JP2016147336A - 機械の整列方法及び整列治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送物を一方向へ搬送して受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを搬送方向に正確に整列配置することができる機械の整列方法及び整列治具を提供する。
【解決手段】第1の機械1における基準位置に備えたレーザ発振器21から、搬送方向に平行であって第2の機械15方向へレーザ光LBを照射する工程と、第2の機械15において前記第1の機械1に近接した側の基準位置に備えた第1のターゲット23の前記レーザ光LBの受光位置が上記第1のターゲット23の原点位置となるように、第1のターゲット23を備えた位置を調節する工程と、前記第2の機械15において前記第1の機械1から離反した側の基準位置に備えた第2のターゲット25に、前記第1のターゲット23の原点位置に備えた透孔69を透過したレーザ光LBを照射する工程と、前記第2のターゲット25のレーザ光LBの受光位置が、当該第2のターゲット25の原点位置となるように、第2のターゲット25を備えた位置を調節する工程、の各工程を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばパンチプレスやレーザ加工機などの加工機(第1の機械)に対して、例えばワークや加工物などの搬送物を搬出入する搬出入装置などの周辺装置(第2の機械)を、前記搬送物の搬送方向に整列配置する機械の整列方法及び整列方法に使用する整列治具に関する。さらに詳細には、基準となる第1の機械に対して第2の機械を容易に、かつ正確に整列配置することができる機械の整列方法及び整列治具に関する。
例えばパンチプレスやレーザ加工機などの加工機においては、板状のワークを対象として加工を行う板材加工機(加工機の一種)や、例えばアングル材などの長尺材料を対象として加工を行うパンチプレスやレーザ加工機などがある。又、加工機としては、例えば鋸盤などのように、搬入される長尺の切断加工を行う切断加工機などがある。いずれにしても、第1の機械としての加工機に対してワークの搬入、製品の搬出を行うために、例えばワーク搬入、搬出装置などの周辺装置を、第2の機械として加工機に関連して配置するものである(特許文献1参照)。
なお、本発明に関連すると思われる先行文献として特許文献2がある。
特開2006−187776号公報 特開2004−45092号公報
前記特許文献1には、第1の機械(加工機)としてのタレットパンチプレスのX軸方向の一側に第2の機械(周辺装置)としてのワーク搬入装置を設置し、X軸方向の他側に、第3の機械(周辺装置)としてのワーク搬出装置を設置した構成が記載されている。
上述のように、加工機と周辺装置とを関連付けて工場内に配置し設置するには、既略、次のように行われている。すなわち、工場内において加工機及び周辺装置の設置エリアとなる外枠の線を工場内の床面上に描く。次に、加工機本体の基準となる機械センターの線を引き、この機械センターの線を基準にして周辺装置の基準となるサブ基準線を引く。そして、前記機械センターの線を基準にして加工機を設置すると共に前記サブ基準線を基準にして周辺装置を設置する。
この場合、加工機本体の側面位置や周辺装置の側面位置、すなわち、加工機本体と周辺装置との間隔寸法等は、基準線を基準として配置する配置位置に基づき演算によって求めている。したがって、工場内へ加工機や周辺装置を配置する場合、厄介な作業を伴うものである。そして、加工機及び周辺装置を設置した後には、加工機と周辺装置との間において、例えばワークや製品などの搬送が円滑に行われ得るように、加工機と周辺装置との相互に位置関係が正確であるか否かを確認する必要がある。上述のように、加工機及び周辺装置を設置した後に、相互の配置位置が正確であるか否かを確認する場合、例えば加工機本体外側端から周辺装置外側端に糸を張り、この糸と主要部との間隙寸法が正確か否かを測定する方法などがある。
すなわち、加工機及び周辺装置を工場内に設置した後に、相互の配置的位置関係が正確か否かを確認する作業は厄介な作業であり、相互の配置位置の関係を容易に確認できる設置方法及び設置治具が要望されていた。
前記特許文献2に記載の構成においては、レーザ発振器からのレーザ光を基準ターゲット上の基準点に照射してレーザ光の基準設定を行う。その後、前記レーザ発振器と基準ターゲットとの間に、第1,第2のターゲットを備えた電磁石を配置し、前記第1,第2のターゲットに備えた各開口を、前記レーザ光が透過するように前記電磁石の配置を調節する構成である。したがって、電磁石単独での配置を正確に行うことができる。
