JP2016166724A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】2品以上の食品を同時に加熱することにより作業の煩わしさを低減することを目的とする。
【解決手段】撮影手段15が加熱庫11内を撮影し、読取手段18がその撮影画像から情報コードを抽出して読取り、変換手段19が読み取った情報コードから加熱制御内容に変換し、複数の情報コードを読み取った時には同時加熱制御部20がそれぞれから変換した加熱制御内容から同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成し、生成された加熱制御内容に基づいて加熱制御手段13が加熱手段12を制御するので、2品以上の食品を同時に加熱することができるようになり、使用者の作業の煩わしさを低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、食品を加熱する加熱調理器に関するものである。
代表的な加熱調理器である電子レンジは、鍋やフライパンを使うことなく、食品を容器に入れたまま加熱することができる利便性がある。そのことにより弁当や総菜などを容器に入れて販売する販売店が、購入された食品を電子レンジを使って加熱して提供するサービスを行うこともある。
そうした加熱のサービスを行う場合に適した電子レンジは、複数の操作ボタンを備えていて、各操作ボタンには別々の加熱時間や加熱パワーなどの加熱制御内容が割り当てられている。そして販売店の店員は加熱する食品に対応したボタンを選択することで、その食品に適した加熱制御で加熱して客に食品を提供することができる。
ただ食品の種類が増えてくると、ボタンとの対応関係を覚えるのは難しくなるので、間違いを起こさないように商品に添付されているバーコードなどの情報を読み取り、それに対応した加熱制御内容を予め記憶していて、バーコードリーダーを使って商品のコード情報を読み取り、そのコード情報から商品に対応した加熱制御内容を呼び出し適切な加熱を行うという方法もある。
また更には、バーコードリーダーを使うのでなく、レンジ庫内を撮影するカメラを備えて、庫内に投入された商品の画像からバーコード部分を抽出して、そのバーコードを読み取ることで、コード情報から商品に対応した加熱制御内容を呼び出し適切な加熱を行うという方法もあり、店員の操作の負担を低減し誤りのない加熱サービスを可能にする方法もある。(例えば特許文献1)。
特開2001−349546号公報
販売店で弁当や総菜などを購入する顧客は、2品以上を同時に購入する場合もよくある。しかしながら上記従来例で示されている電子レンジでは、これら2品以上を加熱する場合には、店員は1品ずつを電子レンジ庫内に入れてバーコードを読み取り適切な時間の加熱を行うことを繰り返すことになる。その繰り返し加熱の開始と終了のたびに、店員は庫内を開閉するなどの操作を行わなければならず、わずらわしい作業が必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、2品以上の食品を同時に加熱することにより作業の煩わしさを低減することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の加熱調理器は、加熱庫に収納された食品を加熱する加熱手段と、前記加熱庫内を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した画像から特定の書式で印刷された情報コードを抽出して読み取る読取手段と、前記情報コードから加熱制御内容に変換する変換手段と、前期読取手段で読み取った情報コードから前記変換部で変換した加熱制御内容に基づき前記加熱手段を制御する加熱制御手段を有し、前記
加熱制御手段は前記画像から複数の情報コードを読み取った時にはそれぞれから変換した加熱制御内容を抽出し各加熱制御内容から同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成する同時加熱制御部を有する構成としたものである。
この構成により、撮影手段が加熱庫内を撮影し、読取手段がその撮影画像から情報コードを抽出して読取り、変換手段が読み取った情報コードから加熱制御内容に変換し、複数の情報コードを読み取った時には同時加熱制御部がそれぞれから変換した加熱制御内容から同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成し、生成された加熱制御内容に基づいて加熱制御手段が加熱手段を制御するので、2品以上の食品を同時に加熱することができるようになり、使用者の作業の煩わしさを低減することができる。
