JP2016153703A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016153703A
JP2016153703A JP2015031282A JP2015031282A JP2016153703A JP 2016153703 A JP2016153703 A JP 2016153703A JP 2015031282 A JP2015031282 A JP 2015031282A JP 2015031282 A JP2015031282 A JP 2015031282A JP 2016153703 A JP2016153703 A JP 2016153703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
wall surface
longitudinal
surface portion
wind direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015031282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6427031B2 (ja
JP2016153703A5 (ja
Inventor
博貴 木下
Hirotaka Kinoshita
博貴 木下
創 佐々木
So Sasaki
創 佐々木
直紀 村松
Naoki Muramatsu
直紀 村松
一歩 平尾
Kazuho HIRAO
一歩 平尾
一紀 福田
Kazunori Fukuda
一紀 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Original Assignee
Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd filed Critical Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Priority to JP2015031282A priority Critical patent/JP6427031B2/ja
Publication of JP2016153703A publication Critical patent/JP2016153703A/ja
Publication of JP2016153703A5 publication Critical patent/JP2016153703A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6427031B2 publication Critical patent/JP6427031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

【課題】吹出口の長手方向側端部の風向板の軸部、或いは風向板の途中に設けた回転軸支部に結露が生じ難い新規な空気調和機を提供することにある。
【解決手段】吹出口の長手方向側端部の壁面で風向板の軸部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成するか、或いは吹出口の長手方向の壁面で風向板の途中に設けた回転軸支部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成する構成とした。これによれば、コアンダ効果を生じる突状部によって吹出口の長手方向側端部の風向板の軸部、或いは風向板の途中に設けた回転軸支部に多くの冷却された空気を供給できるので、高温・多湿の空気が直接的に接触することが抑制され、結露を生じる恐れを低減できる。
【選択図】図4

Description

本発明は空気調和機に係り、特に冷房運転機能を備えた空気調和機に関するものである。
例えば、空気調和機の一例として、天井埋込型空気調和機(以下、空気調和機と表記する)は天井に埋設された空調ユニット本体に室内空気を吸い込み、吸い込まれた室内空気を熱交換器により熱交換し、この熱交換された空気(空調空気)を吹出口から室内へ吹き出し、室内を空調(冷房や暖房除湿等)するものである。そして、吹出口にはルーバ、ベーン等と呼ばれる風向板があり、その風向板により空調空気の吹出空気の方向を制御している。
ところで、冷房運転を行う場合には熱交換器内を流れる冷媒が気化することにより、熱交換器の周囲の熱を奪っていき、送風ファンから送られてくる室内空気が熱交換器によって冷却されることで冷風を室内に送るものである。
そして、冷却された空気により冷やされた風向板に、高温・多湿の空気が接触することで、吹出口周辺に結露が発生することは往々にして経験するところである。そして、この結露が成長して結露水となって落下することにより、使用者に不快感を与えてしまうことがある。このため、空気調和機の吹出口に結露が発生しないような構造を検討することが必要である。
