JP2016163145A - 電子機器、情報取得方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、自動車の前方を撮像するカメラと、運転者の顔画像を撮像するカメラとを備え、自動車の前方を撮像するカメラが撮像した画像において、運転者の顔画像から運転者が視線を向けた対象を認識して記録する技術が記載されている。
即ち、従来のライフログを記録する技術においては、ライフログの利用性が十分に高いものではなかった。
情報を表示する表示手段と、
撮像する撮像手段と、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像させる撮像制御手段と、
予め設定されたライフログ情報を取得し、当該ライフログ情報と前記記録用画像とを対応付けて記憶するログ情報取得手段と、
を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の電子機器の一実施形態としてのリスト端末1の構成を示す図であり、図1(A)は外観構成図、図1(B)は、ハードウェア構成を示すブロック図である。
リスト端末1は、腕時計型に構成され、スマートフォンに類する機能を備えた電子機器である。
図1に示すように、リスト端末1は、制御部11と、センサユニット12と、入力部13と、LCD(Liquid Crystal Display)14と、時計回路15と、ROM(Read Only Memory)16と、RAM(Read Access Memory)17と、GPS(Global Positioning System)アンテナ18と、GPSモジュール19と、無線通信用アンテナ20と、無線通信モジュール21と、撮像部22と、ドライブ23とを備えている。
センサユニット12は、3軸加速度センサ、磁気センサ、気圧センサあるいは気温センサ等の各種センサを備えている。
LCD14は、制御部11の指示に従って画像を出力する。例えば、LCD14は、各種画像やユーザインターフェースの画面を表示する。本実施形態においては、LCD14に入力部13の位置入力センサが重畳して配置され、タッチパネルが構成されている。
時計回路15は、システムクロックあるいは発振器により生成される信号から時刻信号を生成し、現在時刻(年月日及び時分秒)を出力する。
RAM(メモリ)17は、制御部11が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。
GPSアンテナ18は、GPSにおける衛星から発信される電波を受信して電気信号に変換し、変換した電気信号(以下、「GPS信号」と称する。)をGPSモジュール19に出力する。
GPSモジュール19は、GPSアンテナ18から入力されたGPS信号に基づいて、リスト端末1の位置(緯度、経度、高度)及びGPSによって示される現在時刻を検出する。また、GPSモジュール19は、検出した位置及び現在時刻(年月日及び時分秒)を示す情報を制御部11に出力する。
無線通信モジュール21は、制御部11の指示に従って、無線通信用アンテナ20を介して他の装置に信号を送信する。また、無線通信モジュール21は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を制御部11に出力する。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部22の出力信号として出力される。
このような撮像部22の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、制御部11等に適宜供給される。
次に、リスト端末1の機能的構成について説明する。
図2は、リスト端末1の機能的構成のうち、ログ情報生成処理及びログ情報表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
ログ情報生成処理とは、ユーザの動作が予め設定された撮像のトリガとなる動作であると判定された場合に、ユーザの顔の画像を撮像し、画像を解析して表情を特定した後、その画像及び表情を示す情報を他のライフログ情報と対応付けて記憶する一連の処理である。また、ログ情報表示処理とは、ログ情報生成処理によって生成されたライフログ情報をユーザの操作あるいは予め設定されたタイミングで表示する一連の処理である。
また、ROM16の一領域には、ライフログ記憶部71が設定される。
ライフログ記憶部71には、ユーザのライフログ情報が蓄積して記憶される。なお、ライフログ記憶部71は、RAM17あるいはドライブ23に装着されたリムーバブルメディア31に設定することとしてもよい。
位置情報取得部52は、GPSモジュール19によって検出された位置を示す情報を所定時間(例えば1秒)毎に取得する。
アプリケーション管理部53は、リスト端末1にインストールされている各種アプリケーションの起動、終了及び動作状態の管理を行う。例えば、アプリケーション管理部は、ユーザがライフログ情報をSNS(Social Networking Service)にアップロードする際に用いるSNSとの連携アプリケーション、メールの送受信を行うメールアプリケーションあるいはスケジュール管理を行うためのスケジュール管理アプリケーション等の起動、終了及び動作状態を管理する。
