JP2016120943A - 自動包装機のロール支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装材料ロールを装填する際の作業性を改善し、取り扱い性を向上させた自動包装機のロール支持装置を提供する。【解決手段】包装材料ロールRを回転可能に支持する自動包装機100のロール支持装置10において、包装材料ロールRの芯穴R1にそれぞれ逆方向から挿通される一対の支持軸20・30と、一対の支持軸20・30のうち一つの支持軸20(30)が回転可能に軸支される一対の軸固定部21・31と、を具備してなり、一対の軸固定部21・31は、一対の支持軸20・30が同一軸線C上に配設されて包装材料ロールRが両持ち支持され、一方の軸固定部21が他方の軸固定部31に対して軸線Cに対して平行に相対移動されて一対の支持軸20・30の離間Dが変更可能とされる。【選択図】図4

Description

本発明は、自動包装機のロール支持装置の技術に関し、より詳細には、包装材料ロールを回転可能に支持する自動包装機のロール支持装置の技術に関する。
従来、薬剤、嗜好品、調味料、その他の食品などの粉状又は粒状の被包装物を密封包装して一度に複数の包装体(製品)を得る多列式の自動包装機が公知である。このような自動包装機では、長尺フィルム状の包装材料を連続的に繰出しながら複数本に切断し、各々を多列に構成した成形シュートにてU字状に二つ折り成形する。次いで、シール装置を構成する縦シールバーにより包装材料の合わせ縁部を縦シールしてチューブ状とし、同じくシール装置を構成する横シールバーによりかかるチューブ状の包装材料を包装体一個分(一袋分)毎に横シールすることで、被包装物を密封包装するものである。
上述した自動包装機では、ロール支持装置にて回転可能に支持された包装材料ロールより包装材料が連続的に繰出される。従来のロール支持装置としては、具体的には、特許文献1に開示されるように、機体本体の下方位置に設けられ、包装材料ロールの芯穴に貫通される一つの支持軸と、支持軸の両端を回転可能に軸支する支持体(軸固定部)とを具備してなり、支持軸の一端が繰出し装置の駆動部(駆動用モータ)と動力伝達可能に接続されることで、包装材料ロールが回転可能に支持されるとともに、繰出し装置にて包装材料が連続的に繰出される。
しかしながら、特許文献1に開示される従来のロール支持装置では、新しい包装材料ロールを装填する際に、支持体(軸固定部)より支持軸の一端を取り外した後、包装材料ロールを水平保持した状態で機体側方等から支持軸に沿って支持位置まで移動させる必要があった。そのため、包装材料ロールを少なくとも支持軸の長さと同じ距離を移動させる必要が生じ、特に、多列式の自動包装機には長幅で重量のある包装材料ロールが用いられるため、かかる装填作業に労力と時間を要し作業性に劣るという問題があった。また、機体側方等に包装材料ロールの装填作業用のスペースを確保する必要があり、自動包装機の設置場所が制限され取り扱い性に劣るという問題があった。
特開2012−176780号公報
そこで、本発明では、自動包装機のロール支持装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、包装材料ロールを装填する際の作業性を改善し、取り扱い性を向上させた自動包装機のロール支持装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、包装材料ロールを回転可能に支持する自動包装機のロール支持装置において、包装材料ロールの芯穴にそれぞれ逆方向から挿通される一対の支持軸と、前記一対の支持軸のうち一つの支持軸が回転可能に軸支される一対の軸固定部と、を具備してなり、前記一対の軸固定部は、前記一対の支持軸が同一軸線上に配設されて包装材料ロールが両持ち支持され、一方の軸固定部が他方の軸固定部に対して前記軸線に対して平行に相対移動されて前記一対の支持軸の離間が変更可能とされるものである。
請求項2においては、前記一対の支持軸の軸線に対して平行に配設される直線スライド部と、前記直線スライド部に接続された前記一方の軸固定部を他方の軸固定部に対して相対摺動させる相対移動部と、を具備してなるものである。
