JP2016122179A - 投影装置及び投影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の物体に対して所期の位置関係にある領域に映像を確実に投影することができる投影装置の提供。【解決手段】対向する物体との距離を計測する距離センサと、距離センサが出力する距離情報に基づいて特定の対象物体および当該対象物体と接している投影面を検出する検出部と、対象物体と投影面とが互いに接する部分を特定し特定された該接する部分に基づいて対象物体に関係付けられた映像の投影可能な領域を前記投影面内において決定する投影領域決定部と、映像を領域に投影する投影部と、を備え、特定の物体に対して所期の位置関係にある領域に映像を確実に投影することができる投影装置を提供することができる。【選択図】図3

Description

本開示は、投影装置及び投影方法に関する。
特許文献1は、撮像装置を用いて取得した画像に含まれる物体を認識し、映像を認識された物体の近傍に投影する装置を開示する。
特開2013−235374号公報
特許文献1の手法では、撮像装置が撮像した画像に基づいて物体を認識し、当該認識に基づいて映像を投影する。ここで、撮像装置により生成される画像は、いわば実三次元空間内の被写体を二次元の平面に射影して生成される像である。そのような画像からでは実三次元空間における奥行き方向に関する情報を取得することができない。そのため、特許文献1の手法では、装置に対して斜めになっている面に物体が載置されているような場合、認識された物体の近傍に映像を投影しようとしても、実際には、映像は物体からかけ離れた位置に投影されてしまうという問題があった。
本開示は、映像を、特定の物体に対して所期の位置関係にある領域に確実に投影することができる投影装置を提供する。
本開示における投影装置は、対向する物体との距離を計測する距離センサと、距離センサが出力する距離情報に基づいて特定の対象物体および当該対象物体と接している投影面を検出する検出部と、対象物体と投影面とが互いに接する部分を特定し特定された該接する部分に基づいて対象物体に関係付けられた映像の投影可能な領域を前記投影面内において決定する投影領域決定部と、映像を領域に投影する投影部と、を備える。
本開示における投影装置は、特定の物体に対して所期の位置関係にある領域に映像を確実に投影することができる。
プロジェクタ装置が、絵画が吊り掛けられた壁面に映像を投影する状況を示す模式図である。 プロジェクタ装置が、PETボトルが載置されたテーブルに映像を投影する状況を示す模式図である。 プロジェクタ装置の電気的構成を示すブロック図である。 距離検出部の電気的構成を示すブロック図である。 距離検出部により取得された距離情報を説明するための図である。 プロジェクタ装置の光学的構成を示すブロック図である。 メモリに保持されるデータを説明するための模式図である。 映像設定参照テーブルの詳細を示す図である。 対象物体形状データベースの詳細を示す図である。 投影コンテンツデータベースの詳細を示す図である。 確実に物体近傍に映像を投影することができないという課題を説明するための図である。 映像投影動作のフローチャートである。 投影領域探索処理の詳細を示すフローチャートである。 投影面の面情報の取得を説明する模式図である。 対象物体と投影面との接点の検出を説明する模式図である。 投影領域の探索を説明する模式図である。 対象物体(PETボトル)に関し所期の位置に映像が投影された状況を示す模式図である。 投影映像の別例を示す模式図である。 投影映像の別例を示す模式図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図16を用いて、実施の形態1を説明する。以下では、本開示にかかる投影装置の具体的な実施の形態としてプロジェクタ装置100を説明する。
[1−1.概要]
図1及び図2を用いて、プロジェクタ装置100による映像投影動作の概要を説明する。図1は、プロジェクタ装置100が壁140に映像を投影するイメージ図である。図2は、プロジェクタ装置100がテーブル150に映像を投影するイメージ図である。
図1及び図2に示すように、プロジェクタ装置100は、駆動部110とともに筐体120に固定されている。プロジェクタ装置100及び駆動部110を構成する各部と電気的に接続される配線は、筐体120及び配線ダクト130を介して電源と接続される。これにより、プロジェクタ装置100及び駆動部110に対して電力が供給される。プロジェクタ装置100は、開口部101を有している。プロジェクタ装置100は、開口部101を介して映像の投影を行う。
駆動部110は、プロジェクタ装置100の投影方向を変更するよう駆動することができる。駆動部110は、図1に示すようにプロジェクタ装置100の投影方向を壁140の方向になるよう駆動することができる。これにより、プロジェクタ装置100は、絵画160が吊り掛けられた壁140に対して映像141を投影することができる。同様に、駆動部110は、図2に示すようにプロジェクタ装置100の投影方向をテーブル150の方向になるよう駆動することができる。これにより、プロジェクタ装置100は、ペット((PET(polyethylene terephthalate、ポリエチレン・テレフタレートの略称))ボトル(以下PETボトル)170が載置されたテーブル150に対して映像151を投影することができる。駆動部110は、ユーザのマニュアル操作に基づいて駆動してもよいし、所定のセンサの検出結果に応じて自動的に駆動してもよい。また、壁140に投影する映像141と、テーブル150に投影する映像151とは、内容を異ならせてもよいし、同一のものにしてもよい。
