JP2016110279A - 燃費情報提供システム、情報処理装置及び燃費情報提供方法 - Google Patents

燃費情報提供システム、情報処理装置及び燃費情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車種毎の実際の燃費情報を提供することができる燃費情報提供システム、情報処理装置及び燃費情報提供方法を提供する。【解決手段】情報処理装置は、複数の車両それぞれが、給油の都度取得した給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報並びに複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報を収集する収集部と、収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、受付部で要求を受け付けた場合、生成部で生成した車種毎の燃費情報を情報出力装置へ送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の燃費情報を燃費情報提供システム、該燃費情報提供システムを構成する情報処理装置及び燃費情報提供方法に関する。
ユーザ(例えば、車両を使用する者、車両を新たに購入しようとする者、車両の製造者、販売者、公共団体などの車両の性能評価又はエコ評価などを行う評価者など)にとって、車両の燃費がどの程度であるのかということは重大な関心事である。また、ユーザは、車両の燃費を継続的に記録しておいて、車両の状態を把握したという要求もある。
そこで、給油の際に給油量を入力するだけでガソリンスタンドの名称、給油日時、燃費などを自動的に記憶し、所望に応じて表示装置に表示させることができるカーナビゲーション装置が開示されている(特許文献1参照)。
特許第4239774号公報
しかし、特許文献1の装置にあっては、自動車所有者又は乗員が操作手段から給油量を入力する必要があり、煩雑であった。また、特許文献1の装置は、自動車所有者又は乗員が既に使用している自車両の燃費が分かるだけである。
ユーザにとっては、様々な車種(車種名、型式などを含む)の性能を評価する場合、車両の製造メーカが公表している燃費を把握することはできるものの、実際の燃費(実燃費とも称する)が分からない場合が多く、ユーザにとっては利便性の向上が望まれる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車種毎の実際の燃費情報を提供することができる燃費情報提供システム、該燃費情報提供システムを構成する情報処理装置及び燃費情報提供方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備え、車両の燃費情報を提供する燃費情報提供システムであって、前記複数の車両は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得する取得部を備え、車種を特定する特定情報及び前記取得部で取得した給油情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した特定情報及び給油情報を収集する収集部と、該収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、該受付部で要求を受け付けた場合、前記生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてあり、前記情報出力装置は、前記情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信するようにしてあり、受信した車種毎の燃費情報を出力する出力部を備える。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備え、車両の燃費情報を提供する燃費情報提供システムであって、前記複数の車両は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得する取得部と、該取得部で取得した給油情報に基づいて燃費情報を生成する生成部と、車種を特定する特定情報及び前記生成部で生成した燃費情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した特定情報及び燃費情報を収集する収集部と、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、該受付部で要求を受け付けた場合、前記収集部で収集した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてあり、前記情報出力装置は、前記情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信するようにしてあり、受信した車種毎の燃費情報を出力する出力部を備える。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、通信部を有する複数の車両及び情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行い、車両の燃費情報を提供する情報処理装置であって、前記複数の車両それぞれが、給油の都度取得した給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報並びに前記複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報を収集する収集部と、該収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、前記受付部で要求を受け付けた場合、前記生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供方法は、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備える燃費情報提供システムによる燃費情報提供方法であって、前記複数の車両それぞれの給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得部が取得するステップと、前記複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報及び取得された給油情報を収集部が収集するステップと、収集された特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成部が生成するステップと、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受付部が受け付けるステップと、前記要求を受け付けた場合、生成された車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信部が送信するステップと、送信された車種毎の燃費情報を前記情報出力装置の出力部が出力するステップとを含む。