解析部55は、撮像された画像において、被写体に含まれる顔の画像を解析し、顔の表情を特定する。例えば、解析部55は、被写体に含まれる顔の画像が、「笑顔」、「通常」、「怒っている」、「浮かない」等の予め設定された分類において、いずれに該当するかを特定する。なお、顔の画像を分類する際には、各表情のモデルデータとマッチングを行い、最も近い表情に分類すること等が可能である。
図3に示すように、ユーザが腕を自然に伸ばした状態から顔付近に持ち上げるパターンの動作は、3軸方向の加速度の大きさ及び移動距離等から検出することができる。図3に示す動作は、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作であり、この場合、リスト端末1の表示面とユーザの顔が略対向する状態となる。そのため、図3に示す動作が検出されたタイミングで、ライフログ情報としてユーザの顔の画像を撮像することにより、ユーザの自然な表情を適切なタイミングで撮像することができる。
また、ライフログを表示するタイミングとして予め設定されている条件については、例えば、1日の終了時として設定されている時刻(例えば、22時等)、過去の複数の日にちにおいて、ユーザが特定の表情(「怒っている」、「浮かない」あるいは「笑顔」等のいずれか)となった時刻、自動的に所定時間毎に特定の表情(「怒っている」等)となったか否かを通知するための時刻等、時刻についての条件を設定することができる。なお、ユーザの顔を撮像した際に、ユーザの顔が特定の表情となっている場合には、特定の表情であることを直ちに表示するように条件を設定してもよい。
次に、動作を説明する。
図4は、図2の機能的構成を有する図1のリスト端末1が実行するログ情報生成処理の流れを説明するフローチャートである。
ログ情報生成処理は、ユーザによる入力部13へのログ情報生成処理開始の操作により開始され、処理の終了が指示されるまで繰り返し実行される。
ステップS2において、センサ情報取得部51は、センサユニット12に備えられた各種センサによって検出される各種データ(センサ情報)を所定時間(例えば1秒)毎に取得する。
ユーザの行動が、撮像トリガ条件に合致している場合、ステップS3においてYESと判定されて、処理はステップS4に移行する。
一方、ユーザの行動が、撮像トリガ条件に合致していない場合、ステップS3においてNOと判定されて、ログ情報生成処理が繰り返される。
ステップS5において、撮像制御部54は、画角を広角に設定して撮像を実行する。これにより、ユーザの顔を被写体に含む画像が撮像される。
ステップS7の後、ログ情報生成処理が繰り返される。
図5は、図2の機能的構成を有する図1のリスト端末1が実行するログ情報表示処理の流れを説明するフローチャートである。
ログ情報表示処理は、ユーザによる入力部13へのログ情報表示処理開始の操作により開始される。
ステップS21において、表示制御部58は、ユーザの操作がライフログを表示するための操作であるか否かの判定を行う。
ユーザの操作がライフログを表示するための操作でない場合、ステップS21においてNOと判定されて、処理はステップS22に移行する。
一方、ユーザの操作がライフログを表示するための操作である場合、ステップS21においてYESと判定されて、処理はステップS23に移行する。
ライフログを表示するタイミングとして予め設定されている条件に合致していない場合、ステップS22においてNOと判定されて、処理はステップS21に移行する。
一方、ライフログを表示するタイミングとして予め設定されている条件に合致した場合、ステップS22においてYESと判定されて、処理はステップS23に移行する。
ステップS23において、表示制御部58は、ユーザの顔が撮像された画像と、その顔の表情を表す情報と、他のライフログ情報(例えば、位置情報)とを対応付けて、LCD14に表示する。このとき、地図データに重畳して、位置情報が示す位置に各ライフログ情報を表示することとしてもよい。
ステップS23の後、ログ情報表示処理が繰り返される。
したがって、リスト端末1を見るという、ユーザが日常的に頻繁かつ無意識に行っている動作を利用して、その時のユーザ自身の顔を自動的に撮像し、顔の画像及び顔の表情の情報を記憶できるため、ユーザ自身が気づき難い自らの表情も日時と共に記憶可能なライフログカメラを実現することができる。
さらに、連続的に風景を撮影し続ける場合に比べ、消費電力を抑制することができる。
また、怒った顔、しかめ面、元気のない顔、愛想の良い顔または悪い顔等、自分がどのような表情をしていたのか、どのような感情を表していたのか等を容易に確認できるため、ユーザ自身が気づき難い自分自身のストレス度合や、疲れ具合、体調、感情、心身の緊張等を、簡単にチェックすることができる。さらに、他人に対する礼儀、マナー、姿勢、笑顔等を維持したり、顧客へのホスピタリティ(歓待、おもてなし)や対人関係等を改善する機会を得たりすることができる。
即ち、リスト端末1によれば、ライフログの利用性をより高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係るリスト端末1は、図1の第1実施形態に係るリスト端末1のハードウェア構成において、センサユニット12に生体センサをさらに備えている。また、第2実施形態においては、トリガ判定部56、ログ情報取得部57及び表示制御部58の機能的構成、ログ情報生成処理及びログ情報表示処理の一部が第1実施形態と異なっている。
