JP2016143489A - 圧送装置および燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】凍結が発生したとしても自立起動を行える可能性を高めた圧送装置と、これを備えた燃料電池システムを提供すること。【解決手段】流体の圧送を行う第1圧送部41と、流体の圧送を行う第2圧送部42と、流体が流れる通路であって、分岐部43を備える主流路44と、を備える。さらに、主流路44の分岐部43から分岐して第1圧送部41に接続される第1分岐流路45と、主流路44の分岐部43から分岐して第2圧送部42に接続される第2分岐流路46と、を備える。そして、第1分岐流路45は分岐部43から上向きに延びて第1圧送部41に接続され、第2分岐流路46は分岐部43から水平方向または水平方向より下向きに延びて第2圧送部42に接続される。【選択図】図2

Description

本発明は、流体の圧送を行う圧送装置、および、その圧送装置を備えた燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、燃料電池のアノードに供給される水素含有ガス(アノードガス)とカソードに供給される酸素含有ガス(カソードガス)を用いた電気化学反応により発電を行うシステムである。燃料電池は単位セルを複数積み重ねた積層構造を有しており、発電の際、一部の燃料電池セルのアノードにおいてアノードガス濃度の低い部分が生じると、当該セルの電圧が低下し安定した発電ができなくなる。そこで、燃料電池スタックのアノードガス出口からアノードガス入口へと繋ぐ循環流路を配設し、循環流路に配置した水素循環ブロア等の圧送装置を用いて、アノードガスを循環させている。このように、燃料電池アノード系内のガスを循環させることで、各単位セル間や、同一セル内のアノードガス濃度の偏りを低減し、安定した発電が可能となる。
上記の燃料電池システムでは、アノードガスとともに、カソード反応で生じた生成水がアノード側に浸透し循環する。特に、氷点下環境下で燃料電池システムを起動する際には、アノード系内を循環していた液水が圧送装置内で凍結するおそれがある。圧送装置内で凍結が発生した場合、この凍結の影響により圧送装置を起動できない可能性がある。この問題に対して特許文献1には、圧送装置を収容ケースに入れ、これを燃料電池スタックのスタックエンドプレートに取り付け、熱容量の大きな燃料電池からの熱を利用することで、圧送装置の温度低下を抑制する、という凍結防止手段が開示されている。
特開2009−162069号公報
しかしながら、圧送装置の温度低下を抑制したからといって、必ずしも凍結が発生しないとは限らない。よって、圧送装置に凍結が発生したとしても自立起動して圧送を行えるようにすることが望まれる。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、凍結が発生しても自立起動を行える可能性を高めた圧送装置と、これを備えた燃料電池システムを提供することを目的としている。
当該目的を達成するために、本発明の圧送装置は、流体の圧送を行う第1圧送部と、流体の圧送を行う第2圧送部と、流体が流れる通路であって、分岐部を備える主流路と、を備える。また、さらに、主流路の分岐部から分岐して第1圧送部に接続される第1分岐流路と、主流路の分岐部から分岐して第2圧送部に接続される第2分岐流路と、を備える。そして、第1分岐流路は分岐部から上向きに延びて第1圧送部に接続され、第2分岐流路は分岐部から水平方向または水平方向より下向きに延びて第2圧送部に接続される。
本発明の圧送装置によれば、これを備えた燃料電池システムの運転時において、アノード系内を循環する液水のうち、第1分岐流路を通じて第1圧送部に流入する液水の量が、第2分岐流路を通じて第2圧送部に流入する液水の量と比較して、少なくなる。このような状態で、燃料電池システムが氷点下に晒され、かつ運転が停止させられると、液水が凍結する可能性がある。そうすると、圧送装置は液水が凍結した状態で起動しなければならない。しかしながら、第1圧送部で凍結した液水の量は第2圧送部で凍結した液水の量より少ないため、第1圧送部は起動時において自立起動を行いやすい状態となる。また、第2圧送部は凍結した液水により起動できない可能性があるが、第1圧送部の動作に伴い圧送装置の温度が上昇すると、やがてその凍結は解消される。そして、第2圧送部も動作を開始することができるようになる。このようにして、本発明の圧送装置は凍結が発生したとしても自立起動を行える可能性を高めることができる。また、このような圧送装置を備えた燃料電池システムによれば、氷点下環境下でも圧送装置の自立起動を行える可能性を高め、アノードガスの循環を行わせることができる。
