JP2016136680A - 画像処理システム、画像処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ハンドオーバー時のタイムラグ中に画像処理装置が受信するジョブより、ハンドオーバーによって画像処理装置が受信するジョブを優先的に処理することができる画像処理システム、画像処理装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】 情報処理装置と画像処理装置とが、第1通信方式によって通信に関する通信情報の送受信を行った後、通信情報と第2通信方式とを用いて送信されるハンドオーバージョブの送受信を行う場合、処理手段は、通信情報の送受信を行ってから、ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信されたジョブより、ハンドオーバージョブを優先的に処理する。【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、情報処理装置と画像処理装置との間の通信において、近距離通信方式を用いてペアリングを行った後、近距離通信方式よりも高速で通信距離の長い他の通信方式による通信に切り替える、ハンドオーバー技術と呼ばれる技術が利用されている。
例えば、特許文献1には、情報処理装置と近距離通信方式によるペアリングを行った後、画像処理を実行させるジョブを遠距離通信方式によって該情報処理装置に送信する画像処理装置が開示されている。
特開2014−50015号公報
しかしながら、従来の技術には次のような課題がある。ハンドオーバー技術には、近距離通信によるペアリング、高速で通信距離の長い通信によるジョブの送受信という2段階の処理が必要であるため、ペアリングからジョブの送受信までの間にタイムラグが存在する。そのタイムラグ中に、画像処理装置が他の情報処理装置からジョブを受信した場合、そのジョブが、ハンドオーバー技術によって送受信されるジョブより先に処理されてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためにためされたものであり、第1通信方式と、第2通信方式によって通信可能である情報処理装置と画像処理装置とで構成される画像処理システムにおいて、
前記画像処理装置は
前記画像処理装置に画像処理を実行させるためのジョブを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したジョブを処理する処理手段と、を有し、
前記情報処理装置は
前記第2通信方式によってジョブを前記画像処理装置に送信する送信手段を有し、
前記情報処理装置と前記画像処理装置とが、前記第1通信方式によって通信に関する通信情報の送受信を行った後、前記通信情報と前記第2通信方式とを用いて送信されるハンドオーバージョブの送受信を行う場合、
前記処理手段は、前記通信情報の送受信を行ってから、前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信されたジョブより、前記ハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする画像処理システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、ハンドオーバー時のタイムラグ中に画像処理装置が受信するジョブより、ハンドオーバーによって送受信されるジョブを優先的に処理することができる。
本発明の画像処理システムを含む通信システムの構成を表した図例である。 本発明の情報処理装置の外観を表した図例である。 本発明の画像処理装置の外観を表した図例である。 本発明の携帯型端末装置のサムネイルを表した図例である。 本発明の情報処理装置及び画像処理装置の構成を表した図例である。 本発明の情報処理装置及び画像処理装置のNFCユニットの構成を表した図例である。 本発明の画像処理装置のRAMの構成を表した図例である。 本発明の画像処理装置のNFCメモリの構成を表した図例である。 本発明の情報処理装置のNFCメモリの構成を表した図例である。 NFCユニットがパッシブモードで通信する場合のシーケンス図である。 NFCユニットがアクティブモードで通信する場合のシーケンス図である。 情報処理装置と画像処理装置がプッシュ型で通信する場合のシーケンス図である。 情報処理装置と画像処理装置がプル型で通信する場合のシーケンス図である。 第1実施形態における情報処理装置の処理を表したフローチャートである。 第1実施形態における画像処理装置の処理を表したフローチャートである。 第1実施形態における画像処理装置の処理を表したフローチャートである。 第1実施形態における画像処理装置に表示される画面を表した図例である。 第2実施形態における画像処理装置の処理を表したフローチャートである。 第2実施形態における画像処理装置に表示される画面を表した図例である。 第3実施形態における情報処理装置の処理を表したフローチャートである。 第3実施形態における画像処理装置の処理を表したフローチャートである。 第3実施形態における画像処理装置の処理を表したフローチャートである。 第3実施形態における画像処理装置のジョブキューの管理情報を表した図例である。 第4実施形態における画像処理装置の処理を表したフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本実施形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
図1から図17を用いて、本実施形態の画像処理システムについて説明する。本実施形態の画像処理システムは、認証方法、通信速度等が異なる少なくとも2種類以上の通信方式によって相互に通信可能な情報処理装置と画像処理装置で構成される。また、本実施形態では、画像処理装置として、マルチファンクションプリンタを例示している。なお、本実施形態における画像処理装置には、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタを適用することもできるし、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置など他の画像処理装置を適用することもできる。また、本実施形態では、情報処理装置としてスマートホンを例示している。なお、本実施形態における情報処理装置には、携帯端末、スマートホン、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラなど種々の装置を適用することができる。
本実施形態では、近距離通信方式を用いてペアリングを行ってから高速通信方式に切り替えてジョブを送受信する例を説明する。具体的には、NFC( Near Field Communication;ISO/IEC IS 18092)のような近距離通信方式を用いてペアリングを行い、WLANのような高速通信方式に通信を切り替える例について説明する。
まず、本実施形態の画像処理システムを含む通信システムの構成について図1のブロック図を参照して説明する。また、本実施形態では以下の構成を例に記載するが、本実施形態は画像処理装置と情報処理装置とで通信可能な画像処理システムに関して適用可能なものであり、特にこの図のとおりに機能を限定するものではない。
本実施形態の画像処理システムを含む通信システムでは、ネットワーク100を中心にサーバ装置101、パーソナルコンピュータ(以後、PCという。)102、情報処理装置200、画像処理装置300が接続されている。
サーバ装置101は、印刷用の画像データのストレージや、ユーザIDの管理、画像処理アプリケーションなどで構成されている。PC102は、文書や表等を作成するためのアプリケーション、画像処理装置300を操作するためのプリンタドライバなどで構成されている。サーバ装置101、PC102、情報処理装置200及び画像処理装置300は、有線LANもしくはWireless LAN(以後、WLANという。)でネットワーク100とそれぞれ接続されている。なお、情報処理装置200と画像処理装置300は、共にWLANの機能を有するため、相互認証をすることによってピアツーピア(以後、P2P)の通信が可能である。なお、装置間の通信はP2Pによって行われても良いし、有線ネットワーク上に設置したアクセスポイントを介して行われても良い。また、装置間の通信は、例えば、Wi−Fi(WirelessFidelity)やBluetooth(登録商標)や、N F C等の通信方式によって行われる。
図2は、情報処理装置200の外観を表した図である。前述したように、本実施形態では、情報処理装置200として、スマートホンを例にしている。スマートホンとは、携帯電話の機能の他に、カメラや、ネットブラウザ、メール機能などを搭載した多機能型の携帯電話のことである。NFCユニット201は、NFC通信を行う箇所であり、NFCユニット201を他の装置の有するNFCユニットに10cm程度以内に近づけることで、情報処理装置200は他の装置と通信を行うことができる。WLANユニット202は、WLAN通信を行うためのユニットであり、情報処理装置200内に配置されている。表示部203は、LCD方式等の表示機構を備えたディスプレイである。操作部204は、タッチパネル方式の操作機構を備えており、ユーザの押下情報を検知する。ユーザが操作部204を操作して表示部203が表示したボタンを押下することによって、情報処理装置200は、押下されたボタンに対応したイベントを発行する。電源キー205は情報処理装置200の電源をオン又はオフする際に用いる。
図3(a)及び図3(b)は、画像処理装置300の外観を表した図である。原稿台301は、ガラス状の透明な台であり、スキャナで読み取る原稿をのせるために使用する。原稿蓋302は、スキャナで読み取りを行う際に読取光が外部に漏れないようにするために使用する。印刷用紙挿入口303は、様々なサイズの用紙をセットする挿入口である。ここにセットされた用紙は、一枚ずつ図示しない印刷部に搬送され、所望の印刷が行われて印刷用紙排出口304から排出される。原稿蓋302の上部には、操作表示部305およびNFCユニット306が配置されている。操作表示部305は、画像や操作メニュー等を表示する表示画面、表示部上のカーソール移動などに用いる十字キー、その他様々な機能を実行するためのキーなどを備える。NFCユニット306は、NFC通信を行う箇所であり、NFCユニット306を他の装置の有するNFCユニットに10cm程度以内に近づけることで、他の装置と通信を行うことができる。WLANアンテナ307は、WLAN通信を行うためのアンテナである。
