JP2016129964A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートのサイズ変更に容易に対応可能な簡易な構成のシート搬送装置を提案する。【解決手段】スイング装置31bのスイング爪部50は、第1カムフォロワ62および第2カムフォロワ65が本カム110および裏カム111と当接された状態で転がることで第1搬送部39と第2搬送部33との間を揺動するが、本カム110に対する裏カム111の位相が調整されると、第2カムフォロワ65が裏カム111と当接する角度が変更されるため、第1搬送部39と第2搬送部33との間を揺動するスイング爪部50のスイング速度を変更することができる。シート長が変化した場合でも、スイング速度を変更できるため第1保持装置39aにより搬送されるシートS1をスイング爪部50によりくわえ、第2保持装置33a〜33cへ受け渡すことができる。かくして、シートのサイズ変更に容易に対応可能な簡易な構成のシート搬送装置1を実現することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
従来、シートの表面を印刷した後に反転して裏面を印刷するシート反転機構を有する反転機構付枚葉輪転印刷機がある(例えば、特許文献1参照)。この反転機構付枚葉輪転印刷機は、隣接する印刷ユニットの間にシートを反転させることのできる反転ユニットを備え、片面印刷および両面印刷を行うことが可能となっている。
この特許文献1の反転機構付枚葉輪転印刷機では、反転ユニットが渡胴(特許文献1の第4図における図番17)と圧胴(特許文献1の第4図における図番16)とからなり、両面印刷を行う場合、渡胴のくわえ爪装置によりシートの先端部をつかんだ状態で搬送されるシートの後端部を圧胴のくわえ爪装置によりつかみ、当該シートの搬送方向を変えて搬送する。
特公平03−080108号公報
しかしながらかかる特許文献1の反転機構付枚葉輪転印刷機では、シートのサイズを変更する場合、印刷装置を稼働させる前に圧胴を駆動させているギアの締結を断ち、圧胴のくわえ爪装置と渡胴に保持されたシートの後端部とが対向するように渡胴に対する圧胴の位相を変更した後、再度ギアを締結させるという作業を行なうため、作業者の負担や準備時間を要するという問題があった。
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、シートのサイズ変更に容易に対応可能な簡易な構成のシート搬送装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1では、シート搬送装置(1)において、シート(S1)を保持して搬送する第1保持装置(39a)が設けられた第1搬送部(39)と、シート(S1)を保持して搬送する第2保持装置(33a〜33c)が設けられた第2搬送部(33)と、前記第1保持装置(39a)により保持されて搬送されるシート(S1)の端部をくわえ、前記第2保持装置(33a〜33c)へ受け渡すため前記第1搬送部(39)と前記第2搬送部(33)との間を揺動するスイング爪部(50)が設けられたスイング装置(31b)と、第1カムフォロワ(62)および第2カムフォロワ(65)を有するレバー軸(81)が回動中心として揺動することで前記スイング爪部(50)を揺動させるレバー部(80)と、カム軸(103)に対して軸着され前記第1カムフォロワ(62)と当接される本カム(110)と、前記カム軸(103)に対して回転可能に支持され前記第2カムフォロワ(65)と当接される裏カム(111)と、前記本カム(110)および前記裏カム(111)を同期して回転させる一方、前記本カム(110)に対して前記裏カム(111)を相対的に回転させることにより前記本カム(110)に対する前記裏カム(111)の位相を調整する差動歯車機構(170)とを備えるようにする。
請求項2においては、シートサイズに応じて前記差動歯車機構(170)による前記本カム(110)に対する前記裏カム(111)の位相を制御する制御部(201)を備えるようにする。
請求項3において、前記シート搬送装置(1)は、両面印刷機であり、前記第1搬送部(39)は、反転前倍胴(39)であり、前記スイング装置(31b)は、反転スイング装置(31b)であり、前記第2搬送部(33)は、印刷胴(33)であり、シートサイズを検知するシートサイズ検知部(204)を備え、前記制御部(201)は、前記シートサイズ検知部(204)が搬送されているシート1枚毎にシートサイズの検知を行い、当該検知されたシートサイズに応じてシート1枚毎に前記差動歯車機構(170)による前記本カム(110)に対する前記裏カム(111)の位相を制御するようにする。
請求項4において、前記シート搬送装置(1)は、前記第1カムフォロワ(62)を前記本カム(110)に付勢するとともに、前記第2カムフォロワ(65)を前記裏カム(111)に付勢する付勢部材(115)とを備えるようにする。
請求項1の発明によれば、スイング装置(31b)のスイング爪部(50)は、第1カムフォロワ(62)および第2カムフォロワ(65)が本カム(110)および裏カム(111)と当接された状態で転がることにより第1搬送部(39)と第2搬送部(33)との間を揺動するが、本カム(110)に対する裏カム(111)の位相が調整されると、第2カムフォロワ(65)が裏カム(111)と当接する角度が変更されるため、第1搬送部(39)と第2搬送部(33)との間を揺動するスイング爪部(50)のスイング速度を変更することができる。シート長が変化した場合でも、スイング速度を変更できるため第1保持装置(39a)により搬送されるシート(S1)をスイング爪部(50)によりくわえ、第2保持装置(33a〜33c)へ受け渡すことができる。かくして、シート(S1)のサイズ変更に容易に対応可能な簡易な構成のシート搬送装置(1)を実現することができる。
請求項2の発明によれば、シートサイズに応じて差動歯車機構(170)により本カム(110)に対する裏カム(111)の位相を制御することによって、シート長が変化した場合でも、第1保持装置(39a)により保持されて搬送されるシート(S1)の端部をスイング爪部(50)によりくわえ、第2保持装置(33a〜33c)へ受け渡すことができる。
請求項3の発明によれば、シートサイズ検知部(204)によりシート1枚毎に検知されたシートサイズに合わせて差動歯車機構(170)により本カム(110)に対する裏カム(111)の位相を制御することによって、シート1枚あたりのシートサイズの誤差を考慮してスイング爪部(50)のスイング速度が搬送されているシート1枚毎に増減されるため、第1保持装置(39a)により保持されて搬送されるシート1枚毎に当該シート(S1)の端部をスイング爪部(50)により確実にくわえ、第2保持装置(33a〜33c)へ受け渡すことができる。
請求項4の発明によれば、第1カムフォロワ(62)および第2カムフォロワ(65)を本カム(110)および裏カム(111)に対して確実に当接させた状態で転がるため、スイング爪部(50)のスイング動作を安定させることができる。