図1は、第1実施形態における燃料電池システムの概略構成図である。 図2は、第1実施形態における圧送装置の概略構成図である。 図3は、第2実施形態における分岐部の周辺を説明する図である。 図4は、第3実施形態における圧送装置の概略構成図である。 図5は、第3実施形態における圧送装置に組み込まれるダイアフラム式圧縮機の説明図である。 図6Aは、低温時におけるダイアフラム式圧縮機の動作を説明する第1の図である。 図6Bは、低温時におけるダイアフラム式圧縮機の動作を説明する第2の図である。 図7は、第4実施形態におけるダイアフラム式圧縮機の説明図である。 図8は、2つの圧送部の圧送特性を異ならせたときにおける循環流量のグラフである。 図9Aは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第1の図である。 図9Bは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第2の図である。 図9Cは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第3の図である。 図9Dは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第4の図である。
(第1実施形態)
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態における燃料電池システム1の概略構成図である。なお、図1においては、アノードガス流通系統とカソードガス流通系統のうち、アノードガス流通系統のみを図示し、カソードガス流通系統の図示を省略している。
燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、高圧タンク21と、アノードガス供給流路22と、アノードガス調圧弁23と、エゼクタ24と、アノードガス圧力センサ25と、アノードガス排出流路31と、セパレータタンク32と、アノードガス還流流路33と、パージ流路34と、パージ弁35と、圧送装置40とを備える。
燃料電池スタック10は燃料電池の単位セルを複数積層したものであり、単位セルの水素極(アノード極)と酸素極(カソード極)に、アノードガスとしての水素とカソードガスとしての空気をそれぞれ供給することにより、発電を行うものである。
燃料電池スタック10を構成する燃料電池は、電解質膜と、この電解質膜の両面にそれぞれカーボンに白金を担持した触媒層を接合した電極とからなる膜電極接合体を備えている。
高圧タンク21は、燃料電池スタック10に供給する高圧のアノードガスとしての水素ガスを貯蔵するものである。アノードガス供給流路22は一端が高圧タンク21に、他端が燃料電池スタック10のアノードガス入口に接続される。アノードガスは高圧タンク21からアノードガス供給流路22を通して燃料電池スタック10に供給される。
アノードガス調圧弁23は、アノードガス供給流路22に設けられ、高圧タンク21に貯蔵される高圧ガスを供給して、燃料電池の発電状態に適したアノードガス圧力にアノード極を調圧する。アノードガス調圧弁23は、無段階または段階的に開度の増減が可能である。
アノードガス排出流路31は、燃料電池スタック10のアノードガス出口とセパレータタンク32とを接続する。さらに、セパレータタンク32からアノードガス還流流路33が延びて、アノードガス供給流路22に配設したエゼクタ24に接続する。そして、燃料電池スタック10のアノードガス出口からアノードガス入口までアノードガスを還流する流路が形成される。これにより、アノードガス供給流路22、燃料電池スタック10、アノードガス排出流路31、セパレータタンク32、アノードガス還流流路33、および、エゼクタ24によってアノードガスの循環流路が構成される。
セパレータタンク32は、燃料電池スタック10からアノードガスと共に排出された生成水Wを分離して貯蔵する。セパレータタンク32に貯まった生成水Wは、排水弁36を通して適宜燃料電池システム外に排出される。また、セパレータタンク32にはパージ流路34とパージ弁35が設けられ、アノードガス循環流路内の不純物(窒素)濃度が上がった際に、アノードガスとともに不純物を排出できるようにしている。なお、システムの小型化とコスト削減の観点から、本実施形態のセパレータタンク32には、アノードガス中の水分を完全に除去するほどの性能を要求していない。そのため、アノードガス還流流路33にはアノードガスの他に、セパレータタンク32で分離されなかった液水が流れ込む場合がある。