プロジェクタ装置100は、物体検出部200を搭載している。これにより、プロジェクタ装置100は、特定の物体の存在を検出することができ、検出された物体に対して所期の位置関係にある投影面内の領域に映像を投影することができる。
[1−2.構成]
以下、プロジェクタ装置100の構成及び動作について詳細を説明する。
図3は、プロジェクタ装置100の電気的構成を示すブロック図である。プロジェクタ装置100は、物体検出部200、光源部300、映像生成部400、投影光学系500を備えている。さらに、物体検出部200は、制御部210、メモリ220、距離検出部230を備えている。以下、順にプロジェクタ装置100を構成する各部の構成について説明する。
制御部210は、プロジェクタ装置100全体を制御する半導体素子である。すなわち、制御部210は、物体検出部200を構成する各部(距離検出部230、メモリ220)及び、光源部300、映像生成部400、投影光学系500の動作を制御する。また、制御部210は、投影画像を映像信号処理により縮小・拡大するデジタルズーム制御や、投影面の向きを考慮して投影映像に対し幾何補正を行うことができる。制御部210は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組合せることにより実現してもよい。
メモリ220は、各種の情報を記憶する記憶素子である。メモリ220は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。メモリ220は、プロジェクタ装置100を制御するための制御プログラム等を記憶する。また、メモリ220は、制御部210から供給された各種の情報を記憶する。更に、メモリ220は、投影すべき映像の画像データ(静止画、動画)や、映像を投影すべき位置や投影サイズなど設定を含んだ参照テーブルや、物体検出の対象物体の形状のデータなどを記憶している。
距離検出部230は、例えば、TOF(Time-of-Flight)方式の距離画像センサ(以下、TOFセンサ)から構成される。TOFセンサは、近赤外光を照射し、その反射光を検出して距離を測定するものであり、対向する投影面や物体までの距離を直線的に検出する。距離検出部230が壁140と対向しているときは、距離検出部230から壁140までの距離を検出する。壁140に絵画160が吊り掛けられていれば、距離検出部230は、絵画160の対向する表面までの距離も検出することができる。同様に、距離検出部230がテーブル150と対向しているときは、距離検出部230からテーブル150までの距離を検出する。テーブル150にPETボトル170が載置されていれば、距離検出部230は、PETボトル170の対向する表面までの距離も検出することができる。
図4Aは、距離検出部230の電気的構成を示すブロック図である。図4Aに示すように、距離検出部230は、赤外検出光を照射する赤外光源部231と、テーブル150やPETボトル170の対向する面で反射した赤外検出光を受光する赤外受光部232と、赤外光源部231および赤外受光部232を制御するセンサ制御部233から構成される。赤外光源部231は、開口部101を介して、赤外検出光を周囲一面に拡散されるように照射する。赤外光源部231は、例えば、850nm〜950nmの波長の赤外光を、赤外検出光として用いる。センサ制御部233は、赤外光源部231が照射した赤外検出光の位相をメモリに記憶しておく。対向する面が距離検出部230から等距離になく、傾きや形状を有する場合、赤外受光部232の撮像面上に配列された複数の画素は、各々別々のタイミングで反射光を受光する。別々のタイミングで受光するため、赤外受光部232で受光する赤外検出光は、各画素で位相が異なってくる。センサ制御部233は、赤外受光部232が各画素で受光した赤外検出光の位相をメモリに記憶する。
センサ制御部233は、赤外光源部231が照射した赤外検出光の位相と、赤外受光部232が各画素で受光した赤外検出光の位相とをメモリから読み出す。センサ制御部233は、赤外光源部231が照射した赤外検出光と、赤外受光部232が受光した赤外検出光との位相差に基づいて、距離検出部230から対向する面までの距離を測定することができる。
図4Bは、距離検出部230の赤外受光部232により取得された距離情報を説明するための図である。距離検出部230は、受光した赤外検出光による赤外画像を構成する画素の一つ一つについて上述した位相差に基づいて赤外検出光を反射した物体との距離を検出する。これにより、制御部210は、距離検出部230が受光した赤外画像の画角全域についての距離の検出結果を画素単位で得ることができる。図4Bに示すように、赤外画像の横方向にX軸をとり、縦方向にY軸をとる。そして、検出した距離をZ軸の値とすれば、制御部210は、距離検出部230の検出結果に基づいて、赤外画像を構成する各画素について、XYZの三軸の座標(X、Y、Z)を取得できる。すなわち、制御部210は、距離検出部230の検出結果に基づいて、距離情報を取得できる。制御部210は、距離情報(X、Y、Z)から、三軸直交座標系における物体表面の座標値(x、y、z)(原点は任意)を算出することができる。
