JP2016130085A - 運行管理情報表示装置、運行管理情報表示システム、および運行管理情報表示方法 - Google Patents

運行管理情報表示装置、運行管理情報表示システム、および運行管理情報表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報端末の位置、曜日・時間・線区・目的などの利用条件に基づいて、列車運行状況等の情報を各ユーザに対して効果的に提供する。
【解決手段】運行管理情報表示装置10は、対象列車が運行される路線に設けられている駅位置を記憶している駅テーブル703と、表示装置30から運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置の位置を示す表示装置位置情報と駅テーブル30の情報とを比較して表示装置30がいずれの駅にあるかを特定する抽出条件設定処理部601と、鉄道事業者の列車運行管理装置から受信する運行中の列車位置を示す列車位置情報と、表示装置30があると特定された駅位置とを比較して当該駅付近に在線している列車を表示対象列車として抽出する表示対象列車抽出処理部602と、前記特定された駅を含む路線図と抽出された表示対象列車とを含む表示画面データを生成して表示装置30に送出する画面表示処理部603とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、運行管理情報表示装置、運行管理情報表示システム、および運行管理情報表示方法に関する。
鉄道等における列車の運行管理システムで扱う情報を端末画面に表示する技術、例えば列車の運行管理と旅客案内を目的として、列車の在線位置・列車番号・行先・遅延時分・列車の種別・車両数・列車の形式、信号の開通状態などを画面に表示する技術が種々提案されている。このような技術を活用したシステムとして、運行情報表示装置(Traffic Information Display, TID)などが挙げられる。本願発明では、運行管理システムで扱う情
報を、乗務員、駅務員等の職員や一般利用者が所持するスマートフォン、タブレット等のモバイル端末の画面に表示するシステムを「運行管理情報表示システム」と定義する。これに関連する技術として、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1には、「線区を跨いだ列車に関する情報をどの部署からでも容易に検索して表示することができるようにし、また運行状況の変更の伝達及び書き換えも可能であり、更には現場における状況把握を適切且つ即時に指令所等で行うことのできる列車の運行情報システム及び通信システムを提供」することを目的として、例えば「各線区ごとの列車運行管理装置が保有する列車運行関連情報を蓄積して統合することにより、各線区ごとの列車運行管理装置からは分離された線区を跨いだ情報を統合的に管理するデータベースとし、該データベースに対して各種のコンテンツの情報提供サーバ及び入力装置を接続してなり、該入力装置は前記情報提供サーバを通じてデータベース及び列車運行管理装置の内容の変更を書き換えることのできるものである列車の運行情報システム」が開示されている。特許文献1の構成によれば、例えば複数の線区をまたいで運行される列車の運行状況について、いずれの線区内の駅からでも情報を得ることができるとされている(例えば段落0026)。
特開2004−338520号公報
しかし、特許文献1では、列車に関する情報を取得して表示させる端末装置の所在や検索実行時の条件などが考慮されていない。そのため、列車遅延等の異常時など迅速な対応を求められる場合に、運行管理システムの扱う膨大なデータから、ユーザが求める最適な情報を瞬時に抽出することが困難であった。また、実際に端末表示を実行した場合の表示結果に関するフィードバックを得ることができないため、過去の実績データを基に抽出条件を改善するといった対応を取ることができない問題もあった。
そこで本願発明では、情報端末の位置、あるいは曜日・時間・線区・目的などの利用条件に基づいて、列車運行状況等の情報を各ユーザに対して効果的に表示することができる運行管理情報表示装置、運行管理情報表示システム、および運行管理情報表示方法を提供することを一つの目的としている。
上記の目的を達成する本願発明の一態様は、列車の運行状況を表示するための表示装置と通信可能に接続されている運行管理情報表示装置であって、対象列車が運行される路線
に設けられている施設の位置を示す施設位置情報を記憶している施設位置情報記憶部と、前記表示装置から運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置の位置を示す情報である表示装置位置情報と前記施設位置情報とを比較して前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する抽出条件設定処理部と、鉄道事業者の列車運行管理装置から受信する運行中の列車位置を示す情報である列車位置情報と、前記表示装置があると特定された施設についての前記施設位置情報とを比較して前記施設付近に在線している列車を表示対象列車として抽出する表示対象列車抽出処理部と、前記特定された施設を含む路線図と抽出された前記表示対象列車とを含む表示画面データを生成して前記表示装置に送出する画面表示処理部とを備えている。
本発明によれば、情報端末の位置、あるいは曜日・時間・線区・目的などの利用条件に基づいて、列車運行状況等の情報を各ユーザに対して効果的に表示することができる運行管理情報表示装置、運行管理情報表示システム、および運行管理情報表示方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による運行管理情報表示システム1のハードウェア構成図の例である。 