JP2016163155A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読み取った画像データのデータ量が過大であったとしても、圧縮処理を行わずに、データ保存先の記憶容量を圧迫することを低減させる画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、原稿から画像を読み取る原稿読取部5と、原稿読取部5から読み取られた原稿の画像データを記憶する画像メモリー32と、原稿の長さを検知する原稿検知センサー8及び原稿情報検知部103と、検知された原稿の長さが閾値以上であるか否かを判断する判断部101と、画像メモリー32に記憶されている画像データをUSBメモリーMに出力するUSB装着部21と、判断部101により原稿の長さが閾値以上であると判断されると、画像処理部34に、画像メモリー32に記憶されている画像データをモノクロに変換させて、USB装着部21に、モノクロ変換された画像データをUSBメモリーMに出力させる制御部100と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に、画像データの出力を制御する技術に関する。
画像形成装置等の画像読取装置では、原稿読取部によって読み取った原稿の画像データを、ネットワーク通信で別の情報機器に送信し、また、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部記憶媒体に記憶させることが可能である。ここで、画像形成装置で長尺原稿が読み取られ、当該長尺原稿の画像データをネットワーク通信で別の情報機器に送信したり、上記外部記憶媒体に保存したりすることも行われている。ところが、原稿にカラー情報が含まれていると、読み取ったカラー画像データのデータ量が過大となり、上記別の情報機器としてのサーバーや、上記外部記憶媒体としてのUSBメモリーなどの記憶容量を圧迫する。このような記憶容量の圧迫を防止する方法としては、データを圧縮する方法があり、例えば、下記の特許文献1には、メモリーの記憶容量に合わせてデータを圧縮する技術が開示されている。
特開2003−251869号公報
しかしながら、上記のような従来のデータ圧縮技術では、データ量が過大であると、メモリーの記憶容量に合わせるために圧縮処理や伸張処理が何度も繰り返し行われてしまい、データの圧縮作業に長い時間を要する場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、読み取った画像データのデータ量が過大であったとしても、圧縮処理を行わずに、データ保存先の記憶容量を圧迫することを低減させることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿から画像を読み取る原稿読取部と、
前記原稿読取部から読み取られた前記原稿の画像データを記憶する記憶部と、
前記原稿の大きさ及び/又は原稿枚数を検知する検知部と、
前記検知部により検知された前記原稿の大きさに基づいて、前記原稿の大きさ及び/又は原稿枚数が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する判断部と、
前記記憶部に記憶された前記画像データを出力する出力部と、
前記記憶部に記憶された前記画像データをモノクロデータに変換する処理を行う画像処理部と、
前記判断部により前記原稿の大きさが前記閾値以上であると判断されると、前記記憶部に記憶された前記画像データをモノクロデータに変換する処理を前記画像処理部に行わせて、当該モノクロデータに変換された前記画像データを前記出力部に出力させるモノクロ出力処理を行う制御部と、を備える。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、記録紙に対して画像形成を行う画像形成部と、上記画像読取装置と、を備える。
本発明によれば、画像を読み取られた原稿の大きさが予め定められた閾値以上であると判断されると、読み取られた画像データの出力がモノクロで行われる。例えば、カラー情報を含んだ原稿の長さが非常に長く、上記閾値以上である場合には、読み取られた画像データの出力がモノクロで行われる。このため、当該画像データの示す画像の色が2色に減り、画像の色情報が著しく減少するので、当該画像データのデータ量は大きく減少する。これにより、画像データの圧縮処理を行わなくても、読み取られた画像データのデータ量を大きく減少させることができるため、当該画像データの保存先となる記憶装置の記憶容量を圧迫することが低減される。
本発明の実施形態に係る画像読取装置を含んで構成された画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置を含んで構成された画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置を含んで構成された画像形成装置における制御部の行う処理の一例を示したフローチャートである。 (A)(B)は、操作画面の一例を示した図である。 長さが閾値以上である原稿の例を示す図である。 長さが閾値よりも小さい原稿の例を示す図である。 操作画面の他の例を示した図である。
