JP2001301853A - エアゾール容器の噴射装置 - Google Patents

エアゾール容器の噴射装置

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JP2001301853A JP2000120630A JP2000120630A JP2001301853A JP 2001301853 A JP2001301853 A JP 2001301853A JP 2000120630 A JP2000120630 A JP 2000120630A JP 2000120630 A JP2000120630 A JP 2000120630A JP 2001301853 A JP2001301853 A JP 2001301853A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エアゾール容器の残留内容物および残留ガス
を完全に抜くことができるガス抜き状態に簡単にでき、
未使用時には、簡単にロック状態にすることができるエ
アゾール容器の噴射装置を提供すること。 【解決手段】 アクチュエータ20の上面21より高い
略筒状のワンタッチキャップ40をエアゾール容器1に
取り付け、アクチュエータ20の側方に突出させて当該
アクチュエータ20を回動させる操作部28を形成する
一方、ワンタッチキャップ40に操作部28の回動をガ
イドするガイド溝47,48を形成し、このガイド溝4
7,48にアクチュエータ20を押圧して噴射可能とす
る噴射位置Fと、アクチュエータ20の押圧操作を規制
するロック位置Lと、アクチュエータ20の押圧状態を
保持してガス抜きを行うガス抜き位置Gとを連通して形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエアゾール容器の
噴射装置に関し、未使用時には、アクチュエータをロッ
クでき、使用済みの廃棄時には、連続噴射させてガス抜
きを行うことが簡単にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧品、殺虫剤、塗料などのエ
アゾール製品では、内容物と噴射剤とがエアゾール容器
に充填されており、ステムに取り付けたアクチュエータ
を操作することで内容物を噴射剤の圧力で噴射させて使
用する。
【0003】このようなエアゾール製品を輸送したり、
保管する場合に誤ってアクチュエータが押圧されるなど
で操作されると、内容物が噴射されることから誤操作を
防止するため種々の提案が成されており、最も簡単な方
法として、アクチュエータの外側を覆うキャップをエア
ゾール容器のマウンテンカップに取り付けることで、ア
クチュエータの操作ができないようにすることが行われ
ている。
【0004】一方、使用済みのエアゾール容器を廃棄す
る場合には、エアゾール容器の内部に内容物や噴射剤が
残留していると処理の際に危険なことから、使用者側で
確実に残留内容物や残留ガスを放出させてもらう必要が
あり、簡単に放出できるようにエアゾール容器のキャッ
プにガス抜きの機能を持たせたものが種々提案されてい
る。
【0005】このガス抜き兼用のキャップでは、例えば
通常時にはキャップとして使用していたものを、廃棄時
などに逆にして被せることでガス等内容物を連続的に噴
射させて放出するようにしている。
【0006】このようなエアゾール容器のアクチュエー
タを覆うキャップを用いる場合には、キャップで覆うこ
とで誤操作を防止でき、キャップを逆に被せることでガ
ス抜きができるものの、通常使用する場合にその都度キ
ャップを外したり、取り付けたりする必要があり、煩雑
である。
【0007】そこで、キャップを外すことなく、使用し
たいときにすぐに使用できるキャップとして略筒状のキ
ャップ内にアクチュエータを組み込んだワンタッチキャ
ップが用いられている。
【0008】このワンタッチキャップの場合には、アク
チュエータの上面よりワンタッチキャップを高くしてお
くことで、アクチュエータの誤操作をある程度防止でき
るものの、より完全に誤操作を防止するためロック機構
を設けたものが提案されている。
【0009】たとえば特開平5−285428号公報に
開示されたノズルヘッドロック機構付き容器では、アク
チュエータに乗り上げ部を形成し、ワンタッチキャップ
に係合部を形成してロック機構とし、ロック状態にする
場合には、アクチュエータを回動して係合部に乗り上げ
部を乗り上げるようにしてアクチュエータの押圧操作が
できないようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ワンタッチキャップでは、アクチュエータを回動してロ
ック状態にすることで誤操作を防止できるものの、ワン
タッチキャップが略筒状で天面部がないことからガス抜
き機能を持たせることが難しく、使用済みのエアゾール
容器を廃棄する場合には、ワンタッチキャップに組み込
まれているアクチュエータを押し続ける必要があり、ガ
ス抜きが煩雑となる問題がある。
【0011】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、エアゾール容器の残留
内容物および残留ガスを完全に抜くことができるガス抜
き状態に簡単にでき、未使用時には、簡単にロック状態
にすることができるエアゾール容器の噴射装置を提供し
ようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾー
ル容器の噴射装置は、ステムに嵌合され押圧することで
内容物を噴射するアクチュエータを備えたエアゾール容
器の噴射装置であって、前記アクチュエータの噴射ノズ
ル部以外の外側を囲んで当該アクチュエータの上面より
高い略筒状のワンタッチキャップをエアゾール容器に取
り付け、前記アクチュエータの側方に突出させて当該ア
クチュエータを、前記ステムを中心として回動させる操
作部を形成する一方、前記ワンタッチキャップに前記操
作部の回動をガイドするガイド溝を形成し、このガイド
溝にアクチュエータを押圧して噴射可能とする噴射位置
と、アクチュエータの押圧操作を規制するロック位置
と、アクチュエータの押圧状態を保持してガス抜きを行
うガス抜き位置とを連通して形成したことを特徴とする
ものである。
【0013】このエアゾール容器の噴射装置によれば、
アクチュエータの噴射ノズル部以外の外側を囲んでアク
チュエータの上面より高い略筒状のワンタッチキャップ
をエアゾール容器に取り付け、アクチュエータの側方に
突出させて当該アクチュエータを回動させる操作部を形
成する一方、ワンタッチキャップに操作部の回動をガイ
ドするガイド溝を形成し、このガイド溝にアクチュエー
タを押圧して噴射可能とする噴射位置と、アクチュエー
タの押圧操作を規制するロック位置と、アクチュエータ
の押圧状態を保持してガス抜きを行うガス抜き位置とを
連通して形成するようにしており、アクチュエータから
突出する操作部をワンタッチキャップのガイド溝で噴射
位置、ロック位置、ガス抜き位置のいずれかにガイドす
ることで、キャップを着脱すること無く、簡単にロック
状態にしたり、ガス抜き状態にすることができる。
【0014】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器の噴射装置は、請求項1記載の構成に加え、前記
アクチュエータの前記噴射ノズル部を当該アクチュエー
タの側方に突出させた噴射ノズル筒で構成し、この噴射
ノズル筒をガイドするガイド溝を前記ワンタッチキャッ
プに形成し、このガイド溝にもアクチュエータを押圧し
て噴射可能とする噴射位置と、アクチュエータの押圧操
作を規制するロック位置と、アクチュエータの押圧状態
を保持してガス抜きを行うガス抜き位置とを連通して形
成したことを特徴とするものである。
【0015】このエアゾール容器の噴射装置によれば、
アクチュエータの噴射ノズル部を当該アクチュエータの
側方に突出させた噴射ノズル筒で構成し、この噴射ノズ
ル筒をガイドするガイド溝をワンタッチキャップに形成
し、このガイド溝にもアクチュエータを押圧して噴射可
能とする噴射位置と、アクチュエータの押圧操作を規制
するロック位置と、アクチュエータの押圧状態を保持し
てガス抜きを行うガス抜き位置とを連通して形成するよ
うにしており、アクチュエータから突出する操作部に加
え、噴射ノズル部をもアクチュエータから突出させて設
け、2つの突出部をワンタッチキャップのガイド溝で噴
射位置、ロック位置、ガス抜き位置のいずれかにガイド
することで、キャップを着脱すること無く、簡単にロッ
ク状態にしたり、ガス抜き状態にすることができ、しか
も一層確実に各位置に保持することができる。
【0016】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器の噴射装置は、請求項1または2記載の構成に
加え、前記ガイド溝に形成するロック位置とガス抜き位
置を前記噴射位置を挾んで形成したことを特徴とするも
のである。
【0017】このエアゾール容器の噴射装置によれば、