運行管理情報表示システム1が備える表示装置位置テーブル701の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える在線列車位置テーブル702の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える駅テーブル703の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える表示駅候補一時記憶テーブル704の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備えるユーザ情報テーブル705の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備えるユーザ情報一時記憶テーブル706の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える学習テーブル707の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える優先情報一時記憶テーブル708の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える統計情報テーブル709の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える表示対象範囲一時記憶テーブル710の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える表示対象列車一時記憶テーブル711の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える優先表示情報一時記憶テーブル712の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える案内履歴一時記憶テーブル713の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1が備える表示履歴一時記憶テーブル714の構成例を示す図である。 運行管理情報表示システム1の全体処理フローの例を示す図である。 運行管理情報表示システム1の抽出条件設定処理フローの例を示す図である。 運行管理情報表示システム1の表示対象列車抽出処理フローの例を示す図である。 運行管理情報表示システム1の学習ログ登録処理フローの例を示す図である。 表示装置30の表示画面例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明につきその実施の形態に即して説明する。図1に、本実施形態による運行管理情報表示システム1のハードウェア構成図の例を示している。運行管理情報表示システム1は、処理装置10(運行管理情報表示装置)、通信ネットワーク20、及び表示装置30を有する。表示装置30は、処理装置10で生成した運行管理情報表示システム画面を表示するための装置であり、ユーザは、表示装置30により運行管理情報表示システム画面を確認することができる。表示装置30は、例えばスマートフォン、タブレット端末等のモバイル機器の形態をとることができる。処理装置10は、表示装置30からの検索要求を処理して運行管理情報表示システム画面情報として要求元の表示装置30に返す機能を有する。処理装置10は、例えば鉄道事業者の情報処理施設等に設置される。なお、図1では、簡単のために処理装置10、表示装置30をそれぞれ1台ずつ示しているが、処理装置10および表示装置30は、それぞれ複数台で構成することも可能である。また、処理装置10と表示装置30とを、同一装置として構成することも可能である。通信ネットワーク20は、処理装置10と表示装置30との間のデータ送受信を可能とする通信回線であり、専用線、インターネット等の適宜の通信ネットワークとして構成される。
処理装置10は、一般的なコンピュータとして構成されており、プログラムを実行してデータ処理演算を行うCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ100、プロ
グラム及び実行用データ等の一時記憶領域としてRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶デバイスにより構成されるメモリ110、プログラム及びプログラムが使用するテーブル類を格納しているHDD(Hard Disk Drive)等の記憶
デバイス等で構成される記憶部120、メモリ110に読み出されたプログラムがプロセッサ100により実行されることで実現されるデータ処理機能ブロックである処理部130、表示装置30からの検索・表示要求を受信する通信インタフェース及びキーボード、タッチパネル、音声認識デバイス等を備えて構成される入力部140、後述するデータ処理によって生成された画面表示データを通信ネットワーク20へ送出する表示インタフェース部150、表示装置30から検索・表示要求とともに送信される表示装置30の位置を示す情報である表示端末位置情報を受信する表示端末位置情報受信部160、及び鉄道事業者等ののCTC(Centralized Traffic Control)中央司令室等に設置されている列
車運行管理装置40から運行されている列車位置の情報を受信する列車位置情報受信部170を備えている。
前記のように、表示装置30の位置は、当該表示装置30(以下「端末」ともいう。)に搭載されているGPS装置などから取得される。表示端末位置情報受信部160は、処理部130を介して、記憶部120へ表示装置30の位置情報を送信する。表示端末位置情報受信部160から記憶部120へ送信される位置情報は、後述の表示装置位置テーブル701に格納される。
列車位置情報受信部170は、記憶部120へ、本発明のシステム1が適用されている鉄道事業者等に設置されている列車運行管理装置40から送信された列車の現在位置および信号の開通状態、あるいは車上に設置されたGPS装置などから送信された列車の現在位置を受信する。列車位置情報受信部170から記憶部120へ送信される列車位置情報は、後述の在線列車位置テーブル702に格納される。
処理部130は、抽出条件設定処理部601、表示対象列車抽出処理部602、画面表示処理部603、及び学習ログ登録処理部604を有する。前記のように、これらの機能ブロックは例えば記憶部120に格納されている各機能を実現するためのプログラムをプロセッサ100がメモリ110に読み出して実行することにより実現される。抽出条件設定処理部601は、表示装置30から取得されるユーザの位置や属性情報などから表示対象列車の抽出条件を設定する機能を有する。表示対象列車抽出処理部602は、表示対象列車から優先的に表示する列車を抽出する機能を有する。画面表示処理部603は、運行管理情報表示システム1の表示画面を描画するための画面データを生成する機能を有する。学習ログ登録処理部604は、ユーザの好む情報やその情報が選択される条件を登録する機能を有する。これらの機能ブロックにより実行されるデータ処理については、処理フロー例を用いて後述する。
