JP2016134536A - ソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】可動磁極の位置を自己保持可能なソレノイドにおいて、可動磁極を所定の位置に保つ保持力を十分に確保でき、同時に、ソレノイドの全長が長くなる、あるいは、ソレノイド全体の容積が大きくなることがないソレノイドを提供する。
【解決手段】ソレノイド10は、待機状態保持用永久磁石11を取り囲む消音部材である消音用ワッシャ90が待機状態保持用永久磁石11よりも可動磁極50側に突出するように設けられているので、可動磁極50が待機位置に復帰するときに可動磁極50が消音用ワッシャ90のみに衝突して待機状態保持用永久磁石11に衝突せず、騒音の発生を低減でき、かつ、ソレノイド10の全長が長くなる、又はソレノイド全体の容積が大きくならない。また、ソレノイド10を長期間使用する間に、消音用ワッシャ90がエンドキャップ20から剥がれるなどの問題の発生を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソレノイドに関し、特に可動磁極の位置を自己保持可能な構成を有するソレノイドに関する。
いわゆる自己保持タイプのソレノイドにおいては、一体的に可動磁極の位置を自己保持するために永久磁石を設けている。このような永久磁石は、自己保持という観点からは可動磁極が永久磁石に当接するようにして、永久磁石によって生成される磁束が外部に漏洩せず、できる限り可動磁極を流れるようにすることが好ましい。しかし、永久磁石に対して可動磁極が直接衝突するように配置すると、永久磁石を打撃したときに騒音を生じる上に、永久磁石にひびや欠けを生じるなどの好ましくない影響を生じる。ひびや欠けを生じにくい材料からできた永久磁石もあるが、そのような材料は比較的高価である。そこで、永久磁石にこのような影響が及ばないようにするための発明がなされている。
図17は、従来技術に係るソレノイドの断面概略図であり、(a)は退行状態、(b)は通電状態を示す。図17において、201はソレノイド、202はコイル、203は可動磁極、204はストッパ、205はヨーク、206は永久磁石、207はばねである。
である。
図17は、特開2004−288909公報において開示されている発明である。ソレノイド201は、図1 ( a ) に示す退行状態においてコイル202に電流が流れると、可動磁極203、ストッパ204、ヨーク205と永久磁石206を巡る磁束の流れを報じ、この流れによって発生した磁力によってばね207の弾性力に抗して可動磁極203がコイル202の内部を摺動し、ストッパ204に衝突したところで停止する。可動磁極203とストッパ204に衝突する際に、可動磁極203がプラスチック、ストッパ204がラバーマグネットで構成されているために、 鉄などの金属で構成されている場合に比べて衝突音が小さくなる。
以上の構成によれば、コイル202に通電する毎に発生する騒音を押さえることができる。ところが、ラバーマグネットは金属製の永久磁石に比べて吸引力が小さく、可動磁極を保持する力が小さくなる。外部からの振動や衝撃がある環境で、このようなソレノイドを使用すると、可動磁極がラバーマグネットのストッパから離れてしまうことがある。ラバーマグネットのストッパを大きくすれば吸引力は大きくなるが、ソレノイドの全長が長くなる、あるいは、ソレノイド全体の容積が大きくなるなどの副次的課題を生じることになる。
特開2004−288909公報
本発明は、上記課題を解決するために、可動磁極の位置を自己保持可能なソレノイドにおいて、可動磁極を所定の位置に保つ保持力を十分に確保でき、同時に、ソレノイドの全長が長くなる、あるいは、ソレノイド全体の容積が大きくなることがないソレノイドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、略筒状に形成されると共に、第1の開口部と第2の開口部が設けられたケースと、前記ケースの内部に設けられたコイルと、略筒状に形成されると共に、前記ケースの内部の前記第2の開口部の近傍に設けられた固定磁極と、前記コイルに通電したときに前記固定磁極に吸引されて前記固定磁極から最も離れた待機位置から前記固定磁極側に摺動し、前記コイルへの通電を停止したときに前記固定磁極から離隔して前記待機位置に復帰するように設けられた可動磁極と、前記ケースの前記第1の開口部を閉止するように設けられたエンドキャップと、前記エンドキャップの内側に前記可動磁極の端部と対向するように設けられ、前記可動磁極が前記待機位置にあるときに前記可動磁極を吸引して前記可動磁極を前記待機位置に保持する永久磁石と、前記エンドキャップの内側面に配置されると共に、前記永久磁石を取り囲み、かつ、前記永久磁石よりも前記可動磁極側に突出するように設けられた可撓性の消音部材を有することを特徴とするソレノイドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記エンドキャップは、前記可動磁極の端部と対向する部位に凹陥部又は貫通孔が形成され、前記永久磁石は、前記エンドキャップの前記凹陥部又は前記貫通孔に嵌合されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記エンドキャップは、略円筒状に、かつ、前記可動磁極の中心軸方向に延びるように形成されると共に、前記可動磁極が内部を摺動可能に設けられた円筒状部と、該円筒状部の前記ケース側の端部に設けられると共に前記ケースの前記第1の開口部に固定された鍔状部と、前記円筒状部の前記ケース側とは反対側の端部に前記円筒状部の端部を閉止するように設けられると共に前記凹陥部又は前記貫通孔が形成された底部を備え、前記円筒状部は、前記可動磁極の中心軸方向において前記底部側の端部から前記消音部材の厚さと等しい又はほぼ等しい長さ離れた所定位置までの領域の内径が前記消音部材の径と等しい又はほぼ等しい所定内径に形成され、前記所定位置から前記鍔状部側の端部までの領域の内径が前記消音部材の前記径よりも小さくなるように形成され、前記消音部材は、前記円筒状部の前記底部側の端部から前記消音部材の厚さと等しい又はほぼ等しい長さ離れた前記所定位置までの前記領域に保持されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、さらに、略円柱状に、かつ、前記可動磁極の中心軸方向に延びるように形成された円柱状部と、該円柱状部の前記可動磁極とは反対側の端部に設けられると共に前記ケースの前記第2の開口部に固定された鍔状蓋部を備えた補助磁極と、略円板状に形成されると共に、前記固定磁極と前記補助磁極との間に介在するように配置された別の永久磁石と、略円筒状に、かつ、