本発明によれば、車種毎の実際の燃費情報を提供することができる。
本実施の形態の燃費情報提供システムの構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態の車両の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の携帯端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の車両が取得する情報の一例を示す説明図である。 本実施の形態の管理サーバが収集する情報の一例を示す説明図である。 給油地点毎の累積給油回数の一例を示す説明図である。 給油時点から車両の使用期間を特定する方法の一例を示す説明図である。 本実施の形態の管理サーバが収集する情報の他の例を示す説明図である。 本実施の形態の管理サーバが収集する情報の他の例を示す説明図である。 本実施の形態の携帯端末装置が表示する燃費情報の第1例を示す模式図である。 本実施の形態の携帯端末装置が表示する燃費情報の第2例を示す模式図である。 本実施の形態の携帯端末装置が表示する燃費情報の第3例を示す模式図である。
[本願発明の実施形態の説明]
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備え、車両の燃費情報を提供する燃費情報提供システムであって、前記複数の車両は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得する取得部を備え、車種を特定する特定情報及び前記取得部で取得した給油情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した特定情報及び給油情報を収集する収集部と、該収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、該受付部で要求を受け付けた場合、前記生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてあり、前記情報出力装置は、前記情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信するようにしてあり、受信した車種毎の燃費情報を出力する出力部を備える。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、通信部を有する複数の車両及び情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行い、車両の燃費情報を提供する情報処理装置であって、前記複数の車両それぞれが、給油の都度取得した給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報並びに前記複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報を収集する収集部と、該収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、前記受付部で要求を受け付けた場合、前記生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供方法は、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備える燃費情報提供システムによる燃費情報提供方法であって、前記複数の車両それぞれの給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得部が取得するステップと、前記複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報及び取得された給油情報を収集部が収集するステップと、収集された特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成部が生成するステップと、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受付部が受け付けるステップと、前記要求を受け付けた場合、生成された車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信部が送信するステップと、送信された車種毎の燃費情報を前記情報出力装置の出力部が出力するステップとを含む。
燃費情報提供システムは、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、複数の車両及び情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備える。複数の車両は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得部が取得し、車種を特定する特定情報及び取得部で取得した給油情報を情報処理装置へ送信する。特定情報は、車種(車種名、排気量、型式などを含む)を特定する情報であればよく、例えば、登録番号(ナンバープレート)、車台番号(車体番号)などを含む。また、給油情報には、給油前の燃料の残量、及び給油後の残量を含めることもできる。