請求項3においては、前記一対の支持軸の軸線に対して平行に延設され前記一対の軸固定部が連結される連結軸部と、前記連結軸部を介して前記直線スライド部に接続された前記一対の軸固定部を一体摺動させる一体移動部と、を具備してなるものである。
請求項4においては、前記一方の軸固定部は、前記相対移動部を介して前記連結軸部と連結され、前記相対移動部にて前記連結軸部に対して相対摺動可能とされるものである。
請求項5においては、前記他方の軸固定部の前記支持軸は、繰出し装置の駆動部と動力伝達可能に接続されるものである。
本発明の効果として、包装材料ロールを装填する際の作業性を改善し、取り扱い性を向上できる。
本発明の一実施例に係るロール支持装置を用いた自動包装機の全体的な構成を示した側面図である。 同じく図1の自動包装機の正面図である。 同じく図1の自動包装機の背面図である。 ロール支持装置の背面図である。 ロール支持装置の平面図である。 ロール支持装置の左方位置のユニット体の側面図である。 図4のA−A矢視断面図である。 ロール支持装置の右方位置のユニット体の側面図である。 図4のB−B矢視断面図である。 包装材料ロールを装填する場合のロール支持装置の動作を示した背面図である。 包装材料の繰出し方向を調整する場合のロール支持装置の動作を示した背面図である。
まず、本実施例のロール支持装置10を用いた自動包装機100の全体構成について、以下に概説する。なお、以下の実施例において、図1の矢印X方向を自動包装機100の上下方向、矢印Z方向を自動包装機100の前後方向、図2の矢印Y方向を自動包装機100の左右方向とする。
図1乃至図3に示すように、本実施例の自動包装機100は、長尺状の包装材料1を搬送経路に沿って間欠的に供給しながら、一度に複数の包装体(製品)を得る多列式の自動包装機として構成されている。具体的には、包装材料ロールRを回転可能に支持するロール支持装置10と、包装材料ロールRより包装材料1を連続的に繰出す繰出し装置11と、被包装物を貯留して計量充填する充填装置12と、包装材料1を複数本に切断するスリッター装置13と、包装材料1を長手方向に沿って二つ折り成形する成形シュート14と、二つ折り成形された包装材料1を縦シール及び横シールして充装填置12より供給される被包装物を密封包装する縦シール装置15及び横シール装置16等とで構成されている。
自動包装機100の機体後方下部には、一対の支持軸20・30にて包装材料ロールRを両持ち支持するロール支持装置10が配設され、ロール支持装置10に支持されたロール状の包装材料1が、繰出し装置11により搬送経路の下流方向へと連続的に繰り出される。なお、ロール支持装置10の構成については、詳細を後述する。
機体後方上部には、スリッター装置13が配設され、繰出された包装材料1が移動されながら成形シュート14の列数(本実施例では5列)に合わせて幅の狭い複数本(本実施例では5本)に切断される。スリッター装置13にて切断された包装材料1は、機体前方上部に配設された対応する成形シュート14へとそれぞれ移送される。成形シュート14は、切断された包装材料1を長手方向に沿って二つ折り成形するために、上部で広く、かつ下部では狭く絞った面部材として形成されており、表面に沿って包装材料1が連続的に通過されることで、包装材料1が水平断面視にてU字状に二つ折り成形される。
成形シュート14の上方位置には、充填装置12が配設されており、充填装置12にて容積計量された被包装物が、機体前後方向(図1において矢印Z方向)に移動可能な移動シュート19を介して成形シュート14に落下供給され、成形シュート14を介して二つ折り成形された包装材料1内へと充填される。成形シュート14には、成形シュート14内に被包装物を供給する中間受けシュート17が形成されており、中間受けシュート17の一端が、充填装置12(の移動シュート19)の下方位置であって被包装物の落下位置に配置されている。充填装置12内の被包装物は、中間受けシュート17を介して成形シュート14より二つ折り成形された包装材料1内へと投入される。