図4は、情報処理装置200に印刷候補ファイルのサムネイルを表示した例を表した図である。サムネイル401は、情報処理装置200内に保存してあるファイルのサムネイルや、サーバ装置101内に保存してあるファイルのサムネイル等である。ユーザが印刷を行いたい画像を押下すると、表示部203にフォーカス402が表示され、該画像が印刷対象になったことが示される。ユーザは、印刷対象の画像を複数選択することができるため、フォーカス402は表示部203上に複数存在しても良い。サムネイルが一画面で表示しきれない場合は、ユーザが画面をスクロールすることでサムネイルの表示しきれない部分を表示する構成としても良い。印刷対象の画像を選択し終わったら、ユーザは印刷開始キー403を押下することで、画像処理装置300に印刷ジョブを送信する。なお、印刷キーの押下ではなく、印刷対象の画像を選択した状態で端末装置を画像処理装置のNFCユニットに近づけることで、印刷対象の画像を含む印刷ジョブが送信されても良い。
図5(a)は、情報処理装置200の構成を表したブロック図である。情報処理装置200は、装置のメインの制御を行うメインボード501と、WLAN通信を行うWLANユニット517と、NFC通信を行うNFCユニット518とBluetooth(登録商標)による通信を行うBTユニット521を備える。
メインボード501において、CPU502は、システム制御部であり、情報処理装置200の全体を制御する。ROM503は、CPU502が実行する制御プログラムや組み込みオペレーティングシステム(以後、OSという。)プログラム等を格納する。本実施形態では、ROM503に格納されている各制御プログラムは、ROM503に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。なお、本願の情報処理装置が実行するフローチャートの各ステップは、CPU502がフローチャートに関係するプログラムをメモリから読み出して実行することで実現される。
RAM504は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数やユーザが登録した設定値、情報処理装置200の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
画像メモリ505は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、通信部を介して受信した画像データや、データ蓄積部512から読みだした画像データをCPU502で処理するために一時的に格納する。不揮発性メモリ522は、フラッシュメモリ(flash memory)等で構成され、電源がオフされた後でも保存しておきたいデータを格納する。具体的には、例えば、電話帳データや、過去に接続したデバイス情報等が格納される。なお、本実施形態の情報処理装置200のメモリ構成は、これに限定されるものではない。例えば、画像メモリ505とRAM504を共有させてもよいし、データ蓄積部512にデータのバックアップなどを行ってもよい。また本実施形態における画像メモリ505は、DRAM等で構成されているが、これに限定されず、ハードディスクや不揮発性メモリ等で構成されていても良い。
データ変換部506は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、色変換、画像変換などのデータ変換を行う。電話部507は、電話回線の制御を行い、スピーカ部513を介して入出力される音声データを処理することで電話による通信を可能とする。操作部508は、図2で説明した操作部204の信号を制御している。GPS(Global Positioning System)509は、情報処理装置200の位置する緯度や経度などを取得する。表示部510は、図2で説明した表示部203の表示内容を電子的に制御しており、各種入力操作や、画像処理装置300の動作状況、ステータス状況の表示等を行う。
カメラ部511は、レンズを介して入力された画像を電子的に記録して符号化する機能を有する。カメラ部511で撮影された画像は、データ蓄積部512に保存される。スピーカ部513は、電話機能のための音声を入力または出力する機能や、その他アラーム通知などの機能を有する。電源部514は、携帯可能な電池、およびその制御を行う。なお、電源部514の取り得る状態には、電池に残量が無い電池切れ状態、電源キー205を押下していない電源オフ状態、通常起動している起動状態、起動しているが省電力になっている省電力状態等がある。
本実施形態における情報処理装置200は、WLAN、NFC、BlueTooth(登録商標)の3つの無線通信方式によって画像処理装置300などの他デバイスとのデータ通信が可能な通信部を有するものとする。該通信部は、それぞれ対応する規格に準拠した通信を実現するWLANユニット517、NFCユニット518、BTユニット521で構成される。該通信部は、パケットに変換したデータを、他デバイスに送信したり、他デバイスから受信したパケットを、データに変換してCPU502に対して送信する。送信するデータには、画像処理装置300に行わせるジョブ等のデータがある。なお、該通信部を構成するWLANユニット517、NFCユニット518、BTユニット521はそれぞれバスケーブルなどで接続されている。WLANユニット517、NFCユニット518、BTユニット521は、それぞれの規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。NFCユニットの詳細は、図6を用いて後述する。
なお、本実施形態における情報処理装置200の上記の構成要素は、CPU502が管理するシステムバス519を介して、相互に接続されている。
図5(b)は、本実施形態における画像処理装置300のブロック図である。画像処理装置300は、装置のメインの制御を行うメインボード551と、WLAN通信を行うWLANユニット567と、NFC通信を行うNFCユニット568とBluetooth(登録商標)通信を行うBTユニット569等を備える。
メインボード551においてCPU552は、システム制御部であり、画像処理装置300の全体を制御する。ROM553は、CPU552が実行する制御プログラムや組み込みOSプログラム等を格納する。本実施形態では、ROM553に格納されている各制御プログラムは、ROM553に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。なお、本願の画像処理装置が実行するフローチャートの各ステップは、CPU552がフローチャートに関係するプログラムをメモリから読み出して実行することで実現される。
RAM554は、SRAM等で構成され、プログラム制御変数やユーザが登録した設定値、画像処理装置300の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。不揮発性メモリ555は、フラッシュメモリ等で構成され、電源がオフされた時でも保持していたいデータを格納する。具体的には、例えば、ネットワーク情報などのユーザデータ、過去に接続した装置リスト、印刷モードなどのメニュー項目やインクジェット印刷ヘッドの補正情報といった画像処理装置300の設定情報などが格納される。画像メモリ556は、DRAM等で構成され、各通信ユニットを介して受信した画像データや、符号復号化処理部562で処理した画像データなどを蓄積する。また、情報処理装置200のメモリ構成と同様に、本実施形態の画像処理装置300のメモリ構成はこれに限定されるものではない。データ変換部557は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、画像データからプリントデータへの変換などを行う。
読取部560は、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取る。読取制御部558は、電気的な画像データに変換した画像信号に対し、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施すことで、高精細な画像データを出力する。
操作部559、表示部561は、図3で説明した操作表示部305を表している。
符号復号化処理部562は、画像処理装置300で扱う画像データ(JPEG、PNG等)に対し、符号復号化処理や拡大縮小処理を行う。
給紙部564は、印刷のための用紙を保持する。記録制御部566は、印刷実行時に給紙を行うための制御を行う。なお、給紙部564は、複数種類の用紙を一つの装置に保持するために、複数用意される事がある。その場合、記録制御部566は、どの給紙部564から給紙を行うかの制御を行う。
さらに、記録制御部566は、印刷される画像データに対し、図示しない画像処理制御部を介してスムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施すことで、該画像データを高精細なデータに変換し、記録部565に出力する。また、記録制御部566は、図示しない印刷部の情報を定期的に読みだしてRAM554の情報を更新する役割も果たす。具体的には、記録制御部566は、インクタンクの残量やプリントヘッドの状態などの情報を更新する。
画像処理装置300は、情報処理装置200と同様に3つの手段によって他デバイスとのデータ通信を可能とする通信部を有している。該通信部の機能は、情報処理装置200の通信部の機能と同等である。画像処理装置300は、これらの通信部を介して情報処理装置200からジョブを受信する。
なお、本実施形態における画像処理装置300の上記の構成要素は、CPU552が管理するシステムバス573を介して、相互に接続されている。
