JP2016162475A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016162475A JP2016162475A JP2015042540A JP2015042540A JP2016162475A JP 2016162475 A JP2016162475 A JP 2016162475A JP 2015042540 A JP2015042540 A JP 2015042540A JP 2015042540 A JP2015042540 A JP 2015042540A JP 2016162475 A JP2016162475 A JP 2016162475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- memory cell
- wiring
- node
- well
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/10—Programming or data input circuits
- G11C16/14—Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/10—Programming or data input circuits
- G11C16/14—Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
- G11C16/16—Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits for erasing blocks, e.g. arrays, words, groups
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/30—Power supply circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/30—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
- H10B41/35—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/40—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the peripheral circuit region
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B43/00—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
- H10B43/20—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
- H10B43/23—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
- H10B43/27—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B43/00—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
- H10B43/30—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the memory core region
- H10B43/35—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the memory core region with cell select transistors, e.g. NAND
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B43/00—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
- H10B43/40—EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the peripheral circuit region
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/10—Programming or data input circuits
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/26—Sensing or reading circuits; Data output circuits
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
Abstract
【課題】消費電力を低減出来る半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置は、第1導電型の第1ウェル21と、第1ウェル21の上方に設けられ第1メモリセルトランジスタMTを含むメモリセルアレイ111と、第1メモリセルトランジスタMTに接続される第1配線36(BL)を具備する。第1メモリセルトランジスタのデータの消去時において、第1配線に正の第1電圧(VERA、24V)が印加され、第1ウェル21の電位は、正の第2電圧(n−well電位)に上昇される。【選択図】図3
Description
実施形態は、半導体記憶装置に関する。
メモリセルトランジスタが三次元に配列されたNAND型フラッシュメモリが知られている。
消費電力を低減出来る半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置は、第1導電型の第1ウェルと、第1ウェルの上方に設けられ第1メモリセルトランジスタを含むメモリセルアレイと、第1メモリセルトランジスタに接続される第1配線とを具備する。第1メモリセルトランジスタのデータの消去時において、第1配線に正の第1電圧が印加され、第1ウェルの電位は、正の第2電位に上昇される。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 構成について
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
まず、半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。NAND型フラッシュメモリ100は、図示せぬ外部コントローラにより制御され、このコントローラから電源電圧VDD(例えば3.3V)を供給されて動作する。図示するようにNAND型フラッシュメモリ100は、大まかにはコア部110及び周辺回路部120を備えている。
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
まず、半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。NAND型フラッシュメモリ100は、図示せぬ外部コントローラにより制御され、このコントローラから電源電圧VDD(例えば3.3V)を供給されて動作する。図示するようにNAND型フラッシュメモリ100は、大まかにはコア部110及び周辺回路部120を備えている。
コア部110は、メモリセルアレイ111、ロウデコーダ112、及びセンスアンプ113を備えている。
メモリセルアレイ111は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタの集合である複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、…)を備えている。ブロックBLKの各々は、それぞれがワード線及びビット線に関連付けられたメモリセルトランジスタの集合である複数のストリングユニットSU(SU0、SU1、…)を備えている。ストリングユニットSUの各々は、メモリセルトランジスタが直列接続された複数のNANDストリング116を備えている。もちろん、NANDストリング116の数は任意である。メモリセルアレイ111の詳細については後述する。
ロウデコーダ112は、例えばデータの書き込み及び読み出しの際、ブロックBLKのアドレスやページのアドレスをデコードして、対象となるページに対応するワード線を選択する。そしてロウデコーダ112は、選択ワード線及び非選択ワード線に適切な電圧を印加する。
センスアンプ113は、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタからビット線に読み出されたデータをセンスする。またデータの書き込み時には、書き込みデータをメモリセルトランジスタに転送する。
周辺回路部120は、シーケンサ121、電圧発生回路122、及びドライバ123を備える。
シーケンサ121は、NAND型フラッシュメモリ100全体の動作を制御する。
電圧発生回路122は、電源電圧VDDを昇圧または降圧することにより、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を発生させ、ドライバ123に供給する。
ドライバ123は、電圧発生回路122が発生させた電圧を、ロウデコーダ112、センスアンプ113、図示せぬソース線、及びウェル等に供給する。
1.1.2 メモリセルアレイの回路構成について
次に、メモリセルアレイ111の回路構成について、図2を用いて説明する。
次に、メモリセルアレイ111の回路構成について、図2を用いて説明する。
図示するように、ブロックBLKは、NANDストリング116を含む、例えば4つのストリングユニットSUを有する。同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMTのデータは、例えば一括して消去される。なお、データの消去範囲は、1つのブロックBLKに限定されず、複数のブロックBLKが一括して消去されても良く、1つのブロックBLK内の一部の領域が一括して消去されても良い。
また、データの消去については、例えば、“不揮発性半導体記憶装置”という2010年1月27日に出願された米国特許出願12/694,690号に記載されている。また、“不揮発性半導体記憶装置”という2011年9月18日に出願された米国特許出願13/235,389号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
これに対して本実施形態におけるデータの読み出し及び書き込みは、いずれかのブロックBLKのいずれかのストリングユニットSUにおける、いずれかのワード線WLに共通に接続された複数のメモリセルトランジスタMTにつき、一括して行われる。以下、一括して読み出し、または書き込まれるデータの単位を「ページ」と呼ぶ。
NANDストリング116の各々は、メモリセルトランジスタMT(MT0〜MT7)、ダミーのメモリセルトランジスタMT_D、選択トランジスタST1、ST2、及びバックゲートトランジスタBTを含んでおり、これらは直列接続される。なお、各トランジスタの個数は任意であり、ダミーのメモリセルトランジスタMT_Dは廃されても良い。
同一ストリングユニットSU内の選択トランジスタST1のゲートは、同一のセレクトゲート線SGDに接続され、選択トランジスタST2のゲートは同一のセレクトゲート線SGSに接続される。同一ブロックBLK内のメモリセルトランジスタMT〜MT7は、それぞれ同一のワード線WL0〜WL7に接続され、バックゲートトランジスタBTの制御ゲートは、同一のバックゲート線BGに接続される。
複数のブロックBLK間で同一行にあるNANDストリング116の選択トランジスタST1は、同一のビット線BL(BL0〜BL(N−1)のいずれか、Nは1以上の自然数)に接続される。または、複数のブロックBLK間にあるNANDストリング116は同一のソース線SLに接続される。
1.1.3 メモリセルアレイ及び半導体基板の断面構成について
次に、メモリセルアレイ111及び半導体基板の断面構成について、図3を用いて詳細に説明する。
次に、メモリセルアレイ111及び半導体基板の断面構成について、図3を用いて詳細に説明する。
図示するように、p型半導体基板20の表面近傍には、n型ウェル21が設けられ、n型ウェル21の表面領域には図示せぬ素子分離領域により分離された素子領域23(Active Area:AA)が配置されている。なお、図3の例では、素子領域23上にトランジスタは形成されていない。更に素子領域23はn型ウェルでもp型ウェルでも良い。
また、n型ウェル21の表面領域に、n+拡散層25が設けられており、コンタクトプラグ26を介して、配線層28に接続されている。配線層28は、ドライバ123より供給される電圧をn型ウェル21に転送するウェル配線CNWELLとして機能する。また、半導体基板20には、p+拡散層24が設けられており、コンタクトプラグ27を介して、配線層29に接続されている。配線層29は、ドライバ123より供給される電圧を半導体基板20に転送する配線CSUBとして機能する。