成形シュート14の下方位置には、二つ折り成形された包装材料1を縦シール及び横シールする縦シール装置15及び横シール装置16が配設されている。成形シュート14にて二つ折り成形された包装材料1は、縦シール装置15により合わせ縁部が縦シールされてチューブ状態とされ、縦シール装置15の下方位置に配設された横シール装置16により横シールされて有底状態とされる。そして、充填装置12から被包装物が断続的に成形シュート14を介して有底状態の包装材料1内へ供給され、さらに長手方向へと送り出された包装材料1の上辺が横シールされることで被包装物が密封包装される。
本実施例の自動包装機100では、機体本体に対して横シール装置16が上下方向に昇降移動可能に設けられ、横シール装置16が包装材料1を横シールした状態で下降移動することで包装材料1が長手方向へと間欠的に送り出される。すなわち、横シール装置16にて横シールされた包装材料1は、成形シュート14を介して被包装物が充填され、同時に、横シール装置16にて把持された状態のままで包装体一個分に相当する距離だけ下方に移動されることで送り出しが行われる。そして、横シール装置16が上方に復帰作動されて再度包装材料1が横シールされることで、被包装物が密封包装される。
また、横シール装置16には、図示せぬ切断刃が配設されており、横シール装置16にて把持された状態で、被包装物が密封包装された包装材料1が横シール箇所の中央部分で切断刃にて直線カット(切断)されることで、包装体が連続的に得られる。なお、横シール装置16にて切断された包装体は、横シール装置16の下方位置に配設された排出ダクト18を介して機外に排出される。
次に、本実施例のロール支持装置10の構成について、以下に詳述する。
図4及び図5に示すように、本実施例のロール支持装置10は、自動包装機100の機体後方下部に配設され、具体的には、包装材料ロールRの芯穴R1にそれぞれ逆方向から挿通される一対の支持軸20・30と、一対の支持軸20・30のうち一つの支持軸20(30)が回転可能に軸支される一対の軸固定部21・31等と、を具備してなり、一対の軸固定部21・31は、一対の支持軸20・30が同一軸線C上に配設されて包装材料ロールRが両持ち支持され、一方の軸固定部21が他方の軸固定部31に対して一対の支持軸20・30の軸線Cに対して平行に相対移動されて一対の支持軸20・30の離間Dが変更可能となるように構成されている。
本実施例のロール支持装置10は、軸固定部21・31が支持ベース部22・32に移動可能に接続されたユニット体としてそれぞれ構成され、各ユニット体が取付ブラケット23・33を介して機体本体の左右位置にそれぞれ取り付けられる。具体的には、機体本体の左方位置(図4において左側)に軸固定部21及び支持ベース部22が配設され、機体本体の右方位置(図4において右側)に軸固定部31及び支持ベース部32が配設されている。
図4乃至図7に示すように、支持軸20は、包装材料ロールRの回転従動軸として構成され、一端部が軸固定部21に軸支され、他端部が包装材料ロールRの芯穴R1に挿入される。
軸固定部21は、支持軸20が回転可能に固定される軸受部21aと、軸受部21aに連続され、それぞれ平面を有する3つの底面部が形成された基台部21b等とで構成されている。基台部21bには、水平面を有する下底部21c、所定の傾斜角度を持って下底部21cと連続される中底部21d、及び所定の傾斜角度を持って中底部21dと連続される上底部21eが形成されている。下底部21c及び上底部21eは、後述する直線スライド部24・25と接続され、中底部21dは、後述する相対移動部50と接続されている。
支持ベース部22は、側面視略L字状に形成され、取付ブラケット23と接続され機体本体の後方(図1において右側)に向けて突出して取り付けられている。支持ベース部22の上面は、上述した軸固定部21の基台部21bの底面(21c〜21e)の形状に合わせて3つの平面が形成され、直線スライド部24を介して軸固定部21の下底部21cが取り付けられ、直線スライド部25を介して軸固定部21の上底部21eが取り付けられている。