前記可動磁極側の端部近傍の第1の部分の内径が該第1の部分よりも前記可動磁極側とは反対側にある第2の部分の内径よりも小さくなるように形成されると共に、前記第1の部分の内周面と前記第2の部分の内周面との境界に内周段差面が形成された固定磁極保持部材を有し、前記固定磁極は、前記可動磁極側の第1の円柱状部が前記可動磁極とは反対側の第2の円柱状部よりも径が大きくなるように形成されると共に、前記第1の円柱状部の外周面と前記第2の円柱状部の外周面との境界に段差面が形成され、前記固定磁極保持部材は、前記補助磁極の前記円柱状部、前記別の永久磁石及び前記固定磁極の前記第1の円柱状部が前記第2の円柱状部側から、かつ、前記内周段差面が前記固定磁極の前記段差面に接するように圧入されることによって、前記補助磁極、前記別の永久磁石及び前記固定磁極を一体の状態に保持していることを特徴とするソレノイドである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記可動磁極は、前記固定磁極側に孔が形成され、前記固定磁極、前記別の永久磁石及び前記補助磁極の前記円柱状部は、中心軸方向に貫通孔が形成され、さらに、一方の端部と近傍部分が他の部分よりも径が小さい嵌合小径部として形成され、該嵌合小径部が前記可動磁極の前記孔に圧入されることによって、前記可動磁極と一体的に設けられると共に、前記嵌合小径部以外の部分が前記固定磁極、前記別の永久磁石及び前記補助磁極の前記円柱状部の前記貫通孔に摺動可能に挿通され、かつ、前記固定磁極に摺動を支持されているシャフトを有することを特徴とするソレノイドである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、さらに、略円筒状に形成された巻胴部を備え、該巻胴部に前記コイルが巻回されると共に、前記巻胴部の内部に前記固定磁極及び前記可動磁極の一部又は全部が配置されているボビンと、前記エンドキャップの前記円筒状部の内部と前記ボビンの前記巻胴部の内部とに跨がって設けられると共に、前記可動磁極の摺動を案内する巻きブッシュを有することを特徴とするソレノイドである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、さらに、前記補助磁極の前記円柱状部の前記貫通孔の内部に設けられると共に、前記シャフトの摺動を案内する別の巻きブッシュを有することを特徴とするソレノイドである。
請求項1に記載の発明によれば、永久磁石を取り囲んでいる消音部材が、永久磁石よりも可動磁極側に突出するように設けられているので、可動磁極が待機位置に復帰するときに、可動磁極が消音部材のみに衝突して永久磁石に衝突しない、又は、可動磁極が永久磁石に非常に軽く衝突する構成となり、騒音の発生を低減することができ、かつ、ソレノイドの全長が長くなる、あるいは、ソレノイド全体の容積が大きくなることがない。
永久磁石をエンドキャップの凹陥部又は貫通孔に嵌合するので、ソレノイドの動作時に発生する振動や、外部からの振動によって永久磁石が当初設けた所定の位置からずれることを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、エンドキャップの円筒状部の底部側の端部から所定位置までの領域によって消音部材が保持されるので、ソレノイドを長期間使用する間に、消音部材がエンドキャップから剥がれ、可動磁極の摺動を阻害したり、騒音を低減する効果が低下したりするなどの問題の発生を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、固定磁極保持部材に可動磁極、補助磁極及び別の永久磁石を圧入することによって、可動磁極、補助磁極及び別の永久磁石を一体的に保持するので、可動磁極、補助磁極及び別の永久磁石を精確に組み立てることができ、組立の正確性を欠くことを原因とする騒音や動作不良の発生を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、可動磁極の摺動がシャフトを介して固定磁極によって支持されるので、スリーブを設ける必要がなくなる。ひいては、スリーブを設けることを考慮した設計や組立手順を実行する必要がなくなる。
請求項6に記載の発明によれば、巻きブッシュを設けることによって、可動磁極を安定的に摺動させることができる。また、巻きブッシュは、スリーブよりも組み込みが容易なので、設計や組立手順にあまり影響がない。
請求項7に記載の発明によれば、別の巻きブッシュを設けることによって、シャフトが相当に長いソレノイドにおいてもシャフト及び可動磁極をぶれなく安定的に摺動させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの非通電状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの非通電状態における待機状態保持用永久磁石とその周辺部分の拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの通電状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの通電状態における吸着状態保持用永久磁石とその周辺部分の拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(1)である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(2)である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(3)である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(4)である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(5)である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(1)であり、(a)は吸着状態保持用永久磁石の平面図、(b)は吸着状態保持用永久磁石の断面図、(c)は待機状態保持用永久磁石の平面図、(d)は待機状態保持用永久磁石の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(2)であり、(a)は固定磁極の平面図、(b)は固定磁極の断面図、(c)は補助磁極の断面図、(d)は補助磁極の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(3)であり、(a)は可動磁極の平面図、(b)は可動磁極の断面図、(c)はボビンの断面図、(d)はボビンの底面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(3)であり、(a)はエンドキャップの平面図、(b)はエンドキャップの断面図、(c)はシャフトの平面図、(d)はシャフトの正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(4)であり、(a)は固定磁極保持部材の平面図、(b)は固定磁極保持部材の断面図、(c)は消音用ワッシャの平面図、(d)は消音用ワッシャの断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(5)であり、(a)はケースの平面図、(b)はケースの断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドの非通電状態における待機状態保持用永久磁石とその周辺部分の拡大断面図である。 