JP2016125702A - 空気調和機 - Google Patents

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裕介 樽木
Yusuke Taruki
裕介 樽木
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Abstract

【課題】従来の空気調和機では、回転軸に巻回されるフィルタと壁部との間の隙間が大きくなって、吸込口から吸い込まれた室内空気が、フィルタを通過せずに当該隙間を通過したり、当該隙間から風下側に塵埃が落下する問題がある。
【解決手段】上側回転軸42よりも第1壁部24側に、フィルタ3を案内する上側案内部材44が配置されており、フィルタ3が、上側案内部材44と第1壁部24との間を通過したあとで、上側回転軸42に巻回される。
【選択図】図5

Description

本発明は、フィルタ清掃機構を備える空気調和機に関する。
従来から、吸込口から吸い込んだ室内空気に含まれる塵埃が熱交換器へと流れないように、熱交換器よりも風上側にフィルタが配置された空気調和機(室内機)が知られている。特に、近年では、フィルタに付着した塵埃を自動で除去するフィルタ清掃機構を備えた空気調和機が提供されている。例えば、特許文献1には、吸込口に対向するように配置され、端部が回転軸12に巻回されるフィルタ5と、フィルタ5に接触するように配置された塵埃除去部材7とを有する空気調和機が記載されている。この空気調和機では、フィルタ5が回転軸12に巻き取られることによってフィルタ5が移動し、その際に、塵埃除去部材7によって、フィルタ5に付着した塵埃が除去される。
特開2008−151426号公報
上記の空気調和機では、フィルタ5が巻回される回転軸12の近傍に、塵埃収納部18を形成する壁部が配置されており、回転軸12と壁部との間に回転軸12に巻回されたフィルタ5が配置される構成とされている。ここで、回転軸12と壁部との間の距離は、フィルタ5の巻き取り最大時において、回転軸12に巻回されるフィルタ5の外周が壁部に接触しないように、所定以上離しておく必要がある。しかし、回転軸12に巻回されるフィルタ5の巻回径は、巻き取り動作に応じて変化するものであるため、空調運転時やフィルタ5の巻き取り動作時など、回転軸12に巻回されるフィルタ5の巻回径が小さい場合には、回転軸12に巻回されるフィルタ5と壁部との間の隙間が大きくなって、吸込口から吸い込まれた室内空気がフィルタ5を通過せずに当該隙間を通過したり、当該隙間から風下側に塵埃が落下する問題がある。
そこで、本発明の目的は、フィルタと壁部との間の隙間を適切な大きさに保つことができる空気調和機を提供することである。
第1の発明にかかる空気調和機は、吸込口を有するケーシングと、前記吸込口に対向するように配置され、その少なくとも一端が回転軸に巻回されるフィルタと、前記回転軸を回転駆動する駆動部と、前記回転軸が回転することによって移動する前記フィルタから塵埃を除去する塵埃除去手段と、前記回転軸の近傍に配置される壁部とを備え、前記回転軸よりも前記壁部側に、前記フィルタを案内する案内部材が配置されており、前記フィルタが、前記案内部材と前記壁部との間を通過したあとで、前記回転軸に巻回されることを特徴とする。
この空気調和機では、フィルタが巻回される回転軸よりも壁部側に、フィルタを案内する案内部材が配置されており、フィルタが、案内部材と壁部との間を通過したあとで、回転軸に巻回されるので、回転軸のフィルタ巻回径に影響されることなく、フィルタと壁部との隙間を適切な大きさに保つことができる。したがって、回転軸に巻回されるフィルタと壁部との間の隙間が大きくなって、吸込口から吸い込まれた空気がフィルタを通過せずに当該隙間を通過したり、当該隙間から風下側に塵埃が落下するのを防止できる。
第2の発明にかかる空気調和機は、第1の発明にかかる空気調和機において、前記案内部材は、回転可能な軸部材であることを特徴とする。
この空気調和機では、案内部材は、回転可能な軸部材であるので、案内部材がフィルタの巻き取り又は送り出しの抵抗になるのを抑制できる。
第3の発明にかかる空気調和機は、第1または第2の発明にかかる空気調和機において、前記フィルタは、前記吸込口に対向するように延在する延在部分を有しており、前記回転軸が、前記延在部分よりも風下側に配置されることを特徴とする。
この空気調和機では、吸込口に対向するように配置されたフィルタよりも風下側に回転軸が配置されるので、回転軸に巻回されるフィルタに塵埃が付着するのを防止できる。
