JP2016150077A - 車いす用電動アシスト装置 - Google Patents

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【課題】安価で既存の車いすに容易に着脱ができ、且つ介助者が必要とするときにアシストを行う車いす用電動アシスト装置を提供する。【解決手段】この車いす用電動アシスト装置80は、介助者が必要とする時に選択的にアシスト動作させる。このため、アシストを必要としない平地等では使用せず、介助者の体力等に応じた使用を行うことができる。また、車いす用電動アシスト装置80の小型軽量化が可能となり、手動車いす10への着脱や持ち運びを容易に行うことができる。さらに、この車いす用電動アシスト装置80は、取付バー20の長さと高さを調節することで既存のほぼ全ての手動車いす10に設置することができる。これにより、応用性に優れ極めて効率的な運用が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、坂道や段差において車いすを押す介助者の負担を軽減する車いす用電動アシスト装置に関するものである。
超高齢化社会をむかえる日本において、高齢者や障害者への介護負担は年々増加傾向にある。そして、このような介護者、介助者の負担を軽減するために様々な機器の開発が行われている。この製品開発は被介護者の移動手段として古くから用いられている車いすにも及び、近年では被介護者が自分で運転する電動車いすが製品化されている。しかしながら、これら電動車いすは高価で重量もあり、持ち運びに不便であるという問題点がある。この問題点に対し下記[特許文献1]には車いすの車輪に設置するタイプの駆動機構が比較的小型な動力源付車椅子に関する発明が記載されている。
特開2007−061494号公報
しかしながら、[特許文献1]に記載の発明は、あくまで被介護者自身による手動走行をアシストするものであり、車いすを押す介助者用のものではない。また、介助者が車いすを押す場合、平らな路面においてはアシストの必要性は低く、坂道や段差等の介助者の負荷が増大する高負荷路面において走行をアシストするものが望ましい。さらに、[特許文献1]に記載の発明のように固定式の電動アシスト装置の場合、特に医療施設や介護施設等、車いすを多数保有する施設では導入コストが膨大となる他、効率的な運用が難しいという問題点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、安価で既存の車いすに容易に着脱ができ、且つ介助者が必要とするときにアシスト動作を行う車いす用電動アシスト装置を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)電動モータと、前記電動モータによって回転する駆動車輪40と、前記電動モータの電源となるバッテリ32と、を備えた本体部50と、
前記電動モータを操作する操作部60と、を有し、
前記操作部60は手動車いす10の押手部14に着脱可能に設置されるとともに、
前記本体部50は前記手動車いす10の左右のティッピングバー12に取付バー20を介して着脱可能に固定されることを特徴とする車いす用電動アシスト装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)前記電動モータが減速ギアとブレーキとともに前記駆動車輪40のホイール内に設置された1輪のインホイールモータで構成されることを特徴とする上記(1)記載の車いす用電動アシスト装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)前記駆動車輪40の接地位置と前記手動車いす10の両輪16の接地位置とが略一直線上に並ぶことを特徴とする上記(2)に記載の車いす用電動アシスト装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)前記取付バー20に対する前記本体部50の位置を上方の待機位置と下方の駆動位置とに切り替える昇降手段36をさらに有し、