冷却された空気で冷やされた風向板に結露が生じるのを抑制する方法として、例えば、特開2012-97958号公報(特許文献1)には次のような構成を提案している。すなわち、熱交換器から吹出口までの間に、ジャンプ台とそのジャンプ台に穴を設けて、結露を抑制するものである。このジャンプ台は、冷却された空気の流れを風向板の意匠面側(下方から天井を見たときに見える面)に向かわせる効果があり、意匠面側に空気が流れることにより結露を防いでいる。また、このジャンプ台に穴を設けることにより、風向板の反意匠面側(下方より天井を見たときに見えない面)にも冷却された空気を流すことができる。その2つの効果により、風向板の表裏両面に冷却された空気が流れ、風向板の結露を防止することができる。
特開2012−97958号公報
特許文献1に示される空気調和機においては、冷却された空気の風量が充分に確保されている場合には有効な方法である。しかしながら、一般的に吹出口の中心付近と比べて、吹出口の長手方向端部側はその構造から風量が少ない傾向にある。送風ファンから送り出された空気は、空調ユニットの構造から旋回流となるため、吹出口の長手方向の開口で見ると吹き出し空気の風量は一様とならず、吹出口の長手方向端部側の風量が低下する。
特に、風量が少ない場合はこの傾向が顕著となる。このため、冷却された空気の空気層が形成されにくいので、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板に接触して結露を生じる恐れが高くなる。吹出口の長手方向端部には風向板を軸支する軸部が配置されているので、この部分で空気層が形成され難く結露が多く生じる恐れが高くなる。
更に、吹出口の長手方向の長さが長い空気調和機においては、吹出口の長さに合わせた風向板を使用する。風向板が長い場合、風向板を支えるために、風向板の途中に回転軸支部を設けることが行われている。このため、この回転軸支部では空気の乱れが大きいので、同様に空気層を形成することが難しく、この部分で高温・多湿の空気が直接的に冷却された回転軸子部に接触して結露を生じる恐れが高くなる。
本発明の目的は、吹出口の長手方向側端部の風向板の軸部、或いは風向板の途中に設けた回転軸支部に結露が生じ難い新規な空気調和機を提供することにある。
本発明の特徴は、吹出口の長手方向側端部の壁面部で風向板の軸部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成するか、或いは吹出口の長手方向の壁面部で風向板の途中に設けた回転軸支部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成する、ところにある。
本発明によれば、コアンダ効果を生じる突状部によって吹出口の長手方向側端部の風向板の軸部、或いは風向板の途中に設けた回転軸支部に多くの冷却された空気を供給できるので、高温・多湿の空気が直接的に接触することが抑制され、結露を生じる恐れを低減できる。
本発明が適用される天井埋込型空気調和機を下方から見た斜視図である。 図1に示す空気調和機の側面断面図である。 図2に示す空気調和機の吹出口の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態である吹出口の長手方向側端部附近の拡大内部斜視図である。 図4に示すコアンダ効果を生じる突状部の斜視図ある。 本発明の第2実施形態である吹出口の長手方向側端部付近の拡大内部斜視図である。 図6に示すコアンダ効果を生じる突状部の斜視図ある。 本発明の第3実施形態である吹出口の長手方向側端部付近の拡大内部斜視図である。 本発明の第4実施形態である風向板の回転軸支部の拡大内部斜視図である。 本発明を適用した第5実施形態である吹出口の構成を示す正面図である。 第5の実施形態とは異なる吹出口の構成を示す正面図である。
本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
以下、本発明の実施形態を説明するが、その前に本発明が適用される空気調和機の全体的な構成を図1、図2に基づき説明する。
図1において、参照番号1は、天井埋込型の空気調和機の室内ユニットであるユニット本体を示し、室内の天井の裏に埋設される。ユニット本体1には化粧パネル2が着脱自在に固定されている。化粧パネル2の中央部には室内の空気を吸い込む吸込口3が形成されている。また、化粧パネル2の吸込口3を境にして対称に熱交換により空調された空気(空調空気)を室内へ吹き出す吹出口4、5が夫々設けられている。
そして、夫々の吹出口4、5には、空気の吹き出し方向を変更可能にする風向板6、7が設けられている。この風向板6、7は、吹出口の長手方向の端部を回動自在に軸支されている。風向板6、7は、空気の吹き出し方向に向けて配置され、断面が湾曲した形状に形成されている。そして、風向板の形状はユニット本体1の内側(図2において上方)に向けて湾曲しており、風向板6、7の上面を反意匠面とし、下側を意匠面としている。図2にあるように、この風向板6、7を囲むように断熱材8が設けられている。この断熱材8にも断面が湾曲した形状に形成され、空気の吹出し方向を決定している。
次に図2において、ユニット本体1の内部には、吸込口3と吹出口4、5とを連通する風路9が形成されている。そして、風路9の経路に送風ファン10(例えば、ターボファン)と熱交換器11とが設置されている。送風ファン10は、電動モータ12によって回転駆動され、吸込口3を通して室内の空気を吸い込み、吸い込まれた空気は熱交換器11を通して吹出口4、5へ送り出すようになっている。