情報処理装置は、複数の車両が送信した特定情報及び給油情報を収集部が収集し、収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成部が生成する。情報処理装置は、情報出力装置から燃費情報の要求を受付部が受け付ける。生成部は、特定情報により特定される車種毎に、給油の際に得られた給油情報に基づいて実際の燃費情報を生成する。例えば、実際の燃費は、燃費=(今回給油時走行距離-前回給油時走行距離)/{前回給油後残量-(今回給油後残量-今回給油量)}なる式で求めることができる。
情報処理装置は、受付部で要求を受け付けた場合、生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信する。情報出力装置は、情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信し、受信した車種毎の燃費情報を出力部が出力する。燃費情報の出力は、文字又は図表などを表示する態様でもよく、音声で出力する態様でもよい。これにより、ユーザは、情報出力装置から燃費情報の要求を送信するだけで、車種毎の実際の燃費情報を得ることができ、ユーザの利便性が向上する。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、前記複数の車両は、給油の都度、給油地点情報を前記取得部で取得するようにしてあり、取得した給油地点情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した給油地点情報を車種毎に前記収集部で収集するようにしてあり、予め画定された地域に含まれる給油地点情報に基づいて、地域別に車種毎の燃費情報を前記生成部で生成するようにしてあり、前記地域別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある。
複数の車両は、給油の都度、給油地点情報を取得部で取得し、取得した給油地点情報を情報処理装置へ送信する。給油地点情報は、例えば、ガソリンスタンドの位置情報とすることができるが、給油中の自車の位置情報を用いることもできる。情報処理装置は、複数の車両が送信した給油地点情報を車種毎に収集部で収集する。情報処理装置は、予め画定された地域に含まれる給油地点情報に基づいて、地域別に車種毎の燃費情報を生成部で生成し、生成した地域別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信する。予め画定された地域は、例えば、県、府、市、区などの行政区画でもよく、あるいは都市部、市街地、山間部など地形的な違いにより区分けされた地域などでもよい。これにより、車種毎の実際の燃費情報が、さらに地域別に区分けした態様で提供されるので、ユーザが地域別に、さらに詳しい実際の燃費を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、前記情報出力装置は、自身の位置情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記情報出力装置が送信した位置情報が含まれる地域での車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある。
情報出力装置は、自身の位置情報を情報処理装置へ送信する。情報処理装置は、情報出力装置が送信した位置情報が含まれる地域での車種毎の燃費情報を情報出力装置へ送信する。これにより、ユーザは、情報出力装置から燃費情報の要求を送信するだけで、所望の地域で車両を走行させた場合の車種毎の実際の燃費情報を得ることができ、所望の地域で車両を走行させた場合の実際の燃費が分かるので、ユーザの利便性が向上する。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、前記複数の車両は、給油の都度、初回給油時点を含む給油時点情報を前記取得部で取得するようにしてあり、取得した給油時点情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した給油時点情報を車種毎に前記収集部で収集するようにしてあり、収集した車種毎の給油時点情報に基づいて、車両の使用期間別に車種毎の燃費情報を前記生成部で生成するようにしてあり、前記使用期間別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある。
複数の車両は、給油の都度、初回給油時点を含む給油時点情報を取得部で取得し、取得した給油時点情報を情報処理装置へ送信する。初回給油時点は、例えば、車両の使用を開始して最初に給油した際の時点とすることができる。給油時点情報は、例えば、給油時の日時(年月日)などを含めることができる。情報処理装置は、複数の車両が送信した給油時点情報を車種毎に収集部で収集する。
情報処理装置は、収集した車種毎の給油時点情報に基づいて、車両の使用期間別に車種毎の燃費情報を生成部で生成し、生成した使用期間別の車種毎の燃費情報を情報出力装置へ送信する。車両の使用期間は、例えば、車両の使用開始から、1年毎、半年毎などの期間とすることができる。使用期間を1年毎とすると、任意の給油時点と初回給油時点との時間差が、何年目の区分に入るかで車両の使用期間を特定することができる。これにより、車種毎の実際の燃費情報が、さらに車両の使用期間に応じて、どのように変化するのかが分かるので、ユーザが車両の使用期間別に、さらに詳しい実際の燃費を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、前記複数の車両は、給油の都度、走行パターンに係る情報を前記取得部で取得するようにしてあり、取得した走行パターンに係る情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した走行パターンに係る情報を車種毎に前記収集部で収集するようにしてあり、収集した車種毎の走行軌跡に係る情報に基づいて、車両の走行パターン別に車種毎の燃費情報を前記生成部で生成するようにしてあり、前記走行パターン別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある。