ガイド溝に形成するロック位置とガス抜き位置を前記噴
射位置を挾んで形成するようにしており、噴射位置から
どちら側かに回動することで簡単にロック状態にした
り、ガス抜き状態にすることができ、容易に操作するこ
とができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエアゾール容器
の噴射装置の一実施の形態について図面に基づき詳細に
説明する。
【0019】図1〜図4はこの発明のエアゾール容器の
噴射装置の一実施の形態にかかリ、図1はアクチュエー
タの概略斜視図、ワンタッチキャップの概略斜視図、組
立状態の断面図、図2はアクチュエータの正面図、左側
面図、右側面図、図3はワンタッチキャップの正面図、
左側面図、右側面図、図4は噴射状態で示す平面図、断
面図、左側面図、右側面図、底面図である。
【0020】このエアゾール容器の噴射装置10は、エ
アゾール容器1からキャップを外すこと無くそのままス
テム2に嵌合連結されたアクチュエータ20を操作する
ことで噴射させることができるワンタッチキャップ40
を備えて構成されており、アクチュエータ20を回動操
作することで噴射位置、ロック位置、ガス抜き位置にす
ることができるようにしたものである。
【0021】このエアゾール容器の噴射装置10では、
アクチュエータ20が上面21が塞がれた円筒状の側壁
部22を備えており、上面21の中心軸上に下方に突き
出して小径円筒状のステム嵌合部23が一体に形成して
ある。このアクチュエータ20のステム嵌合部23に
は、下端が開口したステム嵌合穴24が形成され、この
ステム嵌合穴24に連通して小径の噴射通路25が形成
してあり、噴射通路25とステム嵌合穴24との段差に
ステム2の上端面が当るように嵌合される。
【0022】このアクチュエータ20では、側壁部22
の側方に突き出すとともに、側壁部22を貫通してステ
ム嵌合部23に連結して中空楕円状の噴射ノズル部26
が一体に形成され、噴射ノズル部26の流路27と噴射
通路25とが連通している。また、アクチュエータ20
の噴射ノズル部26と対角位置の側壁部22には、側方
に突き出して操作部28が設けられ、長方形断面の操作
棒29の外側端部に上下に突出する係止部30が形成さ
れるとともに、操作棒29の底面に沿って凸条31が一
体に形成してある。
【0023】さらに、このアクチュエータ20では、操
作部28が突出する側壁部22の内側に縦に薄板状の突
出片32が設けてあり、後述するワンタッチキャップ側
の対応する突出片とで、操作時に操作が確実に行われた
ことを知ることができるようにする。
【0024】またアクチュエータ20の上面21の噴射
ノズル部26と反対の後方が傾斜面33とされるととも
に、上面全体が凹面とされ、指に沿うようにしてあり、
傾斜面33上に滑り止め用の突起34が形成してある。
【0025】このようなアクチュエータ20が組み込ま
れるワンタッチキャップ40は、略円筒状に形成され、
外筒41が外周壁42と上端部が逆U字状に連結された
内周壁43とこれらを連結する補強リブとで中空状に形
成されるとともに、アクチュエータ20の噴射ノズル部
26および操作部28に対応する部分に上端が開口する
前後開口部44,45が形成してあり、これらの部分以
外を囲むようになっている。そして、ワンタッチキャッ
プ40の外周壁42の下端周縁部がエアゾール容器1の
マウンテンカップ3の外側に係止されて取り付けられる
ようになっており、確実に取り付けることができるよう
に内周に沿って係止突起46が形成してある。
【0026】また、このワンタッチキャップ40の外筒
41の高さがアクチュエータ20を組み込んだときにア
クチュエータ20の上面21より高くしてあり、直接ア
クチュエータ20の上面21を押さない場合には、アク
チュエータ20が押圧されないようにしてある。
【0027】このワンタッチキャップ40の外筒41に
は、その前後開口部44,45に連続してアクチュエー
タ20の噴射ノズル部26および操作部28の操作棒2
9をガイドするガイド溝47,48が形成してある。こ
のガイド溝47,48は、前後開口部44,45の中央
下部にアクチュエータ20を噴射位置Fまで押し込むこ
とができる前後噴射用溝49,50が形成され、この前
後噴射用溝49,50の一方側の対角位置には、アクチ
ュエータ20の押圧操作を規制するロック位置Lに保持
する前後ロック用溝51,52が噴射用溝49,50よ
り上方に段差を介して形成され、他方側の対角位置に
は、アクチュエータ20を押圧状態にして残留ガスを放