熱交換器11は、その内部を流れる冷媒が冷凍サイクルを形成し、冷房時には蒸発器として作動し、暖房時には凝縮器として作動するもので、吸い込まれた空気と熱交換することで、暖気または冷気を生成するものである。また、熱交換器11はドレインパン上13に設置され、ドレインパン13は熱交換器11から滴下する凝縮水を一時的に収容し、また外部に排出する構成とされている。
図3は図2に示す空気調和機の吹出口4側の拡大断面であるが、他の吹出口5側も同様の構成であるので、以下では吹出口4側について説明する。図3に示すように、吹出口4に繋がる風路9は、ユニット本体1の外壁14とドレインパン13の側壁15とで囲まれており、風路9と吹出口4に連通する出口側開口部16を有する。このドレインパン13はユニット本体1と化粧パネル2との間に介在し、出口側開口部16が風路9と吹出口4を連通するように構成されている。
化粧パネル2の吹出口4は吸込口3に沿って長手方向に延びており、内部に風向板6が回動自在に配置されている。風向板6は回動軸17によって支持されており、風向板6と回動軸17は合成樹脂で一体的に形成されている。回動軸17は図示しない電動モータによって回動軸17が回転され、これによって風向板6が任意位置に回動されるものである。回動軸17は吹出口4の長手方向側端部18の壁面に軸支されており、この長手方向側端部18は吸込口4を形成する壁面部から構成されている。
以上の構成の天井埋込型空気調和機は既に良く知られているのでこれ以上の説明は省略する。上述したように、一般的に吹出口4の中心付近と比べて、吹出口4の長手方向端部18側は風量が少ない。このため、冷却された空気の空気層が形成されにくいので、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6に接触して結露を生じる恐れが高くなる。更に、吹出口4の長手方向端部18には風向板6を軸支する回動軸17が配置されているので、この部分で空気層が形成され難く結露が多く生じる恐れが高くなる。
そこで本実施例においては、吹出口4の長手方向側端部18の壁面部で風向板6の回動軸17の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成する構成を採用したものである。コアンダ効果を生じる突状部によって、吹出口4の長手方向側端部18に軸支されている風向板6の回動軸17に、多くの冷却された空気を供給できるので、高温・多湿の空気が直接的に接触することが抑制され、結露を生じる恐れを低減できるものである。以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態を図4、図5に基づき説明する。図4は、吹出口5の長手方向側端部18付近の内部を拡大したものである。吹出口5の長手方向側端部18の壁面部18Aには風向板6の回動軸17が軸支されている。そして、回動軸17の上側の長手方向側端部18の壁面部18Aにはコアンダ効果を生じる突状部20が設けられている。本実施例では、この突状部20は長手方向側端部18の壁面部18Aと合成樹脂によって一体的に形成されている。つまり、合成樹脂等の素材によって作られる吹出口5の通路と一体に形成されている。ただ、突状部20を別体に形成して、ボルトや接着剤で長手方向側端部18の壁面部18Aに固定することも可能である。
コアンダ効果を生じる突状部20は、図4、図5にあるように、長手方向側端部18の壁面部18Aから離れる方向に突出し壁面部18Aと平行な、形状が矩形の頂面部20Aと、この頂面部20Aから上側方向に延びて長手方向側端部18の壁面部18Aに繋がる上側斜面部20Bと、この頂面部20Aから下側方向に延びて長手方向側端部18の壁面部18Aに繋がる下側斜面部20Cとから構成されている。したがって、この突状部20の空気流れの方向で見た断面は、壁面部18A側を底辺とする台形状の断面となっている。
ここで、コアンダ効果とは、大まかに言えば空気流れのそばに湾曲した壁があると、空気流れの方向と壁の方向とが離れていても、壁の曲面に沿って空気が流れようとする現象である。したがって、図4、図5にある通り、長手方向側端部18の壁面部18A付近を流れる空気は、太い矢印Aで示すように、コアンダ効果によって上側斜面部20Bに沿って流れる。次に、上側斜面部20Bを登り切った空気は頂面部20Aに沿って流れ、更にコアンダ効果によって下側斜面部20Cに沿って流れるようになる。
したがって、上側斜面部20Bの断面積に相当する空気が頂面部20A側に誘導され、この誘導された空気は下側斜面部20Cに沿って誘導されて回動軸18付近に流れ込むことになる。尚、このコアンダ効果を用いた空気の流れは、以下に説明する他の実施例も基本的には同じである。
このように、コアンダ効果を生じる突状部20によって、多くの冷却された空気を風向板6の回動軸17付近に供給できるので、冷却された空気の空気層が形成されやすくなって、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。
