JP2016130142A - 噴射装置 - Google Patents

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和則 山本
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健 若槻
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Abstract

【課題】不使用時には操作部材をロック状態にすることが可能な噴射装置を小型化する。
【解決手段】キャップ20には、操作ボタン30の円筒状壁部31の内方に配置される内壁部23が設けられている。内壁部23には、操作ボタン30の突出板部35に対して押動操作方向から係合する中間縁部27aと、操作ボタン30をアンロック位置まで回動させたときに突出板部35が押動操作方向に移動するのを許容する溝部27とが設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば害虫防除剤等を噴射する噴射装置に関するものである。
一般に、例えば各種薬剤等を空間に噴射する際に噴射装置が用いられている。特許文献1に開示されている噴射装置は、容器に吐出ボタンを設けており、この吐出ボタンを操作することによって容器の内容物を噴射することができるように構成されている。また、特許文献1の容器には、誤作動防止キャップが設けられている。誤作動防止キャップは、吐出ボタンを覆うように形成された胴体部を有しており、この胴体部には、内容物を吐出させるための噴射用開口部と、吐出ボタンを操作可能にするための操作用開口部とが形成されている。
また、特許文献2に開示されている噴射装置では、容器のステムに接続されたノズルを操作するための操作ボタンと、操作ボタンをロックするためのロック機構とが設けられている。ロック機構は、スライド部材を備えており、このスライド部材をスライドさせることによって操作ボタンの操作を阻止するロック状態と、操作ボタンの操作を許容するアンロック状態とに切り替えられるようになっている。
特開2002−104552号公報 特開2008−136888号公報
特許文献1では、誤作動防止キャップを回動させることによって操作用開口部の位置を変更することで、不使用時に吐出ボタンを操作不可能な状態にし、使用者が誤って内容物を噴射してしまうのを抑制することができる。また、特許文献2では、不使用時にロック機構のスライド部材をロック位置にしておくことで使用者が誤って内容物を噴射してしまうのを抑制することができる。
しかしながら、特許文献1では、誤操作防止キャップが吐出ボタンを覆うように形成された胴体部を備えているので、誤操作防止キャップを設けることによって噴射装置が全体として大型化してしまう。
また、特許文献2では、スライド部材によってロックすることができるので、特許文献1のものよりは小型化できると考えられるが、操作ボタンとは別に移動するスライド部材を設けなければならないので、その分、噴射装置が全体として大型化してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不使用時には操作部材をロック状態にすることが可能な噴射装置を小型化することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、容器に固定される固定部材に、操作部材の壁部の内方に配置される内壁部を設け、この内壁部にロック部とアンロック部とを設けて操作部材を回動させることによってロック状態とアンロック状態とに切り替えることができるようにした。
第1の発明は、
噴射物を収容するとともに、該噴射物を噴射させるための押動操作可能な噴射部を有する容器と、
上記容器に固定される固定部材と、
上記容器の噴射部を押動操作するための操作部材とを備えた噴射装置において、
上記操作部材には、押動操作方向に延びる壁部が設けられ、
上記固定部材には、上記操作部材の壁部の内方に配置されて該壁部に沿って延びる内壁部が設けられ、
上記操作部材の壁部には、係合部が設けられ、
上記内壁部には、上記係合部に対して押動操作方向から係合して上記操作部材の押動操作方向への移動を阻止するロック部と、上記操作部材を押動操作方向に延びる直線周りに所定のアンロック位置まで回動させたときに上記係合部が押動操作方向に移動するのを許容するアンロック部とが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、操作部材を所定のアンロック位置まで回動させると、操作部材の壁部に設けた係合部がアンロック部によって押動操作方向に移動可能になる。これにより、操作部材を押動操作方向に移動させることができるので、容器の噴射部を押動操作して噴射物を噴射させることが可能になる。一方、操作部材をアンロック位置まで回動させない状態では、操作部材の壁部の係合部がロック部に係合して操作部材の押動操作方向への移動が阻止される。従って、噴射物が誤って噴射されることはない。
