JP2016123009A - 半導体装置、電子デバイス・モジュール、及びネットワークシステム - Google Patents

半導体装置、電子デバイス・モジュール、及びネットワークシステム Download PDF

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雄一 瀧常
一憲 薜
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一憲 薜
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Abstract

【課題】被制御デバイスに供給される制御信号の送信サイクル位相の変化に起因する被制御デバイスの動作不具合を抑制する。【解決手段】一実施形態において、半導体装置(120)は、基準クロックに同期した送信サイクルに従って、被制御デバイス(140)へ制御信号(150)を送信する調整回路(130)を含む。被制御デバイス(140)は、制御信号(150)が供給されてもよい第1の期間と、制御信号(150)が供給されることが前記第1の期間に比べて好ましくない第2の期間を有する。調整回路(130)は、当該送信サイクルに起因した制御信号(150)の送信タイミングが当該第2の期間内となる場合に、制御信号(150)号が当該第1の期間内において送信されるように制御信号(150)の送信タイミングを調整するよう構成されている。【選択図】図5

Description

本出願は、半導体装置に関し、例えば、時刻同期された分散システム内で使用されるデバイスを制御するための信号を生成する半導体装置に好適に利用できるものである。
ネットワークに接続された複数の要素(ノード)を含む分散システム(distributed system)において、複数のノードの各々は各自のローカルクロックに基づいて動作する。いくつかの実装においては、例えば複数のノードで発生するイベントの同期を達成するために、分散システムは、複数のノード(ローカルクロック)の間を時刻同期させる必要があるかもしれない。分散システムの時刻同期は、分散システム内の複数のノード間で頻繁にメッセージ(情報)を交換することによって達成される。一般的には、予め定められた又は動的に選出された分散システム内のいずれか1つのノードが、マスタークロック・ノードとして動作する。マスタークロック・ノードのローカルクロックは、マスタークロックと呼ばれる。マスタークロック・ノードは、分散システム内の他のノード(スレーブクロック・ノード)とメッセージ(情報)を交換し、これによりスレーブクロック・ノードは自身のローカルクロック(スレーブクロック)をマスタークロックに同期させる。
IEEE Standard 1588に規定されているPrecision Time Protocol(PTP)は、分散システムの時刻同期方法の代表例の1つである。また、PTPを利用した時刻同期方法として、Ethernet Audio/Video Bridging(AVB)を構成する規格の1つであるIEEE Standard 802.1ASに規定されたgeneralized PTP(gPTP)が知られている。gPTP は、IEEE 802.3ネットワーク(つまりWired LAN)及びIEEE 802.11ネットワーク(つまりWireless LAN)内での時刻同期方法を規定している。PTPでは、マスタークロック・ノードはグランド・マスタークロックと呼ばれ、スレーブクロック・ノードはクロックスレーブと呼ばれる。クロックスレーブは、グランド・マスタークロックに正確に同期するために、グランド・マスタークロックとの間でメッセージ(Sync、Follow_Up、Delay_Request、及びDlay_Response)を交換し、これらのメッセージの送信時刻及び受信時刻に基づいてネットワーク遅延時間を計算し、得られたネットワーク遅延時間を用いて自身のローカルクロックを調整する。
時刻同期を必要とする分散システムは、例えば、製造システム(産業用ロボットおよびそのための測定(metrology)デバイス)、複数のネットワーク監視カメラを含む監視システム、及び車載(automotive)カメラシステムである。車載カメラシステムは、サラウンドビュー・カメラシステム、バードビュー・カメラシステム、及びサイドビュー・カメラシステムを含む。これらの車載カメラシステムは、複数のカメラを使用し、これら複数のカメラによって撮影された複数の画像を駐車支援および障害物検出等のために画像処理する。
特許文献1は、PTPと類似した同期手順を用いて、各々がネットワークに接続された複数のカメラの時刻同期を行う技術を開示している。
特開2005−286453号公報
以上の説明から理解されるように、分散システム内のスレーブクロック・ノードは、ネットワークを介してマスタークロック・ノードとメッセージを交換し、自身のローカルクロック(スレーブクロック)をマスタークロックに同期させる。しかしながら、スレーブクロック・ノード内のローカルクロックの発振子(水晶発振子)の周波数は、初期製造時の公差、温度及び圧力の変化、並びに経年変化のために、マスタークロック・ノード内のローカルクロック(マスタークロック)の発振子の周波数とは当然に異なる。さらに、ノード間を接続するネットワーク内のデバイス(e.g., IEEE 802.3ネットワーク内のハブ及びスイッチ(ブリッジ))のフォワーディング遅延ジッタに起因してネットワーク遅延時間が変動する。これらの不安定な要因による同期精度の低下を補償するために、スレーブクロック・ノードは、マスタークロック・ノードとのメッセージ交換を継続的に実行し、このメッセージ交換の結果に従ってローカルクロック・オフセットを補正する。
スレーブクロック時間とマスタークロック時間の間に時間差が存在する場合、この時間差(オフセット)をキャンセルするようにスレーブクロック時間にオフセット(正又は負の値)が加算される。このスレーブクロックに対する調整処理によって、スレーブクロック時間が大きく変わることがある。すなわち、スレーブクロック時間がマスタークロック時間より進んでいた場合にスレーブクロック時間がバックし、反対の場合にはスレーブクロック時間が前にジャンプする。
このようなスレーブクロック時間の変化は、スレーブノードがスレーブクロックを利用して被制御デバイスを制御する際に問題になるかもしれない。特に、被制御デバイスがタイミング制約を有する場合、スレーブクロック時間の変化は、被制御デバイスの動作に影響を与えるかもしれない。一例として、スレーブクロック・ノードが、マスタークロックに時刻同期したスレーブクロック(ローカルクロック)に従って、被制御デバイスに供給される周期的な同期信号(e.g., パルス信号)を生成するケースを考える。スレーブクロック時間が不連続に変化すると、スレーブクロック時間の変化に応じて同期信号(又は同期信号の送信サイクル)の位相も不連続に変化し、この同期信号(又はその送信サイクル)の位相の変化が被制御デバイスの動作に影響を与えるかもしれない。
タイミング制約を持つ被制御デバイスの一例は、Complementary Metal Oxide Semiconductor (CMOS)/Charge Coupled Device (CCD) イメージセンサを実装したイメージセンサ・デバイスである。ある実装において、イメージセンサ・デバイスは、1フレーム周期(e.g., 1/30秒)又は1フィールド周期(e.g., 1/60秒)の同期信号の受信を期待し、この周期的な同期信号に従って、イメージセンサのシャッタータイミング及び画素信号の出力、並びにImage Signal Processor(ISP)による画像信号処理を制御するかもしれない。この場合、同期信号(又はその送信サイクル)の位相の変化は、画素信号及びこれらに基づいて生成される画像の劣化又は欠落を招くおそれがある。例えば、複数のイメージセンサ・デバイスを含む車載カメラシステムの場合、イメージセンサ・デバイスによる撮影画像が乱れると、検知すべき障害物の情報が欠落してしまうかもしれない。
以下では、上述した課題を含む複数の課題のうち少なくとも1つの解決に寄与することが可能な複数の実施形態が説明される。上述の課題は、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする複数の課題の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかにされる。
一実施形態において、半導体装置は、基準クロックに同期した送信サイクルに従って、被制御デバイスへ制御信号を送信する調整回路を含む。前記被制御デバイスは、前記制御信号が供給されてもよい第1の期間と、前記制御信号が供給されることが前記第1の期間に比べて好ましくない第2の期間を有する。前記調整回路は、前記送信サイクルに起因した前記制御信号の送信タイミングが前記第2の期間内となる場合に、前記制御信号が前記第1の期間内において送信されるように前記制御信号の送信タイミングを調整するよう構成されている。
一実施形態において、半導体装置は、基準クロックに同期した送信サイクルに従って被制御デバイスに供給される制御信号を生成するよう構成されている。当該半導体装置は、さらに、送信サイクルの位相の変化に起因して当該送信サイクルに従う制御信号の送信タイミングが被制御デバイスのタイミング制約に合わなくなった場合に次のように動作する。すなわち、当該半導体装置は、当該タイミング制約に合わない制御信号の送信を抑止するとともに、当該タイミング制約内での送信タイミングの自由度を利用して制御信号を送信するよう構成されている。
