JP2016154331A - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔サポートに不適切な操作処理を画像処理装置が誤って実行することを防止する。【解決手段】PC200は、MFP300を操作する第1ユーザの第1操作情報を受け付ける第1の操作受付部206と、第1操作情報をMFP300へ送信する送信部209と、を有し、MFP300は、送信部209が送信した第1操作情報を受信する受信部と、MFP300を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付部510と、複数の操作処理と第1ユーザとの組み合わせ、及び複数の操作処理と第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、第1操作情報の操作処理又は第2操作情報の操作処理の実行の可否を判定する実行判定部520と、実行判定部520により実行許可があると判定された操作処理を実行する実行部521と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
MFP(Multi-Function Printer)などの画像処理装置に対し、ユーザは操作方法が分からない等の理由でサポート者に問い合わせることがある。この場合において、ユーザが利用しているMFPを、サポート者側の端末(PC等)から遠隔操作することにより、ユーザが遠隔操作によるサポートを受けることができる遠隔サポート技術が知られている。
また、特許文献1には、通信ネットワークを介して接続されたクライアント端末と遠隔制御サーバを利用して、各遠隔操作、遠隔監視、授業などを行なう遠隔制御システムが開示されている。
しかし、従来の遠隔サポート技術では、サポート者が遠隔操作によってユーザ側のMFPの操作画面を操作しているときに、サポート者が、不適切な操作をしてしまった場合でも実行されてしまう問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像処理装置のユーザが遠隔サポートを受ける場合に、遠隔サポートにより不適切な操作処理を画像処理装置で実行されることを防止することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して遠隔操作端末による遠隔操作を可能にした情報処理装置を備えた情報処理システムであって、前記遠隔操作端末は、前記情報処理装置に対する操作を行う第1ユーザの第1操作情報を受け付ける第1の操作受付部と、前記第1の操作受付部が受け付けた操作を示す前記第1操作情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、を有し、前記情報処理装置は、前記送信部が送信した前記第1操作情報を受信する受信部と、前記情報処理装置を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付部と、複数の操作処理と前記第1ユーザとの組み合わせ、及び前記複数の操作処理と前記第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定する実行判定部と、前記実行判定部により実行許可があると判定された操作処理を実行する実行部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、遠隔サポートにより不適切な操作処理を画像処理装置で実行されることを防止することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像処理システムの構成を例示する図である。 図2は、PCのハードウェア構成を示す図である。 図3は、画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 図4は、画像処理装置のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。 図5は、画像処理装置の操作パネルの一例を示した図である。 図6は、リモート接続における画像処理装置の現在の状態例を示す説明図である。 図7は、PC及び画像処理装置が有する機能の概要を示す機能ブロック図である。 図8は、サポート者が遠隔操作時に省エネボタンを押下した場合の画像処理システムの動作を示すシーケンス図である。 図9は、実行判定部が動作の実行許可があるか否かを判定する処理の詳細を示すフローチャートである。 図10は、リモート接続中にサポート者が省エネボタンを押下した場合の画像処理装置を構成する各部の動作を示すシーケンス図である。 図11は、操作情報と操作者情報のデータ構成を例示する図である。 図12は、実行不可の判定結果の場合におけるメッセージ画面例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、実施の形態にかかる画像処理システムを詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかる画像処理システム100(情報処理システムの一例である)の構成を例示する図である。図1に示すように、画像処理システム100は、例えばインターネットなどのネットワーク10を介して互いに接続されたPC(Personal Computer:遠隔操作端末)200及び画像処理装置300(情報処理装置の一例である)を有し、PC200によって画像処理装置300を遠隔操作することが可能にされている。なお、PC200と画像処理装置300とが接続し、PC200から画像処理装置300を遠隔操作可能にすることを遠隔操作又はリモート接続と記述する。
画像処理装置300は、例えばコンピュータとしての機能を備えたMFPであり、ユーザ(第2ユーザ)がタッチパネル(操作パネル)などの操作画面を用いて操作を行うことが可能にされている。なお、操作パネルは、独立した情報処理端末に替えられてもよい。PC200は、ネットワーク10を介して画像処理装置300をサポート者(第1ユーザ)が遠隔操作する操作入力を受入れる。ユーザは、電話等を用いてサポート者に問合せを行うこともある。また、ユーザが画像処理装置300を操作する操作画面は、サポート者が操作するPC200の操作画面(遠隔操作画面)と共有可能にされている。なお、以下、画像処理装置300について適宜、MFP300とも記述する。