エゼクタ24は、高圧タンク21からアノードガス調圧弁23を介して供給されるアノードガスをエゼクタ24内の絞りにより高速化し、アノードガス還流流路33を流れるアノードガスに対して高速化されたアノードガスの巻き込み力を作用させることで、アノードガスの循環流路内に循環流を生じさせる。
アノードガス圧力センサ25は、燃料電池スタック10内のアノードガスの圧力を測定するものであり、エゼクタ24の下流のアノードガス供給流路22に配設される。
アノードガス還流流路33には、圧送装置40が設けられる。そして、循環流路内のアノードガスを圧送し、エゼクタ24に加えてアノードガスの循環流路内の循環流を生じさせる。圧送装置40は、ブロアや圧縮機などの圧送部、および圧送部と接続される流路により構成される。なお、以降、アノードガスとしての水素の循環に用いられるブロアと圧縮機を総称して、HRB(Hydrogen recirculation blower、水素循環ブロア)と呼ぶ。
図2は、第1実施形態における圧送装置40の概略構成図である。本実施形態では、圧送装置40は図2に示すように、第1圧送部41と第2圧送部42の2つの圧送部を備えるとともに、主流路44と、主流路44の分岐部43から分岐する第1分岐流路45と、第2分岐流路46とを備える。そして、主流路44は、アノードガス還流流路33の上流部に接続する。
また、圧送装置40は、第1圧送部41の下流側に第1下流側流路47aを備え、第2圧送部42の下流側に第2下流側流路47bを備える。また、これら第1下流側流路47aと第2下流側流路47bとが合流する合流路47を備える。そして、合流路47は、アノードガス還流流路33の下流部に接続する。
本実施形態では、第1圧送部41と第2圧送部42はHRBであり、アノードガスの圧送を行う。
本実施形態では、氷点下環境下で凍結が発生しても自立起動を行える可能性を高めた圧送装置を構成するために、2つの圧送部とそこに接続する流路のレイアウトにより、一方の圧送部に液水が供給されるようにする。そのために、第1分岐流路45は分岐部から鉛直上向きに延びて第1圧送部41に接続され、第2分岐流路46は分岐部から水平方向または水平方向より下向きに延びて第2圧送部42に接続される。第2分岐流路46は、略L字状の形状を有しており、水平部46bと、水平部46bに接続し直角に折れ曲がる折れ部46aと、折れ部46aから鉛直上方へと延びる鉛直部46cとからなる。これにより、主流路44を流れる液水Lが重力の影響により第2圧送部42側へと流れるよう誘導することができる。
液水Lは、アノード極側に浸透してきた生成水等を含む液体であり、アノードガス排出流路31に配置されるセパレータタンク32で分離されずにアノードガス還流流路33に侵入した水である。第1圧送部41および第2圧送部42は、アノードガスをアノード系内で循環させるために圧送を行うが、液水もこの力を受けて圧送装置40に吸引される。ところが、第1分岐流路45が鉛直上向きであるため、主流路44を流れる液水Lは圧送部41には殆ど流入せず、水平方向に延びる第2分岐流路46に流入する。第2圧送部42の吸引によって第2分岐流路46への液水Lの流入が継続すると、やがて第2分岐流路46の折れ部46aで液水Lによる流路の閉塞が発生する。その場合、第2圧送部42の吸引力により折れ部46a(閉塞部分)の前後で大きな差圧が発生し、液水Lの一部は第2圧送部42へ吸い込まれる。この現象が繰り返されることで、主流路44を流れる液水Lのうち、第1分岐流路45を通じて第1圧送部41に流入する液水Lの量が、第2分岐流路46を通じて第2圧送部42に流入する液水の量と比較して、少なくなる。したがって、圧送装置40では、第1圧送部41からはアノードガスが吐出され、第2圧送部42からはアノードガスと液水Lが吐出されやすくなる。
第1圧送部41より吐出されたアノードガスと、第2圧送部42より吐出されたアノードガスおよび液水Lは、合流路47を介してアノードガス還流流路33に戻り、その後エゼクタ24を通じて燃料電池スタック10へ還流する。