第4の発明にかかる空気調和機は、第3の発明にかかる空気調和機において、前記フィルタおよび前記回転軸は、前記ケーシングの前面が開いた状態において、前方に取り外されるものであり、前記回転軸は、前記延在部分よりも下方に配置されており、前記駆動部は、前記回転軸の鉛直下方に配置される、または、前記回転軸の下方かつ前記ケーシングの背面側に配置されることを特徴とする。
この空気調和機では、フィルタが取り外される際に、駆動部が取り外しの邪魔になるのを防止できる。
第5の発明にかかる空気調和機は、第1−第4のいずれかの発明にかかる空気調和機において、前記フィルタは、前記吸込口に対向するように延在する延在部分を有しており、前記回転軸の軸中心と前記延在部分との距離が、巻き取り最大時における前記回転軸のフィルタ巻回径よりも大きいことを特徴とする。
この空気調和機では、回転軸に巻き取られたフィルタと、吸込口に対向するように配置されたフィルタとが接触するのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、フィルタが巻回される回転軸よりも壁部側に、フィルタを案内する案内部材が配置されており、フィルタが、案内部材と壁部との間を通過したあとで、回転軸に巻回されるので、回転軸のフィルタ巻回径に影響されることなく、フィルタと壁部との隙間を適切な大きさに保つことができる。したがって、回転軸に巻回されるフィルタと壁部との間の隙間が大きくなって、吸込口から吸い込まれた空気がフィルタを通過せずに当該隙間を通過したり、当該隙間から風下側に塵埃が落下するのを防止できる。
第2の発明では、案内部材は、回転可能な軸部材であるので、案内部材がフィルタの巻き取り又は送り出しの抵抗になるのを抑制できる。
第3の発明では、吸込口に対向するように配置されたフィルタよりも風下側に回転軸が配置されるので、回転軸に巻回されるフィルタに塵埃が付着するのを防止できる。
第4の発明では、フィルタが取り外される際に、駆動部が取り外しの邪魔になるのを防止できる。
第5の発明では、回転軸に巻き取られたフィルタと、吸込口に対向するように配置されたフィルタとが接触するのを防止できる。
本発明の実施形態にかかる空気調和機の外観図である。 図1に示す空気調和機の断面図である。 図2に示すフィルタ機構の斜視図である。 図2に示すフィルタ機構の断面図である。 (a)は、図4に示すA部拡大図であり、(b)は、図4に示すB部拡大図である。 (a)は、上側回転軸と駆動ギアとの位置関係を説明する図であり、(b)は、下側回転軸と駆動ギアとの位置関係を説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る空気調和機について説明する。
[室内機の全体構成]
図1に示すように、室内機(空気調和機)1は、全体として一方向に細長い形状を有しており、その長手方向が水平となるように室内の壁面に据え付けられる。室内機1は、図示しない室外機と冷媒配管を介して接続されて空気調和機を構成しており、室内の冷房運転及び暖房運転を含む空調運転に加えて、フィルタを自動で清掃するフィルタ清掃運転を行うことができる。なお、以下の説明において、室内機1が取り付けられる壁から突出する方向を「前方」と称し、その反対の方向を「後方」と称する。また、室内機1の長手方向を「左右方向」と称する。
図2に示すように、室内機1は、ケーシング2、フィルタ3を有するフィルタ機構10、送風ファン4、熱交換器5および電装品箱(図示省略)などを有している。フィルタ機構10、送風ファン4、熱交換器5および電装品箱は、ケーシング2の内部に収容されている。
ケーシング2の上面には吸込口2aが形成されており、ケーシング2の下面には吹出口2bが形成されている。吹出口2bの近傍には、上下方向の風向きの調整と、吹出口2bの開閉を行う水平フラップ7が配置されている。また、ケーシング2の前面は、前面パネル6によって覆われている。この前面パネル6は、上端側を支点にして、下端側がケーシング2に対して離れるように回動することによって、ケーシング2の前面を開く。
フィルタ3は、樹脂製の糸で平織り又は綾織りされた網であり、吸込口2aに対向するように配置されている。このフィルタ3は、一般のフィルタにみられるような補強用の縁やリブが設けられていないため、自身で安定した形状を維持することができない。このため、フィルタ3は、後述するフィルタガイド41に支持されることによって形状を保っている。
