JP2016170926A - 拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池サイズのコンパクト化をもたらし得る拡散層配設フレームを提供する。
【解決手段】打抜装置500は、フレームシート140sにカソード側拡散層シート120sを重ねて配置し(ステップS10)、重ね合わされたカソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとに、裁断刃200をカソード側拡散層シート120sの側から押し当てる(ステップS20〜30)。この裁断刃押し当てにより、カソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとを重ねた状態で打ち抜き、打ち抜かれたカソード側拡散層120と整合する形状を有する開口部141をフレームシート140sに形成する。打ち抜きに用いる裁断刃200は、フレームシート140sの表層部位(接着剤層140b)の溶融を起こす温度まで加熱されており、打ち抜きの際に、接着剤層140bを熱溶融させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法に関する。
燃料電池は、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly/MEA)を、ガスの拡散供給を図る拡散層(Gas Diffusion Layer/GDL)で挟持する。こうした燃料電池の製造では、帯状の電解質膜の上に所定の間隔を開けて電極触媒層を形成して、電極触媒層の上に拡散層(GDL)を形成することがなされている。その上で、拡散層がフレームの開口部に入り込むように、開口部を有するフレームを重ねて配設する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−129343号公報
フレームの開口部に拡散層を配設する際、開口部の中に拡散層が確実に配設されるようにすることが好ましい。ところで、拡散層は、所定の形状、例えば矩形形状に打ち抜きされ、その打ち抜きの際には、拡散層の形状寸法において、所定範囲の寸法公差が生じ得る。フレームの成形もしくは打ち抜きにあっても同様であり、フレームや開口部の形状寸法において、所定範囲の寸法公差が生じ得るので、拡散層とフレームについてそれぞれ許容される寸法公差の範囲において、両者に寸法相違が生じ得る。また、拡散層をフレームの開口部に配設する際にも、開口部に対する拡散層の配設ズレも起き得る。こうしたことを考慮しつつ開口部の中に拡散層が確実に配設されるようにするには、フレームの開口部のサイズ(面積)を拡散層のサイズ(面積)よりも大きくする必要があった。フレームを含む燃料電池全体のサイズ(面積)は、当然にフレームの開口部や拡散層のサイズ(面積)より大きいので、電極触媒層で挟まれた上で拡散層からガス供給を受ける発電領域のサイズ(面積)を確保するには、燃料電池全体では、フレームの開口部のサイズ(面積)を大きくする分、少なくともサイズアップが起きる。こうしたことを踏まえ、本願は、燃料電池サイズのコンパクト化をもたらし得る拡散層配設フレームアッセンブリーを提供することを課題とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法が提供される。この拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法は、フレームと拡散層とを重ね合わせて配置する工程(a)と、重ね合わされた前記拡散層と前記フレームとに裁断刃を押し当てて前記拡散層と前記フレームとを重ねた状態で前記裁断刃により打ち抜き、打ち抜かれた前記拡散層と整合する形状を有する開口部を前記フレームに形成する工程(b)とを備え、前記工程(b)では、前記裁断刃を、前記拡散層の側の前記フレームの溶融を起こす温度まで加熱し、該加熱された状態の前記裁断刃にて前記打ち抜きを行う。
この形態の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法は、打ち抜かれた拡散層の外郭形状を、フレームにおいて打ち抜かれた開口部の開口形状に整合させる。よって、この形態の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法によれば、打ち抜かれた拡散層の外郭形状と開口部の開口形状との整合により、開口部に対する拡散層の寸法相違をほぼゼロにすることで開口部のサイズを大きくする必要がなくなり、燃料電池セルのコンパクト化を実現できる。また、この形態の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法は、加熱された裁断刃による打ち抜きの際に、フレームを溶融させるので、溶融部位が冷えて硬化する際に、フレームの開口部の打ち抜き側周縁において、フレームと拡散層を接着して一体化させることも可能となる。よって、この形態の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法によれば、得られた拡散層配設フレームアッセンブリーにおいて、拡散層の位置ズレを抑制できる。このため、膜電極接合体や燃料電池の製造ラインへの搬送を行う際の取扱が容易となる。