以下、本発明に係る画像読取装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置を含んで構成された画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置を含んで構成された画像形成装置1は、例えば、コピー機能や、プリンター機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能のような複数の機能を備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、原稿給送部6、及び原稿読取部5を含んで構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示などの指示を受け付けるものであり、操作者への操作案内などを表示する表示部473を備えている。また、画像形成装置1には、USBメモリーMを接続するためのUSB装着部21(図2)が設けられている。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、内臓HDD(Hard Disk Drive)、又はネットワーク接続されたコンピューターなどに保存される。
原稿読取部5は、光照射部及びCCD(Charge Coupled Device)センサー等を有する読取機構163を備えており、原稿読取部5は、光照射部を使って原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することによって、原稿から画像を読み取る。なお、紙面に対する奥行き方向が主走査方向となり、図1における左右方向が副走査方向となる。
原稿給送部6は、原稿を載せる原稿台7と、原稿給送路(図略)沿いに設けられた光センサー等を有する原稿検知センサー8とを含んで構成されている。原稿検知センサー8は、例えば、光学センサーからなり、原稿台7に載置される原稿の搬送方向先端部に相当する位置に設けられ、原稿搬送方向における原稿の先端部及び後端部を検知可能とされている。後述する原稿情報検知部103は、原稿検知センサー8から、原稿の上記先端部を検知する信号を受信したタイミングと、後端部を検知する信号を受信したタイミングとの間隔に基づいて、原稿給送部6により搬送される原稿の当該搬送方向(上記副走査方向と一致)における長さLを検知する。なお、原稿検知センサー8及び原稿情報検知部103は、特許請求の範囲における検知部の一例となる。
次に、画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、内臓HDDに記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データなどに基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録紙としての用紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部12は、マゼンタ(M)用の画像形成ユニット12M、シアン(C)用の画像形成ユニット12C、イエロー(Y)用の画像形成ユニット12Y、及びブラック(Bk)用の画像形成ユニット12Bkを含んで構成され、これら画像形成ユニット12M,12C,12Y,12Bkはそれぞれドラム型の感光体121M,121C,121Y,121Bkを備え、感光体121M,121C,121Y,121Bkは、図中の反時計回りに回転駆動するようになっている。なお、感光体121M,121C,121Y,121Bkは、特許請求の範囲における感光体の一例となる。
転写ユニット120は、その外周面にトナー像が転写される中間転写ベルト125、駆動ローラー125A、従動ローラー125B、及び一次転写ローラー126を含んで構成されている。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間に張架され、感光体121M,121C,121Y,121Bkの周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動され、感光体121M,121C,121Y,121Bkと同期しながら、無端走行する。
次に、カラー印刷が行われる場合について説明する。感光体121M,121C,121Y,121Bkの周囲が一様に帯電され(帯電工程)、電荷を帯びた感光体121M,121C,121Y,121Bkの表面に、画像データに基づいて、レーザー光が照射されて潜像が形成され(露光工程)、潜像がトナーで可視像化され(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像が一次転写ローラー126によって中間転写ベルト125上に転写されるようになっている。
中間転写ベルト125上に転写される各色(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。
二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んだ、駆動ローラー125Aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた用紙Pに転写させるものである。なお、ここまで説明したのはカラー印刷の場合であり、モノクロ印刷の場合には、マゼンタ用、シアン用、及びイエロー用の感光体121M,121C,121Yは使用されず、ブラック用の感光体121Bkだけが使用されることになる。
