JP2016130730A - モータシステム - Google Patents

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Atsushi Shimamoto
篤 嶋本
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Abstract

【課題】回転体と電力や信号の伝送を行うに際して非接触伝送手段など複雑な構成を必要とせず、簡単な構造で連続回転するモータの回転出力軸のトルク検出を可能にするモータシステムを提供する。【解決手段】モータ部5を支持しかつトルクを検出する接続支持部100は歪みを検出する起歪部101aを中間に挟んで、剛性が高く変形しにくい第1の接続部101cと第2の接続部101dを有している。この第1の接続部101cは、モータ部5のモータケーシングフランジ5aと機械的に接続され、第2の接続部101dはモータ部5及び接続支持部100を支持する固定部材7に接続されている。さらに接続支持部100は中空部を有していて、モータ部5からの回転出力軸6はこの中空部を貫通して負荷装置8aに接続されている。【選択図】図2

Description

本願は、平成27年1月7日付けの出願を基礎とする国内優先権主張の出願である。本発明は、トルク検出機能を有するモータシステムに関するものである。
従来、モータの回転トルクを測定することは非常に困難であった。というのも回転体の種々の物理量を検出する際、固定側から回転体側に置かれた検出器や回路に直接配線できないという障害がある。回転体に電力を供給する公知の方法では、スリップリング機構があるが、スリップリング機構は長期に渡りブラシとスリップリングの機械的接触を良好に保つため、精密な加工や組立てを施す必要があった。またスリップリングやブラシからの漏電を防ぐと共に、ブラシが摩耗するため定期的に部品の交換や保守が必要である。さらに摩耗時に粉塵が発生するためケーシング内の吸引や洗浄も必要であった。
これに対し、回転型非接触給電変圧器は、対を成す分離型の変圧器構造を有しており、電磁誘導を用いるため交流変換回路が必要であるが、非接触のため接触不良は発生せず、絶縁は容易で、保守は不要であり、モータの負荷側軸の一部の歪みを検出するための起歪部に貼られた歪みゲージにより、軸の剪断応力を測定してトルクを測定するトルク検出器に採用されている。
一方、回転トルクのデータの取得は、電気信号を赤外線などの光線に変換して回転体側から送信し、固定側ではこれを受信して電気信号に戻すことが行われている。よってこのようなトルク検出器は、回転体側から物理量を取り出すため上記のような複雑な構成が必要であり、部品点数も多く、組立ても容易ではない。(特許文献1)
特許第5543409号公報 特許第3324298号公報
これに対して特許文献2では、比較的簡単な構造で物理量であるトルク値を得るように構成されているものの、回転出力軸にセンサ部が接続されているためケーブル等の配線処理が必要で回転角度に制限が生じていた。すなわち回転出力軸が2〜3回転程度であればケーブルの取り回しを工夫することで、実現できるものの、これ以上の連続回転をするものではケーブルが捻れてしまい実質不可能となるため、適用範囲が限定される。
本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、非常に簡単な構造でありながら連続回転するモータの回転出力軸のトルク検出を可能にするモータシステムを提供するのが目的である。
請求項1に係るモータシステムは上記の目的を達成するために、
モータ、若しくはギア付きモータから構成され、回転出力軸を有するモータ部と
モータ部に機械的に接続されモータ部を支持する接続支持部と、
を備え、
モータ部及び接続支持部は、固定部材により支持固定され、
回転出力軸は負荷装置に接続され、
接続支持部は、
モータ部のモータケーシングに接続固定される第1の接続部と、
固定部材に接続固定される第2の接続部と、
第1の接続部及び第2の接続部の間にあって、回転出力軸の軸線を中心とした回転方向の捻れにより変形する起歪部と、
