JP2016142483A - 空気冷却器 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなデフロスト回路によれば、冷却システム運転中に二酸化炭素冷媒回路の負荷側冷却器に付着する霜を除霜(デフロスト)する場合は、アンモニア冷媒回路のアンモニア冷媒に生じる発熱(排熱)を、ホットガス熱交換器において二酸化炭素冷媒回路の二酸化炭素冷媒側に移して回収し、この回収した排熱により二酸化炭素冷媒を気化させてホットガスにし、ホットガスを負荷側冷却器に供給して負荷側冷却器に付着した霜を取り除くことが可能である。
このような空気調和機によれば、デフロスト運転時に室内側熱交換器の入口側において低温低圧の液冷媒がケミカル蓄熱装置に蓄熱された熱によって加熱され高温低圧のガス冷媒となって室内側熱交換器に導かれ室内側送風機によって送風される室内空気と熱交換され、室内側に暖気が送風され、一方高温低圧のガス冷媒は室内側熱交換器における放熱により低温となり圧縮機へ戻る。
よって、このようなデフロスト技術によれば、冷却運転中の排熱をいったん蓄熱し、その熱を利用して、デフロストすることが可能である。
第1に、冷却回路および冷却用冷媒に対して、悪影響を及ぼす点である。より詳細には、ホットガス方式は、直膨冷凍システムであれば高温高圧の圧縮機吐出ガスを用い、特許文献1のようなアンモニア・二酸化炭素冷凍システムであれば二次冷媒である二酸化炭素を何らかの熱源で加熱して用いることになるが、熱源で用いる熱媒が限定されることから、圧力が高い熱媒ではホットガス温度を所望に上げるのが困難となり、その結果、デフロスト時間が長くなったり、ホットガス温度を上げる必要がある場合には、熱媒系統の設計圧力を通常の冷却運転で想定される圧力よりも高く設定しなければならず、冷却性能の劣化またはイニシャルコストの増大を引き起こす可能がある。特に、特許文献1のようなアンモニア・二酸化炭素冷凍システムにおいては、二酸化炭素の圧力が高いことから、このような問題点が顕著となる。
第2に、冷却運転およびデフロスト運転の多様な運転モードに対して、対応が困難となる点である。
より詳細には、冷却用冷媒の種類に係らず、ホットガスによるデフロストに適した熱媒を用いるのが要望されるところ、冷却用冷媒をそのまま用いることになる。
その際、単一の冷却回路に対して、複数の空気冷却器を並列接続する場合があり、複数の空気冷却器のいずれかを冷却運転しつつ、残りの空気冷却器のいずれかをデフロスト運転する際、冷却用冷媒とデフロスト用熱媒とを共用化していると、デフロスト運転系統と冷却運転系統とを仕切るにあたって、各系統の冷熱媒量を適切に調整するのが煩雑であり、デフロスト運転に必要なデフロスト用熱媒量の確保が困難となったり、デフロスト用熱媒量不足により、デフロスト時間が長くなったりすることがある。
第3に、空気冷却器のデフロストが非効率となる点である。より詳細には、冷却用冷媒とデフロスト用熱媒とを共用化していることから、空気冷却器において、冷却用伝熱管(冷却コイル)を利用して、別途デフロスト用伝熱管を設けることなしに、冷却用伝熱管内にデフロスト用熱媒を流すことが可能となるが、冷却用伝熱管には、通常、そのまわりにプレート状フィンが設けられ、冷却運転の際、空気冷却器の内面、プレート状フィンの表面および冷却用伝熱管の外周面に着霜することから、冷却用伝熱管の内部から内部加熱形態でデフロストする場合には、いったん、空気冷却器の内面、プレート状フィンの表面および冷却用伝熱管の外周面からデフロストすることにより生じ、空気冷却器の加熱された外周面から離れる液はドレンパンに受液される途中で、氷柱状に再凍結する可能性があり、それにより、通風流路の流路面積が狭められ、空気の冷却特性が劣化することがある。