(2)上記形態の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法において、前記工程(b)では、前記拡散層及びフレームの位置を調整する打抜装置により、前記拡散層及びフレームを保持する工程と、記打抜装置に取り付けられた裁断刃により前記拡散層及びフレームを打ち抜く工程と、前記打抜装置により拡散層若しくはフレームの位置を調整して前記拡散層を前記フレームの開口部に入り込ませる工程とを行い、前記拡散層が前記フレームの開口部に入り込ませた後、前記裁断刃を復帰させるようにしてもよい。こうすれば、拡散層を開口部に入り込ませたまま、溶融部位の硬化によりフレームと拡散層を接着できるので、両者の接着の実効性が高まる。
(3)上記いずれかの形態の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法において、前記工程(b)では、加熱を受けると接着機能を発揮する接着剤層を前記拡散層の側の表層部位に有する前記フレームを、前記拡散層と共に前記裁断刃により打ち抜くようにしてもよい。こうすれば、接着剤層により、フレームと拡散層を、より高い実効性で接着できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、拡散層配設フレームアッセンブリーの製造装置の他、膜電極接合体や燃料電池の製造方法や製造装置などの形態で実現することができる。
実施形態としての拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの概略構成を部分断面と共に示す説明図である。 拡散層配設フレームアッセンブリー140Aが組み込まれた燃料電池スタック10の要部を図1における2−2線に沿って概略的に断面視して示す説明図である。 拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造装置20を概略的に示す説明図である。 拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造工程の前半をシート搬送方向と交差するY方向に沿った打抜装置500の要部構成と並記して説明する説明図である。 拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造工程の後半を説明する説明図である。 打抜装置500の要部構成をシート搬送方向と交差するY方向に沿って断面視して機器動作挙動を示す説明図である。 打抜装置500の要部構成をシート搬送方向(X方向)に沿って断面視して機器動作挙動を示す説明図である。 アノード側部材貼付装置30を用いた燃料電池用電極フレームアッセンブリー180の製造工程を示す説明図である。 平板状の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aに補助フレーム142を併用した形態の燃料電池スタック10を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。図1は実施形態としての拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの概略構成を部分断面と共に示す説明図であり、図2は拡散層配設フレームアッセンブリー140Aが組み込まれた燃料電池スタック10の要部を図1における2−2線に沿って概略的に断面視して示す説明図である。
図1に示すように、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aは、フレーム140とカソード側拡散層120とを有する。フレーム140は、2軸延伸ポリエチレン2,6−ナフタレート(PEN)やシンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)といった耐熱性を有する樹脂製の薄葉平板であり、これら樹脂のシート体から形成される。フレーム140は、中央領域に開口部141を備え、図におけるY軸方向左右に、燃料ガス、酸化剤ガス(空気)、冷媒の通過孔となるマニホールド118を有する。開口部141とマニホールド118は、後述の製造工程において形成される。また、フレーム140は、開口部141とマニホールド118の開口領域を除くフレーム表裏面に、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂を用いた熱硬化性の接着剤が塗膜形成された接着剤層140bを有する。この接着剤層140bは、フレームシート140sの状態で表裏面に形成済みであり、後述の製造工程において、開口部141とマニホールド118の開口領域に亘ってフレームと共に除去される。