半導体基板20上には、図示せぬ絶縁膜が形成され、その図示せぬ絶縁膜の上方にメモリセルアレイ111が形成される。具体的には、バックゲート線BGとして機能する配線層30、ワード線WL及びダミーワード線WL_Dとして機能する配線層32、及びセレクトゲート線SGSとして機能する配線層33またはセレクトゲート線SGDとして機能する配線層34が半導体基板20の表面に垂直な第1方向に向かって順次設けられている。そしてNANDストリング116の電流経路となる半導体層31a及び31bがU字型に設けられており、電流経路の両端はソース線SLとして機能する配線層35及びビット線BLとして機能する配線層36にそれぞれ接続される。そして配線層36の上方には、配線層37及び38が形成されている。以下、本実施形態では、第1方向におけるメモリセルアレイ111の下方の領域を「領域150」と呼ぶ。また、配線層37がドライバ123とソース線SLとを接続するグローバルソース線GSLとして機能し、配線層38がn型ウェル21あるいは素子領域23に電圧または信号を転送する伝送線FTとして機能する場合を例に説明する。よって、グローバルソース線GSLは図示せぬ領域でソース線SLに接続され、伝送線FTは、図示せぬ領域でウェル配線CNWELLまたは素子領域23に接続される。
メモリセルアレイ111の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.1.4 センスアンプの構成について
次にセンスアンプ113の構成について、図4を用いて説明する。本実施形態では、ビット線BLを流れる電流をセンスする電流センス方式のセンスアンプ113を例に説明する。
次にセンスアンプ113の構成について、図4を用いて説明する。本実施形態では、ビット線BLを流れる電流をセンスする電流センス方式のセンスアンプ113を例に説明する。
本実施形態に係るセンスアンプ113は、ビット線毎に図4に示すセンスアンプユニット130及びフックアップ部140を備えている。そして、センスアンプユニット130は、センスアンプ部131及びラッチ回路132を含む。
センスアンプ部131は、データの読み出し動作時には、ビット線BLに読み出されたデータをセンスし、ラッチ回路132に一時的に保持する。また、センスアンプ部131は、データの書き込み動作時には、外部から与えられた書き込みデータをラッチ回路132に一時的に保持し、書き込みデータに応じた電圧をビット線BLに印加する。なお、ラッチ回路132は、例えば多値のデータを処理する場合など、1つに限定されず複数設けられても良い。
フックアップ部140は、センスアンプユニット130とビット線BLの間に設けられている。フックアップ部140は、データの書き込み及び読み出しの際は、ビット線BLとセンスアンプユニット130を接続し、消去の際は、消去に必要な高電圧をドライバ123からビット線BLに転送する。
次に、センスアンプユニット130及びフックアップ部140の回路構成について説明する。
図4に示すように、センスアンプ部131は、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ202〜209、低耐圧pチャネルMOSトランジスタ210〜213、及びキャパシタ素子214を備えている。
トランジスタ202は、ゲートに信号BLCが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードBLIに接続され、他方がノードCOM1に接続される。トランジスタ202は、対応するビット線BLを、信号BLCに応じた電位にクランプするためのものである。
トランジスタ203は、ゲートに信号BLXが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がノードCOM2に接続される。ノードVHSAは、例えばドライバ123に接続され、例えば電圧VDDSAが転送される。
トランジスタ204は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM2に接続され、他方がノードCOM1に接続される。トランジスタ210は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM2に接続され、他方がノードCOM1に接続される。そして、トランジスタ204及び210は、ラッチ回路132に保持されたデータに応じてオン/オフの切り替えを行う第1のスイッチとなる。
トランジスタ205は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM1に接続され、他方がノードSRCGNDに接続される。ノードSRCGNDは、例えばドライバ123に接続され、例えば接地電位VSSが転送される。トランジスタ211は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM1に接続され、他方がノードSRCGNDに接続される。そして、トランジスタ205及び211は、ラッチ回路132に保持されたデータに応じてオン/オフの切り替えを行う第2のスイッチとなる。
トランジスタ206は、ゲートに信号HLLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がノードSENに接続される。トランジスタ207は、ゲートに信号XXLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSENに接続され、他方がノードCOM2に接続される。キャパシタ素子214は、一方の電極がノードSENに接続され、他方の電極にクロック信号CLKが入力される。トランジスタ208は、ゲートに信号SETが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM2に接続され、他方がバスLBUSに接続される。トランジスタ212は、ゲートに信号STBnが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がトランジスタ213のソースまたはドレインのいずれか一方に接続される。トランジスタ213は、ゲートにノードSENが接続され、ソースまたはドレインのいずれか他方がノードINVに接続される。トランジスタ209は、ゲートに信号RST_Nが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードINVに接続され、他方がバスLBUSに接続される。
次に、ラッチ回路132について説明する。ラッチ回路132は、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ215〜217及び低耐圧pチャネルMOSトランジスタ218〜220を備えている。
トランジスタ218は、ゲートに信号RST_Pが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がトランジスタ219のソースまたはドレインのいずれか一方に接続される。トランジスタ219は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか他方がノードINVに接続される。トランジスタ215は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードINVに接続され、他方がトランジスタ216のソースまたはドレインのいずれか一方に接続される。トランジスタ216は、ゲートに信号STBnが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方がノードVLSAに接続される。ノードVLSAは、例えばドライバ123に接続され、例えばVSSが転送される。トランジスタ220は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がノードLATに接続される。トランジスタ217は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードLATに接続され、他方がノードVLSAに接続される。
ラッチ回路132では、トランジスタ215、219で第1のインバータが構成され、トランジスタ217、220で第2のインバータが構成されている。そして、第1のインバータの出力及び第2のインバータの入力にノードINVが接続され、第1のインバータの入力及び第2のインバータの出力にノードLATが接続される。従って、ラッチ回路132は、データをノードLATで保持し、その反転データをノードINVで保持する。
次に、フックアップ部140について説明する。フックアップ部140は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ200及び201を備えている。トランジスタ200及び201は、先に説明したトランジスタ202〜213及び215〜220よりも耐性が高いトランジスタであり、これらのトランジスタよりも高い電圧を印加することが出来るように設計されている。具体的には、高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタを比較すると、例えば高耐圧トランジスタのゲート酸化膜の膜厚は厚く、トランジスタサイズが大きい。
トランジスタ200は、ゲートに信号BLSが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が、対応するビット線BLに接続され、他方がノードBLIを介してセンスアンプ部131に接続される。トランジスタ201は、ゲートに信号BIASが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が、対応するビット線BLに接続され、他方がノードBLBIASに接続される。ノードBLBIASは、例えばドライバ123に接続され、例えばデータの消去時に、ビット線BLに印加する高電圧を転送する。よって、フックアップ部140は、ビット線BLとセンスアンプユニット130を接続する際には、トランジスタ200をオン状態にし、トランジスタ201をオフ状態にする。また、フックアップ部140は、ビット線BLに高電圧を印加する際には、トランジスタ200をオフ状態とし、トランジスタ201をオン状態にすることにより、ビット線BLとノードBLBIASを電気的に接続してビット線BLに高電圧を転送する。
1.2 データの消去動作について
次に、本実施形態に係るデータの消去動作について、特に各配線の電圧及び容量カップリングによる電圧上昇に着目して詳細に説明する。
次に、本実施形態に係るデータの消去動作について、特に各配線の電圧及び容量カップリングによる電圧上昇に着目して詳細に説明する。
1.2.1 消去時の電圧について
まず、データの消去時における各配線の電位関係について、図5を用いて説明する。
まず、データの消去時における各配線の電位関係について、図5を用いて説明する。
図示するように、センスアンプ113は、ビット線BLに電圧VERA(例えば24V)を印加する。より具体的には、フックアップ部140において、ドライバ123よりノードBLBIASに供給された電圧VERAが、トランジスタ201を介してビット線BLに転送される。電圧VERAは、消去の際に選択トランジスタST1及びST2でGIDL(Gate Induced Drain leakage)を発生させるための高電圧である。同様にドライバ123は、ソース線SLにVERAを印加する。そしてロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGD及びSGSに電圧VERA_GIDL(例えば18V)を印加する。電圧VERA_GIDLは、GIDLを発生させるための高電圧であり、VERA>VERA_GIDLの関係にある。
この状態で、ロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのバックゲート線BGに、電圧VBG(例えば7V)を印加する。電圧VBGは、バックゲートトランジスタBTをオン状態とし、GIDLにより発生したホールの転送を可能とさせる電圧であり、且つGIDLで発生したホールがバックゲートトランジスタBTの電荷蓄積層に注入されない電圧である。同様に、ロウデコーダ112は、ダミーワード線WL_DにVBGを印加し、ダミーのメモリセルトランジスタMT_Dをオン状態にする。そして、ロウデコーダ112は、ワード線WL0〜WL7に電圧VERA_WL(例えば0.5V)を印加する。VERA_WLは、GIDLで発生したホールがメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層に注入されるように、VERAよりも十分に低い電圧とする。これにより、ワード線WL0〜WL7に接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT7の電荷蓄積層には、GIDLで発生したホールが供給され、データが消去される。
また非選択ブロックBLKにおいて、ロウデコーダ112は、バックゲート線BGにVERA(例えば24V)を印加し、バックゲートトランジスタBTをオフ状態にする。この際、バックゲートトランジスタBTではGIDLは発生しない。そして、ワード線(ダミーワード線含む)、セレクトゲート線SGD、及びSGSをフローティング状態にする。すると、ワード線WL、セレクトゲート線SGD、及びSGSの電位は、ビット線BL、ソース線SL、及びバックゲート線BGとの容量カップリングにより、例えばVERA程度まで上昇する。
またドライバ123は、電圧発生回路122とn型ウェル21及び素子領域23に接続される配線とを電気的に遮断し、n型ウェル21、素子領域23、及びこれらに接続される配線を電気的にフローティング状態とする。その結果、n型ウェル21及び素子領域23の電位は、VERAを印加されたビット線BL、ソース線SL、非選択ブロックBLKのバックゲート線BGとの容量カップリングにより、例えば電源電圧VDDより高く、VERA程度まで上昇する。なお、n型ウェル21及び素子領域23の電位は、電源電圧VDD以下でも良く、容量カップリングにより上昇すれば良い。