出するガス抜き位置Gに保持する前後ガス抜き用溝5
3,54が噴射用溝49,50と同一高さに形成され、
これ前後噴射用溝49,50、前後ロック用溝51,5
2、前後ガス抜き用溝53,54が前後で一連のガイド
溝として連通している。
【0028】また、これら前後ガイド溝47,48のう
ち後方のガイド溝48には、ロック用溝52およびガス
抜き用溝54の入口部上下に突起55が形成してあり、
操作棒29の凸条31を乗り越えるように操作すること
で、アクチュエータ20が簡単に噴射位置Fに戻らない
ようにしてある。
【0029】さらに、このワンタッチキャップ40で
は、内容物として化粧品などが入れられたエアゾール容
器1に用いると、爪の長い女性が使用する場合も多く、
アクチュエータ20の操作の際に前方の開口部44の内
側に爪が当たることがあることから、前方の開口部44
の内側の内周壁43が外周壁42と接するように切欠部
56が形成してあり、アクチュエータ20の押圧操作に
支障のないできるだけ大きな空間を確保するようにして
ある。
【0030】このワンタッチキャップ40には、エアゾ
ール容器1のマウンテンカップ3に装着した状態で、マ
ウンテンカップ3の上方に位置する仕切板57が設けら
れ、その中心部にステム2が突出する穴が形成されると
ともに、上方に突出する円筒部58が一体に形成してあ
り、この円筒部58の内側にアクチュエータ20のステ
ム嵌合部23が位置するようになっている。そして、こ
の円筒部58の外側にアクチュエータ20に形成した突
起32と接触しながら乗り越えることができる突片59
が形成され、アクチュエータ20を噴射位置Fとロック
位置Lとの間を回動操作する場合に突起32と突片59
とが接触しながら乗り越えることで、アクチュエータ2
0の位置が切り替えられたことを知ることができるよう
になっている。
【0031】このようなアクチュエータ20とワンタッ
チキャップ40とを備えたエゾール容器の噴射装置10
では、ワンタッチキャップ40の外壁部42の下端周縁
部をエアゾール容器1のマウンテンカップ3の外側に被
せるようにし、係止突起46で確実に係止する。そし
て、このワンタッチキャップ40の内側にアクチュエー
タ20を入れ、ステム嵌合部23を円筒部58の内側に
配置してステム嵌合穴24にステム2を噴射通路25の
下面に当るまで嵌合する。
【0032】この組立時には、ワンタッチキャップ40
の前後開口部44,45および前後噴射用溝49,50
にアクチュエータ20の噴射ノズル部26および操作部
28が位置するようにする。
【0033】こうしてアクチュエータ20とワンタッチ
キャップ40とを組み立てた状態では、アクチュエータ
20の下端とワンタッチキャップ40の仕切板57との
間に押圧操作用の空間が形成されるとともに、噴射ノズ
ル部26および操作部28がロック用溝51,52と同
一高さになっている。
【0034】このように組み立てられたエゾール容器の
噴射装置10では、内容物を噴射させて使用する場合に
は、ワンタッチキャップ40の前後開口部44,45の
直下に形成した前後噴射用溝49,50にアクチュエー
タ20の噴射ノズル部26および操作部28が位置する
ようにし、アクチュエータ20の上面に指をのせて押圧
操作することでステム2が押し下げられ、内容物がアク
チュエータ20の噴射通路25、流路27を経て噴射ノ
ズル部26の先端から噴射される。
【0035】一方、輸送時や保管時など誤操作による噴
射を規制する場合には、アクチュエータ20をロック位
置Lにするよう、図5に示すように、操作部28を操作
してアクチュエータ20をステム2を中心に回動させ、
噴射ノズル部26および操作部28がそれぞれ前後ロッ
ク用溝51,52内に位置するようにする。
【0036】この前後ロック用溝51,52への移動操
作にともなって溝の入り口に形成した突起55を操作棒
29の凸条31が乗り越えるとともに、アクチュエータ
20の突出片32とワンタッチキャップ40の突片59
とが接触した後乗り越えることで、噴射位置Fからロッ
ク位置Lに切り替えられたことが分かる。
【0037】このロック位置Lでは、アクチュエータ2
0の押圧操作が噴射ノズル部26および操作部28が前
後ガイド溝47,48のロック用溝51,52内に位置
することで規制され、このロック状態を保持することで
誤操作を完全に防止することができる。
【0038】そして、これまでのワンタッチキャップの
ように直接アクチュエータが押されるような場合であっ
てもアクチュエータ20自体の押圧操作が規制された状
