JP2016159740A - 車両 - Google Patents

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敬暢 深川
Takanobu Fukagawa
敬暢 深川
泰俊 水野
Yasutoshi Mizuno
泰俊 水野
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Abstract

【課題】バッテリの搭載スペースを広くすること。【解決手段】車両には、モータが搭載されている。バッテリ収容部23には、バッテリ13が固定されている。バッテリ13には、接続用ハーネス27が接続されている。接続用ハーネス27は電力制御機器を介してモータに電気的に接続されている。接続用ハーネス27は、2本の電力線28と、電力線28の端部に設けられた車体側コネクタ29とを有している。車体21の底部22には、リンフォース31が固定されている。リンフォース31と底部22の外面24によって、挿通部90が区画されている。この挿通部90は、リンフォース31を車両の長さ方向に貫通している。そして、車体側コネクタ29から延びた電力線28は、挿通部90を通っている。【選択図】図6

Description

本発明は、モータを搭載した車両に関する。
モータの駆動によって走行する車両には、モータの駆動源となるバッテリが搭載されている。
図8に示すように、特許文献1に記載の車両では、バッテリ101とモータ102とを電力線103によって電気的に接続している。電力線103は、車体104の底部105に沿ってモータ102に向けて延びている。車体104の底部105には、車体104を補強するためのリンフォース106が設けられている。リンフォース106は、底部105から地面に向けて突出するように設けられている。電力線103は、リンフォース106の下方を通ることで、リンフォース106を迂回してモータ102に向けて延びている。
特開2000−92616号公報
ところで、リンフォース106を迂回するように電力線103を設ける場合、バッテリ101とリンフォース106との間に、電力線103を配策する際に電力線103を屈曲させるためのスペースが必要になる。このスペースを確保することで、バッテリ101の搭載スペースが狭くなるおそれがある。
本発明の目的は、バッテリの搭載スペースを広くすることができる車両を提供することにある。
上記課題を解決する車両は、モータと、前記モータの駆動源となるバッテリに接続され、車体の底部の外面に沿って前記モータに向けて延びる電力線と、前記底部の外面に設けられたリンフォースと、を備え、前記モータの駆動によって走行する車両であって、前記底部の外面と前記リンフォースによって、前記電力線が通る挿通部が区画されている。
これによれば、車体の底部の外面とリンフォースによって区画された挿通部に電力線を通すことができる。このため、リンフォースを迂回させて電力線を設ける必要がなく、電力線を屈曲させるためのスペースをバッテリとリンフォースとの間に設ける必要がない。このため、電力線を屈曲させるためのスペースを設けない分だけバッテリの搭載スペースを広くすることができる。
上記車両について、前記リンフォースは、前記底部に締結固定されていることが好ましい。これによれば、車体の所定位置に電力線を設置した後に底部にリンフォースを固定することができる。リンフォースを固定した後に電力線を設置する場合、電力線を挿通部に通すために挿通部を大きく確保する必要がある。このため、電力線を設置した後に底部にリンフォースを固定する場合に比べて、リンフォースが弱体化してしまう。電力線を設置した後に底部にリンフォースを固定することで、リンフォースを先に固定する場合に比べて挿通部を小さくすることができるため、リンフォースの弱体化を抑制することができる。
上記車両について、前記リンフォースは、前記挿通部を区画する凹部を有することが好ましい。これによれば、車体の底部に凹部を設ける場合に比べて、凹部を設けやすい。
上記車両について、前記凹部には、前記凹部に重ねて設けられ、前記凹部を補強する補強部材が設けられ、前記凹部と前記補強部材とは、前記底部に一体に固定されていることが好ましい。これによれば、リンフォースを補強することができる。
本発明によれば、バッテリの搭載スペースを広くすることができる。