記憶部120には、本システム1のデータ処理に利用されるデータテーブルとして、表示装置位置テーブル701、在線列車位置テーブル702、駅テーブル703(施設位置情報記憶部)、表示駅候補一時記憶テーブル704、ユーザ情報テーブル705(ユーザ情報記憶部)、ユーザ情報一時記憶テーブル706、学習テーブル707(学習記憶部)、優先情報一時記憶テーブル708、統計情報テーブル709(統計情報記憶部)、表示対象範囲一時記憶テーブル710、表示対象列車一時記憶テーブル711、優先表示情報一時記憶テーブル712、案内履歴一時記憶テーブル713、および表示履歴一時記憶テーブル714が格納されている。これらのテーブルは、処理装置10の運用開始前に設定しておき、運用中表示装置30、列車運行管理装置40からのデータ入力によりデータが格納されていく。
以下に、各テーブルのデータ構造および格納データの例を示す。図2は、表示装置位置テーブル701の構成例である。表示装置位置テーブル701には、表示端末位置情報受信部160から受信されたデータを基に、表示端末位置情報が格納される。表示装置位置テーブル701は、対応する各データを格納した日時を示す情報取得日付、曜日、および情報取得時刻、対応するデータの送信元である表示装置30に紐付けられているユーザID、GPS装置等の測定結果に基づく表示装置30の所在位置を示す緯度・経度のデータ項目を有する。
図3は、在線列車位置テーブル702の構成例である。在線列車位置テーブル702には、列車位置情報受信部170から送信されたデータを基に、運行中の列車位置情報が格納される。在線列車位置テーブル702には、列車の運行線区、表示画面における表示領域を示す固有符号である窓番号、各列車固有に付与されているIDである列車番号、対応する列車の遅れを示す遅延時分、対応する列車の在線位置を示す軌道回路を固有符号で示す軌道回路1、軌道回路2、列車の車上装置の所在位置を示す緯度・経度、列車の在線位置を線区の起点からの距離で示すキロ程、および対応列車の進行方向を上下の別で示す進行方向のデータ項目を有する。軌道回路が2種類格納されているのは、1の列車が複数の軌道回路にまたがって在線している場合があるためである。なお、列車位置がGPS装置などにより絶対位置として計測される場合には、軌道回路の項目に代えて緯度・経度データが格納される。
図4は駅テーブル703の構成例である。駅テーブル703には、該当駅が属する線区、その線区名、該当駅の固有符号である駅コード、駅名、該当駅のいずれのホームであるかを示すホーム、当該ホームに入線する列車の上下の別で示す進行方向、および前記ホーム上における緯度・経度のデータ項目を有する。緯度・経度のデータが2組あるのは、通常数百mといった長い構造物であるホームについて代表的な位置を記録することにより表示装置30の所在位置とのマッチング精度を高めるためである。なお、ホームの項目は、
具体的には列車が着発する番線によって示している。これは例えば島式ホームであれば向かい合う上下線を番線で区別して記録するためである。このようなユーザの表示装置30の位置は、駅ホームに設置されている無線通信のアクセスポイントの情報などを補足することによってさらに精度を高めることができる。
図5は表示駅候補一時記憶テーブル704の構成例である。表示駅候補一時記憶テーブル704は、表示装置30からの要求に基づいて表示する候補となる駅を一時的に記憶するテーブルであり、該当駅が属する線区、駅名、該当駅のホーム(番線)、該当ホームの進行方向のデータ項目を有する。
図6はユーザ情報テーブル705の構成例である。ユーザ情報テーブル705には、検索・表示要求の送信元である表示装置30を使用しているユーザの属性値およびシフト表などから得た勤務パターンなどの情報が事前に登録される。ユーザ情報テーブル705は、該当するユーザの固有符号であるユーザID、該当ユーザの年齢、性別、所属、勤務パターン、および役割のデータ項目を有する。図6の「勤務パターン」の項目はシフト情報や乗務員運用情報から得られる勤務のパターンを指し、表示装置30の所在位置の精度を高めるために使用される。勤務パターンによりある日時にあるユーザが駅のどの場所(ホーム、番線)にいるかを推定することができるからである。「役割」の項目は、同様にシフト情報や乗務員運用情報から得られる、運転士・車掌・駅案内などのユーザの勤務上の役割を示しており、表示装置30の所在位置の精度を高めるために使用される。
図7はユーザ情報一時記憶テーブル706の構成例である。ユーザ情報一時記憶テーブル706は、ユーザIDに対応づけて、当該ユーザの所属、勤務パターン、役割、年齢、および性別のデータ項目を有する。このユーザIDが検索・表示要求の要求元装置のユーザであることを示している。
図8は学習テーブル707の構成例である。この学習テーブル707は、後述する処理装置10の抽出条件設定処理S2(図17)における履歴判定処理S104、履歴あり時の優先情報設定処理S105、履歴なし時の優先情報設定処理S106、および学習ログ登録処理S5の学習ログ登録処理S508(図19)で利用される。学習テーブル707には、ユーザIDに対応づけて、該当ユーザが過去に実行した検索・表示要求に関する曜日、時間帯、線区、利用駅、ホーム、勤務パターン、役割、利用機能1、利用機能2、利用回数1、利用回数2のデータ項目が記録される。図8の例における「利用機能」の項目は、ユーザが実際に案内もしくは利用した機能を示し、処理装置10に保持されているシステムログなどから取得する。図8の例では、利用機能1は、運行管理情報表示システム1の画面で表示した線区(エリア)の履歴(図8の先頭レコードではX線A駅の列車運行表示画面)を示し、利用機能2は、利用した個別機能の表示履歴(図8の先頭レコードでは、下り方面特急列車を対象とした検索)を示す。具体的には、利用機能はユーザが表示装置30の表示画面に表示させた画面情報データのIDとして特定することができる。学習テーブル707は、ユーザの好みの情報をシステムが自動的に学習し、ユーザにとって優先度の高い情報を抽出する条件を改善するために利用される。
図9は優先情報一時記憶テーブル708の構成例であり、後述する抽出条件設定処理S2(図17)の履歴あり時の優先情報設定処理S105、履歴なし時の優先情報設定処理S106、事象あり時の優先情報設定処理S108、表示対象範囲設定処理S109、および表示対象列車抽出処理S3(図18)の優先表示情報抽出処理S207で利用される。優先情報一時記憶テーブル708は、ユーザIDに対応づけて、該当ユーザが過去に実行した検索・表示要求に関する曜日、時間帯、線区、駅名、ホーム、利用機能、利用回数、発生線区・発生線路、発生区間、方面、発生理由、および遅延のデータ項目を有する。図9の優先情報一時記憶テーブル708では、ある利用機能の利用回数が多いほどそのレ