定着部13は、熱圧着によりトナー像を用紙Pに定着させるものであり、定着処理が施されたカラー画像形成済みの用紙Pは、排出トレイ151に排出されることになる。
給紙部14は、複数の給紙カセット、及び各給紙カセットに収容された記録紙をピックアップするためのピックアップローラー145を含んで構成され、操作者による指示などで指定されたサイズの記録紙をピックアップするように、対応するピックアップローラー145を回転駆動させて、指定された記録紙をニップ部Nに向けて搬送するものである。
画像形成装置1で両面印刷が行われる場合について説明する。画像形成部12により一方の面に画像が形成された用紙Pを、排出ローラー対159に挟まれた状態とした後、用紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により用紙Pを搬送方向上流域へ再度搬送する。これにより、用紙Pのもう一方の面にも画像を形成することができる。
図2は、画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、駆動モーター70、操作部47、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス91、及びUSB装着部21を含んで構成されている。なお、図1に示した画像形成装置1と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその詳しい説明を省略する。
原稿読取部5は、上記したように、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図1)を備えており、制御ユニット10を構成する制御部100による制御の下、光照射部を使って原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することによって、原稿から画像を読み取る。
原稿給送部6に備えられる原稿検知センサー8は、制御部100による制御の下、原稿台7(図1)に載せられた原稿の画像形成装置1内部への給送が開始されると、原稿の検知を開始する。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿の画像データを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりするための領域である。HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ等を記憶する大容量の記憶装置である。なお、画像メモリー32は、特許請求の範囲における記憶部の一例となる。
画像処理部34は、画像メモリー32に記憶されているカラー画像データをモノクロ画像に変換する処理等を行う。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。ファクシミリ通信部71は、図示しない符号化・複合化部、変復調部、及びNCU(Network Control Unit)等を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの通信を行うものである。
ネットワークインターフェイス91は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含んで構成され、ネットワークインターフェイス91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内、又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置20と種々のデータの送受信を行うものである。
USB装着部21は、USBメモリーMの端子と機械的、電気的に接続するためのUSB端子21aを含んで構成される。制御部100は、USB装着部21を介して、USBメモリーMとの間でデータのやり取りが可能とされている。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。制御ユニット10は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る制御部100を備えている。更に、制御ユニット10は、判断部101、設定部102、及び原稿情報検知部103を備える。
判断部101は、原稿情報検知部103により検知された上記原稿の長さL(特許請求の範囲における原稿の大きさの一例)に基づいて、原稿の長さが予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。なお、制御部100は、判断部101により原稿の長さLが上記閾値以上であると判断されると、出力部としてのネットワークインターフェイス91又はUSB装着部231に、画像メモリー32に記憶された画像データを、モノクロデータで出力させる。
設定部102は、操作者により操作部47の操作で入力される指示に応じて上記閾値を設定する。