起歪部の歪を検出するために起歪部に設けられる歪み検出素子と、
を有して構成されている。
請求項2に係るモータシステムは上記の目的を達成するために、
第2の接続部、若しくは固定部材に、回転出力軸を回転自在に支持するベアリングを設けて構成されている。
請求項3に係るモータシステムは上記の目的を達成するために、
起歪部が円筒形であって、
歪み検出素子が起歪部の円筒面上に円筒軸線を中心として180度で対向して添着される歪みゲージであって、
第1の接続部及び第2の接続部がフランジ継ぎ手形状で構成されている。
請求項4に係るモータシステムは上記の目的を達成するために、
起歪部が複数の平板梁で構成され、
各平板梁は、
第1の接続部から放射状に第2の接続部へ繋がって、回転出力軸の軸線を中心とした点対称形状であって、
回転出力軸の軸線に垂直な第1の平面と、
第1の平面に平行な第2の平面と、
を有し、
歪み検出素子が、回転出力軸の軸線を中心として180度で対向する各平板梁に対を成して、第1の平面及び第2の平面それぞれに添着される歪みゲージで構成されている。
請求項1に記載の発明のモータシステムによれば、非接触伝送手段など複雑な構成を必要とせず、簡単な構造で連続回転するモータの回転出力軸のトルク検出を可能にする。このトルク検出によってモータの負荷側の回転トルク値を得て、従来困難であったモータのトルク制御を実現することができる。
請求項2に記載の発明のモータシステムによれば、モータ回転出力軸の負荷装置までの長さが比較的長く、負荷装置の回転モーメントが大きく、ラジアル荷重が生じる場合においても、接続支持部の起歪部への影響を低減することができる。
請求項3に記載の発明のモータシステムによれば、接続支持部の形状の自由度が高く、接続部がフランジ継ぎ手形状であることから様々装置への組み込みの汎用性が高いという利点がある。
請求項4に記載の発明のモータシステムによれば、モータシステムの軸方向距離を比較的小さくすることができる。
本発明の第1の実施形態によるモータシステムの外観斜視図 本発明の第1の実施形態によるモータシステムの一部断面構造斜視図 本発明の第2の実施形態によるモータシステムの外観図 本発明の第2の実施形態によるモータシステムの一部断面構造斜視図 本発明の第1、第2及び第4の実施形態によるモータシステムの歪みゲージの配置図 本発明の第1、第2及び第4の実施形態によるモータシステムのトルク検出部のトルク検出回路図 本発明の第3の実施形態によるモータシステムの外観斜視図 本発明の第3の実施形態によるモータシステムの一部断面構造斜視図 本発明の第3の実施形態によるモータシステムの一部断面構造斜視図 本発明の第3の実施形態によるモータシステムのトルク検出部のトルク検出回路図 本発明の第4の実施形態によるモータシステムの外観図 本発明の第4の実施形態によるモータシステムの一部断面構造斜視図
以下、本発明による実施形態について、図面を基に詳細な説明を行う。図1は本発明の第1の実施形態によるモータシステムの外観を示したものであり、図2は本発明の第1の実施形態によるモータシステムの一部の部材を、回転軸方向に平行な面で切断した断面構造斜視図である。
モータ3の反負荷側には回転角検出部2が取り付けられており、モータ3の回転角が検出できるようになっている。モータ3及び回転角検出部2にはモータケーブル3aと回転角検出部ケーブル2aがそれぞれ配線のために取り付けられている。またモータ3の負荷側には機械的な接続であってギアで減速する減速機4が取り付けられて(図2参照)、モータの回転速度を所定の速度に減速している。ここでは回転角検出部2、モータ3及び減速機4を組み合わせたものをモータ部5と定義する。なお、回転角検出部2及びモータ3のみの組合せも本発明においては勿論適用可能である。
回転出力軸6は減速機4にて減速された回転軸であって、負荷装置8aに連結され、負荷装置8aを連続的に回転させるものである。