互いに対向配置された、冷却用空気流入開口と冷却用空気流出開口とを設け、内部に冷却用空気流入開口から冷却用空気流出開口に向かう通風流路を設けたケーシングと、
該ケーシング内において、該通風流路に沿う空気流れに交差するように配置され、内部に空気冷却用冷媒が流れる冷却用伝熱管と、
該ケーシング内において、該冷却用伝熱管と独立に設けられた、内部にデフロスト用熱媒が流れるデフロスト用伝熱管とを有し、
該冷却用伝熱管において、一端開口および他端開口端がそれぞれ、前記ケーシングに設けられた、空気冷却用冷媒流入開口および空気冷却用冷媒流出開口に接続され、
該デフロスト用伝熱管において、一端開口および他端開口端がそれぞれ、前記ケーシングの側面に設けられた、デフロスト用熱媒流入開口およびデフロスト用熱媒流出開口に接続され、該デフロスト用伝熱管は、前記ケーシング内において、前記冷却用伝熱管を外部加熱式にデフロスト可能なように配置される、構成としている。
前記デフロスト用熱媒流入開口に接続されるデフロスト用外部配管に対して、デフロスト用熱媒流入開口の上流側で分岐する分岐管とが設けられ、該分岐管に接続され、前記ドレンパンに対して加熱するように、下り勾配にルーティングされるデフロスト用伝熱管が付設されるのがよい。
さらに、前記ケーシングの対向側面には、多数の貫通孔が設けられ、
該デフロスト用伝熱管は、前記ケーシング内で該対向側面間を延びるデフロスト用直管部と、前記ケーシング外で、前記貫通孔を介して前記デフロスト用直管部同士を接続するデフロスト用U字管部とを有し、
該冷却用伝熱管は、前記ケーシング内で該対向側面間を延びる冷却用直管部と、前記ケーシング外で、前記貫通孔を介して前記冷却用直管部同士を接続する冷却用U字管部とを有するのがよい。
さらにまた、前記ケーシング内には、前記冷却用伝熱管用のプレート状フィンがさらに設けられ、
該プレート状フィンには、多数の貫通孔が設けられ、
前記冷却用伝熱管の前記直管部それぞれ、および前記デフロスト用伝熱管の前記直管部それぞれは、前記貫通孔を貫通する態様で該プレート状フィンに固定され、
それにより、前記デフロスト用伝熱管から前記プレート状フィンおよび前記冷却用伝熱管を熱放射または熱伝導形態でデフロストするのがよい。
前記ケーシング内において、前記デフロスト用直管部と前記冷却用直管部とは、非接触態様で、互いに平行に設けられるのがよい。
また、前記ケーシング内部に加熱コイルが配線されるデフロスト用電気加熱器が設けられ、前記ケーシングの対向側面には、該加熱コイルが貫通する貫通孔が設けられる場合において、加熱コイルが貫通する貫通孔を利用して、デフロスト用電気加熱器の代わりに、前記デフロスト用伝熱管を設けるのがよい。
さらにまた、前記デフロスト用伝熱管は、前記ケーシング内において、前記冷却用伝熱管および前記プレート状フィンからデフロストすることにより生じる液が再凍結するのを防止可能なように、前記冷却用伝熱管に対して所定間隔に配置されるのがよい。
一方、冷却回路70は、蓄熱器16内において、蓄熱剤に放熱する放熱部78と、負荷冷却器12内において、負荷流体を冷却する冷却部80とを有する。
それにより、冷却回路70を通じて、冷却部80により負荷流体を冷却するとともに、放熱部78を介して蓄熱剤に放熱する一方、デフロスト回路72を通じて、吸熱部74により蓄熱剤から吸熱することにより、デフロスト部76を介して負荷冷却器12をデフロストするように構成されている。
デフロスト回路72について、蓄熱器16が負荷冷却器12より下方レベルに設置され、蓄熱器16から負荷冷却器12に向かって、放熱部78により加熱されたデフロスト用熱媒が流れるデフロスト用往路82と、負荷冷却器12から蓄熱器16に向かって、デフロスト部76により冷却されたデフロスト用熱媒が流れるデフロスト用復路84とが設けられる。デフロスト用復路84には、逆止弁140が設けられ、後に説明するように、一部の負荷冷却器12が冷却運転して、並列接続されている他の負荷冷却器12がデフロスト運転している場合において、デフロスト用熱媒が、冷却運転中の負荷冷却器12内に流入するのを防止するようにしている。