上記の作用により、燃料電池システム1の運転中は、第1圧送部41に送られる液水Lの量を第2圧送部42に送られる液水Lの量と比較して少なくすることができる。このような状態で、燃料電池システム1が氷点下に晒され、かつ運転が停止させられると、液水Lが凍結する可能性がある。そうすると、圧送装置40は液水Lが凍結した状態で起動しなければならない。しかしながら、第1圧送部41に送られた液水Lの量は第2圧送部42に送られた液水Lよりも少ないことから、第1圧送部41では凍結した液水も少なくなるため、起動時において自立起動を行える可能性を高めることができる。また、第2圧送部42は凍結した液水Lにより駆動できない可能性があるが、第1圧送部41の動作に伴い圧送装置40の温度が上昇すると、やがてその凍結は解消され、第2圧送部42も動作を開始することができるようになる。このようにして、この実施形態の圧送装置40は氷点下環境下において凍結が発生したとしても自立起動を行える可能性を高めることができる。また、このような圧送装置40を備えた燃料電池システム1によれば、氷点下環境下でも圧送装置40の自立起動を行える可能性を高めて、アノードガスの循環を行わせることができる。
上記の実施形態では、分岐部43において第1分岐流路45は鉛直上向きに延びているが、厳密に鉛直上向きでなくとも、分岐部43における流路の方向の鉛直成分が水平成分より十分大きいものであれば同様に採用でき、同様の効果を奏する。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態における分岐部43の周辺を説明する図である。以下の各実施形態において、先の実施形態と同様の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図3に示されるように、第2実施形態において分岐部43の流路断面積はその周辺の流路断面積よりも大きい。具体的には、分岐部43の流路断面積は、第1分岐流路45の流路断面積および第2分岐流路46の流路断面積よりも大きくなっている。
このような構成を備えた圧送装置40は、先の実施形態と同様の作用効果を得られるとともに、流路を流れる液水Lが増加した場合でも、分岐部43の流路断面積が大きいため、第1分岐流路45の入口に液水Lが到達しにくいことになる。そのため、第1圧送部41への液水Lの流入を抑制するという効果をより高めることができる。
また、分岐部43の流路断面積を大きくすることにより、分岐部43で生じるアノードガスの圧力損失を低減し、圧送装置40の性能を向上させることもできる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態における圧送装置40の概略構成図である。第3実施形態における圧送装置40は、第1圧送部41と第2圧送部42が1つの駆動部48によって駆動される。このように、第1圧送部41と第2圧送部42が1つの駆動部48によって駆動されることで、先の実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、圧送部毎に駆動部を設ける必要がない。そのため、圧送装置40自体の小型化を図ることができるとともに、圧送装置40の設計を容易化することができる。
以下、第1圧送部41と第2圧送部42を1つの駆動部48で駆動する具体的構成の一例としてダイアフラム式圧縮機について説明する。
図5は、第3実施形態における圧送装置40に組み込まれるダイアフラム式圧縮機50の説明図である。ダイアフラム式圧縮機50は、第1圧送部41と第2圧送部42と駆動部48とを備える。
第1圧送部41は、第1ダイアフラム41aと第1ハウジング41bと吐出弁41cと吸入弁41dを備える。第2圧送部42も、同様に、第2ダイアフラム42aと第2ハウジング42bと吐出弁42cと吸入弁42dを備える。駆動部48は、交流電源と接続される電磁コイル部48aと、電磁コイル部48aへの交流電源電圧の印加により図の左右方向に往復駆動される永久磁石が設けられた振動子48bとを備える。
往復運動する振動子48bの一端には、第1ダイアフラム41aが公知の固定手段により固定される。また、振動子48bの他端には、第2ダイアフラム42aが公知の固定手段により固定される。そして、振動子48bの往復運動に伴い、第1ダイアフラム41aおよび第2ダイアフラム42aが弾性変形し、ハウジング41b、42b内の圧縮室41e、42eの容積が変化させられる。これにより、吸入弁41d、42dおよび吐出弁41c、42cを介して、アノードガスの吸入および吐出が行われる。
図6Aは、低温時におけるダイアフラム式圧縮機50の動作を説明する第1の図である。図6Bは、低温時におけるダイアフラム式圧縮機50の動作を説明する第2の図である。図6Aおよび図6Bには、前述の図5と同様の圧送装置40が示されている。ただし、図6Aおよび図6Bでは、第2圧送部42の圧縮室42e内に、液水Lが流入し凍結している。