制御部210は、距離情報(X、Y、Z)、または、座標値(x、y、z)に基づいて、投影面(壁140、テーブル150の天板など)や、特定の物体(絵画160、PETボトル170)などを検出する。
上記では、距離検出部230としてTOFセンサを例示したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、ランダムドットパターンのように、既知のパターンを投光してそのパターンのズレから距離を算出するものであっても良いし、ステレオカメラによる視差を利用したものであってもよい。また、プロジェクタ装置100は、距離検出部230(TOF)とともに、図示しないRGBカメラを備えてもよい。その場合、プロジェクタ装置100は、TOFセンサが出力する距離情報と併せてRGBカメラが出力する画像情報を用いて、物体の検出を行ってよい。RGBカメラを併用することにより、距離情報から得られる物体の三次元形状の情報に加え、物体が有する色彩や物体に記載された文字等の情報を利用して物体検出を行うことができる。
続いて、光源部300、映像生成部400、投影光学系500の構成について、図5を用いて説明する。図5は、プロジェクタ装置100の光学的構成を示すブロック図である。図5に示すように、光源部300は、投影映像を生成するために必要な光を、映像生成部400に対して供給する。映像生成部400は生成した映像を投影光学系500に供給する。投影光学系500は、映像生成部400から供給された映像に対してフォーカシング、ズーミング等の光学的変換を行う。投影光学系500は、開口部101と対向しており、開口部101から映像が投影される。
まず、光源部300の構成について説明する。図5に示すように、光源部300は、半導体レーザー310、ダイクロイックミラー330、λ/4板340、蛍光体ホイール360などを備えている。
半導体レーザー310は、例えば、波長440nm〜455nmのS偏光の青色光を発光する固体光源である。半導体レーザー310から出射されたS偏光の青色光は、導光光学系320を介してダイクロイックミラー330に入射される。
ダイクロイックミラー330は、例えば、波長440nm〜455nmのS偏光の青色光に対しては98%以上の高い反射率を有する一方、波長440nm〜455nmのP偏光の青色光及び、波長490nm〜700nmの緑色光〜赤色光に対しては偏光状態に関わらず95%以上の高い透過率を有する光学素子である。ダイクロイックミラー330は、半導体レーザー310から出射されたS偏光の青色光を、λ/4板340の方向に反射する。
λ/4板340は、直線偏光を円偏光に変換又は、円偏光を直線偏光に変換する偏光素子である。λ/4板340は、ダイクロイックミラーと蛍光体ホイールとの間に配置される。λ/4板340に入射したS偏光の青色光は、円偏光の青色光に変換された後、レンズ350を介して蛍光体ホイール360に照射される。
蛍光体ホイール360は、高速回転が可能なように構成されたアルミ平板である。蛍光体ホイール360の表面には、拡散反射面の領域であるB領域と、緑色光を発光する蛍光体が塗付されたG領域と、赤色光を発光する蛍光体が塗付されたR領域とが複数形成されている。蛍光体ホイール360のB領域に照射された円偏光の青色光は拡散反射されて、円偏光の青色光として再びλ/4板340に入射する。λ/4板340に入射した円偏光の青色光は、P偏光の青色光に変換された後、再びダイクロイックミラー330に入射する。このときダイクロイックミラー330に入射した青色光は、P偏光であるためダイクロイックミラー330を透過して、導光光学系370を介して映像生成部400に入射する。
蛍光体ホイール360のG領域又はR領域上に照射された青色光は、G領域又はR領域上に塗付された蛍光体を励起して緑色光又は赤色光を発光させる。G領域又はR領域上から発光された緑色光又は赤色光は、ダイクロイックミラー330に入射する。このときダイクロイックミラー330に入射した緑色光又は赤色光は、ダイクロイックミラー330を透過して、導光光学系370を介して映像生成部400に入射する。
蛍光体ホイール360は高速回転しているため、光源部300から映像生成部400へは、青色光、緑色光、赤色光が時分割されて出射する。
