JP2016157621A - 燃料電池システム - Google Patents

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尚史 三瀬
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幸博 徳永
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靖国 田中
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龍周 李
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Abstract

【課題】改質器へ改質水をより確実に供給できる燃料電池システムを提供すること。【解決手段】燃料電池システム1は、低水位検出部502と、改質水供給ラインL52と、補給水補給手段56、L55と、制御部8と、を備える。低水位検出部502は、凝縮水貯留部5の内部の、第1の水位よりも低い第2の水位を検出する。改質水供給ラインL52は、凝縮水貯留部5に貯留された改質水W3が改質器7に向けて流通する。補給水補給手段56、L55は、凝縮水供給ラインL51及び凝縮水貯留部5を介さずに改質水供給ラインL52に水を改質水として補給する。制御部8は、低水位検出部502が第2の水位を検知したときに、水を改質水供給ラインL52に補給するように補給水補給手段56を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、燃料電池において、アノードに供給される水素を含む改質ガスと、カソードに供給される空気中の酸素とが化学反応することにより発電を行う。改質ガスは、一般的に、外部から改質器に供給される燃料と水とが改質器の触媒上で反応して生成される。一方、外部からの水の供給を必要としない燃料電池システムも考えられる。例えば、ラジエーターを備える燃料電池システムにおいては、ラジエーターは、高温型燃料電池から排出される水蒸気を含むオフガスを冷却して水(ドレン水)を生成する。生成された水は、改質水として再び改質器で利用される(特許文献1参照)。
特開2008−243555号公報
上述のように生成され、改質水として再び改質器で利用される水は、凝縮水タンクに貯留され、凝縮水タンクから改質器へ供給される。しかし、凝縮水タンクから改質器へ、改質水である凝縮水が排出される凝縮水排出口において、異物が詰まり、凝縮水タンクから改質器へ、必要な量の改質水を供給できなくなることが考えられる。
本発明は、改質器へ改質水をより確実に供給できる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料電池と、触媒上で燃料と水とを反応させて、前記燃料電池に供給される改質ガスを生成する改質器と、前記改質器で生成された改質ガスが前記燃料電池に向けて流通する改質ガス供給ラインと、前記燃料電池から排出されたオフガスと熱交換水ラインを流通する水との間で熱交換する熱交換器と、オフガスが前記熱交換器において熱交換されて得られた凝縮水が流通する凝縮水供給ラインと、前記凝縮水供給ラインを介して供給される凝縮水を改質水として貯留する凝縮水貯留部と、前記凝縮水貯留部の内部の第1の水位を検出する高水位検出部と、前記凝縮水貯留部の内部の、第1の水位よりも低い第2の水位を検出する低水位検出部と、前記凝縮水貯留部に貯留された改質水が前記改質器に向けて流通する改質水供給ラインと、前記凝縮水供給ライン及び前記凝縮水貯留部を介さずに前記改質水供給ラインに水を改質水として補給する補給水補給手段と、前記低水位検出部が前記第2の水位を検知したときに、水を前記改質水供給ラインに補給するように前記補給水補給手段を制御する制御部と、を備える燃料電池システムに関する。
また、前記制御部による制御により報知を行う報知装置を備え、前記制御部は、前記高水位検出部による前記第1の水位の検出と、前記低水位検出部による前記第2の水位の検出と、のうちの少なくとも1つに基づき、前記報知装置が報知を行うように前記報知装置に対して制御を行うことが好ましい。
また、前記改質水供給ラインには、前記改質水供給ラインを流通する改質水を前記改質器に送出するためのポンプが接続され、前記補給水補給手段は、前記ポンプと前記凝縮水貯留部との間の前記改質水供給ラインの部分に接続されて水を流通させる補給水補給ラインを有することが好ましい。