なお、ユーザとは、画像処理装置300を直接操作する利用者であるとする。ユーザは、画像処理装置300の操作方法がわからない場合などに、サポート者へ問い合わせを行う。また、サポート者とは、画像処理装置300を操作するユーザからの電話などによる問い合わせを受けて、画像処理装置300をPC200から遠隔操作するサポート者であるとする。
具体的には、サポート者は、ユーザに対して遠隔サポートを行うために、まずPC200から画像処理装置300の画面を操作する。例えば、サポート者は、PC200から画像処理装置300へのジョブ実行命令やジョブ設定などを指示する。ここで、サポート者が誤って印刷などのジョブ実行をしてしまった場合に、ユーザに対して課金をしないようにする。
図2は、PC200のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、PC200は、CPU20、RAM21、ROM22、HDD(記憶部)23、LCD(表示部)24及び操作部25を有し、一般的な情報処理端末と同様の構成となっている。LCD(表示部)24及び操作部25は、インターフェイス(I/F)26を介してバス27に接続されている。
CPU(Central Processing Unit)20は演算手段であり、PC200全体を制御する。RAM(Random Access Memory)21は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU20が情報を処理するときの作業領域として用いられる。ROM(Read Only Memory)22は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD23は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。LCD24は、ユーザがPC200の状態を確認するための視覚的ユーザインターフェイスである。操作部25は、キーボードやマウス等であり、ユーザがPC200に情報を入力するためのユーザインターフェイスである。なお、LCD(表示部)24及び操作部25は、例えばタッチパネルなどの操作パネルとして一体にされていてもよい。
次に、図3を用いて、画像処理装置300のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、画像処理装置300は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体40と、ユーザの操作入力を受入れる操作部50とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。本体40と操作部50は、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体40は、操作部50で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体40は、PC200等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体40のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、本体40は、CPU41、ROM42、RAM43、HDD(ハードディスクドライブ)44、通信I/F(インターフェイス)45、接続I/F46、エンジン部47、電源回路48を備え、これらがシステムバス49を介して相互に接続されている。
電源回路48は、電源1(ここでは商用電源)と電気的に接続され、CPU41の制御のもと、上記電源1から供給される電力を画像処理装置300の各部へ供給する。なお、図3では、画像処理装置300の各部に接続される給電線の図示を省略している。
CPU41は、本体40を統括的に制御する。CPU41は、RAM43をワークエリア(作業領域)としてROM42又はHDD44等に格納されたプログラムを実行することで、本体40全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F45は、ネットワーク10と接続するためのインターフェイスである。接続I/F46は、通信路30を介して操作部50と通信するためのインターフェイスである。CPU41は、通信I/F45を制御し、PC200と通信する。
エンジン部47は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクシミリ通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部50のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、操作部50は、CPU51と、ROM52と、RAM53と、フラッシュメモリ54と、通信I/F55と、接続I/F56と、操作パネル57と、外部接続I/F58とを備え、これらがシステムバス59を介して相互に接続されている。
CPU51は、操作部50を統括的に制御する。CPU51は、RAM53をワークエリア(作業領域)としてROM52又はフラッシュメモリ54等に格納されたプログラムを実行することで、操作部50全体を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。また、RAM53及びフラッシュメモリ54等は、例えばPC200が表示する遠隔操作画面、又は操作パネル57が表示する操作画面を介して入力されたユーザの操作履歴を示す履歴情報を保存する保存部としても機能する。
通信I/F55は、ネットワーク10と接続するためのインターフェイスである。接続I/F56は、通信路30を介して本体40と通信するためのインターフェイスである。
