JP2016120660A - 画像形成装置、画像処理システム、ジョブ管理方法、および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像処理システム、ジョブ管理方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像処理システムでは、MFP_Bでジョブと認証情報との入力を受け付けると(S1−1,S1−2)、当該認証情報に基づいてユーザー認証が行なわれる(S2−1,S2−2)。該ユーザー認証が成功の場合には(S2−1)、ユーザー情報に関連付けてジョブが記憶される(S3−1)。該ユーザー認証が失敗の場合には(S2−2)、当該ジョブのジョブ情報が記憶される(S3−2)。MFP_Aにユーザーがログインすると(S4)、MFP_Aからの要求に応じて(S5)、MFP_BからMFP_Aに、ログインユーザーに関連付けて記憶されているジョブのジョブ情報と、ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とが送信される(S6〜S9)。【選択図】図3

Description

この開示は画像形成装置、画像処理システム、ジョブ管理方法、および制御プログラムに関し、特に、複数の画像形成装置で構成される画像処理システムに含まれる画像形成装置、当該画像処理システム、該システムにおけるジョブ管理方法および制御プログラムに関する。
複数の、MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置で画像処理システムを構築する場合がある。たとえば、特開2009−297990号公報(特許文献1)や特開2010−208266号公報(特許文献2)も、画像処理システムに関する技術を開示している。
このような画像処理システムの使い方として、次のような使い方がなされる場合がある。すなわち、該画像処理システムのユーザーは、該システムに接続されたPC(パーソナルコンピューター)などを用いてジョブを該システムに対して発行する。ジョブは、該システム内のいずれかのMFP(以下、ストレージMFPともいう)、または該システムにジョブ保存用のサーバーが含まれる場合には当該サーバーに保存される。ユーザーからジョブの発行を受け付けたシステムではユーザー認証が行なわれ、当該ジョブは、ユーザーID(identification)などの当該ユーザーの識別情報と関連付けてストレージMFPなどに保存される。
ジョブを実行(たとえば印刷)しようとするユーザーは、該システムのいずれかのMFPにログインする。ユーザーのログインを受け付けたMFP(以下、クライアントMFPともいう)は、各MFP、またはサーバーに、当該ユーザーに関連付けられたジョブの有無を問い合わせる。そして、クライアントMFPは、その回答に基づいて、当該ユーザーに関連付けられたジョブの一覧(以下、ジョブリストともいう)をユーザーに提示して、実行するジョブの指定を受け付ける。クライアントMFPは、指定されたジョブをストレージMFPまたはサーバーから取得して、実行する。
特開2009−297990号公報 特開2010−208266号公報
ジョブの発行を受け付けた際のシステムでのユーザー認証が失敗の場合、一般的にジョブは破棄される。そして、ジョブの発行に用いられたPCでは、ジョブの発行の失敗が通知される。また、ストレージMFPは、ジョブの受け付けの失敗を記録する場合もある。
しかしながら、ジョブを発行したユーザーは、PCでジョブの発行のための操作を行なった後にクライアントMFPの前に移動してログイン操作を行なう場合が多い。そのため、ジョブの発行の失敗がPCやストレージMFPで通知されても、該ユーザーはその通知に気づかない場合がある。ジョブの発行の失敗を認識していない場合、ユーザーは、発行したジョブがジョブリストに含まれない理由を知ることができず、混乱を来たしてしまう。
この対策として、各MFPが認証に失敗したジョブの情報を記憶しておき、他のMFPからジョブの問い合わせを受けるたびに、該当するジョブの情報に併せて認証に失敗したジョブの情報も回答することが考えられる。
しかしながら、この方法では、ジョブの情報を回答する際のシステム内での通信量が増加してしまう。特に、システムに含まれるMFPの台数が増加するほど通信量の増加も著しくなる。また、ジョブリストに記載されるジョブの情報が増加し、ユーザーが所望するジョブを探すことが煩雑になる。
本開示のある局面における目的は、ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することのできる画像形成装置を提供することである。また、本開示の他の局面における目的は、ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することのできる画像処理システムを提供することである。また、本開示の他の局面における目的は、ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することのできるジョブ管理方法を提供することである。また、本開示の他の局面における目的は、ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することのできる制御プログラムを提供することである。
ある実施の形態に従うと、画像形成装置は他の装置と通信可能である。この画像形成装置は、ジョブと認証情報との入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、認証情報に基づいてユーザー認証を行なうための認証手段と、ユーザー認証に成功の場合に、認証されたユーザー情報に関連付けてジョブを記憶するための第1の記憶手段と、ユーザー認証に失敗の場合に、ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するための第2の記憶手段と、他の画像形成装置からの要求に応じて、他の画像形成装置から指定されたユーザーに関連付けて第1の記憶手段で記憶されているジョブを特定する情報を、他の画像形成装置に送信するための第1の送信手段と、他の画像形成装置からの要求に応じて、第2の記憶手段で記憶されているユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を他の画像形成装置に送信するための第2の送信手段とを備える。
好ましくは、画像形成装置は、要求に基づいて第2の記憶手段で記憶されているユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、第2の送信手段で送信する情報を選択するための選択手段をさらに備える。