第1乃至第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置の全体構成を示す側面図である。 第1乃至第3の実施の形態における反転スイング装置のスイング機構を示す側面図である。 第1乃至第3の実施の形態におけるスイングレバーおよびカム部の構成を示す断面図である。 第1乃至第3の実施の形態における差動歯車機構の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態におけるデジタル印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 第1乃至第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置における印刷工程(1)を示す側面図である。 第1乃至第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置における印刷工程(2)を示す側面図である。 第1乃至第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置における印刷工程(3)を示す側面図である。 第1乃至第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置における印刷工程(4)を示す側面図である。 第1乃至第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置における印刷工程(5)を示す側面図である。 第2の実施の形態におけるデジタル印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態におけるデジタル印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
<デジタル印刷装置の構成>
図1に示すように、シート搬送装置としてのデジタル印刷装置1は、シート供給部としての給紙装置2、処理部としてのデジタル印刷ユニット3及び排出部としての排紙装置4を備え、当該デジタル印刷装置1はシートの両面に印刷をすることができる両面印刷機である。
給紙装置2には、複数のシートS1が積載された積載台21および、その積載台21の最上段のシートS1を吸着し搬送するサッカー装置23および当該サッカー装置23と接続された間欠給紙用ロータリーバルブ27および当該サッカー装置23からシートS1をデジタル印刷ユニット3へ搬送するフィーダボードFBが設けられている。間欠給紙用ロータリーバルブ27は、図示しない負圧源と接続されていると共に、サッカー装置23に対して負圧を作用させる際、連続的に負圧を作用させたり、間欠的に負圧を作用させたりする。
フィーダボードFBのシート搬送方向下流側には、デジタル印刷ユニット3のフレーム3aに揺動自在に支持され、シートS1の一方の端部であるシート搬送方向下流側の先端部(くわえ側端部)を保持するスイング装置31fが配設されている。スイング装置31fには給紙側渡し胴32が対向して配置され、その給紙側渡し胴32がフレーム3aに回転自在に支持されている。
給紙側渡し胴32には、スイング装置31fにより受け渡されるシートS1の先端部をくわえた状態で保持するくわえ爪装置32aが設けられている。
給紙側渡し胴32には、スイング装置31fよりもシート搬送方向下流側に第2搬送部としての印刷胴33が対接配置され、その印刷胴33がフレーム3aに回転自在に支持されている。印刷胴33は、給紙側渡し胴32のくわえ爪装置32aからシートS1の先端部を受け取って保持する第2保持装置としての印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cと、この印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cに対応して設けられシートS1を支持する支持面33d、33e、33fとを備えている。
なお、本実施の形態においては、印刷胴くわえ爪装置と支持面との組が3組設けられた3倍胴として構成されており、その直径も1倍胴である給紙側渡し胴32の3倍の直径を有している。ここで、シートS1を保持する印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cは円周方向に互いに120度位相をずらした状態で設けられている。
印刷胴33の支持面33d、33e、33fには多数の吸引用孔が形成されており、その吸引用孔は負圧源と接続されている。この印刷胴33の給紙側渡し胴32との対接部分よりもシート搬送方向下流側には、当該印刷胴33の周面に対向して処理部としてのインクジェットノズル部34が配置されている。
インクジェットノズル部34には、互いに異なる色のインキがセットされた複数のインクジェットノズルヘッド34a〜34dが印刷胴33の周面に沿ってシート搬送方向に並設され、それぞれが印刷胴33の周面を指向している。インクジェットノズルヘッド34a〜34dは、印刷胴33の支持面33d、33e、33fに全面吸着されたシートS1との隙間が僅かな間隔となるよう印刷胴33に近接して配設されている。
印刷胴33のインクジェットノズル部34よりもシート搬送方向下流側には、印刷胴33に対向配置され、シートS1に赤外線や紫外線などの光を照射して当該シートS1上に印刷されたインキを乾燥させる乾燥装置としてのインキ乾燥ランプ35が設けられている。
印刷胴33には、インキ乾燥ランプ35よりもシート搬送方向下流側に、第1の排紙側渡し胴36が対接配置され、その第1の排紙側渡し胴36がフレーム3aに回転自在に支持されている。第1の排紙側渡し胴36には、印刷胴33により搬送されるシートS1の先端部を印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cから受け取って保持するくわえ爪装置36aが設けられている。
第1の排紙側渡し胴36の印刷胴33との対接部分よりもシート搬送方向下流側には、第2の排紙側渡し胴37が第1の排紙側渡し胴36と対接配置され、その第2の排紙側渡し胴37がフレーム3aに回転自在に支持されている。第2の排紙側渡し胴37には、第1の排紙側渡し胴36により搬送されるシートS1の先端部をくわえ爪装置36aから受け取って保持するくわえ爪装置37aが設けられている。
第2の排紙側渡し胴37の第1の排紙側渡し胴36との対接部分よりもシート搬送方向下流側には紙取胴38が対接配置され、その紙取胴38がフレーム3aに回転自在に支持されている。紙取胴38には、第2の排紙側渡し胴37により搬送されるシートS1の先端部をくわえ爪装置37aから受け取って保持するくわえ爪装置38aが設けられている。
紙取胴38の下方には、シートS1を搬送するデリバリーベルト40が配設されている。デリバリーベルト40のシート搬送方向下流側には、デジタル印刷処理の施されたシートS1を積載する積載台41が設けられている。なお、紙取胴38、デリバリーベルト40、積載台41により排紙装置4を構成する。
第2の排紙側渡し胴37の紙取胴38との対接部分よりもシート搬送方向下流側には、第1搬送部としての反転前倍胴39が第2の排紙側渡し胴37に対接配置され、その反転前倍胴39がフレーム3aに回転自在に支持されている。反転前倍胴39は、1倍胴である第2の排紙側渡し胴37の2倍の円周長を有する2倍胴であり、第2の排紙側渡し胴37により搬送されるシートS1の先端部をくわえ爪装置37aから受け取って保持する第1保持装置としてのくわえ爪装置39aが設けられている。
反転前倍胴39の第2の排紙側渡し胴37との対接部分よりもシート搬送方向下流側には、シートS1の他方の端部としての後端部(紙尻側端部、シート搬送方向上流側)を受け取って保持するスイング爪部50を備えたスイング装置としての反転スイング装置31bが対向して配置されている。なお、反転前倍胴39および反転スイング装置31bによりシート反転部を構成する。