コードの優先度が高いとして上位(より上側の行)に格納される。
図10は統計情報テーブル709の構成例であり、後述する抽出条件設定処理S2(図17)の事象あり時の優先情報設定処理S108、および学習ログ登録処理S6(図19)の統計情報登録処理S507で利用される。統計情報テーブル709には、過去に発生した列車遅延等の事象について、発生した曜日、時間帯、発生線区・発生線路、発生区間、方面、発生理由、遅延、影響線区、影響駅、そのときユーザが利用した利用機能、利用駅、ホーム、勤務パターン、および役割のデータ項目が、当該事象に関する統計的な情報として記録されている。図10における「影響線区」は台風や事故などの事象によって遅延などの影響を受けた線区を示し、「影響駅」は前記事象発生時に同様の影響を受けた駅を示している。
図11は表示対象範囲一時記憶テーブル710の構成例であり、後述する抽出条件設定処理S2(図17)の表示対象範囲設定処理S109で利用される。表示対象範囲一時記憶テーブル710には、表示装置30に関する情報としてのユーザID、曜日、時間帯、利用機能に対応づけて、表示対象範囲(運行管理情報に含まれる路線情報のうち、表示装置30の画面に表示すべき範囲)が表示開始位置の座標(X,Y)によって記録される。
図12は表示対象列車一時記憶テーブル711の構成例であり、後述する表示対象列車抽出処理S3(図18)の表示対象列車抽出処理S206、および優先表示情報抽出処理S207で利用される。表示対象列車一時記憶テーブル711には、表示対象として抽出された列車に関する情報として、線区、窓番号、列車番号、遅延時分、軌道回路1、軌道回路2、緯度、経度、キロ程、および進行方向のデータ項目が記録される。ここで緯度・経度のデータは、列車が在線する軌道回路の路線上の位置から算出される列車の位置を代表するデータである。
図13は優先表示情報一時記憶テーブル712の構成例であり、後述する表示対象列車抽出処理S3(図18)の優先表示情報抽出処理S207、表示データ作成処理S3、および学習ログ登録処理S6(図19)の優先表示情報利用判定処理S504、優先表示情報利用あり時の優先表示情報抽出条件更新処理S505で利用する。優先表示情報一時記憶テーブル712は、検索・表示要求元である表示装置30の位置、および過去の検索履歴などを考慮した優先表示情報を格納する。図13の優先表示情報一時記憶テーブル712は、表示要求に係る表示内容(例えばある駅の運行情報表示)を示す利用機能1、線区、窓番号、列車番号、遅延時分、列車の在線位置を示す軌道回路1、軌道回路2、表示装置30の位置を示す緯度、経度、キロ程、進行方向、表示領域の開始点を示す座標、表示データを強調するためにどれだけ拡大して表示させるかの割合を示す拡大率のデータ項目を有する。拡大率の項目には、列車表示の明滅や色替えを指示する内容を含めてもよい。
図14は案内履歴一時記憶テーブル713の構成例であり、学習ログ登録処理S6(図19)の案内履歴取得処理S502、および統計情報登録処理S507で利用される。案内履歴一時記憶テーブル713には、日付、曜日、時刻、線区名、駅名、ホーム、利用機能1、利用機能2、発生線区・発生線路、発生区間、方面、発生理由、遅延、ユーザID、勤務パターン、および役割のデータ項目が記録される。
図15は表示履歴一時記憶テーブル714の構成例であり、学習ログ登録処理S6(図19)の表示履歴取得処理S503、優先表示情報利用判定処理S504、優先表示情報利用あり時の優先表示情報抽出条件更新処理S505、優先表示情報利用なし時の優先表示情報抽出条件更新処理S506、および学習ログ登録処理S508で利用される。表示履歴一時記憶テーブル714には、ユーザIDに対応づけて、日付、曜日、時刻、線区、線区名、駅名、ホーム、利用機能1、利用機能2、窓番号、および列車番号のデータ項目
が記録される。
以上のデータテーブルを設定して利用することにより、本実施形態において、ユーザは表示対象設定などの操作を行う必要はなく、検索・表示要求を受けた処理装置10が動的に、ユーザにとって優先度の高い情報を抽出することができる。よって、ユーザが特別な操作をすることなく、重要度もしくは優先度の高い情報を瞬時かつ明確に取得することができる。また、統計情報や学習ログを活用することで、抽出条件を改善し、ユーザにとって優先度の高い情報をより正確に抽出することを実現する。
次に、以上説明したデータテーブルを利用して実行される、処理装置10の処理部130によるデータ処理につき、処理フロー例を参照して説明する。まず、処理装置10によって実行される本実施形態の運行管理情報表示システム1の全体処理について説明する。図16は運行管理情報表示システム1の全体処理を示すフロー例である。この全体処理は、処理装置10の処理部130を構成する抽出条件設定処理部601、表示対象列車抽出処理部602、画面表示処理部603、および学習ログ登録処理部604により実行される。
表示装置30からの検索・表示要求を受信して処理部130が処理を開始すると(S1)、まず、抽出条件設定処理S2でユーザにとって重要度の高い情報を抽出する条件を設定し、表示対象列車抽出処理S3で表示対象列車から優先的に表示する列車を抽出する処理を実行する。次に、表示データ作成処理S4において、表示対象列車抽出処理S3の優先表示情報抽出処理S207(後述)で一時記憶した「優先表示情報」から表示データを作成し、画面出力処理S5において運行管理情報表示システム画面を出力する。抽出条件設定処理S2は抽出条件処理部601、表示対象列車抽出処理S3は表示対象列車抽出処理部602、表示データ作成処理S4および画面出力処理S5は、画面表示処理部603により実行される。最後に、処理装置10のシステムログなどから取得される統計情報や案内履歴および表示履歴などからユーザの好み情報を学習する学習ログ登録処理S6を実行して処理を終了する(S7)。学習ログ登録処理S6は学習ログ登録処理部604により実行される。
以上の処理装置10の全体処理に関して、運行管理情報表示システム1の画面は、周期起動またはイベント起動により自動で表示・更新される。また、該システム1のユーザは表示駅や表示パターンなどの設定を行う必要がなく、システムが動的にユーザに最も適した情報を抽出し、拡大・点滅などの表現方法を用いて優先表示することができる。そのためユーザは、ユーザにとって優先度の高い情報の概要を確認する際には検索・拡大などの追加の操作を要しない。