映像生成部400は、制御部210から供給される映像信号に応じた投影映像を生成する。映像生成部400は、DMD(Digital-Mirror-Device)420などを備えている。DMD420は、多数のマイクロミラーを平面に配列した表示素子である。DMD420は、制御部210から供給される映像信号に応じて、配列したマイクロミラーの各々を偏向させて、入射する光を空間的に変調させる。光源部300は、青色光、緑色光、赤色光を時分割で出射する。DMD420は、導光光学系410を介して、時分割に出射されてくる青色光、緑色光、赤色光を順に繰返し受光する。DMD420は、各々の色の光が出射されてくるタイミングに同期して、マイクロミラーの各々を偏向させる。これにより、映像生成部400は、映像信号に応じた投影映像を生成する。DMD420は、映像信号に応じて、投影光学系500に進行させる光と、投影光学系500の有効範囲外へと進行させる光とにマイクロミラーを偏向させる。これにより、映像生成部400は、生成した投影映像を、投影光学系500に対して供給することができる。
投影光学系500は、ズームレンズ510やフォーカスレンズ520などの光学部材を備える。投影光学系500は、映像生成部400から入射した光を拡大して投影面へ投影する。制御部210は、ズームレンズ510の位置を調整することで、所望のズーム値になるよう投影対象に対して投影領域を制御できる。ズーム値を大きくする場合、制御部210は、ズームレンズ510の位置を画角が狭くなる方向へ移動させて、投影領域を狭くする。一方、ズーム値を小さくする場合、制御部210は、ズームレンズ510の位置を画角が広くなる方向に移動させて、投影領域を広くする。また、制御部210は、ズームレンズ510の移動に追従するよう、所定のズームトラッキングデータに基づきフォーカスレンズ520の位置を調整することで、投影映像のフォーカスを合わせることができる。
上記では、プロジェクタ装置100の一例として、DMD420を用いたDLP(Digital-Light-Processing)方式による構成を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、プロジェクタ装置100として、液晶方式による構成を採用しても構わない。
上記では、プロジェクタ装置100の一例として、蛍光体ホイール360を用いた光源を時分割させた単板方式による構成を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、プロジェクタ装置100として、青色光、緑色光、赤色光の各種光源を備えた三板方式による構成を採用しても構わない。
上記では、投影映像を生成するための青色光の光源と、距離を測定するための赤外光の光源とを別ユニットとする構成を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、投影映像を生成するための青色光の光源と、距離を測定するための赤外光の光源とを統合したユニットとしても構わない。三板方式を採用するのであれば、各色の光源と赤外光の光源とを統合したユニットとしても構わない。
次に図6および図7A〜7Cを参照して、物体検出部200のメモリ220に保持されるデータについて説明する。
図6は、メモリ220に保持される3種のデータを示す模式図である。メモリ220は、映像設定参照テーブル221と、対象物体形状データベース222と、投影コンテンツデータベース223と、を保持する。
映像設定参照テーブル221は、映像を投影すべき位置や投影サイズなどの設定情報を特定の対象物体について示した参照テーブルである。
図7Aは、映像設定参照テーブル221の詳細を示す図である。映像設定参照テーブル221は、対象物体221aと、投影コンテンツ221bと、対象物体の基準位置221cと、投影映像の基準位置221dと、設定投影位置221eと、投影映像の傾き角221fと、設定投影サイズ221gと、を関連付けて管理する。
対象物体221aは、物体検出により検出されるべき対象物体を示す情報である。図7Aでは、対象物体を示す情報として、「PETボトルA」、「書籍B」、「皿C」等を管理している。
投影コンテンツ221bは、対象物体が検出された場合に投影されるべき映像に関する情報である。この情報は、投影コンテンツデータベース223に保持される映像データとのリンクを含んでいる。図7Aでは、投影映像を示す情報として、コンテンツA、B、Cといった情報を管理している。
対象物体の基準位置221cは、物体検出によって検出された対象物体と関係付けられた映像を投影する位置を決定するための対象物体側の基準位置を規定する情報である。本実施の形態では、投影映像は、対象物体と所定の相対的位置関係にある投影面内の部分領域に、表示される。「対象物体の基準位置」は、上記の所定の相対的位置関係の対象物体側の基準点として利用される。例えば、対象物体「PETボトルA」の場合、「PETボトルA)と投影面との接点群の座標値の平均値を、上記の相対的位置関係における対象物体側の基準位置とすることが示されている。
投影映像の基準位置221dは、上記の相対的位置関係における投影映像側の基準位置を規定する情報である。例えば、対象物体「PETボトルA」の場合、「PETボトルA」と投影面との接点群の平均座標(「対象物体の基準位置」)と、当該「PETボトルA」と関係付けられた映像の中央(「投影映像の基準位置」)と、が所定の相対的位置関係となるように、映像が投影される。
設定投影位置221eは、上記した所定の相対的位置関係を規定する情報である。すなわち、設定投影位置221eは、対象物体の基準位置と、投影された映像の基準位置と、が満足すべき相対的位置関係に関する情報を管理している。なお、当該関係は、1つの対象物体について複数設定されていてもよい。その場合、設定された複数の関係の間で優先順位を設定することもできる。
