JP2016152369A - 電子制御ユニット - Google Patents

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祥甫 石川
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祥甫 石川
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Abstract

【課題】製品のサイズアップを伴わず且つU字溝構造にも適用が可能な方法で、シール部の接着面積を拡大することで、防水信頼性を高めた電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】複数の部材を接合してなる筐体内部の空間に回路基板が収容された電子制御装置のシール構造において、前記部材間の接合部にシール部が設けられ、前記シール部において互いに接合される一対の部材の一方にはシール溝、他方には前記シール溝に間隙を持って嵌り込む突条が設けられ、前記シール溝と前記突条の間隙にシール材が充填されている電子制御装置において、前記シール溝と前記突条の一方または両方において、前記シール材との接着面に凹凸を有することを特徴とする電子制御ユニット。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等に搭載される電子制御ユニットに関し、特に電子制御ユニットのシール構造に関するものである。
近年、自動車産業では、エンジンルーム内の部品点数の狭小化、車両の低コスト化が進んでいる。より安価な車両システムを実現するため電子制御ユニットについては、搭載位置が車室内からエンジンルーム内の車体側、更にはエンジンやトランスミッション等の制御対象直付けとなる傾向にある。その為、電子制御ユニットには、防水構造、耐腐食構造、高温対応化など、搭載環境に対応した筐体が求められている。
そこで電子制御ユニットは、筐体を成す外装部材の周縁部などにシール材を介在させることで電子回路基板を防水している。シール材はシリコーン系、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系の接着剤が一般的であり、接着力は、接着面積、接着部の形状、被着体の材質に大きく依存する。
本発明の背景技術として特開2006−17250(特許文献1)がある。この公報には「該ケース本体および/または該ケースカバーの衝合部に、該シール材が侵入するシール材侵入部が、少なくとも1つ形成され、該シール材侵入部は、該シール材が侵入する入口部分と、該入口部分と比較して断面積が大きい退避部分とを有することを特徴とする固定構造」と記載されている。
また、特開2009−70855(特許文献2)がある。この公報には「上ケース及び下ケースのうち、一方におけるシール部全体に筐体側凹部が連続して形成され、他方におけるシール部全体に筐体側凸部が連続して形成され、上ケースの周縁部と下ケースの周縁部における対向部位の一方に形成された筐体側凹部にシール材が配置され、他方に形成された筐体用凸部が挿入された構成」と記載されている。
特開2006−17250号公報 特開2009−70855号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシール構造では、シール材を接着部以外にはみ出させることから、シール材の使用量増加によるコストアップと接着部の拡大による製品のサイズアップにつながる。また特許文献2のようなシール材の断面がU字型となるU字溝構造では、特許文献1のシール構造は適用が困難である。
特許文献2に記載されたシール構造では、筐体凸部側の接着面と筐体凹部側の接着面とで接着面積に差が生じることから接着力に不釣合いが生じ易い。それにより、接着面積の狭い筐体凸部側の接着面積によってシール構造の大きさが決められ、このことが、シール材の削減と電子制御ユニットの小型化の妨げとなる場合がある。
本発明の目的は、製品のサイズアップを伴わず且つU字溝構造にも適用が可能な汎用的な方法でシール部の接着面積を拡大することで、防水信頼性を高めた電子制御ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の電子制御ユニットは、複数の部材を有する筐体と、前記筐体に格納される回路基板と、前記複数の部材間の接合部に設けられたシール材と、を備えた電子制御ユニットにおいて、前記複数の部材の一方の部材は前記シール材を充填するためのシール溝を備え、前記複数の部材の他方の部材は前記シール溝に間隙を持って嵌り込む突条部を備え、前記シール溝と前記突条部の少なくとも一方は、前記シール材との接着面に凹凸部、溝部、または第二の突条部を有することを特徴とする。