従来技術に係るソレノイドの断面概略図であり、(a)は退行状態、(b)は通電状態を示す。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの全体概要について説明する。本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの非通電状態を示す断面図である。図1において、10はソレノイド、11は待機状態保持用永久磁石、12は上面、15は吸着状態保持用永久磁石、20はエンドキャップ、21は円筒状部、22は底部、23は鍔状部、30は固定磁極、31は突出部、32は第1の円柱状部、35は傾斜面、40は補助磁極、42は大径円柱状部、43は鍔状部、50は可動磁極、51は逆円錐台状凹陥部、55はシャフト、57は嵌合小径部、60はボビン、62は第1の鍔状部、64は第2の鍔状部、65は第3の鍔状部、70は固定磁極保持部材、71は第1の部分、72は第2の部分、73は第3の部分、80はケース、82は第1の変形部、83は第2の変形部、90は消音用ワッシャ、95は第1の巻きブッシュ、96は吸引用コイル、97は消磁用コイル、98は第2の巻きブッシュである。また、図3は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの通電状態を示す断面図である。図3において、92は上面であり、その他の符号は図1と同じものを示す。
本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10は、図3に示す通電時と、図1に示す非通電時とのいずれにおいても可動磁極を自己保持できる二方向(双方向)自己保持型のリニアソレノイドである。したがって、ソレノイド10は、待機状態と吸着状態との2つの状態において可動磁極を吸引して保持するために、待機状態保持用永久磁石11と吸着状態保持用永久磁石15との2つの永久磁石を設けている。なお、可動磁極の自己保持は、吸着状態保持用永久磁石15を省略して、待機状態のときのみ保持できるようにしてもよい。また、自己保持型ソレノイドは、各種機器において利用されているが、本発明のソレノイドも各種機器に適用できるものであり、用途は特に限定されない。さらに、ソレノイド10は、可動磁極50が固定磁極30から離れる方向の押圧力が負荷装置から加わっていることを前提とした構成となっている。よって、可動磁極50を固定磁極30から引き離すためのばねは設けていないが、このような押圧力が加わらない場合には、可動磁極と固定磁極との間などに可動磁極をさせるばねを設ければよい。
また、ソレノイド10は、吸引用コイル96と消磁用コイル97とのコイルを2つ有している。吸引用コイル96は、これに通電すると生成された磁束の流れによって、可動磁極50が固定磁極30に吸引されて固定磁極30側に摺動する。可動磁極50が固定磁極30に吸着されると、吸引用コイル96に対する通電を停止する。なお、吸引用コイル96への通電停止後は、吸着状態保持用永久磁石15の磁界が生成する磁束の流れによって吸着状態が保持される。また、消磁用コイル97は、これに通電すると吸引用コイル96とは逆方向の磁束の流れを生成し、吸着状態保持用永久磁石15が生成する磁束の流れを打ち消して、可動磁極50が固定磁極30から引き離される。なお、ソレノイドへの通電を制御する回路がコイルへの通電方向を変更できる構成を持っている場合には、2つのコイルを設けずに1つのコイルのみを設けてもよい。
続けて、第1の実施の形態に係るソレノイド10を構成する部品について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの非通電状態における待機状態保持用永久磁石とその周辺部分の拡大断面図である。図2において用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。また、図10は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(1)であり、(a)は吸着状態保持用永久磁石の平面図、(b)は吸着状態保持用永久磁石の断面図、(c)は待機状態保持用永久磁石の平面図、(d)は待機状態保持用永久磁石の断面図である。図10において、13は下面、16は上面、17は下面、18は内周面であり、その他の符号は図1と同じものを示す。さらに、図13は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(3)であり、(a)はエンドキャップの平面図、(b)はエンドキャップの断面図、(c)はシャフトの平面図、(d)はシャフトの正面図である。図13において、24は切り欠き部、25は凹陥部、26は第1の内周面、27は第2の内周面、28は内底面、29は傾斜面、56は本体部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。くわえて、図15は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(5)であり、(a)はケースの平面図、(b)はケースの断面図である。図15は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(5)であり、(a)はケースの平面図、(b)はケースの断面図である。図15において、81は本体部、84は内周面、85は第1の段差面、86は第2の段差面、87及び88は内周面であり、その他の符号は図1と同じものを示す。