送風ファン4は、クロスフローファンであり、その軸方向が水平方向に沿うように配置されている。この送風ファン4は、上方から空気を吸い込んで、下方に吹き出すように構成されている。熱交換器5は、フィルタ3よりも風下側に設けられ、送風ファン4の前方、上方、及び後方を取り囲むように配置されている。この熱交換器5は、ケーシング2内の前側に配置され、送風ファン4の前方及び上方を覆う前面熱交換器5aと、前面熱交換器5aよりもケーシング2内の背面側に配置され、送風ファン4の上方及び後方を覆う背面熱交換器5bとを有している。図2に示すように、前面熱交換器5aおよび背面熱交換器5bは、上に凸(断面視において逆V字状)になるように配置されている。
この室内機1では、空調運転時において、送風ファン4が駆動されることによって、室内空気が吸込口2aから吸い込まれて、吸い込まれた空気は、フィルタ3を通過して空気中に含まれる塵埃が除去されたあと、熱交換器5において加熱または冷却されて、吹出口2bから吹き出されるようになっている。
[フィルタ機構]
フィルタ機構10は、フィルタ3とフィルタ3を自動的に清掃するフィルタ清掃機構とを有する機構であり、フィルタ3を自動的に清掃するフィルタ清掃運転を実行するためのものである。この室内機1では、空調運転終了時や、室内機1に付属されたリモコンによってフィルタ清掃運転の開始指示を受けたときなどに、フィルタ清掃運転が行われる。以下、このフィルタ機構10について詳しく説明する。
フィルタ機構10は、図3及び図4に示すように、メインガイド20、フィルタユニット40およびダストボックス50を有している。
メインガイド20は、図3に示すように、左右方向に延在する部材であって、ケーシング2に固定されている。メインガイド20は、左保持部21、右保持部22、及び中央保持部23を有しており、左保持部21と中央保持部23との間、および、右保持部22と中央保持部23との間に、それぞれフィルタユニット40が着脱可能に取り付けられている。左保持部21と中央保持部23との間、及び、右保持部22と中央保持部23との間には、それぞれ、格子状に形成された補強枠(図示省略)が配置され、一定の強度が確保されている。フィルタユニット40よりも後方側には、フィルタユニット40に対向する第1壁部24(図4参照)が設けられている。また、メインガイド20には、後述する上側回転軸42及び下側回転軸43をそれぞれ駆動する第1駆動機構31及び第2駆動機構32が取り付けられている。第1駆動機構31は、駆動モータ33と、駆動モータ33の駆動力を上側回転軸42に伝達する駆動ギア(駆動部)34(図6(a)参照)とを有する。また、第2駆動機構32は、駆動モータ35と、駆動モータ35の駆動力を下側回転軸43に伝達する駆動ギア(駆動部)36(図6(b)参照)とを有する。駆動モータ33及び駆動モータ35は、正逆回転が可能なモータである。
フィルタユニット40は、図4に示すように、フィルタ3、フィルタガイド41、上側回転軸42、下側回転軸43、上側案内部材44、下側案内部材45を有している。フィルタガイド41は、フィルタ3を支持するものであり、左右2つの枠部の間に、格子状に形成された補強枠(図示省略)が配置され、一定の強度が確保されている。上述の上側回転軸42、下側回転軸43および上側案内部材44は、フィルタガイド41に取り付けられており、下側案内部材45は、フィルタガイド41と一体的に形成されている。
フィルタ3は、その両端が上側回転軸42と下側回転軸43のそれぞれに巻回される。上側回転軸42及び下側回転軸43は、水平方向(左右方向)に沿って延びた回転可能な円柱または円筒形状の軸部材であり、上側回転軸42は、第1壁部24の近傍に配置され、下側回転軸43は、フィルタユニット40の下方側に配置される第2壁部52の近傍に配置される。図6(a)、(b)に示すように、上側回転軸42及び下側回転軸43の端部には、それぞれローラギア42a及びローラギア43aが取り付けられており、ローラギア42aは、第1駆動機構31の駆動ギア34と噛み合い、ローラギア43aは、第2駆動機構32の駆動ギア36と噛み合っている。
このフィルタ機構10では、第1駆動機構31の駆動モータ33及び第2駆動機構32の駆動モータ35が駆動されることによって、上側回転軸42がフィルタ3を送り出す送り出し側軸として機能し、下側回転軸43がフィルタ3を巻き取る巻き取り側軸として機能する。その結果、フィルタ3が上側回転軸42側から下側回転軸43側に向かって移動するフィルタ3の巻き取り動作が行われる。フィルタ3が移動する際に、フィルタ3に接触するように配置されたブラシ(塵埃除去手段)51が駆動されることによって、フィルタ3に付着した塵埃が除去される。