本発明によれば、シール材と筐体部材との接着面積を広げ且つ筐体部材がシール材に引っ掛かる形状を持つ構造とすることで、電子制御ユニットの防水信頼性を向上することができる。
またU字溝構造のシール部では、突条側の接着面は溝内側の接着面よりも面積が狭くなることから接着力の偏りが生じる場合があるが、本発明によりこれを緩和することができる。
電子制御ユニット 電子制御ユニットの分解図 カバー正面図とA部の詳細図 シール溝構造の断面図B シール溝構造の断面図C 実施例1のカバーA部の詳細図と断面図B1 実施例2のカバーA部の詳細図と断面図B2 実施例3のカバーA部の詳細図と断面図B3 実施例4のカバーA部の詳細図と断面図C1 実施例5のカバーB部の詳細図と断面図C2
以下、実施する形態を図面を用いて説明する。
ここで、図1は自動車用の電子制御ユニット1を例に挙げて述べ、第1の実施の形態を図6に示す。ここで、図2は電子制御ユニット1の分解図、図3は図2中のXの方向から見たカバー正面図とA部の詳細図、図4、5はそれぞれ図3中のB、Cにおけるシール構造の部分断面図である。
電子制御ユニット1は筐体内部に空間を形成する複数の部材を備えており、例えば、回路基板を固定するベース10、ベース10を覆うカバー20、外部との電気的接続を行うためのコネクタ30である。それぞれの間には防水のためのシール材50が介在し、互いに接合されている。ベース10とカバー20の接合構造は、例えば、ベース10の周縁部にはシール溝11、カバー20の周縁部にはシール溝11に間隙をもって嵌まり込むカバー突条部21が設けられ、介在するシール材50にて接合する構造となっている。この時、シール材50とカバー突条部21との接着面を突条側接着面51、シール材50とシール溝11の内壁面との接着面を溝内側接着面52とする。
シール材50は例えば液状のシリコーン樹脂であり、シール材50をシール溝11内に塗布後、カバー突条部21を嵌め込み、シール材50を硬化させることで防水性を実現している。
カバー20は例えば樹脂の射出成型により形成されているが、板金、ダイカストなどによる成型方法もある。
コネクタ30は、コネクタハウジング31とコネクタピン32により構成されている。コネクタ30は、車両側に設けられた各種のセンサやアクチュエータ等に接続され、これによって電子制御ユニット1はエンジンを制御するものである。
13はベース10に設けられた例えば2個のブラケット部で、取り付け穴14が備えられており、電子制御ユニット1を自動車の車体等に取付けるものである。
40は電子制御ユニット1を構成する回路基板で、ベース10、カバー20、コネクタ30、シール材50とで形成される空間内に収容される。回路基板40は、例えば絶縁材料の板体として形成された絶縁基板41から成り、その上面及び下面には配線パターンが設けられると伴に、例えばコンデンサ、コイル、トランジスタ、半導体IC等からなる複数の電子部品41が搭載されている。
本実施の形態による電子制御ユニットは上述如き前提構成を有するものである。
図6は本発明の第1の実施例を示すものであり、図3に示すA部の詳細図とB1の位置におけるシール溝構造の部分断面図である。
ベース10とカバー20のシール溝構造について、突条側接着面51内でカバー突条部21表面の一部または全体に凹凸を設けることで接着面積を増加させる。同様に、シール溝内壁面に凹凸を設けることも可能である。
この構造では突条側接着面51の面積の拡大が容易であることから、突条側接着面51と溝内側接着面52の面積差を減らし、接着力の不釣合いを緩和することができる。
図7は本発明の第2の実施例を示すものであり、図3に示すA部の詳細図とB2の位置におけるシール溝構造の部分断面図である。
ベース10とカバー20のシール溝構造について、突条側接着面51内でカバー突条部21表面の一部または全体にシール溝11に沿った方向の溝部213を設けることで、接着面積を増加させる。同様に、シール溝内面に溝部を設けることも可能である。
この構造では、カバー20とベース10の間を開こうとする力の向き対して、溝部213内にあるシール材が溝部213の壁面に引っ掛かる作用が働くことから、電子制御ユニット1の防水信頼性を高めることができる。
図8は本発明の第3の実施例を示すものであり、図3に示すA部の詳細図とB3の位置におけるシール溝構造の部分断面図である。
ベース10とカバー20のシール溝構造について、突条側接着面51内でカバー突条部21表面の一部または全体にシール溝11に沿った方向の突条部214を設けることで、接触面積を増加させる。同様に、シール溝内面に突条部を設けることも可能である。