一方、冷却回路70について、水冷式コンデンシングユニット81と負荷冷却器12とを接続する冷却用往路155A,Bと、負荷冷却器12と水冷式コンデンシングユニット81とを接続する冷却用復路153A,Bと、水冷式コンデンシングユニット81と蓄熱器16とを接続する蓄熱用往路147Aと、蓄熱器16と水冷式コンデンシングユニット81とを接続する蓄熱用復路147Bとを有する。
それにより、蓄熱器16において負荷冷却器12の冷却運転中に蓄熱した熱を利用することにより、蓄熱器16から負荷冷却器12へ、デフロスト用熱媒ガスを送る一方、負荷冷却器12から蓄熱器16へ、負荷冷却器12をデフロストした結果生じるデフロスト用熱媒液を戻す、ループ型サーモサイフォンを構成するようにしている。
蓄熱器16の負荷冷却器12(より正確には、後に説明する受液器20内のデフロスト用熱媒液の液面)に対する相対的な設置レベル差Hは、ループ型サーモサイフォンを構成する観点から、適宜定めればよい。蓄熱器16の蓄熱材は、潜熱製蓄熱材でもよく、顕熱製蓄熱材でもよい。たとえば、潜熱製蓄熱材としては、パラフィン系があり、 顕熱製蓄熱材としては、水がある。
水冷式コンデンシングユニット81には、冷却水戻し管145Aと冷却水供給管145Bとが設けられ、コンデンサー18による冷媒の凝縮に利用される。
図1に示すように、4基の負荷冷却器12のうち、負荷冷却器12Aおよび12Bは、例えば、建物の2階、負荷冷却器12Cおよび12Dは、たとえば、建物の1階に設置され、負荷冷却器12Aおよび12Bが負荷冷却器12Cおよび12Dよりも上方レベルに設置され、負荷冷却器12Aおよび12Bとは、同じレベル、負荷冷却器12Cおよび12Dとは、同じレベルに設置されている。
各熱媒配管(デフロスト用往路82とデフロスト用復路84)には、以下に説明するように、通常運転モードとデフロスト運転モードとの切替の観点から、切替弁が設けられている。
より詳細には、デフロスト用往路82には、負荷冷却器12AおよびBへのデフロスト用熱媒と負荷冷却器12CおよびDへのデフロスト用熱媒とを切り替えるために、切替弁94Aおよび94Bが設けられ、負荷冷却器12Aへのデフロスト用熱媒と負荷冷却器12Bへのデフロスト用熱媒とを切り替えるために、切替弁94Cおよび94Dが設けられ、負荷冷却器12Cへのデフロスト用熱媒と負荷冷却器12Dへのデフロスト用熱媒とを切り替えるために、切替弁94Eおよび94Fが設けられ、デフロスト用復路84には、蓄熱器16の上流側に切替弁94Gが設けられる。
デフロスト用復路84の負荷冷却器12Aおよび12Bと負荷冷却器12Cおよび12Dとの間のレベルには、液位計149が付設された受液器20が設けられ、後に説明するように、負荷冷却器12のデフロスト運転の際、デフロスト用熱媒は、熱媒ガスとして負荷冷却器12を加熱して、熱媒液となるところ、熱媒液のデフロスト用往路82およびデフロスト用復路84それぞれでの液位は、蓄熱器16および/または負荷冷却器12の状態に応じて、変動し得ることから、このような液位の変動によりデフロスト運転の安定性が阻害されないように、受液器20を設けている。なお、受液器20のレベルは、蓄熱器16とのレベル差を確保して、後に説明するように、ループ型サーモサイフォンによる自然循環を達成する観点から、負荷冷却器12Aおよび12Bより下方だが、負荷冷却器12Aおよび12Bのレベルになるべく近いのがよい。