実施形態における車両の概略側面図。 実施形態における車両に固定されるバッテリを示す斜視図。 実施形態における車体の底部に設けられたリンフォースを拡大して示す斜視図。 実施形態における車体の底部に設けられたリンフォースを拡大して示す分解斜視図。 第1構成部材、第2構成部材、補強部材及びハーネスカバーを示す分解斜視図。 (a)は挿通部に通された電力線を拡大して示す断面図、(b)はリンフォースを迂回するように取り回した電力線を拡大して示す断面図。 挿通部に通された電力線を拡大して示す図6(a)の7−7線断面図。 従来技術の車両に設けられた電力線とリンフォースとの関係を示す図。
以下、車両の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10には、モータ11が搭載されている。モータ11は、パワーコントロールユニットや、DCDCコンバータなどの図示しない電力制御機器とともに車両10の前方に設けられた収容室12に収容されている。車両10の車体(ボディ)21の底部22には、バッテリ13が収容されるバッテリ収容部23が設けられている。このバッテリ収容部23がバッテリ13の搭載スペースとなる。バッテリ収容部23は、収容室12よりも車両10の後方に設けられている。バッテリ収容部23には、バッテリ13が固定されている。バッテリ13には、接続用ハーネス27が接続されている。接続用ハーネス27は、車体21の底部22の外面24(車室側とは反対側の面)に沿って車両10の長さ方向(前後方向)に延びている。接続用ハーネス27は電力制御機器を介してモータ11に電気的に接続され、バッテリ13の電力をモータ11に供給している。モータ11は、バッテリ13を駆動源として駆動する。車両10はモータ11の駆動によって走行する電気自動車やハイブリッド自動車である。
図2に示すように、バッテリ13は、複数のバッテリセルを直列接続又は並列接続したバッテリユニット14をケース15内に有している。ケース15には、バッテリ13と接続用ハーネス27とを接続するためのバッテリ側コネクタ16がケース15の外部に露出した状態で設けられている。
図3及び図4に示すように、車体21の底部(アンダーフロア)22の外面24には、車両10の長さ方向に延びる第1フレーム25及び第2フレーム26が設けられている。第1フレーム25及び第2フレーム26は、車幅方向(左右方向)に間隔を空けて設けられている。
底部22の外面24には、接続用ハーネス27が固定されている。接続用ハーネス27は、2本の電力線28と、電力線28の端部に設けられた車体側コネクタ29とを有している。また、電力線28における車体側コネクタ29とは反対側の端部には、電力制御機器と接続される図示しないコネクタが設けられている。車体側コネクタ29は、バッテリ収容部23に設けられ、バッテリ収容部23にバッテリ13が固定されたときにバッテリ側コネクタ16と接続される。電力線28は、車体側コネクタ29から第1フレーム25と第2フレーム26との間の領域を通って収容室12に向けて延びており、底部22の外面24に沿っている。
第1フレーム25と第2フレーム26には、車幅方向に延びるリンフォース(クロスメンバ)31が架設されている。リンフォース31は、車体21を補強するとともに、走行時の飛び石などからバッテリ13を保護している。本実施形態のリンフォース31は、第1構成部材41と、第1構成部材41に連結された第2構成部材61とを有している。また、車体21の底部22の外面24には、電力線28を覆うハーネスカバー81が設けられている。リンフォース31及びハーネスカバー81は、車体21の底部22から地面に向けて延びるスタッドボルト32にナット33を螺合することで車体21に固定されている。以下、詳細に説明を行う。
図5に示すように、リンフォース31の第1構成部材41は、金属の平板を屈曲させたものである。第1構成部材41は、互いに対向する第1壁部42及び第2壁部43を有している。第1壁部42及び第2壁部43は、矩形平板状であり、一つの端部同士が基部44によって繋がれている。第1壁部42及び第2壁部43には、基部44が設けられた端部と対向する端部の全体に亘って第1フランジ45及び第2フランジ46が設けられている。第1壁部42に設けられた第1フランジ45と、第2壁部43に設けられた第2フランジ46は、互いに離れる方向に延びている。
