JP2016121835A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧電源部を含む空気清浄ユニットを備えた空気調和機において、高圧電源部に供給される負電圧と正電圧を接続/切断するシーケンスを確実に実行すると共に、空気清浄ユニットに関する二重絶縁を安価に構成する。
【解決手段】入力電源の一次側と二次側とがトランスによって絶縁されて空気清浄ユニットを動作させる直流電源32と、直流電源32の正極出力端32bと空気清浄ユニット16の正極入力端16aとの間に直列に接続されたスイッチ14と、直流電源32の負極出力端32cと空気清浄ユニット16の負極入力端16bとの間に直列に接続されたスイッチ15とを備え、スイッチ14は開閉パネルが開放された時にオフとなり、スイッチ15はフィルタが取り外された時にオフとなるように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気清浄ユニットを備えた空気調和機に係わり、より詳細には、空気清浄ユニットに電源を供給する電源経路の接続/切断に関する。
従来、空気清浄ユニットを備えた空気調和機は特許文献1や特許文献2に記載されたものがあった。
この空気調和機は空気の吸込口と吹出口の間の通風路に、吸込グリル、フィルタ、熱交換器、送風ファンを順次配置し、さらにフィルタと熱交換器との間に空気中の塵埃を吸着して除去する空気清浄ユニットが配置されている。
この空気清浄ユニットは空気調和機本体側に固定された高圧電源部と、高圧電源部とコネクタで接続され着脱可能になっている集塵用カセット部とで構成されている。なお、高圧電源部には空気調和機本体側から供給される+12ボルトの駆動用直流電源から高電圧を生成するコンバータが内蔵されている。
上記のように高圧電源部と集塵用カセット部はコネクタで接続されているため、空気清浄ユニットが動作中に吸込グリルを開けてこの集塵用カセット部を取り外した場合、ユーザーの手が誤って高圧電源部のコネクタに接触して感電するおそれがある。このため、空気清浄ユニットが動作中か否かに関わらずに吸込グリルが開放された場合は、高圧電源部を動作させるために空気清浄ユニットへ供給される駆動用直流電源を切断する安全用のスイッチが設けられており、ユーザーへの安全性対策が施されている。
一方、国や地域によっては空気清浄ユニットの高圧電源による感電対策だけでなく、空気調和機を運転するための交流電源とユーザーが接触する部分の絶縁も法令で規定されている。例えば日本では電気用品安全法によって、フレームグランドに接続された部分以外でユーザーが触れる可能性のある部分は二重絶縁が求められている。
一般的な空気調和機ではユーザーが触れる部分、例えば熱交換器などはフレームグランドに接続されており、その他の部分はユーザーが触れないように、つまり、ユーザーとの絶縁性を確保するため、空気調和機の内部の金属部分を樹脂製の筐体カバーで覆う構造になっている。また、空気調和機内で使用する電源を生成する電源装置では、通常、スイッチングトランスによって基礎絶縁が行なわれている。従って二重絶縁とするためには交流電源とユーザーが接触する部分との間に、スイッチングトランスの他にさらにもう一つの絶縁(付加絶縁)を施す必要がある。
しかしながら、空気清浄ユニットに関しては前述したように、集塵用カセットを取り外した状態の場合、駆動用直流電源の正電圧側は前述した安全用のスイッチで切断されているためこのスイッチが付加絶縁となって問題ないが、駆動用直流電源の負電圧側(GND)は接続されたままであり、付加絶縁されておらず二重絶縁とならないために安全性に問題がある。
駆動用の直流電源を切断する安全用のスイッチ以外で付加絶縁を追加するためには、空気清浄ユニットの駆動用直流電源の系統に絶縁トランスを備えたDC−DCコンバータを設ける必要があり、回路的に複雑となってコストもアップする。一方、前述した安全用のスイッチを2回路とし、このスイッチで駆動用直流電源の正/負電圧を同時に切断、接続する方法も考えられる。
しかしながら、動作している空気清浄ユニットの高電圧電源部に供給される駆動用直流電源の負電圧(グランド)を先に切断した場合、高圧電源部内のコンデンサでまだ動作を継続している回路のグランド電位が不定となり、最悪の場合、空気清浄ユニットの高圧電源部を破壊するおそれがあった。なお、駆動用直流電源の切断時だけでなく接続時においても、スイッチの各接点のチャタリングによるオンオフタイミングによっては一度供給された駆動用直流電源の負電圧が短時間切断される場合があり、切断時と同様に高圧電源部を破壊するおそれがあった。