不使用時には前記本体部50を待機位置として前記駆動車輪40を地面から浮かせるとともに、使用時には前記本体部50を駆動位置にして前記駆動車輪40を接地させることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の車いす用電動アシスト装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)前記取付バー20が長さ調節可能で、且つ、前記本体部50に対する上下位置の調節が可能であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の車いす用電動アシスト装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(6)一端に介助者の衣服に設置可能なクリップ部72aを備え、他端に前記操作部60に磁着する磁石部72bを備えた紐状部材70を有し、
前記磁石部72bが前記操作部60から離れたときに前記電動モータを停止する非常停止手段を有することを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の車いす用電動アシスト装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明に係る車いす用電動アシスト装置は、介助者が必要とする時に適宜アシスト動作させるため、介助者の体力等に応じた効率的な使用を行うことができる。また、車いす用電動アシスト装置の小型軽量化が可能となる。また、本発明に係る車いす用電動アシスト装置は、既存のほぼ全ての手動車いすに容易に着脱することができる。これにより、応用性に優れた効率的な運用が可能となる。
本発明に係る車いす用電動アシスト装置を説明する図である。 本発明に係る車いす用電動アシスト装置を手動車いすに設置した状態を示す図である。 本発明に係る車いす用電動アシスト装置の操作部の一例を示す図である。 本発明に係る車いす用電動アシスト装置の駆動位置と待機位置とを説明する図である。
本発明に係る車いす用電動アシスト装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。ここで、図1(a)は車いす用電動アシスト装置80の内部構造を側面方向から示す図である。また、図1(b)は車いす用電動アシスト装置80の内部構造を上面方向から示す図である。また、図2(a)、(b)、(c)は車いす用電動アシスト装置80を手動車いす10に設置した状態を示す側面略図、背面略図、上面略図である。
図1、図2に示す本発明に係る車いす用電動アシスト装置80は本体部50と操作部60とから構成されており、本体部50は図示しない電動モータと、この電動モータによって回転する駆動車輪40と、電動モータの電源となるバッテリ32と、を少なくとも有している。そして、図2に示すように、本体部50は手動車いす10の左右のティッピングバー12に取付バー20を介して着脱可能に設置される。また、操作部60は、図2(a)に示すように、手動車いす10の押手部14に操作部固定手段62を介して着脱可能に設置される。尚、ティッピングバー12とは手動車いす10を押す介助者が段差等を乗り越える際に踏み付けて、手動車いす10の前方を浮かせるためのものであり、一般的な手動車いす10には標準的に装備されている。
また、取付バー20は本体部50の後部に設置され、両端にティッピングバー12への固定に用いる係止部22を有している。この係止部22はどのようなものを用いても良いが、着脱の容易さから手動で開閉が可能なクランプ部材を用いることが好ましい。また、取付バー20は、図1(b)に示すように、本体部50側の主軸20aと、係止部22側の取付軸20bとで構成され、取付軸20bは主軸20aに対してスライド移動が可能である。これにより、取付バー20は長さ調節が可能となる。また、取付バー20は本体部50に縦長に穿孔された長孔24内に挿入され、本体部50に対する上下位置の調節が可能である。そして、車いす用電動アシスト装置80の本体部50は、取付バー20の長さを手動車いす10のティッピングバー12の間隔に応じて調節し、取付バー20に対する本体部50の高さ位置をティッピングバー12の高さに応じて調節することで既存のほぼ全ての手動車いす10に設置することができる。尚、本体部50は図2(b)、(c)に示すように、ティッピングバー12からある程度離れて設置されるため、介助者がティッピングバー12を使用する際にも障害になることは無い。