また、このフィルタ機構10では、第1駆動機構31の駆動モータ33及び第2駆動機構32の駆動モータ35が、上記の場合と逆方向に駆動されることによって、下側回転軸43がフィルタ3を送り出す送り出し側として機能し、上側回転軸42がフィルタ3を巻き取る巻き取り側軸として機能する。その結果、フィルタ3が下側回転軸43側から上側回転軸42側に向かって移動するフィルタ3の逆方向への巻き取り動作が行われる。
上側案内部材44は、フィルタ3を案内する部材であり、図5(a)に示すように、上側回転軸42よりも第1壁部24側に配置されている。そして、フィルタ3は、上側案内部材44と第1壁部24との間を通過したあとで、上側回転軸42に巻回される。上側案内部材44は、第1壁部24に近接するように配置されており、上側案内部材44と上側回転軸42との間を1枚のフィルタが通過した状態において、フィルタ3と第1壁部24との間には、隙間がほとんどないようにされている(隙間が適切な大きさに保たれている)。その結果、フィルタ3と第1壁部24との間の隙間から空気流が通過したり、下流側に塵埃が落下しないようになっている。
上側案内部材44は、水平方向(左右方向)に沿って延びた回転可能な軸部材であり、フィルタ3の巻き取り動作に伴って回転する。この上側案内部材44は、断面視において、外周面に複数(本実施形態では4つ)の凹部44aが形成されており、上側案内部材44に接触するフィルタ3の面積が小さくされている。その結果、上側案内部材44がフィルタ3の巻き取り又は送り出しの抵抗になるのが抑制されている。また、上側案内部材44は、巻き取り最大時における上側回転軸42のフィルタ巻回径の最も第1壁部24に近い部分よりも、第1壁部24側に配置されている。
下側案内部材45は、フィルタ3を案内する部材であり、図5(b)に示すように、下側回転軸43よりも第2壁部52側に配置されている。この下側案内部材45は、フィルタガイド41と一体に形成され、断面視の形状がU字状であって、水平方向(左右方向)に沿って延びている。フィルタ3は、下側案内部材45と第2壁部52との間を通過したあとで、下側回転軸43に巻回される。下側案内部材45は、第2壁部52に近接するように配置されており、下側案内部材45と下側回転軸43との間を1枚のフィルタが通過した状態において、フィルタ3と第2壁部52との間には、隙間がほとんどないようにされている(隙間が適切な大きさに保たれている)。その結果、フィルタ3と第2壁部52との間の隙間から空気流が通過したり、下流側に塵埃が侵入しないようになっている。この下側案内部材45は、巻き取り最大時における下側回転軸43のフィルタ巻回径の最も第2壁部52に近い部分よりも、第2壁部52側に配置されている。
フィルタ3のうち、上側案内部材44と下側案内部材45との間の部分、すなわち、塵埃を除去するフィルタとして機能する部分が、吸込口2aに対向するように延在する延在部分3aである。そして、上側回転軸42及び下側回転軸43は、延在部分3aよりも風下側(熱交換器5側)に配置されている。詳しくは、上側回転軸42は、フィルタ3の延在部分3aよりも下方に配置され、下側回転軸43は、フィルタ3の延在部分3aよりも後方に配置される。
また、図5(a)、(b)に示すように、巻回されたフィルタ3と、フィルタ3の延在部分3aとが接触することがないように、上側回転軸42の軸中心と延在部分3aとの距離L1は、巻き取り最大時における上側回転軸42のフィルタ巻回径Raよりも大きくされている。また、同様に、下側回転軸43の軸中心と延在部分3aとの距離L2は、巻き取り最大時における下側回転軸43のフィルタ巻回径Rbよりも大きくされている。フィルタ巻回径Raは、上側回転軸42の軸半径ra1と、上側回転軸42の周囲に巻回されたフィルタ厚さra2との合計であり、フィルタ巻回径Rbは、下側回転軸43の軸半径rb1と、下側回転軸43の周囲に巻回されたフィルタ厚さrb2との合計である。
また、巻回されたフィルタ3と上側案内部材44とが接触することがないように、上側回転軸42の軸中心と上側案内部材44の外周面との距離は、巻き取り最大時における上側回転軸42のフィルタ巻回径Raよりも大きくされている。また、巻回されたフィルタ3と下側案内部材45とが接触することがないように、下側回転軸43の軸中心と下側案内部材45の外周面との距離は、巻き取り最大時における下側回転軸43のフィルタ巻回径Rbよりも大きくされている。
上記のように構成されたフィルタ機構10において、フィルタユニット40は、ケーシング2の前面が開いた状態において、メインガイド20から離れて、前方に取り外される。詳しくは、下側回転軸43及び下側案内部材45が配置されるフィルタユニット40の下端側が、いったん上(上斜め前方)に持ち上げられたあとで、フィルタユニット40全体が前方に引っ張られることにより取り外される。