より好ましくは、第2の記憶手段で記憶されるユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報は、ジョブと共に入力された認証情報を含む。選択手段は、認証情報に含まれるユーザー情報と指定されたユーザーの情報との少なくとも一部が一致する認証情報を含むユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を選択する。
より好ましくは、選択手段は、ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報のうち、他の画像形成装置から要求を受け付けた時までの予め規定された期間に入力されたジョブについてのユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を選択する。
より好ましくは、第2の記憶手段で記憶されるユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報は、ジョブを発行した情報処理装置を特定する情報を含む。選択手段は、ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報のうち、他の画像形成装置から指定されたユーザーに関連付けて予め記憶されている情報処理装置を特定する情報と少なくとも一部の一致する情報処理装置を特定する情報を含んだユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を選択する。
好ましくは、第1の送信手段と第2の送信手段とは、それぞれ、ジョブを特定する情報を、ユーザー認証に成功したジョブであるか否を区別して送信する。
より好ましくは、第1の送信手段と第2の送信手段とは、それぞれ、ジョブを特定する情報を、異なるタイミングで他の画像形成装置に送信する。
他の実施の形態に従うと、画像処理システムは複数の画像形成装置を含む。この画像処理システムの複数の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置は、ジョブと認証情報との入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、認証情報に基づいてユーザー認証を行なうための認証手段と、ユーザー認証に成功の場合に、認証されたユーザー情報に関連付けてジョブを記憶するための第1の記憶手段と、ユーザー認証に失敗の場合に、ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するための第2の記憶手段とを備える。複数の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置は、ユーザーのログインを受け付けるためのログイン手段と、ログインしたユーザーに関連付けられたジョブを特定する情報を第1の画像形成装置に要求するための要求手段とを備える。第1の画像形成装置は、さらに、第2の画像形成装置からの要求に応じて、ログインしたユーザーに関連付けて第1の記憶手段で記憶されているジョブを特定する情報を、第2の画像形成装置に送信するための第1の送信手段と、第2の画像形成装置からの要求に応じて、第2の記憶手段で記憶されているユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を2の画像形成装置に送信するための第2の送信手段とを備える。
好ましくは、第1の画像形成装置は、第2の画像形成装置からの要求に基づいて第2の記憶手段で記憶されているユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、第2の送信手段で送信する情報を選択するための選択手段をさらに備える。
好ましくは、第2の画像形成装置は、さらに、第1の画像形成装置から送信されたジョブを特定する情報を受信するための受信手段と、ジョブを特定する情報をディスプレイに表示するための表示処理手段とを備える。表示処理手段は、第1の画像形成装置でのユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報と、ログインしたユーザーに関連付けて第1の画像形成装置に記憶されていたジョブを特定する情報とを区別して表示する。
他の実施の形態に従うと、ジョブ管理方法は複数の画像形成装置を含む画像処理システムでのジョブの管理方法である。この方法は、複数の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置において、ジョブと認証情報との入力を受け付けるステップと、第1の画像形成装置において、認証情報に基づいてユーザー認証を行なうステップと、第1の画像形成装置において、ユーザー認証に成功の場合には認証されたユーザー情報に関連付けてジョブを記憶し、ユーザー認証に失敗の場合にはユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するステップと、複数の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置において、ユーザーのログインを受け付けるステップと、第2の画像形成装置において、ログインしたユーザーに関連付けられたジョブを特定する情報を第1の画像形成装置に要求するステップと、第1の画像形成装置において、第2の画像形成装置からの要求に応じて、ログインしたユーザーに関連付けて記憶しているジョブを特定する情報と、ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報とを、第2の画像形成装置に送信するステップと、第2の画像形成装置において、第1の画像形成装置から送信されたジョブを特定する情報をディスプレイに表示するステップとを備える。
好ましくは、ジョブ管理方法は、第1の画像形成装置において、第2の画像形成装置からの要求に基づいてユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、第2の画像形成装置に送信する情報を選択するステップをさらに備える。
好ましくは、表示するステップは、第1の画像形成装置でのユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報と、ログインしたユーザーに関連付けて第1の画像形成装置に記憶されていたジョブを特定する情報とを区別して表示することを含む。