複数の車両は、給油の都度、走行パターンに係る情報を取得部で取得し、取得した走行パターンに係る情報を情報処理装置へ送信する。走行パターンに係る情報は、例えば、車両の走行位置(車両の通過位置)の情報、走行距離、走行位置間又は給油地点間の道路の平均勾配(例えば、上り坂の勾配の平均値)などの情報を含む。情報処理装置は、複数の車両が送信した走行パターンに係る情報を車種毎に収集部で収集する。
情報処理装置は、収集した車種毎の走行軌跡に係る情報に基づいて、走行パターン別に車種毎の燃費情報を生成部で生成し、生成した走行パターン別の車種毎の燃費情報を情報出力装置へ送信する。車種毎の燃費情報は、走行パターン別に実際の燃費情報を生成する。これにより、車種毎の実際の燃費情報が、さらに車両の走行パターン、すなわち、車両の走行距離別に、あるいは車両が走行した道路の平均勾配別に、どのように変化するのかが分かるので、さらに詳しい実際の燃費を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る燃費情報提供システムは、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備え、車両の燃費情報を提供する燃費情報提供システムであって、前記複数の車両は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得する取得部と、該取得部で取得した給油情報に基づいて燃費情報を生成する生成部と、車種を特定する特定情報及び前記生成部で生成した燃費情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記複数の車両が送信した特定情報及び燃費情報を収集する収集部と、前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部とを備え、該受付部で要求を受け付けた場合、前記収集部で収集した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてあり、前記情報出力装置は、前記情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信するようにしてあり、受信した車種毎の燃費情報を出力する出力部を備える。
燃費情報提供システムは、通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、複数の車両及び情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備える。複数の車両は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得部が取得し、取得した給油情報に基づいて燃費情報を生成部が生成する。給油情報には、給油前の燃料の残量、及び給油後の残量を含めることもできる。生成部は、給油の際に得られた給油情報に基づいて実際の燃費情報を生成する。例えば、実際の燃費は、燃費=(今回給油時走行距離-前回給油時走行距離)/{前回給油後残量-(今回給油後残量-今回給油量)}なる式で求めることができる。
複数の車両それぞれは、車種を特定する特定情報及び生成部で生成した燃費情報を情報処理装置へ送信する。情報処理装置は、複数の車両が送信した特定情報及び燃費情報を収集部が収集する。情報処理装置は、情報出力装置から燃費情報の要求を受付部が受け付ける。特定情報は、車種(車種名、排気量、型式などを含む)を特定する情報であればよく、例えば、登録番号(ナンバープレート)、車台番号(車体番号)などを含む。情報処理装置は、特定情報により特定される車種毎に、燃費情報を収集する。
情報処理装置は、受付部で要求を受け付けた場合、収集部で収集した車種毎の燃費情報を情報出力装置へ送信する。情報出力装置は、情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信し、受信した車種毎の燃費情報を出力部が出力する。燃費情報の出力は、文字又は図表などを表示する態様でもよく、音声で出力する態様でもよい。これにより、ユーザは、情報出力装置から燃費情報の要求を送信するだけで、車種毎の実際の燃費情報を得ることができ、ユーザの利便性が向上する。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の燃費情報提供システム100の構成の一例を示す模式図である。燃費情報提供システム100は、複数の車両10、情報出力装置としての携帯端末装置30、複数の車両10及び携帯端末装置30との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置としての管理サーバ20などを備える。携帯端末装置30は、例えば、ユーザ(例えば、車両を使用する者、車両を新たに購入しようとする者、車両の製造者、販売者、公共団体などの車両の性能評価又はエコ評価などを行う評価者など)が携帯することができる、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどである。なお、携帯端末装置30は、必ずしも携帯することができることが必須ではなく、例えば、机上で使用するようなパーソナルコンピュータなどを含めてもよい。管理サーバ20は、LANなどのインターネット又は電話回線などと通信ネットワーク1を介して、複数の車両10及び携帯端末装置30との間で情報を送受信することができる。
図2は本実施の形態の車両10の構成の一例を示すブロック図である。車両10は、制御部11、給油判定部12、燃料タンク計13、走行距離計14、記憶部15、位置情報取得部16、計時部17、通信部18などを備える。制御部11は、図2に例示した各部を制御する。
給油判定部12は、給油が行われたか否かを判定し、判定結果を制御部11へ出力する。給油判定は、例えば、燃料タンク計13が示す燃料タンク内の燃料が増加したか否かで判定してもよく、燃料タンクのキャップが操作されたか否かで判定してもよい。
燃料タンク計13は、制御部11の制御の下、燃料タンク内の燃料の残量を計測して計測結果を制御部11へ出力する。燃料タンク計13は、取得部としての機能を有し、制御部11の制御の下、給油の都度、給油量を含む給油情報を取得する。また、給油情報には、給油前の燃料の残量、及び給油後の残量を含めることもできる。
