JP2016146066A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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晃子 須崎
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剛 五反田
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範文 宍戸
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Abstract

【課題】オペレータ(キャッシャ)が入金の際や出金の際に紙幣の向きを揃える作業を行うことなく、金銭の受け渡しを行うことができる紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】紙幣処理装置11は、紙幣を筐体内へ取り込む取込部と、前記筐体内に設けられ、紙幣を所定の金種毎に収納する収納部と、前記収納部に収納された前記紙幣を前記筐体外に出金する出金部と、前記取込部から前記収納部および前記収納部から前記出金部に至る搬送経路を構成する搬送部と、前記搬送経路に設けられ、前記紙幣の表裏方向および上下方向を識別する識別部と、前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された前記紙幣を前記出金部から出金する紙幣揃え手段81と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、紙幣処理装置に関する。
従来、POS(Point Of Sales)端末やECR(Electronic Cash Register)等の電子機器に接続して使用するのに適した紙幣釣銭機(紙幣処理装置)が知られている。
ところで、従来の紙幣釣銭機(紙幣処理装置)によれば、紙幣の向きを揃えた出金にするため、入金口への入金作業の際にオペレータが紙幣の向きを揃えるようにしている。このような紙幣の向きを揃える作業を入金の際に怠ると、出金の際に向きの違う紙幣が出金されることになる。このように向きの違う紙幣が出金された場合、オペレータは、紙幣の向きを揃え直してから客に渡すようにしている。
しかしながら、入金の際に紙幣の向きを揃える作業や、出金の際に紙幣の向きを揃える作業は、オペレータにとって大きな負担となっている。
本発明が解決しようとする課題は、オペレータ(キャッシャ)が出金の際に紙幣の向きを揃える作業を行うことなく、金銭の受け渡しを行うことができる紙幣処理装置を提供することである。
実施形態の紙幣処理装置は、紙幣を筐体内へ取り込む取込部と、前記筐体内に設けられ、紙幣を所定の金種毎に収納する収納部と、前記収納部に収納された前記紙幣を前記筐体外に出金する出金部と、前記取込部から前記収納部および前記収納部から前記出金部に至る搬送経路を構成する搬送部と、前記搬送経路に設けられ、前記紙幣の表裏方向および上下方向を識別する識別部と、前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された前記紙幣を前記出金部から出金する紙幣揃え手段と、を備える。
図1は、第1の実施形態にかかる釣銭機およびPOS端末の外観を示す斜視図である。 図2は、POS端末、紙幣釣銭機および硬貨釣銭機の電気的接続関係を示すブロック図である。 図3は、紙幣釣銭機の内部を概略的に説明する平面図である。 図4は、紙幣釣銭機を構成する各ハードウェアの電気的接続を示すブロック図である。 図5は、紙幣処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第2の実施形態にかかる紙幣処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、セルフPOSの構成を示す外観斜視図である。
実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる釣銭機1およびPOS(Point Of Sales:販売時点情報管理)端末2の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、釣銭機1は、紙幣釣銭機11および硬貨釣銭機12を有する。紙幣処理装置である紙幣釣銭機11は、紙幣を識別して収納し、釣銭としての紙幣を出金する。硬貨釣銭機12は、硬貨を識別して収納し、釣銭としての硬貨を出金する。
販売データ処理装置であるPOS端末2は、一般に、一店舗に複数台備え付けられる。POS端末2は、ユニークなレジナンバーを割り振られて精算場所に配設されている。キャッシャ(オペレータ)は、売上処理にPOS端末2を用いる。POS端末2は、キーボード21、表示器22、カードリーダ/ライタ23、コードスキャナ(不図示)などを備えている。