しかし、特許文献2に記載の構成においては、電磁石の両側方に、レーザ発振器及び基準ターゲットを配置するスペースが必要である、という問題がある。したがって、第1の機械と第2の機械とが近接して配置してある場合に、上記第1,第2の機械の相互の位置的関係を正確に位置決め設定する場合には適用が難しいものである。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に整列する機械の整列方法であって、
(a)第1の機械における基準位置に備えたレーザ発振器から、前記搬送方向に平行であって前記第2の機械方向へレーザ光を照射する工程、
(b)第2の機械において前記第1の機械に近接した側の基準位置に備えた第1のターゲットに対する前記レーザ光の照射位置が上記第1のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第1のターゲットを備えた位置を調節する工程、
(c)前記第2の機械において前記第1の機械から離反した側の基準位置に備えた第2のターゲットに、前記第1のターゲットの原点位置に備えた透孔を透過したレーザ光を照射する工程、
(d)前記第2のターゲットに対するレーザ光の照射位置が、当該第2のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第2のターゲットを備えた位置を調節する工程、
の各工程を備えていることを特徴とするものである。
また、搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に整列する機械の整列方法であって、
(a)前記第1の機械において前記搬送方向へ往復動自在なキャリッジに備えたレーザ発振器から発振されたレーザ光を、当該第1の機械の前記第2の機械側に備えた調節ターゲットへ照射する工程、
(b)前記調節ターゲットに対するレーザ光の照射を保持して、前記レーザ発振器からのレーザ光の発振方向を、前記搬送方向と平行に調節する工程、
(c)第2の機械において前記第1の機械に近接した側の基準位置に備えた第1のターゲットに対する前記レーザ光の照射位置が上記第1のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において第1のターゲットを備えた位置を調節する工程、
(d)前記第2の機械において前記第1の機械から離反した側の基準位置に備えた第2のターゲットに、前記第1のターゲットの原点位置に備えた透孔を透過したレーザ光を照射する工程、
(e)前記第2のターゲットに対するレーザ光の照射位置が、当該第2のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第2のターゲットを備えた位置を調節する工程、
の各工程を備えていることを特徴とするものである。
また、搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に整列する機械の整列方法に使用する整列治具であって、前記第1の機械に装着自在かつ前記搬送方向と平行にレーザ光を照射するレーザ発振器と、前記第2の機械において前記第1の機械に近接した側の基準位置に装着自在な第1のターゲットと、前記第2の機械において前記第1の機械から離反した側の基準位置に装着自在かつ前記第1のターゲットの原点位置に備えた透孔を透過したレーザ光を受光自在な第2のターゲットと、を備えていることを特徴とするものである。
また、前記整列治具において、前記レーザ発振器は、前記搬送方向に対して水平に揺動調節可能に備えられていることを特徴とするものである。
また、前記整列治具において、前記第1のターゲットは、レーザ光を受光するレーザ光受光面と、レーザ光を透過自在な透孔を備えた透孔面とを備え、前記レーザ光の照射位置に対して前記レーザ光受光面と前記透孔面とを切換え自在に備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に略整列配置した後、各機械の相互の位置関係が正確か否かを確認して正確な整列配置を行うことができるものである。
第1の機械としての加工機に対して第2の機械としての周辺装置を、レーザ光を基準にして設置する場合を概念的に示した説明図である。 本発明の実施形態に係る整列治具におけるレーザ発振器支持装置の構成を示す斜視説明図である。 第2,第3のターゲットの構成を示す斜視説明図である。 第2,第3のターゲットをレーザ光に整列した状態を示す斜視説明図である。 第3の機械を配列した場合におけるターゲットの斜視説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するに、理解を容易にするために、搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械との関係及び上記第1,第2の機械を搬送方向に正確に整列配置するときに使用する整列治具について概略的に説明する。
平面図である図1を参照するに、図1には第1の機械としてレーザ加工機1が示されている。