走行距離計14は、制御部11の制御の下、車両10の走行距離を制御部11へ出力する。走行距離計14は、取得部としての機能を有し、制御部11の制御の下、給油の都度、車両10の走行距離を取得する。
記憶部15は、車両10の車種を特定する特定情報を記憶する。特定情報は、車種(車種名、排気量、型式などを含む)を特定する情報であればよく、例えば、登録番号(ナンバープレート)、車台番号(車体番号)などを含む。なお、車種名は、車両の呼び名である。
位置情報取得部16は、例えば、GPS及び準天頂衛星システムに加えて、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)、カメラ、レーダまたはソナーなどのセンシング情報並びに車載記憶装置、インターネット通信、車車間通信または路車間通信により得た地図情報を照合し、位置決定を行うことができる。位置情報取得部16は、車両10の位置情報を取得し、取得した位置情報を制御部11へ出力する。位置情報取得部16は、取得部としての機能を有し、制御部11の制御の下、給油の都度、給油地点情報を取得する。給油地点情報は、例えば、ガソリンスタンドの位置情報とすることができるが、給油中の自車の位置情報を用いることもできる。また、位置情報取得部16は、給油の都度、あるいは任意の時点で、車両の走行パターンに係る情報を取得する。走行パターンに係る情報は、走行ルートに関する情報であり、例えば、車両の走行位置(車両の通過位置)の情報、走行距離、走行位置間又は給油地点間の道路の平均勾配(例えば、上り坂の勾配の平均値)などの情報を含む。例えば、記憶部15又は位置情報取得部16内のメモリ(不図示)に記憶した地図情報と、車両の走行位置とに基づいて、車両の走行経路での道路の平均勾配(上り坂の勾配の平均、下り坂の勾配の平均など)を取得することができる。なお、車両の走行距離については、位置情報取得部16で取得したものを使用してもよく、あるいは走行距離系14で取得したものを使用してもよい。
計時部17は、年、月、日、時、分、秒などを計時し、計時結果を制御部11へ出力する。計時部17は、取得部としての機能を有し、制御部11の制御の下、給油の都度、初回給油時点を含む給油時点情報を取得する。初回給油時点は、例えば、車両10の使用を開始して最初に給油した際の時点とすることができる。給油時点情報は、例えば、給油時の日時(年月日)などを含めることができる。
記憶部15は、給油の都度得られた、給油情報、走行距離、給油位置情報、給油時点情報、走行パターンに係る情報などを一時的に記憶することができる。一時的とは、給油後、管理サーバ20へ送信するまでの間の一時的な期間である。
通信部18は、通信ネットワーク1を介して、管理サーバ20との間で情報の送受信機能を有する。より具体的には、通信部18は、制御部11の制御の下、車両10の給油の都度、当該車両10の特定情報、走行距離、給油情報、給油地点情報、給油時点情報、走行パターンに係る情報などを管理サーバ20へ送信する。
図3は本実施の形態の管理サーバ20の構成の一例を示すブロック図である。管理サーバ20は、CPU21、通信部22、収集部23、燃費情報生成部24、記憶部25などを備える。CPU21は、図3に例示した各部の制御を行う。
通信部22は、通信ネットワーク1を介して、複数の車両10、携帯端末装置30との間で情報の送受信機能を有する。より具体的には、通信部22は、CPU21の制御の下、複数の車両10それぞれが送信した車両10の特定情報、走行距離、給油情報、給油地点情報、給油時点情報、走行パターンに係る情報などを受信し、受信した情報を収集部23へ出力する。
また、通信部22は、携帯端末装置30から燃費情報の要求を受け付ける受付部としての機能を有する。
記憶部25は、車両10の特定情報と車種とを関連付けた関連情報を記憶してある。すなわち、例えば、CPU21は、特定情報を用いて記憶部25を検索することにより、特定情報で特定される車両の車種を特定することができる。
また、記憶部25は、予め画定された地域に係る情報を記憶する。予め画定された地域は、例えば、県、府、市、区などの行政区画でもよく、あるいは都市部、市街地、山間部など地形的な違いにより区分けされた地域などでもよい。
収集部23は、通信部22を介して得られた、特定情報、走行距離、給油情報、給油地点情報、給油時点情報、走行パターンに係る情報に基づいて、給油地点別(例えば、記憶部25に記憶した地域別)、給油時点別(例えば、給油時点での車両の使用期間別)に、及び車両の走行パターン別に、車種毎の走行距離、給油情報を纏めて収集する。
燃費情報生成部24は、生成部としての機能を有し、収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する。より具体的には、燃費情報生成部24は、特定情報により特定される車種毎に、給油の際に得られた給油情報に基づいて実際の燃費情報を生成する。例えば、実際の燃費は、燃費=(今回給油時走行距離-前回給油時走行距離)/{前回給油後残量-(今回給油後残量-今回給油量)}なる式で求めることができる。
図4は本実施の携帯端末装置30の構成の一例を示すブロック図である。携帯端末装置30は、CPU31、通信部32、操作部33、表示部34、位置情報取得部35などを備える。CPU31は、図4に例示した各部を制御する。
通信部32は、通信ネットワーク1を介して、管理サーバ20との間で情報の送受信機能を有する。より具体的には、通信部32は、燃費情報の要求、及び後述する携帯端末装置30の位置情報を管理サーバ20へ送信する。また、通信部32は、管理サーバ20が送信した車種毎の燃費情報を受信する。
操作部33は、自動車所有者又は乗員の操作を受け付ける。
表示部34は、車種毎の燃費情報を出力する出力部としての機能を有する。すなわち、表示部34は、燃費情報を、文字又は図表などの態様で表示する。なお、出力部としては、表示部34の他に音声で出力するようにしてもよい。また、表示部34をタッチパネルとして、表示部34の表面をタッチすることにより、自動車所有者又は乗員の操作を受け付けるようにしてもよい。
位置情報取得部35は、携帯端末装置30の位置情報を取得し、取得した位置情報をCPU31へ出力する。なお、位置情報取得部35は、位置情報取得部16と同様の機能を備える。
