JP2016148881A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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伸介 中島
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Abstract

【課題】従来、魅力的なスポットが提案できなかった。【解決手段】スポット識別子とスポットのスポット位置情報とを有する1以上のスポット情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得るスポット魅力度情報格納部と、出発地情報を受け付ける出発地受付部と、目的地情報を受け付ける目的地受付部と、出発地または目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定する寄り道候補スポット決定部と、寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するスポット関連情報出力部とを具備する情報処理装置により、魅力的なスポットを提案できる。【選択図】図1

Description

本発明は、寄り道のスポットを推薦する情報処理装置等に関するものである。
従来、寄り道施設を検索するための技術があった(例えば、特許文献1参照)。かかる技術は、対象領域内の寄り道施設を検索するための寄り道施設検索装置であって、移動開始地点及び目的地点を指定する地点指定部と、前記移動開始地点に関連付けられた情報及び前記目的地点に関連付けられた情報の差に基づき、該移動開始地点と該目的地点とを結ぶ直線と略垂直の方向における前記対象領域の拡張度合いを可変設定する拡張度合い可変設定部と、前記移動開始地点、前記目的地点及び前記拡張度合いに基づき、前記対象領域を設定する対象領域設定部と、を備える寄り道施設検索装置である。
また、従来、ユーザの興味があるであろうスポットに立ち寄るための経路をユーザに提示する技術があった(例えば、特許文献2参照)。かかる技術は、車両に搭載され、推奨立寄スポットに関するスポット情報が随時登録される外部のサーバ装置と通信ネットワークを介して接続され、経路案内を行う車載用ナビゲーション装置であって、経路案内中に前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置から前記スポット情報を取得し、現在の車両位置からスポット情報に対応する推奨立寄スポットを経由して経路案内の目的地に向かう寄道案内経路を提示する。
特開2013−137238号公報(第1頁、第1図等) 特開2010−210339号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来技術においては、魅力的なスポットが提案できなかった。
本第一の発明の情報処理装置は、スポットを識別するスポット識別子とスポットの位置を示すスポット位置情報とを有する1以上のスポット情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得るスポット魅力度情報格納部と、出発地を示す出発地情報を受け付ける出発地受付部と、目的地を示す目的地情報を受け付ける目的地受付部と、出発地情報が示す出発地または目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定する寄り道候補スポット決定部と、寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するスポット関連情報出力部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、魅力的なスポットを提案できる。
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、スポット魅力度情報格納部は、ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの動的に変化する1以上のスポット動的属性値とを有する1以上のスポット魅力度情報を格納しており、ユーザの1以上の動的に変化する1以上のユーザ動的属性値を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、ユーザ毎動的魅力度は、1以上のスポット動的属性値と1以上のユーザ動的属性値とを用いて算出された値である情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットを提案できる。
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、地図情報を用いて、寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットのうちの1以上のスポットを中継点とし、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの1以上の各経路を特定する経路情報とコストとを取得する経路探索部と、経路探索部が取得した1以上の各経路情報上の1以上の中継点のスポットに対応するユーザ毎動的魅力度をスポット魅力度情報格納部から取得するユーザ毎動的魅力度取得部と、経路探索部が取得した1以上の各経路情報に対応するコストに対して、各経路情報に対応するユーザ毎動的魅力度が大きいほど、小さくなるような仮想コストを算出する仮想コスト算出部とをさらに具備し、スポット関連情報出力部は、仮想コスト算出部が算出した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力する情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットを提案できる。
また、本第四の発明の情報処理装置は、第三の発明に対して、仮想コスト算出部が算出した1以上の仮想コストを用いて、経路探索部が取得した1以上の経路情報のうち、一部の経路情報である1以上の経路情報を取得する経路絞込部をさらに具備し、スポット関連情報出力部は、経路絞込部が取得した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力する情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットを効果的に提案できる。
また、本第五の発明の情報処理装置は、第一から第四いずれかの発明に対して、ユーザ毎動的魅力度は、ユーザにとってのスポットの特異度を含み、特異度は、ユーザが訪問した場合は減少する値である情報処理装置である。
かかる構成により、目的地まで向かう経路において、真に魅力的なスポットを提案できる。
また、本第六の発明の情報処理装置は、第五の発明に対して、スポット識別子を有する情報であり、ユーザがスポットを訪問したことを示す訪問情報を受け付ける訪問情報受付部と、訪問情報受付部が訪問情報を受け付けた場合に、訪問情報が有するスポット識別子と対になるユーザ毎動的魅力度を減じるように、スポットの新しいユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出部をさらに具備する情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットを提案できる。
また、本第七の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、スポット魅力度情報格納部は、ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの1以上の属性値とを有する1以上のスポット魅力度情報を格納しており、ユーザ情報格納部は、ユーザのスポットに対する好みに関するユーザ嗜好情報を含む、ユーザの1以上の属性値を有するユーザ情報を格納しており、スポット識別子を用いて、Web検索を行い、検索結果を取得する検索結果取得部と、日、時刻、天気のうち、1以上のコンテキスト情報を取得するコンテキスト情報取得部と、Web検索を行い、1以上の各スポット識別子に対応するユーザの評価に関するユーザ評価情報を取得するユーザ評価情報検索部と、スポットの1以上の属性値、ユーザの1以上の属性値、ユーザ嗜好情報、検索結果、1以上のコンテキスト情報、およびユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出部をさらに具備し、スポット魅力度情報格納部の1以上の各スポット魅力度情報が有するユーザ毎動的魅力度は、ユーザ毎動的魅力度算出部が算出したユーザ毎動的魅力度である情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットを提案できる。
また、本第八の発明の情報処理装置は、第七の発明に対して、ユーザ毎動的魅力度算出部は、ユーザ嗜好情報を用いて、スポットに対するユーザ興味度を算出するユーザ興味度算出手段と、検索結果を用いて、スポットに対する新鮮度を算出する新鮮度算出手段と、1以上のコンテキスト情報と各スポットの属性値とを用いて、各スポットの実力発揮度を算出する実力発揮度算出手段と、ユーザの属性値とスポットの属性値とを用いて、ユーザにとってのスポットの特異度を算出する特異度算出手段と、ユーザ評価情報検索部が取得した1以上のユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットの評価値であるスポット評価値を算出するスポット評価値算出手段と、ユーザの1以上の属性値と、1以上の各スポットに対応する1以上の属性値とを用いて、スポットとユーザとの合致する度合いであるユーザ合致度を算出するユーザ合致度算出手段のうち、2以上の手段を具備し、かつ、ユーザ興味度、新鮮度、実力発揮度、特異度、スポット評価値、およびユーザ合致度のうち、2以上の値を用いて各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出手段を具備する情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットを提案できる。
また、本第九の発明の情報処理装置は、第一から第八いずれかの発明に対して、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路の経路情報も取得する経路探索部をさらに具備する、または経路探索部は、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路を示す最小コスト経路情報も取得し、スポット関連情報出力部は、寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットを経由する経路の所要時間と、最小コスト経路情報が示す経路の所要時間とを含むスポット関連情報を出力する情報処理装置である。
かかる構成により、真に魅力的なスポットに関する情報を分かりやすく提示できる。
また、本第十の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、スポット魅力度情報格納部は、ユーザごと、かつ1以上の各スポットごとに、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を格納しており、出発地受付部は、端末装置から出発地情報を受信し、目的地受付部は、端末装置から目的地情報とユーザを識別するユーザ識別子とを受信し、スポット関連情報出力部は、スポット関連情報を端末装置に送信する情報処理装置である。
かかる構成により、魅力的なスポットを提案できる。
本発明による情報処理装置によれば、魅力的なスポットを提案できる。
実施の形態1における情報処理装置1のブロック図 同情報処理装置1がスポット関連情報を出力する動作について説明するフローチャート 同寄り道候補スポット決定処理について説明するフローチャート 同仮想コスト算出処理について説明するフローチャート 同ユーザ毎動的魅力度算出処理について説明するフローチャート 同ユーザ興味度取得処理について説明するフローチャート 同新鮮度取得処理について説明するフローチャート 同実力発揮度取得処理について説明するフローチャート 同特異度取得処理について説明するフローチャート 同スポット評価値取得処理について説明するフローチャート 同ユーザ合致度取得処理について説明するフローチャート 同質問関係情報管理表を示す図 同初期興味度管理表を示す図 同スポット別利用回数管理表を示す図 同カテゴリ別利用回数管理表を示す図 同質問に対して回答情報を入力する画面例を示す図 同寄り道候補情報管理表を示す図 同スポット関連情報の出力例を示す図 同スポット関連情報の出力例を示す図 同情報システムのブロック図 同コンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を用いて、ユーザに寄り道するスポットを提案する情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、ユーザ毎動的魅力度は、スポットの動的属性値、スポットの静的属性値、ユーザの動的属性値、ユーザの静的属性値のうち、1または2種類以上の属性値を用いて算出される。
また、本実施の形態において、目的地までの到着時間または距離と、寄り道候補の1以上のスポットとを加味した1以上の経路を出力できる情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、X件の周辺スポットを取得し、X件の周辺スポットを中継点とする1以上の経路を探索し、1以上の各経路のコストを取得し、ユーザ毎動的魅力度を用いて、1以上の各経路のコストを修正し、修正したコストである仮想コストを用いて、仮想コストが上位のY件のスポット情報を出力する情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、ユーザ毎動的魅力度は、ユーザにとってのスポットの特異度を含み、ユーザのスポットの訪問履歴を用いて訪問したスポットの特異度を小さくする情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、ユーザ毎動的魅力度を、スポットに対するユーザ興味度、スポットの新鮮度、スポットの実力発揮度、ユーザにとってのスポットの特異度、スポットのスポット評価値、スポットとユーザとの合致度であるユーザ合致度のうち、2以上の度合い(適宜、「特性値」という。)を用いて算出する情報処理装置について説明する。なお、各特性値の詳細については、後述する。
さらに、本実施の形態において、最短経路と比較した、寄り道スポット毎の増加時間を出力する情報処理装置について説明する。
図1は、本実施の形態における情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、出力部14を備える。
格納部11は、地図情報格納部111、ユーザ情報格納部112、スポット魅力度情報格納部113を備える。
受付部12は、出発地受付部121、目的地受付部122、訪問情報受付部123を備える。