本発明によれば、加熱庫内に複数の食品を入れた場合には、それぞれの情報コードを読み取り、同時加熱制御部が同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成し、生成された加熱制御内容に基づいて加熱制御手段が加熱手段を制御するので、2品以上の食品を同時に加熱することができるようになり、使用者の作業の煩わしさを低減することができる。
本発明の実施の形態1の加熱調理器の外観斜視図 同加熱調理器の概略構成図 同加熱調理器の液晶タッチパネルの表示画面を示す図で、単品を加熱するときの表示例を示す図 同加熱調理器の液晶タッチパネルの表示画面を示す図で、複数の食品を加熱するときの表示例を示す図 同加熱調理器の動作の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態2の加熱調理器の動作の流れを示すフローチャート
本発明は、加熱庫に収納された食品を加熱する加熱手段と、前記加熱庫内を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した画像から特定の書式で印刷された情報コードを抽出して読み取る読取手段と、前記情報コードから加熱制御内容に変換する変換手段と、前期読取手段で読み取った情報コードから前記変換部で変換した加熱制御内容に基づき前記加熱手段を制御する加熱制御手段を有し、前記加熱制御手段は前記画像から複数の情報コードを読み取った時にはそれぞれから変換した加熱制御内容を抽出し各加熱制御内容から同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成する同時加熱制御部を有する構成としたものである。
この構成により、撮影手段が加熱庫内を撮影し、読取手段がその撮影画像から情報コードを抽出して読取り、変換手段が読み取った情報コードから加熱制御内容に変換し、複数の情報コードを読み取った時には同時加熱制御部がそれぞれから変換した加熱制御内容から同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成し、生成された加熱制御内容に基づいて加熱制御手段が加熱手段を制御するので、2品以上の食品を同時に加熱することができるようになり、使用者の作業の煩わしさを低減することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る代表的な加熱調理器である電子レンジの外観斜視図である。図1に示すように電子レンジ1は、食品を格納するための筐体2に食品を出し入れするためのドア3を設けていて、ドア3には筐体2内部を見えるようにする透明のガラス窓4と、ドア3を開閉するときに掴む取っ手5と、操作表示部6を備えている。
操作表示部6は、加熱開始ボタン7、取消ボタン8、一時停止ボタン9と液晶タッチパネル10を備えている。加熱開始ボタン7は液晶タッチパネル10で加熱の制御内容を確認した後、加熱を開始するときに押すものであり、取消ボタン8は加熱開始ボタン7を押して加熱を開始した後に加熱途中で加熱を停止させる場合に押したり液晶タッチパネル10での操作を取り消す時に押したりするものであり、一時停止ボタン9は加熱途中で加熱を一時的に停止させる場合に押すボタンであり、加熱を一時停止した時には再度加熱開始ボタン7を押すことで途中から残りの加熱を行う。そして液晶タッチパネル10は表示部であるカラー液晶の前面に設定部であるタッチパネルを一体的に構成したものである。
図2は本発明に係る電子ンジ1の概略構成図である。電子レンジ1は高周波による食品の加熱が可能であり、食品などを収納する加熱庫11内に高周波を出力するマグネトロン12を備え、高周波を加熱庫11に供給して食品を加熱する。このマグネトロン12は加熱制御手段13により制御する。
また照明14とその同じ側面に撮影手段であるカメラ15を備え、加熱庫11内の映像を撮影する。カメラ15は照明14と同じ側面に配置しているので、逆光になることなく加熱庫11内を撮影できる。筐体2にはドア3の開閉検知のためのドアスイッチ16を備え、ドア3にはこのドアスイッチ16を押し込むための突起部17を備えている。
加熱庫11には弁当、おにぎり、惣菜などの商品が入れられ、それら商品には商品の加熱情報を特定するバーコードが添付されていて、その商品とバーコードはカメラ15によって撮影される。読取手段18はカメラ15によって撮影された画像からバーコードのある個所を抽出し、そのコードを読み取る。使用者はドア3を開けて商品を加熱庫11に入れるので、ドアスイッチ16によりドアが開けられたことを検出すると、カメラ15により撮影した加熱庫11内部の画像から読取手段18がバーコードを抽出しコードを読み取る。