カソード側拡散層120は、カーボンペーパーやカーボン不織布で形成されている。カソード側拡散層120は、後述の製造工程においてフレーム140の開口部141に嵌め込まれてフレーム140とともに搬送されるので、搬送中に開口部から落ちにくいように、張りのある材料で形成することが好ましい。この観点からは、カソード側拡散層120は、カ―ボン不織布よりもカーボンペーパーで形成することが好ましい。カソード側拡散層120は、開口部141よりもY軸方向に幅広のカソード側拡散層シート120s(カーボンペーパーのシート体)を用いて、後述の製造工程において形成される。
上記した拡散層配設フレームアッセンブリー140Aが組み込まれた燃料電池スタック10は、図2に示すように、複数の発電ユニット100が直列に配置される構成を有している。発電ユニット100は、触媒層接合電解質膜110(Catalyst Coated Membrane)と、カソード側拡散層120と、アノード側拡散層130と、補強用の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aと、カソード側のセパレータプレート150と、アノード側のセパレータプレート160とを備える。触媒層接合電解質膜110は、プロトン伝導性の電解質膜と、電解質膜の両面にそれぞれ塗工されたカソード側触媒層とアノード側触媒層とを備え、MEAを構成する。一実施形態では、アノード側触媒層は電解質膜の第1面の全領域にわたって塗工され、一方、カソード側触媒層は電解質膜の第2面のうちの一部の矩形領域(発電領域)のみに塗工されている。この理由は、アノード側触媒層は、カソード側触媒層に比べて単位面積当たりの触媒量が少なくて良い(典型的には1/2以下であり、例えば約1/3)ので、電解質膜の第1面の全領域に触媒を塗工しても過度の無駄とはならない反面、塗工工程が簡単になるからである。反対に、カソード側触媒層は、アノード側触媒層に比べて単位面積当たりの触媒量が多いので、一部の小さな領域のみに塗工することによって無駄な触媒を低減できるからである。アノード側拡散層130は、既述したカソード側拡散層120と同様、カーボンペーパーやカーボン不織布で形成されている。
カソード側拡散層120とアノード側拡散層130は、触媒層接合電解質膜110を挟持して、膜電極拡散層接合体(Membrane Electrode Gas−difusion―layer Assembly)を構成する。開口部141にカソード側拡散層120を嵌め込んだ拡散層配設フレームアッセンブリー140Aは、触媒層接合電解質膜110とアノード側拡散層130が一体となることで、後述の燃料電池用電極フレームアッセンブリー180を構成する。
図2に示すように、発電ユニット100では、触媒層接合電解質膜110の一方の面にカソード側拡散層120が配置され、触媒層接合電解質膜110の他方の面にアノード側拡散層130が配置される。本実施形態では、アノード側拡散層130の大きさは、触媒層接合電解質膜110の電解質膜の大きさとほぼ同じ大きさに形成されている。一方、カソード側拡散層120の大きさは、触媒層接合電解質膜110の電解質膜およびアノード側拡散層130の大きさよりも小さく形成されている。また、カソード側拡散層120は、触媒層接合電解質膜110におけるカソード側触媒層よりも小さい形状に形成されており、カソード側触媒層の領域内にカソード側拡散層120が収まるように配置されている。このため、カソード側拡散層120の端部が触媒層が存在しない電解質膜の位置に位置しても、カーボンペーパーの繊維が電解質膜に突き刺さるような事態を招き難くでき、電解質膜の損傷やクロスリークの発生を抑制できる。
触媒層接合電解質膜110の全領域のうちでフレーム140と接着されている領域は、反応ガスが拡散せず発電に寄与しないため、カソード側触媒層が形成されていなくても良い。すなわち、フレーム140に、触媒層接合電解質膜110の電解質膜が直に接着されていてもよい。これにより、接着部分において、貴金属である触媒金属の使用量を低減できる。
セパレータプレート150、160は、凹凸を有する金属製の板状部材であり、いわゆるエキスパンドメタルとして形成される。セパレータプレート150と、カソード側拡散層120との間には、酸素流路155が形成され、セパレータプレート160と、アノード側拡散層130との間には、水素流路165が形成され、セパレータプレート150と、セパレータプレート160との間には、冷媒流路170が形成されている。アノード側のセパレータプレート160は、アノード側拡散層130の周縁において、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aのフレーム140まで延び、フレーム140の接着剤層140bにて、フレーム140と接着される。つまり、セパレータプレート160は、アノード側拡散層130を取り囲む領域においてフレーム140と接着され、この領域において、凹凸が深くなるようにエキスパンドメタル手法にて形成される。