処理部13は、寄り道候補スポット決定部131、経路探索部132、ユーザ毎動的魅力度取得部133、仮想コスト算出部134、経路絞込部135、検索結果取得部136、コンテキスト情報取得部137、ユーザ評価情報検索部138、およびユーザ毎動的魅力度算出部139を備える。
ユーザ毎動的魅力度算出部139は、ユーザ興味度算出手段1391、新鮮度算出手段1392、実力発揮度算出手段1393、特異度算出手段1394、スポット評価値算出手段1395、ユーザ合致度算出手段1396、およびユーザ毎動的魅力度算出手段1397を備える。ユーザ毎動的魅力度算出部139は、ユーザ興味度算出手段1391、新鮮度算出手段1392、実力発揮度算出手段1393、特異度算出手段1394、スポット評価値算出手段1395、ユーザ合致度算出手段1396のうち、1または2以上の手段を具備する。
出力部14は、スポット関連情報出力部141を備える。
格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する地図情報、ユーザ情報、スポット魅力度情報、1以上の質問情報等である。質問情報は、ユーザへの質問を構成する情報である。
地図情報格納部111は、地図情報を格納し得る。地図情報は、地図に関する情報である。地図情報は、1以上のスポット情報を有する。スポット情報は、スポットを識別するスポット識別子とスポットの位置を示すスポット位置情報とを有する。スポットとは、地点と言っても良い。スポットとは、例えば、地点、名勝、公園、レストラン等の店舗等である。スポット識別子とは、地点名、ID等、スポットを識別する情報であれば良い。スポット位置情報は、通常、(緯度,経度)であるが、地図上の相対的な座標情報(x,y)等、位置を識別できる情報であれば良い。地図は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、当該写真に記号や文字等が記入されたものなどである。地図情報は、例えば、地図の画像情報を含む。画像情報は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータである。画像情報がラスタデータである場合、地図情報は、複数の縮尺に対応した画像情報を有していてもよい。複数の縮尺に対応した画像情報とは、例えば、同一地域について、縮尺が大きい画像情報や、縮尺が中程度の画像情報、縮尺が小さい画像情報などである。また、地図情報は、地図をタイル状に分割したものであってもよい。また、地図情報は、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。地図情報のデータ形式等は問わない。
ユーザ情報格納部112は、ユーザ情報を格納し得る。ユーザ情報は、ユーザの1以上の属性値を有する。1以上の属性値は、動的に変化する1以上のユーザ動的属性値を含むことは好適である。ユーザ動的属性値は、例えば、ユーザのスポットに対する好みに関するユーザ嗜好情報である。ユーザ嗜好情報は、例えば、興味のあるスポットのカテゴリを識別するカテゴリ識別子である。また、ユーザ動的属性値は、例えば、訪問した1以上のスポットのスポット識別子である。ユーザ動的属性値は、例えば、スポット識別子と訪問した回数(利用回数)の組である。ユーザ動的属性値は、例えば、訪問した1以上のスポットのカテゴリのカテゴリ識別子と当該カテゴリのスポットを訪問した回数(利用回数)の組である。1以上の属性値は、ユーザの静的な1以上のユーザ静的属性値を含んでも良い。ユーザ静的属性値は、例えば、性別、年齢、住所、出身地、職業等である。ユーザ嗜好情報は、例えば、スポットのカテゴリに対する興味の有無を示す情報である。ユーザ嗜好情報は、例えば、スポットのカテゴリが嫌いであるか、嫌いでは無いかを示す情報である。ユーザ嗜好情報は、例えば、1以上の各スポットの立ち寄った回数を有する情報である。つまり、ユーザ嗜好情報は、例えば、スポットを識別するスポット識別子と立ち寄った回数との組を、1組以上有する。
スポット魅力度情報格納部113は、ユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得る。ユーザ毎動的魅力度は、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度である。
スポット魅力度情報格納部113は、1以上のスポット魅力度情報を格納していても良い。スポット魅力度情報は、ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの1以上の属性値とを有する。スポット魅力度情報は、スポットの新鮮さの有効期限を示す新鮮度有効期限や、スポットのカテゴリを示すカテゴリ識別子を有しても良い。また、スポットの1以上の属性値は、スポット識別子で識別されるスポットの1以上の属性値である。また、スポットの1以上の属性値は、スポットの動的に変化するスポット動的属性値を有することは好適である。なお、スポット動的属性値は、例えば、後述するスポットの新鮮度、スポットのユーザ評価値等である。スポットの1以上の属性値は、例えば、スポットの静的なスポット静的属性値を有する。スポット静的属性値は、例えば、スポットのカテゴリである。スポット静的属性値は、例えば、スポットにとって好適な天気(例えば、「晴れ」)、営業時間帯(例えば、「10:00−22:00」)、スポットにとって好適な時間帯(例えば、昼食の時間帯、夕食の時間帯等)、スポットにとって好適な季節(例えば、「夏」)等である。
スポット魅力度情報格納部113は、ユーザごと、かつ1以上の各スポットごとに、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を格納していても良い。つまり、スポット魅力度情報格納部113は、スポット毎に、複数の各ユーザにとってのユーザ毎動的魅力度を格納していても良い。
ここで、ユーザ毎動的魅力度とは、ユーザによって異なるスポットの魅力が小さい度合いを示す値でも良い。
ユーザ毎動的魅力度は、1以上のスポット動的属性値と1以上のユーザ動的属性値とを用いて算出された値であることは好適である。
ユーザ毎動的魅力度は、ユーザにとってのスポットの特異度を用いて算出された値であることは好適である。スポットの特異度は、ユーザが当該スポットを訪問した場合は減少する値であることは好適である。ただし、一度のスポットへの訪問で、当該スポットの特異度が減少するとは限らない。一のスポットで、新しいイベントを開始した等の情報により、特異度が向上する場合もある。
スポット魅力度情報格納部113は、スポットのカテゴリごとの新鮮度有効期限を格納していても良い。つまり、スポット魅力度情報格納部113は、カテゴリ識別子と新鮮度有効期限との組を、1組以上、格納していても良い。
受付部12は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、出発地を示す出発地情報、目的地を示す目的地情報、回答情報、後述する訪問情報、移動時間情報等である。回答情報とは、質問に対する回答を示す情報である。質問は、例えば、ユーザが興味のあるスポットまたは興味がないスポットを判断するための質問である。質問は、例えば、ユーザが興味のあるスポットのカテゴリまたは興味がないスポットのカテゴリを判断するための質問である。質問は、ユーザが興味のあるスポットのカテゴリ、または興味がないスポットのカテゴリを尋ねる質問等でも良い。質問は、例えば、ユーザが嫌いなスポットのカテゴリを尋ねる質問等でも良い。なお、質問は、上述した質問情報を用いて、出力されたものである。また、移動時間情報とは、ユーザが希望する移動に要する時間の情報である。移動時間情報とは、ユーザが希望する時間であり、例えば、現在地を出発し、現在地に戻るまでの時間である。
指示や情報等とは、例えば、後述するユーザ嗜好情報を取得するための1以上の質問を構成する1以上の質問情報である。
指示や情報等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部12は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
出発地受付部121は、出発地を示す出発地情報を受け付ける。出発地情報とは、現在位置を示す位置情報でも良いし、スポット識別子等でも良い。出発地受付部121は、GPS受信機により実現されても良い。現在位置を示す位置情報を取得する手段は種々あり得、問わない。
出発地受付部121は、端末装置から出発地情報を受信しても良い。
ここでの受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。また、受け付けとは、GPS受信機による現在位置の取得、図示しない端末装置からの受信等である。さらに、端末装置は、例えば、いわゆるスマートフォン、携帯電話、携帯端末、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、タブレット端末等である。
目的地受付部122は、目的地を示す目的地情報を受け付ける。目的地受付部122は、現在位置を示す目的地情報を受け付けても良い。目的地受付部122が現在位置を示す目的地情報を受け付けた場合、現在位置から出発して、現在位置に戻る経路が探索されることとなる。
目的地受付部122は、端末装置から目的地情報とユーザを識別するユーザ識別子とを受信しても良い。
訪問情報受付部123は、訪問情報を受け付ける。訪問情報は、スポット識別子を有する情報であり、ユーザがスポットを訪問したことを示す情報である。ここで、訪問情報受付部123は、通常、訪問情報を自動取得する。処理部13が、スポットに停止し、移動体のエンジンのOFFの指示を受け付けたことを検知した場合に、訪問情報受付部123は、訪問情報を取得する。また、処理部13が、例えば、スポット識別子で識別されるスポットの周辺に閾値以上の時間、滞在したことを検知した場合に、訪問情報受付部123は、訪問情報を取得する。また、例えば、訪問情報受付部123は、ユーザから訪問したスポット示す訪問情報を受け付ける。なお、移動体とは、例えば、自動車、自転車、バイク、アシスト付き電動自転車等であり、その種類は問わない。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、寄り道候補スポット決定部131、経路探索部132、ユーザ毎動的魅力度取得部133、仮想コスト算出部134、経路絞込部135、検索結果取得部136、コンテキスト情報取得部137、ユーザ評価情報検索部138、ユーザ毎動的魅力度算出部139が行う処理である。
寄り道候補スポット決定部131は、出発地情報が示す出発地または目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定する。なお、位置条件とは、寄り道候補のスポットの位置に関する条件である。また、魅力度条件とは、ユーザ毎動的魅力度に関する条件である。
寄り道候補スポット決定部131は、例えば、出発地情報が示す出発地または目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近いX(Xは1以上の自然数)のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きいXのスポットを決定する。
また、「予め決められた位置条件を満たすほど近い」とは、出発地から閾値以内の距離、目的地から閾値以内の距離、出発地から目的地までの経路の各地点から閾値以内の距離、出発地から目的地までの経路から外れて戻る場合の所要時間が閾値以内、出発地と目的地を含む所定の領域内、出発地と目的地を含む1以上の県内などである。
また、「予め決められた位置条件を満たすほど近い」とは、出発地から目的地までの距離がXであれば、中間地点を中心とする範囲であり、直径X+α(例えば、X*1.2)の円内のスポットなどである。
寄り道候補スポット決定部131が「予め決められた位置条件を満たすほど近い」スポットを決定する処理は問わない。出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路の周辺のスポットであれば良い。なお、周辺の閾値は大きくても良いし、小さくても良い。
また、「予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい」とは、例えば、「ユーザ毎動的魅力度が閾値以上」、「ユーザ毎動的魅力度が閾値より大きい」「ユーザ毎動的魅力度が上位Nのスポット」等である。魅力度条件は、通常、一部のスポットに絞り込むための条件であるが、すべてのスポットを抽出できるような条件でも良い。
さらに、「スポットを決定する」とは、スポット識別子を取得する処理、スポット情報に対応付いている1以上のスポットに関する情報を取得すれば良い。
経路探索部132は、地図情報を用いて、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットのうちの1以上のスポットを中継点とし、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの1以上の各経路を特定する経路情報とコストとを取得する。なお、1以上のスポットを中継点とは、一の経路情報が示す経路中に、中継点は2以上存在しても良い趣旨である。
また、経路探索部132が経路探索するアルゴリズムは問わない。経路探索部132は、例えば、ダイクストラ法、またはA*アルゴリズムにより経路探索する。
経路探索部132は、通常、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路の経路情報も取得することは好適である4。
ユーザ毎動的魅力度取得部133は、経路探索部132が取得した1以上の各経路情報上の1以上の中継点のスポットに対応するユーザ毎動的魅力度をスポット魅力度情報格納部113から取得する。ユーザ毎動的魅力度取得部133は、リアルタイムに算出されたユーザ毎動的魅力度を算出しても良い。かかる場合も、一旦、ユーザ毎動的魅力度がスポット魅力度情報格納部113に蓄積されることから、ユーザ毎動的魅力度をスポット魅力度情報格納部113から取得する、と考えても良い。なお、リアルタイムに算出されたユーザ毎動的魅力度とは、通常、目的地情報が受け付けられた後に、算出されたユーザ毎動的魅力度である。
仮想コスト算出部134は、経路探索部132が取得した1以上の各経路情報に対応するコストと、各経路情報に対応する1または2以上のユーザ毎動的魅力度とを用いて、1以上の各経路情報に対応する仮想コストを算出する。仮想コストは、経路探索部132が取得した1以上の各経路情報に対応するコストを修正したコストである、と言える。また、1以上の各経路情報に対応するコストは、1以上の各経路全体のコストのことである。
つまり、仮想コスト算出部134は、通常、スポットが存在する道路に対するエッジに対するコストのみを、ユーザ毎動的魅力度を用いて修正するわけではなく、経路探索部132が取得したコストであり、経路全体のコストを、ユーザ毎動的魅力度を用いて修正する。
さらに具体的には、通常、仮想コスト算出部134は、経路探索部132が取得した1以上の各経路情報に対応するコストに対して、各経路情報に対応するユーザ毎動的魅力度が大きいほど、小さくなるような仮想コストを算出する。