接続支持部100は、中空部を有し、薄肉の起歪部101aを中間に挟んで、第1の接続部101cと第2の接続部101dがあって、起歪部101aを覆うように接続支持部カバー103が設けられている。起歪部101aは円筒形でありその表面、すなわち円筒面に歪みを検出できる歪み検出素子として歪みゲージ102(102a〜102h)が添着されている。歪みゲージ102の配置、結線、回路の詳細に関しては後述する。
第1の接続部101cはフランジ継ぎ手形状であり、モータ部5の一部であって回転しない外装部のモータケーシングフランジ5aと、ボルトによって接続固定がなされている。第1の接続部101cは起歪部101aと比較して厚肉で剛性が高い形状を成しており、容易に変形し難い形状である。
第2の接続部101dもフランジ継ぎ手形状であり、固定部材7と、ボルトによって接続固定がなされている。第2の接続部101dも起歪部101aと比較して厚肉で剛性が高い形状を成しており、容易に変形し難い形状を成している。
固定部材7はモータ部5及び接続支持部100全体を支持固定するものであり、これは容易には変形しないものである。
第1の実施形態では、比較的大きな負荷装置8aに対応するために、回転出力軸6と負荷装置8aの間にベアリング105を設けてある。ベアリングホルダ106は第2の接続部101dにボルトにより固定され、ベアリング105はベアリングホルダ106にて保持され、ベアリング押さえ107がベアリング105の外輪の位置決めを行って軸方向で固定がなされている。したがって、回転出力軸6の負荷装置8aまでの長さが比較的長く、負荷装置8aの回転モーメントが大きく、ラジアル荷重が生じる場合においても、接続支持部100の起歪部101aへの影響を低減できる。なお第1の実施形態では、ベアリング105は第2の接続部101dに固定されているが、固定部材7の方にて保持することも可能である。
歪みゲージ102は剪断型の歪みゲージであって、歪みゲージ102aと歪みゲージ102b、歪みゲージ102cと歪みゲージ102dはそれぞれゲージタブが90度の方向差を有して一体型で設けられている。歪みゲージ102e〜102hは図1では隠れた部分にあって図示できないため、図5でA矢視による配置図とその周りに各歪みゲージを対応させて示した。すなわち、歪みゲージ102aと歪みゲージ102bに対して起歪部101aの円筒面上180度にて対向するのが、それぞれ歪みゲージ102eと歪みゲージ102fであって、歪みゲージ102cと歪みゲージ102dに対して起歪部101aの円筒面上180度にて対向するのが、それぞれ歪みゲージ102gと歪みゲージ102hである。これによって回転方向の捻れを検出することができ、回転出力軸6のトルク検出が可能となる。
図6は本発明の第1の実施形態における歪みゲージ102を含むトルク検出部のトルク検出回路のホイートストンブリッジ回路図である。図5における180度対向する位置に対応して、例えば歪みゲージ102aと歪みゲージ102eは回路図でも対向する位置に配置されている。歪みゲージ102cと歪みゲージ102g、歪みゲージ102bと歪みゲージ102f、歪みゲージ102dと歪みゲージ102h、も同様の関係で対向して配置されている。歪みゲージ102からの信号は接続支持部ケーブル104にて取り出すことができると共に、この接続支持部ケーブル104によってホイートストンブリッジ回路への直流電圧を印加している。
各歪みゲージ102の配線は、電線によって行う他に、フレキシブルプリント配線板の技術を利用して、短冊状のシート上に歪みゲージをパターン形成し、配線部もパターン形成で行って、この短冊状のシートを巻き付けて起歪部101aに接着することも可能である。また不図示であるが歪みゲージ102の信号の増幅回路等を搭載した基板を接続支持部カバー103内に設けて接続支持部ケーブル104にて信号を取り出す構成も可能である。
図3は本発明の第2の実施形態によるモータシステムの外観を示したものであり、図4は本発明の第2の実施形態によるモータシステムの一部の部材を、回転軸方向に平行な面で切断した断面構造斜視図である。モータ部5は基本的に第1の実施形態と同等であるため、接続支持部200に関してのみ記述する。