操作パネル57は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受付けるとともに、各種の情報(例えば受付けた操作に応じた情報、画像処理装置300の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、操作パネル57は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
外部接続I/F58は、例えばICカードリーダー36などを接続するためのインターフェイスである。
次に、画像処理装置300のソフトウェア構成について説明する。図4は、画像処理装置300のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。図4に示すように、本体40は、アプリ層401と、サービス層402と、OS層403とを有する。アプリ層401、サービス層402、及びOS層403の実体は、ROM42やHDD44等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU41が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層401のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層402のソフトウェアは、アプリ層401とOS層403との間に介在し、アプリに対し、本体40が備えるハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層402が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層402によるインターフェイスの機能は、本体40のアプリ層401だけではなく、操作部50のアプリ層501に対しても提供される。すなわち、操作部50のアプリ層501(アプリ)も、サービス層402のインターフェイス機能を介して、本体40のハードウェア資源(例えばエンジン部47)を利用した機能を実現することができる。
OS層403のソフトウェアは、本体40が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層402のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層403が解釈可能なコマンドに変換してOS層403に渡す。そして、OS層403のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部50は、アプリ層501と、サービス層502と、OS層503とを有する。操作部50が備えるアプリ層501、サービス層502及びOS層503も、階層構造については本体40側と同様である。ただし、アプリ層501のアプリにより提供される機能や、サービス層502が受け付け可能な動作要求の種類は、本体40側とは異なる。アプリ層501のアプリは、操作部50が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体40が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインターフェイス)の機能を提供するためのソフトウェアである。リモートアシスタントを実現するためのリモートアシスタントアプリ504も、このアプリ層501で実現されている。
なお、本実施の形態では、機能の独立性を保つために、本体40側のOS層403のソフトウェアと操作部50側のOS層503のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体40と操作部50は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体40側のOS層403のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部50側のOS層503のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置300において、本体40と操作部50は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体40と操作部50との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部50が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体40へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体40が操作部50へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部50が本体40へコマンド通信を行うことにより、本体40の機能を使用することができる。また、本体40から操作部50に通知するイベントには、本体40における動作の実行状況、本体40側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施の形態では、操作部50に対する電力供給は、本体40から通信路30を経由して行われているので、操作部50の電源制御を、本体40の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
操作部50の操作パネル57は、画像処理装置300に備えられた機能を利用する場合に、ユーザからの操作を受け付ける。図5は、画像処理装置300の操作パネル57の一例を示した図である。本図に示したように、かかる操作パネル57は、初期設定キー301、コピーキー302、コピーサーバーキー303、プリンタキー304、送信キー305、リモート接続キー306、テンキー307、クリア/ストップキー308、スタートキー309、予熱キー310、リセットキー311および液晶タッチパネル320を有する。
