JP2016112412A - 麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法 - Google Patents

麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法 Download PDF

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Abstract

【課題】経皮的電気刺激を併用し、筋収縮が生じやすい状態をつくり、リハビリ訓練効果を向上させることができる筋易収縮的電気刺激機構を備えた麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法を提供する。【解決手段】検出部30は、患者Tに付与する経皮的筋電気刺激値として、筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を検出する。刺激付与部31は、検出部30で検出された経皮的筋電気刺激値で筋電気刺激を患者Tに付与する。【選択図】図2

Description

本発明は、指や前腕などが麻痺した患者を訓練して治療するための麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法に関する。
脳卒中患者の麻痺側機能の回復は日常生活活動(ADL)及び生活の質(QOL)の向上に密接に関係しており、片麻痺自体を回復させる効果的な運動療法の開発は非常に重要な課題である。脳の可塑性を利用して脳卒中患者の片麻痺症から機能を回復させる効果的なリハビリ方法として、促通反復療法がある。この方法は患者の筋伸張反射と随意運動を用いることで、片麻痺からの早期回復を実現している。
促通反復療法では、例えば指の屈曲/伸展訓練の場合、まず医師の力によって他動的に行い、次に指の第一関節にタッピング刺激を与え随意的自動伸展を行わせる。このタッピング刺激によって、伸張反射が促され、効果的な訓練が見込める。前腕の訓練についても同様に、他動運動に引き続いて随意的自動運動を行わせる。ここで、随意的自動運動をさせる前に、患者の指や前腕に対して急加速の刺激を与えることが肝要である。
従来より、回内・回外運動を行い、前腕の麻痺した部位に電気刺激を与えて動かすようにリハビリを行うリハビリ訓練装置、あるいは筋肉を鍛える装置等が、以下の特許文献1乃至3に開示されている。
国際公開第2014/092076号 特表2007−520308号公報 特開2009−225810号公報
従来のリハビリ訓練装置等では、医師による目視で麻痺肢が動く直前の経皮的電気的刺激値を求め、その刺激値を用いてリハビリ訓練を行っていた。このため、その刺激値が適正であり、効果的なリハビリ訓練が行えているか否かが不明確であるという問題があった。
そこで、本発明は、リハビリ訓練効果を向上させる適正な経皮的電気刺激を指伸展筋または回内筋・回外筋に直接与え、筋収縮が生じやすい状態をつくり出すことができる麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法を提供しようとするものである。
また、本発明は、指の筋収縮が生じ、他動的に動き始める刺激値を経皮的筋電位の閾値とする電気刺激を用いて、筋収縮が生じやすい状態をつくり、リハビリ訓練効果を向上させることができる麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、電気刺激を与えた際の指伸筋と回内筋・回外筋の特性を解明し、経皮的筋電位の閾値以下の電気刺激で効果的なリハビリ訓練を行うことのできる刺激値の特定方法を確立し、使用者が対象物を容易に扱えるようにした麻痺機能回復訓練装置及び麻痺機能回復訓練方法を提供することを目的とする。
この発明の第1の観点にかかる麻痺機能回復訓練装置は、筋電気刺激を患者に付与することにより片麻痺患者の麻痺を治療する麻痺機能回復訓練装置であって、
患者に付与する経皮的筋電気刺激値として、筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された経皮的筋電気刺激値で筋電気刺激を患者に付与する刺激付与手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、「8割」、「9割」とは、多数の患者に対して適正な刺激値の計測結果を求めたときに求められる平均値であり、実際には、「8割」、「9割」を中心とする統計分布で表される範囲を含むものとする。