以下、第1実施形態と異なる部分について、主として説明する。
本実施形態に係るリスト端末1のハードウェア構成において、センサユニット12は、3軸加速度センサ、磁気センサ、気圧センサ、気温センサあるいは生体センサ等の各種センサを備えている。本実施形態において、生体センサは、体温、心拍数あるいは血圧等、リスト端末1によって検出可能な生体情報を検出する。
本実施形態に係るリスト端末1が実行するログ情報生成処理において、ステップS1,S2及びS4〜S6の処理は、図4の第1実施形態における場合と同様である。
ステップS3において、トリガ判定部56は、ユーザの行動が、撮像トリガ条件に合致しているか否かの判定を行う。本実施形態においては、撮像トリガ条件として、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作が行われ、かつ、生体センサによって検出される生体情報が予め設定された条件に合致しているか否かが判定される。
ステップS7において、ログ情報取得部57は、撮像された顔の画像及びその表情を表す情報と、撮像される顔の画像に対応付けて記憶する他のライフログ情報(各種センサのデータ、位置情報及び現在時刻等)とを取得し、ライフログ記憶部71に記憶する。本実施形態においては、撮像される顔の画像に対応付けて記憶する他のライフログ情報として、顔の画像が撮像された際に生体センサによって検出された生体情報が含まれている。
ステップS23において、表示制御部58は、ユーザの顔が撮像された画像と、その顔の表情を表す情報と、他のライフログ情報(例えば、位置情報)とを対応付けて、LCD14に表示する。このとき、地図データに重畳して、位置情報が示す位置に各ライフログ情報を表示することとしてもよい。本実施形態においては、他のライフログ情報として、顔の画像が撮像された際に生体センサによって検出された生体情報が含まれ、顔の画像及び顔の表情を表す情報と共に表示される。
したがって、顔の画像が撮像された時の心拍等、検出された生体情報を顔の画像や顔の表情を表す情報と対応付けて、併せて表示することで、顔の表情等及び生体情報が示す心身状態やその原因等を、より深く理解したり、詳しく分析したりできる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係るリスト端末1は、図1の第1実施形態に係るリスト端末1のハードウェア構成と同様である。一方、第3実施形態においては、トリガ判定部56、ログ情報取得部57及び表示制御部58の機能的構成、ログ情報生成処理及びログ情報表示処理の一部が第1実施形態と異なっている。
以下、第1実施形態と異なる部分について、主として説明する。
本実施形態に係るリスト端末1の機能的構成において、トリガ判定部56は、ユーザの行動が、撮像トリガ条件に合致しているか否かを判定する。撮像トリガ条件として、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作を定義することができる。本実施形態においては、撮像トリガ条件として、ユーザが腕を自然に伸ばした状態から顔付近に持ち上げるパターンの動作を行った場合(図3参照)、あるいは、ユーザがアプリケーションの操作を行った場合(例えば、スケジュールの確認、予定時刻の報知の確認、報知音の停止等の操作を行った場合)に撮像が行われる設定とすることができる。そして、トリガ判定部56は、ユーザの行動が撮像トリガ条件に合致していると判定した場合、撮像制御部54に対して、撮像の実行を指示する。
本実施形態に係るリスト端末1が実行するログ情報生成処理において、ステップS1,S2及びS4〜S6の処理は、図4の第1実施形態における場合と同様である。
ステップS3において、トリガ判定部56は、ユーザの行動が、撮像トリガ条件に合致しているか否かの判定を行う。本実施形態においては、撮像トリガ条件として、ユーザが腕を自然に伸ばした状態から顔付近に持ち上げるパターンの動作を行ったか否か(図3参照)、あるいは、ユーザがアプリケーションの操作を行ったか否かが判定される。
ステップS7において、ログ情報取得部57は、撮像された顔の画像及びその表情を表す情報と、撮像される顔の画像に対応付けて記憶する他のライフログ情報(各種センサのデータ、位置情報及び現在時刻等)とを取得し、ライフログ記憶部71に記憶する。本実施形態においては、撮像される顔の画像に対応付けて記憶する他のライフログ情報として、各種アプリケーションのデータ(顔の画像が撮像された時刻の前後のスケジュールに関する用件の内容や項目)が含まれている。
ステップS23において、表示制御部58は、ユーザの顔が撮像された画像と、その顔の表情を表す情報と、他のライフログ情報(例えば、位置情報)とを対応付けて、LCD14に表示する。このとき、地図データに重畳して、位置情報が示す位置に各ライフログ情報を表示することとしてもよい。本実施形態においては、他のライフログ情報として、各種アプリケーションのデータ(顔の画像が撮像された時刻の前後のスケジュールに関する用件の内容や項目)が含まれ、顔の画像及び顔の表情を表す情報と共に表示される。