接続支持部200は、中空部を有していて、薄肉の起歪部201aを中間に挟んで、第1の接続部201cと第2の接続部201dがあって、起歪部201aを覆うように接続支持部カバー203が設けられている。第2の実施形態での第1の接続部201c、第2の接続部201dはいずれも中空のフランジ型であって、第1の接続部201cはモータケーシングフランジ5aにボルトによって接続固定されており、第2の接続部201dは固定部材7へボルトによって接続固定されている。起歪部201aは薄肉の円筒状でありその表面に歪みを検出できる歪み検出素子として歪みゲージ202(202a〜202h)が添着されている。
歪みゲージ202の配置、配線は第1の実施形態と同様であって、電線によって配線されても良いし、各歪みゲージを配置した短冊状のシートを巻き付けて起歪部201aに接着すると組立てや位置決めは容易となる。また歪みゲージ202の信号の増幅回路等を搭載した基板を接続支持部カバー203内に設けて接続支持部ケーブル204にて信号を取り出す構成も第1の実施形態と同様に可能である。
また第2の実施形態では、回転出力軸6を回転自在に支持するベアリングは不図示であるが、第1の実施形態と同様の構成で第2の接続部201d若しくは固定部材7に配置することは容易である。
図7は本発明の第3の実施形態によるモータシステムの外観を示したものであり、図8及び図9は本発明の第3の実施形態によるモータシステムの一部の部材を、回転軸方向に平行な面で切断し、幾つかの部品を省略した断面構造斜視図である。モータ部5は基本的に第1、第2の実施形態と同等であるため、接続支持部300に関してのみ記述する。
接続支持部300は、中空部を有していて、起歪部301a及び起歪部301bを中間に挟んで、第1の接続部301cと第2の接続部301dがあって、第2の接続部301d、起歪部301a及び起歪部301bを覆うように接続支持部カバー303aと接続支持部カバー303bが設けられている。
第1の接続部301cは環状かつ平板状であってモータケーシングフランジ5aとボルトで接続固定されていて、剛性が高く容易に変形し難い構造となっている。
起歪部301a及び起歪部301bは、第1の接続部301cの外周面から放射状に張り出した複数の平板梁のうちの一対の梁であって、回転出力軸6の軸線を中心とした点対称形状となっていると共に、回転出力軸6の軸線に垂直な平面、すなわち第1の平面と第2の平面を有している。そしてこの両平面に剪断検出用の歪みゲージ302(302a〜302h)が添着されている。
第2の接続部301dは起歪部301a及び起歪部301bを外周から囲うように形成されていて、平板状であって固定部材7とボルトで接続固定されていて、剛性が高く容易に変形し難い構造となっている。
歪みゲージ302(302a〜302h)は図8及び図9に示されるように配置されており、回転トルクを検出するために、歪みゲージ302aと歪みゲージ302c、歪みゲージ302bと歪みゲージ302dが円筒軸線を中心として各々180度で対向するように置かれている。
第3の実施形態では接続支持部300の軸方向距離が比較的小さく、起歪部301aがB方向のような方向に撓む変形が生じる可能性を有するため、この歪みを打ち消し合うように第1の平面と第2の平面それぞれに歪みゲージが配置されている。すなわち、歪みゲージ302aと歪みゲージ302e、歪みゲージ302bと歪みゲージ302f、歪みゲージ302cと歪みゲージ302g、歪みゲージ302dと歪みゲージ302h、はそれぞれ裏表で配置される。したがって回転トルクを検出するため、第2の平面においても歪みゲージ302eと歪みゲージ302g、歪みゲージ302fと歪みゲージ302hが各々180度で対向するように置かれているので、この配置によって起歪部301aがB方向に撓んだ際に生ずる変形を打ち消すことができる。
図10は本発明の第3の実施形態における歪みゲージ302を含むトルク検出部のトルク検出回路のホイートストンブリッジ回路図である。図8及び図9にて起歪部301aへの配置で対を成すものは同様に、ホイートストンブリッジ回路でも対向するように設けられている。