1.2.2 消去時の電圧の具体例について
次に消去時の各配線の電圧の具体例について、特にn型ウェル21及び素子領域23に関係する容量カップリングに着目して図6を用いて説明する。
次に消去時の各配線の電圧の具体例について、特にn型ウェル21及び素子領域23に関係する容量カップリングに着目して図6を用いて説明する。
図示するように、選択ブロックBLKにおいて、領域420はGIDLを発生させる選択トランジスタST1及びST2を示している。領域410はダミーのメモリセルトランジスタMT_Dを示しており、領域400は消去対象のメモリセルトランジスタMTを示している。
非選択ブロックBLKにおいて、領域430は、フローティング状態にされる配線領域を示しており、セレクトゲート線SGD、SGS、ダミーワード線WL_D、及びワード線WLがフローティング状態にされる。
領域150において、n型ウェル21及び素子領域23はフローティング状態とされ、半導体基板20にはVSS(例えば0V)が印加されている。
メモリセルアレイ111の上方において、n型ウェル21あるいは素子領域23に接続される伝送線FTはフローティング状態にされている。
この状態において、領域150では、n型ウェル21及び素子領域23が、バックゲート線BGとの容量カップリングの影響を受ける。この場合、非選択ブロックBLKのバックゲート線BGの方が、選択ブロックBLKのバックゲート線BGよりも電圧が高いため、容量カップリングによるn型ウェル21及び素子領域23の電位の上昇に大きく寄与する。また、メモリセルアレイ111の上方では、伝送線FTが、隣接するグローバルソース線GSL、下方に位置するビット線BL及びソース線SLとの容量カップリングの影響を受ける。よって、n型ウェル21及び素子領域23は、バックゲート線BG、グローバルソース線GSL、ビット線BL、及びソース線SLとの容量カップリングにより、電位が上昇する。
1.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、消費電力を低減出来る。本効果につき、以下説明する。
本実施形態に係る構成であると、消費電力を低減出来る。本効果につき、以下説明する。
データの消去動作において、例えばビット線BL、ソース線SL(及びグローバルソース線GSL)、及び非選択ブロックBLKのバックゲート線BGにVERAが印加される。この際、メモリセルアレイ111の上方では、ビット線BL及びソース線SLと、伝送線FTとの間に寄生容量がある。また、メモリセルアレイ111の下方では、非選択ブロックBLKのバックゲート線BGと、素子領域23あるいはn型ウェル21との間に寄生容量がある。このため、ビット線BL、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのバックゲート線BGにVERAを印加するためには、これらの寄生容量分の電荷を充電する必要があり、このため消去動作における消費電流が増加し、半導体記憶装置の消費電力が増加してしまう。
これに対し、本実施形態に係る構成では、素子領域23、n型ウェル21、及びこれらに接続される伝送線FTをフローティング状態にする。そして、素子領域23、n型ウェル21、及び伝送線FTの電位を、VERAが印加されたビット線SL、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのバックゲート線BGとの容量カップリングにより、例えば電源電圧VDDよりも高く、VERA程度まで上昇させる(なお、VDD以下でも良く、0V以上に上昇すれば良い)。これにより、ビット線SL、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのバックゲート線BGの電位と、素子領域23、n型ウェル21、及び伝送線FTの電位との電位差を小さく出来る。よって、寄生容量分を充電するための電荷量を低減することが出来る。従って、消去動作時の消費電流を低減することが出来、半導体記憶装置の消費電力を削減出来る。
また、本実施形態では、n型ウェル21の電位を容量カップリングにより上昇させ、半導体基板20の電位(例えばVSS)より高くしている。これにより、n型ウェル21と半導体基板20との間に逆バイアスがかかった状態となるため、n型ウェル21からp型半導体基板への電荷の移動を抑制出来る。
なお、素子領域23はn型ウェル21の表面領域に設けられたp型ウェル内に形成されていても良く、この場合、素子領域23とp型ウェル、及びn型ウェル21がフローティング状態にされる。
更に、本実施形態ではn型ウェル21がフローティング状態とされたが、n型ウェル21にVERAが印加されても良い。またn型ウェル21の表面領域にp型ウェルが設けられている場合は、p型ウェル及びn型ウェル21にVERAが印加されても良い。
更に、素子領域23にVERAが印加されても良い。
更に領域150に設けられるn型ウェル21は複数に分割されていても良い。
更に素子領域23はダミーの素子領域23であっても良い。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1実施形態において、メモリセルアレイ111の下方に、センスアンプ113を配置したものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1実施形態において、メモリセルアレイ111の下方に、センスアンプ113を配置したものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 センスアンプの構成について
まず、センスアンプ113の構成について、図7を用いて説明する。
まず、センスアンプ113の構成について、図7を用いて説明する。
図示するように、本実施形態におけるセンスアンプユニット130では、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ202〜209及び215〜217と、低耐圧pチャネルMOSトランジスタ210〜213及び218〜219とが、トリプルウェル領域300上に形成されている。以下、本明細書では、表面領域の一部にp型ウェル(p型半導体基板20とn型ウェル21とp型ウェルとによりトリプルウェルが形成される)を含むn型ウェル21の領域を、「トリプルウェル領域」と定義する。
またフックアップ部140では、第1実施形態で配置されていた高耐圧nチャネルMOSトランジスタ200が廃されており、トランジスタ202のソースまたはドレインのいずれか一方が、高耐圧nチャネルMOSトランジスタを介さずビット線BLに接続されている。
2.2 ドライバの構成について
次にドライバ123の構成について、図8を用いて説明する。本実施形態では、ドライバ123は、電圧発生回路122からソース線SL、センスアンプ113、及び半導体基板20に供給される電圧及び信号を制御するために、高耐圧nチャネルMOSトランジスタを備える。また、本実施形態では、周辺回路部120がメモリセルアレイの周辺に設けられている場合について説明する。
次にドライバ123の構成について、図8を用いて説明する。本実施形態では、ドライバ123は、電圧発生回路122からソース線SL、センスアンプ113、及び半導体基板20に供給される電圧及び信号を制御するために、高耐圧nチャネルMOSトランジスタを備える。また、本実施形態では、周辺回路部120がメモリセルアレイの周辺に設けられている場合について説明する。
図示するように、ドライバ123は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ260〜278を含む。
トランジスタ260〜262は、ソースまたはドレインのいずれか一方がソース線SLに接続される。そしてトランジスタ260は、ゲートに信号SL_SWHが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方にVDDSAが印加される。トランジスタ261は、ゲートに信号SL_SWLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方にVSSが印加される。トランジスタ262は、ゲートに信号VERA_SWが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方にVERAが印加される。すなわち、トランジスタ260〜262は、ソース線SLに共通に接続され、信号SL_SWH、SL_SWL、またはVERA_SWのいずれかが“H”状態にされると、それに応じてVDDSA、VSS、またはVERAをソース線SLに転送する。
トランジスタ263は、ゲートに信号VDDSA_SWが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方にVDDSAが印加される。トランジスタ264は、ゲートに信号VSSSA_SWが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVLSAに接続され、他方にVSSが印加される。トランジスタ265は、ゲートに信号BLBIAS_SWが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードBLBIASに接続され、他方に、例えばVERAが印加される。
トランジスタ266は、ソースまたはドレインのいずれか一方がフックアップ部140のトランジスタ201のゲートに接続され、トランジスタ201に転送する信号BIASの制御に用いられる。
トランジスタ267は、ソースまたはドレインのいずれか一方が各センスアンプユニット130(図9の参照符号SAU)のノードSRCGNDに接続され、ノードSRCGNDへ転送する電圧の制御に用いられる。
トランジスタ268〜275は、ソースまたはドレインのいずれか一方が各センスアンプユニット130にそれぞれ接続される。そしてトランジスタ268〜275は、信号BLC、BLX、HLL、XXL、SET、RST_N、RST_P、STBnの制御に用いられる。トランジスタ276は、ソースまたはドレインのいずれか一方が各センスアンプユニット130内のキャパシタ素子214の電極に接続され、クロック信号CLKの制御に用いられる。
トランジスタ277は、ソースまたはドレインのいずれか一方がトリプルウェル領域300に設けられたn型ウェルに接続される。また、トランジスタ278は、ソースまたはドレインのいずれか一方がトリプルウェル領域300に設けられたp型ウェルに接続される。そしてトランジスタ277及び278はトリプルウェル領域300のn型ウェル及びp型ウェルの電圧制御に用いられる。
2.3 メモリセルアレイ及び半導体基板の断面構成について
次に、本実施形態に係るメモリセルアレイ111及び半導体基板の断面構成について、図9を用いて説明する。
次に、本実施形態に係るメモリセルアレイ111及び半導体基板の断面構成について、図9を用いて説明する。
図示するように、領域150の半導体基板20の表面領域にはトリプルウェル領域300が設けられており、トリプルウェル領域300は、n型ウェル21及びp型ウェル22を含む。
n型ウェル21上には、低耐圧pチャネルMOSトランジスタ52が形成され、p型ウェル22上には、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ51が形成されている。これらトランジスタ51及び52は、センスアンプユニット130に用いられる。トランジスタ51は、ソースまたドレインとして機能するn+拡散層25及びゲート電極40を含む。トランジスタ52は、ソースまたはドレインとして機能するp+拡散層24及びゲート電極40を含む。そしてトランジスタ51及びトランジスタ52のソース、ドレイン、及びゲート電極40はコンタクトプラグ42を介して配線層43にそれぞれ接続されている。またp型ウェル22にはp+拡散層24が形成され、コンタクトプラグ41を介して配線層43に接続されている。そして配線層43は、コンタクトプラグ44を介して配線層45に接続されている。以下、本実施形態では、配線層43を「M0配線」、配線層45を「M1配線」と呼ぶ。M1配線は、M0配線よりも半導体基板上方に位置する配線である。M0配線及びM1配線は、領域150に形成されるトランジスタの接続に用いられる。例えばセンスアンプユニット130内のトランジスタ間の接続、あるいは、センスアンプユニット130への電圧供給及び信号等の送受信に用いられ、例えば図示せぬコンタクトプラグで、伝送線FTに接続されている。なお、本実施形態では、M0配線とM1配線の2層構造としたが、M0配線のみでも良く、3層以上の配線構造であっても良い。更に、領域150においてトリプルウェル領域300外の領域に高耐圧トランジスタが形成されても良い。
また、メモリセルアレイ111の周辺の領域151においては、例えばウェルを形成していない領域にnチャネルMOSトランジスタ53が形成されている。
なお、領域150及び領域151に高耐圧トランジスタ用のトリプルウェル領域を設け、内部に高耐圧トランジスタを配置しても良い。この場合は、低耐圧トランジスタが形成されたトリプルウェル領域とは、分離された異なるウェル領域とする。
更に、領域151において、トリプルウェル領域を設け、内部に低耐圧トランジスタを配置しても良い。
2.4 データの消去動作について