また、前記検出手段は、
筋が硬直する状態の筋電位に対する刺激値をAriとし、
筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に対する刺激値をAstとした場合に、
Ast/Ari+Ash/Ast=V(Vは1.5以上1.6以下)の関係式に基づいて、患者に付与する経皮的筋電気刺激値Ashを検出するようにしてもよい。
また、前記検出手段は、
患者の刺激目的筋上の1箇所とその筋以外の1箇所との計2箇所の電極による筋電位の差が最大となる経皮的筋電気刺激値を、前記患者に付与する筋電気刺激値として検出するようにしてもよい。
また、前記筋電位の差の強弱を音で操作者に知らせる報知手段を備えるようにしてもよい。
また、前記刺激付与手段は、
50Hzで値が変動する前記経皮的筋電気刺激を、患者に付与するようにしてもよい。
また、この発明の第2の観点に係る麻痺機能回復訓練方法は、筋電気刺激を患者に付与することにより片麻痺患者の麻痺を治療する麻痺機能回復訓練方法であって、
患者に付与する経皮的筋電気刺激値は筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された経皮的筋電気刺激値で筋電気刺激を患者に付与する刺激付与ステップと、
を含むことを特徴とする。
また、前記検出ステップでは、
筋が硬直する状態の筋電位に対する刺激値をAriとし、
筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に対する刺激値をAstとした場合に、
Ast/Ari+Ash/Ast=V(Vは1.5以上1.6以下)の関係を満たす経皮的筋電気刺激値Ashを検出するようにしてもよい。
また、前記検出ステップでは、
前記患者に付与する筋電気刺激値は、患者の刺激目的筋上に1箇所とその筋以外の1箇所との計2箇所の電極による筋電位の差が最大となる経皮的筋電気刺激値を検出するようにしてもよい。
また、前記刺激付与ステップでは、
患者の訓練の姿勢を、患者の刺激目的筋が張っている状態として、電気刺激を付与するようにしてもよい。
また、前記刺激付与ステップでは、
前記経皮的筋電気刺激値の変動周波数を50Hzとするようにしてもよい。
この発明にかかる麻痺機能回復訓練装置は、患者に付与する筋電気刺激を、筋が硬直する状態の筋電位の8割に相当する刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割に相当する刺激値であるようにした。これにより、筋が硬直せず、かつ、他動的に動くことなく、片麻痺患者が自動運動に十分な刺激を与えることができる、リハビリに適正な電気的刺激値を片麻痺患者に与えることができる。
また、筋が硬直する状態の筋電位の8割等になるときに、患者の前腕に張り付けた2箇所の電極による筋電位の差が最大となることを利用して、筋電気刺激値を検出するようにしたので、適正な筋電気刺激値を容易に知ることができる。
また、この発明に係る麻痺機能回復訓練方法は、患者に付与する筋電気刺激を、筋が硬直する状態の筋電位の8割に相当する刺激値または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割に相当する刺激値であるようにした。これにより、筋が硬直せず、かつ、他動的に動くことなく、片麻痺患者が自動運動に十分な刺激を与えることができる、リハビリに適正な電気的刺激値を片麻痺患者に与えることができる。
また、筋電位差の強弱を音で知らせるようにしたので、操作者が筋電位差が最大となることを利用して、筋電気刺激値を容易に検出することができる。
本発明の実施の形態1に係る麻痺機能回復訓練装置の全体の構成を示す斜視図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 筋が硬直する状態の筋電位、筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位と、実際に付与する刺激値に対応する筋電位との関係を示す図である。 筋が硬直する状態の筋電位に対する刺激値、筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に対する刺激値、実際に付与する筋電位に対する刺激値との関係をプロットしたグラフである。 本発明の実施の形態1に係る麻痺機能回復訓練方法を示すフローチャートである。 