このため、空気清浄ユニットの集塵用カセットを取り外す場合、駆動用直流電源の正電圧、負電圧(グランド)の順で切断し、逆に空気清浄ユニットの集塵用カセットを装着する場合、駆動用直流電源の負電圧、正電圧の順で接続するシーケンスが必要があった。このようなシーケンスを1つのスイッチで行なうには特殊なスイッチを必要とし、コストアップとなる。
特開2005−140400号公報(第3−4頁、図1) 特許第3843737号公報(第4−5頁、図2)
本発明は以上述べた問題点を解決し、高圧電源部を含む空気清浄ユニットを備えた空気調和機において、高圧電源部に供給される負電圧と正電圧を接続/切断するシーケンスを確実に実行すると共に、空気清浄ユニットに関する二重絶縁を安価に構成することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、空気の吸込口と吹出口の間の通風路に、回動自在に備えられた開閉パネルと、フィルタと、送風ファンとを順次配置し、前記フィルタと前記送風ファンとの間に空気中の塵埃を高電圧を用いて吸着して除去する空気清浄ユニットとを備えた空気調和機であって、
前記空気調和機は、
入力電源の一次側と二次側とがトランスによって絶縁され前記空気清浄ユニットを動作させる直流電源と、
前記直流電源の正極出力端と前記空気清浄ユニットの正極入力端とを接続する第1電源ラインの間に直列に接続された第1スイッチと、前記直流電源の負極出力端と前記空気清浄ユニットの負極入力端とを接続する第2電源ラインの間に直列に接続された第2スイッチとを備え、
前記開閉パネルが開放された時に前記第1電源ラインが前記第1スイッチによって切断され、前記フィルタが取り外された時に前記第2電源ラインが前記第2スイッチによって切断されるように構成されている。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、請求項1に係わる発明は、開閉パネルを開放し、次にフィルタを取り外すことでユーザーが空気清浄ユニットに触れることが可能であるという空気調和機の構造上の特徴を利用して、ユーザーが空気清浄ユニットに触れようとする場合、まず最初に開閉パネルを開放することで空気清浄ユニットの正電圧の電源ラインを切断し、次にフィルタを取り外すことで負電圧(グランド)の電源ラインを切断する。また、元に戻す場合はこの逆のシーケンスで各電源ラインを接続する。このため空気清浄ユニットの駆動用電源の接続/切断シーケンスを確実に実行することができる。
本発明による空気調和機の実施例を示す室内機の外観図である。 本発明による空気調和機の実施例を示すブロック図である。 本発明によるスイッチの動作を説明する室内機の断面図である。 本発明によるスイッチの別の動作を説明する室内機の断面図である。 本発明によるスイッチのさらに別の動作を説明する室内機の断面図である。 空気清浄ユニットへの電源供給/切断シーケンスを説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の実施例を示す室内機30の外観図である。
この室内機30は図1で示すように、前面上部に吸込口1を設け、前面下部に吹出口2を設けている。また、室内機30の前面と左右を覆う前面カバー19と、前面上部の左右方向に図示しない回転軸を備えた開閉パネル11が前面カバー19の図示しない前方開放部を覆うように設けられている。また、開閉パネル11は室内機30の内部に備えられた図示しないフィルタや空気清浄ユニットを清掃するために開放する場合、前面下方部11bが上方に向かってはね上がる構造になっている。また、吹出口2には上下風向板8が設けられており、この上下風向板8は運転停止時には、吹出口2を閉じるようになっている。
図3は室内機30の断面図である。図3(A)に示すように吸込口1と吹出口2の間の通風路には、前方下部熱交換器3bと前方上部熱交換器3aと後方上部熱交換器3cとで構成された逆V字状の熱交換器3と、吸込口1から室内の空気を吸込み、熱交換器3で冷媒と熱交換された後、吹出口2から室内に送出する送風ファン4とが設けられている。
また、前方下部熱交換器3bの下方には、前方下部熱交換器3bと前方上部熱交換器3aとから滴下する凝縮水を受ける前部露受皿5が設けられ、後方上部熱交換器3cの下方には、同後方上部熱交換器3cから滴下する凝縮水を受ける後部露受皿6が設けられている。また、室内機30内部の吹出口2付近には、送出される空気を左右方向に偏流させる複数の左右風向板7が設けられ、吹出口2には上記したように、室内機30の長手方向に設けられた図示しない回転軸を中心として回転する上下風向板8が設けられている。