例えば、対象物体「PETボトルA」の場合、「PETボトルA」と投影面との接点群の平均座標(「対象物体の基準位置」)と、対象物体「PETボトルA」と関係付けられた映像の中央(「投影映像の基準位置」)との間の位置関係が、「対象物体の基準位置」から90度方向に200mmだけ離れた位置関係になるべきであることが規定されている。なお、ここでの90度の方向とは、例えば、所定の方向をゼロ度として時計回り方向に90度の方向でよい。所定の方向は、例えば、距離検出部230が出力する距離情報(距離画像)におけるY軸マイナス方向でよい(図4B)。
また例えば、対象物体「皿C」については、「対象物体の基準位置」から見た投影映像の方向、および、距離が、幅を持たせて規定されている。すなわち、対象物体「皿C」に関係付けられた映像が投影される位置は、可変的であってよいことが規定されている。対象物体「皿C」に関係付けられた映像については、投影映像の基準位置と対象物体の基準位置との間の距離は、150mm〜300mmの範囲で可変であり、対象物体の基準位置から見た投影映像の基準位置の方向も0度〜360度の範囲で可変である。この場合、映像は、当該範囲に含まれるように、投影場所を変えながら投影されてよい。
投影映像の傾き221fは、映像を投影面に投影させる際の映像の傾き角を規定する情報である。
設定投影サイズ221gは、映像を投影面に投影させたときの当該映像の投影面上での大きさを規定する情報である。
図7Bは、対象物体形状データベース222の詳細を示す図である。対象物体形状データベース222は、対象物体ごとに、形状の特徴量を示すデータを保持するデータベースである。
図7Cは、投影コンテンツデータベース223の詳細を示す図である。投影コンテンツデータベース223は、各投影コンテンツのデータ(静止画、または、動画)、および、各投影コンテンツの概要を示す情報を保持するデータベースである。
[1−3.動作]
続いて、プロジェクタ装置100に搭載された物体検出部200の動作について説明する。
先ず、図8を参照して、物体を検出し、検出した物体の近傍に映像を投影しようとする場合に生じうる課題について説明する。例として、通常のRGBカメラが撮像したカラー画像を用いてテーブル150に載置されたPETボトル170を検出し、その近くに映像を投影しようとする場合を考える。図8は、投影装置側からPETボトル170が載置されたテーブル150を見たときの図である。先ず、RGBカメラが撮像したカラー画像に基づいて物体認識の技術を用いてPETボトル170が検出される。この場合、PETボトル170の輪郭(図における×印)のどの部分においてPETボトル170と投影面であるテーブル150とが接しているか、カラー画像からは分からない。
そのため、PETボトル170の上端のキャップを基準とし、その近くに映像を投影しようとすると、結果として、領域180a辺りに映像が投影されることになる。この場合、PETボトル170が載置された位置と、映像が投影される位置とは、実際には大きくかけ離れたものとなってしまう。
また、PETボトル170の胴部を基準とし、その近くに映像を投影しようとすると、領域180b辺りに映像が投影されることになる。この場合も、PETボトル170が載置された位置と、映像が投影される位置は、かけ離れたものとなってしまう。
PETボトル170の近くに映像を投影するには、PETボトル170の底部、すなわち、PETボトル170がテーブル150と接している部分の近くの領域180cに映像を投影することが望まれる。
しかしながら、通常のRGBカメラが出力するカラー画像からは、PETボトル170のどの部分がテーブル150と接しているかわからないため、通常のカラー画像に基づいて物体検出を行うような構成では、検出された物体の近くに確実に映像を投影することは困難であった。
そこで、発明者は、プロジェクタ装置100が、物体と投影面までの距離に基づいて、物体と投影面とが接している部分を特定し、接している部分を基準に、映像を投影すべき領域を決定する、という技術思想を発案した。
以下、本実施の形態によるプロジェクタ装置100による、物体検出から映像の投影に至る動作について説明する。
図9は、プロジェクタ装置100の動作の流れを示すフローチャートである。
プロジェクタ装置100の制御部210は、距離検出部230から距離情報を取得する(ステップS1)。制御部210は、距離情報に基づいて、対象物体(例、PETボトル170)および投影面(例、テーブル150)の検出を行う。具体的には、制御部210は、メモリ220に保持された対象物体形状データベース222に基づいて距離情報(距離画像)に対しマッチング処理を行うことにより、距離情報から対象物体および投影面を検出する。より具体的には、データベース222に登録された各特徴量が示すオブジェクトを、距離画像から検出することで対象物体を検出する。図11に示した例では、投影面であるテーブル150の天板153、および、対象物体であるPETボトル170が、制御部210によって検出される。