第1壁部42及び第1フランジ45には、基部44に向けて凹む第1凹部47が設けられている。第2壁部43及び第2フランジ46には、基部44に向けて凹む第2凹部48が設けられている。第1凹部47と第2凹部48は、第1壁部42と第2壁部43の対向方向に対向している。
第1壁部42及び第2壁部43において、基部44が設けられた端部と交わる端部の一つには、第3フランジ49及び第4フランジ50が設けられている。第1壁部42に設けられた第3フランジ49と第2壁部43に設けられた第4フランジ50は、互いに離れる方向に延びている。また、基部44において、第3フランジ49及び第4フランジ50が設けられた端部と同一方向の端部には、第5フランジ51が設けられている。第1構成部材41には、第1構成部材41の取付箇所に対応するスタッドボルト32の一つが挿通される貫通孔52が複数箇所に設けられている。
第1フランジ45及び第2フランジ46において、第1凹部47及び第2凹部48の周囲は、他の部分に比べて肉厚の薄い薄肉部53となっている。薄肉部53では、薄肉部53以外の部分に比べて基部44に向けて若干の凹みが形成されている。
第1凹部47と第2凹部48には、補強部材54が嵌め合わされている。補強部材54は、平板状の板材を第1凹部47及び第2凹部48の形状に合わせて屈曲させた嵌合部55を有している。嵌合部55は、その外形が第1凹部47及び第2凹部48の内形と同一となっており、第1凹部47の端から第2凹部48の端まで延設されている。具体的にいえば、嵌合部55は、互いに対向する二つの補強壁56と、補強壁56の一つの端部同士を繋ぐ補強基部57とを有している。補強部材54の嵌合部55は第1凹部47と第2凹部48に重ねて設けられている。
嵌合部55には、薄肉部53と重ね合わされる重合部58が設けられている。重合部58は、互いに離れる方向に向けて2箇所から延設されており、その先端には2箇所に突出片59が設けられている。補強部材54には、補強部材54の取付箇所に対応するスタッドボルト32の一つが挿通される貫通孔60が複数箇所(本実施形態では、二つの突出片59)に設けられている。
補強部材54は、第1構成部材41に溶接されている。第1構成部材41と補強部材54とが重なり合っている部分において、第1構成部材41の第1フランジ45及び第2フランジ46に設けられた貫通孔52と、補強部材54に設けられた貫通孔60とは重なり合っている。
リンフォース31の第2構成部材61は、凹部47,48が設けられていない点や、各部分の寸法が異なる点などを除いて、第1構成部材41と同様の構造である。
図3及び図4に示すように、リンフォース31の第2構成部材61は、金属の平板を屈曲させたものである。第2構成部材61は、互いに対向する第1壁部62及び第2壁部63を有している。第1壁部62及び第2壁部63は、矩形平板状であり、一つの端部同士が基部64によって繋がれている。第1壁部62、第2壁部63及び基部64に囲まれる領域に面する面を内面とすると、第2構成部材61の第1壁部62と第2壁部63との外面間の寸法は、第1構成部材41の第1壁部42と第2壁部43との内面間の寸法に比べて僅かに小さい。
第2構成部材61の第1壁部62及び第2壁部63には、基部64が設けられた端部と対向する端部の全体に亘って第1フランジ65及び第2フランジ66が設けられている。第1壁部62に設けられた第1フランジ65と、第2壁部63に設けられた第2フランジ66は、互いに離れる方向に延びている。
第1壁部62及び第2壁部63において、基部64が設けられた端部と交わる端部の一つには、第3フランジ67及び第4フランジ68が設けられている。第1壁部62に設けられた第3フランジ67と第2壁部63に設けられた第4フランジ68は、互いに離れる方向に延びている。また、基部64において、第3フランジ67及び第4フランジ68が設けられた端部と同一方向の端部には、第5フランジ69が設けられている。第2構成部材61には、第2構成部材61の取付箇所に対応するスタッドボルト32の一つが挿通される貫通孔70が複数箇所に設けられている。