直線スライド部24・25は、リニアガイドとスライダとが直線摺動可能に一体に組み付けられて構成され、軸固定部21側にスライダが取り付けられ、支持ベース22側にリニアガイドが取り付けられている。直線スライド部24・25は、一対の支持軸20・30の軸線Cに対して平行となるように配設されており、直線スライド部24・25にて軸固定部21が軸線Cに対して平行に摺動可能とされている。
図4、図5、図8及び図9に示すように、支持軸30は、包装材料ロールRの回転駆動軸として構成され、一端部が軸固定部31に軸支され、他端部が包装材料ロールRの芯穴R1に挿入される。この支持軸30の一端部は、後述する駆動用モータ11aと動力伝達可能に接続されている。
軸固定部31は、支持軸30が回転可能に固定される軸受部31aと、軸受部31aに連続され、それぞれ平面を有する3つの底面部が形成された基台部31b等とで構成されている。基台部31bには、水平面を有する下底部31c、所定の傾斜角度を持って下底部31cと連続される中底部31d、及び所定の傾斜角度を持って中底部31dと連続される上底部31eが形成されている。下底部31c及び上底部31eは、後述する直線スライド部34・35と接続され、中底部31dは、後述する一体移動部60と接続されている。
軸固定部31には、固定プレート36を介して支持軸30の動力源としての駆動用モータ11aが配設されており、駆動用モータ11aが支持軸30の一端部と動力伝達可能に接続されることで、支持軸30が回転駆動される。本実施例の自動包装機100では、この駆動用モータ11aが繰出し装置11の駆動部として構成されており、繰出し装置11(駆動用モータ11a)にて支持軸30が回転駆動されることで、ロール支持装置10に支持された包装材料ロールRより包装材料1が搬送経路の下流方向へと連続的に繰り出される。
支持ベース部32は、側面視略L字状に形成され、取付ブラケット33と接続され機体本体の後方(図1において右側)に向けて突出して取り付けられている。支持ベース部32の上面は、上述した軸固定部31の基台部31bの底面(31c〜31e)の形状に合わせて3つの平面が形成され、直線スライド部34を介して軸固定部31の下底部31cが取り付けられ、直線スライド部35を介して軸固定部31の上底部31eが取り付けられている。
直線スライド部34・35は、リニアガイドとスライダとが直線摺動可能に一体に組み付けられて構成され、軸固定部31側にスライダが取り付けられ、支持ベース32側にリニアガイドが取り付けられている。直線スライド部34・35は、支持軸20・30の軸線Cに対して平行に配設されており、直線スライド部34・35にて軸固定部31が軸線Cに対して平行に摺動可能とされている。
軸固定部21・31は、支持ベース部22・32に取り付けられた状態で、支持軸20・30が同一軸線C上に位置され、かつ所定の離間Dを有するようにして配設され、支持軸20・30にて包装材料ロールRが両持ち支持されるように構成されている(図4参照)。支持軸20・30の軸線Cは、自動包装機100の左右方向に沿って地上面に対して水平である。また、支持軸20・30の離間Dは、対向位置に配置される支軸軸20・30の先端部の距離のことであり、後述するように相対移動部50にて軸固定部21が移動されることで、包装材料ロールRの長手方向長さ(幅方向長さ)よりも短い離間D1と包装材料ロールRの長手方向長さよりも長い離間D2とに変更可能とされている(図10参照)。
図4乃至図9に示したように、本実施例のロール支持装置10は、軸固定部21・31が支持軸20・30の軸線Cに対して平行に延設される連結軸部40にて連結されており、直線スライド部24・25に接続された一方の軸固定部21を他方の軸固定部31に対して相対摺動させる相対移動部50と、連結軸部40を介して直線スライド部24・25・34・35に接続された軸固定部21・31を一体摺動させる一体移動部60とを具備してなり、相対移動部50にて軸固定部21が摺動されることで支持軸20・30の離間Dが変更可能とされている。