経皮的筋電気刺激値のパルス周波数とピーク値との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る麻痺機能回復訓練装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る麻痺機能回復訓練方法を示すフローチャートである。 骨格筋の構造を示す模式図である。 1つの筋節を示す図である。 筋収縮が起こる様子を示す図である。 筋の両端にパルス電流による電気刺激(Electrical Stimulation)を与える様子を示す図である。 電気刺激としてのパルス信号の波形の一例を示す図である。 図14(A)〜図14(D)は、計測姿勢を示す図である。 筋電位電極の取り付け位置を示す図である。 筋電位の差を示すグラフである。 筋電位のRMS値データをフーリエ変換した結果を示すグラフである。 図14(A)の姿勢における電気刺激による筋電位の変化を示すグラフである。 図15の甲の箇所での周波数解析の結果を示すグラフである。 各電流値についての時間と速度との関係を示すグラフである。 各電流値ごとの指伸展度を示すグラフである。 各電流値ごとの指俊敏さを示すグラフである。 図14(C)における筋が緩んでいる状態の筋電位を示すグラフである。 図14(D)における筋が張っている状態の筋電位を示すグラフである。 LabVIEWによる実際の筋電位の計測画面を示す図である。
実施の形態1
まず、この発明を実施するために前提となる麻痺機能回復訓練装置について説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る麻痺機能回復訓練装置10の全体の構成を示すものである。
麻痺機能回復訓練装置10は、移動可能な移動台12と、この移動台12上の一端に設けられる前腕載せ台13と、移動台12上に設けられ水平軸廻りに回転可能に支持され上面が開放されている半割筒体15と、この半割筒体15内に設けられるスティック16と、半割筒体15内に設けられる手首支持部17と、一端が半割筒体15に連結され水平軸に沿って延びる駆動軸14と、駆動軸14を駆動するサーボモータ21とを備える。これらの構成要素が運動手段を構成する。移動台12は、支柱26、28等で構成されており、下部に取り付けられた車輪によって前後左右に移動可能である。また、スティック16には、報知手段の一形態である発光素子71が設けられている。
また、麻痺機能回復訓練装置10は、エンコーダ23及び制御部24を備える。エンコーダ23は、このサーボモータ21に取り付けられており、サーボモータ21のモータ軸(駆動軸14に連結する軸)の回転角を計測する。制御部24は、CPU及びメモリを有するコンピュータから成るコントローラであり、メモリに格納されたプログラムをCPUが実行することにより、各種制御を行う。制御部24は、このエンコーダ23から回転角情報を取得し、サーボモータ21を駆動して、半割筒体15を左右の一方向に正転させ、停止させ、逆転させ、停止させることを繰り返す。制御部24は、正転では機能回復を図る筋の緊張で筋の伸張反射を起こして神経細胞を興奮させるための筋の刺激を与える速度を制御し、逆転では筋の刺激を持続して筋緊張を維持するために抵抗力を付与するように、一連の制御をなす。制御部24には、報知手段の一形態であるスピーカ72が設けられている。
本実施の形態に係る麻痺機能回復訓練装置10の訓練の対象となるのは、患者の前腕部58である。患者の前腕部58は前腕載せ台13に載せられ、患者の手首56は、クッション57に載せられている。患者の手は、スティック16を握っている。
電極パッド74および75は、患者の前腕部58の内側及び外側に張り付けられている。この電極パッド74および75は制御部24に配線73を介して接続されている。制御部24は、所定のタイミングで電極パッド74および75に電圧を印加し、患者の前腕部58の円回内筋およびに円回外筋に電気的刺激を与える。
片麻痺患者の麻痺側の自主運動を補助的に引起すための筋電気刺激を行うとき、刺激筋において刺激効果の良い場所(モータポインタ)がある。しかし、決められた場所に与える電気刺激量が強すぎると筋は他動的に収縮してしまい(関節を他動的に動かしてしまうことになり)、麻痺肢の自動運動が行えず訓練効果が得られなくなる。
そこで、本発明の実施の形態に係る麻痺機能回復訓練装置10では、さらに効果の高い訓練を行うべく、筋電気刺激の場所と定量について、患者の前腕部58に与える筋電気刺激量の適正範囲を見出し、そのような適正範囲の筋電気刺激量を付与する機構を備えた装置を提供するようにしたものである。