図5に示すように、ハーネスカバー81は、金属の平板を屈曲させたものである。ハーネスカバー81は、互いに対向する矩形平板状の2つのカバー壁部82と、カバー壁部82の一つの端部同士を繋ぐカバー基部83と、各カバー壁部82におけるカバー基部83が設けられた端部と対向する端部に設けられたカバーフランジ84とを有している。ハーネスカバー81の外形は、補強部材54の内形と同一になっている。したがって、第1凹部47、第2凹部48、補強部材54及びハーネスカバー81は、嵌め合い可能な構造となっている。カバーフランジ84には、カバーフランジ84の取付箇所に対応するスタッドボルト32の一つが挿通される貫通孔85が複数箇所に設けられている。
図3、図4及び図6(a)に示すように、第1構成部材41は、第1凹部47がバッテリ収容部23を向き、第2凹部48が収容室12を向いた状態で車体21の底部22に固定されている。第1構成部材41の第1フランジ45及び第2フランジ46は、第1フレーム25と第2フレーム26との間の外面24に固定され、第3フランジ49、第4フランジ50及び第5フランジ51は、第1フレーム25に固定されている。第2構成部材61は、第1フランジ65及び第2フランジ66が第1フレーム25と第2フレーム26との間の外面24に固定され、第3フランジ67、第4フランジ68及び第5フランジ69は、第2フレーム26に固定されている。第1構成部材41及び第2構成部材61において、底部22の外面24に接触する接触部であるフランジを底部22に固定することで、リンフォース31が底部22の外面24に固定されている。
第1構成部材41と第2構成部材61は、一部が重ね合わされた状態で車体21の底部22に固定されている。第2構成部材61の第1壁部62、第2壁部63及び基部64における各フランジ67,68,69が設けられていない側の端部は、第1構成部材41における第1壁部42、第2壁部43及び基部44に囲まれる領域に突出している。
第1構成部材41と第2構成部材61が重なり合っている部分において、第1構成部材41の第1フランジ45に設けられた貫通孔52と第2構成部材61の第1フランジ65に設けられた貫通孔70、第1構成部材41の第2フランジ46に設けられた貫通孔52と第2構成部材61の第2フランジ66に設けられた貫通孔70はそれぞれ重なり合っている。同様に、第1構成部材41の基部44に設けられた貫通孔52と第2構成部材61の基部64に設けられた貫通孔70は、重なり合っている。
第1構成部材41、補強部材54、及び第2構成部材61のそれぞれに設けられた貫通孔52,60,70には、車体21に設けられたスタッドボルト32が挿通されるとともに、貫通孔52を挿通したスタッドボルト32にナット33が螺合されることで、第1構成部材41、補強部材54、及び第2構成部材61が車体21の底部22に固定されている。これにより、車体21の底部22には、リンフォース31が設けられる。第1構成部材41と補強部材54が重なり合っている部分、第1構成部材41及び第2構成部材61が重なり合っている部分では、スタッドボルト32によってそれぞれが共締めされ、一体に固定されている。
ハーネスカバー81は、車体21の底部22に固定されている。ハーネスカバー81のカバーフランジ84に設けられた貫通孔85には、車体21の底部22に設けられたスタッドボルト32が挿通されるとともに、貫通孔85を挿通したスタッドボルト32にナット33が螺合されることで、ハーネスカバー81は車体21の底部22に固定されている。ハーネスカバー81は、リンフォース31を挟んでバッテリ13とは反対側、すなわち、リンフォース31と収容室12との間に設けられている。ハーネスカバー81の一部は、第2凹部48内(補強部材54内)に突出している。
図6(a)及び図7に示すように、リンフォース31が車体21の底部22に取り付けられた状態では、リンフォース31と底部22の外面24によって挿通部90が区画されている。具体的にいえば、リンフォース31において、底部22の外面24に接していない非接触部である各第1壁部42,62、各第2壁部43,63、各基部44,64、第1凹部47及び第2凹部48と、底部22の外面24との間に挿通部90が区画されている。この挿通部90は、リンフォース31を車両10の長さ方向に貫通している。そして、車体側コネクタ29から延びた電力線28は、挿通部90を通っている。挿通部90を通った電力線28は、ハーネスカバー81と車体21の底部22との間に区画された領域を通って、収容室12まで延びている。