<反転スイング装置のスイング機構>
図2乃至図4に示すように、反転スイング装置31bのスイング機構200は、当該反転スイング装置31bのスイング爪部50をスイングさせるレバー部としてのスイングレバー80、カム部100および差動歯車機構170により主に構成されている。
反転スイング装置31bは、スイング軸51のその一端がフレーム3a1に取り付けられたベアリング保持部91のベアリング92に軸支されると共に、その他端がフレーム3a1と平行に対向配置された図示しないフレームのベアリングに軸支されており、当該スイング軸51の一端側の先端にピニオンギア51aが固定されている。
スイング軸51には、印刷機内部(フレーム3a1と図示しないフレームとの間)にスイング本体52が固定されている。スイング本体52には爪55を取り付け固定する爪ホルダ53が設けられ、当該爪ホルダ53が爪軸54を介してスイング本体52に回動自在に取り付けられている。
スイング本体52には、爪台支持部56が固定されており、当該爪台支持部56には、爪55との間でシートS1を挟み付けることにより当該シートS1を保持する爪台58を取り付け固定する爪台ホルダ57が設けられている。
従って反転スイング装置31bおいて、爪台58および爪55は、スイング軸51を中心として、印刷胴33と反転前倍胴39との間すなわち軌跡TR1の範囲内で揺動自在に支持されている。
スイングレバー80は、第1レバー60、第2レバー70およびレバー軸81によって構成されている。レバー軸81は、その一端が、フレーム3a1に取り付けられたベアリング保持部93のベアリング94に軸支されると共に、その他端が、フレーム3a1と平行に対向配置されたフレーム3a2に取り付けられたベアリング95に軸支されている。
第1レバー60および第2レバー70は、レバー軸81を中心として互いに所定角度だけ離れた状態で当該レバー軸81に軸着され、当該第1レバー60および第2レバー70が一体となった状態でレバー軸81を中心として、軌跡TR2の範囲内で実線位置と1点鎖線位置との間を揺動自在に支持されている。
レバー軸81のほぼ中央には第2レバー70の腕部71の一端がボルト74、75によってレバー軸81に割締め固定される一方、当該腕部71の他端には反転スイング装置31bのピニオンギア51aと噛合する扇状のセグメントギア72が腕部71と一体に固定されている。
ここで、第2レバー70のセグメントギア72はレバー軸81を中心とした軌跡TR2(1点鎖線で示される)の範囲内で揺動され、この第2レバー70が揺動するときの半径がピニオンギア51aの半径よりも格段に大きく設定されている。
レバー軸81のフレーム3a2寄りの位置には、第1レバー60の腕部61aの一端がボルト74、75によって当該レバー軸81に割締め固定されている。また第1レバー60は、腕部61の他端が二股に分岐されてなる第1腕部61bおよび第2腕部61cが互いに平行な状態で設けられている。
第1腕部61bには、その先端の軸64に対し、ベアリング63を介して第1カムフォロワとしてのカムフォロワ62が回転自在に支持されている。第2腕部61cには、第1腕部61bと同様に、その先端の軸67に対し、ベアリング66を介して第2カムフォロワとしてのカムフォロワ65が回転自在に支持されている。
カム部100は、サブフレーム3b1に対してカム軸103の一端がベアリング101を介して軸支されるとともに、当該サブフレーム3b1と平行に対向配置されたサブフレーム3b2に対してカム軸103の他端がベアリング102を介して軸支されている。なお、スイングレバー80のレバー軸81とカム部100のカム軸103とは互いに平行に配置されている。
カム軸103には、サブフレーム3b2寄りの位置にカム軸用回転ギア104が軸着され、当該カム軸用回転ギア104に対して渡胴回転駆動ギア32gが噛合されている。この渡胴回転駆動ギア32gは、給紙側渡胴32の回転軸に固定されているギアである。すなわちカム軸103は、渡胴回転駆動ギア32gの回転に伴ってカム軸用回転ギア104を介して回転駆動されるのである。
またカム軸103には、略楕円形の薄円板状に形成された本カム110がカム軸用回転ギア104と並列に軸着され、当該本カム110およびカム軸用回転ギア104が円筒状の連結部124を介してボルト125、126により連結されている。
さらにカム軸103には、本カム110よりも小さな略楕円形の薄円板状に形成された裏カム111がカム軸用回転ギア104および本カム110と並列に支持されるとともに、当該裏カム111と並列に伝達ギア141が設けられ、当該裏カム111と当該伝達ギア141とが円筒状の連結部121を介してボルト122、123により連結されている。なおカム軸103は、伝達ギア141、連結部121および裏カム111を滑り軸受180を介して摺胴自在に軸支している。
本カム110のカム面には、第1レバー60における第1腕部61bのカムフォロワ62が対接されている。裏カム111のカム面には、第1レバー60における第2腕部61cのカムフォロワ65が対接されている。
第1レバー60における第1腕部61bまたは第2腕部61cとフレーム3a2に固定された固定部材167(図2)との間には、第1腕部61bのカムフォロワ62および第2腕部61cのカムフォロワ65を本カム110のカム面および裏カム111のカム面に対して両方あるいは少なくともどちらか一方が対接されるように付勢する付勢部材としてのバネ115が取り付けられている。
本カム110および裏カム111の配置において、本カム110および裏カム111のカム面が揃って同じ高さにある部分では、本カム110のカム面と第1腕部61bのカムフォロワ62とが対接されると同時に、裏カム111のカム面と第2腕部61cのカムフォロワ65とが対接される。
しかしながら、本カム110のカム面よりも裏カム111のカム面の方が引っ込んでいる(くぼんでいる)部分では、本カム110のカム面と第1腕部61bのカムフォロワ62とが対接されるものの、裏カム111のカム面と第2腕部61cのカムフォロワ65とが対接されることはない。
一方、本カム110のカム面よりも裏カム111のカム面の方が出っ張っている部分では、本カム110のカム面と第1腕部61bのカムフォロワ62とが対接されることはなく、裏カム111のカム面と第2腕部61cのカムフォロワ65とが対接されることになる。
本カム110は、カム軸103に対して大きく偏心された状態で固定されている。一方、裏カム111は、カム軸103を本カム110と共通とするものの、本カム110よりも小さく形成され、カム軸103に対して僅かに偏心された状態で滑り軸受180(図4)により摺動自在に支持されている。
ここで裏カム111は、本カム110のようにカム軸103に軸着されているのではなく、当該カム軸103に対して滑り軸受180により摺動自在に支持されているため、裏カム111全体がカム軸103に対して回転可能であり、本カム110に対して裏カム111が位相調整自在に支持されている。なお、カム軸103は図2中反時計回り方向へ回転されるものである。
すなわち、本カム110に対して位相調整される裏カム111は、図2に示されるように、シート長の長いシートS1long に対応した最引込位置(本カム110と同じ位置の実線で示される)、標準的なシート長のシートS1normal に対応した中間位置(2点鎖線で示される)、シート長の短いシートS1short に対応した最出張位置(1点鎖線で示される)に位相調整された状態でカム軸103に支持されることが可能である。