また、前記改質水供給ラインには、前記改質水供給ラインに流通する改質水から不純物を除去する不純物除去部が接続され、一端部が、前記改質水供給ラインの改質水の流れにおける、前記不純物除去部よりも上流側における前記改質水供給ラインの部分に接続され、他端部が、前記不純物除去部よりも下流側における前記改質水供給ラインの部分に接続されたバイパスラインを有することが好ましい。
また、前記制御部による制御により、前記改質水供給ラインにおける改質水を前記バイパスラインに流通させるか、又は、前記不純物除去部に流通させるか、の切換えを行う流通切換え部を備え、前記制御部は、前記改質水供給ラインの改質水の流れにおける、前記不純物除去部よりも上流側における前記改質水供給ラインの部分の改質水の圧力が所定の圧力よりも高い場合には、前記改質水供給ラインにおける改質水を前記バイパスラインに流通させるように、前記流通切換え部に対して制御を行うことが好ましい。
本発明によれば、改質器へ改質水をより確実に供給できる燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施形態による燃料電池システム1を示す概略図である。 本発明の実施形態による燃料電池システム1の制御部8による制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態による燃料電池システム1を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム1は、燃料電池2と、燃焼器21と、熱交換器3と、貯湯タンク4と、凝縮水貯留部としての改質水タンク5と、改質器7と、セパレータ51と、不純物除去部52と、制御部8と、を備える。
また、燃料電池システム1は、オフガスラインL1と、熱交換水ラインL2と、温水使用ラインL3と、貯湯タンク給水ラインL4と、改質水循環ラインL5と、燃料供給ラインL61と、空気供給ラインL62と、改質ガス供給ラインL63とを備える。本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
オフガスラインL1は、燃焼前オフガスラインL111と、燃焼後オフガスラインL112と、下流側オフガスラインL12とを有する。
燃焼前オフガスラインL111の一端部は、燃料電池2に接続されており、燃焼前オフガスラインL111の他端部は、燃焼器21に接続されている。燃料電池2から排出されるオフガスG1は、オフガスラインL1を通じて燃焼器21に供給される。
燃焼後オフガスラインL112の一端部は、燃焼器21に接続されており、燃焼後オフガスラインL112の他端部は、熱交換器3に接続されている。燃焼器21においてオフガスG1が燃焼されて生成された高温の燃焼ガスG2は、燃焼後オフガスラインL112を通じて熱交換器3に供給される。
下流側オフガスラインL12の一端部は、熱交換器3に接続されており、下流側オフガスラインL12の他端部は、燃料電池システム1の外部へ解放されている。下流側オフガスラインL12の途中には、セパレータ(気水分離器)51が接続されている。燃焼ガスG2は、セパレータ(気水分離器)51を介して排気ガスとして、下流側オフガスラインL12を流通して燃料電池システム1の外部へ排出される。
熱交換水ラインL2は、高温側ラインL21と、低温側ラインL22と、を有する。高温側ラインL21の一端部は熱交換器3に接続されており、高温側ラインL21の他端部は、貯湯タンク4に接続されている。高温側ラインL21は、熱交換器3により熱交換された高温の温水W1を貯湯タンク4に流通させる。熱交換水ラインL2としての高温側ラインL21には、高温の温水W1が流通することに限られず、例えば、低温又は常温の水が流通してもよいし、水道水が流通してもよい。
低温側ラインL22の一端部は、貯湯タンク4に接続されており、低温側ラインL22の他端部は、熱交換器3に接続されている。低温側ラインL22の途中には、ポンプ43が接続されている。低温側ラインL22は、ポンプ43の駆動により、貯湯タンク4に貯留されている温水W1を熱交換器3に流通させる。低温側ラインL22には、貯湯タンク4に貯留されている水W1(温水W1)が流通することに限られず、例えば、水道水が流通してもよい。
温水使用ラインL3の一端部は、貯湯タンク4に接続されており、温水使用ラインL3の他端部は、温水使用設備(図示せず)に接続されている。また、温水使用ラインL3の途中には、ポンプ44が接続されている。温水使用ラインL3及びポンプ44は、貯湯タンク4内の温水W1を外部へ排出する温水排出手段を構成する。ポンプ44が駆動することにより、温水使用ラインL3は、貯湯タンク4に貯留されている温水W1を温水使用設備(図示せず)に流通させる。