読取手段18により読み取ったバーコードには加熱制御に必要な加熱パワーと加熱時間の情報が含まれていて、変換手段19はそのバーコードから加熱パワーと加熱時間、例えば1500W、1分30秒といった情報に変換して加熱制御手段13に送る。そして加熱制御手段13は変換手段19からもらった加熱制御情報に基づいて液晶タッチパネル10に表示し、そして使用者により加熱開始ボタン7が押されると、その加熱制御情報によってマグネトロン12を制御して加熱庫11内の商品を加熱する。
ここで加熱制御手段13は同時加熱制御部20を備えている。同時加熱制御部20は加熱庫11内に2つ以上の商品が入れられている時に、その複数の商品を同時に加熱するために個々の加熱制御情報から同時加熱制御のための加熱制御情報を作る。
例えば大き目の弁当Aと小さ目の弁当Bの2つが加熱庫11内部に入れられていたとすると、カメラ15が撮影する加熱庫11内の画像では弁当Aと弁当Bそれぞれに添付されているバーコードが含まれている。読取手段18ではこの複数のバーコードを読み取り、変換手段19はそれぞれのバーコードから各弁当の加熱制御情報に変換し、例えば弁当Aは1500Wで2分、弁当Bは1500Wで1分30秒に変換し、加熱制御手段13に送る。加熱制御手段13はこの複数の加熱制御情報を受け取ると同時加熱制御部20が同時に複数を加熱する場合の加熱制御情報を作成する。すなわち複数の加熱制御情報が同じ加熱パワーなので加熱時間を足し合わせて1500Wで3分30秒とする。
こうして加熱制御手段13は同時加熱制御部20が作成した加熱制御情報を液晶タッチパネル10に表示し、そして使用者により加熱開始ボタン7が押されると、その加熱制御情報によってマグネトロン12を制御して加熱庫11内の複数の商品を加熱する。
図3に液晶タッチパネル10の表示の例を示す。ドア3を開けるとドアスイッチ16によりそれを検出し、カメラ15は加熱庫11内部の画像を撮影し、液晶タッチパネル10の表示は図3に示すように、カメラ15が撮影した庫内画像21を表示し、その下部には加熱制御情報表示部22があり、加熱制御情報表示部22には読取手段18が読み取った商品のバーコードから変換手段19が変換した加熱制御情報を表示する。
この加熱制御情報で加熱するのであれば、使用者はドア3を閉めて加熱開始ボタン7を押す。加熱制御手段13はドアスイッチ16によりドアが閉じられていることを検出し、加熱開始ボタン7が押されたことを検出すると加熱制御情報表示部22で表示している加熱制御内容でマグネトロン12を制御して、加熱庫11内の商品を加熱する。液晶タッチパネル10には切替ボタン23が備えられており、使用者が切替ボタン23に触れた時には手動で加熱制御内容を設定する画面に切り替えることができる。
図4に加熱庫11に2つの商品が入れられている時の液晶タッチパネル10の表示の例を示す。加熱庫11には弁当Aと弁当Bの2つの商品が入っていて、カメラ15はその2つの弁当を含む加熱庫11内部の画像を撮影する。そして加熱制御情報表示部22には読取手段18が読み取った2つの商品のバーコードから変換手段19が変換した2つの加熱制御情報を表示する。更に同時加熱制御情報表示部24は同時加熱制御部20が作成したこの2つの商品を同時に加熱する場合の加熱制御情報を表示する。この同時加熱制御情報で加熱するのであれば、使用者はドア3を閉めて加熱開始ボタン7を押す。加熱制御手段13はドアスイッチ16によりドアが閉じられていることを検出し、加熱開始ボタン7が押されたことを検出すると同時加熱制御情報表示部24で表示している加熱制御内容でマグネトロン12を制御して、加熱庫11内の商品を加熱する。
図5に加熱制御手段13、読取手段18、変換手段19の動作の流れをフローチャートで示す。
ステップS1で読取手段18がドアスイッチ16の状態を判定してドア3が開けばステップS2に進む一方、ドア3が閉じられていればステップS1を繰り返してドア3が開くのを待つ。
ステップS2において読取手段18はカメラ15により加熱庫11底面の画像を撮影してステップS3に進む。
ステップS3において読取手段18は画像の中からバーコードを抽出して読取りステップS4に進む。
ステップS4において変換手段19が読取手段18の読み取ったバーコードから加熱制御情報に変換し、画像の中に加熱制御情報が含まれていればステップS5に進む一方、画像の中に加熱制御情報が含まれていなければステップS14に進む。
ステップS5において、加熱制御手段13は画像に含まれている加熱制御情報がいくつかを判定し、一つであればステップS6に進む一方、複数あればステップS10に進む。
そしてステップS6では加熱制御手段13は図3に示すような加熱制御情報が一つだけ含まれているときの表示画面である加熱情報画面Aを表示してステップS7に進む。
そしてステップS7で加熱制御手段13は図3に示す切替ボタン23が押されたかどうかを判定し、押されればステップS14に進む一方、押されていなければステップS8に