なお、制御部210は、距離情報に加え、図示しないRGBカメラ等からカラー画像を取得し、カラー画像に基づいてマッチング処理を行うことにより、対象物体および投影面を検出してもよい。また、マッチング処理は、機械学習等による統計的な対象物体形状のデータに基づいて行われてもよい。
制御部210は、対象物体を検出したか否かについて、判断を行う(ステップS2)。対象物体が検出された場合(ステップS2における「YES」)、処理はステップS3に進む。対象物体が検出されなかった場合(ステップS2における「NO」)、処理は終了する。
対象物体が検出された場合、制御部210は、次に、投影面の面情報を、距離情報に基づいて取得する。具体的には、制御部210は、距離情報に基づいて、投影面の面方程式を導出する(ステップS3)。
図11を参照して、面方程式の導出方法について説明する。制御部210は、投影面(テーブル150の天板153)内の任意の三点、点A、点B、点Cを選択し、距離情報をもとにして三軸直交座標系(x、y、z)における点A、点B、点Cの座標値を求め、それら座標値をもとに、ベクトルAB、および、ベクトルACを構成する。そして、制御部210は、ベクトルABと、ベクトルACと、の外積ベクトルNを計算により求める。制御部210は、外積ベクトルN、および、点A等の座標値に基づいて、投影面の面方程式ax+by+cz+d=0を決定する。このようにして導出された投影面の面方程式の情報(即ち、係数a,b,c,d)は、メモリ220に保持される。
なお、上記では、対象物体が検出された後に面方程式を導出する場合を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、対象物体が検出される事前に、対象物体が載置される予定の面(テーブル150の天板153)の面方程式を導出しておいてもよい。或いは、対象物体が検出された後に面方程式を導出する場合であっても、参照する距離情報は、対象物体が検出される事前に取得したものとしてもよい。この場合、対象物体が載置される予定の面(テーブル150の天板153)の距離情報に基づいて点A、点B、点Cの任意の3点の座標値を、対象物体が検出される前に取得してメモリ220に記憶しておけばよい。
図9に戻り、制御部210は、対象物体と、投影面とが接している部分、すなわち接点群を特定する(ステップS4)。
図11および図12を参照して、接点群の特定方法について説明する。制御部210は、距離情報から対象物体であるPETボトル170の輪郭を構成する点(例えば、点P)の座標値を求める。そして、制御部210は、投影面153の任意の一点(例えば、点A)から点Pへのベクトル(例えば、ベクトルAP)を求める。そして、制御部210は、点Aを通り投影面153の法線方向に延びる長さ1の単位ベクトルと、ベクトルAPとの内積の絶対値を算出する。この絶対値は、点Pと、投影面153との間の距離を表している。制御部210は、内積の値(すなわち点Pと投影面153との距離)がゼロであるか、あるいは、所定値未満(例えば、距離にして5ミリメートル未満)であれば、点Pを、対象物体(PETボトル170)と投影面(テーブル150の天板153)との接点であると判断する。
なお、制御部210は、ステップS4の処理の後、ステップS3において導出した面方程式が正しいか否かを検証するようにしてもよい。例えば、制御部210は、ステップS4において、内積の値が所定値以上であり接点の存在を判断できなかった場合に、面方程式が誤っていると判断して、点A、点B、点Cの任意の3点の座標値を選択し直して、面方程式を再算出するようにしてもよい。これにより、対象物体が載置される予定の面(テーブル150の天板153)以外の位置から、点A、点B、点Cの任意の3点の少なくとも1つの座標値を取得したことにより、誤った面方程式を算出してしまった場合においても、正しい面方程式へと訂正することが可能となる。なお、ステップS3において導出した面方程式が正しいか否かを検証するステップは、正しいと判断できる面方程式が導出できるまで繰返してもよい。そして、所定の回数繰返しても正しいと判断できる面方程式が導出できない場合は、エラーの旨を報知してもよい。
このようにして制御部210は、対象物体の輪郭を構成する各点について、その点が投影面との接点であるか否かを判断することにより、対象物体と、投影面とが接している部分を特定する。図12は、そのようにして求められた接点群175a〜175eを例示する図である。
図9に戻り、制御部210は、対象物体の基準位置の座標値を算出する(ステップS5)。このとき、制御部210は、先ず、メモリ220に保持された映像設定参照テーブル221を参照する。対象物体が「PETボトルA」である場合、制御部210は、「PETボトルA」の基準位置である「対象物体の基準位置」を参照する。これにより、制御部210は、対象物体の投影面に対する接点群の平均座標を、対象物体の基準位置とすべきことを認識する。そこで、制御部210は、接点群175a〜175eの座標値の平均値を算出する(図13の点175ave)。
次に、制御部210は、投影面153内において、映像を投影すべき領域を探索する(ステップS6)。図10は、投影領域探索にかかる処理(ステップS6)の詳細を示すフローチャートである。