次に、図16の全体処理フローにおける抽出条件設定処理S2について説明する。図17は抽出条件設定処理S2の処理を示すフロー例であり、処理部130の抽出条件設定処理部601により実行される。S101で本処理が開始されると、抽出条件設定処理部601は、まず、表示端末位置情報受信部160から日付・曜日・時刻・ユーザID・表示端末の現在位置情報などを取得し、記憶部120の表示装置位置テーブル701を更新する。次に、表示装置位置テーブル701の緯度・経度をキーとして、駅テーブル703から運行管理情報表示システム画面に表示する駅候補を検索し、表示装置30の現在位置に近い駅を「表示駅候補」として表示駅候補一時記憶テーブル704に一時記憶する(S102)。本実施例では、表示装置位置テーブル701の緯度・経度と駅テーブル703に記録されている2組の緯度・経度の比較から、表示駅候補として線区P01、P02に属するA駅の3つのホーム及び進行方向が抽出されている。
次に、抽出条件設定処理部601は、表示装置位置テーブル701のユーザIDをキー
として、ユーザ情報テーブル705から、勤務パターン・役割などの情報を取得し、「ユーザ情報」としてユーザ情報一時記憶テーブル706に一時記憶する(S103)。各ユーザの駅等の所属部署と役割を取得することで、GPSなどから取得した緯度・経度の情報を補完することができ、より正確な位置を予測することが可能となる。なお、本例ではユーザとして駅務員、乗務員等の鉄道事業者の職員を想定しているが、ユーザが一般の鉄道利用者である場合には、勤務パターン、役割に変えて、IC定期券に格納されている乗車区間等の情報や、曜日ごとの利用線区に関する情報といったユーザごとのプレファランス情報を登録可能としておけば、同様に位置精度の向上に利用することができる。
さらに、抽出条件設定処理部601は、ユーザ情報一時記憶テーブル706のユーザIDをキーとして、学習テーブル707から、当該ユーザの利用履歴を検索する(S104)。過去に該情報を表示した履歴が存在する場合(S104,あり)、学習テーブル707から、表示装置位置テーブル701の曜日・情報取得時刻、表示駅候補一時記憶テーブル704の駅名・ホームをキーとして、ユーザ固有の学習ログを取得し、「優先情報」として優先情報一時記憶テーブル708に一時記憶する(S105)。本例ではユーザ情報一時記憶テーブル706のユーザID「U01」をキーとして学習テーブル707から4つのレコードが取得されている。表示履歴が存在しない場合(S104,なし)、学習テーブル707から、表示装置位置テーブル701の曜日・情報取得時刻、表示駅候補一時記憶テーブル704の駅名・ホーム、および、ユーザ情報一時記憶テーブル706の所属・勤務パターン・役割をキーとして、他ユーザの学習ログを取得し、「優先情報」として優先情報一時記憶テーブル708に一時記憶する(S106)。このように、検索・表示要求元のユーザによる過去の検索履歴が存在しない場合であっても、同様の曜日、時間帯等の条件における他ユーザの検索履歴を取得することによって、ユーザの要求により近い検索結果が優先的に提供されるように構成することができる。
次に、抽出条件設定処理部601は、処理装置10の入力部140から受信する、列車運行管理装置40の事象情報の有無を判定する(S107)。事象情報が存在する場合(S107,あり)、該事象の発生線区・発生線路・発生区間・方面・発生理由・影響区間・影響機能などの運行情報、および、表示装置位置テーブル701の曜日・時間帯をキーとして、統計情報テーブル709から過去に同様の事象が発生した際に、ユーザが利用した機能を検索し、優先情報一時記憶テーブル708に一時記憶した、「優先情報」の重みづけを変化させる(S108)。本実施例における「優先情報」はユーザの学習ログから取得した、ユーザにとって重要度もしくは優先度の高い情報を指す。本例では、具体的には、ユーザが過去に検索によって表示装置30に表示させた履歴のある画面に含まれている情報が優先情報であり、図9に例示するように、ユーザU01について、利用回数(当該画面を表示させた回数)が多い順に重み付けがなされている。S107において該当事象がないと判定した場合にはS108の処理はスキップされる。
次いで、抽出条件設定処理部601は、前記処理で一時記憶した、優先情報一時記憶テーブル708から、表示対象範囲一時記憶テーブル710を作成して処理を終了する(S109,S110)。図11に例示しているように、表示対象範囲一時記憶テーブル710には、優先順位に従って、X線A駅のTID画面が、路線図上の表示すべき領域の開始位置を示す開始座標(X01,Y01)等と特定されることとなる。本処理により、膨大な情報を扱う輸送系業務において、システムが動的に情報を抽出する条件を設定することで、ユーザによる煩雑な設定や操作なしに、ユーザにとって重要度が高いと推定される情報を即座に提供することが可能となる。
次に、図2の全体処理フローにおける表示対象列車抽出処理S3について説明する。図18に表示対象列車抽出処理S3の処理フロー例を示している。表示対象列車抽出処理S3は、処理部130の表示対象列車抽出処理部602により実行される。表示対象列車抽
出処理S3は、優先情報一時記憶テーブル708に一時記憶されたデータに対応して表示すべき列車情報を抽出するための処理である。
S201で処理を開始すると、まず、表示対象列車抽出処理部602は、駅テーブル703から駅名・ホームが、表示駅候補一時記憶テーブル704の駅名・ホームと合致するレコードを検索する(S202)。抽出されたレコードが複数の場合、駅テーブル703の緯度・経度情報を基に、抽出された駅・ホームが同一もしくは隣接しているかの判定を行い(S203)、抽出された駅・ホームが、表示装置位置から一定の距離以上離れていると判定した場合は(S203,Yes)、該レコードを削除する(S204)。抽出された駅・ホームが、表示装置位置から一定の距離以内にあると判定した場合は(S203,No)、表示対象列車抽出処理部602は、S205の処理に移る。