次に、本実施の形態の燃費情報提供システム100の動作について説明する。図5は本実施の形態の車両10が取得する情報の一例を示す説明図である。図5に示すように、車両10が取得する情報には、給油回数(何回目の給油であるかを示す番号)、給油量、給油日時(給油時点情報)、給油位置(給油地点情報)、走行距離、走行パターン(走行位置、走行距離、平均勾配などを含む)、給油前残量(給油直前の燃料タンク内の燃料の残量)、給油後残量(給油直後の燃料タンク内の燃料の残量)などを、車両10の車種を特定する特定情報としての車体番号と関連付けて記憶部15に記憶する。なお、特定情報は、車体番号に限定されるものではなく、車種を特定することができる情報であればよい。
複数の車両10それぞれは、給油の都度、図5に例示する情報を管理サーバ20へ送信する。また、給油の都度、図5に例示する情報を一旦記憶部15に記憶し、その適宜な時点で記憶した情報を管理サーバ20へ送信してもよい。
図6は本実施の形態の管理サーバ20が収集する情報の一例を示す説明図である。管理サーバ20(燃費情報生成部24)は、特定情報により特定される車種毎に、給油の際に得られた給油情報に基づいて実際の燃費情報を生成する。例えば、実際の燃費(実燃費)は、燃費=(今回給油時走行距離-前回給油時走行距離)/{前回給油後残量-(今回給油後残量-今回給油量)}なる式で求めることができる。
図6は、車種毎に、給油回数(何回目の給油かを示す番号)、実燃費(実際の燃費)、給油位置、給油日時を纏めて収集する例を示す。なお、図6は、同じ車種の複数の車両10について纏めたものである。
図7は給油地点毎の累積給油回数の一例を示す説明図である。図7の例では、予め画定された地域として、都道府県を用いるものであり、例えば、兵庫、京都、大阪、奈良、滋賀の如く地域を区分している。管理サーバ20は、地域別に車種毎の累積給油回数を収集する。図7は、ある特定の車種に関するデータである。図7から分かるように、当該車種は、大阪地区で最も多くの車両が給油されていることから(データ数が多いから)、当該車種の車両については、大阪地区での実燃費を、他の地区の実燃費よりも正確に求めることができる傾向にある。
図8は給油時点から車両の使用期間を特定する方法の一例を示す説明図である。車両の使用期間は、例えば、車両の使用開始から、1年毎、半年毎などの期間とすることができる。図8に示すように、車両の使用期間を、1年毎の期間に分けるとする。ある車両10のN回目給油時点と初回給油時点との時間差が、1年以上2年未満である場合、車両の使用期間を2年目と特定することができる。また、図8に示すように、別のある車両10のM回目給油時点と初回給油時点との時間差が、2年以上3年未満である場合、車両の使用期間を3年目と特定することができる。
図9は本実施の形態の管理サーバ20が収集する情報の他の例を示す説明図である。図9は、車両の走行距離別に車種毎の燃費情報を収集したものである。走行距離は、例えば、10000km単位で区分することができるが、区分は10000kmに限定されるものではない。図9に示すように、同じ車種であっても、走行距離の多少に応じて実際の燃費がどのように変化するのかが分かる。また、異なる車種に対して、走行距離が異なった場合に、実際の燃費がどの程度異なってくるのかも分かる。なお、図9に示す数値例は、一例であって、これに限定されるものではない。
図10は本実施の形態の管理サーバ20が収集する情報の他の例を示す説明図である。図10は、車両が走行した道路の平均勾配別に車種毎の燃費情報を収集したものである。平均勾配は、例えば、上り坂の勾配を、2°単位で区分することができるが、区分は2°に限定されるものではない。また、実際の燃費に影響を与えるのは、主に上り坂を走行する場合なので、平均勾配は、上り坂の平均勾配とすればよいが、下り坂の平均勾配を加えることもできる。図10に示すように、同じ車種であっても、平均勾配の大小に応じて実際の燃費がどのように変化するのかが分かる。また、異なる車種に対して、平均勾配が異なった場合に、実際の燃費がどの程度異なってくるのかも分かる。なお、図10に示す数値例は、一例であって、これに限定されるものではない。
管理サーバ20は、携帯端末装置30から燃費情報の要求を受け付けた場合、燃費情報生成部24で生成した車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。携帯端末装置30は、管理サーバ20が送信した車種毎の燃費情報を受信し、受信した車種毎の燃費情報を出力する。
図11は本実施の形態の携帯端末装置30が表示する燃費情報の第1例を示す模式図である。図11の例では、車種Aの実際の燃費が22km/lと表示され、車種Bの実際の燃費が17km/lと表示され、車種Cの実際の燃費が14.5km/lと表示されている。なお、車種の数は3つに限定されるものではない。また、燃費の数値は一例であり、これに限定されるものではない。
これにより、ユーザは、携帯端末装置30から燃費情報の要求を送信するだけで、車種毎の実際の燃費情報を得ることができ、ユーザの利便性が向上する。
図12は本実施の形態の携帯端末装置30が表示する燃費情報の第2例を示す模式図である。管理サーバ20は、予め画定された地域に含まれる給油地点情報に基づいて、地域別に車種毎の燃費情報を燃費情報生成部24で生成し、生成した地域別の車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。
図12の例では、車種Aについて、大阪、京都、兵庫…の如く地域(対象エリア)別に燃費が表示され、また、車種Bについて、同様に、大阪、京都、兵庫…の如く地域(対象エリア)別に燃費が表示されている。なお、車種は2つに限定されるものではなく、また地域も図12に例示する地域に限定されるものではない。
これにより、車種毎の実際の燃費情報が、さらに地域別に区分けした態様で提供されるので、ユーザが地域別に、さらに詳しい実際の燃費を得ることができる。
また、携帯端末装置30は、燃費情報の要求を送信する際に、自身の位置情報を管理サーバ20へ送信するようにしてもよい。管理サーバ20は、携帯端末装置30が送信した位置情報が含まれる地域での車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。
