JP2016156851A - レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置 - Google Patents

レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016156851A
JP2016156851A JP2015032472A JP2015032472A JP2016156851A JP 2016156851 A JP2016156851 A JP 2016156851A JP 2015032472 A JP2015032472 A JP 2015032472A JP 2015032472 A JP2015032472 A JP 2015032472A JP 2016156851 A JP2016156851 A JP 2016156851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
inner diameter
lens
diameter portion
rotating ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015032472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016156851A5 (ja
JP6484060B2 (ja
Inventor
彰 横山
Akira Yokoyama
彰 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015032472A priority Critical patent/JP6484060B2/ja
Publication of JP2016156851A publication Critical patent/JP2016156851A/ja
Publication of JP2016156851A5 publication Critical patent/JP2016156851A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6484060B2 publication Critical patent/JP6484060B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】 光学フィルタの回転操作の操作性が良好で安価な樹脂製のフード枠を備えるレンズフードを提供すること。【解決手段】 レンズ装置に着脱可能なレンズフードであって、第1および第2の内径部を備え、第1の内径部にはレンズ装置の先端が挿入可能であり、弾性材料により形成された環状のフード枠と、フード枠の第1の内径部の内周面の一部をレンズ装置の先端の外周面の一部に付勢して、レンズ装置の先端にフード枠を固定するフード固定手段と、フード枠の第2の内径部に回動可能に挿入された、光学フィルタが取付け可能な回転リングと、回転リングを第2の内径部に付勢する付勢手段と、を備え、レンズ装置の先端の外径と第1の内径部の内径との差よりも、第2の内径部の内径と回転リングの外径との差の方が大きい、ことを特徴とする構成とした。【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ装置の被写体側に取付けられ、レンズ装置への不要な入射光を遮光するレンズフード及びそれを備えるレンズ装置に関するものである。
カメラやビデオカメラなど撮像装置のレンズ装置は、レンズ装置を置いた際などに最前面のレンズを傷つけないよう保護するため、一般的に最前面のレンズよりも鏡筒の被写体側端を被写体側に突出させている。以下、最前面のレンズよりも被写体側に突出した鏡筒をレンズ保護鏡筒と呼ぶ。
従来から、このようなレンズ保護鏡筒に取付けられる光学アクセサリとして、レンズ装置への不要な入射光を遮光するレンズフードが知られている。
レンズフードの中には、撮影した映像に効果を追加する光学フィルタを内側に取付けられるものがある。さらに光学フィルタには、偏光フィルタやクロスフィルタのように、回転させることでさらなる効果を得られるものがある。
そのような光学フィルタをレンズフード内に取付けたまま、レンズ装置の有効光線外から回転操作するための構造として、特許文献1が提案されている。
レンズフードのレンズ装置への取付基準となるフード枠の内径とレンズ装置のレンズ保護鏡筒の外径は略同径であり、取付けの際にはまずフード枠をレンズ装置の前方から挿入する。次に、フード枠の後端がレンズ保護鏡筒の外径のフランジ部に当接したところで、フード枠にねじ込まれたフードつまみを締め付けると、フード枠とフードつまみとの間にレンズ保護鏡筒が挟まれる。それによりレンズ装置とレンズフードとが一体的に固定される。光学フィルタを取付ける回転リングはフード枠に対して回転自在に嵌装され、回転操作つまみによって外部から回転操作可能な構造になっている。