裏カム111の最引込位置(本カム110と同じ位置の実線で示される)は、シート長の長いシートS1longの後端部を反転スイング装置31bにおけるスイング爪部50の爪55でくわえるため、当該スイング爪部50を標準速度よりも低速でスイングさせる位相調整ポジションである。
裏カム111の中間位置(2点鎖線で示される)は、標準的なシート長のシートS1normalの後端部を反転スイング装置31bにおけるスイング爪部50の爪55でくわえるため、当該スイング爪部50を標準速度でスイングさせるデフォルトの位相調整ポジションである。
裏カム111の最出張位置(1点鎖線で示される)は、シート長の短いシートS1short の後端部を反転スイング装置31bにおけるスイング爪部50の爪55でくわえるため、当該スイング爪部50を標準速度よりも高速でスイングさせる位相調整ポジションである。
図2に示されるように、裏カム111は、シート長の長いシートS1longに対応した最引込位置(実線で示される)から、標準的なシート長のシートS1normal に対応した中間位置(2点鎖線で示される)を介して、シート長の短いシートS1short に対応した最出張位置(1点鎖線で示される)まで、差動歯車機構170によって無段階で位相調整される(図4)。
この差動歯車機構170は、遊星歯車機構150、ウォームギア160およびモータ163によって主に構成されている。遊星歯車機構150は、サブフレーム3b2に固定された保持部131のベアリング132を介して当該遊星歯車機構150の軸151の他端が軸支されている。
この軸151には、伝達ギア134が軸着されている。伝達ギア134には、サブフレーム3b2に固定された高さ調整台133のボス133aに取り付けられているベアリング135を介して回転自在に支持された変速ギア136が噛合されるとともに、当該変速ギア136にカム部100のカム軸用回転ギア104が噛合されている。ここで、カム軸用回転ギア104の回転は変速ギア136によって例えば3倍に増速された状態で伝達ギア134へ伝達されるように歯数が設定されている。
遊星歯車機構150は、サブフレーム3b2に支持されたプレート152に取り付けられた筐体カバー152aにより覆われており、当該遊星歯車機構150の下方に設けられた軸151の一端が当該プレート152のベアリング154に支持され、当該遊星歯車機構150の上方に設けられた遊星歯車軸165の一端がサブフレーム3b1のベアリング166に支持されるとともに、遊星歯車軸165の他端が筐体カバー152aのベアリング155に支持されている。
この遊星歯車機構150は、伝達ギア134の回転とともに軸151が回転されると、その軸151の回転速度を1/3に減速した状態で遊星歯車軸165へ伝達する減速機として機能する。
遊星歯車軸165には、伝達ギア139が軸着され、当該伝達ギア139には、中間ギア140が噛合されている。この中間ギア140は、サブフレーム3b1に対して固定された高さ調整台137のボス137aに取り付けられているベアリング138を介して回転自在に支持されている。中間ギア140には、伝達ギア141が噛合されており、当該伝達ギア141が滑り軸受180を介してカム部100のカム軸103に対して摺動可能に軸支されている。
ここでは、遊星歯車軸165の回転が、伝達ギア139、中間ギア140および伝達ギア141を介して変速されることなく等速度のままカム軸103へ伝達されるように伝達ギア139、中間ギア140および伝達ギア141の歯数が設定されている。
このようにカム軸103に軸着されたカム軸用回転ギア104が、変速ギア136および伝達ギア134を介して3倍に増速された状態で軸151を回転させるものの、遊星歯車機構150を介して1/3に減速された状態で遊星歯車軸165が回転されることになるため、実際には伝達ギア139、中間ギア140および伝達ギア141を介して速度変化の無い状態でカム軸103の回転が遊星歯車軸165に伝達されるのである。これにより本カム110および裏カム111は同じ回転速度で共通のカム軸103を介して回転駆動されることになる。
ところで遊星歯車機構150は、プレート152のベアリング154を介して支持された軸151の一端に対して太陽歯車156が当該軸151と一体となって回転可能に固定されている。
太陽歯車156の周囲には複数の遊星歯車157が設けられ、当該太陽歯車156と複数の遊星歯車157とが噛合されている。複数の遊星歯車157は、複数の脚部を有する連結部158にそれぞれ回転自在に取り付けられ、当該連結部158が遊星歯車軸165の他端に取付固定されている。
また、複数の遊星歯車157の周囲には、当該複数の遊星歯車157を囲むように内歯車159が設けられ、当該内歯車159がプレート152の内周側に設けられたベアリング153を介して回転自在に支持されている。
内歯車159は、その内周側の歯が遊星歯車157の歯と噛合されるとともに、その外周側の歯がウォームギア160の歯と噛合されている。プレート152に設けられているベアリング162を介してウォームギア160の軸161の両端は軸支され、当該軸161がモータ163に接続されている。モータ163は、制御部201(図5)の制御により駆動される。
この差動歯車機構170では、その機構により、太陽歯車156が軸151の回転に伴って回転している状態で、モータ163の駆動によりウォームギア160を介して内歯車159を回転させると、回転させた量だけ、遊星歯車軸165の位相を進めたり遅らせたりすることができる。
<デジタル印刷装置の電気的構成>
続いて、デジタル印刷装置1の電気的構成について説明するが、ここでは特に遊星歯車機構150の内歯車159の回転を制御する場合について主に説明し、それ以外の電気的構成については省略する。
図5に示すように、マイクロコンピュータ構成でなる制御部201は、作業者がシートS1のシートサイズ(例えばシートS1normal、シートS1short、またはシートS1longの何れであるか)を直接入力するシートサイズ入力部202が接続されている。なお、シートサイズとしては、例えばB3、B4、B5等のような規格化されたシートサイズが入力されるようになっていても良い。
また制御部201には、遊星歯車機構150の内歯車159の回転を駆動制御するための内歯車駆動部としてのモータ163が接続されている。なお、この第1の実施の形態では、作業者が給紙装置2の積載台21に載置されたシートS1の束を単位としてシートサイズを直接入力するようになされており、シートS1の1枚毎にシートサイズを入力するのではない。
<印刷動作>
このように構成されたデジタル印刷装置1の印刷動作について、片面印刷モードが選択された場合と、両面印刷モードが選択された場合に分けて説明する。
作業者の操作により片面印刷モードが選択されると、制御部201は間欠給紙用ロータリーバルブ27を介してサッカー装置23に連続的に負圧を作用させることにより、積載台21のシートS1を吸着しフィーダボードFBへ搬送する。