室内機30の背面側(図3右方向)には熱交換器3や図示しないファンモータなどの主要な部品を固定するベース9が、室内機30の上面には吸込グリル10が、室内機30の前面(図3左方向)には開閉パネル11が、また、熱交換器3と吸込グリル10及び開閉パネル11の間にはフィルタ12が、それぞれ設けられている。さらに、熱交換器3とフィルタ12との間で室内機30の前方上方には空気清浄ユニット16が設けられている。
フィルタ12の後方側先端部12bはベース9の上部内側に設けられた断面コ字状のレール17に、また、フィルタ12の前方側先端部12aは開閉パネル11の下方内側に設けられた断面コ字状のレール18に差し込まれている。また、フィルタ12の後方側先端部12bはレール17を、前方側先端部12aはレール18を、それぞれフィルタ12の撓みの復元力により押圧した状態になっている。なお、フィルタ12は図示しないガイド及びレール17とレール18によって、吸込グリル10及び開閉パネル11の内面側に沿って着脱可能に保持されている。
一方、吸込グリル10は室内機30の上面を覆うように配置されている。そして、吸込グリル10の前方上側の左右の内面側には、中央に孔10bを備えたリブ10aが設けられており、このリブ10aの孔10bに開閉パネル11の内側の回転軸11aが挿入されており、この回転軸11aを中心として開閉パネル11が回動する構造になっている。従って、ユーザーが室内機30の前面側から空気清浄ユニット16を清掃する場合は、まず、ユーザーが開閉パネル11を前面上方にはね上げ、次にフィルタ12を前方に撓ませて前方側先端部12aをレール18から取り外し、フィルタ12を前方に取り外す構造になっている。
図3(B)は図3(A)の破線の円で囲んだレール18の付近の要部拡大図である。
レール18の凹部にはフィルタ12の前方側先端部12aがレール18を押圧した状態で保持されている。また、レール18の底部には孔が設けられており、レール18の底面側にはノーマルオープンのスイッチ15(第2スイッチ)が設けられている。このスイッチ15の上部にはスイッチ15の接点を接続/切断するアクチュエータ15aが備えられており、アクチュエータ15aはレール18の底部の孔を通してフィルタ12の前方側先端部12aから下方に向かう力を受けて、スイッチ15の接点を接続(オン)した状態になっている。この前方側先端部12aがレール18から取り外された場合、アクチュエータ15aはスイッチ15内部に設けられた図示しないバネによりスイッチ15の外部方向に一定距離だけ突出し、この結果、スイッチ15の接点が開放(オフ)になる。
一方、スイッチ15の下方にはノーマルオープンのスイッチ14(第1スイッチ)が設けられている。スイッチ14の左側にはアクチュエータ14aが設けられている。アクチュエータ14aの先端は開閉パネル11の下方裏側で押圧されており、スイッチ14の接点を接続(オン)した状態になっている。ユーザーがこの開閉パネル11をはね上げた場合、アクチュエータ14aはスイッチ14内部に設けられた図示しないバネによりスイッチ15の外部方向に一定距離だけ突出し、この結果、スイッチ14の接点が開放(オフ)になる。
図2は本発明による空気調和機50の実施例を示すブロック図である。なお、本願と直接関係のない熱交換器や電子膨張弁やファンモータなどは図示と説明を省略する。
空気調和機50は互いに通信接続された室内機30と室外機40とで構成されている。
室内機30は、電源ケーブル31と、電源ケーブル31が接続されて内部にトランス32aを備えた直流電源32と、この直流電源32が出力する正電圧と負電圧(GND電位)で動作する高圧電源部16cを内蔵した空気清浄ユニット16と、室内機30を制御する室内機制御部13とを備えている。
さらに室内機30は、直流電源32の正極出力端32bと空気清浄ユニット16の正極入力端16aを接続する第1電源ラインに、運転スイッチ34とスイッチ14とが直列に接続され、また、直流電源32の負極出力端32cと空気清浄ユニット16の負極入力端16bを接続する第2電源ラインに、電流検出器33とスイッチ15とが直列に接続されている。なお、電流検出器33で検出された電流は空気清浄ユニット16の運転状態を確認する電流検出信号として室内機制御部13へ入力されている。また、直流電源32の負極出力端32cは室内機30のグランド(GND)に接続されている。
運転スイッチ34は室内機制御部13から出力される運転指示信号によって、空気清浄ユニット16を運転する場合はオン、運転を停止する場合はオフとなって空気清浄ユニット16に供給する電圧を供給/遮断するようになっている。
室内機制御部13は運転指示信号を出力して空気清浄ユニット16を運転しようとして運転スイッチ34をオンにした場合、電流検出器33で電流が検出されなければスイッチ14、または、スイッチ15の接点が開放状態、つまり、開閉パネル11かフィルタ12のうち少なくともいずれか一方が正しく装着されていないと判断し、運転スイッチ34をオフにすると共に、ユーザーに警告を与える。