POS端末2は、店舗内にあるストアコントローラ(不図示)にLAN(Local Area Network)で接続されている。ストアコントローラは、店舗外の本部にあるサーバ(不図示)と専用回線で接続されている。ストアコントローラは、サーバとデータの送受信(商品情報のダウンロードや販売データのアップロードなど)を行う。
POS端末2は、コードスキャナにより読み取ったバーコードや二次元コード等の形態で各商品に付加された商品コードをストアコントローラに通知することで商品の問い合わせを行う。ストアコントローラは、商品マスタファイルを検索してPOS端末2から問い合わせがあった商品コードに対応した商品情報(単価など)を読み出す。そして、ストアコントローラは、問い合わせがあった商品コードに対応した商品情報(単価など)をPOS端末2へ送信する。POS端末2は、ストアコントローラから、商品コードに対応する商品の単価などを取得する。また、POS端末2は、購入対象となった商品の単価および販売個数に基づき、これら商品の総額を算出し精算等の処理を行って売上データを生成する。POS端末2は、生成した売上データを所定のタイミングでストアコントローラに送信する。
図2は、POS端末2、紙幣釣銭機11および硬貨釣銭機12の電気的接続関係を示すブロック図である。図2に示すように、POS端末2は、紙幣釣銭機11と接続されている。また、硬貨釣銭機12は、紙幣釣銭機11と接続されている。図2に示すように、硬貨釣銭機12は、POS端末2とは紙幣釣銭機11を介して間接的に接続されている。すなわち、硬貨釣銭機12は、POS端末2からの制御信号を紙幣釣銭機11を介して受信する。
次に、紙幣釣銭機11について詳述する。
図3は、紙幣釣銭機11の内部を概略的に説明する平面図である。紙幣釣銭機11は、筐体31、取込部32、出金部33、識別部34、収納部35、および搬送部36を備えている。また、収納部35は、千券収納庫41、五千券収納庫42、万券収納庫43、リジェクト庫44、および回収庫45を備えている。
取込部32は、図1に示すように、筐体31に形成された入金口32aを有している。取込部32は、入金口モータ57(図4参照)によって駆動されるものであって紙幣を挟持して搬送するベルト機構(図示せず)を主体に構成されている。取込部32は、入金口32aに差し込まれた紙幣をベルト機構の駆動によって筐体31内へ取り込む。
出金部33は、図1に示すように、筐体31に形成された出金口33aを有している。出金部33は、出金口モータ58(図4参照)によって駆動されるものであって紙幣を挟持して搬送するベルト機構(図示せず)を主体に構成されている。出金部33は、出金口33aから釣銭としての紙幣をベルト機構の駆動によって筐体31外へ出金する。
搬送部36は、取込部32から識別部34を経て収納部35の各収納庫41〜45へと至る搬送経路を構成し、識別部34の識別結果に応じて紙幣を搬送する。また、搬送部36は、各収納庫41〜44に収納された紙幣を回収庫45に回収する場合に、各収納庫41〜44から回収庫45へと至る搬送経路を構成し、紙幣を搬送する。さらに、搬送部36は、収納部35から出金部33へと至る搬送経路を構成し、釣銭としての紙幣を搬送する。
識別部34は、取込部32から収納部35の各収納庫41〜45へと至る搬送経路に設けられ、当該搬送経路を搬送される紙幣の種別を識別する。加えて、識別部34は、搬送経路を搬送される紙幣の向きを識別する。
収納部35は、識別部34の識別結果に応じた搬送部36の搬送動作によって選別された紙幣を収納する。
より詳細には、搬送部36は、搬送モータ64(図4参照)によって駆動されるものであって紙幣を挟持して搬送するベルト機構(図示せず)を主体に構成されている。また、搬送部36は、ベルト機構に形成される主搬送路361から分岐する複数の分岐搬送路362〜364を設けている。搬送部36は、主搬送路361から分岐搬送路362〜364への分岐部分に、切換機構365〜367を設けている。切換機構365〜367は、分岐搬送路362〜364を開閉する複数のガイド(図示せず)を電磁アクチュエータ65(図4参照)によって識別部34の識別結果に応じて選択的に動作させることにより、主搬送路361から所望の収納部35の各収納庫41〜44に通じる分岐搬送路362〜364へ経路を切り換える。
なお、識別部34が紙幣の真贋判定で不合格とした場合には、搬送部36は、取り込んだ物を取込部32の入金口32aへと戻すような搬送操作を行う。これにより、搬送部36は、取り込んだ物を識別部34から収納部35までの搬送経路から取り除き、収納部35に収納させない。
