JP2016111994A - 調理済み食品及びそのセパレートシート - Google Patents

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Abstract

【課題】隔てられた主具材とスープとを容易に一体化可能な調理済み食品及びそのセパレートシートを提供する。【解決手段】調理済み食品は、主具材2と副具材3とがセパレートシート5によって上下に隔てられて容器4に収容され、摂取時に主具材2と副具材3とが一体化される。また、セパレートシート5は、周縁部に形成されると共に対向配置された一対のつまみ部51a、51bを有し、当該一対のつまみ部51a、51bが互いに反対方向に引っ張られることによって、当該セパレートシート5の上に配置された主具材2又は副具材3を通過させる開口部を形成し又は複数に分離される。【選択図】図1

Description

本発明は、所定の容器に収容された調理済み食品及びそのセパレートシートに関する。
特許文献1には摂取時に丼物麺類等の具に出し汁・ソース類を加える調理済み食品が記載されている。この調理済み食品は、丼形状の固形容器1に麺11などが収容され、麺11などの上部表面が分離シート2にて被覆され、固形容器1の内縁によって分離シート2が形成する窪みに出し汁・ソース類7が注入されている。
特開平11−349060号公報
前記調理済み食品においては、分離シート2が形成する窪みに注入された出し汁・ソース類7が麺11などに加えられる際に、分離シート2が引き抜かれる必要がある。このとき、出し汁・ソース類7が分離シート2上で移動して出し汁・ソース類7が容器の外にこぼれるおそれがある。このため、分離シートの引き抜き作業が容易とはいえず、この点において改良の余地がある。
そこで、本発明は、麺類や米飯などの主具材とセパレートシートで隔てられたスープや米飯に載せられる具材などの副具材とを容易に一体化可能な調理済み食品及びそのセパレートシートを提供することを目的とする。
本発明の一側面による調理済み食品は、主具材と副具材とがセパレートシートによって上下に隔てられて容器に収容され、摂取時に前記主具材と副具材とが一体化されるものであって、前記セパレートシートは、周縁部に形成されると共に対向配置された一対のつまみ部を有し、摂取時に当該一対のつまみ部が互いに反対方向に引っ張られることによって、当該セパレートシートの上に配置された前記主具材又は副具材を通過させる開口部を形成し又は複数に分離される。
本発明の一側面によるセパレートシートは、主具材と副具材とが所定の容器に収容される調理済み食品において前記主具材と副具材とを上下に隔てるものであって、周縁部に形成されると共に対向配置された一対のつまみ部を有し、当該一対のつまみ部が互いに反対方向に引っ張られることによって当該セパレートシート上に配置された主具材又は副具材を通過させる開口部を形成し又は複数に分離される。
本発明による調理済み食品によれば、セパレートシートの一対のつまみ部が互いに反対方向に引っ張られることによりセパレートシートに開口部が形成され又は複数に分離されるので、隔てられた主具材と副具材とを容易に一体化することができる。
本発明による調理済み食品を示す斜視図である。 図1に示す調理済み食品の断面図である。 本発明によるセパレートシートの一実施形態を示す図である。 本発明によるセパレートシートの他の実施形態を示す図である。
まず、本発明の概要を図1、図2に基づいて説明する。
図1は本発明による調理済み食品1を示す斜視図であり、図2は図1に示された調理済み食品1の断面図である。この調理済み食品1は、主具材2と副具材3とが、セパレートシート5によって上下に隔てられて容器4に収容され、摂取時に主具材2と副具材3とが一体化される。図1においては主具材2がセパレートシート5の上に配置され、副具材3がセパレートシート5の下に配置されているが、上下逆の構成、すなわち主具材2がセパレートシート5の下に配置され、副具材3がセパレートシート5の上に配置されてもよい。
具体的には、主具材2はセパレートシート5の上に配置された麺類であり、副具材3はセパレートシート5の下に配置された、加熱処理によって液化される固体又は半固体状のスープであってもよいし、主具材2はセパレートシート5の上に配置された米飯であり、副具材3はセパレートシート5の下に配置された、かつ煮など米飯に載せられる具材であってもよい。
