JP2016142528A - レーザレーダ装置 - Google Patents

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Tadao Nishiguchi
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Abstract

【課題】各受光素子からの受光信号を任意の組み合わせで選択し、選択した受光信号の受光値の測定を並行して行う処理を高速化する。【解決手段】多入力多出力MUX251は、制御部21からの第1制御信号により、入力端子IN1乃至IN12の接続先を各出力端子OUT1乃至OUT4の中から設定する。多入力多出力MUX251は、制御部21からの第2制御信号により、入力端子IN1乃至IN12と接続先に設定されている出力端子OUTとの間のスイッチSWの接続状態を制御する。これにより、各受光素子202からの受光信号の入力先が、TIA261−1乃至261−4の中から設定される。本発明は、例えば、車両用のレーザレーダ装置に適用できる。【選択図】図7

Description

本発明は、レーザレーダ装置に関し、特に、複数の方向からの反射光を複数の受光素子により受光するレーザレーダ装置に関する。
従来、パルス状のレーザ光である測定光を所定の監視領域に投光し、複数の方向からの反射光を複数の受光素子により受光するレーザレーダ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の発明では、2つの受光素子出力選択部にそれぞれ全ての受光素子を接続し、各受光素子出力選択部が、それぞれ独立して任意の組み合わせで受光素子を選択し、選択した受光素子からの受光信号を出力する。そして、各受光素子出力選択部から出力される受光信号を個別に加算して受光値の測定を行うことにより、任意の異なる2つの領域の監視が並行して行われる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の発明では、任意の組み合わせで受光素子を選択し、選択した受光素子から受光信号を出力させるためには、設定のための信号や情報量が多くなり、通信時間が増大する。従って、高速な信号処理が必要なレーザレーダ装置においては、処理時間の短縮が必要となる。
特開平7−191148号公報
本発明は、複数の方向からの反射光を複数の受光素子により受光するレーザレーダ装置において、受光素子からの受光信号を任意の組み合わせで選択し、選択した受光信号の受光値の測定を並行して行う処理を高速化できるようにするものである。
本発明のレーザレーダ装置は、パルス状のレーザ光である測定光を投光する投光部と、水平方向のそれぞれ異なる方向からの測定光の反射光を受光するN1個の受光素子と、N1個の受光素子にそれぞれ接続されるN1個の入力端子、及び、N2個の出力端子を備え、各入力端子の接続先を各出力端子の中から選択可能な多入力多出力マルチプレクサと、各入力端子の接続先、及び、各入力端子と接続先との間の接続状態を設定する設定信号により多入力多出力マルチプレクサの出力を制御する制御部と、多入力多出力マルチプレクサの各出力端子から出力される受光信号のサンプリングを行うことにより受光値の測定を行うサンプリング部と、受光値に基づいて物体の検出を行う物体検出部とを備える。
本発明のレーザレーダ装置においては、パルス状のレーザ光である測定光が投光され、水平方向のそれぞれ異なる方向からの測定光の反射光がN1個の受光素子により受光され、N1個の受光素子にそれぞれ接続されるN1個の入力端子、及び、N2個の出力端子を備え、各入力端子の接続先を各出力端子の中から選択可能な多入力多出力マルチプレクサの各入力端子の接続先、及び、各入力端子と接続先との間の接続状態が設定され、多入力多出力マルチプレクサの出力が制御され、多入力多出力マルチプレクサの各出力端子から出力される受光信号のサンプリングが行われ、受光値に基づいて物体の検出が行われる。
従って、複数の方向からの反射光を複数の受光素子により受光するレーザレーダ装置において、各受光素子からの受光信号を任意の組み合わせで選択し、選択した受光信号の受光値の測定を並行して行う処理を高速化することができる。
この受光素子は、例えば、フォトダイオードからなる。この制御部、サンプリング部、物体検出部は、例えば、マイクロコンピュータ、各種のプロセッサ等の演算装置により構成される。
この設定信号には、各入力端子の接続先を設定する第1設定信号、及び、各入力端子と第1設定信号により設定された接続先との間の接続状態をそれぞれ設定する第2設定信号を含ませ、この投光部には、所定の長さの測定期間内に測定光を少なくとも1回投光させ、この制御部には、各入力端子の接続先を設定又は変更するときに第1設定信号を多入力多出力マルチプレクサに供給させ、第2設定信号を測定期間単位で多入力多出力マルチプレクサに供給させ、この物体検出部は、複数の測定期間を含む検出期間単位で物体の検出を行わせることができる。
これにより、多入力多出力マルチプレクサの入力端子の接続先を設定する処理の実行回数を減らすことができ、処理に要する時間や負荷を軽減することができる。
この制御部には、第1設定信号により、各入力端子の接続先、及び、接続先の出力端子における入力番号を設定させ、第2設定信号により、入力番号を用いて各出力端子と接続する入力端子を設定させることができる。
これにより、第2設定信号の情報量を削減することができる。
この制御部には、第1設定信号を検出期間単位で多入力多出力マルチプレクサに供給させることができる。
これにより、受光信号の入力先を検出期間単位で変更することが可能になる。
本発明によれば、複数の方向からの反射光を複数の受光素子により受光するレーザレーダ装置において、各受光素子からの受光信号を任意の組み合わせで選択し、選択した受光信号の受光値の測定を並行して行う処理を高速化できる。
本発明を適用したレーザレーダ装置の一実施の形態を示すブロック図である。 測定光投光部の構成例を示すブロック図である。 受光部の構成例を示すブロック図である。 各検出領域の位置を模式的に示す図である。 各受光素子と各検出領域との関係を示す模式図である。 測定部の構成例を示すブロック図である。 MUXの機能の構成例を示すブロック図である。 演算部の機能の構成例を示すブロック図である。 物体検出処理を説明するためのフローチャートである。 MUXの接続関係レジスタ及び入力番号レジスタの例を示す図である。 受光信号の入力先の第1の設定例を示す図である。 MUXの接続状態レジスタの例を示す図である。 物体検出処理を説明するためのタイミングチャートである。 受光値の積算処理を説明するための図である。 各測定期間に割り当てられる受光信号の組み合わせの第1の例を示す図である。 車両の検出方法の例を説明するための図である。 各測定期間に割り当てられる受光信号の組み合わせの第2の例を示す図である。 受光信号の入力先の第2の設定例を示す図である。 各測定期間に割り当てられる受光信号の組み合わせの第3の例を示す図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
{レーザレーダ装置11の構成例}
図1は、本発明を適用したレーザレーダ装置の一実施の形態であるレーザレーダ装置11の構成例を示している。
レーザレーダ装置11は、例えば、車両に設けられ、その車両の前方の監視を行う。なお、以下、レーザレーダ装置11により物体の検出が可能な領域を監視領域と称する。また、以下、レーザレーダ装置11が設けられている車両を他の車両と区別する必要がある場合、自車両と称する。さらに、以下、自車両の左右方向(車幅方向)と平行な方向を水平方向と称する。