また、本実施の形態では、そのような麻痺機能回復訓練方法も提供しようとするものである。
図2に示すように、制御部24は、検出部30と、刺激付与部31と、を備える。検出部30は、刺激付与部31を介して、患者に付与する適正な経皮的筋電気刺激値(電流値)を検出する。刺激付与部31は、検出部30で検出された経皮的筋電気刺激値での筋電気刺激を患者Tに付与するとともに、患者Tの対象となる刺激目的筋上の部位T1の筋電位を計測可能である。
図3に示すように、検出部30によって患者Tに付与される適正な経皮的筋電気刺激値(電流値(Current Value))は、筋が硬直する状態の筋電位(Muscle Potential)(硬直:E1)の8割の電位(A)に対する刺激値(XmA)、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位(始動:E2)の9割の電位(A)に対する刺激値(XmA)である。2つの刺激値は、後述のように、一般的にほぼ一致する。
ここで、「8割」、「9割」とは、多数の患者に対して適正な刺激値の計測結果を求めたときに求められる平均値であり、その値は、患者の個人差等によってばらつきを有する値である。実際には、「8割」、「9割」を中心とする統計分布で表される範囲を含むものとする。
例えば、筋が硬直する状態の筋電位に相当する刺激値をAriとし、筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に相当する刺激値をAstとし、患者に付与する経皮的筋電気刺激値をAshとする。この場合、制御部24(検出部30)は、
Ast/Ari+Ash/Ast=V(Vは1.5以上1.6以下)…(1)
の関係を満たす経皮的筋電気刺激値Ashを検出する。この値は、上述のように、筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する刺激値であって、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する刺激値に合致する。
図4は、Ash/Astを横軸にとり、Ast/Ariを縦軸にとった場合の実測値をプロットしたものである。図4に示すように、プロットの点からVの値は楕円内の1.5以上1.6以下に制限される。
麻痺機能回復訓練装置10(制御部24)の動作について説明する。まず、図5に示すように、制御部24(検出部30)は、筋が硬直する状態の筋電位に相当する刺激値Ariと、筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に相当する刺激値Astを実測する(ステップS1)。そして、制御部24(検出部30)は、上記式(1)を用いて、患者に付与する経皮的筋電気刺激値Ashを算出する(ステップS2)。さらに、制御部24(刺激付与部31)は、経皮的筋電気刺激値Ashを患者に付与する(ステップS3)。この状態で、リハビリが開始される。そして、運動手段を用いた運動が行われる(ステップS4)。
また、経麻痺機能回復訓練装置10(制御部24(刺激付与部31))によって患者に付与される経皮的筋電気刺激値の変動周波数(パルス周波数)は、50Hzとなっている。上述のような経皮的筋電気刺激値に適正なリハビリ効果が得られるためである。図6には、経皮的筋電気刺激値のパルス周波数を、30Hz、50Hz、80Hz、125Hzとしたときの筋の周波数スペクトルのピーク値(PS値)が示されている。図6に示すように、30Hz、50Hz、80Hz、125Hzのうち、PS値が最も大きいのは50Hzであった。これは、30Hz、50Hz、80Hz、125Hzのうち、50Hzの場合に最も大きいエネルギーが筋に与えられることを示している。したがって、リハビリ訓練に適正な経皮的筋電気刺激値の周波数は50Hzであるということになる。
本実施の形態に係る麻痺機能回復訓練装置10の基本的な構成は、前腕部58だけでなく。患者の指のリハビリにも適用可能である。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施の形態に係る麻痺機能回復訓練装置10は、制御部24の構成が上記実施の形態1と異なる。図7に示すように、制御部24は、検出部32と、刺激付与部33と、を備える。麻痺機能回復訓練装置10は、報知部34をさらに備える。