リモート接続時に、画像処理装置(MFP)300の液晶タッチパネル320に表示される画面と同一の画面が、PC200のLCD24に表示される。なお、このPC200のLCD24に表示された画面をリモート接続画面という。例えば、リモート接続時にPC200からMFP300の表示画面の送信が要求された場合に、MFP300の液晶タッチパネル320のリモート接続画面がPC200のLCD24に表示される。図6で示すリモート接続画面を例にとると、表示領域に示された内容が液晶タッチパネル320に表示される。また、このリモート接続画面は、PC200の表示画面にも表示されるようになっている。
このように、サポート者はPC200等に表示されたリモート接続画面において、液晶タッチパネル320に表示した内容を参照することができる。
また、PC200の画面がカスタマイズされた場合、液晶タッチパネル320は、カスタマイズされたリモート接続画面と同一の表示となる。このように、ユーザは、操作が容易になるようカスタマイズされたリモート接続画面から、MFP300を操作することができる。
次にリモート接続画面において画像処理装置300の現在の状態をPC200に表示させる例について図6を参照して説明する。図6では、リモート接続におけるMFP300の現在の状態例を示している。本画面は、PC200と画像処理装置300とがリモート接続された場合に、画像処理装置300の現在の画面が、サポート者が使用するPC200の表示画面にMPFステータス画面420として表示される。PC200には画像処理装置300の現在の状態を示す内容として、例えば、図6に示すMPFステータス画面420のように、印刷ジョブの待機状態、用紙サイズ、倍率、省エネ状態を示す省エネ表示421、印刷ボタン422などが表示される。
次に、PC200及び画像処理装置(MFP)300が有する機能について説明する。図7は、PC200及び画像処理装置300が有する機能の概要を示す機能ブロック図である。PC200は、受信部202、第1のUI(ユーザインターフェイス)表示部204、第1の操作受付部206、要求部208、送信部209、画面要求部210を有する。サポート者は、画像処理装置300のユーザからの問い合わせを受け、PC200を介して画像処理装置300を遠隔操作する人物である。
画像処理装置300は、PC200から送信される各情報を受信する受信部515を有する。また、画像処理装置300は、操作部50に、第2の操作受付部510、判定部512、第2のUI表示部514を有する。これら操作部50の機能は、図4に示すリモートアシスタントアプリ504により提供される。また、画像処理装置300は、実行判定部520、実行部521、実施判定部522、表示制御部523、電源制御部524、送信制御部550を有する。ユーザは、画像処理装置300を直接操作する利用者であり、画像処理装置300の操作方法が分からない場合などには、サポート者へ問い合わせを行う。送信制御部550は、リモート接続時に通信I/F45を制御してPC200に後述する各種の情報を送る。
受信部202は、リモート接続時に、画像処理装置300からの各種の情報を受信する。各種の情報には、後述する画面情報、判定情報、操作情報などが含まれる。
第1のUI表示部204は、PC200の画面を表示する。第1のUI表示部204は、リモート接続時には、受信部202で受信した画面情報に対応する画面をLCD24に表示させる。
第1の操作受付部206は、PC200を用いたサポート者からの操作(マウス操作やボタン操作など)を受付ける。第1の操作受付部206は、リモート接続時にサポート者から受け付けた操作を示す操作情報(第1操作情報)を画像処理装置300へ送信することを送信部209に依頼する。この依頼を受けた送信部209は操作情報を画像処理装置300へ送信する。そのため、第1の操作受付部206は、PC200から後述する実行部521に動作を実行させる操作を受付けることも可能である。
リモート接続の開始は、第1の操作受付部206がサポート者によるリモートボタン(不図示)の押下を受け付けたことを契機とする。PC200の要求部208は、リモート接続の開始を要求するリモート接続開始要求を画像処理装置300へ送信することを送信部209に依頼する。この依頼を受けた送信部209は、リモート接続開始要求を画像処理装置300へ送信する。
リモート接続開始要求の応答としてリモート接続を許可することを示すリモート接続開始を受信した場合、画像処理装置300の実施判定部522は、ネットワーク10の状況や画像処理装置300の状態からリモート接続を実施してよいか否かを判定する。実施判定部522の判定結果の送信を送信制御部550に依頼する。送信制御部550は、上記判定結果をPC200の受信部202に送信する。また、実施判定部522は、現在リモート接続中であるか否かを示す情報も保持するように構成されている。
要求部208は、画面情報を要求する表示画面要求を画像処理装置300へ送信することを送信部209に依頼する。この依頼を受けた送信部209は、表示画面要求を画像処理装置300へ送信する。表示画面要求の応答として画面情報を受信した場合、前述したように送信部209は、その受信した画面情報に対応する画面をLCD24に表示する。
第2のUI表示部514は、印刷ボタン及び省エネルギー(省エネ)ボタンなどを含む操作部50のUI画面を表示する。第2のUI表示部514は、画面要求の応答として、現在表示されている画面情報をPC200へ送るように送信制御部550に依頼する。この依頼を受け、送信制御部550は、第2のUI表示部514から、通知された画面情報をPC200に送信する。このように送信制御部550は、リモート接続時に、画像処理装置300上に表示されている画面をPC200上で表示させるため、第2のUI表示部514から画面情報を受け取り、画面情報をPC200の受信部202へ送信する。
PC200は、上記要求した画面情報を受信部202で受信する。PC200は、上記受信した画面情報に基づく画面を第1のUI表示部204に表示する。
第2のUI表示部514は、UI画面に表示されている省エネボタンが押された場合には、省エネモードへの移行(動作)の実行を許可する実行許可があるか否かの判定を実行判定部520に依頼する(判定要求:入力実行)。
表示制御部523は、実行する実行許可がないと判定された場合に、操作情報に伴う操作処理を実行することができない旨を第2のUI表示部514に表示させる。