レーザレーダ装置11は、制御部21、測定光投光部22、受光部23、雨滴センサ24、測定部25、及び、演算部26を含むように構成される。
制御部21は、車両制御装置12からの指令や情報等に基づいて、レーザレーダ装置11の各部の制御を行う。
測定光投光部22は、物体の検出に用いるパルス状のレーザ光(レーザパルス)である測定光を監視領域に投光する。また、測定光投光部22は、測定光を発光したタイミングを示すリファレンス信号を測定部25に供給する。
受光部23は、測定光の反射光を受光し、水平方向のそれぞれ異なる方向からの反射光の強度(明るさ)を検出する。そして、受光部23は、各方向の反射光の強度に応じた電気信号である複数の受光信号を出力する。
雨滴センサ24は、自車両のウインドシールドガラスについた雨滴の量を検出するセンサであり、検出結果を示すセンサ信号(以下、雨滴信号と称する)を測定部25に供給する。
測定部25は、受光部23から供給されるアナログの受光信号に基づいて、受光部23における反射光に対する受光値の測定を行い、測定した受光値を示すデジタルの受光信号を演算部26に供給する。また、測定部25は、測定光投光部22から供給されるアナログのリファレンス信号に基づいて、測定光投光部22における測定光に対する受光値の測定を行い、測定した受光値を示すデジタルのリファレンス信号を演算部26に供給する。さらに、測定部25は、雨滴センサ24から供給されるアナログの雨滴信号に基づいて、雨滴量(センサ値)の測定を行い、測定した雨滴量を示すデジタルの雨滴信号を演算部26に供給する。
演算部26は、測定部25から供給される受光値の測定結果に基づいて、監視領域内の物体の検出を行い、検出結果を制御部21及び車両制御装置12に供給する。また、演算部26は、物体の検出結果に基づいて、レーザレーダ装置11が物体を検出する感度(以下、検出感度と称する)を制御する。さらに、演算部26は、測定部25から供給される雨滴信号に基づいて、ウインドシールドグラス上の雨滴の有無及び雨滴量の検出を行い、検出結果を制御部21及び車両制御装置12に供給する。
車両制御装置12は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)等により構成され、監視領域内の物体の検出結果に基づいて、自動ブレーキ制御や運転者への警報等を行う。
{測定光投光部22の構成例}
図2は、レーザレーダ装置11の測定光投光部22の構成例を示している。測定光投光部22は、駆動回路101、発光素子102、投光光学系103、及び、リファレンス用受光素子104を含むように構成される。
駆動回路101は、制御部21の制御の下に、発光素子102の発光強度や発光タイミング等の制御を行う。
発光素子102は、例えば、レーザダイオードからなり、駆動回路101の制御の下に、測定光(レーザパルス)の発光を行う。発光素子102から発光された測定光は、レンズ等により構成される投光光学系103を介して監視領域に投光される。
リファレンス用受光素子104は、例えば、フォトダイオードからなり、発光素子102から発光された測定光を投光光学系103を介さずに受光し、その受光量に応じた電流値のリファレンス信号に光電変換する。そして、リファレンス用受光素子104は、得られたリファレンス信号を測定部25に供給する。
なお、このリファレンス信号は、測定光を発光してから反射光を受光するまでの時間の測定に用いる基準時刻の調整等に用いられる。
{受光部23の構成例}
図3は、レーザレーダ装置11の受光部23の構成例を示している。受光部23は、受光光学系201及び受光素子202−1乃至202−12を含むように構成される。
なお、以下、受光素子202−1乃至202−12を個々に区別する必要がない場合、単に受光素子202と称する。また、以下、受光素子202−1乃至202−12の受光信号を区別する必要がある場合、それぞれ受光信号1乃至12と称する。
受光光学系201は、レンズ等により構成され、光軸が車両の前後方向を向くように設置される。そして、受光光学系201は、監視領域内の物体等により反射された測定光の反射光が入射し、入射した反射光を各受光素子202の受光面に入射させる。
各受光素子202は、例えば、入射した光の光量に応じた電流値の受光信号に光電変換するフォトダイオードからなる。また、各受光素子202は、受光光学系201に入射した反射光が集光する位置において、受光光学系201の光軸に対して垂直、かつ、自車両の車幅方向に平行(すなわち、水平方向)に一列に並ぶように設けられている。そして、受光光学系201に入射した反射光は、受光光学系201への水平方向の入射角度に応じて、各受光素子202に振り分けられて入射する。従って、各受光素子202は、監視領域からの反射光のうち、水平方向においてそれぞれ異なる方向からの反射光を受光する。これにより、監視領域は水平方向の複数の方向における複数の領域(以下、検出領域と称する)に分割され、各受光素子202は、それぞれ対応する検出領域からの反射光を個別に受光する。そして、受光素子202は、受光した反射光をその受光量に応じた電流値の受光信号に光電変換し、得られた受光信号を測定部25に供給する。
ここで、図4及び図5を参照して、各受光素子202の検出領域の具体例について説明する。図4は、レーザレーダ装置11が設けられた自車両Cを上から見た場合の各検出領域の位置を模式的に示している。図5は、受光部23を上から見た場合の各受光素子202と各検出領域との関係を模式的に示している。なお、図5では、図を分かりやすくするために、各検出領域からの反射光のうち受光光学系201のレンズの中央を通る光線のみを模式的に示している。
各受光素子202は、自車両Cの進行方向に向かって右から受光素子202−1、202−2、202−3・・・の順に一列に並べられている。これに対して、レーザレーダ装置11の監視領域は、自車両Cの前方に放射状に広がる検出領域A1乃至A12により構成され、各検出領域は、自車両Cの進行方向に向かって左から検出領域A1、A2、A3・・・の順に並んでいる。例えば、受光素子202−1は、監視領域内の左端の検出領域A1からの反射光を受光し、受光素子202−12は、監視領域内の右端の検出領域A12からの反射光を受光する。
{測定部25の構成例}
図6は、レーザレーダ装置11の測定部25の構成例を示している。測定部25は、多入力多出力マルチプレクサ251(以下、MUX251と称する)、電流電圧変換部252、増幅部253、及び、サンプリング部254を含むように構成される。電流電圧変換部252は、トランス・インピーダンス・アンプ(TIA)261−1乃至261−4を含むように構成される。増幅部253は、プログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)262−1乃至262−4を含むように構成される。サンプリング部254は、A/Dコンバータ(ADC)263−1乃至263−4を含むように構成される。
受光素子202−1乃至202−12、雨滴センサ24、及び、リファレンス用受光素子104は、MUX251に接続されている。また、MUX251は、TIA261−1乃至261−4に接続されている。さらに、TIA261−1、PGA262−1及びADC263−1が直列に接続され、TIA261−2、PGA262−2及びADC263−2が直列に接続され、TIA261−3、PGA262−3及びADC263−3が直列に接続され、TIA261−4、PGA262−4及びADC263−4が直列に接続されている。