態にでき、完全に噴射しないロック状態にできる。
【0039】こうしてエアゾール容器1の内容物を使用
する場合にはアクチュエータ20を噴射位置Fに回動
し、使用しない場合にはロック位置Lにすることで、噴
射とロックを簡単に切り替えることができる。
【0040】一方、内容物がなくなりエアゾール容器1
を廃棄する場合には、残留ガスを完全に放出するガス抜
きを行う必要があり、このガス抜きを行う場合には、図
6に示すように、アクチュエータ20を噴射位置Fにし
て押圧操作しながら操作部26でアクチュエータ20を
回動して前後ガイド溝47,48の前後ガス抜き用溝5
3,54内に噴射ノズル部26および操作部28を位置
させる。
【0041】こうしてアクチュエータ20の噴射ノズル
部26および操作部28を前後ガス抜き用溝53,54
内に位置させることで連続噴射状態に保持され、残留ガ
スを完全に放出することができる。
【0042】このようなエゾール容器の噴射装置10に
よれば、ワンタッチキャップ40によりキャップを外す
ことなく直ちにアクチュエータ20を操作できるように
する場合でも、アクチュエータ20を前後ガイド溝4
7,48のロック用溝51,52でロックすることがで
きるとともに、ガス抜き用溝53,54でガス抜き状態
にすることもでき、簡単にそれぞれの状態にすることが
できる。
【0043】また、アクチュエータ20をロック位置L
やガス抜き位置Gとする場合に、前後のガイド溝47,
48でそれぞれの状態を保持するので、アクチュエータ
20が傾くこともなく、確実にそれぞれの状態にするこ
とができる。
【0044】なお、アクチュエータ20をロック位置L
やガス抜き位置Gとする場合に、後方のガイド溝48だ
けで操作部28を規制するようにしても良く、あるいは
噴射ノズル部26を操作部と兼用し、この噴射ノズル部
26だけで規制するようにしても良い。
【0045】さらに、このエアゾール容器の噴射装置1
0によれば、噴射位置Fを挾んで一方側にロック位置L
を設け、他方側にガス抜き位置Gを設けるようにしたの
で、使用する噴射位置Fから簡単にいずれかの位置L,
Gに切り替えることができ、容易に操作することができ
る。
【0046】また、ワンタッチキャップ40の前方の開
口部44の内側に切欠部56を形成して内側に空間を確
保するようにしたので、爪の長い女性などが使用する場
合にも支障なく操作することができる。
【0047】なお、上記実施の形態では、噴射ノズル部
の流路が円形断面とされ、内容物を泡沫状に噴射するア
クチュエータの場合で説明したが、これに限らず、霧状
に噴射できるように流路や噴口を形成したアクチュエー
タとしたり、ストレート状に噴射できるように流路や噴
口を形成したアクチュエータなど他の噴射形態のアクチ
ュエータにも同様に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上一実施の形態とともに具体的に説明
したように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器
の噴射装置によれば、アクチュエータの噴射ノズル部以
外の外側を囲んでアクチュエータの上面より高い略筒状
のワンタッチキャップをエアゾール容器に取り付け、ア
クチュエータの側方に突出させて当該アクチュエータを
回動させる操作部を形成する一方、ワンタッチキャップ
に操作部の回動をガイドするガイド溝を形成し、このガ
イド溝にアクチュエータを押圧して噴射可能とする噴射
位置と、アクチュエータの押圧操作を規制するロック位
置と、アクチュエータの押圧状態を保持してガス抜きを
行うガス抜き位置とを連通して形成したので、アクチュ
エータから突出する操作部をワンタッチキャップのガイ
ド溝で噴射位置、ロック位置、ガス抜き位置のいずれか
にガイドすることで、キャップを着脱すること無く、簡
単にロック状態にしたり、ガス抜き状態にすることがで
きる。
【0049】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器の噴射装置によれば、アクチュエータの噴射ノズ
ル部を当該アクチュエータの側方に突出させた噴射ノズ
ル筒で構成し、この噴射ノズル筒をガイドするガイド溝
をワンタッチキャップに形成し、このガイド溝にもアク
チュエータを押圧して噴射可能とする噴射位置と、アク
チュエータの押圧操作を規制するロック位置と、アクチ
ュエータの押圧状態を保持してガス抜きを行うガス抜き
位置とを連通して形成したので、アクチュエータから突