また、長手方向側端部18の壁面部18Aに平行な頂面部20Aを設けることで、上側斜面部20Bに接触して偏向した空気の流れが、コアンダ効果により頂面部20Aの平面に沿って流れるため、空気の速度分布を安定させることができ、空気層の形成に寄与することができる。
ここで、上側斜面部20Bと下側斜面部20Cは平面で形成されているが、空気が流れる方に膨らんだ曲面で形成することも可能である。尚、斜面部を曲面で形成することは以下の他の実施形態でも同様である。
このように、風向板6の回動軸17周辺に多くの風量を確保することで、風向板6の回動軸17付近に十分な空気層を形成するので、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。また、吹出口4の外側に向かう風量も増加するため、高温・高湿の空気の侵入を阻止する効果もある。
次に本発明の第2の実施形態を図6、図7に基づき説明する。図6は、吹出口5の長手方向側端部18付近の内部を拡大したものである。吹出口5の長手方向側端部18の壁面部18Aには風向板6の回動軸17が軸支されている。そして、回動軸17の上側の長手方向側端部18の壁面部18Aにはコアンダ効果を生じる突状部21が設けられている。本実施例では、この突状部21は長手方向側端部18の壁面部18Aと合成樹脂によって一体的に形成されている。ただ、実施例1と同様に突状部21を別体に形成して、ボルトや接着剤で長手方向側端部18の壁面部18Aに固定することも可能である。
コアンダ効果を生じる突状部21は、図6、図7にあるように、長手方向側端部18の壁面部18Aから離れる方向に突出し壁面部18Aと平行な、形状が直角三角形の頂面部21Aと、この頂面部21Aから上側斜め方向に延びて長手方向側端部18の壁面部18Aに繋がる上側斜め方向斜面部21Bと、この頂面部21Aから下側方向に延びて長手方向側端部18の壁面部18Aに繋がる下側斜面部21Cとから構成されている。
したがって、この突状部21の空気流れの方向で見た断面は、壁面部18A側を底辺とする台形状の断面で、しかも吹出口5の中央側に向けて尖った三角錐台の形状となっている。この三角錐台の突状部21もコアンダ効果を生じるものであり、三角錐台の形状に沿って空気が誘導されるものである。尚、図6にある通り、空気流れから見て三角錐の下側の底辺はほぼ水平方向に延びている。したがって、上側の斜辺は吹出口5の中央に向けて下側に傾斜している。
このように、図6、図7にある通り、長手方向側端部18の壁面部18A付近を流れる空気は、太い矢印Aで示すように、コアンダ効果によって上側斜め方向斜面部21Bに沿って流れる。次に、上側斜め方向斜面部21Bを登り切った空気は頂面部21Aに沿って流れ、更にコアンダ効果によって下側斜面部21Cに沿って流れるようになる。
したがって、上側斜め方向斜面部21Bの断面積に相当する空気が頂面部21A側に誘導され、この誘導された空気は下側斜面部21Cに沿って回動軸18付近に流れ込むことになる。このように、コアンダ効果を生じる突状部21によって、多くの冷却された空気を風向板6の回動軸17付近に供給できるので、冷却された空気の空気層が形成されやすくなって、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。
また、長手方向側端部18の壁面部18Aに平行な頂面部21Aを設けることで、上側斜め方向斜面部21Bに接触して偏向した空気の流れが、コアンダ効果により頂面部21Aの平面に沿って流れるため、空気の速度分布を安定させることができ、空気層の形成に寄与することができる。
更に、突状部21を形成する三角錐台の上側の斜面が吹出口5の中央に向けて傾斜しているので、空気が斜面方向に流れやすくなる。一般的に、空気は風向板6に沿って流れるので、風向板6の意匠面側の吹出口5側に流れにくい傾向にあるが、三角錐台の斜面によって空気が偏向されるので、風向板6の意匠面側の吹出口5側にも流れるようになる。
尚、突状部21である三角錐台の形状は任意であり、吹出口5の形状、風向板6の形状、回動軸17の形状等によって適切な形状を設定すれば良いものである。
このように、風向板6の回動軸17周辺に多くの風量を確保することで、風向板6の回動軸17付近に十分な空気層を形成するので、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。また、吹出口4の外側に向かう風量も増加するため、高温・高湿の空気の侵入を阻止する効果もある。
次に本発明の第3の実施形態を図8に基づき説明する。図8は、吹出口5ではなく吹出口4の長手方向側端部18付近の内部を拡大したものである。吹出口4の長手方向側端部18の壁面部18Aには風向板6の回動軸17が軸支されている。そして、回動軸17の上側の長手方向側端部18の壁面部18Aにはコアンダ効果を生じる突状部22が設けられている。本実施例では、この突状部22も実施例1や実施例2と同様に、長手方向側端部18の壁面部18Aと合成樹脂によって一体的に形成されている。また、突状部22を別体に形成して、ボルトや接着剤で長手方向側端部18の壁面部18Aに固定することも可能である。