ここで間欠給紙用ロータリーバルブ27は、片面印刷モードの場合、印刷胴33の1回転中に当該印刷胴33に設けられた印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cの数と同じ枚数のシートS1を供給するタイミング、換言すると、印刷胴33における印刷胴くわえ爪装置33a乃至33cと、給紙側渡し胴32のくわえ爪装置32aとが対向するタイミングごとにバルブが「開」して負圧源からの吸引が行なわれるように制御される。このように、印刷胴33の全ての印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cがシートS1をくわえるように当該シートS1を供給することを連続給紙と呼ぶ。これにより、サッカー装置23はシートS1を連続給紙のタイミングでフィーダボードFBへ搬送する。
フィーダボードFBにより搬送されるシートS1はその先端がスイング装置31fによって保持された後に給紙側渡し胴32へ向かって揺動して搬送され、くわえ爪装置32aに当該シートS1の先端部がくわえ替えされる。
給紙側渡し胴32の回転に伴って搬送されるシートS1は、印刷胴33との対接部分においてくわえ爪装置32aから印刷胴くわえ爪装置33a〜33cの何れか(この場合、印刷胴くわえ爪装置33a)にその先端部がくわえ替えされた後、印刷胴33の回転とともに搬送される。このときシートS1の全面は、印刷胴33における複数の吸引用孔を介して当該印刷胴33の支持面33d〜33fに吸着されて当該支持面33d〜33fに密着する。
印刷胴33により搬送されるシートS1の表面には、インクジェットノズル部34のインクジェットノズルヘッド34a〜34dから微滴化されたインクが吐出されることによりデジタル印刷処理が施される。シートS1は印刷胴33の支持面33d〜33fに密着しているため、インクジェットノズルヘッド34a〜34dとの間の微小間隔が維持された状態で搬送される。この微小間隔が維持されることにより吐出されたインクがシートS1に高精度で着弾することができ、高品質な印刷を行うことができる。
インクジェットノズル部34による印刷が行われたシートS1は、印刷胴33とインキ乾燥ランプ35との間を通過し、当該インキ乾燥ランプ35からの光が照射され、これによりシートS1のインキが乾燥する。その後シートS1は第1の排紙側渡し胴36へ搬送される。
図6に示すように、印刷胴33と第1の排紙側渡し胴36との対接部分において印刷胴くわえ爪装置33aからくわえ爪装置36aにシートS1の先端部がくわえ替えされる。
その後、図7に示すように、くわえ爪装置36aに保持されたシートS1は、第1の排紙側渡し胴36と第2の排紙側渡し胴37との対接部分において、くわえ爪装置36aからくわえ爪装置37aにその先端部がくわえ替えされる。
片面印刷モードの場合、第2の排紙側渡し胴37と紙取胴38との対接部分において、くわえ爪装置37aがシートS1の先端部の保持を解除するとともに、くわえ爪装置38aがシートS1の先端部をくわえて保持し、くわえ替えが行なわれる。これによりシートS1は第2の排紙側渡し胴37から紙取胴38へくわえ替えされて搬送される。
紙取胴38にくわえ替えされたシートS1は、デリバリーベルト40の上方にくわえ爪装置38aが位置したタイミングで当該くわえ爪装置38aによる保持が解除され、デリバリーベルト40上に載せられる。デリバリーベルト40上に載せられたシートS1は当該デリバリーベルト40の走行とともに搬送され、表面にデジタル印刷処理の施されたシートS1が積載台41上に排出される。
一方、作業者の操作により両面印刷モードが選択された場合、制御部201(図5)は間欠給紙用ロータリーバルブ27を介してサッカー装置23に間欠的に負圧を作用させることにより、積載台21のシートS1を吸着しフィーダボードFBへ搬送する。
このとき間欠給紙用ロータリーバルブ27は、連続給紙のタイミングに対して1枚おきのタイミングでシートS1を供給する。換言すると、間欠給紙用ロータリーバルブ27は、印刷胴くわえ爪装置33a乃至33cと、くわえ爪装置32aとが対向するタイミングで、バルブが「開」、「閉」、「開」、「閉」、…、となるように制御される。これにより、印刷胴33の印刷胴くわえ爪装置33a、33b、33cが一つおきにシートS1をくわえるように当該シートS1を供給される。これを間欠給紙と呼ぶ。従って、サッカー装置23はシートS1を間欠給紙のタイミングで1枚おきに間欠的に吸着しフィーダボードFBへ搬送する。
サッカー装置23によりフィーダボードFBへ送り出されたシートS1は、片面印刷モードの場合と同様にスイング装置31fおよび給紙側渡し胴32を介して印刷胴33に受け渡されるが、シートS1は間欠給紙のタイミングで送り出されているため、印刷胴33の印刷胴くわえ爪装置33a〜33cは一つおきに給紙側渡し胴32から搬送される新規なシートS1を受取る。
その後、シートS1はインクジェットノズル部34に搬送され、その一方の面(表面)に表面用の印刷が施される。ここで、制御部201は、印刷胴33の印刷胴くわえ爪装置33a〜33cの一つおきに保持された新規なシートS1に対して印刷を施し、シートS1を保持していない印刷胴くわえ爪装置33a〜33cに対応する支持面33d〜33fに対して印刷を行なわないようにインクジェットノズル部34の各インクジェットノズルヘッド34a〜34dを制御する。
両面印刷モードの場合、インクジェットノズル部34により表面に印刷が施されたシートS1は、第1の排紙側渡し胴36を介して第2の排紙側渡し胴37から紙取胴38へ受け渡されずに、反転前倍胴39に受け渡される。
このように両面印刷モードの場合であって、表面に印刷が施されているが他方の面(裏面)にはデジタル印刷処理されていない場合には、制御部201の制御により、第2の排紙側渡し胴37と紙取胴38との対接部分において第2の排紙側渡し胴37のくわえ爪装置37aの爪は開かずに閉じたままの状態、すなわちシートS1の先端部を保持した状態が維持されるとともに、紙取胴38のくわえ爪装置38aの爪は閉じずに開いた状態が維持される。
これによりシートS1は第2の排紙側渡し胴37から紙取胴38へくわえ替えされることなく反転前倍胴39へ搬送される。第2の排紙側渡し胴37と反転前倍胴39との対接部分において、くわえ爪装置39aの爪を閉じてシートS1の先端部を保持させるとともに、第2の排紙側渡し胴37のくわえ爪装置37aの爪を開いてシートS1の先端部の保持を解除させ、図8に示すようにくわえ爪装置37aからくわえ爪装置39aにシートS1の先端部がくわえ替えされる。
シートS1の全面が反転前倍胴39の周面に押し付けられた密着状態が維持されたまま、反転スイング装置31bのスイング爪部50が図8の破線で示された受取位置へ揺動する。
図9に示すように、シートS1の後端部(紙尻側端部)と、反転スイング装置31bのスイング爪部50とが対向したタイミングになると、当該スイング爪部50によりシートS1の後端部をくわえることにより当該シートS1を反転スイング装置31bによって保持する。このとき同時に、くわえ爪装置39aはシートS1の先端部に対する保持を開放する。
反転スイング装置31bのスイング爪部50により反転前倍胴39からシートS1がくわえ替えされた後、図10に示されるように、当該スイング爪部50の破線で示す受取位置から実線で示す受渡位置への揺動によりシートS1はその後端部を先頭にして印刷胴33に向けて搬送され、反転スイング装置31bのスイング爪部50から印刷胴くわえ爪装置33a〜33cの何れか(図10においては印刷胴くわえ爪装置33b)に表裏反転状態のシートS1の後端部がくわえ替えされる。