仮想コスト算出部134は、例えば、関数「f(コスト,ユーザ毎動的魅力度)」を用いて、仮想コストを算出する。ここで、関数fは、通常、コストをパラメータとする増加関数であり、ユーザ毎動的魅力度をパラメータとする減少関数である。なお、ここでは、コスト、仮想コストが小さいほど、選択されやすい経路である、と言える。
仮想コスト算出部134が使用するユーザ毎動的魅力度とは、ユーザ毎動的魅力度取得部133が取得したユーザ毎動的魅力度であることは言うまでもない。
経路絞込部135は、仮想コスト算出部134が算出した1以上の仮想コストを用いて、経路探索部132が取得した1以上の経路情報のうち、一部の経路情報である1以上の経路情報を取得する。
経路絞込部135は、例えば、仮想コスト算出部134が算出したXの仮想コストの小さい順に、経路探索部132が取得したXの経路情報のうち、一部のY(Y<X)の経路情報を取得する。経路絞込部135は、例えば、仮想コストの小さい順にYの経路情報を取得する。なお、X、Yは、1以上の自然数である。
検索結果取得部136は、スポット識別子を用いて、Web検索を行い、検索結果を取得する。検索結果は、例えば、スポット識別子の検索件数、スポット識別子の検索件数とスポット識別子を含む文書の書き込み日等である。なお、Web検索は公知技術である。また、検索結果取得部136の処理は公知技術により可能であるので、詳細な説明を省略する。
コンテキスト情報取得部137は、日、時刻、天気のうち、1以上のコンテキスト情報を取得する。コンテキスト情報取得部137は、図示しない時計、または図示しないサーバ装置等から、1以上のコンテキスト情報を取得する。なお、コンテキスト情報取得部137の処理は公知技術により可能であるので、詳細な説明を省略する。
ユーザ評価情報検索部138は、Web検索を行い、1以上の各スポット識別子に対応するユーザの評価に関するユーザ評価情報を取得する。ユーザ評価情報検索部138は、例えば、スポット識別子をキーとしてWeb検索を行い、スポット識別子を含む文であり、評価用語(例えば、「良い」「悪い」「きれい」「面白い」「だめ」等)を含む文を取得する。そして、ユーザ評価情報検索部138は、例えば、評価がポジティブな文の総数、および評価がネガティブな文の総数を取得する。例えば、ユーザ評価情報は、評価がポジティブな文の総数および評価がネガティブな文の総数である。ユーザ評価情報検索部138の処理も公知技術により可能であるので、詳細な説明を省略する。
ユーザ毎動的魅力度算出部139は、スポットのユーザ毎動的魅力度を算出する。
ユーザ毎動的魅力度算出部139は、例えば、スポットの1以上の動的属性値、ユーザの1以上の属性値を用いてユーザ毎動的魅力度を取得する。
ユーザ毎動的魅力度算出部139は、スポットの1以上の動的属性値、およびユーザの1以上の動的属性値を用いて、ユーザ毎動的魅力度を取得することは好適である。
ユーザ毎動的魅力度算出部139は、例えば、訪問情報受付部123が訪問情報を受け付けた場合に、訪問情報が有するスポット識別子と対になるユーザ毎動的魅力度を減じるように、スポットの新しいユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。
ユーザ毎動的魅力度算出部139は、例えば、」スポットの1以上の属性値、ユーザの1以上の属性値、ユーザ嗜好情報、検索結果、1以上のコンテキスト情報、およびユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。
また、ユーザ毎動的魅力度算出部139は、例えば、1または2以上の特性値を用いて、ユーザ毎動的魅力度を算出する。特性値とは、例えば、後述するユーザ興味度、新鮮度、実力発揮度、特異度、スポット評価値、ユーザ合致度である。また、ユーザ毎動的魅力度算出部139は、特異度を含む2以上の特性値を用いて、ユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。ユーザ毎動的魅力度算出部139は、特異度をパラメータとする増加関数を用いて、ユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。ユーザ毎動的魅力度算出部139は、ユーザ興味度、新鮮度、実力発揮度、スポット評価値、ユーザ合致度のうち、使用する特性値をパラメータとする増加関数を用いて、ユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。
ユーザ興味度算出手段1391は、ユーザ嗜好情報を用いて、スポットに対するユーザ興味度を算出する。ユーザ嗜好情報は、例えば、ユーザ情報格納部112に格納されている。
また、ユーザ興味度算出手段1391は、通常、ユーザ嗜好情報を用いて、スポットのカテゴリに対するユーザ興味度を算出する。かかる場合、スポットに対するユーザ興味度は、当該スポットのカテゴリに対するユーザ興味度である。
また、ユーザ興味度算出手段1391は、例えば、ユーザ登録時に、受付部12が受け付けた「興味があるカテゴリと興味がないカテゴリ」の情報を用いて、カテゴリの初期興味度を設定する。
ユーザ興味度算出手段1391は、例えば、以下の数式1を用いて、スポットに対するユーザ興味度を算出する。
数式1において、Iは、あるユーザのスポットiに対する興味度である。また、スポットiは、カテゴリkに属するものとする。
また、Sは、ユーザ情報格納部112のユーザ嗜好情報が「カテゴリkがユーザにとって嫌いなカテゴリに属していることを示す情報」を含む場合には0となり、それ以外(カテゴリkが嫌いではないカテゴリに属している場合)は1となる。Cは、初期興味度である。つまり、Cは、ユーザ登録時に興味があるカテゴリとして選択しているかを示す値であり、ユーザ嗜好情報が「カテゴリkがユーザにとって興味があることを示す情報」を含む場合であれば1となり、「カテゴリkがユーザにとって興味がないことを示す情報」を含む場合は0である。
また、Cは、初期興味度が「1」であるカテゴリの総数である。なお、ユーザは少なくとも1つのカテゴリを、興味のあるカテゴリとして選択しているものとする。Vは、システム利用時にカテゴリkに属する寄り道スポットに立ち寄った回数(利用回数)である。ユーザ興味度算出手段1391は、ユーザ嗜好情報に含まれる情報であり、カテゴリkの属する1以上のスポットの立ち寄った回数の合計(カテゴリkの総利用回数)を算出する。Vは、当該スポットに立ち寄った総数(スポットの利用回数)である。ユーザ興味度算出手段1391は、ユーザ嗜好情報に含まれる情報であり、すべてのスポットの立ち寄った回数の合計を算出する。
また、αは重み係数であり、0<α<1の値を取る。これにより、Sの値が1であれば、Iは「α<I<1」となり、αによって、Iの最小値を設定することができる。
新鮮度算出手段1392は、検索結果取得部136が取得した検索結果を用いて、スポットに対する新鮮度(F)を算出する。
数式2において、Dは、カテゴリkに属するスポットの新鮮度有効期限である。新鮮度有効期限は、スポットの新鮮度の有効期限に関する情報である。新鮮度有効期限は、通常、カテゴリ毎に決められていているが、スポット毎に決められていても良い。つまり、スポット魅力度情報格納部113の各スポット魅力度情報は、新鮮度有効期限を保持していても良い。
数式2において、dは、スポットiが新設されてからの経過日数(流行により新鮮度が出現した場合には、その日からの経過日数)を示す。dは、0<d<1の値を取る。βは重み係数であり、0<β<1の値を取る。これにより、Fの最小値は、βによって設定される。
検索結果取得部136が取得した検索結果に、1以上のスポットiのスポット識別子を含む場合、新鮮度算出手段1392は、例えば、スポットiのスポット識別子を含む情報が初めて記載された日、および現在の日を取得し、2つの日の差からスポットiが新設されてからの経過日数(d)を取得する。なお、かかる場合、スポットiのスポット識別子を含む情報が初めて記載された日が、スポットiが新設された日と仮定した場合である。
また、新鮮度算出手段1392は、検索結果取得部136が取得した検索結果から、1以上のスポットiのスポット識別子を含む件数が閾値以上になった日を流行により新鮮度が出現した日として取得する。そして、新鮮度算出手段1392は、現在の日を取得する。次に、新鮮度算出手段1392は、2つの日の差から、スポットiが新設されてからの経過日数(d)を取得する。
そして、新鮮度算出手段1392は、スポットまたは当該スポットのカテゴリに対応する新鮮度有効期限(D)をスポット魅力度情報格納部113から取得する。
次に、新鮮度算出手段1392は、数式2に経過日数(d)、新鮮度有効期限(D)、予め決められているβを代入し、新鮮度(F)を算出する。
実力発揮度算出手段1393は、1以上のコンテキスト情報と各スポットの属性値とを用いて、各スポットの実力発揮度を算出する。ここで、スポットの実力発揮度は、スポットが有効に機能するか否かを示す度合いである。実力発揮度は、コンテキスト情報(時間・天気・季節など)によって変化する。例えば、オープンカフェの場合は気候の良い晴れた日の日中が最も高い値となり、雨の日や寒い日は値を減少させる。レストランの場合は、食事時の時間帯に高い値となる。
実力発揮度算出手段1393は、スポット魅力度情報格納部113からスポットiに対応する1以上の属性値(例えば、スポットにとって好適な天気、営業時間帯、スポットにとって好適な時間帯)を取得する。なお、実力発揮度算出手段1393は、スポットiに対応するカテゴリ識別子に対応する1以上の属性値(例えば、スポットにとって好適な天気、営業時間帯、スポットにとって好適な時間帯)を取得しても良い。
そして、実力発揮度算出手段1393は、取得した1以上の各属性値と、各属性値に対応するコンテキスト情報とが合致するか否かを判断する。そして、実力発揮度算出手段1393は、例えば、合致するコンテキスト情報の数をパラメータとする増加関数により、スポットiの実力発揮度を算出する。なお、コンテキスト情報は、コンテキスト情報取得部137により取得された情報である。実力発揮度算出手段1393は、取得した1以上の各属性値と各属性値に対応するコンテキスト情報との合致度合いを取得し、1以上の合致度合いを用いて、スポットiの実力発揮度を算出しても良い。例えば、実力発揮度算出手段1393は、コンテキスト情報が「晴れ」の場合は合致度合い「2」、コンテキスト情報が「くもり」の場合は合致度合い「1」、コンテキスト情報が「雨」の場合は合致度合い「0」を取得しても良い。
実力発揮度算出手段1393は、例えば、スポットiに対する実力発揮度(A)の算出は以下の数式2に基づいて行う。ただし、このスポットiは、カテゴリkに属するものとする。
数式3において、kはカテゴリである。また、cは対象ユーザの1以上のコンテキスト情報である。つまり、実力発揮度算出手段1393は、スポットのカテゴリkの属性値と、対象ユーザのコンテキスト情報とにより、実力発揮度(A)を決定する。
特異度算出手段1394は、ユーザの1以上の属性値とスポットの1以上の属性値とを用いて、ユーザにとってのスポットの特異度を算出する。
特異度は、対象スポットがユーザにとってどの程度特異であるかを表す情報である。例えば、ユーザAの出身地が大阪、ユーザBの出身地が愛知であり、現在ユーザA、Bは名古屋に居るとする。ある手羽先チェーン店を二人に推薦するスポットとしたい場合、愛知県在住のユーザBにとってはそのスポットの特異度は低い。しかし、ユーザAにとってはそのスポットの特異度は高くなる。すなわ、同じスポットでもユーザによって特異度は異なる。
特異度算出手段1394は、例えば、以下の数式4に従って、スポットの特異度(U)を算出する。
数式4において、iはスポットの1以上の属性値であり、uはユーザの1以上の属性値である。スポットの1以上の属性値は、当該スポットのカテゴリの1以上の属性値でも良い。
特異度算出手段1394は、例えば、スポットiの1以上の属性値(例えば、スポットの住所)を、スポット魅力度情報格納部113から取得する。また、特異度算出手段1394は、ユーザの1以上の属性値(例えば、「出身地」「住所」)をユーザ情報格納部112から取得する。そして、特異度算出手段1394は、スポットiの1以上の各属性値と、当該各属性値に対応するユーザの1または2以上の属性値とを用いて、2つの属性値が予め決められた関係にあるか否かを判断する。そして、特異度算出手段1394は、予め決められた関係に無い2つの属性値の組の数を取得する。次に、特異度算出手段1394は、当該組の数をパラメータとする増加関数により、スポットの特異度を算出する。なお、予め決められた関係に無いとは、例えば、スポットiの住所とユーザの出身地の県が異なる、スポットiの住所の県とユーザの住所の県が異なる等である。
例えば、特異度算出手段1394は、「特異度=予め決められた関係に無い属性値の数/比較した属性値の数」により、特異度を算出する。
例えば、特異度は、居住地ベースのパラメータと、経験ベースのパラメータとを用いる。居住地ベースのパラメータとは、スポットiの住所と、ユーザuの住所または/および出身地である。なお、全てのスポットiは,各都道府県に対する特異度を構成するパラメータを持つことは好適である。
経験ベースのパラメータとは、ユーザuがスポットiを訪問したことがあるか、ないかを示す情報(例えば、0または1)である。
例えば、特異度算出手段1394は、例えば、居住地ベースのパラメータから取得された値uniquep(i,u)と、経験ベースのパラメータによる値(Exp(i,u))とを乗算し、特異度を算出する。かかる場合、例えば、ユーザuがスポットiを訪問したことがあれば、そのスポットiの特異度は「0」となる。また、例えば、ユーザuがスポットiを訪問したことがあれば、居住地ベースのパラメータから取得された値に、予め決められた値(γ)「例えば、0.1」を乗算し、特異度が小さい値になるようにする。
スポット評価値算出手段1395は、ユーザ評価情報検索部138が取得した1以上のユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットの評価値であるスポット評価値を算出する。スポット評価値算出手段1395は、例えば、Web上のユーザレビュー等の情報に基づいて、スポット評価値を算出する。なお、スポットの評価値は、スポットの客観的な評価値である、と言える。
スポット評価値算出手段1395は、例えば、以下の数式5に基づいて、スポット評価値(R)を算出する。
数式5において、E(i)はスポットiに対するポジティブな評価数、E(i)はスポットiに対するネガティブな評価数である。また、E(i)はスポッiに対する評価の総数であり、例えば、「E(i)=E(i)+E(i)」である。 なお、E(i)は、スポットiに対して述べている意見の数で、中立的な意見の数をも含んでも良い。
つまり、スポット評価値算出手段1395は、ユーザ評価情報検索部138が取得した1以上のユーザ評価情報が有するスポットiに対するポジティブな評価数「E(i)」、およびスポットiに対するネガティブな評価数「E(i)」、およびスポットiに対する評価総数「E(i)」を取得する。そして、スポット評価値算出手段1395は、「E(i)」「E(i)」「E(i)」を数式5に代入し、スポット評価値(R)を算出する。
なお、ポジティブな評価が多ければスポット評価値(R)の値は1に近づき、ネガティブな評価が多ければスポット評価値(R)の値は0に近づくことになる.