図1に示す第1の機械の1例としては板材加工機の1種であるレーザ加工機が平面図で例示してある。図1に示したレーザ加工機1の構成は既によく知られた構成であるので、概略的に説明することにする。第1の機械の1例としてのレーザ加工機1は、門型のフレーム3を備えており、このフレーム3には左右方向(X軸方向)に長いワークテーブル5が備えられている。また、前記フレーム3における上部フレーム3Uには、ワークテーブル5上の搬送物の1例である板状のワークWのレーザ加工を行うレーザ加工ヘッド7が前後方向(Y軸方向)に移動位置決め自在に備えられている。なお、上記レーザ加工ヘッド7は、サーボモータ(図示省略)によってボールネジ、タイミングベルト等を回転することにより、Y軸方向に移動位置決めされるものである。
前記ワークテーブル5のY軸方向の一側には、X軸方向に長いガイド部材9が備えられており、このガイド部材9のガイド部9Gには、キャリッジ11がX軸に移動位置決め自在に備えられている。そして、前記キャリッジ11には、前記ワークWの一側縁をクランプ自在な複数のワーククランプ13が備えられている。なお、前記キャリッジ11は、前記ガイド部材9に備えたサーボモータ(図示省略)によってボールネジ、タイミングベルトなどを回転することにより、X軸方向へ移動位置決めされるものである。
既に理解されるように、レーザ加工ヘッド7からワークWへレーザ光を照射し、かつレーザ加工ヘッド7をY軸方向に移動位置決めし、キャリッジ11をX軸方向に移動位置決めすることにより、前記ワークWに所望形状のレーザ加工を行うことができるものである。なお、前記ガイド部材9は、X軸方向に予め平行に備えられているものである。
前記レーザ加工機1の前記ワークテーブル5上へワークWを搬出入するために、ワークテーブル5のX軸方向の外側には、第2の機械の1例としてのワーク搬出入装置15が設置(配置)してある。上記ワーク搬入装置15は、レーザ加工機1と関連付けて配置される一種の周辺装置を構成するものである。周辺装置としての前記ワーク搬出入装置15と、レーザ加工機1は、ワークWの搬送ラインに沿ってワークWが、一方向であるX軸方向に正確に搬送されるように、レーザ加工機1とワーク搬入装置15はX軸方向に正確に整合して配置してある必要がある。
そこで、本実施形態においては、加工機1に対して前記周辺装置15をワークWの搬送方向(本実施例においてはX軸方向)に正確に整列した状態に設置(配置)するために、整列治具17が備えられている。上記整列治具17は、図1に概略的に示すように、前記キャリッジ11に着脱自在なレーザ発振器支持装置19と、このレーザ発振器支持装置19に備えたレーザ発振器21から発振されたレーザ光LBを受光する第1のターゲット23及び第2のターゲット25を備えている。
前記設置治具17における前記レーザ発振器支持装置19は、図2に示すように、前記ガイド部材9のガイド部9GにX軸方向へ移動自在に支持された前記キャリッジ11に着脱自在に備えられている。より詳細には、前記キャリッジ11において前記ワーククランプ13を取付けるためのアリ(鳩尾状部)11Aに取付自在なアリ溝27を備えた取付ベース29を備えている。この取付ベース29には、当該取付ベース29に備えた締付レバー31を操作することにより、取付ベース29を前記アリ11Aへ固定自在な楔部材33が備えられている。したがって、前記締付レバー31を操作することにより、取付ベース29は前記キャリッジ11に対して着脱することができるものである。
前記取付ベース29には水平な支持プレート35が一体に備えられており、この支持プレート35には、ボルト等のごとき複数の固定具37によって板状の支持部材39が水平に一体的に固定してある。この支持部材39には、前記レーザ発振器21を水平に支持した発振器支持部材41のX軸方向の一端側が枢軸43を介してY軸方向に水平に揺動(回動)可能に支持されている。ここで、前記レーザ発振器21のY軸方向の位置を調節するために、前記支持部材39には、前記枢軸43を取付けるための複数の枢軸取付孔44がY軸方向に適宜間隔に備えられている。
前記レーザ発振器21は、X軸方向へレーザ光LBを発振(出射)するもので、このレーザ発振方向をX軸方向と平行に調節するために、発振方向調節機構45が前記支持部材39に備えられている。
すなわち、前記発振器支持部材41のX軸方向の他端側に対応した位置であって、前記支持部材39上には、板状の調節部材47がY軸方向に位置調節自在に備えられている。より詳細には、前記支持部材39と調節部材47にはY軸方向に長い長孔39H,47Hが備えられている。そして、前記調節部材47に取付けたボルト・ナットを備えた固定具49Aが前記長孔39Hを貫通して備えられている。また、支持部材39に取付けたボルト・ナットを備えた固定部49Bが前記長孔47Hを貫通して備えられている。