図2に示すように、負荷冷却器12の各々は、たとえば、吊り金具117を介して庫内天井に吊りボルト・ナットで固定されるユニットクーラーであり、互いに対向配置された冷却用空気流入開口と冷却用空気流出開口とを設け、内部に冷却用空気流入開口から冷却用空気流出開口に向かう通風流路100を設けたケーシング102を有する。ケーシング102の対向する一対の側面には、送風機101が設けられる。番号103は、送風機101の端子が配線されるターミナルボックスである。
ケーシング102内には、通風流路100に沿う空気流れに交差するように配置され、内部に空気冷却用冷媒が流れる冷却用伝熱管104と、ケーシング102内において、冷却用伝熱管104と独立に設けられた、内部にデフロスト用熱媒が流れるデフロスト用伝熱管106とが非接触態様で、互いに平行に設けられ、冷却用伝熱管104およびデフロスト用伝熱管106それぞれは、後に説明するように、ケーシング102の対向する仕切板120それぞれの外に配置されるU字管部と、対向する仕切板120間を延びる直管部とが接続されることにより構成される。
冷却用伝熱管104において、冷却用往路155に対して、膨張弁151の下流側で、分流器141および分流器141から分流する入口側冷媒分岐管86を介して接続され、一方、冷却用復路153に対して、出口側冷媒管88を介して接続される。
デフロスト用伝熱管106において、デフロスト用往路82に対して、切替弁94の下流側で、入り口側熱媒分岐管90を介して接続され、一方、デフロスト復路84に対して、出口側熱媒分岐管92を介して接続される。
冷却用伝熱管104は、ケーシング102内で対向する仕切板120間を延びる冷却用直管部128と、ケーシング102外で、貫通孔122を介して冷却用直管部128同士を接続する冷却用U字管部130とを有する。
より詳細には、図3に示すように、デフロスト用配管内の熱媒は、入口ヘッダー107に集められ、そこから分岐管により分岐し(図では4分岐)、各分岐管において、対向する仕切板120の一方の仕切板に設けられるデフロスト用U字ベンド管126、対向する仕切り板120間を延びるデフロスト用直管部124、および対向する仕切り板113の他方の仕切り板に設けられるデフロスト用U字ベンド管126により構成され、各仕切板120に設けられる、上下方向および水平方向それぞれに整列配置する貫通孔について、上下方向に飛び飛びに接続する(図面上では2つ飛び)ようにデフロスト用U字ベンド管126が設けられ、各分岐管は、出口ヘッダー109に集められ、そこから配管84に接続される。
一方、冷却用配管内の冷媒は、分流器141に集められ、そこから入口側冷媒分岐管86により分岐し(図では6分岐)、各分岐管において、対向する仕切板120の一方の仕切板に設けられる冷却用U字ベンド管130、対向する仕切板120間を延びる冷却用直管部128、および対向する仕切板120の他方の仕切板に設けられる冷却用U字ベンド管130により構成され、各仕切板120に設けられる、上下方向および水平方向それぞれに整列配置する貫通孔について、場合により飛び飛びに接続するように冷却用U字ベンド管130が設けられ、各分岐管は、出口ヘッダー105に集められ、そこから冷却用復路153に接続される。
この場合、冷却用伝熱管104の伝熱面積拡大機能を奏するプレート状フィン132を、冷却用伝熱管104とともにデフロスト用伝熱管106の支持に利用している。
冷却用伝熱管104の直管部それぞれ、およびデフロスト用伝熱管106の直管部それぞれは、貫通孔122、123を貫通する態様でプレート状フィン132に固定され、それにより、デフロスト用伝熱管106からプレート状フィン132および冷却用伝熱管104を熱放射または熱伝導形態でデフロストするように構成されている。