待機状態保持用永久磁石11は、図10(c)及び(d)に示すように、円板形状に形成されており、後述するエンドキャップ20の凹陥部に下面13側の部分が嵌合される。また、待機状態保持用永久磁石11の上面12は、可動磁極50の先端面に平行となるように対向している。ただし、可動磁極50の先端面が最も接近した状態においても、上面12とこの先端面に接することはない。吸着状態保持用永久磁石15は、図10(a)及び(b)に示すように、円環状に形成されており、図1に示すように、下面17が固定磁極30と接し、上面16が補助磁極40と上面16接した状態で設けられている。また、吸着状態保持用永久磁石15の内周面18にはシャフト55が挿通される。このように、吸着状態保持用永久磁石15が固定磁極30と補助磁極40との間に介在することによって、可動磁極50が固定磁極30に吸着されたときに、吸引用コイル96への通電停止後も可動磁極50が固定磁極30に一定程度の力で吸引され続ける。なお、待機状態保持用永久磁石11又は吸着状態保持用永久磁石15は、ソレノイドの内部構造や要求される磁界の強さに応じて円筒状や角柱状に形成してもよい。
図1に示すように、ソレノイド10の外郭は、ケース80と、ケース80の可動磁極50が配置されている側の端部を閉止するエンドキャップ20と、ケース80の固定磁極30が配置されている側の端部を閉止する補助磁極40とから構成されている。ケース80は、図15に示すように、円筒状形成されており、第1の変形部82及び第2の変形部83は組立工程において変形される。第1の変形部82の内周面87及び第2の変形部83の内周面88は、本体部81の内周面84よりもその内径が大きくなるように本体部81よりも肉薄に形成されており、変形を容易にしている。また、第1の変形部82及び第2の変形部83を肉薄に形成することによって、内周面84と内周面87との段差面85を補助磁極の圧入時の圧入深さの設定に利用し、同様に内周面84と内周面88との段差面86をエンドキャップ20の圧入時の圧入深さの設定に利用している。
エンドキャップ20は、図1及び図13(a)及び(b)に示すように、円筒状部21、底部22及び鍔状部23を備えている。円筒状部21は、略円筒状に形成されており、さらに可動磁極50の中心軸方向に延びるように形成されている。くわえて、円筒状部21は、可動磁極50の摺動を支持する役割も持つ。さらに、円筒状部21は、ボビン60と共に第1の巻きブッシュ95を保持する役割も持つ。くわえて、図2及び図13に示すように、円筒状部21は、可動磁極50の中心軸方向において底部22側の端部、つまり、底部22側の内側面から消音用ワッシャ90の厚さよりも僅かに長い長さ離れた位置までの領域である第2の内周面27が消音用ワッシャ90の径と僅かに大きい内径に形成され、消音用ワッシャ90の厚さよりも僅かに長い長さ離れた位置から鍔状部23側の端部までの領域である第1の内周面26の内径が消音用ワッシャ90の径よりも小さくなるように形成されている。後述するように、消音用ワッシャ90は可撓性材料から形成されているので、消音用ワッシャ90を変形させて鍔状部23側の開口部から第2の内周面27のところまで押し込むことが容易に実行できる。また、第2の内周面27のところに挿入された消音用ワッシャ90は、第1の内周面26の内径よりも径が大きいので、第2の内周面27のところから容易に離脱することがない。
なお、第2の内周面27の可動磁極50の中心軸方向における長さは、消音用ワッシャ90の厚さと等しい又はほぼ等しい範囲であれば、消音用ワッシャ90厚さよりも僅かに短くてもよいが、消音用ワッシャ90を完全に挿入できないことがあるので、消音用ワッシャ90の厚さよりも僅かに長くすることが好ましい。同様の理由から、第2の内周面27の内径も消音用ワッシャ90の厚さと等しい又はほぼ等しい範囲であれば、消音用ワッシャ90の径よりも僅かに小さくてもよいが、消音用ワッシャ90の径よりも僅かに大きくすることが好ましいと言える。また、第2の内周面27の可動磁極50の中心軸方向における長さが消音用ワッシャ90の厚さよりも僅かに短い、又は、第2の内周面27の内径が消音用ワッシャ90の厚さの径よりも僅かに小さい場合には、消音用ワッシャ90の材料を可撓性の高いゴムとすることが好ましい。
エンドキャップ20の底部22は、円筒状部21の可動磁極50とは反対側の端部を閉止すると共に、待機状態保持用永久磁石11を所定の位置に保持する機能を併せ持つ。すなわち、図13(b)に示すように、底部22の内底面28側、つまり、待機状態保持用永久磁石11を設ける側に待機状態保持用永久磁石11の径に対応した凹陥部25が形成されており、待機状態保持用永久磁石11の下面13側の部分を圧入する。この圧入によって、待機状態保持用永久磁石11は底部22に確実に嵌合されるので、可動磁極50が接近しても自らの吸引力によって離脱することがないように固定される。くわえて、外部からの振動や衝撃によって待機状態保持用永久磁石11が脱落することを防止できる。また、エンドキャップ20の鍔状部23は、図13に示すように、円筒状部21の底部22を設けた側とは反対側の端部から円形に広がっており、一部領域に切り欠き部24を形成して図示していないリード線の導出をするための導出口としている。また、環状の傾斜面29を形成して、図1に示すように、ケース80の第2の変形部83を変形して当接させることを容易にしている。なお、後述するように、消音用ワッシャ90の内径を待機状態保持用永久磁石11の径と等しい又はほぼ等しいものとする場合には、凹陥部25を形成せずに、待機状態保持用永久磁石11を底部22の内底面28側に接着剤で貼り付けてもよい。ただし、待機状態保持用永久磁石11を確実に保持する観点からは、凹陥部25を形成することが好ましい。また、凹陥部25を形成しない場合、底部22にピンを挿通でき、かつ、待機状態保持用永久磁石11の径より内径が小さい貫通孔を設けてもよい。このような貫通孔を形成することによって、組立工程において、待機状態保持用永久磁石11又は内底面28に接着剤を塗布して待機状態保持用永久磁石11を底部22に押し付けた後に、この貫通孔に挿通したピンによって待機状態保持用永久磁石11を押し上げて剥がすことが可能になる。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの通電状態における吸着状態保持用永久磁石とその周辺部分の拡大断面図である。図4において用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。また、図11は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(2)であり、(a)は固定磁極の平面図、(b)は固定磁極の断面図、(c)は補助磁極の断面図、(d)は補助磁極の平面図である。