次に、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aと燃料電池用電極フレームアッセンブリー180の製造工程について説明する。図3は拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造装置20を概略的に示す説明図である。製造装置20は、打抜装置500と、搬送装置600とを備える。搬送装置600は、拡散層シート繰出ローラ220と、フレームシート繰出ローラ240と、搬送ローラ250、260とを備える。拡散層シート繰出ローラ220は、カソード側拡散層シート120sが巻かれており、カソード側拡散層シート120sを繰り出す。フレームシート繰出ローラ240は、フレームシート140sが巻かれており、フレームシート140sを繰り出す。
搬送ローラ250は、カソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとを重ねて打抜装置500に送る。打抜装置500は、カソード側拡散層シート120sからのカソード側拡散層120の打ち抜きと、裁断刃200によるフレームシート140sへの開口部141の打ち抜き形成と、マニホールド118の打ち抜き形成とを行うと共に、裁断刃200を抜くときにフレームシート140sの開口部にカソード側拡散層120を嵌め込む。搬送ローラ260のうちカソード側拡散層シート120s側の搬送ローラ260aは、カソード側拡散層シート120sの幅とほぼ同じ幅であるが、フレームシート140s側の搬送ローラ260bは、2分割されている。2つの搬送ローラ260bの間隔は、カソード側拡散層シート120sの幅よりも少し大きい。
図4は拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造工程の前半をシート搬送方向と交差するY方向に沿った打抜装置500の要部構成と並記して説明する説明図であり、図5は拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造工程の後半を説明する説明図である。
拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造に当たっては、まず、図4に示すように、フレーム140を形成するためのシート材であるフレームシート140sに、カソード側拡散層120を形成するためのシート材であるカソード側拡散層シート120sを重ねる(ステップS10)。フレームシート140sと、カソード側拡散層シート120sは、いずれも開口部が形成されていないシート状である。
次いで、打抜装置500の裁断刃200をカソード側拡散層シート120sの側から押し当てて、カソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとを重ねた状態で裁断刃200により打ち抜く(ステップS20)。裁断刃200は、ヒーター線202を内蔵し、このヒーター線202により、フレーム140の接着剤層140b(図1参照)を溶融可能な温度に加熱された状態とされ、この加熱状態で、カソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとを打ち抜く(ステップS20)。裁断刃200の加熱温度は、接着剤層140bを構成する接着剤の熱硬化性状に応じて、予め規定されている。
裁断刃200は、図1に示す開口部141の矩形状の内周形状をなすよう矩形の環状形状とされている。裁断刃200による同時打ち抜きにより、フレーム140の開口部141にカソード側拡散層120が嵌め込まれた拡散層配設フレームアッセンブリー140Aが形成され、フレーム140には、打ち抜かれたカソード側拡散層120と整合する形状を有する開口部141が同時形成される。打抜装置500は、この裁断刃200に並べてマニホールド形成刃300を備える。マニホールド形成刃300は、図1に示す開口部141のY軸方向両端のマニホールド118ごとに用意され、裁断刃200と共に降下して、マニホールド118を打ち抜き形成する。
図4のステップS20において、裁断刃200により打ち抜かれた略長方形の部材をカソード側拡散層120およびフレーム残部140aと呼び、略長方形の部材が打ち抜かれた枠側の部材をカソード側拡散層残部120bおよびフレーム140と呼び、マニホールド形成刃300により打ち抜かれた略長方形の部材をマニホールド残部140pと呼ぶ。裁断刃200が既述したように押し当てられると、カソード側拡散層120とフレーム140とは、裁断刃200から圧縮応力を受ける。また、ステップS20の打ち抜きの際、裁断刃200は、フレーム140の上面においてカソード側拡散層120がフレーム140とほぼ面一になるまで押し込まれ、加熱された裁断刃200によりフレーム140の接着剤層140bが溶融するまで、止め置かれる(ステップS20エンド)。マニホールド形成刃300も同様である。