上述した実施形態は、上述した課題の解決に貢献することができる。
いくつかの実施形態に係るネットワークシステム(分散システム)の構成例を示す図である。 いくつかの実施形態に係るカメラモジュールの構成例を示すブロック図である。 イメージセンサ・デバイスのタイミング制約の一例を説明するための図である。 イメージセンサ・デバイスのタイミング制約の一例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る調整回路によって生成される同期信号とイメージセンサ・デバイスのタイミング制約との関係を説明するための図である。 第1の実施形態に係る調整回路によって生成される同期信号とイメージセンサ・デバイスのタイミング制約との関係を説明するための図である。 第2の実施形態に係る調整回路の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る調整回路によって生成される同期信号とイメージセンサ・デバイスのタイミング制約との関係を説明するための図である。 第3の実施形態に係る調整回路によって生成される同期信号とイメージセンサ・デバイスのタイミング制約との関係を説明するための図である。 第3の実施形態に係る調整回路の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る調整回路の構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る調整回路によって行われる処理の一例を示すフローチャートである。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係るネットワークシステム(分散システム)1の構成例を示している。ネットワークシステム1は、ネットワーク40に接続された複数のノードを含む。これら複数のノードは、分散クロック同期技術、例えばPTP又はgPTP、を使用して、時刻同期を行う。いくつかの実装において、ネットワークシステム1は、車載カメラシステムであってもよい。図1の例では、複数のカメラモジュール10、マスタークロック20、及びElectronic Control Unit(ECU)30がネットワーク40に接続されている。マスタークロック20は、分散クロック同期のためのマスタークロック・ノードとして動作し、複数のカメラモジュール10の各々は、スレーブクロック・ノードとして動作する。複数のカメラモジュール10の各々は、マスタークロック20とメッセージ(情報、信号等)を交換し、これにより自身のローカルクロック(スレーブクロック)をマスタークロック20のローカルクロックに同期させる。マスタークロック20は、自身のローカルクロックを正確な基準時間(実時間)に同期させるために、標準電波を受信する電波時計(radio clock)を有してもよいし、Global Positioning System(GPS)衛星又は携帯電話基地局と同期するための無線受信機を有してもよい。
複数のカメラモジュール10が有する複数のローカルクロックは、共通のマスタークロック20に時刻同期するから、複数のカメラモジュール10は、共通の時刻に従って撮影を行うことなうことができる。ECU30は、ネットワーク40を介して複数のカメラモジュール10と通信し、複数のカメラモジュール10による撮影を制御し、複数のカメラモジュール10によって得られた撮影画像を受信する。いくつかの実装において、ECU30は、駐車支援のために、複数のカメラモジュール10によって実質的に同時刻に撮影された画像を画像処理することでサラウンドビュー画像またはバードビュー画像を生成し、これをディスプレイ31に表示してもよい。また、いくつかの実装において、ECU30は、複数のカメラモジュール10によって実質的に同時刻に撮影された画像を障害物検出のために利用してもよい。ECU30は、少なくとも1つのプロセッサ(マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ)を含むコンピュータシステムであり、ある実装において1又は複数のIntegrated Circuit(IC)チップを含んでもよい。
ネットワーク40は、IEEE 802.3ネットワーク(Wired LAN)若しくはIEEE 802.11ネットワーク(Wireless LAN)又はこれらの組合せを含んでもよい。これらの場合、ネットワーク40は、複数のカメラモジュール10、マスタークロック20、及びECU30を含む複数のノードによって送受信されるMedia Access Control(MAC)フレームを中継する少なくとも1つのスイッチ(ハブ)を含んでもよい。
なお、図1の構成例は一例に過ぎず、適宜変形されてもよい。例えば、ECU30もマスタークロック20と通信し、自身のローカルクロックをマスタークロック20のそれに時刻同期させてもよい。あるいは、マスタークロック20はECU30と一体的に構成されてもよく、言い換えるとマスタークロック20の構成及び機能はECU30に配置されてもよい。あるいは、マスタークロック20の構成及び機能は複数のカメラモジュール10のうち少なくとも1つに配置されてもよい。
続いて以下では、各カメラモジュール10の構成及び動作について詳細に説明する。図2は、カメラモジュール10の構成例を示すブロック図である。図2の例では、カメラモジュール10は、PHY回路100、センサコントローラ120、及びイメージセンサ・デバイス140を含む。例えば、図示していないが、センサコントローラ120、及びイメージセンサ・デバイス140は、複数の配線を有する実装基板(配線基板、インターポーザー基板、マザーボードなど)に搭載され、実装基板に形成された配線を介して、互いに電気的に接続されている。PHY回路100は、ネットワーク40の物理層(PHY層)に準拠した信号処理を行い、ネットワーク40との間で物理層信号を送信および受信する。
イメージセンサ・デバイス140は、イメージセンサ141(e.g., CMOSイメージセンサ又はCCDイメージセンサ)とImage Signal Processor(ISP)142を含む。ISP142は、イメージセンサ141による撮影を制御し、イメージセンサ141によって生成される画素信号を受信し、カラー補正及びホワイトバランス補正を含むデジタル信号処理を画素信号に対して行い、これにより画像信号を生成する。
センサコントローラ120は、PHY回路100に接続され、ネットワーク40を介してマスタークロック20及びECU30を含む他のネットワークノードと通信するよう構成されている。この通信のために、図2の構成例では、センサコントローラ120はネットワーク・インタフェース121を含む。ネットワーク・インタフェース121は、MACユニット122及びネットワークプロトコルスタック123を含む。MACユニット122は、MACフレームの組み立て・分解、エラーチェック、及び媒体アクセス制御を含むMAC層(データリンク層)のサービス(信号処理および制御)をネットワークプロトコルスタック123に提供する。ネットワークプロトコルスタック123は、MAC層より上層(例えばネットワーク層及びトランスポート層)のサービスを提供する。幾つかの実装において、ネットワークプロトコルスタック123は、Internet Protocol(IP)並びにTransmission Control Protocol(TCP)及びUser Datagram Protocol(UDP)をサポートしてもよい。
センサコントローラ120は、さらに、分散クロック同期をサポートし、マスタークロック20に時刻同期したローカルクロック(スレーブクロック)を生成するよう構成されている。この分散クロック同期のために、図2の構成例では、センサコントローラ120は、Phase Locked Loop(PLL)124、タイムスタンプユニット(timestamp unit (TSU))125、Central Processing Unit(CPU)126、及びメモリ127を含む。PLL124は、マスタークロック20の周波数及び位相に同期したローカルクロックを生成するようCPU126により制御される。TSU125は、PLL124によって生成されるローカルクロックを受信し、マスタークロック20の絶対時刻(実時間)に時刻同期したローカル・タイムスタンプを生成する。TSU125は、マスタークロック20によって生成されるタイムスタンプとのオフセット補正のためにCPU126によって制御される。
CPU126は、メモリ127に格納された分散クロック同期のためのソフトウェア(プログラム)、例えばPTP(又はgPTP)プログラムモジュールを実行し、これによりPLL124及びTSU125を制御する。いくつかの実装において、CPU126は、ネットワーク・インタフェース121を介してマスタークロック20とメッセージを交換し、ネットワーク遅延を計算し、マスタークロック20の絶対時間とローカルクロック時間との時間差を計算し、当該時間差を修正するためにPLL124及びTSU125を制御する。メモリ127は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、マスクRead Only Memory(MROM)、Programmable ROM(PROM)、若しくはフラッシュメモリ、又はこれらの組合せである。