また、特許文献2では、フード枠を弾性材料で形成し、レンズ装置に装着する際に、可動部材(ロックネジと同等の機能)を突出位置に移動させることにより、フード枠を弾性変形させる。それによりフード枠内径に設けられた突起がレンズ保護鏡筒に設けられた溝に係合することで、レンズフードのレンズ装置への固定を強固にする方法が提案されている。
特開平06−148721号公報 特開2000−267153号公報
しかしながら、特許文献1の光学フィルタ回転構造を持つレンズフードのフード枠を特許文献2の弾性材料で形成すると、レンズフード固定時にレンズ装置に突き当たった固定部材の反力によりにフード枠が変形する。回転リングはフード枠に嵌装されるため、フード枠が変形すると、回転リングとフード枠の嵌合関係が悪くなり、回転リングの動作不良や、回転リングが変形することによる光学フィルタの取付け不良が発生する恐れがある。一般にフード枠を樹脂のような弾性部材で製作する目的はコスト削減であるため、回転リングの操作性の維持とコスト削減を両立させることが課題になっている。
そこで、本発明の目的は、回転リングの操作性が良好で安価な樹脂製のフード枠を備えるレンズフード及びそれを備えるレンズ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、レンズ装置に着脱可能なレンズフードであって、第1の内径部および第2の内径部を備え、前記第1の内径部にはレンズ装置の先端が挿入可能であり、弾性材料により形成された環状のフード枠と、該フード枠の前記第1の内径部の内周面の一部を前記レンズ装置の先端の外周面の一部に付勢して、前記レンズ装置の前記先端に該フード枠を固定するフード固定手段と、前記フード枠の前記第2の内径部に回動可能に挿入された、光学フィルタが取付け可能な回転リングと、前記回転リングを前記第2の内径部に付勢する付勢手段と、を備え、前記レンズ装置の前記先端の外径と前記第1の内径部の内径との差よりも、前記第2の内径部の内径と前記回転リングの外径との差の方が大きい、ことを特徴とする。
本発明によれば、回転リングの操作性が良好で安価な樹脂製のフード枠を備えるレンズフード及びそれを備えるレンズ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例のレンズフードの代表的な構成 本発明の第1の実施例のレンズフードにレンズ装置を挿入した状態での断面図 図2の状態のレンズフードを光軸方向から見た構成の一部を示す図 本発明の第1の実施例のレンズフードにレンズ装置を固定した状態での断面図 図4の状態のレンズフードを光軸方向から見た構成の一部を示す図 本発明の第2の実施例のレンズフードの代表的な構成 本発明の第2の実施例のレンズフードにレンズ装置を挿入した状態での断面図 本発明の第2の実施例のレンズフードにレンズ装置を固定した状態での断面図 図8の状態のレンズフードを光軸方向から見た構成の一部を示す図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、レンズ装置に着脱可能に取付けられる本発明のレンズフードの代表的な構成を示す図である。
以下、図1から図5を参照して、本発明の第1の実施例によるレンズフードについて説明する。
図1には、本発明の第1の実施例のレンズフードの代表的な構成を示す。
レンズ装置1の被写体側先端には、外径部1aとフランジ面1bが設けられる。外径部1aには、位置決め溝1cが周方向に設けられ、位置決め溝1cは外径部1aの一部を全周にわたって切り欠いた形状を備える。なお、本明細書内でのレンズフードの記載において、被写体側、像側とは、該レンズフードがレンズ装置の鏡筒に装着されたときの、レンズ装置の被写体側及び像側の方向を示すものとする。また、光軸方向は、装着されるレンズ装置の光軸方向を示すものとして記載する。
レンズフード2は、フード枠3(3a,3b,3c,3d,3e)、フード本体4、回転リング5、板ばね(付勢手段、第1の付勢部材)6、押さえ板7、ネジ8、フードつまみ9からなり、レンズフード2には光学フィルタ10が着脱自在に装着される。
フード枠3は樹脂に代表される弾性材料により環状に形成され、第1の内径部3a、第1の内径部3aの内周面の内径より大きい内径の内周面を有する第2の内径部3bが設けられる。第1の内径部3aは第2の内径部3bより像側に位置する。第1の内径部3aと第2の内径部3bの間には円周方向に長くフード枠3の物体側から像側に貫通する切り欠き3cが設けられる。また、第2の内径部3bの一部を径方向拡大側に切り欠いた凹部3dが設けられ、さらに第2の内径部3bより物体側の面にはネジ部3eが設けられる。
フード本体4はフード枠3に対して、接着や一体成型により一体的に接合される。
回転リング5はフード枠3の第2の内径部3bに対して、回動可能に被写体側から挿入される。また、回転リング5にはフィルタネジ5aと、フィルタつまみ(操作部)5bが設けられる。フィルタつまみ5bは、回転リング5から像側に突出していて、回転リングをフード枠3に挿入するとフード枠3の切り欠き(開口部)3cを通してレンズフード2の像側の面(外周面)まで貫通する。
板ばね6はフード枠3の凹部3dに嵌め込まれ、回転リング5を径方向外側から付勢する。
押さえ板7は、回転リング5と板ばね6の光軸方向の移動を規制することで、回転リング5と板ばね6が被写体側に移動して脱落することを防止する。