容器4は、主具材2と副具材3とを収容する容器本体部41、及び容器本体部41に取り外し可能に構成された蓋部42を備える。この容器本体部41は、例えばポリスチレン(PS)やポリプロピレン(PP)などで構成されている。また、蓋部42は、容器本体部41と同様に、例えばポリスチレンやポリプロピレンなどで構成され、容器本体部41に取り付けられた場合にも例えばコンビニエンスストアやスーパーにおける購入者が容器本体部41内部に収容された主具材又は副具材を視認可能なように、透明又は半透明となっている。
セパレートシート5は、容器4よりも大きく形成され、当該セパレートシート5上に配置された主具材2又は副具材3の重みで撓んでいる。また、セパレートシート5は、周縁部に形成されると共に対向配置された一対のつまみ部51a、51bを有し、一対のつまみ部51a、51bが互いに反対方向に引っ張られることによって副具材の上に配置された主具材又は主具材の上に配置された副具材を通過させる開口部を形成する。また、セパレートシート5は、つまみ部51がさらに引っ張られることによって複数に分離するように構成されてもよい。
なお、調理済み食品1において、容器本体部41と蓋部42との間にトレーなどを配置してそのトレーに薬味や他の具材が載せられてもよい。また、主具材2が麺類である場合にねぎなどの薬味やわかめ、山菜などの他の具材が麺類の上に載せられてもよい。
ここで、セパレートシート5の実施形態について、図3を参照して詳細に説明する。
セパレートシート5は、第1つまみ部(つまみ部)51aを有する第1シート部材55と第2つまみ部(つまみ部)51bを有する第2シート部材56とが重ね合わされた状態で一体化され、前記第1つまみ部51aと第2つまみ部51bとが互いに反対方向に引っ張られることによって第1シート部材55と第2シート部材56との間に開口部が形成されるように構成される。なお、第1シート部材55及び第2シート部材56は、例えば二軸延伸ポリプロピレン(OPP)などで構成される。
具体的には、セパレートシート5は、略円形状に形成され、略半円形状に形成された第1シート部材55と、第1シート部材55と同様に略半円形状に形成された第2シート部材56とを含む。このセパレートシート5において、第1シート部材55の底辺部55aと第2シート部材56の底辺部56aとが重なり合わされて重ね部52が形成されている。また、セパレートシート5において、重ね部52を挟む両端部には一対のつまみ部51a、51bが形成されている。換言すると、第1シート部材55及び第2シート部材56には、それぞれ底辺部55a、56aとは反対側に第1つまみ部51a、第2つまみ部51bが形成されている。
また、セパレートシート5は、一方のつまみ部から他方のつまみ部が位置する方向に延びる線Xを挟み、重ね部52かつセパレートシート5の周縁部近傍に位置する接着部53、54で第1シート部材55と第2シート部材56とが接着されることによって構成される。換言すると、セパレートシート5は、重ね部52かつセパレートシート5の周縁部近傍に位置する接着部53、及び、重ね部52において接着部53に対して線Xを基準として反対側かつセパレートシート5の周縁部に位置する接着部54で、第1シート部材55と第2シート部材56とが互いに接着されて構成される。
このようにセパレートシート5を構成することにより、一対のつまみ部51a、51bが互いに反対方向に、具体的には、第1シート部材55と第2シート部材56とが互いに反対方向かつ離れる方向に引っ張られることにより、第1シート部材55と第2シート部材56との間に開口部が形成されるようになっている。
セパレートシート5はさらに、つまみ部51a、51bが引っ張られることによって開口部を形成し、その後、つまみ部51a、51bがさらに引っ張られることによって複数に分離されるよう構成されてもよい。すなわち、セパレートシート5は、第1シート部材55と第2シート部材56とが分離可能に接着され、開口が形成された状態から一対のつまみ部51a、51bが互いに反対方向にさらに引っ張られると第1シート部材55と第2シート部材56とが分離するように構成されてもよい。このように構成された場合において、開口部は当該セパレートシート5上に載せられた主具材又は副具材の一部を通過させて、当該セパレートシート5は、二つに分離されることにより主具材と副具材とを一体化させるように構成されてもよい。また、セパレートシート5は接着部53、54ではなく重ね部52における任意の場所で第1シート部材55と第2シート部材56とが分離可能に接着され、つまみ部51a、51bがある一定以上の力で引っ張られることによって第1シート部材55と第2シート部材56とが分離して互いに離れるように構成されてもよい。