千券収納庫41は、識別部34により千円札であるとされて搬送部36によって搬送された紙幣を収納する。五千券収納庫42は、識別部34により五千円札であるとされて搬送部36によって搬送された紙幣を収納する。万券収納庫43は、識別部34により一万円札であるとされて搬送部36によって搬送された紙幣を収納する。
リジェクト庫44は、取込部32で取り込まれた紙幣であって識別部34により紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせでないと識別され、搬送部36によって搬送された紙幣を収納する。ここで、紙幣の表裏方向とは、例えば紙幣に印刷された人物の肖像が印刷された面を表面とする紙幣の方向である。また、紙幣の上下方向とは、例えば紙幣に印刷された人物の肖像の頭を上とする方向である。さらに、一の組み合わせとは、例えば紙幣の表裏方向の向き、上下方向の向きを揃えた一の組み合わせである。
回収庫45は、筐体31に着脱自在に収納される容器である。回収庫45は、千券収納庫41、五千券収納庫42、万券収納庫43、およびリジェクト庫44に収納された各種紙幣を筐体31外へ持ち出す場合に、各収納庫41〜44から回収した紙幣を収める容器である。また、回収庫45は、二千円札の収納庫としても用いるようにしても良い。
図4は、紙幣釣銭機11を構成する各ハードウェアの電気的接続を示すブロック図である。
図4に示すように、紙幣釣銭機11は、制御部(CPU:Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、通信I/F(インタフェース)54、およびブザー55を備えている。また、紙幣釣銭機11は、筐体31に、操作キー38および表示器39を備えている。
取込部32は、入金口センサ56および入金口モータ57を備えている。出金部33は、出金口モータ58および出金口センサ59を備えている。識別部34は、識別センサ60をさらに備えている。収納部35は、収納庫センサ61、収納庫入口シャッタ62および回収庫センサ63を備えている。搬送部36は、搬送モータ64および電磁アクチュエータ65を備えている。
通信I/F54は、POS端末2の通信I/F(図示せず)および硬貨釣銭機12の通信I/F(図示せず)と有線または無線で接続し、相互なデータの送受信を可能とする。ブザー55は、音声でオペレータにエラーなどを知らせる。表示器39は、文字などでオペレータにエラーなどを知らせる。操作キー38は、オペレータによる操作を受け付ける。
入金口センサ56は、入金口32aに設けられている。入金口センサ56は、入金口32aに差し込まれた紙幣を検知する。入金口モータ57は、入金口センサ56が紙幣を検知すると動作し、紙幣を取り込む。出金口モータ58は、出金口33aまで紙幣を押し上げる。出金口センサ59は、出金口33aに設けられている。出金口センサ59は、出金口33aに押し出された紙幣を検知する。
識別センサ60は、紙幣の真贋判定および紙幣の種別を識別する。より詳細には、識別センサ60は、例えば光線の遮断を検知する受光センサ、光の透過光あるいは反射光を検知する可視光センサおよび磁気インクを読み取る磁気センサである。識別部34は、受光センサで検知した紙幣の幅や長さといった物理的な違いで券種の違いを判別する。また、識別部34は、可視光センサで紙質、厚み、色などを検知して偽造紙幣を判定する。さらに、識別部34は、磁気センサで読み取った磁気データが予め記憶されているその券種の磁気データに合致する場合に本物の紙幣であると判定する。
また、識別センサ60は、真贋判定で本物の紙幣であると判定した場合には、紙幣の向きを識別する。より詳細には、識別センサ60は、イメージラインセンサである。識別部34は、光を照射された紙幣からの反射光をイメージラインセンサで受光する。そして、識別部34は、イメージラインセンサにて受光された光学情報を光電変換して画像データとする。識別部34は、画像データを2値化して「紙幣に印刷されている金種を表す文字」を検出する。識別部34は、検出された文字と予め記憶されている文字のマスターデータとを比較して、紙幣の向きを判定する。具体的には、識別部34は、画像を読み取ったパターン(4パターンのうち1パターンのみを正方向とする)に基づいて紙幣の向きを識別する。
なお、紙幣の向きを識別するための材料としては、「紙幣に印刷されている金種を表す文字」に限るものではない。例えば、紙幣に記された個々の番号である「記番号」などを検出して紙幣の向きを識別するための材料としても良い。
収納庫センサ61は、各収納庫41〜44に設けられ、各収納庫41〜44に差し込まれた紙幣を計数する。収納庫入口シャッタ62は、各収納庫41〜44に設けられ、各収納庫41〜44の入口を開閉する。回収庫センサ63は、回収庫45の有無を識別する。