コアンダ効果を生じる突状部22は、図8にあるように、長手方向側端部18の壁面部18Aから離れる方向に突出し壁面部18Aと平行な、任意形状の三角形の頂面部22Aと、この頂面部22Aから上側斜め方向に延びて長手方向側端部18の壁面部18Aに繋がる上側斜め方向斜面部22Bと、この頂面部22Aから下側斜め方向に延びて長手方向側端部18の壁面部18Aに繋がる下側斜め方向斜面部22Cとから構成されている。
したがって、この突状部22の空気流れの方向で見た断面は、壁面部18A側を底辺とする台形状の断面で、しかも吹出口5の中央斜め下側に向けて尖った三角錐台の形状となっている。この三角錐台の突状部22もコアンダ効果を生じるものであり、三角錐台の形状に沿って空気が誘導されるものである。尚、図6と異なっているのは、空気流れから見て三角錐の下側の底辺及び上側の斜辺は下側斜め方向に傾斜して延びている点である。
したがって、図8にある通り、長手方向側端部18の壁面部18A付近を流れる空気は、太い矢印Aで示すように、コアンダ効果によって上側斜め方向斜面部22Bに沿って流れる。次に、上側斜め方向斜面部22Bを登り切った空気は頂面部22Aに沿って流れ、更にコアンダ効果によって下側斜め方向斜面部22Cに沿って流れるようになる。
このように、上側斜め方向斜面部22Bの断面積に相当する空気が頂面部22A側に誘導され、この誘導された空気は下側斜め方向斜面部22Cに沿って回動軸18付近に流れ込むことになる。このように、コアンダ効果を生じる突状部21によって、多くの冷却された空気を風向板6の回動軸17付近に供給できるので、冷却された空気の空気層が形成されやすくなって、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。
また、長手方向側端部18の壁面部18Aに平行な頂面部22Aを設けることで、上側斜め方向斜面部21Bに接触して偏向した空気の流れが、コアンダ効果により頂面部22Aの平面に沿って流れるため、空気の速度分布を安定させることができ、空気層の形成に寄与することができる。
更に、突状部22を形成する三角錐台の斜面が吹出口4の中央に向けて傾斜しているので、空気が斜面方向に流れやすくなる。一般的に、空気は風向板6に沿って流れるので、風向板6の意匠面側の吹出口4側に流れにくい傾向にあるが、三角錐台の斜面によって空気が偏向されるので、風向板6の意匠面側の吹出口4側にも流れるようになる。
尚、突状部22である三角錐台の形状は任意であり、吹出口4の形状、風向板6の形状、回動軸17の形状等によって適切な形状を設定すれば良いものである。
最後に、実施例1、実施例2、及び実施例3からわかるように、突状部20、21、22の形状は、必要な場所の必要な風量に応じて適切な形状、適切な大きさが選択されて使用されるものである。
このように、風向板6の回動軸17周辺に多くの風量を確保することで、風向板6の回
動軸17付近に十分な空気層を形成するので、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。また、吹出口4の外側に向かう風量も増加するため、高温・高湿の空気の侵入を阻止する効果もある。
次に本発明の第4の実施形態を図9に基づき説明する。上述したように、吹出口4、5の長手方向の長さが長い空気調和機においては、吹出口4、5の長さに合わせた風向板6を使用する。風向板6が長い場合、風向板6を支えるために、風向板6の途中に回転軸支部を設けることが行われている。このため、この回転軸支部では空気の乱れが大きいので、空気層を形成することが難しく、この部分で高温・多湿の空気が直接的に冷却された回転軸子部に接触して結露を生じる恐れが高くなる。
そこで、本実施例では、吹出口5の長手方向の壁面部で風向板6の途中に設けた回転軸支部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成する構成とした。これによって、風向板6の途中に設けた回転軸支部に多くの冷却された空気を供給できるので、高温・多湿の空気が直接的に接触することが抑制され、結露を生じる恐れを低減できるようになる。
図9において、風向板6の途中には軸受開口を形成した中間軸受部23が形成されている。この中間軸受部23は、長手方向の吹出口5を形成する長手方向壁面部24に設けられた回転軸支部25に回転自在に軸支されている。このため風向板6の回動にしたがって中間軸受部23も回転軸支部25を中心に回動することができる。このように、風向板6の途中に回転軸支部25を設けることが行われている。このため、この回転軸支部25付近では空気の乱れが大きいので、空気層を形成することが難しく、この部分で高温・多湿の空気が直接的に冷却された回転軸支部25付近に接触して結露を生じる恐れが高くなる。
本実施例では図9に示すように、回転軸支部25の上流側の長手方向壁面部24にはコアンダ効果を生じる突状部26が設けられている。本実施例においても、この突状部26は長手方向壁面部24と合成樹脂によって一体的に形成されている。つまり、合成樹脂等の素材によって作られる吹出口5の通路と一体に形成されている。ただ、実施例1と同様に突状部26を別体に形成して、ボルトや接着剤で長手方向壁面部24に固定することも可能である。