さらに、センサコントローラ120は、マスタークロック20に時刻同期したローカルクロック時間(TSU125によって生成されるローカル・タイムスタンプ)に従ってイメージセンサ・デバイス140の撮影を制御するよう構成されている。具体的には、センサコントローラ120は、マスタークロック20に時刻同期したローカルクロック時間に従った周期的な送信サイクルで同期信号150をイメージセンサ・デバイス140に供給する。この目的のために、センサコントローラ120は、調整回路130を含む。調整回路130は、制御回路131及び信号生成回路132を含む。制御回路131は、TSU125から供給されるローカル・タイムスタンプに基づいて同期信号150の送信サイクルを判定する。信号生成回路132は、制御回路131から指示されるタイミングに従って同期信号150を生成し、これをイメージセンサ・デバイス140に供給する。イメージセンサ・デバイス140は、周期的な同期信号150に従って、イメージセンサ141のシャッタータイミング及び画素信号の出力、並びにISP142による画像信号処理を制御する。同期信号150の送信サイクル(周期)は、イメージセンサ・デバイス140に依存するが、一般的に1フレーム周期(e.g., 1/30秒)又は1フィールド周期(e.g., 1/60秒)が採用される。
さらにまた、センサコントローラ120は、イメージセンサ・デバイス140によって生成された画像信号を受信し、これをECU30にネットワーク40を介して送信するよう構成されている。ネットワーク・インタフェース121は、イメージセンサ・デバイス140によって生成された画像信号を受信し、これをネットワーク40を介してECU30に送信する。
なお、既に述べたように、センサコントローラ120が有するスレーブクロックの時刻同期を継続的に維持するためには、様々な不確定要因(e.g., ローカルクロック発振子(水晶発振子)の公差、温度に依存する周波数ドリフト、及び経年変化、並びにネットワークの遅延ジッタ)に起因する同期精度の低下を補償する必要がある。このために、センサコントローラ120(CPU126)は、マスタークロック20と継続的にメッセージを交換し、スレーブクロック時間(PLL124及びTSU125)を補正する。具体的には、スレーブクロック時間とマスタークロック時間の間に時間差が存在する場合、センサコントローラ120は、この時間差(オフセット)をキャンセルするようにスレーブクロック時間にオフセット(正又は負の値)を加算する。
しかしながら、既に述べたように、このスレーブクロックに対する調整処理によってスレーブクロック時間が大きく変わることがある。このようなスレーブクロック時間の変化は、センサコントローラ120がスレーブクロック時間を利用してイメージセンサ・デバイス140を制御する際に問題になるかもしれない。具体的には、スレーブクロック時間の変化に応じて同期信号150(又はその送信サイクル)の位相も不連続に変化し、この同期信号150(又はその送信サイクル)の位相の変化がイメージセンサ・デバイス140の動作に影響を与える可能性がある。なぜなら、イメージセンサ・デバイス140は、周期的な同期信号150の受信(e.g., 1フレーム周期(e.g., 1/30秒)又は1フィールド周期(e.g., 1/60秒)を期待し、この周期的な同期信号150に従ってイメージセンサ141及びISP142を制御するため、同期信号150(又はその送信サイクル)の位相の変化は、画素信号及びこれらに基づいて生成される画像信号の劣化又は欠落を招くおそれがあるためである。以下では、同期信号150の位相変化がイメージセンサ・デバイス140の動作に与える影響と、この影響を軽減するための調整回路130の動作について詳細に説明する。
図3は、イメージセンサ・デバイス140が有するタイミング制約の一例を示す図である。図3の送信サイクル300は、同期信号150の送信サイクルの一例を示し、同期信号波形320は、周期的な同期信号150の一例を示している。図3の例では、送信サイクル300の周期P1は、1フレーム周期(1/30秒、つまり約33.3ミリ秒)であり、パルス302及び304は、同期信号の送信タイミングを示す。この送信サイクル300に従う同期信号波形320は、1/30秒(約33.3ミリ秒)周期のパルス波形であり、パルス322及び324を含む。
図3に示されたイメージセンサ・デバイス140の状態340は、イメージセンサ・デバイス140のタイミング制約を表している。すなわち、状態340は、交互に繰り返される受付可能期間(342、346)と受付禁止期間(344)を含む。受付可能期間(342、346)は、イメージセンサ・デバイス140において同期信号150(図3の同期信号パルス322、324)を受付可能な期間、言い換えるとイメージセンサ・デバイス140が同期信号150の受信を期待する期間を意味する。受付可能期間(342、346)は、イメージセンサ・デバイス140が正常に動作するための好ましい期間と言うこともでき、イメージセンサ・デバイス140によって生成される画像の乱れが生じない期間と言うこともできる。図3に示されるように、イメージセンサ・デバイス140は、同期信号150(同期信号パルス322、324)の受信に応答して、イメージセンサ141からの画素信号の読み出しを行う(362、364)。
一方、受付禁止期間(344)は、イメージセンサ・デバイス140において同期信号150(図3の同期信号パルス322、324)を受信することが好ましくない期間を意味する。受付禁止期間(344)は、同期信号150を受信することが不適切な期間、イメージセンサ・デバイス140の正常動作が保証されない期間、又はイメージセンサ・デバイス140によって生成される画像の乱れが生じる期間と言うこともできる。イメージセンサ・デバイス140は、受付禁止期間(344)において同期信号150を受信できるけれども、画素信号及びこれらに基づいて生成される画像の劣化又は欠落を生じるかもしれない。いくつかの実装において、受付可能期間(342、346)は、イメージセンサ141の各画素からの画素信号の読み出しが実行される垂直ブランキング期間に対応し、受付禁止期間(344)は、イメージセンサ141の各画素において電荷蓄積が行われる露光期間(蓄積期間)に対応する。この場合、同期信号150は、画素信号の読み出しタイミングを表す“読み出しパルス”を規定するということもできる。
イメージセンサ・デバイス140のタイミング制約は、受付可能期間(342、346)の最大長(PA)と受付禁止期間(344)の所定の長さ(PB)を含む。図3に示されるように、受付禁止期間(344)は、同期信号150の送信サイクル(e.g., 1フレーム期間、つまり約33.3ミリ秒)よりも短い所定の長さPB(e.g., 約32.3ミリ秒)を持つ固定期間である。ここで、同期信号150の送信サイクル長と受付禁止期間(344)の所定長との差分D(e.g., 1ミリ秒)を定義する。これに対して、受付可能期間(342、346)は、受付禁止期間(344)の後に開始され、且つ同期信号150(パルス322、324)の受信に応答して終了する非固定である。受付可能期間(342、346)の最大長PAは、差分D(e.g., 1ミリ秒)以上であり、且つ受付禁止期間(344)の長さPB以下である。一例において、受付可能期間の最大長PAは、差分Dの2倍の長さ(e.g., 2ミリ秒)であってもよい。
図4は、上述のタイミング制約が守られなかったときのイメージセンサ・デバイス140の動作例を示している。図4の例では、スレーブクロック時間の調整等の何らかの要因によって送信サイクル400の位相が変化する。具体的には、パルス402の後に送信サイクル400の位相が変化し、パルス402とパルス404の間隔は、受付禁止期間の長さ(PB)より短い。なお、破線のパルス406は、正常な送信サイクルの周期P1に従うとパルス402の次に到来するはずであった正常な送信タイミングを示している。
図4の同期信号波形420は、センサコントローラ120(調整回路130)による同期信号150のタイミング調整が行われないと仮定した場合の同期信号150の送信タイミングを示している。すなわち、位相変化前の送信タイミング402に従って同期信号パルス422が生成され、位相変化後の送信タイミング404に従って同期信号パルス424が生成される。同期信号パルス424が送信されたとき、イメージセンサ・デバイス140はまだ受付禁止期間(444)である。ある実装において、イメージセンサ・デバイス140は、受付禁止期間(444)を中断して新たな受付禁止期間446を開始し、画素信号出力462の読み出しを中断し、位相変更後の送信サイクルに従う新たな画素信号の出力を試みる。しかしながら、イメージセンサ141の画素に蓄積された電荷が充分でないために、画素信号出力464は劣化又は欠落を伴うかもしれない。
図4を用いて説明したような不具合を回避するために、本実施形態に係るセンサコントローラ120(調整回路130)は以下のように動作する。図5は、調整回路130によって行われる処理の一例(処理500)を示すフローチャートである。ブロック501では、調整回路130内の制御回路131は、実時間クロック(e.g., TSU125から供給されるローカル・タイムスタンプ情報)に従って、実時間クロックに同期した同期信号150の送信タイミングを検出する。既に説明したように、同期信号150の送信サイクルは、通常は一定である。しかしながら、マスタークロック20に時刻同期するためのスレーブクロック(ローカルクロック)の補正が行われると、同期信号150の送信サイクルの位相が変化する可能性がある。
