オペアンプに入力される電圧に第2電圧分加算する構成とした。
・増幅部は、オペアンプを有し、オペアンプに入力される信号を増幅させる構成とした。
・記憶部は、電動モータが停止している場合の第3信号が示す第3電圧を記憶する構成とした。
・取得部は、電動モータが回転している場合の第3信号が示す第4電圧を取得する構成とした。
・計算部は、第3電圧及び第4電圧の差を計算し、差の値から第1電流値を計算する構成とした。
このように、本実施形態では、増幅部は、1つのオペアンプで実現できるため、2つ以上のオペアンプを使用する場合と比較して、少ないオペアンプで増幅部を実現できる。したがって、本実施形態に係る電流計測装置は、モータに流れる電流を低コストで計測できる。
[第2の実施形態]
上記第1実施形態では、電流計測装置100の適用先が明示されていなかった。しかしながら、上記第1実施形態で説明した電流計測装置100は、例えば、駆動ローラを回転駆動する駆動用の電動モータが配された画像形成装置に適用することができる。また、電流計測装置100は、自動車、ロボット、及びアミューズメント機器等にも適用可能である。
上記第1実施形態では、電流計測装置100の適用先が明示されていなかった。しかしながら、上記第1実施形態で説明した電流計測装置100は、例えば、駆動ローラを回転駆動する駆動用の電動モータが配された画像形成装置に適用することができる。また、電流計測装置100は、自動車、ロボット、及びアミューズメント機器等にも適用可能である。
図17は、電流計測装置の適用先の一例である画像形成装置の内部構成の一例を示す図である。具体的には、図17に示すように、画像形成装置1300は、中間転写ユニット1310と、光書込ユニット1320と、スキャナ1330と、原稿自動搬送装置1340と、給紙装置1350とを有する。
また、図18は、画像形成装置の中間転写ユニットの駆動・搬送機構の一例を拡大して示した図である。具体的には、図18に示すように、中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構は、中間転写体としての中間転写ベルト1409、像担持体としての感光ドラム1401乃至1404、一次転写部材としての1次転写ローラ1405乃至1408、及び駆動ローラ1410を有する。また、中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構は、二次転写対向ローラ1411、二次転写ローラ1412、テンションローラ1413、及び従動ローラ1414等を有する。なお、駆動ローラ1410は、駆動手段としての駆動用の電動モータにより回転駆動される。
画像形成装置1300が有する中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構に由来する異常画像は、周期的又はランダムに帯状の濃度ムラが発生するバンディング現象等を原因とする場合がある。また、バンディング現象の中でも、特に記録媒体1415の先端又は後端の駆動・搬送機構通過の際若しくは2種類の駆動・搬送機構の接離の際等に生じるショックにより、特定のタイミングで帯状の濃度ムラが発生するショックジターという現象がある。
ショックジターによるバンディング現象の対策として、記録媒体1415の先端又は後端が2次転写領域を通過する際の負荷トルクの変動に対して、駆動ローラ1410の回転速度変動を軽減する方法がある。即ち、負荷トルクが変動しても、一定回転で駆動ローラ1410が回転するように制御する方法がある。
駆動ローラ1410を回転駆動する駆動用の電動モータの制御に、上記各実施形態に係る電流計測装置100を適用することで、電流値から負荷トルクが高い精度で推定できる。そして、画像形成装置1300は、推定される負荷トルクをフィードバックすることで、ショックジターによる負荷トルクの変動の影響を低減させることが可能となる。
なお、本発明に係る各処理の全部又は一部は、アセンブラ、C、C++、C#、及びJava(登録商標)等のレガシープログラミング言語又はオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータに実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。即ち、プログラムは、電流計測装置、情報処理装置、又は情報処理装置を含む情報処理システム等のコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
また、プログラムは、ROM又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納して頒布することができる。さらに、記憶媒体は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SD(登録商標)カード、又はMO等でもよい。さらにまた、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