ステップS20に続くステップS30では、図5に示すように、フレーム140の上面においてカソード側拡散層120とフレーム140との面一の状態を維持しながら、裁断刃200を上昇復帰させる。裁断刃200の上昇により、裁断刃200の間に挟まっていたフレーム残部140aは落下する。一方、打ち抜き済みのカソード側拡散層120は、裁断刃200の上昇に伴って生じる打ち抜き時と逆向きの残留応力により、拡散層端部を打ち抜き前の位置に戻す。フレーム140についても同様である。これにより、カソード側拡散層120はフレーム140に嵌め込まれる。マニホールド残部140pにあっても、マニホールド形成刃300の上昇により、落下する。
ステップS30に続くステップS40では、フレーム140にカソード側拡散層120が嵌め込まれた状態において、カソード側拡散層120とフレーム140の間には、既述した残留応力が働き、カソード側拡散層120は、フレーム140に保持された状態となる。特に、カソード側拡散層120が、カーボンペーパーのようにある程度の剛性を有する部材で形成されていれば、この保持状態(嵌め込み状態)がより強固になる点で好ましい。こうしてカソード側拡散層120がフレーム140に保持されることで、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aが形成され、カソード側拡散層120の保持を図るステップS40では、接着剤層140bが冷却される。この接着剤層140bにより、カソード側拡散層120は、その外周縁に亘って開口部141の内周縁上端においてフレーム140と接着される。
ステップS40に続くステップS50では、アノード側拡散層130に接合済みの触媒層接合電解質膜110を、接着剤190で拡散層配設フレームアッセンブリー140Aに接着する。この触媒層接合電解質膜110は、その一方の面(下面)にアノード側拡散層130が接合されているとともに、触媒層接合電解質膜110の他方の面(上面)の外縁部に接着剤190が塗布されたものである。接着剤190として紫外線により硬化する接着剤を用いても良い。フレーム140を紫外線透過性の部材で形成しておけば、フレーム140のカソード側から紫外線を照射することによって、接着剤190を硬化させることが可能となる。接着剤190は、カソード側拡散層120まで広がっても良い。接着剤190が硬化して触媒層接合電解質膜110が拡散層配設フレームアッセンブリー140Aに接着されることで、燃料電池用電極フレームアッセンブリー180がシート状に得られる(図3参照)。そして、後工程において、シート状の燃料電池用電極フレームアッセンブリー180は、図3に示す破断線A−Aに沿って破断されて矩形形状の燃料電池用電極フレームアッセンブリー180とされ、発電ユニット100を構成し、発電ユニット100が燃料電池スタック10を構成する。
次に、上記した拡散層配設フレームアッセンブリー140Aを得るに当たっての打抜装置500の挙動について説明する。図6は打抜装置500の要部構成をシート搬送方向と交差するY方向に沿って断面視して機器動作挙動を示す説明図であり、図7は打抜装置500の要部構成をシート搬送方向(X方向)に沿って断面視して機器動作挙動を示す説明図である。図6では、紙面奥側から紙面手前側に掛けて、カソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとが重なって搬送される(ステップS10)。この状態において、打抜装置500は、上部ケース212に備える裁断刃200をカソード側拡散層シート120sとフレームシート140sとが重なった領域の上方に待機させ、上部ケース212に備えるマニホールド形成刃300をカソード側拡散層シート120sのないフレームシート140sの周縁(Y方向両端周縁)の上方に待機させている。打抜装置500は、落下孔214hを有する下部台214をマニホールド形成刃300に向かい合わせ、上部受部材216と下部受部材218とを対向配置させており、下部受部材218とこの両側の下部台214でフレームシート140sを支える。上部受部材216と下部受部材218は、弾性のある部材(例えば発泡部材などのクッション性部材)で形成されていることが好ましい。ステップS20にて既述したようにカソード側拡散層シート120sが打ち抜かれると、打ち抜かれたカソード側拡散層120は、図7に示すように、フレームシート140sの開口部141に嵌めこまれて、搬送下流において、フレームシート140sの下面よりも下側に飛び出る。よって、下部台214の搬送方向下流側214bの上面は、カソード側拡散層120と干渉しないように搬送方向上流側214aよりも低い凹所とされている。
ステップS20では、打抜装置500は、上部ケース212を裁断刃200とマニホールド形成刃300と共に降下させて、裁断刃200による打ち抜きとマニホールド形成刃300による打ち抜きを行う。なお、上部受部材216は、裁断刃200に同期して下降しても良い。