ブロック502では、制御回路131は、同期信号150の送信タイミングがイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内であるか否かを判定する。ブロック502の判定は、前回の送信タイミング(同期信号150の送信時刻)からの経過時間がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の長さPB以下であるか否かを判定することにより行われてもよい。
検出された送信タイミングがイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内である場合(ブロック502でYES)、制御回路131は、検出された送信サイクルに従って同期信号150を生成するよう信号生成回路132をトリガーする。これにより、信号生成回路132は、検出された送信サイクルに従って同期信号150を送信する(ブロック503)。
これに対して、検出された送信タイミングがイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間外である場合(ブロック502でNO)、制御回路131は、同期信号150がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内において送信されるように、同期信号150の送信タイミングを調整する。一例として、制御回路は以下のように動作してもよい。制御回路131は、受付可能期間外での同期信号150の送信を抑止する。さらに、制御回路131は、受付可能期間の先頭位置の近傍、又はその最大長PBに基づく受付可能期間の終了位置の近傍で同期信号150を送信するよう信号生成回路132をトリガーする。これにより、信号生成回路132は、検出された送信サイクルに依らずに、受付可能期間の先頭位置の近傍又は終了位置の近傍において同期信号150を送信する(ブロック504)。
送信サイクルの位相が大きく変化した場合、調整回路130は、図5に示された処理、特にブロック504の処理、を繰り返すことでイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の位相を同期信号150の送信サイクルの位相にステップ・バイ・ステップで近づけることができる。言い換えると、調整回路130は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内において同期信号150の送信を繰り返し行いながら、同期信号150の送信タイミングを、補正後の実時間クロック(送信サイクル)従った送信タイミングに段階的に近づけることができる。したがって、イメージセンサ・デバイス140は、位相変化後の同期信号150の送信サイクルに最終的に追従することができる。
以下では、図6及び図7を用いて、同期信号150の送信サイクル位相が変化したときの調整回路130の動作の具体例を説明する。図6は、同期信号150の送信サイクル位相が早まったケースを示している。図6のケースは、例えば、スレーブクロック時間がマスタークロック時間より遅れていたために、補正によってスレーブクロック時間が前にジャンプしたときに発生する。図6の例では、パルス602の後に送信サイクル600の位相が変化し、パルス602とパルス604の間隔は、受付禁止期間の長さ(PB)より短い。破線のパルス606は、正常な送信サイクルの周期P1に従うとパルス602の次に到来するはずであった正常な送信タイミングを示している。
図6の同期信号波形620は、調整回路130によって行われる同期信号150のタイミング調整の様子を示している。すなわち、調整回路130は、位相変化前の送信タイミング602に従って同期信号パルス622を生成する。同期信号パルス622の位置は、イメージセンサ・デバイス140の状態640において受付可能期間642に対応する。イメージセンサ・デバイス140は、同期信号パルス622の受信に応答して、画素信号の出力(662)を開始するとともに、イメージセンサ141への電荷蓄積が実行される受付禁止期間644に遷移する。
次に、調整回路130は、位相変化後の送信タイミング604に応答した同期信号パルス624の送信を抑止する。なぜなら、送信タイミング604及びこれに基づく同期信号パルス624は、イメージセンサ・デバイス140の状態640において受付禁止期間(644)内に位置するためである。そして、調整回路130は、受付禁止期間644の後に続く受付可能期間646の先頭位置の近傍において速やかに同期信号パルス626を送信する。イメージセンサ・デバイス140は、同期信号パルス626の受信に応答して、画素信号の出力(664)を開始するとともに、イメージセンサ141への電荷蓄積が実行される受付禁止期間648に遷移する。
図6において留意されるべきは、同期信号パルス626の送信タイミングは、破線のパルス606、つまり正常な送信サイクルの周期P1に従うとパルス602の次に到来するはずであった正常な送信タイミング、よりも早い点である。したがって、図6に示された動作をステップ・バイ・ステップで繰り返すことによって、受付可能期間646以降の受付可能期間の位相が徐々に早まり、最終的に、位相変化後の送信サイクルの位相と受付可能期間の位相を合わせることができる。
図7は、同期信号150の送信サイクル位相が遅れたケースを示している。図7のケースは、例えば、スレーブクロック時間がマスタークロック時間より進んでいたために、補正によってスレーブクロック時間がバックしたときに発生する。図7の例では、パルス702の後に送信サイクル700の位相が変化し、パルス702とパルス706の間隔は、受付禁止期間の長さと受付可能期間746の最大長の合計(つまりPB+PA)より長い。破線のパルス704は、正常な送信サイクルの周期P1に従うとパルス702の次に到来するはずであった正常な送信タイミングを示している。
図7の同期信号波形720は、調整回路130によって行われる同期信号150のタイミング調整の様子を示している。すなわち、調整回路130は、位相変化前の送信タイミング702に従って同期信号パルス722を生成する。同期信号パルス722の位置は、イメージセンサ・デバイス140の状態740において受付可能期間742に対応する。イメージセンサ・デバイス140は、同期信号パルス722の受信に応答して、画素信号の出力(762)を開始するとともに、イメージセンサ141への電荷蓄積が実行される受付禁止期間744に遷移する。
次に、調整回路130は、前回の送信タイミング702に基づいて期待される送信タイミング704の周囲、つまり受付可能期間746内において現実の送信タイミングが到来しない場合、受付可能期間746の最大長PAに基づく終了位置の近傍において同期信号パルス724を送信する。イメージセンサ・デバイス140は、同期信号パルス724の受信に応答して、画素信号の出力(764)を開始するとともに、イメージセンサ141への電荷蓄積が実行される受付禁止期間748に遷移する。そして、調整回路130は、位相変化後の送信タイミング706に応答した同期信号パルス724の送信を抑止する。なぜなら、送信タイミング706及びこれに基づく同期信号パルス724は、イメージセンサ・デバイス140の状態740において受付禁止期間(748)内に位置するためである。
図7において留意されるべきは、同期信号パルス724の送信タイミングは、破線のパルス704、つまり正常な送信サイクルの周期P1に従うとパルス702の次に到来するはずであった正常な送信タイミング、よりも遅い点である。したがって、図7に示された動作をステップ・バイ・ステップで繰り返すことによって、受付可能期間746以降の受付可能期間の位相が徐々に遅れ、最終的に、位相変化後の送信サイクルの位相と受付可能期間の位相を合わせることができる。
以上の説明から理解されるように調整回路130は、送信サイクルに起因した同期信号150の送信タイミングがイメージセンサ・デバイス140のタイミング制約に合わない場合、つまり同期信号150の送信タイミングがイメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間内となる場合に、同期信号150がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内において送信されるように、同期信号150の送信タイミングを調整するよう構成されている。一例において、調整回路130は、イメージセンサ・デバイス140のタイミング制約に合わない同期信号150の送信を抑止するとともに、当該タイミング制約内での送信タイミングの自由度を利用して同期信号150を送信するよう構成されてもよい。この動作を繰り返すことで、調整回路130又はこれを備えるセンサコントローラ120は、タイミング制約に基づく同期信号150の受付可能期間の位相を位相変化後の送信サイクルの位相に近づくように段階的にシフトすることができる。これにより、イメージセンサ・デバイス140は、位相変化後の同期信号150の送信サイクルに最終的に追従することができる。したがって、本実施形態に係る調整回路130及びこれを備えるセンサコントローラ120は、イメージセンサ・デバイス140のタイミング制約違反に起因するイメージセンサ・デバイス140による生成画像の欠落及び乱れを回避しながら、スレーブクロック時間の補正等に起因する同期信号150の送信サイクルの位相変化に追従することができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明された調整回路130の構成及び動作の具体例が説明される。本実施形態に係るネットワークシステム及びセンサコントローラの構成例は第1の実施形態に関して説明された図1及び図2と同様とすればよい。