他の実施の形態に従うと、制御プログラムは、画像形成装置に搭載されたコンピューターにジョブを管理する処理を実行させるプログラムである。このプログラムはコンピューターに、ジョブと認証情報との入力を受け付けるステップと、認証情報に基づいてユーザー認証を行なうステップと、ユーザー認証に成功の場合には認証されたユーザー情報に関連付けてジョブを記憶し、ユーザー認証に失敗の場合にはユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するステップと、他の画像形成装置からの要求に応じて、他の画像形成装置から指定されたユーザーに関連付けて記憶しているジョブを特定する情報と、ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報とを、他の画像形成装置に送信するステップとを実行させる。
好ましくは、制御プログラムはコンピューターに、他の画像形成装置からの要求に基づいて記憶されているユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、他の送信手段で送信する情報を選択するステップをさらに実行させる。
この開示によると、ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することができる。
第1の実施の形態にかかる画像処理システム(以下、単にシステムという)の構成の一例を表わした図である。 システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)の装置構成の一例を表わしたブロック図である。 システムの動作の概要を説明するための図である。 図3のステップS10で表示されるジョブリストの一例を表わした図である。 図3のステップS10で表示されるジョブリストの他の例を表わした図である。 MFPの機能構成の一例を表わしたブロック図である。 MFPの動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。 MFPの動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理システム(以下、単にシステムという)の構成の一例を表わした図である。図1を参照して、本システムは、画像形成装置の一例である複数のMFP(Multi-Functional Peripheral)を含む。複数のMFP100A,100B,100C,…を総称してMFP100ともいう。
複数のMFP100A,100B,100C,…は、LAN(Local Area Network)などのネットワークで接続され、互いに通信可能である。また、このネットワークにはPC(パーソナルコンピューター)300などの情報処理装置が接続され、MFP100はPC300とも通信可能である。
<装置構成>
図2は、MFP100の装置構成の一例を表わしたブロック図である。図2を参照して、MFP100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)13とを含む。
また、MFP100は、スキャナー14とプリンター15と操作パネル16、他のMFP100との通信やPC300との通信を制御するためのネットワークコントローラー17とを含む。
<動作概要>
本システムでは、いずれかのMFP100がPC300から投入されたジョブを保持する。ジョブを保持するMFPをストレージMFPともいう。ストレージMFPは、ジョブと共に認証情報をPC300から受け付けて、当該ジョブのユーザー認証を行なう。そして、ストレージMFPは、認証されたユーザーと関連付けて当該ジョブを保持する。
PC300のユーザーは、いずれか任意のMFP100にログインし、上記ジョブの実行(たとえば印刷)を指示する。ユーザーのログインしたMFPをクライアントMFPともいう。
クライアントMFPは各MFPに当該ログインユーザーのジョブの有無を問い合わせる。ストレージMFPは、該当するジョブを特定する情報のリストをクライアントMFPに返す。ジョブを特定する情報を、以降の説明でジョブ情報ともいう。ジョブ情報は、たとえば、ファイル名、当該ファイルの作成日時、当該ジョブの発行日時、ファイルのページ数、作成者であるユーザー情報など、またはこれらの組み合わせである。ジョブ情報のリストを、以降の説明でジョブリストともいう。
クライアントMFPは、ストレージMFPからのジョブリストを操作パネルに表示し、ユーザーから実行(印刷)対象のジョブの指定を受け付ける。クライアントMFPは、ユーザーから指定されたジョブをストレージMFPから取得し、当該ジョブを実行する。
ところが、PC300からのジョブを受け付けたストレージMFPにおいて、ジョブと共に入力された認証情報を用いたユーザー認証に失敗する場合がある。ストレージMFPでのユーザー認証の失敗の原因としては、たとえば、ジョブを発行したユーザーによる認証情報の入力間違い、などが考えられる。
ユーザー認証に失敗したストレージMFPは、当該ジョブを保持することなく破棄する。または、該ストレージMFPは、ユーザーと関連付けずに当該ジョブを保持してもよい。
ストレージMFPは、ユーザー認証に失敗するとその旨をPC300に通知する。PC300は、この通知に基づいてジョブの発行に失敗したことを表示することができる。また、ストレージMFPは、ユーザー認証に失敗したことを操作パネルに表示してもよい。これにより、PC300のユーザーは、PC300付近に存在する場合、または、ストレージMFP付近に存在する場合には、ジョブの発行の失敗を知ることができる。
しかしながら、該ユーザーがすでにクライアントMFPの操作を行なっているなど、PC300付近にもストレージMFP付近にも存在しない場合には、該ユーザーは、ジョブの発行の失敗を知ることができない。該ユーザーは、ジョブの発行の失敗を知らないときには、クライアントMFPに表示されたジョブリストに発行したジョブが含まれていない理由がわからない。そこで、本システムは、図3の動作を行なってユーザーに対してジョブの発行の失敗を通知する。
図3は、本システムの動作の概要を説明するための図である。図3を参照して、PC300は、ユーザーによるジョブ1を発行する操作に応じて、指定されたジョブ1と当該ユーザーの認証情報とをストレージMFPであるMFP100Bに送信する(ステップS1−1)。ストレージMFPであるMFP100Bは、ジョブ1と共に受信した認証情報を用いてユーザー認証を実行する(ステップS2−1)。ユーザー認証が成功の場合、MFP100Bは、ジョブ1をHDD13に保存する(ステップS3−1)。