次に、表示対象列車抽出処理部602は、在線列車位置テーブル702から、在線列車位置テーブルの線区・進行方向が、表示駅一時記憶テーブル704に記録されている線区・進行方向に合致するレコードを検索して該当レコードがあるか判定する(S205)。該当レコードがあると判定した場合(S205,Yes)、表示対象列車抽出処理部602は、検索したレコードを「表示対象列車」として表示対象列車一時記憶テーブル711に一時記憶する(S206の表示対象列車抽出処理)。本例では、表示駅候補一時記憶テーブル704における「X線A駅2番線下り方向」と合致する列車として、図12の表示対象列車一時記憶テーブル711に例示する「2P30」列車が抽出されている。表示対象列車抽出処理部602は、抽出条件設定処理S2のS102で取得した表示装置位置・日付・曜日・時刻をキーとして、S105で取得した優先情報一時記憶テーブル708の絞込みを行う。次に、抽出された情報を基に、表示対象列車一時記憶テーブル711からユーザにとって優先度の高い情報を動的に抽出し、抽出した情報を「優先表示情報」として優先表示情報一時記憶テーブル712に一時記憶して処理を終了する(S207,S208)。図13の例では、S206で抽出された「2P30」列車が優先表示情報一時記憶テーブル712の先頭レコードに記録されている。本処理により、表示装置30の所在駅において優先的に表示すべき列車の情報が表示される。
次に、図16の全体処理フローにおける表示データ作成処理S4について説明する。表示データ作成処理S4は、処理部130の画面表示処理部603により実行される。画面表示処理部603は、図11に例示する表示対象範囲一時記憶テーブル710から、運行管理情報表示システム画面でフォーカス表示する線区・駅名を取得し、該線区の該駅(図11の例では例えばA線X駅)が中心となるように、運行管理情報表示システム画面の表示データを作成する。次に、画面表示処理部603は、図13に例示する優先表示情報一時記憶テーブル712より、ユーザにとって重要度、もしくは、優先度の高い運行情報(図13の例ではX線A駅の運行情報)を取得し、運行管理情報表示システム画面に表示するデータを作成する。列車の詳細情報や設備の状態情報は、入力部9より受信した列車運行管理装置40の運行管理システム情報により、周期的に更新される。これにより、運行管理システムの情報を、指令室から離れた場所で、ほぼリアルタイムに把握することができ、より適切な旅客案内を実施することで、ダイヤ乱れ時等の分散乗車を促し、遅延による機会損失を軽減することが可能である。
次に、図16の全体処理フローにおける画面出力処理S5について説明する。画面出力処理S5は、画面表示処理部603により実行される。画面表示処理部603は、表示データ作成処理S4で作成した表示データを、表示I/F部150、および通信ネットワーク20を介して、表示装置3に送信して表示させる。
次に、図16の全体処理フローにおける学習ログ登録処理S6について説明する。図19に学習ログ登録処理S6の処理フロー例を示している。、学習ログ登録処理S6は、処
理部130の学習ログ登録処理部604により実行される。学習ログ登録処理S6は、ユーザの過去の検索・表示履歴を新たな検索・表示要求に反映してユーザのニーズにより近い検索結果を提供するために行われる。
S501で処理を開始すると、学習ログ登録処理部604は、ユーザが乗客への案内に利用した情報を取得し、「案内履歴」として案内履歴一時記憶テーブル713に一時記憶する(S502)。図14に「案内履歴」の記録例を示している。「案内履歴」は、ユーザが実際に乗客へ案内した情報を表示装置30から入力することにより記録することができる。あるいは、処理装置10に蓄積されているシステムログの各ユーザに関する操作履歴や表示時間などから実際に案内した情報を推定し、案内履歴一時記憶テーブル713に自動登録することも可能である。
次いで、学習ログ登録処理部604は、前記処理S502で取得した「案内履歴」のうち、ユーザが選択・拡大などの操作を行い、実際に詳細情報などを確認した情報の表示履歴を取得し、表示履歴一時記憶テーブル714に一時記憶する(S503)。図15の例では、先頭レコードとして、ユーザU01が日曜10時台に、X線A駅の1番線で、下り方面の特急列車について表示させたことが記録されている。対応する窓番号は、このとき表示させた画面データのIDである。
学習ログ登録処理部604は、前記処理S503で取得した表示履歴一時記憶テーブル714と優先表示情報一時記憶テーブル712を、利用機能および列車番号をキーとして比較し、システムが動的に抽出した優先表示情報が実際に利用されたかの判定を行う(S504)。優先表示情報の利用履歴が存在する場合(S504,あり)、学習ログ登録処理部604は、表示履歴一時記憶テーブル714の表示時間をキーとして、優先表示情報一時記憶テーブル712を降順にソートする。表示時間が長い情報ほど当該ユーザにとって優先度が高い情報であったと推定されるためである。この際、特定ユーザが同一の情報を複数回参照していた場合は、表示履歴一時記憶テーブル714の表示時間は事前に合計されることとする。学習ログ登録処理部604は、ソートされた優先表示情報一時記憶テーブル712を基に、ユーザにとって重要度もしくは優先度が高い情報を動的に抽出する、優先表示情報抽出条件を更新する(S505)。
一方、優先表示情報の利用履歴が存在しない場合は(S504,なし)、学習ログ登録処理部604は、表示履歴一時記憶テーブル714を表示時間で降順にソートする。その際、S505と同様に、同一の情報を複数回参照していた場合は、表示履歴一時記憶テーブル714の表示時間は事前に合計されることとする。学習ログ登録処理部604は、ソートされた表示履歴一時記憶テーブル714を基に、優先表示情報抽出条件を更新する(S506)。
次に、学習ログ登録処理部604は、前記処理S502で取得した、案内履歴一時記憶テーブル713の内容を基に、統計情報テーブル709を更新する(S507)。具体的には、案内履歴一時記憶テーブル713に新たに加入されたレコードの内容を統計情報テーブル709に追加する。また、学習ログ登録処理部604は、ユーザ情報一時記憶テーブル706、および前記処理S503で取得した表示履歴一時記憶テーブル714を基に、学習テーブル707を更新して処理を終了する(S508,S509)。具体的には、ユーザ情報一時記憶テーブル706、および表示履歴一時記憶テーブル714に新たに加入されたレコードの内容を学習テーブル707に追加する。
本実施形態の学習ログ登録処理においては、運行管理システムから得た大雨・暴風などの天候情報や、種々の運行障害、および、保線作業などのイベント情報、さらに、それに伴って発生した遅延などの運行情報などを事業者の列車運行管理装置40から自動取得し
た上で、情報抽出条件の精度を高めることが可能である。また、実際の案内履歴とシステムが動的に抽出した情報とを比較することで、各ユーザの好みを学習し、ユーザにとって優先度の高い情報を抽出する条件を改善していくことが可能である。このような学習機能によって、よりユーザにとって重要度の高い情報を優先的に表示することが可能となる。