ネジ8はフード枠3のネジ部3eに螺合し、押さえ板7をフード枠3に固定する。
フードつまみ(フード固定手段)9はフード枠3に螺合し、フード枠の略中心方向(内径方向)に向けて進退可能に構成されている。
光学フィルタ10は回転リング5のフィルタネジ5aにねじ込み固定され、フィルタつまみ5bの操作により、光軸周りに回転リング5と一体的に回転操作される。
図2はレンズフード2にはレンズ装置の被写体側の先端が挿入可能であり、レンズ装置1を挿入した時の断面を示す。
レンズ装置1の鏡筒の被写体側部分の外径部1aをフード枠3の第1の内径部3aに挿通し、レンズ装置1のフランジ面1bとフード枠3の像側の後端面が当接する。
この時、レンズ装置1の外径部1aの外周面の外径とフード枠3の第1の内径部3a内周面の内径との間の差(直径の差)をAとし、フード枠3の第2の内径部3b内周面の内径と回転リング5の外周面の外径との間の差(直径の差)をBとした時、BがAより大きくなるような寸法関係になっている。
図3はこの時のレンズフード2を矢印Zから見た構成の一部を示す。
フード枠3の第2の内径部3bの一部を径方向拡大側に切り欠いて設けられている凹部3dは、周方向にフードつまみ9を挟んで略対称に2か所設けられ、凹部3dと回転リング5の間には板ばね6がそれぞれ挿入される。
一つの板ばね6が回転リング5を付勢する方向を矢印Cとすると、合力は矢印C’となり、第2の内径部3bのフードつまみ9と光軸を挟んで略反対側の面に向けて回転リング5を付勢する。
フードつまみ9を締めつけて、レンズ装置1にレンズフード2を固定すると、図4の状態になる。
フードつまみ9の軸力によりレンズ装置1に対してレンズフード2が片寄せされ、さらに弾性材料で形成されているフード枠3が変形することで、フードつまみ9の直下に元の径差Aより大きな隙間Dが発生する。
図5にこの時のレンズフード2を矢印Zから見た構成の一部を示す。
フードつまみ9を操作してレンズ装置1にレンズフード2を固定すると、フードつまみ9の先端9aはレンズ装置1の位置決め溝1cの底面に突き当たりながら、さらに締め込まれる。フード枠3はフードつまみ9の力で変形するが、範囲E内ではレンズ装置1の外径部1aの形に沿って変形する。それ以外の範囲では外径部1aから離間する。範囲E内のフード枠3の変形は、外径部1aのために、元の径差A以上に大きく変形することは無く、取付けによる変形後も回転リング5の外径と第2の内径部3bとの間には径差AとBの差だけの隙間が残る。さらに、回転リング5は板ばね6によって矢印Cの合力である矢印C’の方向に付勢されているため、回転リング5はフード枠3の変形が外径部1aによって規制されている面に向けて付勢され、ガタつきが軽減される。
以上説明したように、本発明のレンズフードは、樹脂製のフード枠であっても、適正な径差を設けながらバネでガタつきを軽減するため、回転リングの動作が変形により阻害されることが無く、滑らかに回転することが可能になる。
本実施例では回転リング5の付勢手段として板ばね6を用いて説明したが、コイルばねやゴムのような弾性部材であっても効果は同じである。
また、板ばね6をフードつまみ9の位相を挟んで2か所に構成したが、フード枠3の変形がレンズ装置1の外径部1aによって規制される範囲E内に向けての付勢であれば、方向と個数は問わない。
本実施例ではフードつまみ9はフード枠3に螺合する螺合構造を有し、先端9aが位置決め溝1cに当接することで、レンズフードの抜け止めの役割を果たしているが、フードつまみ9が直接位置決め溝1cに当接せず、別の部品を介して抜け止めを行っても効果は同じである。フード枠3の第1の内径部3aの内周面の一部をレンズ装置1の先端の外周面の一部に付勢して、レンズ装置1の先端にフード枠3を固定する手段であれば、レンズフードをレンズ装置の先端に装着し固定する手段として例示したフードつまみ9に限定されることはない。
さらに、固定による変形後の隙間(B−A)の量をフード枠3と回転リング5の温度変化時の寸法変化の差より大きく確保しておくことで、線膨張の異なる部品を組み合わせたレンズフードであっても良好な操作感を常に保つことが可能になる。
以下、図6から図9を参照して、本発明の第2の実施例による、レンズフードについて説明する。
図6には、本発明の第2の実施例のレンズフードの代表的な構成を示す。
レンズ装置1の構成は実施例1と同じであるため省略する。
レンズフード11は、フード枠12(12a,12b,12c,12d,12e)、フード本体13、回転リング14、ウェーブワッシャ(付勢手段、第2の付勢部材)15、押さえ板16、ネジ17、フードつまみ18からなり、レンズフード11には光学フィルタ10が着脱自在に装着される。
フード枠12は樹脂に代表される弾性材料により形成され、第1の内径部12a、第1の内径部12aより大きい第2の内径部12bと、像側に向けて径が縮小する第1テーパー面12cが設けられる。第1の内径部12aは第2の内径部12bより像側に位置する。第1の内径部12aと第2の内径部12bの間には円周方向に長くフード枠12の物体側から像側に貫通する切り欠き12dが設けられる。さらに第2の内径部12bより物体側の面にはネジ部12eが設けられる。