また、PC300は、ユーザーによるジョブ2を発行する操作に応じて、指定されたジョブ2と当該ユーザーの認証情報とをストレージMFPであるMFP100Bに送信する(ステップS1−2)。MFP100Bは、ジョブ2と共に受信した認証情報を用いてユーザー認証を実行する(ステップS2−2)。ここで、MFP100Bでのジョブ2のユーザー認証が失敗であったものとする。この場合、MFP100Bは、当該ジョブ2を特定する情報であるジョブ情報をHDD13に保存する(ステップS3−2)。ステップS3−2で保存されるジョブ情報は、ジョブリストに含まれるジョブ情報と同じであってもよい。ユーザー認証が失敗であった場合、MFP100Bは、当該ジョブ2の本体は破棄してもよいし、ユーザー情報と関連付けることなくHDD13に保存してもよい。
ジョブの発行の後、PC300のユーザーはMFP100Aにログインする。MFP100Aは、ユーザーのログインを受け付けると(ステップS4)、クライアントMFPとなる。
クライアントMFPであるMFP100Aは、システム内の各MFPに対してログインユーザーに関連付けて保持しているジョブの有無を問い合わせる。言い換えると、MFP100Aは、各MFPに対して当該ログインユーザーに関連したジョブリストを要求する(ステップS5)。
MFP100Aからの要求を受けたストレージMFPであるMFP100Bは、MFP100Aから指定されたユーザーに関連付けられたジョブであるジョブ1をHDD13から読み出す(ステップS6)。そして、MFP100Aは、ジョブ1のジョブ情報(ジョブ1情報)をクライアントMFPであるMFP100Aに送信する(ステップS7)。
さらに、MFP100Bは、ユーザー認証に失敗したジョブであるジョブ2のジョブ情報をHDD13から読み出す(ステップS8)。そして、MFP100Aは、ジョブ2のジョブ情報(ジョブ2情報)をクライアントMFPであるMFP100Aに送信する(ステップS9)。
好ましくは、MFP100Bは、上記ステップS9でジョブ情報を送信する際に、HDD13に保存されている、ユーザー認証に失敗したすべてのジョブのジョブ情報のうちから、MFP100Aからの要求に応じてMFP100Aに送信するジョブ情報を選択する(ステップS8−1)。
ジョブ情報の選択の一例として、次のような方法が挙げられる。すなわち、ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報が当該ジョブと共に入力された認証情報を含む場合、MFP100Bは、当該認証情報に含まれるユーザー情報とMFP100Aから指定されたユーザーの情報との少なくとも一部が一致する認証情報を含むジョブ情報を選択する。
また、ジョブ情報の選択の他の例として、次のような方法が挙げられる。すなわち、MFP100Bは、MFP100Aから上記要求を受け付けた時までの予め規定された期間に入力されたジョブについてのジョブ情報を選択する。
また、ジョブ情報の選択の他の例として、次のような方法が挙げられる。すなわち、ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報が当該ジョブの発行に用いられた情報処理装置を特定する情報を含む場合、MFP100Bは、MFP100Aから指定されたユーザーに関連付けて予め記憶されている情報処理装置を特定する情報と少なくとも一部の一致する情報処理装置を特定する情報を含んだジョブ情報を選択する。
MFP100Bが上記のような方法でジョブ情報を選択してMFP100Aに送信することで、MFP100Aに送信されるジョブ情報が、MFP100Aのログインユーザーが発行し、ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報である可能性を高めることができる。
MFP100Bからジョブ情報を受信したMFP100Aは、操作パネル16にジョブリストを表示する(ステップS10)。好ましくは、ステップS10でMFP100Bは、MFP100Aでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報と、ログインしたユーザーに関連付けてMFP100Aに保存されていたジョブ(ユーザー認証に成功したジョブ)のジョブ情報とを区別して表示する。
図4(A),(B)は、ステップS10で表示されるジョブリストの一例を表わした図である。一例として、MFP100Bは、MFP100Aでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とログインしたユーザーに関連付けてMFP100Aに保存されていたジョブのジョブ情報とを、ジョブリストを表示する画面において異なる領域に表示する。図4(A),(B)の例で、MFP100Bは、MFP100Aでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とログインしたユーザーに関連付けてMFP100Aに保存されていたジョブのジョブ情報とを、ジョブリストを表示する画面の異なるページに表示している。
図5は、ステップS10で表示されるジョブリストの他の例を表わした図である。他の例として、MFP100Bは、MFP100Aでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とログインしたユーザーに関連付けてMFP100Aに保存されていたジョブのジョブ情報とに、それぞれ異なる情報を付してジョブリストを表示する画面に表示する。図5の例で、MFP100Bは、MFP100Aでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報に「認証失敗ジョブ」との表示を付して表示している。
より好ましくは、MFP100Bは、図4(B)および図5に表わされたように、MFP100Aでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報については、当該ジョブ情報を確認したことを入力するための「確認」ボタンを併せて表示する。
より好ましくは、MFP100Bは、図4(B)または図5の画面で「確認」ボタンが押されると、以降、当該ユーザーがログインした場合に、ジョブリストに「確認」ボタンが押されたジョブ情報を表示しないようにする。このため、MFP100Bは、「確認」ボタンが押されたジョブ情報をユーザー情報と関連付けて記憶しておいてもよい。または、MFP100Bは、「確認」ボタンが押されたことをストレージMFPであるMFP100Aに通知してもよい。この場合、当該通知を受けたMFP100Aは、通知されたジョブ情報をHDD13から削除してもよい。または、MFP100Aは、当該ジョブ情報にMFP100Bのログインユーザーと関連のないジョブ情報であることを表わした情報を付加し、以降の当該ユーザーに関連したジョブの問い合わせの際にこのジョブ情報を回答しないようにしてもよい。