図8は、調整回路130の構成例を示すブロック図である。図8の例では、調整回路130は、制御回路131及び信号生成回路132に加えて、メモリ805を含む。メモリ805は、揮発性メモリ、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ805は、制御回路131及び信号生成回路132によって使用される設定データを記録し、制御回路131によって生成されるデータを記録する。
より具体的に述べると、メモリ805は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の最大値PA、受付禁止期間の所定の長さPB、並びに同期信号150のドライブ期間及び極性を設定情報として格納する。メモリ805は、さらに、スレーブクロック時間に基づく送信サイクルの到来時刻T1、1つ前の同期信号150の生成時刻S0を格納する。到来時刻T1及び生成時刻S0は、制御回路131により生成される。なお、到来時刻T1及び生成時刻S0は、後述する時刻制御部802により生成される制御回路131内のローカル時間に基づいて制御回路131において計測される。
図8に示された制御回路131は、受信判定部801、時刻制御部802、タイミング調整部803、及び無視フラグ生成部804を含む。ある実装において、受信判定部801は、マスタークロック20に同期した絶対時刻(実時刻)を示すローカル・タイムスタンプをTSU125から受信し、当該ローカル・タイムスタンプに基づいて、予め定められた同期信号150の送信サイクルの到来を判定する。他の実装において、受信判定部801は、マスタークロック時間に同期したスレーブクロック時間に基づく送信サイクルを示すタイミング信号を受信し、当該タイミング信号に基づいて、同期信号150の送信サイクルの到来を判定してもよい。一例として、当該タイミング信号は、図3、図4、図6、及び図7に示された送信サイクル波形(300、400、600、及び700)のようなパルス信号であってもよい。この場合、TSU125又はこれに結合された回路が当該タイミング信号を生成してもよい。
受信判定部801は、時刻制御部802によって生成されるローカル時間に基づいて同期信号150の送信サイクルの到来時刻T1を計測し、これをメモリ805に格納する。なお、受信判定部801の動作は、送信サイクルの到来時刻T1がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内であるか否かによって異なる。
タイミング調整部803及び無視フラグ生成部804は、受信判定部801と連携して動作し、第1の実施形態において説明された同期信号150の送信タイミング調整を実行する。無視フラグ生成部804は、同期信号150の送信サイクルの到来を受信判定部801において無視すべきか否かを示す無視フラグ(ignore_flg)の状態を管理する。
図9A及び図9Bは、図8に示された調整回路130によって行われる処理の一例(処理900)を示すフローチャートである。ブロック901〜905は、受信判定部801によって行われる。ブロック901では、受信判定部801は、マスタークロック20に同期したスレーブクロック時間を示すタイムスタンプ情報、又はスレーブクロック時間に基づくタイミング信号を受信し、同期信号150の送信サイクルの到来を判定する。タイミング信号は、上述したように、同期信号150の送信タイミングを示すパルス信号であってもよい。
同期信号150の送信サイクルが到来した場合(ブロック901でYES)、ブロック902〜906の処理が実行され、そうでなければこれらの処理はスキップされる。ブロック902では、受信判定部801は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の最大長(PA)及び受付禁止期間の所定の長さ(PB)、並びに1つ前の同期信号150の生成時刻(S0)をメモリ805から取得する。ブロック903では、受信判定部801は、時刻制御部802から供給される現在のローカル時間(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内であるか否か(S0+PB<T≦S0+PB+PA)を判定する。
ローカル時間(T)が受付可能期間内である場合(ブロック903でYES)、受信判定部801は、ローカル時間(T)に基づく同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ805に格納する(ブロック905)。一方、ローカル時間(T)が受付可能期間外である場合(ブロック903でNO)、受信判定部801は、無視フラグ(ignore_flg)の状態を確認する(ブロック904)。無視フラグの値がゼロである場合(ブロック904でYES)、受信判定部801は、ローカル時間(T)に基づく同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ805に格納する(ブロック905)。無視フラグの値が1である場合(ブロック904でNO)、受信判定部801は、同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ805に格納しない。
ブロック906は、無視フラグ生成部804により行われる。無視フラグ生成部804は、ブロック906において、無視フラグに値ゼロをセットする(クリアする)。
ブロック907〜915は、ブロック913を除いて、タイミング調整部803によって行われる。ブロック913は、無視フラグ生成部804により行われる。ブロック907では、タイミング調整部803は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の最大長(PA)及び受付禁止期間の所定の長さ(PB)、1つ前の同期信号150の生成時刻(S0)、並びに同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ805から取得する。ブロック908では、タイミング調整部803は、時刻制御部802から供給される現在のローカル時間(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内であるか否か(S0+PB<T≦S0+PB+PA)を判定する。ローカル時間(T)が受付可能期間内でない場合(ブロック908でNO)、ブロック909〜916の処理はスキップされ、調整回路130は、ローカル時間(T)を更新し(ブロック917)、ブロック901に戻る。
一方、ローカル時間(T)が受付可能期間内である場合(ブロック908でYES)、タイミング調整部803は、さらに、送信サイクルの到来時刻(T1)を確認する(ブロック909及び910)。具体的には、送信サイクルの到来時刻(T1)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間より前(S0<T1≦S0+PB)である場合(ブロック909でYES)、タイミング調整部803は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を生成して信号生成回路132に供給する(ブロック914)。そして、タイミング調整部803は、ローカル時間(T)に基づくトリガー信号(sync_trg)の生成時刻(S0)をメモリ805に格納する(ブロック915)。これは、図6を用いて説明したような、同期信号150の送信サイクルの位相が早まったケースに相当する。
送信サイクルの到来時刻(T1)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内(S0+PB<T1≦S0+PB+PA)である場合(ブロック910でYES)、タイミング調整部803は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を信号生成回路132に供給する(ブロック914)。そして、タイミング調整部803は、ローカル時間(T)に基づくトリガー信号(sync_trg)の生成時刻(S0)をメモリ805に格納する(ブロック915)。これは、図3を用いて説明したような、同期信号150の送信サイクルの位相が正常であるケースに相当する。
ブロック909の判定(S0<T1≦S0+PB)及びブロック910の判定(S0+PB<T1≦S0+PB+PA)がどちらも成立せず、且つローカル時間(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の終了位置(最大長PA)に到達した場合(T=S0+PB+PA、ブロック911でYES)、タイミング調整部803は、遅延トリガー信号(delay_trg)を生成するとともに(ブロック912)、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を生成する(ブロック914)。そして、タイミング調整部803は、ローカル時間(T)に基づくトリガー信号(sync_trg)の生成時刻(S0)をメモリ805に格納する(ブロック915)。これは、図7を用いて説明したような、同期信号150の送信サイクルの位相が遅れたケースに相当する。無視フラグ生成部804は、遅延トリガー信号(delay_trg)の受信に応答して無視フラグ(ignore_flg)に値1をセットする(ブロック913)。
ブロック916では、信号生成回路132は、タイミング調整部803からのトリガー信号(sync_trg)の受信に応答して、同期信号150を生成しこれをイメージセンサ・デバイス140に供給する。ブロック917では、時刻制御部802は、ローカル時間(T)を更新する。