フード本体13はフード枠12に対して、接着や一体成型により一体的に接合される。
回転リング14はフード枠12の第2の内径部12bに対して、回動可能に被写体側から挿入される。また、回転リング14にはフィルタネジ14aと、フィルタつまみ14bと、フード枠12の第1テーパー面12cと略平行な第2テーパー面14cと、像側にはフランジ面14dが設けられる。フィルタつまみ14bは、回転リング14から像側に突き出ていて、回転リング14をフード枠12に挿入するとフード枠12の切り欠き12dを通してレンズフード11の像側の面まで貫通する。
ウェーブワッシャ15は回転リング14のフランジ面14dの被写体側に配置され、押さえ板16によって圧縮され、回転リング14に光軸方向の付勢を行う。
ネジ17はフード枠12のネジ部12eに螺合し、押さえ板16をフード枠12に固定する。
フードつまみ18はフード枠12に螺合し、フード枠の略中心方向に向けて進退可能に構成されている。
光学フィルタ10は回転リング14のフィルタネジ14aにねじ込み固定され、フィルタつまみ14bの操作により、光軸周りに回転リング14と一体的に回転操作される。
図7はレンズフード11にレンズ装置1を挿入した時の断面を示す。
レンズ装置1の外径部1aをフード枠12の第1の内径部12aに挿通し、レンズ装置1のフランジ面1bとフード枠12の像側の後端面が当接する。
この時、レンズ装置1の外径部1aとフード枠12の第1の内径部12aとの間の径差をFとし、フード枠12の第2の内径部12bと回転リング14の外径との間の径差をGとした時、GがFより大きくなるような寸法関係になっている。
回転リング14はウェーブワッシャ15により付勢され、フード枠12の第1テーパー面12cと回転リング14の第2テーパー面14cとが接触している。
フードつまみ18を締めつけて、レンズ装置1にレンズフード11を固定すると、図8の状態になる。
フードつまみ18の軸力によりレンズ装置1に対してレンズフード11が片寄され、さらにフード枠12が変形することで、フードつまみ18の直下に元の径差Fより大きな隙間Hが発生する。
図9にこの時のレンズフード11を矢印Zから見た構成の一部を示す。
フードつまみ18を操作すると、フードつまみ18の先端18aはレンズ装置1の位置決め溝1cの底面に突き当たりながら、さらに締め込まれる。フード枠12はフードつまみ18の力で変形するが、範囲I内ではレンズ装置1の外径部1aの形に沿って変形する。それ以外の範囲では外径部1aから離間する。範囲I内でのフード枠12の変形は、外径部1aのために、元の径差F以上に大きく変形することは無く、取付けによる変形後も回転リング14の外径と第2の内径部12bとの間には径差GとFの差だけの隙間が残る。さらに、回転リング14はウェーブワッシャ15によって第1テーパー面12cと第2テーパー面14cが接する方向に付勢されている。そのため、回転リング14の第2テーパー面14cは範囲Iの中で第1テーパー面12cと接触する。
以上説明したように、本発明のレンズフードは、樹脂製のフード枠であっても、適正な径差を設けながらウェーブワッシャでガタつきを軽減するため、回転リングの動作が変形により阻害されることが無く、滑らかに回転することが可能になる。
また、フード枠と回転リングとがテーパー面同士で接触するため、レンズフードをレンズ装置に固定した際には、回転リングの回転中心がレンズ装置の光軸に近づくようになる。
それにより、回転リングに装着される光学フィルタのガラスが平面で無く、曲率をもつ少なくとも1枚のレンズによって構成される場合において、光学フィルタの光軸とレンズ装置の光軸を近づけることにより高い光学性能を維持することが可能になる。
本実施例では回転リング14の付勢手段としてウェーブワッシャ15を用いて説明したが、コイルばねやゴムのような弾性部材であっても効果は同じである。
本実施例ではフードつまみ18の先端18aが位置決め溝1cに当接することで、レンズフードの抜け止めの役割を果たしているが、フードつまみ18が直接位置決め溝1cに当接せず、別の部品を介して抜け止めを行っても効果は同じである。
上記の構成を有するレンズフードにより、樹脂製のフード枠であっても、適正な径差を設けながらバネでガタつきを軽減するため、回転リングの動作が変形により阻害されることが無く、滑らかで良好な回転操作が可能なレンズフードを提供することができる。また、本発明のレンズフードを備えるレンズ装置により、本発明のレンズフードの効果を享受し、良好な撮影状態を維持するレンズ装置を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
2 : レンズフード
3 : フード枠
3a: 第1の内径部
3b: 第2の内径部
5 : 回転リング
6 : 板ばね(付勢手段、第1の付勢部材)
9 : フードつまみ(フード固定手段)
10: 光学フィルタ
15:ウェーブワッシャ(付勢手段、第2の付勢部材)

Claims (9)

  1. レンズ装置に着脱可能なレンズフードであって、