なお、以下、TIA261−1乃至261−4、PGA262−1乃至262−4、及び、ADC263−1乃至263−4をそれぞれ個々に区別する必要がない場合、それぞれ単にTIA261、PGA262、及び、ADC263と称する。また、以下、TIA261−1、PGA262−1及びADC263−1からなる系統を系統1と称し、TIA261−2、PGA262−2及びADC263−2からなる系統を系統2と称し、TIA261−3、PGA262−3及びADC263−3からなる系統を系統3と称し、TIA261−4、PGA262−4及びADC263−4からなる系統を系統4と称する。
MUX251は、制御部21の制御の下に、受光素子202から供給される受光信号、リファレンス用受光素子104から供給されるリファレンス信号、及び、雨滴センサ24から供給される雨滴信号の中から選択した信号を各TIA261に供給する。なお、MUX251は、複数の受光信号を加算し、加算した受光信号をTIA261に供給することが可能である。
各TIA261は、制御部21の制御の下に、MUX251から供給される信号の電流−電圧変換を行う。すなわち、各TIA261は、入力された電流としての信号を電圧としての信号に変換するとともに、制御部21により設定されたゲインで変換後の信号の電圧を増幅する。そして、各TIA261は、増幅後の信号を後段のPGA262に供給する。
各PGA262は、制御部21の制御の下に、TIA261から供給される信号の電圧を、制御部21により設定されたゲインで増幅し、後段のADC263に供給する。
各ADC263は、前段のPGA262から供給される信号のA/D変換を行う。すなわち、例えば、ADC263は、制御部21の制御の下に、前段のPGA262から供給されるアナログの受光信号のサンプリングを行うことにより受光値の測定を行う。また、例えば、ADC263は、制御部21の制御の下に、PGA262から供給されるアナログのリファレンス信号又は雨滴信号のサンプリングを行うことにより、受光値又は雨滴量の測定を行う。そして、ADC263は、受光値又はセンサ値のサンプリング結果(測定結果)を示すデジタルの受光信号又は雨滴信号を演算部26に供給する。
{MUX251の構成例}
図7は、MUX251の機能の構成例を模式的に示している。
MUX251は、入力端子IN1乃至IN12、補助端子AUX1及びAUX2、スイッチSW1−1乃至SW14−4、出力端子OUT1乃至OUT4、並びに、デコーダ271を含むように構成される。なお、図を分かりやすくするために、入力端子IN4乃至IN11、及び、スイッチSW4−1乃至SW11−4の図示は省略されている。
入力端子IN1乃至IN12は、それぞれ受光素子202−1乃至202−12に接続されている。補助端子AUX1は、雨滴センサ24に接続されている。補助端子AUX2は、リファレンス用受光素子104に接続されている。
入力端子IN1は、スイッチSW1−1乃至SW1−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN2は、スイッチSW2−1乃至SW2−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN3は、スイッチSW3−1乃至SW3−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN4は、スイッチSW4−1乃至SW4−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN5は、スイッチSW5−1乃至SW5−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN6は、スイッチSW6−1乃至SW6−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。
入力端子IN7は、スイッチSW7−1乃至SW7−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN8は、スイッチSW8−1乃至SW8−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN9は、スイッチSW9−1乃至SW9−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN10は、スイッチSW10−1乃至SW10−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN11は、スイッチSW11−1乃至SW11−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。入力端子IN12は、スイッチSW12−1乃至SW12−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。
補助端子AUX1は、スイッチSW13−1乃至SW13−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。補助端子AUX2は、スイッチSW14−1乃至SW14−4を介して、出力端子OUT1乃至OUT4に接続されている。
出力端子OUT1乃至OUT4は、それぞれTIA261−1乃至261−4に接続されている。
なお、以下、入力端子IN1乃至IN12を個々に区別する必要がない場合、単に入力端子INと称する。以下、補助端子AUX1及びAUX2を個々に区別する必要がない場合、単に補助端子AUXと称する。以下、スイッチSW1−1乃至SW14−4を個々に区別する必要がない場合、単にスイッチSWと称する。以下、出力端子OUT1乃至OUT4を個々に区別する必要がない場合、単に出力端子OUTと称する。
デコーダ271は、制御部21の制御の下に、スイッチSW1−1乃至SW14−4のオン/オフを個別に制御し、各入力端子IN及び各補助端子AUXと各出力端子OUTとの間の接続状態を制御する。これにより、各受光素子202、雨滴センサ24、及び、リファレンス用受光素子104と、各TIA261との間の接続状態が制御される。そして、各受光素子202の受光信号、雨滴センサ24の雨滴信号、及び、リファレンス用受光素子104のリファレンス信号の中から選択した信号が各TIA261に供給されることにより、測定対象となる信号の組み合わせが制御される。なお、各受光素子202、雨滴センサ24、及び、リファレンス用受光素子104のうち2つ以上が同時に1つのTIA261に接続された場合、接続された複数の素子等からの信号が加算されてTIA261に入力される。
なお、以下、1つの出力端子OUTに最大6つの入力端子INを接続可能な場合について説明する。
{演算部26の構成例}
図8は、演算部26の構成例を示している。なお、ここでは、リファレンス用受光素子104からのリファレンス信号、及び、雨滴センサ24からの雨滴信号に対する演算部26の処理の説明は省略する。
演算部26は、積算部301、検出部302及び通知部303を含むように構成される。また、検出部302は、ピーク検出部311及び物体検出部312を含むように構成される。
積算部301は、同じ受光素子202の受光値の積算をサンプリング時刻毎に行い、その積算値(以下、積算受光値と称する)をピーク検出部311に供給する。
ピーク検出部311は、各受光素子202の積算受光値(反射光の強度)に基づいて、測定光の反射光の強度の水平方向及び時間方向(距離方向)のピークを検出し、検出結果を物体検出部312に供給する。
物体検出部312は、積算受光値(反射光の強度)の水平方向及び時間方向(距離方向)の分布及びピークの検出結果に基づいて、監視領域内の物体の検出を行い、検出結果を制御部21及び通知部303に供給する。