第2の操作受付部510は、画像処理装置300のユーザからの操作(タッチ操作など)を受付け、受付けた操作の内容を示す操作情報(第2操作情報)を判定部512へ通知する。そして、第2の操作受付部510は、実行部521に操作処理を実行させる操作を受付けることも可能である。
判定部512は、まず、第1の操作受付部206又は第2の操作受付部510のいずれが受付けた操作情報であるかを判定する。そして、判定部512は、ユーザ又はサポート者の何れかを特定する判定結果を操作者情報として、操作情報に操作者情報(図11参照)を付加して第2のUI表示部514へ通知する。
この操作情報に付加された操作者情報により、画像処理装置300によるジョブ(動作)の実行時に、本ジョブを印刷する実行許可があるか否かを判定することが可能となる。また、付加された操作者情報により、印刷ジョブ実行時にユーザに課金すべきジョブであるか否かを判定することができるようになる。
ここで通常モード及び省エネモードについて説明する。画像処理装置300は、通常モード及び省エネモードという、消費電力量が異なる2つのモードの何れかに従って動作する。画像処理装置300が通常モードで動作するときには、画像処理装置300の各部に、画像形成処理が可能になるように電力が供給される。省エネモードは、画像処理装置300の少なくとも一部の動作を一時的が停止させられ、画像処理装置300の消費電力量が通常モードのときよりも少なくなる。なお、本明細書では、省エネルギーについて省エネと記述する。
実行判定部520は、第2のUI表示部514から操作者情報とともに判定要求(入力実行)を受け付け、判定要求を受けた操作処理の実行を許可する実行許可があるか否かを判定する。実行判定部520は、実行許可があるか否かを判定する基準として、操作者情報(ユーザ又はサポート者)と、権限情報(表1参照)とを用いる。
実行部521は、ユーザやサポート者(リモートユーザ)から、印刷の実行などの動作を、入力された操作情報に応じて、実行許可がある場合に実行する。また、実行部521は、実行判定部520が省エネモードへの移行を許可した場合、通常モードから省エネモードに設定し、電源制御部524に通常モードから省エネモードへの電源の供給の切り替えを依頼する。電源制御部524は、省エネモードに応じた電力を、画像処理装置300の各部へ供給するように電源回路48を制御する。
これらの画像処理装置300の各部の機能は、CPU41(又はCPU51)が、記憶装置(例えばROM42、HDD44、ROM52、フラッシュメモリ54等)に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限定されない。例えば画像処理装置300の各部の機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。また、上記データの記録は、例えば本体40側のHDD44等によって実現されてもよいし、操作部50側のフラッシュメモリ54等によって実現されてもよい。
また、上述の実施の形態では、本体40と操作部50は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作しているが、これに限らず、例えば本体40と操作部50が同じオペレーティングシステムで動作する形態であってもよい。
また、上述した実施の形態の画像処理装置300で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等の不揮発性の記録媒体に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお、実施の形態に示したPC200と画像処理装置300が接続された画像処理システム100のシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、画像処理装置300が第1の操作受付部206の機能を備えていてもよい。
次に、画像処理システム100の動作について詳述する。図8は、サポート者が遠隔操作時に省エネボタンを押下した場合の画像処理システム100の動作を示すシーケンス図である。
まず、サポート者は、リモート操作(遠隔操作)を開始するために、PC200に対してリモート開始操作を行う(S100)。
サポート者からのリモート開始操作(S100)を受け付けると、要求部208は、画像処理装置300に対して、リモート接続開始の要求を送信する(S102)。画像処理装置300は、リモート接続開始の要求を受けると、リモートアシスタントアプリ504を起動させる。
次に画像処理装置300は、ネットワーク10の状況などからリモート接続開始可能であるか否かを判定し、判定結果を示すリモート接続開始応答をPC200へ送信する(S104)。ここでは、PC200がリモート接続を許可することを示すリモート接続開始応答を画像処理装置300から受信した場合を例にあげている。
PC200は、上述の表示画面要求を画像処理装置300へ送信する(S105)。画像処理装置300は、表示画面要求の応答として現在の画像処理装置300に表示している画面を示す画面情報をPC200に送信する(S106)。
PC200は、画像処理装置300から受信した画面情報に対応した画面をリモート接続画面としてLCD24に表示する(S108)。これにより画像処理装置300の液晶タッチパネル320に表示される画面と同一の画面が、PC200のLCD24に表示される。
次に省エネボタンを押下する例についての動作を説明する。サポート者が、第1のUI表示部204に表示されているリモート画面上で操作をしているときに、省エネボタンの部分をクリックする(ここでは、サポート者が誤って省エネボタンを押下してしまう:S110)。そして、PC200の第1の操作受付部206は、省エネボタンをクリックした操作を示す操作情報を受け入れる。
その後、第1の操作受付部206は、受け入れた操作情報を画像処理装置300に送信することを送信部209に依頼する(リモート操作送信:S112)。
判定部512は、第1の操作受付部206が受付けた操作であるか、第2の操作受付部510が受け付けた操作であるかを判定する。ここでは、PC200からのクリック操作であるため、判定部512は、第1の操作受付部206が受付けた操作を示す操作情報(クリック操作情報)に、遠隔操作しているサポート者がPC200に対して操作した操作入力であることを示す情報(操作者情報)を付加し、第2のUI表示部514へ伝達する(S114)。