印刷胴33にくわえ替えられたシートS1は当該印刷胴33の回転に伴い搬送される。ここで、印刷胴くわえ爪装置33a〜33cは給紙側渡し胴32から新規なシートS1を一つおきに給紙されているが、反転スイング装置31bは新規なシートS1を給紙されない印刷胴くわえ爪装置33a〜33cと対向するタイミングで受渡位置へ位置付けられ、スイング爪部50からシートS1の後端部を印刷胴くわえ爪装置33a〜33cへ受け渡す。
これにより、印刷胴くわえ爪装置33a〜33cでは、給紙側渡し胴32から受け渡される新規なシートS1と反転スイング装置31bから受け渡される表裏反転したシートS1とが交互に保持され、それぞれインクジェットノズル部34へ搬送される。
このとき反転スイング装置31bから受け渡された表裏反転状態のシートS1は、既にデジタル印刷処理の施された表面(デジタル印刷処理済みの面)が印刷胴33の支持面33d、33e、33fと対接し、シートS1の裏面(デジタル印刷未処理の面)が露出した状態で、印刷胴33により搬送され、インクジェットノズル部34によりシートS1の裏面にデジタル印刷処理が施される。
ここで、制御部201(図5)は、反転スイング装置31bから受け渡された表裏反転状態のシートS1に対しては裏面用の印刷を施し、給紙側渡し胴32から受け渡された新規なシートS1に対しては表面用の印刷を施すようにインクジェットノズル部34の各インクジェットノズルヘッド34a〜34dを制御する。これにより、インクジェットノズルヘッド34a〜34dは、印刷胴33に交互に保持された新規なシートS1と表裏反転したシートS1に対応して表面用の印刷と裏面用の印刷を交互に行うことになる。
その後、両面に印刷が施されたシートS1は、片面印刷モードの場合と同様に、第1の排出側渡し胴36、第2の排紙側渡し胴37、紙取胴38を順次介してデリバリーベルト40から排紙装置4の積載台41へ排出される。
<シート長に応じたスイング動作>
ところでデジタル印刷装置1では、両面印刷モードが選択されている場合において、標準的なシート長のシートS1normalに対してデジタル印刷処理を施すことに加えて、標準的なシートS1normalよりもシート長の短いシートS1shortまたはシート長の長いシートS1longに対しても両面印刷モードにおいてデジタル印刷処理を施すことが要求されている。
例えば、シート長の短いシートS1shortが搬送される場合、スイング爪部50が反転前倍胴39で搬送されているシートS1shortの後端部(紙尻側端部)をくわえに行く際には、当該スイング爪部50のスイング速度を標準的なシート長のシートS1normal のときよりも高速化する必要がある。
逆に、シート長の長いシートS1longが搬送される場合、スイング爪部50が反転前倍胴39で搬送されているシートS1longの後端部をくわえに行く際には、当該スイング爪部50のスイング速度を標準的なシート長のシートS1normalのときよりも減速化する必要がある。
すなわち標準的なシート長のシートS1normal以外のシートS1shortやシートS1longを反転前倍胴39から反転スイング装置31bを介して印刷胴33へ搬送する場合、シートS1shortやシートS1longの後端部をスイング爪部50により保持するため、当該スイング爪部50のスイング速度を増減させる必要があり、そのときのスイング爪部50のスイング動作を以下説明する。
<シート長が標準長さのシートS1normalに対するスイング動作>
デジタル印刷機1による印刷動作の開始前に、作業者によりシートサイズ入力部202を介してこれから印刷されるシートS1が標準的なシート長のシートS1normalであることが入力された場合、制御部201はカム部100の本カム110に対して裏カム111が中間位置(2点鎖線で示される)となるようにモータ163を準備運転時に駆動して遊星歯車機構150における内歯車159を回転させる。
本カム110に対して中間位置(2点鎖線で示される)に位置付けられた裏カム111がカム軸103により図2中反時計回り方向へ回転されると、裏カム111のカム面を第2腕部61cのカムフォロワ65が転がり、バネ115の付勢力に抗して、当該第1レバー60が実線位置から1点鎖線位置に向かって固定部材167側へ押し下げられる。
スイングレバー80の第1レバー60が固定部材167側へ押し下げられることに伴って、レバー軸81を中心として第2レバー70のセグメントギア72が軌跡TR2の揺動範囲でカム部100に近づく方向へ回転されると、当該セグメントギア72と噛合されているピニオンギア51aを介してスイング軸51が図2中反時計回り方向へ回転され、反転スイング装置31bにおけるスイング爪部50が軌跡TR1に沿った揺動範囲で反転前倍胴39に近づく方向へ回転される。
こうしてスイング爪部50における爪55が、反転前倍胴39により搬送されるシートS1normalの後端部をくわえる。
続けてカムは回転し、裏カム111のカム面と第2腕部61cのカムフォロワ65とが当接している状態から、本カム110のカム面と第1腕部61bのカムフォロワ62が当接する状態になり、第1レバー60が1点鎖線位置から実線位置に向かって固定部材167側から本カム110側へ戻され、第2レバー70が印刷胴33へ近付くように1点鎖線位置から実線位置へ戻される。
第2レバー70の回転に応じて反転スイング装置31bのスイング爪部50が1点鎖線位置から実線位置へ回転されると、スイング爪部50の爪55によりくわえられたシートS1normalの後端部が印刷胴33へ向かって引っ張り上げられ、当該印刷胴33の印刷胴くわえ爪装置33a乃至33cの何れかへくわえ替えされる。
なお、スイングレバー80の第1レバー60に作用するバネ115の付勢力により、カムフォロワ62およびカムフォロワ65を本カム110および裏カム111に対して常時確実に当接させた状態とするので、スイングレバー80の第2レバー70を安定的に揺動させことができる。その結果、スイング爪部50のスイング動作についても安定させることができる。
<シート長が標準長さよりも短いシートS1shortに対するスイング動作>
次に、デジタル印刷機1による印刷動作の開始前に、作業者によりシートサイズ入力部202を介してこれから印刷されるシートが標準的なシート長のものよりもシート長の短いシートS1shortであることが入力された場合、制御部201は本カム110に対して裏カム111が最出張位置(1点鎖線で示される)となるようにモータ163を準備運転時に駆動して遊星歯車機構150における内歯車159を回転させる。
そして本カム110に対して中間位置(2点鎖線で示される)よりも外側へ出っ張った最出張位置(1点鎖線で示される)に位置付けられた裏カム111がカム軸103により図2中反時計回り方向へ回転されると、裏カム111のカム面を第2腕部61cのカムフォロワ65が転がり、バネ115の付勢力に抗して、当該第1レバー60が実線位置から1点鎖線位置に向かって固定部材167側へ押し下げられる。
このとき、裏カム111と対接している第2腕部61cのカムフォロワ65は、中間位置(2点鎖線で示される)に位置付けられた裏カム111の場合に比べて、急峻な角度で転がるため、スイングレバー80の第1レバー60が固定部材167側へ押し下げられるときの速度が標準長さのシートS1normalのときよりも高速化される。
従って、スイングレバー80のレバー軸81を中心とした第2レバー70のセグメントギア72の回転速度も高速化されるので、スイング爪部50の実線位置から1点鎖線位置へ向かうスイング速度が、標準長さのシートS1normalに対応する場合と比べて高速化される。