通知部303は、監視領域内の物体の検出結果を車両制御装置12に供給する。
{物体検出処理}
次に、図9のフローチャートを参照して、レーザレーダ装置11により実行される物体検出処理について説明する。なお、この処理は、例えば、レーザレーダ装置11が設けられている車両のイグニッションスイッチ又はパワースイッチがオンされたとき開始され、オフされたとき終了する。
また、以下の説明では、リファレンス用受光素子104から出力されるリファレンス信号、及び、雨滴センサ24から出力される雨滴信号に対する処理の説明は、特に必要がある部分を除き、その説明を省略する。
ステップS1において、制御部21は、受光信号の入力先を設定する。具体的には、制御部21は、所定の形式の第1制御信号をMUX251に供給することにより、MUX251の接続関係レジスタ及び入力番号レジスタの値を設定する。
図10は、MUX251の接続関係レジスタ及び入力番号レジスタの例を示している。接続関係レジスタ及び入力番号レジスタは、入力端子IN毎に設けられる。
接続関係レジスタは、各入力端子INの接続先となる出力端子OUTを設定するための4ビットのレジスタである。例えば、入力端子IN1の接続関係レジスタの先頭の1ビット目を1に設定すると、入力端子IN1の接続先が出力端子OUT1に設定される。同様に、入力端子IN1の接続関係レジスタの先頭の2乃至4ビット目を1に設定すると、入力端子IN1の接続先が出力端子OUT2乃至OUT4に設定される。
入力番号レジスタは、各出力端子OUTの入力番号を設定するための4ビットのレジスタである。各出力端子OUTには、それぞれ1から6までの入力番号が割り当てられている。そして、各入力端子INには、接続先として設定されている出力端子OUTにおいて1から4までの入力番号のうちいずれかが割り当てられる。
なお、補助端子AUX1及びAUX2には、各出力端子OUTの入力番号5及び6が予め割り当てられている。
例えば、入力端子IN1の入力番号レジスタの先頭の1ビット目が1に設定されると、入力端子IN1の接続先の出力端子OUTにおける入力番号が1に設定される。同様に、入力端子IN1の入力番号レジスタの2乃至4ビット目が1に設定されると、入力端子IN1の接続先の出力端子OUTにおける入力番号が2乃至4に設定される。
図10の例では、入力端子IN1の接続先が出力端子OUT1に設定され、入力番号が1に設定されている。すなわち、入力端子IN1の接続先が出力端子OUT1の入力番号1に設定されている。また、入力端子IN2の接続先が出力端子OUT2に設定され、入力番号が2に設定されている。すなわち、入力端子IN2の接続先が出力端子OUT2の入力番号2に設定されている。
なお、1つの入力端子INの接続先に2つ以上の出力端子OUTを設定したり、ある入力端子INの接続先を1つも設定しないようにしたりすることも可能である。
また、入力端子INa(a=1〜12)の接続先が出力端子OUTb(b=1〜4)の入力番号c(c=1〜4)に設定されている場合、入力端子INaと出力端子OUTbの間のスイッチSWa−bに論理スイッチ番号b−cが割り当てられる。例えば、入力端子IN1の接続先が出力端子OUT2の入力番号3に設定されている場合、入力端子IN1と出力端子OUT2の間のスイッチSW1−2に論理スイッチ番号2−3が割り当てられる。
なお、以下、論理スイッチ番号b−cが割り当てられたスイッチSWを仮想スイッチVSWb−cとも称する。例えば、上の例では、スイッチSW1−2が仮想スイッチVSW2−3となる。
また、以下、各入力端子INの接続先が図11に示されるように設定されている場合について説明する。
すなわち、入力端子IN1の接続先が、出力端子OUT1の入力番号1に設定されている。この場合、入力端子IN1と出力端子OUT1の間のスイッチSW1−1が仮想スイッチVSW1−1となる。入力端子IN2の接続先が、出力端子OUT1の入力番号2に設定されている。この場合、入力端子IN2と出力端子OUT1の間のスイッチSW2−1が仮想スイッチVSW1−2となる。入力端子IN3の接続先が、出力端子OUT1の入力番号3に設定されている。この場合、入力端子IN3と出力端子OUT1の間のスイッチSW3−1が仮想スイッチVSW1−3となる。
入力端子IN4の接続先が、出力端子OUT2の入力番号1に設定されている。この場合、入力端子IN4と出力端子OUT2の間のスイッチSW4−2が仮想スイッチVSW2−1となる。入力端子IN5の接続先が、出力端子OUT2の入力番号2に設定されている。この場合、入力端子IN5と出力端子OUT2の間のスイッチSW5−2が仮想スイッチVSW2−2となる。入力端子IN6の接続先が、出力端子OUT2の入力番号3に設定されている。この場合、入力端子IN6と出力端子OUT2の間のスイッチSW6−2が仮想スイッチVSW2−3となる。
入力端子IN7の接続先が、出力端子OUT3の入力番号1に設定されている。この場合、入力端子IN7と出力端子OUT3の間のスイッチSW7−3が仮想スイッチVSW3−1となる。入力端子IN8の接続先が、出力端子OUT3の入力番号2に設定されている。この場合、入力端子IN8と出力端子OUT3の間のスイッチSW8−3が仮想スイッチVSW3−2となる。入力端子IN9の接続先が、出力端子OUT3の入力番号3に設定されている。この場合、入力端子IN9と出力端子OUT3の間のスイッチSW9−3が仮想スイッチVSW3−3となる。
入力端子IN10の接続先が、出力端子OUT4の入力番号1に設定されている。この場合、入力端子IN10と出力端子OUT4の間のスイッチSW10−4が仮想スイッチVSW4−1となる。入力端子IN11の接続先が、出力端子OUT4の入力番号2に設定されている。この場合、入力端子IN11と出力端子OUT4の間のスイッチSW11−4が仮想スイッチVSW4−2となる。入力端子IN12の接続先が、出力端子OUT12の入力番号3に設定されている。この場合、入力端子IN12と出力端子OUT4の間のスイッチSW12−4が仮想スイッチVSW4−3となる。
補助端子AUX1の接続先が、出力端子OUT1乃至OUT4の入力番号5に設定されている。この場合、補助端子AUX1と出力端子OUT1乃至OUT4の間のスイッチSW13−1乃至SW13−4が仮想スイッチVSW1−5乃至VSW4−5となる。
補助端子AUX2の接続先が、出力端子OUT1乃至OUT4の入力番号6に設定されている。この場合、補助端子AUX2と出力端子OUT1乃至OUT4の間のスイッチSW14−1乃至SW14−4が仮想スイッチVSW1−6乃至VSW4−6となる。
これにより、受光素子202−1乃至202−3の受光信号1乃至3の入力先がTIA261−1に設定される。受光素子202−4乃至202−6の受光信号4乃至6の入力先がTIA261−2に設定される。受光素子202−7乃至202−9の受光信号7乃至9の入力先がTIA261−3に設定される。受光素子202−10乃至202−12の受光信号10乃至12の入力先がTIA261−4に設定される。雨滴センサ24の雨滴信号の入力先がTIA261−1乃至261−4に設定される。リファレンス用受光素子104のリファレンス信号の入力先がTIA261−1乃至261−4に設定される。
なお、以下、仮想スイッチVSW1−1乃至VSW4−6を個々に区別する必要がない場合、単に仮想スイッチVSWと称する。
ステップS2において、制御部21は、測定する信号の選択を行う。
具体的には、制御部21は、所定の形式の第2制御信号をMUX251に供給することにより、MUX251の接続状態レジスタの値を設定する。