出する操作部に加え、噴射ノズル部をもアクチュエータ
から突出させて設け、2つの突出部をワンタッチキャッ
プのガイド溝で噴射位置、ロック位置、ガス抜き位置の
いずれかにガイドすることで、キャップを着脱すること
無く、簡単にロック状態にしたり、ガス抜き状態にする
ことができ、しかも一層確実に各位置に保持することが
できる。
【0050】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器の噴射装置によれば、ガイド溝に形成するロッ
ク位置とガス抜き位置を前記噴射位置を挾んで形成した
ので、噴射位置からどちら側かに回動することで簡単に
ロック状態にしたり、ガス抜き状態にすることができ、
容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアゾール容器の噴射装置の一実施
の形態にかかるアクチュエータの概略斜視図、ワンタッ
チキャップの概略斜視図、組立状態の断面図である。
【図2】この発明のエアゾール容器の噴射装置の一実施
の形態にかかるアクチュエータの正面図、左側面図、右
側面図である。
【図3】この発明のエアゾール容器の噴射装置の一実施
の形態にかかるワンタッチキャップの正面図、左側面
図、右側面図である。
【図4】この発明のエアゾール容器の噴射装置の一実施
の形態にかかる噴射状態で示す平面図、断面図、左側面
図、右側面図、底面図である。
【図5】この発明のエアゾール容器の噴射装置の一実施
の形態にかかるロック状態で示す正面図、背面図であ
る。
【図6】この発明のエアゾール容器の噴射装置の一実施
の形態にかかるガス抜き状態で示す正面図、背面図であ
る。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 ステム 3 マウンテンカップ 10 エアゾール容器の噴射装置 20 アクチュエータ 21 上面 22 側壁部 23 ステム嵌合部 24 ステム嵌合穴 25 噴射通路 26 噴射ノズル部 27 流路 28 操作部 29 操作棒 30 係止部 31 凸条 32 突出片 33 傾斜面 34 突起 40 ワンタッチキャップ 41 外筒 42 外周壁 43 内周壁 44,45 前後開口部 46 係止突起 47,48 前後ガイド溝 49,50 前後噴射用溝 51,52 前後ロック用溝 53,54 前後ガス抜き用溝 55 突起 56 切欠部 57 仕切板 58 円筒部 59 突片 F 噴射位置 L ロック位置 G ガス抜き位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステムに嵌合され押圧することで内容物を
    噴射するアクチュエータを備えたエアゾール容器の噴射
    装置であって、 前記アクチュエータの噴射ノズル部以外の外側を囲んで
    当該アクチュエータの上面より高い略筒状のワンタッチ
    キャップをエアゾール容器に取り付け、 前記アクチュエータの側方に突出させて当該アクチュエ
    ータを、前記ステムを中心として回動させる操作部を形
    成する一方、 前記ワンタッチキャップに前記操作部の回動をガイドす
    るガイド溝を形成し、 このガイド溝にアクチュエータを押圧して噴射可能とす
    る噴射位置と、アクチュエータの押圧操作を規制するロ
    ック位置と、アクチュエータの押圧状態を保持してガス
    抜きを行うガス抜き位置とを連通して形成したことを特
    徴とするエアゾール容器の噴射装置。
  2. 【請求項2】前記アクチュエータの前記噴射ノズル部を
    当該アクチュエータの側方に突出させた噴射ノズル筒で
    構成し、この噴射ノズル筒をガイドするガイド溝を前記
    ワンタッチキャップに形成し、このガイド溝にもアクチ
    ュエータを押圧して噴射可能とする噴射位置と、アクチ
    ュエータの押圧操作を規制するロック位置と、アクチュ
    エータの押圧状態を保持してガス抜きを行うガス抜き位
    置とを連通して形成したことを特徴とする請求項1記載
    のエアゾール容器の噴射装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド溝に形成するロック位置とガス
    抜き位置を前記噴射位置を挾んで形成したことを特徴と
    する請求項1または2記載のエアゾール容器の噴射装
    置。
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