第2のUI表示部514は、操作情報(クリック操作情報)に基づいて省エネボタンが押されたことを検知し、省エネモードへの移行(動作)の実行を許可する実行許可があるか否かの判定を実行判定部520に依頼する(入力実行:S116)。このとき、第2のUI表示部514は、判定部512が付加した操作者情報も実行判定部520へ伝える。
実行判定部520は、第2のUI表示部514から操作者情報とともに判定要求(入力実行)を受け付けると、判定要求を受けた操作処理の実行を許可する実行許可があるか否かを判定する。つまり、実行判定部520は、省エネモードへの移行の実行許可があるか否かを判定する判定要求を受け付けると、省エネモードへ移行してよいか否かを判定する(動作実行判定:S118)。ここでの判定方法については、図9を用いて説明する。また、ここでは、実行判定部520は、後述する表1を用いて、省エネモードへの移行は不可(実行許可がない)と判定する。
実行判定部520は、省エネモードへの移行の実行許可があるか否かを判定した結果を示す情報を実行部521へ通知する。ここでは、実行判定部520が省エネモードへの移行を不可(実行許可がない)と判定するので、実行部521は、何の動作も実行せずに処理を終了する(動作可否決定:S120)。なお、実行部521は、実行判定部520が操作処理の実行許可があると判定した場合には、動作を実行することとなる。
なお、図8に示したS114〜S120の処理については、画像処理装置300を構成する各部の動作が図10にも示されている。
図9は、実行判定部520が操作処理の実行許可があるか否かを判定する処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、図8に示した省エネモードへの移行について実行判定部520が判定する場合を例に示している。
実行判定部520は、省エネモードへの移行の実行許可があるか否かを判定する判定要求を第2のUI表示部514から受け付けると、まず、実施判定部522に対して現在リモート接続中であるか否かを問い合わせる(S200)。
そして、実行判定部520は、リモート接続中でなければ(S202:No)、通常通り省エネモードへの移行動作を実行部521に実行させるために、S210の処理に進む。また、実行判定部520は、リモート接続中である場合には(S202:Yes)、S204の処理に進む。
リモート接続中である場合、実行判定部520は、省エネモードへの移行を要求する操作を行った操作者を示す操作者情報を取得する(S204)。つまり、実行判定部520は、操作情報を第1の操作受付部206が受け付けたのか、第2の操作受付部510が受け付けたのかを確認する。
そして、実行判定部520は、リモート接続中の省エネモードへの移行(省エネ実行)の動作に対し、ユーザとサポート者のいずれに動作実行可能権限(権限情報)があるか否かを表1を用いて確認する(S206)。表1は、動作実行可能権限(権限情報)のデータ構成例を示す情報テーブルである。表1は、リモート接続中に、ユーザが画像処理装置300に実行させることが可能な動作と、サポート者が画像処理装置300に実行させることが可能な動作とを判定するために用いられる。つまり、表1は、サポート者及びユーザが複数の動作のいずれを実行部521に実行させる権限を有するかをそれぞれ予め定義された権限情報である。このように表1では、サポート者は、MFP300とリモート接続して機器の診断や操作方法を指示するといった情報が得られればよい最低限の実行権限が付与されている。
Figure 2016154331
このように表1では、権限情報として、複数の操作処理とサポート者との組み合わせ、及び複数の操作処理とユーザとの組み合わせに対応する処理の実行の可否を示している。すなわち、権限情報は、第1ユーザ(サポート者)と課金を伴う処理の組み合せに対しては課金に伴う処理の実行を許可しないことを示している。また、課金を伴う操作処理は、コピー処理、FAX処理及びスキャナ処理の何れかとしている。また、権限情報は、遠隔操作を継続できない操作処理に対しては、該操作処理の実行を許可しないことを示している。
さらに説明すると、表1では、権限情報は、画像処理装置300が省エネモード時及び電源OFF(電源スイッチ(不図示)がOFF)による電源遮断時には、ユーザ及びサポート者による遠隔操作を行うことを不可に設定されている。また、表1では、操作処理が、画像処理装置300の省エネモードの実行、及び画像処理装置300への電源遮断である場合、当該操作処理に対して実行許可がないと判定する。すなわち、画像処理装置300は、省エネモードでは、消費電力を抑えるため、画像処理装置300を構成する所定のユニットへの電力供給を遮断又は低電力に制御する。また、省エネモード及び電源OFF(電源遮断)では、リモート接続が切断されるように設定されている。画像処理システム100は、省エネモードへの移行(省エネ実行)の動作がリモート接続中に実行されてしまうと、リモート接続が切断されてしまうため、表1に示すように、ユーザもサポート者も省エネモードへの移行を実行できないことと定義されている。また、画像処理装置300への電源供給を遮断する電源OFFの動作も同様に、遠隔サポート中にリモート接続が切断されることを防ぐことを可能にしている。
表1では、課金を対象とする操作処理として、コピー、FAX(ファクシミリ)、スキャナに関する各処理が対象となっている。例えば、表1では、コピーの動作に関して、ユーザは実行可能であるが、サポート者は不可であると定義されている。これは、サポート者が誤ってコピーの動作を実行させてしまうと、ユーザに対して課金されてしまうという問題が発生するためである。このように、サポート者の誤操作により、スキャナやFAX、スキャナを使用することを許可しないことで、ユーザへの誤課金を防ぐことを可能にしている。