搬送モータ64は、識別センサ60の識別結果に応じて駆動され、搬送経路上を所定の位置まで紙幣を移動させる。電磁アクチュエータ65は、識別センサ60の識別結果に応じて選択的に動作させることにより、リジェクト庫44に通じる主搬送路361から所望の収納部35の各収納庫41〜43に通じる分岐搬送路362〜364へ経路を切り換える。
ROM52は、制御部51が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAM53は、制御部51が各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。制御部51は、ROM52に記憶されたプログラムをRAM53に読み出して実行することにより、紙幣釣銭機11の各部を統括的に制御する。
次に、紙幣釣銭機11の制御部51がROM52に記憶されたプログラムを実行することによって発揮する機能について説明する。なお、ここでは従来から知られている機能については説明を省略し、本実施形態の紙幣釣銭機11が発揮する特徴的な機能について説明する。
紙幣釣銭機11の制御部51は、ROM52に記憶されたプログラムを実行することにより、紙幣揃え手段81として機能する。
紙幣揃え手段81は、識別部34により紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された紙幣を出金部33から出金する。より詳細には、紙幣揃え手段81は、取込部32で取り込まれた紙幣であって識別部34により紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された紙幣について、搬送部36を制御して収納部35に収納する。
ここで、紙幣釣銭機11の一般的な動作について簡単に説明する。オペレータは、POS端末2で処理された小計額に見合う現金を客から受け取る。現金を受け取った場合には、オペレータは、現金を釣銭機1(紙幣釣銭機11、硬貨釣銭機12)に収納する。このとき、現金に紙幣が含まれていれば、オペレータは、紙幣釣銭機11に、紙幣を収納させる。
図5は、紙幣釣銭機11の制御部51(紙幣揃え手段81)が実行する紙幣処理の流れを示すフローチャートである。紙幣揃え手段81による紙幣処理は、入金口センサ56が紙幣を検知すると動作する。
図5に示すように、紙幣揃え手段81は、入金口センサ56による紙幣の検知を待機する(ステップS1のNo)。識別部34が紙幣を検知すると(ステップS1のYes)、紙幣揃え手段81は、識別部34によって紙幣の真贋および種別を識別する(ステップS2)。
加えて、紙幣の種別が識別できた場合(ステップS2のYes)、紙幣揃え手段81は、識別部34によって紙幣の向きが正方向であるかを判断する(ステップS3)。
ステップS2で紙幣の種別が識別され(ステップS2のYes)、かつ、ステップS3で紙幣の向きが正方向であると判断された場合(ステップS3のYes)、紙幣揃え手段81は、識別部34の識別結果に応じた収納部35の各収納庫41〜43へと搬送部36を制御して紙幣を搬送する(ステップS4)。
一方、ステップS2で紙幣として識別されない場合(ステップS2のNo)、紙幣揃え手段81は、搬送部36を制御して取り込んだ物を取込部32の入金口32aへと戻すような搬送操作を行う(ステップS5)。
また、ステップS2で紙幣の種別が識別され(ステップS2のYes)、かつ、ステップS3で紙幣の向きが正方向でないと判断された場合(ステップS3のNo)、紙幣揃え手段81は、搬送部36を制御してリジェクト庫44へと紙幣を搬送する(ステップS6)。
すなわち、収納部35の各収納庫41〜43には、向きの揃った同一種別の紙幣のみが収納されることになる。
紙幣揃え手段81は、ステップS2〜ステップS6の処理を取込部32の入金口32aへ投入された全ての紙幣について実行する。紙幣揃え手段81は、取込部32の入金口32aへ投入された全ての紙幣についてステップS2〜ステップS6の処理を実行した場合(ステップS7のYes)、処理を終了する。
このように、第1の実施形態の紙幣処理装置である紙幣釣銭機11によれば、画像を読み取ったパターン(4パターンのうち1パターンのみを正方向とする)に基づいて紙幣の向きを検知し、設定した向きでない方向の紙幣を入金時にリジェクト庫44へ収納する。これにより、収納部35の各収納庫41〜43には、向きの揃った同一種別の紙幣のみが収納され、出金時には向きの揃った紙幣が出金されることになる。したがって、オペレータ(キャッシャ)は、入金の際や出金の際に紙幣の向きを揃える作業を行うことなく、金銭の受け渡しを行うことができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。本変形例において言及しない部分は上記実施形態と同様とする。