デフロスト用伝熱管106および冷却用冷媒配管104の材質はともに、熱伝達性およびコストの観点から、銅管が好ましく、場合により、アルミ管あるいはステンレス管でもよく、プレート状フィン132の材質は、熱伝達性優先のために、アルミ製が好ましく、場合により、銅製、ステンレス製でもよく、ケーシングは、たとえば、亜鉛メッキ鋼板、ドレンパンは、SUSである。
以上の構成により、冷却運転およびデフロスト運転の多様な運転モードに対して対応可能としつつ、冷却用冷媒の種類、温度圧力条件に影響を及ぼすことなしに、任意の熱源を利用して効率的にデフロスト可能であり、デフロスト用熱媒として、R134やHF0124、あるいはホットガスでなく、温水や温水ブラインも可能である。
これにより、デフロスト用伝熱管を別途設けることに伴い、空気冷却器の大型化を回避することが可能となる。
冷凍装置10の運転方法について、運転モードとして、通常冷却運転モード(蓄熱段階)(図4)およびデフロスト運転モード(図6)に分かれる。
負荷冷却器12AないしDすべてについて、通常冷却運転モード(蓄熱段階)を行い、その後に、下方レベルに位置する負荷冷却器12CおよびDについてデフロスト運転モードを行う場合について、説明する。
冷媒は、負荷冷却器12から冷却用復路153Aを介して圧縮機14に流入し、ここで圧縮され、さらに圧縮機14から蓄熱用往路147Aを介して蓄熱器16に流入し、ここで冷媒は放熱し、蓄熱器16に蓄熱され、さらに蓄熱器16から蓄熱用復路147Bを介してコンデンサー18に流入し、ここで凝縮あるいは過冷却され、さらにコンデンサー18から冷却用往路155Aを介して膨張弁151に流入し、ここで膨張弁151の開度を調整することにより、冷媒の過熱度を調整し、さらに膨張弁151から分流器141を介して負荷冷却器12に戻り、冷却回路を構成するようにしている。
より詳細には、蓄熱器16の蓄熱により蒸発(吸熱)した冷媒ガスは、デフロスト用往路82から負荷冷却器12CおよびDに流れ、ここで冷媒ガスは、凝縮(放熱)することにより、負荷冷却器12CおよびDのデフロストを行い、負荷冷却器12CおよびDに付着した霜取りが行われ、冷媒液は、デフロスト用復路84を経て蓄熱器16に戻り、この自然循環を繰り返すことにより、ループ型サーモサイフォンを構成して、負荷冷却器12CおよびDについて除霜を行う。
より詳細には、図7に示すように、デフロスト用伝熱管106の内部を流れる熱媒により、デフロスト用伝熱管106を介して熱伝導形態により、プレート状フィン132、さらにはプレート状フィン132を介して、冷却用冷媒配管104に熱伝達されるとともに、デフロスト用伝熱管106を介して熱放射形態により、プレート状フィン132、および冷却用伝熱管104の外周面160に熱伝達される。
より詳細には、従来のように、冷却用伝熱管104を冷却用とともにデフロスト用に共用化して内部にデフロスト用熱媒を流すことにより、デフロストする場合には、冷却用冷媒が内部に流れることにより冷却用伝熱管104の外周面160には着霜していることから、外周面160に着霜している霜を融解しない限り、冷却用伝熱管104の外周面160から外方に熱放射形態で有効に熱伝達しにくく、熱伝導形態により除霜された液が、プレート状フィン132、および冷却用伝熱管104の外周面106から離れることにより、再冷却されて、氷柱状に再凍結するのを防止するのが困難となる。それにより、隣接するプレート状フィン132間が冷却対象である空気の通風流路100を構成するところ、通風流路100の流路面積が狭められ、冷却能力の劣化が引き起こされる。
冷却用伝熱管104の外周面160とデフロスト用伝熱管106の外周面162との間隔D1は、このような観点から、冷却用伝熱管104の外周面160の温度、デフロスト用伝熱管106の外周面162の温度、熱媒流量、および隣接するプレート状フィン132の間隔D2に応じて、適宜に定めればよい。