上記構成により、前記固定具49A,49Bを緩めた状態において、支持部材39に対して調節部材47をY軸方向に位置調節することができる。そして、前記固定具49A,49Bを締付けることにより、前記調節部材47を、支持部材39に対する調節位置に一体的に固定することができるものである。
X軸方向に対する前記レーザ発振器21の発振方向(出射方向)を平行に微調節するために、前記発振器支持部材41の他端側には位置決めブロック49が一体的に備えられている。そして、前記調節部材47に立設したブラケット51には、スピンドル53の先端部が前記位置決めブロック49に当接自在なマイクロメータ55が備えられている。前記位置決めブロック49と前記スピンドル53の先端部とを常に当接した状態に保持するために、前記発振器支持部材41の他端側に立設したピン57と前記調節部材47に立設したピン59との間には、例えば引張りスプリング等の弾性部材61が備えられている。
したがって、前記発振器支持部材41は、図2において、枢軸43を中心として反時計回り方向に常に付勢されているものである。よって、位置決めブロック49は、マイクロメータ55におけるスピンドル53の先端部に常に当接した状態に保持されるものである。既に理解されるように、前記マイクロメータ55を操作することによって、前記レーザ発振器21のレーザ発振方向(レーザ出射方向)がX軸方向と平行になるように正確に調節することができるものである。
前記第1のターゲット23は、図1に示すように、ワーク搬出入装置(第2の機械)15において前記レーザ加工機(第1の機械)1に近接した側の基準位置を構成するフレームの一部であるフレーム近接側部分63に備えられている。前記第2のターゲット25は、第2の機械(ワーク搬出入装置)15において前記第1の機械(レーザ加工機)1から離反した側の基準位置を構成するフレームの一部であるフレーム離反側部分65に備えられている。
より詳細には、前記第1のターゲット23は、図3,4に示すように、前記レーザ発振器21から出射されたレーザ光LBを受光する受光面67と、上記レーザ光LBを透過自在なスリット又は長孔(本実施形態においてはスリットをも含めた長孔と称す)69を備えたレーザ透過面71とを交差(直交)して備えた構成である。そして、前記第1のターゲット23は、Y軸方向に平行なボルト等のごとき取付具73(図4参照)を介して、前記フレーム接近側部分63のY軸方向の基準面に、前記取付具73を中心として回動可能に取付けてある。
前記取付具73は、前記レーザ発振器21からX軸方向に水平に出射(照射)されるレーザ光LBの高さ位置とほぼ等しい高さ位置に備えられているものである。したがって、前記取付具73を中心として前記第1のターゲット23を回動すると、前記受光面67及びレーザ透過面71を、レーザ光LBと直交する状態に位置決めすることができるものである。前記第1のターゲット23における前記受光面67には、図3(B)に示すように、レーザ光LBの受光位置を示す目盛り75がY軸方向に付してある。そして前記レーザ透過面71には、レーザ光LBが透過自在なスリット又は長孔69が、図3(C)に示すように、上下方向(Z軸方向)に形成してある。
したがって、レーザ発振器21から出射されたレーザ光LBを水平にかつX軸方向に平行に調節した状態において、前記第1のターゲット23における受光面67に照射すると、上記レーザ光LBは、受光面67の目盛り75の部分において受光される。よって、上記目盛り75の受光位置を目視することにより、第2の機械15におけるフレーム近接側部分63のY軸方向のずれ量を知ることができる。すなわち、前記目盛り75のY軸方向の中心位置(原点位置)がレーザ光LBの受光位置となるように、前記フレーム近接側部分63をY軸方向に位置調節することにより、第1の機械1におけるY軸方向の基準位置と第2の機械15におけるフレーム近接側部分63のY軸方向の基準位置をX軸方向に直線状に整合することができるものである。
前記第2のターゲット25は、前記フレーム離反側部分65におけるY軸方向の基準面に、取付具79によって一体的に取付けてある。この第2のターゲット25は、前記第1のターゲット23と同一高さに備えられている。そして、この第2のターゲット25における受光面81には、前記目盛り75と同様の目盛り75Aが備えられている。したがって、図4に示すように、第1のターゲット23に備えた長孔69をレーザ光LBが透過するように、前記第1のターゲット23を回動すると、前記長孔69を透過したレーザ光LBは、第2のターゲット25に備えた前記目盛り75Aに照射される。
よって、前記目盛り75Aの受光位置を目視することにより、フレーム離反側部分65のY軸方向へのずれ量を知ることができる。したがって、前記目盛り75AのY軸方向の中心位置(原点位置)がレーザ光LBの受光位置となるように、フレーム離反側部分65をY軸方向に位置調節することにより、第1の機械1におけるY軸方向の基準位置に対して第2の機械15におけるフレーム離反側部分65のY軸方向の基準位置を、X軸方向に直線状に整合できることになる。