次に、本実施形態に係るデータの消去動作について、特に各配線の電圧及び容量カップリングによる電圧上昇に着目して、図10〜図12を用いて説明する。以下、センスアンプユニット130に接続されるノードVHSA、ノードVLSA、及びノードSRCGNDを区別しない場合は、これらを単に「電源線」と呼ぶ。
次に、本実施形態に係るデータの消去動作について、特に各配線の電圧及び容量カップリングによる電圧上昇に着目して、図10〜図12を用いて説明する。以下、センスアンプユニット130に接続されるノードVHSA、ノードVLSA、及びノードSRCGNDを区別しない場合は、これらを単に「電源線」と呼ぶ。
まず各配線の電圧について図10を用いて説明する。なお、時刻t1におけるメモリセルアレイ111の選択ブロックBLK及び非選択ブロックBLKの電位は第1実施形態の図5と同じである。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図示するように、時刻t0において、ドライバ123は、信号BIASの電圧をVSSとし、フックアップ部140のトランジスタ201をオフ状態にする。また、ドライバ123は、ノードBLBIAS、ノードVLSA、及びノードSRCGNDにVSSを印加し、ノードVHSAにVDDSAを印加する。更にドライバ123は、クロック信号CLKの電圧をVSSにする。
この状態でドライバ123は、信号RST_Pの電圧をVDDSAからVSSにし、センスアンプユニット130のトランジスタ218をオン状態にする。これによりトランジスタ218と219を結ぶノードがVDDSAに充電される。その後、ドライバ123は、信号RST_Pの電圧を再度VDDSAにし、トランジスタ218をオフ状態にする。その後、ドライバ123は、信号BLC、BLX、XXL、HLL、SET、RST_N、STBnの電位を、VSSからVDDSAにする。これによりそれぞれの信号に対応するトランジスタ202、203、206〜209、216はオン状態にされ、ノードSEN、ノードCOM2、ノードINV、及びバスLBUSは、VDDSA―Vt(VtはnチャネルMOSトランジスタの閾値)に充電される。他方でノードLAT、ノードSRCGND、ノードCOM1、及びビット線BLの電位はVSSにされる。また、信号STBnが入力されるpチャネルMOSトランジスタ212は、オン状態からオフ状態にされる。このとき、トランジスタ212と213を接続するノードはVDDSAに充電されている。このように、センスアンプ部131とラッチ回路132では、nチャネルMOSトランジスタ204、215がオフ状態にされ、他のnチャネルMOSトランジスタ202、203、205〜209、216、及び217はオン状態にされる。またpチャネルMOSトランジスタ211、219はオン状態にされ、他のpチャネルMOSトランジスタ210、212、213、218、及び220はオフ状態にされる。
次に時刻t1における配線の電圧について、更に図11及び図12を用いて説明する。 図10に示すように、n型ウェル21、p型ウェル22、及びセンスアンプユニット130に接続される各電源線(ノードVHSA、ノードVLSA、及びノードSRCGND)と各信号線(BLC、BLX、HLL、XLL、SET、RST_N、RST_P、STBn、及びCLK)は、フローティング状態とされる。具体的には図11に示すように、シーケンサ121は、ドライバ123においてトランジスタ263、264、267〜278をオフ状態する。
また、シーケンサ121は、トランジスタ260、261をオフ状態とし、トランジスタ262をオン状態にしてソース線SLにVERAを印加する。また、シーケンサ121は、トランジスタ265及び266をオン状態にすることにより、ノードBLBIASにVERAを印加し、信号BIASの電圧を例えばVERA+Vtにする。この結果、フックアップ部140は、ノードBLBIASからビット線BLにVERAを転送する。
この状態において図10に示すように、n型ウェル21、p型ウェル22、及びセンスアンプユニット130に接続される各電源線と各配線の電位は、容量カップリングにより、電源電圧VDDより高く、例えばVERA程度まで上昇する。この際、センスアンプユニット130内の各ノード(ノードSEN、ノードCOM1、ノードCOM2、LAT、INV等)の電位も同様に上昇する。
次にセンスアンプユニット130に関する容量カップリングについて、図12を用いて具体的に説明する。トリプルウェル領域300上に形成されたトランジスタ、n型ウェル21、及びp型ウェル22に接続される伝送線FT、M1配線、及びM0配線は、フローティング状態にされている。また、図示せぬフックアップ部140とビット線BLを接続するM1配線及びM0配線と、ノードBLBIASとして機能する伝送線FT、M1配線、及びM0配線とにはVERAが印加されている。また、信号BIASの信号線として機能する伝送線FT、M1配線、及びM0配線にはVERA+Vtが印加される。
この状態において、フローティング状態にある伝送線FTは、VERAを印加されたグローバルソース線GSL(すなわちソース線SL)及びビット線BLとの間で容量カップリングの影響を受ける。また、フローティング状態のM1配線は、バックゲート線BGとの間で容量カップリングの影響を受ける。更にフローティング状態の伝送線FT、M1配線、及びM0配線は、VERAあるいはVERA+Vtが印加された伝送線FT、M1配線、及びM0配線との間で容量カップリングの影響を受ける。よって、伝送線FT、M1配線、及びM0配線の電位が容量カップリングにより上昇し、これら配線に接続されるセンスアンプユニット130内の各ノード、n型ウェル21及びp型ウェル22の電位も上昇する。
2.5 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であると、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態に係る構成では、メモリセルアレイ111の下方に回路を配置した場合においても、消費電力を削減することが出来る。本効果につき、以下説明する。
三次元積層型NAND型フラッシュメモリでは、大面積のセンスアンプ113をメモリセルアレイ111の下方に配置することでチップ面積を小さくし、製造コストを低減する方法が考えられる。メモリセルアレイ111の下方にセンスアンプ113を配置した場合、データの消去動作において、VERAを印加するソース線SL及びビット線BLは、伝送線FTとの間に寄生容量がある。また、VERAを印加する非選択ブロックBLKのバックゲート線BGは、M1配線との間に寄生容量がある。このため、センスアンプ113をメモリセルアレイ111の周辺に配置した場合と比較すると、消費電流が増える傾向にある。
これに対し、本実施形態に係る構成では、データの消去動作において、センスアンプユニット130に接続される電源線及び信号線をフローティング状態にさせる。そして、伝送線FT及びM1配線の電位を、ソース線SL、ビット線BL、及び非選択ブロックBLKのバックゲート線BGとの間の容量カップリングにより上昇させる。これにより、ソース線SL、ビット線BL、及び非選択ブロックBLKのバックゲート線BGと、伝送線FT及びM1配線との電位差を小さく出来る。よって、寄生容量分を充電するための電荷量を低減することが出来る。従って、消去動作時の消費電流を低減出来るため、消費電力を低減することが出来る。
また、本実施形態に係る構成では、センスアンプ113を構成するトランジスタを、トリプルウェル領域300上に形成することにより、低耐圧のトランジスタで構成することが出来る。本効果について具体的に説明する。
データの消去動作において、センスアンプユニット130では、各トランジスタのゲート、ソース及びドレインに接続される配線の電位と、各トランジスタが形成されているp型ウェル22及びn型ウェル21の電位とを容量カップリングにより上昇させる。これにより、トランジスタに接続される各配線の電位が容量カップリングにより上昇しても、基板バイアスの電位も同様に上昇するため、トランジスタ内部で高い電圧差が生じるのを防止出来る。よってセンスアンプユニット130を低耐圧トランジスタで構成出来る。これにより、低耐圧トランジスタは高耐圧トランジスタより面積を小さく出来るため、センスアンプ113の面積増加を抑制出来る。従ってチップ面積の増加を抑制出来る。
また、本実施形態に係る構成では、データの消去動作において、センスアンプユニット130の電位を容量カップリングによりVERA程度まで上昇させている。このため、ビット線BLにVERAを印加する際、センスアンプユニット130のトランジスタ202の内部で高い電圧差が生じ難い。よってフックアップ部140において、ビット線BLとセンスアンプユニット130とを接続する高耐圧トランジスタを廃することが出来る。従ってチップ面積の増加を抑制出来る。
なお、本実施形態ではセンスアンプユニット130に電源を転送するノードVHSA、ノードVLSA、あるいはノードSRCGNDをフローティングとしたが、VERAが印加されても良い。更にはセンスアンプユニット130に接続される各信号にVERAを印加しても良い。
更に、p型ウェル22及びn型ウェル21をフローティングとしたが、p型ウェル22及びn型ウェル21にVERAが印加されても良い。
更に、メモリセルアレイ111の下方の領域150のトリプルウェル領域300は複数に分割されていても良い。
更に、フックアップ部140のトランジスタ201は、低耐圧nチャネルMOSトランジスタとは分離された異なるトリプルウェル内に形成されていても良い。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第2実施形態において、センスアンプユニット130に接続されたノードVHSA及びノードVLSAがソース線SLに接続されているものである。以下では、第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第2実施形態において、センスアンプユニット130に接続されたノードVHSA及びノードVLSAがソース線SLに接続されているものである。以下では、第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
3.1 ドライバの構成について
まず、本実施形態に係るドライバ123の構成について、特にドライバ123とソース線SL及び電源線との接続に着目して、図13を用いて説明する。本実施形態に係る構成では、メモリセルアレイ111は、2つのゾーンZ0及びZ1に分けられており、それぞれが少なくとも1つ以上のブロックBLKを含む。そして、ゾーンZ0及びZ1がそれぞれ異なるソース線SL<0>及びSL<1>に接続される。なお、ゾーンの数は2つに限らず、3つ以上であっても良い。更に、例えばブロックBLK毎、あるいはストリングユニットSU毎に異なるソース線SLに接続されていても良い。
まず、本実施形態に係るドライバ123の構成について、特にドライバ123とソース線SL及び電源線との接続に着目して、図13を用いて説明する。本実施形態に係る構成では、メモリセルアレイ111は、2つのゾーンZ0及びZ1に分けられており、それぞれが少なくとも1つ以上のブロックBLKを含む。そして、ゾーンZ0及びZ1がそれぞれ異なるソース線SL<0>及びSL<1>に接続される。なお、ゾーンの数は2つに限らず、3つ以上であっても良い。更に、例えばブロックBLK毎、あるいはストリングユニットSU毎に異なるソース線SLに接続されていても良い。
図示するように、ドライバ123は、5つの高耐圧nチャネルMOSトランジスタ262a、262b、263〜265と、トリプルウェル領域301に形成された4つの低耐圧nチャネルMOSトランジスタ280〜283とを含む。
トランジスタ262a及び262bは、ゲートに信号VERA_SWが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がソース線SL<0>及びSL<1>にそれぞれ接続され、他方にVERAが印加される。
トランジスタ263は、ソースまたはドレインのいずれか一方がトランジスタ280及び281のソース及びドレインのいずれか一方に接続される。トランジスタ280は、ゲートに信号SW_S0VHが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方がソース線SL<0>に接続される。トランジスタ281は、ゲートに信号SW_S1VHが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方がソース線SL<1>に接続される。
トランジスタ264は、ソースまたはドレインのいずれか一方がトランジスタ282及び283のソースまたはドレインのいずれか一方に接続される。トランジスタ282は、ゲートに信号SW_S0VLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方がソース線SL<0>に接続される。トランジスタ283は、ゲートに信号SW_S1VLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか他方がソース線SL<1>に接続される。