ステップS30の打ち抜き完了時点では、上部受部材216は、カソード側拡散層120の上面がフレームシート140sの上面と面一になる状態まで降下する。裁断刃200は、テーパー形状を有しており、テーパーでカソード側拡散層シート120sの切断面を押し広げながらカソード側拡散層シート120sからカソード側拡散層120を打ち抜き、さらに、フレームシート140sに食い込む。その結果、フレームシート140sの開口部の内側にカソード側拡散層120を位置させることができる。この食い込み時点から、裁断刃200は、既述したようにヒーター線202(図4参照)で加熱状態であることから、フレームシート140sの接着剤層140bを溶融させる。そして、接着剤層140bの熱溶融が起きると、裁断刃200はステップS10に示した上方の待機位置に復帰する。これにより、フレームシート140sの開口部にカソード側拡散層120が嵌め込まれる。カソード側拡散層120が嵌め込まれたフレームシート140sは、次の工程に搬送される。
下部台214の搬送方向下流側214bは搬送方向上流側214aよりも低いので、カソード側拡散層120を下部台214の搬送方向下流側214bと干渉させずに、フレームシート140sを搬送することが可能である。フレーム残部140aは、裁断刃200を復帰させると、下部受部材218上に残るので、例えば、フレーム残部140aを、フレームシート140sの搬送方向と交わる方向に排出しても良い。裁断刃200で打ち抜かれたカソード側拡散層120の外側のカソード側拡散層残部120bは、図3に示す搬送ローラ260の上流側で、フレームシート140sから剥離される。また、マニホールド形成刃300により打ち抜かれたマニホールド残部140pは、下部台214の落下孔214hを落下する。
次に、図3に示す打抜装置500の下流でなされる燃料電池用電極フレームアッセンブリー180の製造工程について説明する。図8はアノード側部材貼付装置30を用いた燃料電池用電極フレームアッセンブリー180の製造工程を示す説明図である。アノード側部材貼付装置30は、打抜装置500の下流側で製造装置20に組み込まれ、或いは、製造装置20より下流に配設され、上部プレス板310と下部プレス板320とを備える。アノード側部材135は、触媒層接合電解質膜110とアノード側拡散層130とを備える部材である。触媒層接合電解質膜110は、電解質膜111と、カソード側触媒層112と、アノード側触媒層113とを備えている。アノード側部材135は、アノード側拡散層130の上に、アノード側触媒層113が形成された電解質膜111を貼り付け、電解質膜111の上にカソード触媒層を塗工することより、予め作成されている。カソード側触媒層112の大きさは、カソード側拡散層120の大きさとほぼ同じ大きさである。なお、カソード側触媒層112の大きさは、カソード側拡散層120よりも少し大きいことが好ましい。電解質膜111とアノード側触媒層113の大きさはほぼ同じであり、カソード側触媒層112の大きさよりも大きく、電解質膜111の外縁は、カソード側触媒層112よりも外側に広がっている。アノード側触媒層113の外面側(図面では下側)には、マイクロポーラス層116を挟んでアノード側拡散層130が配置されている。アノード側拡散層130の大きさは、アノード側触媒層113の大きさとほぼ同じである。なお、マイクロポーラス層116は無くても良い。
図8(A)では、電解質膜111のカソード側触媒層112よりも外側にはみ出た部分に接着剤が塗布される。そして、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aが連続したフレームシート140sの開口部141に嵌め込まれたカソード側拡散層120と、カソード側触媒層112とが重なるように位置合わせが行われる。フレームシート140sを透明な部材で形成すれば、位置合わせ状態を視認できるので、位置合わせ精度を高めることが可能である。
図8(B)では、上部プレス板310がカソード側拡散層120およびフレームシート140sに接するまで下方に移動され、アノード側部材135を載置した下部プレス板320が上方に移動される。
図8(C)では、カソード側拡散層120が上下方向に圧縮され、接着剤がフレームシート140sと接触し、フレームシート140sと、触媒層接合電解質膜110とが接着剤190により接着される。なお、上部プレス板310と、下部プレス板320の移動により、アノード側拡散層130も上下方向に圧縮されても良い。また、上述したように、接着剤190は紫外線により硬化するものであってもよい。この場合、上部プレス板310は、紫外線を通す材料、例えば石英により作られていても良い。
図8(D)は、形成された燃料電池用電極フレームアッセンブリー180を示す。図8(C)に比べると、カソード側拡散層120は、圧縮状態が緩和され、フレームシート140sより上方に飛び出ている。但し、図2のように、燃料電池用電極フレームアッセンブリー180が、燃料電池スタック10に組まれたときには、カソード側拡散層120は、燃料電池スタック10の締結力により、図8(C)に示すような状態に圧縮される。本実施形態では、フレームシート140sとカソード側拡散層120との間にはほとんど隙間がなく接着剤190が隙間から上にはみ出る可能性が低いため接着剤190を必要量だけ塗布することができる。