ユーザ合致度算出手段1396は、スポットとユーザとの合致する度合いであるユーザ合致度を算出する。
スポットに対するユーザ合致度とは、性別・年齢・居住地等のユーザ特徴から推定されるユーザの好みとスポットとの合致度である。例えば、「妖怪ウォッチ」と「子供」は合致度が高いと考えられる。また、ネイルサロンの場合は主に若い女性との合致度が高いと考えることができる。ユーザ合致度を使用することにより、あまりにミスマッチの寄り道スポットの推薦を防ぐことが可能となる。
ユーザ合致度の算出方法としては、例えば、スポット毎に合致度が高いユーザの属性値を設定しておき、そこから大きく外れるユーザの合致度を低く設定する。
ユーザ合致度算出手段1396は、例えば、以下の数式6に基づいて、スポットiとユーザとのユーザ合致度(M)を算出する。
数式6において、iはスポットの1以上の属性値、uはユーザの1以上の属性値である。なお、この時、通常、ユーザの好みは考慮せず、デモグラフィック情報のみを考慮して、ユーザ合致度は算出される。なお、デモグラフィック情報は、ユーザ情報を構成する情報であり、例えば、性別、年齢、住んでいる地域、所得、職業、学歴、家族構成などである。
ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、ユーザ興味度、新鮮度、実力発揮度、特異度、スポット評価値、およびユーザ合致度のうち、2以上の値を用いて各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出する。
ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、特異度を含む2以上の特性値を用いて各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。
例えば、ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、あるユーザにとってのスポットiのユーザ毎動的魅力度(Serendipity(i))を、例えば、以下の数式7に基づいて算出する。
なお、ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、スポットiのユーザ毎動的魅力度(Serendipity(i))を、2以上の特性値の和により算出しても良いし、2以上の特性値に対して重み付けした和により算出しても良い。また、ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、スポットiのユーザ毎動的魅力度(Serendipity(i))を、N(Nは2以上)の特性値の平均値等により算出しても良い。
ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、2以上の各特性値をパラメータとする増加関数により、ユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、後述するスポット関連情報である。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
スポット関連情報出力部141は、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力する。スポット関連情報の出力態様は問わないことは言うまでもない。
スポット関連情報出力部141は、仮想コスト算出部134が算出した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力しても良い。
スポット関連情報出力部141は、経路絞込部135が取得した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力しても良い。
スポット関連情報出力部141は、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットを経由する経路の所要時間と、最小コスト経路情報が示す経路の所要時間とを含むスポット関連情報を出力しても良い。
スポット関連情報出力部141は、地図情報を有するスポット関連情報を出力しても良い。かかる場合、地図上に、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットの情報、または経路絞込部135が取得した1以上の各経路情報に対応する1以上のスポットの情報を出力する。
スポット関連情報出力部141は、スポット関連情報を、後述する端末装置2に送信しても良い。
ここで、スポット関連情報とは、例えば、スポット識別子、スポットを中継点とする経路の経路情報、スポットのユーザ毎動的魅力度(セレンディピティー度)、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットを経由する経路の所要時間と、最小コスト経路情報が示す経路の所要時間とを含む情報などである。スポット関連情報は、スポットを含む地図情報、スポットを含む経路を含む地図情報を含んでも良い。
寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットとは、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットのうちの一部のスポットでも良い。また、寄り道候補スポット決定部131が決定した1以上のスポットは、経路絞込部135が取得した1以上の各経路情報が示す経路上のスポットでも良い。
格納部11、地図情報格納部111、ユーザ情報格納部112、スポット魅力度情報格納部113は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部12は、出発地受付部121、目的地受付部122、訪問情報受付部123は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
処理部13、寄り道候補スポット決定部131、経路探索部132、ユーザ毎動的魅力度取得部133、仮想コスト算出部134、経路絞込部135、検索結果取得部136、コンテキスト情報取得部137、ユーザ評価情報検索部138、ユーザ毎動的魅力度算出部139、ユーザ興味度算出手段1391、新鮮度算出手段1392、実力発揮度算出手段1393、特異度算出手段1394、スポット評価値算出手段1395、ユーザ合致度算出手段1396、ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部14、スポット関連情報出力部141は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報処理装置1がスポット関連情報を出力する動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受付部12は、目的地情報等を受け付けたか否かを判断する。目的地情報等を受け付けた場合はステップS202に行き、目的地情報等を受け付けない場合はステップS208に行く。なお、目的地情報等とは、目的地情報だけでも良いし、目的地情報と出発地情報でも良い。受付部12は、移動時間情報を受け付けても良い。また、受付部12は、現在位置を目的地情報として、受け付けても良い。
(ステップS202)出発地受付部121は、現在位置を取得する。
(ステップS203)経路探索部132は、ステップS202で取得された現在位置を始点とし、ステップS201で受け付けた目的地情報が示す目的地を終点とする経路を探索する。また、経路探索部132は、ステップS201で受け付けられた出発地情報が示す出発地を始点とし、ステップS201で受け付けられた目的地情報が示す目的地を終点とする経路を探索しても良い。経路探索部132は、現在位置を始点とし、かつ現在位置を終点とし、移動時間情報が示す時間内に戻れる経路を探索しても良い。
(ステップS204)寄り道候補スポット決定部131は、寄り道候補スポットを決定する。かかる寄り道候補スポット決定処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS205)仮想コスト算出部134は、ステップS204で決定された1以上の各寄り道候補スポットに対して、仮想コストを算出する。仮想コスト算出処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS206)スポット関連情報出力部141は、ステップS205で取得された1以上の各寄り道候補スポットの仮想コストを用いて、スポット関連情報を取得する。
(ステップS207)スポット関連情報出力部141は、ステップS206で取得したスポット関連情報を出力する。ステップS201に戻る。
(ステップS208)受付部12は、出力された質問に対す1以上の回答情報を受け付けたか否かを判断する。質問に対する1以上の回答情報を受け付けた場合はステップS209に行き、質問に対する1以上の回答情報を受け付けない場合はステップS210に行く。なお、本フローチャートに図示しないが、回答情報を受け付け前に、通常、質問情報が出力されている、とする。
(ステップS209)ユーザ興味度算出手段1391は、ステップS208で受け付けられた1以上の回答情報を用いて、各カテゴリの初期興味度を取得し、格納部11またはスポット魅力度情報格納部113に蓄積する。ステップS201に戻る。なお、各カテゴリの初期興味度は、通常、カテゴリ識別子と対に、蓄積される。また、処理部13は、ステップS208で受け付けられた1以上の回答情報を用いて、嫌いなカテゴリのカテゴリ識別子を取得し、格納部11に蓄積しても良い。
(ステップS210)訪問情報受付部123は、訪問情報を受け付けたか否かを判断する。訪問情報を受け付けた場合はステップS211に行き、訪問情報を受け付けない場合はステップS201に戻る。
なお、訪問情報は、通常、スポット識別子を有する。また、訪問情報受付部123は、ユーザから入力された訪問情報を受け付けても良いし、ユーザがスポットを利用したことを示す訪問情報を自動的に取得しても良い。訪問情報受付部123は、例えば、設定された目的地情報が示す目的地に移動体が到着したと判断した場合に、当該目的地情報であるスポット識別子を有する訪問情報を取得する。また、訪問情報受付部123は、例えば、目的地情報が受け付けられた場合に、当該目的地情報を有する訪問情報を取得する。また、訪問情報受付部123は、例えば、移動体のエンジンがオフになる場合の、現在位置に対応するスポット識別子を取得し、当該スポット識別子を有する訪問情報を構成しても良い。
(ステップS211)処理部13は、当該利用されたスポットのスポット識別子を取得する。
(ステップS212)処理部13は、当該スポット識別子と対になるカテゴリ識別子をスポット魅力度情報格納部113または地図情報格納部111から取得する。
(ステップS213)処理部13は、当該利用されたスポットのスポット識別子に対応する利用回数を1、インクリメントする。
(ステップS214)処理部13は、当該利用されたスポットに対応するカテゴリ識別子に対応する利用回数を1、インクリメントする。ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
また、図2のフローチャートのステップS210からS214において、スポットの訪問情報が受け付けられた場合、処理部13は、当該スポット識別子、または当該スポット識別子と利用時刻等を格納部11に蓄積するだけでも良い。利用されたスポットのスポット識別子が蓄積されていれば、スポット識別子に対応する利用回数、カテゴリ識別子に対応する利用回数は、いつでも取得可能である。
次に、ステップS204の寄り道候補スポット決定処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)寄り道候補スポット決定部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS302)寄り道候補スポット決定部131は、ステップS203で探索された経路上に、i番目の地点が存在するか否かを判断する。i番目の地点が存在する場合はステップS303に行き、i番目の地点が存在しない場合はステップS305に行く。
(ステップS303)寄り道候補スポット決定部131は、経路上のi番目の地点との距離(空間的な距離でも良いし、時間的な距離でも良い)が閾値以内(閾値より小さい、でも良い)の1以上のスポットのスポット識別子を、各スポットの位置情報を用いて取得する。なお、このスポットは、既にスポット識別子が取得されていないスポットである、とする。
(ステップS304)寄り道候補スポット決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS302に戻る。
(ステップS305)寄り道候補スポット決定部131は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS306)寄り道候補スポット決定部131は、ステップS303で取得されたスポット識別子に対応するスポットのうち、j番目のスポットが存在するか否かを判断する。j番目のスポットが存在すればステップS307に行き、j番目のスポットが存在しなければステップS309に行く。
(ステップS307)ユーザ毎動的魅力度取得部133は、j番目のスポットに対応するユーザ毎動的魅力度を算出する。ユーザ毎動的魅力度算出処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS308)カウンタjを1、インクリメントする。ステップS306に戻る。
(ステップS309)寄り道候補スポット決定部131は、ユーザ毎動的魅力度が上位のX件のスポットのスポット識別子を取得する。上位処理にリターンする。
なお、図3のフローチャートのステップS306において、ユーザ毎動的魅力度が上位のX件(Xは1以上の自然数)にスポットを絞り込んだが、かかる絞り込みは行わなくても良い。
次に、ステップS205の仮想コスト算出処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)仮想コスト算出部134は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS402)仮想コスト算出部134は、i番目の寄り道候補のスポットのスポット識別子が存在するか否かを判断する。i番目のスポットのスポット識別子が存在する場合はステップS403に行き、i番目のスポットのスポット識別子が存在しない場合はステップS407に行く。
(ステップS403)仮想コスト算出部134は、i番目のスポットのユーザ毎動的魅力度を取得する。なお、仮想コスト算出部134は、通常、既に算出され、バッファに格納されているユーザ毎動的魅力度を取得する。ただし、ユーザ毎動的魅力度算出部139が、i番目のスポットのユーザ毎動的魅力度を算出しても良い。
(ステップS404)経路探索部132は、i番目のスポットを中継点とする経路を探索し、経路情報と、経路全体のコストとを取得する。なお、本経路は、ステップS202で取得された現在位置を始点とし、i番目のスポットを中継点とし、ステップS201で受け付けた目的地情報が示す目的地を終点とする経路であっても良いし、ステップS201で受け付けられた出発地情報が示す出発地を始点とし、i番目のスポットを中継点とし、ステップS201で受け付けられた目的地情報が示す目的地を終点とする経路であっても良い。
また、本経路は、現在地を始点とし、i番目のスポットを中継点とし、現在地を終点とする経路であって、受け付けられた移動時間情報が示す時間以内に戻れる経路であっても良い。つまり、かかる場合、経路探索部132は、i番目のスポットを中継点とし、現在地を終点とする経路を探索し、当該経路における所要時間を取得する。そして、当該所要時間が受け付けられた移動時間情報が示す時間より短い場合のみ、当該経路の経路情報と、経路全体のコストとを取得する。そして、かかる場合、i番目のスポットを中継点とする経路情報等を取得しない場合もあり得る。