図6は、NFCユニットの構成図である。NFCユニット600は、NFCコントローラ部601と、アンテナ部602と、RF部603と、送受信制御部604と、NFCメモリ605と、電源606と、デバイス接続部607等を有する。アンテナ部602は、他のNFCデバイスから電波やキャリアを受信したり、他のNFCデバイスに電波やキャリアを送信したりする。RF部603は、アナログ信号をデジタル信号に変復調する。また、RF部603は、シンセサイザを備えていて、バンド、チャネルの周波数を識別し、周波数割り当てデータによるバンド、チャネルの制御を行う。送受信制御部604は、データの送受信に関する制御を行う。送受信制御部604は、NFCメモリ605の制御も行い、各種データやプログラムを読み書きする。また、NFCユニット600の動作方法は、一般に、アクティブモードとパッシブモードとがある。NFCユニット600がアクティブモードとして動作する場合、NFCユニット600は、電源606を介して電力の供給を受け、デバイス接続部607を通じてデバイスと通信を行う。さらに、NFCユニット600は、アンテナ部602を介して送受信されるキャリアにより、通信可能な範囲にある他のNFCデバイスと通信する。NFCユニット600がパッシブモードとして動作する場合、アンテナを介して他のNFCデバイスからキャリアを受信して、電磁誘導により他のNFCデバイスから電力の供給を受ける。さらに、NFCユニット600は、キャリアの変調により該他のNFCデバイスとの間で通信を行ってデータを送受信する。なお、本実施形態において、情報処理装置200は、NFC通信を用いて、登録情報等を送信する。通常、画像処理装置は、画像データを含むジョブを受信した際にジョブをジョブキューに登録し、ジョブの登録の順番に従ってジョブを処理する。ただし、本実施形態においては、画像データを含むジョブを受信する前に、NFC通信時にジョブの処理を予約する必要がある。その予約のために、画像データを含むジョブを登録する代わりに登録される登録情報を、画像データを含むジョブを送信する前に送信しておく。登録情報は、例えば、ジョブ名や印刷設定等の情報を含んでおり、本実施形態においては、NFC通信を行う前にジョブとは別に新たに生成されるものとする。なお、画像データを含むジョブは、画像データを選択して印刷設定情報の設定が完了したタイミングで生成されても良いし、NFC通信が行われた後に生成されても良い。なお、本発明において、ジョブとは、画像処理装置300に印刷やスキャン等の処理を実行させるための情報であり、ジョブ名や印刷設定、画像データ等の情報から構成される。また、本発明において、ハンドオーバーによってジョブの送受信を行う場合は、該ジョブはWLAN通信によって送受信される。
図7は、画像処理装置300のRAM554の構成を表した図である。ワークメモリ702は、プログラムの実行のために確保されるメモリである。画像処理バッファ703は、画像処理のために一時的なバッファとして使用される領域である。
機器状態記憶部704は、画像処理装置300の現在の状態に関する様々な情報が記憶されている。エラー状態705は、画像処理装置300のエラーに関する状態を記憶している。エラーに関する状態には、インク少状態、インク無エラー状態、紙ジャムエラー状態、用紙無し状態、印字画像不良状態、読取画像不良エラー状態、ネットワーク切断状態、などがある。これらの状態には、印字機能への影響度、読取機能への影響度などが関連付けられている。それにより、例えば、インク無エラー状態の場合、印字機能は使用できないが、読取機能は使用できる。また、ネットワーク切断状態の場合、ネットワークを使う機能は使用できないが、機器単体で行う設定変更や読取機能は使用できる。インク残量706には、現在取り付けられているインクタンクの型番やインク残量が記憶されている。インクタンクの型番は、インクタンクが取り付けられたタイミングで更新される。インク残量は、インクが使用される毎に更新される。
次回推定起動時間707は、電源がオフされた時に、次に起動する時の推定起動時間が記憶されている。なお、画像処理装置300の起動時間は、電源状態によって大きく異なる。画像処理装置300の電源状態は、例えば、ハードオフ状態、ソフトオフ状態、通常起動状態、スリープ状態などが存在する。ハードオフ状態は、電力の供給が途絶えている状態であり、画像処理装置300の電源状態がハードオフ状態の場合、画像処理装置300の起動には大きな時間を要する。ソフトオフ状態は部分的には電源は投入されているが、メインのプログラムは起動していない状態であり、画像処理装置300の電源状態がソフトオフ状態の場合、画像処理装置300はハードオフ状態の場合よりは早い時間で起動することができる。スリープ状態は、電源消費が大きな部分がオフにされており、それ以外のプログラムやメカは動作している状態であるため、画像処理装置300の電源状態がソフトオフ状態の場合、画像処理装置300は直ぐに通常起動状態に戻ることができる。また、画像処理装置300の起動時間が変動する別の要因として、装置のエラー状態がある。例えば、インクジェット印刷ヘッドのノズルの目詰まりが多いというエラーが発生した場合は、次の起動時間は、長時間のノズルの回復処理を行うため長くなる。また、スキャナの光量が落ちているというエラーが発生した場合は、調整動作を行ってから起動する。このように電源状態、および装置のエラー状態によって次に起動する際の推定起動時間が決まる。その他708には、現在のメモリ使用量、ハードウェアの温度、消耗品情報など、その他の装置の状態が格納されている。
ジョブキュー管理部709には、ジョブキュー内に登録されているジョブに関する情報が記憶されている。該情報には、例えば、後述するジョブの識別情報や、用紙種類、用紙サイズ、印刷品質、レイアウトといったジョブの属性の情報、受信待ち状態、実行可能状態、処理待ち状態、処理中状態といったジョブの状態の情報などがある。受信待ち状態は、NFC通信によってジョブがジョブキューに登録された後、該ジョブの受信を画像処理装置が待っている状態である。その後、WLAN通信によって該ジョブを画像処理装置が受信した場合、該ジョブの状態は後述する実行可能状態に移行する。実行可能状態は、ジョブが受信され、該ジョブが実行可能となっている状態である。画像処理装置300は、ジョブが実行可能状態且つジョブキューの一番上位に登録されているジョブ(以後、先頭ジョブという。)である場合に該ジョブを処理する。処理待ち状態は、実行可能状態であるが、先頭ジョブでない等の理由でジョブが処理を待っている状態である。処理待ち状態のジョブは、先頭ジョブとなったときに画像処理装置300によって処理され、後述する処理中状態に移行する。処理中状態は、ジョブが画像処理装置300によって処理されている状態である。該情報は登録されているジョブ毎に格納されており、それによりジョブが登録された順番及びジョブを処理する順番も管理されている。その他710には、その他のRAMデータが格納されている。
図8は、画像処理装置300が有するNFCメモリ801の構成を表した図である。機器状態記憶部802には、所定のタイミングで機器状態記憶部704の内容がコピーされる。ジョブ記憶部806は、情報処理装置200からNFCによる通信でジョブが投入される場合に使用する領域である。印刷ジョブ807には、印刷ジョブがキューで格納されている。具体的には、印刷ジョブ807には、印刷設定、および画像へのリンク先の情報等が格納される。スキャンジョブ808には、スキャンジョブがキューで格納されている。具体的には、スキャンジョブ808には、読取設定等が格納される。FAXジョブ809には、FAXジョブがキューで格納されている。具体的には、FAXジョブ809には、送信先の電話番号や通信画質などが含まれるFAX設定、画像へのリンク先の情報等が格納される。設定変更ジョブ810には、設定変更ジョブがキューで格納されている。具体的には、設定変更ジョブ810には、画像処理装置300の設定の変更に関するジョブが格納される。識別情報記憶部811は、識別情報を格納する領域である。識別情報は、例えばID情報であり、その場合、識別情報記憶部811には、ジョブキュー管理部709に登録されていないユニークなIDが格納される。識別情報は、NFC通信時に画像処理装置300から情報処理装置200へ送信され、ハンドオーバーによって送受信されるジョブを識別するために用いられる。なお、ジョブの識別は、上述の形態に限定されず、例えば、フラグ等を利用して行ってもいい。
図9は、情報処理装置200のNFCメモリ901の構成を表した図である。ユーザデータ902には、電話番号903、画像サーバアドレス904などが格納されており、ユーザの指定によってユーザ指定データ905なども追加することができる。ユーザデータ902には、他にも通信履歴906などが格納されている。認証キー907は、NFCメモリ605内のデータの読み書きするために利用される。なお、情報処理装置200の電池残量が無くなった場合でも、パッシブモードでターゲットとして通信するときは、所定の手順で認証キー907を用いて認証を行うことで、NFCメモリ901内のデータを読み書きすることができる。
次に、NFC通信について説明する。NFCユニットによる近接通信を行う場合、初めにRF(Radio Frequency)フィールドを出力して通信を開始する装置をイニシエータと呼ぶ。また、イニシエータの発する命令に応答し、イニシエータとの通信を行う装置をターゲットと呼ぶ。
NFCユニットの通信モードには、パッシブモードとアクティブモードが存在する。パッシブモードでは、ターゲットは、イニシエータの命令に対し、RF負荷変調を行うことで応答する。一方、アクティブモードでは、ターゲットは、イニシエータの命令に対し、ターゲット自らが発するRFフィールドによって応答する。
図10は、NFCユニットがパッシブモードにおいてデータ交換を行う場合のシーケンスを示している。ここでは、第一のNFCユニット1001がイニシエータ、第二のNFCユニット1002がターゲットとして動作している場合について説明する。
まずステップS1001として、第一のNFCユニット1001は、単一のデバイスを検知し、第二のNFCユニット1002を特定する。次にステップS1002において、第一のNFCユニット1001は、属性要求として自身の識別子や送受信のビット伝送速度、有効データ長などを送信する。また、属性要求は汎用バイトを有しており、任意に選択して使用することができる。有効な属性要求を受信した場合、第二のNFCユニット1002はステップS1003として、属性応答を送信する。なお、NFCユニットはパッシブモードであるため、第二のNFCユニット1002からの送信は負荷変調によって行われている。なお、本願の図では負荷変調によるデータ送信は点線の矢印で表現している。
第一のNFCユニット1001は、有効な属性応答を確認した後、ステップS1004にて、パラメータ選択要求を送信する。パラメータ選択要求に含まれるパラメータは、伝送速度と有効データ長である。第二のNFCユニット1002は、有効なパラメータ選択要求を受信した場合、ステップS1005においてパラメータ選択応答を送信し、伝送プロトコルのパラメータを変更する。なお、ステップS1004およびS1005は、パラメータ変更を行わない場合は省略しても良い。