また、接続支持部カバー303aと接続支持部カバー303bは、起歪部301a、起歪部301b、歪みゲージ302を覆って、かつ外部力を起歪部301a及び起歪部301bへ直接印加しないような構造で、不図示の配線を収納する。また歪みゲージ302の信号の増幅回路等を搭載した基板を接続支持部カバー303a内に設けて接続支持部ケーブル304にて信号を取り出す構成も第1及び第2の実施形態と同様に可能である。
なお図7から図9において、歪みゲージ302が設けられている第1の平面及び第2の平面は、それぞれ第1の接続部301c及び第2の接続部301dのフランジ面と同一で描かれているが、検出するトルク値によって起歪部301aと起歪部301bの軸方向の寸法、すなわち第1の平面と第2の平面の距離は適宜最適なものが使用される。
また第3の実施形態では、回転出力軸6を回転自在に支持するベアリングは不図示であるが、第1の実施形態と同様の構成で第2の接続部301d若しくは固定部材7に配置することは可能である。なお第2の接続部301dにベアリングを配置する際には、第2の接続部301d部分の厚みを増して固定部材7側へ張り出した構造でベアリングを配置する空間を設けることになる。
図11は本発明の第4の実施形態によるモータシステムの外観を一部の部材を透明にして示したものであり、図12は本発明の第4の実施形態によるモータシステムの一部の部材を、回転軸方向に平行な面で切断した断面構造斜視図である。モータ部5は基本的に第1及び第2の実施形態と同等であるため、接続支持部400に関してのみ記述する。
接続支持部400は、中空部を有した鼓状の形状をしており、薄肉の起歪部401aを中間に挟んで、第1の接続部401cと第2の接続部401dがある。第4の実施形態での第1の接続部401c、第2の接続部401dはいずれも中空のフランジ型であって、第1の接続部401cはモータケーシングフランジ5aにボルトによって接続固定されており、第2の接続部401dは固定部材7へボルトによって接続固定されている。起歪部201aは薄肉の円筒状であり変形の度合いを適切なものするように一部穴が設けられて、円筒表面に歪みを検出するための歪み検出素子として歪みゲージ402(402a〜402h)が添着されている。
歪みゲージ402の配置は第1及び第2の実施形態と同様であって、図5及び図6に示されている。歪みゲージ402からの配線は第1及び第2の実施形態と同様であって、電線によって配線されても良い。勿論、各歪みゲージを配置した短冊状のシートを巻き付けて起歪部401aに接着すると組立てや位置決めは容易となる。また歪みゲージ402の信号の増幅回路等を搭載した基板を、固定部材7で囲まれた部分に設けて不図示の接続支持部ケーブルにて信号を取り出す構成も可能である。
第4の実施形態では、固定部材7をコの字型にしてこの中にモータ部5と接続支持部400を設け、回転出力軸6は固定部材7に取り付けられたベアリング105によって支持されている。またベアリング105はベアリング押さえ107によって固定部材7に固定されている。この構成によれば負荷装置8aの回転モーメントが大きく、ラジアル荷重が生じる場合においても、接続支持部400の起歪部401aへの影響を低減できる。第1の実施形態では、ベアリング105は第2の接続部101dに固定されているが、第4の実施形態では固定部材7の方にて保持した例を示した。
以上、本発明に関する実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることではなく種々の変形が可能である。
本発明では、歪みを検出する起歪部は、モータ部の回転出力軸側に取り付けられておらず、モータ部の回転しないケーシング側に取り付けている。したがって、回転出力軸が負荷装置との直接的な接続によって生じるトルクによってモータ部ケーシング側に発生する反力を、モータ部ケーシング側に取り付けた起歪部によって検出することで、モータのトルクを検出することができる。モータ部からの回転出力軸は接続支持部の中空部を貫通して負荷装置に直接接続されていて、モータ部側に取り付けた起歪部は回転しない。従来のようにモータ部の回転出力軸に接続され、負荷装置との間に起歪部を設けてトルク検出を行う方法では、回転するトルク検出部からの信号伝送、トルク検出部への電力の供給を非接触で行うため部品点数も多く組立ても容易ではなかった。これに対して本発明は回転する部分にトルク検出部を設けていないため、トルク検出部からの信号の取り出しは容易であって、非接触での信号伝送や電力供給は不要となる。故に極めて簡単な構造でモータ部の回転出力軸のトルク検出が可能となる。