図6(a)、(b)に示すように、上側回転軸42のローラギア42aに接続される駆動ギア(駆動部)34、および、下側回転軸43のローラギア43aに接続される駆動ギア(駆動部)36は、それぞれ、上側回転軸42(ローラギア42a)及び下側回転軸43(ローラギア43a)の下方かつケーシング2の背面側に配置されている。したがって、フィルタユニット40がメインガイド20から取り外される際に、駆動ギア34及び駆動ギア36がフィルタユニット40の取り外しの邪魔にならないようにされている。なお、駆動ギア34及び駆動ギア36が、上側回転軸42及び下側回転軸43の下方に配置されるとは、駆動ギア34及び駆動ギア36の軸中心が、それぞれ、上側回転軸42及び下側回転軸43の軸中心よりも下方に配置されることを意味する。
また、駆動ギア34及び駆動ギア36を駆動する駆動モータ33及び駆動モータ35も、それぞれ、上側回転軸42(ローラギア42a)及び下側回転軸43(ローラギア43a)の下方かつケーシング2の背面側に配置されている。
なお、第1壁部24は、図4に示すように、断面視において、フィルタ3の延在部分3aの延在方向外側(背面側)において、上下方向に沿って配置され、第2壁部52は、図4に示すように、断面視において、フィルタ3の延在部分3aの延在方向外側(下方側)において、水平に配置されている。また、本発明において、上側回転軸42が第1壁部24の近傍に配置されるとは、上側回転軸42と第1壁部24との距離が、フィルタ3の延在部分3a(塵埃を除去するフィルタ3として機能する部分)の長さに対して十分に小さい位置(例えば、10分の1以下)に配置されることを意味する。また、下側回転軸43が第2壁部52の近傍に配置されるとは、下側回転軸43と第2壁部52との距離が、フィルタ3の延在部分3a(塵埃を除去するフィルタ3として機能する部分)の長さに対して十分に小さい位置(例えば、10分の1以下)に配置されることを意味する。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の室内機(空気調和機)1には、以下の特徴がある。
本実施形態の室内機1では、フィルタ3が巻回される回転軸(上側回転軸42、下側回転軸43)よりも壁部(第1壁部24、第2壁部52)側に、フィルタ3を案内する案内部材(上側案内部材44、下側案内部材45)が配置されており、フィルタ3が、案内部材と壁部との間を通過したあとで、回転軸に巻回されるので、回転軸のフィルタ巻回径に影響されることなく、フィルタ3と壁部との隙間を適切な大きさに保つことができる。したがって、回転軸に巻回されるフィルタ3と壁部との間の隙間が大きくなって、吸込口2aから吸い込まれた空気がフィルタ3を通過せずに当該隙間を通過したり、当該隙間から塵埃が風下側に落下するのを防止できる。
また、本実施形態の室内機1では、上側案内部材44は、回転可能な軸部材であるので、上側案内部材44がフィルタ3の巻き取り又は送り出しの抵抗になるのを抑制できる。
また、本実施形態の室内機1では、吸込口2aに対向するように配置されたフィルタ3よりも風下側に回転軸(上側回転軸42、下側回転軸43)が配置されるので、回転軸に巻回されるフィルタ3に塵埃が付着するのを防止できる。
また、本実施形態の室内機1では、フィルタ3が取り外される際に、駆動部(駆動ギア34、駆動ギア36)が取り外しの邪魔になるのを防止できる。
また、本実施形態の室内機1では、巻き取られたフィルタ3と、吸込口2aに対向するように配置されたフィルタ3とが接触するのを防止できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、フィルタ3の両端が回転軸に巻回されるとともに、2つの回転軸のそれぞれ近傍に、案内部材が配置される場合について説明したが、案内部材は、2つの回転軸のいずれか一方の近傍にあればよい。
また、上述の実施形態では、フィルタ3の両端が回転軸に巻回される場合について説明したが、フィルタの一端のみが回転軸に巻回されるものであってもよい。
また、上述の実施形態では、案内部材(上側案内部材44)が、回転可能な軸部材である場合について説明したが、案内部材は、例えば下側案内部材45のように、回転不可のものであってもよい。