図12は、接続状態レジスタの例を示している。接続状態レジスタは、出力端子OUT毎に設けられ、各入力端子IN及び補助端子AUXと、各入力端子IN及び補助端子AUXの接続先に設定されている各出力端子OUTとの間の接続状態を設定するための6ビットのレジスタである。接続状態レジスタの各ビットは、各出力端子OUTの入力番号に対応する。
例えば、出力端子OUT1の接続状態レジスタの先頭の1ビット目は、接続先が出力端子OUT1の入力番号1に設定されている入力端子INと出力端子OUT1との接続状態の設定に用いられる。1ビット目が1に設定されると、当該入力端子INと出力端子OUT1が接続され、1ビット目が0に設定されると、当該入力端子INと出力端子OUT1は接続されない。
同様に、出力端子OUT1の接続状態レジスタの2乃至4ビット目は、接続先が出力端子OUT1の入力番号2乃至4に設定されている入力端子INと出力端子OUT1との接続状態の設定に用いられる。出力端子OUT1の接続状態レジスタの5ビット目は、補助端子AUX1と出力端子OUT1との接続状態の設定に用いられる。出力端子OUT1の接続状態レジスタの6ビット目は、補助端子AUX2と出力端子OUT1との接続状態の設定に用いられる。
そして、デコーダ271は、接続関係レジスタ、入力番号レジスタ、及び、接続状態レジスタの値に基づいて、各仮想スイッチVSWに対応するスイッチSWのオン/オフを制御する。
例えば、図12の例では、出力端子OUT1の接続状態レジスタの先頭の1ビット目が1に設定されている。すなわち、接続先が出力端子OUT1の入力番号1に設定されている入力端子IN1と出力端子OUT1とが接続されるように設定されている。従って、デコーダ271は、仮想スイッチVSW1−1に対応するスイッチSW1−1をオンし、スイッチSW1−1を介して入力端子IN1と出力端子OUT1を接続する。これにより、受光素子202−1の受光信号1が、出力端子OUT1からTIA261−1に供給されるようになり、測定対象に設定される。
また、出力端子OUT2の接続状態レジスタの2ビット目が1に設定されている。すなわち、接続先が出力端子OUT2の入力番号2に設定されている入力端子IN5と出力端子OUT2とが接続されるように設定されている。従って、デコーダ271は、仮想スイッチVSW2−2に対応するスイッチSW5−2をオンし、スイッチSW5−2を介して入力端子IN5と出力端子OUT2を接続する。これにより、受光素子202−5の受光信号5が、出力端子OUT2からTIA261−2に供給されるようになり、測定対象に設定される。
さらに、出力端子OUT3の接続状態レジスタの先頭の1ビット目が1に設定されている。すなわち、接続先が出力端子OUT3の入力番号1に設定されている入力端子IN7と出力端子OUT3とが接続されるように設定されている。従って、デコーダ271は、仮想スイッチVSW3−1に対応するスイッチSW7−3をオンし、スイッチSW7−3を介して入力端子IN7と出力端子OUT3を接続する。これにより、受光素子202−7の受光信号7が、出力端子OUT3からTIA261−3に供給されるようになり、測定対象に設定される。
また、出力端子OUT4の接続状態レジスタの3ビット目が1に設定されている。すなわち、接続先が出力端子OUT4の入力番号3に設定されている入力端子IN12と出力端子OUT4とが接続されるように設定されている。従って、デコーダ271は、仮想スイッチVSW4−3に対応するスイッチSW12−4をオンし、スイッチSW12−4を介して入力端子IN12と出力端子OUT4を接続する。これにより、受光素子202−12の受光信号12が、出力端子OUT4からTIA261−4に供給されるようになり、測定対象に設定される。
ステップS3において、測定光投光部22は、測定光を投光する。具体的には、駆動回路101は、制御部21の制御の下に、発光素子102からパルス状の測定光を出射させる。発光素子102から出射された測定光は、投光光学系103を介して監視領域全体に投光される。
ステップS4において、受光部23は、反射光に応じた受光信号を生成する。具体的には、各受光素子202は、受光光学系201を介して、ステップS3の処理で投光した測定光に対する反射光のうち、それぞれ対応する方向の検出領域からの反射光を受光する。そして、各受光素子202は、受光した反射光をその受光量に応じた電気信号である受光信号に光電変換し、得られた受光信号をMUX251の各入力端子INに供給する。
ステップS5において、測定部25は、受光信号のサンプリングを行う。具体的には、MUX251は、各受光素子202から各入力端子INに供給される受光信号のうち、各出力端子OUTと接続されている入力端子INに供給される受光信号を各出力端子OUTから各TIA261に供給する。
各TIA261は、制御部21の制御の下に、MUX251から供給される受光信号の電流−電圧変換を行うとともに、制御部21により設定されたゲインにより受光信号の電圧を増幅する。各TIA261は、増幅後の受光信号を後段のPGA262に供給する。
各PGA262は、制御部21の制御の下に、各TIA261から供給される受光信号の電圧を、制御部21により設定されたゲインで増幅し、後段のADC263に供給する。
各ADC263は、制御部21の制御の下に、各PGA262から供給される受光信号のサンプリングを行い、受光信号をA/D変換する。各ADC263は、A/D変換後の受光信号を積算部301に供給する。
なお、受光信号のサンプリング処理の詳細については、図13を参照して後述する。
ステップS6において、積算部301は、前回までの受光値と今回の受光値の積算を行う。これにより、図14を参照して後述するように、同じ受光素子202からの受光信号の同じサンプリング時刻における受光値の積算が行われる。また、積算部301は、各ADC263から出力される受光信号について、受光値の積算処理をそれぞれ並行して実行する。これにより、複数の受光素子202の受光値の積算が、個別に並行して行われる。
ステップS7において、制御部21は、受光値の測定を所定の回数(例えば、100回)行ったか否かを判定する。まだ受光値の測定を所定の回数行っていないと判定された場合、処理はステップS3に戻る。
その後、ステップS7において受光値の測定を所定の回数行ったと判定されるまで、ステップS3乃至S7の処理が繰り返し実行される。これにより、後述する所定の長さの測定期間内に、測定光を投光し、選択した受光素子202の受光値を測定する処理が所定の回数繰り返される。また、測定した受光値の積算が行われる。
一方、ステップS7において、受光値の測定を所定の回数行ったと判定された場合、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、制御部21は、測定期間を所定の回数(例えば、4回)繰り返したか否かを判定する。まだ測定期間を所定の回数繰り返していないと判定された場合、処理はステップS2に戻る。
その後、ステップS8において、測定期間を所定の回数繰り返したと判定されるまで、ステップS2乃至S8の処理が繰り返し実行される。すなわち、後述する所定の長さの検出期間内に、測定期間が所定の回数繰り返される。また、測定期間毎に、測定対象となる受光信号の選択が行われ、反射光の強度の測定対象となる検出領域が切り替えられる。なお、1回の検出期間内においては、各受光信号の入力先は固定され、変更することはできない。
一方、ステップS8において、測定期間を所定の回数繰り返したと判定された場合、処理はステップS9に進む。
ここで、図13乃至図15を参照して、ステップS2乃至S8の処理の具体例について説明する。
図13は、受光信号のサンプリング処理の具体例を示すタイミングチャートであり、図内の各段の図の横軸は時間を示している。