これにより、ユーザは、携帯端末装置30から燃費情報の要求を送信するだけで、所望の地域で車両を走行させた場合の車種毎の実際の燃費情報を得ることができ、所望の地域で車両を走行させた場合の実際の燃費が分かるので、ユーザの利便性が向上する。
図13は本実施の形態の携帯端末装置30が表示する燃費情報の第3例を示す模式図である。管理サーバ20は、収集した車種毎の給油時点情報に基づいて、車両の使用期間別に車種毎の燃費情報を燃費情報生成部24で生成し、生成した使用期間別の車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。
図13の例では、車種Aについて、1年未満、1年以上2年未満、2年以上3年未満…の如く車両の使用年数別に燃費が表示され、また、車種Bについて、同様に、1年未満、1年以上2年未満、2年以上3年未満…の如く車両の使用年数別に燃費が表示されている。なお、車種は2つに限定されるものではなく、また使用期間も図13に例示する1年毎の期間に限定されるものではない。
これにより、車種毎の実際の燃費情報が、さらに車両の使用期間に応じて、どのように変化するのかが分かるので、ユーザが車両の使用期間別に、さらに詳しい実際の燃費を得ることができる。
また、管理サーバ20は、収集した車種毎の走行距離に基づいて、車両の走行距離別に車種毎の燃費情報を燃費情報生成部24で生成し、生成した走行距離別の車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。この場合、携帯端末装置30は、図9で例示したような、走行距離別に車種毎の実際の燃費を表示することができる。これにより、ユーザは、同じ車種であっても、走行距離の多少に応じて実際の燃費がどのように変化するのかが分かる。また、異なる車種に対して、走行距離が異なった場合に、実際の燃費がどの程度異なってくるのかも分かる。
また、管理サーバ20は、収集した車種毎の平均勾配に基づいて、車両の平均勾配別に車種毎の燃費情報を燃費情報生成部24で生成し、生成した平均勾配別の車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。この場合、携帯端末装置30は、図10で例示したような、道路の平均勾配別に車種毎の実際の燃費を表示することができる。これにより、ユーザは、同じ車種であっても、平均勾配の大小に応じて実際の燃費がどのように変化するのかが分かる。また、異なる車種に対して、平均勾配が異なった場合に、実際の燃費がどの程度異なってくるのかも分かる。
上述の実施の形態では、管理サーバ20が燃費情報を生成する構成であったが、これに限定されるものではなく、複数の車両10それぞれが燃費情報を生成し、生成した燃費情報を管理サーバ20へ送信し、管理サーバ20は、複数の車両10が送信した燃費情報を収集するようにしてもよい。
より具体的には、複数の車両10は、給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得し、取得した給油情報に基づいて燃費情報を生成部(不図示)が生成する。給油情報には、給油前の燃料の残量、及び給油後の残量を含めることもできる。生成部は、給油の際に得られた給油情報に基づいて実際の燃費情報を生成する。例えば、実際の燃費は、燃費=(今回給油時走行距離-前回給油時走行距離)/{前回給油後残量-(今回給油後残量-今回給油量)}なる式で求めることができる。
複数の車両10それぞれは、車種を特定する特定情報及び生成部で生成した燃費情報を管理サーバ20へ送信する。管理サーバ20は、複数の車両10が送信した特定情報及び燃費情報を収集部23が収集する。管理サーバ20は、携帯端末装置30から燃費情報の要求を受け付ける。管理サーバ20は、特定情報により特定される車種毎に、燃費情報を収集する。
管理サーバ20は、携帯端末装置30から燃費情報の要求を受け付けた場合、収集部23で収集した車種毎の燃費情報を携帯端末装置30へ送信する。携帯端末装置30は、管理サーバ20が送信した車種毎の燃費情報を受信し、受信した車種毎の燃費情報を出力する(例えば、図11の如く)。
これにより、ユーザは、携帯端末装置30から燃費情報の要求を送信するだけで、車種毎の実際の燃費情報を得ることができ、ユーザの利便性が向上する。
以上に開示された実施の形態及び実施例は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態及び実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての修正や変形を含むものと意図される。
10 車両
11 制御部
12 給油判定部
13 燃料タンク計
14 走行距離計
15 記憶部
16 位置情報取得部
17 計時部
18 通信部
20 管理サーバ
21 CPU
22 通信部
23 収集部
24 燃費情報生成部
25 記憶部
30 携帯端末装置
31 CPU
32 通信部
33 操作部
34 表示部
35 位置情報取得部

Claims (8)

  1. 通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備え、車両の燃費情報を提供する燃費情報提供システムであって、
    前記複数の車両は、
    給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得する取得部を備え、
    車種を特定する特定情報及び前記取得部で取得した給油情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の車両が送信した特定情報及び給油情報を収集する収集部と、
    該収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、
    前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部と
    を備え、
    該受付部で要求を受け付けた場合、前記生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報出力装置は、