(ステップS405)仮想コスト算出部134は、i番目のスポットのスポット識別子、i番目のスポットのユーザ毎動的魅力度、経路情報、コストを有する情報(寄り道候補情報と言っても良い。)を図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS406)仮想コスト算出部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS402に戻る。
(ステップS407)仮想コスト算出部134は、図示しないバッファに一時蓄積した寄り道候補情報のうち、同一の経路情報を有する寄り道候補情報をマージする。ここで、マージする処理は、例えば、2つの寄り道候補情報「スポット識別子:S1,ユーザ毎動的魅力度:A1,経路情報:R1,コスト:C1」と「スポット識別子:S2,ユーザ毎動的魅力度:A2,経路情報:R1,コスト:C1」が存在する場合、一つの寄り道候補情報「スポット識別子:S1,S2,ユーザ毎動的魅力度:A1,A2,経路情報:R1,コスト:C1」を取得する処理である。つまり、スポット識別子とユーザ毎動的魅力度は、マージされた組の数だけ有することとなる。
(ステップS408)仮想コスト算出部134は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS409)仮想コスト算出部134は、j番目の寄り道候補情報が存在するか否かを判断する。j番目の寄り道候補情報が存在する場合はステップS410に行き、j番目の寄り道候補情報が存在しない場合はステップS412に行く。
(ステップS410)仮想コスト算出部134は、j番目の寄り道候補情報が有するコストとユーザ毎動的魅力度とを用いて、j番目の寄り道候補情報に対する仮想コストを算出する。仮想コスト算出部134は、j番目の寄り道候補情報が有するコストをパラメータとする増加関数であり、ユーザ毎動的魅力度をパラメータとする減少関数により、仮想コストを算出する。
(ステップS411)仮想コスト算出部134は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS409に戻る。
(ステップS412)経路絞込部135は、仮想コストが上位のY件の寄り道候補情報を決定する。上位処理にリターンする。
なお、図4のフローチャーのステップS412において、仮想コストが上位のY件(Yは1以上の自然数)に寄り道候補を絞り込んだが、かかる絞り込みは行わなくても良い。
次に、ステップS307のユーザ毎動的魅力度算出処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)ユーザ興味度算出手段1391は、着目しているスポットのユーザ興味度を取得する。ユーザ興味度取得処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS502)新鮮度算出手段1392は、着目しているスポットの新鮮度を取得する。新鮮度取得処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS503)実力発揮度算出手段1393は、着目しているスポットの実力発揮度を取得する。実力発揮度取得処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS504)特異度算出手段1394は、着目しているスポットの特異度を取得する。特異度取得処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS505)スポット評価値算出手段1395は、着目しているスポットのスポット評価値を取得する。スポット評価値取得処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS506)ユーザ合致度算出手段1396は、着目しているスポットのユーザ合致度を取得する。ユーザ合致度取得処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS507)ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、ユーザ興味度、新鮮度、特異度、スポット評価値、ユーザ合致度のうち、2以上の値を用いてユーザ毎動的魅力度を算出する。ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、特異度および他の1以上の値を用いてユーザ毎動的魅力度を算出することは好適である。
次に、ステップS501のユーザ興味度取得処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)ユーザ興味度算出手段1391は、着目するスポットのカテゴリ識別子をスポット魅力度情報格納部113から取得する。
(ステップS602)ユーザ興味度算出手段1391は、ステップS601で取得したカテゴリ識別子に対応する初期興味度をスポット魅力度情報格納部113から取得する。また、ユーザ興味度算出手段1391は、ステップS601で取得したカテゴリ識別子に対応するカテゴリが嫌いであるか否かを示す情報(数式1のS)を取得することは好適である。
(ステップS603)ユーザ興味度算出手段1391は、ステップS601で取得したカテゴリ識別子に対応する利用回数をスポット魅力度情報格納部113から取得する。
(ステップS604)ユーザ興味度算出手段1391は、全カテゴリの利用回数の合計である総利用回数をスポット魅力度情報格納部113から取得する。
(ステップS605)ユーザ興味度算出手段1391は、例えば、初期興味度、カテゴリが嫌いであるか否かを示す情報(S)、カテゴリ識別子に対応する利用回数、総利用回数を用いて、ユーザ興味度を算出する。上位処理にリターンする。なお、ユーザ興味度算出手段1391は、例えば、数式1を用いて、ユーザ興味度を算出する。
次に、ステップS502の新鮮度取得処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)検索結果取得部136は、着目するスポットのスポット名をキーとして検索する。ここで、検索結果取得部136は、通常、Web検索を行い、検索結果を取得する。
(ステップS702)検索結果取得部136は、検索結果からスポットが注目を浴びた日を取得する。なお、検索結果取得部136は、例えば、検索結果に含まれる文書やブログや記事等の記載日付を取得し、日付ごとの記載数(記事等の数)を取得する。そして、検索結果取得部136は、例えば、記載数(記事等の数)が閾値をはじめて超えた日を、スポットが注目を浴びた日として取得する。
(ステップS703)新鮮度算出手段1392は、今日の日付を取得する。
(ステップS704)新鮮度算出手段1392は、ステップS702で取得された注目を浴びた日から、ステップS703で取得した今日の日付が示す本日までの経過日数を取得する。
(ステップS705)新鮮度算出手段1392は、着目するスポットのスポット識別子または着目するスポットのカテゴリ識別子に対応する新鮮度有効期限を格納部11またはスポット魅力度情報格納部113から取得する。
(ステップS706)新鮮度算出手段1392は、経過日数、新鮮度有効期限を用いて、新鮮度を算出する。上位処理にリターンする。なお、新鮮度算出手段1392は、例えば、数式2を用いて、新鮮度を算出する。
次に、ステップS503の実力発揮度取得処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)実力発揮度算出手段1393は、着目するスポットの1以上の属性値であり、実力発揮度に関連する1以上の属性値を、スポット魅力度情報格納部113から取得する。なお、実力発揮度算出手段1393は、実力発揮度に関連する1以上の属性が何であるかを示す情報を予め保持している。
(ステップS802)実力発揮度算出手段1393は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS803)実力発揮度算出手段1393は、ステップS801で取得した属性値のうち、i番目の実力発揮度に関連する属性値が存在するか否かを判断する。
(ステップS804)コンテキスト情報取得部137は、i番目の実力発揮度に関連する属性値に対応するコンテキスト情報を取得する。
(ステップS805)実力発揮度算出手段1393は、ステップS804で取得されたコンテキスト情報がi番目の実力発揮度に関連する属性値に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS806に行き、合致しない場合はステップS807に行く。
(ステップS806)実力発揮度算出手段1393は、コンテキスト情報が合致する場合のスコア(S(i))を取得する。
(ステップS807)実力発揮度算出手段1393は、コンテキスト情報が合致しない場合のスコア(S(i))を取得する。
(ステップS808)実力発揮度算出手段1393は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
(ステップS809)実力発揮度算出手段1393は、ステップS806または/およびステップS807で取得された1以上のスコア(S(i))を用いて、実力発揮度を算出する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS504の特異度取得処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)特異度算出手段1394は、着目するスポットの1以上の属性値であり、特異度に関連する1以上の属性値を、スポット魅力度情報格納部113から取得する。なお、特異度算出手段1394は、特異度に関連する1以上の属性が何であるかを示す情報を予め保持している。
(ステップS902)特異度算出手段1394は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS903)特異度算出手段1394は、ステップS901で取得された属性値の中で、特異度に関連するi番目の属性値が存在するか否かを判断する。i番目の属性値が存在する場合はステップS904に行き、i番目の属性値が存在しない場合はステップS907に行く。
(ステップS904)特異度算出手段1394は、特異度に関連するi番目の属性値に対応する、ユーザの属性値をユーザ情報格納部112から取得する。なお、ユーザの属性値は、例えば、居住地ベースのパラメータ(例えば、出身地、住所等)と、経験ベースのパラメータ(例えば、スポットに訪問したことがあるか否かを示す情報等)を含む。また、ユーザの属性値は、例えば、当該スポットを訪問した回数である。また、ユーザの属性値は、例えば、当該スポットを訪問したことがあるか否かを示す情報である。
(ステップS905)特異度算出手段1394は、特異度に関連するi番目の属性値と、ステップS904で取得した属性値とを比較し、比較結果を取得する。
(ステップS906)特異度算出手段1394は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
(ステップS907)特異度算出手段1394は、ステップS905で取得した1以上の比較結果を用いて、特異度を算出する。上位処理にリターンする。
なお、図9のフローチャートにおいて、特異度算出手段1394は、ユーザがスポットを訪問した回数またはスポットを訪問したことがあるか否かを示す情報を取得し、回数が多いほど、またはスポットを訪問したことがある場合に、特異度を減じて、算出することは好適である。
次に、ステップS505のスポット評価値取得処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)ユーザ評価情報検索部138は、着目しているスポットのスポット名を用いて、Web検索し、スポットのポジティブな意見の数を取得する。
(ステップS1002)ユーザ評価情報検索部138は、着目しているスポットのスポット名を用いて、Web検索し、スポットのネガティブな意見の数を取得する。
(ステップS1003)ユーザ評価情報検索部138は、スポットに対する意見の数を取得する。なお、ユーザ評価情報検索部138は、着目しているスポットのスポット名を用いて、Web検索し、スポットに対する意見の数を取得しても良いし、スポットのポジティブな意見の数とスポットのネガティブな意見の数との加算し、スポットに対する意見の数を算出しても良い。
(ステップS1004)スポット評価値算出手段1395は、スポットのポジティブな意見の数、スポットのネガティブな意見の数、スポットに対する意見の数を用いて、スポット評価値を算出する。上位処理にリターンする。なお、スポット評価値算出手段1395は、例えば、数式5を用いて、スポット評価値を算出する。
次に、ステップS506のユーザ合致度取得処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1101)ユーザ合致度算出手段1396は、着目するスポットに対する、ユーザ合致度に関連する1以上の属性値を、スポット魅力度情報格納部113または地図情報格納部111から取得する。
(ステップS1102)ユーザ合致度算出手段1396は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1103)ユーザ合致度算出手段1396は、ステップS1101で取得した1以上の属性値であり、i番目の属性値が存在するか否かを判断する。i番目の属性値が存在する場合はステップS1104に行き、i番目の属性値が存在しない場合はステップS1107に行く。
(ステップS1104)ユーザ合致度算出手段1396は、i番目の属性値に対応するユーザの属性値をユーザ情報格納部112から取得する。
(ステップS1105)ユーザ合致度算出手段1396は、2つの属性値を比較し、比較結果を取得する。
(ステップS1106)ユーザ合致度算出手段1396は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1103に戻る。
(ステップS1107)ユーザ合致度算出手段1396は、ステップS1105で取得された1以上の比較結果を用いて、ユーザ合致度を算出する。上位処理にリターンする。
以下、本実施の形態における情報処理装置1の具体的な動作について説明する。今、情報処理装置1は、スマートフォンである。そして、当該情報処理装置1は、いわゆる徒歩ナビとして機能する、とする。
また、格納部11は、図12に示す質問関係情報管理表を格納している。質問関係情報管理表は、ユーザのカテゴリごとの初期興味度を取得するための質問情報を含む1以上の質問関係情報(レコード)を管理する表である。質問関係情報は、「ID」「質問情報」「回答情報」「関連カテゴリ識別子」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「質問情報」は質問を構成する情報である。「回答情報」はユーザの回答を示す。「関連カテゴリ識別子」は、」「質問情報」に対応するカテゴリを示す。そして、「質問情報」が示す質問に対して、ユーザの回答が「回答情報」が示す回答であった場合に、「関連カテゴリ識別子」が示すカテゴリの初期興味度を「1」とすることを示す。また、ユーザの回答が「回答情報」が示す回答でなかった場合、「関連カテゴリ識別子」が示すカテゴリの初期興味度を「0」とすることを示す。