車両10の製造時において、上記したリンフォース31を固定する際には、電力線28の取り回し(配策)を行い、電力線28を所定位置に設置した後に、挿通部90に電力線28が入り込むようにリンフォース31をスタッドボルト32によって締結固定する。
次に、本実施形態の車両10の作用について説明する。
図6(b)に二点鎖線で示したように、リンフォース31を迂回するように電力線28を設ける場合、電力線28の取り回しを行うに際して、電力線28を屈曲させるためのスペースが必要である。また、電力線28がリンフォース31の外部に露出する。
図6(a)に示すように、本実施形態では、電力線28は、リンフォース31と底部22との間に区画された挿通部90を通っている。このため、車体側コネクタ29から延びている電力線28を、リンフォース31を迂回させるために屈曲させる必要がなく、電力線28を屈曲させるためのスペースを設ける必要がない。このため、バッテリ13をリンフォース31に近付けて配置することができる。本実施形態において、図6(b)に示すようにリンフォース31を迂回させて電力線28を設ける場合よりも、電力線28を挿通部90に通す場合のほうが長さLだけバッテリ13がリンフォース31に近付いている。
また、リンフォース31を迂回させて電力線28を設ける場合、電力線28は外部に露出した状態で設けられるため、リンフォース31を迂回している部分を覆うように電力線28を保護するカバーを設ける必要がある。すなわち、実施形態におけるハーネスカバー81を大型化し、リンフォース31を迂回している電力線28まで覆ったり、実施形態におけるハーネスカバー81に加えて、リンフォース31を迂回している電力線28を覆うカバーを設ける必要がある。
本実施形態では、リンフォース31と底部22によって区画された挿通部90に電力線28を通しているため、リンフォース31によって電力線28の一部が覆われている。このため、リンフォース31が電力線28を保護するカバーとして機能するため、リンフォース31が設けられている部分にカバーを設ける必要がない。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車体21の底部22の外面24とリンフォース31によって区画された挿通部90に電力線28を通しているため、電力線28をモータ11に向けて延ばすためにリンフォース31を迂回させる必要がない。このため、リンフォース31を迂回させるために電力線28を屈曲させる必要がない。電力線28を屈曲させるためのスペースをバッテリ13とリンフォース31との間に確保する必要がないため、電力線28を屈曲させるためのスペースを設けない分だけバッテリ13をリンフォース31に近付けることができる。すなわち、バッテリ収容部23を広くすることができる。したがって、大容量のバッテリ13であっても車両10に搭載することができ、車両10の航続距離を長くすることができる。
(2)また、挿通部90に電力線28を通すことで、リンフォース31によって電力線28を保護することができる。このため、リンフォース31が設けられた部分には、リンフォース31を保護するためのカバーを設ける必要がなく、部品点数が削減される。
(3)リンフォース31は、スタッドボルト32及びナット33によって締結固定されている。このため、接続用ハーネス27の取り回しを行った後に、リンフォース31を固定することができる。リンフォース31を固定した後に電力線28の取り回しを行う場合、挿通部90に電力線28を通すために挿通部90を大きくする必要がある。挿通部90が大きくなると、リンフォース31が弱体化する。電力線28の取り回しを行った後にリンフォース31を固定することで、リンフォース31を固定した後に電力線28の取り回しを行う場合に比べて、挿通部90の大きさを小さくすることができる。このため、リンフォース31が弱体化することが抑制される。また、リンフォース31を固定した後に電力線28の取り回しを行う場合、挿通部90に電力線28を挿通するのが手間となるが、電力線28の取り回しを行った後にリンフォース31を固定することで、電力線28の取り回しが容易になる。
(4)リンフォース31に設けられた第1凹部47及び第2凹部48によって挿通部90が区画されている。このため、挿通部90を区画するための凹部を車体21に設ける場合に比べて、挿通部90を区画しやすい。