また、表1は、ユーザ情報表示やアドレス帳表示など、サポート者に見せたくない情報(個人情報や機密情報)の表示を制限することを可能にしており、ユーザが安心して遠隔操作によるサポートを受けることを可能にしている。表1には、上記以外にも、デバッグモードなどのようにサポート者のみ表示可能とする項目や、Webブラウザ表示のようにユーザ及びサポート者のいずれにも実行可能とする項目も含まれている。
実行判定部520は、S204の処理で取得した操作者情報と、S206の処理で確認した動作実行可能権限(権限情報)との組合せに応じて、入力されている操作情報に対する実行許可があるか否かを判定する。つまり、実行判定部520は、省エネモードへの移行の動作が実行可能であるか否かを判定する(S208)。
実行判定部520は、実行許可があると判定した場合(S208:Yes)には、S210の処理に進む。また、実行判定部520は、実行許可がないと判定した場合(S208:No)には、処理を終了する。
ここでは、操作者情報はサポート者を示し、省エネモードへの移行の動作はサポート者に動作実行可能権限がないため(誰にも許可されていないため)、省エネモードへの移行動作は実行されず、終了となる。この実行不可の判定結果の場合におけるメッセージ画面例を図12に示す。この場合には図12に示すように、PC200の表示画面に「省エネモードへの移行の許可がありませんので、省エネモードへの移行は実行しませんでした」などのメッセージを表示する。
実行判定部520は、操作処理が、コピー、FAX及びスキャナの何れかである場合、課金を伴うものと判定する。コピー及びFAXなどの印刷やスキャナの使用を伴う動作の実行の場合、サポート者がコピー及びFAXなどの印刷やスキャナの使用を実行してしまうとユーザへ課金されてしまうという問題が発生するため、コピー、FAX及びスキャナの何れかの実行はユーザにのみ動作実行可能権限があると定義されている。つまり、サポート者がコピー又はFAX又はスキャナ動作の実行要求を出しても実行されず、ユーザがコピー、FAX及びスキャナの何れかの実行要求を出した場合にはFAX及びスキャナの何れかの動作が実行される。
このように、S208の処理において、実行判定部520が実行許可があると判定した場合には、実行部521は操作情報に対応する動作を実行する(S210)。
図10は、リモート接続中にサポート者が省エネボタンを押下した場合の画像処理装置300を構成する各部の動作を示すシーケンス図である。
判定部512は、入力された操作情報が、第1の操作受付部206が受付けた操作情報であるか、第2の操作受付部510が受け付けた操作情報であるかを判定する(S300)。また、判定部512は、操作情報と操作者情報を送信部209に渡し、送信部209からネットワーク10を介して受信部515に送る。受信部515で受け取った上記操作情報と操作者情報が第2のUI表示部514に通知される(S302)。
図11は、操作情報と操作者情報のデータ構成を例示する図である。図11(a)に示した操作情報は、サポート者やユーザがどのような操作を行ったかを示す値である。ここでは、画面のx座標100、y座標200の部分をクリックしたという情報が表されている。また、図11(b)に示した操作者情報は、判定部512が操作情報に付加する情報であり、通知された操作情報がサポート者からのものであるか、ユーザからのものであるかを表す。ここでは、サポート者からこの操作情報が通知されたことを表している。
第2のUI表示部514は、操作情報に基づいて省エネボタンが押されたことを検知し、省エネモードへの移行(動作)の実行を許可する実行許可があるか否かの判定を実行判定部520に依頼する(入力実行:S304)。
実行判定部520は、第2のUI表示部514から操作者情報とともに省エネモードへの移行を実行する実行許可があるか否かの判定要求(省エネ移行実行依頼)を受け付けると(S306)、判定要求を受けた動作の実行を許可する実行許可があるか否かを判定する(動作実行判定:S308)。
実行判定部520は、リモート接続の状況を実施判定部522に対して問い合わせ(S310)、実施判定部522から問い合わせに対する応答を得る(S312)。
実行判定部520は、省エネモードへの移行の実行許可があるか否かを判定した結果を示す情報(動作実行判定)を実行部521へ通知する(S314)。ここでは、実行判定部520が省エネモードへの移行を不可(実行許可がない)と判定するので、実行部521は、何の動作も実行せずに処理を終了する。なお、実行部521は、実行判定部520が動作の実行許可があると判定した場合には、動作を実行することとなる(動作実行:S316)。
このように、画像処理システム100は、サポート者がユーザに対して遠隔サポートを行うために、PC200から画像処理装置300上の画面を遠隔操作している状態において、ユーザから画像処理装置300に対する入力と、サポート者のPC200に対する入力(遠隔操作)とを区別する。つまり、画像処理システム100は、省エネモードへの移行の実行や、コピーなどの印刷を伴う動作の実行の権限を操作者によって制限することにより、遠隔サポート中の不適切な動作(誤動作)を防ぐことができる。
10 ネットワーク
25 操作部
40 本体
50 操作部
57 操作パネル
100 画像処理システム
200 PC
202 受信部
204 第1のUI表示部
206 第1の操作受付部
208 要求部
300 画像処理装置
510 第2の操作受付部
512 判定部
514 第2のUI表示部
520 実行判定部
521 実行部
522 実施判定部
523 表示制御部
524 電源制御部
550 送信制御部
特許第4660856号公報

Claims (12)

  1. ネットワークを介して遠隔操作端末による遠隔操作を可能にした情報処理装置を備えた情報処理システムであって、
    前記遠隔操作端末は、
    前記情報処理装置に対する操作を行う第1ユーザの第1操作情報を受け付ける第1の操作受付部と、
    前記第1の操作受付部が受け付けた操作を示す前記第1操作情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記送信部が送信した前記第1操作情報を受信する受信部と、
    前記情報処理装置を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付部と、