また、ユーザ情報格納部112は、図13に示す構造を有する初期興味度管理表を格納している。初期興味度管理表は「ID」「カテゴリ識別子」「初期興味度」を有する1以上のレコードを、カテゴリの数だけ管理している。「ID」は、レコードを識別する情報である。「カテゴリ識別子」で識別されるカテゴリの初期興味度が「初期興味度」である。初期興味度は、ここでは、例えば、「1」または「0」を取り得る。
また、ユーザ情報格納部112は、図14に示す構造を有するスポット別利用回数管理表を格納している。スポット別利用回数管理表は、「ID」「スポット識別子」「利用回数」を有する1以上のレコードを管理している。「ID」は、レコードを識別する情報である。「スポット識別子」で識別されるスポットの利用回数が「利用回数」である。
さらに、ユーザ情報格納部112は、図15に示す構造を有するカテゴリ別利用回数管理表を格納している。スポット別利用回数管理表は、「ID」「カテゴリ識別子」「利用回数」を有する1以上のレコードを管理している。「ID」は、レコードを識別する情報である。「カテゴリ識別子」で識別されるカテゴリのスポットの総利用回数が「利用回数」である。
かかる状況において、ユーザAは、自分のスマートフォンに、情報処理装置1の機能を実現する徒歩ナビのアプリケーションをインストールした、とする。
そして、ユーザの登録を行うために、質問情報を、図示しない装置からダウンロードし、各質問に対して、図16に示すように回答した、とする。そして、ユーザは、登録ボタン1601を押下した、とする。なお、図16は、質問に対して回答情報を入力する画面例である。
また、ユーザは図示しない画面に対して、嫌いなスポットのカテゴリとして、「ゲームセンター」のみを選択した、とする。つまり、このユーザは、カテゴリ「ゲームセンター」以外は、嫌いではない。
次に、受付部12は、質問に対す1以上の回答情報「1:No,2:Yes,3:No,4:Yes,5:Yes,・・・」を受け付ける。そして、ユーザ興味度算出手段1391は、受け付けられた1以上の回答情報を図12の質問関係情報管理表に適用する。つまり、ユーザ興味度算出手段1391は、回答情報「1:No」を質問関係情報管理表の「ID=1」の回答情報「Yes」に適用し、合致しないと判断する。そして、ユーザ興味度算出手段1391は、カテゴリ識別子「洋服屋」の初期興味度「0」を取得する。また、ユーザ興味度算出手段1391は、回答情報「2:Yes」を質問関係情報管理表の「ID=2」の回答情報「Yes」に適用し、合致すると判断する。そして、ユーザ興味度算出手段1391は、カテゴリ識別子「レストラン」の初期興味度「1」を取得する。同様に、ユーザ興味度算出手段1391は、カテゴリ識別子「書店」の初期興味度「0」、カテゴリ識別子「カフェ」の初期興味度「1」、カテゴリ識別子「公園」の初期興味度「1」を取得する。そして、ユーザ興味度算出手段1391は、各カテゴリの初期興味度を格納部11に蓄積する。以上の処理により得られた初期興味度管理表が図13である。
また、受付部12は、カテゴリ「ゲームセンター」と対に、「嫌いであることを示す情報」を受け付け、蓄積する。
また、ユーザAは、自分のスマートフォンの徒歩ナビのアプリ(情報処理装置1)を利用して、経路案内を見ながら、多数のスポットを訪問した、とする。そして、情報処理装置1の訪問情報受付部123が訪問情報を受け付けるごとに、処理部13は、当該利用されたスポットのスポット識別子を取得する。そして、処理部13は、当該スポット識別子と対になるカテゴリ識別子をスポット魅力度情報格納部113または地図情報格納部111から取得する。次に、処理部13は、スポット識別子に対応する利用回数を1、インクリメントする。また、処理部13は、当該利用されたスポットに対応するカテゴリ識別子に対応する利用回数を1、インクリメントする。以上の処理により、図14に示すスポット別利用回数管理表が得られた、とする。また、以上の処理により、図15に示すカテゴリ別利用回数管理表が得られた、とする。
以上の状況において、ユーザAは、自分のスマートフォンの徒歩ナビのアプリを起動し、目的地情報「地点Z」を入力した、とする。すると、目的地受付部122は、目的地情報「地点Z」を受け付ける。また、出発地受付部121は、現在位置を取得する。現在位置の地点を示す出発地情報は「地点A」である、とする。
次に、経路探索部132は、取得された現在位置「地点A」を始点とし、目的地情報が示す目的地「地点Z」を終点とする経路を探索する。ここで、経路探索部132は、「地点A」から「地点Z」への最短経路を示す経路情報を取得する。
次に、寄り道候補スポット決定部131は、以下に示す処理(図3に示す処理)により、寄り道候補スポットを決定する。つまり、寄り道候補スポット決定部131は、取得された最短経路の経路情報の上の1以上の地点を取得する。そして、寄り道候補スポット決定部131は、1以上の各地点との距離が閾値以内の1以上のスポットを、決定する。ここで、寄り道候補スポット決定部131は、例えば、スポット魅力度情報格納部113の1以上のスポット識別子を取得し、当該1以上の各スポット識別子の位置情報を地図情報格納部111から取得する。そして、寄り道候補スポット決定部131は、各スポット識別子の位置情報が示す位置と最も近い距離の地点であり、最短経路の経路情報の上の地点を決定する。そして、寄り道候補スポット決定部131は、最短経路の経路情報の上の地点との距離が閾値以内の1以上のスポットのスポット識別子を取得する。
次に、ユーザ毎動的魅力度算出部139は、取得した1以上の各スポット識別子に対応するスポットのユーザ毎動的魅力度を、以下のように算出する。ここで、スポット識別子「Sx」のスポット(以下、スポット「Sx」)のユーザ毎動的魅力度の具体的な算出例について説明する。なお、スポット識別子「Sx」のカテゴリは「カフェ」であり、かつオープンカフェである、とする。
つまり、まず、ユーザ興味度算出手段1391は、以下のように、スポット「Sx」のユーザ興味度を算出する。ユーザ興味度算出手段1391は、着目するスポットのカテゴリ識別子(ここでは、例えば、「カフェ」)を、スポット魅力度情報格納部113または地図情報格納部111から取得する。次に、ユーザ興味度算出手段1391は、取得したカテゴリ識別子「カフェ」に対応する初期興味度「1」を図13の初期興味度管理表から取得する。また、ユーザ興味度算出手段1391は、カテゴリ識別子「カフェ」に対応する嫌いか否かを示す情報「1(嫌いではない)」を取得する。なお、嫌いか否かを示す情報は、数式1のSである。
次に、ユーザ興味度算出手段1391は、初期興味度「1」の総カテゴリ数(例えば、「10」とする)を図13の初期興味度管理表から取得する。次に、ユーザ興味度算出手段1391は、取得したカテゴリ識別子「カフェ」に対応する利用回数「49」を図15のカテゴリ別利用回数管理表から取得する。次に、ユーザ興味度算出手段1391は、全カテゴリの利用回数の合計である総利用回数(例えば、「321」)を図15のカテゴリ別利用回数管理表から取得する。そして、ユーザ興味度算出手段1391は、初期興味度「1」、嫌いか否かを示す情報「1」、初期興味度「1」の総カテゴリ数「10」、カテゴリ識別子に対応する利用回数「49」、総利用回数「190」を上記の数式1に代入し、ユーザ興味度(I)を「I=0.3×1+0.7×((1+49)/(10+190))=0.475」を得る。なお、ここでは、数式1のαは、例えば、「0.3」である、とする。
次に、新鮮度算出手段1392等は、以下のようにスポット「Sx」の新鮮度を算出する。まず、検索結果取得部136は、スポット「Sx」をキーとしてWeb検索する。次に、検索結果取得部136は、検索結果からスポット「Sx」が注目を浴びた日(例えば、「2014年12月1日」を取得する。次に、新鮮度算出手段1392は、今日の日付「2015年2月1日」を取得する。次に、新鮮度算出手段1392は、注目を浴びた日「2014年12月1日」から本日「2015年2月1日」までの経過日数「62日」を取得する。次に、新鮮度算出手段1392は、着目するスポットのスポット識別子または着目するスポットのカテゴリ識別子に対応する新鮮度有効期限「100日」をスポット魅力度情報格納部113から取得した、とする。そして、新鮮度算出手段1392は、経過日数「62」、新鮮度有効期限「100」を用いて、新鮮度(F)を「F=1−62/100×(1−0.5)=0.69」算出する。なお、ここでは、数式2のβは、例えば、「0.5」である、とする。
次に、実力発揮度算出手段1393は、以下のようにスポット「Sx」の実力発揮度を算出する。まず、実力発揮度算出手段1393は、着目するスポット「Sx」の1以上の属性値であり、実力発揮度に関連する1以上の属性値(ここでは、「天気=晴れ」「気温>=15度」「季節=春,夏」)を、スポット魅力度情報格納部113から取得する。次に、コンテキスト情報取得部137は、「天気」に対応するコンテキスト情報「晴れ」(現在の現在位置の天気の情報)を、予め決められたWebページから取得する。また、コンテキスト情報取得部137は、「気温=16度」((現在の現在位置の気温の情報)を、予め決められたWebページから取得する。さらに、コンテキスト情報取得部137は、「季節=冬」を、カレンダーを用いて取得する。次に、実力発揮度算出手段1393は、取得されたコンテキスト情報「晴れ」は1番目の実力発揮度に関連する属性値「天気=晴れ」に合致する、と判断する。また、実力発揮度算出手段1393は、取得されたコンテキスト情報「16度」は2番目の実力発揮度に関連する属性値「気温>=15度」に合致する、と判断する。さらに、実力発揮度算出手段1393は、取得されたコンテキスト情報「冬」は2番目の実力発揮度に関連する属性値「季節=春,夏」に合致しない、と判断する。次に、実力発揮度算出手段1393は、コンテキスト情報が合致する場合のスコア「2」を取得する。なお、ここでは、コンテキスト情報が合致する場合のスコアは、合致するコンテキスト情報の数である、とする。次に、実力発揮度算出手段1393は、コンテキスト情報が合致しない場合のスコア「1」を取得する。次に、実力発揮度算出手段1393は、数式3を用いて、実力発揮度「A=2/(2+1)=0.67」を算出する。なお、ここでは、数式3は、「実力発揮度=コンテキスト情報が合致する場合のスコア/(コンテキスト情報が合致する場合のスコア+コンテキスト情報が合致しない場合のスコア)」である、とする。
次に、特異度算出手段1394は、以下のようにスポット「Sx」の特異度を算出する。まず、特異度算出手段1394は、着目するスポット「Sx」の1以上の属性値であり、特異度に関連する1以上の属性値(ここでは、住所「京都府京都市左京区・・・」を、スポット魅力度情報格納部113から取得する。次に、特異度算出手段1394は、特異度に関連する属性値(住所)に対応する、ユーザの属性値「出身地:岩手県」「住所:東京都港区・・・」をユーザ情報格納部112から取得する。次に、特異度算出手段1394は、特異度に関連する属性値「京都府京都市左京区・・・」と、取得したユーザの属性値「出身地:岩手県」とを比較し、比較結果「包含しない(または不一致)」を取得する。また、特異度算出手段1394は、特異度に関連する属性値「京都府京都市左京区・・・」と、取得したユーザの属性値「住所:東京都港区・・・」とを比較し、比較結果「包含しない(または不一致)」を取得する。なお、特異度算出手段1394は、スポットの住所と、ユーザの出身地または住所とを比較し、ユーザの出身地等に含まれる都道府県がスポットの住所に含まれる都道府県と同じであれば「包含する(または一致)」の比較結果を得て、同じでなければ比較結果「包含しない(または不一致)」を得る。次に、特異度算出手段1394は、取得した比較結果「包含しない(または不一致)」を用いて、居住地ベースのパラメータから取得された値「uniquep(i,u)=2/2=1」を算出する。なお、特異度算出手段1394は、例えば、居住地ベースのパラメータから取得された値「unique p(i,u)」を「比較結果の合計/比較した属性値の数」により算出する、とする。また、特異度算出手段1394は、スポット「Sx」の利用回数「0」を図14のスポット別利用回数管理表の情報を用いて取得する、とする。そして、特異度算出手段1394は、利用回数「0」に対応する経験ベースのパラメータによる値「Exp(i,u)=1」を取得する。なお、経験ベースのパラメータによる値「Exp(i,u)」は、例えば、利用回数「0」の場合は「1」、「1<=利用回数<=5」の場合は「0.3」、「6<=利用回数」の場合は「0.1」である、とする。そして、特異度算出手段1394は、「特異度(U)=unique p(i,u)×Exp(i,u)=1×1=1」を算出する。
次に、スポット評価値算出手段1395等は、以下のようにスポット「Sx」のスポット評価値を算出する。まず、ユーザ評価情報検索部138は、着目しているスポット「Sx」のスポット名を用いて、Web検索し、スポットのポジティブな意見の数「80」を取得した、とする。ユーザ評価情報検索部138は、着目しているスポット「Sx」のスポット名を用いて、Web検索し、スポットのネガティブな意見の数「20」を取得した、する。次に、スポット評価値算出手段1395は、スポットのポジティブな意見の数「80」、スポットのネガティブな意見の数「20」を数式5に適用し、スポット評価値を算出する。スポット評価値算出手段1395は、スポット評価値「R=1/2+(80−20)/2×(1+100)=0.80」を算出する
次に、ユーザ合致度算出手段1396は、以下のようにスポット「Sx」のユーザ合致度を算出する。まず、ユーザ合致度算出手段1396は、着目するスポット「Sx」に対する、ユーザ合致度に関連する1以上の属性値「年齢:〜30歳,性別:女性」を、スポット魅力度情報格納部113または地図情報格納部111から取得する。次に、ユーザ合致度算出手段1396は、ユーザ合致度に関連する1以上の各属性値に対応する、ユーザAの属性値「年齢:25歳,性別:女性」をユーザ情報格納部112から取得する。次に、ユーザ合致度算出手段1396は、スポットの属性値「年齢:〜30歳」とユーザAの属性値「年齢:25歳」とを比較し、比較結果「合致「1」」を取得する。また、ユーザ合致度算出手段1396は、スポットの属性値「性別:女性」とユーザAの属性値「性別:女性」とを比較し、比較結果「合致「1」」を取得する。そして、ユーザ合致度算出手段1396は、取得された1以上の比較結果「「1」「1」」を数式6に適用し、ユーザ合致度を算出する。具体的には、ユーザ合致度算出手段1396は、ユーザ合致度「M=2/2=1」を算出する。なお、例えば、ユーザ合致度算出手段1396は、「ユーザ合致度M=(合致する属性値の数)/比較した属性値の数」により、ユーザ合致度を算出するものとする。
次に、ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、ユーザAにとってのスポット「Sx」のユーザ毎動的魅力度(Serendipity(i))を、数式7を用いて算出する。具体的には、ユーザ毎動的魅力度算出手段1397は、「Serendipity(Sx)=0.475×0.69×0.67×1×0.80×1=0.18」を計算し、スポット「Sx」のユーザ毎動的魅力度「0.18」を得る。なお、上記における計算結果について、小数点以下下3桁目を四捨五入している、とする。
以上の処理と同様に、ユーザ毎動的魅力度算出部139は、他のスポットのユーザ毎動的魅力度を算出する、とする。
次に、寄り道候補スポット決定部131は、ユーザ毎動的魅力度が上位のX件(ここでは、例えば、8件)のスポットのスポット識別子を取得した、とする。ここで、寄り道候補スポット決定部131は、8つのスポット識別子「レストランA」「レストランB」「カフェA」「カフェB」「カフェC」「公園A」「公園B」「公園C」を取得した、とする。
次に、仮想コスト算出部134は、8つの各寄り道候補スポットに対して、以下のように仮想コストを算出する。