図11において、33は第2の円柱状部、34は先端面、36は第1の段差面、37は第2の段差面、38は後端面、39は貫通孔、41は小径円柱状部、44は先端面、45は小径周側面、46は傾斜周側面、47は大径周側面、48は傾斜面、49は貫通孔であり、その他の符号は図1と同じものを示す。さらに、図12は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(3)であり、(a)は可動磁極の平面図、(b)は可動磁極の断面図、(c)はボビンの断面図、(d)はボビンの底面図である。図12において、52は円筒状凹陥部、53は底面、61は巻胴部、63は切り欠き部、66は内周面であり、その他の符号は図1と同じものを示す。また、図14は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの部品を示す図(4)であり、(a)は固定磁極保持部材の平面図、(b)は固定磁極保持部材の断面図、(c)は消音用ワッシャの平面図、(d)は消音用ワッシャの断面図である。図14において、74は第1の内周面、75は第2の内周面、76は第3の内周面、77は段差面、78は第1の傾斜面、79は第2の傾斜面、91は内周面、93は下面であり、その他の符号は図1と同じものを示す。
固定磁極30は、図11(a)及び(b)に示すように、全体が略筒状に形成されており、可動磁極50側には略円錐台形状に形成された突出部31が設けられ、突出部31から吸着状態保持用永久磁石15側に向かって第1の円柱状部32、第2の円柱状部33の順に設けられている。突出部31は、吸引用コイル96への通電時の吸引力(推力)の急変を押さえるために、全ての周側面を同じ傾斜を持つ傾斜面35としており、傾斜面35に囲まれた部分が略円錐台形状に形成されている。突出部31が可動磁極50を吸着したときには、図4に示すように、逆円錐台状凹陥部51の内部に進入した状態となる。また、突出部31と第1の円柱状部32との境界である第1の段差面36は、図4に示すように、可動磁極50と当接して可動磁極50の摺動を規制する。なお、突出部31の先端面34は、可動磁極50の吸着時の張り付きを防止するために、可動磁極50とは当接しない構成としている。
第1の円柱状部32及び第2の円柱状部33は、固定磁極保持部材70に対して所定深さに圧入するために形成したものである。すなわち、第1の円柱状部32と第2の円柱状部33との境界である第2の段差面37は、固定磁極保持部材70の第1の部分71が第2の段差面37を係止することによって、固定磁極30の離脱を防止するために形成したものである。また、固定磁極30を固定磁極保持部材70に圧入すると、図4に示すように、第2の円柱状部33の後端面38が吸着状態保持用永久磁石15の下面17に接した状態となる。さらに、固定磁極30は、図11(b)に示すように、突出部31、第1の円柱状部32及び第2の円柱状部33の全体を貫通する貫通孔39が形成されている。貫通孔39は、可動磁極50の中心軸方向に平行となるように形成されており、図4に示すように、シャフト55が挿通されるが、シャフト55には接していない。
補助磁極40は、ケース80の第1の変形部82側の開口部を閉止する蓋として機能すると共に、固定磁極30と同様に固定的な磁気回路の構成部材としての機能を併せ持つ。また、補助磁極40は、図11(c)及び(d)に示すように、小径円柱状部41と大径円柱状部42とからなる円柱状部と鍔状部43とを備えている。小径円柱状部41及び大径円柱状部42は、いずれも固定磁極保持部材70に対して入するために形成したものである。小径円柱状部41の先端面44は、図4に示すように、吸着状態保持用永久磁石15の上面16と接している。小径円柱状部41は大径円柱状部42よりも僅かに径が小さくなるように形成されている。また、大径円柱状部42の径は、吸着状態保持用永久磁石15及び固定磁極30の第2の円柱状部33の径と等しくなるように形成されている。よって、固定磁極保持部材70に対して第2の円柱状部33、吸着状態保持用永久磁石15及び大径円柱状部42を圧入したときに、第2の円柱状部33、吸着状態保持用永久磁石15及び大径円柱状部42の中心軸が一致して、シャフト55をスムーズに摺動させることができる。
また、小径円柱状部41の小径周側面45と、大径円柱状部42の大径周側面47との境界は、他の部品で形成したような段差面にせずに傾斜周側面46としている。傾斜周側面46は、図4に示すように、小径円柱状部41及び大径円柱状部42を固定磁極保持部材70に対して圧入するときに、傾斜周側面46が固定磁極保持部材70の第3の部分73を誘い込んで大径円柱状部42に対してスムーズに圧入されることを目的として形成している。鍔状部43は、ケース80の第1の変形部82に圧入される部分である。また、鍔状部43は、エンドキャップ20の鍔状部23と同様に、ケース80第2の変形部82を変形して当接させることを容易にするために、環状の傾斜面48を形成している。くわえて、小径円柱状部41、大径円柱状部42及び鍔状部43の全体を貫通する貫通孔49が形成されている。貫通孔49は、可動磁極50の中心軸方向に平行となるように形成されており、図4に示すように、シャフト55の摺動を案内する第2の巻きブッシュ98が設けられる。
可動磁極50は、図12(a)及び(b)に示すように、全体が略円筒状の外形を有しており、固定磁極30と対向する側の部分に逆円錐台状凹陥部51が形成されている。逆円錐台状凹陥部51は、固定磁極30の突出部31が進入する部分であり、略円錐台形状に形成された突出部31とは凹凸がほぼ逆転した形状となっている。なお、この凹陥部の形状は、円錐台状に限られるものはなく、ソレノイド10の必要となる特性に応じて階段状の凹陥部にするなど他の形状に形成してもよい。また、前述のように、可動磁極50が固定磁極30に吸着された状態において、逆円錐台状凹陥部51の底面53は突出部31の先端面34と接することがない構成としている。さらに、底面53の中央には、円筒状凹陥部52が形成されている。円筒状凹陥部52は、シャフト55が嵌合される孔であり、可動磁極50の中心軸に沿って穿孔されたものである。
ボビン60は、図12(c)及び(d)に示すように、円筒形状の巻胴部61の補助磁極40側の端部に第1の鍔状部62が設けられ、巻胴部61のエンドキャップ20側の端部に第2の鍔状部64及び第3の鍔状部65が設けられている。第3の鍔状部65には、図示していないリード線を外部へ導出するための切り欠き部63が形成されているが、第2の鍔状部64にも図示していない部位にコイルワイヤの配線のためのスリットが形成されている。また巻胴部61の内周面66のエンドキャップ20側の端部近傍の部分には、図1及び図2に示すように、可動磁極50の摺動を案内する第1の巻きブッシュ95がエンドキャップ20の第1の内周面26と跨がった状態で設けられている。なお、第1の巻きブッシュ95は、例えばシャフト55が固定磁極30の貫通孔39によってぶれなく摺動するように十分に支持されている場合や、第2の巻きブッシュ98よって及びシャフト55がぶれなく摺動するように案内されているには、内周面66に跨がることなく、エンドキャップ20の第1の内周面26のみに設けてもよい。シャフト55は、図13(c)及び(d)に示すように、本体部56よりも径を小さく形成されると共に、下側(基端側)が可動磁極50の円筒状凹陥部52に嵌合される嵌合小径部57として形成される。なお、嵌合小径部57を円筒状凹陥部52に圧入する際には、本体部56の外周面と嵌合小径部57の外周面との段差面が圧入の終了位置となる。