原稿情報検知部103は、原稿検知センサー8から、原稿の上記先端部を検知する信号を受信したタイミングと、後端部を検知する信号を受信したタイミングとの間隔に基づいて、原稿給送部6により搬送される上記原稿の長さLを検知する。原稿情報検知部103は、特許請求の範囲における検知部の一例である。
また、制御ユニット10は、HDD92にインストールされている動作制御プログラムに従った動作により、制御部100、判断部101、設定部102、及び原稿情報検知部103として機能するものである。但し、当該制御部100、判断部101、設定部102、及び原稿情報検知部103は、制御ユニット10による動作制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
次に、本発明の実施形態に係る画像読取装置を含んで構成された画像形成装置1における制御部100の行う動作の一例を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、ここでは、USBメモリーMがUSB端子21aに接続され、操作者による操作部47の操作で入力される指示に従って、原稿から読み取った画像データのUSBメモリーMへの書き込みが行われる場合を例にして説明する。
まず、制御部100は、原稿検知センサー8から出力されてくる原稿検知信号に基づいて、原稿台7に原稿が載せられているか否かを判断する(S1)。制御部100は、原稿台7に原稿が載せられていると判断した場合(S1でYES)、原稿の画像形成装置1内部への給送を原稿給送部6に開始させ(S2)、原稿情報検知部103は、上記原稿検知センサー8から原稿の先端部を検知する信号を受信したタイミングと、後端部を検知する信号を受信したタイミングとの間隔に基づいて、原稿給送部6により搬送される原稿の長さLを検知する原稿長さ検知処理を開始する(S3)。制御部100は、原稿からの画像の読み取りを原稿読取部5に開始させる(S4)。原稿読取部5による読取で得られた画像データは画像メモリー32に記憶される。ここで、本実施形態では、原稿読取部5による当該読取は、カラー読取として行われているものとする。また、原稿台7から給送されてくる原稿の長さLの検知方法については、当該処理に限定されるものではない。なお、制御部100により、原稿台7に原稿が載せられたと判断されるまでは、S2以降の処理を行わない(S1でNO)。
また、原稿台7に原稿が載せられているか否かの判断の方法についても、特に限定されるものではなく、例えば、原稿台7の奥に原稿が当たったことを検出するセンサーや、原稿台7上の重さを検出するセンサーなどを設け、制御部100が、これらセンサーからの検出結果に基づいて判断するといった方法が挙げられる。
次に、判断部101は、原稿検知センサー8から送られてくる原稿の副走査方向における長さLの情報を取得したと判断し(S5でYES)、さらに、原稿読取部5から送信されてくる情報に基づいて、原稿読取部5による原稿の読み取りが完了したと判断したとき(S6でYES)、原稿情報検知部103が検知した原稿長さLが予め定められた閾値T(例えば、700mm)以上であるか否かを判断する(S7)。なお、S5及びS6の処理は、いずれを先に行っても構わない。
判断部101が、原稿の当該長さLが予め定められた閾値T以上であると判断すると(S7でYES)、制御部100は、画像処理部34に、原稿読取部5により読み取られて画像メモリー32に保存されているカラー画像データをモノクロ(例えば、モノクロ2階調)のデータに変換する画像処理を行わせる(S8)。制御部100は、変換したモノクロ画像データを、USB装着部21からUSBメモリーMに出力させる(S9)。
なお、S4における原稿画像の読取がカラー及びモノクロのいずれによっても可能とされている場合は、制御部100は、画像メモリー32に記憶されている当該画像データがカラーであるか否かを例えばACS判定(Auto Color Selection:自動カラー選択処理)等により判断し、当該記憶されている画像データがカラー画像データである場合に、画像処理部34に、当該画像データをモノクロに変換する画像処理を行わせるようにしてもよい。
一方、S7において、判断部101が、原稿の上記長さLが予め定められた閾値T以上でないと判断した場合(S7でNO)、制御部100は、原稿読取部5により読み取られて画像メモリー32に保存されているカラー画像データを画像処理部34にモノクロ画像変換処理をさせずに、そのままUSB装着部21からUSBメモリーMに出力させる(S9)。
この実施形態によれば、図5に示すように、上記原稿搬送方向(主走査方向)に長尺状のカラー画像を有するカラー原稿DC1が原稿読取部5によって読み取られ、当該カラー原稿DC1の上記長さLが上記閾値以上である場合、原稿読取部5による当該カラー原稿の読み取りで得られたカラー画像データは画像処理部34によりモノクロに変換されてUSBメモリーMに保存される。一方、図6に示すように、カラー原稿DC2の上記長さLが上記閾値よりも小さい場合は、原稿読取部5による当該カラー原稿の読み取りで得られた画像データは画像処理部34によりモノクロに変換されず、カラー画像データのままでUSBメモリーMに保存される。