まず、仮想コスト算出部134は、1番目のスポット「レストランA」のユーザ毎動的魅力度「S=0.19」を読み出す。なお、ユーザ毎動的魅力度「S=0.19」は、既に算出され、図示しないバッファに一時格納されている、とする。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「レストランA」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(例えば、(x11,x12,・・・)と、経路全体のコスト(例えば、「1831」)とを取得する。次に、仮想コスト算出部134は、スポット識別子「レストランA」、スポットのユーザ毎動的魅力度「0.13」、経路情報(x21,x22,・・・)、コストの組「1831」を有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、仮想コスト算出部134は、2番目のスポット「レストランB」のユーザ毎動的魅力度「S=0.13」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「レストランB」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(x21,x22,・・・)と、経路全体のコスト「1625」とを取得する。次に、仮想コスト算出部134は、スポット識別子「レストランA」、スポットのユーザ毎動的魅力度「0.13」、経路情報(x21,x22,・・・)、コストの組「1625」を有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、仮想コスト算出部134は、3番目のスポット「カフェA」のユーザ毎動的魅力度「S=0.05」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「カフェA」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(x31,x32,・・・)と、経路全体のコスト「1395」とを取得する。次に、仮想コスト算出部134は、スポット識別子「カフェA」、スポットのユーザ毎動的魅力度「0.13」、経路情報(x31,x32,・・・)、コストの組「1395」を有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、仮想コスト算出部134は、4番目のスポット「カフェB」のユーザ毎動的魅力度「S=0.18」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「カフェB」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(例えば、(x41,x42,・・・)と、経路全体のコスト「1721」とを取得する。次に、仮想コスト算出部134は、スポット識別子「カフェB」、スポットのユーザ毎動的魅力度「0.18」、経路情報(x41,x42,・・・)、コストの組「1721」を有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、仮想コスト算出部134は、5番目のスポット「カフェC」のユーザ毎動的魅力度「S=0.01」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「カフェC」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(x51,x52,・・・)と、経路全体のコスト「1903」とを取得する。次に、仮想コスト算出部134は、スポット識別子「カフェC」、スポットのユーザ毎動的魅力度「0.01」、経路情報(x51,x52,・・・)、コストの組「1903」を有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、仮想コスト算出部134は、6番目のスポット「公園A」のユーザ毎動的魅力度「S=0.02」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「公園A」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(x51,x52,・・・)と、経路全体のコスト「1903」とを取得する。ここで、経路情報(x51,x52,・・・)は、5番目のスポット「カフェC」を経由する経路の情報であるので、仮想コスト算出部134は、5番目のスポット「カフェC」に対応する情報に、スポット識別子「公園A」、ユーザ毎動的魅力度「S=0.02」を付加する。
次に、仮想コスト算出部134は、7番目のスポット「公園B」のユーザ毎動的魅力度「S=0.05」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「公園B」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(x61,x62,・・・)と、経路全体のコスト「2010」とを取得する。次に、仮想コスト算出部134は、スポット識別子「公園B」、スポットのユーザ毎動的魅力度「0.05」、経路情報(x61,x62,・・・)、コストの組「2010」を有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、仮想コスト算出部134は、8番目のスポット「公園C」のユーザ毎動的魅力度「S=0.10」を読み出す。次に、経路探索部132は、現在位置「地点A」を始点とし、スポット「公園C」を中継点とし、目的地「地点Z」を終点とする経路を探索し、経路情報(x21,x22,・・・)と、経路全体のコスト「1625」とを取得する。ここで、経路情報(x21,x22,・・・)は、2番目のスポット「レストランB」を経由する経路の情報であるので、仮想コスト算出部134は、2番目のスポット「レストランB」に対応する情報に、スポット識別子「公園C」、ユーザ毎動的魅力度「S=0.10」を付加する。
以上の処理により、図17に示す寄り道候補情報管理表の一部(仮想コストを除く情報)が、格納部11に蓄積された。寄り道候補情報管理表は、「ID」「スポット識別子」「ユーザ毎動的魅力度」「経路情報」「コスト」「仮想コスト」を有する1以上のレコードを格納し得る。なお、図17において、同一の経路はマージされている(図17の「ID=2」「ID=5」参照)。
次に、仮想コスト算出部134は、図17の6つの経路(寄り道候補情報)に対して、コストとユーザ毎動的魅力度とを用いて仮想コストを算出する。例えば、関数「仮想コスト=コスト×(1/(ユーザ毎動的魅力度の合計))」により、仮想コストを算出する、とする。なお、ユーザ毎動的魅力度の合計とは、一の寄り道候補情報が2以上のスポット識別子を含む場合、当該2以上の各スポット識別子と対になるユーザ毎動的魅力度の和である。
つまり、図17の「ID=1」の寄り道候補情報に対して、仮想コスト算出部134は、「仮想コスト=1831×(1/0.19)=9636」を算出する。また、図17の「ID=2」の寄り道候補情報に対して、仮想コスト算出部134は、「仮想コスト=1625×(1/(0.13+0.10))=7065」を算出する。また、図17の「ID=3」の寄り道候補情報に対して、仮想コスト算出部134は、「仮想コスト=1395×(1/0.05)=27900」を算出する。また、図17の「ID=4」の寄り道候補情報に対して、仮想コスト算出部134は、「仮想コスト=1721×(1/0.18)=9561」を算出する。また、図17の「ID=5」の寄り道候補情報に対して、仮想コスト算出部134は、「仮想コスト=1903×(1/(0.01+0.02))=63433」を算出する。さらに、図17の「ID=6」の寄り道候補情報に対して、仮想コスト算出部134は、「仮想コスト=2010×(1/0.05)=40200」を算出する。なお、ここで、仮想コスト算出部134は、仮想コストが整数になるように処理している。
次に、経路絞込部135は、仮想コストが上位3件の寄り道候補情報(図17の「ID=2」「ID=4」「ID=1」のレコード)を取得する。
次に、スポット関連情報出力部141は、取得された3つの寄り道候補情報を用いて、スポット関連情報を取得する。ここで、例えば、スポット関連情報出力部141は、3つの寄り道候補情報の経路情報、スポット識別子を含むスポット情報、経路情報を含む地図情報等を取得する、とする。
次に、スポット関連情報出力部141は、取得したスポット関連情報を出力する。ここでの出力例は、図18である。
また、スポット関連情報出力部141は、図19に示すようなスポット関連情報を出力しても良い。かかる出力の場合、スポット関連情報出力部141は、経路探索された際に取得された所用時間をも使用する。
以上、本実施の形態によれば、魅力的なスポットを提案できる。また、本実施の形態によれば、ユーザにとって、意外であるが、魅力的なスポットを提案できる。
なお、本実施の形態において、情報処理装置1はいわゆるサーバであっても良い。なお、サーバとは、いわゆるクラウドサーバ等も含み、広く解する。
かかる場合、受付部12、出発地受付部121、目的地受付部122、訪問情報受付部123は、端末装置2から各種の情報を受信する。そして、出力部14、スポット関連情報出力部141は、スポット関連情報等を端末装置2に送信する。そして、端末装置2は、目的地情報、出発地情報、訪問情報等を情報処理装置1に送信する。また、端末装置2は、情報処理装置1からスポット関連情報等を受信し、出力する。かかる場合の情報処理装置1と端末装置2とを具備する情報システムのブロック図は、図20である。
図20の端末装置2は、端末格納部20、端末受付部21、端末処理部22、端末送信部23、端末受信部24、および端末出力部25を具備する。
端末格納部20は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子、ユーザ情報等である。
端末受付部21は、目的地情報等を受け付ける。端末受付部21は、タッチパネル、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部22は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、現在位置を取得する処理である。各種の処理は、例えば、訪問情報を取得する処理である。端末処理部22は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。端末処理部22の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末送信部23は、目的地情報、出発地情報、訪問情報等を情報処理装置1に送信する。端末送信部23は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部24は、目的地情報、出発地情報等の送信に応じて、スポット関連情報を受信する。端末受信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部25は、端末受信部24が受信したスポット関連情報を出力する。端末出力部25は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部25は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、スポットを識別するスポット識別子と当該スポットの位置を示すスポット位置情報とを有する1以上のスポット情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得るスポット魅力度情報格納部とを具備し、このプログラムは、コンピュータを、出発地を示す出発地情報を受け付ける出発地受付部と、目的地を示す目的地情報を受け付ける目的地受付部と、前記出発地情報が示す出発地または前記目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定するする寄り道候補スポット決定部と、前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するスポット関連情報出力部として機能させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおいて、前記スポット魅力度情報格納部は、ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの動的に変化する1以上のスポット動的属性値とを有する1以上のスポット魅力度情報を格納しており、前記記録媒体は、ユーザの1以上の動的に変化する1以上のユーザ動的属性値を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、前記ユーザ毎動的魅力度は、前記1以上のスポット動的属性値と前記1以上のユーザ動的属性値とを用いて算出された値であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記地図情報を用いて、前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットのうちの1以上のスポットを中継点とし、前記出発地情報が示す出発地から前記目的地情報が示す目的地までの1以上の各経路を特定する経路情報とコストとを取得する経路探索部と、前記経路探索部が取得した1以上の各経路情報上の1以上の中継点のスポットに対応するユーザ毎動的魅力度を前記スポット魅力度情報格納部から取得するユーザ毎動的魅力度取得部と、前記経路探索部が取得した1以上の各経路情報に対応するコストに対して、前記各経路情報に対応するユーザ毎動的魅力度が大きいほど、小さくなるような仮想コストを算出する仮想コスト算出部としてさらに機能させ、前記スポット関連情報出力部は、前記仮想コスト算出部が算出した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、前記1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記仮想コスト算出部が算出した1以上の仮想コストを用いて、前記経路探索部が取得した1以上の経路情報のうち、一部の経路情報である1以上の経路情報を取得する経路絞込部としてさらに機能させ、前記スポット関連情報出力部は、前記経路絞込部が取得した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、前記1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ毎動的魅力度は、ユーザにとってのスポットの特異度を含み、当該特異度は、ユーザが訪問した場合は減少する値であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、スポット識別子を有する情報であり、ユーザがスポットを訪問したことを示す訪問情報を受け付ける訪問情報受付部と、前記訪問情報受付部が訪問情報を受け付けた場合に、訪問情報が有するスポット識別子と対になるユーザ毎動的魅力度を減じるように、当該スポットの新しいユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記スポット魅力度情報格納部は、ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの1以上の属性値とを有する1以上のスポット魅力度情報を格納しており、前記ユーザ情報格納部は、ユーザのスポットに対する好みに関するユーザ嗜好情報を含む、ユーザの1以上の属性値を有するユーザ情報を格納しており、コンピュータを、スポット識別子を用いて、Web検索を行い、検索結果を取得する検索結果取得部と、日、時刻、天気のうち、1以上のコンテキスト情報を取得するコンテキスト情報取得