コアンダ効果を生じる突状部26は、図9にあるように、回転軸支部25の上流側で、回転軸支部25を跨ぐ所定長の長さを備えている。そして、長手方向壁面部24から離れる方向に突き出し壁面部24と平行な形状が矩形の頂面部26A、この頂面部26Aの両側から横方向に延びて長手方向壁面部24に繋がる一対の横方向斜面部26Bと、この頂面部21Aから上側方向に延びて長手方向壁面部24に繋がる上側斜面部26CAと、一対の横方向斜面部26Bから上側斜め方向に延びて長手方向壁面部24に繋がる一対の上側斜め方向斜面部26CBと、頂面部26A、一対の横方向斜面部26Bから下側方向に延びる共通下側斜面部26Dとから構成されている。尚、一対の横方向斜面部26Bは頂面部26Aから離れるにつれて尖る三角形の形状に形成されている。また、この突上部26は形状的に大きくなるので、内部の肉を取り除いた三角錐台のカップ状に形成することもできる。これによって重量の低減を図ることができる。
したがって、この突状部26は三角錐台を変形した変形三角錐台の形状になっている。この変形三角錐台の突状部26もコアンダ効果を生じるものであり、変形三角錐台の形状に沿って空気が誘導されるものである。尚、図9にある通り、空気流れから見て下側の底辺はほぼ水平方向に延びている。
このように、図9にある通り、長手方向壁面部24付近を流れる空気は、太い矢印Aで示すように、コアンダ効果によって上側斜面部26CA、一対の上側側斜め方向斜面部26CB、頂面部26A、一対の横方向斜面部26B、及び共通下側斜面部26Dに沿って流れ、回転軸支部25側に流れるようになる。このように、コアンダ効果を生じる突状部26によって、多くの冷却された空気を風向板6の回動軸支部25付近に供給できるので、冷却された空気の空気層が形成されやすくなって、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸支部25に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。
このように、風向板6の回転軸支部25周辺に多くの風量を確保することで、風向板6の回転軸支部25付近に十分な空気層を形成するので、高温・多湿の空気が直接的に冷却された風向板6や回動軸17に接触することが抑制されるので、結露を生じる恐れを少なくできる。また、吹出口4の外側に向かう風量も増加するため、高温・高湿の空気の侵入を阻止する効果もある。
次に、上述したコアンダ効果を生じる突起を化粧パネルの吹出口5に施した例について、図10、図11を用いて説明する。尚、各突状部は化粧パネルの吹出口5に一体成形したものである。一体成形で製作するために、成形型の抜き方向は図10及び図11の上下方向のみである。そのため、突状部は上下方向に抜ける形状としている。
図10は風量の少ない製品に使用したもので、吹出口5の風向板6の両端の軸支部17に対応して長手方向側端部18の一方の壁面部には実施例1に示す突状部20が設けられ、他方には実施例3に示す突状部22が設けられている。また、中央付近には回転軸支部23に対応して中央付近には実施例4に示す突状部26が設けられている。
図11は風量の多い製品に使用したもので、吹出口5の風向板6の両端の軸支部17に対応して長手方向側端部18の壁面部の一方には実施例1に示す突状部20が設けられ、他方には実施例2に示す突状部21が設けられている。また、複数の回転軸支部23に対応して実施例4に示す3個の突状部26が設けられている。尚、中央の突状部26には、ドレインパン13と化粧パネル2を繋ぐため、ねじ止め用の穴が必要となり、突状部26の中央部をねじ止め用のねじに合わせて加工している。ここでは、室内の天井に取り付けられる2方向カセット型の天井埋込型空気調和機を例に説明しているが、この他の形状の空気調和機にも適用できるものである。
以上述べた通り本発明は、吹出口の長手方向側端部の壁面で風向板の軸部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成するか、或いは吹出口の長手方向の壁面で風向板の途中に設けた回転軸支部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成する構成とした。
これによれば、コアンダ効果を生じる突状部によって吹出口の長手方向側端部の風向板の軸部、或いは風向板の途中に設けた回転軸支部に多くの冷却された空気を供給できるので、高温・多湿の空気が直接的に接触することが抑制され、結露を生じる恐れを低減できるものである。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ユニット本体、2…化粧パネル、3…吸込口、4、5…吹き出し口、6、7…風向板、8…断熱材、9…風路、10…送風ファン、11…熱交換器、12…電動モータ、13…ドレインパン、14…外壁、15…側壁、16…出口側開口部、17…回動軸、18…長手方向側端面部、18A…壁面部、20、21、22、26…突状部、23…中間軸受部、24…長手方向壁面部、25…回転軸支部。

Claims (6)