次に、領域150におけるソース線と電源線の接続について説明する。トリプルウェル領域300には、ソース線SL<0>とノードVHSA及びノードVLSAとの接続、及びソース線SL<1>とノードVHSA及びノードVLSAとの接続を制御するスイッチ回路160が設けられており、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ284〜287を含む。トランジスタ284は、ゲートに信号SW_S0VHが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がソース線SL<0>に接続される。トランジスタ285は、ゲートに信号SW_S1VHが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVHSAに接続され、他方がソース線SL<1>に接続される。トランジスタ286は、ゲートに信号SW_S0VLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVLSAに接続され、他方がソース線SL<0>に接続される。トランジスタ287は、ゲートに信号SW_S1VLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードVLSAに接続され、他方がソース線SL<1>に接続される。
例えば、シーケンサ121がSW_S0VHとSW_S1VLとを“H”レベルにすると、トランジスタ280、283、284、及び287がオン状態とされ、ソース線SL<0>とノードVHSAにはVDDSAが印加され、ソース線SL<1>とノードVLSAにVSSが印加される。また、シーケンサ121がSW_S1VHとSW_S0VLとを“H”レベルにすると、トランジスタ281、282、285、及び286がオン状態とされ、ソース線SL<0>とノードVLSAにVSSが印加され、ソース線SL<1>とノードVLSAにVSSが印加される。
なお、本実施形態では、第1実施形態の図7で説明したトランジスタ260及び261が廃されている。具体的には、ノードVHSA及びノードVLSAはソース線SLより電圧が転送されるため、ドライバ123において、ノードVHSA及びノードVLSAへの電圧の転送を制御する高耐圧トランジスタが廃されている。更に、本実施形態では、第1実施形態と同様にノードBLBIASはドライバ123のトランジスタ265に接続されているが、ノードBLBIASはソース線SL<0>またはSL<1>に接続されても良く、この場合、スイッチ回路160内にノードBLBIASとソース線SL<0>及びSL<1>との接続を制御するトランジスタが設けられても良い。
3.2 センスアンプ及びソース線の電圧について
次に、データの読み出し、書き込み、及び消去時にセンスアンプ113及びソース線SLに印加される電圧について、図14〜図16を用いて説明する。本実施形態では、選択ブロックBLK含まれているゾーンと、含まれていないゾーンとでは、ソース線SLに印加される電圧が異なる。以下、書き込み動作において、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層に電荷を注入して閾値電圧を上昇させる動作を「プログラム」と呼び、閾値電圧が目的とする値に達したか否か判定する動作を「ベリファイ」と呼ぶ。
次に、データの読み出し、書き込み、及び消去時にセンスアンプ113及びソース線SLに印加される電圧について、図14〜図16を用いて説明する。本実施形態では、選択ブロックBLK含まれているゾーンと、含まれていないゾーンとでは、ソース線SLに印加される電圧が異なる。以下、書き込み動作において、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層に電荷を注入して閾値電圧を上昇させる動作を「プログラム」と呼び、閾値電圧が目的とする値に達したか否か判定する動作を「ベリファイ」と呼ぶ。
まず、選択ブロックBLKがゾーンZ0に含まれている場合について、図14を用いて説明する。データの読み出し及びベリファイの場合(図14の参照符号“Read/Verify”)、選択ブロックBLKでは、メモリセルトランジスタの状態に応じてビット線BLにプリチャージされた電荷をソース線SLに流すため、ソース線SLにVSSが印加される。従ってゾーンZ0に接続されたソース線SL<0>にはVSSが印加される。他方で、非選択ブロックBLKではビット線BLからソース線SLに電流を流さない。よって、選択トランジスタST2をオフ状態にするため、ソース線SLにVDDSAを印加した方がより好ましい。従って、選択ブロックBLKを含まないゾーンZ1に接続されたソース線SL<1>にはVDDSAが印加される。また、センスアンプ113は、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンスするため、ノードVHSAにはVDDSAが印加され、ノードVLSAにはVSSが印加される。また、データの読み出し及びベリファイにおいては、VERAを印加する配線はない。
従って、シーケンサ121は、信号VDDSA_SW、VSSSA_SW、SW_S1VH、及びSW_S0VLを“H”レベルにし、信号VERA_SW、SW_S0VH、及びSW_S1VLを“L”レベルにする。これにより、ソース線SL<0>及びノードVLSAにVSSが印加され、ソース線SL<1>及びノードVHSAにVDDSAが印加される。またシーケンサ121は、信号BLBIAS_SWを“L”レベルとする。
次に、データをプログラムする場合(図14の参照符号“Program”)について説明する。データをプログラムする場合、選択ブロックBLKでは、プログラム対象のメモリセルトランジスタMTに対してビット線BLから電荷を供給する。この際、選択トランジスタST2はオフ状態とされ、ソース線SLにはVDDSAが印加される。従ってゾーンZ0に接続されたソース線SL<0>にはVDDSAが印加される。他方で、選択ブロックBLKを含まないゾーンZ1に接続されたソース線SL<1>には、VSSが印加される。また、センスアンプ113は、書き込みデータをメモリセルトランジスタMTに転送するため、ノードVHSAにはVDDSAが印加され、ノードVLSAにはVSSが印加される。また、データのプログラムにおいては、VERAを印加する配線はない。
従って、シーケンサ121は、信号VDDSA_SW、VSSSA_SW、SW_S0VH、及びSW_S1VLを“H”レベルにし、信号VERA_SW、SW_S1VH、及びSW_S0VLを“L”レベルにする。これにより、ソース線SL<0>及びノードVHSAにVDDSAが印加され、ソース線SL<1>及びノードVLSAにVSSが印加される。またシーケンサ121は、信号BLBIAS_SWも“L”レベルとする。
次に、データを消去する場合(図14の参照符号“Erase”)について、更に図15も加えて説明する。データを消去する場合、ソース線SL<0>及びSL<1>には、VERAが印加される。また、ノードVHSA及びノードVLSAはフローティング状態にされる。
具体的には図15に示すように、シーケンサ121は、信号VERA_SWを“H”レベルにして、トランジスタ262a及び262bをオン状態する。またシーケンサ121は、信号VDDSA_SW及びVSSSA_SWを“L”レベルにして、トランジスタ263及び264をオフ状態にする。そして、シーケンサ121は、信号SW_S0VH、SW_S1VH、SW_S0VL、及びSW_S1VLを転送する配線をフローティング状態にして、トランジスタ280〜287をオフ状態にする。これにより、ソース線SL<0>及びSL<1>にはVERAが印加され、ノードVHSA及びノードVLSAはフローティング状態にされる。
そして、信号SW_S0VH、SW_S1VH、SW_S0VL、及びSW_S1VLを転送する配線、ノードVHSA、及びノードVLSAは、第2実施形態で説明したように、ビット線BL、ソース線SL、非選択ブロックのバックゲート線BG、ノードBLBIAS、及びノードBIASとの容量カップリングにより、電源電圧VDDより高く、例えばVERA程度まで電位が上昇される。また、トリプルウェル領域301において、n型ウェル21、p型ウェル22、トランジスタ280及び281とトランジスタ263との間の配線、及びトランジスタ282及び283とトランジスタ264との間の配線は、フローティング状態にされる。そして、これらのウェル及び配線は、VERAが印加された配線、例えばトランジスタ262a、262b、及び265に接続される配線との容量カップリングにより、例えばVERA程度まで電位が上昇される。
次に、データの処理対象となる選択ブロックBLKがゾーンZ1に含まれている場合について、図16を用いて説明する。図示するように図16は、図14のソース線SL<0>とソース線SL<1>の電位を入れ替えたものである。従って、データの読み出し及び書き込みにおける信号SW_S0VH、SW_S1VH、SW_S0VL、及びSW_S1VLの“H”/“L”レベルが反転している。また、消去時における各信号(信号VDDSA_SW,VSSSA_SW、VERA_SW、SW_S0VH、SW_S1VH、SW_S0VL、及びSW_S1VL)の状態は、ソース線SL<0>とソース線SL<1>で同じである。
3.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、上記第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であると、上記第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態に係る構成では、ノードVHSA及びノードVLSAに、ソース線SL<0>またはSL<1>のいずれかを接続し、ソース線SLの電圧を転送することが出来る。このためドライバ123において、ノードVHSA及びノードVLSAに電圧を転送するための高耐圧トランジスタを廃することが出来る。これにより、高耐圧トランジスタ数を削減出来る。従ってチップ面積を削減することが出来る。
更に本実施形態では、ドライバ123にトリプルウェル領域301を設けて、このトリプルウェル領域301上にソース線SL<0>及びSL<1>との接続を制御する低耐圧nチャネルMOSトランジスタ280〜283を配置している。これにより、例えばデータの消去時において、トランジスタ280〜283のソース及びドレインのいずれか一方にVERAが印加されても、ゲート、ソース及びドレインのいずれか他方、及び基板バイアス(n型ウェル21及びp型ウェル22)の電位を、容量カップリングによりVERA程度まで上昇させることにより、トランジスタ内部で高い電圧差が生じるのを防止することが出来る。よってトランジスタ280〜283を低耐圧トランジスタで構成出来るため、ドライバ123の面積増加を抑制出来る。従ってチップ面積の増加を抑制出来る。
なお、トリプルウェル領域301のn型ウェル21及びp型ウェル22をフローティング状態にした場合について説明したが、トリプルウェル領域301のn型ウェル21及びp型ウェル22にVERAが印加されても良い。
更に、トリプルウェル領域301は、複数に分割されていても良い。
更に、トリプルウェル領域301は、領域150に設けられても良い。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1乃至第3実施形態におけるメモリセルアレイ111の構成を変形したものである。本実施形態では、第1実施形態に、異なるメモリセルアレイ111を適用した場合について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
次に、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1乃至第3実施形態におけるメモリセルアレイ111の構成を変形したものである。本実施形態では、第1実施形態に、異なるメモリセルアレイ111を適用した場合について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
4.1 メモリセルアレイの構成について
本実施形態におけるメモリセルアレイ111の断面の構成について、図17を用いて説明する。本実施形態に係る構成ではNANDストリング116を構成する選択トランジスタST2、メモリセルトランジスタMT、及び選択トランジスタST1が第1方向に向かって積層されている。
本実施形態におけるメモリセルアレイ111の断面の構成について、図17を用いて説明する。本実施形態に係る構成ではNANDストリング116を構成する選択トランジスタST2、メモリセルトランジスタMT、及び選択トランジスタST1が第1方向に向かって積層されている。
図示するように、半導体基板20の上方、第1方向に向かって配線層30(バックゲート線BG)、33(セレクトゲート線SGS)、32(ワード線WL)、及び34(セレクトゲート線SGD)が順次設けられている。そして配線層30には半導体層31cが形成されている。また、各配線間には図示せぬ絶縁膜が形成されている。なお、セレクトゲート線SGS及ぶSGD及びワード線WLの配線数は、選択トランジスタST1、ST2及びメモリセルトランジスタMTの数により任意に変更出来る。
半導体層31cは、ソース線SLと選択トランジスタST2とを接続するノードの一部として機能する。なお、配線層30は廃されても良い。
また、配線層32〜34を貫通して半導体層31cに達するように、メモリホールが形成され、内部にはNANDストリング116の電流経路として機能する半導体層31aが形成されている。この半導体層31aの一端は、半導体層31cと接続され、他端は、ビット線BLに接続され、NANDストリング116を形成する。また、配線層32〜34が形成されていない領域に配線層35(ソース線SL)と半導体層31cを接続するコンタクトホールが形成され、内部には半導体層31dが形成されている。