以上説明した本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法では、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aを得るに当たり、フレームシート140sにカソード側拡散層シート120sを重ねた状態で、裁断刃200により打ち抜くステップS20〜S30)。よって、打ち抜かれたカソード側拡散層120の外郭形状を、フレーム140において打ち抜かれた開口部141の開口形状に整合させる。この結果、本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法によれば、打ち抜かれたカソード側拡散層120の外郭形状と開口部141の開口形状との整合により、開口部141に対するカソード側拡散層120の寸法相違をほぼゼロにすることで開口部141のサイズ、延いてはフレーム140のサイズを大きくする必要がなくなり、燃料電池セルとしての発電ユニット100、延いては燃料電池スタック10をコンパクト化できる。
本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法では、打ち抜きに用いる裁断刃200を、ヒーター線202により、カソード側拡散層120の側におけるフレーム140の表層部位たる接着剤層140bを溶融可能な温度に加熱しておき、この加熱済みの裁断刃200による打ち抜きの際に、接着剤層140bを溶融させる。よって、本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法によれば、溶融した接着剤層140bが冷えて硬化する際に、フレーム140の開口部141の打ち抜き側周縁において、フレーム140とカソード側拡散層120を接着して一体化させる。この結果、本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法によれば、得られた拡散層配設フレームアッセンブリー140Aにおいて、カソード側拡散層120の位置ズレを抑制できるので、打抜装置500より下流側のアノード側部材貼付装置30への搬送を行う際の取扱が容易となる。また、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aに触媒層接合電解質膜110とアノード側拡散層130を接合して燃料電池用電極フレームアッセンブリー180を製造する際の位置決めも容易となる。こうした位置ズレの抑制や簡便な位置決めが可能なことから、位置ズレの抑制しつつ位置決めする機器構成が不要となるので、設備調達費用、延いては燃料電池スタック10のコスト低減を図ることができる。
本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法では、カソード側拡散層120が開口部141に入り込むまで裁断刃200により打ち抜かれると、裁断刃200を復帰させる(ステップS30〜S40)。よって、本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法によれば、カソード側拡散層120を開口部141に入り込ませたまま、溶融した接着剤層140bの硬化によりフレーム140とカソード側拡散層120を接着できるので、両者の接着の実効性が高まる。
本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法では、開口部141に嵌め込まれるカソード側拡散層120の側の表層部位を、加熱を受けると接着機能を発揮する接着剤層140bとしたので、接着剤層140bの溶融・硬化を経て、フレーム140とカソード側拡散層120とをより高い実効性で接着できる。
本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法では、マニホールド形成刃300を裁断刃200と共にフレームシート140sに押し当てて、フレームシート140s、延いてはフレーム140にマニホールド118を打ち抜き形成する。よって、 本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法によれば、カソード側拡散層120の打ち抜き・嵌め込みと同時にマニホールド118を形成できるので、工数低減によるコスト低減を図ることができる。
本実施形態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aの製造方法では、カソード側拡散層120をフレーム140の開口部141にほぼ隙間がない状態で組込可能とする。よって、フレーム140の開口部141とカソード側拡散層120の隙間において電解質膜111が膨潤・収縮により移動するような事態が起きないようにできるので、電解質膜111の損傷やクロスリークも抑制できる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上記の実施形態では、フレーム表裏面に接着剤層140bを有するフレーム140としたが、接着剤層140bを有しないフレーム140としてもよい。この場合には、フレーム140を構成する樹脂の性状を考慮して、フレーム140における表層部位を溶融できるよう、裁断刃200をヒーター線202にて加熱しておけばよい。また、表層部位に限らず、表層部位を含む領域において、フレーム140を溶融できるよう、裁断刃200をヒーター線202にて加熱しておけばよい。