このような状況下でダイアフラム式圧縮機50を動作させ、振動子48bが図の右方向に移動した場合、少なくとも第2ダイアフラム42aは振動子48bとの接続部分において弾性変形する(図6A)。これにより、振動子48bは、この弾性変形分だけ図の右方向に移動することができる。そして、第1ダイアフラム41aも右方向に弾性変形させることができる。このようにすることによって、少なくとも第1圧送部41の圧縮室41eの容積を減少させて、アノードガスの吐出を行うことができる。
なお、振動子48bの右方向への移動に伴い第2ダイアフラム42aが凍結した液水Lから引きはがされた場合、ダイアフラム42aはより大きく弾性変形することが可能となる。
また、振動子48bが図の左方向に移動した場合も、第2ダイアフラム42aは振動子48bとの接続部分において圧縮されるように(つぶされるように)弾性変形する(図6B)。これにより、振動子48bは、この弾性変形分だけ図の左方向に移動することができる。そして、第1ダイアフラム41aも左方向に弾性変形させることができる。このようにすることによって、少なくとも第1圧送部41の圧縮室の41eの容積を増大させて、アノードガスの吸入を行うことができる。
このように、圧送装置40が上記のダイアフラム式圧縮機50の場合であっても、先の実施形態と同様の構成の第1分岐流路45および第2分岐流路46を有するので、第1圧送部41には第2圧送部42よりも液水Lを少なくした状態で圧送装置40を動作させることができる。そのため、氷点下環境下で運転を停止させ、その後再起動させる際にも、第1圧送部41の凍結した液水を第2圧送部42よりも少なくすることができる。
さらに、本実施形態では、弾性変形可能な第1ダイアフラム41aおよび第2ダイアフラム42aを用いたダイアフラム式圧縮機50を採用する。これにより、第2圧送部42の圧縮室42e内で液水Lが凍結した場合であっても、第2ダイアフラム42aが弾性変形できるので、振動子48bは往復運動を行うことができる。そのため、少なくとも第1圧送部41によるアノードガスの圧送を行うことができる。また、本実施形態では、上述したような汎用のダイアフラム式圧縮機の構造をそのまま流用することができるため、氷点下でも自立起動を行える可能性を高めた圧送装置40を少ないコストで構成することが可能となる。
また、ダイアフラム式圧縮機50では、電磁コイル部48aの近傍に第1圧送部41と第2圧送部42が配置されることになる。そのため、運転停止時に第2圧送部42の圧縮室42e内で液水L凍結してしまった場合であっても、再起動の際、電磁コイル部48aの発熱により速やかにその凍結を解消することができる。
このような圧送装置40を備えた図1の燃料電池システム1は、氷点下環境下でも自立起動を行える可能性を高めることができる。この燃料電池システム1は、ヒータによる圧送装置40の加熱や、燃料電池スタック10からの圧送装置40への熱供給がなくとも始動できるため、エネルギー効率の向上を図ることができるとともに、起動時間を短縮できるという効果をも奏する。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態におけるダイアフラム式圧縮機50の説明図である。第4実施形態において、先の実施形態と異なっているのは、第1ダイアフラム41aの面積と第2ダイアフラム42a’の面積とが異なる点である。より具体的には、第2ダイアフラム42a’の面積は、第1ダイアフラム41aの面積よりも大きくなっている。また、これにあわせて、第2ダイアフラム42a’を収容する第2ハウジング42b'も第1ハウジング41bよりも大きくされている。そして、第2圧送部42の圧縮室42e’も第1圧送部41の圧縮室41eよりも大きくされている。
このようにすることにより、第1圧送部41と第2圧送部42との圧送性能を異ならせることができる。そして、第1圧送部41と第2圧送部42の圧送性能を異ならせることにより、システムの要求負荷に対して、より広い範囲で対応することができる。
また、第2ダイアフラム42aの面積が大きいため、第2圧送部42に液水Lが流入し凍結した場合であっても第2ダイアフラム42aの弾性変形をより許容しやすくすることができる。そして、凍結後の起動直後における第1圧送部41の圧送性能を向上させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態として、第1圧送部41と第2圧送部42は異なる圧送特性を有するものとすることができる。例えば、容量の異なるものや、種類の異なる圧縮機を組み合わせて用いることできる。そして、それぞれの圧送部41,42として、その役割に応じた圧縮機等を採用することもできる。