クライアントMFPであるMFP100AがステップS10で図4(A),(B)や図5のような表示を可能とするために、ストレージMFPであるMFP100Bは、上記ステップS2−1でユーザー認証に成功したジョブのジョブ情報と、ステップS2−2でユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とを区別して送信する。
一例として、MFP100Bは、ユーザー認証に成功したジョブのジョブ情報と、ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とのそれぞれに、ユーザー認証の結果(成功/失敗)を示す情報を付加してMFP100Aに送信する。
また、他の例として、MFP100Bは、ユーザー認証に成功したジョブのジョブ情報と、ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報とを異なるタイミングでMFP100Aに送信する。具体的には、図3に表わされているように、MFP100Bは、MFP100Aからジョブリストの要求を受け付けると、先にユーザー認証に成功したジョブのジョブ情報をMFP100Aに送信する(ステップS7)。そして、MFP100Bは、その後にユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報を送信する(ステップS9)。MFP100Bは、ユーザー認証に成功したジョブのジョブ情報をMFP100Aに送信した後、MFP100Aからの要求を受けた場合にユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報を送信してもよい。MFP100Aからの要求は、たとえば、図4(A)の画面で、「認証失敗ジョブ」のタグに対する操作を受け付けた場合にMFP100AからMFP100Bに発行されてもよい。ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報をユーザー操作の後に表示することで、ユーザーが印刷を所望しているジョブのユーザー認証が成功している場合には不要である、認証に失敗しているジョブのジョブ情報をユーザーに通知することがない。これにより、ユーザーの操作性を向上させることができる。
なお、MFP100Bの送信する順は、図3に表わされた逆の順であってもよい。すなわち、MFP100Aにユーザーがログインした時点でMFP100Bからユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報が送信されてもよい。ユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報を認証に成功しているジョブのジョブ情報よりも先に表示することで、ユーザーがMFP100Aにログインしたタイミングなどに警告のようにジョブの発行の失敗が当該ユーザーに対して通知されることになる。このため、該当するジョブが印刷を所望するジョブであった場合には、ユーザーは直ちにジョブを再発行することができる。したがって、これによっても、ユーザーの操作性を向上させることができる。
クライアントMFPであるMFP100Bが図4(A),(B)や図5のようなジョブリストを表示することで、ログインユーザーは、実行を希望するジョブを選択し、当該ジョブの実行を指示することができる。また、ユーザーは、ジョブの発行に失敗していた場合に、ジョブの発行に失敗していることをジョブリストを見て知ることができる。
<機能構成>
図6は、上記の動作を行なうためのMFP100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図6の各機能は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主にCPU10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が図2に表わされた他のハードウェア、または電気回路などの図示されていない他のハードウェアによって実現されてもよい。
図6を参照して、MFP100のCPU10は、ジョブ入力部101、第1認証部102、および格納部103を含む。これら機能は、MFP100がストレージMFPである場合の機能である。
ジョブ入力部101は、ネットワークコントローラー17を介してPC300から、または操作パネル16の操作によって、ジョブと認証情報との入力を受け付ける。第1認証部102は、ジョブと共に入力された認証情報に基づいてユーザー認証を行なう。
HDD13は、第1の記憶部であるジョブ記憶部131と、第2の記憶部である認証失敗ジョブ情報記憶部132とを含む。ジョブ記憶部131は、第1認証部102でのユーザー認証に成功したジョブをユーザー情報と関連付けて記憶する。認証失敗ジョブ情報記憶部132は、第1認証部102でのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報を記憶する。
格納部103は、入力されたジョブが第1認証部102でのユーザー認証に成功した場合には、当該ジョブをユーザー情報と関連付けてジョブ記憶部131に格納する。また、格納部103は、入力されたジョブが第1認証部102でのユーザー認証に失敗した場合には、当該ジョブのジョブ情報を認証失敗ジョブ情報記憶部132に格納する。
また、CPU10は、要求入力部104および送信部105を含む。これらの機能もまた、MFP100がストレージMFPである場合の機能である。
要求入力部104は、ネットワークコントローラー17を介して他のMFP100からジョブリストの要求を受け付ける。
送信部105は、第1送信部106および第2送信部107を含む。第1送信部106は、他のMFP100からのジョブリストの要求に応じて、当該他のMFP100から指定されたユーザーに関連付けてジョブ記憶部131に記憶されているジョブのジョブ情報を当該他のMFP100に送信する。第2送信部107は、他のMFP100からのジョブリストの要求に応じて、認証失敗ジョブ情報記憶部132に記憶されている第1認証部102でのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報を当該他のMFP100に送信する。
好ましくは、第2送信部107は選択部108を含む。選択部108は、上記他のMFP100からの要求に基づいて認証失敗ジョブ情報記憶部132に記憶されているジョブ情報の中から第2送信部107で送信する情報を選択する。選択部108は、たとえば、当該他のMFP100から指定されたユーザーのユーザー情報と少なくとも一部が一致している情報を含むジョブ情報、上記要求を受け付けた時までの予め規定された期間内に入力されたジョブのジョブ情報、当該他のMFP100から指定されたユーザーに関連付けて予め記憶している情報処理装置から発行されたジョブのジョブ情報などを選択する。