このデフロスト運転により、負荷冷却器12の霜取りが完了したら、通常冷却運転モードに戻り、次のデフロスト運転に備えて、蓄熱を再開すればよい。
具体的には、図8に示すように、切替弁94Aないし94Gのうち、切替弁94Aを閉じ、負荷冷却器12Aおよび12Bについて、冷却回路70により、冷却を行いつつ、蓄熱器16により蓄熱を行い、一方、負荷冷却器12Cおよび12Dについて、デフロスト回路72により、デフロストを行う。
なお、切り替え弁の操作により、さらに、負荷冷却器12Aおよび12Bの一方についてのみ冷却回路70により、冷却を行いつつ、負荷冷却器12Cおよび12Dの一方についてのみ、デフロスト回路72により、デフロストを行うのでもよい。この場合、負荷冷却器12Aおよび12Bの他方は、停止状態であるが、負荷冷却器12Cおよび12Dの他方は、冷却運転でも停止状態でもよい。
この場合、デフロスト運転段階は、複数の負荷冷却器のいずれかを冷却運転することにより、蓄熱器に蓄熱しつつ、それと併行して、複数の負荷冷却器の残りのいずれかをデフロスト運転する段階を有するのでもよいし、または、デフロスト運転段階は、複数の負荷冷却器すべての冷却運転を停止しつつ、それと併行して、複数の負荷冷却器のいずれかをデフロスト運転する段階を有するのでもよく、冷却運転およびデフロスト運転の多様な運転モードに対して対応可能としながら、冷却用冷媒の種類、温度圧力条件に影響を及ぼすことなしに、デフロスト可能となる。
より詳細には、圧縮機14からの吐出冷媒ガスが蓄熱器16を介してコンデンサー18まで流れることにより、蓄熱器16での圧力損失が不可避的に生じることから、このような圧力損失を排除するために、蓄熱用往路147Aと蓄熱用復路147Bとの間を接続する蓄熱器バイパス管を設け、蓄熱器バイパス管(図示せず)を介して蓄熱器16をバイパスするようにしてもよい。
特に、通常冷却運転において、蓄熱器16により十分な蓄熱がなされた後には、蓄熱器バイパス管を介して蓄熱器16をバイパスすることにより、冷却運転のみを行ってもよい。
たとえば、蓄熱器16により十分な蓄熱が行われている限り、デフロストが必要な負荷冷却器12のみについて、個別にデフロスト運転を行うのでもよく、その場合、デフロストが必要な負荷冷却器12が複数ある場合には、冷却運転を行いながら蓄熱を行うと同時に、デフロスト運転を行ういわゆる追っかけ運転をしてもよい。
たとえば、本実施形態において、蓄熱器16として説明したが、それに限定されることなく、冷媒からの蓄熱が可能である限り、蓄熱槽でもよく、さらに、冷媒により蓄熱しなくても、外部の熱源、たとえば排熱を利用して蓄熱してもよい。
D1 冷却用伝熱管の外周面とデフロスト用伝熱管の外周面との間隔
D2 隣接するプレート状フィンの間隔
10 冷凍装置
12 負荷冷却器
14 圧縮機
16 蓄熱器
17 レシーバ
18 コンデンサー
20 受液器
70 冷却回路
72 デフロスト回路
74 吸熱部
76 デフロスト部
78 放熱部
80 冷却部
81 コンデンシングユニット
82 デフロスト用往路
84 デフロスト用復路
86 入り口側冷媒分岐管
88 出口側冷媒分岐管
90 入り口側熱媒分岐管
92 出口側熱媒分岐管
94 切り替え弁
100 通風流路
101 送風機
102 ケーシング
103 ターミナルボックス
104 冷却用伝熱管
105 冷媒用ヘッダー
106 デフロスト用伝熱管
107 デフロスト用入口ヘッダー
109 デフロスト用出口ヘッダー
112 空気冷却用冷媒流入開口
113 仕切板
117 吊り金具
118 デフロスト用熱媒流出開口
120 仕切板
122 冷媒管用貫通孔
123 デフロスト管用貫通孔
124 デフロスト用直管部
126 デフロスト用U字管部
128 冷却用直管部
130 冷却用U字管部
132 プレート状フィン
134 ドレンパン