より具体的には、例えば、液水の凍結可能性のある第2圧送部42として、故障しにくく比較的安価なダイアフラム式圧縮機を用い、液水が侵入しにくい第1圧送部41として比較的高価で高性能なルーツ式圧縮や、過流式、スクロール式、ターボ式等の圧縮機またはブロアを用いることができる。これにより、高性能な部品の故障しにくさを確保して、燃料電池システム1のコストを削減できる。
また、上記のように、第1圧送部41と第2圧送部42の圧送特性を異ならせるのみならず、圧送開始のタイミングを異ならせることもできる。
図8は、2つの圧送部の圧送特性を異ならせたときにおける循環流量のグラフである。図8には、負荷に対する循環流量が示されている。また、図8には、要求流量と、第1圧送部41による流量と、第2圧送部42による流量が示されている。
図8に示される循環流量を発揮する圧送装置40は、第1圧送部41と第2圧送部42とで互いに異なる圧送特性を有するとともに、負荷に対して圧送開始のタイミングが異なるよう構成されている。具体的には、第1圧送部41は動作初期から所定の循環流量を有するものの、その後の圧送能力はさほど上昇しない。一方、第2圧送部42は、動作初期から徐々にその循環流量を増している。
ここでは、このような圧送特性を有する第1圧送部41と第2圧送部42とを組み合わせて圧送装置40を構成し、第2圧送部42の動作開始タイミングを所定の負荷以上となったタイミングとしている。このようにすることによって、負荷が軽いときにおいては、第1圧送部41のみが動作してその要求流量に対応する。その後、負荷が所定の負荷以上となったときには、第2圧送部42も動作を開始する。このようにすることによって、負荷が所定の負荷以上となったときには、第1圧送部41と第2圧送部42の動作により、その要求流量に対応する。このように負荷が軽いときにおいては、第1圧送部41のみを動作させるので、省電力化を図ることができる。また、上記のような構成により第2圧送部42が凍結した場合でも、要求流量を満たすように動作させることもできる。
(その他の実施形態)
本発明の圧送装置40および燃料電池システム1は、その構成が上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各構成部材の形状、個数および材質等々を適宜変更することが可能である。例えば、圧送装置40については、圧送部の性能、配置、向き、寸法、流路の断面形状などを適宜変更することができる。
また、本発明の圧送装置40を構成する圧送部および圧送部と接続される流路のレイアウトに関しても、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することが可能である。
図9Aは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第1の図である。図9Aに示されるように、たとえば、2つの圧送部41、42を鉛直方向に並べる場合、第1圧送部41への分岐流路に鉛直上向きの部分を設けてもよい。具体的には、分岐部43から分岐した第1分岐流路45が鉛直上方に延びた後、水平方向に延びる方向に折れ、第1圧送部41に接続する。また、分岐部43から分岐した第2分岐流路46が鉛直下方に延びた後、水平方向に延びる方向に折れ、第2圧送部42に接続する。
図9Bは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第2の図である。圧送部41、42を斜めに配置する場合も、同様に第1圧送部41への分岐流路に鉛直上向きの部分を設けるとよい。具体的には、分岐部43から分岐した第1分岐流路45が鉛直上方に延びた後、第1圧送部41に接続する。また、分岐部43から分岐した第2分岐流路46が水平方向に延び第2圧送部42に接続する。
図9Cは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第3の図である。図9Cにおいて、主流路44は斜め上方に向かって延びている。そして、主流路44の分岐部43から分岐した第1分岐流路45が鉛直上方に向かって延び、第1圧送部41に接続する。また、主流路44の分岐部43から分岐した第2分岐流路46が斜め下方に向かって延びた後、鉛直上方に延びる方向に折れ、第2圧送部42に接続する。
図9Dは、圧送部と流路のレイアウトのバリエーションを説明する第4の図である。図9Dにおいて、主流路44は水平方向に向かって延びている。そして、主流路44の分岐部43から分岐した第1分岐流路45が鉛直上方に向かって延び、第1圧送部41に接続する。また、主流路44の分岐部43から分岐した第2分岐流路46が斜め下方に向かって延びた後、鉛直上方に延びる方向に折れ、第2圧送部42に接続する。