ロック部及びアンロック部は、操作部材の壁部の内方に配置される内壁部に設けられているので、操作部材の外部に従来例のような誤操作防止キャップやスライド部材等を設けなくて済む。
第2の発明は、第1の発明において、
上記固定部材の内壁部は、上記操作部材の壁部を押動操作方向に案内するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、操作部材が固定部材の内壁部によって押動操作方向に案内されるので、操作部材の操作性が良好になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記係合部は、上記壁部の内面から突出する突出部で構成されており、
上記アンロック部は、押動操作方向に延びるように上記内壁部に形成された溝で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、突出部が溝の内部を通ることによって押動操作方向に移動可能となるので、簡単な構成でロック状態とアンロック状態とを作り出すことが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、
上記内壁部には、上記操作部材を上記アンロック位置まで回動させたときに上記係合部が当接して上記操作部材の回動を阻止するストッパ部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、操作部材をアンロック位置まで回動させると、係合部がストッパ部に当接して操作部材の回動が阻止されるので、操作部材をアンロック位置で止めることが可能になる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、
上記内壁部には、上記操作部材を所定のアンロック位置まで回動させたときに該操作部材の壁部に嵌合する第1嵌合部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、操作部材を所定のアンロック位置まで回動させると、内壁部の第1嵌合部が操作部材の壁部に嵌合するので、操作部材を押動操作する際に操作部材が回動しにくくなり、操作性が良好になる。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、
上記内壁部には、上記操作部材を上記係合部と上記ロック部とが係合するまで回動させたときに該操作部材の壁部に嵌合する第2嵌合部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、操作部材をロック位置まで回動させると、内壁部の第2嵌合部が操作部材の壁部に嵌合するので、操作部材が不用意にアンロック位置まで回動してしまうのが抑制される。
第1の発明によれば、容器に固定される固定部材に、操作部材の壁部の内方に配置される内壁部を設け、この内壁部にロック部とアンロック部とを設けて操作部材を回動させることによってロック状態とアンロック状態とに切り替えることができる。これにより、操作部材の外部にキャップやスライド部材等を設けなくて済むので、噴射装置を小型化できる。
第2の発明によれば、操作部材を固定部材の内壁部によって押動操作方向に案内できるので、操作部材の操作性を良好にすることができる。
第3の発明によれば、係合部を突出部とし、アンロック部を溝としたので、簡単な構成でロック状態とアンロック状態とを作り出すことができる。
第4の発明によれば、操作部材をアンロック位置まで回動させたときに係合部をストッパ部に当接させることができるので、操作部材をアンロック位置で止めることができる。
第5の発明によれば、操作部材を所定のアンロック位置まで回動させると、固定部材の内壁部の第1嵌合部が操作部材の壁部に嵌合するので、操作部材を押動操作する際に操作部材が回動しにくくなり、操作性を良好にすることができる。
第6の発明によれば、操作部材をロック位置まで回動させると、固定部材の内壁部の第2嵌合部が操作部材の壁部に嵌合するので、操作部材が不用意にアンロック位置まで回動してしまうのを抑制することができる。