好ましくは、第1送信部106および第2送信部107は、それぞれ、ユーザー認証に成功したジョブであるか否を区別してジョブ情報を上記他のMFP100に送信する。より好ましくは、第1送信部106および第2送信部107は、それぞれ、異なるタイミングでジョブ情報を上記他のMFP100に送信する。
また、CPU10は、ログイン入力部109、第2認証部110、および要求部111を含む。これら機能は、MFP100がクライアントMFPである場合の機能である。
ログイン入力部109は、ユーザー操作によってログインの要求を受け付ける。第2認証部110は、ログインを要求したユーザーのユーザー認証を行なう。要求部111は、ログインユーザーに関連付けられたジョブのジョブリストを他のMFP100に要求する。
また、CPU10は、ジョブリスト入力部112と表示処理部113とを含む。これら機能もまた、MFP100がクライアントMFPである場合の機能である。
ジョブリスト入力部112は、他のMFP100からのジョブリストの入力を受け付ける。表示処理部113は、ジョブリストを操作パネル16に表示するための処理を行なう。
好ましくは、表示処理部113は、ストレージMFPでのユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報と、ログインユーザーに関連付けてストレージMFPに記憶されているジョブのジョブ情報とを区別して表示する。
<動作フロー>
図7および図8は、MFP100の動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。図7および図8のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図6の各機能を発揮することによって実現される。
図7を参照して、MFP100がPC300または操作パネル16での操作によってジョブを受信した場合(ステップS101でYES)、MFP100のCPU10は、ジョブと共に入力された認証情報を用いてユーザー認証を行なう(ステップS103)。
ステップS103のユーザー認証が成功の場合(ステップS105でYES)、CPU10は、入力されたジョブをユーザー情報と関連付けてHDD13に保存する(ステップS107)。
ステップS103のユーザー認証が失敗の場合(ステップS105でNO)、CPU10は、入力されたジョブのジョブ情報をHDD13に保存する(ステップS109)。
MFP100が他のMFP100からジョブリストの要求を受けた場合(ステップS101でNO、ステップS111でYES)、CPU10は、該当するジョブ、すなわち、他のMFP100から指定されたユーザーに関連付けてHDD13に保存されているジョブをHDD13から読み出す(ステップS113)。そして、CPU10は、読み出したジョブのジョブ情報を当該他のMFP100に送信する(ステップS115)。
さらに、CPU10は、上記ステップS103のユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報をHDD13から読み出して(ステップS117)、読み出したジョブ情報を当該他のMFP100に送信する(ステップS121)。好ましくは、CPU10は、ステップS121でユーザー認証に失敗したジョブのジョブ情報を送信するのに先立って、上記ステップS117で読み出したジョブ情報の中から送信するジョブ情報を選択する(ステップS119)。
好ましくは、CPU10は、上記ステップS115,S121で、ユーザー認証に成功したジョブであるか否を区別してジョブ情報を送信する。
次に、図8を参照して、MFP100がユーザーからログインの要求を受け付けた場合(ステップS101でNO、ステップS111でNO、ステップS131でYES)、CPU10は、ユーザー認証を実行する(ステップS133)。そして、MFP100は、ログインユーザーに関連付けられたジョブのジョブリストを他のMFP100に要求する(ステップS135)。
上記要求に応じて他のMFP100からジョブリストの入力を受け付けると(ステップS137でYES)、CPU10は、ジョブリストを操作パネル16に表示する(ステップS139)。好ましくは、CPU10は、ステップS139で当該他のMFP100でのユーザー認証に失敗したジョブであるか否かを区別してジョブリストを表示する。
ジョブリストに含まれるジョブの中から印刷するジョブの指定を受け付けて印刷の指示を受けると(ステップS141でYES)、CPU10は、指定されたジョブをストレージMFPである他のMFP100から取得する(ステップS143)。そして、CPU10は、当該ジョブの印刷を実行する(ステップS145)。
なお、ジョブの受信、ジョブリストの要求、およびログインの要求のいずれでもない他のコマンドが入力された場合には(ステップS101,S111,S131のいずれもNO)、CPU10は、当該コマンドに従うその他の処理を実行する(ステップS147)。
<実施の形態の効果>
本システムにおいてMFP100が上記の動作を行なうことで、PC300などを用いて本システムにジョブを発行したユーザーは、当該ジョブのユーザー認証に失敗している場合に、本システム内のいずれかのMFP100にログインすることでジョブのユーザー認証に失敗していることをログインしたMFPで知ることができる。つまり、本システムは、ユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することができる。
さらに、本システムがユーザー認証に失敗したジョブの中からユーザーのログインに基づく要求に応じてジョブ情報を選択することによって、本システムは、ログインユーザーが発行し、ユーザー認証に失敗した可能性の高いジョブ情報をジョブリストに表示することができる。これにより、本システムは、ユーザーの操作性をより高めることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態にかかるシステムは、ジョブを保持するための専用のサーバーを含まない、いわゆる、サーバーレスユビキタスシステムと呼ばれる構成である。この場合、上記のように、いずれかのMFPがストレージMFPとして機能してジョブを保持する。そして、クライアントMFPは各MFPにジョブの保持の有無を問い合わせる。