また、車いす用電動アシスト装置80の電動モータは、駆動車輪40のホイール内に減速ギアとブレーキとともに設置されるインホイールモータで構成することが特に好ましい。この構成によれば、駆動機構が全て駆動車輪40内にコンパクトに収容されるため、本体部50を小型化することができる。これにより、手動車いす10下の限られたスペースに本体部50を余裕をもって設置することができる。また、インホイールモータは一般的に駆動機構を全て別部品で構成するよりも安価であり、車いす用電動アシスト装置80の部材コストの低減を図ることができる。そして、駆動車輪40の電動モータはモータ制御部34を介して操作部60とバッテリ32とに接続される。
また、駆動車輪40は1輪とし、図2(a)に示すように、駆動車輪40の接地位置と手動車いす10の両輪16の接地位置とが略一直線上に並ぶように位置させることが好ましい。この構成によれば、手動車いす10を転回させる時に、駆動車輪40の接地位置を中心として楽に転回させることができる。またこの構成であれば、段差等の障害物を乗り越える際に従来通りティッピングバー12を使用して手動車いす10の前部を楽に浮き上がらせることができる。さらに、駆動車輪40が1輪であればカーブ等で内輪差が生じず駆動系の動作損失を低減することができる。
車いす用電動アシスト装置80に用いるバッテリ32としては、外部電源からの充電が可能なニッケル水素バッテリやリチウムイオンバッテリ等の周知のバッテリを用いることができる。中でも特に、安価で充電に専用機器を必要としない鉛シールドバッテリを用いることが好ましい。また、バッテリ32は本体部50の低背化と重量バランスの観点から本体部50前方のバッテリボックス32aに設置することが好ましい。尚、バッテリボックス32aの下面には、自由回転するキャスタ38を設置する。このキャスタ38は、手動車いす10が段差を越えやすいよう車いす用電動アシスト装置80の機能を阻害しない範囲でなるべく大径のものを用いることが好ましい。
また、操作部60は手動車いす10を押す介助者が車いす用電動アシスト装置80を操作するためのものであり、介助者が操作しやすいよう前述のように手動車いす10の押手部14に操作部固定手段62を介して着脱可能に設置される。この操作部固定手段62による固定方法には特に限定は無いが、例えば面ファスナ等の締結手段を備えた合成樹脂繊維製のベルトを用いることが好ましい。そして、この操作部60は本体部50のモータ制御部34とケーブル63を介して電気的に接続する。
また、操作部60は例えば図3に示すように、バッテリ32の充電残量を表示する充電量インジケータ64aと、車いす用電動アシスト装置80の駆動方向(アシスト方向)を表示する駆動方向インジケータ64bと、車いす用電動アシスト装置80の駆動速度の設定値を表示する速度インジケータ64cと、を有している。また、操作部60は車いす用電動アシスト装置80の駆動方向と駆動速度を選択するための動作設定スイッチ66と、車いす用電動アシスト装置80を駆動させるための走行ボタン68と、を有している。尚、図3においては動作設定スイッチ66を操作部60の側面に設置した例を示しているが、動作設定スイッチ66は介助者の意図に反した偶発的な設定変更が生じないよう操作部60の底面等、手指や物が容易に接触しない部位に設けることが好ましい。また、走行ボタン68は、安全性の観点から基本的に押下時にのみ車いす用電動アシスト装置80が駆動する構成とし、介助者の指が走行ボタン68から離れたときには電動モータへの通電が絶たれアシスト動作は停止する。
また、操作部60は上記の走行ボタン68の安全機構とは別に、以下に示す非常停止手段を備えていても良い。この非常停止手段は動作トリガーとして、一端に介助者の衣服に設置可能なクリップ部72aを備え、他端に操作部60の特定の位置に磁着する磁石部72bを備えた紐状部材70を有している。そして、磁石部72bが操作部60の特定の磁着位置から離れたときに、操作部60内部に設けられたスイッチが動作して、モータ制御部34が例えば電動モータへの電力供給を停止する。この構成では、介助者が手動車いす10から紐状部材70の長さの範囲を超えて離れたときに非常停止手段が機能して、駆動車輪40が停止する。このため、例えば坂道等での手動車いす10の暴走等を二重で防止することができる。