図20に表示装置30の表示画面例を示している。図20の例は、本実施形態のシステム1により、検索・表示要求を出しているユーザがX線A駅の1番線にいることが特定され、過去の検索履歴から2P30列車の情報を優先的に表示すべきであると判定された場合を示している。このように、例えばユーザがいる駅を中心として、優先情報にかかる列車に関する情報を例えば拡大して表示することが可能となる。当該情報は、表示を明滅させる、表示色を変更するなどの任意の手法で視覚的に強調することができる。
以上説明したように、本実施形態の列車運行管理情報表示システム1によれば、情報端末の位置、および、曜日・時間・線区・目的などの利用条件に応じて、動的に情報を抽出し、ユーザにとって重要度の高い情報を優先表示することで、ユーザが迅速な判断を行えるようにサポートすることができる。また、統計情報、および、ユーザが実際に活用した情報である学習ログを蓄積・活用することにより、情報の抽出条件を改善することができ、利用するごとに、より正確にユーザにとって優先度の高い情報を抽出することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、また
は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1 列車管理情報表示システム
10 処理装置
20 通信ネットワーク
30 表示装置
40 列車運行管理装置
100 プロセッサ
110 メモリ
120 記憶部
130 処理部
140 入力部
150 表示インタフェース部
160 表示端末位置情報受信部
170 列車位置情報受信部
601 抽出条件設定処理部
602 表示対象列車抽出処理部
603 画面表示処理部
604 学習ログ登録処理部
701 表示装置位置テーブル
702 在線列車位置テーブル
703 駅テーブル
704 表示駅候補一時記憶テーブル
705 ユーザ情報テーブル
706 ユーザ情報一時記憶テーブル
707 学習テーブル
708 優先情報一時記憶テーブル
709 統計情報テーブル
710 表示対象範囲一時記憶テーブル
711 表示対象列車一時記憶テーブル
712 優先表示情報一時記憶テーブル
713 案内履歴一時記憶テーブル
714 表示履歴一時記憶テーブル

Claims (11)

  1. 列車の運行状況を表示するための表示装置と通信可能に接続されている運行管理情報表示装置であって、
    対象列車が運行される路線に設けられている施設の位置を示す施設位置情報を記憶している施設位置情報記憶部と、
    前記表示装置から運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置の位置を示す情報である表示装置位置情報と前記施設位置情報とを比較して前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する抽出条件設定処理部と、
    鉄道事業者の列車運行管理装置から受信する運行中の列車位置を示す情報である列車位置情報と、前記表示装置があると特定された施設についての前記施設位置情報とを比較して前記施設付近に在線している列車を表示対象列車として抽出する表示対象列車抽出処理部と、
    前記特定された施設を含む路線図と抽出された前記表示対象列車とを含む表示画面データを生成して前記表示装置に送出する画面表示処理部とを備えている、
    運行管理情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の運行管理情報表示装置であって、
    前記鉄道事業者の職員の所属、役割、勤務パターンの少なくともいずれかを含む使用者の属性情報を記憶するユーザ情報記憶部を備え、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置から前記運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置のユーザを特定する情報に基づいて当該ユーザの属性情報を前記ユーザ情報記憶部から取得して、前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する情報を補正する、運行管理情報表示装置。
  3. 請求項1に記載の運行管理情報表示装置であって、
    各ユーザごとに前記表示装置によって表示された画面情報を、表示した時間帯、および表示した施設の情報に関連付けて記憶する学習記憶部を備え、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置のユーザを特定する情報により前記学習記憶部を検索し、前記条件に合致する画面情報があると判定した場合、当該画面情報を優先的に表示すべき情報である優先情報として記憶し、前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する情報と、前記時間帯および前記表示した施設とにより前記優先情報を検索して、該当数優先情報があった場合当該優先情報を前記画面表示処理部に通知する、運行管理情報表示装置。
  4. 請求項3に記載の運行管理情報表示装置であって、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置のユーザを特定する情報により前記学習記憶部を検索し、前記条件に合致する画面情報がないと判定した場合、該当ユーザ以外のユーザについて記録されている当該画面情報を優先的に表示すべき情報である優先情報として記憶し、前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する情報と、前記時間帯および前記表示した施設とにより前記優先情報を検索して、該当数優先情報があった場合当該優先情報を前記画面表示処理部に通知する、運行管理情報表示装置。
  5. 請求項1に記載の運行管理情報表示装置であって、
    前記表示装置に表示された画面情報が利用された施設を特定する情報と、鉄道事業者の運行管理装置から取得する当該表示時に発生した事象に関する事象情報とを関連付けて記憶する統計情報記憶部を備え、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置から運行状況表示要求を受けた際の時間帯、当該表示装置がある施設を特定する情報により前記統計情報記憶部を検索し、該当する画面情報があると判定した場合、当該画面情報を優先情報として利用する、運行管理情報表
    示装置。