こうして、反転前倍胴39は常に標準長さのシートS1normalを搬送しているときの速度で回転しているため、シート長の短いシートS1shortを搬送している場合、シート長の短いシートS1shortの後端部は標準長さのシートS1normalの後端部よりも速くスイング爪部50が後端部をくわえる位置(図9の状態)に到達するが、シートの後端部をくわえに行くときのスイング爪部50のスイング速度が高速化しているのでシートS1shortの後端部をスイング爪部50の爪55により確実に保持することができる。
続けてカムは回転し、最出張位置(1点鎖線で示される)に位置付けられた裏カム111のカム面と第2腕部61cのカムフォロワ65とが当接している状態から、本カム110のカム面と第1腕部61bのカムフォロワ62が当接する状態になる。
このとき標準長さのシートS1normalに対応して裏カム111が中間位置(2点鎖線で示す)に位置付けられている場合と比べて、シートS1shortに対応して裏カム111が最出張位置(1点鎖線で示される)に位置付けられているため、当該裏カム111のカム面に第2腕部61cのカムフォロワ65が当接して転がる時間が長くなる。
この転がる時間が長くなった分だけ、反転スイング装置31bにおいてスイング爪部50の爪55がシートS1shortの後端部をくわえた位置で停止している時間が標準長さのシートS1normal のときよりも長くなる。
これは、スイング爪部50の爪55がシートS1shortの後端部をくわえに行くときのスイング速度が高速化された分だけ、スイング爪部50が反転前倍胴39から印刷胴33へ向かってスイング動作を開始するタイミングを遅らせるためである。
その後、第1レバー60が1点鎖線位置から実線位置に向かって固定部材167側から本カム110側へ戻され、第2レバー70が1点鎖線位置から実線位置へ戻される。
第2レバー70の回転に応じて反転スイング装置31bのスイング爪部50が1点鎖線位置から実線位置へ回転されると、スイング爪部50の爪55によりくわえられたシートS1shortの後端部が印刷胴33へ向かって引っ張り上げられ、当該印刷胴くわえ爪装置33a乃至33cの何れかへくわえ替えされる。
<シート長が標準長さよりも長いシートS1longに対するスイング動作>
続いて、デジタル印刷機1による印刷動作の開始前に、作業者によりシートサイズ入力部202を介してこれから印刷されるシートが標準的なシート長のものよりもシート長の長いシートS1longであることが入力された場合、制御部201は本カム110に対して裏カム111が最引込位置(実線で示される)となるようにモータ163を準備運転時に駆動して遊星歯車機構150における内歯車159を回転させる。
そして本カム110に対して中間位置(2点鎖線で示される)よりも内側へ引っ込んだ最引込位置(実線で示される)に位置付けられた裏カム111がカム軸103により図2中反時計回り方向へ回転されると、裏カム111のカム面を第2腕部61cのカムフォロワ65が転がり、バネ115の付勢力に抗して、当該第1レバー60が実線位置から1点鎖線位置に向かって固定部材167側へ押し下げられる。
このとき、裏カム111と対接している第2腕部61cのカムフォロワ65は、中間位置(2点鎖線で示される)に位置付けられた裏カム111の場合に比べて、緩やかな角度で転がるため、スイングレバー80の第1レバー60が固定部材167側へ押し下げられるときの速度が標準長さのシートS1normal のときよりも減速される。
従って、スイングレバー80のレバー軸81を中心とした第2レバー70のセグメントギア72の回転速度も減速されるので、スイング爪部50の実線位置から1点鎖線位置へ向かうスイング速度が、標準長さのシートS1normal に対応する場合と比べて減速される。
こうして、反転前倍胴39は常に標準長さのシートS1normalを搬送しているときの速度で回転しているため、シート長の長いシートS1longを搬送している場合、シート長の長いシートS1longの後端部は標準長さのシートS1normalの後端部よりも遅くスイング爪部50が後端部をくわえる位置(図9の状態)に到達するが、シートの後端部をくわえに行くときのスイング爪部50のスイング速度が減速しているのでシートS1longの後端部をスイング爪部50の爪55により確実に保持することができる。
続けてカムは回転し、最引込位置(実線で示される)に位置付けられた裏カム111のカム面と第2腕部61cのカムフォロワ65とが当接している状態から、本カム110のカム面と第1腕部61bのカムフォロワ62が当接する状態になる。
このとき標準長さのシートS1normalに対応して裏カム111が中間位置(2点鎖線で示す)に位置付けられている場合と比べて、シートS1longに対応して裏カム111が最引込位置(実線で示される)に位置付けられているため、当該裏カム111のカム面に第2腕部61cのカムフォロワ65が当接して転がる時間が短くなる。
この転がる時間が短くなった分だけ、反転スイング装置31bにおいてスイング爪部50の爪55がシートS1longの後端部をくわえた位置で停止している時間が標準長さのシートS1normal のときよりも短くなる。
これは、スイング爪部50の爪55がシートS1shortの後端部をくわえに行くときのスイング速度が減速された分だけ、スイング爪部50が反転前倍胴39から印刷胴33へ向かってスイング動作を開始するタイミングを早めるためである。
その後、第1レバー60が1点鎖線位置から実線位置に向かって固定部材167側から本カム110側へ戻され、第2レバー70が1点鎖線位置から実線位置へ戻される。
第2レバー70の回転に応じて反転スイング装置31bのスイング爪部50が1点鎖線位置から実線位置へ回転されると、スイング爪部50の爪55によりくわえられたシートS1longの後端部が印刷胴33へ向かって引っ張り上げられ、当該印刷胴くわえ爪装置33a乃至33cの何れかへくわえ替えされる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態においては、デジタル印刷装置1の構成、反転スイング装置31bのスイング機構200については共通であるため、ここでは便宜上その説明を省略し、第1の実施の形態とは異なるデジタル印刷装置1の電気的構成について説明する。
図5との対応部分に同一符号を付した図11に示すように、マイクロコンピュータ構成でなる制御部201には、作業者がシートS1の基準となるシートサイズ(シートS1normal、シートS1short、またはシートS1longなど )を直接入力するシートサイズ入力部202と、印刷胴33の近傍に設置された光電センサ等でなりシートサイズ入力部202で入力されたシートサイズに対して実際に印刷するシートの大きさ(搬送方向長さ)の誤差を検知するシートサイズ誤差検知部203とが接続されている。また制御部201には、遊星歯車機構150の内歯車159の回転を駆動制御するための内歯車駆動部としてのモータ163が接続されている。
このような構成において、制御部201は、シートサイズ入力部202を介して指定されたシートS1の基準となるシートサイズ(シートS1normal、シートS1short、またはシートS1longなど)と、シートサイズ誤差検知部203が検知したロット単位で供給されるシートS1の最初の1枚の基準となるシートサイズとの誤差とに基づいて、遊星歯車機構150の内歯車159の回転を駆動制御することにより本カム110に対する裏カム111の位相を調整する。