検出部32は、刺激付与部33を介して患者Tの刺激目的筋上の部位T1とその筋以外の部位T2との計2箇所の電極による筋電位の差が最大となる経皮的筋電気刺激値(電流値)を、患者Tに付与する筋電気刺激値として検出する。刺激付与部33は、部位T1、部位T2とに、経皮的筋電気刺激値(電流値)を付与する。報知部34は、検出部32で検出された筋電位の差に応じた強度の音又は光を出力する。報知部34は、図1の発光素子71又はスピーカ72に対応する。
麻痺機能回復訓練装置10(制御部24)の動作について説明する。まず、図8に示すように、制御部24(検出部32)は、部位T1、T2に対して与える刺激値(電流値)を変更しながら、その時の部位T1、T2の筋電位差を計測する(ステップS11)。この際、報知部34は、筋電位差に応じた強度を有する音又は光を出力する。そして、制御部24(検出部32)は、上記式(1)を用いて、筋電位差が最大となる刺激値を検出する(ステップS12)。さらに制御部24(刺激付与部33)は、検出された筋電位差が最大となる刺激値を、患者に付与する経皮的筋電気刺激値Ashとして、患者Tの部位T1に付与する(ステップS3)。この状態で、リハビリが開始される。そして、運動手段を用いた運動が行われる(ステップS4)。
なお、実施の形態1、2では、2つの方法を用いて、筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を求めたが、他の方法を用いてもよい。単に、筋が硬直する状態の筋電位を求め、その8割の電子に相当する経皮的筋電気刺激値を検出してもよいし、筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位を求め、その9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を求めてもよい。
本発明の効果を明らかにするために、健常者10名の右手中指の伸展筋に電気刺激(50Hz)を上昇させながら筋が硬直するまで加えた際の筋の特性を解析した。また、前腕の回内筋・回外筋に対しても同様に解析した。以下、本発明による効果を導くに至った実験とその結果について説明する。
本実験では、リハビリ中に電気刺激を併用し、筋収縮が生じやすい状態をつくり、リハビリ訓練効果を向上させる電気刺激を指伸展筋に直接与え、筋収縮を生じさせることができる点に着目した。また、電気刺激により指の筋収縮が生じ他動的に動き始める刺激値を電気刺激による閾値とした。
図9に人の骨格筋(Muscle)の構造を示す。筋線維(Muscle fiber)は速筋線維と遅筋線維が存在するが、本実験では、速筋線維に注目する。筋線維は筋節(Sarcomere)から成り立っている。一例として、1つの筋節を図10に示す。筋節には、太いフィラメント(thick filament)と細いフィラメント(thin filament)がある。また、筋節の中央をM線、1つの筋節の端をZ線としている。
図11に示すように、健常者の場合、運動神経の末端である神経終末に活動電位が伝わると、太いフィラメントと細いフィラメン卜が反応し、互いに滑りあい筋節が収縮する。このことにより筋収縮が起こるすべての筋節が収縮することで、指が伸展する。
筋の易収縮状態においては、いくつかの筋線維は収縮しているが、すべての筋線維が筋収縮状態にあるわけではない。つまり指関節が動いていない易収縮状態では、何かしらの刺激によりすべての筋線維が収縮状態に敏感になりやすく、指が動きやすい。ここで、図12に示すように、筋の両端にパルス電流による電気刺激(Electrical Stimulation)を与え、指伸筋の速筋線維(fast muscle fiber)のいくつかを収縮させる。このときの電気刺激値を易収縮的電気刺激とする。
以下、本実験の計測方法について説明する。本実験では、低周波治療器トリオ300(伊藤超短波株式会社)が用いられた。計測では、50×50mmの表面電極により電気的刺激を指伸筋に与えた。図13に示すように、電気的刺激の波形は入力周波数50Hzとし、パルス幅は150μsに固定し、電流値のみ0.0〜20mAの範囲で変化させることとした。
また、本実験では直径約33mmの心電図用電極により電気刺激を与えた際の筋のEMG信号である筋電位を計測した。
次に、本実験の対象者について説明する。本実験は健常者10名(20〜50代の男性)を対象とし、また被験者の右手中指を対象として計測した。