図13のいちばん上の段は、測定光の発光タイミングを示している。検出期間TD1、TD2、・・・は、物体の検出処理を行う期間の最小単位であり、1回の検出期間において物体の検出処理が1回行われる。
また、各検出期間は、4サイクルの測定期間TM1乃至TM4及び休止期間TBを含んでいる。測定期間は、測定を行う信号の切り替えを行う最小単位である。すなわち、各測定期間の前に信号の選択が可能である一方、測定期間内は選択した信号が固定される。従って、測定期間内は、同じ組み合わせで受光信号の測定が行われ、測定期間毎に測定を行う受光信号の組み合わせを変更することができる。これにより、測定期間単位で反射光の強度を測定する対象となる検出領域の組み合わせを変更することができる。
図13の2段目は、検出期間TD1の測定期間TM2を拡大した図である。この図に示されるように、1サイクルの測定期間内に、測定光が所定の間隔で所定の回数(例えば、100回)だけ投光される。
図13の3段目は、ADC263のサンプリングタイミングを規定するトリガ信号の波形を示しており、4段目は、ADC263における受光信号のサンプリングタイミングを示している。なお、4段目の縦軸は受光信号の値(電圧)を示し、受光信号上の複数の黒丸は、それぞれサンプリングポイントを示している。従って、隣接する黒丸と黒丸の間の時間が、サンプリング間隔となる。
制御部21は、測定光の投光から所定の時間経過後に、トリガ信号を各ADC263に供給する。各ADC263は、トリガ信号が入力されてから所定の時間が経過した後、所定のサンプリング周波数(例えば、数十から数百MHz)で所定の回数(例えば32回)だけ受光信号のサンプリングを行う。すなわち、測定光が投光される度に、MUX251により選択された受光信号のサンプリングが、所定のサンプリング間隔で所定の回数行われる。
例えば、ADC263のサンプリング周波数を100MHzとすると、10ナノ秒のサンプリング間隔でサンプリングが行われる。従って、距離に換算して約1.5mの間隔で受光値のサンプリングが行われる。すなわち、各検出領域内の自車両からの距離方向において約1.5m間隔の各地点からの反射光の強度が測定される。
そして、各ADC263は、トリガ信号を基準とする(トリガ信号が入力された時刻を0とする)各サンプリング時刻におけるサンプリング値(受光値)を示すデジタルの受光信号を積算部301に供給する。
このように、測定光が投光される度に、MUX251により選択された各受光素子202の受光信号のサンプリングが、各ADC263によりそれぞれ並行して行われる。そして、選択された各受光素子202の検出領域内の反射光の強度が所定の距離単位で測定される。
一方、休止期間TBにおいては、測定光の投光及び受光値の測定が休止する。そして、測定期間TM1乃至TM4における受光値の測定結果に基づく物体の検出処理や、測定光投光部22、受光部23、測定部25の設定、調整、試験等が行われる。
次に、図14を参照して、受光値の積算処理の具体例について説明する。図14は、1サイクルの測定期間中に測定光を100回投光した場合に、ある受光素子202から出力される100回分の受光信号に対する積算処理の例を示している。なお、図14の横軸はトリガ信号が入力されたタイミングを基準(時刻0)とする時刻(サンプリング時刻)を示し、縦軸は受光値(サンプリング値)を示している。
この図に示されるように、1回目から100回目までの各測定光に対して、それぞれサンプリング時刻t1乃至tyにおいて受光信号のサンプリングが行われ、同じサンプリング時刻における受光値が積算される。例えば、1回目から100回目までの各測定光に対するサンプリング時刻t1における受光値が積算される。このようにして、検出期間内にサンプリングされた、同じ受光素子202からの受光信号の同じサンプリング時刻における受光値の積算が行われる。そして、この積算値が以降の処理に用いられる。
ここで、MUX251において複数の受光素子202からの受光信号を加算する場合、例えば、受光素子202−1及び202−2からの受光信号を加算した受光信号の受光値は、受光素子202−1又は受光素子202−2の一方のみからの受光信号の受光値とは別に積算される。換言すれば、受光素子202−1及び202−2からの受光信号を加算した受光信号の受光値と、受光素子202−1又は受光素子202−2の一方のみからの受光信号の受光値とは、それぞれ別の種類の受光信号をサンプリングした受光値として区別され、分けて積算される。
この積算処理を行うことにより、1回の測定光に対する受光信号のS/N比が低い場合でも、信号成分が増幅され、ランダムなノイズは平均化されて減少する。その結果、受光信号から信号成分とノイズ成分を分離しやすくなり、実質的に受光感度を上げることができる。これにより、例えば、遠方の物体や反射率の低い物体の検出精度が向上する。なお、積算回数が多くなるほど、受光感度が上がることになる。
図15は、各測定期間においてMUX251により選択される信号の組み合わせの例を示している。なお、図内の四角のマスの中の番号は、受光信号1乃至12の番号を示している。また、四角のマスの中の”雨”は雨滴センサ24の雨滴信号を示し、”R”はリファレンス用受光素子104のリファレンス信号を示している。
例えば、測定期間TM1において、受光信号1、4、7及びリファレンス信号が選択され、選択された信号の測定が行われる。測定期間TM2において、受光信号2、5、10及び雨滴信号が選択され、選択された信号の測定が行われる。測定期間TM3において、受光信号3、8、11及び雨滴信号が選択され、選択された信号の測定が行われる。測定期間TM4において、受光信号6、9、12及び雨滴信号が選択され、選択された信号の測定が行われる。
従って、この例では、1回の検出期間内に全ての受光素子202の受光値の測定が行われる。換言すれば、1回の検出期間内に監視領域内の全検出領域からの反射光の強度が測定される。
図9に戻り、ステップS9において、ピーク検出部311は、ピーク検出を行う。具体的には、積算部301は、1回の検出期間内の積算受光値の算出結果をピーク検出部311に供給する。
ピーク検出部311は、反射光に対する積算受光値の水平方向及び時間方向のピークを検出する。より具体的には、ピーク検出部311は、受光素子202毎に積算受光値がピークとなるサンプリング時刻を検出する。すなわち、ピーク検出部311は、各受光素子202に対応する水平方向の検出領域毎に積算受光値の時間方向のピークを検出する。これにより、水平方向の検出領域毎に、自車両からの距離方向において反射光の強度がピークとなる位置が検出される。すなわち、各検出領域において測定光を反射する物体が存在する可能性が高い位置の自車両からの距離が検出される。
なお、このとき、サンプリング時刻毎に積算受光値がピークとなる受光素子202(検出領域)をさらに検出するようにしてもよい。すなわち、各サンプリング時刻における積算受光値の水平方向のピークを検出するようにしてもよい。これにより、自車両からの距離方向において、所定の間隔ごと(例えば、約25〜250mmごと)に反射光の強度がピークとなる水平方向の位置(検出領域)が検出される。
そして、ピーク検出部311は、検出結果を物体検出部312に供給する。
なお、ピーク検出部311のピーク検出方法には、任意の方法を採用することができる。
ステップS10において、物体検出部312は、物体の検出を行う。具体的には、物体検出部312は、検出期間内の反射光の強度の水平方向及び時間方向の分布及びピークの検出結果に基づいて、監視領域内の他の車両、歩行者、障害物等の物体の有無、並びに、物体の種類、方向、距離等の検出を行う。
なお、物体検出部312の物体検出方法には、任意の方法を採用することができる。