進む。
ステップS8では加熱制御手段13はドアスイッチ16によりドアが閉じられている状態で加熱開始ボタン7が押されたかどうかを判定し、押されればステップS9に進んで加熱を開始する一方、押されていなければステップS7に戻り切替ボタン23が押されたかどうかの判定から繰り返す。
またステップS5において加熱制御手段13が画像に含まれている加熱制御情報が複数あると判定したときにはステップS10に進み、ステップS10においては同時加熱制御部20が複数の加熱制御情報を基にそれを同時に加熱する場合の加熱制御情報を作成する。
例えば弁当Aの1500Wで2分と弁当Bの1500Wで1分30秒の二つの加熱制御情報があれば同時加熱制御部20は1500Wで3分30秒として同時加熱制御情報を作成してステップS11に進む。そしてステップS11では加熱制御手段13は図4に示すような加熱制御情報が複数含まれているときの表示画面である加熱情報画面Bを表示してステップS12に進む。
そしてステップS12で加熱制御手段13は図4に示す切替ボタン23が押されたかどうかを判定し、押されればステップS14に進む一方、押されていなければステップS13に進む。
ステップS13では加熱制御手段13はドアスイッチ16によりドアが閉じられている状態で加熱開始ボタン7が押されたかどうかを判定し、押されればステップS9に進んで加熱を開始する一方、押されていなければステップS12に戻り切替ボタン23が押されたかどうかの判定から繰り返す。
そして加熱制御情報のバーコードがない場合や切替ボタン23により手動設定を選択された場合にはステップS14に進んできて、ステップS14では加熱制御手段は液晶タッチパネル10に手動設定用の加熱パワーや加熱時間を設定する画面を表示し、ステップS15で使用者の手動設定を受け付け、ステップS16でドアスイッチ16によりドアが閉じられている状態で加熱開始ボタン7が押されたかどうかを判定し、押されればステップS9に進んで加熱を開始する一方、押されていなければステップS15に戻り使用者の手動設定の受け付けを繰り返す。
本実施例においてステップS4で加熱情報がなければステップS14に進んで手動設定画面に切り替えるとしたが、すぐに加熱情報がないと判断するのでなく、使用者が商品の位置を決めるまで一定時間を待って、それでも加熱情報が読めないと判断したときにステップS14へ進むとしても良い。
また本実施例において読取手段18はバーコードを読み取るものとしたが、これは他のコードでもよく、また文字で例えば「1500W 1分30秒」などと印刷された加熱制御情報を読み取ってもよい。また加熱制御情報をアルファベットの文字などで一定のルールのもとに符号化したものを読み込んでも良い。またバーコードに直接加熱制御情報が書かれていることとして説明したが、読み取るものはあくまで商品を特定する番号であり、あらかじめ番号と対応させた加熱制御情報のテーブルを変換手段19に記憶していて、変換手段19で読み込んだバーコードから番号、加熱制御情報へと変換しても良い。
(実施の形態2)
次に同時加熱制御部20の別の例について説明する。前記実施の形態1においては複数
の商品が入っていて同時に加熱する場合にその加熱時間を足し合わせる例として説明したが、複数の商品が入った場合には食品の分量が増えるので、一般にはマグネトロン12による加熱効率が高くなり、効率よく加熱できるので足し合わせた時間より短い加熱時間でも加熱できる。
そのことを考慮して例えば1500W2分の弁当Aが2つ入っている場合には、足し合わせて4分加熱するのでなく、合わせて3分30秒加熱するというように計算する所定のルールに基づいて計算する。
それは2つの商品の加熱制御情報を読み取った場合、それが同じ加熱パワーであれば、加熱時間の長い方をそのままにして、加熱時間の短い方は加熱時間に0.75を乗算した加熱時間を作り、それを足し合わせる。上記の弁当Aが2つの場合には同じ加熱時間なので長い方は2分、短い方も2分であり2分に0.75を乗算すると1分30秒となって、足し合わせると3分30秒となる。
これを加熱時間の違う弁当A(1500W2分)と弁当B(1500W1分30秒)を加熱する場合には加熱時間の長い方は2分、短い方は1分30秒であり、1分30秒に0.75を乗算すると約1分08秒となるので、それを足し合わせて3分08秒として計算する。
このように加熱時間の長い方、即ち大きい方の影響を強く受けるようにした所定のルールで足し合わせの計算をすることで、複数の食品の大きさが同じでも違っても適切な加熱時間で加熱することができる。
また商品が3つ以上入っている場合については、2番目に加熱時間の長いものは0.75を乗算し、3番目に加熱時間の長いものは0.75より小さい例えば0.6を乗算し、4番目に加熱時間の長いものはそれより更に小さい値を乗算するように、何番目に長いかによって乗算する定数を予め決めておくことで、いくつでも同時に加熱する場合の加熱時間を適切に計算することはできる。