これにより第2の実施の形態におけるスイング機構200では、反転前倍胴39で搬送されるシートS1の後端部を反転スイング装置31bのスイング爪部50により確実に保持し印刷胴33へ搬送することができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態においても、デジタル印刷装置1の構成、反転スイング装置31bのスイング機構200については共通であるため、ここでは便宜上その説明を省略し、第1の実施の形態および第2の実施の形態とは異なるデジタル印刷装置1の電気的構成について説明する。
図5、図11との対応部分に同一符号を付した図12に示すように、マイクロコンピュータ構成でなる制御部201には、印刷胴33の近傍に配置された光電センサ等でなりシートの搬送方向長さを検出するシートサイズ検知部204が接続されている。また制御部201には、遊星歯車機構150の内歯車159の回転を駆動制御するための内歯車駆動部としてのモータ163が接続されている。
このような構成において制御部201は、シートサイズ検知部204を介して検知されたシートS1の実寸法に合わせて、遊星歯車機構150の内歯車159の回転を駆動制御することにより本カム110に対する裏カム111の位相を調整する。
これにより第3の実施の形態におけるスイング機構200では、反転前倍胴39から搬送される1枚毎のシートS1の実寸法に応じて本カム110に対する裏カム111の位相を調整することができるので、シートS1normal、シートS1short、またはシートS1long等の規格と無関係なシートサイズであっても、シート1枚当たりの実寸法に合わせて反転スイング装置31bのスイング爪部50のスイング速度を制御して反転前倍胴39で搬送されるシートS1の後端部を反転スイング装置31bのスイング爪部50により確実に保持し印刷胴33へ搬送することができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、遊星歯車機構150における軸151の回転が1/3に減速された状態で遊星歯車軸165に伝達されるため、遊星歯車機構150の前段の変速ギア136により予め3倍に増速しておくようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、遊星歯車機構150の後段に変速ギアを設けて3倍に増速するようにしても良い。
また、上述した実施の形態においては、本カム110と裏カム111が同一のカム軸103に支持されている場合を示したが、本発明はこれに限らず、本カム110と裏カム111が同軸上に支持された別々のカム軸(仮に本カム110を支持する第1カム軸、裏カム111を支持する第2カム軸とする)に支持されるようにしても良い。この場合、裏カム111は第2カム軸に対して滑り軸受を介する必要はなく、第1カム軸と第2カム軸とを互いに独立して回転することにより本カム110に対する裏カム111の位相を調整することができる。
さらに、上述した実施の形態においては、3倍胴でなる印刷胴33を用いるとともに2倍胴でなる反転前倍胴39を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他の大きさの印刷胴33および反転前倍胴39を用いるようにしてもよい。
1…デジタル印刷装置、2…給紙装置、3…デジタル印刷ユニット、4…排紙装置、21、41…積載台、23…サッカー装置、27…間欠給紙用ロータリーバルブ、31f…スイング装置、31b…反転スイング装置、32…給紙側渡し胴、32g…渡胴回転駆動ギア、33…印刷胴、34…インクジェットノズル部、35…インキ乾燥ランプ、36…第1の排紙側渡し胴、37…第2の排紙側渡し胴、38…紙取胴、39…反転前倍胴、40…デリバリーベルト、50…スイング爪部、51…スイング軸、51a…ピニオンギア、52…スイング本体、53…爪ホルダ、54…爪軸、55…爪、56…爪台支持部、57…爪台ホルダ、60…第1レバー、61、71…腕部、62、65…カムフォロワ、64、67、151、161…軸、70…第2レバー、72…セグメントギア、74、75、122、123、125、126…ボルト、80…スイングレバー、81…レバー軸、91、93…ベアリング保持部、63、66、94、95、101、102、132、135、138、153、154、155、162、166…ベアリング、100…カム部、103…カム軸、104…カム軸用回転ギア、110…本カム、111…裏カム、115…バネ、121、124、158…連結部、131…保持部、133、137…高さ調整台、134、139、141…伝達ギア、136…変速ギア、140…中間ギア、150…遊星歯車機構、152…プレート、152a…筐体カバー、156…太陽歯車、157…遊星歯車、159…内歯車、160…ウォームギア、163…モータ、165…遊星歯車軸、170…差動歯車機構、180…滑り軸受け、200…スイング機構、201…制御部、202…シートサイズ入力部、203…シートサイズ誤差検知部、204…シートサイズ検知部、FB…フィーダボード、S1…シート。

Claims (4)

  1. シート搬送装置において、
    シートを保持して搬送する第1保持装置が設けられた第1搬送部と、
    シートを保持して搬送する第2保持装置が設けられた第2搬送部と、
    前記第1保持装置により保持されて搬送されるシートの端部をくわえ、前記第2保持装置へ受け渡すため前記第1搬送部と前記第2搬送部との間を揺動するスイング爪部が設けられたスイング装置と、
    第1カムフォロワおよび第2カムフォロワを有するレバー軸が回動中心として揺動することで前記スイング爪部を揺動させるレバー部と、
    カム軸に対して軸着され前記第1カムフォロワと当接される本カムと、
    前記カム軸に対して回転可能に支持され前記第2カムフォロワと当接される裏カムと、
    前記本カムおよび前記裏カムを同期して回転させる一方、前記本カムに対して前記裏カムを相対的に回転させることにより前記本カムに対する前記裏カムの位相を調整する差動歯車機構と
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. シートサイズに応じて前記差動歯車機構による前記本カムに対する前記裏カムの位相を制御する制御部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送装置は、両面印刷機であり、
    前記第1搬送部は、反転前倍胴であり、
    前記スイング装置は、反転スイング装置であり、
    前記第2搬送部は、印刷胴であり、
    シートサイズを検知するシートサイズ検知部を備え、
    前記制御部は、前記シートサイズ検知部が搬送されているシート1枚毎にシートサイズの検知を行い、当該検知されたシートサイズに応じてシート1枚毎に前記差動歯車機構による前記本カムに対する前記裏カムの位相を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート搬送装置は、
    前記第1カムフォロワを前記本カムに付勢するとともに、前記第2カムフォロワを前記裏カムに付勢する付勢部材と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
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