また、本発明に係る車いす用電動アシスト装置80は、取付バー20に対する本体部50の位置を上方の待機位置と下方の駆動位置とに切り替える昇降手段36をさらに有している。この昇降手段36は例えば取付バー20と本体部50の筐体とに接続し、その相対位置を遠近の2段階に変化させる周知の機械機構を用いても良いし、本体部50の背面に長孔24aを穿孔するとともに、この長孔24aに固定レバー36aを設け、取付バー20に対する本体部50の高さ位置をその都度、待機位置と駆動位置とに調整して固定するようにしても良い。そして、図4(a)に示す本体部50の駆動位置では、車いす用電動アシスト装置80の本体部50の後方が下がり駆動車輪40が接地状態となる。このとき、本体部50の前方は持ち上がり、キャスタ38が地面から浮き上がったフリー状態となる。この構成によれば、本体部50の前方に設置されたバッテリ32が駆動車輪40を下方に押圧する錘として機能し、駆動車輪40の接地状態をより一層良好なものとすることができる。また、浮き上がったキャスタ38は段差を超える際の補助輪としても機能する。また、図4(b)に示す本体部50の待機位置においては、車いす用電動アシスト装置80の本体部50の後方が上がり、駆動車輪40が地面から浮き上がってフリー状態となる。このとき、本体部50の前方は相対的に下降してキャスタ38が接地状態となる。
次に、本発明に係る車いす用電動アシスト装置80の動作及び使用方法を説明する。先ず、車いす用電動アシスト装置80を設置する手動車いす10を用意する。次に、この手動車いす10の左右のティッピングバー12の間隔に合せて車いす用電動アシスト装置80の取付バー20の長さを調節する。次に、取付バー20の係止部22を用いて車いす用電動アシスト装置80の本体部50を左右のティッピングバー12の間に固定する。これと前後して、車いす用電動アシスト装置80の操作部60を手動車いす10の押手部14に操作部固定手段62を用いて設置する。次に、昇降手段36を操作して駆動位置では駆動車輪40が接地し、待機位置では駆動車輪40が地面から浮き上がることを確認する。これにより、車いす用電動アシスト装置80の手動車いす10への設置が完了する。
次に、車いす用電動アシスト装置80を待機位置とした上で、図示しないメインスイッチをオンする。これにより、バッテリ32からの電力がモータ制御部34を介して操作部60に供給される。そして、操作部60の各インジケータ64a、64b、64c等が点灯する。これと前後して、手動車いす10に被介護者を乗せる。そして、通常使用時においては介助者が手動車いす10の押手部14を持って人力で押し、手動車いす10を移動させる。このとき、本体部50は待機位置にあり駆動車輪40は接地しておらず、手動車いす10が移動しても電動モータに起因する負荷が増大することは無い。
そして、手動車いす10が上り坂等の高負荷路面に達し、車いす用電動アシスト装置80を使用する際には、介助者が昇降手段36を操作して本体部50を待機位置から駆動位置に切り替える。これにより、駆動車輪40が降下して地面に接地する。次に、介助者は操作部60の動作設定スイッチ66を操作して、車いす用電動アシスト装置80の駆動方向を前進、後退から選択する。また、駆動速度を選択する。これにより、操作部60の駆動方向インジケータ64b、速度インジケータ64cは、これら設定内容を表示する。また、このとき介助者は紐状部材70のクリップ部72aを自身の衣服等に留めても良い。
次に、介助者は操作部60の走行ボタン68を押下する。これにより、モータ制御部34は、動作設定スイッチ66で設定された方向に、動作設定スイッチ66で設定された駆動速度に対応した電力を電動モータに出力する。これにより、電動モータが回転し、駆動車輪40が回転駆動する。この駆動車輪40の回転駆動力は手動車いす10を設定方向に移動させるように働き、介助者の高負荷路面における負荷を軽減する。また、例えば下り坂等で車いす用電動アシスト装置80を低い速度設定で駆動させれば、車いす用電動アシスト装置80は手動車いす10に対する制動装置として機能する。
また、介助者が走行ボタン68の押下を止めるとモータ制御部34は電動モータへの電力供給を停止する。これにより、駆動車輪40は停止する。また、例えば坂の途中等で介助者が手動車いす10から所定の距離以上離れた場合、介助者の衣服等にクリップ部72aで留められた紐状部材70が引っ張られ、磁石部72bが操作部60の磁着位置から離れる。このとき操作部60は磁石部72bが磁着位置から離れたことをモータ制御部34に伝達し、モータ制御部34は電動モータへの電力供給を停止する。これにより、手動車いす10は停止して介助者の意図しない暴走を防止することができる。