また、上述の実施形態では、第1壁部24が、フィルタ3の延在部分3aの延在方向外側(背面側)において上下方向に沿って配置される場合について説明したが、上下方向に沿って配置されてなくてもよいし、フィルタ3の延在部分3aの延在方向外側に配置されていなくてもよい。例えば、第1壁部は、フィルタの延在部分の延在方向に沿って配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、第2壁部52が、フィルタ3の延在部分3aの延在方向外側(下方側)において水平に配置される場合について説明したが、水平に配置されてなくてもよいし、フィルタ3の延在部分3aの延在方向外側に配置されていなくてもよい。例えば、第2壁部は、フィルタの延在部分の延在方向に沿って配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、駆動部が、回転軸の下方かつケーシング2の背面側に配置される場合について説明したが、駆動部が、回転軸の鉛直下方に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、回転軸がフィルタ3の延在部分3aよりも風下側に配置される場合について説明したが、風上側に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、回転軸の軸中心と、延在部分3aとの距離L1、L2が、巻き取り最大時における回転軸のフィルタ巻回径Ra、Rbよりも大きい場合について説明したが、同じであってもよいし、小さくてもよい。
本発明を利用すれば、フィルタと壁部との間の隙間を適切な大きさに保つことができる。
1 室内機
2 ケーシング
2a 吸込口
3 フィルタ
3a 延在部分
24 第1壁部
34、36 駆動ギア(駆動部)
42 上側回転軸
43 下側回転軸
44 上側案内部材
45 下側案内部材
51 ブラシ(塵埃除去手段)
52 第2壁部

Claims (5)

  1. 吸込口を有するケーシングと、
    前記吸込口に対向するように配置され、その少なくとも一端が回転軸に巻回されるフィルタと、
    前記回転軸を回転駆動する駆動部と、
    前記回転軸が回転することによって移動する前記フィルタから塵埃を除去する塵埃除去手段と、
    前記回転軸の近傍に配置される壁部とを備え、
    前記回転軸よりも前記壁部側に、前記フィルタを案内する案内部材が配置されており、
    前記フィルタが、前記案内部材と前記壁部との間を通過したあとで、前記回転軸に巻回されることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記案内部材は、回転可能な軸部材であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記フィルタは、前記吸込口に対向するように延在する延在部分を有しており、
    前記回転軸が、前記延在部分よりも風下側に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記フィルタおよび前記回転軸は、前記ケーシングの前面が開いた状態において、前方に取り外されるものであり、
    前記駆動部は、前記回転軸の鉛直下方に配置される、または、前記回転軸の下方かつ前記ケーシングの背面側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記フィルタは、前記吸込口に対向するように延在する延在部分を有しており、
    前記回転軸の軸中心と前記延在部分との距離が、巻き取り最大時における前記回転軸のフィルタ巻回径よりも大きいことを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の空気調和機。
JP2014265350A 2014-12-26 2014-12-26 空気調和機 Pending JP2016125702A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019030861A1 (ja) * 2017-08-09 2019-02-14 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機
CN110469917A (zh) * 2019-08-22 2019-11-19 广东美的制冷设备有限公司 滤网装置及空调器
CN115540173A (zh) * 2022-08-09 2022-12-30 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调控制方法、***及相关设备

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