部と、Web検索を行い、1以上の各スポット識別子に対応するユーザの評価に関するユーザ評価情報を取得するユーザ評価情報検索部と、スポットの1以上の属性値、ユーザの1以上の属性値、ユーザ嗜好情報、前記検索結果、前記1以上のコンテキスト情報、および前記ユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出部としてさらに機能させ、前記スポット魅力度情報格納部の1以上の各スポット魅力度情報が有するユーザ毎動的魅力度は、前記ユーザ毎動的魅力度算出部が算出したユーザ毎動的魅力度であるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ毎動的魅力度算出部は、前記ユーザ嗜好情報を用いて、スポットに対するユーザ興味度を算出するユーザ興味度算出手段と、前記検索結果を用いて、スポットに対する新鮮度を算出する新鮮度算出手段と、前記1以上のコンテキスト情報と各スポットの属性値とを用いて、各スポットの実力発揮度を算出する実力発揮度算出手段と、ユーザの属性値とスポットの属性値とを用いて、ユーザにとってのスポットの特異度を算出する特異度算出手段と、前記ユーザ評価情報検索部が取得した1以上のユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットの評価値であるスポット評価値を算出するスポット評価値算出手段と、前記ユーザの1以上の属性値と、1以上の各スポットに対応する前記1以上の属性値とを用いて、スポットとユーザとの合致する度合いであるユーザ合致度を算出するユーザ合致度算出手段のうち、2以上の手段を具備し、かつ、前記ユーザ興味度、前記新鮮度、前記実力発揮度、前記特異度、前記スポット評価値、および前記ユーザ合致度のうち、2以上の値を用いて各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出手段を具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路の経路情報も取得する経路探索部としてさらに機能させる、または前記経路探索部は、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路を示す最小コスト経路情報も取得し、前記スポット関連情報出力部は、前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットを経由する経路の所要時間と、前記最小コスト経路情報が示す経路の所要時間とを含むスポット関連情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記スポット魅力度情報格納部は、ユーザごと、かつ1以上の各スポットごとに、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を格納しており、前記出発地受付部は、端末装置から出発地情報を受信し、前記目的地受付部は、前記端末装置から目的地情報とユーザを識別するユーザ識別子とを受信し、前記スポット関連情報出力部は、前記スポット関連情報を前記端末装置に送信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、図21は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図21は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図22は、システム300のブロック図である。
図21において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図22において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、魅力的なスポットを提案できる、という効果を有し、ナビゲーション装置等として有用である。
1 情報処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
20 端末格納部
21 端末受付部
22 端末処理部
23 端末送信部
24 端末受信部
25 端末出力部
111 地図情報格納部
112 ユーザ情報格納部
113 スポット魅力度情報格納部
121 出発地受付部
122 目的地受付部
123 訪問情報受付部
131 道候補スポット決定部
132 経路探索部
133 ユーザ毎動的魅力度取得部
134 仮想コスト算出部
135 経路絞込部
136 検索結果取得部
137 コンテキスト情報取得部
138 ユーザ評価情報検索部
139 ユーザ毎動的魅力度算出部
141 スポット関連情報出力部
1391 ユーザ興味度算出手段
1392 新鮮度算出手段
1393 実力発揮度算出手段
1394 特異度算出手段
1395 スポット評価値算出手段
1396 ユーザ合致度算出手段
1397 ユーザ毎動的魅力度算出手段

Claims (12)

  1. スポットを識別するスポット識別子と当該スポットの位置を示すスポット位置情報とを有する1以上のスポット情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、
    動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得るスポット魅力度情報格納部と、
    出発地を示す出発地情報を受け付ける出発地受付部と、
    目的地を示す目的地情報を受け付ける目的地受付部と、
    前記出発地情報が示す出発地または前記目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定する寄り道候補スポット決定部と、
    前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するスポット関連情報出力部とを具備する情報処理装置。
  2. 前記スポット魅力度情報格納部は、
    ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの動的に変化する1以上のスポット動的属性値とを有する1以上のスポット魅力度情報を格納しており、
    ユーザの1以上の動的に変化する1以上のユーザ動的属性値を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、
    前記ユーザ毎動的魅力度は、前記1以上のスポット動的属性値と前記1以上のユーザ動的属性値とを用いて算出された値である請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記地図情報を用いて、前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットのうちの1以上のスポットを中継点とし、前記出発地情報が示す出発地から前記目的地情報が示す目的地までの1以上の各経路を特定する経路情報とコストとを取得する経路探索部と、
    前記経路探索部が取得した1以上の各経路情報上の1以上の中継点のスポットに対応するユーザ毎動的魅力度を前記スポット魅力度情報格納部から取得するユーザ毎動的魅力度取得部と、
    前記経路探索部が取得した1以上の各経路情報に対応するコストに対して、前記各経路情報に対応するユーザ毎動的魅力度が大きいほど、小さくなるような仮想コストを算出する仮想コスト算出部とをさらに具備し、
    前記スポット関連情報出力部は、
    前記仮想コスト算出部が算出した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、前記1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記仮想コスト算出部が算出した1以上の仮想コストを用いて、前記経路探索部が取得した1以上の経路情報のうち、一部の経路情報である1以上の経路情報を取得する経路絞込部をさらに具備し、
    前記スポット関連情報出力部は、
    前記経路絞込部が取得した1以上の各経路情報に対応する仮想コストを用いて、前記1以上の各経路情報が示す経路の中継点である1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力する請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記ユーザ毎動的魅力度は、ユーザにとってのスポットの特異度を含み、当該特異度は、ユーザが訪問した場合は減少する値である請求項1から請求項4いずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. スポット識別子を有する情報であり、ユーザがスポットを訪問したことを示す訪問情報を受け付ける訪問情報受付部と、
    前記訪問情報受付部が訪問情報を受け付けた場合に、訪問情報が有するスポット識別子と対になるユーザ毎動的魅力度を減じるように、当該スポットの新しいユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出部をさらに具備する請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記スポット魅力度情報格納部は、
    ユーザ毎動的魅力度とスポット識別子とスポットの1以上の属性値とを有する1以上のスポット魅力度情報を格納しており、
    前記ユーザ情報格納部は、
    ユーザのスポットに対する好みに関するユーザ嗜好情報を含む、ユーザの1以上の属性値を有するユーザ情報を格納しており、
    スポット識別子を用いて、Web検索を行い、検索結果を取得する検索結果取得部と、
    日、時刻、天気のうち、1以上のコンテキスト情報を取得するコンテキスト情報取得部と、
    Web検索を行い、1以上の各スポット識別子に対応するユーザの評価に関するユーザ評価情報を取得するユーザ評価情報検索部と、
    スポットの1以上の属性値、ユーザの1以上の属性値、ユーザ嗜好情報、前記検索結果、前記1以上のコンテキスト情報、および前記ユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出部をさらに具備し、
    前記スポット魅力度情報格納部の1以上の各スポット魅力度情報が有するユーザ毎動的魅力度は、前記ユーザ毎動的魅力度算出部が算出したユーザ毎動的魅力度である請求項2記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザ毎動的魅力度算出部は、
    前記ユーザ嗜好情報を用いて、スポットに対するユーザ興味度を算出するユーザ興味度算出手段と、
    前記検索結果を用いて、スポットに対する新鮮度を算出する新鮮度算出手段と、
    前記1以上のコンテキスト情報と各スポットの属性値とを用いて、各スポットの実力発揮度を算出する実力発揮度算出手段と、
    ユーザの属性値とスポットの属性値とを用いて、ユーザにとってのスポットの特異度を算出する特異度算出手段と、
    前記ユーザ評価情報検索部が取得した1以上のユーザ評価情報を用いて、1以上の各スポットの評価値であるスポット評価値を算出するスポット評価値算出手段と、
    前記ユーザの1以上の属性値と、1以上の各スポットに対応する前記1以上の属性値とを用いて、スポットとユーザとの合致する度合いであるユーザ合致度を算出するユーザ合致度算出手段のうち、2以上の手段を具備し、
    かつ、前記ユーザ興味度、前記新鮮度、前記実力発揮度、前記特異度、前記スポット評価値、および前記ユーザ合致度のうち、2以上の値を用いて各スポットのユーザ毎動的魅力度を算出するユーザ毎動的魅力度算出手段を具備する請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路の経路情報も取得する経路探索部をさらに具備する、または前記経路探索部は、出発地情報が示す出発地から目的地情報が示す目的地までの経路であり、最もコストが小さい経路を示す最小コスト経路情報も取得し、
    前記スポット関連情報出力部は、
    前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットを経由する経路の所要時間と、前記最小コスト経路情報が示す経路の所要時間とを含むスポット関連情報を出力する請求項1から請求項8いずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記スポット魅力度情報格納部は、
    ユーザごと、かつ1以上の各スポットごとに、動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を格納しており、
    前記出発地受付部は、
    端末装置から出発地情報を受信し、
    前記目的地受付部は、
    前記端末装置から目的地情報とユーザを識別するユーザ識別子とを受信し、
    前記スポット関連情報出力部は、
    前記スポット関連情報を前記端末装置に送信する請求項1記載の情報処理装置。
  11. 記録媒体は、
    スポットを識別するスポット識別子と当該スポットの位置を示すスポット位置情報とを有する1以上のスポット情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、
    動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得るスポット魅力度情報格納部とを具備し、
    出発地受付部、目的地受付部、寄り道候補スポット決定部、およびスポット関連情報出力部により実現される情報処理方法であって、
    前記出発地受付部が、出発地を示す出発地情報を受け付ける出発地受付ステップと、
    前記目的地受付部が、目的地を示す目的地情報を受け付ける目的地受付ステップと、
    前記寄り道候補スポット決定部が、前記出発地情報が示す出発地または前記目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定するする寄り道候補スポット決定ステップと、
    前記スポット関連情報出力部が、前記寄り道候補スポット決定ステップで決定された1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するスポット関連情報出力ステップとを具備する情報処理方法。
  12. コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
    スポットを識別するスポット識別子と当該スポットの位置を示すスポット位置情報とを有する1以上のスポット情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部と、
    動的に変化するスポットの魅力度であって、ユーザによって異なるスポットの魅力度であるユーザ毎動的魅力度を1以上の各スポットごとに格納し得るスポット魅力度情報格納部とを具備し、
    コンピュータを、
    出発地を示す出発地情報を受け付ける出発地受付部と、
    目的地を示す目的地情報を受け付ける目的地受付部と、
    前記出発地情報が示す出発地または前記目的地情報が示す目的地から予め決められた位置条件を満たすほど近い1または2以上のスポットであり、予め決められた魅力度条件を満たすほどユーザ毎動的魅力度が大きい1以上のスポットを決定するする寄り道候補スポット決定部と、
    前記寄り道候補スポット決定部が決定した1以上のスポットに関するスポット関連情報を出力するスポット関連情報出力部として機能させるためのプログラム。
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