連結軸部40は、長尺棒状に形成され、一端部が軸固定部21と摺動状態にて接続され、他端部が軸固定部31と固定接続されて支持軸20・30に支持された包装材料ロールRと重ならない位置に配設されている。連結軸部40は、一端部が軸固定部21の基台部21bより自由移動可能に突出され、かかる一端部の突出端が支持プレート41を介して相対移動部50と一体に組みつけられるとともに、他端部が軸固定部31の基台部31bに固定されている(図5等参照)。
相対移動部50は、本体部50aに押引ロッド50bが伸縮可能に収容されたエアシリンダとして構成されており、本体部50aが支持プレート41に固定され、押引ロッド50bが支持軸20・30の軸線Cに対して平行に配設されている。押引ロッド50bの先端部は、接続リブ50cを介して軸固定部21の中底部21dに固定されている(図7等参照)。このように、軸固定部21は、支持プレート41及び相対移動部50(本体部50a。押引ロッド50b及び接続リブ50c)を介して連結軸部40と接続されている。そして、相対移動部50において、本体部50aより押引ロッド50bが伸縮されることで、軸固定部21が直線スライダ部24・25にて軸線Cに対して平行に支持ベース部22上を摺動される。
一体移動部60は、小型モータとしての本体部60aに押引用ネジ60bが回転可能に突設されて構成されており、本体部60aが支持ベース部32に固定され、押引用ネジ60bが支持軸20・30の軸線Cに対して平行に配設されている。押引用ネジ60bの先端部は、接続リブ60cを介して軸固定部31の中底部31dに固定されている(図9等参照)。このように、軸固定部31は、一体移動部60(本体部60a、押引用ネジ60b及び接続リブ60c)を介して支持ベース部32と接続されている。
そして、一体移動部60において、本体部60aより押引用ネジ60bが回転されることで、軸固定部31が直線スライダ部34・35によって支持軸20・30の軸線Cに対して平行に支持ベース部32上を摺動されるとともに、連結軸部40に接続された軸固定部21が連動して直線スライダ部24・25にて軸線Cに対して平行に支持ベース部22上を移動される。
ここで、本実施例のロール支持装置10の動作について、以下に詳述する。
図10に示すように、包装材料ロールRを装填(交換)する場合には、相対移動装置50を動作させ、押引ロッド50bを縮退させて軸固定部21を支持軸20・30の軸線Cに対して平行に支持ベース部22上を摺動させ、機体本体の左方位置(図10において左側)に移動させる。このとき一体移動装置60は動作されず、すなわち、軸固定部31が一体移動部60を介して支持ベース部32に位置決め固定された状態であるため、軸固定部21が軸固定部31に対して相対摺動され、支持軸20・30の離間が変更されて包装材料ロールRの長手方向長さ(幅方向長さ)よりも長い離間D2とされる。
軸固定部21が相対移動されて支持軸20・30の離間が離間D2へと変更された状態では、包装材料ロールRを軸線Cと直交する方向より水平状態のまま移動させて、支持軸20・30の間に配置可能となるため、図示せぬ移載装置にて保持された包装材料ロールRを機体本体の後方(図1において右側)より支持軸20・30の間に軸線Cに沿った状態で配置させ、包装材料ロールRの芯穴R1に支持軸30を挿入させる。
次いで、相対移動装置50を再び動作させ、押引ロッド50bを伸長させて軸固定部21を支持軸20・30の軸線Cに対して平行に支持ベース部22上を摺動させ、機体本体の右方位置(図10において右側)に移動させる。このときも同様に一体移動装置60は動作されず、軸固定部21が軸固定部31に対して相対摺動されて、支持軸20・30の離間が包装材料ロールRの長手方向長さよりも短い離間D1に変更されて、包装材料ロールRの芯穴R1に支持軸20が挿入される。
このようにして、本実施例のロール支持装置10では包装材料ロールRが支持軸20・30にて両持ち支持される。そして、ロール支持装置10にて包装材料ロールRが支持された状態で、繰出し装置11の駆動用モータ11aにて支持軸30が回転駆動されることで、支持軸20が従動されて包装材料ロールRより包装材料1が繰り出される。