4.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、上記第1乃至第3実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であると、上記第1乃至第3実施形態と同様の効果が得られる。
5.第5実施形態
次に、第5実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1乃至第4実施形態におけるメモリセルアレイ111の構成を変形したものである。本実施形態では、第1実施形態に、異なるメモリセルアレイ111を適用した場合について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
次に、第5実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1乃至第4実施形態におけるメモリセルアレイ111の構成を変形したものである。本実施形態では、第1実施形態に、異なるメモリセルアレイ111を適用した場合について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
5.1 メモリセルアレイの構成について
まず、本実施形態に係るメモリセルアレイ111の構成について、図18を用いて説明する。
まず、本実施形態に係るメモリセルアレイ111の構成について、図18を用いて説明する。
図示するようにメモリセルアレイ111は、各ブロックBLK内に複数のメモリユニットMU(MU1、MU2)を備えている。図18では2つのメモリユニットMUのみが図示されているが、3つ以上であっても良く、その数は限定されるものではない。
メモリユニットMUの各々は、例えば4つのストリンググループGR(GR1〜GR4)を備えている。もちろん、ストリンググループGRの数は4つに限らず、3つ以下でもあっても良いし、5つ以上であっても良い。
ストリンググループGRの各々は、例えば3つのNANDストリングSR(SR1〜SR3)を備えている。もちろん、NANDストリングSRの数は3つに限らず、4つ以上であっても良い。NANDストリングSRの各々は、選択トランジスタST1及びST2、並びに4つのメモリセルトランジスタMT(MT1〜MT4)を備えている。メモリセルトランジスタMTの数は4つに限らず、5つ以上であっても良いし、3つ以下であっても良い。
ストリンググループGR内において、3つのNANDストリングSR1〜SR3は、半導体基板20上方に順次積層されており、NANDストリングSR1が最下層に形成され、NANDストリングSR2が中間層に形成され、NANDストリングSR3が最上層に形成される。そして、同一のストリンググループGRに含まれる選択トランジスタST1及びST2のゲートは、それぞれ同一のセレクトゲート線GSL1及びGSL2に接続され、同一列に位置するメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは同一のワード線WLに接続されている。更に、あるストリンググループGR内の3つの選択トランジスタST1のドレインは、カラム選択トランジスタCSGを介して、互いに異なるビット線BLに接続され、選択トランジスタST2のソースは同一のソース線SLに接続されている。
具体的には、奇数番目のストリンググループGR1及びGR3の選択トランジスタST1のドレインは、カラム選択トランジスタCSG1及びCSG3のソースにそれぞれ接続され、選択トランジスタST2のソースは、ソース線SL1に共通に接続される。一方、偶数番目のストリンググループGR2及びGR4の選択トランジスタST1のドレインは、カラム選択トランジスタCSG2及びCSG4のソースにそれぞれ接続され、選択トランジスタST2のソースは、ソース線SL2に共通に接続される。
そして、ストリンググループGR1及びGR3の選択トランジスタST1のゲート、並びにストリンググループGR2及びGR4の選択トランジスタST2のゲートは、同一のセレクトゲート線GSL1に共通に接続される。また、ストリンググループGR1及びGR3の選択トランジスタST2のゲート、並びにストリンググループGR2及びGR4の選択トランジスタST1のゲートは、同一のセレクトゲート線GSL2に共通に接続されている。
またストリンググループGR1及びGR3では、メモリセルトランジスタMT1、MT2、MT3、及びMT4の制御ゲートはワード線WL1、WL2、WL3、及びWL4にそれぞれ接続される。これに対し、ストリンググループGR2及びGR4では、メモリセルトランジスタMT4、MT3、MT2、及びMT1の制御ゲートは、ワード線WL1、WL2、WL3、及びWL4にそれぞれ接続される。
また、あるメモリユニットMUに含まれる4つのストリンググループGR1〜GR4のNANDストリングSR1〜SR3は互いに同一のビット線BLに接続され、異なるメモリユニットMUは互いに異なるビット線BLに接続されている。より具体的には、メモリユニットMU1において、ストリンググループGR1〜GR4におけるNANDストリングSR1〜SR3の選択トランジスタST1のドレインはそれぞれ、カラム選択トランジスタCSG(CSG1〜CSG4)を介してビット線BL1〜BL3に接続されている。カラム選択トランジスタCSGは、例えばメモリセルトランジスタMTや選択トランジスタST1及びST2等と同様の構成を有しており、各メモリユニットMUにおいて、ビット線BLに選択する1つのストリンググループGRを選択する。従って、各ストリンググループGRに対応付けられたカラム選択トランジスタCSG1〜CSG4のゲートは、それぞれ異なる制御信号線SSL1〜SSL4によって制御される。
以上説明した構成を有するメモリユニットMUが、図18を記載した紙面において上下方向に複数配列される。これらの複数のメモリユニットMUは、メモリユニットMU1とワード線WL及びセレクトゲート線GSL1及びGSL2を共有する。他方で、ビット線BLはメモリユニット毎に独立しており、例えばメモリユニットMU2に対しては、メモリユニットMU1と異なる3本のビット線BL4〜BL6が対応付けられる。つまり、各メモリユニットMUに対応付けられるビット線BLの本数は、1つのストリンググループGRに含まれるNANDストリングSRの総数に対応する。従って、NANDストリングSRが4層あれば、1つのメモリユニットMUに対応するビット線数も4本であり、その他の数の場合も同様である。また、制御信号線SSL1〜SSL4は、メモリユニットMU間で共通にされる。
図19はメモリセルアレイ111の斜視図であり、図20はメモリセルアレイ111の平面図であり、図21は図20における21−21線に沿った断面図であり、図22は図20における22−22線に沿った断面図であり、図23は図20における23−23線に沿った断面図である。図19、図21、及び図23はメモリユニットMU1を図示しており、図20及び図22はメモリユニットMU1及びMU2を図示している。
図示するように、領域150において、第1実施形態の図3と同様に、半導体基板20の表面近傍に、例えばn型ウェル21が設けられ、n型ウェル21の表面領域には図示せぬ素子分離領域により分離された素子領域23が設けられている。
半導体基板20上には絶縁膜61が形成される。絶縁膜61の上方にメモリセルアレイ111が形成される。具体的には、半導体基板20表面に水平な第2方向に向かって延びる絶縁膜62(62−1〜62−4)及び半導体層63(63−1〜63−3)が交互に積層された積層体64が第3方向に向かってストライプ状に配置されている。この積層体64の各々が、図18で説明したストリンググループGRに相当する。そして、最下層の半導体層63−1がNANDストリングSR1の電流経路(チャネルが形成される領域)に相当し、最上層の半導体層63−3がNANDストリングSR3の電流経路に相当し、その間に位置する半導体層63−2がNANDストリングSR2の電流経路に相当する。
積層体64の上面及び側面には、トンネル絶縁膜65、電荷蓄積層66、ブロック絶縁膜67、及び導電膜68が順次形成されている(図21参照)。導電膜68は、ワード線WLまたはセレクトゲート線GSL1及びGSL2として機能する。ワード線WL及びセレクトゲート線GSL1及びGSL2は、複数のメモリユニットMU間で、複数の積層体64を跨ぐようにして形成される。他方で制御信号線SSL1〜SSL4は、個々の積層体64毎に独立している。
積層体64は、その一端部がメモリセルアレイ111の端部に引き出されて、引き出された領域においてビット線BLと接続される。すなわち、一例としてメモリユニットMU1に着目すると、奇数番目の積層体64−1及び64−3の一端部は、第2方向に沿ってある領域まで引き出されて共通に接続され、この領域にコンタクトプラグBC1〜BC3が形成される。この領域に形成されたコンタクトプラグBC1は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層63−1とビット線BL1とを接続され、半導体層63−2及び63−3とは絶縁されている。コンタクトプラグBC2は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層63−2とビット線BL2とを接続され、半導体層63−1及び63−3とは絶縁されている。コンタクトプラグBC3は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層63−3とビット線BL3とを接続され、半導体層63−1及び63−2とは絶縁されている。
他方で、偶数番目の積層体64−2及び64−4の一端部は、積層体64−1及び64−3の一端部と第2方向で対向する領域まで引き出されて共通に接続され、この領域にコンタクトプラグBC1〜BC3が形成される。この領域に形成されたコンタクトプラグBC1は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層63−1とビット線BL1とを接続され、半導体層63−2及び63−3とは絶縁されている。コンタクトプラグBC2は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層63−2とビット線BL2とを接続され、半導体層63−1及び63−3とは絶縁されている。コンタクトプラグBC3は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層63−3とビット線BL3とを接続され、半導体層63−1及び63−2とは絶縁されている。
上記のように、奇数番目の積層体64−1及び64−3(すなわちストリンググループGR1及びGR3)と、偶数番目の積層体64−2及び64−4(すなわちストリンググループGR2及びGR4)とは、NANDストリングSRの配列が互いに逆になるように配置されている。例えば図20では、奇数番目の積層体64−1及び64−3は、図面左側のビット線BLに接続され、制御信号線SSL1及びSSL3が、図面左側に配置される。従って選択トランジスタST1は、図面左側に位置し、選択トランジスタST2に図面右側に位置する。また、メモリセルトランジスタMT1〜MT4は、図面左側からMT1〜MT4の順に位置する。これに対して、偶数番目の積層体64−2及び64−4は、図面右側のビット線BLに接続され、制御信号線SSL2及びSSL4が、図面右側に配置される。従って選択トランジスタST1は、図面右側に位置し、選択トランジスタST2に図面左側に位置する。また、メモリセルトランジスタMT1〜MT4は、図面右側からMT1〜MT4の順に位置する。
もちろん、上記の説明はメモリユニットMU1の場合のものであり、例えばメモリユニットMU2の場合には、コンタクトプラグBC4〜BC6が形成され、これらが半導体層63−1〜63−3をそれぞれビット線BL4〜BL6に接続する(図22参照)。
また、積層体64の他端上にはコンタクトプラグSCが形成される。コンタクトプラグSCは、半導体層63−1〜63−3をソース線SLに接続する。
5.2 消去時の電圧について
次に、データの消去時における各配線の電位関係について、図24を用いて説明する。図示するように、選択ブロックBLKにおいて、ビット線BL、ソース線SL(SL1及びSL2)、及びワード線WLに印加される電圧は、図5と同じである。また、本実施形態では、選択トランジスタST1、ST2、及びカラム選択トランジスタCSGにおいてGIDLを発生させる。よって、ロウデコーダ112は、セレクトゲート線GSL1、GSL2、及び制御信号線SSLにVERA−GIDL(例えば18V)を印加する。
次に、データの消去時における各配線の電位関係について、図24を用いて説明する。図示するように、選択ブロックBLKにおいて、ビット線BL、ソース線SL(SL1及びSL2)、及びワード線WLに印加される電圧は、図5と同じである。また、本実施形態では、選択トランジスタST1、ST2、及びカラム選択トランジスタCSGにおいてGIDLを発生させる。よって、ロウデコーダ112は、セレクトゲート線GSL1、GSL2、及び制御信号線SSLにVERA−GIDL(例えば18V)を印加する。
非選択ブロックBLKでは、ワード線WL、セレクトゲート線GSL1、GSL2、及び制御信号線SSLがフローティング状態にされ、ソース線SL1、SL2、及びビット線BLとの容量カップリングにより、電位が例えばVERA程度まで上昇する。
領域150では、n型ウェル21及び素子領域23がフローティング状態にされる。そして本実施形態では、ビット線BL、ソース線SL、及びこれらに接続された半導体層63−1との容量カップリングにより、n型ウェル21及び素子領域23の電位は、例えばVERA程度まで上昇する。