貯湯タンク給水ラインL4の一端部は、供給水W2の供給源(図示せず)に接続されており、貯湯タンク給水ラインL4の他端部は、貯湯タンク4に接続されている。貯湯タンク給水ラインL4の途中には、ポンプ45が接続されている。貯湯タンク給水ラインL4は、供給水W2の供給源(図示せず)からの供給水W2を貯湯タンク4に流通させる。供給水W2は、低温、常温又は高温の水でもよいし、水道水でもよい。
改質水循環ラインL5は、凝縮水供給ラインL51と、改質水供給ラインL52と、バイパスラインL53と、補給水補給ラインL55と、を有している。
凝縮水供給ラインL51の一端部は、セパレータ51に接続されており、凝縮水供給ラインL51の他端部は、改質水タンク5に接続されている。凝縮水供給ラインL51は、燃焼ガスG2中に混在している水(ドレン水)を、セパレータ51により燃焼ガスG2から分離して凝縮水W3として改質水タンク5へ流通させる。即ち、凝縮水供給ラインL51には、オフガスG1から生成された燃焼ガスG2が熱交換器3において熱交換されて得られた凝縮水W3(改質水W3)が、流通する。
改質水供給ラインL52の一端部は、改質水タンク5に接続されており、改質水供給ラインL52の他端部は、改質器7に接続されている。また、改質水供給ラインL52の途中には、改質水供給ラインL52の一端部側から他端部側に向かって、圧力センサ53、不純物除去部52、ポンプ55がこの順でそれぞれ接続されている。ポンプ55の駆動により、改質水供給ラインL52は、凝縮水貯留部としての改質水タンク5に貯留された改質水W3を、改質器7に向けて送出し流通させる。
バイパスラインL53の一端部は、分岐部J3において、改質水供給ラインL52の改質水W3の流れにおける、不純物除去部52よりも上流側における改質水供給ラインL52の部分に接続されている。バイパスラインL53の他端部は、分岐部J4において、不純物除去部52よりも下流側における改質水供給ラインL52の部分に接続されている。
バイパスラインL53の途中には、流通切換え部としての電磁弁54が設けられている。電磁弁54は、制御部8による制御により、改質水供給ラインL52における改質水W3をバイパスラインL53に流通させるか、又は、不純物除去部52に流通させるか、の切換えを行う。具体的には、電磁弁54は、制御部8と電気的に接続されており、制御部8による制御により開閉することにより、バイパスラインL53における改質水W3の流通/遮断を切り替える。
補給水補給ラインL55の一端部は、供給水W4の供給源(図示せず)に接続されており、補給水補給ラインL55の他端部は、分岐部J1において、改質水供給ラインL52に接続されている。より具体的には、補給水補給ラインL55の他端部は、改質水供給ラインL52の部分であって、改質水タンク5の下流側且つ、不純物除去部52の上流側の部分に接続されている。
補給水補給ラインL55の途中には、ポンプ56が接続されている。補給水補給ラインL55は、ポンプ56の駆動により、供給水W4の供給源(図示せず)からの供給水W4を改質水供給ラインL52に流通させる。供給水W4の供給源(図示せず)、補給水補給ラインL55、及び、ポンプ56は、凝縮水供給ラインL51及び凝縮水貯留部としての改質水タンク5を介さずに改質水供給ラインL52に水を改質水として補給する補給水補給手段を構成する。また、補給水補給ラインL55は、ポンプ55と、凝縮水貯留部としての改質水タンク5と、の間の改質水供給ラインL52の部分に接続されて水(供給水W4)を流通させる補給水補給ラインを構成する。供給水W4は、低温、常温又は高温の水でもよいし、水道水でもよい。
燃料供給ラインL61の一端部は、都市ガス等の燃料G3を供給可能な燃料供給部(図示せず)に接続されており、燃料供給ラインL61の他端部は、改質器7に接続されている。燃料供給ラインL61は、燃料供給部(図示せず)からの燃料G3を改質器7へ流通させる。
空気供給ラインL62の一端部は、空気A1を燃料電池2に供給するためのブロワ(図示せず)及びフィルタ(図示せず)に接続されている。空気供給ラインL62の他端部は、燃料電池2に接続されている。空気供給ラインL62は、ブロワ及びフィルタを通過した空気A1を、燃料電池2に流通させる。
改質ガス供給ラインL63の一端部は、改質器7に接続されており、改質ガス供給ラインL63の他端部は、燃料電池2に接続される。改質ガス供給ラインL63は、改質器7において生成された水素を含む改質ガスG4を、燃料電池2に向けて流通させる。
燃料電池2は、SOFC(固体酸化物形燃料電池)により構成されている。燃料電池2においては、改質器7から供給される水素を含む改質ガスG4と、空気供給ラインL62から供給される空気A1中の酸素とが反応することにより、発電が行われる。燃料電池2において発電を行うときの温度である運転温度は、700℃〜1000℃と高温である。燃料電池2によって発電された電気は、パワーコンディショナ(図示せず)に送られ、AC電圧に変換される。