また、図11に示すように、包装材料ロールRからの包装材料1の繰出し方向を調整する場合には、一体移動装置60を動作させ、押引用ネジ60bを回転させて軸固定部31を支持軸20・30の軸線Cに対して平行に支持ベース部32上を摺動させ、機体本体の左右位置(図11に示す実施例では左側)に移動させる。このとき相対移動装置50は動作されず、すなわち、軸固定部21が相対移動部50を介して連結軸部40に固定された状態であるため、連結軸部40を介して軸固定部21が軸固定部31と共に一体摺動され、支持軸20・30の離間Dを維持したまま(包装材料ロールRを保持したまま)、機体本体の左右位置(図11に示す実施例では左側)に移動される。
このように、本実施例のロール支持装置10では、繰出し装置11による包装材料1の繰出し方向を機体本体の左右方向に容易に微調整することができるように構成されている。包装材料1の繰出し方向が機体本体の左右方向にずれると、搬送経路の下流において、例えば、スリッター装置13で包装材料1の切断幅がずれたり、縦シール装置15で包装材料1の合わせ縁部(縦シール)がずれて耳ずれが発生したりする場合等があるが、本実施例のロール支持装置10では、包装材料ロールRを保持したままでかかる不具合を容易に解消することができる。
以上のように、本実施例のロール支持装置10は、包装材料ロールRを回転可能に支持する自動包装機100のロール支持装置10において、包装材料ロールRの芯穴R1にそれぞれ逆方向から挿通される一対の支持軸20・30と、一対の支持軸20・30のうち一つの支持軸20(30)が回転可能に軸支される一対の軸固定部21・31と、を具備してなり、一対の軸固定部21・31は、一対の支持軸20・30が同一軸線C上に配設されて包装材料ロールRが両持ち支持され、一方の軸固定部21が他方の軸固定部31に対して軸線Cに対して平行に相対移動されて一対の支持軸20・30の離間Dが変更可能とされるため、包装材料ロールRを装填する際の作業性を改善し、取り扱い性を向上できるのである。
すなわち、本実施例のロール支持装置10では、包装材料ロールRを装填する場合には、一方の軸固定部20を移動させて支持軸20・30の離間Dを包装材料ロールRの長手方向長さよりも長い離間D2に変更させ、包装材料ロールRを支持軸20・30の間であって軸線Cに沿った状態に配置させるだけでよく、従来のロール支持装置のように包装材料ロールRを少なくとも支持軸の長さと同じ距離を移動させる必要がなく、特に、多列式の自動包装機100のように長幅で重量のある包装材料ロールRが用いられる場合であっても、かかる装填作業への労力と時間を大幅に軽減でき、作業性を改善できる。また、包装材料ロールRを水平保持した状態で機体後方から装填させることができるため、従来のロール支持装置のように機体側方等に包装材料ロールRの装填作業用のスペースを確保する必要がなく、自動包装機100の設置レイアウトの自由度が高まり、取り扱い性を向上できるのである。
特に、本実施例のロール支持装置10では、一対の支持軸20・30の軸線Cに対して平行に配設される直線スライド部24・25と、直線スライド部24・25に接続された一方の軸固定部21を他方の軸固定部31に対して相対摺動させる相対移動部50と、を具備してなるため、直線スライド部24・25により軸固定部21を軸線Cに対して平行に直線移動させることができ、支持軸20・30の離間Dの変更が容易となり、包装材料ロールRを装填する際の作業性をより向上することができる。
また、本実施例のロール支持装置10では、一対の支持軸20・30の軸線Cに対して平行に延設され一対の軸固定部21・31が連結される連結軸部40と、連結軸部40を介して直線スライド部24・25・34・35に接続された一対の軸固定部21・31を一体摺動させる一体移動部60と、を具備してなるため、直線スライド部24・25・34・35により軸固定部21・31を軸線Cに対して平行に直線移動させることができ、包装材料ロールRからの包装材料1の繰出し方向を容易に微調整することができる。