実施形態に係る噴射装置を正面側から見た斜視図である。 アンロック状態にある噴射装置を背面側から見た斜視図である。 実施形態に係る噴射装置の正面図である。 実施形態に係る噴射装置の右側面図である。 ロック状態にある噴射装置を背面側から見た斜視図である。 アンロック状態にある噴射装置の平面図である。 図6におけるVII−VII線断面図である。 ロック状態にある噴射装置の平面図である。 図8におけるIX−IX線断面図である。 キャップを背面側から見た斜視図である。 キャップの平面図である。 図10におけるXII−XII線断面図である。 図10におけるXIII−XIII線断面図である。 図10におけるXIV−XIV線断面図である。 操作ボタンを正面側から見た斜視図である。 操作ボタンを背面側から見た斜視図である。 操作ボタンの平面図である。 操作ボタンの底面図である。 操作ボタンの正面図である。 操作ボタンの背面図である。 操作ボタンの右側面図である。 操作ボタンの左側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る噴射装置1を示すものである。噴射装置1は、エアゾール容器10と、エアゾール容器10に固定されるキャップ(固定部材)20と、操作ボタン(操作部材)30とを備えている。
エアゾール容器10には、噴射物としての害虫防除剤や香料、殺菌剤等の薬剤と、薬剤を噴射させるためのガスとが収容されている。エアゾール容器10の上部には、上方へ突出するステム(噴射部)11(図7及び図8に仮想線で示す)が設けられている。ステム11は、図示しないが付勢部材によって上方へ付勢されている。ステム11が上昇位置にあるときにはエアゾール容器10に内蔵されたバルブ(図示せず)が閉じられる一方、上昇位置から付勢部材の付勢力に抗して下方へ押動するとバルブが開かれてステム11の内部から噴射物がガスと共に噴射するように構成されている。この噴射機構は従来周知の構成であるため、詳細な説明は省略する。
この実施形態の説明では、噴射物を噴射する側を噴射装置1の前側とし、その反対側を噴射装置1の後側とする。そして、噴射装置1を前側から見たときに左となる側を噴射装置1の左側とし、噴射装置1を前側から見たときに右となる側を噴射装置1の右側とする。
キャップ20は、エアゾール容器10の上部を覆うように形成された部材である。操作ボタン30は、エアゾール容器10のステム11を押動操作するための部材である。キャップ20及び操作ボタン30を構成する樹脂材は、弾性変形可能な材料である。
図15〜図22に示すように、操作ボタン30は、上下方向、即ち押動操作方向に延びる円筒状壁部31と、円筒状壁部31の上端部において押動操作方向と交差する方向に延びる上壁部32とを有している。上壁部32は略円形であり、その上面は、中央部が最も下に位置するように湾曲した湾曲面で構成されている。この上壁部32に使用者の指を置くことができるようになっている。
図7に示すように、操作ボタン30の上壁部32の下面における中央部には、下方へ突出する接続筒部33が設けられている。接続筒部33の下端部は開放されており、この接続筒部33の下端部にはエアゾール容器10のステム11の上端部が嵌入して気密に接続される。これにより操作ボタン30がエアゾール容器10のステム11と一体化するので、外力が作用していない状況ではステム11の付勢力によって上昇端位置(図7に示す)に位置している。
操作ボタン30の上壁部32の下面には、噴射剤流通管部34が設けられている。噴射剤流通管部34は、上壁部32の下面の中央部から前側へ向かって円筒状壁部31に達するまで延びている。噴射剤流通管部34における上壁部32の中央に位置する端部には、接続筒部33の上端部(下流端部)が接続されている。円筒状壁部31の前側には、噴射口31aが開口しており、この噴射口31aに、噴射剤流通管部34の前端部(下流端部)が接続されている。
図17〜図20に示すように、操作ボタン30の円筒状壁部31の外面には、左側に左側突起31bが形成され、右側に右側突起31cが形成されている。左側突起31b及び右側突起31cは、円筒状壁部31の下端部に位置している。図19に示すように、左側突起31b及び右側突起31cの下面は、突出方向先端側へ行くに従って上に位置するように傾斜した傾斜面で構成されている。一方、左側突起31b及び右側突起31cの上面は、円筒状壁部31の径方向に延びている。
図22に示すように、左側突起31bは、操作ボタン30の前後方向中央部よりも前側寄りに位置している。また、図21に示すように、右側突起31cは、操作ボタン30の前後方向中央部よりも後側寄りに位置している。
操作ボタン30の円筒状壁部31の外面における後部には、後側へ突出して上下方向に延びる突出板部31dが形成されている。突出板部31dは、左側突起31b及び右側突起31cよりも上方に位置している。突出板部31dの上縁部は、突出方向先端側へ行くに従って下方に位置するように傾斜している。
図2や図5に示すように、突出板部31dは、操作ボタン30を回動させる際に指等を掛けることができるものであるとともに、操作ボタン30がロック位置にあるか、アンロック位置にあるかを示す際の目印となる。
図18に示すように、操作ボタン30の円筒状壁部31の内面における前部には、嵌合凸部31eが形成されている。嵌合凸部31eは、後述するがキャップ20に設けられた嵌合凹部(図11における符号23a、23b)に嵌合するものであり、噴射口31a及び噴射剤流通管部34から右側に離れて配置されている。嵌合凸部31eは、円筒状壁部31の下端部から上端部に亘って延びている。