  1. 空気の吸込口および吹出口を有するユニット本体と、前記ユニット本体の内部に設けられ、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記風路の経路に配置された送風ファンおよび熱交換器と、前記吹出口に空気の吹き出し方向を変更可能に配置され、空気を受け流す風受け面を有する風向板とを備える空気調和機において、
    前記吹出口の長手方向側端部の壁面部で前記風向板の軸部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成するか、或いは前記吹出口の長手方向の長手方向壁面部で前記風向板の途中に設けた回転軸支部の上側にコアンダ効果を生じる突状部を形成することを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記長手方向側端部の前記壁面部に設けられた前記突状部は、前記長手方向側端部の前記壁面部から離れる方向に突出し前記長手方向側端部の前記壁面部と平行な頂面部と、前記頂面部から上側方向に延びて前記長手方向側端部の前記壁面部に繋がる上側斜面部と、前記頂面部から下側方向に延びて前記長手方向側端部の前記壁面部に繋がる下側斜面部から構成されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記吹出口の前記長手方向壁面で前記風向板の途中に設けた前記回転軸支部の上側に設けられた前記突状部は、前記長手方向壁面部から離れる方向に突出し前記長手方向壁面部と平行な頂面部と、前記頂面部から上側方向に延びて前記長手方向壁面部に繋がる上側斜面部と、前記頂面部から下側方向に延びて前記長手方向壁面部に繋がる下側斜面部から構成されていることを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項2或いは請求項3に記載の空気調和機において、
    前記上側斜面部と前記下側斜面部は、その面の形状が平面状に形成されているか、或いは空気の流れる方に膨らんだ曲線状に形成されていることを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記吹出口の長手方向側端部の前記壁面部に形成された前記突状部と、前記吹出口の前記長手方向壁面部に形成された前記突状部を共に備えていることを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和機において、
    前記吹出口の長手方向側端部の前記壁面部に形成された前記突状部と、前記吹出口の前記長手方向壁面部に形成された前記突状部は、前記吹出口を形成する通路と一体的に形成されていることを特徴とする空気調和機。
JP2015031282A 2015-02-20 2015-02-20 空気調和機 Active JP6427031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031282A JP6427031B2 (ja) 2015-02-20 2015-02-20 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031282A JP6427031B2 (ja) 2015-02-20 2015-02-20 空気調和機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016153703A true JP2016153703A (ja) 2016-08-25
JP2016153703A5 JP2016153703A5 (ja) 2017-07-27
JP6427031B2 JP6427031B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=56761076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015031282A Active JP6427031B2 (ja) 2015-02-20 2015-02-20 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6427031B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399156B2 (ja) 2019-03-29 2023-12-15 三菱電機株式会社 空気調和機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11118234A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2001182959A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Daikin Ind Ltd 空気調和機の吹出ユニット
JP2007333356A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 天井埋込型室内機ユニットの吹出構造