この構造では、カバー20とベース10の間を開こうとする力の向き対して、突条部214の側面がシール材50に引っ掛かる作用が働くことから、電子制御ユニット1の防水信頼性を高めることができる。加えて、突条部214をかえし形状とすることで、防水信頼性を更に高めることも可能である。
図9は本発明の第4の実施例を示すものであり、図3に示すA部の詳細図とC1の位置におけるシール溝構造の部分断面図である。
ベース10とカバー20のシール溝構造について、突条側接着面51内でカバー突条部21表面の一部または全体にシール溝11に垂直な方向の溝部213を設けることで、接触面積を増加させる。同様に、シール溝内面に溝部を設けることも可能である。
カバー20やベース10は、樹脂の射出成型や板金、ダイカストで成型されることが一般的である。この場合、成型時に型を抜く方向が増えると型費用が高くなる。カバー20やベース10は図2に示す様な略箱形や略板形の形状となることが多く、どちらも大きく上下の2方向で型を抜くことが一般的である。本実施例の構造では、溝部213をこの型抜き方向と平行とすることで、溝部213形成のための新たな型の抜き方向を増やすことがなく、型費用の増加なく実現可能である。
図10は本発明の第5の実施例を示すものであり、図3に示すA部の詳細図とC2の位置におけるシール溝構造の部分断面図である。
ベース10とカバー20のシール溝構造について、突条側接着面51内でカバー突条部21表面の一部または全体にシール溝11に垂直な方向の突条部214を設けることで、接触面積を増加させる。同様に、シール溝内壁面に突条部を設けることも可能である。
この構造では実施例4と同様の理由から、新たな型の抜き方向を増やすことなく実現可能である。加えて、突条側接着面51や溝内側接着面52が平滑となる型が既存である場合では、この型を削る改造を施すことで実現可能であり、新規の型が不要である。
1 電子制御ユニット
10 ベース
11 シール溝
12 カバー固定穴
13 ブラケット部
14 取り付け穴
20 カバー
21 カバー突条部
211 凹部
212 凸部
213 溝部
214 突条部
22 熱カシメ部
30 コネクタ
31 コネクタハウジング
32 コネクタピン
40 回路基板
41 絶縁基板
42 電子部品
50 シール材
51 突条側接着面
52 溝内側接着面

Claims (5)

  1. 複数の部材を有する筐体と、
    前記筐体に格納される回路基板と、
    前記複数の部材間の接合部に設けられたシール材と、を備えた電子制御ユニットにおいて、
    前記複数の部材の一方の部材は前記シール材を充填するためのシール溝を備え、
    前記複数の部材の他方の部材は前記シール溝に間隙を持って嵌り込む突条部を備え、
    前記シール溝と前記突条部の少なくとも一方は、前記シール材との接着面に凹凸部を有することを特徴とする電子制御ユニット。
  2. 複数の部材を有する筐体と、
    前記筐体に格納される回路基板と、
    前記複数の部材間の接合部に設けられたシール材と、を備えた電子制御ユニットにおいて、
    前記複数の部材の一方の部材は前記シール材を充填するためのシール溝を備え、
    前記複数の部材の他方の部材は前記シール溝に間隙を持って嵌り込む突条部を備え、
    前記シール溝と前記突条部の少なくとも一方は、前記シール材との接着面に溝部を有することを特徴とする電子制御ユニット。
  3. 複数の部材を有する筐体と、
    前記筐体に格納される回路基板と、
    前記複数の部材間の接合部に設けられたシール材と、を備えた電子制御ユニットにおいて、
    前記複数の部材の一方の部材は前記シール材を充填するためのシール溝を備え、
    前記複数の部材の他方の部材は前記シール溝に間隙を持って嵌り込む第一の突条部を備え、
    前記シール溝と前記第一の突条部の少なくとも一方は、前記シール材との接着面に第二の突条部を有することを特徴とする電子制御ユニット。
  4. 請求項1〜3いずれか一項記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記シール材はシリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤であることを特徴とする電子制御ユニット。
  5. 請求項1〜4いずれか一項記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記電子制御ユニットは車載機器を制御する車載用制御ユニットであり、
    エンジンルーム内または前記車載機器に直付けで実装されることを特徴とする電子制御ユニット。
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