また、操作ボタン30の円筒状壁部31の内面における左側には、該内面から突出する左側突出板部(突出部)35が設けられている。また、操作ボタン30の円筒状壁部31の内面における右側には、該内面から突出する右側突出板部(突出部)36が設けられている。左側突出板部35及び右側突出板部36は、本発明の係合部に相当する部分であり、円筒状壁部31の下端部から上端部に亘って延びている。
次に、キャップ20の構造について説明する。図10〜図14に示すように、キャップ20は、外周壁部21と、内周壁部22と、内壁部23とを有している。外周壁部21は上下方向に延びる円筒状をなしており、下端部にはエアゾール容器10の上部が挿入されるようになっている。外周壁部21の内方に円筒状の内周壁部22が位置しており、外周壁部21と内周壁部22との間には中空部が設けられている。内周壁部22の内径は、操作ボタン30の円筒状壁部31の外径よりも大きく設定されており、内周壁部22の内側に操作ボタン30を挿入することが可能になっている。また、外周壁部21の下端部は、内周壁部22の下端部よりも下に位置している。
図1等にも示すように、キャップ20の前部には、噴射口20aが形成されている。噴射口20aは、上下方向に長い楕円形状であり、外周壁部21及び内周壁部22を前後方向に貫通している。外周壁部21の外面における前部には、噴射口20aを囲むように凹部20bが形成されている。凹部20bは噴射口20aと同様に上下方向に長い形状となっている。
図2等にも示すように、キャップ20の後部には、指を挿入するための指挿入用切欠部24が形成されている。指挿入用切欠部24は、外周壁部21及び内周壁部22の後部を切り欠くことによって形成されたものである。指挿入用切欠部24は、キャップ20の上端部から上下方向中間部に亘っており、指挿入用切欠部24の左右両側縁部の間隔は、少なくとも指の先端側をキャップ20の外部から内部へ差し込むことができるように十分な広さに設定されている。指挿入用切欠部24の左右両側縁部は上下方向に略平行に延びている。また、指挿入用切欠部24の底面部24aは、左右方向に延びるとともに、内周壁部22から外周壁部21に向かって下降傾斜しながら延びている。
指挿入用切欠部24の底面部24a及びその近傍には、操作ボタン30がロック位置にあるか、アンロック位置にあるかを示すための表示部25が設けられている。表示部25は、操作ボタン30がロック位置にあることを示すロック位置表示部25aと、操作ボタン30がアンロック位置にあることを示すアンロック位置表示部25bとを有している。ロック位置表示部25aには「LOCK」の文字が付されており、また、アンロック位置表示部25bには「OPEN」の文字が付されている。そして、図5及び図8に示すように操作ボタン30の突出板部31dがロック位置表示部25aと一致している場合には、操作ボタン30がロック位置にあることを示し、図2及び図6に示すように操作ボタン30の突出板部31dがアンロック位置表示部25bと一致している場合には、操作ボタン30がアンロック位置にあることを示す。これにより、操作ボタン30がロック位置にあるか、アンロック位置にあるかを使用者が目視によって容易に把握することができる。
図12や図14に示すように、内周壁部22の左側には、左側開口部22aが形成されている。左側開口部22aは側面視で略矩形状をなしている。また、内周壁部22の右側には、同様な右側開口部22bが形成されている。左側開口部22aには、操作ボタン30の左側突起31bが挿入され、右側開口部22bには、操作ボタン30の右側突起31cが挿入される。左側開口部22a及び右側開口部22bは、それぞれ操作ボタン30の左側突起31b及び右側突起31cよりも大きいので、左側突起31b及び右側突起31cを左側開口部22a及び右側開口部22bに挿入したままで、操作ボタン30を、ステム11の押動操作方向に移動させることができるとともに、押動操作方向に延びる直線周りに回動させることもできる。
内周壁部22の下端部には、下方へ突出する前側円弧状板部22c及び後側円弧状板部22dが形成されている。前側円弧状板部22cは、左右方向の中央部が最も前に位置するように湾曲している。後側円弧状板部22dは、左右方向の中央部が最も後に位置するように湾曲している。前側円弧状板部22c及び後側円弧状板部22dは、前後方向の間隔が拡大する方向に弾性変形可能に形成されている。前側円弧状板部22cと後側円弧状板部22dとの間にエアゾール容器10の上部が挿入され、挿入されたエアゾール容器10の上部は前側円弧状板部22cと後側円弧状板部22dとで径方向に挟持される。これにより、キャップ20がエアゾール容器10に固定された状態になる。尚、エアゾール容器10をキャップ20から取り外して新しいエアゾール容器に交換することができる。