本実施形態において、つまみ部51aは第1シート部材55と、つまみ部51bは第2シート部材56と一体的に形成されているが、他の部材で形成され第1シート部材55、第2シート部材56に取り付けられてもよい。また、つまみ部は一方の端側にのみ形成されてもよい。この場合には、例えば、つまみ部が形成された一端と反対の端側が固定され、つまみ部が引っ張られることによって主具材又は副具材を通過させる開口部が形成される。本実施形態においては、セパレートシート5においてつまみ部が形成されているが、つまみ部を形成しなくても少なくとも指でつまめる部位があればよい。
ここで、調理済み食品1において、主具材2がセパレートシート5の上に配置された麺類であり、副具材3がセパレートシート5の下に配置された、加熱処理によって液化される固体又は半固体状のスープである場合について説明する。
調理済み食品1の摂取者は、摂取時に前記調理済み食品1を例えば容器本体部41に蓋部42が取り付けられたままで電子レンジなどにより加熱処理する。これにより、調理済み食品1の固体又は半固体状のスープが液化する。
次に、摂取者は、蓋部42を容器本体部41から取り外し、麺類と液化したスープとを一体化するべく、セパレートシート5の両端に形成された一対のつまみ部51a、51bを互いに反対方向に引っ張る。これにより、セパレートシート5において、第1シート部材55と第2シート部材56とは接着部53、54で接着された状態のまま、互いに重なった部分の面積が次第に減少し、さらには第1シート部材55の端部55bと第2シート部材56の端部56bとが離れ第1シート部材55と第2シート部材56との間に開口部が形成される。このとき、セパレートシート5上には麺類が載置されているので、この麺類にかかる重力によってセパレートシート5に力が作用して、これによっても開口部が形成又は広げられる。そして、セパレートシート5上の麺類が重力による作用で下に引っ張られて開口部を通過し、セパレートシート5より下側に位置する液化したスープと一体化する。
その後、摂取者はセパレートシート5を調理済み食品1から除去し、これにより調理済み食品1は完成し摂取できる状態となる。
このように、調理済み食品1、そのセパレートシート5によれば、摂取者は、一対のつまみ部51a、51bを互いに反対方向に引っ張ることによりセパレートシート5に開口部を形成し、セパレートシート5上に配置された麺類を、形成された開口部を通過させてセパレートシート5の下のスープ側に移動させることによって、麺類とスープとを容易に一体化することができる。また、スープがセパレートシート5より下に位置しているので、摂取者が麺類とスープとを一体化する際にスープのこぼれが抑制される。
なお、第1シート部材55と第2シート部材56とが分離可能に構成される場合には、摂取者は一対のつまみ部51a、51bを互いに反対方向に引っ張ることによって開口部が形成された後に、一対のつまみ部51a、51bをさらに引っ張ることにより、セパレートシート5を2つに分離して、調理済み食品1からセパレートシート5を容易に除去することができる。
また、例えば、摂取者が形成された開口部から麺類の一部を通過させて、その後セパレートシート5を分離させてセパレートシート5上の残りの麺類がスープと一体化させると、麺類とスープとを段階的に一体化することができ、麺類の急な落下によるスープの飛び跳ねを防止することができる。
また、調理済み食品1において、主具材2がセパレートシート5の下に配置された米飯であり、副具材3はセパレートシート5の上に配置された、米飯に載せられる具材である場合にも、摂取者は上記同様にして調理済み食品1を完成させ摂取できる状態とすることができるが、このような場合の調理済み食品1は加熱処理されてもされなくてもよい。
次に、セパレートシートの他の実施形態について図4を参照して説明する。
