JP2016125554A - 電動弁の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動弁において、組立精度や使用部品の精度に影響されずに、弁開点のばらつきを低減して細かい制御性を確保する。
【解決手段】ステータコイル63とケース61との非装着状態において、図2(A)の「弁棒基準点設定工程」で、支持部材2を弁ハウジング1に圧入して取り付けて、付勢バネ4を装着した弁棒3を支持部材2に挿通し、弁棒3のニードル部31を弁ポート13に着座させ、「弁棒基準点」を設定する。図2(B)の工程で、マグネットロータ62を支持部材2に装着する。図2(C)の「回転基準点設定工程」で、マグネットロータ62を右回りさせて、可動下端ストッパMDを固定下端ストッパSDに当接させた「回転基準点」とする。図2(D)の第4工程で「回転基準点」からマグネットロータ62を所定設定量(所定回転量)だけ回転させる。その状態を保持して、固定部材5を弁棒3に固着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機や冷凍機などの冷凍回路の膨張弁など冷媒等の流体の流量を制御する電動弁の製造方法に関する。
従来、空気調和機や冷凍機などの冷凍回路に用いられる電動弁として、例えば、特開2013−204613号公報(特許文献1)に開示された流量制御弁がある。この流量制御弁(電動弁)は、ステッピングモータ(電動モータ)のケース内にマグネットロータを配設し、マグネットロータに固着した雄ネジ軸の中心に、下部にニードル部(弁体部)を有する弁体が嵌挿されている。また、雄ネジ軸は弁本体側の支持部材の雌ネジとともにネジ送り機構を構成している。
そして、マグネットロータを回転させてネジ送り機構によりニードル部で弁ポートを開閉するように構成されている。また、支持部材の上端の固定下端ストッパとマグネットロータ側の可動下端ストッパによりマグネットロータの回転範囲を規制するようにしている。
特開2013−204613号公報
近年、空気調和機や冷凍機には省エネ性の向上が盛んに検討されており、その冷凍回路に使用される電動弁にも同様の性能が求められている。電動弁に求められる性能としては、例えば微小流量域の制御性の向上や、流量ばらつきの低減化などが挙げられる。
特に大型の空気調和機(PAC、ビルマルチ等)では、電動弁を閉じなければならない用途がある。この場合、電動弁は弁閉状態から所定のパルス(弁開点)で弁開しなければならないが、電動弁の組立精度及び使用部品の精度により、弁開点が大きくばらつくことがある。空気調和機は省エネ性の向上を目的とした運転を行う場合、圧縮機やファン等の制御でこのばらつきを考慮して対処するしかない。弁開点が大きくばらつく場合、指定の弁開度における流量も大きくばらつくため、細かい制御性を損なうことが考えられる。このようなばらつきを解消することは、特に空気調和機で微小流量域での制御を行うにあたり、非常に重要な課題であり、空気調和機に使用する電動弁としても大きな課題となっている。
本発明は、電動弁において、組立精度や使用部品の精度に影響されずに、例えば弁開点のばらつきを低減して細かい制御性を確保することを課題とする。
請求項1の電動弁の製造方法は、電動モータを構成するマグネットロータと、弁ポートを有する弁室に対して該弁ポートの反対側に配置されるとともに前記マグネットロータをネジ送り機構を介して前記弁ポートの軸線と同軸に支持する支持部材と、前記弁ポート側の端部に弁体部が設けられるとともに、該弁体部とは反対側の端部が前記マグネットロータの中心に貫通された弁棒と、前記弁棒の前記端部に固着されて前記マグネットロータに当接する固定部材と、前記弁体部が前記マグネットロータから離間する方向に前記弁棒を付勢する付勢バネと、前記マグネットロータの少なくとも前記弁ポート側の下端位置を規制するストッパ機構と、を備え、前記ステータコイルにより前記マグネットロータを回動して前記ネジ送り機構により当該マグネットロータを軸線方向に移動させるとともに、前記付勢バネの付勢力により前記固定部材が前記マグネットロータに当接する状態で前記弁棒の前記弁体部を前記弁ポートに対して進退させて、該弁ポートを通る流体の流量を制御するようにした電動弁の製造方法であって、 前記支持部材と前記下端ストッパとを有する弁本体、または、前記支持部材と同等な支持部材及び前記下端ストッパと同等な下端ストッパを有する弁本体治具、を用いて実行する工程であって、前記支持部材に対する前記弁体部の軸線方向の予め決められた前記弁棒の位置である弁棒基準点を設定する弁棒基準点設定工程と、前記マグネットロータが前記下端位置に達した点であるマグネットロータの回転基準点を設定する回転基準点設定工程と、前記固定部材を前記弁棒に固着する固着工程と、を備え、前記固着工程において、前記弁棒と前記マグネットロータとの間に前記付勢バネを配設するとともに、前記弁棒基準点設定工程で前記弁棒基準点に設定した前記弁棒と、前記回転基準点設定工程で前記回転基準点に設定した前記マグネットロータと、について、前記マグネットロータの前記回転基準点に対する回転角度が所定設定量になるように設定し、該所定設定量を保持した状態で、前記弁棒基準点に設定した前記弁棒に対して、前記固定部材を固着するようにした、ことを特徴とする。