図7に示すように、内壁部23は、内周壁部22よりも小径とされており、内壁部23と内周壁部22との間には操作ボタン30の円筒状壁部31が配置可能な隙間が形成されている。内壁部23は、操作ボタン30の円筒状壁部31の内方に配置されて該円筒状壁部31に沿って延びる円筒状に形成されている。内壁部23の外周面は、操作ボタン30の円筒状壁部31の内周面に摺接するようになっており、これにより、内壁部23が操作ボタン30の円筒状壁部31を押動操作方向に案内することが可能になる。
内壁部23の下端部には、径方向外方へ突出して環状に延びる環状部26が設けられている。環状部26の突出方向先端部は、内周壁部22に連なっている。
図11に示すように、内壁部23の外面の前側には、第1嵌合凹部23a及び第2嵌合凹部23bが設けられている。第1嵌合凹部23aは、操作ボタン30をアンロック位置まで回動させたときに該操作ボタン30の円筒状壁部31の嵌合凸部31eに嵌合する部分であり、内壁部23の正面よりも右寄りに位置している。第2嵌合凹部23bは、操作ボタン30をロック位置まで回動させたときに該操作ボタン30の円筒状壁部31の嵌合凸部31eに嵌合する部分であり、内壁部23の正面に位置している。第1嵌合凹部23a及び第2嵌合凹部23bは上下方向に延びている。
図13に示すように、内壁部23の上端部の後側には、内壁部23の内方へ延びる延出板部23cが形成されている。図11に示すように、延出板部23cは、延出方向先端側へ行くほど幅が狭くなる略扇形をなしている。
図10、図11及び図13に示すように、内壁部23には、上下方向、即ち、操作ボタン30の押動操作方向に延びる左側溝部27と右側溝部28とが形成されている。左側溝部27は内壁部23の上端部から下端部近傍まで延びている。左側溝部27の上半部の幅は下半部の幅よりも広く設定されている。左側溝部27の下半部の幅は、操作ボタン30の左側突出板部35を挿入することができるように、左側突出板部35の厚みよりも若干広めに設定されている。左側溝部27における上下方向中間部には、後方へ延びる中間縁部27aが形成されている。中間縁部27aの後端部には、上方へ延びる後縁部27bが形成されている。
また、右側溝部28も内壁部23の上端部から下端部近傍まで延びている。右側溝部28の上半部の幅も下半部の幅よりも広く設定されている。右側溝部28の下半部の幅は、操作ボタン30の右側突出板部36を挿入することができるように、右側突出板部36の厚みよりも若干広めに設定されている。右側溝部28における上下方向中間部には、前方へ延びる中間縁部28aが形成されている。中間縁部28aの前端部には、上方へ延びる前縁部28bが形成されている。
操作ボタン30を押動操作方向に延びる直線周りに回動させてアンロック位置にすると、キャップ20の第1嵌合凹部23aが操作ボタン30の円筒状壁部31の嵌合凸部31eに嵌合する。これにより、操作ボタン30を押動操作する際に操作ボタン30が回動しにくくなり、操作性が良好になる。このとき、操作ボタン30の左側突出板部35が左側溝部27の前縁部27cに当接するとともに、操作ボタン30の右側突出板部36が右側溝部28の後縁部28cに当接する。これにより、操作ボタン30がそれ以上回動するのが阻止される。左側溝部27の前縁部27c及び右側溝部28の後縁部28cは、本発明のストッパ部である。
操作ボタン30がアンロック位置にあるときには、左側突出板部35が左側溝部27の下半部の直上方に位置するとともに、右側突出板部36が右側溝部28の下半部の直上方に位置する。この状態で操作ボタン30を押動操作方向(ステム11の押動操作方向)に押すと、左側突出板部35の下側が左側溝部27の下半部に入るとともに、右側突出板部36の下側が右側溝部28の下半部に入っていくので、操作ボタン30の押動操作方向への移動が許容される。そして、操作ボタン30が押動操作されることでステム11が付勢力に抗して下降してエアゾール容器10に内蔵されたバルブが開いて噴射物が操作ボタン30の接続筒部33に流入する。接続筒部33に流入した噴射物は、噴射剤流通管部34を流通して噴射口31aから噴射される。つまり、左側溝部27及び右側溝部28の下半部は、操作ボタン30を押動操作方向に延びる直線周りに所定のアンロック位置まで回動させたときに、左側突出板部35及び右側突出板部36が押動操作方向に移動するのを許容するアンロック部である。
操作ボタン30を押動するときには、キャップ20の内壁部23が操作ボタン30の円筒状壁部31を押動操作方向に案内するので、操作ボタン30の操作性が良好になる。
一方、操作ボタン30に対する押圧力を除くと操作ボタン30がステム11の付勢力によって上昇端位置まで上昇する。そして、アンロック位置にある操作ボタン30を押動操作方向に延びる直線周り回動させてロック位置にすると、キャップ20の第2嵌合凹部23bが操作ボタン30の円筒状壁部31の嵌合凸部31eに嵌合する。これにより、操作ボタン30が不用意にアンロック位置まで回動してしまうのが抑制される。