5.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、上記第1乃至第4実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であると、上記第1乃至第4実施形態と同様の効果が得られる。
6.変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、第1導電型の第1ウェル21(図3の21)と、第1ウェル21の上方に設けられ第1メモリセルトランジスタMT(図3のMT)を含むメモリセルアレイ111(図3の111)と、第1メモリセルトランジスタMTに接続される第1配線(図3の例えば36)を具備する。データの消去時において、第1配線に正の第1電圧(図5のBLに印加されるVERA)が印加され、第1ウェル21の電位は、正の第2電圧に上昇される(図5のアレイ下半導体基板のn−well電位)。
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、第1導電型の第1ウェル21(図3の21)と、第1ウェル21の上方に設けられ第1メモリセルトランジスタMT(図3のMT)を含むメモリセルアレイ111(図3の111)と、第1メモリセルトランジスタMTに接続される第1配線(図3の例えば36)を具備する。データの消去時において、第1配線に正の第1電圧(図5のBLに印加されるVERA)が印加され、第1ウェル21の電位は、正の第2電圧に上昇される(図5のアレイ下半導体基板のn−well電位)。
上記実施形態を適用することにより、消費電力を低減出来る半導体記憶装置を提供出来る。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば上記実施形態において、素子領域23はn型ウェル21に設けられたp型ウェル22に形成されていても良い。このような例を図25に示す。図25に示すように、領域150においてトリプルウェルが形成され、その中に素子領域23が設けられている。
また、例えば上記実施形態において、消去の際、トリプルウェル領域300にVERAしても良く、また、ノードVHSA、ノードVLSA、ノードSRCGNDにVERAを印加しても良い。このような例を、図26に示す。
図26に示すように、消去の際、時刻t1〜t2の間、ドライバ123は、トリプルウェル領域300のn型ウェル21及びp型ウェル22にVERAを印加する。
また、ノードVERA、ノードVLSA、及びノードSRCGNDにVERAを印加する。これにより、センスアンプ113内の低耐圧トランジスタは、それぞれのゲートに接続された信号線の電位が容量カップリングにより例えばVERAに上昇しても、トランジスタのバックゲート及び、トランジスタのソース及びドレインに接続されたノードの電位も同じVERAに上昇しているため、トランジスタに高電圧が印加されるのを防止出来る。
また、上記実施形態に、例えば電圧センス方式のセンスアンプを用いることが出来る。
更に、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、本発明に関する各実施形態において、以下の通りであっても良い。
(1)読み出し動作では、
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs, 38μs〜70μs, 70μs〜80μsの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs, 38μs〜70μs, 70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs, 1800μs〜1900μs, 1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs, 4000μs〜5000μs, 4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
20…p型半導体基板、21…n型ウェル、22…p型ウェル、23…素子領域、24…p+拡散層、25…n+拡散層、26〜45、63、68…導電層、28、29、35〜39…配線層、51、53、200〜209、215〜217、260〜278、262a、262b、280〜287…nチャネルMOSトランジスタ、52、210〜213、218〜220…pチャネルMOSトランジスタ、61、62、65、67…絶縁層、66…電荷蓄積層、100…NAND型フラッシュメモリ、110…コア部、111…メモリセルアレイ、112…ロウデコーダ、113…センスアンプ、116…NANDストリング、120…周辺回路部、121…シーケンサ、122…電圧発生回路、123…ドライバ、130…センスアンプユニット、131…センスアンプ部、132…ラッチ回路、140…フックアップ部、160…スイッチ回路、214…キャパシタ素子、300、301…トリプルウェル領域
Claims (14)
- 第1導電型の第1ウェルと、
前記第1ウェルの上方に設けられ、第1メモリセルトランジスタを含むメモリセルアレイと、
前記第1メモリセルトランジスタに接続される第1配線と
を具備し、前記第1メモリセルトランジスタのデータの消去時において、前記第1配線に正の第1電圧が印加され、
前記第1ウェルの電位は、正の第2電位に上昇される
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記データの消去時において、前記第1ウェルは、電気的にフローティングとされた状態で、前記第2電位に上昇されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記データの消去時において、前記第1ウェルに第2電圧を印加して、前記第1ウェルの電位を前記第2電位に上昇させる第1回路を更に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記第2電位は、電源電圧より高いことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の半導体記憶装置。
- 前記第1導電型はn型であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の半導体記憶装置。
- 前記第1導電型と異なる第2導電型の第2ウェルを更に備え、
前記第1ウェルは、前記第2ウェルの表面内に形成され、
前記第1導電型はp型であり、前記第2導電型はn型であり、
前記データの消去時において、前記第2ウェルの電位は、正の第3電位に上昇される
ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。 - 前記第1ウェル上に形成された第1トランジスタと、
前記第1ウェルと前記メモリセルアレイとの間の領域に位置し、前記第1トランジスタに接続される第2配線と
を更に備え、前記データの消去時において、前記第2配線の電位は、正の第4電位に上昇される
ことを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の半導体記憶装置。 - 前記データの消去時において、前記第2配線は、電気的にフローティングとされた状態で、前記第4電位に上昇されることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置。
- 前記データの消去時において、前記第2配線に第4電圧を印加して、前記第2配線の電位を前記第4電位に上昇させる第2回路を更に備えることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置。
- 前記第4電位は、電源電圧より高いことを特徴とする請求項7乃至9いずれか1項記載の半導体記憶装置。
- 前記第1トランジスタは、センスアンプの一部であることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置。
- 前記メモリセルアレイは、前記第1メモリセルトランジスタを有する第1NANDストリングを含む第1ブロックと、
第2メモリセルトランジスタを有する第2NANDストリングを含む第2ブロックと、
前記第1NANDストリングに接続された第1バックゲート線と、
前記第2NANDストリングに接続された第2バックゲート線と
を更に備え、前記第1バックゲート線は、前記第1メモリセルトランジスタの下方に位置し、
前記第2バックゲート線は、前記第2メモリセルトランジスタの下方に位置し、
前記第2配線は、前記第1ブロックと前記第1ウェルとの間、及び前記第2ブロックと前記第1ウェルとの間に位置し、
前記第1ブロックのデータの消去時において、前記第2バックゲート線に前記第1電圧が印加される
ことを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置。 - 前記第1ブロックに接続される第1ソース線と、
前記第2ブロックに接続される第2ソース線と、
前記第2配線と前記第1ソース線との間に設けられた第1スイッチ回路と、
前記第2配線と前記第2ソース線との間に設けられた第2スイッチ回路と
を更に備えることを特徴とする請求項12記載の半導体記憶装置。 - 前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路は、前記第1ウェル上に設けられることを特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042540A JP2016162475A (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 半導体記憶装置 |
TW105103580A TWI620188B (zh) | 2015-03-04 | 2016-02-03 | Semiconductor memory device |
CN201610080725.5A CN105938726B (zh) | 2015-03-04 | 2016-02-05 | 半导体存储装置 |
US15/055,250 US9711226B2 (en) | 2015-03-04 | 2016-02-26 | Semiconductor memory device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042540A JP2016162475A (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016162475A true JP2016162475A (ja) | 2016-09-05 |
Family
ID=56847288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015042540A Pending JP2016162475A (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 半導体記憶装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9711226B2 (ja) |
JP (1) | JP2016162475A (ja) |
CN (1) | CN105938726B (ja) |
TW (1) | TWI620188B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180110503A (ko) * | 2017-03-29 | 2018-10-10 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 전압 생성 회로를 포함하는 메모리 장치 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5814867B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2015-11-17 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置 |
KR102282138B1 (ko) * | 2014-12-09 | 2021-07-27 | 삼성전자주식회사 | 반도체 소자 |
US10062440B1 (en) * | 2017-06-20 | 2018-08-28 | Winbond Electronics Corp. | Non-volatile semiconductor memory device and reading method thereof |
JP7091130B2 (ja) | 2018-05-08 | 2022-06-27 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置 |
US10535673B2 (en) * | 2018-06-04 | 2020-01-14 | Macronix International Co., Ltd. | High-density flash memory device and method of manufacturing the same |
JP2020087495A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | キオクシア株式会社 | 半導体メモリ |