上記実施形態では、ステップS2で紙幣の種別が識別され(ステップS2のYes)、かつ、ステップS3で紙幣の向きが正方向でないと判断された場合(ステップS3のNo)、紙幣揃え手段81は、搬送部36を制御してリジェクト庫44へと紙幣を搬送するようにしたが、この搬送先を、例えば回収庫45としてもよい。
さらに、紙幣揃え手段81は、搬送先を、例えば万券収納庫43としてもよい。この場合、万券収納庫43内で、一万円札の中に各種の紙幣が混在することになるが、一万円札は釣銭に利用されないので、後に仕分け作業を要する以外の不都合はない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態において言及しない部分は第1の実施形態と同様とする。
第1の実施形態では、入金時に紙幣種別の識別と紙幣の向きの識別とを行うようにしたが、本実施形態では、紙幣の向きの識別についてのみを出金時に行うようにしたものである。
図6は、第2の実施形態にかかる紙幣釣銭機11の制御部51(紙幣揃え手段81)が実行する紙幣処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、POS端末2からの出金にかかる制御信号を受信すると(ステップS11のYes)、紙幣揃え手段81は、制御信号に応じて搬送部36を制御して収納部35の各収納庫41〜42から所望の紙幣を所望の枚数だけ出金する出金処理を実行する(ステップS12)。
次いで、紙幣揃え手段81は、識別部34によって紙幣の向きが正方向であるかを判断する(ステップS13)。
ステップS13で紙幣の向きが正方向であると判断された場合(ステップS13のYes)、紙幣揃え手段81は、搬送部36を制御して紙幣を出金部33に搬送する(ステップS14)。
一方、ステップS13で紙幣の向きが正方向でないと判断された場合(ステップS13のNo)、紙幣揃え手段81は、搬送部36を制御して回収庫45へと紙幣を搬送するとともに(ステップS15)、向きが正方向でないと判断された紙幣について搬送部36を制御して収納部35から再度出金する再出金処理を実行する(ステップS16)。紙幣揃え手段81は、ステップS13に戻り、再出金処理により出金された紙幣について識別部34によって紙幣の向きが正方向であるかを判断する。
紙幣揃え手段81は、ステップS12〜ステップS16の処理を出金にかかる制御信号に対応する全ての紙幣について実行する。紙幣揃え手段81は、出金にかかる制御信号に対応する全ての紙幣についてステップS12〜ステップS16の処理を実行した場合(ステップS17のYes)、処理を終了する。
このように、第2の実施形態の紙幣処理装置である紙幣釣銭機11によれば、出金の際に画像を読み取ったパターン(4パターンのうち1パターンのみを正方向とする)に基づいて紙幣の向きを検知し、設定した向きでない方向の紙幣を回収庫45へ収納し、別の同一種の紙幣を出金する。これにより、出金時には向きの揃った紙幣が出金されることになる。したがって、オペレータ(キャッシャ)は、入金の際や出金の際に紙幣の向きを揃える作業を行うことなく、金銭の受け渡しを行うことができる。
なお、上記各実施形態では、紙幣処理装置として紙幣釣銭機11を適用したがこれに限るものではない。例えば、POS端末2及び釣銭機1(紙幣釣銭機11および硬貨釣銭機12)の機能を備えた1台構成の装置を紙幣処理装置として適用するようにしても良い。POS端末2及び釣銭機1(紙幣釣銭機11および硬貨釣銭機12)の機能を備えた1台構成の装置としては、スーパーマーケット等の店舗に設置されて用いられるセルフチェックアウト装置(以降、単にセルフPOSと称する)が挙げられる。
ここで、図7はセルフPOS200の構成を示す外観斜視図である。尚、以下では、図1に示される同様の構成については同一の符号を付して示し、その重複する説明を省略する。図7に示すように、セルフPOS200の本体202は、タッチパネル105が表面に配設された表示デバイス106や、商品の種別等を認識(検出)するために商品画像を読み取る商品読取部110を備えている。
表示デバイス106としては例えば液晶表示器が用いられる。表示デバイス106は、客にセルフPOS200の操作方法を知らせるための案内画面や、各種の入力画面や、商品読取部110で読み込んだ商品情報を表示する登録画面、商品の合計金額や預かり金額、釣銭額等を表示し、支払い方法の選択をする精算画面等を表示する。
商品読取部110は、客が商品に付されたコードシンボルを商品読取部110の読取窓103にかざすことで商品画像を読み取るものである。