図9Cおよび図9Dに示されるように、第2圧送部42への分岐流路が水平方向より下向きの場合は、液水Lを折れ部に溜めやすくなり、例えば第1実施形態と比較すると、第2圧送部42への液水Lの吸引がされやすくなるという効果を奏する。さらに、主流路44の向きも自由に設定でき、上記実施形態で示した水平方向の他に、鉛直方向や斜め方向とした形態も可能である。
また、上記の各実施形態においては、本発明の圧送装置40の使用例として液水を含むアノードガスの圧送を示したが、勿論その組み合わせに限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の気体と液体の組み合わせにおいて、本発明の圧送装置40を適用可能である。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック(燃料電池)
33 アノードガス還流流路(還流流路)
40 圧送装置
41 第1圧送部
41a 第1ダイアフラム
41a 第1ハウジング
41c,42c 吐出弁
41d,42d 吸入弁
41e,42e 圧縮室
42 第2圧送部
42a 第2ダイアフラム
42b 第2ハウジング
43 分岐部
44 主流路
45 第1分岐流路
46 第2分岐流路
46a 折れ部
46b 水平部
46c 鉛直部
47 合流路
47a 第1下流側流路
47b 第2下流側流路
48 駆動部
48a 電磁コイル部
48b 振動子
50 ダイアフラム式圧縮機

Claims (7)

  1. 流体の圧送を行う第1圧送部と、
    流体の圧送を行う第2圧送部と、
    流体が流れる通路であって、分岐部を備える主流路と、
    前記主流路の前記分岐部から分岐して前記第1圧送部に接続される第1分岐流路と、
    前記主流路の前記分岐部から分岐して前記第2圧送部に接続される第2分岐流路と、
    を備え、
    前記第1分岐流路は前記分岐部から上向きに延びて前記第1圧送部に接続され、前記第2分岐流路は前記分岐部から水平方向または水平方向より下向きに延びて前記第2圧送部に接続される、
    ことを特徴とする圧送装置。
  2. 前記分岐部の流路断面積は、前記第1分岐流路の流路断面積および前記第2分岐流路の流路断面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧送装置。
  3. 交流電源が接続される電磁コイル部と、前記電磁コイル部に交流電源電圧が印加されることにより往復駆動させられる振動子と、を有する駆動部をさらに備え、
    前記第1圧送部は、前記振動子の一端に設けられた第1ダイアフラムにより駆動され、
    前記第2圧送部は、前記振動子の他端に設けられた第2ダイアフラムにより駆動される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧送装置。
  4. 前記第1ダイアフラムの面積と前記第2ダイアフラムの面積とが異なる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧送装置。
  5. 前記第1圧送部と前記第2圧送部は異なる圧送特性を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の圧送装置。
  6. アノードガスとカソードガスの供給を受けて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記アノードガスを供給する供給流路の途中に配置されたエゼクタと、
    前記燃料電池から排出されるアノードオフガスを前記エゼクタに導入する還流流路と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記還流流路は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の圧送装置を備える、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  7. 前記主流路は前記還流流路の上流部に接続され、
    前記第1圧送部の下流側に設けられた第1下流側流路と前記第2圧送部の下流側に設けられた第2下流側流路は合流した状態で前記還流流路の下流部に接続される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
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