このとき、操作ボタン30の左側突出板部35が左側溝部27の後縁部27bに当接するとともに、操作ボタン30の右側突出板部36が右側溝部28の前縁部28bに当接する。これにより、操作ボタン30がそれ以上回動するのが阻止される。操作ボタン30がロック位置にあるときには、左側突出板部35が左側溝部27の中間縁部27aの上方に位置するとともに、右側突出板部36が右側溝部28の中間縁部28aの上方に位置する。この状態で操作ボタン30を押動操作方向に押すと、左側突出板部35の下端部が左側溝部27の中間縁部27aに上方から当接して係合状態となり、また、右側突出板部36の下端部が右側溝部28の中間縁部28aに上方から当接して係合状態となる。これにより、操作ボタン30の押動操作方向への移動が阻止されるので、ステム11が押動されることはない。つまり、左側溝部27の中間縁部27a及び右側溝部28の中間縁部28aは、操作ボタン30の左側突出板部35及び右側突出板部36に対してその押動操作方向から係合して操作ボタン30の押動操作方向への移動を阻止するロック部である。
以上説明したように、この実施形態に係る噴射装置1によれば、エアゾール容器10に固定されるキャップ20に、操作ボタン30の円筒状壁部31の内方に配置される内壁部23を設け、この内壁部23に左側溝部27及び右側溝部28を設けて操作ボタン30を回動させることによってロック状態とアンロック状態とに切り替えることができるようにしている。これにより、操作ボタン30の外部に従来例のような別体の誤作動防止キャップやスライド部材等を設けなくて済むので、噴射装置1を小型化できる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る噴射装置は、例えば害虫防除剤等を噴射させる場合に使用することができる。
1 噴射装置
10 エアゾール容器
11 ステム(噴射部)
20 キャップ(固定部材)
23 内壁部
23a 第1嵌合凹部(第1嵌合部)
23b 第2嵌合凹部(第2嵌合部)
27 左側溝部(アンロック部)
27a 中間縁部(ロック部)
27c 前縁部(ストッパ部)
28 右側溝部(アンロック部)
28a 中間縁部(ロック部)
28c 後縁部(ストッパ部)
30 操作ボタン(操作部材)
31 円筒状壁部
35 左側突出板部(突出部)
36 右側突出板部(突出部)

Claims (6)

  1. 噴射物を収容するとともに、該噴射物を噴射させるための押動操作可能な噴射部を有する容器と、
    上記容器に固定される固定部材と、
    上記容器の噴射部を押動操作するための操作部材とを備えた噴射装置において、
    上記操作部材には、押動操作方向に延びる壁部が設けられ、
    上記固定部材には、上記操作部材の壁部の内方に配置されて該壁部に沿って延びる内壁部が設けられ、
    上記操作部材の壁部には、係合部が設けられ、
    上記内壁部には、上記係合部に対して押動操作方向から係合して上記操作部材の押動操作方向への移動を阻止するロック部と、上記操作部材を押動操作方向に延びる直線周りに所定のアンロック位置まで回動させたときに上記係合部が押動操作方向に移動するのを許容するアンロック部とが設けられていることを特徴とする噴射装置。
  2. 請求項1に記載の噴射装置において、
    上記固定部材の内壁部は、上記操作部材の壁部を押動操作方向に案内するように形成されていることを特徴とする噴射装置。
  3. 請求項1または2に記載の噴射装置において、
    上記係合部は、上記壁部の内面から突出する突出部で構成されており、
    上記アンロック部は、押動操作方向に延びるように上記内壁部に形成された溝で構成されていることを特徴とする噴射装置。
  4. 請求項3に記載の噴射装置において、
    上記内壁部には、上記操作部材を上記アンロック位置まで回動させたときに上記係合部が当接して上記操作部材の回動を阻止するストッパ部が設けられていることを特徴とする噴射装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の噴射装置において、
    上記内壁部には、上記操作部材を所定のアンロック位置まで回動させたときに該操作部材の壁部に嵌合する第1嵌合部が設けられていることを特徴とする噴射装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の噴射装置において、
    上記内壁部には、上記操作部材を上記係合部と上記ロック部とが係合するまで回動させたときに該操作部材の壁部に嵌合する第2嵌合部が設けられていることを特徴とする噴射装置。
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