この際、第2の機械15におけるフレーム近接側部分63が移動されて位置ずれを生じると、第1のターゲット23における長孔69からレーザ光LBが相対的に位置ずれすることとなり、レーザ光LBの一部がレーザ透過面71によって遮光される。したがって、第2ターゲット25における目盛り75Aにおいてのレーザ光LBの受光状態(例えば、レーザ光LBの投影面が円形であるか、半円形であるかの状態)を目視することにより、フレーム近接側部分63に位置ずれを生じたか否かを知ることができるものである。よって、第2のターゲット25における目盛り75Aの中心位置にレーザ光LBが円形に投影されるように調節することにより、第1の機械1に対する第2の機械15の配置を正確に行い得るものである。
既に理解されるように、第1の機械1におけるY軸方向の基準位置と第2の機械15におけるY軸方向の基準位置とをX軸方向に直線状に整合するには、整列治具17におけるレーザ発振器21からレーザ光LBをX軸方向に平行に出射(照射)する必要がある。そこで、本実施形態においては、図1に示すように、前記レーザ発振器21から出射されたレーザ光LBを受光する受光面83を備えた調節ターゲット85が前記ガイド部材9に着脱可能に備えられている。
より詳細には、前記調節ターゲット85は、図1に示すように、X軸方向に長い前記ガイド部材9に対して直交するY軸方向へ水平に突出した形態でもって前記ガイド部材9に着脱自在に備えられている。すなわち、前記調節ターゲット85はY軸方向に長く形成してある。そして、前記調節ターゲット85が前記レーザ発振器21と対向する先端側に前記受光面83が備えられており、この受光面83には、前記第1のターゲット23における目盛り75と同様の目盛り(図示省略)が備えられている。
したがって、前記キャリッジ11に備えたレーザ発振器21からレーザ光LBを調節ターゲット85の受光面83に備えた目盛りへ照射する。ここで、上記目盛りの受光位置が、上記目盛りの中心位置(原点位置)からY軸方向に位置ずれしている場合には、レーザ発振方向調節機構45におけるマイクロメータ55を操作して、前記目盛りの中心位置がレーザ光LBによって照射されるように、レーザ発振器21のY軸方向の傾斜角を微調整する。そして、レーザ光LBの照射位置が前記目盛りの中心位置に一致したときに、キャリッジ11をX軸方向に往復動する。
上述のように、キャリッジ11をX軸方向に往復動したときに、レーザ光LBの照射位置が前記目盛りの中心位置から位置ずれを生じるか否かを見視によって検出する。位置ずれが生じている場合には、マイクロメータ55を再操作して、レーザ発振器21のY軸方向への傾斜角を再度微調節する。そして、レーザ光LBが前記目盛りの中心位置を常に照射する状態に調節すると、レーザ光LBは、前記ガイド部材9からY軸方向に所定寸法離れた位置(前記目盛りの中心位置)においてX軸方向に平行に出射されることになる。
したがって、前記ガイド部材9から前記調節ターゲット85を取り外して、前述したように、第2の機械15に備えた前記第1,第2のターゲット23,25方向へレーザ光を出射する。そして、前述したように、第1,第2のターゲット23,25における目盛り75,75Aの中心位置がレーザ光LBを受光するように、第2の機械15の位置調節を行うものである。この位置調節により、第1の機械1におけるY軸方向の基準位置と第2の機械15におけるY軸方向の基準位置とを、X軸方向に正確に整合(整列)した状態に配置することができるものである。すなわち、第1の機械としての加工機1と第2の機械としての周辺装置15のY軸方向の位置関係を正確に保持して、加工機1に対して周辺装置15を容易に設置(配置)することができるものである。
なお、本発明は、前述したごとき実施形態に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施形態なものである。すなわち、図5に示すように、第2の機械15に、X軸方向に隣接して第3の機械87を配置する場合にも適用可能なものである。なお、前述した実施形態における構成要素と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
また、前記説明においては、X軸方向に長いガイド部材9が固定の場合について例示した。しかし、ガイド部材9がY軸方向に往復移動する構成であって、キャリッジ11がガイド部材9にX軸方向に往復動自在に支持された構成であってもよいものである。この場合、ガイド部材9をY軸方向の基準位置に位置決めして、前述したごとき動作を行うものである。さらに、前記説明においては、X軸方向に移動自在なキャリッジ11にレーザ発振器支持装置19を装着した場合について例示した。しかし、レーザ発振器支持装置19を、ガイド部材9にX軸方向へ移動自在に直接装着することも可能である。