  6. 請求項5に記載の運行管理情報表示装置であって、
    各ユーザが実際に表示装置によって表示させた画面の情報である実績画面情報を記憶しており、前記実績画面情報に関連付けられている表示列車対象情報と当該実績画面情報により表示した表示内容により前記優先情報を検索し、対応する優先情報があると判定した場合、当該優先情報の優先順位を上げる処理を実行する、運行管理情報表示装置。
  7. 請求項3に記載の運行管理情報表示装置であって、
    前記ユーザが前記表示装置により運行情報を表示させた場合、当該ユーザを特定する情報と関連付けて当該ユーザが表示させた画面情報を前記学習記憶部に記憶させる、運行管理情報表示システム。
  8. 請求項1に記載の運行管理情報表示装置であって、
    前記画面表示処理部は、表示対象列車について前記表示装置の表示画面において当該表示対象列車を視覚的に強調する処理を施す、運行管理情報表示システム。
  9. 請求項1に記載の運行管理情報表示装置であって、
    前記鉄道事業者の職員の所属、役割、勤務パターンの少なくともいずれかを含む使用者の属性情報を記憶するユーザ情報記憶部を備え、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置から前記運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置のユーザを特定する情報に基づいて当該ユーザの属性情報を前記ユーザ情報記憶部から取得して、前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する情報を補正し、
    各ユーザごとに前記表示装置によって表示された画面情報を、表示した時間帯、および表示した施設の情報に関連付けて記憶する学習記憶部を備え、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置のユーザを特定する情報により前記学習記憶部を検索し、前記条件に合致する画面情報があると判定した場合、当該画面情報を優先的に表示すべき情報である優先情報として記憶し、前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する情報と、前記時間帯および前記表示した施設とにより前記優先情報を検索して、該当数優先情報があった場合当該優先情報を前記画面表示処理部に通知し、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置のユーザを特定する情報により前記学習記憶部を検索し、前記条件に合致する画面情報がないと判定した場合、該当ユーザ以外のユーザについて記録されている当該画面情報を優先的に表示すべき情報である優先情報として記憶し、前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する情報と、前記時間帯および前記表示した施設とにより前記優先情報を検索して、該当数優先情報があった場合当該優先情報を前記画面表示処理部に通知し、
    前記表示装置に表示された画面情報が利用された施設を特定する情報と、鉄道事業者の運行管理装置から取得する当該表示時に発生した事象に関する事象情報とを関連付けて記憶する統計情報記憶部を備え、
    前記抽出条件設定処理部は、前記表示装置から運行状況表示要求を受けた際の時間帯、当該表示装置がある施設を特定する情報により前記統計情報記憶部を検索し、該当する画面情報があると判定した場合、当該画面情報を優先情報として利用し、
    各ユーザが実際に表示装置によって表示させた画面の情報である実績画面情報を記憶しており、前記実績画面情報に関連付けられている表示列車対象情報と当該実績画面情報により表示した表示内容により前記優先情報を検索し、対応する優先情報があると判定した場合、当該優先情報の優先順位を上げる処理を実行し、
    前記ユーザが前記表示装置により運行情報を表示させた場合、当該ユーザを特定する情報と関連付けて当該ユーザが表示させた画面情報を前記学習記憶部に記憶させ、
    前記画面表示処理部は、表示対象列車について前記表示装置の表示画面において当該表示対象列車を視覚的に強調する処理を施す、運行管理情報表示装置。
  10. 列車の運行状況を表示するための表示装置と、当該表示装置と通信可能に接続されている処理装置とを有する運行管理情報表示システムであって、
    前記処理装置は、
    対象列車が運行される路線に設けられている施設の位置を示す施設位置情報を記憶している施設位置情報記憶部と、
    前記表示装置から運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置の位置を示す情報である表示装置位置情報と前記施設位置情報とを比較して前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定する抽出条件設定処理部と、
    鉄道事業者の列車運行管理装置から受信する運行中の列車位置を示す情報である列車位置情報と、前記表示装置があると特定された施設についての前記施設位置情報とを比較して前記施設付近に在線している列車を表示対象列車として抽出する表示対象列車抽出処理部と、
    前記特定された施設を含む路線図と抽出された前記表示対象列車とを含む表示画面データを生成して前記表示装置に送出する画面表示処理部とを備えている、
    運行管理情報表示システム。
  11. 列車の運行状況を表示するための表示装置と、当該表示装置と通信可能に接続されている処理装置とによって実行される運行管理情報表示方法であって、画面表示処理部
    前記処理装置が、
    対象列車が運行される路線に設けられている施設の位置を示す施設位置情報を記憶し、
    前記表示装置から運行情報表示要求とともに受信する当該表示装置の位置を示す情報である表示装置位置情報と前記施設位置情報とを比較して前記表示装置がいずれの施設にあるかを特定し、
    鉄道事業者の列車運行管理装置から受信する運行中の列車位置を示す情報である列車位置情報と、前記表示装置があると特定された施設についての前記施設位置情報とを比較して前記施設付近に在線している列車を表示対象列車として抽出し、
    前記特定された施設を含む路線図と抽出された前記表示対象列車とを含む表示画面データを生成して前記表示装置に送出する、
    運行管理情報表示方法。
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