請求項2電動弁の製造方法は、前記弁本体を用いた請求項1に記載の電動弁の製造方法であって、前記弁棒基準点設定工程で設定する前記弁棒基準点が、前記弁体部が前記弁ポートを開状態から閉状態に達する点である
ことを特徴とする。
請求項3の電動弁の製造方法は、前記弁本体治具を用いた請求項1に記載の電動弁の製造方法であって、前記弁棒基準点設定工程で設定する前記弁棒基準点が、前記弁体部が前記弁ポートを開状態から閉状態に達する点よりも軸線方向に調整幅だけずらした点である、ことを特徴とする。
請求項1の電動弁の製造方法によれば、回転基準点を設定したマグネットロータの回転角度である所定設定量を設定して、弁棒基準点を設定した弁棒に対して固定部材を固着するようにしたので、付勢バネの付勢力により固定部材がマグネットロータに当接する状態でのマグネットロータと弁体部との距離を設定することができ、例えば弁開点のばらつきを低減することができる。
請求項2の電動弁の製造方法によれば、弁本体を用いて電動弁を製造し、請求項1と同様に例えば弁開点のばらつきを低減することができるとともに、弁棒基準点が、弁体部が弁ポートを開状態から閉状態に達する点であるので、弁体部が弁ポートを閉じてさらに付勢バネが圧縮された状態となる閉仕様弁にも設定できる。
請求項3の電動弁の製造方法によれば、弁本体治具を用いて電動弁を製造し、請求項1と同様な効果が得られる。また、弁本体治具の前記弁棒基準点を決める位置を任意に設定できるので、開仕様弁も設定できる。
本発明の一実施形態の製造方法によって製造された電動弁の縦断面図である。 第1実施例の電動弁の製造方法及び組立工程の前段を示す図である。 第1実施例の電動弁の製造方法及び組立工程の後段を示す図である。 第2実施例の電動弁の製造方法及び組立工程の前段を示す図である。 第2実施例の電動弁の製造方法及び組立工程の後段を示す図である。
次に、本発明の電動弁の製造方法の実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の製造方法によって製造された電動弁の縦断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。また、「右回り(時計回り)」及び「左回り(反時計回り)」の表現は、電動弁を上から見た状態での回転方向を示す。
この電動弁は、ステンレス等で金属部材の切削加工により形成された弁ハウジング1を有しており、弁ハウジング1はその内側に弁室1Aを有している。弁ハウジング1の外周片側には弁室1Aに導通される第1継手管11が接続されている。また、弁ハウジング1の下端には第2継手管12が接続されるとともに、弁ハウジング1の内底面には弁ポート13が形成されており、第2継手管12は弁ポート13を介して弁室1Aに導通される。なお、第1継手管11及び第2継手管12は、弁ハウジング1に対して蝋付け等により固着されている。弁ハウジング1の弁ポート13と反対側には上端に開口する取り付け孔14が形成されており、この取り付け孔14には支持部材2が圧入により取り付けられている。
支持部材2は略円柱状のホルダ部21と、このホルダ部21の弁ハウジング1寄りにフランジ部22とを有しており、フランジ部22には固定端側ストッパ部材7が固着されて取り付けられており、固定端側ストッパ部材7の片側一箇所には上に突出した固定下端ストッパSDが形成されている。また、支持部材2のホルダ部21の略中間部には、その外周に雄ネジ部21aが形成されており、この雄ネジ部21aより上部には後述のマグネットロータ62をガイドする円筒状のロータガイド21bが形成されている。さらに、支持部材2の中心には、弁ポート13の軸線Lと同軸の弁ガイド孔21cが形成されており、このガイド孔21c内に弁棒3が挿通されている。