固定磁極保持部材70は、図14(a)及び(b)に示すように、全体が略円筒形状に形成されており、可動磁極50側から順に、最も肉厚が厚い第1の部分71、第1の部分71よりも肉厚が薄い第2の部分72、最も肉厚が薄い第3の部分73が設けられている。また、第1の部分71、第2の部分72及び第3の部分73の肉厚の差による段差は、内周面に形成されており、外周面は1つの円筒状面に形成されている。第1の部分71の第1の内周面74と第2の部分72の第2の内周面75との段差面77は、前述のように、組立状態において固定磁極30の第2の段差面と当接した状態となり、固定磁極30を係止する役割を持つ面である。第2の部分72の第2の内周面75と第3の部分73の第3の内周面76との境界領域は、段差面でなく、傾斜した第1の傾斜面78として形成されている。第1の傾斜面78は、補助磁極40を圧入する際に大径円柱状部42を誘い込んで圧入がスムーズに行われることを目的として形成したものである。さらに、第3の部分73の補助磁極40の鍔状部43側の端部に形成された第2の傾斜面79は、固定磁極30、吸着状態保持用永久磁石15及び補助磁極40を圧入する際に、これらのものを誘い込んで圧入がスムーズに行われることを目的として形成したものである。
消音用ワッシャ90は、待機状態保持用永久磁石11に代わって可動磁極50に衝突することによって、可動磁極50を保護すると共に、可動磁極50の衝突時の騒音を低減する役割を持つ。すなわち、図14(c)及び(d)に示すように、全体が円環状に形成され、上面92及び下面93は平坦面に形成されている。また、内周面91に囲まれた空間内に待機状態保持用永久磁石11が配置されるが、図2に示すように、上面92が待機状態保持用永久磁石11の上面12よりも可動磁極50側、つまり上側に向かって突出している。さらに、消音用ワッシャ90は、可撓性のあるゴム又は樹脂を材料として形成されている。よって、可動磁極50が上面92側に衝突したときの衝撃は、消音用ワッシャ90全体で吸収されるので、永久磁石に衝突したときのような比較的大きな騒音を発生することがない。なお、消音用ワッシャ90は、可動磁極50を保護すると共に、可動磁極50の衝突時の騒音を低減できるものであれば、完全に環状に形成されておらず、切れ目が形成されていてもよい。また、消音用ワッシャ90の材料は、可撓性があり、かつ、エンドキャップ20の円筒状部21に挿入できる程度の可撓性があり、さらに可動磁極50からの衝撃に一定程度の耐久性を持つものであれば、ソレノイド10の用途等に応じて適宜選択すればよい。ソレノイド10の全長をさらに短くするために、上面92が待機状態保持用永久磁石11の上面12よりも僅かに可動磁極50側に突出するようにし、可動磁極50と上面12の間隙を小さくする構成とし、可動磁極50が待機状態保持用永久磁石11に非常に軽く衝突するようにすることも可能ではあるが、騒音の発生を押さえるという観点からは、可動磁極50が待機状態保持用永久磁石11に衝突しない構成とすることが望ましい。
さらに、第1の実施の形態に係るソレノイド10の動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(1)である。また、図6は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(2)である。さらに、図7は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(3)である。くわえて、図8は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(4)である。また、図9は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの動作を示す模式断面図(5)である。図5乃至図9において用いた符号は、いずれも図1と同じものを示す。くわえて、図5乃至図9においては、ハッチングの記載を書略している。
最初に、ソレノイド10をオフ状態からオン状態にするときの動作について述べる。まず、図1は、吸引用コイル96と消磁用コイル97とのいずれにも通電しておらず、完全にオフとなっている状態を示している。可動磁極50は、固定磁極30から最も離れた位置、つまり、消音用ワッシャ90に接した待機状態にある。この状態において、吸引用コイル96に通電すると磁界が生成されて、図5に示すように、吸引用コイル96が可動磁極50、固定磁極30、吸着状態保持用永久磁石15、補助磁極40、ケース80とエンドキャップ20を巡る磁気回路ができる。この磁気回路の磁束の流れは、可動磁極50が固定磁極30に吸着されるのに必要十分な大きさに設定されており、可動磁極50が固定磁極30に向かって直ちに摺動し、図6に示すように、可動磁極50が固定磁極30に吸着した状態となる。可動磁極50の固定磁極30への吸着が官僚すると、吸引用コイル96への通電が停止される。通電を停止することによって吸引用コイル96は磁界を生成しなくなる。しかし、吸着状態保持用永久磁石15が生成する磁界によって、図7に示すように、吸引用コイル96への通電を停止しても、可動磁極50が固定磁極30に吸着された状態を保持し続ける程度の磁束の流れができる。よって、シャフト55が補助磁極40から突出した状態が維持される。
次に、ソレノイド10をオン状態からオフ状態にするときの動作について述べる。可動磁極50が固定磁極30に吸着された状態を解消するために、消磁用コイル97に通電する。消磁用コイル97に通電すると、吸着状態保持用永久磁石15が生成する磁界を打ち消す方向の磁束の流れを生じて、図8に示すように、図示していない負荷装置からの反発力によってシャフト55が押し戻されて行く。シャフト55が押し戻されることによって可動磁極50も固定磁極30から固定磁極30から最も離れた位置に向かって摺動する。そして、図9に示すように、可動磁極50が消音用ワッシャ90に衝突することによって、可動磁極50及びシャフト55が停止するが、可動磁極50が待機状態保持用永久磁石11に衝突することはない。したがって、待機状態保持用永久磁石11に衝突することによって、騒音を発すること、及び、衝突の衝撃によって待機状態保持用永久磁石11に亀裂や欠けを生じることがない。また、この状態において、待機状態保持用永久磁石11が生成する磁界によって、待機状態保持用永久磁石11、可動磁極50とエンドキャップ20を巡る磁気回路ができる。可動磁極50が待機状態保持用永久磁石11に吸着された状態を保持し続けるので、小さな振動程度では可動磁極50が待機位置から移動することはなく、この状態が継続される。