本実施形態で説明された調整回路130の構成及び動作によれば、第1の実施形態で説明された調整回路130とほぼ同様の効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明された調整回路130の構成及び動作の他の具体例が説明される。本実施形態に係るネットワークシステム及びセンサコントローラの構成例は第1の実施形態に関して説明された図1及び図2と同様とすればよい。
本実施形態では、同期信号150の送信タイミングの調整方法の改良が提供される。第1及び第2の実施形態で説明された方法では、同期信号150の送信サイクル位相が早まった場合に、調整回路130は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の先頭位置近傍において同期信号150を送信する動作を繰り返すことによって、受付可能期間の位相を徐々に早め、最終的に受付可能期間の位相を同期信号150の送信サイクル位相に合わせる。しかしながら、この手法では、同期信号150の送信サイクルの位相が大きく早まった場合に不利であるかもしれない。なぜなら、最大で受付禁止期間の所定の長さ(PB)に相当する位相差を調整しなければならないためである。同様に、同期信号の送信サイクルの位相が大きく遅れた場合にも不利であるかもしれない。
この問題に対処するため、本実施形態に係る同期信号150の送信タイミングの調整方法は以下のように行われる。すなわち、同期信号150の送信サイクルの位相が大きく(例えば、受付禁止期間の長さPBの2分の1以上)早まった場合に、調整回路130は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の最大長(PA)に基づく終了位置の近傍において同期信号150を送信する動作を繰り返す。つまり、第1及び第2の実施形態のそれとは反対に、受付可能期間の位相を徐々に遅らせることで、最終的に受付可能期間の位相を同期信号150の送信サイクル位相に合わせる。
図10は、本実施形態に係る同期信号150の送信タイミングの調整方法の一例を示す図である。図10は、同期信号150の送信サイクル位相が、受付禁止期間の長さPBの2分の1以上早まったケースを示している。図10の例では、パルス1002の後に送信サイクル1000の位相が変化し、パルス1002とパルス1004の間隔は、受付禁止期間の長さ(PB)の2分の1以下である。
図10の同期信号波形1020は、調整回路130によって行われる同期信号150のタイミング調整の様子を示している。すなわち、調整回路130は、位相変化前の送信タイミング1002に従って同期信号パルス1022を生成する。同期信号パルス1022の位置は、イメージセンサ・デバイス140の状態1040において受付可能期間1042に対応する。イメージセンサ・デバイス140は、同期信号パルス1022の受信に応答して、画素信号の出力(1062)を開始するとともに、イメージセンサ141への電荷蓄積が実行される受付禁止期間1044に遷移する。
次に、調整回路130は、位相変化後の送信タイミング1004に応答した同期信号パルス1024の送信を抑止する。なぜなら、送信タイミング1004及びこれに基づく同期信号パルス1024は、イメージセンサ・デバイス140の状態1040において受付禁止期間(1044)内に位置するためである。
図10に関するここまでの説明は、第1の実施形態における図6に関する説明と同様である。しかしながら、図10に示された調整方法のこの後の処理は、図6に示された調整方法のそれとは異なる。すなわち、先に説明した図6の調整方法は、受付禁止期間644の後に続く受付可能期間646の先頭位置の近傍において速やかに同期信号パルス626を送信することを含む。これに対して、図10の調整方法は、受付禁止期間1044の後に続く受付可能期間1046の最大長PAに基づく終了位置の近傍において同期信号パルス1026を送信することを含む。
すなわち、図10の方法では、調整回路130は、直前の同期信号の送信時刻(S0)から次の送信サイクルの到来時間までの間隔が受付禁止期間の長さ(PB)の2分の1より短い場合、受付可能期間の位相を徐々に早めるのではなく、反対に徐々に遅らせる。したがって、調整回路130が調整するべき位相差は、最大で受付禁止期間の長さ(PB)の2分の1程度で済む。したがって、図10の方法によれば、同期信号150の送信サイクル位相が大きく変化した場合に、同期信号150の送信サイクル位相とイメージセンサ・デバイス130の受付可能期間の位相をより速やかに合わせることができる。
図11は、同期信号150の送信サイクル位相の変化が小さい場合の例である。具体的には、図11の例では、パルス1102の後に送信サイクル1100の位相が変化し、パルス1102とパルス1104の間隔は、受付禁止期間の長さ(PB)の2分の1より大きく且つPB以下である。図11のケースでの動作は、図6と同様であるからここでは詳細な説明を省略する。すなわち、図11の送信サイクル1100、パルス1102、及びパルス1104は、図6の送信サイクル600、パルス602、及びパルス605にそれぞれ対応する。また、図11の同期信号波形1120、パルス1122、パルス1124、及びパルス1126は、図6の同期信号波形620、パルス622、パルス624、及びパルス626にそれぞれ対応する。さらに、図11のイメージセンサ・デバイスの状態1140、受付可能期間1142、受付禁止期間1144、受付可能期間1146、受付禁止期間1148、画素信号出力1162、及び画素信号出力1164は、図11の状態640、受付可能期間642、受付禁止期間644、受付可能期間646、受付禁止期間648、画素信号出力662、及び画素信号出力664にそれぞれ対応する。
続いて以下では、本実施形態で説明された同期信号150のタイミング調整方法を実施するための調整回路130の構成と動作の具体例について説明する。図12は、調整回路130の構成例を示すブロック図である。図12の例では、調整回路130は、制御回路131及び信号生成回路132に加えて、メモリ1205を含む。図12に示された制御回路131は、受信判定部1201、時刻制御部1202、及びタイミング調整部1203を含む。図8と図12の対比から明らかであるように、図12の構成例では、無視フラグ生成部804が省略されている。本実施形態で説明された同期信号150のタイミング調整方法を実施するために、受信判定部1201及びタイミング調整部1203の動作は、図8に示された受信判定部801及びタイミング調整部803のそれとは異なる。時刻制御部1202の動作は、時刻制御部802と同様であってもよい。
図13A及び図13Bは、図12に示された調整回路130によって行われる処理の一例(処理1300)を示すフローチャートである。ブロック1301〜1304は、受信判定部1201によって行われる。ブロック1301の処理は、図9Aに示されたブロック901での処理と同様であってもよい。
同期信号150の送信サイクルが到来した場合(ブロック1301でYES)、ブロック1302〜1304の処理が実行され、そうでなければこれらの処理はスキップされる。ブロック1302では、受信判定部1201は、イメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間の所定の長さ(PB)、並びに1つ前の同期信号150の生成時刻(S0)をメモリ1205から取得する。ブロック1303では、受信判定部1201は、時刻制御部1202から供給される現在のローカル時間(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間の前半であるか否か(S0<T≦S0+PB/2)を判定する。
ローカル時間(T)が受付禁止期間の前半でなければ(ブロック1303でNO)、受信判定部1201は、ローカル時間(T)に基づく同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ1205に格納する(ブロック1304)。一方、ローカル時間(T)が受付禁止期間の前半である場合(ブロック1303でYES)、受信判定部1201は、同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ1205に格納しない。
ブロック1305〜1311は、タイミング調整部1203によって行われる。ブロック1305及び1306の処理は、図9Bに示されたブロック907及び908での処理と同様であってもよい。ローカル時間(T)が受付可能期間内でない場合(ブロック1306でNO)、ブロック1307〜1311の処理はスキップされ、調整回路130は、ローカル時間(T)を更新し(ブロック1313)、ブロック1301に戻る。
一方、ローカル時間(T)が受付可能期間内である場合(ブロック1306でYES)、タイミング調整部1203は、さらに、送信サイクルの到来時刻(T1)を確認する(ブロック1307及び1308)。具体的には、送信サイクルの到来時刻(T1)がイメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間の後半(S0+PB/2<T1≦S0+PB)である場合(ブロック1307でYES)、タイミング調整部1203は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を生成して信号生成回路132に供給する(ブロック1310)。そして、タイミング調整部1203は、ローカル時間(T)に基づくトリガー信号(sync_trg)の生成時刻(S0)をメモリ1205に格納する(ブロック1311)。これは、図11を用いて説明したケースに相当する。