燃焼器21は、バーナーや炉等により構成される。燃焼器21では、燃焼前オフガスラインL111を通して供給されたオフガスG1が燃焼されて、即ち、アノードオフガス及びカソードオフガスが燃焼されて、高温の燃焼ガスG2が生成される。
熱交換器3は、燃料電池2から排出されたオフガスG1から生成された燃焼ガスG2と、熱交換水ラインL2を流通する温水W1等との間で熱交換する。即ち、熱交換器3は、燃焼器21から供給される高温の燃焼ガスG2の熱を、低温側ラインL22を流通した貯湯タンク4からの温水W1に伝達させる。これにより、燃焼ガスG2中には、水(ドレン水)が混在した状態となる。セパレータ51は、熱交換器3における熱交換により生成され燃焼ガスG2中に混在している水を、燃焼ガスG2から分離し、改質水W3として改質水タンク5へ流通させる。
貯湯タンク4は、熱交換器3に熱交換水ラインL2を介して接続されている。貯湯タンク4は、熱交換水ラインL2を構成する高温側ラインL21を流通する、熱交換器3により熱交換された温水W1を貯留する。貯湯タンク4に貯留された温水W1は、ポンプ43により低温側ラインL22を通して熱交換器3に向けて送り出される。
改質水タンク5は、凝縮水供給ラインL51を介して流通した凝縮水W3を改質水W3として貯留する。改質水タンク5は、高水位検出部としての第1水位検出センサ501と、低水位検出部としての第2水位検出センサ502と、を備えている。
第1水位検出センサ501は、フロートスイッチにより構成されており、改質水タンク5内の上部に配置されている。第2水位検出センサ502は、フロートスイッチにより構成されており、改質水タンク5内の下部に配置されている。従って、第1水位検出センサ501は、凝縮水貯留部としての改質水タンク5の内部の第1の水位を検出する。また、第2水位検出センサ502は、凝縮水貯留部としての改質水タンク5の内部の、第1の水位よりも低い第2の水位を検出する。第1水位検出センサ501は、改質水タンク5に貯留された改質水W3の水位が、第1水位検出センサ501の配置されている位置である第1の水位を上回っているか又は下回っているかを検出する。第2水位検出センサ502は、改質水タンク5に貯留された改質水W3の水位が、第2水位検出センサ502の配置されている位置である第2の水位を上回っているか又は下回っているかを検出する。第1水位検出センサ501及び第2水位検出センサ502は、制御部8と電気的に接続されている。第1水位検出センサ501及び第2水位検出センサ502により検出された改質水タンク5内の改質水W3の水位は、制御部8へ検出信号として送信される。
不純物除去部52は、混床イオン交換樹脂(ポリッシャ)を有している。不純物除去部52は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3から不純物を除去して、改質水W3を浄化(純水化)する。
不純物除去部52においては、混床イオン交換樹脂(ポリッシャ)は、長手方向の長さが短い4本の柱状のカラム(容器)に収容されている。4本の柱状のカラムは、平行な位置関係を有して1つのカラム固定板に固定されてアッセイ化されている。改質水W3が4本のカラムの内部を順番に流通するように、4本の柱状のカラムは、直列的に接続されている。
圧力センサ53は、不純物除去部52へ流入する改質水W3の圧力を検出する。圧力センサ53は、制御部8と電気的に接続されており、検出した改質水W3の圧力は、制御部8へ検出信号として送信される。
改質器7は、触媒を有している。改質水供給ラインL52を通して供給される改質水W3と、燃料供給ラインL61を通して供給される燃料G3とは、改質器7の触媒上で反応する。この反応により、改質器7において、改質ガスG4が生成される。生成された改質ガスG4は、改質ガス供給ラインL63を通して燃料電池2に供給される。
報知装置58は、音や光等により報知を行うアラーム等により構成される。報知装置58は、制御部50による制御により駆動され報知を行う。
制御部8は、CPU(図示せず)と記憶媒体(図示せず)とを主として有している。記憶媒体には、前述のように、制御部8に電気的に接続された各部に対して、各種の制御を行うためにCPUを動作させるためのプログラムがそれぞれ記憶されている。また、制御部8は、ポンプ43、44、45、55、56、電磁弁54、及び、報知装置58等に電気的に接続されており、ポンプ43、44、45、55、56、電磁弁54、及び、報知装置58等に対して駆動及び駆動停止(電磁弁54の場合には、開閉)の制御を行う。