本発明の活用例として、溶接、組立てなどを行うロボット及び荷役装置等への適用が可能である。
1 モータシステム
2 回転角検出部
2a 回転角検出部ケーブル
3 モータ
3a モータケーブル
4 減速機
5 モータ部
5a モータケーシングフランジ
6 回転出力軸
7 固定部材
8a、8b 負荷装置

100 接続支持部
101a 起歪部
101c 第1の接続部
101d 第2の接続部
102、102a、102b、102c、102d、102e、102f、102g、102h 歪みゲージ
103 接続支持部カバー
104 接続支持部ケーブル
105 ベアリング
106 ベアリングホルダ
107 ベアリング押さえ

200 接続支持部
201a 起歪部
201c 第1の接続部
201d 第2の接続部
202,202a、202b、202c、202d、202e、202f、202g、202h 歪みゲージ
203 接続支持部カバー
204 接続支持部ケーブル

300 接続支持部
301a、301b 起歪部
301c 第1の接続部
301d 第2の接続部
302、302a、302b、302c、302d、302e、302f、302g、302h 歪みゲージ
303a、303b 接続支持部カバー
304 接続支持部ケーブル
305 第1の平面
306 第2の平面

400 接続支持部
401a 起歪部
401c 第1の接続部
401d 第2の接続部
402、402a、402b、402c、402d、402e、402f、402g、402h 歪みゲージ

Claims (4)

  1. モータ、若しくはギア付きモータから構成され、回転出力軸を有するモータ部と
    前記モータ部に機械的に接続され前記モータ部を支持する接続支持部と、
    を備え、
    前記モータ部及び前記接続支持部は、固定部材により支持固定され、
    前記回転出力軸は負荷装置に接続され、
    前記接続支持部は、
    前記モータ部のモータケーシングに接続固定される第1の接続部と、
    前記固定部材に接続固定される第2の接続部と、
    前記第1の接続部及び前記第2の接続部の間にあって、前記回転出力軸の軸線を中心とした回転方向の捻れにより変形する起歪部と、
    前記起歪部の歪を検出するために前記起歪部に設けられる歪み検出素子と、
    を有することを特徴とするモータシステム。
  2. 前記第2の接続部、若しくは前記固定部材に、前記回転出力軸を回転自在に支持するベアリングを設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータシステム。
  3. 前記起歪部が円筒形であって、
    前記歪み検出素子が前記起歪部の円筒面上に円筒軸線を中心として180度で対向して添着される歪みゲージであって、
    前記第1の接続部及び前記第2の接続部がフランジ継ぎ手形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータシステム。
  4. 前記起歪部が複数の平板梁で構成され、
    前記各平板梁は、
    前記第1の接続部から放射状に前記第2の接続部へ繋がって、前記回転出力軸の軸線を中心とした点対称形状であって、
    前記回転出力軸の軸線に垂直な第1の平面と、
    前記第1の平面に平行な第2の平面と、
    を有し、
    前記歪み検出素子が、前記回転出力軸の軸線を中心として180度で対向する前記各平板梁に対を成して前記第1の平面及び前記第2の平面それぞれに添着される歪みゲージであることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータシステム。
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