セパレートシート6は、上記のセパレートシート5と同様に、第1つまみ部61aを有する第1シート部材65と第2つまみ部61bとを有する第2シート部材66とが部分的に重ね合わされた状態で一体化され、第1つまみ部61aと第2つまみ部61bとが互いに反対方向に引っ張られることによって第1シート部材65と第2シート部材66との間に開口部が開口されるように構成される。ただし、セパレートシート6は、例えば副具材である半固体又は固体状のスープが加熱処理によって液化した際に当該スープが麺類側に染み出すことを防止する染み出し防止シート67を含んでおり、この点がセパレートシート5とは異なる。この染み出し防止シート67は、その一端67aが第1シート部材65に当該第1シート部材65と第2シート部材66とが重なり合う重ね部62以外の部分で固定され、他端67bが少なくとも重ね部62における第2シート部材66の先端66bを越えるように延びている、換言すると、他端67bが少なくとも重ね部67と交差するように延びている。また好ましくは、染み出し防止シート67は重ね部62の全てを覆うように構成される。また、この染み出し防止シート67は、セパレートシート6が加熱処理前の調理済み食品1に置かれているときにおいて固体又は半固体状のスープ側に配置されている。なお、第1シート部材65及び第2シート部材66は、例えば二軸延伸ポリプロピレンなどで構成されている。そして、染み出し防止シート67は、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)などで構成されている。
より具体的には、セパレートシート6は、略正方形又は長方形において一方側の2つの隅を切り取った六角形状に形成された第1シート部材65と、第1シート部材65と同様に六角形状に形成された第2シート部材66とを含み、略正方形又は長方形の4つの隅を切り取った八角形状に形成される。このセパレートシート6において、第1シート部材65の底辺部65aと第2シート部材66の底辺部66aとが重ね合わせられて重ね部62が形成されている。また、セパレートシート6において、重ね部62を挟む両端部に一対のつまみ部61a、61bが形成されている。換言すると、第1シート部材65及び第2シート部材66には、それぞれ底辺部65a、66aとは反対側に第1つまみ部61a、第2つまみ部61bが形成されている。
セパレートシート6は、一方のつまみ部から他方のつまみ部が位置する方向に延びる線Yを挟み、重ね部62かつ周縁部近傍に位置する接着部63、64で、第1シート部材65と第2シート部材66とが互いに接着されている。換言すると、重ね部62かつセパレートシート6の周縁部近傍に位置する接着部63、及び、重ね部62において接着部63に対して線Yを基準として反対側かつセパレートシート6の周縁部近傍に位置する接着部64で、第1シート部材65と第2シート部材66とが互いに接着されている。
セパレートシート6においては、第1シート部材65における底辺部65aとは反対側の端部及び第2シート部材66における底辺部66aとは反対側の端部がそれぞれつまみ部61a、61bを形成している。ここで、セパレートシート6は、つまみ部が第1シート部材65、第2シート部材66と一体的に形成されてもよいし、他の部材で形成され第1シート部材65、第2シート部材66に取り付けられてもよい。また、シート部材6においてつまみ部が一方の端側にのみ形成されてもよい。
染み出し防止シート67は、重ね部62における第2シート部材66を第1シート部材65と当該染み出し防止シート67とで挟むように配置されて第1シート部材65に接着される。また、染み出し防止シート67は、重ね部62よりも大きく形成され、端部67aが第1シート部材65の接着部65cと第1シート部材65の全幅にわたって接着される一方、端部67aと反対側の端部67bは第2シート部材66とは接着されずに、重ね部62を覆うように配置される。そして、染み出し防止シート67は、軟質な、換言すると、撓みやすく変形可能な材料で構成され、容器本体部41に収容されると共に主具材が載置されることによって変形した第1シート部材65及び第2シート部材66の形状に合わせて第1シート部材65及び第2シート部材66における当該染み出し防止シート67と隣接する部分と密接するようになっている。本実施形態においては、染み出し防止シート67は第1シート部材65及び第2シート部材66との密接を容易とするように第1シート部材65及び第2シート部材66よりも軟質な材料で構成される。