ここで、図16を参照して、物体検出方法の一例について説明する。
図16のグラフは、自車両の前方に車両351が走行している場合に、車両351からの反射光が戻ってくる付近のサンプリング時刻における積算受光値の水平方向の分布を示している。すなわち、このグラフは、当該サンプリング時刻における各受光素子202の積算受光値を、各受光素子202の水平方向の並び順に横軸方向に並べたグラフである。
測定光は車両351によって反射されて受光素子202により受光されるが、投光から受光までには時間差が生じている。この時間差は、レーザレーダ装置11と車両351との距離に比例するので、車両351からの反射光は、該時間差と一致するサンプリングタイミング(サンプリング時刻tn)における受光値として測定される。従って、車両351を含む検出領域の各受光素子202の積算受光値のうち、特にサンプリング時刻tnにおける積算受光値が大きくなる。
前方に車両351が存在する場合、車両351により反射された反射光が、受光素子202により受光されるため、検出領域内に車両351を含む各受光素子202の積算受光値が大きくなる。特に、車両351の後方の左右のリフレクタ352L,352Rの反射率が高いため、検出領域内にリフレクタ352L,352Rを含む各受光素子202の積算受光値が特に大きくなる。
従って、図16のグラフに示されるように、水平方向の積算受光値の分布において、2つの顕著なピークP1,P2が現れる。また、リフレクタ352Lとリフレクタ352Rの間の車体により反射された反射光も検出されるため、ピークP1とピークP2の間の積算受光値もその他の領域に比べて高くなる。このように、同じサンプリング時刻における積算受光値の水平方向の分布において、顕著な2つのピークを検出することにより、前方の車両を検出することが可能である。
また、物体検出部312は、物体を検出した場合、検出した物体の種類、位置、自車両に対する相対速度、移動方向等に基づいて、検出した物体が障害物であるか否かを判定する。すなわち、物体検出部312は、検出した物体が、自車両が衝突又は接触する危険性があるか否かを判定する。
ステップS11において、通知部303は、必要に応じて物体の検出結果を外部に通知する。例えば、通知部303は、物体の有無に関わらず、物体の検出結果を定期的に車両制御装置12に供給する。或いは、例えば、通知部303は、車両が前方の物体に衝突する危険性がある場合に限り、物体の検出結果を車両制御装置12に供給する。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
なお、上述したように、レーザレーダ装置11では、測定期間単位で測定を行う信号の組み合わせを任意に変更することができる。従って、例えば、1回の検出期間内に、特定の受光信号に2サイクル以上の測定期間を割り当てることにより、その受光信号に対応する検出領域の監視を重点的に行うことができる。
例えば、図17に示されるように、系統2及び3において、測定期間TM1乃至TM4の全期間にわたって受光信号6及び7を選択することにより、受光素子202−6及び202−7の受光値が4サイクルにわたって積算される。これにより、受光素子202−6及び202−7の受光値の積算回数が4倍に増える。従って、受光素子202−6及び202−7の積算受光値が、通常の約4倍となり、検出領域A6及びA7に対する検出感度が向上する。
また、レーザレーダ装置11では、同じTIA261に入力される受光信号の測定を並行して実行することができない。従って、図11に示される入力先の設定例では、例えば、監視領域の左端付近に物体が検出され、左端付近の検出領域A1乃至A3の監視を重点的に実行しようとしても、受光信号1乃至3の測定を並行して行うことができない。
そこで、例えば、次の検出期間の開始前又は開始時に、ステップS1の処理において、図18に示されるように、各受光信号の入力先を変更することにより、受光信号1乃至3の測定を並行して行うことが可能になる。
具体的には、図18の例では、受光信号1、5及び9の入力先が、TIA261−1に設定されている。受光信号2、6及び10の入力先が、TIA261−2に設定されている。受光信号3、7及び11の入力先が、TIA261−3に設定されている。受光信号4、8及び12の入力先が、TIA261−4に設定されている。
そして、例えば、図19に示されるように、系統1乃至3において、測定期間TM1乃至TM4の全期間にわたって受光信号1乃至3を選択することが可能になる。これにより、監視領域の左端付近の検出領域A1乃至A3の監視を並行して重点的に実行することが可能になる。
以上のように、各受光素子202の受光値をサンプリング時刻毎に積算して物体の検出を行うので、反射光の受光感度を上げ、監視領域内の物体の検出精度を向上させることができる。
また、1回の検出期間内に4サイクルの測定期間を設け、測定期間毎に受光値を測定する受光信号を切り替えることにより、TIA261、PGA262及びADC263の数を抑制しつつ、各検出期間内に監視領域内の各検出領域の監視を行うことができる。これにより、受光値の測定や積算に要する回路の規模や演算量を抑制することができる。
さらに、上述したように、特定の受光素子202の受光値の積算回数を増やすことにより、例えば、物体が検出されている領域、物体が存在する可能性が高い領域、危険度が高い領域等の監視を重点的に行うことができる。逆に、例えば、特定の受光素子202の受光値の積算回数を減らすことにより、物体が未検出の領域、物体が存在しない可能性が高い領域、危険度が低い領域等の監視を軽減することができる。
また、レーザレーダ装置11では、MUX251の各入力端子INが、それぞれ異なるスイッチSWを介して各出力端子OUTに接続されるとともに、各スイッチSWの状態を動的に個別に設定することができる。従って、システムの構成を変えずに、設定を変えるだけで、同時に並行して測定を行う受光信号を自由に組み合わせることができる。その結果、同時に並行して監視を行う検出領域を自由に組み合わせることができ、例えば、状況に応じて、重点的に監視する検出領域の組み合わせを簡単に変更することができる。
さらに、MUX251を第1制御信号と第2制御信号の2種類の制御信号により制御することにより、受光信号の選択に要する時間や負荷を軽減することができる。すなわち、制御部21は、上述したように、検出期間毎に第1制御信号のみをMUX251に供給し(図9のステップS1)、測定期間毎に第2制御信号のみをMUX251に供給する(図9のステップS2)。また、制御部21は、第2制御信号により、全てのスイッチSW(56個)の状態を設定する必要はなく、仮想スイッチVSWに割り当てられているスイッチSW(最大24個)の状態のみを設定すればよい。そのため、制御部21からMUX251に供給する制御信号の信号長を短くできるとともに、MUX251の処理を軽減することができ、受光信号の選択に要する時間や負荷を軽減することができる。
また、通常の物体検出処理では、受光信号の入力先を変更せずに、各スイッチSWの状態を変更するだけで、所望の受光信号の組み合わせを得ることができることが想定される。従って、上述した図9のステップS1の処理において、制御部21は、必ずしも毎回第1制御信号をMUX251に供給する必要はない。例えば、制御部21は、受光信号の入力先を設定又は変更する場合のみ、第1制御信号をMUX251に供給するようにしてもよい。これにより、受光信号の選択に要する時間や負荷をさらに軽減することができる。
<2.変形例>
{レーザレーダ装置11の構成等に関する変形例}
レーザレーダ装置11の構成は、図1に示される例に限定されるものではなく、必要に応じて変更することが可能である。