このように、上記実施形態では、画像を読み取られた原稿の長さLが予め定められた閾値T以上であると判断されると、読み取られた画像データの出力がモノクロで行われる。これにより、当該画像データの示す画像の図6に示す用に、色が2色に減り、画像の色情報が著しく減少するので、当該画像データのデータ量は大きく減少する。これにより、画像データの圧縮処理を行わなくても、読み取られた画像データのデータ量を大きく減少させることができるため、当該画像データの保存先となる記憶装置、ここではUSBメモリーMの記憶容量を圧迫することが低減される。
なお、閾値Tについては、操作者が自由に設定できるようにしてもよい。例えば、制御部100は、操作部47を介して操作者から閾値を変更する指示が入力されると、図4(A)に示したような操作画面D1を表示部473へ表示させ、操作者による操作部47の操作で操作画面D1を利用して、表示部473に備えられるタッチパネル機能により、閾値Tとして用いる数値が入力されると、設定部102は、当該入力された数値を閾値Tとして設定し、次回以降、判断部101は、当該設定された新たな閾値Tを用いて上記判断を行う。
また、制御部100による制御で行われる上記画像データのモノクロ出力処理(ここでは上述したモノクロ変換処理及び出力処理の両方を示すものとする)を実施するか否かを操作者が自由に設定できるようにしてもよい。例えば、制御部100は、操作部47を介して操作者から上記モノクロでの出力を実施するか否かを設定する旨の指示が入力されると、図4(B)に示すような操作画面D2を表示部473に表示させ、操作者による操作で操作画面D2を利用して、表示部473に備えられるタッチパネル機能により、上記モノクロでの出力を不実施とする指示が入力されると、次回以降、図3に示したフローチャートにおいて、S1でYESと判断した後、S3,S5,S7,S8の処理をスキップし、S2,S4,S6,S9の処理が行われる。すなわち、操作者から実施が指示された場合にのみ、上記画像データのモノクロ変換処理及び出力処理が実施される。
或いは、制御部100は、操作部47を介して操作者から上記モノクロでの出力を実施するか否かを設定する旨の指示が入力されると、図7に示すような操作画面D3、すなわち、原稿読取部5により読み取られて画像メモリー32に保存されているカラー画像データの一部にのみ実施する旨の指示を受け付けるためのボタン画像B1を有する操作画面D3を表示部473に表示させ、操作者による操作でボタン画像B1が押下されると、表示部473に備えられるタッチパネル機能により、上記モノクロでの出力を上記カラー画像データの一部にのみ実施する旨の指示が入力され、この指示に従って、制御部100及び画像処理部34により、上記カラー画像データの一部にのみ、例えば、読み込んだ原稿の半分の枚数分のカラー画像データのみ、又は、読み込んだ原稿の第2枚目以降のカラー画像データのみ、モノクロ変換処理及び出力処理が実施されるようにしてもよい。
上記実施形態では、原稿の上記長さLに基づいて、判断部101が、画像データの出力をモノクロで行うか否かを判断する場合について説明しているが、原稿の上記長さLの情報だけでなく、原稿の主走査方向における長さW(原稿幅)の情報を加味して、判断部101が上記判断を行うようにしてもよい。
例えば、判断部101は、原稿の主走査方向における長さWが250mm、原稿の副走査方向における長さL700mmの2つの要素を閾値Tに設定し、長さW及び長さL両方が閾値Tを超えた場合、或いは、長さW又は長さLの少なくともいずれか一方が閾値Tを超えた場合に、原稿長さが閾値Tを以上であると判断するようにする。
これにより、例えば、判断部101は、原稿の主走査方向における長さWが250mm以上で比較的長い場合には、閾値Tを700mmに設定し、原稿の主走査方向における長さWが250mm未満で比較的短い場合には、閾値Tを700mmよりも長い800mmに設定するといったように、より細かい処理を行うようにしてもよい。
また、判断部101は、原稿の主走査方向における長さWの情報、及び原稿の副走査方向における長さLの情報に基づいて原稿の面積を算出し、その面積が予め定められた閾値T以上であるか否かを判断し、この判断結果に応じて、制御部100が、上記画像データのモノクロ変換処理及び出力処理を実施するようにしてもよい。
なお、原稿の主走査方向における長さW(原稿幅)の原稿情報検知部103による検知方法については、例えば、原稿台7に設けられた、原稿幅に応じて移動する用紙幅揃え用のガイドを利用して検知する方法や、原稿読取部5によって読み取られた画像データから求められる、原稿の主走査方向の画素数に基づいて検知する方法が採用可能である。また、原稿の副走査方向における長さLについても同様に、原稿読取部5によって読み取られた画像データから求められる原稿の副走査方向の画素数に基づいて、原稿情報検知部103が検知することも可能である。
また、上記実施形態では、原稿から読み取った画像データをUSBメモリーMへ書き込む場合について説明しているが、これを、例えば、ネットワークインターフェイス91を出力部として、画像形成装置1にネットワーク接続された外部装置20(例えば、サーバー)へ画像データを送信する場合や、読み取った画像データを、画像形成部12を出力部として印刷する場合に置き換えてもよい。
ネットワークインターフェイス91を介して外部装置20へ画像データを送信する場合には、USBメモリーMへ書き込む場合と同様に、データの保存先の記憶容量を圧迫することを低減でき、上記印刷の場合には、トナーの消費量を抑えることができる。