また、本体202の右側にはかごに入った未精算の商品を置くための商品載置台203が設けられ、本体202の左側には精算済みの商品を置くための商品載置台204が設けられ、精算済みの商品を入れるための袋を掛けるための袋掛けフック205や、精算済みの商品を袋に入れる前に一時的に置いておくための一時置き台206が設けられている。商品載置台203および204には計量器(図示せず)がそれぞれ備えられており、精算の前後で商品の重量が同じであることを確認する機能を有している。
また、セルフPOS200の本体202には、精算用の紙幣の入金や釣り紙幣の受け取りを行うための釣銭機1(紙幣釣銭機11および硬貨釣銭機12)が設けられている。
このような場合、セルフPOS200が紙幣処理装置として機能することになる。
本実施形態の紙幣処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の紙幣処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の紙幣処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の紙幣処理装置で実行されるプログラムは、上述した各部(紙幣揃え手段81)を含むモジュール構成となっている。CPU(プロセッサ)は、上記記憶媒体からプログラムを読み出して、上記各部を主記憶装置上にロードする。これにより、紙幣揃え手段81が、主記憶装置上に生成される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11,200 紙幣処理装置
31 筐体
32 取込部
33 出金部
34 識別部
35 収納部
36 搬送部
44 リジェクト庫
45 回収庫
81 紙幣揃え手段
特開平11−25313号公報

Claims (5)

  1. 紙幣を筐体内へ取り込む取込部と、
    前記筐体内に設けられ、紙幣を所定の金種毎に収納する収納部と、
    前記収納部に収納された前記紙幣を前記筐体外に出金する出金部と、
    前記取込部から前記収納部および前記収納部から前記出金部に至る搬送経路を構成する搬送部と、
    前記搬送経路に設けられ、前記紙幣の表裏方向および上下方向を識別する識別部と、
    前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された前記紙幣を前記出金部から出金する紙幣揃え手段と、
    を備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記識別部は、前記取込部から前記収納部に至る搬送経路を搬送される前記紙幣の表裏方向および上下方向を識別し、
    前記紙幣揃え手段は、前記取込部で取り込まれた前記紙幣であって前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された前記紙幣について、前記搬送部を制御して前記収納部に収納する、
    ことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 前記識別部は、前記収納部から前記出金部に至る搬送経路を搬送される前記紙幣の表裏方向および上下方向を識別し、
    前記紙幣揃え手段は、前記収納部から取り出された前記紙幣であって前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせであると識別された前記紙幣について、前記搬送部を制御して前記出金部から出金する、
    ことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  4. 前記収納部は、前記筐体外へ持ち出す前記紙幣を回収する回収庫を有し、
    前記紙幣揃え手段は、前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせでないと識別された前記紙幣について、前記搬送部を制御して前記回収庫に収納する、
    ことを特徴とする請求項2または3記載の紙幣処理装置。
  5. 前記識別部は、前記搬送経路を搬送される前記紙幣の種別も識別し、
    前記収納部は、前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせでないと識別された前記紙幣を収納するリジェクト庫を有し、
    前記紙幣揃え手段は、前記識別部により前記紙幣の表裏方向および上下方向の組み合わせが一の組み合わせでないと識別された前記紙幣について、前記搬送部を制御して前記リジェクト庫に収納する、
    ことを特徴とする請求項2または3記載の紙幣処理装置。
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