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10は、待機状態保持用永久磁石11を取り囲んでいる消音部材である消音用ワッシャ90が、待機状態保持用永久磁石11よりも可動磁極50側に突出するように設けられているので、可動磁極50が待機位置に復帰するときに、可動磁極50が消音用ワッシャ90のみに衝突して待機状態保持用永久磁石11に衝突しない構成となり、騒音の発生を低減することができ、かつ、ソレノイド10の全長が長くなる、あるいは、ソレノイド全体の容積が大きくなることがない。また、待機状態保持用永久磁石11をエンドキャップの凹陥部25に嵌合するので、ソレノイド10の動作時に発生する振動や、外部からの振動によって待機状態保持用永久磁石11が当初設けた所定の位置からずれることを防止できる。また、エンドキャップ20の円筒状部21の底部22側の端部から所定位置までの領域によって消音用ワッシャ90が保持されるので、ソレノイド10を長期間使用する間に、消音用ワッシャ90がエンドキャップ20から剥がれ、可動磁極50の摺動を阻害したり、騒音を低減する効果が低下したりするなどの問題の発生を防止することができる。さらに、固定磁極保持部材70に可動磁極50、補助磁極40及び吸着状態保持用永久磁石15を圧入することによって、可動磁極50、補助磁極40及び吸着状態保持用永久磁石15を一体的に保持するので、可動磁極50、補助磁極40及び吸着状態保持用永久磁石15を精確に組み立てることができ、組立の正確性を欠く、つまりこれらの中心軸にずれや傾きことを生じることを原因とする騒音や動作不良の発生を防止できる。くわえて、可動磁極50の摺動がシャフト55を介して固定磁極30によって支持されるので、スリーブを設ける必要がなくなる。ひいては、スリーブを設けることを考慮した設計や組立手順を実行する必要がなくなる。また、第1の巻きブッシュ95を設けることによって、可動磁極50を安定的に摺動させることができる。また、巻きブッシュは、スリーブよりも組み込みが容易なので、設計や組立手順にあまり影響がない。さらに、第2の巻きブッシュ98を設けることによって、シャフト55が相当に長いソレノイドにおいてもシャフト55及び可動磁極50をぶれなく安定的に摺動させることができる。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドについて説明する。図16は、本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドの非通電状態における待機状態保持用永久磁石とその周辺部分の拡大断面図である。図16において、110はソレノイド、111は待機状態保持用永久磁石、112は上面、113は上部、114は下部、120はエンドキャップ、121は円筒状部、122は底部、123は鍔状部、129は開口部。160はボビン、150は可動磁極、183は第2の変形部、190は消音用ワッシャ、192は上面、195は第1の巻きブッシュである。
本発明の第2の実施の形態に係るソレノイド110は、エンドキャップ120の底部122に開口部129を設けると共に、待機状態保持用永久磁石111を円形の開口部129に嵌合されている点に特徴がある。待機状態保持用永久磁石111は、円柱状の上部113の径が開口部129の径と等しくなるように形成されており、円柱状の下部114は上部113よりも径が大きく形成されている。また、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10と同様に、消音用ワッシャ190は、上面192が上部113の上面112よりも可動磁極150側に突出するように設けられている。さらに、消音用ワッシャ190は、下部114が底部122に接着されている。なお、エンドキャップ120の円筒状部121とボビン160に跨がるように第1の巻きブッシュ195が配置されている構成、さらに鍔状部123が第2の変形部183によって固定されている構成やその他の図示していない各部位の構成は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10と同じである。
以上の第2の実施の形態に係るソレノイド110によれば、待機状態保持用永久磁石111の容積を本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10の待機状態保持用永久磁石11よりも相当に大きくできるので、可動磁極150に対してより大きな吸引力が要求される場合に好適である。また、第1の実施の形態に係るソレノイド10の待機状態保持用永久磁石11よりも磁力が弱い安価な材料の磁石を待機状態保持用永久磁石111として採用しても、待機状態保持用永久磁石11と同等の磁力を得ることができる。さらに、待機状態保持用永久磁石111の下部114の径が底部122の開口部129の径よりも大きいので、待機状態保持用永久磁石111が振動などによって当初設けた所定の位置からずれることを防止できる上に、待機状態保持用永久磁石111がエンドキャップ120の内部に離脱することを確実に防止できる。
本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、例えば、ケースに代えてフレーム状のヨークを設けてもよく、直動型ではなく揺動型又は回転型のソレノイドに適用してもよい。このように、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。
10 ソレノイド
11 待機状態保持用永久磁石
12 上面
13 下面
15 吸着状態保持用永久磁石
16 上面
17 下面
18 内周面
20 エンドキャップ
21 円筒状部
22 底部
23 鍔状部
24 切り欠き部
25 凹陥部
26 第1の内周面
27 第2の内周面
28 内底面
29 傾斜面
30 固定磁極
31 突出部
32 第1の円柱状部
33 第2の円柱状部
34 先端面
35 傾斜面
36 第1の段差面
37 第2の段差面
38 後端面
39 貫通孔
40 補助磁極
41 小径円柱状部