弁棒3はSUS等により形成され、下端の「弁体部」としてのニードル部31と、支持部材2のガイド孔21cに挿通される円柱部32と、円柱部32より径が小さい棒状のロッド部33とを有している。ロッド部33の周囲には円柱部32の段部32aとマグネットロータ62との間に付勢バネ4が圧縮した状態で配置されている。これにより、弁棒3は、マグネットロータ62に対して常時弁ポート13側に付勢されている。
弁ハウジング1の上端には蓋15が取り付けられ、この蓋15に電動モータとしてのステッピングモータ6のケース61が溶接等によって気密に固定されている。ケース61内には外周部を多極に着磁されたマグネットロータ62が回転可能に設けられている。また、ケース61の外周には、ステータコイル63が配設されており、このステッピングモータ6は、ステータコイル63にパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてマグネットロータ62を回転させる。
マグネットロータ62はロータ本体621とその外周に固着されたマグネット622とから構成されている。なお、ロータ本体621は摺動性を向上させる添加材が添加されたPPS樹脂からなるが、これはSUS、真鍮等の金属でもよい。マグネット622は、PPS等からなる母材に磁性粉を混入して型成形したものであ。なお、マグネット622はフェライトからなる永久磁石でもよい。
ロータ本体621の中心下方には、弁ポート13の軸線Lと同軸の雌ネジ部621aとそのネジ孔が形成されるとともに、ロータ本体621の中央には雌ネジ部621aのネジ孔の内周よりも径の小さな円筒状のスライド孔621bが形成されている。さらに、スライド孔621aの上方中心には、弁棒挿通孔621cが形成されている。また、マグネット622の下部一箇所には下に突出する可動下端ストッパMDが形成されている。
弁棒3は支持部材2のガイド孔21cに挿通され、ロータ本体621の弁棒挿通孔621cに弁棒3の端部3aが(ロッド部33の端部)挿通されている。また、マグネットロータ62は、スライド孔621bに支持部材2のロータガイド21bを挿通するとともに、このマグネットロータ62側の雌ネジ部621aが支持部材2側の雄ネジ部21aに螺合されている。そして、弁棒3の端部3aに、固定部材5が圧入され、溶接により弁棒3と一体に固着されている。
なお、雄ネジ部21aと雌ネジ部621aはネジ送り機構であるが、この実施形態では、雄ネジ部21aと雌ネジ部621aは右ネジである。また、ケース61とマグネットロータ62との間には、マグネットロータ62を弁閉方向に付勢する圧縮バネ64が配設されているが、雄ネジ部21aと雌ネジ部621aとのバックラッシュを除去することで、マグネットロータ62の作動音を低減する役割をする。
以上の構成により、マグネットロータ62が回転すると、雌ネジ部621aと雄ネジ部21aのネジ送り作用により、マグネットロータ62が軸線L方向(上下)に移動する。ニードル部31が弁ポート13に着座していない状態では、付勢バネ4の付勢力により固定部材5がマグネットロータ62に当接する状態となり、弁棒3がマグネットロータ62と共に移動し、弁棒3のニードル部31が弁ポート13に対して進退する。これにより、弁ポート13の開度を変化させ、第1継手管11から第2継手管12へ流れる冷媒の流量、または第2継手管12から第1継手管11へ流れる冷媒の流量が制御される。
また、ニードル部31が流量を制御する制御範囲にあって、マグネットロータ62が回転して下降するときは、可動下端ストッパMDは固定下端ストッパSDの上を通過する。さらに回転して下降すると、可動下端ストッパMDが固定下端ストッパSDに係合して回転が規制される。すなわち、この可動下端ストッパMDが固定下端ストッパSDがマグネットロータ62の下端位置を規制するストッパ機構を構成している。以上のように、ストッパ機構によりマグネットロータ62の回動が停止する。すなわち、右回りには回動できない状態となる。この可動下端ストッパMDが固定下端ストッパSDに当接した瞬間位置を「回転基準点」という。
ここで、実施形態の電動弁は、概略以下の2通りの仕様に設定できる。第1に、マグネットロータ62が右回りして可動下端ストッパMDが固定下端ストッパSDに当接したとき、すなわち「回転基準点」で、ニードル部31が弁ポート13を閉じてさらに付勢バネ4が圧縮された状態となる仕様、これを「閉仕様弁」いう。第2に、上記「回転基準点」で、ニードル部31が弁ポート13を閉じないような仕様、これを「開仕様弁」という。勿論、「回転基準点」で丁度弁閉となるようにもできる。
また、ステッピングモータ6は、ステータコイル63にパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じた回動角度だけマグネットロータ62を回動させるが、上記「閉仕様弁」の場合に、「回転基準点」から左回りして弁開となる瞬間までのパルス数を「弁開パルス」という。