したがって、用件やメッセージ、情報等の内容や、相手、時間帯、場所等の相違により、表情や反応の違いがあったか否かを確認することができ、ユーザ自身が気づき難い対象や相手への感情あるいは好き嫌い、ストレス、癖等に気づくことができる。
上述の各実施形態において、撮像トリガ条件に、ユーザの顔が特定の表情(例えば、「怒っている」あるいは「しかめ面」等)である場合のみ、ユーザの顔の画像を撮像するという条件を加え、この条件を充足して撮像された顔の画像をライフログ情報として記憶することとしてもよい。
この場合、第1実施形態においては、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作を行い、かつ、その時の表情が特定の表情である場合に、ユーザの顔の画像が撮像される。
また、第2実施形態においては、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作が行われ、かつ、生体センサによって検出される生体情報が予め設定された条件に合致し、かつ、その時の表情が特定の表情である場合に、ユーザの顔の画像が撮像される。
さらに、第3実施形態においては、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作が行われ、かつ、その時の表情が特定の表情である場合に、ユーザの顔の画像が撮像される。
これにより、ユーザが特に注意している顔の表情等になっているタイミングを選択して、ライフログ情報として記憶することができる。
上述の各実施形態において、ユーザの生活リズムの中で、同様の表情が検出される状況(毎日の同じ時刻、同じ相手からのメールの受信、同じ内容のスケジュールの前等)で、ユーザの気分を誘導する(気分を高揚させる、あるいは、気分を落ち着かせる等)ための処理を行ってもよい。例えば、スケジュールを通知するための報知音を、気分を高揚させる効果の高いものとしたり、表示画面をリラックス効果の高い色や背景としたりすることができる。
これにより、ライフログに基づいて、ユーザの行動がより適切なものとなるよう促すことができる。
上述の各実施形態において、撮像トリガ条件として、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作を検出することに代えて、あるいは、ユーザがリスト端末1の画面を視認したと推定される動作を検出することに加えて、撮像部22が連続的に(所定時間間隔で継続して)ライブビュー画像の撮像を行い、ライブビュー画像において顔が認識された場合に、ライフログのための撮像を行うこととしてもよい。
これにより、ユーザの顔が確実に撮像できる状況において、ユーザの顔の画像をライフログ情報として撮像することができる。
第2実施形態において、撮像トリガ条件に、生体センサによって検出された生体情報が所定の条件(心拍数が閾値より高い、血圧が閾値より低い等)に合致している場合のみ、ユーザの顔の画像を撮像するという条件を加え、この条件を充足して撮像された顔の画像をライフログ情報として記憶することとしてもよい。
これにより、生体情報が所定の条件となっている時の顔の画像を選択して撮像し、ライフログ情報として記憶することができる。
第3実施形態において、撮像トリガ条件に、アプリケーション管理部53によって管理されているアプリケーションの状態が所定条件(次のスケジュールが会議である時、特定の相手からのメールを見たとき等)に合致している場合のみ、ユーザの顔の画像を撮像するという条件を加え、この条件を充足して撮像された顔の画像をライフログ情報として記憶することとしてもよい。
これにより、アプリケーション管理部53によって管理可能な各種イベントのうち、ユーザが特に注目しているものに対する顔の画像を選択して、ライフログ情報として記憶することができる。
第3実施形態において、ユーザによるアプリケーションの操作が検出された際に、その時の表情が特定の表情である場合、以降、同様の操作が行われるときのアプリケーションの動作を、検出された表情に応じて変更することとしてもよい。例えば、メールやメッセージの着信に対する操作において、ユーザが特定の表情であると判定された場合に、以降のメールやメッセージの着信の通知や報知の方法を、それに応じて変更すること等が可能である。
変更されるアプリケーションの動作としては、着信の通知メッセージの内容、通知のために用いる画像、通知メッセージの長さ、表示色、通知のためのアニメーション表示、通知のためのキャラクタの顔、声色等を設定することが可能である。
また、着信の通知音を出力する時間や通知メッセージを表示する時間、音声の速度、1日の通知回数、通知頻度や着信を確認する間隔、一度に通知する件数、通知する時刻、通知のためのバイブレーションの種類、通知メロディの種類、通知する時間帯、通知音等を禁止する時間帯等を設定することも可能である。
これにより、ライフログに基づいて、ユーザが特定のアプリケーションの操作を行う際に、ユーザにとってより使いやすいものとすることができる。
リスト端末1は、ユーザの身体に装着して使用される。
LCD14は、情報を表示する。
撮像部22は、撮像する。