送信サイクルの到来時刻(T1)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内(S0+PB<T1≦S0+PB+PA)である場合(ブロック1308でYES)、タイミング調整部1203は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を信号生成回路132に供給する(ブロック1310)。そして、タイミング調整部1203は、ローカル時間(T)に基づくトリガー信号(sync_trg)の生成時刻(S0)をメモリ1205に格納する(ブロック1311)。これは、図3を用いて説明したような、同期信号150の送信サイクルの位相が正常であるケースに相当する。
ブロック1307の判定(S0+PB/2<T1≦S0+PB)及びブロック1308の判定(S0+PB<T1≦S0+PB+PA)がどちらも成立せず、且つローカル時間(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の終了位置(最大長PA)に到達した場合(T=S0+PB+PA、ブロック1309でYES)、タイミング調整部1203は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を信号生成回路132に供給する(ブロック1310)。そして、タイミング調整部1203は、ローカル時間(T)に基づくトリガー信号(sync_trg)の生成時刻(S0)をメモリ1205に格納する(ブロック1311)。これは、図7を用いて説明した同期信号150の送信サイクルの位相が遅れたケース、及び図10を用いて説明した送信サイクル位相が大きく早まったケースに相当する。
ブロック1312及び1313の処理は、図9Bに示されたブロック916及び917での処理と同様であってもよい。
<第4の実施形態>
本実施形態では、第3の実施形態で説明された調整回路130の構成及び動作の変形例が説明される。本実施形態に係るネットワークシステム及びセンサコントローラの構成例は第1の実施形態に関して説明された図1及び図2と同様とすればよい。
図14は、調整回路130の構成例を示すブロック図である。図14の例では、調整回路130は、制御回路131及び信号生成回路132に加えて、メモリ1405を含む。図14に示された制御回路131は、受信判定部1401、カウンタ制御部1402、及びタイミング調整部1403を含む。図12と図14の対比から明らかであるように、図14の構成例では、時刻制御部1202がカウンタ制御部1402によって置換されている。これにともなって、タイミング調整部1403は、同期信号150の生成時刻(S0)をメモリ1405に格納する必要がなくなった。また、同期信号150の送信サイクルの到来時刻(T1)のメモリ1405への格納を不要とするために、受信判定部1401は、送信サイクルの到来を示す同期フラグ(sync_flg)をタイミング調整部1403に供給する。
図14の構成例によれば、1つ前の同期信号150の生成時刻(S0)及び送信サイクルの到来時刻(T1)をメモリ1405に格納する必要がない。したがって、第3の実施形態で説明された図12の構成例よりも回路規模を小さくすることができる。
図15A及び図15Bは、図14に示された調整回路130によって行われる処理の一例(処理1500)を示すフローチャートである。ブロック1501の処理は、図9Aに示されたブロック901での処理又は図13Aに示されたブロック1301での処理と同様であってもよい。
ブロック1502〜ブロック1504の処理は、カウンタ制御部1402を採用したことに伴う変形があることを除いて、図13Aのブロック1302〜1304の処理と実質的に同一である。すなわち、同期信号150の送信サイクルが到来した場合(ブロック1501でYES)、ブロック1502〜1504の処理が実行され、そうでなければこれらの処理はスキップされる。ブロック1502では、受信判定部1401は、イメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間の所定の長さ(PB)をメモリ1405から取得する。ブロック1503では、受信判定部1401は、カウンタ制御部1402から供給される現在のローカル時間に相当するカウンタ値(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間の前半であるか否か(0<T≦PB/2)を判定する。
カウンタ値(T)が受付禁止期間の前半でなければ(ブロック1503でNO)、受信判定部1401は、同期信号150の送信サイクルの到来をタイミング調整部1403に伝えるために、同期フラグ(sync_flg)に値1をセットする(ブロック1504)。一方、カウンタ値(T)が受付禁止期間の前半である場合(ブロック1503でYES)、受信判定部1401は、同期フラグ(sync_flg)をセットしない。
ブロック1505〜1509は、タイミング調整部1403によって行われる。ブロック1505では、タイミング調整部1403は、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の最大長(PA)及び受付禁止期間の所定の長さ(PB)をメモリ1405から取得する。ブロック1506では、タイミング調整部1403は、カウンタ制御部1402から供給される現在のカウンタ値(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間内であるか否か(PB<T≦PB+PA)を判定する。カウンタ値(T)が受付可能期間内でない場合(ブロック1506でNO)、ブロック1507〜1511の処理はスキップされ、調整回路130は、カウンタ制御部1402内のカウンタをインクリメントすることでカウンタ値(T)(つまり、ローカル時間)を更新し(ブロック1513)、ブロック1501に戻る。
一方、カウンタ値(T)が受付可能期間内である場合(ブロック1506でYES)、タイミング調整部1403は、さらに、同期フラグ(sync_flg)の値を確認する。具体的には、同期フラグ(sync_flg)の値が1である場合(ブロック1507でYES)、タイミング調整部1403は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を生成して信号生成回路132に供給する(ブロック1509)。同期フラグ(sync_flg)の値が1であることは、送信サイクルの到来時刻(T1)がイメージセンサ・デバイス140の受付禁止期間の後半(S0+PB/2<T1≦S0+PB)であるケース、又は送信サイクルの到来時刻(T1)が受付可能期間内(S0+PB<T1≦S0+PB+PA)であるケースに相当する。したがって、これは、図11を用いて説明したケース、又は図3を用いて説明したケースに相当する。
同期フラグ(sync_flg)の値が0であり(ブロック1507でNO)、且つカウンタ値(T)がイメージセンサ・デバイス140の受付可能期間の終了位置(最大長PA)に到達した場合(T= PB+PA、ブロック1508でYES)、タイミング調整部1403は、同期信号150を生成するためのトリガー信号(sync_trg)を信号生成回路132に供給する(ブロック1509)。これは、図7を用いて説明した同期信号150の送信サイクルの位相が遅れたケース、及び図10を用いて説明した送信サイクル位相が大きく早まったケースに相当する。
同期フラグ(sync_flg)は、トリガー信号(sync_trg)の生成後に値ゼロにセットされる(クリアされる)。ブロック1511の処理は、図9Bに示されたブロック916又は図13Bに示されたブロック1312での処理と同様であってもよい。ブロック1512では、同期信号1511の生成に応じて、カウンタ制御部1402は、ローカル時間を計測するカウンタに値ゼロをセットする(リセットする)。
なお、図14並びに図15A及び図15Bを用いて説明された構成及び動作において、カウンタ制御部1402は、0からPB+PAまでをカウントするよう動作する。ある実装において、イメージセンサ・デバイス140の受付可能期間と受付禁止期間を示すステート信号を新たに設け、カウンタ制御部1402は、受付可能期間を0からPAまでカウントし、受付禁止期間を0からPBまでカウントしてもよい。この場合、図15Aのブロック1503において、受信判定部1401は、カウンタ値(T)が0<T≦PB/2であるか否かに加えて、ステート信号が受付禁止期間を示すことをさらに判定してもよい。一方、図15Bのブロック1506では、タイミング調整部1403は、ステート信号が受付可能期間を示すことのみを判定してもよい。また、図15Bのブロック1508では、タイミング調整部1403は、カウンタ値(T)がPAであること(T=PA)と、ステート信号が受付可能期間を示すことを判定してもよい。これにより、タイミング調整部1403においてPBとPAの和を計算するための加算器(PB+PA)を削減できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態で説明された制御回路131の処理は、少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、本明細書においてフローチャートを含む図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む一つ又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータシステムに供給すればよい。これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上述の実施形態は、被制御デバイスがイメージセンサ・デバイスである場合について主に説明した。しかしながら、上述の実施形態で説明された技術思想は、イメージセンサ・デバイスに限られず、タイミング制約を有する被制御デバイスの制御のために広く利用することができる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