空気清浄ユニット16を運転する直前は高圧電源部16cは放電状態であり、仮にフィルタ12が装着されず開閉パネル11が閉じた状態でスイッチ14と運転スイッチ34が共にオンとなったとしても、直流電源32の正極の電圧のみが空気清浄ユニット16に印加されるが、高圧電源部16cに電流が流れないため高圧電源は発生せず、さらに、ユーザーは開閉パネル11が閉じているため空気清浄ユニット16を触ることができないため安全である。
一方、仮にフィルタ12が装着されており、開閉パネル11が開いた状態でスイッチ15と運転スイッチ34が共にオンとなったとしても、高圧電源部16cに電流が流れないため高圧電源は発生せず、さらに、フィルタ12が装着されているためユーザーは空気清浄ユニット16を触ることができないため安全である。
このように、室内機30は直流電源32内部のトランス32aで基礎絶縁され、さらに、スイッチ14とスイッチ15とで空気清浄ユニット16に正電圧を供給する第1電源ラインと負電圧を供給する第2電源ラインが切断されることで付加絶縁される。つまり、開閉パネル11が開放され、フィルタ12が取り外された場合、入力する交流電源に対して空気清浄ユニット16は二重絶縁された状態になる。
次に図3〜図6を用いてスイッチ14とスイッチ15の動作を説明する。
図3は前述したように開閉パネル11とフィルタ12が装着状態であるためスイッチ14とスイッチ15は共にオン状態である。この状態で室内機制御部13が運転スイッチ34をオンにして空気清浄ユニット16を運転している状態である。
図4は図3の状態から開閉パネル11をはね上げた状態を示している。開閉パネル11による押圧がなくなったため、スイッチ14のアクチュエータ14aが突出しスイッチ14の接点はオフになる。つまり、空気清浄ユニット16の正電圧が切断されることになる。この状態でも空気清浄ユニット16の高圧電源部16c内に設けられた図示しない電源用のコンデンサに蓄積された電荷により、わずかの時間だけ高圧電源部16cから高電圧が出力される場合があるが、まだフィルタ12が空気清浄ユニット16の前面にあるため、ユーザーは空気清浄ユニット16に直接触れることができない。
また、ユーザーが開閉パネル11をはね上げた時に高圧電源部16cへ供給される正電圧が切断されるが、フィルタ12は装着状態であり高圧電源部16cへ供給される負電圧(GND電位)が接続されたままである。このため、GND電位が安定した状態で高圧電源部16cへ供給される正電圧が切断されることになる。このため、高圧電源部16cへ供給される正電圧が切断されるより前に高圧電源部16cへ供給される負電圧(GND電位)が切断されることによる高圧電源部16cの故障を防止することができる。
図5は図4の状態からフィルタ12を取り外した状態を示している。フィルタ12の前方側先端部12aによる押圧がなくなったため、スイッチ15のアクチュエータ15aが突出しスイッチ15の接点はオフになる。つまり、空気清浄ユニット16の負電圧が切断されることになる。
フィルタ12を取り外す作業はユーザーの手で行なう為、開閉パネル11のはね上げ動作からフィルタ12を取り外すまでには数秒の時間が必要になる。このため、この数秒の間、空気清浄ユニット16が動作を継続することにより高圧電源部16c内のコンデンサが放電し、フィルタ12を取り外した時には高圧電源部16cはすでに動作を停止しており、ユーザーが空気清浄ユニット16の高圧電源部16cを触っても感電することはない。当然、この状態は二重絶縁となっている為、万一、直流電源32のトランス32aの絶縁が破壊されて一次側と二次側とが短絡したとしてもユーザーの安全性は確保される。
逆にフィルタ12を装着して室内機30を運転可能な状態に戻すためには図5、図4、図3の逆の手順となる。このようにユーザーがフィルタ12を装着した後、開閉パネル11を閉じる手順であるため、必然的にスイッチ15で第2電源ライン(GND側)が先に接続された数秒の後、次に第1電源ライン(正電圧側)が接続されることになり、各スイッチの接点にチャタリングが発生しても問題ない。
一方、フィルタ12を装着しないまま開閉パネル11を閉じた場合、空気清浄ユニット16には電源が供給されない。また、この時、室内機制御部13は電流検出器33により空気清浄ユニット16に電流が流れないことを検知してユーザーに警告を与える。
図6は空気清浄ユニット16への電源供給/切断シーケンスを説明する説明図である。