このような構成により染み出し防止シート67が第1シート部材65及び第2シート部材66と密接するので、副具材3が例えば調味液など水分を含んでいるものである場合に主具材2にその副具材3の調味液が染み出すことを防止できる。また、特に、例えば主具材2が麺類であり、副具材3が固体又は半固体状のスープである場合において、調理済み食品1が加熱処理されて固体又は半固体状のスープが液化したときに、液化したスープが第1シート部材65と第2シート部材66との間から麺類に向けて染み出すことを防止できる。そして、染み出し防止シート67と第2シート部材66との隙間に液化したスープがわずかに入り込み、そのスープによる表面張力の作用によっても染み出し防止シート67と第2シート部材66とが密着し、液化したスープが第1シート部材65と第2シート部材66との間から麺類に向けて染み出すことを防止できる。
なお、セパレートシート6は、セパレートシート5と同様に、つまみ部61a、61bが引っ張られることによって開口部を形成し、その後、つまみ部61a、61bがさらに引っ張られることによって複数に分離されるよう構成されてもよい。その上で開口部が主具材又は副具材の一部を通過させるように構成されてもよい。また、セパレートシート6は、セパレートシート5と同様に、重ね部62における任意の場所で第1シート部材65と第2シート部材66とが分離可能に接着されてもよい。
また、セパレートシート6において、上記のように、染み出し防止シート67はセパレートシート6が加熱処理前の調理済み食品1に置かれているときにおいて副具材3側に配置されているが、これに代えて主具材2側に配置してもよい。
ここで、調理済み食品1において、主具材2がセパレートシート6の上に配置された麺類であり、副具材3がセパレートシート6の下に配置された、加熱処理によって液化される固体又は半固体状のスープである場合について説明する。
調理済み食品1の摂取者は、摂取時に調理済み食品1を、例えば容器本体部41に蓋部42が取り付けられたままで電子レンジなどにより加熱処理する。これにより、調理済み食品1の固体又は半固体状のスープが液化する。
このとき、調理済み食品1において麺類がセパレートシート6を介して液化したスープの上に配置されているが、セパレートシート6の染み出し防止シート67が第1シート部材65及び第2シート部材66に密接しているので、液化されたスープが第1シート部材65と第2シート部材66との間から麺類に向けて染み出すことを防止できる。このため、例えば、麺類が液化したスープに接触して変色することが抑制される。
次に、摂取者は、蓋部42を容器本体部41から取り外し、麺類と液化したスープとを一体化するべく、セパレートシート5の場合と同様に、セパレートシート6の両端に形成された一対のつまみ部61a、61bを互いに反対方向に引っ張る。これにより、セパレートシート6において、第1シート部材65と第2シート部材66との間に開口部が形成される。そして、セパレートシート6上の麺類は、重力による作用で下に引っ張られて形成された開口部を通過し、セパレートシート6より下側に位置する液化したスープと一体化する。
その後、摂取者はセパレートシート6を調理済み食品1から除去し、これにより、調理済み食品1は完成し摂取できる状態となる。
このように、調理済み食品1、セパレートシート6によれば、摂取者は、一対のつまみ部61a、61bを互いに反対方向に引っ張ることによりセパレートシート6に開口部を形成し、セパレートシート6上に配置された麺類を、形成された開口部を通過させてセパレートシート6の下のスープ側に移動させることによって、麺類とスープとを容易に一体化することができる。また、スープがセパレートシート6より下に位置しているので、摂取者が麺類とスープとを一体化する際にスープのこぼれが抑制される。
なお、第1シート部材65と第2シート部材66とが分離可能に構成される場合には、セパレートシート5の場合と同様に、摂取者は、セパレートシート6を2つに分離して、調理済み食品1からセパレートシート6を容易に除去することや、麺類とスープとを段階的に一体化させて麺類の急な落下によるスープの飛び跳ねを防止することができる。
また、調理済み食品1において麺類と固体又は半固体状のスープとが上下逆に配置されるように構成された場合にも、染み出し防止シート67によりセパレートシート6上の液化したスープがセパレートシート6の下側に位置する主具材側に染み出すことが防止されて、麺類と液化したスープを一体化する前に麺類が液化したスープに接触して変色することが抑制される。