そして、手動車いす10が高負荷路面を通過して平らな路面に達すると、介助者は走行ボタン68を離して車いす用電動アシスト装置80の駆動を止め、昇降手段36を操作して本体部50を駆動位置から待機位置に切り替える。これにより、駆動車輪40は地面から浮き上がりフリー状態となる。そして、介助者は通常通り押手部14を持って手動車いす10を人力で押し、手動車いす10を移動させる。このときも、駆動車輪40は接地しておらず、電動モータに起因する負荷は生じない。
以上のように、本発明に係る車いす用電動アシスト装置80は、介助者が必要とする時に選択的にアシスト動作させる。このため、アシストを必要としない平地等では使用せず、電力消費を最低限に抑えることができる。また、介助者の体力等に応じた使用を行うことができる。
また、本発明に係る車いす用電動アシスト装置80は、取付バー20の長さと、取付バー20の本体部50に対する高さ位置とを調節することで既存のほぼ全ての手動車いす10に設置することができる。また、車いす用電動アシスト装置80は介助者による手動車いす10の移動を補助するものであり、車いす用電動アシスト装置80単体で手動車いす10を走行させるものではない。よって、電動モータとしては比較的低トルクの小型で安価なものを使用することができる。また、小型で安価なバッテリ32を使用することができる。これにより、本発明に係る車いす用電動アシスト装置80は軽量化が可能となり、手動車いす10への着脱や持ち運びを容易に行うことができる。そして、例えば医療施設や介護施設等、車いすを大量に必要とする施設では、必要な時に必要な手動車いす10に車いす用電動アシスト装置80を適宜付け替えて使用することができる。これにより、導入コストを抑制することができる。また、例えば訪問介護時等に車いす用電動アシスト装置80を現地まで運搬して個人宅の車いすに設置して使用することもできる。このように、本発明に係る車いす用電動アシスト装置80は、応用性に優れ極めて効率的な運用が可能となる。
尚、本例で示した車いす用電動アシスト装置80の構成は一例であり、各部の形状、構成、機構、回路等は上記の例に限定されるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
10 手動車いす
12 ティッピングバー
14 押手部
16 両輪
20 取付バー
32 バッテリ
36 昇降手段
40 駆動車輪
50 本体部
60 操作部
72a クリップ部
72b 磁石部
70 紐状部材
80 車いす用電動アシスト装置

Claims (6)

  1. 電動モータと、前記電動モータによって回転する駆動車輪と、前記電動モータの電源となるバッテリと、を備えた本体部と、
    前記電動モータを操作する操作部と、を有し、
    前記操作部は手動車いすの押手部に着脱可能に設置されるとともに、
    前記本体部は前記手動車いすの左右のティッピングバーに取付バーを介して着脱可能に固定されることを特徴とする車いす用電動アシスト装置。
  2. 前記電動モータが減速ギアとブレーキとともに前記駆動車輪のホイール内に設置された1輪のインホイールモータで構成されることを特徴とする請求項1記載の車いす用電動アシスト装置。
  3. 前記駆動車輪の接地位置と前記手動車いすの両輪の接地位置とが略一直線上に並ぶことを特徴とする請求項2に記載の車いす用電動アシスト装置。
  4. 前記取付バーに対する前記本体部の位置を上方の待機位置と下方の駆動位置とに切り替える昇降手段をさらに有し、
    不使用時には前記本体部を待機位置として前記駆動車輪を地面から浮かせるとともに、使用時には前記本体部を駆動位置にして前記駆動車輪を接地させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車いす用電動アシスト装置。
  5. 前記取付バーが長さ調節可能で、且つ、前記本体部に対する上下位置の調節が可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車いす用電動アシスト装置。
  6. 一端に介助者の衣服に設置可能なクリップ部を備え、他端に前記操作部に磁着する磁石部を備えた紐状部材を有し、
    前記磁石部が前記操作部から離れたときに前記電動モータを停止する非常停止手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車いす用電動アシスト装置。
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