次にステップS1006において、第一のNFCユニット1001と第二のNFCユニット1002は、データ交換要求およびデータ交換応答によってデータの交換を行う。データ交換要求および応答は、通信相手が有するアプリケーションに対する情報などをデータとして伝送することができ、データサイズが大きい場合には分割して送信することもできる。
データ交換が終了するとステップS1007に移行し、第一のNFCユニット1001は、選択解除要求または解放要求のどちらかを送信する。選択解除要求を送信した場合、第二のNFCユニット1002はステップS1008で選択解除応答を送信する。第一のNFCユニット1001は、選択解除応答を受け取ると、第二のNFCユニット1002との通信を解除してステップS1001に戻る。解放要求を送信した場合、第二のNFCユニット1002は、ステップS1008で解放応答の送信およびNFCユニット1001との通信を解除して初期状態へ戻る。第一のNFCユニット1001は、解放応答を受け取れば、NFCユニット1002との通信は解除されているため、初期状態へ戻ってもよい。
図11は、NFCユニットがアクティブモードによるデータ交換を行う場合のシーケンスを示している。ここでは、NFCユニット1101がイニシエータ、NFCユニット1102がターゲットとして動作している場合について説明する。
なお、第一のNFCユニット1101が行うステップS1101の処理と第2のNFCユニット1102が行うステップS1102の処理は、図10のS1001、S1002と類似しているため詳細な説明は省略する。ここで、NFCユニット1102からの送信は、自らの発したRFフィールドによって行われる。このため、第一および第二のNFCユニットは、データ送信が終了するとRFフィールドの出力を停止する。
また、NFCユニット1101が行うステップS1103の処理とNFCユニット1102が行うステップS1104の処理は、図10のS1004、S1005と類似しているため詳細な説明は省略する。
また、ステップS1105からステップS1107の処理は図10のステップS1006からステップS1008の処理と類似しているため詳細な説明は省略する。
その後ステップS1108において、NFCユニット1101は、識別子が既知な別のNFCユニットに対して起動要求を送信する。起動要求を受けたNFCユニットは、起動応答をステップS1109にて送信し、ステップS1101に戻る。解放要求を送信した場合、NFCユニット1102は、ステップS1107で解放応答の送信およびNFCユニット1101との通信を解除して初期状態へ戻る。NFCユニット1101は、解放応答を受け取れば、NFCユニット1002との通信は解除されているため、初期状態へ戻ってもよい。
図12は、ハンドオーバーによってデータの送受信を行う場合のシーケンスである。ハンドオーバーとは、近距離通信方式によって、高速通信方式による通信を行うための通信情報をやり取りするペアリングを行った後、高速通信方式に切り替えてデータデータの送受信を行う技術である。本実施形態では、近距離通信方式としてNFC通信による通信方式を、高速通信方式としてWLAN通信による通信方式を用いている。NFC通信の通信速度は、数百bpsと比較的低速である。そのため、NFC通信では装置間の認証などを行い、通信速度の速いWLAN通信で容量の多いデータの転送を行うことで、効率的なデータ転送を図ることができる。
図12は、情報処理装置1201上に存在する画像データを画像処理装置1202で印刷するために、情報処理装置1201が主体となって転送する、いわゆるプッシュ型の転送をする場合の一例を示している。
ステップS1201において、NFC通信を確立するため、NFC通信部1203は、イニシエータとなって、NFC通信部1205をターゲットとして検知する。NFC通信部1205が正しく検知された場合、ステップS1202において、NFC通信部1205は検知応答を送信する。なお、図の例は情報処理装置1201がイニシエータとなる場合を示しているが、実際には操作表示部305などからの入力に基づいて画像処理装置1202がイニシエータとなってもよい。検知応答を正しく受信した場合、NFC通信部1203は、ステップS1203において、NFC通信を行うための属性要求を送信する。属性要求を受信したNFC通信部1205は、ステップS1204において属性応答を返す。ここで、属性要求および属性応答をする際は、それぞれの装置は、イニシエータおよびターゲットのNFC IDを送信し、それぞれこのIDを受信することによって通信相手を特定する。
ステップS1205では装置間で相互認証が行われ、装置間でデータ暗号化のための暗号鍵などの受け渡しを行うことができる。なお、暗号鍵を渡す必要がない場合などは、この相互認証は行わないことも可能である。その後、ステップS1206では、NFC通信部1203は、NFC通信部1205に対して、画像処理装置1202が利用可能な通信プロトコルの情報を要求する。この要求には情報処理装置1201が利用可能な通信プロトコルの情報が含まれており、NFC通信部1205は、この要求を受信することで、情報処理装置1201のWLAN通信が利用可能であることを認識することができる。NFC通信部1205は、ステップS1207において、ステップS1206で受け取った要求に対して、自身の利用可能な通信プロトコルの情報を応答する。これによって互いの装置は、互いの利用可能な通信プロトコルを把握することができる。
ここで、WLANがNFCよりも通信距離が長く高速なデータ転送が可能であることを認識し、装置間の通信をWLANに切り替えることがイニシエータである情報処理装置1201によって決定されたとする。なお、このとき、切り替えを行うための決定は画像処理装置1202が行っても良い。切り替えが決定された場合、ステップS1208およびS1209において、通信相手を特定するアドレスの情報等の、WLANで通信を行うために必要な情報を交換する。その後ステップS1210に移行し、NFC通信部1203は、NFC通信からWLAN通信へと切り替える要求を送信する。NFC通信部1205は、切り替えの要求を受信すると、ステップS1211において応答を行う。
切り替えの要求と応答が正しく行われたら、ステップS1212では、情報処理装置1201の通信部をNFC通信部1203からWLAN通信部1204へ切り替える。さらに、ステップS1213では、画像処理装置1202の通信部をNFC通信部1205からWLAN通信部1206へ切り替える。切り替えを行った後、ステップS1214として、NFC通信部1203は解放要求を送信する。解放要求を受け取ったNFC通信部1205は、ステップS1215において解放応答を送信し、装置間のNFC通信を終了する。
ステップS1216以降では、ステップS1208およびS1209で交換したWLAN通信を行うために必要な情報を利用し、WLAN通信が行われる。まずステップS1216では、WLAN通信部1204はデータ転送が可能かどうかWLAN通信部1206に確認をする。ここでは、例えば、画像処理装置1202内に転送しようとする画像を一時保存するための空き容量の情報などが確認される。WLAN通信部1206は、確認の要求を受け取った後、ステップS1217で確認に対する応答を送信する。正しい応答が得られ、データ転送が可能であると判断した場合、WLAN通信部1204は、ステップS1218において情報処理装置1201に存在する画像データをWLAN通信部1206に対して送信する。こうすることで、容量の大きいデータはより高速な通信プロトコルを用いて転送することができる。
図13は、情報処理装置1301上に存在する画像データを画像処理装置1302で印刷するために、画像処理装置1302が主体となって転送する、いわゆるプル型の転送をする場合の一例を示している。なお、ステップS1301からS1315までの手順は図12に対応するステップと同様の処理が行われるため、説明を省略する。
NFC通信からWLAN通信に切り換わった後、まずステップS1316では、WLAN通信部1306からWLAN通信部1304に対してデータ取得の確認要求が送信される。ここは、例えば情報処理装置1301が転送する予定のデータサイズなどが確認される。転送データに関する確認の要求を受け取った後、WLAN通信部1304は、ステップS1317において応答を送信する。WLAN通信部1306が正しい応答が得て、印刷装置の空き容量などを考慮したうえでデータ転送が可能であると判断した場合、WLAN通信部1306は、ステップS1318において画像データを要求する。WLAN通信部1304が正しい要求を受け取った場合、WLAN通信部1304は、ステップS1319において要求された画像データを送信する。
図14から図16は、本実施形態の画像処理システムが行う処理を表すフローチャートの一例である。図14は情報処理装置200の処理を表すフローチャートであり、図15、図16は画像処理装置300の処理を表すフローチャートである。なお、本発明において、以降便宜的に、ハンドオーバーによって送受信されるジョブをハンドオーバージョブ、ハンドオーバー時のタイムラグ中に画像処理装置300が受信するジョブをタイムラグ中ジョブという。
図14を用いて、情報処理装置200の行う処理について説明する。情報処理装置200は、ステップS1401にてNFC通信の発生を待つ。NFC通信は、前述したように、NFCユニット518とNFCユニット568が近接することで発生する。NFC通信が発生した場合、ステップS1402にて識別情報を画像処理装置300から受信する。なお、この時、情報処理装置200は、ハンドオーバージョブの登録情報を画像処理装置300に送信する。画像処理装置300は、該登録情報を受信することで、ハンドオーバージョブをジョブキューに登録する。また、NFC通信の詳細なフローについては図10、図11を用いて前述したため、省略する。その後、情報処理装置200は、ステップS1403にてNFC通信からWLAN通信へ切り替えを行う。WLAN通信へ切り替えると、情報処理装置200は、ステップS1404にてハンドオーバージョブに識別情報を付加した後、該ハンドオーバージョブを画像処理装置300へ送信する。