本システムの構成はサーバーレスユビキタスシステムと呼ばれる構成に限定されない。第2の実施の形態にかかるシステムは、サーバー(図示しない)をさらに含む。第2の実施の形態にかかるMFPの構成や機能は第1の実施の形態のものと同じであるため、これらの説明は繰り返さない。
第2の実施の形態にかかるシステムは、PC300からジョブの入力を受け付けると、サーバーが当該ジョブを保持する。その際、サーバーは、第1の実施の形態のストレージMFPと同様にユーザー認証を行なう。そして、サーバーは、認証成功の場合にはジョブをユーザーと関連付けて記憶する。認証失敗の場合、サーバーは、ジョブ情報を記憶する。ストレージMFPからジョブリストが要求されると、サーバーは、該当するジョブのジョブ情報を当該ストレージMFPに送信すると共に、認証失敗のジョブのジョブ情報も当該ストレージMFPに送信する。
つまり、図6に表わされた第1の実施の形態にかかるMFP100の機能のうちのストレージMFPとしての機能は、サーバーに含まれてもよい。具体的には、ジョブ入力部101、第1認証部102、格納部103、要求入力部104、および送信部105は、MFP100に替えて(または加えて)サーバー(図示しない)に含まれてもよい。
このような構成であっても、第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態にかかるシステムはユーザーの操作性を損なうことなくジョブの発行の失敗をユーザーに通知することができる。
[第3の実施の形態]
さらに、上述の動作を画像形成装置に搭載されたコンピューター(CPU)に実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムを提供することによって、既存の画像形成装置を上記のMFP100として動作させることができる。そのため、既存の画像形成装置を用いて本システムを容易に構築することができる。
このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 HDD、14 スキャナー、15 プリンター、16 操作パネル、17 ネットワークコントローラー、100,100A,100B,100C MFP、101 ジョブ入力部、102 第1認証部、103 格納部、104 要求入力部、105 送信部、106 第1送信部、107 第2送信部、108 選択部、109 ログイン入力部、110 第2認証部、111 要求部、112 ジョブリスト入力部、113 表示処理部、131 ジョブ記憶部、132 認証失敗ジョブ情報記憶部、300 PC。

Claims (15)

  1. 他の装置と通信可能な画像形成装置であって、
    ジョブと認証情報との入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、
    前記認証情報に基づいてユーザー認証を行なうための認証手段と、
    前記ユーザー認証に成功の場合に、認証されたユーザー情報に関連付けて前記ジョブを記憶するための第1の記憶手段と、
    前記ユーザー認証に失敗の場合に、前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するための第2の記憶手段と、
    他の画像形成装置からの要求に応じて、前記他の画像形成装置から指定されたユーザーに関連付けて前記第1の記憶手段で記憶されているジョブを特定する情報を、前記他の画像形成装置に送信するための第1の送信手段と、
    前記他の画像形成装置からの要求に応じて、前記第2の記憶手段で記憶されている前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を前記他の画像形成装置に送信するための第2の送信手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記要求に基づいて前記第2の記憶手段で記憶されている前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、前記第2の送信手段で送信する情報を選択するための選択手段をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の記憶手段で記憶される前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報は、前記ジョブと共に入力された前記認証情報を含み、
    前記選択手段は、前記認証情報に含まれるユーザー情報と前記指定されたユーザーの情報との少なくとも一部が一致する認証情報を含むユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を選択する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記選択手段は、前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報のうち、前記他の画像形成装置から前記要求を受け付けた時までの予め規定された期間に入力されたジョブについてのユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を選択する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の記憶手段で記憶される前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報は、前記ジョブを発行した情報処理装置を特定する情報を含み、
    前記選択手段は、前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報のうち、前記他の画像形成装置から指定されたユーザーに関連付けて予め記憶されている情報処理装置を特定する情報と少なくとも一部の一致する情報処理装置を特定する情報を含んだユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を選択する、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の送信手段と前記第2の送信手段とは、それぞれ、ジョブを特定する情報を、前記ユーザー認証に成功したジョブであるか否を区別して送信する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の送信手段と前記第2の送信手段とは、それぞれ、ジョブを特定する情報を、異なるタイミングで前記他の画像形成装置に送信する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 複数の画像形成装置を含む画像処理システムであって、