例えば、制御部8は、改質水供給ラインL52の改質水W3の流れにおける、不純物除去部52よりも上流側における改質水供給ラインL52の部分の改質水W3の圧力が所定の圧力よりも高い場合には、改質水供給ラインL52における改質水W3をバイパスラインL53に流通させるように、流通切換え部としての電磁弁54に対して制御を行う。
具体的には、制御部8は、圧力センサ53により検出された改質水W3の圧力が所定の圧力を超える場合には、電磁弁54を開いた状態として、改質水W3をバイパスラインL53に流通させる。制御部8は、圧力センサ53により検出された改質水W3の圧力が所定の圧力以下の場合には、電磁弁54を閉じた状態として、バイパスラインL53における改質水W3の流通を遮断する。
また、制御部8は、供給水W4を補給する制御を行う。具体的には、改質水タンク5の中の改質水W3の水位が第2の水位を下回ったことを、第2水位検出センサ502が検知したときに、供給水W4を改質水供給ラインL52に補給するように補給水補給手段としてのポンプ56を制御する。
以下、上記構成の燃料電池システム1の制御部8による供給水W4を補給する制御について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態による燃料電池システム1の制御部8による制御を示すフローチャートである。
燃料電池2において発電が行われているときには、熱交換器3において熱交換が行われることにより水が生成され、この水が燃焼ガスG2中に混在している。この水は、セパレータ51により燃焼ガスG2から分離され、凝縮水W3(改質水W3)として改質水タンク5へ流通し、改質水タンク5に貯留される。これにより、改質水タンク5においては、貯留された改質水W3(凝縮水W3)の水位が上昇し、改質水W3の水位は、第1の水位を上回る。制御部8の処理は、ステップS11に進む。
ステップS11において、第1水位検出センサ501は、改質水W3の水位が第1の水位を下回ったか否かについて検出する。改質水W3の水位が第1の水位を下回ったことを、第1水位検出センサ501が検出した場合(YES)には、制御部8の処理は、ステップS13に進む。改質水W3の水位が第1の水位を下回っていないことを、第1水位検出センサ501が検出した場合(NO)には、制御部8の処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御部8は、改質水W3の水位が第1の水位を下回った旨の報知を報知装置58が行わない状態(報知を停止させた状態)とするように、報知装置58に対して制御を行う。そして、制御部8の処理は、ステップS11へ戻る。
ステップS13において、制御部8は、改質水W3の水位が第1の水位を下回った旨の報知を報知装置58が行うように、報知装置58に対して制御を行う。そして、制御部8の処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、第2水位検出センサ502は、改質水W3の水位が第2の水位を下回ったか否かについて検出する。改質水W3の水位が第2の水位を下回ったことを、第2水位検出センサ502が検出した場合(YES)には、制御部8の処理は、ステップS15に進む。改質水W3の水位が第2の水位を下回っていないことを、第2水位検出センサ502が検出した場合(NO)には、制御部8の処理は、ステップS11へ戻る。
ステップS15において、制御部8は、供給水W4を改質水供給ラインL52に補給するように、補給水補給手段を構成するポンプ56を制御する。これにより、供給水W4が改質水供給ラインL52に補給され、途切れることなく改質水W3が改質器7へ供給される。
本実施形態の燃料電池システム1によれば、以下の効果を得ることができる。
燃料電池システム1は、燃料電池2と、触媒上で燃料G3と水(改質水W3)とを反応させて、燃料電池2に供給される改質ガスG4を生成する改質器7と、改質器7で生成された改質ガスG4が燃料電池2に向けて流通する改質ガス供給ラインL63と、燃料電池2から排出されたオフガスG1(燃焼ガスG2)と熱交換水ラインを流通する水W1(温水W1)との間で熱交換する熱交換器3と、オフガスG1(燃焼ガスG2)が熱交換器3において熱交換されて得られた凝縮水W3が流通する凝縮水供給ラインL51と、凝縮水供給ラインL51を介して供給される凝縮水W3を改質水W3として貯留する凝縮水貯留部としての改質水タンク5と、改質水タンク5の内部の第1の水位を検出する高水位検出部501と、改質水タンク5の内部の、第1の水位よりも低い第2の水位を検出する低水位検出部502と、凝縮水貯留部としての改質水タンク5に貯留された改質水W3が改質器7に向けて流通する改質水供給ラインL52と、凝縮水供給ラインL51及び凝縮水貯留部としての改質水タンク5を介さずに改質水供給ラインL52に水を改質水として補給する補給水補給手段(ポンプ56、補給水補給ラインL55)と、低水位検出部502が第2の水位を検知したときに、供給水W4を改質水供給ラインL52に補給するように、補給水補給手段を構成するポンプ56を制御する制御部8と、を備える。