先ず、本実験の計測時の対象者の姿勢について説明する。本実験では、図14(A)〜図14(D)に示す姿勢で計測を行った。図14(A)〜図14(D)において、まず図14(A)はリハビリ訓練装置と同じ姿勢になる模型での状態を示す。図14(B)はリハビリ訓練装置で計測を行っている様子を示す。また、図14(C)は筋が緩んでいる状態を示し、図14(D)は筋が張っている状態を示す。ここでは、図14(A)、図14(C)、図14(D)では筋電位を計測し、図14(B)ではリハビリ訓練装置での指伸展度、指俊敏さを計測した。
次いで、本実験の筋電位電極の取り付け位置について説明する。本実験では、図15に示すように2か所の筋電位を計測する。すなわち、1つ目は電気刺激を与える目的の筋上(甲)に、2つ目は その目的となる筋以外の箇所、例えば1つ目の筋電位取り付け位置の腕の太さの2割程度離れた位置(乙)に取り付ける。この位置甲が、上記実施の形態2に係る部位T1に対応し、位置乙が、部位T2に対応する。
次に、筋電位の計測方法について説明する。中指が他動的に動き、筋が完全に硬直するまで電気刺激(電流)を1mAずつ増やしていき、それぞれの刺激値について30秒間筋電位を計測する。また、計測の間、筋に電気刺激による依存をなくすために2分間の休憩時間が設けられている。
そして、図14(A)、図14(C)、図14(D)の位置それぞれで筋電位を計測し、計測した筋電位のRMS値を0.01s毎(100個のデータ毎)に求め、10〜15秒間の筋電位RMS値データの平均値をプロッ卜する。ここで、図15に示す甲と乙の位置の筋電位の差を図16の棒グラフによって示す。
次いで、計測された筋電位から周波数による解析方法について示す。図14(A)、図14(C)、図14(D)の姿勢で計測した筋電位のRMS値を0.01s毎(100個のデータ毎)に求め、10〜15秒間の筋電位RMS値データを解析に用いる。このデータのうち4096個のデータを使用し、図17に示すように、フーリエ変換によってピーク周波数のPS値(PS Value)の大きさの比較を行う。
次に、リハビリ訓練装置による評価方法について説明する。図14(B)において、訓練10回中3〜8回の速度データの平均値から指の伸展度、俊敏さを求める伸張反射時において、各サンプリングタイムの速度にサンプリングタイム9msecを乗じたものを累加することによって面積を求め、この面積を指伸展度とする。また、伸張反射ピークにおける最大速度を指俊敏さとする。
以下、計測結果について説明する。筋電位の結果と周波数による特性解析について、20代男性健常者Aの結果を以下に示す。すなわち、図14(A)の姿勢における電気刺激による筋電位の変化を図18に示す。図18において、筋電位(正)(Muscle Potential (true))は図15に示す甲の箇所の結果を示し、筋電位(外)(Muscle Potential (out))は図15に示す乙の箇所の結果を示している。
さらに、この2箇所の筋電位の差を図18の棒グラフ(Muscle potential difference)に示す。また、図19は、図15に示す甲の箇所での周波数解析の結果を示している。なお、より具体的には、図19は、1mAから13mAまでの各電流値についての周波数(Hz)とPS値(PS Value)との関係を示している。また、図20はリハビリ訓練装置におけるリハビリによる指の運動結果であり、1mAから11mAまでの各電流値についての時間と指の速度との関係を示している。また、図21及び図22はそれぞれ上記電流値ごとの指伸展度(Extensibility)、指俊敏さ(Extension agility)を示している。
計測の際、中指は11mAで他動的に動き始めた。また、図18の電位測定の結果を参照すると、11mAより筋電位の上昇があまり見られなくなっている。このような結果は、11mAが電気刺激による閥値であるということを示している。さらに、図19に示す周波数解析から、周波数が集中した5Hz付近と15Hz付近のPS値を見ると、5Hz付近のPS値の最大は7mA、15Hz付近は10mAが最大であった。また、図18に示すように、7mAでの筋電位は、筋が完全に硬直した13mAの筋電位の8割であり、10mAの筋電位は13mAの筋電位の9割である。また、7mAは筋電位の差が最も大きかった箇所でもあった。
また、図20のリハビリ訓練装置での速度データから、図21及び図22に示す結果が得られた。図21に示す指伸展度(Extensibility)は7mAの時最大であり、図22に示す指俊敏さ(Extension agility)も7mAが最大であった。よって、この7mAがリハビリ訓練に適した刺激値であるという結果が得られた。他の被験者B、C、D、Eについても同様な結果となった。その様子を表1に示す。