上記の実施形態では、フレーム140を平板状としたので、図1に示すように、アノード側のセパレータプレート160を、アノード側拡散層130の周縁において、拡散層配設フレームアッセンブリー140Aのフレーム140まで延びるようにしたが、これに限らない。図9は平板状の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aに補助フレーム142を併用した形態の燃料電池スタック10を示す説明図である。補助フレーム142は、触媒層接合電解質膜110とアノード側拡散層130の接合した厚みにほぼ相当する厚みを備えた薄葉状の平板であり、アノード側拡散層130より大きな開口でこのアノード側拡散層130を取り囲む。このようにすれば、セパレータプレート160を、各部位における凹凸の程度が同一なエキスパンドメタルから容易に形成でき、好ましい。
上記の実施形態では、マニホールド形成刃300での打ち抜きによるマニホールド118の形成を、裁断刃200での打ち抜きと同時に行ったが、マニホールド形成刃300をアノード側部材貼付装置30に配設して、打抜装置500では、マニホールド118のない状態の拡散層配設フレームアッセンブリー140Aを製造するようにしてもよい。
上記の実施形態では、フレーム打ち抜きのための裁断刃200の押し当てを、カソード側拡散層120(カソード側拡散層シート120s)の側から行ったが、フレーム140(フレームシート140s)の側から裁断刃200を押し当ててもよい。
10…燃料電池スタック
20…製造装置
30…アノード側部材貼付装置
100…発電ユニット
111…電解質膜
112…カソード側触媒層
113…アノード側触媒層
116…マイクロポーラス層
118…マニホールド
120…カソード側拡散層
120b…カソード側拡散層残部
120s…カソード側拡散層シート
130…アノード側拡散層
135…アノード側部材
140…フレーム
140A…拡散層配設フレームアッセンブリー
140a…フレーム残部
140b…接着剤層
140p…マニホールド残部
140s…フレームシート
141…開口部
142…補助フレーム
150…セパレータプレート
155…酸素流路
160…セパレータプレート
165…水素流路
170…冷媒流路
180…燃料電池用電極フレームアッセンブリー
190…接着剤
200…裁断刃
202…ヒーター線
212…上部ケース
214…下部台
214a…搬送方向上流側
214b…搬送方向下流側
214h…落下孔
216…上部受部材
218…下部受部材
220…拡散層シート繰出ローラ
240…フレームシート繰出ローラ
250…搬送ローラ
260…搬送ローラ
260a…搬送ローラ
260b…搬送ローラ
300…マニホールド形成刃
310…上部プレス板
320…下部プレス板
500…打抜装置
600…搬送装置

Claims (3)

  1. 拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法であって、
    フレームと拡散層とを重ね合わせて配置する工程(a)と、
    重ね合わされた前記拡散層と前記フレームとに裁断刃を押し当てて前記拡散層と前記フレームとを重ねた状態で前記裁断刃により打ち抜き、打ち抜かれた前記拡散層と整合する形状を有する開口部を前記フレームに形成する工程(b)とを備え、
    前記工程(b)では、前記裁断刃を、前記拡散層の側の前記フレームの溶融を起こす温度まで加熱し、該加熱された状態の前記裁断刃にて前記打ち抜きを行う
    拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法。
  2. 前記工程(b)では、前記拡散層及びフレームの位置を調整する打抜装置により、前記拡散層及びフレームを保持する工程と、
    前記打抜装置に取り付けられた裁断刃により前記拡散層及びフレームを打ち抜く工程と、
    前記打抜装置により拡散層若しくはフレームの位置を調整して前記拡散層を前記フレームの開口部に入り込ませる工程とを行い、
    前記拡散層が前記フレームの開口部に入り込ませた後、前記裁断刃を復帰させる請求項1に記載の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法。
  3. 前記工程(b)では、加熱を受けると接着機能を発揮する接着剤層を前記拡散層の側の表層部位に有する前記フレームを、前記拡散層と共に前記裁断刃により打ち抜く請求項1または請求項2に記載の拡散層配設フレームアッセンブリーの製造方法。
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