例えば、制御部21と演算部26を統合したり、機能の割り振りを変更したりすることが可能である。
また、例えば、MUX251の各端子及びスイッチSW、受光素子202、TIA261、PGA262、並びに、ADC263の数を、必要に応じて増減することが可能である。
例えば、受光素子202及びMUX251の入力端子INの数を増やして、監視領域を広げたり、監視領域内の検出領域をより細分化したりすることが可能である。逆に、受光素子202及びMUX251の入力端子INの数を減らして、監視領域を狭めたり、監視領域内の検出領域を集約したりすることも可能である。
また、例えば、MUX251の出力端子OUT、TIA261、PGA262及びADC263の組み合わせの数を変更して、並行してサンプリングを行うことが可能な受光信号の数を増減することが可能である。
さらに、例えば、1つの出力端子OUTに接続可能な入力端子IN及び補助端子AUXの数を増減することが可能である。
{物体検出処理に関する変形例}
また、以上では、1回の検出期間毎に物体の検出処理を1回行う例を示したが、例えば、必要に応じて、2回以上の検出期間にわたって受光値を積算し、2回以上の検出期間毎に物体の検出処理を1回行うようにしてもよい。
さらに、1回の検出期間内の測定期間のサイクル数は、任意に変更することが可能である。
また、1回の測定期間に必ずしも複数回測定光を投光する必要はなく、例えば、測定光の強度が十分に強い場合には、1回の測定期間に測定光を1回のみ投光するようにしてもよい。
さらに、図9の物体検出処理では、4サイクルの測定期間の終了後に受光値のピーク検出を行う例を示したが、例えば、各サイクルの測定期間が終了する毎に、次のサイクルの測定期間と並行してピーク検出を行うようにしてもよい。例えば、図15の例の場合、測定期間TM1において積算受光値が測定された受光素子202−1、202−4及び202−7のピーク検出を、測定期間TM2に行うようにしてもよい。
[コンピュータの構成例]
なお、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図20は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)601,ROM(Read Only Memory)602,RAM(Random Access Memory)603は、バス604により相互に接続されている。
バス604には、さらに、入出力インタフェース605が接続されている。入出力インタフェース605には、入力部606、出力部607、記憶部608、通信部609、及びドライブ610が接続されている。
入力部606は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部607は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部608は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部609は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ610は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア611を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU601が、例えば、記憶部608に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース605及びバス604を介して、RAM603にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU601)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア611に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア611をドライブ610に装着することにより、入出力インタフェース605を介して、記憶部608にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部609で受信し、記憶部608にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM602や記憶部608に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 レーザレーダ装置
12 車両制御装置
21 制御部
22 測定光投光部
23 受光部
25 測定部
26 演算部
102 発光素子
202−1乃至202−12 受光素子
251 多入力多出力マルチプレクサ
252 電流電圧変換部
253 増幅部
254 サンプリング部
261−1乃至261−4 トランス・インピーダンス・アンプ(TIA)
262−1乃至262−4 プログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)
263−1乃至263−4 A/Dコンバータ
271 デコーダ
301 積算部
302 検出部
311 ピーク検出部
312 物体検出部
A1乃至A12 検出領域
IN1乃至IN14 入力端子
SW1−1乃至SW14−4 スイッチ
OUT1乃至OUT4 出力端子
VSW1−1乃至4−6 仮想スイッチ

Claims (4)

  1. パルス状のレーザ光である測定光を投光する投光部と、
    水平方向のそれぞれ異なる方向からの前記測定光の反射光を受光するN1個の受光素子と、
    N1個の前記受光素子にそれぞれ接続されるN1個の入力端子、及び、N2個の出力端子を備え、各前記入力端子の接続先を各前記出力端子の中から選択可能な多入力多出力マルチプレクサと、
    各前記入力端子の接続先、及び、各前記入力端子と接続先との間の接続状態を設定する設定信号により前記多入力多出力マルチプレクサの出力を制御する制御部と、
    前記多入力多出力マルチプレクサの各前記出力端子から出力される前記受光信号のサンプリングを行うことにより受光値の測定を行うサンプリング部と、
    前記受光値に基づいて物体の検出を行う物体検出部と
    を備えるレーザレーダ装置。
  2. 前記設定信号は、各前記入力端子の接続先を設定する第1設定信号、及び、各前記入力端子と前記第1設定信号により設定された接続先との間の接続状態をそれぞれ設定する第2設定信号を含み、
    前記投光部は、所定の長さの測定期間内に前記測定光を少なくとも1回投光し、
    前記制御部は、各前記入力端子の接続先を設定又は変更するときに前記第1設定信号を前記多入力多出力マルチプレクサに供給し、前記第2設定信号を前記測定期間単位で前記多入力多出力マルチプレクサに供給し、
    前記物体検出部は、複数の前記測定期間を含む検出期間単位で物体の検出を行う
    請求項1に記載のレーザレーダ装置。
  3. 前記制御部は、前記第1設定信号により、各前記入力端子の接続先、及び、接続先の前記出力端子における入力番号を設定し、前記第2設定信号により、前記入力番号を用いて各前記出力端子と接続する前記入力端子を設定する
    請求項2に記載のレーザレーダ装置。
  4. 前記制御部は、前記第1設定信号を前記検出期間単位で前記多入力多出力マルチプレクサに供給する
    請求項2に記載のレーザレーダ装置。
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