次に、計測姿勢が及ぼす影響について考察する。本実験では、図14(C)の筋が緩んでいる状態と図14(D)の筋が張っている状態の筋電位の違い(Muscle potential difference(mv))を比較した。健常者Aの筋が緩んでいる状態の結果を図23に示し、筋が張っている状態の結果を図24に示す。図23に示すように、筋が緩んでいる状態では、電流値15mAで筋が完全に硬直状態になった。一方、図24に示すように、筋が張っている状態では、電流値13mAで筋が完全に硬直状態となった。つまり、筋が緩んでいる状態では、筋が張っている状態に比べ大きな刺激値が必要であるということが分かった。また、電位差が最大になる箇所も緩んでいる状態は9mAであり、張っている状態は7mAであり、緩んでいる状態の方が刺激値は大きくなっていることが分かる。
刺激値が大きくなると、筋への負担も大きくなってしまう上、痛みを感じるようになり、筋疲労にもつながる。これでは、効果的な訓練を行うことができない。このことから、リハビリ訓練に適した姿勢は筋が張っている状態であることがわかる。この結果を表2に示す。表2に示すように、他の被験者B、C、D、Eについても同様な結果となったことが分かる。
次に、易収縮状態の特定を音等により簡易化する方法について説明する。実際の現場で筋電位を計測し、周波数解析をし、閥値以下のリハビリ訓練に適した電気刺激値を判断することは難しい。そこで、筋電位の差を利用して電気刺激値を求める。筋電位の差が最大の箇所がリハビリに適した電気刺激値と一致しているためである。筋電位の差をその場で表示させるための装置としてLabVIEW(National Instruments製)を使用し、データ収集のための装置としてNlUSB-6341 X SERlES DAQ(National Instruments製) を使用した。LabVIEWによる実際の筋電位の計測画面を図25に示す。
図25の画面左上部には図12に示す甲の箇所での筋電位のRMS値、右上部には図15に示す乙の箇所での筋電位のRMS値を表示している。この2つの筋電位のRMS値の差は、画面下部に水平ポインタによって表示されている。この水平ポインタが最大になった電気刺激値がリハビリに適した刺激値であるということがいえる。また、RMS値の差から正弦形を生成し、スピーカ72からの音又は発光素子71の発光により差の大きさを表すこともできる。差が大きくなると、正弦波の波長が短くなり高い音が発生し、発光素子71の発光強度が強くなるようにする。これにより、水平ポインタ及び音、光等の双方により易収縮状態の電気刺激値の判断を容易に行える。
以下、本実施例で示した実験についてまとめる。本実験では,健常者10名の右手中指の伸展筋に電気刺激(50Hz)を上昇させながら筋が硬直するまで加えた際の筋の特性を解析した。その結果、以下のような結果が得られた。
第1に、指が他動的に動き始めると、筋電位の上昇が見られなくなり、その直前の刺激値が電気刺激による筋の閥値であることが明らかになった。
第2に、周波数解析より5Hz付近のPS値の最大の刺激値が筋電位の硬直状態の筋電位の8割の電位に対する刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に対する刺激値である。
第3に、リハビリ訓練装置における指伸展度、指俊敏さの双方とも、筋が硬直状態の筋電位の8割の電位に対する刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に対する刺激値のときが最大となり、最も良い効果が得られる。
第4に、易収縮状態は電気刺激により筋が完全に収縮し硬直した状態の筋電位の8割の電位に対する刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割に対する刺激値のときであり、この状態のときに最も大きなリハビリ訓練効果が得られる。つまり、易収縮的電気刺激の適正と思われる値を特定することができたといえる。
第5に、リハビリ訓練の姿勢は筋が張っている状態のときの方が緩んでいる状態のときよりも小さい電気刺激値で行えることから、筋が張っている状態のときの方が訓練として適正であることが分かった。
第6に、リハビリに適している刺激値は2箇所の筋電位の差が最大になる個所と一致している。このため、実際の現場では筋電位の差で容易に判断することができることが分かった。
第7に、筋電位差の強弱を音で知らせるようにしたので、訓練作業者が筋電位の強弱を容易に知ることができるようになった。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、片麻痺患者の回復訓練に使用されるものである。