トリガ判定部56は、ユーザがLCD14を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する。
撮像制御部54は、トリガ判定部56によって、ユーザがLCD14を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、撮像部22によって記録用画像を撮像させる。
ログ情報取得部57は、予め設定されたライフログ情報を取得し、当該ライフログ情報と記録用画像とを対応付けて記憶する。
これにより、ユーザがリスト端末1を視認する動作を行うと、その時のユーザの顔が自動的に撮影され、その時のユーザの顔の画像や顔の表情を表す情報及び予め設定されたライフログ情報が記憶される。
したがって、リスト端末1を見るという、ユーザが日常的に頻繁かつ無意識に行っている動作を利用して、その時のユーザ自身の顔を自動的に撮像し、顔の画像及び顔の表情の情報を記憶できるため、ユーザ自身が気づき難い自らの表情も日時と共に記憶可能なライフログカメラを実現することができる。
また、ユーザ自らがカメラで表情を撮影する行為を行ったり、他人に撮影してもらったりすることが不要となる。
さらに、連続的に風景を撮影し続ける場合に比べ、消費電力を抑制することができる。
即ち、リスト端末1によれば、ライフログの利用性をより高めることができる。
解析部55は、記録用画像に含まれるユーザの表情を解析する。
これにより、怒った顔、しかめ面、元気のない顔、愛想の良い顔または悪い顔等、自分がどのような表情をしていたのか、どのような感情を表していたのか等を容易に確認できるため、ユーザ自身が気づき難い自分自身のストレス度合や、疲れ具合、体調、感情、心身の緊張等を、簡単にチェックすることができる。さらに、他人に対する礼儀、マナー、姿勢、笑顔等を維持したり、顧客へのホスピタリティ(歓待、おもてなし)や対人関係等を改善する機会を得たりすることができる。
センサユニット12は、自装置における物理量を検出する。
トリガ判定部56は、センサユニット12の検出結果に基づいて、ユーザがLCD14を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する。
これにより、リスト端末1を見る腕の動作を利用して、その時のユーザ自身の顔を自動的に撮像することができる。
ログ情報取得部57は、予め設定されたライフログ情報として、センサユニット12によって検出された生体情報を取得する。
これにより、顔の画像が撮像された時に検出された生体情報を顔の画像や顔の表情を表す情報と対応付けて記憶することができる。
そのため、顔の表情等及び生体情報が示す心身状態やその原因等を、より深く理解したり、詳しく分析したりできる。
撮像制御部54は、トリガ判定部56によって、生体情報が予め設定された生体情報の条件に合致すると判定された場合に、撮像部22によって記録用画像を撮像させる。
ログ情報取得部57は、トリガ判定部56によって、生体情報が予め設定された生体情報の条件に合致すると判定された場合に、予め設定されたライフログ情報として、センサユニット12によって検出された生体情報を取得する。
これにより、生体情報が所定の条件となっている時の顔の画像を選択して撮像し、ライフログ情報として記憶することができる。
アプリケーション管理部53は、実行されるアプリケーションを管理する。
トリガ判定部56は、アプリケーション管理部53によって管理されているアプリケーションの状態に基づいて、ユーザがLCD14を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する。
これにより、ユーザによるアプリケーションの操作が行われ、ユーザがリスト端末1を視認している可能性が高い状態において、ユーザの顔の画像を撮像することができる。
これにより、ユーザがアプリケーションを使用する際に、自らがどのような顔の表情をしているかを確認することができる。
撮像制御部54は、トリガ判定部56によって、アプリケーションの状態が予め設定されたアプリケーションの条件に合致すると判定された場合に、撮像部22によってライフログのための画像を撮像する。
ログ情報取得部57は、トリガ判定部56によって、アプリケーションの状態が予め設定されたアプリケーションの条件に合致すると判定された場合に、予め設定されたライフログ情報として、アプリケーションに関する情報を取得する。
これにより、アプリケーション管理部53によって管理可能な各種状態(イベント等)のうち、ユーザが特に注目しているものに対する顔の画像を選択して、ライフログ情報として記憶することができる。
例えば、本発明は、身体に装着可能な電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、タブレット型端末、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がリスト端末1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
情報を表示する表示手段と、
撮像する撮像手段と、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像させる撮像制御手段と、