さらに、情報処理システムは、ネットワーク等によって相互に接続される2以上の情報処理装置を有し、各種処理の全部又は一部を複数の情報処理装置が分散、並列、又は冗長してそれぞれ処理を行ってもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
100 電流計測装置
118 電流検出回路(装置側)
140 電動モータ
160 電流検出回路(ドライバ側)
207 ADC
1300 画像形成装置
AMP オペアンプ
118 電流検出回路(装置側)
140 電動モータ
160 電流検出回路(ドライバ側)
207 ADC
1300 画像形成装置
AMP オペアンプ
Claims (16)
- モータに流れる第1電流を計測する電流計測装置であって、
前記モータの各相に流れるそれぞれの電流を合成した第2電流を示す第1電圧を第1信号として検出する検出部と、
前記第1信号を平滑化して第2信号を生成する平滑部と、
前記第2信号を入力する第1入力端子、増幅率を定める第1抵抗器及び第2抵抗器にそれぞれ接続される第2入力端子、前記第2信号を前記増幅率に基づいて増幅させた第3信号を出力する出力端子、グラウンドに接続される第1電源端子、及び第1電源に接続させる第2電源端子を有する増幅部と、
前記第1入力端子に第2電圧を入力する入力部と、
前記モータが停止している場合に前記第3信号が示す第3電圧を記憶する記憶部と、
前記モータが回転している場合に前記第3信号が示す第4電圧を取得する取得部と、
前記第3電圧及び前記第4電圧の差に基づいて前記第1電流を計算する計算部と
を含む電流計測装置。 - 前記増幅部は、単電源のオペアンプである請求項1に記載の電流計測装置。
- 前記検出部は、前記第1電圧を示すシャント抵抗器を有する請求項1又は2に記載の電流計測装置。
- 前記シャント抵抗器は、一方の端子が、前記モータに電力を供給するモータ電源に接続される請求項3に記載の電流計測装置。
- 前記シャント抵抗器は、一方の端子が、グラウンドに接続される請求項3に記載の電流計測装置。
- 前記平滑部は、第3抵抗器を有し、
前記入力部は、第4抵抗器及び第5抵抗器を有し、
前記計算部は、前記第1抵抗器、前記第2抵抗器、前記第3抵抗器、前記第4抵抗器、及び前記第5抵抗器のそれぞれの抵抗値に基づいて、前記第3電圧及び前記第4電圧の差を計算する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電流計測装置。 - 前記第4抵抗器は、第2電源に接続される第1端子及び前記第1入力端子に接続される第2端子を有し、
前記第5抵抗器は、グラウンドに接続される第3端子及び前記第1入力端子に接続される第4端子を有する請求項6に記載の電流計測装置。 - 前記第1電源及び前記第2電源は、同じ電源である請求項7に記載の電流計測装置。
- ダイオードをさらに含み、
前記ダイオードは、前記第2端子に接続されるカソードを有する請求項7又は8に記載の電流計測装置。 - 前記第3抵抗器は、前記第1信号を入力する第5端子及び前記第1入力端子に接続される第6端子を有する請求項6乃至9のいずれか一項に記載の電流計測装置。
- ダイオードをさらに含み、
前記ダイオードは、前記第5端子に接続されるカソードを有する請求項10に記載の電流計測装置。 - 前記平滑部は、コンデンサを有し、
前記第1信号が有する信号のうち、前記第3抵抗器と、前記コンデンサとによって定まる周波数以上の周波数となる信号を減衰させる請求項6乃至11のいずれか一項に記載の電流計測装置。 - 前記取得部は、前記第4電圧を複数取得し、複数の前記第4電圧の平均値を算出する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の電流計測装置。
- 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の電流計測装置を有する画像形成装置。
- 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の電流計測装置を有する搬送装置。
- モータに流れる第1電流を計測し、前記モータの各相に流れるそれぞれの電流を合成した第2電流を示す第1電圧を第1信号として検出する検出部と、前記第1信号を平滑化して第2信号を生成する平滑部と、前記第2信号を入力する第1入力端子、増幅率を定める第1抵抗器及び第2抵抗器にそれぞれ接続される第2入力端子、前記第2信号を前記増幅率に基づいて増幅させた第3信号を出力する出力端子、グラウンドに接続される第1電源端子、及び第1電源に接続される第2電源端子を有する増幅部と、前記第1入力端子に第2電圧を入力する入力部とを含む電流計測装置が行う電流計測方法であって、
前記電流計測装置が、前記モータが停止している場合に前記第3信号が示す第3電圧を記憶する記憶手順と、
前記電流計測装置が、前記モータが回転している場合に前記第3信号が示す第4電圧を取得する取得手順と、
前記電流計測装置が、前記第3電圧及び前記第4電圧の差に基づいて前記第1電流を計算する計算手順と
を含む電流計測方法。
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