なお、主具材2がセパレートシート6の下に配置された米飯であり、副具材3はセパレートシート6の上に配置された、米飯に載せられる具材である場合にも、摂取者は上記同様にして調理済み食品1を完成させ摂取できる状態とすることができるが、このような場合の調理済み食品1は加熱処理されてもされなくてもよい。
本実施形態において、セパレートシートは略円形状や八角形状に形成されているが、例えば四角形などの角形状に形成されてもよいし、楕円形状や楕円形状の両端を切り取った形状などの他の形状に形成されてもよい。また、セパレートシートは本実施形態に限られず複数に分離される構成であってもよい。
本実施形態においては調理済み食品を電子レンジ等により加熱処理した場合について説明したが、容器本体部をアルミニウム合金などで構成してコンロなどで火にかけることにより加熱処理を行ってもよい。
本実施形態に係るセパレートシートにおいては、第1シート部材と第2シート部材と、第1シート部材と染み出し防止シートと、は互いに接着されているが、例えば接着剤を用いて接着されても、溶着又は融着によって接着されてもよい。
実施形態においては、主具材が麺類や米飯であり、副具材が固形又は半固形状のスープや米飯に載せられる具材である場合について説明したが、例えば、主具材がパンであり、副具材がソーセージなどのパンに載せられる具材である場合にも本発明を適用することができる。
1…調理済み食品、2…主具材、3…副具材、5…セパレートシート、51a…つまみ部(第1つまみ部)、51b…つまみ部(第2つまみ部)

Claims (8)

  1. 主具材と副具材とがセパレートシートによって上下に隔てられて容器に収容され、摂取時に前記主具材と副具材とが一体化される調理済み食品であって、
    前記セパレートシートは、周縁部に形成されると共に対向配置された一対のつまみ部を有し、摂取時に当該一対のつまみ部が互いに反対方向に引っ張られることによって、当該セパレートシートの上に配置された前記主具材又は副具材を通過させる開口部を形成し又は複数に分離される、調理済み食品。
  2. 前記セパレートシートは、前記つまみ部が引っ張られることによって前記開口部を形成し、その後、前記つまみ部がさらに引っ張られることによって複数に分離される、請求項1に記載の調理済み食品。
  3. 前記セパレートシートは、第1つまみ部を有する第1シート部材と第2つまみ部を有する第2シート部材とが重ね合わされた状態で一体化され、前記第1つまみ部と第2つまみ部とが反対方向に引っ張られることによって前記第1シート部材と第2シート部材との間に前記開口部が形成される、請求項1又は2に記載の調理済み食品。
  4. 前記主具材は前記セパレートシートの下に配置された米飯であり、前記副具材は前記セパレートシートの上に配置された、米飯に載せられる具材である、請求項3に記載の調理済み食品。
  5. 前記主具材は前記セパレートシートの上に配置された麺類であり、前記副具材は前記セパレートシートの下に配置された、加熱処理によって液化される固体又は半固体状のスープである、請求項3に記載の調理済み食品。
  6. 前記セパレートシートは、前記第1シート部材及び第2シート部材よりも軟質な材料で形成されて液化された前記スープが前記麺類側に染み出すことを防止する染み出し防止シートを含む、請求項5に記載の調理済み食品。
  7. 前記染み出し防止シートは、一端が前記第1シート部材に当該第1シート部材と前記第2シート部材とが重ね合わされた重ね部以外の部分で固定され、他端が少なくとも前記重ね部における第2シート部材の先端を越えるように延びている、請求項6に記載の調理済み食品。
  8. 主具材と副具材とが所定の容器に収容される調理済み食品において前記主具材と副具材とを上下に隔てるセパレートシートであって、
    周縁部に形成されると共に対向配置された一対のつまみ部を有し、当該一対のつまみ部が互いに反対方向に引っ張られることによって、当該セパレートシート上に配置された主具材又は副具材を通過させる開口部を形成し又は複数に分離されるセパレートシート。
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