    第1の内径部および第2の内径部を備え、前記第1の内径部には前記レンズ装置の先端が挿入可能であり、弾性材料により形成された環状のフード枠と、
    該フード枠の前記第1の内径部の内周面の一部を前記レンズ装置の先端の外周面の一部に付勢して、前記レンズ装置の前記先端に該フード枠を固定するフード固定手段と、
    前記フード枠の前記第2の内径部に回動可能に挿入された、光学フィルタが取付け可能な回転リングと、
    前記回転リングを前記第2の内径部に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記レンズ装置の前記先端の外径と前記第1の内径部の内径との差よりも、前記第2の内径部の内径と前記回転リングの外径との差の方が大きい、
    ことを特徴とするレンズフード。
  2. 前記付勢手段は、前記回転リングの外周面の一部を前記第2の内径部の内周面の一部に付勢する、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズフード。
  3. 前記付勢手段は、前記第2の内径部の一部の径方向拡大側に構成された凹部に配置され、前記回転リングの外周面の一部を前記第2の内径部の内周面の一部に付勢する第1の弾性部材である、ことを特徴とする請求項2に記載のレンズフード。
  4. 前記第2の内径部は内径を小さくする第1テーパー面を備え、
    前記付勢手段は、前記回転リングを前記第1テーパー面に付勢する第2の弾性部材である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズフード。
  5. 前記回転リングは前記第2の内径部に挿入された時に前記第1テーパー面と接触する第2テーパー面を備え、
    前記付勢手段は、前記回転リングの前記第2テーパー面を前記第2の内径部の前記第1テーパー面に付勢する第2の弾性部材である、
    ことを特徴とする請求項4に記載のレンズフード。
  6. 前記第2の弾性部材はウェーブワッシャである、ことを特徴とする請求項4又は5に記載のレンズフード。
  7. 前記回転リングは突出する操作部を備え、
    前記フード枠は、前記回転リングが前記フード枠に挿入された時に、前記操作部が貫通して径方向外側に突出させる開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレンズフード。
  8. 前記フード固定手段は、前記第1の内径部を径方向に貫通するねじ穴に螺合し、前記フード枠の内径方向に向けて進退可能である、螺合構造を有する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレンズフード。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のレンズフードを備えるレンズ装置。
JP2015032472A 2015-02-23 2015-02-23 レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置 Active JP6484060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015032472A JP6484060B2 (ja) 2015-02-23 2015-02-23 レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015032472A JP6484060B2 (ja) 2015-02-23 2015-02-23 レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016156851A true JP2016156851A (ja) 2016-09-01
JP2016156851A5 JP2016156851A5 (ja) 2018-04-05
JP6484060B2 JP6484060B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=56825867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015032472A Active JP6484060B2 (ja) 2015-02-23 2015-02-23 レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6484060B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06148721A (ja) * 1992-11-10 1994-05-27 Canon Inc インターナルフォーカスタイプ撮影レンズとフードを備えた撮影システム
JPH0990469A (ja) * 1995-09-22 1997-04-04 Fuji Photo Optical Co Ltd 撮影レンズのフィルター取付け装置
JPH09292647A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Asahi Optical Co Ltd レンズフード