135 デフロスト用伝熱管
136 分岐管
137 底面
140 逆止弁
141 分流器
143 逆止弁
145A 冷却水供給管
145B 冷却水戻し管
147A 蓄熱用往路
147B 蓄熱用復路
149 液位計
151 膨張弁
153 冷却用復路
155 冷却用往路
160 外周面
162 外周面
Claims (7)
- 互いに対向配置された、冷却用空気流入開口と冷却用空気流出開口とを設け、内部に冷却用空気流入開口から冷却用空気流出開口に向かう通風流路を設けたケーシングと、
該ケーシング内において、該通風流路に沿う空気流れに交差するように配置され、内部に空気冷却用冷媒が流れる冷却用伝熱管と、
該ケーシング内において、該冷却用伝熱管と独立に設けられた、内部にデフロスト用熱媒が流れるデフロスト用伝熱管とを有し、
該冷却用伝熱管において、一端開口および他端開口端がそれぞれ、前記ケーシングに設けられた、空気冷却用冷媒流入開口および空気冷却用冷媒流出開口に接続され、
該デフロスト用伝熱管において、一端開口および他端開口端がそれぞれ、前記ケーシングの側面に設けられた、デフロスト用熱媒流入開口およびデフロスト用熱媒流出開口に接続され、該デフロスト用伝熱管は、前記ケーシング内において、前記冷却用伝熱管を外部加熱式にデフロスト可能なように配置される、
ことを特徴とする空気冷却器。 - 前記ケーシングの下方に配置され、デフロスト時に発生する液を受けるためのドレンパンと、
前記デフロスト用熱媒流入開口に接続されるデフロスト用外部配管に対して、デフロスト用熱媒流入開口の上流側で分岐する分岐管とが設けられ、該分岐管に接続され、前記ドレンパンに対して加熱するように、下り勾配にルーティングされるデフロスト用伝熱管が付設される、請求項1に記載の空気冷却器。 - 前記ケーシングの対向側面には、多数の貫通孔が設けられ、
該デフロスト用伝熱管は、前記ケーシング内で該対向側面間を延びるデフロスト用直管部と、前記ケーシング外で、前記貫通孔を介して前記デフロスト用直管部同士を接続するデフロスト用U字管部とを有し、
該冷却用伝熱管は、前記ケーシング内で該対向側面間を延びる冷却用直管部と、前記ケーシング外で、前記貫通孔を介して前記冷却用直管部同士を接続する冷却用U字管部とを有する、請求項1または請求項2に記載の空気冷却器。 - 前記ケーシング内には、前記冷却用伝熱管用のプレート状フィンがさらに設けられ、
該プレート状フィンには、多数の貫通孔が設けられ、
前記冷却用伝熱管の前記直管部それぞれ、および前記デフロスト用伝熱管の前記直管部それぞれは、前記貫通孔を貫通する態様で該プレート状フィンに固定され、
それにより、前記デフロスト用伝熱管から前記プレート状フィンおよび前記冷却用伝熱管を熱放射または熱伝導形態でデフロストする、請求項1に記載の空気冷却器。 - 前記プレート状フィンは、それぞれ前記通風流路に沿うように、互いに平行に複数設けられ、
前記ケーシング内において、前記デフロスト用直管部と前記冷却用直管部とは、非接触態様で、互いに平行に設けられる、請求項4に記載の空気冷却器。 - 前記ケーシング内部に加熱コイルが配線されるデフロスト用電気加熱器が設けられ、前記ケーシングの対向側面には、該加熱コイルが貫通する貫通孔が設けられる場合において、加熱コイルが貫通する貫通孔を利用して、デフロスト用電気加熱器の代わりに、前記デフロスト用伝熱管を設ける、請求項3に記載の空気冷却器。
- 前記デフロスト用伝熱管は、前記ケーシング内において、前記冷却用伝熱管および前記プレート状フィンからデフロストすることにより生じる液が再凍結するのを防止可能なように、前記冷却用伝熱管に対して所定間隔に配置される、請求項4に記載の空気冷却器。
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