    複数の操作処理と前記第1ユーザとの組み合わせ、及び前記複数の操作処理と前記第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定する実行判定部と、
    前記実行判定部により実行許可があると判定された操作処理を実行する実行部と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記権限情報は、前記第1ユーザと課金を伴う処理の組み合せに対しては課金に伴う処理の実行を許可しないことを示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記課金を伴う操作処理は、コピー処理、FAX処理及びスキャナ処理の何れかである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記権限情報は、前記遠隔操作を継続できない操作処理に対しては、該操作処理の実行を許可しないことを示す
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の情報処理システム。
  5. 前記権限情報は、前記情報処理装置の省エネモードの操作処理、又は前記情報処理装置への電源遮断を示す操作処理である場合は、該操作処理の実行を許可しないことを示す
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の情報処理システム。
  6. 前記情報処理装置は表示部を有し、
    前記実行判定部により実行する実行許可がないと判定された場合に、前記操作処理をできない旨を前記表示部に表示させる表示制御部を備えること特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の情報処理システム。
  7. 前記情報処理装置は、前記第1操作情報又は前記第2操作情報に基づいて、前記第1ユーザ又は前記第2ユーザの何れかの操作処理であるかを判定し、前記第1ユーザ又は前記第2ユーザの何れかを特定する判定結果を操作者情報として、前記第1操作情報又は前記第2操作情報に付加する判定部を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記実行判定部は、前記権限情報と、前記第1操作情報又は前記第2操作情報に付加した前記操作者情報とに基づいて、前記第1の操作受付部で受け付けた前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2の操作受付部で受け付けた前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. ネットワークに接続された情報処理装置に対する操作を行う第1ユーザの第1操作情報の入力を受け付ける第1の操作受付工程と、
    前記情報処理装置を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付工程と、
    複数の操作処理と前記第1ユーザとの組み合わせ、及び前記複数の操作処理と前記第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定する実行判定工程と、
    前記実行判定工程により実行許可があると判定された操作処理を実行する実行工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. ネットワークを介して遠隔操作端末による遠隔操作を可能にした情報処理装置であって、
    前記遠隔操作端末から、前記情報処理装置に対する操作を行う第1ユーザの第1操作情報を受信する受信部と、
    前記情報処理装置を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付部と、
    複数の操作処理と前記第1ユーザとの組み合わせ、及び前記複数の操作処理と前記第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定する実行判定部と、
    前記実行判定部により実行許可があると判定された操作処理を実行する実行部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. ネットワークを介して遠隔操作端末による遠隔操作を可能にした情報処理方法であって、
    前記遠隔操作端末から、情報処理装置に対する操作を行う第1ユーザの第1操作情報を受信する受信工程と、
    前記情報処理装置を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付工程と、
    複数の操作処理と前記第1ユーザとの組み合わせ、及び前記複数の操作処理と前記第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定する実行判定工程と、
    前記実行判定工程により実行許可があると判定された操作処理を実行する実行工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. ネットワークを介して遠隔操作端末による遠隔操作を可能にしたプログラムであって、
    前記遠隔操作端末から、情報処理装置に対する操作を行う第1ユーザの第1操作情報を受信する受信ステップと、
    前記情報処理装置を操作する第2ユーザの第2操作情報を受け付ける第2の操作受付ステップと、
    複数の操作処理と前記第1ユーザとの組み合わせ、及び前記複数の操作処理と前記第2ユーザとの組み合わせごとに、該組み合わせに対応する操作処理の実行の可否を示す権限情報に基づいて、前記第1操作情報に対応する操作処理又は前記第2操作情報に対応する操作処理の実行の可否を判定する実行判定ステップと、
    前記実行判定ステップにより実行許可があると判定された操作処理を実行する実行ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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