42 大径円柱状部
43 鍔状部
44 先端面
45 小径周側面
46 傾斜周側面
47 大径周側面
48 傾斜面
49 貫通孔
50 可動磁極
51 逆円錐台状凹陥部
52 円筒状凹陥部
53 底面
55 シャフト
56 本体部
57 嵌合小径部
60 ボビン
61 巻胴部
62 第1の鍔状部
63 切り欠き部
64 第2の鍔状部
65 第3の鍔状部
66 内周面
70 固定磁極保持部材
71 第1の部分
72 第2の部分
73 第3の部分
74 第1の内周面
75 第2の内周面
76 第3の内周面
77 段差面
78 第1の傾斜面
79 第2の傾斜面
80 ケース
81 本体部
82 第1の変形部
83 第2の変形部
84 内周面
85 第1の段差面
86 第2の段差面
87 内周面
88 内周面
90 消音用ワッシャ
91 内周面
92 上面
93 下面
95 第1の巻きブッシュ
96 吸引用コイル
97 消磁用コイル
98 第2の巻きブッシュ
110 ソレノイド
111 待機状態保持用永久磁石
112 上面
113 上部
114 下部
120 エンドキャップ
121 円筒状部
122 底部
123 鍔状部
129 開口部
150 可動磁極
160 ボビン
183 第2の変形部
190 消音用ワッシャ
192 上面
195 第1の巻きブッシュ
201 ソレノイド
202 コイル
203 可動磁極
204 ストッパ
205 ヨーク
206 永久磁石
207 ばね

Claims (7)

  1. 略筒状に形成されると共に、第1の開口部と第2の開口部が設けられたケースと、
    前記ケースの内部に設けられたコイルと、
    略筒状に形成されると共に、前記ケースの内部の前記第2の開口部の近傍に設けられた固定磁極と、
    前記コイルに通電したときに前記固定磁極に吸引されて前記固定磁極から最も離れた待機位置から前記固定磁極側に摺動し、前記コイルへの通電を停止したときに前記固定磁極から離隔して前記待機位置に復帰するように設けられた可動磁極と、
    前記ケースの前記第1の開口部を閉止するように設けられたエンドキャップと、
    前記エンドキャップの内側に前記可動磁極の端部と対向するように設けられ、前記可動磁極が前記待機位置にあるときに前記可動磁極を吸引して前記可動磁極を前記待機位置に保持する永久磁石と、
    前記エンドキャップの内側面に配置されると共に、前記永久磁石を取り囲み、かつ、前記永久磁石よりも前記可動磁極側に突出するように設けられた可撓性の消音部材を有することを特徴とするソレノイド。
  2. 前記エンドキャップは、前記可動磁極の端部と対向する部位に凹陥部又は貫通孔が形成され、
    前記永久磁石は、前記エンドキャップの前記凹陥部又は前記貫通孔に嵌合されていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記エンドキャップは、略円筒状に、かつ、前記可動磁極の中心軸方向に延びるように形成されると共に、前記可動磁極が内部を摺動可能に設けられた円筒状部と、該円筒状部の前記ケース側の端部に設けられると共に前記ケースの前記第1の開口部に固定された鍔状部と、前記円筒状部の前記ケース側とは反対側の端部に前記円筒状部の端部を閉止するように設けられると共に前記凹陥部又は前記貫通孔が形成された底部を備え、前記円筒状部は、前記可動磁極の中心軸方向において前記底部側の端部から前記消音部材の厚さと等しい又はほぼ等しい長さ離れた所定位置までの領域の内径が前記消音部材の径と等しい又はほぼ等しい所定内径に形成され、前記所定位置から前記鍔状部側の端部までの領域の内径が前記消音部材の前記径よりも小さくなるように形成され、
    前記消音部材は、前記円筒状部の前記底部側の端部から前記消音部材の厚さと等しい又はほぼ等しい長さ離れた前記所定位置までの前記領域に保持されていることを特徴とする請求項2に記載のソレノイド。
  4. さらに、略円柱状に、かつ、前記可動磁極の中心軸方向に延びるように形成された円柱状部と、該円柱状部の前記可動磁極とは反対側の端部に設けられると共に前記ケースの前記第2の開口部に固定された鍔状蓋部を備えた補助磁極と、
    略円板状に形成されると共に、前記固定磁極と前記補助磁極との間に介在するように配置された別の永久磁石と、
    略円筒状に、かつ、前記可動磁極側の端部近傍の第1の部分の内径が該第1の部分よりも前記可動磁極側とは反対側にある第2の部分の内径よりも小さくなるように形成されると共に、前記第1の部分の内周面と前記第2の部分の内周面との境界に内周段差面が形成された固定磁極保持部材を有し、
    前記固定磁極は、前記可動磁極側の第1の円柱状部が前記可動磁極とは反対側の第2の円柱状部よりも径が大きくなるように形成されると共に、前記第1の円柱状部の外周面と前記第2の円柱状部の外周面との境界に段差面が形成され、
    前記固定磁極保持部材は、前記補助磁極の前記円柱状部、前記別の永久磁石及び前記固定磁極の前記第1の円柱状部が前記第2の円柱状部側から、かつ、前記内周段差面が前記固定磁極の前記段差面に接するように圧入されることによって、前記補助磁極、前記別の永久磁石及び前記固定磁極を一体の状態に保持していることを特徴とする請求項3に記載のソレノイド。
  5. 前記可動磁極は、前記固定磁極側に孔が形成され、
    前記固定磁極、前記別の永久磁石及び前記補助磁極の前記円柱状部は、中心軸方向に貫通孔が形成され、
    さらに、一方の端部と近傍部分が他の部分よりも径が小さい嵌合小径部として形成され、該嵌合小径部が前記可動磁極の前記孔に圧入されることによって、前記可動磁極と一体的に設けられると共に、前記嵌合小径部以外の部分が前記固定磁極、前記別の永久磁石及び前記補助磁極の前記円柱状部の前記貫通孔に摺動可能に挿通され、かつ、前記固定磁極に摺動を支持されているシャフトを有することを特徴とする請求項4に記載のソレノイド。
  6. さらに、略円筒状に形成された巻胴部を備え、該巻胴部に前記コイルが巻回されると共に、前記巻胴部の内部に前記固定磁極及び前記可動磁極の一部又は全部が配置されているボビンと、
    前記エンドキャップの前記円筒状部の内部に、又は、前記エンドキャップの前記円筒状部の内部と前記ボビンの前記巻胴部の内部とに跨がって、設けられると共に、前記可動磁極の摺動を案内する巻きブッシュを有することを特徴とする請求項5に記載のソレノイド。
  7. さらに、前記補助磁極の前記円柱状部の前記貫通孔の内部に設けられると共に、前記シャフトの摺動を案内する別の巻きブッシュを有することを特徴とする請求項6に記載のソレノイド。
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