US11069703B2 (en) | 2019-03-04 | 2021-07-20 | Sandisk Technologies Llc | Three-dimensional device with bonded structures including a support die and methods of making the same |
US10985169B2 (en) | 2019-03-04 | 2021-04-20 | Sandisk Technologies Llc | Three-dimensional device with bonded structures including a support die and methods of making the same |
US10714497B1 (en) * | 2019-03-04 | 2020-07-14 | Sandisk Technologies Llc | Three-dimensional device with bonded structures including a support die and methods of making the same |
JP2020144962A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置 |
KR102607847B1 (ko) * | 2019-08-06 | 2023-11-30 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 반도체 메모리 장치 |
JP2021044315A (ja) * | 2019-09-09 | 2021-03-18 | キオクシア株式会社 | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP2021108307A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置 |
JP2021125277A (ja) * | 2020-02-05 | 2021-08-30 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置 |
JP2023045647A (ja) * | 2021-09-22 | 2023-04-03 | キオクシア株式会社 | 半導体記憶装置 |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6108240A (en) * | 1999-02-04 | 2000-08-22 | Tower Semiconductor Ltd. | Implementation of EEPROM using intermediate gate voltage to avoid disturb conditions |
JP4623885B2 (ja) * | 2001-08-16 | 2011-02-02 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体記憶装置 |
JP2003297954A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-10-17 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
US7064978B2 (en) * | 2002-07-05 | 2006-06-20 | Aplus Flash Technology, Inc. | Monolithic, combo nonvolatile memory allowing byte, page and block write with no disturb and divided-well in the cell array using a unified cell structure and technology with a new scheme of decoder and layout |
US7554854B2 (en) * | 2006-03-31 | 2009-06-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for deleting data from NAND type nonvolatile memory |
JP2008146800A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-26 | Sharp Corp | 不揮発性半導体記憶装置の消去回路 |
JP5142692B2 (ja) * | 2007-12-11 | 2013-02-13 | 株式会社東芝 | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP2009238874A (ja) | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Toshiba Corp | 半導体メモリ及びその製造方法 |
JP2009266944A (ja) | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Toshiba Corp | 三次元積層不揮発性半導体メモリ |
JP5283960B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2013-09-04 | 株式会社東芝 | 三次元積層不揮発性半導体メモリ |
JP2010199235A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
US8223525B2 (en) | 2009-12-15 | 2012-07-17 | Sandisk 3D Llc | Page register outside array and sense amplifier interface |
JP5788183B2 (ja) * | 2010-02-17 | 2015-09-30 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | 不揮発性メモリ装置、それの動作方法、そしてそれを含むメモリシステム |
JP5144698B2 (ja) * | 2010-03-05 | 2013-02-13 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
JP2012059830A (ja) | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置 |
JP2012069205A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP2012119013A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP2013004778A (ja) | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置 |
KR101811035B1 (ko) * | 2011-09-30 | 2017-12-21 | 삼성전자주식회사 | 불휘발성 메모리 및 그것의 소거 방법 |
US8897070B2 (en) * | 2011-11-02 | 2014-11-25 | Sandisk Technologies Inc. | Selective word line erase in 3D non-volatile memory |
JP5814867B2 (ja) | 2012-06-27 | 2015-11-17 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置 |
JP5908803B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-04-26 | 株式会社フローディア | 不揮発性半導体記憶装置 |
US8908444B2 (en) * | 2012-08-13 | 2014-12-09 | Sandisk Technologies Inc. | Erase for 3D non-volatile memory with sequential selection of word lines |
JP2015018591A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | 株式会社東芝 | 不揮発性半導体記憶装置 |
KR102179284B1 (ko) * | 2014-05-12 | 2020-11-18 | 삼성전자주식회사 | 불 휘발성 메모리 장치 및 그것의 소거 방법 |
-
2015
- 2015-03-04 JP JP2015042540A patent/JP2016162475A/ja active Pending
-
2016
- 2016-02-03 TW TW105103580A patent/TWI620188B/zh active
- 2016-02-05 CN CN201610080725.5A patent/CN105938726B/zh active Active
- 2016-02-26 US US15/055,250 patent/US9711226B2/en active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180110503A (ko) * | 2017-03-29 | 2018-10-10 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 전압 생성 회로를 포함하는 메모리 장치 |
KR102263175B1 (ko) | 2017-03-29 | 2021-06-10 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 전압 생성 회로를 포함하는 메모리 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9711226B2 (en) | 2017-07-18 |
TWI620188B (zh) | 2018-04-01 |
TW201633316A (zh) | 2016-09-16 |
US20160260487A1 (en) | 2016-09-08 |
CN105938726B (zh) | 2019-12-06 |
CN105938726A (zh) | 2016-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105938726B (zh) | 半导体存储装置 | |
US11875851B2 (en) | Semiconductor memory device | |
TWI644399B (zh) | Semiconductor memory device | |
US9672918B2 (en) | Semiconductor memory | |
US9263144B2 (en) | Semiconductor memory device | |
JP5626812B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP6313244B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP4939971B2 (ja) | 不揮発性半導体メモリ | |
US20160078953A1 (en) | Semiconductor memory device | |
KR20210070219A (ko) | 데이터 라인 설정 동작과 동시에 시딩 동작을 위한 장치 및 방법 | |
JP2007133998A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP2013125569A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JP2011076678A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
US10861865B2 (en) | Semiconductor storage device | |
US9466378B2 (en) | Semiconductor memory device | |
CN112530482A (zh) | 半导体存储器装置 | |
US20140233320A1 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device | |
JP6437421B2 (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JP5792878B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
TWI780812B (zh) | 半導體記憶裝置 | |
KR20100121129A (ko) | 반도체 소자의 프로그램 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170525 |