図15を用いて、NFC通信時の画像処理装置300の行う処理について説明する。画像処理装置300は、ステップS1501にてNFC通信の発生を待つ。NFC通信が発生した場合、ステップS1502にて識別情報を情報処理装置200へ送信する。なお、この時、画像処理装置300は、ハンドオーバージョブの登録情報を情報処理装置200から受信する。また、NFC通信の詳細なフローについては、図10、図11を用いて前述したため、省略する。画像処理装置300は、ハンドオーバージョブの登録情報を受信すると、ステップS1503にてハンドオーバージョブをジョブキュー管理部709に登録し、ハンドオーバージョブを受信待ち状態にする。このとき、例えば、画像処理装置300は、操作表示部305に図17(a)に示すような画面を表示し、ハンドオーバージョブが受信待ち状態であることをユーザに示す。さらにこのとき、ステップS1502にて送信した識別情報をジョブキュー管理部709に記憶する。その後、ステップS1504にて識別情報をジョブキュー管理部709に記憶されていないユニークな値へ変更する。このような構成とすることで、次にハンドオーバー技術によってジョブの送受信を行う際に、ジョブキュー管理部709に記憶している識別情報と同じ識別情報を情報処理装置200に送信することがなくなり、ジョブの識別を適切に行うことができる。なお、上述の説明では、ステップS1504にて識別情報の変更を行っているが、これに限定されず、例えば、ステップS1502にて識別情報の送受信を行う前に識別情報の変更を行ってもいい。
図16を用いて、ハンドオーバージョブの登録情報が登録された後の画像処理装置300の処理について説明する。画像処理装置300は、ステップS1601にてジョブの受信が行われるのを待つ。ジョブの受信が行われた場合、ステップS1602にて、受信したジョブに識別情報が付加されているかを判定する。受信したジョブに識別情報が付加されていると判定された場合は、受信したジョブは、ハンドオーバージョブであると判定される。ステップS1603にて、画像処理装置300は、ジョブに付加された識別情報とジョブキュー管理部709が記憶している識別情報を照合する。それらの識別情報が一致した場合、画像処理装置300は、一致した識別情報に対応するハンドオーバージョブの状態を受信待ち状態から実行可能状態へと移行させる。実行可能状態となったハンドオーバージョブは、ジョブキュー管理部709が管理するジョブの処理の順番の情報に従い、順次処理が開始される。なお、ジョブの処理が正常に行われたら、ジョブキュー管理部709は、処理が終わったジョブの登録を解除する。ステップS1602にて、受信したジョブに識別情報が付加されていないと判定された場合は、画像処理装置300は、ステップS1604にて、受信したジョブは、タイムラグ中ジョブであると判断される。そのため、画像処理装置300は、受信したジョブを新規のジョブとしてジョブキュー管理部709に登録する。なお、このとき、新規のジョブは実行可能状態であるが、ジョブキュー管理部709にすでにハンドオーバージョブが登録されているため、該新規のジョブの状態は、すでに登録されているジョブの処理が終了するのを待つ状態である処理待ち状態となる。その後、すでに登録されているジョブの処理が終了し、該新規のジョブが先頭ジョブとなった場合、該新規のジョブは、処理待ち状態から処理中状態へと移行し、該新規のジョブに基づいた処理が開始される。
図17は、操作表示部305へ表示される画面の一例である。図17(a)は、ステップS1503にて、ハンドオーバージョブであるジョブ0001.jpgの登録情報がジョブキュー管理部709に登録された際に操作表示部305に表示される画面を表したものである。このとき、画像処理装置300は、ジョブ0001.jpgを受信していないため、ジョブ0001.jpgの状態は受信待ち状態となる。また、このとき、ジョブ0001.jpgに対応する識別情報が情報処理装置200に送信され、該識別情報がジョブキュー管理部709へ記憶されている。図17(b)は、図17(a)の表示が行われた後、画像処理装置300がPC102からタイムラグ中ジョブであるジョブabcd.txtを受信した場合に操作表示部305に表示される画面である。ジョブabcd.txtは、識別情報が付加されていないため、ステップS1604にて新規のジョブとしてジョブキュー管理部709へ登録される。また、このとき、ジョブabcd.txtは、実行可能状態であるが、ジョキューの上位にジョブ0001.jpgが存在するため処理は開始されず、処理待ち状態となる。図17(c)は図17(b)の表示が行われた後、画像処理装置300が情報処理装置200からジョブ0001.jpgを受信した場合に操作表示部305に表示される画面である。ジョブ0001.jpgには識別情報が付加されているため、画像処理装置300は、ステップS1603にて、ジョブキュー管理部709に記憶されている識別情報とジョブ0001.jpgに付加されている識別情報との照合を行う。ジョブキュー管理部709に記憶されている識別情報とジョブ0001.jpgに付加されている識別情報は一致し、かつ該識別情報はジョブ0001.jpgに対応する識別情報であるため、ジョブ0001.jpgは実行可能状態へと移行する。また、このとき、ジョブ0001.jpgは、先頭ジョブであるため、ジョブ0001.jpgの状態は処理中状態となり、該ジョブに基づいた処理が行われる。
このような構成とすることで、情報処理装置200と画像処理装置300との間の通信方式が切り替わる間に、画像処理装置300がタイムラグ中ジョブを受信した場合でも、ハンドオーバージョブを優先的に処理することができる。すなわち、ハンドオーバー技術の利便性をより高くすることができる。
なお、画像処理装置300が、情報処理装置200から登録情報及びハンドオーバージョブを受信する間に、他の情報処理装置から登録情報及びハンドオーバージョブを受信した場合は、情報処理装置200から受信するハンドオーバージョブを優先的に処理する。これは、他の情報処理装置から受信したハンドオーバージョブは、画像処理装置300に受信された時点で実行可能状態となるが、情報処理装置200から受信する登録情報の方が先に登録されているため、処理は開始されず、処理待ち状態となるためである。
(第2実施形態)
第1実施形態では、ハンドオーバージョブを優先的に処理することが可能な画像処理システムの例について説明した。第2実施形態では、さらに、ハンドオーバージョブが、一定の時間以上情報処理装置200から受信されなかった場合に、ジョブの処理の順番を変更することが可能な画像処理システムの例について説明する。
図18を用いて、画像処理装置300が行うタイムアウト処理について説明する。タイムアウトとは、ハンドオーバージョブが一定時間(以後、タイムアウト時間という。)以上画像処理装置300に受信されなかったことをいい、タイムアウト処理とは、ジョブがタイムアウトした場合に画像処理装置300が行う処理をいう。なお、タイムアウト時間は例えば、画像処理装置300の機器設定として操作表示部305を介してユーザから設定されても良いし、ジョブ毎に設定されても良い。本実施形態では、図示しないジョブキュー監視タスクが、ジョブがタイムアウトしたか否かの監視およびタイムアウト処理を行うものとする。
ジョブのタイムアウト処理は、ジョブキュー管理部709にハンドオーバージョブの登録情報が登録された後に行われる処理である。ジョブキュー管理部709へのハンドオーバージョブの登録までの処理は、図14及び図15に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
まず、ジョブキュー監視タスクは、ステップS1801にて先頭ジョブがタイムアウトしたか否かを監視する。先頭ジョブがタイムアウトした場合、ジョブキュー監視タスクは、ステップS1802にて先頭ジョブの状態をタイムアウト状態へと変更する。タイムアウト状態とは、ジョブがタイムアウトした場合のジョブの状態である。その後、ジョブキュー監視タスクは、ステップS1803にてジョブキュー管理部709に複数のジョブが登録されているか否かを判定する。ジョブキュー管理部709に複数のジョブが登録されている場合、ジョブキュー監視タスクは、ステップS1804にてタイムアウトした先頭ジョブとジョブキューの2番目に登録されているタイムラグ中ジョブ(以後、2番目ジョブという。)のジョブの処理順番を入れ替える。その後、画像処理装置300は、先頭ジョブとなったタイムラグ中ジョブを処理する。タイムラグ中ジョブの処理が終了し、先頭ジョブが変わったら、ジョブキュー監視タスクは、再びステップS1801の処理を行う。
図19は、タイムアウト処理が行われた際の、画像処理装置300の操作表示部305へ表示されるジョブキューの変化を示した図である。
図19(a)は、ステップS1503にて、ハンドオーバージョブであるジョブ0001.jpgの登録情報がジョブキュー管理部709に登録された場合に操作表示部305に表示される画面である。このとき、画像処理装置300は、ジョブ0001.jpgをまだ受信していないため、ジョブ0001.jpgの状態は、受信待ち状態となる。図19(b)は、図19(a)の画面の表示の後、画像処理装置300がPC102からジョブabcd.txtとジョブxyz.txtの二つのタイムラグ中ジョブを受信した場合に操作表示部305に表示される画面である。この時、ジョブabcd.txtとジョブxyz.txtは、実行可能状態であるが、ジョブキューの上位にジョブ0001.jpgの登録情報が登録されているため、処理待ち状態となる。図19(c)は、図19(b)の画面の表示の後、先頭ジョブがタイムアウトし、ステップS1802からステップS1804までの処理が行われた場合に操作表示部305に表示される画面である。先頭ジョブであるジョブ0001.jpgは、タイムアウト状態となったため、2番目ジョブであるジョブabcd.txtとジョブの処理順番が入れ替わる。その後、ジョブabcd.txtは、先頭ジョブとなったため、処理待ち状態から処理中状態に移行し、該ジョブに基づいた処理が行われる。