(5)第1凹部47及び第2凹部48には、補強部材54が設けられている。第1凹部47及び第2凹部48を設けることで、リンフォース31の剛性が低下しているが、補強部材54を設けることで、リンフォース31の剛性を補い、リンフォース31を補強することができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○リンフォース31は、締結固定とは異なる態様で固定されていてもよい。例えば、溶接などで固定されていてもよい。
○リンフォース31は、車両10の底部22に向けてリンフォース31を挿通したボルトを車両10の底部22に螺合することで締結固定されていてもよい。
○実施形態では、リンフォース31に第1凹部47及び第2凹部48を設けることで、リンフォース31が底部22に固定されたときに挿通部90が区画されるようにしたが、底部22に車室側に向かって凹む凹部を設けてもよい。この場合、リンフォース31に凹部が設けられていない場合であっても、底部22に設けられた凹部によって、リンフォース31と底部22との間に挿通部90が区画される。
○補強部材54を設けることなく、第1凹部47及び第2凹部48のみで挿通部90が区画されてもよい。
○リンフォース31を固定した後に電力線28の取り回しを行ってもよい。この場合、リンフォース31とバッテリ13との間の間隔を大きくすることで、電力線28の取り回しを容易にする。
○リンフォース31は、単一の部材であってもよい。また、リンフォース31は、3個以上の構成部材を連結したものでもよい。
○リンフォース31は、車両10の底部22から突出するように設けられていればどのような形状であってもよい。
○ハーネスカバー81の形状は、底部22との間に電力線28を通すことができる領域を区画できればどのような形状でもよい。また、ハーネスカバー81の一部が第2凹部48内に突出していなくてもよい。
○補強部材54は、溶接のみで第1構成部材41と一体に固定されていてもよいし、スタッドボルト32による共締めのみで第1構成部材41と一体に固定されていてもよい。
次に、上記実施形態及び変形例から把握することができる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記リンフォースは、前記リンフォースを前記車体に固定するための接触部と、前記車体に接触しない非接触部を有し、前記非接触部と前記底部の外面によって前記挿通部が区画されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に車両。
(ロ)車両を走行させるモータと、前記モータの駆動源となるバッテリに接続され、車体の底部の外面に沿って前記モータに向けて延びる電力線と、前記底部の外面に設けられたリンフォースと、を備え、前記底部の外面と前記リンフォースによって、前記電力線が通る挿通部が区画されている車両の製造方法であって、前記底部の外面の所定位置に前記電力線を設置した後に、前記リンフォースを前記底部に設ける車両の製造方法。
10…車両、11…モータ、13…バッテリ、21…車体、22…底部、28…電力線、31…リンフォース、47…第1凹部、48…第2凹部、90…挿通部。

Claims (4)

  1. モータと、
    前記モータの駆動源となるバッテリに接続され、車体の底部の外面に沿って前記モータに向けて延びる電力線と、
    前記底部の外面に設けられたリンフォースと、を備え、前記モータの駆動によって走行する車両であって、
    前記底部の外面と前記リンフォースによって、前記電力線が通る挿通部が区画されている車両。
  2. 前記リンフォースは、前記底部に締結固定されている請求項1に記載の車両。
  3. 前記リンフォースは、前記挿通部を区画する凹部を有する請求項1又は請求項2に記載の車両。
  4. 前記凹部には、前記凹部に重ねて設けられ、前記凹部を補強する補強部材が設けられ、
    前記凹部と前記補強部材とは、前記底部に一体に固定されている請求項3に記載の車両。
JP2015039276A 2015-02-27 2015-02-27 車両 Pending JP2016159740A (ja)

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