なお、マグネットロータ62において、マグネット622の周囲の着磁パターンと可動下端ストッパMDの位置関係、支持部材2(及び固定下端ストッパSD)の位置とステータコイル63との位置関係、ステータコイル63における磁相の位置関係は、それぞれ決められている。したがって、「閉仕様弁」の「弁開パルス」、「開仕様弁」の「回転基準点」での弁開度は、正確に設定されていないと、細かい制御性を損なう。そこで、以下の第1実施例及び第2実施例のように、電動弁の組立工程において、ニードル部31から固定部材5までの距離、すなわち弁棒3に対する固定部材5の位置を設定する。
図2及び図3は第1実施例の電動弁の製造方法及び組立工程を示す図である。なお、図2、図3、図4及び図5において、符号は要部部材のみに付してその他の部材は符号を省略する。また、断面を示す斜線を省略するとともに、各工程で動作に関する部位を斜線で示している。
この第1実施例は、弁ハウジング1及び支持部材2からなる「弁本体」を用いた製造方法である。まず、ステータコイル63とケース61との非装着状態において、図2(A)の「弁棒基準点設定工程」としての第1工程で、支持部材2を弁ハウジング1に圧入して取り付けるとともに、付勢バネ4を装着した弁棒3を支持部材2に挿通して弁ハウジング1に取り付け、弁棒3のニードル部31を弁ポート13に着座させる。すなわち、この着座により支持部材2に対するニードル部31(弁体部)の軸線L方向の予め決められた弁棒3の位置である「弁棒基準点」を設定する。次に、図2(B)の第2工程で、マグネットロータ62を支持部材2に装着する。
次に、図2(C)の「回転基準点設定工程」としての第3工程で、マグネットロータ62を右回りさせて、可動下端ストッパMDを固定下端ストッパSDに当接させた状態、すなわち、「回転基準点」とする。次に、図2(D)の第4工程で「回転基準点」からマグネットロータ62を所定設定量(所定回転量)だけ回転させる。次に、図3(A)の第5工程で、弁棒3の「弁棒基準点」(着座状態)と、マグネットロータ62の「所定設定量」を保持した状態で、固定部材5を弁棒3に挿入する。次に、図3(B)の第6工程で、棒3の「弁棒基準点」と、マグネットロータ62の「所定設定量」を保持した状態で、固定部材5を弁棒に溶接、圧入等で固着する。次に、図3(C)の第7工程で、圧縮バネ64を配設して、溶接等によりケース61と弁ハウジング1とを接合する。
図4及び図5は第2実施例の電動弁の製造方法及び組立工程を示す図である。この第2実施例は弁本体治具を用いた製造方法である。まず、図4(A)の第1工程で、支持部材2を弁ハウジング1に圧入して取り付け、弁本体アッセンブリ10とする。また、この弁本体アッセンブリ10と同等な弁本体治具20を用意する。この弁本体治具20には、弁本アッセンブリ10の支持部材2と同等な支持部材2′を設けておく。また、弁本体治具20には弁本体アッセンブリ10の弁ポート13と同径の疑似ポート13′を形成しておく。そして、この疑似ポート13′の着座部と、弁ポート13の着座部との間に軸線L方向の高さの差を設けておく。この高さの差は「調整高さ」であり、「閉仕様弁」とする場合は、疑似ポート13′の着座部を設定量だけ弁ポート13の着座部よりも低くする。また、「開仕様弁」とする場合は、疑似ポート13′の着座部を設定量だけ弁ポート13の着座部よりも高くする。なお、支持部材2′における雄ネジ部21a′と固定下端ストッパSD′は設定の精度には影響しないので、支持部材2に近似したものでよい。
次に、図4(B)の第2工程で、付勢バネ4を装着した弁棒3を弁本体治具20の支持部材2′に挿通して取り付け、弁棒3のニードル部31を疑似ポート13′に着座させる。すなわち、この着座により支持部材2′に対するニードル部31(弁体部)の軸線L方向の予め決められた弁棒3の位置である「弁棒基準点」を設定する。そして、マグネットロータ62を支持部材2′に装着する。
次に、図4(C)の「回転基準点設定工程」としての第3工程で、マグネットロータ62を右回りさせて、可動下端ストッパMDを固定下端ストッパSD′に当接させた状態、すなわち、「回転基準点」とする。次に、図5(A)の第4工程で、弁棒3の「弁棒基準点」(着座状態)と、マグネットロータ62の「回転基準点」を保持した状態で、固定部材5を弁棒3に挿入する。次に、図5(B)の第5工程で、棒3の「弁棒基準点」と、マグネットロータ62の「回転基準点」を保持した状態で、固定部材5を弁棒に溶接、圧入等で固着する。そして、マグネットロータ62と弁棒3のアッセンブリを弁本体治具20から取り出す。