予め設定されたライフログ情報を取得し、当該ライフログ情報と前記記録用画像とを対応付けて記憶するログ情報取得手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
[付記2]
前記記録用画像に含まれる前記ユーザの表情を解析する解析手段をさらに備え、
前記ログ情報取得手段は、前記解析手段によって表情が解析された前記記録用画像と、前記表情を示す情報とを対応付けて記憶することを特徴とする付記1に記載の電子機器。
[付記3]
自装置における物理量を検出する物理量検出手段を備え、
前記判定手段は、前記物理量検出手段の検出結果に基づいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定することを特徴とする付記1又は2に記載の電子機器。
[付記4]
自装置が装着されたユーザの生体情報を検出する生体情報検出手段を備え、
前記ログ情報取得手段は、前記予め設定されたライフログ情報として、前記生体情報検出手段によって検出された生体情報を取得することを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の電子機器。
[付記5]
前記判定手段は、前記生体情報検出手段によって検出された前記生体情報が予め設定された生体情報の条件に合致するか否かをさらに判定し、
前記撮像制御手段は、前記判定手段によって、前記生体情報が前記予め設定された生体情報の条件に合致すると判定された場合に、前記撮像手段によって前記記録用画像を撮像させ、
前記ログ情報取得手段は、前記判定手段によって、前記生体情報が前記予め設定された生体情報の条件に合致すると判定された場合に、前記予め設定されたライフログ情報として、前記生体情報検出手段によって検出された生体情報を取得することを特徴とする付記4に記載の電子機器。
[付記6]
実行されるアプリケーションを管理するアプリケーション管理手段を備え、
前記判定手段は、前記アプリケーション管理手段によって管理されている前記アプリケーションの状態に基づいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定することを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の電子機器。
[付記7]
前記ログ情報取得手段は、前記判定手段によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記予め設定されたライフログ情報として、前記アプリケーションに関する情報を取得することを特徴とする付記6に記載の電子機器。
[付記8]
前記判定手段は、前記アプリケーション管理手段によって管理されている前記アプリケーションの状態が予め設定されたアプリケーションの条件に合致するか否かをさらに判定し、
前記撮像制御手段は、前記判定手段によって、前記アプリケーションの状態が前記予め設定されたアプリケーションの条件に合致すると判定された場合に、前記撮像手段によってライフログのための画像を撮像し、
前記ログ情報取得手段は、前記判定手段によって、前記アプリケーションの状態が予め設定されたアプリケーションの条件に合致すると判定された場合に、前記予め設定されたライフログ情報として、前記アプリケーションに関する情報を取得することを特徴とする付記7に記載の電子機器。
[付記9]
情報を表示する表示手段と、撮像する撮像手段とを備え、ユーザの身体に装着して使用される電子機器における情報取得方法であって、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像する撮像制御ステップと、
前記判定ステップにおいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、予め設定されたライフログ情報を取得し、前記記録用画像と対応付けて記憶するログ情報取得ステップと、
を含むことを特徴とする情報取得方法。
[付記10]
情報を表示する表示手段と、撮像する撮像手段とを備え、ユーザの身体に装着して使用される電子機器を制御するコンピュータに、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定機能と、
前記判定機能によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像する撮像制御機能と、
前記判定機能によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、予め設定されたライフログ情報を取得し、前記記録用画像と対応付けて記憶するログ情報取得機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
Claims (10)
- 情報を表示する表示手段と、
撮像する撮像手段と、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像させる撮像制御手段と、
予め設定されたライフログ情報を取得し、当該ライフログ情報と前記記録用画像とを対応付けて記憶するログ情報取得手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。 - 前記記録用画像に含まれる前記ユーザの表情を解析する解析手段をさらに備え、