図19(c)の画面の表示の後、画像処理装置300がジョブ0001.jpgを受信した場合と受信しなかった場合についてそれぞれ説明する。図19(d)は、図19(c)の画面の表示の後、先頭ジョブとなったジョブabcd.txtの処理が終了するまでに画像処理装置300がジョブ0001.jpgを受信しなかった場合に操作表示部305に表示される画面である。ジョブabcd.txtの処理が終了すると、ジョブabcd.txtの登録が解除され、ジョブ0001.jpgは再び先頭ジョブとなる。その後、ステップS1801からステップS1804の処理が再び行われるが、先頭ジョブであるジョブ0001.jpgが依然タイムアウト状態であるため、ジョブ0001.jpgは2番目ジョブであるジョブxyz.txtとジョブの処理順番が入れ替わる。その後、ジョブxyz.txtは、先頭ジョブとなるため、処理待ち状態から処理中状態に移行し、該ジョブに基づいた処理が行われる。図19(e)は、図19(c)の画面の表示の後、ジョブabcd.txtの処理が終了する前に画像処理装置300がジョブ0001.jpgを受信した場合の操作表示部305に表示される画面である。この場合、ステップS1603にて、ジョブ0001.jpgはタイムアウト状態が解除され実行可能状態となるが、ジョブキューの上位にジョブabcd.txtが登録されているため、処理待ち状態となる。図19(f)は、図19(e)の画面の表示の後、先頭ジョブとなったジョブabcd.txtの処理が終了した場合に操作表示部305に表示される画面である。ジョブabcd.txtの処理が終了すると、ジョブ0001.jpgは、先頭ジョブとなるため、処理待ち状態から処理中状態に移行し、該ジョブに基づいた処理が行われる。
このような構成とすることで、本実施形態では、接続エラーなどの理由により、登録されたハンドオーバージョブを受信及び処理できない場合でも、ジョブキューへのジョブの登録の順番を入れ替えることで、後続のジョブを処理することが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、さらに、ハンドオーバージョブが使用する機能の情報を参照して、ジョブの処理の順番を制御する例について説明する。
図20、図21、図22は、本実施形態の画像処理システムが行う処理を表すフローチャートの一例である。
図20を用いて、情報処理装置200が行う処理について説明する。情報処理装置200は、ステップS2001にてNFC通信の発生を待つ。NFC通信が発生した場合、ステップS2002にて、ハンドオーバージョブの登録情報と、ハンドオーバージョブの処理に使用する機能情報を送信する。このような構成とすることで、ジョブと、そのジョブの処理に使用する機能を画像処理装置300のジョブキューに登録することができる。ステップS2003以降は、図14のステップS1402以降の処理と同様のため、説明は省略する。
図21を用いて、NFC通信時の画像処理装置300が行う処理について説明する。まず、画像処理装置300は、ステップS2101にてNFC通信の発生を待つ。NFC通信が発生した場合、ステップS2102にて情報処理装置200からハンドオーバージョブの登録情報とハンドオーバージョブの機能情報を受信する。そして、ステップS2103にて識別情報を情報処理装置200へ送信する。NFC通信時の画像処理装置300が行う処理の詳細については図10、図11のフローチャートに示す処理と同様であるため、省略する。その後、ステップS2104にてジョブキュー管理部709にハンドオーバージョブの登録情報の登録を行う。この時、該ハンドオーバージョブの状態は受信待ち状態となる。さらにこのとき、ステップS2102にて受信したハンドオーバージョブの機能情報とステップS2103にて送信した識別情報をジョブキュー管理部709へ記憶しておく。ステップS2105についてはステップS1504と同様のため、説明は省略する。
図22を用いて、ハンドオーバージョブの登録情報が登録された後、タイムラグ中ジョブを画像処理装置300が受信した場合の画像処理装置300の行う処理について説明する。画像処理装置300は、ステップS2201にてジョブの受信が行われるのを待つ。ジョブの受信が行われた場合、画像処理装置300は、ステップS2202にて、受信したジョブの機能情報が、ジョブキュー管理部709に記憶されている機能情報かどうかを判定する。
ステップS2202にて、記憶されている機能情報でないと判定された場合、S2206にて、受信したジョブは、タイムラグ中ジョブであると判断される。そのため、画像処理装置300は、受信したジョブを新規のジョブとして登録する。また、該タイムラグ中ジョブは、ハンドオーバージョブの使用する機能を使用しないジョブであるため、該タイムラグ中ジョブを、すでに登録されているハンドオーバージョブより上位の順番に、ジョブの登録の順番を替える。このような構成とすることで、ハンドオーバージョブが受信待ち状態でも、タイムラグ中ジョブがハンドオーバージョブの使用する機能を使用しない場合は、該タイムラグ中ジョブの処理が開始される。また、その後、ハンドオーバージョブを受信した場合は、タイムラグ中ジョブとハンドオーバージョブは使用する機能が違うため、タイムラグ中ジョブを処理している場合でもハンドオーバージョブの処理が開始される。
図23は、ジョブキュー管理部709の管理する情報について示した表の一例である。図23を用いて、本実施形態における画像処理装置300の行う処理を説明する。ジョブAは情報処理装置200から印刷機能を使用するハンドオーバージョブであり、ジョブBはスキャン機能を使用するタイムラグ中ジョブであり、ジョブCは印刷機能を使用するタイムラグ中ジョブである。ここでは、NFC通信によってジョブAの登録情報がジョブキュー管理部709に登録された後、ジョブAやジョブB、ジョブCを画像処理装置300が受信したユースケースを考える。
まず、ジョブAを画像処理装置300が受信したユースケースを考える。画像処理装置300がジョブAを受信すると、画像処理装置300は、ステップS2202における判定を行う。ジョブAは、ジョブキュー管理部709に登録されている機能情報及び識別情報を有するため、ハンドオーバージョブであることが認識され、ジョブAの処理が開始される。
次に、ジョブBを画像処理装置300が受信したユースケースを考える。画像処理装置300がジョブBを受信すると、画像処理装置300は、ステップS2202における判定を行う。ジョブBは、ジョブキュー管理部709に登録されている機能情報を有しないため、ステップS2206の処理を行う。すなわちジョブAの処理を待たずに、ジョブBの処理を開始する。その後、ジョブAを受信した場合、ジョブBが処理中であっても、ジョブAの処理を開始する。
次に、ジョブCを画像処理装置300が受信したユースケースを考える。画像処理装置300がジョブCを受信すると、画像処理装置300は、ステップS2202における判定を行う。ジョブCは、ジョブキュー管理部709に登録されている機能情報を有するが、識別情報を有しないため、ハンドオーバージョブと同一の機能を利用し、且つハンドオーバージョブでないことが認識される。その後、ジョブCは、新規のジョブとしてジョブキューに登録され実行可能状態となるが、ジョキューの上位にジョブAが存在するため、処理待ち状態となってジョブAの処理が終了するのを待つ。
タイムラグ中ジョブが、ハンドオーバージョブと別の機能を利用する場合は、ハンドオーバージョブの処理は阻害されないため、タイムラグ中ジョブの処理を待機させる必要はない。そのため、このような構成とすることで、ハンドオーバージョブと違う機能を利用するタイムラグ中ジョブについては待機させることなく処理を実行することができ、第1実施形態や第2実施形態のハンドオーバー技術の利便性を高めることができる。また、タイムラグ中ジョブが、ハンドオーバージョブと別の機能を利用する場合は、画像処理装置300は、タイムラグ中ジョブの処理と並行してハンドオーバージョブの処理を行うことが可能である。そのため、タイムラグ中ジョブの処理中にハンドオーバージョブを受信した場合、ハンドオーバージョブの処理を開始可能な構成とすることで、使用する機能が違うジョブを並行して処理することが可能なる。すなわち、本実施形態を適用することで、第1実施形態や第2実施形態の画像処理システムの利便性を高めることができる。
なお、上述の実施形態では、ジョブキューの順番を入れ替えることで、ジョブの処理の順番を制御する構成を説明したが、これに限定されない。例えば、本実施形態は、機能別にジョブキューを用意し、受信したジョブを、該受信したジョブが使用する機能に対応するジョブキューに登録することでジョブの処理の順番を制御するようにしてもいい。この場合、タイムラグ中ジョブが使用する機能が、ハンドオーバージョブが使用する機能と異なるときは、それぞれのジョブが違うジョブキューに登録されることとなる。画像処理装置300は、それぞれのジョブキューの先頭ジョブを処理するため、このような構成とすることで、ハンドオーバージョブが受信待ち状態でも、タイムラグ中ジョブの処理を開始することができる。また、その後ハンドオーバージョブを受信した場合には、タイムラグ中ジョブは、ハンドオーバージョブと別の機能を利用するため、タイムラグ中ジョブが処理中状態でもハンドオーバージョブの処理を開始することができる。
(第4実施形態)
第3実施形態では、さらに、NFC通信時に、ハンドオーバージョブが使用する機能の情報を参照して、ハンドオーバージョブの処理を行う前にハンドオーバージョブが使用する機能の初期化を実行できる例について説明する。
図24は、図20に示す処理が行われた後に、本実施形態の画像処理システムにおける画像処理装置300が行う処理を表すフローチャートの一例である。ステップS2401からステップS2405は、図21に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
画像処理装置300は、ステップS2406にて、ステップS2402で受信した機能情報を利用して、ハンドオーバージョブを処理する際に使用する機能の初期化を行う。機能の初期化とは、該機能を使用する前に、該機能を正常に使用するために画像処理装置300が行う処理である。例えば、ハンドオーバージョブが使用する機能が印刷に関する機能だった場合、画像処理装置300は、機能の初期化としてヘッドのクリーニング処理やインクタンクのキャップの開放処理、エンジンの稼働処理、紙の供給処理等を行う。その後、画像処理装置300は、図16や図22に示す処理を行う。
このような構成とすることで、ハンドオーバー技術のタイムラグ中に、ハンドオーバージョブが使用する機能の初期化を行うことができるため、ハンドオーバージョブの処理に要する時間を減らすことができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、近距離通信方式としてNFC通信による通信方式を、高速通信方式としてWLAN通信による通信方式を用いてハンドオーバーを行っているが、ハンドオーバーを実現する通信方式はこれに限るものではない。すなわち、異なる2つの通信方式であればハンドオーバーを実現することができ、例えば、Bluetooth(登録商標)、TransferJet等の通信方式が適用可能である。