JP2003228095A (ja) * 2002-02-01 2003-08-15 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラ用フード
US20120257885A1 (en) * 2011-04-08 2012-10-11 Chung Jen Chang Combination of cover with hood
JP2013128265A (ja) * 2011-11-17 2013-06-27 Hitachi Automotive Systems Ltd カメラユニット

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06148721A (ja) * 1992-11-10 1994-05-27 Canon Inc インターナルフォーカスタイプ撮影レンズとフードを備えた撮影システム
JPH0990469A (ja) * 1995-09-22 1997-04-04 Fuji Photo Optical Co Ltd 撮影レンズのフィルター取付け装置
JPH09292647A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Asahi Optical Co Ltd レンズフード
JP2003228095A (ja) * 2002-02-01 2003-08-15 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラ用フード
US20120257885A1 (en) * 2011-04-08 2012-10-11 Chung Jen Chang Combination of cover with hood
JP2013128265A (ja) * 2011-11-17 2013-06-27 Hitachi Automotive Systems Ltd カメラユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP6484060B2 (ja) 2019-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5600440B2 (ja) 監視カメラ用レンズ装置
US7802931B2 (en) Lens accessory mounting device
WO2013114783A1 (ja) レンズ装置
JP2010117571A (ja) カメラ、カメラ用アクセサリ
WO2016143327A1 (ja) レンズ鏡筒
US20090225460A1 (en) Light shielding structure of an optical device
JP2011154307A (ja) 監視カメラ用レンズ装置
JP6484060B2 (ja) レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置
JP2011154309A (ja) 監視カメラ用レンズ装置
US10444494B2 (en) Lens apparatus and image pickup apparatus using same
JP2019203988A (ja) マウント装置及び撮像装置
US11262643B2 (en) Adapter apparatus and image pickup apparatus
JP2006276632A (ja) フィルタ装置
WO2019059167A1 (ja) レンズユニット
JP4804554B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2009042668A (ja) レンズ鏡筒
JP2013122485A (ja) レンズ鏡筒およびレンズユニット
JPH0990489A (ja) 撮像装置のレンズ装着装置
JP6550773B2 (ja) 光学機器
US9784940B2 (en) Lens barrel
JP2018072547A (ja) レンズアダプタ、及び撮像装置
US20240085655A1 (en) Lens barrel and knob falling-off prevention member
JP5659057B2 (ja) 監視用レンズ装置及び監視カメラ
JP7494009B2 (ja) レンズ装置
US20230152576A1 (en) Image pickup apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180223

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190215

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6484060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151