制御部210は、先ず、メモリ220に保持された映像設定参照テーブル221を参照する。対象物体が「PETボトルA」である場合、制御部210は、映像設定参照テーブル221から対象物体「PETボトルA」に関する情報を取得する。これにより、制御部210は、投影すべき映像に関する各種の設定情報(投影映像の基準位置、設定投影位置、投影映像の傾き角、設定投影サイズ等)を取得する(ステップS61)。さらに、制御部210は、投影コンテンツデータベース223を参照して、「PETボトルA」の対象物体に対して投影すべきコンテンツの情報を取得する。
次に、制御部210は、ステップS61で取得した情報に即して投影の基準座標を算出する(ステップS62)。投影の基準座標とは、映像を投影する領域の基準となる位置の座標値である。制御部210は、投影すべき映像に関する各種設定情報のうち、投影映像の基準位置、設定投影位置にもとづき、投影の基準座標を算出する。例えば、対象物体が「PETボトルA」である場合、図13に示すように、接点群の平均座標175aveから90度方向へ200mmだけ離れた点181aの座標値が、投影の基準座標(投影の基準位置)となる。
次に、制御部210は、ステップS61で取得した情報およびステップS62で求めた投影の基準座標に基づいて映像を投影すべき領域(投影候補領域)を求める(ステップS63)。
対象物体が「PETボトルA」である場合、図13に示すように、投影の基準座標181aを中心として縦/横が100mm/100mmであり傾き角が0度である矩形領域が、投影候補領域として特定される。
すると、制御部210は、投影候補領域の周縁部分(例えば、辺181c)を構成する各点の座標値を、ステップS1で取得した距離情報から求める(ステップS64)。
次に、制御部210は、ステップS64で求めた周縁部分を構成する各点の座標値の各々について、その点が投影面153に含まれるか否かを判定する。例えば、制御部210は、上記周縁部分に相当する部分の距離情報から当該部分を構成する各点の座標値を求め、求めた座標値と、投影面153との距離を求める。そして、求めた距離がゼロもしくはほぼゼロであれば、その点は、投影面153に含まれていると判定する。あるいは、制御部210は、上記周縁部分に相当する部分の距離情報から当該部分を構成する各点の座標値を求め、座標値を面方程式に代入し、面方程式が成立するかどうかを判定してもよい。そして、制御部210は、当該判定の結果を集計し、投影候補領域の周縁部分の座標値のうちで投影面に含まれる座標値の比率を算出する(ステップS65)。なお、本ステップでの比率の算出は、投影候補領域の周縁部分の座標に関する比率を算出することに限定されない。例えば、投影候補領域全域の面積に占める投影面に含まれる投影候補領域の面積の比率であってもよい。また、投影候補領域の頂点(例えば、図13の点181b)のみについてそれが投影面に含まれる比率を求めてもよい。
図9に戻り、制御部210は、ステップS6で求めた投影候補領域に映像を投影可能であるか否か、について、ステップS65で求めた比率に基づいて判断する(ステップS7)。例えば、制御部210は、ステップS65で求めた比率が所定値以上であれば、投影候補領域に映像を投影可能であると判断する。所定値は、0%〜100%までの任意の値でよい。所定値は、ユーザが設定可能であってもよい。所定値が0%であれば、制御部210は、常に、投影候補領域に映像を投影可能であると判断する。所定値が100%であれば、制御部210は、投影候補領域が投影面153内に完全に含まれている場合にのみ、投影候補領域に映像を投影可能であると判断する。
投影可能と判断された場合(ステップS7における「YES」)、制御部210は、光源部300、映像生成部400、投影光学系500を制御して、対象物体(PETボトル170)と関係付けられた映像(コンテンツ)を投影候補領域に投影させる。なお、このとき制御部210は、映像が投影面に投影されたときに正しい形状で表示されるように、投影コンテンツデータベース223に保持された映像データに対し幾何補正等の処理を行ってよい。図14に、対象物体であるPETボトル170の近くに表示された映像の例を示す。
他方、投影不可と判断された場合(ステップS7における「NO」)、映像は投影されない。ただし、制御部210は、投影不可とされた投影候補領域を捨てて、別の投影可能な領域を再探索してもよい。例えば、映像設定参照テーブル221の「設定投影位置」に複数の位置関係が優先順位を付して規定されるような場合、投影不可と判断された投影候補領域の次に優先順位が高い位置関係を用いて、新たな投影候補領域を探索してもよい。あるいは、投影されるべき映像のサイズを設定値よりも小さくするなどしてから、再度、投影候補領域を求め、投影可能なサイズの映像を投影させてもよい。
図15は、対象物体近傍に投影される映像の別例を示す図である。本例は、図7に示した映像設定参照テーブル221における「対象物体」が「書籍B」である場合に対応する。プロジェクタ装置100は、投影面153に載置された書籍190を検出すると、その右側に、当該書籍190を紹介する映像コンテンツ191を表示することができる。