10 麻痺機能回復訓練装置、12 移動台、13 前腕載せ台、14 駆動軸、15 半割筒体、16 スティック、17 手首支持部、18 駆動軸、19 軸受台、21 サーボモータ、23 エンコーダ、24 制御部、26、28 支柱、30,32 検出部、31,33 刺激付与部、34 報知部、56 手首、57 クッション、58 前腕部、71 発光素子、72 スピーカ、73 配線、74、75 電極パッド、T 患者、T1、T2 部位

Claims (10)

  1. 筋電気刺激を患者に付与することにより片麻痺患者の麻痺を治療する麻痺機能回復訓練装置であって、
    患者に付与する経皮的筋電気刺激値として、筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された経皮的筋電気刺激値で筋電気刺激を患者に付与する刺激付与手段と、
    を備えることを特徴とする麻痺機能回復訓練装置。
  2. 前記検出手段は、
    筋が硬直する状態の筋電位に対する刺激値をAriとし、
    筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に対する刺激値をAstとした場合に、
    Ast/Ari+Ash/Ast=V(Vは1.5以上1.6以下)の関係式に基づいて、患者に付与する経皮的筋電気刺激値Ashを検出する、
    請求項1に記載の麻痺機能回復訓練装置。
  3. 前記検出手段は、
    患者の刺激目的筋上の1箇所とその筋以外の1箇所との計2箇所の電極による筋電位の差が最大となる経皮的筋電気刺激値を、前記患者に付与する筋電気刺激値として検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の麻痺機能回復訓練装置。
  4. 前記筋電位の差の強弱を音で操作者に知らせる報知手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の麻痺機能回復訓練装置。
  5. 前記刺激付与手段は、
    50Hzで値が変動する前記経皮的筋電気刺激を、患者に付与する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の麻痺機能回復訓練装置。
  6. 筋電気刺激を患者に付与することにより片麻痺患者の麻痺を治療する麻痺機能回復訓練方法であって、
    患者に付与する経皮的筋電気刺激値は筋が硬直する状態の筋電位の8割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値、または筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位の9割の電位に相当する経皮的筋電気刺激値を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された経皮的筋電気刺激値で筋電気刺激を患者に付与する刺激付与ステップと、
    を含むことを特徴とする麻痺機能回復訓練方法。
  7. 前記検出ステップでは、
    筋が硬直する状態の筋電位に対する刺激値をAriとし、
    筋収縮により関節の動きが始まる状態の筋電位に対する刺激値をAstとした場合に、
    Ast/Ari+Ash/Ast=V(Vは1.5以上1.6以下)の関係を満たす経皮的筋電気刺激値Ashを検出する、
    請求項6に記載の麻痺機能回復訓練方法。
  8. 前記検出ステップでは、
    前記患者に付与する筋電気刺激値は、患者の刺激目的筋上に1箇所とその筋以外の1箇所との計2箇所の電極による筋電位の差が最大となる経皮的筋電気刺激値を検出する、
    請求項6に記載の麻痺機能回復訓練方法。
  9. 前記刺激付与ステップでは、
    患者の訓練の姿勢を、患者の刺激目的筋が張っている状態として、電気刺激を付与するようにしたことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の麻痺機能回復訓練方法。
  10. 前記刺激付与ステップでは、
    前記経皮的筋電気刺激値の変動周波数を50Hzとする、
    請求項6から9のいずれか一項に記載の麻痺機能回復訓練方法。
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