上述の実施形態における画像処理装置は、操作表示部305を備えているが、操作表示部を備えない画像処理装置に対しても本発明は適用可能である。
上述の実施形態では、画像処理装置が識別情報を発行し、NFC通信時にそれを情報処理装置に送信しているが、情報処理装置が識別情報を発行し、NFC通信時にそれを画像処理装置に送信する構成としてもいい。その場合、メモリ内のIDの更新等の処理は、情報処理装置が行う。
上述の実施形態では、登録情報は、NFC通信によってハンドオーバージョブの処理の予約をする際に新たに生成される情報としたが、これに限定されず、例えば、ハンドオーバージョブの情報の一部(ジョブ名、印刷設定等)であっても良い。この場合、印刷対象の画像を選択し、印刷設定情報の設定処理が完了したタイミングでハンドオーバージョブが生成される。そして、本発明における画像処理システムでは、NFC通信によって、ハンドオーバージョブの情報の一部と識別情報を送受信し、WLAN通信によって、識別情報が付加された残りのハンドオーバージョブの情報(画像データ等)を送受信する。このように、ハンドオーバージョブを分割して送受信し、ハンドオーバージョブの処理の予約をすることで、送受信するデータ量を少なくすることができる。
本発明は、上述の各実施形態の効果を実現できれば、各実施形態のフローチャートの処理の順番を入れ替えても良いし、その全ての処理を実行しなくても良いし、処理の内容を変更しても良い。例えば、図20に示す処理において、ステップS2002とステップS2002の順番を入れ替えて、情報処理装置200がIDを受信した後に、機能情報を送信する構成としても良い。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200 情報処理装置
201 NFCユニット
202 WLANユニット
300 画像処理装置
306 NFCユニット
307 WLANアンテナ

Claims (35)

  1. 第1通信方式と、第2通信方式によって通信可能である情報処理装置と画像処理装置とで構成される画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は
    前記画像処理装置に画像処理を実行させるためのジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したジョブを処理する処理手段と、を有し、
    前記情報処理装置は
    前記第2通信方式によってジョブを前記画像処理装置に送信する送信手段を有し、
    前記情報処理装置と前記画像処理装置とが、前記第1通信方式によって通信に関する通信情報の送受信を行った後、前記通信情報と前記第2通信方式とを用いて送信されるハンドオーバージョブの送受信を行う場合、
    前記処理手段は、前記通信情報の送受信を行ってから、前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信されたジョブより、前記ハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記情報処理装置と前記画像処理装置とが前記第1通信方式によって、前記ハンドオーバージョブを識別するための識別情報を送受信し、
    前記送信手段は、前記識別情報が付加されたハンドオーバージョブを前記画像処理装置に送信し、
    前記処理手段は、前記識別情報が付加されたハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1通信方式によって前記通信情報の送受信が行われた後、前記ハンドオーバージョブを所定の時間以上受信しなかった場合、
    前記処理手段は、
    前記ハンドオーバージョブを処理する前に、前記第1通信方式によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブが受信されるまでの間に前記受信手段が受信するジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記第1通信方式によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブが受信されるまでの間に前記受信手段が受信するジョブが、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しない場合、
    前記処理手段は、前記ハンドオーバージョブを処理する前に、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しないジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  5. 前記第1通信方式によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブが受信されるまでの間に前記受信手段が受信するジョブが、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しない場合、
    前記処理手段は、前記ハンドオーバージョブを処理している間に、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しないジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  6. 前記画像処理装置は、
    前記第1通信方式によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブが受信されるまでの間に、前記ハンドオーバージョブが使用する機能の初期化を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  7. 前記ハンドオーバージョブが利用する機能が印刷機能の場合、前記機能の初期化は、ヘッドのクリーニング処理、インクタンクのキャップの開放処理、エンジンの稼働処理又は紙の供給処理であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記画像処理装置は、
    前記受信手段が受信したジョブをジョブキューへ登録する登録手段を有し、
    前記情報処理装置は、
    第1通信方式によって、ハンドオーバージョブに対応する登録情報を前記画像処理装置に送信する第2送信手段を有し、
    前記登録手段は、前記画像処理装置が前記登録情報を受信した場合、前記登録情報をジョブキューに登録し、
    前記送信手段は、前記登録情報に対応するハンドオーバージョブを送信し、
    前記処理手段は、ジョブキューへのジョブ及び登録情報の登録の順番に従って前記受信手段が受信したジョブを処理することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  9. 前記第1通信方式は近距離通信方式であり、前記第2通信方式は、前記第1通信方式より高速で通信可能で通信距離が長い無線通信方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  10. 前記第1通信方式はNFC通信による通信方式であり、前記第2通信方式は、WLAN通信による通信方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  11. 第1通信方式と、第2通信方式によって通信可能である情報処理装置と画像処理装置とで構成される画像処理システムにおいて実行される制御方法であって、
    前記画像処理装置は
    前記画像処理装置に画像処理を実行させるためのジョブを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信したジョブを処理する処理ステップと、を実行し、
    前記情報処理装置は
    前記第2通信方式によってジョブを前記画像処理装置に送信する送信ステップを実行し、
    前記情報処理装置と前記画像処理装置とが、前記第1通信方式によって通信に関する通信情報の送受信を行った後、前記通信情報と前記第2通信方式とを用いて送信されるハンドオーバージョブの送受信を行う場合、
    前記処理ステップでは、前記第1通信方式による通信を行ってから前記ハンドオーバージョブが受信されるまでの間に前記画像処理装置が受信するジョブより、前記ハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする画像処理システムにおいて実行される制御方法。
  12. 第1通信方式と、第2通信方式によって情報処理装置と通信可能である画像処理装置において、
    前記第2通信方式によって画像処理を実行するためのジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したジョブを処理する処理手段と、
    前記第1通信方式によって前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、を有し、
    通信に関する通信情報の送受信を前記通信手段が行った後、前記通信情報と前記第2通信方式とを用いて前記情報処理装置から送信されるハンドオーバージョブを前記受信手段が受信する場合、
    前記処理手段は、前記通信手段によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に前記受信手段が受信するジョブより、前記ハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする画像処理装置。
  13. 前記通信手段は、前記ハンドオーバージョブを識別するための識別情報を送信し、
    前記処理手段は、前記識別情報が付加されたハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記通信手段によって前記通信情報の送受信が行われた後、前記ハンドオーバージョブを前記受信手段が所定の時間以上受信しなかった場合、
    前記処理手段は、