このため、凝縮水貯留部としての改質水タンク5から改質水供給ラインL52へ改質水W3を流通させる排出口が詰まり、改質水タンク5から改質水供給ラインL52を通して改質器7へ改質水W3を供給できなくなった場合であっても、安定してより確実に供給水W4を改質器7へ供給することができる。
また、制御部8による制御により報知を行う報知装置58を備える。制御部8は、高水位検出部501による第1の水位に基づき、報知装置58が報知を行うように報知装置58に対して制御を行う。
このため、改質水タンク5の改質水W3の量が第2の水位を下回るよりも前の時点で、報知を行うことができるため、改質水タンク5の改質水W3の量が少なくなったことを、早めに認識することができる。
また、改質水供給ラインL52には、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3を改質器7に送出するためのポンプ55が接続される。補給水補給手段は、ポンプ55と凝縮水貯留部としての改質水タンク5との間の改質水供給ラインL52の部分に接続されて供給水W4を流通させる補給水補給ラインL55を有する。
このため、凝縮水貯留部としての改質水タンク5から改質水供給ラインL52へ改質水W3を流通させる排出口が詰まった場合に、補給水補給ラインL55を通して供給水W4を供給することにより、改質水タンク5の排出口に詰まった異物を改質水供給ラインL52の下流側へ引き寄せることができ、改質水タンク5の排出口に詰まった異物を除去することが可能になる。これにより、改質水タンク5の排出口の詰まりを解消できる可能性を高めることができる。
また、改質水供給ラインL52には、改質水供給ラインL52に流通する改質水W3から不純物を除去する不純物除去部52が接続される。一端部が、改質水供給ラインL52の改質水W3の流れにおける、不純物除去部52よりも上流側における改質水供給ラインL52の部分に接続され、他端部が、不純物除去部52よりも下流側における改質水供給ラインL52の部分に接続されたバイパスラインL53を有する。
このため、不純物除去部52において異物が詰まり改質水W3が流通できなくなった場合であっても、バイパスラインL53を通して、改質水W3をより確実に改質器7へ供給することができる。
また、制御部8による制御により、改質水供給ラインL52における改質水W3をバイパスラインL53に流通させるか、又は、不純物除去部52に流通させるか、の切換えを行う流通切換え部としての電磁弁54を備える。制御部8は、改質水供給ラインL52の改質水W3の流れにおける、不純物除去部52よりも上流側における改質水供給ラインL52の部分の改質水W3の圧力が所定の圧力よりも高い場合には、改質水供給ラインL52における改質水W3をバイパスラインL53に流通させるように、流通切換え部としての電磁弁54に対して制御を行う。
このため、不純物除去部52において異物が詰まり改質水W3が流通できなくなった場合に、的確に不純物除去部52における異物の詰まりを検出して、バイパスラインL53を通して、改質水W3をより確実に改質器7へ供給することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。
例えば、本実施形態では、制御部8は、高水位検出部501による第1の水位の検出に基づき、報知装置58が報知を行うように報知装置58に対して制御を行ったが、これに限定されない。制御部8は、高水位検出部501による第1の水位の検出と、低水位検出部502による第2の水位の検出と、のうちの少なくとも1つに基づき、報知装置58が報知を行うように報知装置58に対して制御を行えばよい。
また、ポンプ55は、不純物除去部52と改質器7との間の改質水供給ラインL52の部分に接続されていたが、この構成に限定されない。例えば、分岐部J1と分岐部J3との間の改質水供給ラインL52の部分に接続されていてもよい。
また、供給水W4として純水処理した水を用いる場合には、補給水補給手段は、混床イオン交換樹脂(ポリッシャ)を有する不純物除去部を補給水補給ラインL55の途中に備えていてもよい。これにより、補給水補給ラインL55を通して供給される供給水W4は、不純物が除去され浄化(純水化)される。この場合には、例えば、燃料電池システムは、不純物除去部52を有していなくてもよい。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 熱交換器