1 ネットワークシステム(分散システム)
10 カメラモジュール
20 マスタークロック
30 Electronic Control Unit(ECU)
40 ネットワーク
100 PHY回路
120 センサコントローラ
121 ネットワーク・インタフェース
124 Phase Locked Loop(PLL)
125 タイムスタンプユニット
126 Central Processing Unit(CPU)
127 メモリ
130 調整回路130
131 制御回路
132 信号生成回路

Claims (18)

  1. 基準クロックに同期した送信サイクルに従って被制御デバイスへ制御信号を送信するよう構成された調整回路を備え、
    前記被制御デバイスは、前記制御信号が供給されてもよい第1の期間と、前記制御信号が供給されることが前記第1の期間に比べて好ましくない第2の期間を有し、
    前記調整回路は、前記送信サイクルに起因した前記制御信号の送信タイミングが前記第2の期間内となる場合に、前記制御信号が前記第1の期間内において送信されるように前記制御信号の送信タイミングを調整するよう構成されている、
    半導体装置。
  2. 前記第1の期間及び前記第2の期間は、前記被制御デバイスにおいて交互に繰り返され、
    前記第1の期間は、前記制御信号の受信に応答して終了する非固定期間であり、
    前記第2の期間は、所定の長さを持つ固定期間であり、
    前記第2の期間の前記所定の長さは、前記送信サイクルの周期より第1の長さだけ短く、
    前記第1の期間の最大長は、前記第1の長さ以上であり、且つ前記第2の期間の前記所定の長さより短く、
    前記調整回路は、前記送信サイクルに従う前記制御信号の送信タイミングが前記第1の期間外となる場合に、前記第1の期間外での前記制御信号の送信を抑止するとともに、前記第1の期間の先頭位置の近傍又は前記最大長に基づく前記第1の期間の終了位置の近傍で前記制御信号を送信することを繰り返し、これにより前記第1の期間の位相を前記送信サイクルの位相に近づくように段階的にシフトする、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記調整回路は、前記送信サイクルに従う前記制御信号の送信タイミングが前記第1の期間より前に到来する場合に、前記第1の期間外での前記制御信号の送信を抑止するとともに、前記第1の期間の先頭位置の近傍で前記制御信号を送信する、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記調整回路は、前記送信サイクルに従う前記制御信号の送信タイミングが前記第1の期間より後に到来する場合に、前記最大長に基づく前記第1の期間の終了位置の近傍で前記制御信号を送信し、前記第1の期間外での前記制御信号の送信を抑止する、
    請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の期間の前記先頭位置の前記近傍は、直前の前記第2の期間の先頭から前記第1の期間の前記先頭位置の前記近傍までの時間が前記送信サイクルの周期より短くなるよう定義される、
    前記第1の期間の前記終了位置の前記近傍は、直前の前記第2の期間の先頭から前記第1の期間の前記終了位置の前記近傍までの時間が前記送信サイクルの周期より長くなるよう定義される、
    請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記調整回路は、さらに、前記基準クロックを示すローカル・タイムスタンプを受信し、前記ローカル・タイムスタンプに基づいて前記送信サイクルを判定するよう構成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記調整回路は、さらに、前記基準クロックに基づいて生成された前記送信サイクルを示すタイミング信号を受信し、前記タイミング信号に基づいて前記送信サイクルを判定するよう構成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記基準クロックは、遠隔のマスタークロック・ノードにおいて計測されるマスタークロックに同期したクロックである、
    請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記マスタークロック・ノードからネットワークを介して受信したマスター・タイムスタンプ情報に基づいて、前記基準クロックを示すローカル・タイムスタンプを逐次生成するタイムスタンプ・ユニットをさらに備える、
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 被制御デバイスと、
    基準クロックに同期した送信サイクルに従って前記被制御デバイスへ制御信号を送信するよう構成された調整回路と、
    を備え、
    前記被制御デバイスは、前記制御信号が供給されてもよい第1の期間と、前記制御信号が供給されることが前記第1の期間に比べて好ましくない第2の期間を有し、
    前記調整回路は、前記送信サイクルに起因した前記制御信号の送信タイミングが前記第2の期間内となる場合に、前記制御信号が前記第1の期間内において送信されるように前記制御信号の送信タイミングを調整するよう構成されている、
    電子デバイス・モジュール。
  11. 前記第1の期間及び前記第2の期間は、前記被制御デバイスにおいて交互に繰り返され、
    前記第1の期間は、前記制御信号の受信に応答して終了する非固定期間であり、
    前記第2の期間は、所定の長さを持つ固定期間であり、
    前記第2の期間の前記所定の長さは、前記送信サイクルの周期より第1の長さだけ短く、
    前記第1の期間の最大長は、前記第1の長さ以上であり、且つ前記第2の期間の前記所定の長さより短く、
    前記調整回路は、前記送信サイクルに従う前記制御信号の送信タイミングが前記第1の期間外となる場合に、前記第1の期間外での前記制御信号の送信を抑止するとともに、前記第1の期間の先頭位置の近傍又は前記最大長に基づく前記第1の期間の終了位置の近傍で前記制御信号を送信することを繰り返し、これにより前記第1の期間の位相を前記送信サイクルの位相に近づくように段階的にシフトする、
    請求項10に記載の電子デバイス・モジュール。
  12. 前記調整回路は、前記送信サイクルに従う前記制御信号の送信タイミングが前記第1の期間より前に到来する場合に、前記第1の期間外での前記制御信号の送信を抑止するとともに、前記第1の期間の先頭位置の近傍で前記制御信号を送信する、
    請求項11に記載の電子デバイス・モジュール。
  13. 前記調整回路は、前記送信サイクルに従う前記制御信号の送信タイミングが前記第1の期間より後に到来する場合に、前記最大長に基づく前記第1の期間の終了位置の近傍で前記制御信号を送信し、前記第1の期間外での前記制御信号の送信を抑止する、
    請求項11に記載の電子デバイス・モジュール。
  14. 前記第1の期間の前記先頭位置の前記近傍は、直前の前記第2の期間の先頭から前記第1の期間の前記先頭位置の前記近傍までの時間が前記送信サイクルの周期より短くなるよう定義される、
    前記第1の期間の前記終了位置の前記近傍は、直前の前記第2の期間の先頭から前記第1の期間の前記終了位置の前記近傍までの時間が前記送信サイクルの周期より長くなるよう定義される、
    請求項11に記載の電子デバイス・モジュール。
  15. 前記被制御デバイスは、イメージセンサ及び画像信号プロセッサを含むイメージセンサ・デバイスである、
    請求項10に記載の電子デバイス・モジュール。
  16. 前記基準クロックは、遠隔のマスタークロック・ノードにおいて計測されるマスタークロックに同期したクロックである、
    請求項10に記載の電子デバイス・モジュール。
  17. 前記マスタークロック・ノードからネットワークを介して受信したマスター・タイムスタンプ情報に基づいて、前記基準クロックを示すローカル・タイムスタンプを逐次生成するタイムスタンプ・ユニットをさらに備える、
    請求項16に記載の電子デバイス・モジュール。
  18. 各々が請求項10〜17のいずれか1項に係る少なくとも1つの電子デバイス・モジュールと、
    前記少なくとも1つの電子デバイス・モジュールにマスター・タイムスタンプ情報を送信するマスタークロック・ノードと、
    前記少なくとも1つの電子デバイス・モジュールと前記マスタークロック・ノードとの間を接続するネットワークと、
    を備え、
    前記少なくとも1つの電子デバイス・モジュールの各々は、前記マスター・タイムスタンプ情報に基づいて前記マスタークロック・ノードにおいて計測されるマスタークロックに同期する、
    ネットワークシステム。
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