    前記ハンドオーバージョブを処理する前に、前記通信手段によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に前記受信手段が受信するジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記通信手段によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを前記受信手段が受信するまでの間に前記受信手段が受信するジョブが、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しない場合、
    前記処理手段は、前記ハンドオーバージョブを処理する前に、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しないジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  16. 前記通信手段によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを前記受信手段が受信するまでの間に前記受信手段が受信するジョブが、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しない場合、
    前記処理手段は、前記ハンドオーバージョブを処理している間に、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しないジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項12乃至請求項15のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  17. 前記通信手段によって前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを前記受信手段が受信するまでの間に、前記ハンドオーバージョブが使用する機能の初期化を開始する初期化手段を有することを特徴とする請求項12乃至請求項16のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  18. 前記ハンドオーバージョブが利用する機能が印刷機能の場合、前記機能の初期化は、ヘッドのクリーニング処理、インクタンクのキャップの開放処理、エンジンの稼働処理又は紙の供給処理であることを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記画像処理装置は、
    前記受信手段が受信したジョブをジョブキューへ登録する登録手段を有し、
    前記通信手段は、ハンドオーバージョブに対応する登録情報を受信し、
    前記登録手段は、前記画像処理装置が前記登録情報を受信した場合、前記登録情報をジョブキューに登録し、
    前記処理手段は、ジョブキューへのジョブ及び登録情報の登録の順番に従って前記受信手段が受信したジョブを処理することを特徴とする請求項12乃至請求項18のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  20. 前記第1通信方式は近距離通信方式であり、前記第2通信方式は、前記第1通信方式より高速で通信可能で通信距離が長い無線通信方式であることを特徴とする請求項12乃至請求項19のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  21. 前記第1通信方式はNFC通信による通信方式であり、前記第2通信方式は、WLAN通信による通信方式であることを特徴とする請求項12乃至請求項20のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  22. 第1通信方式と、第2通信方式によって情報処理装置と通信可能である画像処理装置において実行される制御方法であって、
    第2通信方式によって画像処理を実行するためのジョブを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信したジョブを処理する処理ステップと、
    第1通信方式によって前記情報処理装置と通信を行う通信ステップと、を有し、
    通信に関する通信情報の送受信を前記通信ステップにて行った後、前記通信情報と前記第2通信方式とを用いて前記情報処理装置から送信されるハンドオーバージョブを前記受信ステップにて受信する場合、
    前記処理ステップでは、前記通信ステップにおいて前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信するジョブより、前記ハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする画像処理装置において実行される制御方法。
  23. 第1通信方式と、第2通信方式によって情報処理装置と通信可能である画像処理装置に、
    第2通信方式によって画像処理を実行するためのジョブを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信したジョブを処理する処理ステップと、
    第1通信方式によって前記情報処理装置と通信を行う通信ステップと、を実行させ、
    通信に関する通信情報の送受信を前記通信ステップにて行った後、前記通信情報と前記第2通信方式とを用いて前記情報処理装置から送信されるハンドオーバージョブを前記受信ステップにて受信する場合、
    前記処理ステップでは、前記通信ステップにおいて前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信するジョブより、前記ハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とするプログラム。
  24. 前記通信ステップでは、前記ハンドオーバージョブを識別するための識別情報を送信し、
    前記処理ステップでは、前記識別情報が付加されたハンドオーバージョブを優先的に処理することを特徴とする請求項23に記載のプログラム。
  25. 前記通信ステップにて前記通信情報の送受信が行われた後、前記ハンドオーバージョブを所定の時間以上受信しなかった場合、
    前記処理ステップでは、前記通信ステップにおいて前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信するジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項23又は請求項24に記載のプログラム。
  26. 前記通信ステップにおいて前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信するジョブが、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しない場合、
    前記処理ステップでは、前記ハンドオーバージョブを処理する前に、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しないジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項23乃至請求項25のいずれか一項に記載のプログラム。
  27. 前記通信ステップにおいて前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に受信するジョブが、前記ハンドオーバージョブが利用する機能を利用しない場合、
    前記処理ステップでは、前記ハンドオーバージョブを処理している間に、前記ハンドオーバージョブが利用する能を利用しないジョブの処理を開始可能であることを特徴とする請求項23乃至請求項26のいずれか一項に記載のプログラム。
  28. 前記通信ステップにおいて前記通信情報の送受信が行われてから前記ハンドオーバージョブを受信するまでの間に、前記ハンドオーバージョブが利用する機能の初期化を開始する初期化ステップを前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項23乃至請求項27のいずれか一項に記載のプログラム。
  29. 前記ハンドオーバージョブが利用する機能が印刷機能の場合、前記ハンドオーバージョブが使用する機能の初期化は、ヘッドのクリーニング処理、インクタンクのキャップの開放処理、エンジンの稼働処理又は紙の供給処理であることを特徴とする請求項28に記載のプログラム。
  30. 前記受信手段が受信したジョブをジョブキューへ登録する登録ステップを前記画像処理装置に実行させ、
    前記通信ステップでは、ジョブをジョブキューへ登録するための登録情報を受信し、
    前記登録ステップでは、前記画像処理装置が前記登録情報を受信した場合、前記登録情報に基づいたジョブをジョブキューに登録し、
    前記処理ステップは、ジョブキューへのジョブ及び登録情報の登録の順番に従って前記受信手段が受信したジョブを処理することを特徴とする請求項23乃至請求項29のいずれか一項に記載のプログラム。
  31. 前記第1通信方式は近距離通信方式であり、前記第2通信方式は、前記第1通信方式より高速で通信可能で通信距離が長い通信方式であることを特徴とする請求項23乃至請求項30のいずれか一項に記載のプログラム。
  32. 前記第1通信方式はNFC通信による通信方式であり、前記第2通信方式は、WLAN通信による通信方式であることを特徴とする請求項23乃至請求項31のいずれか一項に記載のプログラム。
  33. 前記画像処理装置は、
    前記処理手段が処理するジョブに対応した画像の印刷を実行する印刷手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  34. 前記処理手段が処理するジョブに対応した画像の印刷を実行する印刷手段を有することを特徴とする請求項12乃至請求項21のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  35. 前記処理ステップで処理するジョブに対応した画像の印刷を実行する印刷ステップを実行させることを特徴とする請求項23乃至請求項32のいずれか一項に記載のプログラム。
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