    前記複数の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置は、
    ジョブと認証情報との入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、
    前記認証情報に基づいてユーザー認証を行なうための認証手段と、
    前記ユーザー認証に成功の場合に、認証されたユーザー情報に関連付けて前記ジョブを記憶するための第1の記憶手段と、
    前記ユーザー認証に失敗の場合に、前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するための第2の記憶手段とを備え、
    前記複数の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置は、
    ユーザーのログインを受け付けるためのログイン手段と、
    前記ログインしたユーザーに関連付けられたジョブを特定する情報を前記第1の画像形成装置に要求するための要求手段とを備え、
    前記第1の画像形成装置は、さらに、
    前記第2の画像形成装置からの要求に応じて、前記ログインしたユーザーに関連付けて前記第1の記憶手段で記憶されているジョブを特定する情報を、前記第2の画像形成装置に送信するための第1の送信手段と、
    前記第2の画像形成装置からの要求に応じて、前記第2の記憶手段で記憶されている前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を前記第2の画像形成装置に送信するための第2の送信手段とを備える、画像処理システム。
  9. 前記第1の画像形成装置は、前記第2の画像形成装置からの要求に基づいて前記第2の記憶手段で記憶されている前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、前記第2の送信手段で送信する情報を選択するための選択手段をさらに備える、請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記第2の画像形成装置は、さらに、
    前記第1の画像形成装置から送信された前記ジョブを特定する情報を受信するための受信手段と、
    前記ジョブを特定する情報をディスプレイに表示するための表示処理手段とを備え、
    前記表示処理手段は、前記第1の画像形成装置での前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報と、前記ログインしたユーザーに関連付けて前記第1の画像形成装置に記憶されていた前記ジョブを特定する情報とを区別して表示する、請求項8または9に記載の画像処理システム。
  11. 複数の画像形成装置を含む画像処理システムでのジョブの管理方法であって、
    前記複数の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置において、ジョブと認証情報との入力を受け付けるステップと、
    前記第1の画像形成装置において、前記認証情報に基づいてユーザー認証を行なうステップと、
    前記第1の画像形成装置において、前記ユーザー認証に成功の場合には認証されたユーザー情報に関連付けて前記ジョブを記憶し、前記ユーザー認証に失敗の場合には前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するステップと、
    前記複数の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置において、ユーザーのログインを受け付けるステップと、
    前記第2の画像形成装置において、前記ログインしたユーザーに関連付けられたジョブを特定する情報を前記第1の画像形成装置に要求するステップと、
    前記第1の画像形成装置において、前記第2の画像形成装置からの要求に応じて、前記ログインしたユーザーに関連付けて記憶しているジョブを特定する情報と、前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報とを、前記第2の画像形成装置に送信するステップと、
    前記第2の画像形成装置において、前記第1の画像形成装置から送信された前記ジョブを特定する情報をディスプレイに表示するステップとを備える、ジョブ管理方法。
  12. 前記第1の画像形成装置において、前記第2の画像形成装置からの要求に基づいて前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、前記第2の画像形成装置に送信する情報を選択するステップをさらに備える、請求項11に記載のジョブ管理方法。
  13. 前記表示するステップは、前記第1の画像形成装置での前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報と、前記ログインしたユーザーに関連付けて前記第1の画像形成装置に記憶されていた前記ジョブを特定する情報とを区別して表示することを含む、請求項11または12に記載のジョブ管理方法。
  14. 画像形成装置に搭載されたコンピューターにジョブを管理する処理を実行させるプログラムであって、
    前記プログラムは前記コンピューターに、
    ジョブと認証情報との入力を受け付けるステップと、
    前記認証情報に基づいてユーザー認証を行なうステップと、
    前記ユーザー認証に成功の場合には認証されたユーザー情報に関連付けて前記ジョブを記憶し、前記ユーザー認証に失敗の場合には前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報を記憶するステップと、
    他の画像形成装置からの要求に応じて、前記他の画像形成装置から指定されたユーザーに関連付けて記憶しているジョブを特定する情報と、前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報とを、前記他の画像形成装置に送信するステップとを実行させる、制御プログラム。
  15. 前記プログラムは前記コンピューターに、前記他の画像形成装置からの要求に基づいて記憶されている前記ユーザー認証に失敗したジョブを特定する情報の中から、前記他の送信手段で送信する情報を選択するステップをさらに実行させる、請求項14に記載の制御プログラム。
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