また、上記実施形態では、モノクロへ画像変換する処理の一例として、モノクロ2階調への変換処理をあげているが、これに限定されるものではなく、グレースケールに画像変換する処理であってもよい。例えば、1原色が256階調であり、3原色すべてを使用するフルカラー画像である場合、最高で約170万階調(256階調の3乗)となるが、グレースケールの場合は、最高で256階調であり、データ量を非常に小さくすることができる。なお、モノクロへ画像変換する処理を、グレースケールへの画像変換、又はモノクロ2階調のいずれとするかは、操作者による操作部47の操作で入力される指示に応じて制御部100が設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、判断部101が、原稿情報検知部103により検知された原稿の長さL又は/及び長さW(以下、単に長さLという)が予め定められた閾値T以上であると判断した場合に(S7でYES)、制御部100が、上記カラー画像データをモノクロのデータに変換する画像処理を行わせるようにしているが(S8)、これに代えて、S3では、原稿情報検知部103が、上記のように読取対象とされて原稿給送部6により給送される原稿の枚数を検知するものとし、判断部101が、原稿情報検知部103により検知された原稿の枚数が予め定められた閾値T2以上であると判断した場合に(S7でYES)、制御部100が、上記カラー画像データをモノクロのデータに変換する画像処理を行わせるようにしてもよい(S8)。
また、更には、S3では、原稿情報検知部103が、上記のように読取対象とされて原稿給送部6により給送される原稿の長さ及び枚数の両方を検知するものとし、判断部101が、原稿情報検知部103により検知された原稿の長さが上記閾値T以上、又は原稿の枚数が上記閾値T2以上、のいずれかと判断した場合に(S7でYES)、制御部100が、上記カラー画像データをモノクロのデータに変換する画像処理を行わせるようにしてもよい(S8)。
或いは、S3では、原稿情報検知部103が、上記のように読取対象とされて原稿給送部6により給送される原稿の長さ及び枚数の両方を検知するものとし、判断部101が、原稿情報検知部103により検知された原稿の長さが上記閾値T以上、かつ、原稿の枚数が上記閾値T2以上と判断した場合に(S7でYES)、制御部100が、上記カラー画像データをモノクロのデータに変換する画像処理を行わせるようにしてもよい(S8)。
なお、図1乃至図7を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
100 制御部
101 判断部
102 設定部
103 原稿長さ検知部
21 USB装着部
47 操作部
473 表示部
5 原稿読取部
6 原稿給送部
7 原稿台
8 原稿検知センサー
34 画像処理部
32 画像メモリー
91 ネットワークインターフェイス

Claims (5)

  1. 原稿から画像を読み取る原稿読取部と、
    前記原稿読取部から読み取られた前記原稿の画像データを記憶する記憶部と、
    前記原稿の大きさ及び/又は原稿枚数を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された前記原稿の大きさに基づいて、前記原稿の大きさ及び/又は原稿枚数が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する判断部と、
    前記記憶部に記憶された前記画像データを出力する出力部と、
    前記記憶部に記憶された前記画像データをモノクロデータに変換する処理を行う画像処理部と、
    前記判断部により前記原稿の大きさが前記閾値以上であると判断されると、前記記憶部に記憶された前記画像データをモノクロデータに変換する処理を前記画像処理部に行わせて、当該モノクロデータに変換された前記画像データを前記出力部に出力させるモノクロ出力処理を行う制御部と、を備える画像読取装置。
  2. 操作者からの指示に応じて前記閾値を設定する設定部を更に備え、
    前記判断部は、前記原稿の大きさ及び/又は原稿枚数が、前記設定部により設定された前記閾値以上であるか否かを判断する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、操作者からの実行指示に応じて、一部、又は全部を、前記モノクロ出力処理を行うか否かを判断する請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記検知部は、前記原稿の副走査方向における長さを前記原稿の大きさとして検知し、
    前記判断部は、前記検知部により検知された前記原稿の副走査方向における長さが予め定められた閾値以上であるか否かに基づいて、前記原稿の大きさが前記閾値以上か否かを判断する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 記録紙に対して画像形成を行う画像形成部と、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置と、を備える画像形成装置。
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