また、前記説明においては、搬送物として、加工機によって加工されるワークを例示した。しかし、搬送物としては、例えばワークを載置したパレット等も含まれるものである。すなわち、搬送物としては、例えばX軸方向又はY軸方向である所望の一方向へ搬送される物であれば、何でもよいものである。
1 レーザ加工機(第1の機械)
9 ガイド部材
11 キャリッジ
15 ワーク搬出入装置(第2の機械)
17 整列治具
21 レーザ発振器
23 第1のターゲット
25 第2のターゲット
45 発振方向調節機構
55 マイクロメータ
63 フレーム近接側部分
65 フレーム離反側部分
67 受光面
69 長孔(スリット)
71 レーザ透過面
75、75A 目盛り
83 受光面
85 調節ターゲット

Claims (5)

  1. 搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に整列する機械の整列方法であって、
    (a)第1の機械における基準位置に備えたレーザ発振器から、前記搬送方向に平行であって前記第2の機械方向へレーザ光を照射する工程、
    (b)第2の機械において前記第1の機械に近接した側の基準位置に備えた第1のターゲットに対する前記レーザ光の照射位置が上記第1のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第1のターゲットを備えた位置を調節する工程、
    (c)前記第2の機械において前記第1の機械から離反した側の基準位置に備えた第2のターゲットに、前記第1のターゲットの原点位置に備えた透孔を透過したレーザ光を照射する工程、
    (d)前記第2のターゲットに対するレーザ光の照射位置が、当該第2のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第2のターゲットを備えた位置を調節する工程、
    の各工程を備えていることを特徴とする機械の整列方法。
  2. 搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に整列する機械の整列方法であって、
    (a)前記第1の機械において前記搬送方向へ往復動自在なキャリッジに備えたレーザ発振器から発振されたレーザ光を、当該第1の機械の前記第2の機械側に備えた調節ターゲットへ照射する工程、
    (b)前記調節ターゲットに対するレーザ光の照射を保持して、前記レーザ発振器からのレーザ光の発振方向を、前記搬送方向と平行に調節する工程、
    (c)第2の機械において前記第1の機械に近接した側の基準位置に備えた第1のターゲットに対する前記レーザ光の照射位置が上記第1のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第1のターゲットを備えた位置を調節する工程、
    (d)前記第2の機械において前記第1の機械から離反した側の基準位置に備えた第2のターゲットに、前記第1のターゲットの原点位置に備えた透孔を透過したレーザ光を照射する工程、
    (e)前記第2のターゲットに対するレーザ光の照射位置が、当該第2のターゲットの原点位置となるように、前記第2の機械において前記第2のターゲットを備えた位置を調節する工程、
    の各工程を備えていることを特徴とする機械の整列方法。
  3. 搬送物を一方向へ搬送して搬送物の受け渡しを行う第1の機械と第2の機械とを前記搬送方向に整列する機械の整列方法に使用する整列治具であって、前記第1の機械に装着自在かつ前記搬送方向と平行にレーザ光を照射するレーザ発振器と、前記第2の機械において前記第1の機械に近接した側の基準位置に装着自在な第1のターゲットと、前記第2の機械において前記第1の機械から離反した側の基準位置に装着自在かつ前記第1のターゲットの原点位置に備えた透孔を透過したレーザ光を受光自在な第2のターゲットと、を備えていることを特徴とする整列治具。
  4. 請求項3に記載の整列治具において、前記レーザ発振器は、前記搬送方向に対して水平に揺動調節可能に備えられていることを特徴とする整列治具。
  5. 請求項3又は4に記載の整列治具において、前記第1のターゲットは、レーザ光を受光するレーザ光受光面と、レーザ光を透過自在な透孔を備えた透孔面とを備え、前記レーザ光の照射位置に対して前記レーザ光受光面と前記透孔面とを切換え自在に備えていることを特徴とする整列治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101883381B1 (ko) * 2017-04-18 2018-07-30 주식회사 포스코 감지 장치 및 절단 장치
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