そして更に、複数の商品の加熱パワーが違う場合、例えば1500W2分の弁当Aと、500W30秒の弁当Cがあったとして、それを同時に加熱する場合について説明する。一般に小さい加熱パワーを推奨しているのは少ない分量の食品で、そこに大きい加熱パワーを投入しても効率悪く食品に入らなかったマイクロ波が加熱庫11内の一部に集中して温度上昇してしまったり、マグネトロン12に戻ってきてマグネトロンを温度上昇してしまったりする危険などがあるため、小さい加熱パワーで加熱することを推奨する。
しかし別の商品と一緒に複数を同時に加熱すると食品の分量は足し合わせて十分大きくなるので、大きい加熱パワーを投入しても効率悪いことはない。こういう場合には複数の商品がある中で最も大きい加熱パワーに合わせて、そうでない商品については加熱パワーを合わせた時の加熱時間をまず換算する。つまり500Wで30秒であれば、その3倍の1500Wでは加熱時間は3分の1の10秒で良いことになる。更に、2分と10秒の足し合わせになるので、2分はそのまま、10秒は0.75を乗算して約8秒、2つを同時に加熱するには2分08秒加熱すれば良いということになる。
以上の動作の流れについて図6により説明する。図6は図5のステップS10である同時加熱制御部20が処理する同時加熱情報作成処理についての具体的な一つの実施の形態である。
図6において、同時加熱制御部20はステップS21において、複数の加熱情報のうち
加熱パワーが全て同じかどうかを判断し、違う加熱パワーが含まれていればステップS22に進む一方、全てが同じ加熱パワーであれば処理を省略してステップS24に進む。ステップS22では最大加熱パワー以外の加熱情報を抽出しステップS23に進む。
ステップS23では最大加熱パワーより小さい加熱パワーの加熱情報について、その加熱時間を最大加熱パワーに合わせて補正演算を行う。補正演算は例えば対象となる加熱情報の加熱時間をt、加熱パワーをWとして最大加熱パワーをWmaxとした時に、補正した加熱時間t’はt×W/Wmaxとして計算する。このステップS22とS23の処理を加熱情報の個数だけ繰り返し、次にステップS24に進む。
ステップS24においては、複数の加熱情報のうち最大加熱時間を抽出しそれをt1とする。次にステップS25においては残った加熱情報の中から一番長い加熱時間を抽出し、すぎにステップS26において、何番目に長い加熱時間化によって予め決められた定数Kiを加熱時間に乗算し、補正した加熱時間tiをt×Kiとして演算する。このステップS25とステップS26の処理を加熱情報の個数だけ繰り返す。そしてステップS27へと進む。ステップS27においては最大加熱時間t1から補正計算されたすべてのtiを足し算することで合計加熱時間とする。加熱パワーについては全ての加熱情報の中での最大加熱パワーである。
このように本実施の形態においては、複数の加熱情報があった時にその加熱時間を足し合わせるだけではなく、分量が変わることによる効率の変化を考慮して余計なエネルギーを使わず、短時間の加熱にして使い勝手と加熱性能を向上させることができる。また加熱パワーの違う複数の加熱情報に対しても効率の変化を考慮して最適な加熱時間で加熱することが可能となる。
以上のように本発明によれば、使用者は商品を加熱庫内に入れるだけで、その商品に印刷されている加熱情報を読み取りその通りに適切に加熱することができるので設定の煩わしさがなく、販売店で使われる電子レンジの他、家庭用の電子レンジ、炊飯器やIHクッキングヒータなど、調理器全般に適用できる。
12 マグネトロン(加熱手段)
13 加熱制御手段
15 カメラ(撮影手段)
18 読取手段
19 変換手段
20 同時加熱制御部

Claims (2)

  1. 加熱庫に収納された食品を加熱する加熱手段と、
    前記加熱庫内を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した前記食品の画像から情報コードを抽出して読み取る読取手段と、
    前記情報コードから加熱制御内容に変換する変換手段と、
    前記加熱庫に複数の食品があることによって複数の情報コードを読み取った時には各々変換した各加熱制御内容から同時に加熱する場合の加熱制御内容を生成する同時加熱制御手段と、
    を有する加熱調理器。
  2. 複数の食品の各加熱制御内容が異なる加熱パワーである場合は、各加熱制御内容中の最大の加熱パワーおよび食品の分量を考慮した加熱時間で加熱する、
    請求項1に記載の加熱調理器。
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