5 改質水タンク(凝縮水貯留部)
7 改質器
8 制御部
52 不純物除去部
54 電磁弁(流通切換え部)
55 ポンプ
56 ポンプ(補給水補給手段)
58 報知装置
501 高水位検出部
502 低水位検出部
L2 熱交換水ライン
L51 凝縮水供給ライン
L52 改質水供給ライン
L53 バイパスライン
L55 補給水補給ライン(補給水補給手段)
L63 改質ガス供給ライン
G1 オフガス
G2 燃焼ガス
G4 改質ガス
W1 温水(水)
W2、W4 供給水
W3 改質水(凝縮水)(水)

Claims (5)

  1. 燃料電池と、
    触媒上で燃料と水とを反応させて、前記燃料電池に供給される改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質器で生成された改質ガスが前記燃料電池に向けて流通する改質ガス供給ラインと、
    前記燃料電池から排出されたオフガスと熱交換水ラインを流通する水との間で熱交換する熱交換器と、
    オフガスが前記熱交換器において熱交換されて得られた凝縮水が流通する凝縮水供給ラインと、
    前記凝縮水供給ラインを介して供給される凝縮水を改質水として貯留する凝縮水貯留部と、
    前記凝縮水貯留部の内部の第1の水位を検出する高水位検出部と、
    前記凝縮水貯留部の内部の、第1の水位よりも低い第2の水位を検出する低水位検出部と、
    前記凝縮水貯留部に貯留された改質水が前記改質器に向けて流通する改質水供給ラインと、
    前記凝縮水供給ライン及び前記凝縮水貯留部を介さずに前記改質水供給ラインに水を改質水として補給する補給水補給手段と、
    前記低水位検出部が前記第2の水位を検知したときに、水を前記改質水供給ラインに補給するように前記補給水補給手段を制御する制御部と、を備える燃料電池システム。
  2. 前記制御部による制御により報知を行う報知装置を備え、
    前記制御部は、前記高水位検出部による前記第1の水位の検出と、前記低水位検出部による前記第2の水位の検出と、のうちの少なくとも1つに基づき、前記報知装置が報知を行うように前記報知装置に対して制御を行う、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記改質水供給ラインには、前記改質水供給ラインを流通する改質水を前記改質器に送出するためのポンプが接続され、
    前記補給水補給手段は、前記ポンプと前記凝縮水貯留部との間の前記改質水供給ラインの部分に接続されて水を流通させる補給水補給ラインを有する、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記改質水供給ラインには、前記改質水供給ラインに流通する改質水から不純物を除去する不純物除去部が接続され、
    一端部が、前記改質水供給ラインの改質水の流れにおける、前記不純物除去部よりも上流側における前記改質水供給ラインの部分に接続され、他端部が、前記不純物除去部よりも下流側における前記改質水供給ラインの部分に接続されたバイパスラインを有する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御部による制御により、前記改質水供給ラインにおける改質水を前記バイパスラインに流通させるか、又は、前記不純物除去部に流通させるか、の切換えを行う流通切換え部を備え、
    前記制御部は、前記改質水供給ラインの改質水の流れにおける、前記不純物除去部よりも上流側における前記改質水供給ラインの部分の改質水の圧力が所定の圧力よりも高い場合には、前記改質水供給ラインにおける改質水を前記バイパスラインに流通させるように、前記流通切換え部に対して制御を行う、請求項4に記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020017507A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 京セラ株式会社 燃料電池装置、制御装置および制御プログラム
CN114243058A (zh) * 2021-11-08 2022-03-25 东风汽车集团股份有限公司 燃料电池***及其气液分离装置、控制方法和控制装置

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