JP2010230271A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Daikin Ind Ltd 空気調和装置、ケーシング、および化粧パネル
WO2012169110A1 (ja) * 2011-06-09 2012-12-13 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機
JP2012251676A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Daikin Industries Ltd 空気調和機用室内機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11118234A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2001182959A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Daikin Ind Ltd 空気調和機の吹出ユニット
JP2007333356A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 天井埋込型室内機ユニットの吹出構造
JP2010230271A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Daikin Ind Ltd 空気調和装置、ケーシング、および化粧パネル
JP2012251676A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Daikin Industries Ltd 空気調和機用室内機
WO2012169110A1 (ja) * 2011-06-09 2012-12-13 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399156B2 (ja) 2019-03-29 2023-12-15 三菱電機株式会社 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6427031B2 (ja) 2018-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732037B2 (ja) 室内機および空気調和装置
JP5383628B2 (ja) 空気調和機
JP6283939B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
KR101927440B1 (ko) 공기 조화기
WO2015145483A1 (ja) 空気調和装置の室内機
JP2015081692A (ja) 空気調和機の室内機
US20160084520A1 (en) Indoor unit for air-conditioning apparatus, and air-conditioning apparatus
JP2008275231A (ja) 空気調和装置
JP2014005954A (ja) 空気調和装置の室内機
JP6139669B2 (ja) 空気調和機
JP2008045780A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP5891190B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2015175549A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP6848956B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP6427031B2 (ja) 空気調和機
JP5860752B2 (ja) 空気調和機
JP6241959B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP6375132B2 (ja) 空気調和機
JP6650591B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2015068561A (ja) 空気調和機の室内機
JP2010169277A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP5517633B2 (ja) 空気調和機
JP2010249451A (ja) 空気調和装置
JP2017062087A (ja) 空気調和装置
JP3791317B2 (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170616

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170616

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6427031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150