前記ログ情報取得手段は、前記解析手段によって表情が解析された前記記録用画像と、前記表情を示す情報とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 自装置における物理量を検出する物理量検出手段を備え、
前記判定手段は、前記物理量検出手段の検出結果に基づいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - 自装置が装着されたユーザの生体情報を検出する生体情報検出手段を備え、
前記ログ情報取得手段は、前記予め設定されたライフログ情報として、前記生体情報検出手段によって検出された生体情報を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記判定手段は、前記生体情報検出手段によって検出された前記生体情報が予め設定された生体情報の条件に合致するか否かをさらに判定し、
前記撮像制御手段は、前記判定手段によって、前記生体情報が前記予め設定された生体情報の条件に合致すると判定された場合に、前記撮像手段によって前記記録用画像を撮像させ、
前記ログ情報取得手段は、前記判定手段によって、前記生体情報が前記予め設定された生体情報の条件に合致すると判定された場合に、前記予め設定されたライフログ情報として、前記生体情報検出手段によって検出された生体情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。 - 実行されるアプリケーションを管理するアプリケーション管理手段を備え、
前記判定手段は、前記アプリケーション管理手段によって管理されている前記アプリケーションの状態に基づいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記ログ情報取得手段は、前記判定手段によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記予め設定されたライフログ情報として、前記アプリケーションに関する情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
- 前記判定手段は、前記アプリケーション管理手段によって管理されている前記アプリケーションの状態が予め設定されたアプリケーションの条件に合致するか否かをさらに判定し、
前記撮像制御手段は、前記判定手段によって、前記アプリケーションの状態が前記予め設定されたアプリケーションの条件に合致すると判定された場合に、前記撮像手段によってライフログのための画像を撮像し、
前記ログ情報取得手段は、前記判定手段によって、前記アプリケーションの状態が予め設定されたアプリケーションの条件に合致すると判定された場合に、前記予め設定されたライフログ情報として、前記アプリケーションに関する情報を取得することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。 - 情報を表示する表示手段と、撮像する撮像手段とを備え、ユーザの身体に装着して使用される電子機器における情報取得方法であって、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像する撮像制御ステップと、
前記判定ステップにおいて、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、予め設定されたライフログ情報を取得し、前記記録用画像と対応付けて記憶するログ情報取得ステップと、
を含むことを特徴とする情報取得方法。 - 情報を表示する表示手段と、撮像する撮像手段とを備え、ユーザの身体に装着して使用される電子機器を制御するコンピュータに、
ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったか否かを判定する判定機能と、
前記判定機能によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、前記撮像手段によって記録用画像を撮像する撮像制御機能と、
前記判定機能によって、ユーザが前記表示手段を視認したと推定される動作を行ったと判定された場合に、予め設定されたライフログ情報を取得し、前記記録用画像と対応付けて記憶するログ情報取得機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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JP2015038860A JP2016163145A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 電子機器、情報取得方法及びプログラム |
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JP2016163145A5 JP2016163145A5 (ja) | 2018-04-05 |
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