    前記情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信するようにしてあり、
    受信した車種毎の燃費情報を出力する出力部を備える燃費情報提供システム。
  2. 前記複数の車両は、
    給油の都度、給油地点情報を前記取得部で取得するようにしてあり、
    取得した給油地点情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の車両が送信した給油地点情報を車種毎に前記収集部で収集するようにしてあり、
    予め画定された地域に含まれる給油地点情報に基づいて、地域別に車種毎の燃費情報を前記生成部で生成するようにしてあり、
    前記地域別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある請求項1に記載の燃費情報提供システム。
  3. 前記情報出力装置は、
    自身の位置情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記情報出力装置が送信した位置情報が含まれる地域での車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある請求項2に記載の燃費情報提供システム。
  4. 前記複数の車両は、
    給油の都度、初回給油時点を含む給油時点情報を前記取得部で取得するようにしてあり、
    取得した給油時点情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の車両が送信した給油時点情報を車種毎に前記収集部で収集するようにしてあり、
    収集した車種毎の給油時点情報に基づいて、車両の使用期間別に車種毎の燃費情報を前記生成部で生成するようにしてあり、
    前記使用期間別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃費情報提供システム。
  5. 前記複数の車両は、
    給油の都度、走行パターンに係る情報を前記取得部で取得するようにしてあり、
    取得した走行パターンに係る情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の車両が送信した走行パターンに係る情報を車種毎に前記収集部で収集するようにしてあり、
    収集した車種毎の走行軌跡に係る情報に基づいて、車両の走行パターン別に車種毎の燃費情報を前記生成部で生成するようにしてあり、
    前記走行パターン別の車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の燃費情報提供システム。
  6. 通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備え、車両の燃費情報を提供する燃費情報提供システムであって、
    前記複数の車両は、
    給油の都度、給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得する取得部と、
    該取得部で取得した給油情報に基づいて燃費情報を生成する生成部と、
    車種を特定する特定情報及び前記生成部で生成した燃費情報を前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の車両が送信した特定情報及び燃費情報を収集する収集部と、
    前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部と
    を備え、
    該受付部で要求を受け付けた場合、前記収集部で収集した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてあり、
    前記情報出力装置は、
    前記情報処理装置が送信した車種毎の燃費情報を受信するようにしてあり、
    受信した車種毎の燃費情報を出力する出力部を備える燃費情報提供システム。
  7. 通信部を有する複数の車両及び情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行い、車両の燃費情報を提供する情報処理装置であって、
    前記複数の車両それぞれが、給油の都度取得した給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報並びに前記複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報を収集する収集部と、
    該収集部で収集した特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成する生成部と、
    前記情報出力装置から燃費情報の要求を受け付ける受付部と
    を備え、
    前記受付部で要求を受け付けた場合、前記生成部で生成した車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信するようにしてある情報処理装置。
  8. 通信部を有する複数の車両と、情報出力装置と、前記複数の車両及び前記情報出力装置との間で所定の情報の送受信を行う情報処理装置とを備える燃費情報提供システムによる燃費情報提供方法であって、
    前記複数の車両それぞれの給油時の走行距離及び給油量を含む給油情報を取得部が取得するステップと、
    前記複数の車両それぞれの車種を特定する特定情報及び取得された給油情報を収集部が収集するステップと、
    収集された特定情報及び給油情報に基づいて、車種毎の燃費情報を生成部が生成するステップと、
    前記情報出力装置から燃費情報の要求を受付部が受け付けるステップと、
    前記要求を受け付けた場合、生成された車種毎の燃費情報を前記情報出力装置へ送信部が送信するステップと、
    送信された車種毎の燃費情報を前記情報出力装置の出力部が出力するステップと
    を含む燃費情報提供方法。
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