図6の横軸は時間、縦軸は各スイッチのオン/オフ状態を示しており、図6(1)はスイッチ14を、図6(2)はスイッチ15のオン/オフ状態をそれぞれ示している。各スイッチはハイレベルでオフ、ローレベルでオンとなる。なおt1〜t5は時刻を示している。また、前提条件としてt3までは空気調和機50の運転を停止した状態である。また、初期状態として開閉パネル11は開放され、フィルタ12は取り外された状態である。
図6に示すようにt1までは開閉パネル11が開放され、フィルタ12が取り外された状態である。このため、ユーザーが空気清浄ユニット16に直接触れることが可能であるが、スイッチ14とスイッチ15は共にオフ状態であるため二重絶縁が確保された安全な状態である。
ユーザーがt1でフィルタ12を装着するとスイッチ15がオンとなり、絶縁に関しては基礎絶縁のみとなる。しかしながら、この状態ではユーザーが空気清浄ユニット16に直接触れることができないので安全性に関しては問題ない。次にユーザーはt2で開閉パネル11を閉じる。この結果、t2ではスイッチ14とスイッチ15とは共にオンとなる。この状態で空気調和機50(空気清浄ユニット16を含む)は運転可能な状態になる。
t3でユーザーが空気調和機50に対して空気清浄ユニットを含む空調運転の開始を指示した時、室内機制御部13は運転スイッチ34をオンにして空気清浄ユニットに電源の供給を開始する。一方、何らかの原因でユーザーがt4で運転中の室内機30の開閉パネル11を開放した場合、スイッチ14がオフになって空気清浄ユニット16への電源供給が遮断される。この場合も絶縁に関しては基礎絶縁のみであるが、フィルタ12によりユーザーは空気清浄ユニット16を直接触ることができないため安全性に関しては問題ない。
そして、ユーザーが次にt5でフィルタ12を取り外すとスイッチ15がオフとなり、絶縁に関しては二重絶縁となる。従ってユーザーが空気清浄ユニット16を直接触れることが可能となっても安全性に関して問題ない。
このように空気調和機50の構造上、開閉パネル11とフィルタ12が空気清浄ユニット16の前面に配置されるため、それぞれの取り外しを検出するスイッチを設けることでユーザーが空気清浄ユニット16に直接触れる前に二重絶縁を形成することができる。また、空気清浄ユニット16の高圧電源部16cに供給される負電圧(GND)と正電圧を接続/切断するシーケンスを確実に実行することができる。さらに、付加絶縁を安価なスイッチのみで構成できるため、空気清浄ユニットに関する二重絶縁を安価に構成することができる。
なお、本実施例では空気調和機の室内機を例として説明しているが、これに限るものでなく、空気清浄機などに用いても同じ効果を得ることができる。
1 吸込口
2 吹出口
3 熱交換器
3a 前方上部熱交換器
3b 前方下部熱交換器
3c 後方上部熱交換器
4 送風ファン
5 前部露受皿
6 後部露受皿
7 左右風向板
8 上下風向板
8 同上下風向板
9 ベース
10 吸込グリル
10a リブ
10b 孔
11 開閉パネル
11a 回転軸
11b 前面下方部
12 フィルタ
12a 前方側先端部
12b 後方側先端部
13 室内機制御部
14 スイッチ(第1スイッチ)
14a アクチュエータ
15 スイッチ(第2スイッチ)
15a アクチュエータ
16 空気清浄ユニット
16a 正極入力端
16b 負極入力端
16c 高圧電源部
17 レール
18 レール
19 前面カバー
30 室内機
31 電源ケーブル
32 直流電源
32a トランス
32b 正極出力端
32c 負極出力端
33 電流検出器
34 運転スイッチ
40 室外機
50 空気調和機

Claims (1)

  1. 空気の吸込口と吹出口の間の通風路に、回動自在に備えられた開閉パネルと、フィルタと、送風ファンとを順次配置し、前記フィルタと前記送風ファンとの間に空気中の塵埃を高電圧を用いて吸着して除去する空気清浄ユニットとを備えた空気調和機であって、
    前記空気調和機は、
    入力電源の一次側と二次側とがトランスによって絶縁され前記空気清浄ユニットを動作させる直流電源と、
    前記直流電源の正極出力端と前記空気清浄ユニットの正極入力端とを接続する第1電源ラインの間に直列に接続された第1スイッチと、前記直流電源の負極出力端と前記空気清浄ユニットの負極入力端とを接続する第2電源ラインの間に直列に接続された第2スイッチとを備え、
    前記開閉パネルが開放された時に前記第1電源ラインが前記第1スイッチによって切断され、前記フィルタが取り外された時に前記第2電源ラインが前記第2スイッチによって切断されるように構成されていることを特徴とする空気調和機。
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