また、他方の軸固定部31の支持軸30は、繰出し装置11の駆動用モータ11aと動力伝達可能に接続されるため、包装材料ロールRを装填する場合に機体本体に固定される軸固定部31側に駆動源を配置することで、相対摺動される軸固定部21側の構成を簡素化できる。
なお、ロール支持装置10の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例のロール支持装置10では、軸固定部21・31が支持ベース部22・32に移動可能に接続されたユニット体として取付ブラケット23・33を介して機体本体の左右位置にそれぞれ取り付けられる構成について説明したが、軸固定部21・31の取り付け構造はこれに限定されず、例えば、軸固定部21・31が直線スライド部24・25・34・35を介して機体本体に直接取り付けられるように構成してもよい。
また、上述した実施例のロール支持装置10では、軸固定部21(31)が一組の直線スライド部24・25(34・35)を介して支持ベース部22(32)に接続される構成について説明したが、直線スライド部の配置構成はこれに限定されず、例えば、一つの直線スライド部や三つ以上の直線スライド部が配置されてもよい。
また、上述した実施例のロール支持装置10は、多列式の自動包装機100に用いられる場合について説明したが、その他公知の単列機等においても同様に用いることができる。
1 包装材料
10 ロール支持装置
11 繰出し装置
11a 駆動用モータ(駆動部)
20 支持軸
21 軸固定部
21a 軸受部
21b 基台部
21c 下底部
21d 中底部
21e 上底部
22 支持ベース部
23 取付ブラケット
24 直線スライド部
25 直線スライド部
30 支持軸
31 軸固定部
31a 軸受部
31b 基台部
31c 下底部
31d 中底部
31e 上底部
32 支持ベース部
33 取付ブラケット
34 直線スライド部
35 直線スライド部
36 固定プレート
40 連結軸部
41 支持プレート
50 相対移動部
50a 本体部
50b 押引ロッド
50c 接続リブ
60 一体移動部
60a 本体部
60b 押引用ネジ
60c 接続リブ
R 包装材料ロール
R1 芯穴

Claims (5)

  1. 包装材料ロールを回転可能に支持する自動包装機のロール支持装置において、
    包装材料ロールの芯穴にそれぞれ逆方向から挿通される一対の支持軸と、
    前記一対の支持軸のうち一つの支持軸が回転可能に軸支される一対の軸固定部と、を具備してなり、
    前記一対の軸固定部は、
    前記一対の支持軸が同一軸線上に配設されて包装材料ロールが両持ち支持され、
    一方の軸固定部が他方の軸固定部に対して前記軸線に対して平行に相対移動されて前記一対の支持軸の離間が変更可能とされる、
    ことを特徴とする自動包装機のロール支持装置。
  2. 前記一対の支持軸の軸線に対して平行に配設される直線スライド部と、
    前記直線スライド部に接続された前記一方の軸固定部を他方の軸固定部に対して相対摺動させる相対移動部と、
    を具備してなる請求項1に記載の自動包装機のロール支持装置。
  3. 前記一対の支持軸の軸線に対して平行に延設され前記一対の軸固定部が連結される連結軸部と、
    前記連結軸部を介して前記直線スライド部に接続された前記一対の軸固定部を一体摺動させる一体移動部と、
    を具備してなる請求項2に記載の自動包装機のロール支持装置。
  4. 前記一方の軸固定部は、前記相対移動部を介して前記連結軸部と連結され、前記相対移動部にて前記連結軸部に対して相対摺動可能とされる請求項3に記載の自動包装機のロール支持装置。
  5. 前記他方の軸固定部の前記支持軸は、繰出し装置の駆動部と動力伝達可能に接続される請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動包装機のロール支持装置。
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