図16は、対象物体近傍に投影される映像のさらに別の例を示す図である。本例は、図7に示した映像設定参照テーブル221における「対象物体」が「皿C」である場合に対応する。プロジェクタ装置100は、投影面153に載置された皿195を検出すると、皿195の周囲を舞うような蝶の動画映像196を図16の(A)、(B)、(C)の順で表示させることができる。
[1−4.効果等]
以上のように、本実施の形態によるプロジェクタ装置100は、対向する物体との距離を計測する距離センサ(距離検出部230)と、距離センサが出力する距離情報に基づいて、特定の対象物体および当該対象物体と接している投影面を検出する検出部(制御部210)と、対象物体と投影面とが互いに接する部分を特定し、特定された前記接する部分に基づいて、対象物体に関係付けられた映像の投影可能な領域を投影面内において決定する投影領域決定部(制御部210)と、映像を領域に投影する投影部(光源部300、映像生成部400、投影光学系500)と、を有しており、対象物体に対して所期の位置関係にある領域に確実に映像を投影させることが可能である。特に、プロジェクタ装置100は、投影面が自装置に対して斜めに配置されている場合にも、対象物体に対して所期の位置関係にある領域に、確実に映像を投影させることができる。
(他の実施の形態)
実施の形態1では、制御部210は、半導体素子であるとして説明した。制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)およびその補助回路で構成されてよい。制御部210は、メモリ220に記憶されたプログラムおよびデータに従って各種の処理を実行することにより、上述した動作を行う。なお、制御部210は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなプログラマブルロジックデバイスや、マイクロコントローラ、といったプロセッサとしても実装可能である。
実施の形態1では、距離検出部230は、TOFセンサであるとして説明した。しかしながら、距離検出部230は、TOFセンサに限定されるべきではない。距離検出部230は、対向する物体との距離を計測することができる装置であればよい。
実施の形態1では、対象物体の近くに特定の映像を投影することの例として、テーブル150の天板153(投影面)に載置されたPETボトル170(対象物体)の近くに文字情報からなる映像コンテンツを投影する例を示した。しかしながら、投影面は、テーブル150に限定されない。投影面は、例えば図1にあるように壁面140であってもよく、その場合、壁面140に吊り掛けられた絵画160を対象物体としてもよい。また、投影される映像は、特定の情報を有する映像でなくともよい。プロジェクタ装置100は、対象物体を特定の色彩(黒(無照明)を含む)で照明するような動作もすることができる。ここで、対象物体を黒で照明するとは、対象物体の周囲を照明し、対象物体のみを照明しないこと、所謂黒抜き、により実現することを含んでいる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において、種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、特定の物体に対し所期の位置において映像を投影する投影装置に適用可能である。
100 プロジェクタ装置
200 物体検出部
210 制御部
220 メモリ
231 赤外光源部
232 赤外受光部
300 光源部
400 映像生成部
500 投影光学系

Claims (5)

  1. 対向する物体との距離を計測する距離センサと、
    前記距離センサが出力する距離情報に基づいて、特定の対象物体および当該対象物体と接している投影面を検出する検出部と、
    前記対象物体と前記投影面とが互いに接する部分を特定し、特定された前記接する部分に基づいて、前記対象物体に関係付けられた映像の投影可能な領域を前記投影面内において決定する投影領域決定部と、
    前記映像を前記領域に投影する投影部と、を有する投影装置。
  2. 前記投影領域決定部は、前記接する部分に加え、前記映像が投影されたときの前記映像の大きさに基づいて、前記領域を決定する、請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記投影領域決定部は、前記映像が前記領域に投影されたときの前記映像の周縁部のうち前記投影面に含まれる周縁部の比率が所定値以上である場合に、前記映像を当該領域に投影可能と判断する、請求項2に記載の投影装置。
  4. 前記距離センサは、Time-of-Flight方式の距離画像センサである、請求項1に記載の投影装置。
  5. 対向する物体との距離を計測して、距離情報を取得するステップと、
    前記距離情報に基づいて、特定の対象物体および当該対象物体と接している投影面を検出するステップと、
    前記対象物体と前記投影面とが互いに接する部分を特定し、特定された前記接する部分に基づいて、前記対象物体に関係付けられた映像の投影する領域を前記投影面内において決定するステップと、
    前記映像を前記領域に投影するステップと、を有する投影方法。
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