次に、図5(C)の第6工程で、前記第5工程を経て得られたマグネットロータ62と弁棒3のアッセンブリを弁本体アッセンブリ10に装着し、図5(D)の第7工程で、圧縮バネ64を配設して、溶接等によりケース61と弁ハウジング1とを接合する。
この第2実施例においても、第1実施例の第3工程である「回転基準点設定工程」によりマグネットロータ62を所定回転量だけ回転させるようにしてもよい。この場合、この所定回転量と前記「調整高さ」に応じて設定量が決まる。なお、第2実施例は、「回転基準点設定工程」で回転量を0度とした場合に相当する。
以上の第2実施例のように着座部を弁ポート13の着座部より低くした疑似ポート13′を有する弁本体治具20を用いることにより、「閉仕様弁」として設定することもできる。なお、弁本体治具を用いて、弁棒3の「弁棒基準点」を設定する際に、上記第2実施例では疑似弁ポート13′の着座部にニードル部31を着座させるようにしているが、例えば弁棒の円柱部32の下端など別の部位を、弁本体治具の所定の位置で受けるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 第1継手管
12 第2継手管
13 弁ポート
2 支持部材
21 ホルダ部
21a 駆動雄ネジ部
3 弁棒
31 ニードル部(弁体部)
32 円柱部
33 ロッド部
4 付勢バネ
5 固定部材
6 ステッピングモータ(電動モータ)
61 ケース
62 マグネットロータ
621a 駆動雌ネジ部
63 ステータコイル
SD 固定下端ストッパ(ストッパ機構)
MD 可動下端ストッパ(ストッパ機構)
10 本体アッセンブリ
20 本体治具
L 軸線

Claims (3)

  1. 電動モータを構成するマグネットロータと、弁ポートを有する弁室に対して該弁ポートの反対側に配置されるとともに前記マグネットロータをネジ送り機構を介して前記弁ポートの軸線と同軸に支持する支持部材と、前記弁ポート側の端部に弁体部が設けられるとともに、該弁体部とは反対側の端部が前記マグネットロータの中心に貫通された弁棒と、前記弁棒の前記端部に固着されて前記マグネットロータに当接する固定部材と、前記弁体部が前記マグネットロータから離間する方向に前記弁棒を付勢する付勢バネと、
    前記マグネットロータの少なくとも前記弁ポート側の下端位置を規制するストッパ機構と、を備え、前記ステータコイルにより前記マグネットロータを回動して前記ネジ送り機構により当該マグネットロータを軸線方向に移動させるとともに、前記付勢バネの付勢力により前記固定部材が前記マグネットロータに当接する状態で前記弁棒の前記弁体部を前記弁ポートに対して進退させて、該弁ポートを通る流体の流量を制御するようにした電動弁の製造方法であって、
    前記支持部材と前記下端ストッパとを有する弁本体、または、前記支持部材と同等な支持部材及び前記下端ストッパと同等な下端ストッパを有する弁本体治具、を用いて実行する工程であって、
    前記支持部材に対する前記弁体部の軸線方向の予め決められた前記弁棒の位置である弁棒基準点を設定する弁棒基準点設定工程と、
    前記マグネットロータが前記下端位置に達した点であるマグネットロータの回転基準点を設定する回転基準点設定工程と、
    前記固定部材を前記弁棒に固着する固着工程と、
    を備え、
    前記固着工程において、
    前記弁棒と前記マグネットロータとの間に前記付勢バネを配設するとともに、前記弁棒基準点設定工程で前記弁棒基準点に設定した前記弁棒と、前記回転基準点設定工程で前記回転基準点に設定した前記マグネットロータと、について、前記マグネットロータの前記回転基準点に対する回転角度が所定設定量になるように設定し、該所定設定量を保持した状態で、前記弁棒基準点に設定した前記弁棒に対して、前記固定部材を固着するようにした、
    ことを特徴とする電動弁の製造方法。
  2. 前記弁本体を用いた請求項1に記載の電動弁の製造方法であって、
    前記弁棒基準点設定工程で設定する前記弁棒基準点が、前記弁体部が前記弁ポートを開状態から閉状態に達する点である
    ことを特徴とする電動弁の製造方法。
  3. 前記弁本体治具を用いた請求項1に記載の電動弁の製造方法であって、
    前記弁棒基準点設定工程で設定する前記弁棒基準点が、前記弁体部が前記弁ポートを開状態から閉状態に達する点よりも軸線方向に調整幅だけずらした点である、
    ことを特徴とする電動弁の製造方法。
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